ホーム 04【知る】 【 ミイラ、お寺へ行く。Part.2 】なんだこら、こんなお寺ありなのか!?ご住職のお寺&仏教への愛が、もう半端ない。

【 ミイラ、お寺へ行く。Part.2 】なんだこら、こんなお寺ありなのか!?ご住職のお寺&仏教への愛が、もう半端ない。

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みなさん。「お寺」と聞いて、どんなイメージをお持ちだろうか。
普段、お寺に馴染みがないと、仏教や、お墓、お葬式、法事… 浮かぶのは、
そういったところではないでしょうか。

まさか、お寺のお坊さんが、グラサンかけたり、つけヒゲしたり、
インスタで話題沸騰となったトルコの料理人 “ 塩ファサーシェフ” を
“ お焼香ファサー住職 ” だなんてパロディにしたり、
はたまた「お盆だョ!全員焼香」だなんて、
どこかで聞いたことのあるフレーズをパクったりしてるなんて… まずは思わないでしょう。

しかし!!!
それをやってのけた人、いや、お寺のご住職が実在したのだ!!

 

ミイラ、福岡のお寺へ行く。

今年に入った1月。桑名の善西寺を訪れたミイラと私。(【ミイラ、お寺へ行く。Part.1 】 仏教の世界に触れた1日。そして驚きの入棺体験とは・・・)

8月に出産を控えた私は、実家のある福岡の小倉に里帰りする予定となっていたのです。

ご縁を大事にすると、不思議と繋がっていくものですね。

善西寺の矢田ご住職から、「以前から気になっていた、話題のお焼香ファサー住職が小倉のお寺にいらっしゃる!」と!!

小倉…!? 

なんだか、運命を感じた私たち(ミイラ、私、そしてotonamie広報のともーこさん)は
興味津々!はるばる、お焼香ファサー住職のおられる福岡の小倉、永明寺を訪れることとなったのです。

幼稚園も併設されている永明寺。

 

 

“お焼香ファサー住職”とは何者か!?

私はあまり詳しくなかったのだけれど、
インスタで話題になった
トルコの“塩ファサーシェフ”がこちら↓

Twitter: @SaltBaeMemes

筋肉隆々。めちゃかっこい・・・

 

今回の主役!
それをパロディにしちゃった
お焼香ファサー住職がこちら↓

Twitter @matsuzakichikai

むむ・・お坊さん?なんだか、だいぶかっこいいぞ。

 

そして、気になるお焼香ファサー住職の
お素顔がこちら↓

あれ、なんか違う・・でもうん、優しそう。。(※ 同一人物です)

浄土真宗本願寺派 永明寺(えいみょうじ)
松崎 智海(まつざき ちかい)ご住職

 

 

 

こちらのポスター。
盆法要として、お寺の行事を呼びかけるものであるが、
やはりインパクトが強いため、面白いだの、ユニークだの、斬新だの、
ものすごい反響があったらしい。
投稿されていたツイッターではもちろん、
地元の福岡のテレビ番組でも、取り上げられるほど話題となったのです。

 

お寺、現状への危機感。

一見ふざけた、ただ面白いことをやっているだけのお坊さん。
に見えますが、そうではなかったのだ。

元々、北九州とは遠く離れた地、北海道で仏教の教えを基盤とする宗門校の教師をされていた松崎ご住職。

北海道(札幌龍谷学園高校)から北九州(敬愛高校)に転勤し、退職された後、
平成26年にご実家である小倉の永明寺に戻られました。
その頃、お彼岸の法座が始まったら、誰も座ってなかったそうだ。
ご住職がまだ小さい頃は、本堂がいっぱいになることが当たり前だったことに対し、「これはまずい…」と。お寺の現状に危機感を持たれた。

地域の方たちが集まり、心の拠り所となるべきお寺に、人が集まらなくなってきていたのだ。
ツイッターは、お寺の存在意義を守るため、崖っぷちの気持ちで始められたのだ。

 

