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伊勢志摩のリズムを、海女さんが暮らす町で。

【 朝 】

朝6時。
雨の神宮。

ここにいると嫌いな雨が、恵みの雨に感じる。

昼間は観光客でいっぱいのおはらい町。
さすがに早朝はだれもいない。

この地域は伊勢志摩国立公園。
山と海、そして太陽の神様。
その間で人は暮らしている。

この日は空と海の境目が、ぼんやりとあいまいだった。

海では荒れた波が、岩肌を飲み込もうとしているみたいだ。

陸では、緑が小屋を静かに飲み込んでいた。
ここは海女発祥の地、鳥羽市国崎。
神宮に熨斗鮑を献上して2000年の歴史を持つ。

 

【 昼 】

女性の願いを一つ叶えるという石神さんで有名な鳥羽市相差。
平日の昼間だが、観光客らしい人が次々と石神さんのある神明神社に向かっていった。
気が付くと、雨は上がっていた。

開店時間より少し早かったが、お店を開けてくれた。

石神さんの近くにある久兵衛。
海女さんと聞くとご年配の方を想像する私だが、現役海女リサちゃんは若かった。

相差に産まれ育ち、都会にあこがれ一度はここを離れたが地元に帰ってきた。

一人でお店を切り盛りしながら、海女漁も行っている。
地元に帰ってきたとき、海女さんになるつもりはなかったらしいが、知り合いに「リサちゃん、きっとハマるで」と薦められ、海に潜ってみたところ面白かったという。

地元で捕れた、旬の魚のお刺身定食。
これもリサさんが一人でつくっている。
料理を学んだのは、おとなり志摩市の居酒屋。
新鮮な魚は、歯ごたえが絶妙で美味しかった。
個人的に、新鮮なアジがこんなに美味しい魚だとは知らなかった。

サービスで出してくれた、デザートの寒天。
優しい甘さが疲れを癒してくれた。
ちなみにこの寒天も、リサさんが海で天草を獲り一から手作り。

今は徒人(かちど)といって、歩いて比較的浅い海に潜る海女漁をしているリサさんだが、船の免許が取れたら船人(ふなど)といって、船で深いポイントに行って潜る海女漁にも挑戦したいという。
好奇心を持って自然とともに生きるリサさんを、少し羨ましく思った。

リサさんに、久兵衛の斜め前にあるお土産や日用品を販売している中辰商店の人も、海女さんだとお聞きして早速お邪魔した。

なんともかわいらしい看板が目印の中辰商店。

こちらもかわいい赤ちゃん・・、

のお母さんが海女さんである、あやみさん。

金魚のお世話していたあやみさんに、少しお話を伺った。

あやみさんは現役海女さんとして、雑誌のモデルも務めた経験を持つ。
そして5人のお子さんを持つお母さんでもある。

店内にはお土産物や食品、お酒などが売っている。

実は私は別件で、若手海女さんの撮影仕事がありモデルを探していた。
そのモデルをあやみさんとリサさんにお願いしたいと申し入れると、快諾いただいた。
後日、海女漁の時の姿で撮影させていただくことになった。

店を出ると犬が気持ち良さそうに昼寝。
ここは時間がやさしくゆったりと流れている。

 

【 夕 】

後日、撮影のために訪れたのは、中辰商店の近くにあるライブハウスだった。

あやみさんのお父さんが、趣味で始めたライブハウス。
町外のアーティストのライブなどが行われている。

歩いて数分、相差の海。

あやみさん:赤い方が息子です。魚を捕まえてくることあるんですよ。「かあちゃん、魚捕ったで」て。

 

暮らしの豊かさって何だろう。

 

仕事を終えるころ、空に月が出ていた。

自然とともに生きる人は、穏やかなお日様のような温かさがあり、月のように優しいオーラがある。
そんなことを、石神さんがある町、相差で想った。

 

 


 

海の食堂 久兵衛
鳥羽市相差町1231
tel 0599-33-6808

中辰商店
鳥羽市相差町1423
tel 0599-33-6008

空の上で三重を楽しむ

早速ですが、みなさんは空の上の「三重」といって何を想像しますか?

じゃじゃーん。

早速ですが、これは鳥羽国際ホテルのマロンチーズケーキ。

めちゃくちゃおいしそう!!
マロンとチーズケーキのコラボって最高!!!秋を感じる~!!!

 

実は、このチーズケーキを撮影した場所は、中部国際空港からハワイまでの空の上なんです。

そうです。空の上の三重とは機内食で三重と機内食がコラボしちゃってるってことなんです!!

この機内食は、セントレア⇒ハワイのJALでいただくことができ、鳥羽国際ホテルの山崎俊和総料理長がJALのビジネスクラスの機内食の監修をしています。

このときのメニュー表を見せてもらったところ、

オードブル:三重県産 真蛸と小エビやリーフレタスのカルパッチョ仕立てキウイフルーツのエメラルドソース
紅あずまのクリームスープ

メインディッシュ:牛肉とキャロットの「熊野古道麦酒」煮 フレンチマスタード風味

パン

鳥羽国際ホテル オリジナルマロンチーズケーキ

すべておいしそう!!!
両親がハワイへ行っていたときの写真なので、わたしは味の想像しかできないのですが(笑)
鳥羽国際ホテルの総料理長が監修してるっておいしいに決まってますよね!!
そして、熊野古道麦酒って私の地元の東紀州地域になじみ深いものなので、なんかうれしい!!

 

なぜこうなったのかもっと詳しく知りたい!ということで経緯も調べてみました。

三重県と日本航空株式会社(JAL)は、平成271212日に「食」と「観光」に関する協定を締結していて、その取り組みの一つとして機内食のプロデュースをしているそうです。
そして、今年で3年目に当たり、JAL地域コラボ最長を更新したそうです!!

 中部(名古屋)発 バンコク行 ビジネスクラス と 中部(名古屋)発 ホノルル行 ビジネスクラスで平成30年9月1日(土)から平成31年2月28日(木)まで提供されているそうなので、まだ間に合いますね!!
(三重県HPに詳しく書かれていますhttp://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/m0024500139.htm

 

三重の食が空の上でも楽しめるなんて私はこれまで知りませんでした。
学生の身分のわたしにはビジネスクラスに乗ることは厳しいですが、来年の2月末までセレクトされているようなので三重を楽しみながらハワイに行くなんて良いですね!!

はぁ…バカンスしたいなぁ。

日本を愛し、これからも鈴鹿で。ドミニクドゥーセの店リニューアルオープン

皆さんこんにちは!ほぼ食レポ出身のライター、TOSHIです。ちなみにフランス文学科卒です。

三重県鈴鹿市にも、ずっと日本、鈴鹿を愛し、「これからもフランスと日本の食の魅力を伝えたい」と願って行動し続けているフランス人がいます。

今回ご紹介するのは、鈴鹿のあの店、あの方。来日31年目のドミニクドゥーセさんが、12月7日(金)に「ドミニクドゥーセの店鈴鹿本店」をリニューアルオープン。その内覧会を取材させていただきました。

鈴鹿グルメ、パン好きだけでなく、食に興味あるすべての方、必見です!

鈴鹿グルメ。このパンが誰かの命を救ったかも…第1回F1日本グランプリ、来日

フランス・リジュー市で、牧場を営む両親のもとに生まれたドミニクドゥーセ(ドゥーセ・ドミニク・ジョン・モリス)さん。13歳の時に「パン職人になる!」と決意、学業とパン修業を両立させます。

17歳には、すでにパリのあらゆる店で経験を積み、19歳でパン・ケーキ組合に加入しました。

そして鈴鹿サーキットで第1回F1日本グランプリが開催された1987年、ドミニクさんは「HONDA」のオファーで鈴鹿サーキット「ブーランジュリー」のシェフとして来日したのです。

[サーキットにとって、ほとんどが外国人からなる関係者の食事をどうするかが大きな課題だった。

ドミニクさんは当時26歳。故郷で店を持とうと思っていた矢先の要請だった。F1関係者や日本人に自分のパンを食べてもらうことは魅力的な挑戦。しかもオートバイに興味があり、「スズカ」という地名にも親しみを感じていた。

サーキットはベーカリーレストラン「ブーランジュリー」を開いた。場所は、敷地内にある遊園地の真ん中だ。パンを焼くフランス人を見ようと人だかりができ、クロワッサンなどを求めてF1チームや海外の報道関係者が訪れた。3日間のレース期間は不眠不休。当初1年だった契約は5年に延長された]

「朝日新聞デジタル 『セナが愛したパン屋、鈴鹿に F1と来日し根づいた職人』より引用」
https://www.asahi.com/articles/ASL9Z433BL9ZONFB001.html

ヨーロッパで広がった最高峰自動車レースであるF1。関係者にとって、体調を整えられるかどうかは、時に命に関わることであったはず。そして、食は本当に命のもとです。

異国の地で、「体調が悪い。今すぐに帰りたいけど帰れないってなることってありますよね。でも、母国の食べ慣れたおいしい食べものがあれば、生き返ることもできるのです。

ドミニクさんの焼いたパンが、誰かの活躍を支えたことはもちろん、命を救ったことだってあったと思うのですよ。

鈴鹿グルメ。「フランスと日本の食の魅力を伝える」、ずーっと意欲的なドミニクさん

その後、ドミニクさんは31歳で独立、「ドミニクドゥーセの店」を鈴鹿にオープンさせます。TVチャンピオン(テレビ東京系)でパン職人選手権大会にて2連続優勝をしました。ちなみにこの番組、私も観ました。

そして鈴鹿本店でないところで、こちらのパンや商品を定期的に購入しているのですけれど、個人的に、ずっと感心しているのは、まず安定した味と値段、大きさ、日本のパン文化もとり入れていながら、本場の味やフランス人としての感覚を大事にしていらっしゃるであろうところです。

フランスではパンは主食で、菓子パンや惣菜パンって少ないんだそうです。これらは「日本のパン」だともいわれています。でもドミニクさんのお店では、そういう、いわば日本風にアレンジされたパンと、本場の味のパンの両方を楽しめる。

あと、フランス人でないと絶対にチョイスしないかもしれない商品もあって、私はそれを楽しみにしています。

例えば、私はドミニクさんのお店で、ほぼ初めて、メレンゲが主役のお菓子を食べました。

メレンゲとは卵白と砂糖とを固く泡立てたものなのですが、それをメインにして味わうお菓子は、私は香港でしか食べたことがありませんでした。

「本物のフランスを、本当の美味しさを届けたい」というのは、ドミニクさんの思いでもあるとか。

あと、ドミニクさんはずっと意欲的だと思います。日本のあちこちで、また国外でもいろいろなイベントに関わっていらっしゃるようです。

ドミニクさんの故郷、フランス・リジュー市にある「メゾンドミニクドゥーセ」は、今年の8月28日~9月1日に2回目となる「日本料理フェア」を開催しました。

「ドミニクドゥーセの店/Dominique Doucet」のFacebookには、こうありました。

「これからも『ドミニクドゥーセの店』は、フランスと日本の食の魅力をそれぞれのお店からお伝えしてまいります」

鈴鹿グルメ。「ドミニクさんの世界」!?ドミニクドゥーセの店鈴鹿本店のリニューアルオープン内覧会へ

そして今回の「ドミニクドゥーセの店鈴鹿本店」のリニューアルオープン。前述のように、その内覧会を取材させていただきました!

うわーーっ、すごーーい!!

種類豊富なパンや飲み物だけでなく、おいしそうなお惣菜、お菓子やジャム、サブレなどの焼き菓子、そして食材まで売っています!

ドミニクさんご本人の説明がありました。

まず、「力を入れている」のが、お惣菜です。

このおいしそうなお惣菜、なんと無添加、防腐剤は使っていません!!

そして、さすがにパンも種類豊富!!見たことがないパンも・・・。

皆さん、このトゲトゲのパン、気になりませんか?私はなりました。

まるで恐竜のようです。あのこんがりのトゲトゲ、食べてみたーーい!!

人気のカヌレ。

なんて美しいお菓子!ジャムもたくさん。

並べてある、全体的な見た目ももの凄くきれいなんですよ。

色のセンスも違うと思いませんか?

なんというか、こっくりとして鮮やか。目が覚めるような鮮やかさ。日本のお店にないような新鮮さを感じて、ワクワクします。

カルチャーショック。私がこういうものを初めて見た子供だったら、感動のあまり泣いてしまうかもしれません。

3色のシュークリームもリッチな感じ。私、シュークリーム好きなんです。

良質のオリーブオイルをはじめ、食材もいろいろありました。

アイヨリを発見。にんにくが入ったマヨネーズのようなソースですね。

こちらの「サブレココナッツ」はおいしいです。

ここまで見た私の感想は、「ここだけ別世界」という感じでしょうか。

「フランス風ではない、本当のフランスの味を」というのがドミニクさんのご意思のひとつだそうです。ただ、私見ですが、フランス人でありながら日本に長く住んでいる方ならではのお店かもしれない、と思いました。

フランスのお店って、個性豊かで面白くても、日本のようにいろいろなものが揃って一緒に買えて、便利なところがあまりないイメージが私にはあるのです。営業時間が限られていて、突然休んだりするし。日本のコンビニエンスストアにびっくりしているフランス人を見たことがあります。

フランスと日本のよさを知る人だからこそできた店。そして、本人の好みも入っているでしょうから、きっとここは、ドミニクさんの世界なのでしょうね。

「私はずっと鈴鹿にいます。よろしくお願いします」

その日、テラスもある2階のカフェで、いろいろおいしいものをいただきました。

1階のショップも素晴らしかったですが、2階はテラスもある素敵なカフェで、ちょうど晴れた日でした。こういう場所でおいしいものをいただきながら、ゆっくりできるなんてありがたいですね。2階のカフェもおすすめです。バイキング料理でパン食べ放題も楽しめるとのことです。

ドミニクさんの挨拶がありました。印象に残った言葉がいろいろあります。

ドミニクさん:「私はこういう店がしたかった。あきらめないのが私」

ドミニクさん:「薬屋さんでもパン売ってる。これは不思議。でもここは日本ですね」

ドミニクさん:「パン業界は厳しい面もあるけれど、ドリアを買いにきたからパンも買いたい。そういうお店に」

ドミニクさん:「私は健康に凄く気を遣っています。健康は口からです。うちの惣菜は防腐剤はいっさいなしです」

ドミニクさん:「『ドミニクさん、なぜ鈴鹿に?』とよく言われます。でも私は東京に行くつもりがない。鈴鹿で頑張りたい。私はずっと鈴鹿にいます。よろしくお願いします

その場には、31年前の来日したばかりのドミニクさんを知る人もいました。「私は日本語もほとんどできなかったし、◯◯さんは怖かったです」と本人の前でいう場面が微笑ましかったです。ドミニクさんは本当に日本が好きで、震災のさいもボランティアに行ったそうです。

20代で言葉もほとんど分からないのに鈴鹿に来て、栄養ドリンクを飲みながら懸命に働いたなんて。それから31年、今、どんな気持ちでいらっしゃるのでしょう。

ずっと前にテレビで拝見して、長い間、お店でパンをいただいてきました。その人が目の前にいるというのは初めての体験でしたが、不思議なことに、画面で見た時と、今日のご本人の印象は一貫して「パワフル」という一言につきました。ドミニクさん、皆さんのさらなるご活躍をお祈り申し上げます。

参考「ドミニクドゥーセの店」http://www.dominique.co.jp/
「ドミニクドゥーセの店/Dominique Doucet‐Home|Facebook」
(「ドミニクドゥーセの店」本店のFacebookページ)
https://www.facebook.com/dominique.suzuka/

※記事内のすべての情報は2018年12月現在のもので、すべてのサービスは予告なく変更になる場合があります。

東海自然歩道トレランその2 湯の山温泉 希望荘〜宇賀渓編

東海自然歩道を走って回ろうという企画第2弾。
前回の復習をしたい方はこちらをどうぞ↓

東海自然歩道 鈴鹿 椿大神社〜湯の山温泉希望荘編

前回湯の山温泉 希望荘の所で終了したのでその近くにある鳥居道駐車場からスタート!
鳥居道駐車場

いつもの様に元気にポーズ。もうちょっと足を高く上げたいのですがカチカチでここまでしかあがりません。先日からヨガでいいポーズを教えてもらったので寝る前にしっかりやってますのでY字開脚を披露できる日も近いかも?

