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シリアスからコメディまで。そして「ジャッカル」並みの体当たりまでやっちゃうの!?カメレオンを越える変幻自在の演者水野祐樹さんが四日市に来日したのでお会いしました!

<四日市映画祭 会場前にて水野祐樹さん近影>

 

 

いきなりですがあたくし、映画のメイキングが好きで、ちょくちょく見たりしてるのよ。
知的好奇心が抑えられないのよ!

で、動画とかで見てると、画面に映る構図だったり、光で雰囲気や感情を表現したりするスタッフの職人技に感嘆したり。脚本家のストーリー展開の巧みさに憧れたり。一つのことに向かって全員で取り組んでる姿に感動したりするわけです。
だからといって、裏方の方々だけが素晴らしいわけじゃないのよね。
それを演じる方も、凄い方ばかり。
色々な仕草の研究や特訓を経て、しかも撮影現場ではそれを涼しい顔でやってのけたりする。
メイキングではヘラヘラと笑ってたのに、カチンコが鳴るとガラッと顔つきまで変わってしまう。
そう、役者さんって方も職人なのよねー。

さる11月初旬、四日市で映画祭が行われまして。
遥々、兵庫県から舞台挨拶にいらした俳優様がいらっしゃったので、直撃してみました。

<Q1>
まず最初に、OTONAMI講読者の方々へ、自己紹介をお願いします。もしよろしければ、略歴の紹介もお願いします。

<A1>
水野祐樹です。
CM「ユニバーサルスタジオジャパン クリスマス編メイン」
映画「オードリー」勝又悠監督 宮本先生役
映画「MADGIRL〜怒りのデス・ノート」鴨田役
映画「ミズノの帰還」佃光監督 ミズノ役
映画「未来世紀アマゾネス」友松直行監督 田中役
映画「ブレインウォッシュ」越坂康史監督 西堀役>
映画「何も成し遂げず死ぬこと」山口まさかず監督 白神役
など他多数出演しました。

<映画 ミズノの帰還 より>

 

 

<Q2>
定番な質問で恐縮です。俳優に憧れたのはいつ頃でしょうか。

<A2>
高校の頃から、劇団に所属して、再現VTRなどに出演してから

<Q3>
俳優というと、自分のイメージを崩したくないからと、役柄が似かよったものに出演する印象があります。ですが、ニコラス・ケイジばりに仕事を選ばないようにお見受けしてしまうのですが、そんな風にスタンスを決めたきっかけはなんでしょうか。

<A3>
スタンスを決めた訳ではないですが、オファーいただいた作品に出演していたらたまたま(笑)
泣く泣くスケジュールの都合で参加しないこともありますが・・・。

<Q4>
今年も四日市☆映画祭に星野 零式さん製作総指揮の『鉄ドン』が戻ってきましたね。

鉄ドンでは『特攻隊長』の名誉ある役職を頂いていますが、この鉄ドンに参加したいきさつを教えてください。

<A4>
今年も四日市☆映画祭参加できて嬉しいです。
ABC鉄ドンの時に「F」公募してると聞いてFUJIYAMA撮って参加したのがきっかけです。

(補足説明:ABC鉄ドンは、AからZまでのアルファベットがタイトルに入ることがテーマとなって製作されたオムニバス映画です)

<鉄ドン舞台挨拶(左)星野零式さん(右)水野祐樹さん>

<鉄ドン舞台挨拶(左)星野零式さん(中央)佃光さん(右)水野祐樹さん>

 

 

<Q5>
鉄ドンではかなり体当たりの演技が多いですが、鉄ドンの作品を演じる時、あわせて監督をする時に心がけてることってなんでしょうか?

<A5>
鉄ドンでは面白い作品には拍手、つまらないものには「金返せ、金返せ」の怒号が飛ぶように作ってます

<映画 マイルド鉄ドン アホな子 バカな子 マヌケな子より ほら貝>

<四日市映画祭 鉄ドン前説中。鉄ドン知ってる人~と聞いてる最中です。十分知っていても、知らないフリをするのがお決まりになってきています>

 

<Q6>
いくつもの映画にドラマにとご出演されてますが、撮影風景を知らない人が聞いたらびっくりするような現場の裏話とかってありますか?

<A6>
映画「オードリー」のクライマックスの学園祭のシーンで、16歳47人エキストラさんお願いしたが、47歳が16人きました(汗)

<Q7>
「宮田バスターズ(株)」がじわりと人気が上がってますね。短編映画だったのに、長編化も計画があるとか。存じない方のために、紹介をお願いします。

<A7>
宇宙生物駆除を業務とする中小企業を描いた異色SFムービーです。

<Q8>セット丸ごと造形物という、ワクワク止まらないパワーフレーズが飛び出しておりますこの映画ですが、撮影現場ってどんな感じでしたか?

<A8>
出演シーンではないですが、電信柱も車もオフィスも造形物でワクワクでした。前作で家の屋根を実際にぶち破っており、その家に前のりして泊まりました(笑)

<Q9>
ちなみに、「宮田バスターズ(株)」は東海地方での上映遠征しますか?

<A9>
色々映画祭で上映していただいておりますが、東海地方の遠征は、未定ですねー。長編で是非行きたいですね。

<Q10>
三重県のお隣、和歌山県で紀州藩初代藩主 徳川頼宣紀の特集をやってました。その番組内で、合戦シーンに出演されてました。足軽の甲冑姿でしたが、撮影はどうでしたか?

<A10>
夏の川に実際入り撮影してたんですが、水に濡れて夏でも震えるほどでした。
撮影は楽しく無事終了しました。

<Q11>
これから、こんな役をやってみたいという希望はありますか?
また、こんな作品を作ってみたい、という夢がありましたら教えて下さい。

<A11>
お父さん役とかやりたいですね。
今、次回鉄ドンネタ構想中ですねー。

<Q12>
直近の出演作品の上映予定の告知をお願いします。

<A12>
11/29 神戸インディペンデント映画祭「ミズノの帰還」
11/30 神戸インディペンデント映画祭「宮田バスターズ(株)」

公式URL:https://www.mizunoyuki.com/

特集:人に会いにいく旅「二見浦でコーヒースタンドを営み、お洒落な介護の未来を描く夫婦」の伊勢暮らしを旅する

“もとは、自分たちが趣味でやってたんです”

海ピクニック。そんなお洒落なサービスも提供する、二見浦の小さなコーヒースタンド「marudOT(マルドット)」。理学療法士の夫と作業療法士の妻が運営し、週末や祝祭日のみ開店している。

“自分の知り合いは入れたくない。そんな入居型介護施設で働いたこともありました”

閉鎖的だと感じる介護の世界。そしてこれからの時代、さらに需要は増える。

写真提供:杉浦 徹さん

“仲間と一緒に運営しているサービス付き高齢者向け住宅で「うまい棒1200本食べ放題」もしたんですよ”

すると子どもがいっぱいやってきた、と嬉しそうに話す。

“かわいく、というか介護の世界をおしゃれにしたいんです”

既存のものごとを、カラフルに塗り替える。いま様々な地域で、そのような動きが加速化している。今回は、夫婦岩の近くで暮らす夫婦の話をお伝えしたい。

 

marudOTのOTは大文字

観光地として賑わう夫婦岩。伊勢市の二見浦にあり、その参道にmarudOTがある。

運営するのは杉浦夫妻。夫の徹(とおる)さんは愛知、妻の恵加(あやか)さんは大阪の出身で、10年程前に仕事をしていた松阪の病院で出会った。披露宴は二見で行い、住まいはmarudOTが併設している一軒家だ。連休ともなれば店の前に行列ができる。

右:杉浦 徹さん

取材中も近所に暮らす若い女性が訪れていた。看板犬「ちくわ」は客からも可愛がられている。

徹さん:最初は店をやるつもりはなくて。以前からこの家を借りて住んでたんですが、こんなに観光客が多いのに、若い人が立ち寄りたくなる店が少ないのはもったいないと思っていました。そこで大家さんに店をするために改築したいと相談したら「好きにしていいで」となり、コーヒースタンドをオープンしました。

メニューには「夫が選んだmaruブレンド」や「妻が選んだdOTブレンド」。宮本亜門さんや熊川哲也さんではないが「違いがわかる男(ダバダ〜♪)」なら確認しておきたいところだ。

徹さん:maruブレンドは比較的飲みやすく、dOTブレンドは深い香りとコクがあります。

世界のこだわり産地から仕入れる冬青(そよご)珈琲(長久手)の豆を使用。コーヒーの他に抹茶やほうじ茶のオレやフラッペなども提供。

メニューは飲み物だけでなくSEA PICNICもある。

お洒落な折りたたみ式のイス、机、バスケット、さらには雑誌や映える造花も借りることができ、歩いて数分の海へはオフロード仕様のキャリーカートで運べる。

徹さん:SEA PICNICはたのしい時間づくりのお手伝いという感覚です。閉鎖的な介護の世界にいると一般社会とのずれを感じることが多く、お店は僕にとって単純に勉強なんです。OT(Occupational Therapy)は英語で作業療法の意味です。今はサービス付き高齢者向け住宅にmarudOTのコーヒーを差し入れしているのですが、将来的にコーヒースタンドなども施設内で運営したいです。入居者がコーヒーを淹れたり、人と会話したり、お店の運営をするなどの作業を通じて日常生活に力を養うこともでき、地域の人も日常的に出入りする場になればいいな、という想いを込めて店名を「marudOT」にしました。施設は入居者からすれば家なんですから。

私事で恐縮だが両親は健康で、介護や介護施設に触れる機会はまだない。病院は治療やリハビリをする場所で、入居型介護施設は身の回りのケアをする所。どちらも病院に近いクローズなイメージを漠然と持っていた。しかし、そうか!後者は家なんだと思い、杉浦夫妻の話を聞き進めると、そこに潜む課題と未知数の可能性が見えてきた。

 

ルールやマニュアルで固める危険性

団塊の世代が75歳以上に突入し、医療費や社会保障費の急増が懸念される2025年問題。そんな世代の親を持つ一個人として、また人口減少が加速する地域に暮らす一住民として、現代の介護現場について聞いた。

杉浦 恵加さん

恵加さん:入居者の生活が成り立っているとは思えない施設もあります。

作業療法士は自立を支援するべきなのに、施設によってはサービスをしてくれる、してもらうという依存体質が出来上がっている場合があり、保険が適応されるサービス業になっていて、提供者側にも自己満足的な一面もあるという。

恵加さん:そもそもお互いどうしたかったのか。作業療法士は何のための仕事なのだろう。今は介護の現場を離れていていますが、離れたからこそ気が付いたことも多いです。

徹さん:入居者を転ばせてはいけない、食事は食べさせなければいけない。一度施設で作られてしまったルールは簡単に変わりません。

そういう体質だと介護業界は閉鎖的なままで、慢性的な人材不足も変わっては行かないと鳥羽市の委託事業者(生活支援コーディネーター)でもある徹さんはさらに続けた。

写真提供:杉浦 徹さん
写真提供:杉浦 徹さん
写真提供:杉浦 徹さん

徹さん:でも私は「できることは自分でしてもらう」と言い続けてます。マニュアル的なサービスは時に高齢者の生きる力を奪うことになります。

話を聞き、生き方や終わり方までマニュアルで制限された道しかないのならば、それは味気なく冷たい毎日になると思った。では、介護にはどのような可能性があるのだろう。

 

子どもの声がする場所

歯科医師とケアマネージャーが出資し、徹さんが役員として運営しているサービス付き高齢者向け住宅には駄菓子屋がある。

写真提供:杉浦 徹さん

徹さん:町になくなってしまった駄菓子屋を作ったことで、子どもが施設にやってきたり、入居者が店番をするなど交流が生まれています。

私も小学生くらいのときに小銭を握りしめ、駄菓子屋でお菓子を選ぶのがたのしみだった。駄菓子屋のおばちゃんの顔はいまでも覚えているし、いつもは友だちと行くのに、たまにひとりで行くと心配してくれたときもあった。今になって考えてみれば、駄菓子屋は家でも学校でもない、第三の居場所だった。子どもにとって先生や親から干渉されない空間で、勉強やら宿題を忘れられるたのしい時間だった。

徹さん:僕たちが運営している施設では、働くお母さんが子どもを連れてくると500円の手当を付けるようにしました。

人がいるのにもったいないと作ったコーヒースタンド。
だれもいない海を逆手に活用する、海ピクニック。
高齢者が暮らす介護施設に、駄菓子屋で子どもを集める。

できることから一歩ずつ始めている杉浦夫妻は、人の暮らしにたのしみを与える余白をつくり出す。その余白から新しい何かが生まれる。例えば沢山の知識をもった高齢者に、親でも教えることができない知恵を子どもに教えてもらうこと。海ピクニックで従来の観光にはなかった「映える」という新しいたのしみ方で情報が拡散され、さらに観光客が集まる可能性もある。
最後に徹さんはこんな想いを教えてくれた。

徹さん:自分は理学療法士の外れ値にいるのかも知れない。だけどそんな立ち位置だから見えていることを、介護に還元していきたい。介護をかわいくお洒落に。そうすれば介護業界に不足している人材も集まるし、地域の人も身近に感じて交流が生まれると思うんです。

介護業界に限らす、福祉や格差社会がもたらす歪みもそうだろうか。閉鎖的と感じる世界を解放し、地域や人と関わりを持つことで起こる化学反応は、人口が減っていく時代を生きる私たちにとって新しい希望となる。多様性という言葉を最近よく聞くが、そういう価値観は案外と身近なところにあるのだと知った。

マネージメントの父と呼ばれ、今年で生誕110年のピーター・ドラッカーはイノベーションについて「新しいことは常に小さなものから始まる」と残している。
現代において上記の「小さなもの」とは、うまい棒を目がけて介護施設にやってくる子どものことかも知れないし、私たちが時代遅れのマニュアルに疑問を持つということなのかも知れない。

 


 

旅の思い出

せっかく伊勢にきたのだから、最近全国メディアでも取り上げられている伊勢うどん、ではなく人気の蕎麦屋を訪ねました。

以前に別の媒体で詳しく記事で書いたことがある手打ち蕎麦「柿右衛門」へ。伊勢神宮外宮から車で約5分のところにあります。

蕎麦を打つのは、西村哲平さん。イギリスの音楽レーベルに所属していたこともあるDJでもあり、今も音楽活動を続けています。

訪れた日は北海道摩周湖産の新そばをいただきました。

つるりとしたのどごしと、繊細な風味がたのしめる二八蕎麦。

ボリュームのある天ぷらを揚げるのは父の孝雄さん。母の廣子さんらと、親子三人が中心となり店を切り盛りされていてアットホームな優しい空気が流れています。

 


 

取材協力

marudOT(まるドット)
伊勢市二見町茶屋562-1
hp https://marudot.info
fb
https://www.facebook.com/o.marudot/
in https://www.instagram.com/o.marudot/
tw https://twitter.com/hashtag/marudot

サービス付き高齢者向け住宅 すてっぷ
鳥羽市松尾町321−1
hp https://iyashino.club/homepage/
fb https://www.facebook.com/step.toba/
in https://www.instagram.com/iyashinox/

トバゴト
hp https://tobagoto.com
fb https://www.facebook.com/tobagoto.mie/
in https://www.instagram.com/tobagoto.mie/

手打ち蕎麦 柿右衛門
伊勢市旭町336-1
fb https://www.facebook.com/手打ち蕎麦うどん-伊勢-柿右衛門-Soba-udon-Kakiemon-345718975568391/


 

伊勢市に関するOTONAMIEの記事一覧

特集:人に会いにいく旅 記事一覧

 

OTONAMIE PUSH!! EVENT【2019.11.21update】

\今週のドプッシュ!/

OTONAMIE福田です。
今週は熱気球のフェスティバルをご紹介します。
空気を温めることで上昇し、風に乗って移動する熱気球。
大空にゆったりと浮かぶカラフルな気球を見上げるだけでも綺麗ですが、今回はグランプリ戦。
変化する風を読み、行きたい方向へ吹く風に熱気球を乗せ、ターゲットを目掛けてマーカーを落としつつゴールを目指す…
なんとも奥深いスカイスポーツ。
競技のルールを知れば、観戦が一層面白くなりそう!
鈴鹿の市街地で繰り広げられる優勝をかけた争い、どうぞお見逃しなく!
また夜には、音楽に合わせて照らされる熱気球が一列に並ぶバルーンイリュージョンも観られるそう。
名称:鈴鹿バルーンフェスティバル2019 <熱気球ホンダグランプリ最終戦・第28回鈴鹿市長杯>
開催日:2019年11月22日(金)~24日(日)
会場:三重県鈴鹿市 <鈴鹿川河川緑地・鈴鹿サーキット>
主催:鈴鹿バルーンフェスティバル実行委員会
問合先:鈴鹿市産業振興部地域資源活用課(TEL:059-382-9020)
https://www.honda.co.jp/balloon/schedule/suzuka/index.html 

こんにちは!広報担当のともーこです!
今週も愉しいイベント情報が寄せられています。ぜひご覧ください!
また、皆さまからのイベント情報もドシドシ募集中です!
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください

OTONAMIE【Spin on】Sessions 生き抜く切り替え

ジャンル:参加型ワークショップ
日程:2019年11月23日(土)
時間:14:30〜17:00
場所:三重県 津市一身田上津部田3060 MieMu:みえむ(三重県総合博物館)
費用:1,000円(税込)※OTONAMIEステッカープレゼント有り
主催者:OTONAMIE
お問い合わせ先:otonamie@gmail.com
主催者からのメッセージ:
2015.10.24に本始動をしたOTONAMIE。おかげさまで5年目に突破しました。読者や記者、関係者などいろんな人に支えられ、なんとか持ちこたえられてます。ありがとうございます。

そこで、ささやかながらOTONAMIE4周年イベントをご準備しました。4年間の運営をさせていただき、いろんな人にお話を聞き「生き方」にとても刺激をいただきました。4年前を振り返るだけでも、時代は良くも悪くもすごいスピードで動いています。

そんな時代を、そして未来を生き抜くためにSpin on!
Spin on=スピノンは、ロックやソウルの精神で地域をサヴァイブしていく活動です。今回の4周年イベントはその一環です。

お気軽に遊びにきてください!
お話を聞いたり、またお話をしたり。刺激的でたのしい時間を、ぜひご一緒にお過ごしください。皆さまのご参加を運営一同、たのしみにお待ちしています。
イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://www.facebook.com/events/448232862451593/

 

島田潤一郎トークイベント『古くてあたらしい仕事と音楽』

  

ジャンル:トークイベント
日程:2019年12月7日(土)
時間:開場 18:30 開演 19:00
場所:三重県度会郡大紀町野原576-2 CAFEめがね書房
費用:入場料 1,500円
お問い合わせ先:CAFEめがね書房 店主 染川卓摩 Email cafemeganebooks@gmail.com
主催者からのメッセージ:ひとり出版社として話題になった夏葉社の代表・島田潤一郎さんをお迎えして、出版社を立ち上げてから10年経った今、これまでの事、これからの仕事について語って頂きます。さらに音楽のみならず本や喫茶店に関するトークイベントにも出演しているフォークシンガーの世田谷ピンポンズさんが特別ゲストとして登場。
懐かしくも新しい曲を作り続けるフォークシンガーとひとり出版社の夏葉社を知ることで、自分らしい働き方や生き方のヒントが見つかるかもしれません。
本や音楽好きな人、出版に興味がある人はもちろん、今を生きる全ての人に捧げるCAFEめがね書房初のトークイベントです。トークイベント後には11月27日に発売される島田潤一郎さんの著書「古くてあたらしい仕事」を購入された方対象にサイン会も開催予定。
出演者プロフィール
*島田潤一郎 (しまだ じゅんいちろう)
1976年高知県生まれ。夏葉社代表取締役。
アルバイトや派遣社員をしながら海外を放浪した後、編集者としての経験を持たないまま2009年に33歳で夏葉社を東京都吉祥寺で創業。絶版となっていた名著の新装復刊からオリジナル作品まで数多くの美しい本をひとりで手がける。

*世田谷ピンポンズ (せたがやぴんぽんず)
1984年生まれ。文学・漫画・古本屋・純喫茶をこよなく愛するシンガーソングライター。
2009年より東京で活動を開始、2013年より拠点を京都に移す。吉田拓郎や70年代フォーク・歌謡曲に影響を受けながら生活の根底にある些細な機微をとらえ、「いま」を歌う懐かしくも新しいその歌は六畳半フォークと呼ばれる。
メールまたは店頭でご予約承ります。
【メールでの予約方法】
件名を「イベント予約」とし、①氏名、②人数、③電話番号を明記し、上記のメールまで送信して下さい。*ご予約されていなくても当日お席に空きぐあれば入場可能です。

『H ZETTRIO TOUR 2019 ? 気分上々 ?』

 

ジャンル:音楽
イベント名:『H ZETTRIO TOUR 2019 ? 気分上々 ?』
日程:2019年12月8日(日) 開場16:00 開演17:00
場所:川越町あいあいホール (三重県三重郡川越町大字豊田一色314番地)
費用:前売4,500円 当日5,000円
お問い合わせ先:あいあいセンター 059-364-2500
詳細情報:http://www.town.kawagoe.mie.jp/index.php/aiai-event/18429/
主催者からのメッセージ:
『笑って踊れるピアノトリオ』
全国で話題沸騰中の「H ZETTRIO」が今年も全国ツアーを開催!!
ピアノ「H ZETT M」・ベース「H ZETT NIRE」・ドラム「H ZETT KOU」の3人が独自のアンサンブルを響かせる!
”無重力奏法”と形容される独特のテクニックと、キレのあるリズムセクションを武器に国内外の大型フェスに次々と参加。

2014年、スイスで開催されている世界3大ジャズ・フェスティバル「モントルー・ジャズ・フェスティバル」への出演をきっかけに、活動が活発になったH ZETTRIO。
彼らの楽曲は2016年のリオ五輪閉会式で、スーパーマリオの格好をした安倍晋三首相が登場する東京五輪のプレゼン映像の場面でBGMを担当。
最近では、シングル「What’s Next」がNECノートパソコンLAVIEのTVCMに起用され話題となり、PS4 Line Up Music Videoで書き下ろした「Playin’ Swingin’」のYoutube再生回数が350万回突破。
H ZETTRIOがレギュラー出演する音楽番組「SPEED MUSIC ? ソクドノオンガク」では 国内における『時代を超えた名曲』を選曲し、スピード感溢れる独創的なアレンジで毎週カバーしている。
更に、漫画家ヨネダコウによる大人気BLコミックス『囀る鳥は羽ばたかない』劇場アニメ化に伴い音楽を担当。

ライブでは、世界遺産コンサート(6/29福岡県宗像大社,7/28奈良県金峯山寺蔵王堂 )を行うなど、東京では3000人キャパのホールライブを即完売させる今勢いのあるピアノジャズトリオです!
また、今年は1月1日から毎月1日に配信限定シングルを12か月連続リリース中!

 

第25回企画展・開館5周年記念特別展「三重の仏像〜白鳳仏から円空まで〜」

ジャンル:展覧会
日程:2019年10月5日(土)〜12月1日(日):月曜休館(休日の場合は翌日)
時間:9:00~17:00まで※入場は閉場の30分前までとなります。
場所:津市一身田上津部田3060 三重県総合博物館(MieMu)
費用:一般1,000円、学生600円、高校生以下無料
主催者:三重県総合博物館(MieMu)
お問い合わせ先:MieMu@pref.mie.lg.jp 059-228-2283 三重県総合博物館(MieMu:みえむ)
主催者からのメッセージ:平安・鎌倉期の仏像を中心に、本尊、秘仏を含む三重の仏像を一堂に会し、その魅力を様々な角度から紹介します。また、新発見の快慶作 阿弥陀如来像や地蔵菩薩像も初公開します。三重県総合博物館で初めての、県内では16年ぶりの本格的な仏像の展覧会です。
期間中は講演会やギャラリートーク、コラボ企画を開催します。ぜひご家族やお友達とお越しください。
イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:
http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/MieMu/000230094.htm

 

ざんねんだけど愛おしい動物たち~おもしろい!進化のふしぎ~

ジャンル:講演会・セミナー
日程:2019年12月21日(土)
時間:13時30分~15時(受付13時から)
場所:三重県津市一身田上津部田1234 三重県総合文化センター内 レセプションルーム
費用:無料(要事前申込・申込み多数の場合は抽選)
主催者:三重県生涯学習センター
お問い合わせ先:manabi-kouza@center-mie.or.jp
059-233-1151(三重県生涯学習センター)
主催者からのメッセージ:NHK『チコちゃんに叱られる!』にも出演の動物博士がやってくる!
地球上のいきものは生き残るためにさまざまな進化をとげてきました。わたし達から見るとちょっとざんねん!?に思える生態や進化のふしぎについて “子どもの本総選挙2018”第1位に選ばれた『ざんねんないきもの事典』シリーズを監修された今泉忠明さんのお話を聞いてまなびましょう!親子やお孫さんといっしょの参加も大歓迎!

【申込方法】要事前申込/抽選制(定員180名)
【申込締切】11月17日(日曜日)必着。
電話・FAX・ホームページ・Eメール・窓口・郵送いずれかの方法にて受付。
①講座名②代表者名(ふりがな)③電話番号④ご住所⑤参加人数⑥参加人数のうち中学生以下の人数をご明記ください。
※定員を超えるお申込みの場合は抽選を行います。11月末までにすべての代表者宛てに通知ハガキを送付し、発送をもって当選者発表にかえさせていただきます。あらかじめご了承ください。
※本講座は未就学児もご参加いただけます。
イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://www.center-mie.or.jp/manabi/event/sponsor/detail/30576 

 

皆様からもイベント情報を募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記メールフォームからイベント情報をお寄せください。
※Macの純正ブラウザ「Safari」からは送信エラーになる場合がありますので、Google Chromeなどから送信してください。

    ▼添付画像(イメージ写真やフライヤーなど)を3点まで送信できます▼
    1つの画像の容量は2.5MBが上限です。
    画像データの形式はgif、png、jpg、jpeg、pdfに対応しています。

    伊賀の山奥で忍者修行レースに全国から集まる 忍々!

    以前から気になっていた忍者トレイルランニングレースに参加。

    桑名からだと伊賀ってすごい山奥で遠いイメージがあったのですが、高速道路を使って1時間ぐらいで行けるので思っていたより近いなと。

    今回私がエントリーしたのは距離48Km 累積標高2,360m 制限時間 制限時間10時間のロング。山の中を走るレースで48Kmというのに出たことないので制限時間に戻ってこれるのか?体力がもつのか不安ですがエントリーを。フルマラソンでもきついのに山を走るってどうなることやら。

    忍

    このレースは結構ビックリな仕掛けがいっぱいあって楽しい。おまけにスポンサーがJALというのも、セントレアで忍者が隠しキャラとしていっぱいいる関係で伊賀とのつながりの強さなんだなと。もちろん参加者に外国人の方も数名いて皆さん忍者の格好で走ってました。

     

    このレースはありがたいことに当日受付でいいので、早朝5時半ごろに会場入り。
    でもそこまでに行くのに山奥なので鹿と狸が道中にいってビックリ。

    丹羽薫斎藤綾乃

    先日テレビで出ていた丹羽薫さんを発見したので写真を撮ってもらう。そしてお友達でもある地元のすごいランナーの斎藤綾乃ちゃんとも。

     

    忍者たち

    この人たちは走らない人で、ゴールでまち構えてくれましたコスプレ集団。

    招待選手

    招待選手紹介。忍者とランナーに紛れてお化けさんがいたんですが、この方がビックリ。コース途中で勢いよく降っている途中に突如現れたり、小屋の影から振り返ると出てきたりランナーを楽しませてくれまいた。

     

    可愛いちびっこ忍者も大活躍

    スタート

    カウントダウンが始まり7時スタート!

    トレランはマラソンで山を走る競技ですが、マラソンと違うのが30〜40代の若い人が多い。それもかっこいい人が特に多い気がします。女性も人数は少ないけど皆さん美人が多いのがトレランの特徴かと。

    コースはこんなルート
    さるびの温泉-西教山-田代池-大平池-霊山山頂-霊山寺-柘植地区市民センター-柘植集落-旗山-ぞろ峠-油日岳-柘植集落-柘植地区市民センター-霊山分岐-田代池-大平池-さるびの温泉

    入山

    しばらくロードを走り入山。山に入ると道が細いので渋滞になり歩いて前に進む。今回の作戦としては48キロという距離を走り切れるか自信がなかったので後半にスタミナ温存したかったのでここは焦らずゆっくりとやり過ごす作戦。

    渋滞

    急な斜面になっても渋滞。登りは走れないのでハイキング状態

    上りが終わってからは森の中をかっ飛ばして走る。これが気持ちよくってトレランはクセになります。

     

    エイド

    初めてのエイド。山の中で急に賑やかな場所にたどり着けるとホットします。

    トレランは環境保全の観点で紙コップを禁止しているところが多く、マイカップ持参で飲み物をいただく。これもマラソンと違っていいやり方だなと。

    剣で切られる

    クノイチ

    そしてランナーの行くてを阻む、くのいちやチビ忍者が剣を持って構えてます。道中何度も切られて大変な大会。ランナーによっては自前の剣や手裏剣で応戦したり、チャンバラゴッコをして子供に帰ったみたいで長いレースをなかだるみしないように楽しい演出。

    伊賀は三重でも関西圏になってくのか、関西風の大袈裟なリアクションを求められる空気感も同じ三重でも地域差があるのかと。

    田代湖

    田代湖通過。早朝で朝日が眩しく綺麗な景色でした。

    田代湖を上空から見るとこんなところ。

    霊山

    霊山山頂。いい景色だなーと思うのも束の間、ここから下り。あまりスピードを上げて下ると膝を痛めるので程々ペースで走ることに。

    旗山 2019-11-03 10.32.47

     

    旗山と油日岳通過。劇坂の登りと下りでそろそろ足が限界に近くなってきた。

    トレランのレースですがロードの部分も多く、結構それでテンションが下がりやる気を起こすのが大変です。急な上りで梯子を登るところもコースにあります。ここは一人ずつ慎重に。

    最後の長い下り部分では、何本も川を横断。慎重に進まないと足を滑らしてドボンに。

     

    ゴール

    そしてゴール。思っていた時間より早い時間でゴールできて嬉しい。最後はテンション上がってさっきまでの痛みもすっかり忘れて帰ってこれました。

    初めての長いトレランですごく楽しいレースだったのでまた来年も出場したいですね!

    コースを動画でご紹介

    当日のダイジェスト動画はこちら。
    会場の雰囲気もよく伝わってくるかと。

     

     

     

    『POTOF』、コトコト煮込んだ幸せな音楽をあなたに。


    今年に入ってとあるバンドを知った。
    バンド名は『POTOF』(ポトフ)。

    三重県を中心に活躍する彼らは、近年、ライブハウスでのライブだけでなく、野外イベントやマルシェイベントなどでも見かけるようになり、着実にファンを増やしている。

    photo by Kishi Morimoto

     

    初めてその名前を聞いたのは、インスタグラムのとあるハッシュタグだった。

     
    #CUTLERYのある店
     
    『カトラリーのある店』ってなんだ?と思いインスタグラムをみてみた。
     
    どうやら、『CUTLERY』(カトラリー)というタイトルのCDアルバムがリリースされており、そのCDを置いて販売しているお店を、『#CUTLERYのある店』のハッシュタグと共にインスタグラムにて紹介しているようだった。
     

    CDを置いているお店は三重県のお店ばかりで、なんだか知ってる店もあるなー、と思い、それ以来なんだかこの『CUTLERY』と名付けられたCDのことが頭のどこかで気になっていた。

     

    photo by Kishi Morimoto

    1st Album『CUTLERY』 イラスト:本城まい子

     
    『CUTLERY』(カトラリー)とは、大きな意味では『食器』のことを指し、具体的にはフォークやスプーン、ナイフやお箸のことを意味する。
     
    アルバムジャケットにはフォークやスプーンが描かれ、とってもお洒落。
     
    そして『CUTLERY』というタイトルのアルバムをリリースしたのは三重県を中心に活動する6人編成の、『POTOF』(ポトフ)という名のバンドだということを知る。
     
    『POTOF』のオンラインショップに、『CUTLERY』というタイトルに込めた想いが綴られている。
     
    「近所の雑貨屋で見つけた古いスプーン、大事な友人から贈られた箸、
    旅先で出会った不思議なフォーク、職人が削った憧れのナイフ。
     
    どんな形が、素材が、物語が、このメニューや食卓に合うだろうと考えるたび
    暮らしがささやかに楽しく、美しくなっていく。
     
    そんなカトラリーのような音楽を束ねて、1つの作品ができました。」

     

     

    『暮らしの近くで鳴る音、そして様々な素材感が合わさって調和する様子』をイメージしているそう。

    『POTOF』という名のバンドがリリースした『CUTLERY』という名のタイトルのアルバム…

    カフェの仕事を生業とする僕は、もうこの時点でこのバンドのことが気になって仕方なくなってしまった。
     
    津で行われるジャズフェスに『POTOF』が出演するという情報を聞きつけ、いてもたってもいられなくなり、お店の営業もそこそこに、ライブを観に行くことにした。
     
    バンド名となっている『POTOF』(ポトフ)とは、もともと、フランス語のポトフ(pot-au-feu)が由来で、「火にかけた鍋」を意味する煮込み料理のこと。
     
    『POTOF』は、6人編成のバンドで、使用する楽器は10種類以上に及ぶ。
     
    ジャンルも多種多様で、ジャズ、ロック、カントリーからスカまで演奏する、まさに「火にかけた鍋」のようにごった煮で、6人それぞれが、ひとつの鍋でそれぞれの個性を放って、一つの料理になっているかのような音楽。
     
    初めて『POTOF』のライブを初めて間近で観た感想は、音楽性のレベルの高さは言わずもがな、『POTOF』というバンドが醸し出す空気と、バンドとしてのキャラクターの虜になってしまった。
     
    正直僕には、『POTOF』の演奏がどれくらい凄いとかどれくらい上手とか、そういう専門的なことはわからないけど、いち音楽ファンとして、ライブを観終わったあとは、「凄かった」とか「上手かった」という感想ではなく、「楽しかった」という感想しかなかった。
     
    『POTOF』というバンド名から受けるイメージ。
    『CUTLERY』というアルバム名から受けるイメージ。
     
    そのイメージがそのまま音楽になっていた。
     
    ライブ後もずっと『幸せな余韻』が残っていて、この感覚をみんなと共有したいと思い、お店で彼らのCDを取り扱わせてもらうことにした。
     
    ところで。
     
    バンド『POTOF』についてもう少し紹介を。
     
    『POTOF』は6人編成のバンド。
    三重で結成され、今はそれぞれに社会人として三重で働いている。
     
    音楽活動は、それぞれの仕事や家庭の時間をやりくりしながら、練習やライブを行なっており、主に三重県内のライブハウスや、カフェ、雑貨屋さん、マルシェやジャズフェスなどのイベントを中心にライブを行なっている。
     

     

     

    野外でのライブ photo by Kishi Morimoto
    雑貨屋さんでのライブ  photo by Kishi Morimoto 
    カフェでのライブ  photo by Kishi Morimoto

     

    photo by Kishi Morimoto
    photo by Kishi Morimoto
    『POTOF』の6人に聞いてみた。
     
    「仕事と音楽活動の両立は大変じゃないですか?」と。
     
    「仕事も音楽も大事。仕事の合間の練習やライブで、休まる時間が取れない時もある。けれど、みんなで一つのものを作っていくことの楽しさが、音楽の楽しさが、日々の精神的な支えになっている」
     
    とのことだった。
     
    さて、そんな『POTOF』に、僕のお店でライブをやってほしい、と思った。
     
    彼らの楽しい音楽、幸せな余韻を、僕のお店がある東紀州地域でも知ってほしい、と思い、ライブをオファーした。
     
    想いが叶い、9月29日、『cafe Scale』にて『POTOF』のライブが行われた。
     
    photo by cafe Scale
    photo by cafe Scale
    photo by cafe Scale

     

    photo by Ayako Morita
    ボーカル・ギター…宮田光顕(ピーター)
    ソプラノサックス・アルトサックス・フルート…石川武雅

    ベース…加藤伊知朗

    photo by Ayako Morita
    キーボード・鍵盤ハーモニカ・ホルン…駒田早紀

    ドラム・パーカッション…青木鷹平

     

    photo by Ayako Morita
    ボーカル・アコーディオン・木琴・オーシャンドラム…日隈麗
     
    改めて、ライブを観させてもらって思ったこと。
     
    『POTOF』というバンドのメンバーが持つピースフルな個性がそのまま音楽性に結びついているということを感じたし、彼らが作り出すバンドとしてのキャラクター性がこのバンドの魅力だということ。
     
    ギター、ベース、ドラム、キーボード、アコーディオン、木琴、ホルン、サックス、フルート、、、様々な楽器がおもちゃ箱のように飛び出して、聞いている人をハッピーにしてくれる。
     
    終始笑顔で演奏する『POTOF』の6人。
     
    その笑顔につられて笑顔になるオーディエンス。
    この日は、お客さんのノリも最高で、ダブルアンコールとなって、幸せな熱気が渦巻いたまま、終焉した。

    後日、『POTOF』のライブを観たお客さんからは

     

    「興奮してその日の夜はうまく眠れませんでした」
    「あの日からずっと、幸福な余韻を引きづっています」

    「とても楽しくて、夢のような時間でした」

     

     

    と直接感想を言いに来てくれたり、メッセージをくれたりした。

    僕も同様に、その後数日間、幸せな余韻と幸運をひきづったまま、なんだか夢か現実かわからない日々を過ごした。
    それほどに、とても素敵なライブと幸福な時間だった。
     
     
    『POTOF』は、演奏をするその場所が大きなライブハウスだろうと、小さなカフェだろうと、野外だろうと、その環境を活かすバンドであり、その環境に活かされるバンドだと思った。
     
    三重県内のライブハウスやカフェや雑貨屋さんやマルシェイベントなどで活動する『POTOF』。
     
    三重県が拠点の『POTOF』。
     

    東京ではなく、ここ、三重で。

    これからもライブハウスやカフェやマルシェイベントや音楽イベントで彼らの名前を見る機会、音楽を聴く機会が増えていくだろうと思う。

     
    その度に『POTOF』のハッピーな雰囲気のファンは増えていくに違いない。
     
    そして彼らのライブを目当てに、三重に来る人もこれからきっと増えていく。
     
    6人の個性が混ざり合った音楽。

    コトコト煮込んだ幸せな音楽をこれからも多くの人に届けて欲しい。

    photo by Kishi Morimoto

    『POTOF』 公式ホームページ↓
    https://potofmusicband.wixsite.com/website

    『POTOF』 オンラインショップ↓
    https://potof.thebase.in

    『POTOF』 公式インスタグラム↓
    MV『友を呼ぶホルン』
    https://www.youtube.com/watch?v=4M0FnY_MVlw

    雑貨好き女子が田舎でお店を開いた理由

    みなさんこんにちは!キャスターマミです!

    素敵女子シリーズをお届けします♪

    彼女が田舎に雑貨屋さんを開くことになった理由とは?

    今回は、2017年7月にひっそりとOPENした、三重県多気郡大台町江馬にある雑貨屋さん「GreenDale」を紹介します。

     

    レトロでお洒落な雑貨屋さん

    江馬の商店街の一角、GreenDaleは木曜日と日曜日に営業してるレトロでお洒落な雑貨屋さん。

    元は写真屋さんだったというお店です。

    店主である北村貴穂さんにお話をお伺いしました。

     

     

    ネットショップからスタート

    雑貨が好きで、カフェや雑貨屋さんで働いていた貴穂さん。

    愛媛県出身の彼女ですが、結婚を機にご主人の転勤で沖縄県、福岡県、大阪府、千葉県と転居を繰り返しました。

    落ち着いた暮らしを求め、ご主人は転職し実家がある三重県へ。

    幼い子どもがいて「勤めに行くのは大変」とご主人に相談すると、「自分でやってみれば?」とアドバイスを受けたといいます。

    最初はネットショップを開店しました。

     

    実店舗として選んだのは

    ネットショップが軌道に乗り始め、次は実店舗を探し始めました。家の近くである松阪市周辺から探しましたが、条件に合う物件が見つからず、地域の範囲を広げていきました。

    大台町にはご主人の実家があり、子どもを預けることができる。大台町の空き店舗バンクの中から場所を決めたそうです。

    そこが大台町江馬の古い商店街でした。

    すぐに開店できる状態ではなかったので、ご主人の仕事が休みである週末、お子さんを大台町の実家にを預けて夫婦で改装。

    大家さんには自由にやっていいと言われていたので、ネットで調べながらお店のリノベーションに挑戦しました。

    初めての事ばかりで苦労しながらも、改装を始めて約3ヶ月でお店が完成しました。

     

    店名「グリーンデイル」とは

    店名の由来は、ニールヤングのアルバム「GreenDale」から。

    グリーンデイルという架空の小さな町をテーマにしたアルバムで、その町の中にある雑貨屋をイメージしたそうです。

    ジャケットの絵も好きだという貴穂さん。

    「大台町は自然に囲まれ、人が優しい。改装中もおばあちゃんが気さくに話しかけてくれて嬉しかった。ゆったりしているところが自分には合っています。」

     

    取扱いは調理道具から古本まで様々

    お客様は、お店の近所に住む20代~40代の女性客が中心。

    GreenDaleが発信するSNSを見て、遠くから来てくれるお客様も増えて来たそうです。

    これからのシーズンのおすすめは土鍋。

    食器も種類豊富です。

    また、古本も扱っています。県内の古本市へ出店することも。

    雑貨に関する相談や、注文も受け付けてくれます。

    「大台町に観光に来ているお客様にも立ち寄ってほしい。絵本やおもちゃもあるので、ファミリーで遊びにきてください。大台町散策と共に、お店のゆったりした雰囲気を楽しんで。」

     

    GreenDale

    三重県多気郡大台町江馬307

    [営業]木曜日11:00-15:00 日曜日11:00-16:00

    HP https://greendale.shopinfo.jp/

    Facebook https://www.facebook.com/GreenDale2016/

    Instagram @greendale_store

     

     

    あとがき

    彼女が田舎に雑貨屋さんを開くことになった理由、そこには家族の絆が隠されていて、彼女の温かく穏やかな性格が、ゆっくりと時の流れるこの町の波長と合ったから。

    「三重県の方言って可愛くて、特に子どもが喋っているとすぐ三重県の子だー♪と分かるところが好き。」と話す貴穂さん。

    話しているだけで癒される今回の素敵女子は、自分の店を持つという夢を実現され、三重の田舎で生き生きと輝いています。

     

    最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪

    はやく起きた朝はパーラーはな。桑名の遺産「桑栄メイト」〜その記憶消えぬよう〜

    昭和から46年間愛され続けた渋ビル「桑栄メイト」

    JR東海・近鉄・養老鉄道が乗り入れる桑名駅舎に直結し、
    町の象徴的存在である「桑栄メイト

    現在、東西自由通路と新駅舎の建設が進んでおり、この愛すべきビルも今年7月末に営業を終え、8月末には完全に閉鎖。早ければ今秋から解体工事に入ることになっている。

    駅を降りて最初に目にするこのビルの渋さに、心ふれあうどころか、震える人も多かったであろうが、この場所に鎮座する桑栄メイトは地域のシンボルとして親しまれてきた。

    趣溢れるメイトがなくなってしまうなんて…

    特に二階は、味の街と名乗るほどソウルフードの集合体。

    またこれは個人的な思い入れだが、
    私自身、桑名に移住した際、
    駅を降り立ち一番最初に目にしたのがこのメイト。

    想像以上に渋すぎた駅ビルに泣き崩れたわけだけど、
    今や桑名を語る上で、
    絶対に外せない想い入れ深い場所になっている。

    お気づきだろうか、秀逸なメイトのロゴマーク

    時代と共に忘れ去られていくかもしれないこのシンボルを、
    これから記録に遺していきたいと思う。

    photo / y_imura

     

    はやく起きた朝は…パーラーはな

    今回お邪魔したのは、パーラーはな

    朝7時から営業している喫茶店である。

    1、2年頑張ろうかなと思って始めたんだけど、気付いたら15年経っちゃったわ

    そう話してくれたのはママさん。

    奥にいらっしゃるのがママさんだ

    元々はテナントさんが、
    「パーラー花」という名で約30年程営業。

    1997年、向かいにあったパル(ジャスコ)が閉鎖し、
    客足が減ったことでやむなく退去。

    オーナーであるママは、
    共益費との兼ね合い諸々で、
    改めて”パーラーはな”として引き継いだ。

    ママ喫茶店に憧れた時期もあったからね。

    花からはなとなり、今年でもう15年。

    花時代から飾られていた花の絵も現存。

    -どこの風景ですかね。

    ママどうかしらね、オランダかどっかじゃない??