できることは、何でもやろう。

「きっかけや入り口は、何でもいい。」

お寺に来てもらう、仏教を知ってもらうことの方が、よっぽど大事だ、と松崎ご住職。
記憶にまだ新しい、W杯で日本の活躍が最高潮に盛り上がっていた頃。

「お釈迦様 半端ないって!」
「生まれてすぐめっちゃ歩くもん」
「そんなの出来ひんやん普通」…

この「半端ないって… 」フレーズ、もうあっちゃこっちゃで聞きましたよね。

私がツイッターを見た時は、すでに松崎さんは、まさかの…。はい、パクってました。

私は、見て驚きました。

みなさんも同じ思いではないでしょうか。
何が面白いって、そうなんです!これを、お坊さんがやってしまってること自体が面白いと思うのです。
流行りに乗っかったり、パクることなんて簡単。真似は誰でもできる。
でもそれが、“ 格式の高いイメージ ”のお寺のお坊さんがするとなると… ︎

松崎ご住職曰く、「覚悟の上」だそうです。

本願寺からは、事情を聞きたいと、問い合わせが入ることもあったが、
松崎ご住職の仏教を伝えたいという真意が分かり、
批判的なツイートにも、きちんと対応している様からも、ご理解を得られているという。

 

お寺そのものを、プロデュース。

松崎ご住職が、北海道から永明寺に戻られて、まずやったことは、ご本堂のライティングだという。

 

今まで蛍光灯だったのをやめて、スポットライトを当てる仕様に。
実際に違いを見せて頂くと、違いは歴然。どこか冷めた印象だった雰囲気に対し、
松崎さんの手によって、一瞬であたたかみを帯び、ご本堂が美しく光を放ち出されたかのようだ。

 

ミイラもお焼香。これで2度目。
だいぶ、板についてきたな。

ポスターにあるように…

 

浄土真宗 本願寺派のお焼香は…

額に押し頂かず…

一度だけ。

通常のお寺では、私たちは、内陣(ないじん)と呼ばれる、
一段高いご本堂に上がることは出来ないのだが、
ここ永明寺、松崎ご住職は、阿弥陀さまを身近に感じてほしいとの思いから、
自由に上がって、近くで見て頂いて構わないよ、と。

 

ちょっと余談。お寺で見つけた 、かわいい♡ 

ご本堂の…う〜む、なんというのでしょうか。
前の方の…下段にあるこの部分… 極彩色豊かで、
遠くから見つけて、私はとても気になってたんです!

 

そう、この部分。ここんところ。

 

ん、よく見ると…

 

むっちゃ可愛くないか!?

う、うぉ〜〜!

 

 

思いのほか、可愛い…

 

ここでは、美術的、芸術的な観点で見て、躍動感ある、生命感溢れる美しさだ…
とでも表現すべきだろうか。
でも、そんな堅っ苦しい言葉よりも先に、「むっちゃかわいい。」と思ったのだ。

何でもそうかもしれない。
美術館の絵画もそう、博物館の貴重な資料もそう。
遠くから眺めるだけでは、あまり気付けないのだ。
「ふ〜ん」「へ〜」で終わってしまう。
目の前で、“体感” して初めて、自分の感情に気付くのだ。そして、そこから興味が湧くのだ。
松崎ご住職の「自由に見て構わない」の言葉は、それが狙いなのだ、きっと。

 

冒頭のポスターの、制作の裏側では…

それが、またおもしろいのです。。

トルコ人の “ 塩ファサーシェフ ” を真似てる訳だが、このポーズ。
実際にやると、筋肉の使い方なのか、角度やなんやって、かなり難しいらしい…

そして、サングラスは100均だが、つけヒゲは1,900円。ネットで探し当てたが、微妙に高い。
しかもそのつけヒゲは、つけ外しが1回ぽっきりらしく…となると、
1日で撮影を終えないと、また無駄に高いつけヒゲを買うハメになってしまう!