ゲーター

足元チェック。

最近友達に紹介してもらったお気に入りのトレラングッズ。
トレランシューズの上にカバーをするゲーター。
登山の人はよく使ってるのですがトレランも走ってる間に小石が靴に入るのを防止するのにすごく便利。

鳥居道駐車場

鳥居道駐車場にある案内板。今回進む東海自然歩道のルートが破線で左端の方まで載ってます。
今回はこの先の宇賀渓まで行く予定。
本当にいけるの?って車をそこに置いてあるから辿り着けないと帰れない。

東海自然歩道

今回もこの東海自然歩道案内板を頼りに進んでいきたいと思います。
東海自然歩道の地図を携帯してますが、基本的にこの案内が随所に設置してあるので見落とさなければ迷うことはないです。山の中は100mごとにある所もありホッとします。ホームページで迂回ルートが書いてありますが、ちゃんとそのルートに案内版も修正されてます。やはり国の事業だけにメンテナンスがしっかりしてます。

トンネル

長年鈴鹿スカイラインを走ってましたが、その下を通るトンネルがあるとは知りませんでした。

コメダの森

希望荘の横を抜けた先に看板が。”コメダの森”だって。
この先で休憩してシロノワールでも食べれるのか?
よく考えたらコメダの店舗はログハウス風のデザイン。そっか!ここから木を切り出して店舗の建設資材として御在所の木を使ってるのかな?(未確認情報なので詳しい方教えて下さい。)

迂回路

ここで迂回してたんだ。このまま真っ直ぐ行けば相当ショートカットできた場所。
今度行くなら天気が良く、今時期のような川の水が少なかったらここを突っ切りたい。

迂回路 迂回路 迂回路

迂回路が非常に大変なルートどこまで行くんだーと。

紅葉 紅葉 ドングリ

綺麗な紅葉と大量のドングリに出会えました。

川わたり 川わたり

あまりにも迂回ルートが長すぎたので途中で川に下りて橋が無いけど渡ることに。
水位が低いのでもっとはやく気が付けば良かったと。

東海自然歩道案内版

現在位置の東海自然歩道案内版
本当は左上の見返り橋まで行かないといけないところでした。

三重県民の森

やっと三重県民の森まで到着。私の最初の予定ではここまで30分くらいで来れるかと思ってたら2時間も掛かってビックリ。欲張らずに福王山の所ぐらいをゴールにしておけばよかったと不安になる。
青空ヨガ
三重県民の森と言えばいつも青空ヨガをやってる場所だ!
どんな感じでやってるかはこちらでどうぞ

菰野町の楽しみ方 〜混浴風呂編〜

橋が

この後も至難は続く。
なんと橋が落ちてます。もうこれは迂回するしかないと思ったけど川を渡る場所がこの先ないよな〜と。
橋渡

結局落ちてる橋を渡って向こう側へ。落ちた橋を渡るなんて今までやったことないのでビビりました。
尾高観音六角堂 尾高観音六角堂 尾高観音六角堂
尾高観音六角堂に到着。
ここは以前も来たことありますがいい雰囲気で大好きです。

ロード

しばらくロードを走る。山道じゃないので走っててすごくつまらない。アスファルトの衝撃が膝に来てつらい。でもこれでだいぶ先に進めた。

案内版

そしてまた案内版

神社

神社の紅葉が綺麗でした。

切畑

切畑の所の橋の上より。遙か向こうには釈迦ヶ岳がちらり。

通行止め

東海自然歩道これから先通行止め?

いやいや獣害予防で電流を流してるフェンスです。鍵を開ければ入れます。

森

また森を抜けると

景色

じゃーんと広がる景色がと思ったら太陽光パネルで雰囲気台無し。
最近山に入って人がいないところでもこんな風景で景観トホホ・・・

福王山

福王山の裏側のルート。こんな誰も通らない道なのにすごく綺麗に整備されてて驚く。

案内版

また案内版で位置を確認。
ゴールの宇賀渓まであと少し!

案内版

と思ったら案内版横に不吉な注意書きが。

東海自然歩道 東海自然歩道 東海自然歩道

注意書きのようにいろいろありました。

吊り橋

ゴール手前の吊り橋。

やっとここまでこれたよ〜。

紅葉

ここも紅葉がきれいでした。

宇賀渓

 

やっと宇賀渓到着!
嬉しい。

地図を見てる分には楽なルートかと思いきや結構大変でした。でも紅葉の見頃の時期で寒さも丁度良く走ってて気持ち良かったです。

今回のルート

ルート
距離18.98 km
タイム3:49:14
平均ペース12:05 分/km
高度上昇944 m
カロリー1,596 C

おまけ東海自然歩道を走ってる間にそば屋の看板を発見。私はうどんとそばではそばの方が大好き。特に運動した後は消化も良いので無性にそばが食べたくなる。で帰りに寄ってみたお店が

落ち着いた店構えで窓の外からも紅葉が綺麗に見えました。
そばの華
注文したのが山かけ
山掛け
それも2枚で!
そばは大好きなのでいつも2枚。
そば湯
仕上げのそば湯も結構ドロドロの濃いめでおいしい。
いっぱい走ってお腹もまんぷくで幸せだな〜
そばの華
三重郡菰野町大字根の平5-5
059-396-5570

ちょっと変わったラーメン屋さんのコンビネーション

はじめまして。
ブラジルから三重大学大学院生医学系研究科に留学しているLucilaです。

今回訪れたのは、2010年に津駅前にOPENした「御麺麦一等兵」

定番の並ラーメンやつけ麺、地域の人に元気になってもらいたいと考えられた”最強のとんこつ
”の闘魂ラーメンなどと一緒に、餃子やチャーハンをセットで食べられます。

ちょっと変わった組み合わせもできますので、その二つを紹介します。

闘魂ラーメン

一つ目は津市だからこその食べ方です。

「麦」では三重県津市内で小学校の給食を始め、津祭りで好評を得た歴史のあるB-1グランプ受賞した「津ぎょうざ」を味わえます。
こちらの津ぎょうざは15cmの大きな皮と国産の材料を使用した具で、サクサクでジューシーな津ぎょうざです。

ラーメンと共に食べると、最高の組み合わせになりますのでオススメです。

「麦」の津ぎょうざ

二つ目は「面白い食べ方」です。

「麦」ではラーメンを食べながらガリガリ君のサワーも味わえます。

アイスをそのままかじったり、崩してシャーベット状にして食べたりできます。
懐かしさや、面白さ、美味しさを感じる不思議な組み合わせです。

子供用にノンアルコールのガリガリ君ドリンクもあります。

ガリガリ君とサワ―の組み合わせが面白い

店内はカウンター席だけではなく、テーブルもありますので、グループや、家族で利用できるようになっています。

家族や友達と一緒にぜひ食べてみて下さい。

日本のラーメン屋さんは、日本人や外国人にとても人気があります。

私の母国であるブラジルは日系が多い国なので、最近益々、美味しい日本式ラーメン店が増加しています。
しかし、いくらブラジルで美味しいと言われるラーメンでも、日本のラーメンにはかないません。

津市へお越しの方は「御麺麦一等兵」へ足を運んでみて下さい。

「御麺麦一等兵」は津駅から徒歩約3分程。本店は三重県津市久居にあります。

 


麦 一等兵 津駅前店
住所:三重県津市羽所町310
電話:059-221-6110

取材日:2018.11.3

コケコッコー共和国~山の駅よって亭~で”卵かけごはん”について聞いてきた。

実は、白身の扱いに困っている

卵かけご飯が大好物だという友人から、
ある日のカミングアウト。

好きなのに、
すごく好きなのに、
あの白身のドロッがちょっと気になると言うのだ。

もっと美味しい食べ方があるのでは?
自己流はそもそも正解なのか?

ジャパニーズフード 卵かけご飯。

シンプルゆえに奥深い。

 

もう卵のことは鶏に聞こうよ。いざ、あの共和国へ!

向かったのは、
伊勢自動車道 勢和多気IC下車3分のあの国。

いかした看板が超目につく、
コケコッコー共和国だ。

そう、鶏は目がマジだ

ものすごい圧を与えてくる、
巨大モニュメントを横目に、
共和国へと続く山を登る。

このモニュメント、
夜な夜な動き出すとの噂もあるが、
発砲スチロール製で風になびく仕様らしい。

さぁ、いざ入国。

 

もう逃げられない。ケッコーな洗脳。

コケコッコー共和国~山の駅 よって亭。

そこは国内最大規模である、
平飼い有精卵の養鶏所。

まず必然的に耳に入ってくる、
共和国の歌がすごい。

♪ケッコケッココケッコー
ケッコケッココケッコー
とりの学校 コケコッコー共和国♪

女児が切なげに歌いあげるこの1曲が、
敷地内に無限ループで流れ、
気付けば無意識に口ずさんでいるというパワーソング。

社員さん曰く、
社内旅行でも歌われるが、
もれなく”盛り下がる”名物社歌なのだそう。

更にどこからともなく聴こえる、
ニワトリの雄叫びと山羊の鳴き声。

え、山羊??

そう、山羊。

その他、ラブベンチを始めとし、

シュールな記念撮影スポット多数。

 

卵かけごはん卵食べ放題390円

ここでぜひ立ち寄りたいのは食堂。

人気NO.1は、
卵かけごはん卵食べ放題390円。

白飯・漬物・お味噌汁

新鮮な卵が追加自由。

卵コツコツ。

殻ピキピキ…

パカッと。 

お目見えする美しいお月様。

ほかほかご飯の真ん中にくぼみを作って、

とぅるる~んと流し込む。

オリジナルのお醤油を数滴たらし、

さぁ、完成!!

コクと甘みが、
しっかりと感じられる美味しい卵。

2個3個と追い黄身をして、
濃厚な卵を楽しむ贅沢な卵かけごはん。

だいたい1人3~5個は、
ペロリと食べられるのだそう。

とり焼肉も名物で、

人気のひね鶏(親鶏)

卵黄をたっぷり絡めるのがおすすめ。

ちなみに、平日ランチは超おとく。

 

社長に聞いた、卵かけごはんの正解は?

この地に、
コケコッコー共和国が出来たのは約20年前。

当時はダチョウや七面鳥などの様々な鳥がおり、
鶏にも触れられる鳥の国だった。

ところが世間で鳥インフルが流行し、
今では大事をとり、
離した環境で飼育するようになったのだそう。

今回直接、鶏に会えなかったため、
コケコッコー共和国の社長さんに、
卵かけごはんについて聞くことにした。

―—卵かけごはんの作り方に正解はありますか。

社長:『何でもいいと思います。好きなように食べればいいんですよ』

3代目となる社長

―—社長はどのように召し上がっていますか。

社長:『ご飯の中央にくぼみを作り、卵を落としますね。別皿で卵白をメレンゲ状にすると美味しいとも言いますが、洗い物が増えるのがちょっと…』

―—主婦的意見に激しく同意です。あの白身のドロっはどう頂くのがよいでしょうか。

社長:『カラザですね。苦手なら除いてもらってもいいのですが、シアル酸という抗がん作用のある物質が含まれるなど栄養満点の部分なので、出来れば食べてもらいたいな』

―—平飼いの特徴を教えてください。

社長:『自然に近い環境の平飼いは、運動量が多くストレスが少ないという血液検査の結果が出ています。餌も酵素入りの飼料などこだわっているので、卵の濃厚さに自信がありますよ』

―—雄雌の割合はどれくらいなのでしょうか。

社長:『うちは有精卵なので、メス100羽に対しオス5羽の比率で飼育し、受精率は80%以上です。メスはオスの気を引こうとよくつつくのですが、オスは黙っています。オス同士は縄張争いでよくケンカをするのですけどね』

―—オスのジェントルさに感心しました。そしてハーレムも過度だと苦労も多いのですね。

売店に設置されたUFOキャッチャー

―—社長は正式には国王ですか。

社長:『社長です。ここは鳥の国なので。昔は七面鳥の大統領がいたのですが、世間で鳥インフルが流行りだした頃、触れ合いが難しくなった為、大内山動物園へ引っ越ししました。当時は卵拾いの体験もしており、こどもたちの食育にもなっていたのですよ。』

―—卵のおすすめの食べ方を教えてください。

社長:『個人的には、半熟の目玉焼きですね。コクと旨味を存分に感じられると思います』

卵の尖った方を下にして保存するのが良い

卵かけごはんの、
正解を探しに入国したコケコッコー共和国。

結局、明確な答えはなかったが、
徹底した品質とこだわりを持った、
美味しい卵をたっぷり入手することが出来た。

朝晩の営業時間外でも卵を買いたい!
という人のために、
共和国のある山のふもとには自動販売機も完備。

今宵はきっと、
コケコッコーの社歌が夢にまで出てくるだろう。

そしてしばらくは、
朝ごはんを楽しみに目が覚めるだろう。

不安と希望で、もう胸はいっぱいだ。

photo / y_imura

取材日/2018.9.15


コケコッコー共和国 山の駅よって亭
住所:三重県多気郡多気町丹生4411-3
電話:0598-49-2039

新サンバレーで見つけた三重のモノと、大切な想い出@イオンモール津南

2018年11月9日、津市に新しい大型ショッピングモールが誕生した。
イオンモール津南、旧サンバレー。
そこは、地元の人から愛される特別な場所だ。

 

サンバレーという場所

私が子どもだった頃、サンバレーは休日に家族でお出かけするショッピングセンターで、当時の私にとってはテーマパークのようだった。
ショッピングセンターでお買い物をして、アイスクリームを買ってもらい、ペットショップをのぞいた。そんな休日が大好きだった。

時間が流れ、いつしかその場所は家族とではなく、友人と過ごす場所に変わった。
ロッテリアでハンバーガーを食べて、毎週のようにプリクラを撮りに自転車で通った。

そして、また月日が経ち、母親になった私は子どもの手を引いて訪れるようになった。
日常の買い物はもちろん、何も用事がなくてもお散歩がわりに出かける場所。
それが、私にとってのサンバレーだった。

ある日、サンバレーが閉店になる知らせを聞き、とてもショックだった。
当たり前のようにあった場所がなくなってしまう・・。
実際に閉店した後は、なんともいえない寂しさが残った。
サンバレー渋滞と呼ばれた、周辺道路の混雑も解消されたのに何か物足りない。
無くなって気づいたこと。
それは、やはり私たちには無くてはならない場所だったということ。

 

復活!サンバレー

そんなサンバレーが大きく進化して新しくグランドオープン。
待ちに待ったその日がついにやってきた!