    Oh,Hallo !

     

    パーラーの語源は談話室

    常連さんたちが寛ぐ朝。

    この日のモーニングは、
    トーストとバナナだった。

    添えられるのは日替わりで、
    小倉餡だったり、苺ジャムだったり、マーマレードだったり。

    そんなお得なモーニングサービスは11時まで。

    昔はスイーツメニューにパフェなどもあったらしい。

    ティータイムに人気なのは、
    マスター特製のコーヒーゼリー

    数に限りがあるから出会えたらラッキー

    ほろ苦い大人なコーヒーゼリーと、
    バニラアイスクリームのバランスが絶妙なのだ。

    どこか懐かしい…

    因みに、現在のチームはなの構成は??

    ママ私たち夫婦と姉妹と時々その娘よ。

    つまり、ママとマスターがご夫婦で、
    ご姉妹同士で入られたパートさんがいて、
    更に時々パートさんの娘さんが手伝いにみえるとのこと。

    なるほど、仲良しなはずだ。

    パートさんもう毎日楽しいわよ。お客さんとたわいない話をしたりしてね。

    ママなんていうかお客さんも私たちも皆お隣さんみたいなものね。

    パートさんそうそう、いつもみえるお客さんがパタッと来なくなって、どうしたのかな?って思うと現れたりするの。そういう感じ。

    パーラーの語源は、フランス語で談話室

    まさに話に花が咲く場だ。

     

    はなさんにとって桑栄メイトとは?そして今後は?

    ただただ懐かしい場所ね。落ち着くの

    チームはなのご姉妹がそう仰り、
    ママがうなずいた。

    ママ最初は何もわからなった私たち。教えてもらいながら、色んなお客さんが応援してくれてここまでやってきたの。今後どこかで続けるの?という声を聞くと、他でもやりたいなと思うのだけど住まいが名古屋でしょ。年齢的に無理と思うわ。

    不意にインタビューの様子を見守っていた常連さんに、
    「あ、知ってた?今月で終わりって。よろしくね」と話しかけるママ。

    何も言わず、頷くお客さん。

    ママまさかこんなに長く続くとは思っていなかったけど、お客さんが応援してくださって、顔を見るのが本当に楽しかったの。友達みたいな感じ。ちょっと顔見ないとどうしたのかしらとかね。いいお客さんばっかりでありがたいわ。

    ママそうね、これからは時々桑名まで来て、街中ウロウロしていたら誰かに会えるかもしれないわね。そしてこういう場所ができたら、今度はお客さんとして来るかもしれない。やすらぐのよね、みんなの顔見るとホっとしてね。元気の出る場所かな。

    戸建て物件ではなく、桑栄メイトのように色んなお店が固まっているから良かったとママは仰る。

    朝モーニングして会社へ向かい、お勤め帰りには飲んで帰る。
    そんな選べるお店が集まっていたのがこの桑栄メイト。

    はなさんは7月末まで営業予定だが、他店舗との兼ね合いをみながら調整されるとのこと。

    駅前の談話室であったチームはなの皆様、お疲れさまでした。

     

    パーラーはな
    桑名市桑栄町2 桑栄メイト2F

    タブロイド版第4号が完成!無料配布中とOTONAMIE4thイベント案内。

    OTONAMIE4thイベント Spin on Sessions〜生き抜く切り替え〜

    いよいよ来週末の土曜日に迫ってきました!

    トークのテーマをOTONAMIE運営部で絞っているのですが、何かを達成するために自分を追い込むときのやり方や、人生や価値観の切り替え、人口減少は悪なのか、など生きるチカラを養うヒントをお持ち帰りいただければと思います。また何か始めたい人や、すでに始めている人などが繋がるクロストークも行います。
    はじめまして!の人も、お久しぶりです!の人も、運営一同たのしみにお待ちしています。

    詳細はこちら!

    ▼告知記事
    https://otonamie.jp/?p=65876

    ▼FBイベントページ
    https://www.facebook.com/events/448232862451593/

     

    OTONAMIEタブロイド版第4号ができました!

    もし、叶うのならこんな余生をおくりたい。

    特集は「ヒーローインタビュー」としました。OTONAMIEで公開した、心が動かされる記事を掲載しています。
    タブロイド版は県内外の配布協力店にて無料で配布中(配布状況は各協力店にてご確認ください)。お見かけの際は、ぜひお持ち帰りください。また、若干ですが配布協力店様を募集しています。下記専用メールフォームから、お届け先をご記入ください。60〜70部程度を郵送にてお送りいたします。

    メールフォーム

     

    配布協力店一覧(2022.6.25更新・順不同・敬称略)

    やまぜんホームズ
    桑名市多度町下野代900番地

    プラトンホテル四日市
    四日市市西新地7-3

    ニカイ
    桑名市常磐町51

    まるきんまる
    度会郡南伊勢町阿曽浦321-1

    M’AXA
    松阪市市場庄町1148-2

    三重テレビ放送
    津市渋見町693-1

    まんぷく食堂
    伊勢市岩渕2丁目2−18

    DOLL
    津市柳山津興375−8

    千や
    北牟婁郡紀北町紀伊長島区長島1294−5

    にじいろ堂
    四日市市陶栄町4-8ばんこの里会館 2F

    グリーン中部株式会社
    四日市市赤堀2-4-24

    多度グリーンファーム
    桑名市多度町御衣野4132

    ON THE MARKS川崎
    神奈川県川崎市川崎区小川町17-1

    meets
    四日市市山之一色町2407-2

    ぜんのつき
    津市桜橋2丁目178

    三重交通広告営業部
    津市中央1−1

    GRAN HAIR
    四日市市東阿倉川67-37

    フォルクスワーゲン鈴鹿店
    鈴鹿市道伯町2554−1

    中部電力株式会社三重支店
    津市丸之内2番11号

    cafe scale
    尾鷲市宮ノ上5-11

    maison de Neo(メゾン ド ネオ)
    亀山市川合町字北中ノ山1197-50

    野田米菓
    津市大里睦合町2548-4

    おばんざいバルすみす
    津市大門9−2

    きものあそび 美し舎-うつくしや-
    松阪市中町1940

    旬彩居酒屋古市つぼ銀
    伊勢市古市町59

    本家かまどや丸の内店
    津市丸之内30-15

    株式会社稲和
    松阪市幸生町535-1

    伊賀流忍者整体 癒しの館
    伊賀市上野中町2996-1

    半平や
    四日市市富州原町23-8

    HAPPY MUFFIN
    桑名市陽だまりの丘4-2405

    あらしま新鮮組
    鳥羽市安楽島町607ー85

    インフィニティ
    大阪府堺市堺区戎之町西1-1-1山洋ビル4階

    スタートアップくわな
    桑名市桑名12-76-71サウンドイン松岡ビル

    エイト不動産ラボ
    津市丸之内18−15 近坂ビル 1F

    尾鷲印刷
    尾鷲市中村町3−1

    ディーグリーン
    北牟婁郡紀北町東長島324-10

    防災用品専門店ヤマックス 防災館
    津市大倉13-7

    ガラス工房MIKI
    津市桜橋3-300

    メリーゴーランド
    四日市市松本3-9-6

    鮨暁
    志摩市阿児町甲賀1460-2 コーポ大石 1F

    Brook
    四日市市 城西町4-27

    なかとう矯正歯科
    津市八町2-10-31

    osteria REGALO
    津市海岸町4番1号NKビル

    barber88
    津市丸の内31-3

    鳥羽マリンターミナル
    鳥羽市鳥羽1丁目2383番地51

    片岡屋
    鳥羽市河内町873

    荒川制服
    津市万町174番地

    美杉鈑金
    津市美杉町石名原3556

    大吉
    津市美杉町川上2591

    きまぐれ
    津市美杉町八知5393-1

    三重県総合文化センター
    津市一身田上津部田1234

    三重県総合博物館MieMu
    津市 一身田上津部田3060

    ミキモト真珠島
    鳥羽市鳥羽1-7-1

    ヴィレッチヴァンガードイオン津城山店
    津市久居小野辺町1130-7

    ヴィレッチヴァンガードイオンララパークショッピングセンター
    伊勢市小木町538

    ヴィレッチヴァンガードイオンモール鈴鹿
    鈴鹿市庄野羽山4丁目1-2

    レディオキューブFM三重
    津市観音寺町焼尾1043−1

    ミルクパレット
    津市一色町241-1

    パスタソースキッチン
    松阪市愛宕町1-19

    ERAライフプラン
    津市栄町三丁目125

    鳥羽水族館
    鳥羽市鳥羽3丁目3-6

    御在所ロープウェイ
    三重郡菰野町 湯の山温泉駅

    かぶせ茶カフェ
    四日市市水沢町998

    からあげchick
    松阪市嬉野中川町40-2プラザ中川C号

    津市観光協会
    津市羽所町700アスト津2階

    三重県観光連盟
    津市羽所町700アスト津2階

    花紋
    松阪市久保町1887-8

    タワーレコード鈴鹿店
    鈴鹿市庄野羽山4-1-2

    夢古道おわせ
    尾鷲市向井12-4

    CAFE & DINING AIRSIDE CAFE
    四日市市中川原1-1-25

    Mirror Blue & Dolce
    四日市市安島1-5-12

    三重テラス
    東京都中央区日本橋室町2-4 浮世小路千疋屋ビル1F・2F

    ホテル・ザ・グランコート津西
    津市広明町345-4

    旬鮮旨味酒房 明風(あきらかぜ)
    津市大門20-13

    ミフジ株式会社
    津市東丸之内5-8

    The Jump
    愛知県名古屋市中村区若宮町4-1-4

    モリエール
    四日市市笹川2丁目7

    miku
    四日市市山之一色町2407-2

    osteria Jam(オステリア ジャム)
    志摩市阿児町鵜方1241-1

    ナカツ制服
    津市大倉5−1

    車久米穀販売有限会社
    桑名市多度町多度1531

    WellPalette
    桑名市大福341

    勢州七福神福禄寿霊場 泉寿院
    伊勢市中須町1712

    菓子工房voyage
    津市高野尾町1890-56

    Darts&Bar Burroughs
    伊勢市宮後2-1-17ヒシダビル2F

    鳥羽展望台食国蔵王
    鳥羽市国崎町3-3

    マルタ金子商店
    鳥羽市相差町505

    Hair Magic Sole
    四日市市芝田1-10-29

    HAIR CLUB MINORU
    北牟婁郡紀北町紀伊長島区東長島987―4

    グランビル
    桑名市播磨842-4

    パティスリー・ラ・リシュテール
    伊勢市旭町75-2M’sビル1階

    メリーイングランド
    松阪市丹生寺町 10-3

    津グランドボウル
    津市垂水915-1

    桑名グランドボウル
    桑名市新西方1丁目22

    サン・ボウル
    伊賀市小田町1528

    伊賀にん2ボウル
    伊賀市小田町256-1

    久居ボウリングセンター
    津市久居井戸山町22

    サンパークレーン
    松阪市大黒田町708 サンパーク 2F

    アソビックスあさひ
    三重郡朝日町小向181

    とね菓子館
    津市本町26-20


    東京都港区六本木5丁目11-25 鳥居坂アネックス2F

    モノマニア
    三重郡朝日町小向691-1

    BROWN FLAVOR
    桑名市末広町36 末広パーキング1F

    長久丸
    尾鷲市三木浦町333-12

    網千場食堂
    尾鷲市九鬼町204

    ラモシオン
    度会郡大紀町滝原870-34

    海女小屋鳥羽はまなみ
    鳥羽市鳥羽1丁目6-18

    STEP Ocean Sports
    志摩市阿児町志島873

    シーサイドサーフショップ
    志摩市阿児町国府849-1

    津市NPOサポートセンター
    津市大門7-15津センターパレス3階津市市民活動センター内

    クシタニ西宮店
    兵庫県西宮市西田町1-22

    HAIR MAKE pulse
    四日市市富田1-24-38 MARUYOSIビル 2F

    フォルクスワーゲン四日市
    四日市市中村町2293-4

    リカーショップナガタ
    津市一志町大仰99-3

    カトレア
    津市丸之内17-7

    ALOHAspiritS
    桑名市新西方3丁目219-2

    紀北町役場
    北牟婁郡紀北町紀伊長島区東長島769番地1

    カフェレスト白馬
    員弁郡東員町六把野新田136

    五大茶屋
    桑名市南寺町45

    MuGi cafe
    桑名市京町42

    桑名市物産観光案内所
    桑名市桑栄町2番 桑栄メイト1階

    ビジネスホテルビーエル桑名
    桑名市額田317

    ランドリーマジック星川サンシティ店
    桑名市星川785 サンシティ星川駐車場

    浜松町和の家
    東京都港区浜松町2-9-1

    かざくら隠れ家並木通り銀座一丁目店
    東京都中央区銀座1-4-6

    せかいち自由が丘本店
    東京都目黒区自由が丘1-8-18

    くろきん虎ノ門本店
    東京都港区虎ノ門1-8-13

    くろきん新橋本店
    東京都港区新橋1-17-8

    かざくら虎ノ門本店
    東京都港区虎ノ門1-4-4

    かざくら田町本店
    東京都港区芝浦3-12-17

    くろきん田町本店
    東京都港区芝5-24-5

    くろきん神田本店
    東京都千代田区内神田3-22-10

    カフェタイム
    東京都千代田区内幸町1-5-3 新幸橋ビルディング1F

    Zabou西麻布
    東京都港区西麻布4-4-3

    Zabou広尾駅前
    東京都港区南麻布5-15-16 ナガツビル5F

    ゲイト須賀利
    三重県尾鷲市須賀利町302

    Gate二木島ラボ
    三重県熊野市二木島町530-3

    浄土真宗 本願寺派 善西寺
    桑名市西矢田27-2

    ございしょ自然学校
    三重郡菰野町湯の山温泉

    三重県民の森
    三重郡菰野町千草7181-3

    三重県上野森林公園
    伊賀市下友生1番地

    はまう
    鳥羽市答志町868

    有限会社マルヨシ水産
    桑名市地蔵147-3

    無人古本屋BOOK ROAD
    東京都武蔵野市吉祥寺本町1-22-5-1104

    心楽
    津市高茶屋4丁目48-2

    東紀州地域振興公社紀南事務所
    熊野市井戸町371

    星時
    岐阜県岐阜市神田町3-3 加藤石原ビル2F

    うどんの幸助
    津市大門6-19

    玉川軒
    桑名市相川町16

    長島輪中図書館
    桑名市長島町源部外面337

    南伊勢町南勢庁舎
    度会郡南伊勢町五ヶ所浦3057

    魚侍 桑名シティホテル店
    桑名市中央町3丁目23番地 桑名シティホテル1階

    バジェット・レンタカー 桑名駅前店
    桑名市桑栄町2番地1F

    壽印刷工業
    津市安濃町今徳1349

    冨士交通トラベル
    四日市市鵜の森2-1-10

    たなか整骨院
    志摩市阿児町鵜方4970

    カチナ・ヘアーデザイン
    四日市市東垂坂町47-1

    瀞ホテル
    奈良県吉野郡十津川村神下405

    配布協力店様のご協力で配布することができます。いつもありがとうございます。
    ※配布の中止をご希望される方は、お手数ですが「配布中止」と明記の上、メールにて( otonamie@gmail.com )にご送信ください。

     


     

    Supported by OTONAMIE Partners

    やまぜんホームズ
    パートナー記事:https://otonamie.jp/?p=61452

     

    プラトンホテル四日市
    パートナー記事:https://otonamie.jp/?p=63970

     

    OTONAMIE PUSH!! EVENT【2019.11.14update】

    こんにちは!広報担当のともーこです!
    今週も愉しいイベント情報が寄せられています。ぜひご覧ください!
    また、皆さまからのイベント情報もドシドシ募集中です!
    ※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
    ※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。
    おすすめ米のオススメおかずさがし

     

     

    ジャンル:参加型ワークショップ
    日程:2019年11月19日(火)
    時間:10:00〜13:00
    場所:天満荘(三重県尾鷲市天満浦161)
    費用:1,000円
    主催者:(有)世古米穀店
    お問い合わせ先:sekobeikokuten@yahoo.co.jp 0597-22-1317(世古米穀店)
    主催者からのメッセージ:地元の皆様へ、美味しいお米をお届けしている町のお米屋さん「世古米穀店」が主催する、参加者の皆様と進めるワークショップイベントです。
    お店でもリピーターのお客様が圧倒的に多い、オリジナル国産ブレンド米「おすすめ米」。
    そのお米に一番合うおかずは何なのか、皆さんとごはんを美味しく食べて話しながら決めたいと思います。
    尾鷲といえば、魚のまち!やっぱり魚?それとも、お肉料理との相性が合う?
    「こっちと合うな〜」「やっぱりこの組み合わせの方が?」そんなことを話しながら、楽しい時間を過ごしたいと思います。
    また、新米シーズンということで、お米屋さんがおすすめする、美味しく炊けるごはんの研ぎ方、炊き方も伝授しますよ〜!天満荘から見える海の景色を見ながら、素敵な時間を過ごしませんか??
    イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://www.facebook.com/events/388740665154611/

     

     

    加藤訓子「ドラミング」

    ジャンル:音楽
    日程:2019年11月15日(金)
    時間:19:00 開演(18:00開場)
    場所:三重県総合文化センター 小ホール
    費用:一般5,000円(学生3,000円)
    主催者:芸術文化ワークス&ひらのきかく舎
    お問い合わせ先:info@kuniko-kato.net 080-5075-5038 (伊藤)
    主催者からのメッセージ:昨年に次いで、今年で2回目となる三重県総合文化センターでのソロリサイタル。この素敵なホールでのコンサートが実現する背景には、ひらのきかく舎の平野さんが居る。平野さんとの出会いは、今回公演する「ドラミング」を昨年、愛知県芸術劇場で平山素子さんとのダンス作品「D O P E」として世界初演した時。終演後、気さくに話しかけていただいて、その年の11月にはもうここでコンサートを公演していた。
    奥様も素敵な方で、平野さんは元県庁職員、奥様は元銀行勤務とのことで、肩書きだけ聞くと堅そうですが、実はアートやカルチャーをセンス良く愉しむことができる素敵なご夫妻です。 そんなひらのきかく舎のお陰で今年もここでコンサートをします!
    イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://www.kuniko-kato.net/en/project/drumming

     

    OTONAMIE【Spin on】Sessions 生き抜く切り替え

     

    ジャンル:参加型ワークショップ
    日程:2019年11月23日(土)
    時間:14:30〜17:00
    場所:三重県 津市一身田上津部田3060 MieMu:みえむ(三重県総合博物館)
    費用:1,000円(税込)※OTONAMIEステッカープレゼント有り
    主催者:OTONAMIE
    お問い合わせ先:otonamie@gmail.com
    主催者からのメッセージ:
    2015.10.24に本始動をしたOTONAMIE。おかげさまで5年目に突破しました。読者や記者、関係者などいろんな人に支えられ、なんとか持ちこたえられてます。ありがとうございます。

    そこで、ささやかながらOTONAMIE4周年イベントをご準備しました。4年間の運営をさせていただき、いろんな人にお話を聞き「生き方」にとても刺激をいただきました。4年前を振り返るだけでも、時代は良くも悪くもすごいスピードで動いています。

    そんな時代を、そして未来を生き抜くためにSpin on!
    Spin on=スピノンは、ロックやソウルの精神で地域をサヴァイブしていく活動です。今回の4周年イベントはその一環です。

    お気軽に遊びにきてください!
    お話を聞いたり、またお話をしたり。刺激的でたのしい時間を、ぜひご一緒にお過ごしください。皆さまのご参加を運営一同、たのしみにお待ちしています。
    イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://www.facebook.com/events/448232862451593/

     

    島田潤一郎トークイベント『古くてあたらしい仕事と音楽』

      

    ジャンル:トークイベント
    日程:2019年12月7日(土)
    時間:開場 18:30 開演 19:00
    場所:三重県度会郡大紀町野原576-2 CAFEめがね書房
    費用:入場料 1,500円
    お問い合わせ先:CAFEめがね書房 店主 染川卓摩 Email cafemeganebooks@gmail.com
    主催者からのメッセージ:ひとり出版社として話題になった夏葉社の代表・島田潤一郎さんをお迎えして、出版社を立ち上げてから10年経った今、これまでの事、これからの仕事について語って頂きます。さらに音楽のみならず本や喫茶店に関するトークイベントにも出演しているフォークシンガーの世田谷ピンポンズさんが特別ゲストとして登場。
    懐かしくも新しい曲を作り続けるフォークシンガーとひとり出版社の夏葉社を知ることで、自分らしい働き方や生き方のヒントが見つかるかもしれません。
    本や音楽好きな人、出版に興味がある人はもちろん、今を生きる全ての人に捧げるCAFEめがね書房初のトークイベントです。トークイベント後には11月27日に発売される島田潤一郎さんの著書「古くてあたらしい仕事」を購入された方対象にサイン会も開催予定。
    出演者プロフィール
    *島田潤一郎 (しまだ じゅんいちろう)
    1976年高知県生まれ。夏葉社代表取締役。
    アルバイトや派遣社員をしながら海外を放浪した後、編集者としての経験を持たないまま2009年に33歳で夏葉社を東京都吉祥寺で創業。絶版となっていた名著の新装復刊からオリジナル作品まで数多くの美しい本をひとりで手がける。

    *世田谷ピンポンズ (せたがやぴんぽんず)
    1984年生まれ。文学・漫画・古本屋・純喫茶をこよなく愛するシンガーソングライター。
    2009年より東京で活動を開始、2013年より拠点を京都に移す。吉田拓郎や70年代フォーク・歌謡曲に影響を受けながら生活の根底にある些細な機微をとらえ、「いま」を歌う懐かしくも新しいその歌は六畳半フォークと呼ばれる。
    メールまたは店頭でご予約承ります。
    【メールでの予約方法】
    件名を「イベント予約」とし、①氏名、②人数、③電話番号を明記し、上記のメールまで送信して下さい。*ご予約されていなくても当日お席に空きぐあれば入場可能です。

    『H ZETTRIO TOUR 2019 ? 気分上々 ?』

     

    ジャンル:音楽
    イベント名:『H ZETTRIO TOUR 2019 ? 気分上々 ?』
    日程:2019年12月8日(日) 開場16:00 開演17:00
    場所:川越町あいあいホール (三重県三重郡川越町大字豊田一色314番地)
    費用:前売4,500円 当日5,000円
    お問い合わせ先:あいあいセンター 059-364-2500
    詳細情報:http://www.town.kawagoe.mie.jp/index.php/aiai-event/18429/
    主催者からのメッセージ:
    『笑って踊れるピアノトリオ』
    全国で話題沸騰中の「H ZETTRIO」が今年も全国ツアーを開催!!
    ピアノ「H ZETT M」・ベース「H ZETT NIRE」・ドラム「H ZETT KOU」の3人が独自のアンサンブルを響かせる!
    ”無重力奏法”と形容される独特のテクニックと、キレのあるリズムセクションを武器に国内外の大型フェスに次々と参加。

    2014年、スイスで開催されている世界3大ジャズ・フェスティバル「モントルー・ジャズ・フェスティバル」への出演をきっかけに、活動が活発になったH ZETTRIO。
    彼らの楽曲は2016年のリオ五輪閉会式で、スーパーマリオの格好をした安倍晋三首相が登場する東京五輪のプレゼン映像の場面でBGMを担当。
    最近では、シングル「What’s Next」がNECノートパソコンLAVIEのTVCMに起用され話題となり、PS4 Line Up Music Videoで書き下ろした「Playin’ Swingin’」のYoutube再生回数が350万回突破。
    H ZETTRIOがレギュラー出演する音楽番組「SPEED MUSIC ? ソクドノオンガク」では 国内における『時代を超えた名曲』を選曲し、スピード感溢れる独創的なアレンジで毎週カバーしている。
    更に、漫画家ヨネダコウによる大人気BLコミックス『囀る鳥は羽ばたかない』劇場アニメ化に伴い音楽を担当。

    ライブでは、世界遺産コンサート(6/29福岡県宗像大社,7/28奈良県金峯山寺蔵王堂 )を行うなど、東京では3000人キャパのホールライブを即完売させる今勢いのあるピアノジャズトリオです!
    また、今年は1月1日から毎月1日に配信限定シングルを12か月連続リリース中!

     

    第25回企画展・開館5周年記念特別展「三重の仏像〜白鳳仏から円空まで〜」

    ジャンル:展覧会
    日程:2019年10月5日(土)〜12月1日(日):月曜休館(休日の場合は翌日)
    時間:9:00~17:00まで※入場は閉場の30分前までとなります。
    場所:津市一身田上津部田3060 三重県総合博物館(MieMu)
    費用:一般1,000円、学生600円、高校生以下無料
    主催者:三重県総合博物館(MieMu)
    お問い合わせ先:MieMu@pref.mie.lg.jp 059-228-2283 三重県総合博物館(MieMu:みえむ)
    主催者からのメッセージ:平安・鎌倉期の仏像を中心に、本尊、秘仏を含む三重の仏像を一堂に会し、その魅力を様々な角度から紹介します。また、新発見の快慶作 阿弥陀如来像や地蔵菩薩像も初公開します。三重県総合博物館で初めての、県内では16年ぶりの本格的な仏像の展覧会です。
    期間中は講演会やギャラリートーク、コラボ企画を開催します。ぜひご家族やお友達とお越しください。
    イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:
    http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/MieMu/000230094.htm

     

    ざんねんだけど愛おしい動物たち~おもしろい!進化のふしぎ~

    ジャンル:講演会・セミナー
    日程:2019年12月21日(土)
    時間:13時30分~15時(受付13時から)
    場所:三重県津市一身田上津部田1234 三重県総合文化センター内 レセプションルーム
    費用:無料(要事前申込・申込み多数の場合は抽選)
    主催者:三重県生涯学習センター
    お問い合わせ先:manabi-kouza@center-mie.or.jp
    059-233-1151(三重県生涯学習センター)
    主催者からのメッセージ:NHK『チコちゃんに叱られる!』にも出演の動物博士がやってくる!
    地球上のいきものは生き残るためにさまざまな進化をとげてきました。わたし達から見るとちょっとざんねん!?に思える生態や進化のふしぎについて “子どもの本総選挙2018”第1位に選ばれた『ざんねんないきもの事典』シリーズを監修された今泉忠明さんのお話を聞いてまなびましょう!親子やお孫さんといっしょの参加も大歓迎!

    【申込方法】要事前申込/抽選制(定員180名)
    【申込締切】11月17日(日曜日)必着。
    電話・FAX・ホームページ・Eメール・窓口・郵送いずれかの方法にて受付。
    ①講座名②代表者名(ふりがな)③電話番号④ご住所⑤参加人数⑥参加人数のうち中学生以下の人数をご明記ください。
    ※定員を超えるお申込みの場合は抽選を行います。11月末までにすべての代表者宛てに通知ハガキを送付し、発送をもって当選者発表にかえさせていただきます。あらかじめご了承ください。
    ※本講座は未就学児もご参加いただけます。
    イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://www.center-mie.or.jp/manabi/event/sponsor/detail/30576 

     

    皆様からもイベント情報を募集しています!

    お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
    お気軽に下記メールフォームからイベント情報をお寄せください。
    ※Macの純正ブラウザ「Safari」からは送信エラーになる場合がありますので、Google Chromeなどから送信してください。

      ▼添付画像(イメージ写真やフライヤーなど)を3点まで送信できます▼
      1つの画像の容量は2.5MBが上限です。
      画像データの形式はgif、png、jpg、jpeg、pdfに対応しています。

      地域交流×かまどde焙煎コーヒー

      早速個人の見解ですが、この写真がとてもお気に入りです

      四日市市富田に突如現れた、あさぎコーヒーさん。
      昔々ローソンがあったでしょう?そのお向かいにできたんですよ。
      今ある分かりやすい建物で言えば、フランテですね。

      お店の外観

      ここで店主の山本さんは、日々薪を割り、店中にある「かまど」で毎日コーヒーを焙煎している。

      好奇心旺盛な私は、あさぎさんへコーヒーを買いに行くと同時にオトナミエの取材を依頼させてもらった。こういう時に、オトナミエの記者でよかった!と思う。お店の人との距離が一気に縮まるのだ。みんな、記者になるのだ!楽しいぞ!!

      話がそれた。。

      ねぇねぇ、ところで山本さん・・・
      かまどでコーヒーを焙煎するってどういうことなん?
      と、頭が???となった私は、密着取材させてもらったのです。
      こちらが、かまど。
      このかまどは売ってません。山本さんとお祖父様の手作り!!!!すごいね。

      ここに薪をくべて、火を起こし

      手作りの網に豆を入れて・・

      いざ!焙煎!!ライムラプスでお楽しみくださいませ。
      (マスクがないと薪や豆の燃えかすを吸ってしまうので、、とマスクをいただき装着。優しい!!)

       

      そして煎りたての豆〜〜〜!

      慣れた手つきで豆を広げて冷ます山本さん

      スピード勝負でもあるこの作業に私はついていくのが必死でした。そして出来あがったコーヒー豆

      ちなみに生豆は下のこんな色でした。
      約15分の焙煎でこのように変わるんですね。

      さらに、コーヒー豆は焙煎すると膨らむんですって。
      え、知ってました?
      わたしは知らへんかった・・・。

      豆を丁寧にチェックして、重さを計る山本さん
      はかる前に
      「414.5gになるはず」
      とキリッと予言してくださった通りになったのが私のこの日の一番のハイライトだったかもしれない。まさに職人技。

      そしてこの数字や出来具合いは日々記録されていくのです。

      特別に見せてくださった、過去のメモ。こうやって日々記録されていらっしゃいます。
      この日の豆はパプアニューギニアでした

      毎日、かまどで焙煎するから
      日によって多少味が違ったりするかもしれません。
      でもそれがいい。味が年中統一されている既製品は溢れかえっている。
      (他の珈琲屋さんでも同じことが言えるのだけど)山本さんの感性で焙煎されたコーヒー豆は、味わい深い。しかも自分の生活している地域で毎日かまどで焙煎されてるコーヒー豆って、なんかもう言わば富田の地場産品でいいんじゃないか?と思うのですよ。

      豆の販売もしていますよ。

      予想以上に豆が売れるようで、焙煎が大忙しだそうです!

      さらに店内もおしゃれなのです。

      喫茶スペースの外観です

      店内は懐かしくて癒される空間が広がっています。

      ちなみに雨の日は、飲食スペースの店内のみで営業されています。
      店内に入ると、山本さんがひょっこり(笑)お出迎えしてくださいます!

      近所なものですから、子どもの習い事の待機時間を利用したりして、色々お話ししていたりしたら多分合計4時間くらい!お話を伺っていて、とても濃いお話もお伺いできました。頑張ってまとめましたので、読んで読んで〜


      手焙煎珈琲あさぎ
      店主/焙煎士
      SCAJ認定コーヒーマイスター
      山本将平さん



      1992年生まれ(この前取材したドラゴン・リブレ選手と同じ歳!)
      四日市出身、四日市育ち。
      中学生の時から不登校になり高校を中退するも、大学では経済学を学び、大学卒業後、名古屋で不動産業に従事。あさぎさん開業のため脱サラをし、現在に至る。(山本さんの歴史にはもっと色んな味わい深い事があるんですけどざっくりとご紹介させていただきました)

      「この場所は祖父の土地なんです。地域の皆さんに活用してもらう事、そして孫である僕がお店を切り盛りする事を条件にお店の営業ができるようになりました。そうじゃなかったら今頃は賃貸住宅が建っていたかもしれません。そしてここは以前からですが、朝は小学生の集団登校の集合場所になっています。さらに、この地域は公会所がないので、ここが公会所代わりになったり、地域の人が集まれる場所になればいいなって思っています。」

      と話してくださいました。

       

      そしてそして
      お店の名前となっている「あさぎ」とは・・・?

      ポケットに入っているボールペンの色があさぎ色なんですって。コーヒーマイスターのバッチもかっこいい。

      「あさぎ色は、新撰組の羽織で使われたりして伝統的な色でもあります。あさぎな人と言うと”控えめな人”という意味があったり、江戸時代には着物の裏にあさぎ色の生地を使ったり、庶民的だと揶揄される色でもありました。その庶民的だったり控えめだったりするところを自分のお店にも取り入れたいと思いました。多くの人に気軽にお店を利用してもらいたいです。コーヒーを売っているお店だけれど、あくまでもコーヒーは脇役で、コーヒーを通じて生活を豊かにしてほしいという意味であさぎという名前にしました。」

       

      以前取材させてもらった、やきよし のよしお先輩のお店と実際に距離も近いけれど、考え方も似てるなぁと思いました。売り上げを立てていくことももちろん大切な事だけど、それ以上に自分のお店に地域の人が集まり、お客様に心豊かな生活を送ってもらいたいというのが、とても大切なんだな。それがビジネスっていう事なんだなって思いました。

      売れればなんでも良いみたいな時代はとっくに跡形もなく終わっていて、売る方買う方どちらの心も満たされる事が今私たちが生きている社会なんだと思いました。

      山本さんとお話をしながら私は色んなことが閃きました。
      読書会やら、小学生向けのおもしろ企画とか。

      この丁寧に作られたあさぎ珈琲さんと一緒に私も地域で活動していこうと思いました。

      多分大抵金曜の夕方に、私はあさぎさんでコーヒー飲みながら仕事してます。間もなく?カフェインレスコーヒーも始めるらしく、楽しみです。よかったら遊びに来てね(何の宣伝・・・)
      以下お店の情報です。あさぎ色(#00A3AF)で情報を載せてみます。

      手焙煎珈琲あさぎ
      三重県四日市市富田栄町 29-1

      近鉄富田駅より北西へ徒歩約5分
      営業日・・金曜日〜火曜日(水曜木曜が定休日)
      営業時間・・13時〜21時

      ツイッター
      https://twitter.com/asagi_handroast
      インスタ
      https://www.instagram.com/asagi_handroast

      メニューの写真も載せておきますが、日によって珈琲の種類など変わります。

      山本さん、取材させてくださり、ありがとうございました!!!

       

      追記です。
      記事を書いたときは試行錯誤中だった、カフェインレスコーヒーの販売がスタートされました!!やった!!

      【東京で見付けた三重】吸い付くようにねっとりと。やみつきになるバゲットラビットのパン。

      口の中の水分が持っていかれる。

      ではない。

      口の中に水分を与えてくれる。

      それがbaguette rabbitの名物パン「ブール」

      この断面をよーく見て頂きたい。

      伝わるかな…

      しっとりを越えたもっちり、
      もっちりを越えたねっとり。

      思わず顔をうずめたくなる艶感。

      隣にいた両親に、まずは一口ずつ。

      母:「あら!!むちもちで美味しい!」←(出先では必ずパンを買うマニア)

      父:「なにこれウマい!こんなパン今まで食べたことないよ!常識超えたね」←(然程パンを食べないくせに上から)

      父とコメントが被るのは若干悔しいがその通りで、
      パンの常識を覆すような水分量なのだ。

      卵・牛乳・バター・オイルは入っておらず、
      シンプルゆえに味わえる小麦そのものの甘みとコク。

      平均1日300個、多い時には600個も売れるのだそう。

      baguette rabbitは、
      名古屋に本店を構え、
      多くのファン魅了し続けているベーカリー。

      2018年2月
      東京・自由が丘にもオープンした。

      添加物は不使用。
      コンセプトは安心安全でおいしいパンを提供すること。

      小麦粉は三重県産「ニシノカオリ」を使っており、
      店内の石臼で挽いて自家製粉している。

      店長:「挽き立ての風味を生かしているので、小麦粉の優しい甘みが味わえると思います。低温長時間発酵で寝かせながら焼き上げ、吸水率は通常のパンに比べて約1.5倍。意外性のある食感に驚かれるお客さんは多いですね」

      店内には約80種類のパンが並ぶこともあり、

      バケットだけでも4種類。

      どれもこれも美味しいのだけど、

      やはり人気はブール。

      トーストでカリッとさせず、
      そのまましっとり食べるのがおススメらしい。

      結構な重量感があるが、それは水分量の多さ。
      いつの間にかペロリ完食してしまう魔法がかかっている。

      また何をサンドしてもピタッと相性合いそうだ。

      驚きのみずみずしさ、体験される場合は、
      どうかやみつき覚悟で…。

       


      baguette rabbit

      名古屋
      住所:愛知県名古屋市名東区社口1丁目916

      自由が丘
      住所:東京都目黒区自由が丘1丁目16−14

      三重の廃線跡を巡る旅(1号車) 「なんで西桑名?」桑名駅より東にある西桑名駅のナゾ

      子どもの頃の記憶。
      四日市に住んでいた私が近鉄電車に揺られて名古屋へ行くことは、その目的よりも「あした電車に乗るんや」という過程が前日眠れなくなるほどワクワクする特別なイベントだった。
      途中の桑名駅では近鉄ホームと隣合わせにJR線ホームやそこに停まる電車と、さらにその向こう側は赤とオレンジ色の小さな電車が見えた。そういえば同じ色の小さな電車が、わが街四日市でも走っていることに気づき「え~桑名でも同じ色の電車が走ってるんか」と思って親近感が沸いた。

      数年後、大学生になり毎日名古屋まで電車に乗るようになった一方で、とくに沿線風景にワクワク感を失っていた。そんな2003年のある日、小さな電車の走る路線は近鉄から四日市に本社のある三岐鉄道へ移管される。

      「廃止されへんかったけど、これからも大丈夫なんかな?」という将来を不安視する地元の利用客が桑名駅前でインタビューされているシーンを夕方のテレビニュースで観ていた。

      私の耳に「以上、三岐鉄道へ移管された北勢線西桑名駅から中継でした。」と話をまとめるアナウンサーの声が入ってきた。

      えっ・・・西桑名って何なん?私がいつも見ていたあの小さな電車は駅の東側にいるはず。

      でもそんな疑問から発生したナゾを当時は調べる手立てがわからず、次第に興味みも無くなってナゾ自体も忘れてしまってしまった。

      それから16年経った2019年(令和元年)10月。私は西桑名駅前にいた。


      (三岐鉄道北勢線西桑名駅の改札)

      どこからともなく「あの時のナゾを解くのです!」と指令が頭に降りてきた私は、既にスマホで西桑名駅の由来を調べていた。文明の利器によって、北勢線の西桑名は、かつて中間駅で現在のような始発駅ではなかったことがすぐに判明。ウィ〇ペディアには感謝である。


      ネットの情報と街の案内看板と自分の勘を頼りに廃線跡を辿る

      (現在始発駅の西桑名駅に途中駅だった面影は無い)

      現在の「三岐鉄道北勢線」が2003年まで近鉄の所有路線だったことはまた記憶に新しい。歴史を遡ると1912年(大正元年)に「北勢鉄道」という名称で開業していたことがわかった。創業時の社長は地元の有力資産家だった松本長蔵氏。彼についても調べてみたらいろいろエピソードがあるのだけど、また時間のあるときに取り上げたい。

      (西桑名駅前に広がる桑名駅バスターミナル)

      開業時の西桑名駅は、「大山田駅」と名乗っており、「楚原駅」との間を結んでいた。つまり開業時は現在と同じく始発駅で、1915年(大正4年)に0.7km東にある「桑名町駅」まで延伸開業した際に途中駅となる。その後の1931年(昭和6年)に駅名を「西桑名駅」へ改名したまま現在も桑名駅とほぼ同じ場所にも関わらず再改名はしていないようだ。今回はその0.7kmだけの廃線跡を辿ろうと思う。

      (桑名駅前にある市中心部の案内地図看板)

      ネットから分かった廃線跡と街中にあった案内看板から、ルート(黄色い太線部)を予測してみた。46年間北勢鉄道の始発駅だった「桑名町駅」は1948年(昭和23年)に「桑名京橋駅」へ駅名変更し1961年(昭和36年)まで存在していた。廃止理由は国道1号線に存在した踏切で発生する渋滞が問題となったためとされている。名四国道こと国道23号線が名古屋から四日市まで開通したのが1963年(昭和38年)で、当時は国道1号が名古屋と三重を結ぶ唯一にして最短のメインルートだったこともあり、高度成長とモータリゼーションの世相から致し方なかったのかもしれない。

      (駅前から進むと国道1号線がすぐ見えてくる)

      現在の駅は、近鉄やJRの施設と並列に位置しているが、当時は現在の駅ホーム手前から大きくカーブをして東へ向かっていたようだ。西桑名駅の改札口や駅前バスロータリーからは全く気が付かなかったが、西桑名駅と国道1号線の距離がとても近いことに驚いた。

      (アピタ桑名店の北側の道路が線路跡)

      国道1号を渡るまで4車線だった線路跡道路は、中央線の無い生活道路になる。ただし昔も今も北勢線の線路幅はナローゲージ軌間(762mm)なので、普通自動車が対向可能な道路なら十分な広さだ。

      (桑名市常盤町周辺の線路跡道路そろそろ目的地も近い)

      廃線跡の道路には、58年前に鉄道が走っていたという痕跡はまったく見られず残念な気持ちのまま、あっという間に目的地まで到着した。

      (桑名京橋駅の跡地は駐車場)

      北勢線の本当の始発駅である桑名京橋駅跡地は、現在「京橋駐車場」という街中にある普通の駐車場になっていた。

      (駐車場前から西桑名駅方面を眺める)

      来た道を振り返っても人も車も居ないし、既に駅前の喧騒も感じないが、地図アプリで調べたら0.7kmを移動してきたことは間違いないようだ。果たして「ここは桑名の中心なのか?」という疑問が残り、もう少し散策をしてみることにした。


      そこは桑名の中心だった!?

      駅跡地の駐車場の前にはまったく雰囲気がなかったが、その突き当りを左へ曲がるとここが桑名の中心だった証拠が見つかった。しかもたくさん!!

