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地域交流×かまどde焙煎コーヒー

早速個人の見解ですが、この写真がとてもお気に入りです

四日市市富田に突如現れた、あさぎコーヒーさん。
昔々ローソンがあったでしょう?そのお向かいにできたんですよ。
今ある分かりやすい建物で言えば、フランテですね。

お店の外観

ここで店主の山本さんは、日々薪を割り、店中にある「かまど」で毎日コーヒーを焙煎している。

好奇心旺盛な私は、あさぎさんへコーヒーを買いに行くと同時にオトナミエの取材を依頼させてもらった。こういう時に、オトナミエの記者でよかった!と思う。お店の人との距離が一気に縮まるのだ。みんな、記者になるのだ!楽しいぞ!!

話がそれた。。

ねぇねぇ、ところで山本さん・・・
かまどでコーヒーを焙煎するってどういうことなん?
と、頭が???となった私は、密着取材させてもらったのです。
こちらが、かまど。
このかまどは売ってません。山本さんとお祖父様の手作り!!!!すごいね。

ここに薪をくべて、火を起こし

手作りの網に豆を入れて・・

いざ!焙煎!!ライムラプスでお楽しみくださいませ。
(マスクがないと薪や豆の燃えかすを吸ってしまうので、、とマスクをいただき装着。優しい!!)

 

そして煎りたての豆〜〜〜!

慣れた手つきで豆を広げて冷ます山本さん

スピード勝負でもあるこの作業に私はついていくのが必死でした。そして出来あがったコーヒー豆

ちなみに生豆は下のこんな色でした。
約15分の焙煎でこのように変わるんですね。

さらに、コーヒー豆は焙煎すると膨らむんですって。
え、知ってました?
わたしは知らへんかった・・・。

豆を丁寧にチェックして、重さを計る山本さん
はかる前に
「414.5gになるはず」
とキリッと予言してくださった通りになったのが私のこの日の一番のハイライトだったかもしれない。まさに職人技。

そしてこの数字や出来具合いは日々記録されていくのです。

特別に見せてくださった、過去のメモ。こうやって日々記録されていらっしゃいます。
この日の豆はパプアニューギニアでした

毎日、かまどで焙煎するから
日によって多少味が違ったりするかもしれません。
でもそれがいい。味が年中統一されている既製品は溢れかえっている。
(他の珈琲屋さんでも同じことが言えるのだけど)山本さんの感性で焙煎されたコーヒー豆は、味わい深い。しかも自分の生活している地域で毎日かまどで焙煎されてるコーヒー豆って、なんかもう言わば富田の地場産品でいいんじゃないか?と思うのですよ。

豆の販売もしていますよ。

予想以上に豆が売れるようで、焙煎が大忙しだそうです!

さらに店内もおしゃれなのです。

喫茶スペースの外観です

店内は懐かしくて癒される空間が広がっています。

ちなみに雨の日は、飲食スペースの店内のみで営業されています。
店内に入ると、山本さんがひょっこり(笑)お出迎えしてくださいます!

近所なものですから、子どもの習い事の待機時間を利用したりして、色々お話ししていたりしたら多分合計4時間くらい!お話を伺っていて、とても濃いお話もお伺いできました。頑張ってまとめましたので、読んで読んで〜


手焙煎珈琲あさぎ
店主/焙煎士
SCAJ認定コーヒーマイスター
山本将平さん



1992年生まれ(この前取材したドラゴン・リブレ選手と同じ歳!)
四日市出身、四日市育ち。
中学生の時から不登校になり高校を中退するも、大学では経済学を学び、大学卒業後、名古屋で不動産業に従事。あさぎさん開業のため脱サラをし、現在に至る。(山本さんの歴史にはもっと色んな味わい深い事があるんですけどざっくりとご紹介させていただきました)

「この場所は祖父の土地なんです。地域の皆さんに活用してもらう事、そして孫である僕がお店を切り盛りする事を条件にお店の営業ができるようになりました。そうじゃなかったら今頃は賃貸住宅が建っていたかもしれません。そしてここは以前からですが、朝は小学生の集団登校の集合場所になっています。さらに、この地域は公会所がないので、ここが公会所代わりになったり、地域の人が集まれる場所になればいいなって思っています。」

と話してくださいました。

 

そしてそして
お店の名前となっている「あさぎ」とは・・・?

ポケットに入っているボールペンの色があさぎ色なんですって。コーヒーマイスターのバッチもかっこいい。

「あさぎ色は、新撰組の羽織で使われたりして伝統的な色でもあります。あさぎな人と言うと”控えめな人”という意味があったり、江戸時代には着物の裏にあさぎ色の生地を使ったり、庶民的だと揶揄される色でもありました。その庶民的だったり控えめだったりするところを自分のお店にも取り入れたいと思いました。多くの人に気軽にお店を利用してもらいたいです。コーヒーを売っているお店だけれど、あくまでもコーヒーは脇役で、コーヒーを通じて生活を豊かにしてほしいという意味であさぎという名前にしました。」

 

以前取材させてもらった、やきよし のよしお先輩のお店と実際に距離も近いけれど、考え方も似てるなぁと思いました。売り上げを立てていくことももちろん大切な事だけど、それ以上に自分のお店に地域の人が集まり、お客様に心豊かな生活を送ってもらいたいというのが、とても大切なんだな。それがビジネスっていう事なんだなって思いました。

売れればなんでも良いみたいな時代はとっくに跡形もなく終わっていて、売る方買う方どちらの心も満たされる事が今私たちが生きている社会なんだと思いました。

山本さんとお話をしながら私は色んなことが閃きました。
読書会やら、小学生向けのおもしろ企画とか。

この丁寧に作られたあさぎ珈琲さんと一緒に私も地域で活動していこうと思いました。

多分大抵金曜の夕方に、私はあさぎさんでコーヒー飲みながら仕事してます。間もなく?カフェインレスコーヒーも始めるらしく、楽しみです。よかったら遊びに来てね(何の宣伝・・・)
以下お店の情報です。あさぎ色(#00A3AF)で情報を載せてみます。

手焙煎珈琲あさぎ
三重県四日市市富田栄町 29-1

近鉄富田駅より北西へ徒歩約5分
営業日・・金曜日〜火曜日(水曜木曜が定休日)
営業時間・・13時〜21時

ツイッター
https://twitter.com/asagi_handroast
インスタ
https://www.instagram.com/asagi_handroast

メニューの写真も載せておきますが、日によって珈琲の種類など変わります。

山本さん、取材させてくださり、ありがとうございました!!!

 

追記です。
記事を書いたときは試行錯誤中だった、カフェインレスコーヒーの販売がスタートされました!!やった!!

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