イオンモール津南と、名前もリニューアル。
規模も以前より遥かに拡大されてスタイリッシュに変身。
ワクワクする気持ちを抑えきれない・・。
早速、館内に入ってみた。

 

かつてのサンバレーとは別物のスケール

ここは、どこだ!?

私の記憶の中にあるサンバレーの姿はない。
まずは大きなスクリーンパネルと共に、3階まで続くエスカレーターがお出迎え。
高い天井・・。
なんとも言えない都会の匂いがする。
目につくもの全てが新しく感じた。

▲ わざわざ津市外に出かけないとお目にかかれなかった人気店舗がこんな近所に!普段の生活の質が変わる予感。
▲ 若い女子に人気のファッションブランド「niko and…」のカフェが併設されている。東海初!

 

地元の新しい挑戦を感じる

三重県発祥の店舗も、新しいカタチでもお目見えしている。
今回はそんな三重をイオンモール津南で探してみた。

まず一階、御厨まるしぇエリア付近を探検。
このエリア・・、おいしそうな匂い♡

鈴鹿の和菓子店、大徳屋長久。
創業1716年の老舗。

あ、私の大好きなかりんとう饅頭!
トースターで軽く温めると、外がカリッとして美味しい。
これも津で買えるんだ。嬉しいな。

店員さんのイチオシは、お伊勢さん菓子博2017にて「厚生労働大臣賞2017」を受賞した、光太夫 kodayu。
しっとりやわらかな皮に黄身あん、そしてチョコレートチップが包まれたミルク饅頭。
ほろにがチョコレートチップのアクセントが効いて新しい感覚の和菓子。

お次は!

▲津市に本社を置く井村屋が東海初のソフトアイスクリーム&スイーツ店「WAIWAI(ワイワイ)」を初出店。また、同社が国内で運営するレストラン「アンナミラーズ」のチーズケーキやパイ、「ジュヴォー」のケーキも販売。

肉まんあんまんでお馴染み、津市の井村屋のソフトクリーム屋さん。
この店舗のために新しく開発されたソフトクリームは、ここでしか食べられないレアもの。

コーンはお店で手焼き。
美味しいモノへのこだわりが感じられます。

お好みでトッピングをチョイスして、ソフトクリームをカスタマイズするスタイル。
どれにしよー!うむむ・・。

じゃん!完成。
自分だけのオリジナルソフト。
濃厚なミルクソフトクリームに、抹茶パウダー×ナッツチップ×こしあんトッピング(もちろん井村屋のあずき)。
ボリューミーだが400円とリーズナブル。
次はどうカスタムするか・・、ちょっとハマりそう(笑)。

▲三重県産の杉間伐材を使用。

どこで食べようかと思って振り向くと、すぐ近くにイートインスペースが完備。
座ってゆっくり味わおう♪

もう少し探検してみよう!

あ!ピネード発見♡
津市発祥の地元でも人気のケーキや洋菓子店。

バースデーケーキのカタチをした什器は、遠くからでも目を引く可愛らしさ♡

ガラス越しに見える宝石のようなケーキたち。
どれにしようか悩む時間さえ、豊かに感じさせる。

買ってすぐに食べたい!
そんなワガママも叶えてくれるカフェスペースが併設。
ドリンクメニューと一緒に頂けるのが嬉しい♪

ホイッパーのライト。お菓子だけではなく空間もハイセンス。

おっと!
食べ物ばかりではありませんよ。

津市ならではのスキンケアグッズも買えちゃいます。
かの有名な清少納言も愛した、津市の榊原温泉の源泉を使用したまろみシリーズ。

 

イオンの本気度が垣間みえる

▲ちゃんと「つ」のカタチになってますねー。

あ!TVのCMで見たオブジェだ。
本物なんだー!て、ちょっとミーハーな気分(笑)。

https://youtu.be/RtKObV6r7hM

つーつーつー♪
つーつーつつつつ♪
CMに出演しているのは、みんな地元の方々。
地元愛を感じます。
さて、そろそろお昼ごはんを食べよう。

ここで噂のタッチパネル式のデジタルサイネージを活用。
館内マップを使ってお店を検索。
これ、すごく便利!
気をつけて館内を見ると、あちこちに最新式の設備が設置。
ぜひぜひ探して体験して欲しい。

 

レストラン街で見つけた、あの名店。

いざ、2階へ!
CENTRAL DINERへやって来ました。

どんなレストランがあるのかな・・。

活気に満ち溢れてます。

もう三重にいる感覚がしない。
都会で感じるワクワク感や人の熱気。
あの特別な感覚がこんな近所で味わえるなら、無理して遠出する必要もないのかも。
そして年をとり、少し出不精になり始めた親を、無性に連れて行きたくなった。

津市を始め東京元赤坂などにも店を構え、ミシュランガイド東京ビブグルマンにも掲載された老舗洋食店、東洋軒が運営する東洋軒グリル。
今日のランチはここに決定!

上品で丁寧な接客と、落ち着いた厨房が印象的。
ついショッピングモール内にいることを忘れる。

東洋軒といえば、定番中の定番、ブラックカレーをいただきます。
実は、津市に住んでいながら、なかなか食べる機会がなかったので感動!

一緒に行った友達は、ブルギニヨンバターがのった、ハンバーグ定食を注文。
見るからにジューシー。

老舗の本店と同じ味が、ショッピング等をしながら気軽に食べられるのが嬉しい。
そして美味しかったです!
ご馳走でした。

そういえば「3階にもフードコートがある」と、私よりも一足先に友達と来ていた息子がいっていた。お腹はいっぱいだけど、見に行ってみよう。

 

もっと早くできてほしかった(笑)

3階にも、三重県発祥のお店がありました。

伊賀の里モクモク手づくりファームの、もくとん。
フロアには、ものすごくいい香り。
今日はお腹はいっぱいだから、次回はぜひ食べてみたい。

んっ!?

ちっちゃくない!?
机といす。

そう、子どもちゃんも楽しく食事ができる工夫が詰まった、ファミリースペース。
我が家も子どもが小さいころ、外食するのに苦労したけど、ここなら安心して食事ができそう。

もっと早くできてほしかった(笑)

お子様が脱走できないように、いや落下しないようにスッポリはまる、テーブル一体型ベビーチェア。向かい合って安心してお食事も!
ついこの前テレビで観て「こんなのあるんだー」って思っていたものが身近にできていた。

 

子どもの手を引いて。

3階KIDS REPUBLICの入り口にある、えほんの広場。

▲「KIDS REPUBLIC(キッズリパブリック)」は、ベビー・マタニティ用品からキッズファッション、キャラクター・知育玩具まで取り揃えるイオンのベビー・キッズの大型専門店。

お隣のおもちゃコーナーは、クリスマスのプレゼントでいっぱい。
子どもの夢がつまったエリアに足を踏み入れると、子どもの時に感じたあの懐かしいクリスマスの感覚がよみがえってくる。

「みらいをつくる人を、つくりたい」
そうか、サンバレーが無くなった時に感じた何ともいえない寂しさ。
その理由は、次のようなことなのかも知れない。

昭和53年。
サンバレーが誕生した年に私は生まれた。
様々な人生の変化を、サンバレーと共に過ごしてきた。
幼い自分が親に手を引かれていた頃から、次は友人と遊ぶ時間を優先するようになった。
時は経ち、結婚と出産を経験し私は母になった。
少し前まで、親としてまだ小さい子どもの手を引いていたと思ったら、いつの間にか・・。
ここは今、自分の子どもが、友人と遊びに行く場所になっている。
そして、自分が親を連れて行きたい場所になっている。

子どもから母になった私。
その過ごしてきた時間を感じられる象徴が、サンバレーだった。
そしてこの先、自分の子どもが自分がサンバレーで過ごしたように、ここイオンモール津南で過ごすのかも知れない。

館内を見渡すと3世代で訪れる人たちも多かった。
親、自分、子ども。
全ての世代が一緒に楽しめる。
それは素敵なことで、3世代の日々の暮らしの想い出が、ここで創られていくのだろう。

取材を終えて外に出ると、沢山の小さな子どもが元気に遊んでいた。
ここはサンバレー公園。
いい名前だなと思った。

もうすぐクリスマス。

▲ツリーをよく見ると、かわいいオブジェも。

たくさんたくさん、大切な人と暮らしの想い出を創ろう。
そして次世代に、大切な想い出を繋いで行こう。

両親が幼い私の手を引いて、サンバレーに連れてきてくれたみたいに。

 


 

イオンモール津南
住所:三重県津市高茶屋小森町145番地
電話:059-238-4100

 

 

集え芋好き あまーい芋の秘密は・・伝統の煮切り干し製法にあり

芋、それは人によっては魅惑のキーワード。焼き芋、芋けんぴ、スイートポテト、大学芋・・・巷で見つければおいしいよー、こっちにおいでよーと手招きをしてくる。それに従うか、あらがうか、あらがえるのか・・・そんな場面がよみがってきます。

 

芋に思いをはせながら、今回の主役は「干し芋」。「干し芋」というと甘くて美味しいけど、ちょっと固くて保存食なイメージを持っていませんか?そんなイメージを必ず覆してくれるそんな「干し芋」が志摩市安乗にありますよ。

 

訪れたのは志摩市安乗のきんこ芋工房 上田商店さん。

店名からピンときましたか?そう、伊勢志摩で有名なきんこ芋!といいたいところですが、そうではなく今回お伝えしたいのは「煮切り干し製法」の干し芋なんです。

 

一般的な「蒸し切り干し製法」に比べ、もっちりとした柔らかさで一口頬張れば水々しくも濃厚な甘みが口いっぱいに広がる。それが伝統の「煮切干し製法」が成せる技。

 

画像は公式サイトより転載 国民的テレビアニメ ド○えもんのヒロインも芋(焼き芋)が大好き。

 

そもそも、きんこ芋とは全国的にも生産量が少ない「はやと芋」の愛称で希少なさつまいものことです。志摩では干し芋のことをさし、海女さんが漁に出られない時の副業として作っていたことでも有名ですね。語源は干しナマコの「金ん子」からきているそうです。

 

画像は公式サイトより転載 光り輝く金ん子!

 

志摩市安乗にある「きんこ芋工房 上田商店」では、原材料の芋を育てる干し芋農家でありながら、主にきんこ芋の商品の製造・販売をされています。

極上に柔らかい煮切り干し芋を、もっと多くの人に伝えたいという店主の想いから、昭和49年に上田商店は創業しました。元々は家庭のおやつとして作り、伊勢志摩だけで流通していた煮切り干し芋でしたが、品質を維持しながら量産化するのは茨の道だったそうです。

立ちはだかったのは伊勢志摩の温かい気候で、柔らかく水分量の多い煮切り干し芋は、とても傷みやすく、商品化には失敗を幾度となく重ね、店主は独自の製法を生み出しました。苦労の末、販売を開始できたのが何と昭和55年、製造開始から6年の月日が流れていました。

 

奥から出してきてもらって興味深かったのが、ほしいも学校という本。芋に関してのみ書かれた分厚い本で店主の研究熱心さが伝わってきます。

 

ん?何だこれ???

 

茨城県の土壌なんてページも。話題に上がった芋業界の有名人 静岡の芋爺さんも気になる・・・

 

 

そんな秘話を知ると、干し芋の一つ一つに店主の想いが詰まっていて、何だか後光がさしているように見えてきました。ありがたや。

 

画像は公式サイトより転載 とっても柔らかいんです。

 

干し芋の製法は一般的な「蒸し切り干し」では作れない副産物が芋蜜。砂糖や甘味料は一切加えておらず、さつまいもも本来の甘さを大切にして完全無添加で製造されることで、煮詰めて溢れ出たのが芋蜜。アイスクリームにかけたり、パンケーキにかけたり、ヨーグルトにかけたり食物繊維もたっぷりで身体にもいいですよ。

 

上田商店さんには販売店もあり、魅惑の芋スイーツを楽しむことができます。

 

芋蜜ソフト 芋本来の甘さの芋蜜がたらり
画像は公式サイトより転載 芋蜜プリン

もちろん、煮切り干し製法で作られた魅惑の干し芋(きんこ芋、べにはるか)や芋蜜も販売してます。※.商品によっては売り切れあり。ご注意くださいませ。

画像は公式サイトより転載 特選丸干しきんこ芋
画像は公式サイトより転載 べにはるかの煮切干し芋

 

その年によって販売期間は異なりますが、今年は12月〜順次商品発送をされるそうです。安乗の灯台で海をみて、安乗神社で参拝し、上田商店で芋スイーツを堪能して、煮切干し芋を買って帰るなんてプランはどうですか?

 

【きんこ芋工房 上田商店 店舗情報】

営業時間 平日12時(休日10時)〜17時まで
定休日 不定休
電話番号 0599-47-3517
公式HP(オンライン販売あり) http://kinkoimo.com/
住所 志摩市阿児町安乗1076-2
駐車場  あり

【数量限定】尾鷲産 真鯛らぁめん、だけじゃない麺匠 粋や@久居

仕事の帰り道。
お昼時でお腹が空いた。
あと10分くらいで家に着く。
だから空腹を我慢しよう。
家に帰って何か食べよう。

あれ?
真鯛らぁめん?

中勢バイパスを松阪方面から津方面に向かう途中に、ローソンがある。
裏道を抜けて帰ろうと、その交差点を左折したら麺匠 粋やがあった。

仕事で東紀州や志摩半島の漁村に行くことが多い。
なので、真鯛を取材したことは今まで何度でもあった。
しかし鯛らぁめんが地元の津で食べられるなんて・・。
これは行くしかない。

駐車場にクルマを止めると、近くに店の自販機があった。
何か書いてある。

やさしい!
大事なところが消えかけているが、店内持込OKとのこと。

ちなみに、駐車場にはししおどし。

お客さんがいっぱい。
みんな鯛が大好きなんだなあ。

おととと!
真鯛らぁめんは、数量限定。
急いで店員さんを呼んで、真鯛らぁめんを注文しよう。
相方は濃厚鶏ラーメン。
メニューをよく読むと、尾鷲産の真鯛をはじめ、三重県の銘柄鶏である錦爽鶏や地元久居の辻岡醸造の味噌などを使っている。

あ、すみませーん!