      (桑名寺町通り商店街の南口)

      まずは寺町通り商店街。桑名駅から少し離れた場所にこんな活気ある商店街があることを恥ずかしながら知らなかった。また名前の通り周辺に寺院が多く、それに伴って仏壇仏具店も多くみられた。

       

      (かつて桑名市役所があった場所は京町公園になっている)

      寺町通り商店街南口すぐ脇にある京町公園には1973年(昭和48年)まで桑名市役所もあり、まさに桑名市の中心といえるエリアだ。逆に当時の国鉄や近鉄桑名駅は、この場所からみると町の郊外で、まさに「西桑名」と当時の人たちは呼んでいたのだろう。

      (桑名市博物館の玄関)

      桑名市博物館は前身の文化美術館時代を含め約50年の歴史があり、江戸時代の武具など展示される機会が多いようだ。また近年は若い女性を中心とした刀剣ブームの影響で来訪者も多いと聞いた。

      (火の見櫓と消防分団がある場所は三重県電話発祥の地)

      また博物館の向かいには「三重県電話発祥の地」という石碑があり、ここにあった電話局から1899年(明治32年)に三重県で初めての電話通信が行われたモダンな場所でもある。

      (石取会館は旧四日市銀行桑名支店として建てられたもの)

      少し入ったところには、近現代建築が好きな私の心を鷲掴みにするレトロビルディングを発見。現在は石取会館になっているこの建物は、1925年(大正14年)に建てられた四日市銀行(現在の三十三銀行)桑名支店で、金融の中心地でもあったようだ。

      (仏壇仏具店以外にやはり時雨店もちらほら)

      西桑名駅への帰途は、寺町通りを通り抜けることにした。私の地元四日市にも駅前周辺に商店街があるが、後継者がいなくてシャッターが閉まったままの店舗やマンションや駐車場への転換が目立つ。寺町通りのように青果店など生活に根付く店舗が営業を続けているのはとても興味深く、また懐かしくも感じた。

      時雨店の前では、幼稚園の時に友達と交換したおにぎりの具に時雨(あさり)の佃煮がはいっていて「いっしょの具にして!」と母にねだって以来、しばらく時雨おにぎりにハマってしまったことを思い出した。

      (寺町通り商店街の北口)


      わずか1Kmのライバル路線「桑名電軌」

      (八間通り北寺町あたり)

      寺町通りの北端に接する八間通りには「桑名電軌」という市内電車が、「桑名駅前」から「桑名本町」の区間を1927年(昭和2年)から1944年(昭和19年)まで運行をしていた。その営業距離は僅か1.0kmながら北勢線に平行しており、ライバル路線の関係だったのだろうか。

      (桑名電軌の終点と思われる地点には歌行灯本店がある)

      ただそのライバルが17年間の営業という短命に終わった理由は、員弁・大安方面につながる北勢線と違い単独路線として誕生し、今後の路線拡大を夢見ようにも戦時中の行政指示によって半ば強制的に廃止となってしまった。営業が順調であれば桑名市内から四日市市北部にかけて網の目のように路線網を完成させる計画も存在していた。

      北勢線と違い、こちらは路面電車なので八間通りの路面や歩道などに遺構どころか雰囲気も残っていないのも残念だ。

      (桑名城の外堀には10月と思えないような日差しが)

      この場所を訪問する前にこんな短距離を2路線が平行しているだなんで想像出来ず、桑名電軌の存在を知った際は、西桑名より阿下喜方面は北勢鉄道で、市内電車区間を桑名電軌が管理していると誤解していた。両社は別々に鉄道を運営し、近いながらも別の場所を通っていたことが現地に行くとよく理解ができた。

       


      調査を終えて

      まず16年来のナゾが解けたことと、古い桑名の中心が発見できて大変有意義な時間だった。だけど当時の人たちの記憶が鮮明な時に、昔話が聞きたかったという悔しさが残った。街には歴史があって、たとえ短い期間でもそこにあった記憶は、いつの日かの未来に役立つし、次の世代へどのように遺していくか、私の世代も考える責任があるのかもしれない。

      そういえば、今日は廃線跡を辿ったので、電車や線路をあまり見ていない(泣)

      次回は現役の電車も絡ませたいのでご期待ください。

      電車の駅の名前をつけた可愛い女の子がいる・・・

      ・・・と言っても、某有名会社が中心となって展開している、鉄道に関する職場で働く女性をモチーフにしたキャラクターコンテンツのご紹介をするわけではありません。笑

      桑名市役所で働く普通の公務員が、趣味が高じて自主的に制作している「北勢線隊ナローレンジャー」です。

      桑名をPRする動画をプライベートで作る!?

      三岐鉄道北勢線をPRするキャラクター「北勢線隊ナローレンジャー」が活躍する動画を制作しているのは、「桑名市PR動画を制作する委員会(その手は桑名の動画制作委員会:通称そのくわどーが)」。
      そのくわどーがは今までに、北勢線のPR動画や、

      桑名市の特産品である「くわな鋳物」の歴史を簡単にまとめた動画

      平成27年に内宮宇治橋の外側の鳥居を、桑名の七里の渡しの鳥居として貰い受けた「お木曳行事」のスライドショー

      など、まともな真面目な動画を作っていました。

      そのくわどーがを一人で撮影・録音・編集するのは、私の同期のK氏。
      元々動画編集が得意な人で、何人もの結婚式の余興動画などを制作していましたが、たまたま交通対策の係にいた彼が目につけたのがこの踏切です。

      鉄道の聖地・桑名

      桑名は2つの点で、鉄道の聖地です。

      ①貴重なナローゲージ(特殊狭軌)が残っている

      762mmのレール幅の「三岐鉄道北勢線」。
      その小さな姿は「マッチ箱電車」とも呼ばれ、向かい合って座ると膝と膝がくっつくくらいです。

      昔は全国各地で走っていたナローゲージも、現在ではお隣四日市市の「四日市あすなろう鉄道 内部・八王子線」と、富山県の「黒部峡谷トロッコ電車」の三事業者しか残っていません。

      北勢線事業運営協議会|ナローゲージ
      http://www.hokuseisen.com/narrow/

      ②日本で唯一!3種類の線路幅が揃うこと

      レールの幅は、鉄道会社によっていろんな幅があります。

      新幹線や近鉄名古屋線などの標準軌(1,435mm)、JR東海関西線の狭軌(1,067mm)、そして三岐鉄道北勢線の特殊狭軌(ナローゲージ(762mm))です。
      この3つのレール幅の違いを実感できる日本で唯一の踏切が桑名市にあります。

      日本で唯一3種類の線路幅がそろう踏切【動画をアップしました】 – 桑名市〜本物力こそ、桑名力。〜
      https://www.city.kuwana.lg.jp/index.cfm/26,38750,225,351,html

      北勢線隊ナローレンジャー

      ナローゲージの北勢線をPRすべく、三岐鉄道株式会社の許可を得て制作したオリジナルキャラクターが「北勢線隊ナローレンジャー」です。

      地元の高校に通う三重弁丸出しの女子高校生が、北勢線の沿線を紹介したり、恋に悩んだり、特殊能力を使ったりというアニメーションで、現在第8話まで公開されています。
        

      https://www.youtube.com/playlist?list=PLDRTqB63g0WFZEuO3S1Pz7jPki13KGEgN

      第8話ではもう一つのナローレンジャー「あすなろうレンジャー」が登場し、今後の活躍に注目です。


      また、バーチャルYouTuber(VTuber)としての作品も公開。

      https://www.youtube.com/playlist?list=PLDRTqB63g0WHZhYRdfaBz7puU7-ArDLOp

      三重県桑名市の魅力を、少し変化球気味に紹介しています。

      声優を務めるのは後輩の子たち。

      もちろん、時間外の有志の活動として行なっています。

       

      LINEスタンプも三重弁で

      かなりマニアックなところを攻めている動画ですが、三重弁の心地よさと「あ、ここ知ってる!」という発見があり、見ていくとハマってしまいます。
      また、LINEスタンプも作っています。

      ナローレンジャーSDキャラスタンプ – LINE スタンプ | LINE STORE
      https://store.line.me/stickershop/product/9362314

      前作は契約満期になったため販売終了で、今回は2〜3頭身のSD(スーパーデフォルメ)キャラクターで可愛さ倍増です。
      (売り上げは全て『グッズの作成』に充てられます)

      スタンプも一部言葉に三重弁が混じっています。

      どんな『グッズ』が作られるのか楽しみですね。
      気に入られた方は、ぜひダウンロードをして使ってください。

      OTONAMIE PUSH!! EVENT【2019.11.7update】

      こんにちは!広報担当のともーこです!
      今週も愉しいイベント情報が寄せられています。ぜひご覧ください!
      また、皆さまからのイベント情報もドシドシ募集中です!
      ※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
      ※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。
      ポートシティ・マーケット
      ジャンル:ハンドメイド&ヴィンテージマーケット
      日程:2019年11月9日(土)
      時間:13:00〜18:00
      場所:津観音〜大通りの一部(津市大門)
      費用:無料
      主催者:ポートシティ・ユナイテッド
      お問い合わせ先:port2city@gmail.com  080-3286-6320(ナカムラ)、090-3583-7854(シモイ)
      主催者からのメッセージ:渋くて味のある街の、少し尖ったマーケット。ちょっぴりレトロでクリエイティブな雰囲気のマーケットに、三重、東海エリアの個性的な人気ショップが集合します。「昭和&オリジナル」をテーマに、個性溢れるライブ、レトロゲーム、古本コーナーもご用意します。また、大門の飲食店を気軽に巡れる「ドまんなかバル」も同時開催します。(バルは各店舗にて、営業時間も異なります)。【ショップブース】
      ・ファッション&カルチャー:古着、アウトドア、ストリート系、ヴィンテージ時計、ミリタリー風小物など☆
      ・クラフト&アーツ:ガラス、金属、パールなどスタイリッシュ&ポップなアクセサリー、各種雑貨など
      ・カフェ&スイーツ:人気のチーズケーキ、スペシャリティコーヒー、洋菓子など
      【特設☆古本コーナー】
      みんなの古本市「ブックステーションだいもん」。絵本、文学、雑誌など。100円均一無人古本販売所、ヤバイ本交換所などもあります☆
      【エンタメブース】
      1日だけ現れるオトナのゲーセン「プレイランドだいもん」。ソフトダーツ、特大ジャンボ将棋、昭和な野球盤など。(入場無料、駄菓子の無料配布あり)
      【ライブ】
      往年のホットなヒットナンバーをお届けするライブステージ「ベストヒットだいもん」。UKロックから80sヒットナンバーなど(観覧無料)古い街をぶらぶらしながら、渋いスタンダード音楽の中で、ラムネを片手にヴィンテージ品やハンドメイド品を見たり、レトロゲームを楽しんだり。そんな週末はいかがでしょうか♪

      イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://www.facebook.com/events/1083925841805504/

      おすすめ米のオススメおかずさがし

       

       

      ジャンル:参加型ワークショップ
      日程:2019年11月19日(火)
      時間:10:00〜13:00
      場所:天満荘(三重県尾鷲市天満浦161)
      費用:1,000円
      主催者:(有)世古米穀店
      お問い合わせ先:sekobeikokuten@yahoo.co.jp 0597-22-1317(世古米穀店)
      主催者からのメッセージ:地元の皆様へ、美味しいお米をお届けしている町のお米屋さん「世古米穀店」が主催する、参加者の皆様と進めるワークショップイベントです。
      お店でもリピーターのお客様が圧倒的に多い、オリジナル国産ブレンド米「おすすめ米」。
      そのお米に一番合うおかずは何なのか、皆さんとごはんを美味しく食べて話しながら決めたいと思います。
      尾鷲といえば、魚のまち!やっぱり魚?それとも、お肉料理との相性が合う?
      「こっちと合うな〜」「やっぱりこの組み合わせの方が?」そんなことを話しながら、楽しい時間を過ごしたいと思います。
      また、新米シーズンということで、お米屋さんがおすすめする、美味しく炊けるごはんの研ぎ方、炊き方も伝授しますよ〜!天満荘から見える海の景色を見ながら、素敵な時間を過ごしませんか??
      イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://www.facebook.com/events/388740665154611/

       

       

      加藤訓子「ドラミング」

      ジャンル:音楽
      日程:2019年11月15日(金)
      時間:19:00 開演(18:00開場)
      場所:三重県総合文化センター 小ホール
      費用:一般5,000円(学生3,000円)
      主催者:芸術文化ワークス&ひらのきかく舎
      お問い合わせ先:info@kuniko-kato.net 080-5075-5038 (伊藤)
      主催者からのメッセージ:昨年に次いで、今年で2回目となる三重県総合文化センターでのソロリサイタル。この素敵なホールでのコンサートが実現する背景には、ひらのきかく舎の平野さんが居る。平野さんとの出会いは、今回公演する「ドラミング」を昨年、愛知県芸術劇場で平山素子さんとのダンス作品「D O P E」として世界初演した時。終演後、気さくに話しかけていただいて、その年の11月にはもうここでコンサートを公演していた。
      奥様も素敵な方で、平野さんは元県庁職員、奥様は元銀行勤務とのことで、肩書きだけ聞くと堅そうですが、実はアートやカルチャーをセンス良く愉しむことができる素敵なご夫妻です。 そんなひらのきかく舎のお陰で今年もここでコンサートをします!
      イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://www.kuniko-kato.net/en/project/drumming

       

       

      OTONAMIE【Spin on】Sessions 生き抜く切り替え

      ジャンル:参加型ワークショップ
      日程:2019年11月23日(土)
      時間:14:30〜17:00
      場所:三重県 津市一身田上津部田3060 MieMu:みえむ(三重県総合博物館)
      費用:1,000円(税込)※OTONAMIEステッカープレゼント有り
      主催者:OTONAMIE
      お問い合わせ先:otonamie@gmail.com
      主催者からのメッセージ:
      2015.10.24に本始動をしたOTONAMIE。おかげさまで5年目に突破しました。読者や記者、関係者などいろんな人に支えられ、なんとか持ちこたえられてます。ありがとうございます。

      そこで、ささやかながらOTONAMIE4周年イベントをご準備しました。4年間の運営をさせていただき、いろんな人にお話を聞き「生き方」にとても刺激をいただきました。4年前を振り返るだけでも、時代は良くも悪くもすごいスピードで動いています。

      そんな時代を、そして未来を生き抜くためにSpin on!
      Spin on=スピノンは、ロックやソウルの精神で地域をサヴァイブしていく活動です。今回の4周年イベントはその一環です。

      お気軽に遊びにきてください!
      お話を聞いたり、またお話をしたり。刺激的でたのしい時間を、ぜひご一緒にお過ごしください。皆さまのご参加を運営一同、たのしみにお待ちしています。
      イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://www.facebook.com/events/448232862451593/

       

       

      『H ZETTRIO TOUR 2019 ? 気分上々 ?』

       

      ジャンル:音楽
      イベント名:『H ZETTRIO TOUR 2019 ? 気分上々 ?』
      日程:2019年12月8日(日) 開場16:00 開演17:00
      場所:川越町あいあいホール (三重県三重郡川越町大字豊田一色314番地)
      費用:前売4,500円 当日5,000円
      お問い合わせ先:あいあいセンター 059-364-2500
      詳細情報:http://www.town.kawagoe.mie.jp/index.php/aiai-event/18429/
      主催者からのメッセージ:
      『笑って踊れるピアノトリオ』
      全国で話題沸騰中の「H ZETTRIO」が今年も全国ツアーを開催!!
      ピアノ「H ZETT M」・ベース「H ZETT NIRE」・ドラム「H ZETT KOU」の3人が独自のアンサンブルを響かせる!
      ”無重力奏法”と形容される独特のテクニックと、キレのあるリズムセクションを武器に国内外の大型フェスに次々と参加。

      2014年、スイスで開催されている世界3大ジャズ・フェスティバル「モントルー・ジャズ・フェスティバル」への出演をきっかけに、活動が活発になったH ZETTRIO。
      彼らの楽曲は2016年のリオ五輪閉会式で、スーパーマリオの格好をした安倍晋三首相が登場する東京五輪のプレゼン映像の場面でBGMを担当。
      最近では、シングル「What’s Next」がNECノートパソコンLAVIEのTVCMに起用され話題となり、PS4 Line Up Music Videoで書き下ろした「Playin’ Swingin’」のYoutube再生回数が350万回突破。
      H ZETTRIOがレギュラー出演する音楽番組「SPEED MUSIC ? ソクドノオンガク」では 国内における『時代を超えた名曲』を選曲し、スピード感溢れる独創的なアレンジで毎週カバーしている。
      更に、漫画家ヨネダコウによる大人気BLコミックス『囀る鳥は羽ばたかない』劇場アニメ化に伴い音楽を担当。

      ライブでは、世界遺産コンサート(6/29福岡県宗像大社,7/28奈良県金峯山寺蔵王堂 )を行うなど、東京では3000人キャパのホールライブを即完売させる今勢いのあるピアノジャズトリオです!
      また、今年は1月1日から毎月1日に配信限定シングルを12か月連続リリース中!

       

      第25回企画展・開館5周年記念特別展「三重の仏像〜白鳳仏から円空まで〜」

      ジャンル:展覧会
      日程:2019年10月5日(土)〜12月1日(日):月曜休館(休日の場合は翌日)
      時間:9:00~17:00まで※入場は閉場の30分前までとなります。
      場所:津市一身田上津部田3060 三重県総合博物館(MieMu)
      費用:一般1,000円、学生600円、高校生以下無料
      主催者:三重県総合博物館(MieMu)
      お問い合わせ先:MieMu@pref.mie.lg.jp 059-228-2283 三重県総合博物館(MieMu:みえむ)
      主催者からのメッセージ:平安・鎌倉期の仏像を中心に、本尊、秘仏を含む三重の仏像を一堂に会し、その魅力を様々な角度から紹介します。また、新発見の快慶作 阿弥陀如来像や地蔵菩薩像も初公開します。三重県総合博物館で初めての、県内では16年ぶりの本格的な仏像の展覧会です。
      期間中は講演会やギャラリートーク、コラボ企画を開催します。ぜひご家族やお友達とお越しください。
      イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:
      http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/MieMu/000230094.htm

       

      ざんねんだけど愛おしい動物たち~おもしろい!進化のふしぎ~

      ジャンル:講演会・セミナー
      日程:2019年12月21日(土)
      時間:13時30分~15時(受付13時から)
      場所:三重県津市一身田上津部田1234 三重県総合文化センター内 レセプションルーム
      費用:無料(要事前申込・申込み多数の場合は抽選)
      主催者:三重県生涯学習センター
      お問い合わせ先:manabi-kouza@center-mie.or.jp
      059-233-1151(三重県生涯学習センター)
      主催者からのメッセージ:NHK『チコちゃんに叱られる!』にも出演の動物博士がやってくる!
      地球上のいきものは生き残るためにさまざまな進化をとげてきました。わたし達から見るとちょっとざんねん!?に思える生態や進化のふしぎについて “子どもの本総選挙2018”第1位に選ばれた『ざんねんないきもの事典』シリーズを監修された今泉忠明さんのお話を聞いてまなびましょう!親子やお孫さんといっしょの参加も大歓迎!

      【申込方法】要事前申込/抽選制(定員180名)
      【申込締切】11月17日(日曜日)必着。
      電話・FAX・ホームページ・Eメール・窓口・郵送いずれかの方法にて受付。
      ①講座名②代表者名(ふりがな)③電話番号④ご住所⑤参加人数⑥参加人数のうち中学生以下の人数をご明記ください。
      ※定員を超えるお申込みの場合は抽選を行います。11月末までにすべての代表者宛てに通知ハガキを送付し、発送をもって当選者発表にかえさせていただきます。あらかじめご了承ください。
      ※本講座は未就学児もご参加いただけます。
      イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://www.center-mie.or.jp/manabi/event/sponsor/detail/30576 

       

      皆様からもイベント情報を募集しています!

      お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
      お気軽に下記メールフォームからイベント情報をお寄せください。
      ※Macの純正ブラウザ「Safari」からは送信エラーになる場合がありますので、Google Chromeなどから送信してください。

        ▼添付画像(イメージ写真やフライヤーなど)を3点まで送信できます▼
        1つの画像の容量は2.5MBが上限です。
        画像データの形式はgif、png、jpg、jpeg、pdfに対応しています。

        【11月9日開催!】あなたの暮らしを素敵に変える街歩き!津・大門「ポートシティマーケット2」

        11月9日(土)、津・大門で「ポートシティマーケット」が開かれます。「レトロ&クリエイティブ」をコンセプトに13時から18時まで開催予定です。
        9月14日にも行われた当イベントでは「ファッション&カルチャー」、「クラフト&アート」、「カフェ&スイーツ」といったジャンルで県内外から人気ショップが集合。あなたの暮らしに素敵なきっかけを与えてくれる「ポートシティマーケット」、要チェックです。

        11月9日(土)開催!「ポートシティマーケット」

        津観音や大門商店街が素敵なマルシェに様変わり!

        11月9日(土)に津市大門の界隈で「ポートシティマーケット」が行われます。第1回は9月14日(土)に開催され、子どもからお年寄りまでさまざまな人たちが大門に集まりました。

        第1回のイベントは天候にも恵まれ、たくさんの笑顔があふれました。9日(土)の津の天気も良好と予想され、素敵な空間が広がることは間違いなさそうです。

        「ポートシティ・マーケット」のコンセプトは、「レトロ&クリエイティブ」です。長い歴史を持つレトロな大門商店街で、クリエイティブな品々に出会うことができるイベントとなっています。

        県内外からさまざまなジャンルのお店が出店!

        美味しい食べ歩きから日々の暮らしを素敵にするアイテムとの出会いも!

        ここからは「ポートシティ・マーケット」にどんなお店が出店するか紹介していきます。

        ジャンルは「ファッション&カルチャー」、「クラフト&アート」、「カフェ&スイーツ」となっており、県内外から人気ショップたちが集合します。

        また、津観音境内などの各会場では、「昭和&オリジナル」をテーマに個性あふれるアーティストのライブも披露予定。

        街の駅だいもんでも、「レトロでポップなネオンタウン」をテーマに、1日ゲームセンターも設置される予定です。子どもたちにとっても楽しそうなイベント、家族のお出かけとしても最適ですね。

        本や飲み歩きのイベントも同時開催!

        多様な楽しみ方を来場者に提案!土曜日の午後が素敵なものに。

        11月9日(土)の午後、津・大門では「ポートシティ・マーケット」以外にも、さまざまなイベントが同時開催予定。

        街の駅だいもんでは「ブックステーションだいもん 古本市」が開催。絵本や文庫本など、多様な種類の本が6つのお店から販売されます。街歩きをしながら素敵な1冊と出会えるかもしれませんね。

        また、11時から23時の予定で「津ぅバル11月ー永久不滅の常連メシ」も開催。定番メニューから、隠れた人気メニューまでお店巡りを通じて、大門の素敵なところに触れられるイベントとなっています。

        1日で大門の文化やお店と出会い、日々を素敵にするアイテムを手に入れるチャンスです。この土曜日の午後は、ぜひ大門に足を運んでみてくださいね。


        ポートシティマーケット
        開催日時:11月9日(13:00~18:00)

        URL:https://www.facebook.com/port2city/

        住所:三重県津市大門(津観音、大門大通り、町の駅大門)

        ソレイユカフェ:一日を明るくしてくれるパンケーキ

        最近パンケーキ食べたくなった私は、美味しさだけではなく、居心地良く感じられる場所、ここらへんにはないのかっと思って色々探してみました。激しい夏は過ぎ、モグラ生活はもう終りましたし。変わったお店を求め、名古屋や大阪まで行く方は多いかも知れませんが、津市の中心部、なぎさまちに素敵なお店がありました!

        車なしでなぎさまちまで足を運ぶ方は勇気が必要かもしれません。一体、あそこに何があるのだろうと思ってしまうときありませんか?確かに、自転車や徒歩では少し辛いところはありあす。しかし、実はあそこにお店はあるんです。結構美味しいお店が並んであります!その一つがソレイユカフェ(Soleil Café)です。

        ソレイユカフェ

        2016年にオープンしたソレイユカフェは美味しさと健康、サティスファクションをコンセプトにし、お客様が笑顔になれるメニューを作っています。店長によると、居心地良さ、笑顔だけではなく、明るく開放的な、かつ洗練された空間を作り、笑顔あふれる居心地の良い空間で「心と体に優しい時間」を提供しています。また、このお店は津市なぎさまちの活性化の一端としての役割も持っています(なぎさまちは「空港へ行くから通る」ところだけのようなイメージになっていますからね)。

        ソレイユカフェ
        ソレイユカフェ healthy, beauty and satisfaction

        お店に訪れる方は主に女性、働く女性ですが、女子会、デートにもおススメです(男性の方もウェルカムですよ)。しかし、このお店は人気すぎて、いつも満席ですので、予約とって行った方がおススメです。

        Make a reservation!!!

        11:00から14:00のランチタイムではワンプレートランチと単品ボウルランチがあります。 月替わりランチもあります。10月のランチはこれでした。

        10月の台湾風ボール

        11:00から16:00のオールタイムメニューでは、パンケーキの2種類:スタンダードパンケーキと天使のパンケーキがあります。様々なフレーバ、果物、季節限定なパンケーキがあります。フワフワで、美味しくて、悲しい思いでも笑顔に変えてくれるパンケーキです。

        季節限定洋梨天使のパンケーキ
        季節限定天使のパンケーキ美味しいすぎる
        よだれがたれてくる…

        他にもパフェ、タピオカドリンク(最近すごく人気ですね)、スムージ、コーヒなどもあります。

        ドリンクメニュー

         

        お店の椅子の色や飾り、デコレーションも綺麗だと思いました。

        カウンター
        テーブル
        4, 5人スペース

        ちなみに、Soleilはフランス語で「太陽」ですので、是非ソレイユカフェの明るさで笑顔に

        なって下さい。

        514-0013 三重県津市海岸町4-1 NKビル1階

        (059)226-3114 営業日:月・水・金・日 11:30~16:30 (LO:16:00)

        定休日:火・木・土

        カウンター席、ソファ、テーブルもあります。

        駐車場:8台

        バスでのアクセス:

        津駅から津なぎさまち線(空港アクセス)港海岸で停車、徒歩1分

        もしくは三重会館前で停車、徒歩10~15分

        English

        Soleil Café will make your day sunny

        These days, I suddenly wanted to eat a pancake. I was looking for something not only tasty, but also a comfortable place to spend time. Those kind of places are difficult to find here, because usually the shops are made to eat and go.

        After the hot summer, I came out from my cave to look for a different shop. I was searching something near, because going to Nagoya or any other big city just to eat a pancake is quite exhaustive. However, I found a place! And it is at nagisamachi!

        You may be thinking that going to nagisamachi without a car could be hard (and it is, if you are riding a bicycle or by foot). Also, you may be thinking what would you find there, in the way to the airport line. Well, actually there are some shops in there. And one of them is Soleil Café.

        It opened in 2016 with the concept of bringing “beauty, healthy and satisfaction” to their clients. Their menu is composed with food that can bring smile. As the owner told me, the place was made to be not only comfortable and positive, but also open-minded and sophisticated. A place to your “heart and body feel refreshed”. Furthermore, the store has the mission to revitalize that part of Tsu city (if you notice, nagisamachi is mostly known only as the way to the airport and people do not go there often).

        Most of the clients are women, working women. Most of the space is for 2 people, but “girls meeting” with 4, 5 people can be hold there. Also, it is recommended for couples (although, it doesn’t mean men cannot spend time in there). However, I advise you: make a reservation! Really. that place is full as crazy and you will have to wait a long time (my own experience, believe me) just to eat a pancake.

        From 11:00 to 14:00 is lunch time. They serve one plate or bowl lunch. There is also a monthly menu. October`s menu is in the picture. From 11:00 to 16:00 is all-time menu time, which means you can choose a lot of things, including the pancake super menu.

        There are two kinds of pancake: standard pancake and the angel`s pancake. You can choose from a variety of flavors, with fruits, chocolate and a special seasonal pancake. They are fluffy, tasty, beautiful and can make you feel good even if your day was a trash. There is also parfait, tapioca drink (totally a trend these days), smoothies, coffee and so on.

        Another interesting thing is the shop`s decoration. It is totally fancy. They also sell some loquat fruit tea. It seems to be good for your health.

        By the way, the word “Soleil” means “sun” in French. Thus, feel very welcomed to stop by Soleil Café at nagisamachi. I am sure you will be smiling when leaving the shop.

         

        514-0013 Mie, Tsu, kaigancho 4-1, NK building 1F

        059-226-3114 Open days: Monday, Wednesday, Friday and Sunday, from 11:30 to 16:30 (LO: 16:00). Closed days: Tuesday, Thursday and Saturdays.

        Access from bus is the easiest way (if you don’t have a car):

        From Tsu station: take the bus access to the airport and get off at minatokaigan bus stop. Walk around 1 minute. From other bus lines, get off at miekaikanmae and walk around 10 to 15 minutes.

        地物でつくる、みえごはん!田舎あられお洒落してみるの巻

        三重県民なら知ってますよね!?
        あの『田舎あられ』。
        そのまま食べるもよし、お茶漬けにするもよし。
        定期的に食べたくなるんですよねー
        最近はTVでも紹介されたり、三重県を飛び越えた人気もあるみたいですね!

        そんな田舎あられ、私はちょーっと、ちょっとね飽きたりも。
        なのでいつもとテイストを変えていただくことに☆
        じゃーん!!

        ふやかす食べ方は一緒のリゾットに!
        これね、思った以上においしくて本当にオススメしたい!あられのカリッとした食感も残しつつ、外側は香ばしく、ブイヨンを吸って柔らかくなったのもまた美味しい!
        三重県民みんなに試してもらいたい!
        簡単なレシピなのでどうぞっ!!

         

        田舎あられと鮭の香ばしリゾット

        (2人分)
        ・田舎あられ     100g
        ・玉ねぎ       1/4個
        ・人参        1/3本
        ・エリンギ      1/2株
        ・鮭フレーク     30g
        ・鶏ガラだし     小さじ1
        ・塩         ひとつまみ
        ・ニンニク      1片
        ・水         400ml
        ・(あれば)すだち、カイワレ

        –作り方
        ①田舎あられはフライパンで軽く炒っておく。
        ②熱したフライパンに油をひき、みじん切りにしたニンニクを香りが出るまで炒め、みじん切りにした野菜を炒める。
        ③鮭フレークも加えて軽く炒め、水、鶏ガラだしを加え煮立たせる。塩をひとつまみ入れ、味を調節する。
        ④最後に炒っておいたあられを加え、全体に絡ませる程度に混ぜ合わせる。
        ⑤お皿に盛り、すだち、カイワレを添えて出来上がり!

        –料理のポイント!
        ・ダシが出やすいキノコ類は必ず入れてほしい食材!
        ・鮭フレークは塩味が強いので、味を見て塩の量を調節してください!
        ・あられは水分をすぐに吸ってしまうので、④は短時間で、カリカリから柔らかくなっていく食感をぜひ楽しんで!

        そして今回の食卓がこちら。
        鮭ばっかりになってしまいましたが食感を変えて☆

        お刺身用サーモンに衣をつけて揚げたサーモンのクロケットにはワサビを加えたタルタルをたっぷりかけて。

        デザートは、作っておいた栗の渋皮煮に生クリームとラム酒を加え大人なモンブランクリーム。デニッシュに絞って簡単モンブラン。

        秋色食卓の完成!!

        三重県名物の田舎あられもたまにはお洒落してみるのもいいんじゃないでしょうか?
        是非おためしあれ♫

         

         

        「高田本山って何なん?」 長年の疑問をひも解けば、そこには仏教の「本物」が待っていた。

        三重県津市一身田町にある「高田本山」。三重に住んでいる人なら、一度はその名を聞いたことはあるのではないでしょうか。「高田本山」とは、真宗高田派の寺院の通称です。

        私は姉が真宗高田派の宗門立学校である高田高校に通っていたこともあり、「仏教に関係のある場所なんだろうな」ということはぼんやりとですが理解していました。でも「今日は仏様の行事だったから」と姉がもって帰ってくるお饅頭にしか興味はなく。「高田本山って何なん?何するところ?」なんて思いながら、その疑問を解決することのないまま月日は過ぎていきました。

        しかし今回、私の中学の同級生であり、現在は高田本山『専修寺』の宗務企画室 に勤める 中野達照さんにお話を伺う機会をいただき、私の素朴な疑問を解決することができました。「なぜ一身田に高田本山ができたの?」「そもそも「本山」とは?」そんな疑問から、今日までの歴史・見どころまでお聞きしました。

        なぜ一身田に本山が?

        ーはじめて『高田本山』に訪れたのですが、門の大きさや敷地の広さにびっくりしました。お寺の周りには古い町並みも多く残っていて。こんな場所が地元にあったとは…

        中野さん「そう言ってもらえるとうれしいですね。これだけ大きな規模のお寺は、東海地方では高田本山だけなんですよ。しかも昨年(2018年)、専修寺の御影堂・如来堂は県で初めての国宝建造物に指定されました。御影堂は1666年、如来堂は1748年に建立されています。ここは約300年前の歴史に触れることができる場所でもあるんですよ」

        国宝・御影堂

        ーそもそも『高田本山』とはどういった場所なのでしょうか

        中野さん高田本山とは、全国に600余ヶ寺ある浄土真宗の宗派『高田派』の総本山という意味です。元々高田派は1226年に栃木県真岡市高田に建立された本寺「専修寺」を本山としていました。これは、1226年親鸞聖人(しんらんしょうにん)が54歳の頃、念仏道場として建てられたお寺です。そこが火事で燃えてしまったことをきっかけに、本山が一身田の寺に移りました」

        ーなぜ一身田に?

        中野さん一身田の専修寺は、元々、第十世真慧上人(しんねしょうにん)が東海地方の布教の拠点として作った場所なんです。真慧上人は、高田派を発展させ、全国に広めたといわれている方です。火事で本寺が燃え、当時の都(京都)に近い三重に本山を置くという考えに至ったのだと思います」

        寺内町だった当時を再現したパノラマ

        他の宗派との違い

        ー西本願寺など他の宗派とはどういった違いがあるんでしょうか

        中野さん「親鸞聖人を宗祖としているという点はどの宗派も同じですが、出発点が違います。例えば西本願寺・東本願寺は親鸞聖人の直系の子孫により、親鸞聖人の墓守を目的に立ち上がった宗派ですが、高田派は親鸞聖人自身が念仏道場を建立したことが起源となります

        ー私たちでもわかるような、違いはありますか

        中野さん「まずお勤めの作法が違います。同じお経でも読経の際の節(抑揚)も違います。たまに違う宗派のお勤めを聞くと、何を言っているのか聞き取れない部分もあるんですよ。「各派のみんなでお勤めしましょう!」となったら、「無理だ」って言うと思います(笑)それぐらい宗派によってお勤めの作法に違いがあります。親鸞聖人の教えという根本は同じですが、長い年月を経て各々が独自のスタイルを確立しているのです

         

        高田本山の見どころ

        ー訪れる際の見どころを教えてください

        中野さん毎朝のお勤めや、日によってはお昼のお勤めの後に御影堂の中央にある高座で15分~30分ほどのお説教があります。お勤めやお説教はどなたでも聞くことが出来ますし、お説教師は毎日変わりますので、ぜひあなたの推しメンを見つけてください(笑)

        ー推しメン、つまり推し僧侶ですね笑

        中野さん「それと高田派の特徴といえることがもう一つ。長野の善光寺のご本尊は絶対秘仏と言われる「一光三尊弥陀如来」という仏像なんですが、その分身が本寺・専修寺のご本尊なんです。親鸞聖人が「わが身を分かちて師に与えます」と夢のお告げを聞き、善光寺へ足を運んだところ、善光寺の寺僧にも同じ夢のお告げがあり、ご本尊である弥陀三尊仏の分身体を授かったと言われています」

        ー弥陀三尊仏とはどんな仏像ですか?

        中野さん「阿弥陀仏を中心に、両脇に観音菩薩と勢至菩薩が立ち、それが一つの光背に収まっています。浄土真宗においてご本尊は「弥陀一」といって阿弥陀如来だけなので、三尊仏ご本尊としているのは高田派の大きな特徴といえます」

        秘仏…信仰上の理由により非公開とされ、厨子などの扉が閉じられたまま祀られる仏像

        本尊…最も大切な信仰の対象として安置される仏像・経典など。

         

        ーご本尊を見ることはできるのでしょうか

        中野さん三尊仏は栃木県の本寺のご本尊ですが、現在は秘仏となっているので通常は見ることはできません。ただし、17年に1度、高田本山にお迎えする時は、お迎えの時・お帰りの時、その間の3回御開帳します。その折に足を運んでいただければ」

        ーちなみに次はいつになるのでしょうか

        中野さん「2014年にお迎えしたので、次は2030年ですね…」

        ーあら、ずいぶん先ですね…

        中野さん「他にも見ていただきたいものはたくさんありますよ!宝物館には、親鸞聖人直筆の書物を所蔵しています。『西方指南抄』『三帖和讃』という書物で、国宝に指定されているんです。宝物館は現在改装工事中ですが、新宝物館は親鸞聖人の生誕850年のお祝いの法要にあわせてオープンします。そのこけら落としで、本物が公開されるかもしれません…!

        ーとても楽しみにしています!建物としての見どころはありますか?

        中野さん「国宝に指定された如来堂、御影堂はもちろんご覧いただきたいですね。ご本尊の阿弥陀如来を御安置している如来堂。欄間(らんま)には精巧な雅楽器の彫刻、堂のいたるところには美しい鳥などの動物の彫刻があります。御影堂には親鸞聖人の木像や歴代上人のお姿が描かれた軸が安置されています。上人によって袈裟の色が違うところや、堂内部の色彩の豊かさも見て楽しんでいただきたいですね

        仏教の「本物」に触れる

        ー“国宝に入る”という、貴重な体験ができますね

        中野さん「そうですね。たまに『お金を払っていないのに(お堂に)入ってもいいんですか?』という問い合わせがあるんですが、元より浄土真宗は民が集うためにお堂を広くしているんです。ですから、ぜひお堂にあがっていただきたい。ここで仏教の「本物」に触れてもらえたら、うれしいですね」

        京都や奈良のお寺には何度も通い、その美しさや歴史の深さに感動していた私でしたが、こんな身近に素晴らしいお寺があったことを知らないまま過ごしていました。今回は長年疑問だった「高田本山って何なん…?」を解き明かせただけでなく、歴史を知り、高田本山がここに在る意味を知ることができました。

        今まで足を運んだことのない人は、ぜひ訪れてみてください。山門をくぐり、そこからの景色を見渡せば、800年にわたって続く高田派の歴史を肌で感じることができるはずです。

         

         

        OTONAMIE PUSH!! EVENT【2019.10.31update】

        \今週のプッシュ!/

        2015.10.24に本始動をしたOTONAMIE。おかげさまで5年目に突破しました。読者や記者、関係者などいろんな人に支えられ、なんとか持ちこたえられてます。ありがとうございます。

        そこで、ささやかながらOTONAMIE4周年イベントをご準備しました。4年間の運営をさせていただき、いろんな人にお話を聞き「生き方」にとても刺激をいただきました。4年前を振り返るだけでも、時代は良くも悪くもすごいスピードで動いています。

        そんな時代を、そして未来を生き抜くためにSpin on!
        Spin on=スピノンは、ロックやソウルの精神で地域をサヴァイブしていく活動です。今回の4周年イベントはその一環です。

        お気軽に遊びにきてください!
        お話を聞いたり、またお話をしたり。刺激的でたのしい時間を、ぜひご一緒にお過ごしください。皆さまのご参加を運営一同、たのしみにお待ちしています。

        詳細はこちら

        Facebookイベントページはこちら

         


        ここからは、広報担当のともーこです!
        今週も愉しいイベント情報が寄せられています。ぜひご覧ください!
        また、皆さまからのイベント情報もドシドシ募集中です!
        ※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
        ※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。
        おすすめ米のオススメおかずさがし

         

         

        ジャンル:参加型ワークショップ
        日程:2019年11月19日(火)
        時間:10:00〜13:00
        場所:天満荘(三重県尾鷲市天満浦161)
        費用:1,000円
        主催者:(有)世古米穀店
        お問い合わせ先:sekobeikokuten@yahoo.co.jp 0597-22-1317(世古米穀店)
        主催者からのメッセージ:地元の皆様へ、美味しいお米をお届けしている町のお米屋さん「世古米穀店」が主催する、参加者の皆様と進めるワークショップイベントです。
        お店でもリピーターのお客様が圧倒的に多い、オリジナル国産ブレンド米「おすすめ米」。
        そのお米に一番合うおかずは何なのか、皆さんとごはんを美味しく食べて話しながら決めたいと思います。
        尾鷲といえば、魚のまち!やっぱり魚?それとも、お肉料理との相性が合う?
        「こっちと合うな〜」「やっぱりこの組み合わせの方が?」そんなことを話しながら、楽しい時間を過ごしたいと思います。
        また、新米シーズンということで、お米屋さんがおすすめする、美味しく炊けるごはんの研ぎ方、炊き方も伝授しますよ〜!天満荘から見える海の景色を見ながら、素敵な時間を過ごしませんか??
        イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://www.facebook.com/events/388740665154611/

         

         

        加藤訓子「ドラミング」

        ジャンル:音楽
        日程:2019年11月15日(金)
        時間:19:00 開演(18:00開場)
        場所:三重県総合文化センター 小ホール
        費用:一般5,000円(学生3,000円)
        主催者:芸術文化ワークス&ひらのきかく舎
        お問い合わせ先:info@kuniko-kato.net 080-5075-5038 (伊藤)
        主催者からのメッセージ:昨年に次いで、今年で2回目となる三重県総合文化センターでのソロリサイタル。この素敵なホールでのコンサートが実現する背景には、ひらのきかく舎の平野さんが居る。平野さんとの出会いは、今回公演する「ドラミング」を昨年、愛知県芸術劇場で平山素子さんとのダンス作品「D O P E」として世界初演した時。終演後、気さくに話しかけていただいて、その年の11月にはもうここでコンサートを公演していた。
        奥様も素敵な方で、平野さんは元県庁職員、奥様は元銀行勤務とのことで、肩書きだけ聞くと堅そうですが、実はアートやカルチャーをセンス良く愉しむことができる素敵なご夫妻です。 そんなひらのきかく舎のお陰で今年もここでコンサートをします!
        イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://www.kuniko-kato.net/en/project/drumming

         

        『H ZETTRIO TOUR 2019 ? 気分上々 ?』

         

        ジャンル:音楽
        イベント名:『H ZETTRIO TOUR 2019 ? 気分上々 ?』
        日程:2019年12月8日(日) 開場16:00 開演17:00
        場所:川越町あいあいホール (三重県三重郡川越町大字豊田一色314番地)
        費用:前売4,500円 当日5,000円
        お問い合わせ先:あいあいセンター 059-364-2500
        詳細情報:http://www.town.kawagoe.mie.jp/index.php/aiai-event/18429/
        主催者からのメッセージ:
        『笑って踊れるピアノトリオ』
        全国で話題沸騰中の「H ZETTRIO」が今年も全国ツアーを開催!!
        ピアノ「H ZETT M」・ベース「H ZETT NIRE」・ドラム「H ZETT KOU」の3人が独自のアンサンブルを響かせる!
        ”無重力奏法”と形容される独特のテクニックと、キレのあるリズムセクションを武器に国内外の大型フェスに次々と参加。

        2014年、スイスで開催されている世界3大ジャズ・フェスティバル「モントルー・ジャズ・フェスティバル」への出演をきっかけに、活動が活発になったH ZETTRIO。
        彼らの楽曲は2016年のリオ五輪閉会式で、スーパーマリオの格好をした安倍晋三首相が登場する東京五輪のプレゼン映像の場面でBGMを担当。
        最近では、シングル「What’s Next」がNECノートパソコンLAVIEのTVCMに起用され話題となり、PS4 Line Up Music Videoで書き下ろした「Playin’ Swingin’」のYoutube再生回数が350万回突破。
        H ZETTRIOがレギュラー出演する音楽番組「SPEED MUSIC ? ソクドノオンガク」では 国内における『時代を超えた名曲』を選曲し、スピード感溢れる独創的なアレンジで毎週カバーしている。
        更に、漫画家ヨネダコウによる大人気BLコミックス『囀る鳥は羽ばたかない』劇場アニメ化に伴い音楽を担当。

        ライブでは、世界遺産コンサート(6/29福岡県宗像大社,7/28奈良県金峯山寺蔵王堂 )を行うなど、東京では3000人キャパのホールライブを即完売させる今勢いのあるピアノジャズトリオです!
        また、今年は1月1日から毎月1日に配信限定シングルを12か月連続リリース中!

         

        第25回企画展・開館5周年記念特別展「三重の仏像〜白鳳仏から円空まで〜」

        ジャンル:展覧会
        日程:2019年10月5日(土)〜12月1日(日):月曜休館(休日の場合は翌日)
        時間:9:00~17:00まで※入場は閉場の30分前までとなります。
        場所:津市一身田上津部田3060 三重県総合博物館(MieMu)
        費用:一般1,000円、学生600円、高校生以下無料
        主催者:三重県総合博物館(MieMu)
        お問い合わせ先:MieMu@pref.mie.lg.jp 059-228-2283 三重県総合博物館(MieMu:みえむ)
        主催者からのメッセージ:平安・鎌倉期の仏像を中心に、本尊、秘仏を含む三重の仏像を一堂に会し、その魅力を様々な角度から紹介します。また、新発見の快慶作 阿弥陀如来像や地蔵菩薩像も初公開します。三重県総合博物館で初めての、県内では16年ぶりの本格的な仏像の展覧会です。
        期間中は講演会やギャラリートーク、コラボ企画を開催します。ぜひご家族やお友達とお越しください。
        イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:
        http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/MieMu/000230094.htm

         

        ざんねんだけど愛おしい動物たち~おもしろい!進化のふしぎ~

        ジャンル:講演会・セミナー
        日程:2019年12月21日(土)
        時間:13時30分~15時(受付13時から)
        場所:三重県津市一身田上津部田1234 三重県総合文化センター内 レセプションルーム
        費用:無料(要事前申込・申込み多数の場合は抽選)
        主催者:三重県生涯学習センター
        お問い合わせ先:manabi-kouza@center-mie.or.jp
        059-233-1151(三重県生涯学習センター)
        主催者からのメッセージ:NHK『チコちゃんに叱られる!』にも出演の動物博士がやってくる!
        地球上のいきものは生き残るためにさまざまな進化をとげてきました。わたし達から見るとちょっとざんねん!?に思える生態や進化のふしぎについて “子どもの本総選挙2018”第1位に選ばれた『ざんねんないきもの事典』シリーズを監修された今泉忠明さんのお話を聞いてまなびましょう!親子やお孫さんといっしょの参加も大歓迎!