阿弥陀さまに、直接お尻を向けぬよう、お焼香の香炉から立ち上る煙がちゃんと見えるよう、
それも自然光の光がきれいな時間帯のうちにetc etc ……

“ 本物 ” を求めるご住職。撮影したのは、プロのカメラマン。
…ではない、奥様だ。あーでもない、こーでもない、細かい指示を出しまくるご住職にキレながら、夫婦で撮り収めたものだったのだ。( 奥様の心中お察しします… 泣 )

 

だからだ。だからこそだ。
あの完璧なまでに美しいワンカットに、私たちは魅せられたのだ!!
そこには、お寺への本気度、がすべて注ぎ込まれていた…

こちら別バージョン。
平成28年度 報恩講法要ポスター
シン・オテラ……!!

Twitter @matsuzakichikai

 

お寺が今、なんだかむっちゃ面白いぞ。

この日のお昼、私たちは、ご住職おすすめのベトナム料理屋さんに連れて行って頂いた。
そこで聞いたお話し。“ 新たな仏壇 ” づくりを今、始められたそうだ。
今までの仏壇は、現代仏壇も含めて、何かしらあるものの中から、妥協して選ぶしかなかった。

    

確かに、そうだな。

今、自分が住んでいる家の中に仏壇を置くとなると、
祖父母の家にあったような立派な仏壇を置くには、そぐわないし、スペースもないし。
かと言って、現代仏壇も、ちょっと考えてしまうような…

仏壇を置かないといけない、という少しマイナスな考え方ではなく、
ご住職は、インテリアとして置きたい、飾りたい、というプラスの気持ちから入ってほしい、と。
入り口を変えたいのだ、と。

そこで、既存の仏壇屋さんに全てを依頼するのではなく、陶芸、家具など、
それぞれの分野の職人にオーダーすることで、新たな仏壇を、松崎ご住職がトータルでプロデュースするという。まだ進んでいないので、どうなるか分からないが、とご住職。

だが、仏壇づくりに関わったことのない職人に依頼する時点で、それは新たな試みだ。

出来上がった仏壇をとても見てみたい…だなんて、初めて思う気持ちだ。

 

他にも、気になるイベントが盛りだくさん。
バリバリヨガカレーに、お釈迦さまの誕生日を祝うシャカフェス、お寺マルシェetcetc…

頂いたお寺のカレンダーが、とても可愛い。

幼稚園の園児が、想い想いに描いた阿弥陀さま。

 

仏壇づくりも、お寺のイベントも、ポスター1枚にしても、全て自分で企画し作りあげる、
プロデューサーご住職。

難しいテーマや問題を、そのまんま難しく話したって、人の心にはなかなか響かない。

実行力だけでなく、遊び心やユーモアを持ち合わせていないと、こんな面白いことは次々に発想できない。

過去や既存のお寺の在り方に、とらわれることなく、逆に私たちの方が驚いてしまうほどの、
よい意味で松崎ご住職は、イメージの破壊力が凄まじく、そしておもしろすぎる…

Twitter @matsuzakichikai

 

浄土真宗 本願寺派 永明寺(えいみょうじ)

住所:福岡県北九州市八幡東区川淵町3-23
電話:093-651-6120
https://mobile.twitter.com/matsuzakichikai

 

浄土真宗 本願寺派 善西寺

住所:三重県桑名市西矢田27-2
電話:0594-22-3372
FB  :https://www.facebook.com/zensaiji987/

タナカマユミ

津市在住歴4年。結婚を機に、大阪からやって参りました。元?グラフィックデザイナー。泣く泣く大阪を離れたものの、三重で暮らし始めて気付いたこの楽しさ。価値観を一変させたこの土地で、さらに伸びやかになる私。面白いことをしていきたいと、心に秘めています。

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