あれ?
どこかで見た顔だと思ったら・・。
以前、久居の某所でタンメン本舗ろざんをやっていた店長だ。
なんでも、ろざんの入っていたビルが取り壊しとなり、こちらで新規開業したという。

待ち時間に夜の限定メニューを拝見。
今度は夜に伊勢海老つけめんを食べたい。

お待たせさーしたっ!
という威勢の良い声とともに運ばれてきた、真鯛らぁめん。

金色の器のせいか、キラキラと輝いている。
まずはスープをひとくち。
鯛!鯛だ。
想像以上に鯛だ。
やさしく上品な味わい。
あおさの風味や柑橘もアクセントになっていて、自家製の細麺にスープが馴染む。
写真では隠れてしまっているが鯛の焼き身も香ばしく、まさに鯛のラーメンだ。

相方の濃厚鶏ラーメンが到着。
キメ細かいエスプーマのスープ。
まろやかな味わいで、鶏チャーシューではなく照り焼きが入っていて、これがまた美味しいとのこと。

ボリュームのある唐揚げを食べてしまったので、お腹がいっぱい。
シメの鯛茶漬けはまた次回にしよう。

会計をしていると、ご夫婦でご挨拶にきてくれた。
半ば強引に製麺室の前で「ツーショットを撮らせて」とお願いしたら、とても照れくさそうに応じてくれた。

ラーメン屋よろしくの腕組みポーズでパシャり。
地元素材にこだわる、ラーメン店の若夫婦。

なんかいいなと、思うわけです。

 


 

麺匠 粋や
津市久居藤ヶ丘町2572
tel 059-253-7707
fb https://www.facebook.com/mensyouikiya/

 

 

芸大の先生と共に辿った松浦武四郎の影@松阪市

突然だが時は遡り2017年12月。

毎年参加している大学の忘年会兼同窓会で聞き捨てならぬ言葉を耳にした。

 

「hiromiさん(筆者)は確か松阪市出身ですよね?僕、松浦武四郎が好きなんですよ〜!」

 

その言葉を発したのは松阪にも三重にも何の所縁も無い人。そんな方から出た地元の偉人の名に思わず誘ってしまった。

 

「実は私、ウェブマガジンの記者もやってるんですけど、もし良かったら一緒に取材に行きませんか?」と。

 

* * *

 

かの言葉を発したのはこちらの方。京都造形芸術大学通信教育部空間演出デザインコース川合健太先生、筆者の恩師でもある。

元は芸術大学建築学科を卒業し、様々なプロジェクトを経験したのちに大学教員として勤務している。現在は東京キャンパス担当のため都内在住、滋賀県大津市出身ということで三重の隣県で生まれ育ったものの、今までなかなか松阪を訪問する機会が無かったという。

 

半年と少し時間を経て、実現した来県。京都から東京までの帰路の途中、JRを利用して亀山経由で津駅に来るという渋いコースで三重に立ち寄っていただいた。駅から松浦武四郎記念館に向かう車中で興味を持ったキッカケを伺うと、更に驚きが。

 

「松浦武四郎と僕は、どこか似ているような気がするんですよねぇ。」

私の頭の中では「?」が飛び交う。

 

経緯はこうだ。

 

東京・三鷹にある国際基督教大学を訪問した時のこと。敷地内に現存している武四郎の終の住処である「一畳敷」を拝観する機会を得た。

その時に馳せた、武四郎の生涯の追体験は鮮明に今でも蘇るという。

 

石の収集をライフワークとする川合先生は、武四郎が北は宮城、南は宮崎から取り寄せた材料でその小さな書斎をこしらえた事実を、自らの行動に重ね合わせ親近感を覚えているというのだ。

 

到着した松浦武四郎記念館。正直なところ筆者は先に述べた通り元同市民であるが、来館したのは1度だけ。しかも研修で訪れたので自発的に来たわけではない。

反面、車から降りた川合先生からは聖地に足を踏み入れる高揚感が伝わってくる。

その熱を感じ、武四郎が気になり始めている自分。全ての日程が終わった頃には武四郎に熱視線を送っているのだろうか。

 

入館すると館長の中野恭(たかし)さんが対応してくださり、案内いただく。

早々に足元を見ると広がるのは大きな北海道の地図。武四郎が描いた「東西蝦夷山川地理取調図」がほぼ実寸で展示されている。

「地図作りといえば伊能忠敬や間宮林蔵。彼らは測量のプロで専門の道具等も使っていました。でも武四郎はそうではなかった。歩測で北海道内の各地を記録していきました。

伊能忠敬は外側を型どり、武四郎がその中を埋めた、と言えますね」

川や土地の名前、更には山の形状まで克明に記されているそれを見て感嘆のため息。

「武四郎はケバ法というドイツの表記方法で地図を描き上げました。伊能は絵図だったのに対し、新しい手法を試みていたんですね」

と解説は続く。

 

「実は武四郎は北海道だけではなく、全国を旅しました。江戸や京都、大阪、長崎、唐(当時の中国)から天竺(同インド)まで旅をするかもしれないと語ったようですから」

等身大の武四郎像を前に説明に聞き入る川合先生。生きる時代は違えど確かにこの2人、共通点はありそうだと第三者目線で感じ始める。

フットワークの軽さはまさしく、興味のあるテーマを深く探求する姿が重なる。

 

二人の身長差はあれど。

重要文化財の展示は一度に最長2ヶ月のため、年に6回展示替えが行われる。

訪れた時期には「描かれたアイヌ民族」をテーマに、武四郎と当時の他の絵を比べられる展示が開催されていた。

 

川合先生がまず着目したのはすごろく。「武四郎もの」という呼び名で江戸の庶民に人気を博したそれは、遊びながらアイヌを伝承するという知識欲掻き立てられる玩具。

また、かの旅の達人が描いた掛け軸の側には語った言葉もキャプションとして並ぶ。武四郎の性格が現れる彩ある言葉は人との交流、知見が無ければ思いつかない言葉の組み合わせ。

生きてきた足跡が見える言葉を使い、人と人を繋ぐ道具を作ったかの偉人。川合先生は武四郎は空間演出デザインに長けた人に違いないと確信した。

「生誕地も見学されますか?」という中野館長からのお声がけに更に目が輝く川合先生。記念館から徒歩10分もかからない聖地へと赴く。

道中も川合先生と中野館長の会話は止まない。「武四郎は篆刻家として旅先の生計を立てていたんです」と話す中野館長、そして一行の目先に現れたのは小野江小学校横にある壁画。

実は中野館長は以前ここの校長をされていて、聖地で育つ子どもたちの様子についても語っていただいた。

「児童らは6年間じっくりと武四郎について学びます。どこに出ても武四郎が持っていた情熱で彼ら、彼女らの人生の苦難を乗り越えられるよう教育していくんですね」

誇らしく語る館長に耳を傾け、地区の子どもたちが大きくなった姿を皆で想像する。

そうしている間に生誕地に到着。実は武四郎の家系は豊かで、大きなお宅の出身。しかし、だからこそ旅に出られたともいえる。前の道は数多の人々が往来する参宮街道。武四郎13歳の時、文政のおかげ参りのために旅人の往来が忙しなく続いた日々。

「この地じゃなかったらそうならないですよね。外を覗けばたくさんの人。どこから来たのか気になるに違いないですから。海を見て水平線の向こうに想いを馳せるように」

と推察する川合先生の言葉に格子窓の奥から投げられた視線をなんとなく、感じた。

 

生誕地からごく近い真覚寺は寺子屋が開かれていた場所。

3m程の高さのある屋根の上から飛び降りて遊んでいたという武四郎。子どもの頃の身体能力の高さは後の探索に役立ったに違いない。

 

居ないはずの偉人、しかし自分たちと変わらずそこで生きていた気配を感じ息を飲み込む。確かにその偉人は居て、そこに暮らしていたと確信できた。

 

* * *

 

2時間強という僅かな滞在時間、しかし

「武四郎について知らなかった事実に触れられたのも良かったですが、それ以上に中野館長や地元の皆さんの武四郎愛が素晴らしいと感じましたね!」

と、晴れやかな表情で語った川合先生。

 

牛蒡の俳号で俳句コーディネーターとして活動されているため、最後に一句詠んでいただいた。

 

天高し伊勢街道発つ武四郎 牛蒡

 

思い出を切り取って一畳敷を作り上げた武四郎と、武四郎へ想いを馳せた初秋を切り取った川合先生。

 

これからも時と場所を越えた長い対話は続く。

 

ーーー

 

自然の力に寄り添い生きるアイヌの人たちを尊敬し、文化を伝え続けた武四郎。

大きな力から恩恵を受け、時に試練を与えられたのは今も昔もきっと変わらない。

魂は草葉の陰から先刻の地震の傷跡が癒えるよう、祈りを送っているに違いない。

新たな土地、そして自らの人生までも積極的に切り開き、地元の民たちと固い信頼関係を結んだのだから。

 

こんなに北海道の動きが気になる昨今、北の大地を愛した人の影をより深く追って旅してみるタイミングは今なのかもしれない、と感じた時間だった。

東海自然歩道 鈴鹿 椿大神社〜湯の山温泉希望荘編

文化系で運動がそんなに好きではない。トラックをグルグルなんて精神的に耐えられない。
何か目的を持って走らないと走る気がしないので、その目的を考えるのが大変。

過去東海道やダムカード集めマンホールカード・消防署カード・登録有形文化財カード・文化遺産カード・七福神巡り・東海四国八八カ所巡り・鈴鹿セブンマウンテン・鈴鹿10座等々。もうこの辺で回るものは何もないかと諦めていたら東海自然歩道というのを発見。

東海自然歩道とは・・・

東海自然歩道は、「明治の森高尾国定公園」と、大阪の「明治の森箕面国定公園」を結ぶ、
緑豊かな自然と貴重な歴史を 伝える文化財を訪ね、心身の健康と安らぎを与える総延長1,697.2 km の長距離自然歩道です。

コースは、直に自然に触れ、埋もれがちの貴重な文化財に出会うことを条件に選定され、関係都道府県は1都2府8県に及び、 東京都・大阪府・京都府・神奈川県・山梨県・静岡県・愛知県・岐阜県・三重県・滋賀県・奈良県の各都府県を国定公園で つなぐ形になり、名勝地をはじめとして古戦場、旧街道、伝説の地など歴史を忍ばせるものが随所に見られるます。全コースを歩くと 40日から50日程かかると言われています。

東海自然歩道

実際のコースはこんな感じ。東海と言う名前からこの辺だけかと思ったら東京から大阪まで繋がるスゴイ道。

さすがに全ルートを回るのは大変なので三重県内のそれも私の住んでいる所から近い、鈴鹿の椿大神社からスタートしていなべ市と岐阜との堺まで数回に分けて探検してみることに。

 

椿大神社

まずは元気に椿大神社からスタート!ここを走り始めて直ぐ未舗装道路に入る。
東海自然歩道 2018-11-21 10.16.34

植林された場所を通り抜ける。このへんは緩やかなアップダウンで、
落ち葉がいっぱいでフカフカコース。木陰で気持ち良く走れるコースです。

川わたり

宮妻峡から流れる川を途中橋もない所を横断。
この日は水が少ないので濡れずに渡れましたがタイミングが悪いとここで靴をぬらしてしまう可能性がある場所です。その時は更に下まで迂回して橋を渡る方がイイかも。

水沢もみじ谷 水沢もみじ谷 水沢もみじ谷 水沢もみじ谷 水沢もみじ谷

 

今回のコースで楽しみにしていたのが水沢のもみじ谷の紅葉。例年のタイミングだと丁度いいと思ったのですが、今年は暖冬であまり紅葉が進んでおらず緑が多く残念。今週末ぐらいがイイのかな〜。

水沢の茶畑

水沢の茶畑を抜ける。三重は全国3位のお茶の産地。静岡が有名すぎて結構知られていないのが残念。

景色

だんだん標高が上がってきて景色も良くなる。 新名神高速道路(菰野-亀山西JCT)の建設状況がここからだと一望できる。この道ができると東名阪の渋滞が減り更に便利になりそう。

東海自然歩道 東海自然歩道

紅葉が綺麗

だんだんこの辺から山奥に入る登山道に。以前は未舗装でしたが最近綺麗に舗装したみたいで走りやすい。でもこんな道車で走る人がいるのかな?そして紅葉が綺麗に見えて嬉しい。

未舗装

しばらく走りやすいなーと思ってたら突如未舗装に。岩がゴロゴロで足をくじかないかと心配しながらゆっくりと先に進む。これ以降道がすごい状態で舗装される以前にの問題のような道でいつ開通するのかと心配になる道です。

御在所近辺 御在所近辺 御在所近辺 御在所近辺 御在所近辺 御在所近辺御在所近辺

御在所近辺になると更に道の状況が悪くなる。案内もほとんどなく崩れているところも多く走りずらい。この道が東京まで繋がっているのかと思うと、これを全部走った人ってすごいなと感心します。

御在所近辺

そして出てきた道があら不思議、湯の山パーキングセンターの所に出てきました。
急に文明の所に到着したのでホッと一安心。

湯の山かもしか大橋 湯の山かもしか大橋

本来ならここから谷を下りて向こう側に行くべきなのですが、湯の山かもしか大橋がせっかくできたので走って渡ったことがないので行ってみる。橋から見る御在所が紅葉で綺麗です。

菰野富士 菰野富士

ちょっとここで寄り道をして菰野富士にも登ってみる。
ここの登山道が異常に綺麗で、石も落ち葉も全くなくすごく綺麗に管理されたところで走りやすかったです。
菰野富士標高369mやっと登れました。

そして菰野富士を下りて希望荘に到着。第1回目の椿大神社から希望荘までは終了。
次はまたここからスタートで次の目的地までお楽しみに〜。

ちなみに今回東海自然歩道を走るに当たり全くコースがネットで調べても出てきませんでした。
東海自然歩道ガイドマップと言うのが三重県森林協会にて発行されており、メールで注文して直ぐ送ってくれました。金額は900円です。
東海自然歩道をあなたも走る?歩きたい方はまずはここからご注文を。

 

今回のルートを動画でご案内

今回のコース
コース

距離17.95 km
タイム3:14:31
平均ペース10:50 分/km
高度上昇838 m
カロリー1,438 C

焼けましたよこんがりと。あまごといのしし「一ノ坂」

津市白山にある「一ノ坂」さん。
風流という言葉がぴったりの通年あまごを食べさせていただける隠れ家的なお店。
離れは全部で5棟ありすべてが個室なので家族やグループでゆっくりでき、そばを流れる清流の音を聞きながら時間を忘れて歓談できる、地元で愛され続けているお店です。

久居インターから15キロほど、国道165号線を名張方面に車を走らせること20分少々、
右手に看板が出てくるので看板の所を右手に進む。

しばらく道沿いに進むと左手に看板が!しかし小さい・・。夜だったら見落とすぞ、間違いなく。

舗装されておらず、道はせまい。本当に店あるんだろうか?と思ってしまうほど。

バスは通れないな。

いらっしゃいませの看板あり。駐車は看板前に停めればいいようだ。

すべて離れになっていて個室でゆったりできる感じがすごくいい。もうこれだけで絶対おいしいあなごが出てくると確信。

離れに入ると・・・・・。テンションアップー!!!