        【申込方法】要事前申込/抽選制(定員180名)
        【申込締切】11月17日(日曜日)必着。
        電話・FAX・ホームページ・Eメール・窓口・郵送いずれかの方法にて受付。
        ①講座名②代表者名(ふりがな)③電話番号④ご住所⑤参加人数⑥参加人数のうち中学生以下の人数をご明記ください。
        ※定員を超えるお申込みの場合は抽選を行います。11月末までにすべての代表者宛てに通知ハガキを送付し、発送をもって当選者発表にかえさせていただきます。あらかじめご了承ください。
        ※本講座は未就学児もご参加いただけます。
        イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://www.center-mie.or.jp/manabi/event/sponsor/detail/30576 

         

        皆様からもイベント情報を募集しています!

        お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
        お気軽に下記メールフォームからイベント情報をお寄せください。
        ※Macの純正ブラウザ「Safari」からは送信エラーになる場合がありますので、Google Chromeなどから送信してください。

          ▼添付画像(イメージ写真やフライヤーなど)を3点まで送信できます▼
          1つの画像の容量は2.5MBが上限です。
          画像データの形式はgif、png、jpg、jpeg、pdfに対応しています。

          【ドローン潜入取材】クレープとからあげを同時に楽しめるお店

          OTONAMIEの記者として、初の取材に行ってきました!!!

          初の取材先は、松阪市の三重高の近くにあるクレープと唐揚げのお店

          crape&sweets cafe PARISS(パリス)さんに私の相方のドローンTELLO君と一緒にお邪魔させていただきました。

          三重高通り沿いに、かわいらしいお店がとても目立っていました!

          元はキッチンカーで移動販売をしていたクレープ屋さんが実店舗もオープンされたそうです。
          週末などは県内外のイベント会場や、松阪のアピタでも移動販売をされています。

          店内に入ると、これまた美人のオーナーさんが笑顔で迎えてくれて、
          取材内容を説明し、後でドローンを少し店内で飛ばしてもいいですか?と聞くと、
          「いいですよ〜!初めて生でドローンが飛ぶところを見れる😁」と快くOKをいただきました。

          ドローンについて熱く語った所で‥ 本日の目的、クレープの注文へ!!

          沢山のメニューがあり、あれもこれも食べたいと散々迷ったあげく、
          オーナー様イチオシの生いちごチョコバナナを注文しました。

          今回特別に、クレープの生地を焼く所を撮らせていただきました。

          私はあの棒の様なものでクルクルと生地を伸ばして行く、あの瞬間がたまらなく好きで。。。
          何回もリクエストしてしまいました。笑

          (オーナー様、ご協力ありがとうございます😅)

          早速いただくと、生地がふわっふわっΣ(・□・;)

          あれ?生地ってこんなにおいしかったっけ???

          この生地ができるまで、何度も試行錯誤し、オリジナルの生地をあみだしたそうです。

          わたくし、酒飲みの為、甘いものより塩辛いものが好きですが、
          このクレープは、イケる!!美味しすぎる!!!

          生クリームがこれまた本当に美味しく、かなり個人的にはドツボのクレープです!

          こだわり生地にはまった、リピーターがとても多いとおっしゃっていました。

          うん。納得😘

          相方のドローンTELLO男くんを背景に😆😆クレープ✖️ドローン

          中々見ない光景です 笑

          そして、クレープの隣には、なんとからあげ屋さん(大盛りからあげ千両箱)もやられているらしく!!!!!!

          甘いもんの次は、やっぱりショッパイもんですね🍗

          メニューもたくさんあって、また迷います。。。

          やはり、ここも王道のからあげを注文しました。

          なんと、この量で一人前です!しかもワンコインの500円!

          TELLO男をのせても、フタが閉まらない!ボリューム満点すぎる!!😳

          さらに、ご飯も単品で注文可能らしく、高校生や、男性の方は満足するぐらいの量です。
          からあげのリピーターさんも多いそうです。

          そして、特製タレも追加で注文ができて、味を変えたり、二度楽しめます!
          オーナーさんオススメのタレはヤンニョムとのことだったので、

          早速、挑戦してみました。

          少しピリ辛で、ご飯が何杯もいける!そしてビールにも確実にあう!
          (肝心な写真を撮り忘れました。。。😂)

          ビールを飲みたい気持ちをぐっと抑え。。。

          お持ち帰りも、イートインもできるので次回は、お持ち帰りにし

          家でがっつりビールとコラボを楽しみます。来週も買いに行こう‥🚶‍♀️

          タピオカミルクティーも販売されているので、是非是非!!

          とにかく、食べたことのない方は一度食べて見てください!

          お腹も満足したところで、TELLO男を飛ばさせていただきました。

          下手くそな操縦ですが、オーナーさんに「すごい!かっこいい!」と褒められ、
          調子に乗りイスに墜落させるというトラブルもありましたがそこは愛嬌で!なんとかカバー?をしつつ。。

          今までドローンに触れ合ったことが無い方にも、もっと身近に感じてもらいたく始めたドローン記者。まだまだ下手くそですが、日々練習を‥

          なんとか、初取材無事に終了しました。

          今回ご協力いただいた、PARISS様 暖かい目で見守っていただき本当にありがとうございました。

          そしていつもお世話になっている津市にオープンした三重県唯一のドローン専門ショップ
          BUMBLE BEE様の元へ練習しにいきます。

           

          ADRESS:三重県松阪市久保町1843-211
          TEL:050-6867-6454
          営業時間:14:00〜21:00 定休日 土・日・祝 (駐車場有)

          大盛りからあげ 千両箱
          ADRESS:三重県松阪市久保町1843-211
          TEL:080-2637-3630
          営業時間:平日 11:00〜14:00 15:30〜21:00
          土日祝 11:00〜14:00 15:00〜20:00
          定休日 不定休

           

          連載エッセイ【ハロー三重県】第7回「言葉の壁をノックする」

          結婚前は関西地方に住んでいたから、すぐそばの三重県だって、そんなに言葉は違わないでしょう、と思っていた。

          実際、そんなに大きくは違わないのだけれど、言葉のニュアンスというものが全然違う。
          最初に驚いたのは「あんた」という単語だった。
          ずいぶん冷たい言葉を使うのだな、とどきりとした。
          しかもそれが親子同士で、しかも、子から(成人です)親に向かって使われることも珍しくないようだったから、それはもう驚いた。
          何度も言うのだけれど、私は石川県の生まれで、北陸と言えば、頑ななまでに封建社会なのだ。
          いくら成人しているからと言って、親に向かって「あんた」なんて恐ろしくて口にできない。小一時間くらい説教されるか、寝込むほど落ち込まれるかどちらかな気がする。
          最初に「あんた」を聞いたときは「お、怒ってるの…」とハラハラしたのだけど、文脈からも会話の雰囲気からもまったくそういうわけではないらしかった。なんならいっそ発語の本人はご機嫌でさえあった。もちろん受け取るほうも。
          つまり、こちらでは「あんた」は「あなた」とイコールであるらしかった。
          (三重県と言えどとても広いので場所によってまた違うと思います)

          その他の方言に関しては、私がふれた範囲で言えば、たいていちょっとかわいらしい。
          「まぶしい」を「あばばい」とか(赤ちゃん語みたいでかわいい)、つねるを「ちみぎる」とか(過剰さに愛嬌さえ感じる)、私が特に気に入ったのはなんといっても「かんぴんたん」だ。
          「かんぴんたん」ですよ。第一印象は懐かしの「チャン・リン・シャン」だった。
          かんぴんたんってこの語感の良さ、すごい。地方の銘菓みたいだし、教育テレビのキャラクターみたいだ。誰からも愛される感がみなぎっている。

          他県の方のために解説すると、「かんぴんたん」は「干からびたもの」を指す。しかも、ほとんどの場合、「かんぴんたん」の後ろに続くのはカエルか、ミミズだ(私調べ)。
          つまり三重県ではカエルやミミズが頻繁に干からびてあるのだ。
          灼熱の太陽が照り付ける三重県ならではの言葉だといたく感銘をうけた。
          実際、三重県に暮らし始めて、私は産まれて初めて干からびたカエルというものを見たのだ。しかもやっぱりしょっちゅう見かける。
          干からびたカエルを見かけると「かんぴんたんだなぁ。かんぴんたん以外のなにものでもないよなぁ」としみじみ思う。
          カピカピな感じもかんからかんに乾いた感じもよく出ている。
          非常にしっくりくる秀逸な単語だと思う。

          方言のほとんどは、文脈や雰囲気で読み取ることができたのだけれど、ひとつだけ理解に長い時差がかかるものがあった。
          「たらう」だ。
          初めてその言葉を聞いたのはケータイショップで、私は初めてのスマートフォンを購入するところだった。
          店員さんが「女性は小さめのほうがいいと思いますよ。大きいと指がたらわないんですよ」と言ったのだ。
          私の脳内では「たらう」は「タラう」だった。
          つまり、外来語の動詞活用だと思ったのだ。
          分かりやすい例で言うと、最近だとタピオカの入ったドリンクを飲むことを指す、「タピる」だ。
          スマートフォンの画面を指でさっと素早くなぞることをなにか外来語で「タラック」的な単語で説明するのだろう、そしてそれはIT界隈では当然のように常用されているのだろう、それを日本語の動詞に活用したのだな、と勝手に判断した。

          誤解がとけたのはそれから数か月が経った頃だった。
          当時働いていた職場で、書類を綴じる綴り紐を探していた私に、事務の女性が二本差しだしてくれた。短いほうと長いほう。
          彼女は短いほうを指してこう言った。
          「こっちじゃちょっと、たらわんかも」
          そばで聞いていたもうひとりの女性が、ふふと笑いながら「たらう、って分かる?」と訊いた。
          ふるふると首を振りながら、あの日の携帯ショップが脳裏に浮かんでいた。
          もしかして、もしかして、たらうって……。
          「届くってことやよ」
          だよね!!!!!!!
          ふたりは、そっか、たらうは方言か、方言やよ、と言い合って微笑み合っていた。
          「じゃあさ、ごうわく、は分かる?」
          「わかんない」
          とあれこれ会話をしながら、胸がざわざわした。
          私、どっかでしたり顔で「スマホにしたけどまだたらうの慣れてなくって」とか、言ったりしていなかっただろうか。
          「手袋してるとたらえないよね」とか言ってなかっただろうか。
          「ごうわくはな、腹が立つって意味やよ」
          「へぇ、知らなかった」
          と相槌を打ちながら、ひとりおろおろしていた。

          三重県生活ももう十年だし、そろそろ、知らない単語に遭遇することもなくなってきた。
          そして、三人いる子どものうち、末っ子がこの度めでたく三重弁を話すようになってきた。
          幼稚園の先生の影響らしい。
          「食べやん」「寝やん」など、イヤイヤ期らしい、否定語から着実にマスターしている。かわいい。

          長女と長男、しかもなぜか夫まで、我が家では三重弁を話す人間がいなかったので、これはとても新鮮。新鮮ついでに、三重弁ネイティブ化が家庭内で進みそうな予感もする。
          こうして長い年月をかけてゆるゆると根を下ろしてゆくのだな、と思ったりもした。

          ところでずっと気になってたんだけど、「えらい」はみんなどうやって聞き分けてるのか知りたい。
          子どもを追いかけまわしていたり、抱いていたりすると、年配の方が「えらいなぁ」と声をかけてくださることが度々あって、それはいったい共通語的な意味で、私がおりこうさんだということなのか、三重県で言う「しんどい」の意味なのか、実はずっと答えが知りたい。

          大事な人、大事にできてますか? 最愛の夫を交通事故で亡くした女性の、死と向き合い続けた18年。

           

           

          あなたには、自分より大事な人がいますか?

          子どもや親、そして愛する人。

          あなたの頭のなかには、
          誰の顔が思い浮かんでいるでしょう。

          そういう人の存在は、
          私たちに生きるエネルギーを与えてくれるものです。

          これから私があなたに尋ねるのは、
          あまりにも残酷な問いかけです。

          なぜなら、世界で一番悲しいことについて想像しなければならないから。

          もし自分より大事な人が、突然あなたのそばからいなくなったら。

           

          今から18年前の夏の日。

          東名阪自動車道において、
          脇見運転の15トントラックが猛スピードで渋滞列に突っ込みました。

          7台の車を巻き添えにして、
          一人の尊い生命が奪われました。

          三重県四日市市在住
          安田 宏司(こうじ)さん、享年35。

          愛する妻と幼い子どもたちはその事故で、
          何よりも大事な人をなくしたのです。

          遺族の気持ちに触れにいく。

          きっかけは私が生まれ育った実家の近く、東京都日野市にある「いのちのミュージアム」に常設される「生命のメッセージ展」に行ったことだった。

          理不尽に生命を奪われた犠牲者たちの等身大のパネルと遺品の靴。一つひとつのパネルには、事件のエピソードと遺族の気持ちが綴られている。

          チッチッチッチッチ。

          靴の脇には秒針のみの時計があって、未来へ続いていくはずだった時間を知らせる音が部屋中で鳴り続けている。

          そのなかには、宏司さんもいらっしゃった。パネルの文章をじっくりと読む。



          事故の2時間前の電話で翌日の家族旅行の話になり、「明日が楽しみやな」と笑い混じりに電話を切った夫。事故前夜には息子と野球盤で遊び、「続きは明日な」と約束した。「明日」、それが私達への最期の言葉になった。生命のメッセージ展より一部抜粋

           


           

          ご遺族からの言葉が忘れられず、心に残っている。

          事故から18年という歳月が経過して、
          残された家族は事故をどのように受けとめているのだろう。

          お話を伺いに、四日市を訪れた。

          取材当日。最寄駅に到着した。

           

          駅からは歩いていく。

           

           

          悲しみというのは、葬式で終わらない。

          取材地は、ご遺族のご自宅。
          ご仏前にお参りするためだ。

          玄関で出迎えていただいた安田 厚子(あつこ)さんの優しい笑顔を見て安心する。

          安田 厚子さん

          厚子さんは18年前に事故で夫をなくしてから、
          二人の子どもを育ててきた。

          たくさんの苦労を重ねてこられたはずなのに、
          そんな気配はまったく感じさせず、
          丁寧な言葉遣いとフランクな口調で、
          私の質問ひとつひとつに答えてくださった。

          厚子さん曰く、
          悲しみは、波はあれど消えないものだという。

          悲しみのピークはお葬式っていうようなイメージありませんか。主人を失ってから、違っていたことに気がついて。

          お葬式がお別れのクライマックスで、
          そこから先は前を向いて生きていく……?

          いや、お葬式が終わってからの毎日こそ辛い。
          いないことがだんだん現実味を帯びてくる。

          朝起きても主人がいないし、夜になっても帰ってこないし。
          でも帰ってくる気がしてしょうがないんですよ。だって昨日まで元気で。

          変わらぬ家の風景のなかに、夫の姿だけがない。
          忽然と姿を消してしまった夫。

          あまりにも突然のことで、
          現実として受け入れたくないと思う日々が続いた。

           

          夫のためにできることは、なんでもする。

          こういう亡くなり方したもんだから、供養してもしてもしきれない。
          だから、自分にできる最大限のことを彼のためにしたいと思って。

          供養とは……(広辞苑より)
          三宝(仏・法・僧)または死者の霊に供物を捧げること。

          夫の宏司さんが喜ぶことがしたい。
          その気持ちで厚子さんもまた、供養をする。

          供養のやり方については、先代から今に至るまで、
          善西寺のご住職に教えてもらいながらやってきた。

          たとえば主人はお寿司や肉が大好きなんですけど、なまものを供えるのはダメですかとか。
          大きいことから小さいことまで。

          今日も住職を自宅に招いて、
          月参りをしていただいたところだという。

          来てもらうたびに、なにかを教えてもらう。

          間違ったことはやっぱりしてはいけないというか。
          主人は向こうの世界でお世話になっているので、
          そこはふまえてやりたいもんですから。

          厚子さんが作法を大切にする理由は、
          夫がお世話になっている世界に失礼がないように

          なるほどな、と思った。

           

          子どもたちを連れて、四国遍路へ。

          厚子さんは夫の死から2年ほど経った頃、
          四国遍路をまわることを決意する。

          四国遍路とは、
          四国にある弘法大師(空海)ゆかりの88ヶ寺を巡拝すること。

          もちろん、大変な労力がかかる。

          供養になることならなんだってしようって気持ちで数年間きたんですけど、
          どれだけ手を合わせても、しきれない。
          なんにもできていないんじゃないかって気持ちがあって。

          子どもたちと一緒に、
          自分の身体を全部使って供養がしたい。

          本当は子どもたちを引っ張ってでも、
          歩き通したいと思っていた。

          でもそんなことをしたら……。

          厚子さん自身が書いた、四国遍路巡礼の旅の記録。

          主人はものすごく子煩悩だったので、まだ幼い子どもたち苦しめてまで四国遍路行くなって言ってるような気はずっとしてたんです。

          夫へ心配をかけないように、
          長距離移動はバスや電車を使う。

          道中の観光地にはできるだけ寄って、
          子どもたちを楽しませてあげる。

          四国遍路のなかで気づいた大切なこと。

          供養も大事だけれど、まず家族が元気になって、笑顔を取り戻すことを主人は望んでいるんだなって。

          四国遍路を回りきることを結願といい、
          その証である掛軸が部屋に飾られていた。

          掛軸を見ると思い出すという。

          自分の力だけでは成し遂げられなかったこと。
          巡礼中お接待というカタチで、通りすがりの人々に助けられたこと。

          厚子さんの著書にある一節がよぎった。

          ”「自力」で生きようなどと意地を張らず、「他力」によって生かされている感謝を忘れずに、笑顔で生きて行く。
          四国遍路は、私達が笑顔を取り戻し、周囲に感謝をしながら生きていけるよう、夫が用意してくれた必然の旅だったのかもしれない。”
          お父さんと一緒に四国遍路 より

           

          お遍路の際の、納経帳を見せていただいた。

          子どもたちは、お父さんと一緒に育った。

          10年以上前に出版された本で描かれていた小さな子どもたちは、
          二人とも成人している。

          どんな大人になったのだろう。

          子どもたちの現在の写真を見たいとお願いしたところ、
          嬉しそうな表情で快諾いただいた。

          男の子って親に写真送りたがらないもんですか?
          息子が収まってる写真は珍しいんですよ(笑)。

          今年の1月にあった成人式。
          そこには晴れ姿に身を包んだ娘さんの姿があった。

          とてもきれいな方だ。

          あった!これが息子。面影があるでしょ。

          ポテッとした顔。主人にも似て。

          子どもたちには、
          お父さんのことをたくさん聞かせてきた。

          ご飯を食べる時、先にお父さんのところに持っていかせた。
          お菓子も買ってくると、子どもたちにあげる前にお仏前に供える。

          学校から帰ってきた子どもたちは、
          お父さんからお菓子をもらってくる。

          主人の話をタブーにするのは、私は嫌だったんです。
          主人のことを切り離しては生きていけなかったので。

          お父さんを一家の真ん中に、私がしたかったのかな。

          冷静な厚子さんの言葉に、感情がこもった。

           

          遺族として活動をする意味

          取材の途中で、
          宏司さんのお墓参りに同行させていただいた。

          厚子さんにもう一つ、聞いてみたいことがあった。

          宏司さんの命を奪った運転手のことをいま、
          どのように思っているのだろう。

          許していないのは変わりません。
          でもとても憎むっていうのは、消耗するんですよ。

          償ってほしいと言っても、生命は償いようがない。
          だから厚子さんは、恨むエネルギーを事故をなくす活動に向けた。

          三重県交通遺児を励ます会でも、活動に参画する。

          生命のメッセージ展に参加しているのも、その一環だ。

          今も交通事故は後を絶たなくて、亡くなってしまう人っていうのが主人の後にもいて。こんな思いをするのはもう私たちだけでたくさんなのに。

          誰かにとって大切な人の、平和な明日が守られるように。

          同じことを繰り返さないようにすることが、
          夫の犠牲をいかすことに繋がる。

          厚子さんはそう考えている。

          前述の善西寺の住職、矢田さんも安田さんのご縁で「生命のメッセージ展」に出遇い、
          賛同し活動を共にしてきた。

          彼は言う
          「被害者遺族の気持ちを私たちがわかるわけがない。しかし、その心情に触れ、心動かされ、理解したいと思うならば、共に歩む以外に方法はない」

          そして矢田さんは2006年、子どもたちに「いのちの尊さとかけがえのなさ」を伝えるために、「生命のメッセージ展」初の小学校開催を成功させた。

          あれから14年、生命のメッセージ展の仲間として、住職として、矢田さんは厚子さんの変化を端で見守りつづけている。そこで強く感じるのは、ご家族にとって変わることのない宏司さんの『存在』の大きさだそうだ。

          「死んで終わりのいのちではない」

          「苦しみの中で始めた四国遍路で『生かされてきた』と厚子さんに気づかせた『存在』が、
          終わることのない「いのち」として、今尚そこにはたらいているのを彼女の中にみる」と
          矢田さんは語った。

          大事な人を、大事にすること。

          事故から18年が経った。

          こちらの世界に宏司さんはいないけれど、
          私も彼はずっと厚子さんのそばにいるのだと思う。

          本に書いてあった。

          ”私より2歳年上の夫は永久に35歳のままで、私は超えるはずのなかった夫の年を超えた。そして今後も、もっと夫と釣り合わなくなるほど加齢が進んでいくのだ。
          容姿はともかく、せめて健康と若さをできるだけ保ちたい。きっと私は、80歳のバアサンになっても、35歳の夫を想い続けるだろうから。”
          お父さんと一緒に四国遍路 より

          自分より大事な人っていうのは、
          みんないると思うんです。

          厚子さんのその言葉が、心に残っている。

          自分より、大事な人。

          玄関に飾られている家族の写真。
          主人の母と、子どもたち。

          つい自分のことばかり考えてしまうけれど、
          もっと大切にしなきゃいけない人はきっといる。

          ポケットからスマホを取り出した。

          帰りの電車。

          連絡したい人が、たくさんいた。

          photo / y_imura

           

           


           

          浄土真宗 本願寺派 善西寺
          三重県桑名市西矢田27-2
          tel 0594-22-3372
          hp http://mytera.jp/tera/zensaiji30/monk/
          fb https://www.facebook.com/zensaiji987/

           


           

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          浦村牡蠣が大きく育つ1年前のお話 牡蠣の種差しってこんなお仕事

          毎年10月に入ると鳥羽市浦村の海では、何かと慌ただしく小型船が行ったり来たりする光景が日常茶飯事です。

          牡蠣好きの方はピンときましたか?そう、牡蠣のシーズンの到来で養殖業者さん達は大忙し。三重県の中でも特に鳥羽市浦村地域は牡蠣養殖の一大産地で、県内生産量の3分の2を占めています。

          牡蠣のチーズ焼き
          今年も美味しい牡蠣が僕らを待っている

          美味しく育った牡蠣を海から引き上げる作業が大変なのは安易に想像ができますよね。ただ、この慌ただしさにはもう一つワケがあるんです。

          実は牡蠣の水揚げだけでなく、来シーズンに向けた準備、牡蠣の種差し作業が同時並行で行われているのをご存知ですか?

          また「牡蠣の種」と聞いて国民的なお菓子は浮かんでも、何なのかピンとくる方は少ないはず。ましてや「牡蠣の種差し」と聞いてどんな作業なのか想像できませんよね。

          それでは、「牡蠣の種差し」とは一体どんな作業なのか?これから一緒に見ていきましょう。

          伊勢湾で育まれる牡蠣養殖の出発点 牡蠣の種差し体験記

          牡蠣の種差し 浦村の海

          今回、取材協力をいただいたのは鳥羽市浦村にある牡蠣養殖を営む山善水産さん。毎年11月には直営の牡蠣小屋もOPENし、新鮮な浦村牡蠣を焼き・蒸しで楽しめます。

          民泊施設アンカー 外観

          また、牡蠣小屋と併設された民泊施設Anchor.(アンカー)もOPEN予定です。漁師さんと協力した1次産業体験ツアーの企画もされています。

          今回の取材現場 牡蠣加工場には、民泊施設Anchor.から歩いて3秒で到着します。

          牡蠣の種差し 加工場の全体

          牡蠣加工場を覗き込むと、見知らぬ道具がいっぱい。ちょっとワクワクしてきませんか?

          東北から陸路で届く、ホタテ貝殻にくっついた牡蠣の赤ちゃん

          牡蠣の種差し 宮城県から届いた牡蠣の種

          トラックに積まれ、遠路はるばる東北 宮城県から運ばれ大量のホタテの貝の束。実はこのホタテの貝殻に付着している小さな粒が、「牡蠣の種」なんです。

          陸路で運ばれてきて牡蠣の赤ちゃんは大丈夫なの?という素朴な疑問をいだきます。そこは問題無用です。牡蠣は生命力が強くて2日・3日程度なら陸で過ごしても元気なんです。

          ワイヤーを切って、牡蠣の種の穴をドリルで広げる

          手を切らないように手袋、そして汚れや水をはじくエプロンと足元は長靴を装着して作業に取り掛かります。

          牡蠣の種差し ワイヤーを切る前

          運ばれてきた「牡蠣の種」はワイヤーで束になって繋がれています。まずは連結ワイヤーを切って牡蠣の種を取り外して、1枚1枚バラバラになるようにカゴにぶちこんでいきます。

          コツはワイヤーを手でしっかりとつまんで、麺の湯切りの要領で上下に振ること。少々雑でも牡蠣の種はビクともしません。

          牡蠣の種差し 穴あけドリル

          カゴに盛られた牡蠣の種を次に待ち受けるのは、グルグル回る謎のドリル機械。

          ここで牡蠣の種のワイヤー穴を、このドリルで拡張していきます。

          牡蠣の種差し 牡蠣の種に穴を開ける
          Before
          牡蠣の種差し 牡蠣の種に穴をあけた
          After

          ロープを用意して、牡蠣の種を21枚通していく

          牡蠣の種差し 穴のあいた牡蠣の種をカゴにまとめる

          なぜ、ドリルで穴を開けたのかは次の工程のロープ通しで明らかになります。そう、実はロープがスルッと通る穴の大きさがドリルのサイズだったんです。

          牡蠣の種差し 牡蠣の種ロープ完成
          ロープに21枚の牡蠣の種を通していきます。

          枚数が21枚なのは、海の水深が関係していて、牡蠣の種を水中に吊るす際にちょうど良い長さなんですね。※.ロープに通す牡蠣の種の数は、地域や養殖業者さんで異なります。

          21枚を通し終わったら、先端の紐をギュッと縛って次の工程へ進みます。

          牡蠣の種差し 種の種が少ないもの
          牡蠣の種の付きが悪いものも、主にここではじいていきます。

          等間隔にロープに釘を打ち付ける

          牡蠣の種差し 釘打ち
          一体、この台の上で何が繰り広げられるのか・・・

          ロープに通された21枚の牡蠣の種を待ち受けるのは、エアーコンプレッサーに繋がれた謎の釘打ち機。

          ここで海に吊るした時に牡蠣の種が等間隔になるように、ロープに釘を打っていきます。

          牡蠣の種差し 釘打ち2

          バシュ!バシュ!と室内に響くエアーの軽快音。足元に装置があり、踏んで釘を発射します。

          牡蠣の種差し 釘打ち3

          牡蠣の種差し 釘打ちをした牡蠣の種

          うまくロープに打ち付けるには、コツが必要です。両手と右足(人によっては左足)に神経を集中して、テンポよく釘を打ち付けられるかどうか。リズミカルなセンスが問われる作業です。

          牡蠣の種ロープを2本を束ねて、1トンカゴに並べて置く

          牡蠣の種差し 柿の種を束ねる2
          音の波数のような形。等間隔に21枚の牡蠣の種ロープを2本並べます。

          さて、加工場での作業も正念場。釘を打ち付けた牡蠣の種ロープは2つに束ねて麻紐でキュッと結びます。

          2つに束ねる理由は、牡蠣の種を狙う魚対策。美味しい牡蠣を育む浦村の海には、たくさんの生き物が暮らしています。麻紐でくくることで、被害を最小限に抑える工夫の一つなんです。

          牡蠣の種差し 牡蠣の天敵 ハコフグ
          牡蠣の種を突っつくハコフグさんの犯行現場

          1つに束ねた牡蠣の種ロープは約1トンの重量が入る大きな大きなカゴに並べ、積み上げていきます。

          牡蠣の種差し 束ねた牡蠣の種ロープ

          牡蠣の種差し 束ねた牡蠣の種ロープの山
          カゴに山盛りになった牡蠣の種!

          船に乗せて、筏に吊るして完了!

          カゴに山盛りになった牡蠣の種ロープは、人の力ではビクリともしません。ここで登場するのがクレーンです。

          牡蠣の種差し 束ねた牡蠣の種ロープの籠盛りをクレーンで吊るし運ぶ

          太いカゴのロープをフックに通します。すると、山盛りのカゴが軽々と持ち上がり宙に浮き、加工場そばの海に横付けされた船にゆっくりと降ろされます。

          牡蠣の種差し いざ筏へ

          そして、いざ大海へ。到着した牡蠣の養殖筏に、等間隔で牡蠣の種ロープを沈めて、ひとつひとつ丁寧に結びます。

          お疲れさまでした。これが一連の「牡蠣の種差し」作業になります。お分かりいただけましたか?

          もちろん、今シーズンの牡蠣の収穫作業も同時進行中

          牡蠣の種差し 育った牡蠣の収穫風景

          牡蠣の種差し 育った牡蠣の収穫様子

          牡蠣の種差し 水揚げした浦村牡蠣

          これまで見てきた「牡蠣の種差し」作業とは別に、今シーズンの「牡蠣の水揚げ」作業も進められています。

          そのため牡蠣養殖の現場では、小型船が海と陸を行ったりきたりを繰り返します。同時進行な分、とても大変です。

          浦村の海で多くの小型船が、颯爽と行き来していたのは、そんな裏側が隠れていたんですね。

          遡ること約1年前の10月に何人もの手を介しながら海に沈め、筏に結ばれた「牡蠣の種」。そして今、機械で巻き上げないとあげられないくらい大きく育っていることを思うと、偉大な海の恵みを実感します。

          牡蠣の種差し 助け合う養殖業者さんの風景

          また、海では牡蠣養殖業者さん同士が助け合っている光景も印象的でした。海も人も自然の一部、そんな言葉がふっと浮かびました。

          取材協力 オイスターファーム 山善水産
          公式WEB http://www.yama-zen.jp/

          『ぼちぼち』というお店で何がぼちぼちと思いますか?

          「ぼちぼち」は、伊勢宇治山田駅前にあるお好み焼き店です。

          友達がこのお好み焼き店を試してみることを勧めてくれました。
          安いと言われました。
          そして、正しかった、「ぼちぼち」はコスパが良かったです。

          メニューの種類は多く、すべてが出来立てです。

          お好み焼きや焼きそばなどの食事が、たった350円だったのには驚きました。

          屋台や祭りの出来立ての食べ物よりもさらに安いです。

          200円だけを追加すると定食メニュー(ご飯と味噌汁付き)を入手できます。
          味も良いです。
          たった350円では良い過ぎと思います。

          オススメニューは豚ばらです。

          私も豚ばらはお気に入りになりました。味は軽くてシンプルです。

          そして、味噌汁と食べると、さらに良くなります。

          この店の味噌汁大好き!!

          大満足なセットです。

          「ぼちぼち」は平成20年からオープンしており、コアな常連客がいらっしゃいます。
          月曜日から土曜日の11:00〜21:00まで営業しています。

          宇治山田駅周辺にはそれほど多くの店やレストランはありません。
          一部の店舗は、住民が減少したため閉鎖されたそうです。

          店の名前は、「客数かぼちぼちくる」ことから名付けられたとのこと。
          客数はそれほど多くないものの、異なるタイプの人々が来ているので、ぼちぼちなんですって。

          昼食時に多いのは、昼食を食べて会話をするのが好きな高齢者です。
          そして持ち帰りの注文もぼちぼち入ります。

          夕方に多いのは、放課後に食事をしたい学生です。
          そして夜のお客さんは社会人が多いです。
          仕事終わりに食事をしたり飲んだりするために来ます。

          お酒も提供しており、やっぱりお客さんはこの店の味と価格でお気に入りになります。

          店内は綺麗です。

          この店は小西さんというご夫婦が運営されています。
          小西さんたちは非常に友好的で、常に笑顔と温かいサービスを提供してくれます。

          私はこれから宇治山田駅へ行くたびに「ぼちぼち」を訪れるでしょう。
          近い、便利、良い価格と味、そして良いサービス。

          他に何が必要ですか?

          我が家の郷土飯『ガスエビ』。秋の港町で消費されるプリプリで「甘ーい!」食体験をあなたの家庭でも!

          こんにちは、sawaです。尾鷲暮らしのいつもの食卓=郷土飯の第3弾。今回はガスエビです。尾鷲では、夏が終わると底引き網漁がはじまるため、ガスエビがスーパーに沢山並びます。

          夕方、殻が黒ずんでしまったガスエビ。

          お昼に行くと綺麗なピンク色したガスエビがパックに入っているのですが、夕方になると殻の部分が黒くなってしまい残念なことに。そのため、外には出回ることは少なく、地元で消費されるようです。

          冷凍パック詰めされたキレイな色のガスエビ。

          魚屋さんなどで殻をむいて水に入れ、そのまま冷凍した色がキレイなガスエビも売られています。贈答などで市外の人に送るには、こっちの方がキレイでおすすめ。

           

          色々な調理法でも美味しいガスエビ

          以前、ガスエビの炊き込みご飯を記事にしたことがありますが、今回は違う調理法でご紹介!

          夕方になると殻は黒くなってしまうけど、殻をむくとキレイな色です。
          このままお刺身で食べると、個人的には甘えびよりプリプリで甘くて美味しい!と思います。今回は秋らしくサツマイモ、きのこ(今回は舞茸)を使ってかき揚げにしました。そしていつもながら・・かき揚げって難しいですよね。またバラバラに・・。

          しかし!細かいことは気にせず、母の特権を使ってアツアツを揚げながらつまみ食い。「甘ーい!」のです。もーう最高!

          ガスエビのかき揚げ
          –材料

          お好きな食材
          塩少々
          小麦粉
          お水

           


           

          生とうがらし。私は餃子もこれとお酢で食べるのが好きです。 お肉にも合い万能です。

          お刺身は、尾鷲の虎の尾という唐辛子と甘夏で作られた生とうがらしをお醤油に混ぜて食べるのがおすすめです。

          プリプリのガスエビを・・

          虎の尾で。尾鷲素材のナイスなコンビネーション。

           


           

          最後にガスエビのカルパッチョも作ってみました。

          トラスコ。ドレッシングやペペロンチーノにと、こちらも万能です。

          カルパッチョには、虎の尾と甘夏のトラスコをつかって、ドレッシングを作ります。

          ガスエビのカルパッチョ
          –材料

          お好きなお刺身や野菜
          トラスコ
          お酢
          オリーブオイル
          お醤油
          ブラックペッパー
          ※お好みに合わせて分量調整してください!

           


           

          尾鷲に遊びにきたときに買って帰れば、想い出に残る港町の郷土飯が簡単にできます。
          「甘ーい!」食体験を、ぜひあなたのご家庭でも!

           

          歓楽街にある、ちょっと待ってな庶民派おつまみ「ちょろ松」

          今日、あのちっちゃいやつ、ないんすか??

          あー、ほんなら次いこか

          松阪界隈で頻繁に飲んでいる諸先輩方が、
          焼肉いとうやで繰り広げていた”二軒目どうしよか”のやりとり。

          いとうやの味噌だれホルモン@松阪

          あのちっちゃいやつ…。

          もうこのワードだけで別腹は整った。

           

          ちっちゃいやつを求め、歓楽街の暖簾をくぐる

          先輩方にくっついて歩いていると、
          スナックやパブが建ち並ぶ歓楽街が現れた。

          ほー、松阪にこういう場所があるとは知らなかった。
          愛宕町というエリアらしい。

          スナックの看板にいちいち惹かれながら、
          たどり着いた「名物ちょろ松の店ふみ

          L字の鉄板カウンターに座る一同。

          二代目のお母さんが、
          おもむろに焼きだしたのが、
          あのちっちゃいやつの正体のようだ。

          10㎝ほどに広げた薄い生地に、
          かつお節、天かす、葱、紅生姜が乗せられていく。

          上からまた生地をかけ、

          ひっくり返して醤油で味付け。

          これが名物ちょろ松

          1人前5枚で400円

          シンプルな具材に焼けた醤油の風味が香ばしく、
          酒の肴にちょうど良い。

           

          ちょっと待ってね、そういうこと。

          なぜちょろ松なのか。

          お母さんに尋ねると、
          元々、生地に葱やちくわを入れた、
          洋食焼きというおやつ的な焼き物があり、
          それを先代が小さくアレンジしたのが始まり。

          ちょっと待ってね」のやりとりから名前を得て、
          オリジナルメニューとして誕生したのが、
          ちょろ松なのだそう。

          お母さん:小さくしたら、居酒屋帰りで小腹空いたお客さんのおつまみになってね。ご自宅やスナックへのお土産になさる方も多いんですよ

          酔っぱらったお父さんたちの、
          ”家族ご機嫌取りアイテム”としても効果的のようだ。

          30年程通っているという先輩曰く、
          この界隈で上司を連れて飲んだ後、
          ちょろ松への段取りが組まれていないと、
          おまえちょろ松ないんかっ!!」とどやされるとか。

           

          つまむ、飲む、つまむ。会話も弾む。

          創業57年のふみ。

          続いて焼きそばを、
          無駄のない手さばきで焼いてくれるお母さん。

          特注の太麺は、
          ソースがよく絡むのに濃ゆくない。

          はふはふと頬張りながら、
          ビールがクピクピ空いていく。

          醤油で味付けしたネギ焼きも完成。

          弾む会話の中、
          常連さんが酒をグイっと飲み干し一言。

          キャベツはソース、ネギは醤油。つまりそういうことや!!

          まるで格言かのようにどや顔で放った。

           


          ちょろ松ふみ
          住所:三重県松阪市愛宕町3-38
          電話:0598-21-4868

          仏像ラブリー – MieMuで垣間見た仏様たちのありのままの姿 –

           

          美術教員という職に就いているが故、もちろん大学課程で必須科目を履修して教員免許を取得している。

           

          通信制の大学でその一連の課程を終えたため、美術に関する多様な分野の単位をレポートとテストで取得していったけれど、その中で特に苦手意識があったのが歴史分野。

           

          西洋美術史も日本美術史もなかなかギリギリに単位取得した記憶があり、今も歴史面の授業を考えるときは調べに調べて準備しなければ教壇に立つ自信が無い。

           

          そんな事を考えていると、今回の三重県総合博物館(通称:MieMu)今回の展示は仏像だという。正直前述のような背景があるため文章にするには苦手意識はある。レポートもどういう切り口で書いていこうかと、なかなか筆が進まなかったりした。

           

          でも結構仏像の見方が分からない人は少なくないのではないか、、、?

