ホーム 01【食べに行く】 01テイクアウト・お取り寄せ 歓楽街にある、ちょっと待ってな庶民派おつまみ「ちょろ松」

歓楽街にある、ちょっと待ってな庶民派おつまみ「ちょろ松」

今日、あのちっちゃいやつ、ないんすか??

あー、ほんなら次いこか

松阪界隈で頻繁に飲んでいる諸先輩方が、
焼肉いとうやで繰り広げていた”二軒目どうしよか”のやりとり。

いとうやの味噌だれホルモン@松阪

あのちっちゃいやつ…。

もうこのワードだけで別腹は整った。

 

ちっちゃいやつを求め、歓楽街の暖簾をくぐる

先輩方にくっついて歩いていると、
スナックやパブが建ち並ぶ歓楽街が現れた。

ほー、松阪にこういう場所があるとは知らなかった。
愛宕町というエリアらしい。

スナックの看板にいちいち惹かれながら、
たどり着いた「名物ちょろ松の店ふみ

L字の鉄板カウンターに座る一同。

二代目のお母さんが、
おもむろに焼きだしたのが、
あのちっちゃいやつの正体のようだ。

10㎝ほどに広げた薄い生地に、
かつお節、天かす、葱、紅生姜が乗せられていく。

上からまた生地をかけ、

ひっくり返して醤油で味付け。

これが名物ちょろ松

1人前5枚で400円

シンプルな具材に焼けた醤油の風味が香ばしく、
酒の肴にちょうど良い。

 

ちょっと待ってね、そういうこと。

なぜちょろ松なのか。

お母さんに尋ねると、
元々、生地に葱やちくわを入れた、
洋食焼きというおやつ的な焼き物があり、
それを先代が小さくアレンジしたのが始まり。

ちょっと待ってね」のやりとりから名前を得て、
オリジナルメニューとして誕生したのが、
ちょろ松なのだそう。

お母さん:小さくしたら、居酒屋帰りで小腹空いたお客さんのおつまみになってね。ご自宅やスナックへのお土産になさる方も多いんですよ

酔っぱらったお父さんたちの、
”家族ご機嫌取りアイテム”としても効果的のようだ。

30年程通っているという先輩曰く、
この界隈で上司を連れて飲んだ後、
ちょろ松への段取りが組まれていないと、
おまえちょろ松ないんかっ!!」とどやされるとか。

 

つまむ、飲む、つまむ。会話も弾む。

創業57年のふみ。

続いて焼きそばを、
無駄のない手さばきで焼いてくれるお母さん。

特注の太麺は、
ソースがよく絡むのに濃ゆくない。

はふはふと頬張りながら、
ビールがクピクピ空いていく。

醤油で味付けしたネギ焼きも完成。

弾む会話の中、
常連さんが酒をグイっと飲み干し一言。

キャベツはソース、ネギは醤油。つまりそういうことや!!

まるで格言かのようにどや顔で放った。

 


ちょろ松ふみ
住所:三重県松阪市愛宕町3-38
電話:0598-21-4868

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