今回は奮発して竹釜コースを予約。しかし、帰りに食べきれずにパックを貰う羽目になるのだが・・。
まず運ばれてきたのは南蛮漬けと甘露煮。紅ショウガが乗っているのが南蛮漬け。
のっけから美味しそうじゃないか。

この食事にビール抜きって話はないわな、当然。
でもここには車できてるから運転手はノンアルコール。ごめんな。

うまいなぁと言いながら、話しをしているとあまご塩焼き登場。一人2匹を炭でじっくり焼いていくらしい。水を口からだしてねぇと身振りと口頭で説明をして、去っていく。自分たちで焼くのか!とやっと気づく。

んん~焼けてるのか。いったいいつひっくり返すのだろうなどど、言いながらも結構楽しい(笑)

などど言っていると、あらいが登場。新鮮なんでいい色してておいしそうだ。うん、いける!!ちなみにこれ1人前なんですわ。ちょっと多すぎやんかな。

で、焼けるまでにまだ出る、バター焼き!!いや美味しいわ、これ。

釜飯がどどん!!と出てきましたよ。ええ、釜飯はぎっちりごはんが詰め込まれてました。
上げ底という言葉があってもいいのに、と思うほどの多さ。
釜飯にも一匹入ってるやん、それも頭ごと!
味もしみていておいしいんですよ。食べ過ぎてしまう。
いやいや釜飯全部食べたらメインの塩焼き食べれない!と食べるのを中断した次第。
結局はパックを貰って持ち帰りしました。


焼けましたよこんがりと。あぁ、今記事を書きながらよだれが出そう・・。

お腹も満足になり、ゆっくり話をして帰路につく。なんて贅沢な幸せな気持ちになれる。
そこにはお店のおばちゃんとのゆるーい会話がスパイスになっていったことに今更ながら気づく。
さらに気づく!おばちゃんの写真撮るの忘れてる・・・。

予約を入れていく方がいいと思います。夜は予約が無い場合閉めることもあるそうです。

コースメニューはこちら。単品もありますよ。
11月下旬から3月まではししなべもやってます。こちらも人気あるそうです。

住所:三重県津市白山町上の村
電話:059-262-3806
時間:11:00~20:00
定休日:水曜日
駐車場:有

まるでトロ!醤油も弾くトロさわらは旬ノリノリだ@答志島

この島は、なんでこんなにも美しいのだろう。

キラキラと輝く海とコンクリートのコントラスト。
漁船の郷土感。

そして漁村の狭い路地を歩けば、いつも何かにハッとさせられる。

今回はこのじんじろ車に、胸を鷲づかみにされた。

グリップは塩ビパイプ。
黄色い洗濯ばさみは、何を挟むのだろう。
白ペンキで書かれた、小さな手書きロゴ。
カラーリングやレトロ感が、もう百点満点だ。
お願いだから東京中目黒あたりの、お洒落なレトロ雑貨屋とかに売らないで欲しい。

昭和の時代に世界から脚光を浴びた、日本のモダンアート集団「具体」を思い出した。
これはいわゆる、無意識の意識が織りなす現代アートの作品みたいだ。

太陽が燦々と降り注ぐここは、目に飛び込んでくる色がとても鮮やか。
海、石積み、コンクリートの道、そして石積みの上にブロック塀の小屋。
私は、決してふざけているわけじゃない。
この島にある物がアートに見えるのは、私だけではないはずだ。

手書きの「とまれ」。
愛おしさすら覚える。

今回やってきたのは、鳥羽市答志島。
鳥羽マリンターミナルから定期船で約20分。
県庁所在地の津市から1時間とちょっとで行ける、離島だ。

 

答志の漁港

私は3年程前から答志島に取材で行くことが多く、この島の虜になった。
そして昨年の今頃、旬を迎えた答志島名産のサワラの刺身を食べた。
それ以来、あの味を思い出すと・・、体がゾワっとするくらい食べたくなる。
そう、他の刺身ではダメなのだ。例えマグロのトロであっても。

そんな答志島のサワラは今年「答志島トロさわら(以下トロさわら)」としてブランド化された。
名前に答志島と付くが、答志島の答志、和具浦、桃取、そして隣の菅島で捕れた厳しい規準をクリアしたさわらが、トロさわらとして出荷されている。
まずは、どのように水揚げされているのかを見学に答志の漁港に向かった。

トロさわらは1本釣りのさわらのみ。
まだ漁港に1本釣りの漁船が帰ってきておらず、しばらく競りや水揚げされた魚を見学。

まるで水族館。
いろんな魚がいる。
魚の色彩やカタチは見ていて飽きない。
ちなみに、答志の漁港の見学は当日に漁港の受付で手続きをすれば、だれでも無料で可能だ。

イカの目はこんなにも美しく、時に鋭い眼差しに見えることもある。
そうこうしているうちに、さわらの1本釣り漁船が帰ってきた。

ポイッとさわらを投げたりはしない。
1本ずつ丁寧に置き、そして運ぶ。

測量をして(2,1kg)以上(4.7kg)以下のさわらがトロさわらの候補となる。
この漁船は4本の水揚げがあった。

厳しい基準を満たした1本のみ、トロさわらとしてブランドタグが付けられて出荷されることになった。

素人目にはわかりにくいが、写真の様に小さな傷があるだけで、トロさわらには認定されない。
規準は厳しい。

漁港を後にして、次はトロさわらを味わいに向かった。

 

醤油も弾く、脂のノリ。

答志の漁港から徒歩5分程、道中の美しい風景を眺めながら歩く。

美さきに到着。

出迎えてくれたのは、料理人であり美さきの若旦那である、橋本崇さん。
生まれも育ちも、答志島だ。

温泉ソムリエの資格も持つ橋本さんは、ポスターのモデルにもなった。
そして毎年答志島で開催される、wideloop in 答志島 beach partyというレイブイベント(野外音楽フェス)も運営していて、昨年は約700名がイベントに押し寄せた。

部屋から見る景色。
この島は本当に美しい。

早速運ばれてきた、トロさわらや答志島で捕れた魚貝の料理。
まずは、トロさわらの刺身をいただく。

醤油を弾くほどの脂。
口に運ぶと、旨みを含んだサラサラの脂は溶け、柔らかい身は解けていく。
これだ!体が求めていた味は。
トロさわらは、2〜3日ほど寝かすと脂のノリが抜群に良くなる。

続いて、トロさわらの押し寿司、焼き物、煮付けをいただいた。
脂が乗っていて身が柔らかいので、どんな調理法でも美味しい。
箸を運ぶたびに、いちいち呻っている自分がいた。

こちらは答志島の桃取で捕れたブランド牡蠣、桃こまち。
なんでも熱を加えても、縮みにくいと聞いたことがある。

話は変わるが、答志島の位置を見て欲しい。
赤いピンが答志島。木曽三川や清流宮川から山の養分を含んだ水が伊勢湾に流れる。伊勢湾は逆時計回りの海流。養分を含んだ水はプランクトンを育て、そのプランクトンを餌にする小魚などが育つ。その小魚を狙って色んな魚が捕れる。
答志島はそのような海流をもろに受けている。つまり漁業をするのに恵まれた海域だ。
答志島に限ったことではないが、この辺りがその昔、朝廷に食材を献上していた御食つ国であるのも地図を見ると納得できる。
小難しい話はこれくらいにして・・。

タコ漁も行う答志島のタコや、さわらの炊き込みご飯もいただいた。
私はこの日、何回美味しいといったかわからない。

突如、同行していたカメラマンが白ごはんを注文。

トロさわらの即席海鮮丼をつくっていた。
とろける脂はきっと、ごはんの熱でイイ感じになっていたに違いない。

▲美さきではレンタサイクルも行っている。因みに今回は自転車とスーパーカブを定期船に積んで答志島に入った。自転車で潮風を感じ、絶景を眺めながらのサイクリングもおすすめ。

体いっぱいにさわらを満たし、美さきを後にした。

約3年前、初めて答志島にいったときに衝撃を受けたガゾリンスタンド?私はいつもこれを見ると「ただいま」と言いたくなる。

定期船を待つ時間、島のおじいさんが話しかけてくれた。
話題はもちろん、さわら。
この島の人にとって、さわらは特別な存在だ。

帰りの定期船のなかで、なぜこの島はこんなにも美しいのか、ぼんやりと考えていた。
多分それは、お日様の光をいっぱい浴びて、おいしい魚をたくさん食べている人が暮らしているからだと思う。
食べることに困らない地域で暮らす人に、せかせかと働く私のような者にはない余裕を感じることがある。
余裕は、遊び心や地域への想いのある暮らしを作る。
そういった心や想いが、独自の景観をつくり、美しい海や伝統ある漁業を守っている気がした。

そして本文を書きながら、早くも体がトロさわらを求めているのであった。

 


 

美さき
鳥羽市答志町415
tel 0599-37-2141
hp http://misakiryokan.co.jp
fb https://www.facebook.com/答志島温泉-くつろぎの宿-美さき-472836359415156/

トロさわらが食べれるお店
hp https://torosawara.com/tabereru_omise.html

トロさわらが食べれるお宿
hp https://torosawara.com/tabereru_oyado.html

鳥羽磯部漁協答志支所
鳥羽市答志町241−1
tel 0599-37-2018
トロさわらhp https://torosawara.com

※答志島では様々なアクティビティを楽しむことができます。
島の旅社 http://www.shima-tabi.net
海島遊民くらぶ http://oz-group.jp

※OTONAMIEで掲載した答志島の過去記事も参照ください。
https://otonamie.jp/?s=答志島

 

2019年度の三重県民手帳は⁇


毎年この時期になると、たくさんのスケジュール手帳がお店に並びますよね。三重県民なら県民手帳でしょということで、来年度も県民手帳を使うことにしました。

過去の県民手帳

2015年秋に発売された、2016年度の県民手帳は10年ぶりに復活したといことで、話題になりましたが、三重県らしさはあまりなく…。笑
2017年度は伊勢木綿。(過去記事https://otonamie.jp/?p=25263)
2018年度は伊勢型紙(過去記事https://otonamie.jp/?p=41117)
2017.2018年度は三重県の伝統工芸品を使用した三重県らしい手帳でした。

今年の県民手帳

今年の県民手帳も、三重県の伝統工芸”伊賀くみひも”の吉祥結びをあしらったバント付き手帳です。色は”紅、藍、碧”の3色。紅の手帳バンドは伊賀くみひも本来の手締めタイプ。藍と碧は機能性を重視したゴムバンドか付属でついてきます。

中身はこんな感じ。

まず伊賀上野と上野城の特集?みたいなページがあり、歴史にまつわることが書かれています。

メインのスケジュール部分は、シンプルな作りで書き込みやすい感じでした。パラパラとめくっていくと、公共の緊急連絡先や防災情報、イベント情報なども載っており、県民の生活に役立ちそうなものがたくさん記載されています。

豆知識としてこんなものも。

暇つぶしにちょっと楽しい。

年々進化しているように感じる、三重県民手帳。来年は何かと予想するのも楽しいです。

三重県民なら三重県民手帳でしょとなるように来年も進化していって欲しいですね。

中学時代の友達が素敵な小さなパン屋さんになってた話。—再会編—

いなべ市の広報誌「Link」の2018年11月号の特集は「いなべのパン屋」。

知っているお店から知らないお店まで、昔からあるお店から新しいお店まで、紹介されているお店のパンはどれもこれも美味しそう。

その中で、とあるパン屋さん(正確にはその店主さん)の写真にふと目が行きました。

そして凝視。

同級生やん・・・。

いんちゅー(※)で一緒だった女の子でした。

(※員弁中学校のことです)

まぁはっきり言って中学時代は私にとっちゃ黒歴史なので、出身小学校も違う、部活も違う、すごく親しくしていたわけではなかった当時の同級生に連絡をとるのはそれなりに勇気もいったのですが、彼女も私のことを覚えていてくれて。

お店は基本的に週1日のみの営業で、なかなかタイミングが合いそうにないので、彼女のお店『小さなパン屋teto』も参加したイベントに行ってみることにしました。

が。

 

売り切れ~~~~・・・。

 

初めて出店したイベントで本人的には「焼き過ぎた」と思っていたそうですが、10時から始まったのに10時45分には売り切れていました。

・・・まあいいや。それならそれで接客のお邪魔にならずに話が出来るし。

 

——お店はいつからやっとるん?

teto:「4月から」

——えっ。この4月?

teto:「だからまだ半年くらい」

——好きやったんやね、こういう(何かを作る)こと。知らんかったけど(笑)。

teto:「うーん。もともとお菓子とか作るの好きで。パンもホームベーカリーから始まって、それから自分で天然酵母のこと調べて作るようになったん」

——インスタ見たけど、あれ1人で作るんやよね?すごい量やよねぇ。

teto:「お店は13時からやで朝早くから作って・・・。だから週1か、やっと週2」

——お店の名前はこれ「テト」でいいの?

teto:「うん」

——意味は?

teto:「”手と”っていう意味《”手と”小麦》とか《”手と”パン》とか」

う~~~ん・・・。深いなぁ・・・。

なかなか思い通りにいかない、そこが魅力だとも言われる天然酵母のパンを、自分の“手”で作り、自分の“手”で多くの人の“手”に届ける。

たぶん彼女は「何かを作ること」の先にいる“人”も好きなんだろうな。

 

どんなパンなんだろう・・・?

 

と気になりますよね?

 

ここからは了解を得てお店のInstagramから。

「小さなパン屋teto」のInstagramより

 

や、やっぱりおいしそう・・・(´∀`*)

すみません。

記者本人が写真見て「おいしそう」って言ってるだけの、何やら中途半端な記事になってしまいました。。

だってまだ食べてないんだもん。←開き直った。

というわけで、とりあえず今回は感動の「再会編」としてお届けしました。

次回(間に他の記事を挟むかもしれませんが)、「いただきます編」をお送りします。

 

 

詳しい情報は『小さなパン屋teto』のInstagram(@tetotetopan)から。

大事に大事にしてきた髪が、誰かの笑顔に。桑名で念願のヘアドネーション!

ヘアドネーションと言う言葉を知っていますか?

JHD&CというNPO法人さんが有名なので、
ご紹介させていただくと、


JHD&Cは、
寄付された髪だけで作ったメディカル・ウィッグを
頭髪に悩みを抱える18歳以下の子どもたちに
完全無償提供している日本で唯一のNPO法人です。

ということで、
病気で髪の毛が抜けたり生えなくなったりした子どもたちに、髪の毛を送って、その子にぴったりのかつらをつくってもらう活動のことを、
ヘアドネーションと言い、
最近は多くのヘアサロンが活動に賛同し、
ヘアドネーションを積極的に行っています。

桑名でも検索すると、数店舗賛同サロンがみつかると思いますが、
友人のサロンでも行っているとのことで、
私も挑戦してきました!

 

サロンの名前は、、、

ありません!!

貴方だけとのっておきの時間…。
非日常を過ごしてほしくて、サロンの名前はありません。
いつでもお気軽にご連絡ください。

 

というサロン。

小学生と、年長さんのお子さんがいらっしゃる、同世代のママさんで、
ご自宅にサロンを併設されております。

シャンプーからカット、お会計まで、
マンツーマンで、
究極のプライベートサロン。

子連れでワーワー行っても気兼ねなくワガママを言えちゃいます。

ハイ、ワーワーうるさい姉妹を従え、断髪式!


自分でハサミを入れる体験もさせてもらえました!

ヘアドネーションは31㎝以上からですが、40㎝くらい期待できそう!ということで、思い切ってバッサリ〜!!

ここから、整えていってもらい、

じゃあーん!

わあーい!
軽いよ〜!髪を切ると気分まで軽やかに!

本当は娘二人もヘアドネーションする予定だったんですが、
土壇場で「今日は切らない」と言い出し、
結局切れず、、、

南川さん、また予約します_:(´ཀ`」 ∠):

そして、サロンの紹介していいですか?!と聞いてから、子ども達に、写真係をさせたら、こんな写真を撮ってました。

なかなか上手いやん。
母の写真は全然撮ってないけど(o_o)

場所は桑名市立城南小学校近くです。

ヘアドネーションに興味があるけど、
手続きは面倒だな〜という方は、
是非南川さんにお願いしちゃいましょう(●´ω`●)

Facebookメッセージでご連絡を^_^

世界にひとつだけのものを探しに。清楚な真珠に溜息もれっぱなしの志摩旅へ

君を想って作ったんだ

彼は彼女の左手を取り、
そっとリングをはめた…

…なんて、
妄想だけで高揚するシチュエーションを、
本気で出来ちゃうかもしれないコースを巡りに、
真珠養殖発祥の地である三重県志摩市へ!