           

          これはもう一目見てときめいた瞬間を独断と偏見で記録をしていこう、多分歴史が苦手な人は少なくないはずだから。なんて自分の不得意を肯定しながら館内に足を踏み入れてみた。

          入り口ではチラシにも現われる多気町は普賢寺の普賢菩薩坐像がお出迎え

           

          ハニワなほとけ – 誕生釈迦仏立像二体(いなべ市、津市)

           

          まず、入ってすぐに出会う二体の小さな仏像。「はーい皆さんこんにちは!」なんて出迎えてくれているようにも見える愛嬌がある。また経年の摩耗からかハニワのようにも見えて単純に可愛いと感じてしまう。

          1つは個人蔵との事から、代々大事にされてその形になったのではないかと想像が膨らむ。

          着物の襟元に忍ばせた仏様を日々崇めて1日の生業に力を尽くした人々の姿が目に浮かび感慨深くなる。

          誕生釈迦仏立像(いなべ市)
          誕生釈迦仏立像(津市)

           

          これ何だ?ナゾに満ちた仏のかけら – 鳥居古墳出土押出仏(津市)、夏見廃寺出土螺髪(名張市)

           

          仏像は頭がブツブツでだらんとした服を着ていて体型はちょっとふっくらしていて。典型的なイメージはそういったところだと思う。でも実は髪型はブツブツだけではないし、マッチョな仏像もあるし服装も意外とバリエーションがある。場所や階級、役割で変化があるらしいのだ。

          また、御仏の表現方法も彫刻だけではないというのが津市の鳥居古墳から出土した押出仏でわかる。溶かした銅を雌型に押しつけて形成されたのは、一見細かく煌びやかな文様。でも拡大してみるとたくさんの仏様が表情穏やかに鎮座している。

          鳥居古墳出土押出仏
          拡大すると、、、

          また、一見大きな鉄砲玉のようなこちらの石。名称に螺髪が付くことから仏様のあのブツブツの一つ一つだということがわかる。螺髪は髪の毛一本一本を巻き上げて作られるとの事から、きちんと螺旋状の彫りが入っている。細部にまでこだわる仕事は仏様へ敬意を払う意識が見える。信仰心から丹念に作り出されたものは時を超えて更に人の心を動かす、というところか。

          夏見廃寺出土螺髪

           

          仏界のハットコレクション – 十一面観音立像(津市)、聖観音菩薩立像(伊賀市/廣禅寺)、愛染明王坐像(伊勢市/世義寺)

           

          そして目に留まるのはユニークな頭部の装飾。たくさんの顔や神々しさを放つもの、犬かと見紛うものまで、現代社会で被っていたら注目度が半端ないコレクションが揃う。

          もちろん各装飾にも意味があり、十一面観音立像は苦しんでいる人をすぐに見つけるためのお顔を、聖観音菩薩立像は出家前の王子時代の釈迦の装束から煌びやかな頭部飾りを、また愛染明王坐像は苦難に屈しない強さの象徴として獅子の冠をかぶる。

          それぞれの個性も昔の人の想像力から湧き出て形にできたもの。その技術には恐れ入るばかり。パリコレに出品するプレタポルテも真っ青のクリエーションがここにある。

          十一面観音立像
          聖観音菩薩立像
          愛染明王坐像

           

          仏様の足元で思う自分の小ささ – 十一面観音立像(多気町/近長谷寺)

           

          大きすぎる、近くにいるとひしひしと感じる圧。中央部に展示されるのは一際目立つ仏像のタペストリー。印刷されて白黒になった近長谷寺の十一面観音立像は6mを越える背丈に穏やかな表情で人間を見下ろす。

          こんなに大きいんだなと、間近で背比べできるから感じる凄み。あとは厚みを表した等高線が織り成すモアレが美しい。

          6mを越える十一面観音立像

           

          快慶作の二体が松阪市内にあったなんて – 阿弥陀如来立像、地蔵菩薩立像(松阪市/安楽寺)

           

          鎌倉時代を代表する仏師・快慶は生没年不明の謎多き人。でも詳細で美しい造形を施す技の持ち主から「慶」を名前にもつ仏師たちの流れ「慶派」を代表する人物。そして奈良にある東大寺南大門の金剛力士立像の作者としても知られる。その人が作ったというのがわかったのだからニュースにもなる。

          二体とも着衣に布の重みを感じられながらも軽やかで動き出しそうなお姿。命が入ったというのはこのような像の事なんだと思う。

          当時の人からしたら今にも語り出しそうな御仏に祈りを捧げるのは自然な事で、疑う余地も無いぐらいだったんだろう。それ程に何かを信じさせる圧みたいなものが感じられる。

          地蔵菩薩立像
          阿弥陀如来立像

           

          仏と仏のオシャレ座談会 – 釈迦如来坐像(鈴鹿市/南陽寺)、地蔵菩薩坐像(松阪市/伊佐和神社)

           

          隣同士で鎮座する二体、キラキラ眩しい釈迦如来坐像とシックに仕上げた地蔵菩薩坐像。

          盛りに盛って目立った者勝ち?それとも衣に施した繊細な模様で上質さをアピールする?そんな話をヒソヒソと話していそうなお姿は何だか見ていてほっこり。

          でも地蔵菩薩の内側に子どもの絵本まで隠されていたという見えないオシャレにはなかなか叶わない。

          いつでも地域の弱い者の立場の味方になってくださってる、という見た目だけではわからない安心感を与えてくれる存在だったんだろうという考えに及ぶ。

          釈迦如来坐像(左)と地蔵菩薩坐像(右)

          地蔵菩薩坐像の中に隠されていたという子ども向けの本

           

          癒しの笑み、円空仏 – 大日如来座像(津市)、薬師如来立像と阿弥陀如来立像の両面仏(菰野町/明福寺)、聖観音立像(志摩市/三蔵寺)

           

          江戸時代前期に12万体以上の仏像を彫ったともいわれる円空の作品も三重にはある。素朴なようで考え抜かれた簡素な意匠は、海外でも高い評価を受けた、そんな円空仏たちも今回は集合している。

          表情はどれもふんわりと笑みを浮かべ、気取らない雰囲気に親しみがわく、そんな仏様たち。

          江戸の庶民からも愛でられ、大切にされたのではないかと想像できる。

          中でも両面仏は全国的にも珍しい一品。普段は片面しかみられないものの今展示では背面に鏡が設置されているから両方のお顔を拝見することができるなんて円空ファンにはたまらない仕掛け。

          大日如来座像
          薬師如来立像と阿弥陀如来立像の両面仏(左)と聖観音立像(右)

          現代仏像守護話 – 和歌山県の取り組み

          正直、一番印象に残ったぐらいいい取り組みだと思った。

          和歌山県立博物館を中心として地元の工業高校や大学と連携して歴史的価値の高い仏像の「お身代り」を製作しているという。

          貴重な仏像、盗難や災害による損壊の心配が付いて回るのは容易に想像できる。

          そこで、3Dプリンターを用いて精密にそれらを再現し、リアルに彩色して寺院等に納めるのだという。

          本物の仏像は同博物館に保管され劣化・紛失を防ぐ、という塩梅。

           

          若い人たちも巻き込んで歴史を紡ぐのは地域の誇りや文化の継承に直に繋がる。仏像の展示でソーシャルデザインの一例を知るなんて思ってもいなかった。これから日本全国に広がっていってほしい取り組みだと感じた。

           

          * * *

           

          そういえばこんなに仏像がひしめく空間もなかなか無い。そして一体一体間近で、場合によっては360°、そして秘仏を至近距離で眺められる機会も。三重の各地からMieMuにお越しになった仏の皆様は私たちにいつも以上に詳細を見せてくださる。

          仏像の世界に浸ったあと訪れたミュージアムショップもなかなかに味のある仏グッズを販売していた。

           

          MieMuを後にした時、気持ちはなんだかいつもより穏やかになったような気がした。これも70体を越える仏像たちのなせる技なんだろうか。

          見た目重視で仏像について書くなんて申し訳ない気持ちになりながらも、仏様たちの可愛い表情を発見できた気がして以前より愛着が湧いた時間だった。感謝の意の中で南無阿弥陀仏と小さく唱えてみた。

           

          縄文人と私のモヤモヤ。櫛田川をのぼり山林の中央構造線月出露頭へ想像力を訪ねた。

          人はなぜ、想像力が発達しているのだろう。
          ちなみに人には過去の像を再生する再生的想像力と、新しい像を生み出す創造的想像力があるらしい。

          話は変わるが、以前に少しだけ中央構造線のことを書いた。日本を二分する約1,000kmの大断層帯だ。中央構造線の近くには諏訪神社や鹿島神宮など有名な神社仏閣が多く、伊勢神宮の内宮と外宮の2社間にも走るとされる。地図を眺めていて多気町から飯高町までの中央構造線の近くを、櫛田川が流れていることに気が付いた。今回、櫛田川の近くを沿って飯高の山を目指すことにした。

           

          【 美 し い 田 園 風 景 と 神 社 の 間 に 】

          まず向かったのは松阪市山添町にある飯野高宮神山神社。中央構造線からは離れているが、櫛田川沿いにある。

          参道の真ん中に木が生えている。伊勢神宮でも見かける景色だ。

          「倭姫命世記」によれば、倭姫命が天照大神の新たな神事を続けることができる場所を求めて大和国を出発し、途中に藤方片樋宮から飯野の高宮に移り4年間天照大神を祀ったとある。

          関係はないが鳥居をくぐり本殿に向かう参道にJRの線路が通っている。

          参拝をして次の目的地に向かう途中、櫛田川沿いに美しい田園風景が広がっていた。神話によると、倭姫命が天照大神を祀る地を探しに大和を出発して伊賀、近江、美濃などの国々を巡り伊勢に辿り着いたとある。私は過去にこんな話を聞いたことを思い出した。大和から伊勢まで約40年の歳月がかかっていて、実は倭姫命は訪れた各地で稲作を伝えていたのではないかという話だ。
          川と歴史に想像を巡らせながら次は遺跡に向かった。

           

          【 想 像 力 の 蓋 】

          松阪市飯南町の櫛田川沿いにある粥見井尻遺跡では、ほぼ完全な形の縄文時代草創期の土偶が発見された。10,000年以上続いた縄文時代は、人と人の戦がなかったのではないかといわれている。最近そんな縄文時代が密かなブームになっていて、私もプリミティブな縄文アートが好きだ。

          粥見井尻遺跡の壁画

          そして直感だが、縄文時代から今を生きるヒントがあるような気がしている。
          10名〜20名くらいの集団で暮らしはじめた縄文時代、もっと少ない単位または一人で暮らしていた縄文人は集団生活で精神的な苦痛も感じていて、宗教、呪術、タブー(禁止事項)などをつくり祭なども行っていたと記述があった。土偶は祭のときに割り、魂として住み家に持ち帰っていたらしい。

          縄文人は何にモヤモヤしていたのだろう。
          そして何かに祈ることでモヤモヤの解消に至るのは、すごい想像力だと思う。

          粥見井尻遺跡の壁画

          縄文時代から続く日本の歴史において、何かに統治され、特に物や情報が溢れかえっている現代の暮らしでは、想像力に蓋をしがちなのかも知れない。そんな情報化社会の次に、人類が経験したことがない人口減少社会が日本にやってくる。現代は人が個々に孤立しているが、人口減少社会では人々が今より共生する必要がある。そして新しい発想やイノベーションが求められてくる時代では、蓋をした想像力を解放することで何かを大きく変えるチャンスでもある。必要は発明の母という。

          粥見井尻遺跡の壁画

          人間の想像力は、時に論理の壁を軽々と超えていく。誰かのひと言に大笑いしたり、なるほどと呻ったり。イメージやインスピレーションを大切にして想像力を磨くことは、ある意味、その行為自体が豊かな暮らしに繋がっている気がした。

          次にお昼ごはんを買いに向かった。

          道中、美しい鉄橋があったので撮影しようとクルマから降りて歩いていると・・
          幸せ家族の設定に、強いこだわりを感じるかかしがあった。

           

          【 山 の 水 は お い し い お に ぎ り に 】

          道の駅飯高に隣接し、今春にオープンしたおにぎり専門店八十八屋に立ち寄った。

          松阪牛のしぐれ煮など地元素材を使ったおにぎりもあり、注文してからにぎってくれる。

          おにぎりを待つ間、店員さんにこの地域のお話を聞いた。
          この地域は広く香肌(香肌峡)と呼ばれ、その昔天照大神(伊勢の国)と天児屋根命(大和の国)が出会い、国境を決めるために投げ込んだとされる礫石があったり伊勢神宮、熊野詣、吉野詣の巡礼道の和歌山街道があるなど教えてくれた。

          おにぎりを持ってきたスタッフに聞くと、ここは長井米生活農場が運営し、米は飯南町有間野で耕作放棄地などを再活用して育てたものだという。飯南町有間野の田んぼには養分豊富な山の水が直接流れ込み、また櫛田川の豊富な水があるので美味しい米が育つと聞かせていただいた。

          そしておかずは八十八屋のとなりにある、たいやきわらしべの松阪豚フランクたいやき(甘くないたいやき)。

          あたたかいおにぎりはふっくらと、そして米の味わいはこんなにも豊かだったのかと頬張った。

           

          【 イ ン タ ビ ュ ー し た い 発 明 家 】

          道中、美しい櫛田川が何度も顔を出す。

          最後に向かったのは中央構造線が露頭している月出。

          通行止めかと焦ったが、獣害対策用でした。開けて閉めてクルマで進めます。

          道はいよいよ狭くなりクルマ一台通るのがやっとだった。

          携帯の電波も届かない山奥。クルマを駐めてあとは徒歩で向かう。結構な急勾配の坂を下ると国指定の天然記念物、中央構造線の月出露頭が見えてきた。

          中央構造線とはアジア大陸の東端の大陸と、南からやってきた太平洋側の大陸がくっついたときの接合面。

          そのため、左下から右上に走る地層と右下の地層は色が異なるのを確認できる。左側(北側)は領家帯の圧砕岩、右側(南側)は三波川帯の黒色片岩。
          七千万年ほど前に大陸同士がくっついて中央構造線ができ、私たちが暮らす日本列島ができた。そして想像力を働かせ日本人は進化してきた。

          中央構造線の月出露頭から眺めた山と空。

          ところで、五十万年とも八十万年ともいわれる前に、火を発明した人はどんな想像力を働かせたのだろうか。
          できることならタイムマシンに乗って、インタビューしてみたい。
          その時は、ほんやくコンニャクも忘れずに持っていこう。
          にぎりたてのおにぎりも一緒に食べよう。

           

           

          宇宙語に宇宙人!? そんな会話が普通に飛び出すご縁を大切にするカフェに潜入してみた

          鈴鹿に面白いカフェがあるというので行ってみた。

          オーナーはラジオパーソナリティをつとめたり本を執筆している石川恵子さん

          と言うのは、実は裏の肩書なのかも知れない。
          本業は一般社団法人日本お金道協会の理事をされているお金の専門家

          そして、たまにホラも吹く
          ホラを吹くと言っても嘘つきという意味ではない。
          本当に法螺貝を吹くのだ!
          通称(自称?)法螺ガール!

          ちょっと今まで僕の周りにはいなかったタイプの人である。
          いや、僕の周りだけでなく、そうそういないタイプの人であろう。
          オモシロイ!

          そんな彼女がオーナーをつとめるカフェの名前は「金菌up cafeりぼん」。

          金運と腸活菌をアップしてくれるという、なんだか縁起の良さそうな店名である。
          ちなみに、りぼんは結ぶ「リボン」と「re born」(生まれ変わること)を掛けた意味があるらしい。

          ユニークなのはオーナーと店名だけではない。
          営業日はすべて貸し切り。
          だから、カフェと名は付くが、ちょっと一服したいからと言って立ち寄れる店ではない。

          そして、貸し切りの内容だが、営業日には毎日何かしらの先生を呼んでイベントを開催しているらしい。
          だから、貸し切り。
          お料理も予約があった人数分のみを作る究極のエコ。
          流石はお金の先生だ。
          やることに無駄がない。

          9月のイベント情報カレンダーがこれ。

          アロマキックボクシング、光透波、ガイアの水、磁場調整、薔薇ランチ会
          イベント名だけ見ても、この世界(?)に疎い僕には、どんな内容なのか分からない。

          だけど、なんとなくは分かる。
          健康、食、スピリチュアル系、そしてお金にまつわるイベントが多いっぽい。
          どれも、僕がこれまで縁がなかった世界、というか興味を示して来なかった世界だ。

          あまりにも色んなイベントがあるので、オーナーの恵子さんに聞いてみた。
          誰でもこのカフェを借りてイベントを開催できるんですか?と。
          すると、どうやら違うようだ。

          恵子さんが実際に体験して、良いと思ったもの、信頼できる先生だけをお呼びしてイベントを開催しているらしい。

          お〜、そうなんや!
          この時、妙に納得した。

          恐らく、今この記事を読んでいる男性の多くは、僕と同じように、目に見えないものは信じない人が多いだろう。(勿論、そうでない人も沢山いるだろうけど。)

          では、そんな「目に見えないもの」の存在を信じるには?
          体験しかない。
          人は、自分が理解できる事か、体験した事しか信じられない。

          9月21日のイベントを見て頂きたい。
          宇宙語アセンション

          アセンションとは、wikipediaによると、

          宗教・スピリチュアルの概念
          ・天国へ行くこと。
          ・キリストの昇天。
          ・惑星地球の次元上昇 – ニューエイジ用語。

          の事らしい。

          分かったような分からないような…
          いや、正直、何のことやら全く分からない。
          日本語なのに宇宙語か?と思えるぐらい、英語以上に理解できない…

          このイベントについても恵子さんに聞いてみた。
          これも、体験されたんですか?

          なんと、恵子さんも宇宙語が少し話せるらしい!!!

          話を聞いて、え〜!?(笑)と半信半疑どころか、無信全疑状態なんだけど、世の中、自分の知っている事が全てだと思うのは傲慢というものだ。

          実際に宇宙語を話せる人がいるというのだから、そうなのだろう。
          信じることは出来なくても、否定する根拠もない。

          オモシロイ!!

          そんな話を聞いている内に、イベントが始まった。
          今日は、ベリーエクササイズ協会理事山田久美子先生主催のベリーエクササイズ&アセンショントークの日。

          台風の影響で東京から来る先生の到着が遅れアセンショントークは聞けなかったけど、久美子先生のお話を聞き、舞を拝見させて頂いた。

          まず、舞が、素晴らしかった。
          植田あゆみさんが歌う「翼をください」に合わせて躍る祈りの舞
          まるで風のように舞う姿に会場の参加者は皆うっとり。
          これまでベリーダンスは何度か見た事があるけど、普通のベリーダンスとは、また違った優しさを感じる舞だった。

          また、お話の方は、過去に久美子先生が宇宙人として宇宙からアトランティスが滅びる様子を見ていた事。そして、アトランティスの二の舞とならないようにシナリオを書いて今の世に生まれた事など、僕の理解の範囲をはるかに超える難しい話だった。

          が、オモシロイ!!!

          自分が知らないだけで、世の中には色んな体験をされている人、色んな考え方を持った人が沢山いるものだ!

          信じる信じないは別にして、普段、接する事がない世界の人々との交流は、とても刺激的で、楽しいひと時だった。

          さて、カフェへの取材なので、肝心のお料理の話も少々。

          この日のランチはモリンガデーだった。
          モリンガはミラクルツリー(奇跡の木)とも呼ばれ、300種類以上の効果効能があると言われるスーパーフードである。(そうだ)
          実はモリンガ自体の味はちょっと苦手な僕だが、この日のモリンガ料理はどれも美味しかった。
          火を通す事で、味がまろやかになるようだ。

          最後のこれ、何だと思います?
          なんと、高野豆腐にモリンガパウダーが振りかけてあるデザート。
          高野豆腐がデザートになるなんて、目からウロコ、鼻から牛乳ものだ!
          高野豆腐、恐るべし!
          モリンガ、恐るべし!

          ちなみに、10人ほどいるランチ担当スタッフの皆さんも、恵子さんとのご縁でお手伝いされているらしい。
          しかも、ボランティアなんですって。
          恵子さんの人柄が好きで、この空間が好きで、自然に集まってくるようだ。

          イベントの先生も、カフェで働くスタッフも、そこに集うお客さんも、皆さん、何かしらのご縁で繋がった人ばかり。ご縁をとても大切にされている恵子さんの人柄がよく現れているお店だと思った。

          折角なので、お金との付き合い方について聞いてみた。
          すると、諭吉四段活用というものがあるらしい。

          起「追いかけて諭吉」
          承「振り向けば諭吉」
          転「気が付けば諭吉」
          結「囲まれて諭吉」

          普段から、お金との付き合い方がどうなっているのかチェックをする事が大切とのこと。
          これについては、書きだすと長くなりそうなので、興味のある方は日本お金道協会のページを見て頂きたい。

          軽い気持ちで行った取材であったが、心と身体とご縁とお金と、生きていく上でとても大切なことばかりを考える、収穫の多い一日となった。

          ランチの前の記念撮影。
          この日はなんと普段フィリピンに在住されているお客さんも参加されていた。


          金菌up cafeりぼん(イベント情報)
          https://www.facebook.com/kinkinupcafe/

          一般社団法人日本お金堂協会
          https://okanedou.net/

          一般社団法人ベリーエクササイズ協会
          https://www.facebook.com/一般社団法人ベリーエクササイズ協会-1554065854605620/

          新しい命が吹き込まれた稲米舎

          何年か前に取材させて頂いた紀北町矢口にある、稲米舎。その時に「後何年出来るかわからない。だれかいい方が…」というお話を伺っていたので、その後どうなっていたか気になっていたところ、後継者が稲米舎を引き継いでいると、聞きつけお店まで行ってきました!

          現在の稲米舎

          久しぶりに訪れた矢口ですが、変わりない潮の香りにホッと癒されます。お店の雰囲気も以前と変わらず優しい雰囲気はそのまま。

          おしぼり一つにしても、おもてなしの心が伝わってきます。

          稲米舎の後継者、上野さんが突然の申し出にもかかわらず、お話を聞かせて下さいました。その前に、一緒にお料理を食べに行った母が奥様に根掘り葉掘り聞いていましたが…奥様のお話はお店で聞いてみて下さい。

          ●何故Uターンして稲米舎をすることになったのか、しようと思ったんですか?

          紀北町矢口は、三重県の南に位置する田舎町。よく言えば周りを自然に囲まれた静かな街ですが、都会からは距離があり不便な場所。都会で料理の修業をしていた上野さんがわざわざUターンしてきた理由がなんであったのか、凄く興味を持ち聞いてみると、

          「炭を使った料理を出したいと、炭の知識を深めていく中で(伊勢の矢持町で実際黒炭作りも経験)、地元に紀州備長炭を作っている人はいないかと探し、津村さんという方に炭窯見学を申し込みました。

          津村さんとお話をする中で、後継者を探している人がいると、その日のうちに先代を紹介して頂き、すぐに意気投合しました。
          美しい海に山に川に自然豊かで、静かな環境、伝統のある古民家、地元にも近く、自分たちが思い描いていたイメージにぴったりだった。
          急で初めは悩みましたが、そんな魅力あるお店を”継いでくれ”と言われるのは人生で一度くるか、こないかのチャンス。最終的に断る理由がなかった。」
          なるほど!運命の出逢いですね。

          運命の出逢いで出会った稲米舎。

          ●稲米舎で出す料理へのこだわり、大事にしていること

          「こだわりは炭火焼きです。魚、鶏の皮が食べれない方でも「魚や鶏の皮まで美味しかった」と、言っていただいたり、ガス火では不可能な焼きを追及しています。ちなみに炭は環境にもいいです。
          大事にしている事は、お客さまに隠し事しないこと。安心して食事していただく為に。ご質問あれば作り方や調味料もお応えします。
          基本お造りは5種ほどすべて地元の天然の魚を使いますが、天候によっては1~2種地元の養殖を使わせていただく場合もございます。その時もお客様には、きちんとお伝えします。お造りは天然にこだわっていますが、養殖も地元に美味しい魚があります。」
          確かに、尾鷲の天然の魚を食べて育った私でも尾鷲の養殖ぶりは私も美味しいと思います。私の勝手な感想ですが、天然はさっぱりした美味しさ、養殖は脂がのった養殖ならではの美味しさが楽しめます。

          最後に尾鷲、紀北のいいところを教えて下さい。

          「海の幸。カツオやむらさきウニ、赤ウニ、岩ガキ、幻の渡利ガキや、朝どれの新鮮な魚介が、すべて新鮮な状態でお店まで持ち帰れます!
          稲米舎で生魚を克服した方、嫌いなウニが好きになった方もいらっしゃいます。
          そして、木材や野菜、魚の最初の生産者さん達の情熱が強い地域だと思います!」
          一度地元を離れたからこそ、地元の良さを再認識されているのかもしれませね。
          最後に…差し支えなければお家でも出来る簡単なお料理のレシピや美味しさを引き出す裏ワザをあつかましく聞いてきました。
          ・ポテトサラダ(カボチャ又はじゃがいもで)
          カボチャ(大きさによるが約半分)又はじゃがいも(大きさによるので数個)500㌘
          人参半分から1本(お好みで)
          玉ねぎ1/4から半分(お好みで)
          市販のレーズン トップ○リューのはお買い得。100㌘(お好みでOK)少なめより多め・まずカボチャの皮の汚れている所だけ落として基本全部剥かなくていい。じゃがいもは皮付きのまま。
          ・メインのカボチャ(じゃがいも)は蒸し器等で、蒸す。蒸すと裏ごししたかのようになめらかになる。
          串がスッと通れば、取り出してじゃがいもの場合はここで皮をスッと剥く。熱くてきつい方はゴム手袋をするか布巾で。そして潰します!
          ・玉ねぎは薄くスライスして
          生のまま熱いうちの潰したカボチャ(じゃがいも)に入れるとほどよく熱が入り美味しい玉ねぎに。
          ・人参は細かく切ってカボチャ(じゃがいも)と一緒に蒸して潰してもOK。
          もしくは長さ2~3㎝で厚さ2㎜ほどの短冊切りに。
          お好みに合わせて他の切り方でも。
          レンジで柔らかくなるまで。
          ・人参もカボチャ(じゃがいも)の中に入れて
          塩、コショウ、酸味の少ないマヨネーズ(ピュア○レクトマヨネーズ等)で和える。
          ・最後にレーズンを合わせて甘味を出す。お好みで砂糖を一掴み。
          レモンやすだちの果汁を入れると爽やかになる。・ご飯を炊く際、炊飯器にお米とお水を入れた後、備長炭を入れて炊く。すると炭の赤外線で芯までふっくらと仕上がり、土鍋や釜で炊いた様な美味しいご飯になります。

          「紀州備長炭で焼いた食材は、余分な油などは落ち、いい所だけが残って、とにかく美味しいです。」とおっしゃってました。

          先代から受け継がれた味と想い、新しく加わった味と想い。たくさんの方に味わって頂きたいと感じながら帰路につきました。


          稲米舎
          三重県北牟婁郡紀北町矢口浦439-3
          TEL/0597-39-1280

          営業時間
          12:00~14:00(要予約)
          18:00~21:00(要予約)

          座敷数
          20席 個室

          駐車場
          入口突き当たり(奥)
          10台完備

          ご予算に応じたお任せコース。
          ※建物内は、完全禁煙となります。

          http://toubeya.com/

          三重のお坊さんがプロデューサー。映画「典座 TENZO」がフランスで高評価!OTONAMIE4thイベント開催します!

          島国日本の文化は海外から日本へ

          “ 私自身がこの命を誰にも差し上げていない。(差し上げて)いないワタクシがこの命を生きるために、一日生きるために、どれだけの命を頂戴しているのか、分かりませんわな ”

          曹洞宗の有名な尼僧、青山俊董さんの言葉で始まるのは、映画「典座 TENZO」の予告編動画(公式ホームページ)。「典座 TENZO」はカンヌ国際映画祭「批評家週間」特別招待作として上映や、マルセイユ国際映画祭で観客賞を受賞。2019年10月から東京で上映が始まる注目度の高い映画だ。今回、典座のプロデューサーを訪ねた。

          津駅から徒歩数分のところにある曹洞宗塔世山 四天王寺の住職、倉島隆行さん。全国曹洞宗青年会の前会長も務め、典座のプロデュースも手がける。典座は製作が全国曹洞宗青年会で、監督はサウダーヂやバンコクナイツなどを作った映像制作集団「空族」の富田克也さん。ちなみに典座には、東日本大震災で被災した福島県の住職役として倉島さんも出演している。

          倉島隆行さん

          倉島さん:お坊さんもいっしょ。苦しんでいる仲間なんです。悩みを共有したりして。

          典座ではもう一人、重度の食物アレルギーの子どもを持ち自身もかつてアレルギーがあった山梨県の住職と、合わせて二人の住職が現代社会に悩みながら仏教に向き合う物語。

          倉島さん:のび太君を見ていると「自分もがんばろう」って思うでしょ。それは人の苦しみが分かるからこそ。のび太君は出来が悪いけど人間味があります。

          泣き虫だし、弱虫だし、テストを隠して怒られるし。しかし私自身の内面にもそんなのび太君はいる。皆さんの中にものびた君がいるとしたら、きっとそののび太君は憎らしい奴ではなく、守りたくなる存在ではないでしょうか。のび太君・・、いや映画の話に戻ります。なぜフランスで日本仏教の映画が・・。

          倉島さん:日本は島国文化。日本が持っている独自の素晴らしい文化や伝統があります。フランスなどの海外で禅が普及するのもそれです。しかしそういう伝統や文化があるのに自国に自信が持てない日本人も多い。逆輸入的に外国人が日本の良さを伝えることで、その素晴らしさを日本の人に気付いてもらえたらと思います。

          お話を聞かせていただいた部屋にある机の素材は、船の底板。これも木の文化を持つ日本の素晴らしさの一つに見えた。

          本堂には「円相」のアート作品も展示されている。

          倉島さん:お寺はアートなんです。人は死に対する恐怖がありますが、極楽を知ることで恐怖を緩和するケアシステムが昔からあります。

          仏教の教えが哲学であり、それを形にした物がお寺という空間を作っている。なるほど、お寺は生きると死ぬという普遍性をテーマにしたアート。そして日々の暮らしの中でも視点を変えれば、案外身近なところに日本の良さがあり、それは外国人から見ると魅力に感じるのかも知れない。

           

          今あるモノを磨くコト

          倉島さんは三重県曹洞宗青年会の仲間と和太鼓集団「鼓司(くす)」も立ち上げ、海外でも講演。剃髪をした坊主頭に袈裟を着た集団が、チカラいっぱいに和太鼓を演奏する姿。それは外国人にどう映るのだろう。

          鼓司プロモーション動画より

          倉島さん:衝撃だろうね(笑)。太鼓は青年会が現状のままでいいのかを、根本から見直すために始めました。お寺には太鼓があります。しかしずっと使っていない場合もある。引っぱり出してきたらほこりを被っていたり、壊れていたり。それを修理して磨いて使うんです。当たり前の物事。太鼓を始めることで、それが足元にあることに気付き始めた。日常に向き合うということです。まちづくりもそう。足元にあるものを磨く、修繕することです。

          四天王寺の横には幼稚園や県の機関などが入っていた施設があり、それらの建物は四天王会館として再活用されている。

          カフェ、古本屋、アートギャラリー、劇場など今の時代に合った形で事業者がそれぞれに運営。

          倉島さん:8年程前に始めたのですが、若い人が喜ぶ空間づくりをハード面で協力できると考えました。あとは感性のある人に入ってもらい盛り上げていただければ。そのためにも、まずは住職がイキイキしてないと。

          倉島さんが全日本仏教青年会理事長として、全国のカレー好きの僧侶と作ったほとけさまのやさしい精進カレー。売り上げの一部は貧困問題の解決を目指す「特定非営利活動法人おてらおやつクラブ」に寄付されます。
          出荷を待つ、ほとけさまのやさしい精進カレー

          海外での活動や地域づくりにも積極的な倉島さんの話を聞いていると、何だか前向きな気持ちになる。

          それは日々の暮らしの中で改めて日本の良さを見つける喜びであったり、今あるモノやコトを磨くことで、暮らしが豊かになると思えたから。

           

          【Spin on】sessions〜生き抜く切り替え〜というイベントを開催します!

          視点や暮らしを切り替えて想像力を働かせれば、何か特別な存在になろうとしたり背伸びをしなくても、豊かな気持ちで生きていける。取材を通じてそんな気にさせていただいた倉島さんを始め、以前に取材を通じて同じような気持ちなったOTONAMIE記者の伊澤さんをゲストに迎え、Spin on考案者の中谷さんにもパネリストとしてご参加いただき、イベントを開催します。

          OTONAMIE4周年イベントでもあり、今や多くの人が関わるローカルWEBメディアに育てていただいた読者や記者の皆様へ、ご案内を申し上げます。

          OtonaMiemu
          Otonamie【Spin on】 Sessions
          生き抜く切り替え

          日程:2019年11月23日(土祝)
          時間:午後2時30分〜午後5時(会場受付:午後2時00分)
          会場:三重県総合博物館Miemu レクチャールーム
          定員:80名
          参加費:1,000円(税込)
          ※OTONAMIEステッカープレゼント有り

          ゲスト

          ▲今回取材させていただいた津市四天王寺の住職、倉島隆行さん。

          ▲早稲田大学を卒業して南伊勢の漁師兼地域おこし協力隊(ライター)になった、伊澤峻希さん。
          記事:度会県前編度会県後編伊澤さんが書いた記事一覧

           

          パネリスト

          ▲サトナカクッキーや波乗守などを手がける、伊勢は河崎の鬼才クリエイター 中谷武司さん。
          記事:https://otonamie.jp/?p=45938

           

          内容1 14:30〜15:30
          第一部 トークライブ
          ゲスト:伊澤さん、倉島さん
          パネリスト:中谷さん
          ファシリテーター:OTONAMIE代表 村山祐介・副代表 福田ミキ
          ゲストやパネリストなどとのトークライブ。創造的な生き方を実践されているゲストを通じて “みらい”  を生きるヒントを模索します。

          内容2 15:45〜17:00
          第二部 クロストーク
          参加者の簡単な紹介。ゲストを参加者が円形で囲むように座り、参加者の取り組みややりたいことなどランダムに選んでクロストーク。その中で面白みのある内容があれば後日OTONAMIEが取材して記事として発信。

           

          参加受付専用メールフォーム
          ご参加は下記専用メールフォームから。ご質問も受付ています。

          イベントは終了いたしました。

           

          Facebook イベントページはこちら
          https://www.facebook.com/events/448232862451593/

           


           

          OTONAMIE with Takeshi Nakatani
          「Spin on」ご挨拶

          【Spin on】スピノン=切り替え

          歴史上、日本が経験したことがない人口減少がやってきます。今ある無駄な仕組みやルールが削ぎ落とされ、スリム化する社会でどう生きるのか。時代の変わり目では社会が変革するのを待つより、個人が視点や暮らしを切り替えた方がいい。そう歴史は教えてくれます。

          前置きが長くなりましたが本音は、そんな未来でも愉しく生きていたいのです。沈み行く大きな泥船に乗って「愉しいとは何か」とか「幸福とは何か」などを議論するのではなく、飛行艇でも拵えて、行きたいところに行き、会いたい人に会い、創りたいものを創る。それにはちょっとしたコツが必要です。そう、スピノンです。

          今回、クリエイターの中谷武司さんとOTONAMIEで「Spin on(スピノン)」を開始します。正体不明のスピノンは「Get it on!(ゲリロン)、Get up!(ゲロッパ)」というロックやソウルの精神で、三重という地域をサヴァイブして参ります。デザインされた髑髏(しゃれこうべ)は、いつかは死を迎える自分という存在に傲り高ぶらず、自然に生かされている人間は何者でもないということを表現しています。

          どうぞお付き合いの程、お願い申し上げます。

           


           

          Supported by OTONAMIE Partners

          やまぜんホームズ
          パートナー記事:https://otonamie.jp/?p=61452

           

          プラトンホテル四日市
          パートナー記事:https://otonamie.jp/?p=63970

           

          妖刀「村正」を間近で見られるチャンス!

          徳川に仇をなす刀・妖刀「村正」

          近年ではゲームやアプリなどで、日本刀がブームです。
          本来日本刀とは人を殺めるための道具ですが、「刀剣女子」という言葉もあり、現在では美術品や工芸品として鑑賞する人たちが増えています。

          ゾッとする美しさに女子達も熱狂。村正体感で妖刀伝説はいかに・・。

          実は桑名は、一番有名な日本刀といっても過言ではない「村正」に所縁がある土地なのをご存知でしょうか?
          「村正」の名跡で室町時代から江戸時代まで、少なくとも6代にわたってここ伊勢国桑名の地で刀を作っていました。
          屋敷は現在の三岐鉄道北勢線の「馬道駅」北側の走井山公園付近にあったとされています。


          「村正」は武器としての日本刀の代名詞で、斬味凄絶無比と名高く、精強で知られる三河武士を中心に、将軍徳川家康や関白豊臣秀次ら天下人を含む、戦国時代の数多くの武将から愛用されていました。

          そんな「村正」には徳川家に仇をなす刀という「妖刀伝説」があります。

          ○徳川家康の祖父・松平清康が家臣の謀反で討ち取られた際
          ○家康の父・松平広忠が討ち取られた際
          ○家康の妻・筑山殿が殺害された際
          ○家康の嫡男・松平信康が謀反を疑われ、死罪となり切腹した際

          に使われたことや、家康本人もたびたび村正によって怪我をしたなど、家康の4世代にわたって村正に関わっています。
          そのため徳川家康本人が直々に、村正の銘の付いた刀を持つことを禁じたそうです。
          このことから「村正は徳川家に仇をなす妖刀だ」と言われるようになりました。

          時は変わって幕末。
          この「妖刀伝説」が倒幕派にとっては縁起物として扱われるようになり、西郷隆盛など幕府に敵対する立場にいる人たちは「村正」を集めたそうです。
          また、倒幕派が村正に固執して奪い合うまでになったことで、「村正作」だと偽って銘を打った贋作が大量に出回ってしまいました。

          ただ “出来すぎた” 「妖刀伝説」は、のちの創作だと言われています。
          斬れ味が鋭い村正が、伊勢湾を挟んで伊勢国(三重県)と三河国(愛知県)が近い距離なのでよく流通していただけだとか、家康の父・松平広忠は病死とする説もあります。
          そして何より家康自身は「村正」を愛用していて、その刀が尾張徳川家に伝わっています。

          「村正」とは?

          初代村正の生誕地は諸説がありますが、美濃国で刀鍛冶を修行したであろうことは、刀の作風から分かります。
          現存最古の年号銘がある刀剣は文亀元年(1501年)で、この文亀の代の村正(右衛門尉村正)と、次代の大永(1521-1528年)の村正(藤原朝臣村正)の評価が最も高いです。
          「藤原朝臣村正」の「朝臣(あそん)」とは、彼が朝廷から五位の位階を得ていたこと、つまり貴族(従五位下以上)に叙爵されていました。
          村正は美濃での修行を終えた後、河川交通の要衝で堺や博多のような自由貿易都市「十楽の津」の桑名を本拠地に選びました。

          江戸時代の伊勢参宮名所図会「桑名渡口」より

          そこで南北朝時代に活躍した楠木正成の嫡流の玄孫にして、後に伊勢楠木氏第2代当主となる後南朝の重臣・楠木正重を弟子に迎えました。
          「正重」は村正の門人では最も師に迫る力量を持ち、作によっては師を凌駕することすらあるという名工で、村正の一派と正重の一派は、共に伊勢最大の流派である「千子派」を形成しました。
          ※千子は活動していた「千子村」からとする説と、初代村正の母が「千」手観音に祈って授かった「子」であるからとする説があります

          また、「村正」は「妙法村正」を始めとして神仏の加護を祈った傑作が多くあり、桑名市内の各神社には千子派による寄進刀も残っています。

          神社に寄進された「村正・正重」

          桑名宗社(春日神社)は、「桑名神社」と「中臣神社」の2つのお社から出来ています。

          こちらの神社には「村正」と「正重」が2振ずつ奉納され、合計4振が三重県指定有形文化財です。

          「村正」
          2振とも反り3.0cmで、鎬造、庵棟、目釘孔は1個。
          茎(なかご)の銘はどちらも「勢州桑名郡益田庄藤原朝臣村正作/天文十二天<癸卯>五月日」で、茎部形状は千子派独特の「たなご腹」。
          室町時代に桑名の刀匠である村正(3代目と言われている)が制作した2振の太刀で、春日大明神(中臣神社の旧称)と三崎大明神(桑名神社の旧称)に奉納されたものです。

          ①は刃長75.9㎝。彫物は、佩表鎬地に「春日大明神」とある。



          ②は刃長75.8㎝。彫物は、佩表鎬地に「三崎大明神」とある。

          この太刀は、戦国時代の桑名に刀工がいた証であり、伊勢国(三重県)の工芸技術の典型的なものであることや、2振の太刀が同時に制作・奉納されたという点で文化史的意味からも価値が高いものです。

          みんなで、守ろう!活かそう!三重の文化財 / 情報データベース / 太刀 銘 勢州桑名郡益田庄藤原朝臣村正作 天文十二年五月
          http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/bunkazai/da/daItemDetail?mngnum=1091775


          「正重」
          こちらも2振とも鎬造、庵棟、目釘孔は1個ですが、反りが少し異なります。
          茎(なかご)の銘から、寛文元年12月から2年1月(新暦に直すと1662年1月から3月)と江戸時代の作刀で、春日大明神(中臣神社の旧称)と三崎大明神(桑名神社の旧称)に奉納されたものです。

          ①は刃長75.0㎝、反り2.5㎝。茎部に「勢州桑名藤原千子正重/寛文元年<辛丑>十二月吉日」の銘がある。
          彫は、佩部表に「春日大明神 敬 奉寄進 貞昌」、佩部裏に「三崎大明神 敬 奉奇進 貞昌」とある。

          ②は刃長75.3㎝、反り2.2㎝。茎部に「勢州桑名藤原千子正重/寛文二年壬寅正月三日」の銘がある。
          彫は、佩部表に「春日大明神」とある。

          室町時代後期の千子派には、村正のほかに、弟子の正重や正真らが活躍しました。
          江戸時代に入ると「村正」が徳川家に祟るという風聞によって、村正銘の作品は見られなくなりました。
          そのため千子派の系統では、この「正重」が桑名で存続していきました。

          ただ、江戸時代の千子派の作品は極めて少ないため、室町時代から続く桑名の千子派の工芸技術を示す正重の基準作例といえます。
          また、江戸時代の奉納刀として、文化史的にも価値が高いものです。

          みんなで、守ろう!活かそう!三重の文化財 / 情報データベース / 太刀 銘 勢州桑名藤原千子正重 寛文元年十二月及び同二年正月
          http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/bunkazai/da/daItemDetail?mngnum=1091782


          他にも、市内の「神館神社」が所蔵する村正は、刃長60.5cmの太刀と、刃長39.1cmの剣です。
          太刀の茎部には「勢州桑名藤原朝臣村正作/天文廿二年九月吉日」の銘、剣の茎部には「勢州桑名/藤原朝臣/村正作/天文廿二年九月吉日」の銘があり、どちらも佩表鎬地に「神立」(=神館)の彫物があります。
          いずれも室町時代天文22年(1553年)の作で、太刀も剣を同時に寄進するという点はとても珍しい例といえます。

          太刀と剣は桑名神社・中臣神社が所蔵する2振の「村正」とは10年の時を経て制作されたものです。
          いずれにも見られる「神立」の彫は「こうだて」と訓じられ、所蔵する「神舘神社」を指します。
          この太刀は、桑名神社・中臣神社蔵の奉納太刀に引き続く村正の作刀例として、室町時代の伊勢国(三重県)における工芸技術の継続を示すものであることや、太刀と剣という別種の武器が同時に制作・奉納されたという点で文化史的意味からも価値が高いものです。

          みんなで、守ろう!活かそう!三重の文化財 / 情報データベース / 太刀 剣 銘 勢州桑名藤原朝臣村正作 天文二十二年九月
          http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/bunkazai/da/daItemDetail?mngnum=1091779

          村正を戦禍から守るために

          桑名宗社(春日神社)の御神宝である「村正」と「正重」の4振は、戦争により刀の正常な管理が不可になることを見越して、先々代宮司によって漆黒の漆が塗られ、サビ防止のため空気に触れないようにされました。
          終戦から74年と時を経てもなお漆が塗られているため、誰も本来の刀剣の姿は見た人はいません。

          昭和から平成、そして令和に時代が変わる今年の10月22日、国内外に天皇陛下の御即位を宣言される「即位礼正殿の儀」が皇居・宮殿「松の間」で行われます。
          この時代の節目に合わせて桑名宗社(春日神社)では、「村正」「正重」各2振のうち各1振ずつを漆を取って研ぐ修繕を行い、即位礼正殿の儀の記念事業として特別公開(無料)されます!

          御大典記念事業「村正」特別公開

          桑名宗社(春日神社)では10月20日(日)〜22日(火・祝)までの間、御神宝の「村正」が特別公開(無料)されます。

          桑名宗社(春日神社)の御神宝は「村正」と「正重」のは太刀4振と短刀2振があります。
          この特別公開に計6振が展示予定とのことで、6振が揃うことは今後ないらしく、とても貴重な機会です。

          ・公開日時
          令和元年10月20日(日)~22日(火)までの3日間 9時から16時まで
          ・公開場所
          春日神社会館(桑名市本町46番地 桑名宗社(春日神社)内)
          ・記念講演・解説
          10月20日(日)午前11時から 松村壮太郎氏(研ぎ師)
          10月22日(火・祝)午前11時から 上畠誠氏(刀匠)
          数量限定で特別御朱印・特別御守があります。

           

          桑名市では、博物館で今までに2回企画展を行なってきたり、ふるさと納税の返礼品として「刀剣の取扱い体験」が行われたりしていました。

          博物館の平成28年の第1回目の企画展では、入館者数の記録を大幅に更新する14,917名が訪れ、ふるさと納税では受付開始から2時間で申し込みが終わってしまう程の人気ぶりだったそうです。

          「村正」のまち・桑名。
          この特別公開は「村正」と、それを受け継ぐ「正重」を間近で見る事ができる、またとないチャンスです。

          まずは地域の方に、地域の誇りに

          桑名宗社(春日神社)の不破義人宮司は、

          “ 御神宝の「村正」と「正重」を、まず最初に地域の方にご覧頂きたい。
          そして、地域の誇りになってほしい ”

          と仰っていました。

          桑名宗社(春日神社)の不破義人宮司

          漆を取る修繕が済んだ「村正」。
          表裏が揃うという刃文(はもん)は、どのようになっているのでしょうか?