 

11:30 創業113年の老舗 松井真珠店へ

近鉄賢島駅から徒歩1分。

創業114年という伊勢志摩イチの老舗、
真珠専門店 松井真珠店

歴史と伝統の風格を感じながら、
店内をゆったりとまわる。

華奢で清楚な真珠の輝きに、
思わずもれる溜息。

素敵…

自分だけの真珠アクセサリーを
職人さんと共に作れる体験工房も魅力的。

画像は公式サイトより転載

松井真珠
住所:三重県志摩市阿児町賢島(船着場前)
電話:0599-43-1015

 

12:40 あご湾定期船で移動

あご湾定期船に乗って、
「賢島」から「和具」へ移動。

デッキに出ると、
英虞湾に降り注ぐ太陽と風を全身で感じられる。

時々くぐる橋にも、
わくわくしちゃう約25分の船の旅。

あご湾定期船
賢島営業所(賢島港のりば)
電話:0599-43-1023

 

13:10 和具浦荘で志摩産のあなご丼とたこ焼き

下船した和具の、
船着き場前にある民宿の食堂 和具浦荘へ。

地元の人が地元の海で獲ったアナゴで、
ふっくら美味しいあなご丼と、

同じく地元の海で獲れたタコの
旨みを包み込んだたこ焼きが頂ける。

ちょうど近所の常連さんがいらしており、
お友達宅に行く時のお持たせは、
ここのたこ焼きと決めているのだと教えてくれた。

気さくな店主ご夫婦との会話を、
楽しみながらのお昼ご飯。

長居したくなる温かな食堂。

和具浦荘
住所:三重県志摩市志摩町和具2237-1
電話:0599-85-0003

 

14:20 真珠の里で真珠取り出し体験

和具浦荘までお迎えをお願いし、
車で約10分。

アコヤ貝からの真珠取り出し体験と、
オリジナルアクセサリー作りができる、
真珠の里へ(迎車は要予約)

真珠養殖は三重県が発祥。

森林の葉が落ちて腐葉土となり、
雨と共に栄養は川を下って海へと流れ込む。

その栄養が、
海の植物プランクトンや海藻を育て、
動物プランクトンが食べ、
動物プランクトンを小魚が食べる…
といった食物連鎖が起きる。

特に英虞湾には、
黒潮に乗って、
暖かい潮と冷たい潮がぶつかる影響で、
海洋生物が数多く生息する豊かな海。

プランクトンが豊富で、
入り組んだリアス海岸により、
潮の流れがよく波が穏やかな英虞湾は、
アコヤ貝の生育にとても適しているのだ。

真珠取り出し体験は、
真珠養殖についてや真珠ができる様子等の、
解説動画を観るところからスタート。

視聴後は海へ行き、
アコヤ貝の網を揚げる。

よいしょー!!

網の中から、
好きなアコヤ貝を選ぶ。

真珠は6mm~9mm程で形も色も様々。ドキドキの運試し

貝を開けて、
真珠を取り出す。

あ!綺麗な真珠!

磨く。

もみもみ…

スタッフさんが、
親切丁寧に指導してくれるのでとっても安心。

店内の様子。ご主人を見つめるアイドル犬が愛らしい

光沢の出たフレッシュな真珠がこちら。

真珠の取り出し体験(1,000円)

このまま持ち帰ってもいいのだけれど、
好きな金具を選び、
アクセサリー作りが出来るメニューもある。

アクセサリーは、
ペンダント、ブローチ、ピアス、イヤリング、
指輪、ストラップ、タイピンなど150種類以上。

今回、私は指輪作りに挑戦。

真珠に穴を開け、

金具にはめて、

憧れの真珠の指輪が完成!!

はぁ、、素敵。。

あー、これ大切な人からプレゼントされたら、
ものすごく嬉しいだろうなぁ。

真珠を取り出した後の貝柱は、
食べることができ、

残りの身はお魚へお裾分け。

太陽にかざすと、
一層光を纏う世界にひとつだけの指輪。

清楚な照りに溜息はもれっぱなし

奥さんのへのプレゼントにしたり、
結婚式のサプライズで、
海に飛び込むところから動画にする方などもいるのだそう。

”君を想って作ったんだ”
…な演出を本気でしたい!
という方はぜひおすすめ。

もちろん、
自分による自分のための旅の記念にも大満足。

真珠の里
住所:三重県志摩市志摩町越賀1125-88
電話:0599-85-0515

 

15:40 あご湾定期船にて賢島に到着

約1時間の真珠の取り出し体験を終え、
真珠の里送迎にて定期船 和具へ。

あご湾定期船に乗船し、
約25分で賢島に到着。

指に光る生まれたての真珠が、
目に入るたびに胸はときめく。

アコヤ貝が生み出す艶やかな真珠。

1つ1つに個性があり、
どんな真珠も世界にひとつしか存在しない。

その出会いにこそ価値を感じて身につけることで、
いつもよりちょっとだけ、
自信と勇気をもらえる気がする。

 

Photo by y_imura


志摩観光ホテルが叶えるオトナ旅
取材:志摩観光ホテル季刊紙「志摩時間」にて
URL:https://www.miyakohotels.ne.jp/shima/

OTONAMIE PUSH!! EVENT【2018.11.15 update】

広報担当のともーこです!
OTONAMIE編集部に寄せられた、OTONAMIEがPUSH!! しているイベント情報です。

※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください

三重県野外体験保育指導者養成講座

  

【日程・場所・内容】
(1)6月21日(木)10:00-14:30 場所:津市合同ビル2階
「野外体験保育に取り組もう〜野外保育の特性〜」
(2)9月13日(木)9:30-15:00 場所:大台町新田「子ども王国」
「野外体験保育の実践1〜園児が山にやってくる!〜」
(3)10月9日(火)9:30-15:00 場所:鳥羽市安楽島「安楽島海岸」
「野外体験保育の実践2〜園児が海にやってくる!〜」
(4)11月18日(日)9:30-15:00 場所:大台町新田「子ども王国」
「野外体験保育の実践3〜親子で森遊び&野外クッキング〜」
(5)12月8日(土)9:30-16:00 場所:菰野町または津市
「冒険体験と野性性からリスク回避を学ぶ」
(6)12月20日(木)10:00-15:00 場所:大台町または津市
「野外体験保育の計画をつくろう!」
【講師】(1)森の風ようちえん代表 嘉成頼子氏
(2)(3)(4)(6)大杉谷自然学校職員(NEAL指導者)
(5)くりこま高原自然学校代表理事 佐々木豊志氏(NEAL指導者)
【対象】三重県内の野外体験が実施できる施設の職員の職員、または18歳以上の自然体験活動や野外体験保育に関心がある方
【定員】(1)〜(4)、(6)各20名 、(5)定員無し(公開講座)
※原則全講座受講(単回参加希望の方はお問合せください)
【参加費】(2)(3)(6)100円(保険代)、(4)500円(保険代、昼食材料費)(1)(5)無料
【申込方法】電話(受付は平日/10:00-17:00)・ FAX・メールにて受付。
※受付時必要情報:プログラム名(もしくは開催日程)名前・ふりがな・性別・年齢・〒・ご住所
【詳細】詳細はお申込み後に郵送いたします
主催:三重県 子ども・福祉部 少子化対策室
企画・実施・NPO法人大杉谷自然学校
【お申込み・問合せ】NPO法人大杉谷自然学校
TEL:0598-78-8888 FAX:0598-78-8889
E-mail: info@osugidani.jp URL: http://osugidani.jp/
〒519 -2633 三重県多気郡大台町久豆199
三重県子ども・福祉部少子化対策室HP>>
http://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/m0323600010.htm
イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:http://osugidani.jp/pdfs/201806yagaitaiken.pdf

 

ず〜まだんけ in いなべ あなたのけん玉のイメージが変わる。

ジャンル:けん玉パフォーマンス・けん玉教室
日程:2018年11月25日(日)
時間:けん玉教室受付開始12:00
(1部と2部それぞれ先着20名)
ず〜まだんけパフォーマンス13:00と15:00
けん玉教室 1部:13:30〜13:50
2部:15:30〜15:50
場所:三重県いなべ市北勢町阿下喜1980 桐林館阿下喜美術室
費用:観覧無料・けん玉教室無料
主催者:桐林館阿下喜美術室
お問い合わせ先:桐林館阿下喜美術室 帖佐さん
TEL:0594-72-6096 agkpingod@gmail.com
メッセージ:桐林館に世界的けん玉パフォーマーである「ず〜まだんけ」さんを呼ぶことになりました。みなさんのけん玉のイメージが変わる!!と断言できるほどすごいパフォーマーです。昨年の紅白でパフォーマンスをしたず〜まだんけさんのけん玉パフォーマンスを、生で見る機会はなかなかないと思いますので、みなさんに是非興味を持って見に来て頂きたいです!
イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://faavo.jp/mie/project/3234

 

皆様からもイベント情報を募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記メールフォームからイベント情報をお寄せください。

    ▼添付画像(イメージ写真やフライヤーなど)を3点まで送信できます▼
    1つの画像の容量は2.5MBが上限です。
    画像データの形式はgif、png、jpg、jpeg、pdfに対応しています。

    gyoson. 漁村でタコヤキとやさしい時間。

    このぉ〜、イカ野郎・・。
    素振りし過ぎて、指にイカができちゃって・・。
    耳にイカができるくらい聞いたわ・・。

    イカでは迫力が足りない。
    そこは、タコでなくては。

    今回は賢島から定期船で向かった。

    土用のタコは親にも食わすな。
    という言葉があるくらい、タコは美味しい。
    刺身でも煮ても揚げても良し。
    そしてタコヤキも。

    船は乗っているだけでなんだか楽しい。

    丸いフォルムにドロっとした褐色のソース。
    マヨネーズビームと青のり。
    鰹節が、アツアツのそれの上でゆらゆらとおどる。
    シズル感たっぷりのタコヤキに誘われ、口にほおばる。
    「あふぅ!あっ!あっつ!」

    離島間崎島が見えてきた。南国みたい。

    外はカリっと、中はトロっと。
    それは世の中の美味しい食べ物に共通する法則のひとつだと、私は勝手に考えている。
    外カリ、中トロ。
    無論、タコヤキも例外ではない。
    さらにタコヤキは、タコのコリっとした食感がある。
    外カリ、中トロ、後コリ。
    これは3Dなのだ。
    食感に立体感がある。

    ごはんのおかずにはならないけど、酒のあてにもってこいだ。
    アツアツのタコヤキを冷えたビールで胃袋に流し込む、至福のひととき。

    賢島から20分くらいで和具浦に到着。

    鳥羽や志摩の海には、宮川などから山の養分を豊富に含んだ水が流れ着く。
    養分を含んだ水はプランクトンを育て、そこに小魚が、そして小魚をめがけて大きな魚もやってくる。
    比較的海面の浅いリアス式の海では、そのような水が海藻を育て、海藻をエサにする鮑などが育つ。
    それらをエサにしている伊勢海老も育つという、恵まれた海だ。
    そして贅沢にも伊勢海老やアワビなどをエサにしている、タコ。
    そんな産地で、タコヤキを食べたい。

    おかあちゃん:おう、また来てくれたん。まぁ、座ってなぁーあ。

    店のおかあちゃんは、昔からの知り合いのようにいつも迎えてくれる。
    最初に訪れたのは、昨年に穴子丼の記事を書いたとき。漁村の店だ。
    そのときに、近所の人がお持たせ用にタコヤキを買っていたのを覚えていた。

    私:タコヤキのタコって、ここで捕れたもの?
    おかあちゃん:タコも穴子もそう。今日のタコはちょっと小さいけどなぁーあ。あ、今日は鰻もあるから焼こかー?

    三名で訪れていたので、穴子丼と鰻丼、そしてタコヤキを注文した。
    クルクルっと焼かれ出てきたタコヤキ。

    ここで食べるからこそのタコヤキ。
    美味しいのはもちろん、ゆっくりと話すおかあちゃんとの時間がとても贅沢な気がした。

    食感が絶妙で素材の味を活かした、甘ったるくない穴子丼もやっぱり美味しい。
    鰻丼もしっかりとした歯ごたえがあり、いかにも天然物という感じがした。
    その地のものをその地でいただくという、贅沢。
    メディアやインターネット、グルメ本に載っていない店。
    飾り気もないし、商売気もない。
    しかしそこには、やさしく懐かしい時間が流れている。

    その後もここで捕れた魚やカニを焼いてくれたり、おかあちゃんが漬けた漬け物を食べ比べしたり、口なおしにサクランボもいただいた。
    お茶を何杯も淹れていただきながら、たくさん話をした。
    いつまでも居たくなるのだが、お会計をしてもらった。

    私:これ間違ってますよ。鰻丼と穴子丼の値段しか入ってない。
    おかあちゃん:ほんまぁーあ。まぁ、ええよ。
    私:いやいや、あかんよー。
    あかあちゃん:ほんなら、タコヤキ代だけ。

    ごはんのおかずになれないタコヤキ。
    お会計に入れ忘れられていたタコヤキ。

    でも、まるくてやわらかいそんなタコヤキが、私は好きだ。

     


     

    和具浦荘
    三重県志摩市志摩町和具2237-1
    tel 0599-85-0003

     

    桑名から鳥羽に行くのをあえて普通やらない交通手段で行って楽しんでみた♪

    三重県旅館ホテル組合の会議案内が届く。

    会場は鳥羽。

    相変わらず遠いな〜。三重の旅館組合は伊勢や鳥羽のメンバーが多いので北勢地域ではあまり会場にならない。逆に遠いので観光気分で行けるのがよい。

    さてこの会議のドレスコードを確認してみたらNo limit。

    鳥羽と言えば以前からやってみたいことがあったのを思い出す。
    伊勢湾をぐるりと一周自転車で走って鳥羽 – 師崎はフェリーで渡れば完璧だと。
    でもネットで詳しく調べると鳥羽 – 師崎航路は2005年に終了。
    鳥羽ー伊良湖ルートもしくは師崎ー伊良湖ルートしかないのが分かる。
    距離的に短い師崎ー伊良湖で三河湾自転車で一周を2014年にやってみた。

    さてもう1本のルート鳥羽ー伊良湖は距離もあり、乗船時間もあるので1日では無理なので当時諦めていたのを思い出す。鳥羽で宿泊なら2日に分ければ楽勝だと。

    まずは今回実際走ったルートを動画で紹介。桑名出発で23号線を走って名古屋に向かいます。

    はし

    23号線は名古屋に入ると自動車の量が多くなり自転車が車道を走れない。
    川を渡る度に階段をえっこらやっこら。

    知多半島に入っても結構調子よく走ってたので予定外になりますが知多半島もぐるりと走ってみようという気になる。がしかし、途中アップダウンの多い坂道を走って、この後最終的に乗るフェリーの乗車時間が気になるので常滑を過ぎてから知多半島を横断して逆側に行く。

    衣浦トンネル

    前回の三河湾一周でも通った海中トンネルの衣浦トンネル到着。

    衣浦トンネル

    昔通ったとき結構階段を下って大変だったなーと言うのを思い出す。トンネル内ラジオというのがあり危険な場所なんだろうなと。前通ったときは犬の散歩に利用している人もいて賑やかでしたが、今回は誰ともすれ違わず寂しかったです。