          宮司さんのお話の中で、

          “ 「村正」は呪われた刀を作ろうとしていたわけではなく、この刀は神様にお供えする為に全身全霊で打った刀だ ”

          というのが、とても印象的でした。
          「妖刀村正」ではなく、「名刀村正」として、広く知っていただけますように。

          【お問合わせ】
          名称:桑名宗社(俗称:春日神社)
          住所:三重県桑名市本町46番地
          電話番号:0594-22-1913
          HP:http://www.kuwanasousha.org
          駐車場:あり

           

          OTONAMIE with Takeshi Nakatani「Spin on」声明文

          【Spin on】スピノン=切り替え

          歴史上、日本が経験したことがない人口減少がやってきます。今ある無駄な仕組みやルールが削ぎ落とされ、スリム化する社会でどう生きるのか。時代の変わり目では社会が変革するのを待つより、個人が視点や暮らしを切り替えた方がいい。そう歴史は教えてくれます。

          前置きが長くなりましたが本音は、そんな未来でも愉しく生きていたいのです。沈み行く大きな泥船に乗って「愉しいとは何か」とか「幸福とは何か」などを議論するのではなく、飛行艇でも拵えて、行きたいところに行き、会いたい人に会い、創りたいものを創る。それにはちょっとしたコツが必要です。そう、スピノンです。

          今回、クリエイターの中谷武司さんとOTONAMIEで「Spin on(スピノン)」を開始します。正体不明のスピノンは「Get it on!(ゲリロン)、Get on up!(ゲロッパ)」というロックやソウルの精神で、三重という地域をサヴァイブして参ります。デザインされた髑髏(しゃれこうべ)は、いつかは死を迎える自分という存在に傲り高ぶらず、自然に生かされている人間は何者でもないということを表現しています。

          どうぞお付き合いの程、お願い申し上げます。

          T.REXのマーク・ボランに扮したクリエイター中谷武司さん

           

          OTONAMIE PUSH!! EVENT【2019.10.10update】

          広報担当のともーこです!
          今週も愉しいイベント情報が寄せられています。ぜひご覧ください!
          また、皆さまからのイベント情報もドシドシ募集中です!
          ※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
          ※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。
          とある主婦の日々のコラージュ

           

           

          ジャンル:展示
          日程:2019.9.18(水)~10/19(土) ※定休日:日・月・火
          時間:11:00-15:00
          場所:Fukumochi Vintage(三重県桑名市西矢田町35)
          お問い合わせ先:https://www.facebook.com/fukumochivintage/
          主催者からのメッセージ:Fukumochi vintageにまつわる人たちとの展示を始めていきます。
          記念すべき展示第1弾は、「とある主婦の日々のコラージュ」展。
          お店のすぐそばに住む「とある主婦」のMさんが毎朝コーヒーを飲みながら作る作品たちを展示します。
          子どもが身の周りのどんなものも遊び道具にしてしまうように、作品作りはMさんにとって「遊びであり、癒しであり、楽しみでもある」
          そう。Mさんのお話を聞いていると「楽しい事は、日々の暮らしの中で自分で作り出す事ができるんだな」と気付かされます。
          展示期間中は、ワークショップやMさんのお話を聞ける機会も予定しています。ぜひ覗きに来てください。

           

          松原豊「幻灯会 2019 秋 – 台湾」

          開演日時:10月13日(日)20:00
          出演:松原豊・大岡英介・宮嶋哉行
          上映時間:約45分
          料金:一般2,500円、美里割1,000円、25歳以下500円、18歳以下無料
          場所:Théâtre de Belleville(津市美里町三郷2104)
          詳細・お問い合わせ:https://theatre-de-belleville.tumblr.com/post/187343965536/19augentokai
          ※受付開始は開演の1時間前、開場は30分前から
          ※終演後、トークセッションと懇親会を予定
          ※日時指定・全席自由
          ※美里割=美里在住、在学、在勤者対象(当日証明できるものをご提示ください)
          ※受付開始は開演の1時間前、開場は30分前から
          ※津あけぼの座劇場支援会員対象公演
          主催者からメッセージ:
          2016年からはじまった恒例企画「幻灯会」。2019秋は台湾。2017年以降、写真家・松原豊が何度も訪れた台湾のカットと、音楽家・大岡英介、二度目の演奏参加となる音楽家・宮嶋哉行とのコラボレーション。プロジェクターで写し出される台湾の写真と絡み合う音楽。松原が惹かれた台湾の「界隈」と、洗練された生々しい音楽とのライブセッション。

           

          日本のまんなかいなべ山女子フェスタ

           

          ジャンル:アウトドア、イベント
          日程:2019年10月19日(土)、20日(日)
          時間:19日AM11:00〜スタート、20日PM4:00頃解散予定(1泊2日)
          場所:青川峡キャンピングパーク(三重県いなべ市北勢町新町614)
          費用:テント泊プラン12,000円(税込)、コテージ泊18,000円(税込)
          主催者:日本のまんなかいなべ山女子フェスタ実行委員会
          お問い合わせ先:inabefes@gmail.com 0594-86-7741(いなべ市役所政策課内)
          主催者からのメッセージ:東海・関西地方から程よい距離感にあり、鈴鹿セブンマウンテンである「竜ヶ岳」と「藤原岳」を有するいなべ市。1000m級の山々を舞台に、山やアウトドアに挑戦したい女性をターゲットにした1泊2日のイベントを展開します。
          今年度は「自然豊かないなべのフィールドの魅力を感じてもらい、登山・アウトドア初心者から少しステップアップをしてみよう!」を目指します。
          例年よりもワークショップの講師陣や、交流会の食材をさらに市内で統一し、よりいなべ市のカラーを出せるようにこだわりました。参加者の皆様にはイベントを通して、いなべ市を好きになってもらい、再度足を運んでいただけたらと考えています。
          イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://inabe-yamajoshi-fes.com/

           

          鈴木春香作品展 「 Chorale ーそらの息吹ー 」

          ジャンル:美術展
          日程:2019年9月28日(土)〜10月14日(月) 火・水定休
          時間:12:00〜18:00
          場所:侶居 三重県四日市市朝日町1-13
          費用:入場無料
          主催者:侶居
          お問い合わせ先:info@studiorokyo.com 059-340-9172 侶居
          主催者からのメッセージ:鈴木春香の作品は小さな三角形を描き続ける事で生まれます。彼女の指先から生まれた三角形の「細胞」は連なり、離れ、重なりながら、イメージの世界が創られていきます。幼い頃から蓄積された自然からのエネルギーは、学生時代にアート表現として開花し、今も静かに息づいています。作品から溢れ出すスケール感、ミリ単位の線分が生み出す緊張感、紙の柔らかな風合いなど、この機会にぜひ直接ご覧ください。
          イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:www.studiorokyo.com

           

          おすすめ米のオススメおかずさがし

           

           

          ジャンル:参加型ワークショップ
          日程:2019年11月19日(火)
          時間:10:00〜13:00
          場所:天満荘(三重県尾鷲市天満浦161)
          費用:1,000円
          主催者:(有)世古米穀店
          お問い合わせ先:sekobeikokuten@yahoo.co.jp 0597-22-1317(世古米穀店)
          主催者からのメッセージ:地元の皆様へ、美味しいお米をお届けしている町のお米屋さん「世古米穀店」が主催する、参加者の皆様と進めるワークショップイベントです。
          お店でもリピーターのお客様が圧倒的に多い、オリジナル国産ブレンド米「おすすめ米」。
          そのお米に一番合うおかずは何なのか、皆さんとごはんを美味しく食べて話しながら決めたいと思います。
          尾鷲といえば、魚のまち!やっぱり魚?それとも、お肉料理との相性が合う?
          「こっちと合うな〜」「やっぱりこの組み合わせの方が?」そんなことを話しながら、楽しい時間を過ごしたいと思います。
          また、新米シーズンということで、お米屋さんがおすすめする、美味しく炊けるごはんの研ぎ方、炊き方も伝授しますよ〜!天満荘から見える海の景色を見ながら、素敵な時間を過ごしませんか??
          イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://www.facebook.com/events/388740665154611/

           

           

          加藤訓子「ドラミング」

          ジャンル:音楽
          日程:2019年11月15日(金)
          時間:19:00 開演(18:00開場)
          場所:三重県総合文化センター 小ホール
          費用:一般5,000円(学生3,000円)
          主催者:芸術文化ワークス&ひらのきかく舎
          お問い合わせ先:info@kuniko-kato.net 080-5075-5038 (伊藤)
          主催者からのメッセージ:昨年に次いで、今年で2回目となる三重県総合文化センターでのソロリサイタル。この素敵なホールでのコンサートが実現する背景には、ひらのきかく舎の平野さんが居る。平野さんとの出会いは、今回公演する「ドラミング」を昨年、愛知県芸術劇場で平山素子さんとのダンス作品「D O P E」として世界初演した時。終演後、気さくに話しかけていただいて、その年の11月にはもうここでコンサートを公演していた。
          奥様も素敵な方で、平野さんは元県庁職員、奥様は元銀行勤務とのことで、肩書きだけ聞くと堅そうですが、実はアートやカルチャーをセンス良く愉しむことができる素敵なご夫妻です。 そんなひらのきかく舎のお陰で今年もここでコンサートをします!
          イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://www.kuniko-kato.net/en/project/drumming

           

          『H ZETTRIO TOUR 2019 ? 気分上々 ?』

           

          ジャンル:音楽
          イベント名:『H ZETTRIO TOUR 2019 ? 気分上々 ?』
          日程:2019年12月8日(日) 開場16:00 開演17:00
          場所:川越町あいあいホール (三重県三重郡川越町大字豊田一色314番地)
          費用:前売4,500円 当日5,000円
          お問い合わせ先:あいあいセンター 059-364-2500
          詳細情報:http://www.town.kawagoe.mie.jp/index.php/aiai-event/18429/
          主催者からのメッセージ:
          『笑って踊れるピアノトリオ』
          全国で話題沸騰中の「H ZETTRIO」が今年も全国ツアーを開催!!
          ピアノ「H ZETT M」・ベース「H ZETT NIRE」・ドラム「H ZETT KOU」の3人が独自のアンサンブルを響かせる!
          ”無重力奏法”と形容される独特のテクニックと、キレのあるリズムセクションを武器に国内外の大型フェスに次々と参加。

          2014年、スイスで開催されている世界3大ジャズ・フェスティバル「モントルー・ジャズ・フェスティバル」への出演をきっかけに、活動が活発になったH ZETTRIO。
          彼らの楽曲は2016年のリオ五輪閉会式で、スーパーマリオの格好をした安倍晋三首相が登場する東京五輪のプレゼン映像の場面でBGMを担当。
          最近では、シングル「What’s Next」がNECノートパソコンLAVIEのTVCMに起用され話題となり、PS4 Line Up Music Videoで書き下ろした「Playin’ Swingin’」のYoutube再生回数が350万回突破。
          H ZETTRIOがレギュラー出演する音楽番組「SPEED MUSIC ? ソクドノオンガク」では 国内における『時代を超えた名曲』を選曲し、スピード感溢れる独創的なアレンジで毎週カバーしている。
          更に、漫画家ヨネダコウによる大人気BLコミックス『囀る鳥は羽ばたかない』劇場アニメ化に伴い音楽を担当。

          ライブでは、世界遺産コンサート(6/29福岡県宗像大社,7/28奈良県金峯山寺蔵王堂 )を行うなど、東京では3000人キャパのホールライブを即完売させる今勢いのあるピアノジャズトリオです!
          また、今年は1月1日から毎月1日に配信限定シングルを12か月連続リリース中!

           

          ざんねんだけど愛おしい動物たち~おもしろい!進化のふしぎ~

          ジャンル:講演会・セミナー
          日程:2019年12月21日(土)
          時間:13時30分~15時(受付13時から)
          場所:三重県津市一身田上津部田1234 三重県総合文化センター内 レセプションルーム
          費用:無料(要事前申込・申込み多数の場合は抽選)
          主催者:三重県生涯学習センター
          お問い合わせ先:manabi-kouza@center-mie.or.jp
          059-233-1151(三重県生涯学習センター)
          主催者からのメッセージ:NHK『チコちゃんに叱られる!』にも出演の動物博士がやってくる!
          地球上のいきものは生き残るためにさまざまな進化をとげてきました。わたし達から見るとちょっとざんねん!?に思える生態や進化のふしぎについて “子どもの本総選挙2018”第1位に選ばれた『ざんねんないきもの事典』シリーズを監修された今泉忠明さんのお話を聞いてまなびましょう!親子やお孫さんといっしょの参加も大歓迎!

          【申込方法】要事前申込/抽選制(定員180名)
          【申込締切】11月17日(日曜日)必着。
          電話・FAX・ホームページ・Eメール・窓口・郵送いずれかの方法にて受付。
          ①講座名②代表者名(ふりがな)③電話番号④ご住所⑤参加人数⑥参加人数のうち中学生以下の人数をご明記ください。
          ※定員を超えるお申込みの場合は抽選を行います。11月末までにすべての代表者宛てに通知ハガキを送付し、発送をもって当選者発表にかえさせていただきます。あらかじめご了承ください。
          ※本講座は未就学児もご参加いただけます。
          イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://www.center-mie.or.jp/manabi/event/sponsor/detail/30576 

           

          皆様からもイベント情報を募集しています!

          お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
          お気軽に下記メールフォームからイベント情報をお寄せください。
          ※Macの純正ブラウザ「Safari」からは送信エラーになる場合がありますので、Google Chromeなどから送信してください。

            ▼添付画像(イメージ写真やフライヤーなど)を3点まで送信できます▼
            1つの画像の容量は2.5MBが上限です。
            画像データの形式はgif、png、jpg、jpeg、pdfに対応しています。

            横綱顔負け!波乱万丈の人生を送る女将が営む、金色スープのちゃんこ鍋。

            閑静な住宅街で、どすこい!と言わんばかりのお相撲さんの看板が私たちを出迎えてくれました。
            ここは『力士料理 金鍋』。

            女将の平松さんが元力士の料理人と共に営業している創業36年のちゃんこ鍋屋さんです。

            相撲で勝負に勝つことを金星と言います。
            お店の名前はこの金星の「金」とちゃんこ鍋の「鍋」にちなんで付けられたのだとか。

            お店のお隣には、女将さんのご両親の代から営業しているみかさ旅館があります。
            旅館は1泊にちゃんこ鍋や津ぎょうざなどのお料理が付いて、なんと4,500円!と、今でもお客様に喜ばれています。

            また金鍋では、現役の力士を招き、ちゃんこ鍋を囲みながら地元のお客さんとお相撲さんが親睦を深めるイベントを年に数回開催しています。過去にはあの横綱白鵬関も訪れたようです。

            カウンターには女将さんとのツーショット写真が。

            さらに壁には、女将さんのお兄さんが趣味で描いたという歴代横綱力士の絵画が何枚も掛けられています。

            見上げると天井にもお相撲さん。
            四方八方お相撲さんに囲まれた店内が落ち着きます。

            取り皿はすり鉢で、胡麻を擦りながらちゃんこ鍋が煮えるのを待ちます。

            とても気さくな女将さんのお話を聞いていたら、ちゃんこ鍋の完成はあっという間でした。

            笑顔が素敵な女将さん

            ちゃんこ鍋には、白菜や豆腐、きのこなど、具材は二十種類以上と盛りだくさん!

            金色に輝くスープは金鍋自慢のスープ。

            親しくしている友綱部屋伝統の鶏ガラスープで、野菜の成分が染み出しているため、野菜が苦手な人でもこれを飲めばしっかりと栄養を取れると教えていただきました。

            力士が食べる料理は全て「ちゃんこ」と呼ばれ、力士が食べる鍋がちゃんこ鍋です。
            稽古後のお昼ご飯にちゃんこ鍋を食べ、そのあとは夕方までお昼寝をするのだとか。

            たくさん食べてたくさん寝ないと、あの大きな体は作れないのですね!

            ちゃんこ鍋と一緒にいただいたのは津ぎょうざ。

            10年ほど前に津の学校給食から誕生したこの料理は、金鍋や津市にあるいくつかの飲食店などによって津のご当地グルメへと成長。

            金鍋の津餃子は、皮はサクサク食感、中には鍋のスープが使われているちゃんこ鍋と並ぶ名物料理となっています。

            おいしい鍋と、素敵な女将さんの存在によって地元住民から愛される金鍋。
            しかし、その裏には波乱万丈の物語があったのです。

            金鍋の創業は、元力士の旦那さんが新婚まもなくして立ち上げたところから始まります。

            女将さんが旦那さんの髪を結い、ちょんまげ姿の旦那さんが厨房に立つ光景が評判を呼びました。
            しかし旦那さんが商売の手を広げすぎ、経営難に。
            そして、借金を残したまま旦那さんは女将さんの元から姿を消しました。

            女将さん:それでもかけがいのない地元の方々、お客さん、巡業の度に故郷のように金鍋にくることを楽しみにしているお相撲さんたちなど、いろんな方に支えてもらって、ようやくここまでこれたのは感謝しかないです。残された借金とお店に途方に暮れる時期もありましたが、同じ食卓を囲むことの大切さ、そして魅力ある相撲文化に触れる人を増やすことで伝統を守ることに繋げたいという想いで、金鍋の営業を続けていくのが使命と感じています。スタッフにも恵まれていて有難いです。

            女将さんの真摯で温かなお人柄が、地元の人々に現在まで永く愛され続けている理由なのかもしれません。

            ちゃんこ鍋はシメにうどんやおもち、乾麺を入れて食べるのが美味しいらしいのですが、時間の都合上それを味わうことはできませんでした。

            残念…。

            最後に、女将さんとお店の前でツーショットを撮らせていただきました。

            どすこい!

             


            金鍋本店
            住所:三重県津市南丸之内9−43
            電話:059-224-0075

            創業100年以上の田舎老舗和菓子店に地域おこし協力隊@三重県大台町

            みなさん、こんにちは!

            キャスターマミです!

            大台町に新しい地域おこし協力隊が来たという情報を得て、さっそく会いに行ってきました。

            2019年6月1日付けで大台町の地域おこし協力隊に着任された保木正志(ほきまさし)さん。

            大台町に来る前は愛知県名古屋市でオーダー家具の製造、取付工事のお店を経営されていたそうです。

            保木さんの協力隊としてのミッションは、事業継承。

            配属先は大台町の老舗和菓子店「法菓堂(ほうかどう)」です。

            奥伊勢フォレストピアで販売している「あんもん」や、道の駅奥伊勢おおだい、道の駅奥伊勢木つつ木館で販売している和菓子でご存知の方もいらっしゃると思います。

            法菓堂があるのは、大台町江馬(えま)。

            かつて「江馬銀座」と呼ばれた商店街の一角にある地域の皆様から愛されているお店です。

            お店に着くと、優しい笑顔の店主、巽さんと、柔らかい印象の若い男性が出迎えてくれました。

            昭和情緒溢れる法菓堂の店先で、保木さんにお話をお伺いしました。

            地域おこし協力隊への応募のきっかけ

            「田舎への移住に憧れ、他の地域も含めて地域おこし協力隊の情報を探しました。着任後に自分でミッションを決めていくような募集内容が多い中、事業継承という分かりやすい目標の募集が目にとまった。

            もともと和菓子が好きだったので、以前の仕事とは畑違いではあるけれどチャレンジしてみようと飛び込みました。」

            以前から大台町は知っていた?

            「正直言うと知らなかった。ツーリングが趣味なので、松阪市の飯南、飯高や紀伊長島まで行ったことはあったけれど、素通りしていました。移住してみての印象は、ほどよい田舎。お店はあるから買い物には困らない一方、少し足を延ばせば川も山もあり、自然に囲まれている。最高ですね。」

            法菓堂でいま取り組んでいること

            「和菓子の基本である美味しい餡子を開発しています。餡子が苦手という人がいますが、それには理由があると思うんです。商業目的では、賞味期限を長くするために砂糖を多く使う。そうすると、小豆の風味のない甘いだけの餡子になります。餡子=ただただ甘いのイメージで、苦手になってしまったんじゃないかな。ご家庭で小豆を煮て餡子を作る際、ネットで作り方を検索されたことがある方はご存知だと思うのですが、小豆を煮る前に水に漬けておく、1時間以上煮るというレシピが多く出てくると思います。私が目指す餡子を作るには、水に漬けず、長時間煮ることもありません。」

            保木さんの目指す餡子とは?

            「甘さ控えめの、小豆の風味が感じられる餡子です。甘さを控えると言っても、砂糖の量を減らせば目指す餡子が出来るわけではありません。糖度を下げすぎると粘りがなくなってパラパラになる。湿度によっても変化するので、砂糖の分量は日々違います。今の段階では、水分量と煮る時間・蒸らす時間が、湿度と気温によって違うことが分かりました。砂糖の種類による違いはまだ確認できていません。」

            保木さんの中には、理想の餡子が存在する

            「趣味のツーリングで各地へ出かけ、和菓子屋さんの和菓子をいただく。美味しいと感じた和菓子屋さんが流行っていれば、自分の舌は世間の感覚と合っていると認識する。数多くの店舗で和菓子をいただいて、研究してきました。餡子作りは化学の実験に似ています。自分の理想の餡子を完成させるため、実験を繰り返す毎日です。」

            餡子を試食させていただきました

            「無糖のヨーグルトに餡子を乗せています。餡子は乳製品に合うんですよ。」

            甘味が少なく、小豆の香りがしっかり鼻に抜ける、上品な「こしあん」。なめらかで、口の中でスーッと溶けていく。十分に美味しい餡子だと思いましたが、こちらはまだまだ試作品。期待しています。

            今後の予定

            「将来的には、道の駅奥伊勢おおだいの奥伊勢わいわい市や地域のコミュニティを活用させていただき、皆さんにも試食していただければと考えています。」

            協力隊としての夢は?

            「法菓堂にイートインスペースを作りたい。どんな田舎でも美味しい店には行列ができます。それに、大台町はアクセスが悪くない。名古屋からは車で高速を使って2時間かかりません。都市部からの人々をこのお店に呼び込み、より繁盛したお店にするのが私の夢です。そのためには、いち早く美味しい餡子を完成させなければいけません。」

            保木さん、ありがとうございました。

            法菓堂が行列店になっている様子が目に浮かびます。夢の実現を応援しています!

             

            ここからは、キャスターマミが選ぶ!法菓堂のおすすめ商品をピックアップして紹介します♪

            お茶っ粉餅

            かつて「江馬銀座」と呼ばれた大台町江馬のメインストリートである商店街の一角にある、地域の皆様から愛されているお店、法菓堂。

            そんな創業100年以上の和菓子屋が作った「お茶っ粉餅」は、2017年秋に誕生した新商品です。

            大台町特産のお茶を使った、お茶の香りがしっかりと味わえるお餅です。

            白あんと求肥に粉末の大台茶を使用。

            甘さ控えめの求肥に、口当たりの良い白のこしあんがたっぷり包まれています。

            「お茶っ粉餅」は、道の駅奥伊勢おおだいにてお買い求めいただけます。

             

            マドレーヌ

            続いて紹介するのは、バターをたっぷり効かせた昔ながらのマドレーヌです。

            ふわふわ食感で、ほんのり甘いどこか懐かしい味わいです。

            こちらは法菓堂の店頭にてご購入いただけます。

            あとがき

            事業継承を目的にひたむきに理想の餡子完成を目指すIターンの若者に向ける、店主である法菓堂の巽ご夫妻の目は、親そのもののように感じました。

            最初にお店の扉を開けた時、「よぉ来てくれたなぁ。ほれっ、今日の主役はお前やぞっ」と優しく背中を押す巽さん。

            巽さんがいなくなると、「定番商品をもっとこうしてみては?と提案しても全然聞いてくれないんだよね」と言う保木さん。

            ほらね、息子そのものだと思いませんか?

            今日も法菓堂には、温かいゆっくりとした時が流れていることでしょう。

            最後まで読んでいただき、ありがとうございます♪

             

            法菓堂

            [住所]三重県多気郡大台町江馬302-5

            [電話番号]0598-76-0043

            [営業時間]9:00-17:30

            [休業日]毎週火曜日、年末年始

            [ホームページ]https://houkadou.odai.or.jp/

            [紹介動画]https://youtu.be/GW3qABo9280

            お楽しみに!

            かわいい&おいしい!津市の老舗和菓子屋の夏(じゃなくてもおいしい)スイーツと、この町の話。

            ピンク、オレンジ、水色。並べるとなんともさわやかで鮮やかで、どこかなつかしさもある。思わず「かわいい!」とシャッターを切ってしまった。

            商品名は「冷やし葛餅バー」。津市内で長い歴史を誇る和菓子屋のひとつ「清観堂」で販売されています。一見するとアイスのようだけれど、実は葛餅(くずもち)でできているのです。葛餅とは、水まんじゅうのあんこのまわりのぷるぷるした生地を少し固くしたもの、と言えばおおかた伝わるでしょうか。アイスクリームではないので、解凍しても大丈夫。むしろカチンコチンより数分おいたほうがおいしい!「小さな子どもでもこぼさずに食べられる」と喜びの声も上がっています。

            口にくわえると、歯が一瞬キンと冷たくなってとろんとした冷たいものが舌に乗る、そしてきもちの良い甘さがやってくる。
            「おいしい」と思わず言葉がこぼれる。もしこれを洋菓子店が作ったら、典型的な砂糖の甘さが目立つものになってしまうかも、しかしそこは和菓子屋、すっきりとした日本人の舌に合う「おいしい甘さ」、なんだよね。
            吉野葛を使っていて噛むとやわらかくてもっちり。何にも例えがたい不思議な食感なのです。テレビや新聞でも紹介されているので、ご覧になった方も多いのではないのでしょうか。

            始めは、お客さんから「水まんじゅうを凍らせて食べている」と聞いたことから始まったそうな。そこからあんこの代わりにフルーツにしてみたり、いろんな改良を重ね、最終的にはアイスキャンデーからヒントを得て現在の形になったそうです。

            陳列された商品をながめれば、この町の人間ならだれもが一つは目にしたことのあるものばかり。ああこれおばあちゃんの家にいつもあったな、などふとした思い出に結びつく。普段何気なしに食べている清観堂の和菓子は、たしかにこの町の人の記憶の一部なのだなあ、と高校生ながらに思います。

            「忘れたころに食べたいと思える味を作っています」と、インタビューさせていただいた前川謙二さん(取締役副社長)はおっしゃる。きっとだれにでもそういうものはあるよね。昔やたら好きだった駄菓子、子どものときよく食べた安いアイスクリーム、バイト終わりに食べたあの店のしょうゆラーメン、とかそういうもの。清観堂の和菓子は、この町の多くの人にとってのそれだよね、きっと。「久しぶりに和菓子買いに行こうかな」と思ったあなた、気が変わらないうちに車のキーを手に取ってくださいね。

            清観堂は、東丸の内、松菱の裏あたりにあります。ちょうど私たちがいつも行くお祭りをやるところですね。しかしそのお祭りでは少し困ったこともあるらしく、

            「そこの道を通行止めにするでしょう。そうすると車が入って来られないものだから、お客さんが『今日はちがうとこにしとこか』となって、来なくなる。そうするとねえ、『もうここでええか』となってその先も来てくれへんのですわ」

            そして売り上げもガクッと落ちてしまう、と仰った。

            清観堂はなによりもリピーター、つまり地元の人を大事にしている。「床屋と和菓子屋は浮気されない。」と、取材をさせていただいたおっしゃっていて、確かに、と思ったな。たとえば、ケーキを買うときに絶対にこのケーキ屋しか行かない、というのはないけれど、和菓子はそうではないことがある。

            砂糖が嗜好品だった明治期に創業。

            前川さんの声と目に「誇り」みたいなものが見えた気がしました。きちんとこだわりを持ち、地域に愛されていると自覚を持った方のそれだと思いました。

            清観堂は材料にこだわっているそうです。砂糖も果物もほとんどが国産で、わらび粉は、宮崎の農家さんから福岡で精製されたものを。小豆は十勝と芽室(めむろ)(どちらも北海道)から。イチゴは県内に多く流通する「あきひめ」では糖度が高く和菓子には合わないため、酸味が和菓子に合う「かおりの」という種類を使っているそうです。こんなふうに全国から選りすぐって集められた食材で清観堂のお菓子は作られている。このこだわりあってこそ美味しいし、長く愛されているんだよね。

            しかし和菓子を買う年齢層がどんどんと高くなっていく上、この周辺のひと気は少ない。むかしはたくさん人が歩いていたのかと思ったけれど、聞いてみるとそうではないらしい。2軒あった呉服屋さんが、世間が洋服へ移行していくのに耐えきれず潰れてしまったのも大きかったそうだが、前川さんは中学生のとき、学校の先生に「お前んとこのまわり、えらいさびれてしもとるやないか!」と言われたことがあるそうですが、それがすでに50年ほど前のこと。私はなんとなく、自分の親の世代のときくらいは賑わっていたのでは、と思ったが、祖父と同じ世代の前川さんがそうおっしゃるので驚いた。

            子どもは減るし、出ていく人もいる。そもそもの話、私も含めこの町の人は地元愛が少ない気がする。
            「ここには何もない」
            「伊勢や四日市ならともかく」
            そんな言葉を聞き、私も山ほど吐き出してきた。
            県外の人に「津でおいしいものって何?」
            と聞かれ、よく考えもせずに
            「えーなんもないですよー伊勢まで行かんと」
            と答えてしまったことがある(今は死ぬほど後悔している)。

            店内にあった昔の津の地図。

            昔戦争があって、この町は空襲に遭った。お城も、それを囲んでいた立派なお掘りも、町並みもなくなって、焼け野原になった。この町としての歴史や文化を感じさせてくれるものは、残らなかった。京都の町並みのように、「これが私たちの町です」と象徴してくれるものがないんだよね。

            私たちの町には、アイデンティティがない。

            でも、外の人から見たら価値があるものはきちんとあるのです。

            「エモい」という言葉をご存知でしょうか。「感情的」を表す「エモーショナル」から派生した言葉で、主には「なつかしい」とか「なつかしい雰囲気」を表す言葉です。たとえば、昭和チックな看板、お寺でアイスをかじる制服の高校生、なんかが今の10代、20代、30代からSNSを中心に「エモい」と絶賛されます。それに乗っ取ると、このひと気のない町も、さびれた感じを含め「エモい」の対象なのです。松尾芭蕉が物の不足の中に美を見出したように、直接的な華やかさではないものが多くの層にウケているのです。「ふーん?」と思われるかもしれないけれど、ある層で「エモ」の勢いはすごいし、都会で育った私の親友は私より津のおいしい焼肉屋さんを知ってるし「田舎好き!津市楽しいよ!」と言ってくれる。なんだかこの町を好きになれそう、と思う。

            私はついこの間まで、ラクレットチーズを食べるには東京の赤羽へ行かないといけないと本気で思っていたのですが、津新町にあると知ってとても驚いた。今度行こうと思う。

            何かあるわけじゃない。でも何もないわけじゃない。

            ここにあるものが都会にもあるのかどうかなんて知らない。同じようなもの、あるかもね。でもそれは全然問題じゃなくて、この町にある、ここの人たちが好きで愛着をもっているもの、なくなればさみしくなってしまうものが確かにあるから、それを大事にしたいよね、と考えたりします。

            この町を外からも、内からも、もう少し見たい、知りたい、という気持ちがあります。この町を歩いていると、ときどき映画を撮りたいという気持ちに駆られます。
            入ってみたいけれど正体不明のなんだかあやしいお店、色の変わったポスターの美容院、おいしい和菓子、いろいろ見るとなんだか愛着がわく気もする。今度一人で町を歩こうかな。

            というわけで、そろそろ残暑もやわらぐ中、スマホをカメラモードにだれかと町を散歩してみる、そして帰りに清観堂でおいしいお菓子、なんて休日はいかがでしょうかね。

             


             

            清観堂
            津市東丸之内20-1
            tel 059-227-6388

             

            【大台町へのIターン夫婦】森の奥深くで木工作家になった理由とは?

            みなさん、こんにちは!キャスターマミです!

            三重県大台町にあるホテル奥伊勢フォレストピアや道の駅奥伊勢おおだい隣にある観光案内所奥伊勢テラスなどで販売されている木工雑貨、スプーンやアクセサリーを見かけたことがあるでしょうか。

            温もりのある手作りの木工作品。アクセサリーは可愛くてお洒落なデザインに惹かれた女性も多くいらっしゃるでしょう。

             

            どんな作家さんが作っているのか?

            今回は、大台町で製造し、複数の販売先を持ち、イベント出店での販売もされている「zakka sukui」に焦点を当てていきます。

             

            zakka sukuiの正体は、三重県四日市市を生活拠点とされていたIターンの移住者である若いご夫婦、渋谷昌俊さんと理紗さんです。まずはここ大台町で暮らはじめた最初のストーリーから伺っていきましょう。

             

            憧れの田舎暮らし、移住地の選定

            田舎暮らしへの憧れを抱いていたお二人。雑貨屋さん巡りが二人の趣味でした。

            昌俊さんからの提案で、移住を前提に各地に行く旅が始まりました。夫婦でどちらかがその地を気に入っても、どちらかはピンと来ないということを繰り返し、移住地の選定には長い時間がかかりました。

            ある日、ネットで空き家バンクを調べていて、大台町の空き家バンクが目に止まりました。

            旅行がてら、伊良湖岬からフェリーで船に乗り、鳥羽市に入って大台町へ。大台町にあるホテル奥伊勢フォレストピアに宿泊されます。

            今までに見たことのない川の透明度と山並みの美しさに「この町に住みたい」と二人の意見が一致しました。

             

            「仕事と住居」を探すため四日市から大台町に往復する日々

            移住先を大台町と決めたことが始まりで、次は仕事と住居探し。

            2016年当時、地域おこし協力隊として大台町の魅力を発信していた私キャスターマミのもとに、四日市在住のFacebook友達から連絡が入りました。

            「大台町に移住したいという夫婦がいるので、今度現地に行った時に話をしてあげてほしい。」

            渋谷夫婦が大台町役場に来てくれた日は、たまたま町内の求人説明会の開催日でもありました。この日だけでも、導かれるような偶然が重なりました。

            地域のカフェに行けば情報収集できると思い、地域の人に積極的に声をかけてみたことも。

            理紗さん「四日市で務めていた職場を離れる予定はなく、定年退職後に田舎暮らしもいいよね、という感覚でした。こんなに早く移住を決めることになるとは。あれよあれよと進んでいきました。」

            昌俊さんは当時募集があった地域おこし協力隊に応募することに。提出する作文の中で何となくの思い付きで「木を使ったワークショップを開催したい」と記載したことが、二人の今後の運命へのきっかけとなりました。

            昌俊さんは2017年4月より地域おこし協力隊として大杉谷登山センターで勤務をされています。

             

            木工への挑戦

            以前は趣味でシルバーアクセサリーを作っていた昌俊さん。シルバーはたくさん作っても生活に取り入れ活用するものでもないし、あの時の作文に木工の事を書いたなと思い出し、何本あっても困らない「木のスプーン」を作ってみようと挑戦しました。

            木工作家として有名なウッドクラフト廣田さんに工房で相談に乗ってもらい、その時に木を少し分けてもらったそうです。

            試作品を作り、新たな材料の調達が必要になりました。二人が移住を決めて家や仕事を探しているときに、昌俊さんは宮川森選組の森つなぎプロジェクトに参加していました。そのイベントの参加者を通して知った武田製材さんを思い出し、連絡を取ってみたそうです。

            武田製材さんが取り扱う多種多様な木から、カトラリー向けの木を聞いて購入して持ち帰り、あとはひたすら作って自分の手で確かめ、使う木を選定していきました。

             

            zakka sukuiの誕生

            2017年に奥伊勢フォレストピアで開催された「どんとこい大台まつり」で昌俊さんの職場である大杉谷登山センターが出店します。そのブースの一部に手作りの木製カトラリーが並びました。

            販売目的で作り始めたわけではないけれど、祭りのお客様に実際に手に取ってもらったり、いいねと声をかけてもらったりしたことが励みになり、お客様に喜んでもらえるならと、この日決意を新たにスタートラインに立ちました。

            一方、スプーンの製作にあたって、どうしても出る端材を処分しようとしていた時、理紗さんはこれも何か活用できたらと思いました。その頃ちょうどアクセサリーがほしくて、木のアクセサリーを探しても実際自分が身に着けたいと思う配色やデザインは売っていなくて、自分で作ることにしました。

            昌俊さんがシルバーアクセサリーを作っていた頃の道具があり、理紗さんは隣でその作る様子を見ていたから、ある程度の作業工程が分かります。アクセサリー作りの環境が整っていたから、すぐに始めることができました。

            自分用に作った木のアクセサリーを友達に見せると、「これは売れるよ」と言ってもらえたそうです。来年開催のどんとこい大台まつりでは、アクセサリーも出してみようと目標立ててスタートしました。

             

            見せ方・世界観と情報発信

            昌俊さんがカトラリーでイベント出店する際、理紗さんにも付いてきてもらっていたそうです。理紗さんは、並んだ商品を見て思いました。「もっとこうすれば、より多くの人の目に止まるのに・・・」そこから、ディスプレイを工夫するようになりました。

            sukuiのロゴマークは亀と鳥。亀はカトラリー担当の昌俊さん、鳥はアクセサリーや小物担当の理紗さんです。

            二人が暮らす地は、大台町の中でも旧宮川村、清流宮川の最上流部、大杉谷地区。「大台町の森のずっとずっと奥深く」と表現しています。

            実際の二人が作業されている場所の風景です。山々に囲まれ、空気は澄み渡り、ここにいるだけで癒されます。

            「この町に来て知った木の色の豊かさや木目の面白さを伝えたくて、全て無着色で一つ一つ手作業で作っています。」

            sukuiの世界観は、是非HPやSNSでゆっくりとご覧ください。日常というストーリーの中に、鳥と亀の関係性まで見え隠れしています。

            何気ない日々、平和な暮らしこそが「幸せ」と伝わってきます。

            [Instagram]zakka_sukui [Facebook]Zakka_sukui [HP]https://zakkasukui.thebase.in/

             

            鳥と亀によるsukuiのイベント出店

            いよいよ2018年11月、どんとこい大台まつり。sukuiとしての出店です。

            出店ブースを見てくれたお客様からの第一声は「可愛い」。全身に染み渡らせたいくらいその言葉が嬉しかったと理紗さんは当時を思い出します。ヘアゴムもピアスも、母娘で嬉々として手に取って見てくれました。

            どんとこい大台まつりに毎年出展されている「お茶を楽しむ会」主宰の近藤美知絵先生が理紗さんに声をかけました。

            「わたしたち大台町ファンは、この地で新しいモノを作ったり新しいコトを始めようとしている人たちを待っている。あなたたちのような若者が移住し、新しい風を送り込んでくれるのがとても嬉しい。応援させてね。」

            関東から日本各地に自生する在来種のお茶「自然茶」を求めて探している近藤先生。ここ大台町の森にも在来のお茶の木があり、毎年お越しいただいていて、大台町ファンであると公言していただいています。

            2019年2月、6月には、また新しい挑戦として、昌俊さんと理紗さんが別々でメインとなり、奥伊勢フォレストピアのロビーにて展示販売会を開催。

            イベント出店時の倍近いスペースを任され、空間の演出や商品のバリエーション、品揃えの豊富さなど、課題は山積みではあるけれど「とことんやってみたい」という思いから、全力疾走で今できることを出し切って、そこからたくさんの得るものがあったそうです。

             

            「木」を扱う作家の聖地、武田製材

            9月某日、大台町江馬にある武田製材さんで木を仕入れに行くのに同行させてもらいました。

            武田さんのお客様は、作家さんが多いそうです。

            木工作家、クラフト作家、組木絵作家が木を買いに集います。

            「三重県で一番ふざけた製材所」と謳う武田製材さん。広葉樹、針葉樹、果樹など、国産材を幅広く扱っています。ここに来れば見たことのない木材も見つかると、お客様は全国各地から足を運ばれています。

            「きっと宝物が見つかるはず。」

            「木はここに揃っている。アトリエになり得る空き家も大台町にはたくさんある。特に、都会にいる作家さんで作業スペースを探している方々に集まってきてもらって、ここで木を調達して存分に活躍してもらいたい。」と武田さんは語ります。

            多様な作家さんと情報交換をされている武田さんは、渋谷夫婦にこうアドバイスします。

            「作り手としての考えで、この木は実用的ではないと思っていても、その木で作られた商品がほしいお客様もいる。先入観にとらわれず作ってみるといい。」

            この日は20種類近い木材を仕入れていました。

             

            オーダー品からヒントを得て、商品の幅が広がる

            zakka sukuiはお客様から「こんな商品を作ってほしい」とリクエストを受けることも多いそうです。

            今まで作ったことのないヘラの注文が入り、作ってみると他のお客様からの需要もあったり、黒いピアスのオーダーが入り、コクタンで作ると素敵なものに仕上がったり、お客様から生まれた商品も多々あるそうです。

            また、雑貨屋さんからのアドバイスで、ブローチやネックレス、新しい商品にも挑戦し始めているそう。

            理紗さんは、「カトラリーもアクセサリーも長く愛着を持って使ってもらえるものを作っている。自分がもし購入したお客様の立場だったら、メンテナンスを頼めるのは嬉しい。持続可能な範囲で、これから長くsukuiとして活動していきたい」と話します。

             

            10月20日イベント開催、sukuiの二人から直接購入できるチャンス!

            10月20日(日)、道の駅奥伊勢おおだいの隣にある観光案内施設「奥伊勢テラス」にてsukuiのお二人から直接購入していただけるイベントを開催します。

            お二人に、イベントに向けた意気込みをお伺いしました。

            「商品を既にお持ちのお客様にはメンテナンスをし、感謝の気持ちを伝えたい。また少し進化したsukuiの新作にも触れてもらう機会にもしたい。10月20日に向けて頑張ります。是非たくさんの皆様、お越しください。」

             

            奥伊勢テラス スペシャル企画

            Focus Odai vol.1

            奥伊勢テラスが1つのお店やテーマをフォーカスし、この町で作られた物と人がここで繋がる、そんなスペシャルな一日。

            大台町で開発された新商品「森のしずく」の試飲会も同時開催。

            [開催日時]2019年10月20日(日)10:00~16:00

            [住所]三重県多気郡大台町佐原663-1

            [電話]0598-84-1050

            あとがき

            私もsukuiさんのファンのひとり。

            モデル:キャスターマミ・撮影:ヤマグチハルク氏

            2019年7月21日に開催された「クリエイター女子募集」をOTONAMIEでも紹介させていただきました。

            このイベントを主催したのは、大台町で空き家、空き店舗、空き地の新しくて楽しい利活用をデザインするAWAプロジェクト

            今回の取材で尋ねた武田製材さんの言葉が印象に残っています。

            「場所も材もある。大台町にもいろいろな作家さんに来てほしい。」

            sukuiさんが田舎への移住を考えている作家さんのモデルケースの一例を作り上げてくれたと思います。

            作家のみなさん、まずはぜひ現地を見にいらしてください!

             

            最後まで読んでいただき、ありがとうございます♪

            キャスターマミでした♪

             

            桑名でトレーニングするならFizikさんで決まりです

            私は怒りを押し殺して生きてきた。といっても、しょっちゅう文句言って怒ってるやんと周りの人からの声は聞こえる。

            ちゃうの!そういうのとは、ちゃうんやで!

            ここは怒らなあかん!
            って場面で怒りそびれたってことですね。
            そういう場面を何度も経験してきて、私は今まで何してきたんやろ・・・と思ったりする。

            そういう自分に気づいたのは、早朝ウォーキングを始めたからである。
            と言っても、毎朝歩いてないけど(-。-;
            最近は頭の中がゴチャゴチャしてきた時にしか歩かない。体を動かすのが嫌いだった私は歩くことできっと瞑想していたのだ。全身の奥底に閉じ込めていた感情に気づくことができた。これはかなりの発見であった。

            体を動かすのも悪くないんだな。と思っていたら、今回の取材とめぐり合うことができた。しかも、現役プロレスラーの選手と二人きり‼︎どんな巡り合わせなんや、神様・・・!OMG!


            ということで、おじゃまさせていただきました。
            MUSCLE & BEAUTY GYM Fizik kuwana さんです。
            Fizikと書いてフィジークと読むそうです(電話する時にフィジックさん?フィジークさん?って心配にならないでしょう?)

            桑名駅の桑栄メイトを通り抜けたらすぐにあります。
            お店の情報は一番最後に掲載しますね。

            出迎えてくださったのは、オーナーの松平さん。
            実は松平さんは、三重県北勢部の誰もが一度は行ったことあるであろう、あの「モノマニア」の社長さんでもあるのです!

            モノマニアさんのお店にもお伺いして、記念写真を撮らせていただきました♡スタッフの皆さま、撮影のご協力ありがとうございました!

            あ、大事なことを言っていない!
            今回取材に一緒に行ってくださったのは、ドラゴン・リブレ選手(プロレスリングFREESOMS所属)です!!!!リブレ選手は10/13日に四日市で試合をします。詳しくはこちらの記事をご覧くださいね。

             

            ジムのマシンは自由に使ってもらっていいですよ〜という松平さんのお言葉に甘え、日頃体を鍛えまくっているプロレスラーのリブレ選手27歳と、最近ウォーキングを始めたレベルの39歳(私)の、申年コンビが色々体験させていただきました。

            リブレ選手は、全部のマシンの使い方をよくご存知でまるでジムのトレーナーさんのように色々教えてくれました。最初はリブレ選手だけが体験していたのだけど私もなんかやってみたくなって、やってみました。

            シャキッとしてるリブレ選手
            ・・・・

             

            正しいやり方
            そもそも棒を握るだけで精一杯
            指導の元、やってみたけど・・

            この時点で私の気分は、絵本「ぼちぼちいこか」状態です。

            懲りずに続きます笑

            撮影当時、リブレ選手は肩を怪我されていたので、私だけ挑戦してみた・・

            ほんの数分体を動かすだけで、全身が暑いというより、熱くなって汗がじんわり出てくる!ジム内は空調管理されていてとても過ごしやすいのに、体がホクホクしてくる自分にちょっとした「運動してるやん!私♡」という喜びを感じたりなどしました。

             

            ここでお口直し的な意味で、リブレ選手のかっこいいトレーニング姿をどうぞ!タップすると写真が大きくなります♡

             

             

            ちょっと待って!

            私には分からなかった・・親指の位置の謎。しっかり棒を握るんじゃないのーーー!?

            親指の位置!

            リブレ選手に聞いてみたところ、指の配置で鍛える筋肉が違うとのこと。

            こういう持ち方する人もいれば

            こういう持ち方をする人もいて、様々なんだそうです!