    衣浦トンネル

    階段を降りること地下11階やっと海底に到着。自転車を引っ張りながらグルグル結構大変。

    衣浦トンネル

    一直線に続く衣浦トンネル。また地上まで11階分階段を上り地上に。地上に出ても風景が変わらないので本当に海底を通って逆側にたどり着いたのかと不安になる場所。

    蒲郡ラグーナテンボス

    お昼ぐらいになってやっと蒲郡のラグーナテンボスに到着。

    蒲郡ラグーナテンボス

    時計を見ると12時を過ぎてたので近くのうどん屋さんでお昼ご飯を。
    桑名からラグーナまで104Kmで5時間半かかりました。

    蒲郡を過ぎてからだんだん雲行きが怪しくなり、豊橋ぐらいから本降りになる。
    昼ご飯を食べたあとの後半はいつも疲れが出てきてダラダラになって走るけど、雨の中を走りたくない一心で超高速でダッシュ

    道の駅 田原めっくんはうす

    前回走ったときもこの道の駅 田原めっくんはうすに立ち寄ったのですが、今回は雨がひどくってリュックの中の電気製品が濡れてしまうといけないのでビニール袋にしまい込むのに立ち寄った。この雨は待ってもやみそうもないので更にここからも休憩無しで猛ダッシュ。

    この時フェリーの時間と残りの距離とにらめっこ。伊良湖のフェリー乗り場に到着したのが発車5分前でフェリーの乗車タラップを仕舞おうと準備しているところに「すみませ−−ん」と駆け込みセーフ。

    フェリー

    輪行バックに入れれば自転車も手荷物になるのですが、分解と組み立ての面倒くささと輪行バックが荷物になるのがイヤで自転車料金を別途支払って乗船。運賃は大人一人片道で1,550円ですが自転車と一緒だと1,020円増しで2,570円でした。

    フェリー

    この便は空いていて車も数台だけ。自転車は私だけでした。

    出港

    すぐに出港。必死に走ってきたのでまだまだ心臓ドキドキで落ち着かない。これでゆっくり座っていれば鳥羽に到着できるのなんて感動です。

    時間

    結局伊良湖までは丁度160Kmで8時間半でした。思っていたよりはやく到着できて感動。雨が降って焦らせてくれたおかげです。

    おやつ

    雨に濡れて体が冷えきってるのでホットココアと名物の笹かまぼこを。

    伊勢湾伊勢湾 伊勢湾

    雨で波がありました。丁度鳥羽から出たフェリーがすれ違って通る。伊勢湾の島を横目に通り過ぎる。

    乗船時間55分となってましたがなんだかんだしているとすぐでもう到着?って驚く。

    下船準備

    鳥羽に到着。朝三重を出発して船で再度三重に戻ってきてなんか面白い感覚になる。車より先に自転車を優先して通してくれてなんか優越感。

    下船したら見慣れた鳥羽の風景になんかホッとする。こっちについても雨で、はやく宿に行って温泉に入りたいと思うのですが、スマホの充電がゼロになり、充電しようにも充電の口が雨でショートして充電できずで大変でしたが何とか宿に到着。

    宿からの景色

    宿からみえる湾の中の風景。桑名ではあまりこうゆう景色がないので観光地に来たな〜と感じる。
    露天風呂がすごく気持ち良く走り疲れた筋肉をほぐすのに温泉と水風呂を何度も往復。
    温泉の成分がよく肌がぬるぬるになって気持ちよい。
    あとで聞いたら鳥羽に沢山のホテルや旅館があるけど実際自分の所で温泉を掘ってるところは5件ぐらいだそうです。それ以外はタンクローリーでデリバリーした温泉を汲んで温泉とうたってるそうな。

    翌朝は5時に起き、少し明るくなり出した頃に出発。
    と言うのも天気予報を見たら早朝だけは雨が降らず、その後雨の予報なので、降り出す前に出来る限り走っておこうと。

    でもやっぱり伊勢に来たんだし伊勢神宮は寄っていきたいなと思い寄り道を。

    伊勢神宮 伊勢神宮

    朝5時過ぎのおはらい町。
    昼間の賑やかな景色とまったくちがう。そしてここで感動したのが、おはらい町で多数のお店があるのに唯一オープンしていたのが赤福本店。ホームページで確認をした朝5時から開店営業中でした。真面目にお仕事をしている会社は大会社になっても怠けることなくお客さんをお迎えする姿勢に感動。

    伊勢神宮内宮

    伊勢神宮内宮さんで鳥居の前で記念写真。

    伊勢神宮

    そして伊勢神宮外宮さんの前でも。

    伊勢にいる頃はまだ天候は持ってたんですが、この後ポツリポツリと。結局桑名に戻るまで降ったりやんだりを繰り返す。前日の伊良湖の時もそうですが、雨が降ると濡れたくない一心で頑張って走ってしまうようで。結局帰りも予定より早く到着。

    今回のコース
    距離263.16 km
    タイム13:57:07
    平均速度18.9 kph
    高度上昇1,182 m
    カロリー4,622 C
    コース
     結局14時間で260キロ走ったことになりましたが、フェリーの移動時間と距離と会議と宿泊の時間はは含まれていません。途中の休憩で寄ったコンビニや食事の時間は走行時間に含まれているので実際走っていいる時間は1時間半以上短かったかと思われます。
     これで死ぬまでに伊勢湾一周自転車の旅が出来て一つ夢が叶いました。

    「考える葦」として芸術を抱擁してみよう ~哲学舎という名の美術館 山田館長~

    見上げた空にはウロコ雲。
    暦でももう、秋って感じよねー。
    そういえば、皆さんは秋と言えば、何を思い浮かべるかしら?
    美味しいご飯! いいわよねー、美味しいご飯! 海の幸も山の幸もこれからよねー、ホント。そういえば、三重って、山海の幸が全部揃ってんのよね! サイコー!!
    あとは、スポーツ! のぼせる程の暑さもなくなって体を動かすには絶好の時期よね。
    読書ってのもあるけれど、忘れちゃったらいけないのが『芸術』よ、『芸術』。
    こんな見てくれのアタクシが言うのも何だけど、芸術ってのはいいもんよ、本当に。
    鑑賞のコツの書かれた本まで売ってんのよね、最近って。
    書かれた時代とか作者に何が起きていたか、予備知識をたんまりと仕入れないといけないのが大変かもしれないけど、それを持った状態で見ると、ただ眺めるだけだった「綺麗な絵」が、一味も二味も違って見えるのよね。

    さて、そんな秋の穏やかな日差しの中、ちょーと芸術に触れてみませんか?

    ってことで、本日はいなべ市北勢町にあります美術館をご紹介&館長の山田様にインタビューしてきました。

     

    <Q1>
    芸術の森マフィーを立ち上げたのはいつ頃ですか?

    <A1>
    2005年3月です。

    <Q2>
    何が立ち上げの切っ掛けになったのですか?

    <A2>
    上手い、下手に関係なく、誰もが参加できる美術館を創りたかったからです。

    <Q3>
    この美術館のコンセプトは何ですか?

    <A3>
    芸術とは何か? それは哲学の表現である。
    哲学とは何か? それは人間とは何かを考えること。
    誰にでも参加ができる「芸術というシステム」を通して、世界の人々に、森の精神から学んだ哲学をメッセージしていくこと

    <Q4>
    坂を上がる手前から、手作りのオブジェがありましたが、それにはこだわりが?

    <A4>
    自然は全て生きているということを、いろんな形態で伝えたいという思いで設置してあります。

    <Q5>
    美術館の常設展示の作品を選出した基準は何ですか?

    <A5>
    基準はありません。
    自然や平和やいのちを大切にする作品であれば、うまいへたは関係ありませんので

    <Q6>
    作品で、これはじっくりと感じてほしいものは

    <A6>
    人間は生かされているという意味で、みんな同じということ。

    <Q7>
    お庭のちょっとした所に妖精みたいに隠れてるオブジェが沢山ありますが、こうしようと思った理由は?

    <A7>
    これはスタッフの造形作家「二村柚夕子」さんが、ジャンクなモノたちにもいのちがあるという事を表現しているオブジェたちです。

     

    <Q8>
    お庭には沢山植物が植えてありますが、季節毎に見頃の花は何ですか? 特に、これからの季節で見頃の花を教えて下さい。

    <A8>
    ガーデンでは、四季折々の花たちが咲きますが、秋は七草をはじめコスモス、フヨウ、シュウカイドウ、シュウメイギク、ランタナetc

    <Q9>
    これから、秋から年末に向けての企画はありますか?

    <A9>
    10/3~12/16   北山玲子キルト展・ばあちゃんの布遊び
    12/23        クリスマスパーティ & クリスマスライブ

    <Q10>
    最後に館長のプロフィールをお願いします。

    <A10>
    団塊世代の初老です
    社会教育主事 ~ ミュージシャン ~ 飲食店経営 ~ を経て 現在に至ります。

    森の音、風の流れ、静かに流れていく時間・・・。
    時計に急かされる日常から、ただただ穏やかな空間の中で、自分という芸術作品(今世紀最大の最高傑作!)をじっくりと味わってみてはいかがかしら?

    山田館長、ありがとうございました!!

    哲学舎という名の美術館
    〒511-0405 三重県いなべ市北勢町田辺305-2芸術の森マフィー内

    URL http://www.artmafy.com

    知られざる驚愕のカオス!!竹成五百羅漢はオーマイゴッドな空間だった。

    三重県菰野の竹成エリアに、
    異様なオーラを放ちまくるスポットがある。

    何も知らずに訪れた人は、
    恐らく『オーマイゴッド!!』となるであろう。

    そう、そのリアクションは多分正しい。

    だってここには、
    あらゆる神と仏と偉人が集まっているのだから。

    高さ7ⅿ程の小高い山に、
    仲良く並ぶ多様な石像。

    その数、なんと約500体。

    知られざる驚愕スポット
    「竹成五百羅漢(たけなりごひゃくらかん)」

     

    これぞ究極のダイバーシティ!?

    どこらへんがオーマイゴッドなのか、
    その内訳を一部見てみよう。

    まず、仏教の開祖 釈迦

    地蔵菩薩

    真言密教の教主 金剛界大日如来

    天狗

    七福神の布袋 

    三蔵法師

    半諾迦尊者

    俳人 松尾芭蕉

    三猿(見ざる 聞かざる 言わざる)

    十大弟子(釈迦の弟子でとりわけ優れた人達)

    真言宗の開祖 弘法大師

    そして、地獄で亡者の罪を裁く10人の王。
    上段中央に君臨するのが閻魔大王だ。

    閻魔大王が持つ檀茶幢という杖には、
    頭が二つ付いており、
    左頭は亡者の生前の善を、右頭は悪をしゃべり明かす。

    更に浄頗梨の鏡には、
    亡者の生前の悪い行いが、
    動画で映し出されるという。

    つまり私たちが娑婆にいた時の一切が、
    見透かされるということ。

    閻魔大王と共に鎮座する王は、
    冥土での裁判員にあたり、
    それぞれの役割や説がまた面白いのだが、
    長くなるので割愛。

    兎にも角にも、
    オーマイゴッドな空間なのだ。

    建立を発願したのは、
    竹成出身である照空上人(神瑞和尚)

    右:照空上人

    平和で安穏そして地域発展を願い、
    私財を投じて、
    桑名の石工石長こと藤原長兵衛に依頼。

    その一門の手により、
    約15年を費やし1866年完成したわけだけど、
    照空上人は完成をみることなく、
    1855年に68歳で入滅された。

    因みに、
    羅漢は現世で厳しい修行を積んだ小乗仏教の聖者。

    地蔵菩薩や大日如来等は、
    現世を生きた仏ではないのに対し、
    羅漢は本来は生身の人間だったというところに、
    より親しみを感じることができ、
    中には自分や身内に似た石像がいるともいわれている。

    ゆえに写真がなかった当時は、
    こどもに先祖の顔を伝えるために、
    似ている羅漢像を見付けて伝えていたという説も。

    一見奇妙な珍スポットだが、
    眺めるだけで心温まるのは、
    この場を地域の方々が、
    とても大切にされているからこそであろう。

     

    全国的にも珍しいダブル如来像

    竹成五百羅漢は、
    太平山松樹院(大日堂)の境内にある。

    本堂には室町中期の、
    善通聖阿弥陀仏と名乗る僧の発願により、
    刻まれたと伝えられる大日如来坐像が鎮座。

    三重県指定有形文化財

    二体が鎮座するというのは、
    全国的にも珍しい光景とのことなので、
    一見の価値ありだ。

    また境内には、
    藤や菩提樹が植わっており、
    季節により華麗に咲く花を鑑賞することが出来る。

     

    20数年かかった五百羅漢の調査

    今回、竹成五百羅漢を、
    20数年かけて調べ続けている方と、
    お会いすることが出来た。

    三重県四日市市出身の黒宮朝子先生。

    黒宮先生は元々保育士さんで、
    五百羅漢は通勤経路上にあった。

    拝すると疲れも癒え、
    拝みに寄るのが日課となった中で、
    訪れる時刻や季節によって、
    羅漢の表情が異なることに気付いた。

    それは天候の影響だけではなく、
    自分の心が千変万化するように、
    笑い顔や怒り顔など、
    その時の心にあった羅漢が、
    見えてくるようになったそう。

    また通ううちに、
    五百羅漢を大切に信仰されている、
    地域の方々の温かさにも触れ、
    約500体ある羅漢について調べている方とのご縁もあった。

    その方の貴重な調査記録を引き継ぎ、
    黒宮先生が更に歳月をかけて調べあげ、
    自費出版したがこちらの書籍。

    1冊5000円

    大日堂は檀家のいない寺。

    先生は150冊を寄付され、
    売上の全てが五百羅漢を守る費用に充てられている。

     

    じっくり見学したい人は事前連絡がおすすめ

    改めて、
    黒宮先生のと共に、
    五百羅漢を拝する。

    気になった石像がどのような像なのか、
    照らし合わせると一層に面白い。

    背中に刻銘があるものと、そうでないものがある

    山頂から、
    羅漢さんらの後姿を眺めるのもまた壮観。

    ただ、今、
    竹成五百羅漢は
    保存修復問題に直面している。

    石像は地元の花崗岩で作られているのだが、
    像を彫る素材として風化が激しく最適ではない。

    特にここ数年で起きた震災により、
    破損や欠損は加速化。

    竹成五百羅漢を管理している菰野町竹成観光協会は、
    安全を考慮し、
    参拝は柵外からのみとする苦渋の決断をした。

    といっても、
    事情を理解の上、
    協会へ事前に連絡をすれば柵の中に入山可能なので、
    じっくり拝したい方は予約がおすすめ。

    多くの方にいつでも安心して参拝してもらえるよう、
    菰野町竹成観光協会の修復へのご尽力は続いている。

    「神も仏も一仏一体」という神仏習合な竹成五百羅漢。

    当時の庶民信仰そのものが反映された光景に何を想うか。

    羅漢さんを通して、
    自分の心と向き合うのもいいかもしれない。

     


    竹成五百羅漢
    住所:三重県三重郡菰野町竹成2070

    菰野町竹成観光協会
    電話:059-396-0837

    青い空 黄色い電車 そしてピンクのコスモス東員町

    こんにちは。すっかり秋ですね!秋にはスポーツの秋とか食欲の秋とかありますが、ぼく的新作「植物の秋」見つけちゃいました!!

    場所は東員町役場付近の、夏田んぼだった所!

    ★★★ コスモス畑!!!  ★★★

    毎年恒例です!毎年場所は変わります!(だいたい東員駅~役場~中部公園周辺です)

    広がるピンクが目印 車の人は…ね…
    あんなところに行く抜け道は…………………勿論ない。

     

    コスモスが咲く時期は年によって違うので、東員町コスモス畑開花情報を見てからいこう。

    ★★★★★★★★<今年の東員町コスモス開花時の風景集>★★★★★★

    「まもなく東員駅より列車が発車します」  奥には東員駅が。桑名や阿下喜からはコレ一本!
    花に飛び込みますぜい!!
    花中への小径
    花を接写してみると….