            ウヒョ〜そうなのか!
            と一人目からウロコ状態でした。
            確かに親指を使うことで、握力ばかり強くなってしまっては、トレーニングの効果ないですもんね。賢くなりました、リブレ選手ありがとうございます。

            そして、一通りマシンを触らせていただいた後、松平さんにお話を伺いました。

             

            松平さんとリブレ選手のツーショット!

            マッチョな人々に囲まれて、私ドキドキしました。

            松平さんは以前、ボディビルダーとしても活躍されていらっしゃったそうです。
            当時、身体作りのために急激なダイエット(糖質制限)をしたら、脂肪肝になり、お医者さんに「これは続けると危ないよ」と言われ、ボディビルダーを卒業。その後は、モノマニアを経営しながらトレーニングを続けていらっしゃったそうです。
            そしてこの度、ご自身が使いたいマシンを揃え、トレーニングジムをオープンされたとの事でした。

            だからFizikさんはボディービルダーになりたい方にももちろんおすすめなのです。金子賢氏主催のサマースタイルアワードにエントリーした、鈴木文人トレーナーによるセミパーソナルトレーニングも予約受付中です。

            爽やかな鈴木トレーナー(Fizikフェイスブックページより)

             

            そして私のような超初級者でも大丈夫。
            私ができたからみんなできるぞ!!!大丈夫だぞ!

            ほら!できるよ!!

            マシンの使い方だけでなく「食」についても松平さんからお話を伺えるそうです。年々、食べなければ痩せるけれど、それだと体に良くないから、どうやって体を絞ればいいのかと悩むお年頃の皆さん、朗報です!


            そして話は最初の話に戻らせていただきます。
            ウォーキングは、歩きながら瞑想するような、気持ちを整理するようなものだったと感じたと最初に申しました。
            でも、筋肉トレーニングは、また違うものだと思いました。
            頭の中や心の中のよしなしごとを流すだけではなく、もう一歩踏み込んで、自分の身体と心を整える、セルフカウンセリングのような感じだなぁと思いました。だから私も筋肉トレーニングをしたら、きっと怒りたい時に上手に怒れる(もしくは怒らない選択ができたり、違う表現で相手に怒りを伝えられる)ような気がします。試してみようかな、、、筋肉トレーニング!

            今回は取材にご協力いただき、松平社長、ドラゴン・リブレ選手、本当にありがとうございました!


            それでは、お待たせしました。
            お店のご紹介です。
            MUSCLE & BEAUTY GYM Fizik kuwana

            〒511-0077
            三重県 桑名市 (14,087.30 km)
            末広町53番松濤ビル2F
            電話 0594-86-7500

            料金と営業時間はこちらです。

            Facebookはこちらです。
            https://www.facebook.com/Fizik-kuwana-100459787970847/

             

            今回の取材も楽しかったです。
            最後までお付き合いいただき、ありがとうございました(^^)

            OTONAMIE PUSH!! EVENT【2019.10.3update】

            \今週のプッシュ!/

            「アーティスト・イン・レジデンス」ならぬ
            「クリエイターズ・イン・コンビニ」!

            デザイナー、ライター、エンジニア、建築家、ものづくりの方々などなど、東海エリアを中心としたクリエイターが「これからの◯◯」を考える新プロジェクトのトークライブをご紹介します。

            INC TALK&SALON
            日 程:2019年10月6日(日)
            時 間:19:00〜21:00
            会 場:なごのや(愛知県名古屋市西区那古野1丁目6−13)
            参加費:1,000円(ワンドリンク付)
            ※21:00〜任意で懇親会に参加いただけます。参加いただく場合受付時に1,000円(1drink, 軽食付)別途お支払いただきます。
            定員:約40名
            トークゲスト:原田祐馬(UMA / design farm)、山本雄平(MAISONETTINC.)、武部敬俊(LIVERARY)
            モデレーター:榊原充大
            主催者からのメッセージインディペンデントなクリエイターを目指す仲間たちが集い、アウトプットをし、これからの仕事を生み出していく場をつくる新プロジェクト「INC」が始動するにあたり、3人のスペシャルゲストをお招きしてトークイベントを開催します。

            ゲストは、関西を代表するアート・ディクレターのひとりで、福井での「X SCHOOL」、常滑の「とこなめ焼DESIGN SCHOOL」などで講師を務め、さまざまな地域において活躍中の原田祐馬さん、
            名古屋の人気店「maison YWE」や「TT” a little knowledge store」を運営する”広告と飲食の会社”のMAISONETTEinc代表 山本雄平さん、岡崎市に9/20からオープンしたコンビニをテーマにした変てこショップ「LIVERARY Extra」を企画し、名古屋拠点のローカル/カルチャーWEBマガジン「LIVERARY」の編集長 武部敬俊さん、
            以上の3名をゲストとしてお迎えします。
            イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://inc-talkandsalon.peatix.com/


            ここからは、広報担当のともーこです!
            今週も愉しいイベント情報が寄せられています。ぜひご覧ください!
            また、皆さまからのイベント情報もドシドシ募集中です!
            ※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
            ※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。
            とある主婦の日々のコラージュ

             

             

            ジャンル:展示
            日程:2019.9.18(水)~10/19(土) ※定休日:日・月・火
            時間:11:00-15:00
            場所:Fukumochi Vintage(三重県桑名市西矢田町35)
            お問い合わせ先:https://www.facebook.com/fukumochivintage/
            主催者からのメッセージ:Fukumochi vintageにまつわる人たちとの展示を始めていきます。
            記念すべき展示第1弾は、「とある主婦の日々のコラージュ」展。
            お店のすぐそばに住む「とある主婦」のMさんが毎朝コーヒーを飲みながら作る作品たちを展示します。
            子どもが身の周りのどんなものも遊び道具にしてしまうように、作品作りはMさんにとって「遊びであり、癒しであり、楽しみでもある」
            そう。Mさんのお話を聞いていると「楽しい事は、日々の暮らしの中で自分で作り出す事ができるんだな」と気付かされます。
            展示期間中は、ワークショップやMさんのお話を聞ける機会も予定しています。ぜひ覗きに来てください。

             

            大阪発!レトロ印刷がやってくる!はじめてのシルクスクリーンワークショップ

            ジャンル:ワークショップ
            日程:2019年10月6日(日)
            時間:10:00〜16:00
            場所:三重県津市一身田上津部田1234
            三重県総合文化センター内生活工房
            費用:参加費1000円+製版代880円〜+素材代100円〜
            主催者:主催・えをかくひと やまぎわさゆり 後援・レトロ印刷JAM
            お問い合わせ先:harappa.sauri@gmail.com 09035781717(担当やまぎわ)
            主催者からのメッセージ:オリジナルのグッズを作りたい!家族や仲間でお揃いのものが作りたい!子どもの描いたイラストで作りたい!そんな特別なものを簡単に作れちゃう。シルクスクリーンをご存知ですか?
            シルクスクリーンは孔版印刷の一種で、メッシュ状の版に孔(あな)を作り、孔の部分にだけインクを落として印刷するとてもシンプルな印刷方法です。インクや素材を変えるだけで、いろんなものに印刷ができるのがシルクスクリーンの楽しいところです。
            私もずっと興味があり、体験してみたいと思っていました。
            大阪のレトロ印刷さんまで足を運び、体験するととても楽しく、簡単!
            三重のみなさんにもこのワクワクを知ってほしい!と思い、
            レトロ印刷JAMさんに出張していただく事になりました!
            今回のワークショップでは、
            手描きでその場で描いた絵、文字、またはデータを、お好きな素材にシルクスクリーンしてオリジナルグッズを作ります。

            イラストを描く(またはデータを持参)
            製版する
            お好きな素材とお好きなインクを選ぶ
            あとは刷り刷り!
            レトロ印刷のスタッフの方が、丁寧にレクチャーしてくれます。
            10時〜12時4名さま予約できます
            12時〜14時 6名さま予約できます
            14時〜16時 4名さま予約できます
            飛び込みOK!
            (その場合、お待ちいただいたり、時間の都合上お断りさせていただく場合がございます)
            イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://r.goope.jp/yamagiwasayuri

             

            松原豊「幻灯会 2019 秋 – 台湾」

            開演日時:10月13日(日)20:00
            出演:松原豊・大岡英介・宮嶋哉行
            上映時間:約45分
            料金:一般2,500円、美里割1,000円、25歳以下500円、18歳以下無料
            場所:Théâtre de Belleville(津市美里町三郷2104)
            詳細・お問い合わせ:https://theatre-de-belleville.tumblr.com/post/187343965536/19augentokai
            ※受付開始は開演の1時間前、開場は30分前から
            ※終演後、トークセッションと懇親会を予定
            ※日時指定・全席自由
            ※美里割=美里在住、在学、在勤者対象(当日証明できるものをご提示ください)
            ※受付開始は開演の1時間前、開場は30分前から
            ※津あけぼの座劇場支援会員対象公演
            主催者からメッセージ:
            2016年からはじまった恒例企画「幻灯会」。2019秋は台湾。2017年以降、写真家・松原豊が何度も訪れた台湾のカットと、音楽家・大岡英介、二度目の演奏参加となる音楽家・宮嶋哉行とのコラボレーション。プロジェクターで写し出される台湾の写真と絡み合う音楽。松原が惹かれた台湾の「界隈」と、洗練された生々しい音楽とのライブセッション。

             

            日本のまんなかいなべ山女子フェスタ

             

            ジャンル:アウトドア、イベント
            日程:2019年10月19日(土)、20日(日)
            時間:19日AM11:00〜スタート、20日PM4:00頃解散予定(1泊2日)
            場所:青川峡キャンピングパーク(三重県いなべ市北勢町新町614)
            費用:テント泊プラン12,000円(税込)、コテージ泊18,000円(税込)
            主催者:日本のまんなかいなべ山女子フェスタ実行委員会
            お問い合わせ先:inabefes@gmail.com 0594-86-7741(いなべ市役所政策課内)
            主催者からのメッセージ:東海・関西地方から程よい距離感にあり、鈴鹿セブンマウンテンである「竜ヶ岳」と「藤原岳」を有するいなべ市。1000m級の山々を舞台に、山やアウトドアに挑戦したい女性をターゲットにした1泊2日のイベントを展開します。
            今年度は「自然豊かないなべのフィールドの魅力を感じてもらい、登山・アウトドア初心者から少しステップアップをしてみよう!」を目指します。
            例年よりもワークショップの講師陣や、交流会の食材をさらに市内で統一し、よりいなべ市のカラーを出せるようにこだわりました。参加者の皆様にはイベントを通して、いなべ市を好きになってもらい、再度足を運んでいただけたらと考えています。
            イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://inabe-yamajoshi-fes.com/

             

            鈴木春香作品展 「 Chorale ーそらの息吹ー 」

            ジャンル:美術展
            日程:2019年9月28日(土)〜10月14日(月) 火・水定休
            時間:12:00〜18:00
            場所:侶居 三重県四日市市朝日町1-13
            費用:入場無料
            主催者:侶居
            お問い合わせ先:info@studiorokyo.com 059-340-9172 侶居
            主催者からのメッセージ:鈴木春香の作品は小さな三角形を描き続ける事で生まれます。彼女の指先から生まれた三角形の「細胞」は連なり、離れ、重なりながら、イメージの世界が創られていきます。幼い頃から蓄積された自然からのエネルギーは、学生時代にアート表現として開花し、今も静かに息づいています。作品から溢れ出すスケール感、ミリ単位の線分が生み出す緊張感、紙の柔らかな風合いなど、この機会にぜひ直接ご覧ください。
            イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:www.studiorokyo.com

             

            加藤訓子「ドラミング」

            ジャンル:音楽
            日程:2019年11月15日(金)
            時間:19:00 開演(18:00開場)
            場所:三重県総合文化センター 小ホール
            費用:一般5,000円(学生3,000円)
            主催者:芸術文化ワークス&ひらのきかく舎
            お問い合わせ先:info@kuniko-kato.net 080-5075-5038 (伊藤)
            主催者からのメッセージ:昨年に次いで、今年で2回目となる三重県総合文化センターでのソロリサイタル。この素敵なホールでのコンサートが実現する背景には、ひらのきかく舎の平野さんが居る。平野さんとの出会いは、今回公演する「ドラミング」を昨年、愛知県芸術劇場で平山素子さんとのダンス作品「D O P E」として世界初演した時。終演後、気さくに話しかけていただいて、その年の11月にはもうここでコンサートを公演していた。
            奥様も素敵な方で、平野さんは元県庁職員、奥様は元銀行勤務とのことで、肩書きだけ聞くと堅そうですが、実はアートやカルチャーをセンス良く愉しむことができる素敵なご夫妻です。 そんなひらのきかく舎のお陰で今年もここでコンサートをします!
            イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://www.kuniko-kato.net/en/project/drumming

             

            『H ZETTRIO TOUR 2019 ? 気分上々 ?』

             

            ジャンル:音楽
            イベント名:『H ZETTRIO TOUR 2019 ? 気分上々 ?』
            日程:2019年12月8日(日) 開場16:00 開演17:00
            場所:川越町あいあいホール (三重県三重郡川越町大字豊田一色314番地)
            費用:前売4,500円 当日5,000円
            お問い合わせ先:あいあいセンター 059-364-2500
            詳細情報:http://www.town.kawagoe.mie.jp/index.php/aiai-event/18429/
            主催者からのメッセージ:
            『笑って踊れるピアノトリオ』
            全国で話題沸騰中の「H ZETTRIO」が今年も全国ツアーを開催!!
            ピアノ「H ZETT M」・ベース「H ZETT NIRE」・ドラム「H ZETT KOU」の3人が独自のアンサンブルを響かせる!
            ”無重力奏法”と形容される独特のテクニックと、キレのあるリズムセクションを武器に国内外の大型フェスに次々と参加。

            2014年、スイスで開催されている世界3大ジャズ・フェスティバル「モントルー・ジャズ・フェスティバル」への出演をきっかけに、活動が活発になったH ZETTRIO。
            彼らの楽曲は2016年のリオ五輪閉会式で、スーパーマリオの格好をした安倍晋三首相が登場する東京五輪のプレゼン映像の場面でBGMを担当。
            最近では、シングル「What’s Next」がNECノートパソコンLAVIEのTVCMに起用され話題となり、PS4 Line Up Music Videoで書き下ろした「Playin’ Swingin’」のYoutube再生回数が350万回突破。
            H ZETTRIOがレギュラー出演する音楽番組「SPEED MUSIC ? ソクドノオンガク」では 国内における『時代を超えた名曲』を選曲し、スピード感溢れる独創的なアレンジで毎週カバーしている。
            更に、漫画家ヨネダコウによる大人気BLコミックス『囀る鳥は羽ばたかない』劇場アニメ化に伴い音楽を担当。

            ライブでは、世界遺産コンサート(6/29福岡県宗像大社,7/28奈良県金峯山寺蔵王堂 )を行うなど、東京では3000人キャパのホールライブを即完売させる今勢いのあるピアノジャズトリオです!
            また、今年は1月1日から毎月1日に配信限定シングルを12か月連続リリース中!

             

            ざんねんだけど愛おしい動物たち~おもしろい!進化のふしぎ~

            ジャンル:講演会・セミナー
            日程:2019年12月21日(土)
            時間:13時30分~15時(受付13時から)
            場所:三重県津市一身田上津部田1234 三重県総合文化センター内 レセプションルーム
            費用:無料(要事前申込・申込み多数の場合は抽選)
            主催者:三重県生涯学習センター
            お問い合わせ先:manabi-kouza@center-mie.or.jp
            059-233-1151(三重県生涯学習センター)
            主催者からのメッセージ:NHK『チコちゃんに叱られる!』にも出演の動物博士がやってくる!
            地球上のいきものは生き残るためにさまざまな進化をとげてきました。わたし達から見るとちょっとざんねん!?に思える生態や進化のふしぎについて “子どもの本総選挙2018”第1位に選ばれた『ざんねんないきもの事典』シリーズを監修された今泉忠明さんのお話を聞いてまなびましょう!親子やお孫さんといっしょの参加も大歓迎!

            【申込方法】要事前申込/抽選制(定員180名)
            【申込締切】11月17日(日曜日)必着。
            電話・FAX・ホームページ・Eメール・窓口・郵送いずれかの方法にて受付。
            ①講座名②代表者名(ふりがな)③電話番号④ご住所⑤参加人数⑥参加人数のうち中学生以下の人数をご明記ください。
            ※定員を超えるお申込みの場合は抽選を行います。11月末までにすべての代表者宛てに通知ハガキを送付し、発送をもって当選者発表にかえさせていただきます。あらかじめご了承ください。
            ※本講座は未就学児もご参加いただけます。
            イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://www.center-mie.or.jp/manabi/event/sponsor/detail/30576 

             

            皆様からもイベント情報を募集しています!

            お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
            お気軽に下記メールフォームからイベント情報をお寄せください。
            ※Macの純正ブラウザ「Safari」からは送信エラーになる場合がありますので、Google Chromeなどから送信してください。

              ▼添付画像(イメージ写真やフライヤーなど)を3点まで送信できます▼
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              画像データの形式はgif、png、jpg、jpeg、pdfに対応しています。

              最新インスタ映え”柚子”スポット&パーティー!ようこそめくるめく柚子の世界へ

              みなさんこんにちは!キャスターマミです!

              癒しの香り、食材を引き立てる程よい酸味、可愛いフォルム・・・ゆず好きさん、集まれー!

              美味しいゆずドリンクから、最新インスタ映え柚子スポット、ゆず尽くしのパーティーまで。

              ゆず好きさんにお伝えしたい、最新ゆずユズ柚子情報をまとめました!


              目次

              1. 「ゆずっこ」とは

              2. 2018年新商品「ゆずっこサイダー」

              3. 柚子果汁の効能

              4. 「ゆずっこ」シリーズご当地自販機デビュー!

              5. 大台町のゆず生産者

              6. 宮川物産の製品が2018年に三重代表となった「P to P」とは?


               

              「ゆずっこ」とは

              みなさんご存知「レモネード」の柚子バージョン「ユズネード」が「ゆずっこ」です。

              奥伊勢の里山・三重県大台町を流れる宮川は、日本一に選ばれた清流。
              その美味しい水と、里山が育てた柚子で作られたユズネード。柚子のアロマと優しい甘みに癒されるドリンクです。

              2018年新商品「ゆずっこサイダー」

              各地でご当地サイダーがブームとなる中、大台町にも登場した「ゆずっこサイダー」。

              ゆずっこと同じく大台町産の柚子が使われてる、2018年8月デビューのサイダー飲料です。
              甘さ控えめであり、飲みきりサイズなので女性からも好評です。

               

              柚子果汁の効果

              「ゆずっこ」シリーズに使われているのは、大台町産柚子の果汁です。

              果汁に含まれるビタミンCの効能として、抗酸化作用が期待できます。体内の組織を老化から守り、ガンや心臓病などの様々な病気を予防したり、美肌にも繋がります。

              また、柚子果汁に含まれるクエン酸・リンゴ酸による効能として、疲労回復、整腸作用が期待できます。疲労の原因物質である乳酸を分解する働きがあり、また胃液の分泌を促進するため、胸焼けや胃痛を解消する効果もあるそうです。

              「ゆずっこ」ご当地自販機デビュー!

              三重県大台町の特産品加工を行う宮川物産の「ゆずっこ」や「ゆずっこサイダー」をはじめとするご当地ドリンクを24時間購入できる自動販売機が2019年9月にデビューしました!

              場所は、道の駅奧伊勢おおだいの隣、大台町観光案内所「奧伊勢テラス」入り口横に設置してあります。

              黄色がよく目立ち、宮川物産のロゴと「ゆずっこ」のイラストが可愛い自販機です。

              ラインナップは、「ゆずっこ」「ゆずっこサイダー」「ゆずとまとジュース」「しそっこ」の4種類。

              既に大台町の新たなフォトスポットになっています!!

              ドリンクを手にするキャスターマミ♪

               

              大台町のゆず生産者

              柚子の生産は、二年制の接ぎ木で収穫できるようになるまで5~6年かかるそうです。現在大台町内に70人近い生産者がいます。その中で、新たに発足した「奥伊勢ゆず部会」に加盟する生産者は45名程度。

              令和初の出荷を記念したパーティーが2019年10月26日(土)の夜、開催されます!

              題して「OKUISE “YUZU”DE NIGHT2019」!!

              パーティーの内容は?

              ・ゆずを使用したフード、ドリンク(アルコール・ソフトドリンク)食べ放題、飲み放題。

              ・もぎたての「奥伊勢ゆず」を搾ってオリジナルのゆずドリンクを作ることができる。フードにかけることもできる。

              ・大台町のイイモノが当たる抽選会がある。

              ・会場となる奥伊勢フォレストピアの温泉入浴チケットが付く。しかも当日は温泉入り放題。この日は特別に温泉もゆず湯になる。

              ・10月26日(土)受付17:00スタート、開催時間は18:00~20:00

              ・参 加 費は一人4,000円(税込)で、10月18日(金)までに特設サイトからチケットの購入が必要。

              ・服装は、ラフな格好でOK、ただしドレスコードとして、黄色ものを一つ以上身に着けなければならない。

              (フードメニュー)
              〇オードブル盛り合わせ
              鶏レバーペースト ゆずの香り
              鯛のマリネ ゆず風味
              モッザレラチーズとゆずトマト
              〇ラタトゥユと生ハム(ゆず)
              〇なすの田舎煮 ゆずの香り
              〇鶏のから揚げ(ゆず風味)
              〇牛スジと焼き豆腐のみそ煮込み
              〇キノコと野菜のキッシュロレーヌ
              〇スパゲッティ ゆず塩風味
              〇四季のフルーツカクテル ゆずの香り

              ゆず好きにはたまらない内容のようですな!参加申込は以下のサイトへGO!

              大台町の「ゆず」出荷お祝いパーティーOKUISE “YUZU”DE NIGHT開催決定!参加者募集

               

              宮川物産の製品が2018年に三重代表となった「P to P」とは?

              今、日本のものづくりは技術や品質の高さだけでなく、いかに無理なく次の世代に繋ぐかという「循環」に注目が集まっています。日本各地の地域問題に対して循環していく仕組みで解決しようと生まれた製品が「P to P(Problem to Product)」です。

              温室効果ガスの削減できない分を植林・森林保護、クリーンエネルギー事業などで埋め合わせる「カーボンオフセット」にも取り組んでいる大台町。

              地元ならではの味や自然を次の世代に残すために効率を求めず、地元生産者と繋がりながら商品を生み出すという理念が評価され、2018年にP to Pの三重代表として宮川物産が選出されました。

              宮川物産の商品は、道の駅奥伊勢おおだい、奥伊勢パーキングエリア、奥伊勢フォレストピア、また2018年11月にオープンした宮川物産の新しい加工工場でもお買い求めいただけます。

              新工場へもぜひ行ってみてくださいね!

              [問い合わせ]

              大台町宮川特産品加工施設 株式会社宮川物産(三重県多気郡大台町弥起井267-3)

              TEL 0598-89-4302(平日8:30~17:15)

               

               

               

              津と鰯の深い関係。津から京都へ恋物語もあった鰯街道。津まつり ハレの日 鰯寿司。

              ハレとケ。それと鰯っす。

              秋空の下、日本各地で祭りが開催される。祭りとは本来、祀り(まつり)であり神を祀ること。神様に感謝を伝え喜んでもらうための自主的な行為。ケガレを落としてゲジメを付け、祭礼を行うハレの日だ。

              2018年、津まつりにて。

              地域によりハレの日にお祝いとしての食べ物があるが、私が生まれ育った津では、300年以上の歴史を持つ津まつりの日に『鰯寿司』を食べていたらしい。これは40〜50年程前まで続いていた風習で、今はほとんど見受けられない。しかしなぜ鰯なのだろう。津に暮らしていても鰯をよく食べるということはない。そもそも鰯寿司とは押し寿司それとも握り寿司なのだろうか。そんなことを考えている矢先「その昔、津から京都まで続く鰯街道があった」という記事を読んだ。

              今回、県外や海外出身の大学生たちにもフィールドワークとして参加してもらい、外から目線も交えながら鰯と津まつりの謎に迫った。

               

              恋物語まであった、鰯っす。

              まずは今回同行してもらう学生メンバー。

              ▲亜紀さん(三重大学人文学部・和歌山県出身)

              ▲セパさん(三重大学生物資源学部・インドネシア出身)

              ▲太郎くん(三重大学医学部・京都府出身)

              ▲ルシラさん(三重大学医学部・ブラジル サンパウロ市出身)

              ▲雄裕くん(三重大学生物資源学部・愛知県出身)

              ▲ひなたさん(大正大学地域創生学部・宮城県出身)

               

              学生たちと向かったのは、3年前まで『東京大寿司(松田春喜社長)』という店で、今は松田さんのお弟子さんのお弟子さんが営む『すし処やま幸』。

              今回は特別に松田さんにご協力いただき、ハレの日に家庭で作られていたという鰯寿司を振る舞ってもらう。

              松田 春喜さん
              『東京大寿司』元社長。三重すし街道元代表、全米桜まつりへ参加、ワシントンDCすし太郎との姉妹店提携など、寿司を日本の文化として全国また世界へ広める活動を行う。TBS『ぶっこみジャパニーズ』にも出演して、海外のニセ寿司店にレスラーの仮面で潜入し、寿司職人である正体を明かして日本の正しい寿司を伝えたことも。

              早速、鰯寿司を食べた学生からは「ちょー美味しい!」「うゎ!ほどけるー」と嬉しい反応。

              私もいただいたが、ほのかな酸味と柔らかな身、そして溶ける脂からは旨みが溢れ出る。鰯は津の白塚漁港産。当日揚がった鰯を夕方にさばき軽く酢締め。
              松田さんは昨年、三重の民俗や食などを研究している大川学園理事長 大川吉崇さんと鰯街道実行委員会を立ち上げた。

              松田さん:若狭の鯖街道、琵琶湖の鮒街道は有名ですが、津の鰯街道もありました。歴史ある鰯が知られていないのはもったいないと思うんです。

              津という漢字は湊(港)を表す。中国の歴史書には『博多津(福岡県)』『坊津(鹿児島県)』『安濃津(三重県・現在の津)』として日本三津、日本の主要港と残されている。残念ながら明応地震(室町時代後期)で壊滅したが、早朝に揚がった鰯に塩を一振りして、生のままその日の夕方には京都へ運び重宝されていた。

              また『御伽草子』の23話中の一話に『猿源市草紙』という物語がある。財を成した安濃津の鰯商いを継いだ猿源氏は、京都で大名や高家を相手にする高貴な遊女に片思いの恋をした。そして苦労の末に結ばれ、津の阿漕浦に連れて下るハッピーエンドの恋物語だ。

              昔の津の海。漁の様子。(鳥羽市浦村町 海の博物館 展示物を撮影)

              お話を聞きながら、鰯街道があった時代の活気に満ちる津の海を想った。
              しかし「若狭から鯖を運んでいたなら、一緒に鰯も持っていけばよかったのでは?」と思っていたところ、大学で水産を学ぶ雄裕くんがこんなことを教えてくれた。

              雄裕くん:伊勢湾は日本で一番(水域面積が)大きな湾です。森の養分を含んだ水が木曽三川などからも多く流れています。

              伊勢湾は愛知側から反時計回りに海流が流れる途中、木曽三川や鈴鹿山脈から養分豊富な大量の水が交じる。その影響でプランクトンが育ち、食物連鎖が生まれ、鰯は栄養豊富なエサを食べる。つまり脂が乗った鰯に育つので美味しいということだ。ちなみに三重県が定める三重ブランド『桑名のはまぐり』や『あのりふぐ』も同湾で捕れることを鑑みると、伊勢湾のポテンシャルの高さがうかがえる。

              松田さん:鰯は脂が乗っている魚なので生だけでなく煮物や揚げ物等、どんな調理法でも美味しく食べられます。海外でもよく食べられる魚で、ポルトガルでは街中で鰯を丸焼きにする祭りまであります。

              お話を聞いていたルシラさんとセパさんの国でも鰯をよく食べるという。何気なく食べていた鰯だが、世界中で食べられているとなれば、歴史ある津の鰯は地域おこしの起爆剤になるのでは。

              松田さんに見せてもらった白塚漁港の鰯の様子。

              松田さん:今でも白塚でたくさんの鰯が水揚げされているのですが、その多くは養殖魚用のエサなどに加工されています。なので鰯街道を広く知ってもらい、津の鰯が街の飲食店で食べられるようになればと思って活動しています。

              松田さんは鰯街道実行委員会として10月4日(鰯の日)に、今年もイベントを開催する。美味しい鰯寿司を堪能し、魅力的なお話を聞かせてもらって店を後にした。

               

              泣かせてナンボな、しゃご馬の仕事。

              日が暮れた夕方6時半。旧津体育館の駐車場横スペースに人が集まり始めていた。津市指定無形民俗文化財のしゃご馬の練習の見学に。運営は地域の有志からなる津しゃご馬保存会が行っている。

              子どものしゃご馬用のお面なので、まだ優しい方だというが・・。

              写真提供:ルシラさん

              下半身が馬、顔には鬼のお面。しゃご馬には演舞があり鬼が陽気に踊り、最後に子ども目がけて脅かしに駆け寄ってくるからこれまた怖い。筆者も小学生のときに追いかけられ電話ボックスに逃げ込んだ経験がある。今回、保存会の会長である伊藤光一さんにお話をうかがった。子どもからすると恐ろしく(大人になっても少し怖い)、泣いている子どもを親が微笑ましくなだめている光景は、津まつりの風物詩でもある。

              しゃご馬保存会 伊藤会長

              伊藤さん:『なまはげ』みたいなもんです。やっぱり子どもが泣いてくれると仕事をしたなって思う。泣いてもらってナンボですから。津には演舞や太鼓など他にもいろんな郷土芸能が残っています。そんな中こういう伝統芸能があってもええと思うんです。

              なまはげやしゃご馬だけでなく、日本の各地にそのような風習が残っているのは、人が生きていく上で大切な『畏怖』という概念を、伝統芸能を通じて子どもに教えるためだと思う。「そんなワガママいってたら、しゃご馬くるで」という親のひと言には泣く子も黙る。

              伊藤さんが見せてくれた、昔のしゃご馬の資料写真。

              しゃご馬は津まつりと同様に300年以上の歴史を持つ。戦前は近隣の4〜5市町にもあったそうだが、戦後の一時期は活動中止に。その後、津で復活した。

              子どもしゃご馬のお面

              伊藤さん:私は23歳のときからやっていて来年で50年目。今72歳で80歳くらいまではやりたい。祭りに向けて6月くらいから忙しくなります。夜になると毎日のようにお面を手作りしたり。だから同じ顔のお面は作れないしないんです。

              お面だけではなく、しゃご馬に関する衣裳等はほぼ手作り。保存会には大人約45名、子どもは25〜30名程が在籍していて年々増加傾向にある。

              セパさん:インドネシアにも下半身が馬の伝統演舞があります。しかしそれは専門的なプロがするもので地域の人がしているのと少し違います。

              地域集団とも言えるしゃご馬は、台湾のランタン祭りで演舞したこともある。やはり海外の子どもも泣いたという。その時の感想をうかがうと、

              伊藤さん:そりゃガッツポーズやわな(笑)。

              そういって優しい笑顔になるツナギ姿の伊藤さん。ちなみに町で車やさんを営む。

              しゃご馬に入っているのは、そんな地元のおじちゃんたちだったりする。

              伊藤さん:しゃごは演舞したところに魔除けの札を置いてきます。

              鬼ほどの恐ろしい存在に、魔物も降参というわけだ。

               

              再び、こんちわ。鰯っす。

              最後にやって来たのは飲食店が軒を連ねる津市大門。

              地元食材を積極的に使い、料理にも定評の高い老舗バー和院には、こだわりのシングルモルトウイスキー等が並ぶ。伊勢湾の鰯を使った料理も作ることがあると聞き、今回は取材のために鰯のマリネを作っていただいた。

              オリーブオイルと白ワインビネガーで漬けたシンプルな鰯のマリネと、

              トマトやバジルそしてイタリアンパセリなどを特製ドレッシングと和えて鰯といただく一品で、どちらもお酒に合う逸品。

              ひなたさん:港町の気仙沼出身ですが、こういう鰯の食べ方は初めて。美味しいです。

              腕をふるうのはいくつかの料理店で修行を積んだオーナーの鈴木祐輔さん。今回この店を訪ねたのには訳があった。

              山車の上で笛を演奏する鈴木さん(鈴木さんのFacebookより)

              鈴木さんは津民芸保存会に所属していて120年以上の歴史をもつ津市指定無形民俗文化財、入江和歌囃子(いりえわかばやし)の演者の一人。

              写真:津市民芸保存会Facebookより

              入江和歌囃子はひょっとこのお面をかぶり、腰にたばこ入れや竹籠を付け、太鼓や笛の音に合わせて踊りながら『釣り』や『きせる』などを使う伝統芸能。笛を担当する鈴木さんにとって、入江和歌囃子の魅力とは。

              鈴木さん:しゃご馬や獅子舞に比べて入江和歌囃子は地味やし理解者が少ないです。でも知ってくれている人は一つひとつの所作を分かってくれるので嬉しい。魚を釣ったなとかタバコを吸ったなとか。言ってみれば、能のちょけた感じなんやけど。僕の中では入江和歌囃子が一番かっこええです。高山のからくり人形に近い世界観やと僕は思います。

              津まつりにはしゃご馬や入江和歌囃子だけでなく、伝統を築いている計16の郷土芸能団体が出演する。そして鈴木さんのように津の街で商いをしながら、郷土芸能の活動をしている人も多い。城下町として栄えた津には、今も暮らしの中に伝統芸能があるのだ。そして鈴木さんはこう続けた。

              鈴木さん:僕は人前に出るのが苦手なタイプです。でも伝統を守っていくこと、そして継承していくことは大切です。自分の子どもにもやらせようって思います。

              学生たちは鰯のマリネに続き、和院で人気のパスタを食べて今回のフィールドワークは終了。感想を聞いた。

              亜紀さん:和歌山から津にきて4年。歴史と鰯のことが知れて良かった。そしてもっと津のことを知りたくなった。しゃご馬は怖かったのですが、あの怖さが印象的で津のアイキャッチになりそう。

              ルシラさん:しゃご馬の練習など表には出ない部分を見れて、次に津まつりに行ったら見え方も変わると思う。

              雄裕くん:水産を学ぶ者として、僕も鰯街道を掘り下げたくなった。文化は食すことで伝わることもあるので、津の学校給食に津の鰯を使うのもいいのではと思った。

              駅まで学生たちを送る車内。学生たちの自然に生まれた会話に、つい微笑ましい気持ちになった。
              「またみんなで行こうよ」「いや、マジで行きたいね。いつにする?」

               

              鰯っす。津まつりで会いましょう!

              『隣の芝生は青い』とは良く言ったもので、私は津に生まれ育ったが、若い頃は津が好きではなかった。いや、大嫌いだった。都会みたいに流行の先端なんてないし、京都みたいに歴史ある街並みも少ない。伊勢のような観光地でもないし、世界一短い地名ということばかり、テレビで取りざたされるのにも嫌気を感じていた。しかし都会から帰ってきて、それなりに歳を重ねた大人になって地域と繋がり、祭りで垣間見る歴史に触れたり、今回のように鰯街道を知ったりするうちに地元に愛着が湧いていった。今回、正直なところ「学生は楽しんでくれるだろうか」という不安もあった。でも彼ら彼女らの楽しそうな表情を見て、自分が暮らす町が少し誇らしく思えた。

              さて、今年は10月12日と13日に行われる津まつり。
              津まつりは第2代藩主 藤堂高次が、津の町の総氏神を津八幡宮と定めたことに由来している。12日のスタートは朝、津八幡宮に伝統芸能の団体が集まり、お祓いを受けてから演舞を奉納してそれぞれの山車で町に繰り出し、2日間かけて練り歩きをする。

              津の町に太鼓、笛、ホラ貝の音が響き、様子がよろしい祭衣裳の旦那衆や奥様方も、初デートよろしくの初々しい中学生も、しゃご馬に泣かされた小さな子どもたちも・・そんな祭りの微笑ましい景色を、神様が山車の神輿から眺めて喜んでいることを祈って。

              津まつりではフェニックスエリアの津商工会議所ブースにて『学生目線の街歩きLoupe×OTONAMIE』のタブロイド版(紙版)を無料配布予定です。
              紙面の表紙は鰯っす。
              ぜひ伝統芸能の雅を感じに、津まつりへ!

               


               

              <取材協力>

              鰯街道実行委員会

              すし処やま幸
              津市雲出本郷町1641
              tel 059-264-7422

              津しゃご馬保存会
              hp http://tsu-mingei.net

              キッチンバー和院
              津市大門22-6 前田ビル1F
              hp http://www.wine1968.com
              fb https://www.facebook.com/Wine1968/

               

              神出鬼没で謎だらけのはまぐり犬が三重県をナビゲート!!

              OTONAMIE読者のみなさん、はじめましてだわぁぁぁぁん!!

              ぼく、三重県桑名市で非公認で活動中の「はまぐり犬」だワン♪
              えっ!?知ってるワンかぁ?なかなかマニアックだワンね(汗)

              ほとんどの方がはじめましてだと思うワンね。
              Twitter&Instagramを中心に三重のグルメやご当地アイドル、スポーツやご当地アイドル。

              あとイベントやご当地アイドルを発信しているワン♪
              あ、あとご当地アイドルワンなぁ。
              主に桑名で活動してて、桑名水郷花火大会で2尺玉を打ち上げたり、今年から実態化して色んなマルシェやイベントにも出没させて貰ってるんだワン。

              そんなぼくワンけど…..

              えぇ~~~…………この度、OTONAMIE副代表のミキ殿のパシリになったワン!

              OTONAMIEの記事の中でぼくも知らない、素敵な記事や興味深い記事がたくさんあるワンから、パシリとして焼きそばパンを日夜買いに行くことと並行して、そういう記事をもっと多くの方にお届けできればと思っているワン。

              あとは、ご当地アイドル関係の記事はぼくが責任持って書きたいと思うワンなぁ!

              桑名・三重の素敵をもっと多くの方にお届けし触れて頂けるように、微力ワンけどがんばるワン。

              どうぞよろしくなんだわぁぁぁぁん!!!

              はまぐり犬
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              Osteria & Bar Baggio。津新町で「たむろ」を楽しむおススメな場所。

              お料理とお酒を楽しめるOsteria & Bar Baggioへ行ってきました。

              Baggioという店名は、オーナーさんがお好きなイタリアのサッカー選手「ロベルト・バッジョ」から考えられたそうです。

              友達とグループで集まれるような広々とした場所となっており、店内の大きな液晶やスクリーンで、サッカーやバスケットボールなどのスポーツ観戦ができます。

              近々開催予定のラグビーワールドカップ2019も、Baggioで応援することができるそうです。

              お料理もイタリアをテーマにしたものが提供され、新鮮な野菜・魚・肉が使われているので、美味しいだけでなく見た目も華やかです。

              私はイタリアに行ったことがありませんが、イタリアらしさを味わうことができると思いました。

              美味しくてヘルシーでフォトジェニックなメニューが多く、女性にも大人気。

              夜のコースには、色々なバリエーションがあり、料理とデザートにドリンク2杯がついて3000円というリーズナブルな女子会コースもあります。

              また改めて、ゆっくり来たいと思いました。

              Baggioは、お酒も多く、男性にも人気があります。

              ワインやグラスが並ぶバーカウンターに、大きなパルマ産生ハムを発見!

              こちらではスライスしたばかりの新鮮なハムも頂くことができるのです。

              私も少し試食させてもらいましたが、とても美味しかったです。
              お酒にとっても合うでしょうね。

              他にも、美味しく綺麗な前菜(おつまみ)が手頃なお値段で提供されています。

              私は時々、津のようなローカルに住んでいるのは良いなと感じることがあります。
              なぜならば、都市部と比べて、可愛くて美味しいお料理を手頃な価格で楽しめるから♪

              Baggioはたむろする場所、つまり寄り集まる場所としても有名です。

              津新町駅の近くにあるBaggioは、学生よりも社会人が多いそうが、三重大学のある江戸橋駅からは電車で5分、自転車では25分の位置にある為、私は学生にも適していると思います。

              三重大学生は、学校の周りにあるバーや居酒屋にいくことが多く、飽きてしまうことがある為、Baggioのようにたむろできるクールな場所が津新町にあるのはとても良いと思いました。

              特にスポーツ観戦が好きな学生には本当にお勧めしたいです。

              スタイリッシュなBaggioは、女性にも男性にも、働く人々にも学生にフィットします。

              実は私は日本でスポーツ観戦ができるお店に来たのは初めてでした。

              インドネシアでは、サッカーの試合が人気でファンはたくさんいます。
              特にワールドカップや地域の選手権のような大規模な試合がある時は、その試合を人々と一緒に見る場所(インドネシア語で「ノントンバレン」といいます)をすぐに発見することができます。
              そこでお客さんたちは、遅くまで集まり、食事をし、話し合い、時に歓声を上げ、手をたたき、大声で応援します。

              日本は割と物静かな文化があると感じていたので、このような場所は日本には少ないのかなと思っていましたが、Baggioを訪れて変わりました。

              スポーツの幸福感を友人と一緒に楽しむ場所があるのはやっぱりいいですね。

              Baggioのオーナーは、ヨガや美容室など、幅広いビジネスの経験を持たれている方です。

              また自分の店で働いていた方々が独立して、レストランやバーなどを開けるよう応援したいとも仰っていました。
              Baggioで提供されているお料理などを見ても、良いサービスを生み出すセンスを感じることができるでしょう。

              今度は親しい友人と共に訪れようと思っています。

              【英語】

              Baggio: Osteria and Bar means Baggio: Restaurant and Bar. The name comes from a soccer player from Italy, named Roberto Baggio. From all soccer players, the place’s owner likes Baggio from Italy then he raised Italy theme for the restaurant. Baggio was designed to be a place to gather with friends with 5 or more people in group. There is a big screen displayed in the restaurant for customers to watch soccer matches and sometimes other sports such as basketball. Since the Rugby World Cup is being held in Japan, Baggio will be making several events where people can watch together.

              This restaurant served Italian themed foods that are not only delicious but also looks luxurious. The vegetables, fishes, and meat used are fresh. I have never been in Italy, but I guess the foods can represent the good taste and luxury images of Italy.

              Girls would really like this place because the foods are not fat, taste good, and with the right portion. The owner said that this restaurant is famous for girls especially in lunch time course. The interior decoration and light are good for taking cute pictures. They have Josekai (women gathering) Course with very reasonable price. The course has already been complete with foods, desserts, and 2 drinks by only 3000JPY. Going to a common Izakaya for Josekai (women gathering) could be cheaper than 3000JPY but I think common Izakaya would not with full course like in the package from Baggio. I think it is really worth to try. This restaurant also offers other food course as well for a party.

              Not only for women, Baggio’s bar is popular for men to drink. They have a drink bar also with an Italian theme. Beside some wine bottles and glasses, there is a big parma hamplaced on the bar desk. We can have some slices of raw ham freshly cut.

              I tried it and it was really good and I really think that it is very suitable for drinking. Beside the hams, other appetizers (おつまみ)were served well and cutely with reasonable price. Sometimes I feel it is good to be living in a countryside like Tsu because I can enjoy cute and good foods with good price. The same ones would be more expensive if we go to a bigger town.

              Baggio is famous as a place to hang out. Located nearby Tsushinmachi Station, the customers of the restaurant are usually from working people more than students. However, I think the place is actually can be fit to students. From Mie University, it takes only around 25 minutes or 5 minutes by train from Edobashi station. I think Mie University students are very common for bars or Izakaya around the school. They could be easily bored and go to other towns while actually there is a cool place to hang out in Tsushinmachi like Baggio. Baggio is really recommended for students especially who like sports and watching sport matches like soccer.

              I think Baggio has a smart concept. It can fit to women and also men. It can fit to working people and students. And honestly in Japan that was the that was my first to be in a place that is intended to watch soccer together. In Indonesia, soccer matches are popular and soccer fans are everywhere. We can find a place to watch matches together (“Nonton bareng” in Indonesian language) everywhere especially when there is a big match like world cup or other regional championships. Soccer fans will be gathering, eating and talking each other till late time. Sometimes they scream, clap the hands, and talk loudly. In my thought there is nothing like that in Japan since Japan has a quite  culture. Visiting Baggio, I soon changed my mind and I think Baggio is one of right places to enjoy the euphoria of sport events with friends.

              Baggio has owner with well experiences with international themed business. They used to have yoga and haircut shops. Working in Baggio also could also be a good experience. The owner said that some people worked there were encouraged to open their own business including restaurants and bar. I agree with this. Look at the foods serving. It does need skill to make such cute serving.I want to ask my friends to go together to Baggio again.


              Osteria & Bar Baggio
              住所:三重県津市西丸之内1-2家城ビル2F
              電話:059-273-6556

              駄菓子を手作りし続けるという歴史的文化遺産−駄菓子のあいや@松阪市

               

              小さい頃一番身近だったお店、それは徒歩圏内にスーパーマーケットやコンビニが無い田舎で暮らしていたが故に生活用品も販売している個人経営の小さな駄菓子屋、その一択だった。

               

              地元の多くの人、特に祖父母世代が何か無くなるとそこに無いかどうかと真っ先に名前を上げるお店で、子どもたちにとっては隠された宝を見つけられるかもしれない、とばかりに小学校が終わると財布を掴んで直行するような店だった。

               

              大人になる前にその駄菓子屋は店を閉め、大人になってからは駄菓子の存在さえも普段は頭の中の引き出しの奥深くに眠っているような生活を送っていた。

               

              そんな時、父から駄菓子を手作りしている店がある、という話を聞き、久々に駄菓子の存在感が頭の中で増すのを感じた。

               

              そういえば自分の知っている駄菓子を思い返してみても、手作りの物って知らない。

              馴染みだった駄菓子屋で売っていたのは10円で買えるあのスナック菓子や4つ入りの球状の風船ガム、鮮やかなピンク色をした砂糖菓子など、全て手作りでは無いのは明らか。

               

              小さい頃あんなに夢中になったのに、全然気にしていかったな、という新しい気付きを見つけた時、その手作り駄菓子屋に行ってみることを決めた。

               

               

              その駄菓子屋は松阪駅から程近い商店街・よいほモールの中の1店舗で、名前は「駄菓子のあいや」という。佇まいには昭和の雰囲気が残り、初めて訪れたにも関わらず以前に来たことがあるような懐かしさを覚える。約3m四方の店内には50点程の駄菓子がひしめき、圧倒される。

               

              入ってすぐに飴玉のワゴンが目に入る。水彩絵の具で描きたくなるような優しくも鮮やかな色合いは、きらきらした表情で出迎えてくれて、思わず手に取りたくなってしまう。

              その奥にいらっしゃったのは店主の吉田正博さん。製造から経営まで、この店を奥様とお二人で切り盛りされている。

              駄菓子の宇宙空間のような店内を見回してみて色々と聞きたい事はあるけれど、まずはとにかく駄菓子を手作りしている、という事実。来店の理由を話すと、

               

              「あいや、と書いた赤いシールが貼ってあるものが店内で製造している物なんですよ」

               

              と教えてくださった。

              飴玉を中心に、きな粉棒や大麦粉を練って作られたお菓子、棒状のおこしなどが並ぶ。保育園のおやつで食べたような気がして、懐かしい記憶が蘇る。

               

              まずは一番聞きたいこと、なぜ駄菓子を手作りされているのか聞く。

               

              「なかなかないですからね、手作りの駄菓子を作っているところは。スーパーやコンビニで買えるものはそれで良いけど。他には無いもの、と考えた時に長年やっているように作り続ける事で差別化を図ってますね」

               

              ーよく見かける駄菓子が無いのもそのせいですか?

               

              「そうそう。他に無いものを、って考え続けたら結局ずっと続けてるこのやり方がいいんじゃないかな、って」

               

              昔からの技を磨き続けていると自ずと他店舗との違いをつけられる。吉田さんの語り口調は軽やかだけど、熟練の技を持った職人だから言えること。

               

              あとは、と出していただいたのは店頭に並ぶカラフルな飴玉を作る道具。

              「初めて見るでしょう?この道具はもう生産されていなくて、壊れたら誰か直してくれる人を見つけなくてはいけないぐらいなんです。でも、現行のものを作った時に大阪の菓子製造機器を造っていた会社の社長さんに特別に作ってもらった時からその恩を忘れられなくて。

              もう約30年前のことですが、当時もこの道具はすでに製造終了していて、本当に助かったんですよね」

               

              そう聞くと手作り駄菓子を作り続けるということは吉田さんご自身だけの想いで続いているのではなく、お店が続いていくのを望む人たちの気持ちも入っているのが透けて見える。

               

              「こういうのもあまり見ないでしょ?」

               

              と指し示されたのは年季の入ったガラスケースに入ったビスケットやかりんとう。中にはスコップが入っていて、それで袋に入れるのを想像すると何だかときめく。

              このお菓子の計り売りも30年モノの什器を使われている。中にはスコップも入っていて、それで自分の欲しい分量だけを掬い取るスタイル。

               

              「味噌や醤油、昔はみんな測り売りだったのは知ってるでしょ?それもだんだん無くなっていって今の人たちはその景色を知らない。でも、こういうのは風情として残したいと思っていて」

               

              たしかにスーパーのお惣菜コーナーに量り売りがあった時、彩りや栄養も考えてパックに取り分ける時の高揚感は何とも言えない。ちょうど子どもの頃、少ないお小遣いでいかに上手に駄菓子を買えるか考え抜いた感覚に似ている。

               

              そしてその奥に見えるのは作業場。手作りのものは全てここで作られているとの事。

              「無くなったらその分作る、という感じで製造しています。

              手作りの良さの1つとして季節ごとに調整ができるというのがあります。例えば夏は、手が覚えている。温度や感触でいい具合が分かるんで。

              マッサージみたい、と言われた事もあります。だって、機械のマッサージも気持ちいいけど調子はずっと変わらないでしょ?その点手もみは受ける人の様子に合わせて強弱をつける事もやり方を変える事もできる。お菓子作りも同じやなぁ、って」

               

              触覚や視覚、嗅覚を駆使してその温度や湿度に合わせたお菓子を作る。毎日毎日の積み重ね。そこから掴む、言葉では表せないもの。それを人は技と呼ぶんだろう。

               

              そして、これからについて。今は奥様とお店を営まれている吉田さん。後継者についてどのように考えているか聞いてみると、

               

              「もし店をやりたいと言ってもらえる人がいたらそれは嬉しいですけど、考えてやってほしいなとは思いますね。その時代に合わせて、柔軟な考えを持ちながらやっていってほしいですね」

               

              という、これまでの歴史を想いつつも柔軟な考えを示された。

               

              今までの言葉や商いの仕方からも、決して受け身ではないけれど、穏やかで自分がやるべき事を見極める。時代をいなすような姿勢で極めた技と在り続けるあいやは、時間が流れる速度が前より速くなったような今でも実直に、あるべき姿で佇んでいる。

               

               

              松阪駅前の景色に溶け込む駄菓子のあいやは、今日もお客さんを迎え入れる。それは地元の常連客かもしれないし、ふらりと立ち寄った旅人かもしれない。

               

              でも1つ確実なのは、お店に訪れた人が宝物を探すように駄菓子を選び、買った記憶は味覚とともに嬉しい記憶として永く残るという事。

              また子どもたちにとっては大人になった時の楽しい思い出となる事だと思う。

               

              そういえば、吉田さんは「手作りの駄菓子は歴史的文化遺産やと思ってるんです」とおっしゃっていた。確かにその言葉にふさわしい情景を今回伺うことができた。

              残したい味と技は来店客の喜びの時を作り、その周りも明るくする。どれだけ時代が変わってもあいやの手作り駄菓子が作る幸せの連鎖が続くように、と願っている。

               

              【駄菓子のあいや】

              〒515-0083 三重県松阪市中町1869

              -ホームページ

              http://e-matsusaka.jp/e-dagashiya/

              -Facebook 

              https://m.facebook.com/dagashinoaiya/?locale2=ja_JP

               

              町で暮らす住民と一緒にまち歩き 鳥羽市中之郷 濱口和美さん

              三重県の各町で実際に暮らす住民と一緒に「まち歩き」。

              今回、ご協力いただいたのは、鳥羽市の中之郷の濱口和美さん。町で育ち、今を暮らす濱口さんはどんな風景を見ていたのでしょうか。

              実際に一緒に町を歩いてみると、数歩進むたびに、歴史や驚きが隠れていました。

              鳥羽市中之郷でのまち歩きへ出発

              鳥羽中之郷 まち歩き出発点 クボクリからの風景

              中之郷は鳥羽市鳥羽3丁目にある地域で、江戸時代〜大正時代の建造物も多い歴史あるまち。では、さっそく鳥羽市中之郷のまち歩きへ濱口さんと出かけましょう。

              ぞろぞろ井戸端会議 中之郷とお隣の藤之郷の町境

              鳥羽中之郷まち歩き スタート

              出発点のクボクリを出て、まずは藤之郷方面へと歩いていきました。

              鳥羽中之郷まち歩き 中之郷と藤之郷の境目あたり

              濱口「町と町って大体、川や水路が境目になってるの。確かここだったと思うんだけど・・・。」

              すると、近くの建物にそそくさと入っていく濱口さん。幼馴染を引き連れ外へ出て、さらにたまたま居合わせたお向かいの酒屋さんも合流。

              鳥羽中之郷まち歩き 幼馴染登場

              鳥羽中之郷まち歩き 中之郷と藤之郷の境目 井戸端会議1

              鳥羽中之郷まち歩き 中之郷と藤之郷の境目 井戸端会議2

              ここらへんだったよね。
              そうそう。
              そこの石から斜めに流れとった。
              祭りの時はな、よくここで揉めたんさ。

              またたく間に井戸端会議がはじまりました。

              ぴっちりつまった壁に二度見

              お二人とわかれ、少し右に逸れながらもと来た道を引き返していきます。

              鳥羽中之郷まち歩き 子どもの遊び場公園への道

              鳥羽中之郷まち歩き 子どもの遊び場公園
              濱口さんが小さい頃、遊んでいた公園。今も子ども達の遊び場になっています。

              ふと、民家の前で立ち止まりました。

              鳥羽中之郷まち歩き 建物の壁がくっついている様子2
              何気ない家の外壁に注目
              鳥羽中之郷まち歩き 建物の壁がくっついている様子1
              お隣さんとの隙間がない!
              鳥羽中之郷まち歩き 普通の建物の壁
              普通は隙間があります。

              濱口「後ろは山、すぐそこが海で土地がちょっとしかないでしょう。当時の土地の活用ね。あとね、当時は間口が広いと税金が多くかかったから狭くて奥行きがある建物が多いのよ。」

              鳥羽中之郷まち歩き 奥行きがあるのがわかる場所
              わかりやすい同地域の別の建物。なるほど・・・確かに奥行きがあります。
              鳥羽中之郷まち歩き 4連屋根の建物1
              ぴっちりつまった建物で象徴的なお4軒連続屋根のお家がこちら。

              子どもの頃の近道を覗き見

              4軒連続屋根のお家の裏側に歩いていきます。

              鳥羽中之郷まち歩き 4連屋根の建物裏 秘密の抜け道3
              何ともノスタルジックな雰囲気の場所
              鳥羽中之郷まち歩き 4連屋根の建物裏 秘密の抜け道1
              こっちこっちと濱口さん。
              鳥羽中之郷まち歩き 4連屋根の建物裏 秘密の抜け道2
              ずんずん進んでいく濱口さん。

              濱口「こっちは子どもの頃の抜け道だったの。」

              大正の火事の痕跡 道幅に秘密あり

              出発地点あたりまで戻ってきました。

              鳥羽中之郷まち歩き 大正の火事の痕跡

              濱口「ここから道幅が変わっているでしょう。実は大正の火事で、焼けてしまった境目がここなの。だから、私の家の糀屋も大正の建物なのね。」

              一家にひとつ蔵がある 商売の町の証

              濱口「そこにも、そこにもあるのが蔵。中之郷は商売屋さんが多かったから、蔵を持っているところが多いのよ。」

              鳥羽中之郷まち歩き 蔵1

              鳥羽中之郷まち歩き 蔵2

              中之郷には玉屋河岸、稲葉屋河岸(船着き場)、中之郷が鳥羽の台所といわれるだけあって様々なものが運び込まれる場所でもありました。

              鳥羽中之郷まち歩き 山中の謎の小屋

              -あの建物は蔵・・・ではないですよね?

              山中にポツンと建った小屋を指差して、濱口さんに尋ねます。

              濱口「何だと思う?・・・わかんないよね。あそこはお茶屋さんだったの。

              小屋の正体は、茶葉を量り売り販売をしていた元お茶屋さんでした。

              生まれ育った糀屋さんにある レトロな階段棚

              濱口さんが生まれ育ち、現在も暮らしている老舗のお豆腐屋 糀屋さんにっ立ち寄ります。糀屋さんの昔ながらの製法にこだわった限定豆腐は、販売日にすぐに完売になります。

              鳥羽中之郷まち歩き 糀屋入口の年季のある店
              入口からすぐのところにあるレトロで年代物の棚。

              濱口「その棚も小さい頃から本当に変わってないのよね。隣にあるのは階段棚で、うちにもあるけどお隣さんから譲り受けたものなの。

              鳥羽中之郷まち歩き 糀屋さんの階段棚
              奥の間にある、今も現役の階段棚

              濱口「隙間をうまく使う知恵よね。ちなみにここは私のおもちゃ入れだったのよ。今は違うけど。」

              鳥羽中之郷まち歩き 糀屋作業場
              糀屋さんの作業場を抜けて、
              鳥羽中之郷まち歩き 糀屋裏庭の石垣2
              裏庭に。見上げると古い石垣が残っています。

              当時の遊び場 慈眼山 金胎寺(じがんざん こんたいじ)

              鳥羽中之郷まち歩き 中之郷会館
              以前は鳥羽信用金庫だった中之郷会館
              鳥羽中之郷まち歩き 笹月
              以前は銭湯だったお食事処 笹月さん

              糀屋さんを後にして、中之郷のお隣の錦町の境目を山側に登っていきます。二手道に差し掛かり、右側の道を見つめる濱口さん。

              鳥羽中之郷まち歩き 映画館があった場所
              二手道の右側の道。

              濱口「こっちは鳥羽城があったころの旧道で、昔映画館があってね。小さい頃は商売屋の家だから親が忙しくて、子どもひとりで映画館に放り込まれて一日中映画をみてた。市川右太衛門とか。市川右太衛門ってわかる?北大路欣也のお父さん。」


              階段を登り、慈眼山 金胎寺(じがんざん こんたいじ)に辿りつきました。子どもの頃の濱口さんにとって金胎寺は自宅の真裏にある、思い出深い遊び場でした。

              濱口「ここでね、よく小さい頃に糀屋の従業員さんとバドミントンをして遊んだのよ。親は仕事で忙しかったから。糀屋の裏庭から斜面を駆け上がって金胎寺に行ったりして・・・何か懐かしいね。

              鳥羽中之郷まち歩き 金胎寺 境内1

              金胎寺の境内から鳥羽の町並みや島々も望むことができます。濱口さんは、子どもの頃から何度も見てきた風景。

              鳥羽中之郷まち歩き 金胎寺から見える鳥羽の風景

              濱口「昔も今も、ここからの鳥羽の風景が好き。海も見えて、いいと思わない?」

              鳥羽中之郷まち歩き 金胎寺から見える糀屋の屋根
              境内の階段を降りると見える、糀屋さんの屋根。
              鳥羽中之郷まち歩き 金胎寺の階段 謎の小屋に舞い戻る
              帰り道には、行き道に見上げた元お茶屋さんの小屋にたどり着きます。

              私たちが希望を持てる鳥羽なかまちに

              濱口さんは実は鳥羽の町づくりを推進する重要人物で、合同会社なかまちのメンバーでもあります。

              中之郷や藤之郷、赤崎など、町の住人が一体となり「鳥羽なかまち」と呼んで、これまでに町づくり活動を進めてきました。

              鳥羽中之郷まち歩き クボクリにて濱口さん

              例えば、町全体で取り組むイベント「鳥羽なかまちマーケット」の開催やコワーキングカフェスペース「クボクリ」を運営・管理しています。

              濱口「今度ね、9月末頃に空き家を活用できることになって、シェアハウスにできないかとみんなで話し合っているの。鳥羽の町に興味を持ってもらえたら気軽に来られる、キーになるような場にしたいなって。」

              鳥羽なかまちには、一人暮らしで90歳近い方がたくさんいます。濱口さんも仲間も、危機感は常に抱かれています。

              濱口「みんな仕事もあるし、お金もかかってくるし、とっても大変よ。それでも、新たな人が住んでくれて、また鳥羽の町を賑やかにしてくれる。そんな希望を私たちは持ちたいの。

              鳥羽中之郷まち歩き 鳥羽なかまち クボクリキッチン花清水 豆乳ごまちゃんぽん2

              鳥羽中之郷まち歩き 鳥羽なかまち クボクリキッチン花清水 豆乳ごまちゃんpん1
              お昼にいただいたクボクリキッチン 花清水さんの鳥羽ちゃんぽん。

              濱口さんとの鳥羽市中之郷のまち歩きを終えて

              金胎寺で「懐かしいね。」とふと呟いて微笑む濱口さん。

              そして、鳥羽の町のこれからを見据え、仲間と新たな取り組みを進める濱口さん。

              まち歩きで巡った鳥羽市中之郷と濱口さんの過去の記憶は、現在から、そして、新たな未来へと続いていきます。

              今回歩いた鳥羽市中之郷まち歩きのルートとポイントのご紹介

              OTONAMIE PUSH!! EVENT【2019.9.27update】

              \今週のプッシュ!/

              思わず二度見してしまいました!体が器!すごい!参りましたってなる作品です。大きな美術館も新進気鋭のアートギャラリーも好きですが、農村にある古民家ギャラリーやシアターも素敵です。今回はそんな津市美里(旧美里村)のアートシーンより、2つのイベントをドプッシュです。
              gallery0369ホームページより
              2019 Project Photo Exhibition 台湾写真家写真展
              許曉薇写真展「花之器 The Vessel that Blossoms」
              日程:2019年9月27日(金)〜9月29日(日)
              時間:13時から18時
              場所:gallery0369(津市美里町三郷369 古民家Hibicore内)
              詳細・お問い合わせ:https://gallery0369.jp/exhibition/20190906exhibition-taiwan/
              Théâtre de Bellevilleホームページより
              松原豊「幻灯会 2019 秋 – 台湾」
              主催者からメッセージ
              2016年からはじまった恒例企画「幻灯会」。2019秋は台湾。2017年以降、写真家・松原豊が何度も訪れた台湾のカットと、音楽家・大岡英介、二度目の演奏参加となる音楽家・宮嶋哉行とのコラボレーション。プロジェクターで写し出される台湾の写真と絡み合う音楽。松原が惹かれた台湾の「界隈」と、洗練された生々しい音楽とのライブセッション。
              開演日時:10月13日(日)20:00
              出演:松原豊・大岡英介・宮嶋哉行
              上映時間:約45分
              料金:一般2,500円、美里割1,000円、25歳以下500円、18歳以下無料
              場所:Théâtre de Belleville(津市美里町三郷2104)
              詳細・お問い合わせ:https://theatre-de-belleville.tumblr.com/post/187343965536/19augentokai
              ※受付開始は開演の1時間前、開場は30分前から
              ※終演後、トークセッションと懇親会を予定
              ※日時指定・全席自由
              ※美里割=美里在住、在学、在勤者対象(当日証明できるものをご提示ください)
              ※受付開始は開演の1時間前、開場は30分前から
              ※津あけぼの座劇場支援会員対象公演

              ここからは、広報担当のともーこです!
              今週も愉しいイベント情報が寄せられています。ぜひご覧ください!
              また、皆さまからのイベント情報もドシドシ募集中です!
              ※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
              ※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。
              とある主婦の日々のコラージュ

               

               

              ジャンル:展示
              日程:2019.9.18(水)~10/19(土) ※定休日:日・月・火
              時間:11:00-15:00
              場所:Fukumochi Vintage(三重県桑名市西矢田町35)
              お問い合わせ先:https://www.facebook.com/fukumochivintage/
              主催者からのメッセージ:Fukumochi vintageにまつわる人たちとの展示を始めていきます。
              記念すべき展示第1弾は、「とある主婦の日々のコラージュ」展。
              お店のすぐそばに住む「とある主婦」のMさんが毎朝コーヒーを飲みながら作る作品たちを展示します。
              子どもが身の周りのどんなものも遊び道具にしてしまうように、作品作りはMさんにとって「遊びであり、癒しであり、楽しみでもある」
              そう。Mさんのお話を聞いていると「楽しい事は、日々の暮らしの中で自分で作り出す事ができるんだな」と気付かされます。
              展示期間中は、ワークショップやMさんのお話を聞ける機会も予定しています。ぜひ覗きに来てください。

               

              大阪発!レトロ印刷がやってくる!はじめてのシルクスクリーンワークショップ

              ジャンル:ワークショップ
              日程:2019年10月6日(日)
              時間:10:00〜16:00
              場所:三重県津市一身田上津部田1234
              三重県総合文化センター内生活工房
              費用:参加費1000円+製版代880円〜+素材代100円〜
              主催者:主催・えをかくひと やまぎわさゆり 後援・レトロ印刷JAM
              お問い合わせ先:harappa.sauri@gmail.com 09035781717(担当やまぎわ)
              主催者からのメッセージ:オリジナルのグッズを作りたい!家族や仲間でお揃いのものが作りたい!子どもの描いたイラストで作りたい!そんな特別なものを簡単に作れちゃう。シルクスクリーンをご存知ですか?
              シルクスクリーンは孔版印刷の一種で、メッシュ状の版に孔(あな)を作り、孔の部分にだけインクを落として印刷するとてもシンプルな印刷方法です。インクや素材を変えるだけで、いろんなものに印刷ができるのがシルクスクリーンの楽しいところです。
              私もずっと興味があり、体験してみたいと思っていました。
              大阪のレトロ印刷さんまで足を運び、体験するととても楽しく、簡単!
              三重のみなさんにもこのワクワクを知ってほしい!と思い、
              レトロ印刷JAMさんに出張していただく事になりました!
              今回のワークショップでは、
              手描きでその場で描いた絵、文字、またはデータを、お好きな素材にシルクスクリーンしてオリジナルグッズを作ります。

              イラストを描く(またはデータを持参)
              製版する
              お好きな素材とお好きなインクを選ぶ
              あとは刷り刷り!
              レトロ印刷のスタッフの方が、丁寧にレクチャーしてくれます。
              10時〜12時4名さま予約できます
              12時〜14時 6名さま予約できます
              14時〜16時 4名さま予約できます
              飛び込みOK!
              (その場合、お待ちいただいたり、時間の都合上お断りさせていただく場合がございます)
              イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://r.goope.jp/yamagiwasayuri

               

              日本のまんなかいなべ山女子フェスタ

               

              ジャンル:アウトドア、イベント
              日程:2019年10月19日(土)、20日(日)
              時間:19日AM11:00〜スタート、20日PM4:00頃解散予定(1泊2日)
              場所:青川峡キャンピングパーク(三重県いなべ市北勢町新町614)
              費用:テント泊プラン12,000円(税込)、コテージ泊18,000円(税込)
              主催者:日本のまんなかいなべ山女子フェスタ実行委員会
              お問い合わせ先:inabefes@gmail.com 0594-86-7741(いなべ市役所政策課内)
              主催者からのメッセージ:東海・関西地方から程よい距離感にあり、鈴鹿セブンマウンテンである「竜ヶ岳」と「藤原岳」を有するいなべ市。1000m級の山々を舞台に、山やアウトドアに挑戦したい女性をターゲットにした1泊2日のイベントを展開します。
              今年度は「自然豊かないなべのフィールドの魅力を感じてもらい、登山・アウトドア初心者から少しステップアップをしてみよう!」を目指します。
              例年よりもワークショップの講師陣や、交流会の食材をさらに市内で統一し、よりいなべ市のカラーを出せるようにこだわりました。参加者の皆様にはイベントを通して、いなべ市を好きになってもらい、再度足を運んでいただけたらと考えています。
              イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://inabe-yamajoshi-fes.com/

               

              鈴木春香作品展 「 Chorale ーそらの息吹ー 」

              ジャンル:美術展
              日程:2019年9月28日(土)〜10月14日(月) 火・水定休
              時間:12:00〜18:00
              場所:侶居 三重県四日市市朝日町1-13
              費用:入場無料
              主催者:侶居
              お問い合わせ先:info@studiorokyo.com 059-340-9172 侶居
              主催者からのメッセージ:鈴木春香の作品は小さな三角形を描き続ける事で生まれます。彼女の指先から生まれた三角形の「細胞」は連なり、離れ、重なりながら、イメージの世界が創られていきます。幼い頃から蓄積された自然からのエネルギーは、学生時代にアート表現として開花し、今も静かに息づいています。作品から溢れ出すスケール感、ミリ単位の線分が生み出す緊張感、紙の柔らかな風合いなど、この機会にぜひ直接ご覧ください。
              イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:www.studiorokyo.com

               

              『H ZETTRIO TOUR 2019 ? 気分上々 ?』

               

              ジャンル:音楽
              イベント名:『H ZETTRIO TOUR 2019 ? 気分上々 ?』
              日程:2019年12月8日(日) 開場16:00 開演17:00
              場所:川越町あいあいホール (三重県三重郡川越町大字豊田一色314番地)
              費用:前売4,500円 当日5,000円
              お問い合わせ先:あいあいセンター 059-364-2500
              詳細情報:http://www.town.kawagoe.mie.jp/index.php/aiai-event/18429/
              主催者からのメッセージ:
              『笑って踊れるピアノトリオ』
              全国で話題沸騰中の「H ZETTRIO」が今年も全国ツアーを開催!!
              ピアノ「H ZETT M」・ベース「H ZETT NIRE」・ドラム「H ZETT KOU」の3人が独自のアンサンブルを響かせる!
              ”無重力奏法”と形容される独特のテクニックと、キレのあるリズムセクションを武器に国内外の大型フェスに次々と参加。

              2014年、スイスで開催されている世界3大ジャズ・フェスティバル「モントルー・ジャズ・フェスティバル」への出演をきっかけに、活動が活発になったH ZETTRIO。
              彼らの楽曲は2016年のリオ五輪閉会式で、スーパーマリオの格好をした安倍晋三首相が登場する東京五輪のプレゼン映像の場面でBGMを担当。
              最近では、シングル「What’s Next」がNECノートパソコンLAVIEのTVCMに起用され話題となり、PS4 Line Up Music Videoで書き下ろした「Playin’ Swingin’」のYoutube再生回数が350万回突破。
              H ZETTRIOがレギュラー出演する音楽番組「SPEED MUSIC ? ソクドノオンガク」では 国内における『時代を超えた名曲』を選曲し、スピード感溢れる独創的なアレンジで毎週カバーしている。
              更に、漫画家ヨネダコウによる大人気BLコミックス『囀る鳥は羽ばたかない』劇場アニメ化に伴い音楽を担当。

              ライブでは、世界遺産コンサート(6/29福岡県宗像大社,7/28奈良県金峯山寺蔵王堂 )を行うなど、東京では3000人キャパのホールライブを即完売させる今勢いのあるピアノジャズトリオです!
              また、今年は1月1日から毎月1日に配信限定シングルを12か月連続リリース中!

               

               

              皆様からもイベント情報を募集しています!

              お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
              お気軽に下記メールフォームからイベント情報をお寄せください。
              ※Macの純正ブラウザ「Safari」からは送信エラーになる場合がありますので、Google Chromeなどから送信してください。

                ▼添付画像(イメージ写真やフライヤーなど)を3点まで送信できます▼
                1つの画像の容量は2.5MBが上限です。
                画像データの形式はgif、png、jpg、jpeg、pdfに対応しています。

                OBOG50人が津高校で先生に!?サラリーマンと兼業でキャリア教育を行う若者から学ぶ地元への恩返し方法

                「地元に恩返しをしたいという想いがあって。今からでもできる事はあるんじゃないかと思い、1年前から母校でのキャリア教育を始めました。」

                こう語るのは、三重県立津高校でキャリア教育を行うボランティア団体「ConnecTSU(コネクツ)」の代表・奥田博貴(おくだ ひろき)さん。

                奥田さんは津市出身で京都大学大学院を卒業後、今春から東京でサラリーマンとして働く傍ら、兼業で津高校でのキャリア教育をされています。

                この奥田さんが代表を務めるConnecTSUは津高校の中でキャリア教育支援をしているボランティア団体です。OBOGとの交流会やOBOG名簿の作成を通して、高校生に対して多様な価値観や進路について伝える活動をされており、昨年の交流会ではOBOG50人が参加し、津高校でキャリア教育が行われました。

                今年の夏には津高校の進学説明会で講演をするなど、精力的に活動をしていらっしゃいます。

                幸せに生きるためにキャリアを考える

                「この活動を始める大きな転機は、就活を通して自分の根本の価値に気付いたことでした。

                恩を受けてきたものに対して恩返しする、それが自分にとってのやりがいであって、自分の使命なんじゃないかと思うようになって。」

                就活を始めたときに大学ラグビー部のOBのおじいさんにキャリア相談をしたところ、「良い大学を卒業して良い会社に入る」という価値観が画一的なものであることに気付かされたそうです。

                「キャリアとは自分の生き方であって、人間の幸せに大きく関わってくると感じたのもこのときです。就活の時期が来たときに、大概の人は価値観がぐらつくし、年収が高いだとか有名だとか目の前のものに圧倒されて根本を忘れてしまうんですよね。」

                奥田さんは自身の就活の終了後に、就活支援のボランティア活動をされるなど、熱心にキャリア支援をされてきました。

                「就活のタイミングでやりたいことを聞いたところで、これまで親や周りの大人たちの敷いたレールの上で人生を歩んできた人にとっては自分なりの解が出ていないし、いきなりこの時期になって考えるでは遅いんです。もっと早い時期で考える必要があると感じました。」

                奥田さんは就活を通して色々な立場の人と関わるにつれて、この想いはさらに強くなっていったそうです。

                「良い会社に入ることが絶対かのような価値観の中で、そうなれなかった人はコンプレックスを抱えてしまい、自分の可能性を自分で閉ざしてしまっていて。本来は多様な価値観があって良いのに、画一的な価値観の中で生きてきたから、それが自分の中の全てとなってしまっているんです」

                このような経験を通して、奥田さんは自分なりに何ができるのかと考え、廃れ行く地元・三重に対して恩返しをしたいという想いとともに現在の活動をはじめられました。

                外部が入ることで新たな可能性が生まれる

                「高校生にとっては、高校が自分の生きる世界が全てであって、それ以外の世界とは繋がりをつくりにくい。だから、大人たちの力で社会を広げてあげることで、高校生の選択肢を増やして、早い内から多様な未来を描くことができるようにしたいと考えています。学校というコミュニティの中にいる先生にとっては難しいからこそ、僕たちが学校のコミュニティに入ることで新しい可能性を生み出せると思うんです。」

                昨今取り組みが広がっているコミュニティスクールのように、外部の人々が学校に入って新しい価値観や多様性を伝えることで、生徒が実感を持って知る大切だといいます。

                「特に、どれだけ自分で考えて行動してきたかという主体性こそが自分なりの価値観を気付くきっかけだし、これからの時代を生きる人にとって欠かせないスタンスであると思います。だから、自分のやりたいと思う気持ちを大事にしてほしくて。津高校って進学校で画一的な価値観、受け身な子供が多いことが課題だと考えているんです。だから、この活動を通して変えていきたいと思っていますね。」

                事後アンケートで9割が自分の想いでキャリア選択したいと解答

                「高校生と交流する際には、対等な立場でいることを心がけています。高校生・中学生って思考力あるし、めちゃくちゃ頭良くて。けど、若いからこそ感情的になりがちなんです。感情は視野を狭くするから、大人がサポートしてあげることが大切だと考えています。」

                実際に去年行った交流会では、活動に大きな手ごたえを感じられる結果となったといいます。

                「当初のアンケートではキャリアを考える軸として親のいう事、学歴、お金が多かったけれども、OBOGの話に触れて多様な価値観に触れた後の事後アンケートでは9割が自分の想いなどを選びました。」

                高校生という若い時期からキャリアについて自身の想いを軸として真剣に考えることで、最も伝えたいメッセージは“後悔しない人生を歩む”ことだと奥田さんはいいます。

                「後悔にはいくつかのパターンがありますが、その一つに意思決定の場で起こる後悔があると考えています。選択肢の存在をしらなかった、情報の非対称性が起こっている、自分で意思決定をしなかった時に後悔が起こりやすいからこそ、交流会を通してキャリアのミスマッチを防いでいきたいですね。」

                この交流会には50人のOBOGがボランティアとして参加しましたが、これは“弱いつながり”の力を証明したともいいます。

                「取り組みに共感してくれる人もいれば、久しぶりに母校へ行くきっかけとして参加してくれる人がいたり、理由は様々です。ですが、同じ母校出身という弱いつながりがそこにはあるから、主体的に参加してもらうことができ、このように沢山の方に協力いただけたのだと思います。」

                教育を通して地元に活気を与えたい

                「今後は、中長期的には非日常(交流会)を定期的に開催するだけでなく、放課後にOBOGへ気軽に相談できる場や、交流・ディスカッションができる機会を与えられるようにしていきたいと考えています。そして、この活動を津高校だけでなく津市全体の高校までに広めていければと考えています。」

                さらには、高校生が主体となって企業とコラボして文化祭で商品を出したり、地元の農家の課題を解決したりなどいろいろなプロジェクトを立てて、それをメンターという形でOBOGがサポートしていける体制も作っていければ可能性が広がるともいいます。

                「地方創生は自立しなければいけないと思っていて。東京からのパイの奪い合いでは結局は日本全体の活性化につながらないですし。だからこそ、津市全体で教育を通して社会を循環できる構造を最終的に作れればと思っているんです。そして、地元にある弱いつながりをうまく生かせば、それは可能なんじゃないかと思っています。個人個人が自分の得意分野を活かして、社会全体で町全体を支えていく、そんな仕組みづくりをしたいですね。」

                自分が出来ることから始めれば良い

                「自分の人生があるし、なかなか社会課題に問題意識を持っていてもそれに対して行動することが難しいですよね。教育を良くしたい、地元をもっと良くしたいと考えていても、自分の人生と天秤にかけた時に、自分の人生を生きたいって考えてしまうから、何もできなくなってしまうんです。

                僕も東京でサラリーマンをしながらボランティアとして今の活動をしているように、傍らで何かをするでもいいと思うんですよ。今の自分ができる範囲でやれば良いし、僕みたいにボランティアなら、会社への副業申請なしで始められるので、誰でもはじめやすいんじゃないかと思います。」

                私は奥田さんのお話を聞きながら、 社会に対して何かアクションを起こしたいと考えていても、自分自身のキャリアを考えた時に時期尚早だという言い訳をつけて後回しにしてしまっている現実を突きつけられたような気がした。

                一つに絞って何かを成し遂げようと思うから、自分自身の行動を制限してしまっている。

                小さなことの連続が大きな結果を生むものだと信じ、少しでも自分のできることから始めていけば良い。やってみることが大切なのだ。

                最後に

                インタビューを行って改めて人と会って話を聞くことは、自分にはない価値観や考え方を知り、自分自身の思考を深めることにつながると感じた。

                connecTSUが行なっているような沢山の大人の生きざまを若いうちから知る取り組みは、キャリアの選択肢を広げるだけでなく、自分らしい幸せの方法を考える一つのきっかけとして、自分自身に向き合うきっかけとして、高校生にとってかけがえのない時間となるだろう。

                私も高校生に戻れるものなら、あの頃からしっかりとキャリアを考えたかった。津高生が羨ましい…!

                最後に奥田さんからの一言。

                「いろんな人とコラボレーションして、アイデアを沢山とりいれてやっていきたいので、地元とつながりがある人でこの活動に協力したい人はぜひ連絡してください!」

                【連絡先】

                Facebook団体ページ
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                WでオシャレなBistroCafeWでカジュアルなフランス家庭料理を。

                津新町駅から徒歩約8分、「BistroCafeW」。
                以前から行ってみたいと思っていたお店に行ってきました!

                BistroCafeW

                前はダブルカフェという店名でしたが、リニューアルしてBistroCafeWに変わりました。

                オーナーさんと店長さん二人でお店の運営を考えたため、「W」ダブルを店名に付けたそうです。

                フランスの家庭料理をカジュアルなカフェスタイルで気軽に楽しめる空間になっていて、「笑顔になれる」、「落ち着ける」そして「楽しめる」ことが大事にされています。

                店長さんによると、カップル、女子会、一人でもwelcomeとのこと。
                BistroCafeW

                フランス料理ときけば、量が少ないとか、お値段が凄く高いレストランのイメージが頭に浮かんできてしまうかもしれませんが、BistroCafeWでは違います。

                お客様がフランスの家庭料理を見て、味わって、満足になれる場所だからこそ、フェアなお値段で美味しいものを頂けると思います。

                ちなみに、こうしたお店は私の祖国ブラジルには少ないです。
                結構な値段もして、気軽に入れるお店はあまりないのです。

                お店の雰囲気とプレートの仕上げと、Wでオシャレなカフェ!

                まずは、ランチ!

                ランチは月替わりメニュー。
                季節の食材を使用し、3種類のセットメニューがあり、パスタ、ガレットやリゾットが選べました。

                どれも彩りが綺麗だし美味しそうで、迷います。

                ガレットは初めて食べました。美味しかったです。

                Galette set menu

                 

                Galetteは平たい蕎麦生地

                リゾットも水っぽくなく、固くもなく、美味しかったです。

                Risotto
                Risotto
                デザートもあるんです!クレープ最高!

                プレートの盛り合けが綺麗なので、料理が運ばれてくる度に、一緒に食べに行った友人との会話が突然止まり、「可愛い!」とか「すごーい!」という言葉に変わりました。

                ディナーもメニューがたくさんで、シェアできるメニューもあるのでオススメです。

                Tarte Flambee (伸ばした生地をパリパリに焼いたPizzaに似ています)やGalette、ラクレットチーズは人気メニューだそうです。

                Tarte FlambeeとGalette

                Tarte Flambeeもブラジルでも食べた事がないので、ディナータイムも行ってみようと思いました。

                raclette cheese
                raclette cheese

                他にもサラダ、お肉、パスタなども選べます。

                コースメニューやおつまみもあり、シェアしながら時間を楽しめます。

                もちろんデザートやCaféメニューだけでも味わえます。

                ラテアートも作ってくれます!可愛い!

                Latte art可愛い!
                チョコバナナクレープです。

                さらに、Take out menuもあります!

                忙しいあなたも美味しいフランス料理も召し上がれますよ!

                Take out menu
                Take out menu

                BistroCafeWのカジュアルなフランス料理が凄く魅力的に思いました。

                気になった方は是非行ってみてね!

                 


                 

                BistroCafeW
                〒514-0033 三重県津市丸之内6-2
                059-261-1330
                https://www.bistro-cafe-w.com/

                 

                連載エッセイ【ハロー三重県】第6回「お数珠悶着」

                三重県に嫁ぐと決まってしばらくした頃、母が
                「ハネ君のおうちの宗派はなんなの」と訊いてきた。
                「わからない」と答えると、「聞いておいて」とのこと。

                今の夫、当時の婚約者にその旨訊ねると、
                「知らない。なんか仏教」と返ってきた。
                そんなことってないだろう、と驚いた。

                私の実家は、ここでも何度か書いているのだけど、石川県だ。
                石川県の人間はたいてい、とても信仰深く、どの家にも金箔が貼られたびかびかに光る大きな仏壇が置いてある。
                毎朝水を替え、炊き立てのごはんをお供えしてるご家庭も、私が子どもの頃ではまだ全然珍しくなかった。
                私の実家でも、母の実家でも、友達のおうちも、そういう風だったし、現に私の実家では今でもそういう風にしている。
                私の実家は富山県との県境近くにあったので、もしかすると富山県の文化が影響しているのかもしれない。
                なんにせよ、お仏壇に向かって手を合わせることや、お念仏を唱えることは生活の中にあった。

                母に、
                「わからないらしい」
                と伝えると、母もやはり驚いていた。

                「じゃあ、お念仏を訊いてみなさい。なんまんだーとか、あるでしょう。それを聞けばだいたいの見当はつくから」

                北陸の人間の仏がらみの知識はすごい。
                いざ、夫に訊ねると、その答えに私も母もひっくり返った。
                彼の答えはこうだった。

                「あん」

                あんとは。あんとはいったい。心当たりがドラえもんくらいしかない。

                「お墓参りのとき、あん、って言って、手を合わせるよ」

                略式が過ぎる。短すぎる。
                私の実家のお墓参りなんて、真夏の炎天下、30分以上にわたるおばあちゃんの念仏を聞かされていたというのに。

                お墓参りが1秒で終わってしまうではないの。

                *

                前置きが長くなってしまったけれど、母がしきりに宗派を聞きたがっていた理由は、私の嫁入り道具にお数珠を持たせるため、だった。

                「相手のおうちの宗派に合わせてお数珠を持たせるものだから」

                ということらしい。

                母もしぶとい性格だから、

                「じゃあ、ハネ君のおうちの人に聞いてもらいなさい」

                と粘る。

                このあたりで私はわりと面倒臭くなってきたのだけれど、なんとしても相手のおたくの宗派に合わせた数珠を持たさなければならない母の執念に、抗う気も起きなかった。
                しぶしぶ、婚約者に事情を話して、実家の親御さんに電話をかけてもらった。

                「こういう事情で、そう、宗派……、分からない……?お父さんにも……あ、そう。じゃあ、お数珠って……あぁ、へえ、うんわかった」

                お察しの通り、宗派に関しては彼の親でさえも分からなかった。
                そして、どんな数珠を持てばよいのかという問いに対しては、なんでもよいのでは、という私の母の対極を行くような非常に朗らかな解答が得られた。

                因みに、彼の母にお数珠に関してを訊ねると、「黒真珠」という素材に関してのみの返答だった。
                「へぇ、三重県だけにね」、とか別にうまくもなんともない返事をして、さて母になんて伝えようかと考えるとますます面倒臭くなった。

                「えっと、彼のお母さんも分からないって言ってた」

                「ええ?!じゃぁ、お義母さんはどんなお数珠だって?」

                「黒真珠って言ってた」

                「素材じゃなくて…ほら…あるでしょう」

                「とにかく、誰にも分からないみたいだからもう、いいんじゃないかな」

                そんなようなことを伝えると、母もようやく諦めたようだった。

                そんなわけで、実家で使っていたお数珠をそのまま持って、私は三重県に嫁いだのだった。

                *

                お嫁にいって、1年くらいたった頃、夫の実家で法事があった。
                実家に親戚の人たちが集まって、近所のお寺に法要に行った。
                すると目に飛び込んできたのは「臨済宗」の3文字。
                大きく木の板に書かれてあった。
                あんなに悶着した、母が知りたかった解答があっさりと手に入ってしまった。
                そして、時同じくして義父もそれを発見したらしく、大きな声で、「臨済宗や!」と言った。

                「サエちゃん!分かったぞ臨済宗や!!」

                60年生きて初めて知った、と義父は続けた。
                そして、「そうか、臨済宗か」と何度も噛みしめるように呟いていた。
                「気にしたこともなかった」とも。

                後日、一応、その事実を母に伝えた。

                「そっか、臨済宗ね。そうか。でもあれね、みんな頓着しないのね。お数珠なんてなんでもいいのかもしれないね。もう今のまま、そのお数珠持ってなさい」

                と母も憑き物がとれたかのような返事をした。
                母が新しい価値観を手に入れた瞬間だった。

                *

                このおおらかさは夫の実家に限ったことかと思っていたのだけど、とある県民の方にこのお話をしたら、「いや、そういうもんでしょ!」と返ってきた。
                「じゃあ、法事とか49日とか、あらゆる法要がなんていうか、全体的にお供えとか服装とか、とても、つまり、カジュアルに感じるのだけど、そういうものなの?」と訊ねると、やはり、「そういうもの」らしかった。

                どちらがいいとか、そんなことを議論するつもりはまったくないのだけど、でも、私の実家でおじいちゃんの49日があったあの日、父が左右違うグレーの靴下を履いていて、それをみた母が「親戚に顔向けができない」とこの世の終わりみたいに落ち込んだあの姿を思い出すとき、やっぱりちょっと三重県っていいよねと思ってしまうところって、ある。