    ということで今年のコスモスは終わりだけど毎年恒例のものなので来年是非行ってみてください!!!!

     

    ********************************

    いなべ郡東員町 東員町役場周辺 コスモス畑:

    9月下旬~11月上旬(今年は10月半ばから満開になりました!)場所は毎年変わりますが、だいたい東員駅~中部公園の間です。

    サンバレーのDNA。11.9 いよいよグランドオープン。

    最近、県庁所在地 津でざわざわしていること。

    サンバレー跡地に、すごいイオンができるらしい…

    サンバレーとは1978年に開業し、
    約40年に渡って地域に愛された、
    イオン津南ショッピングセンター サンバレーのこと。

    大型ショッピングセンターの先駆けともいえる存在で、
    サンバレーで過ごした想い出がある人も多いと聞いた。

    「自転車こいでサンバレーに行って、寿がきやを食べるのが生活の一部というか・・」

    と語る、サンバレー近くの津出身 OTONAMIE代表の村山。

    ―—あれ?OTONAMIEって、イオンに行くしかない週末を変えたくて立ち上げたという経緯がありませんでしたっけ?

    村山:ちょ、余計なこと言わないでくださいね。

     

    生活の一部だったサンバレーという場所

    ここは11月9日オープンのイオンモール津南。

    快く迎えて下さったのは、
    ゼネラルマネージャーの阿江さん。

    今回は、イオンモール津南内にある、
    その名もサンバレー公園でOTONAMIE代表村山との対談となった。

    左:阿江ゼネラルマネージャー 右:村山

    村山:イオンといえば郊外のイメージがありますが、今回、津市南部の市街地にあたるサンバレー跡地を選んだのはなぜですか?

    阿江:サンバレーは約40年地域の方々に親しまれたショッピングモールです。あれだけ地域に親しまれた場所をなくしてしまうのはもったいないと思ったのです。

    ▲Instagram「#サンバレーのおもいで」キャンペーンより

    村山:確かに私自身、ドキドキしながら初めてゲームセンターに行ったのも、初めてのホワイトデーを買いにいったのもサンバレーだった気がします。あと、初めて芸能人を生で見たのもサンバレーでした。

    阿江:当時はトップアイドルの歌謡ショーも行われ、多い時では2万人以上のお客さんが訪れ屋上まで一杯だったという記録があります。日本にショッピングセンターというのが初めてできたのが1970年。サンバレーがオープンしたのは1978年なので、ショッピングセンターの先駆けともいえますね。

    村山:私は1979年生まれで、親近感があります。そして父となり、息子がまだ幼稚園くらいのときに、サッカーボールを買いにきたのもサンバレーでした。

    阿江:実はサンバレーに植えられていたが8本、このイオンモール津南に戻ってきているのですよ。

    サンバレー→鈴鹿のベルシティ→イオンモール津南

    村山:色々思い出します。サンバレーに行くと、寿がきやもよく行きました。安いし早いし、学生のときから何だかんだでよく行きました。当時ファーストフードって、今ほどなかった気がします。

    阿江:・・。実はイオンモール津南には寿がきや入ってないんですよ。

    村山:え・・。寿がきやがないサンバレーなんて、サンバレーではない(笑)。これから入るご予定は?

    阿江:現時点ではないですね。近隣のイオンにも入っているので、考慮した結果なのですが、このエリアでは寿がきやはインフラなんですね。

    村山:そうなんです。ラーメンを食べに行くとかではなく、寿がきやは寿がきやで・・。そんな寿がきやに行きたくなるというか。それと同じで私のような地元民には、イオンというより、サンバレーはサンバレーでした。

    サンバレー公園

    阿江:イオンモール津南はこれからも未来永劫、サンバレーの愛称で呼ばれそうですね♪

     

    ”津ながる”ランドマーク

    イオンモール津南のコンセプトは”津ながる

    ―—地域にとってここをどんな場所にしていきたいですか?

    阿江:サンバレーの恩恵を受け、認知は十分ありますので、もう一歩踏み込んでエンゲージメントしたいと考えています。多目的ホールや公園、健康を目的にモール内を歩けるウォーキングコースマップもありますから、地域の方々に自発的に使ってもらえる場所になったら嬉しいです。また津は県庁所在地。市内だけでなく、ここから三重県全域へ”津ながる場”として、県内の文化や伝統を知る機会も作りたいです。従来はイオンがお手伝いするというスタンスでしたが、これからは、地域の人たちに上手に使って頂けるような場所にしていきたいですね。

    村山:三重県の人の動きは北へ向く傾向があります。北勢部は名古屋を向いていますし、中勢部から南勢部へ行く流れもあまりないです。実は私もOTONAMIEを始めるまでは南勢部はほとんど知らなかったです。東京から地元の津に帰ってきて、それこそ週末はイオン。またなんとなくつけたTVから流れるドラマの再放送を観て過ごす休日というのに疑問を抱き、これは三重県内の情報が無さすぎるからじゃないかと思ったのが、OTONAMIEを始めたきっかけです。脱イオンとか言っちゃってましたすみません。

    阿江:いえいえ、そういう意見を伺うのも勉強になります。そうなんですよね、情報なんです。そういう意味でも、このイオン津南では、売り手と買い手というよりも、皆さんがショッピングセンターに参加してもらうというイメージ。体験や記念、文化交流のきっかけが散りばめた場とし、既存のイオンとはちょっと違う意識を感じてもらえればいいなと思っています。私自身、このイオンモール津南をきっかけに三重に来て、伊勢の貫禄や熊野の神秘などを体感して興奮しました。

    村山:ただ買い物にくるだけでなく、つながるところなんですね。例えば三重南部などの魅力をここで知ってもらい、そこから実際に南部に行ってみる、みたいなことも実現できそうですね。ここを軸に津からいろんな地域につながる。また、三重に暮らす多くの人が参加したCMは伊勢志摩から始まっていますね。みんなが集まり、何かでつながる。そしてそれが、地域の人の生活の一部となれば、それこそサンバレーが培ってきたポジションを未来につなげることになるのかと思います。サンバレーがあった地域住人の一人として、そういったサンバレーのDNAみたいなものが、より広がることを期待しています。

    https://youtu.be/RtKObV6r7hM

    ▲CMの最後に登場する「つ」のモニュメントは、モール内に展示あり。

    阿江:実はここのゼネラルマネージャーに就任して、思っていた以上に地元の人のサンバレーを想う気持ちが強くて驚きました。そして売上云々のプレッシャーもあるのですが、それ以上にそういったサンバレーへの期待に応えられるかのプレッシャーの方が、大きく感じています。

    村山:少しだけモール内を拝見しましたが、入っているお店やモールの雰囲気など、数段階アップデートされたサンバレーというか。地元の人の期待以上のモールだと思います。ただし、寿がきやがないこと以外は・・。

    阿江:(笑)私は大阪の人間なので寿がきや圏ではないのですが、東海の方の寿がきや愛はすごいですね。

     

    じゎじゎ浸透したらいいな!津ポーズと三重ポーズ

    一見、タイプの違うお二人だが、
    いつの間にか地域への想いを熱く語り合い、
    更には好きな場所が同じということがわかって、
    盛り上りをみせていた。

    その場所とは、三重大学裏手の町屋海岸。

    村山:あそこいいんですよ。あまり人がいなくて、でもきれいなビーチで。私も好きで、気分転換に堤防でパソコン広げて仕事をすることもあります。

    阿江:景色が良く、静かで落ち着きますよね。今まで仕事で全国を転々としていますが、三重の暮らしは快適です。食べ物も美味しいですね。飲食店での白米の量がどこも多めな印象ですが、三重あるあるですか?

    村山:えっ、普通と思ってましたけどそうなのかな。言われてみれば、白米の量が多いかもしれないです。今度調べてみます。

    阿江:そうそう、”津ながる”という象徴的なワードと共に、ハンドサインがあるんですよ。

    村山:どんなサインですか??ご一緒させてください。

    はい、つー!!(村山氏の所属している津の団体でも使うポーズらしい)

    村山:実はOTONAMIEで勝手に三重ポーズというのも提唱しているんですよ。

    阿江:ほぅ、是非教えてください。

    はい、みえ―

    なんだかすっかり意気投合。

     

    顔の見えるイオンモールへ

    今回、東海初出店10店舗、三重県初出店34店舗含む、
    170の専門店が集結するイオンモール津南。

    館内には60面のサイネージ。情報発信だけでなく対話型案内システムやタッチパネル式フロアサインでサポート万全。

    売上よりも地域の期待に応えられるかどうかが課題

    そう阿江氏が仰っていた通り、
    開店前の現場見学会への応募は異例の多さだった。

    サンバレー時代のスタッフが、
    リターンするという動きも出てきているというから、
    地域の期待は大きいであろう。

    また地元の企業である三重交通と組み、
    津駅から高茶屋小森南区間のバスが増便され、
    学割も適用。
    (高田高校前などの乗り降りも対象内)

    ドライなイメージが強かったイオンモールだが、
    このイオンモール津南は、
    サンバレーのDNAを引き継ぎ、
    モノやコト、人と人も津ながる仕組みに尽力している。

    これから地域の良さを生かし、
    どのような賑わいの拠点になっていくのか楽しみである。

     


    イオンモール津南
    2018年11月9日(金)AM9:00グランドオープン
    住所:三重県津市高茶屋小森町145番地
    電話:059-238-4100

     

    #元保育士#おうちパン#自宅サロン#人気エステ#行ってみた@名張

    すっかり秋めいて気持ちの良い季節。ふと、鏡に映った自分の顔を見て愕然…

    酷暑の紫外線にさらされまくったお肌がカッサカサ。なんかくすんでるし、目の下のクマも気になる。むくみも!ほうれい線も…

    そういえば長いこと、ちゃんとしたケアしてないなぁ…なんて思っているところに「名張に人気のプライベートエステがあるらしい」とのクチコミ情報が!?

    飛びつくように噂のお店をネット検索してみると…

    #自宅サロン#お子様連れ歓迎#子育て応援#元保育士#おうちパン#オーダーメイドエステ

    というハッシュタグが。元保育士?おうちパン???いろいろ気になる要素いっぱいの自宅エステ「salon de Rapha」を訪ねてみました。

    場所は名張市春日丘の住宅街。

    2017年春オープン。店主のご自宅の一部をご夫婦でDIYした店舗だそうです。奥の扉がサロンの入り口です。

    店主お手製の看板もオシャレですね。

    そっとサロンの扉を開けると、靴を脱ぐスペース。コンパクトな空間ながら、センスの良いしつらいが光ます。

    こんにちはー、と笑顔で迎えてくれたのは店主の奥田永香さん。この美貌で18歳と13歳のお子様を持つお母様です。若い!!!

    実は奥田さんがエステティシャンになったのは2年程前のこと。もともとは保育士として働いていたそう。忙しい日々の中で、ご自身も体調を崩したり、思春期の子どもたちとの時間がしっかりとれないことが悩みだったと話します。

    「ある日、娘の元気がないなと感じて、オイルマッサージをしてあげたんです。そしたら、会話も弾んでいろんなことを話てくれて…自分の手でこんな風に人を癒すことができるんだなって気づいたんです」というのが、エステティシャンを志すきっかけ。

    そこから、働きながら資格を取るために3カ月間リサーチをし、イメージに合う先生を見つけてスクールに通うこと1年。無事に資格を取得し、自宅の一部をご主人とともにDIY。手作りでサロンを完成させました。

    施術用のベッドの横にテーブルがあるシンプルな空間ですが、床にはふかふかの絨毯が敷いてあり、妙に落ち着きます。

    メニューはこんな感じ。現在はフェイシャル中心です。

    初回は40分3000円で8000円のコースを提供。モニターになればエイジングコース3回分を2回分の価格でうけられるなど、嬉しいプランもいっぱい。

    エステ利用経験のある人ならリーズナブルなことは一目瞭然でしょう。

    「とにかく手軽に気軽にエステを利用してもらいたいんです。思いついたときに短時間でもパっと利用できて、1回限りでもかまいませんし、何度でも通えるサロン。費用は一番気になるところですから、明確に、そしてできるだけリーズナブルに設定しました」と奥田さん。

    「せっかく個人店なので、お客様の個々の事情をできるだけ汲んで、臨機応変な対応をしたいので、一応メニューはあるんですが、ご希望やご都合、ご予算に応じて、その方にあったオーダーメイドメニューを施術しています。早朝や、仕事終わりの夜間も対応していますし、個室ですので、お子様連れも歓迎です。託児所があるわけではありませんが、元保育士のスキルを活かして同じ空間にお子様もいていただけます。若いママにも自分のケアをしてもらいたいですから。女性専用ですが、ご家族に限り男性もOKですよ。思春期のお子様さまのニキビケアなどもしています」と、にっこり。

    身も心もリラックスして欲しいと、1日最大4件までしか予約はとらない。

    「時間が許す限りお客様にはゆっくりと過ごして欲しいので…」と、施術後には必ず出すというコーヒーと手作りパン(月替わり)を頂きました。

    パンづくりが趣味というご夫妻で焼いているそうですが、このパンがプロ級のお味!この日はクルミ入りのシナモンロールとシュトーレン。ここはカフェ!?と錯覚してしまいそうなお茶タイム。

    パンとコーヒーをいただきながら、おしゃべりをゆっくり楽しんで帰るお客様も多いとか。キレイになってリフレッシュしてキラキラとしたお客様とのお茶タイムは、奥田さんにとっても至福のひとときだそう。

    なるほど・・・この居心地のよさリピーター100%も納得。

    私も予約しよ。


    salon de Rapha (サロン ド ラファ)
    自宅エステsalon。予約:070‐1392‐2067
    三重県名張市春日丘🏠 www.facebook.com/salonderapha

    instagram.com/salon_de_rapha/


     

    君は、オレンジに輝く彗星を見たことがあるかい? ~愛知・三重・岐阜などで子供達のために活躍するオレンジリボンライダーを大解剖(にインタビュー)!~

    いきなりだけど、筋肉少女帯の「おもちゃ屋めぐり」って歌、ご存知?
    JASRACに引っ掛かかっちゃうから、歌詞は書かないわ。けど、すっごいほっこりするイイ歌よー。
    男らしいオラオラ系な歌詞じゃないの。ごく普通の、昔からアニメとか特撮が好きで、今も好きなのかもしれない男性が、結婚前に自分の気持ちを奮い立たせる日常の光景を切り取ったみたいな歌よ。
    この曲の歌詞の雰囲気を自分なりに要約するとね、

    「彼氏として。これからは夫として。僕は、愛する人を守ってくんだ。そう、子供の頃に憧れたヒーローみたいに! だから! だから、このおもちゃ買っていい?」

    ・・・画面の向こう側で、みんながすっごい呆れた顔してるのが分るわ・・・。

    とにかくね!
    男の子も女の子もヒーロー、ヒロインが大好きなのよ!
    ヒーローやヒロインの大きな背中を見て、こんな風になりたいって心底思っちゃうの!
    成長する時にそんな気持ちはなくなってくんだけど、でも、根底には残ってるハズ。
    大好きだったヒーロー・ヒロインの雄姿が!

    だからね、今日はみんなのために呼びました。
    日夜、子供たちの笑顔を届けるヒーローを。
    だから、名前をみんな元気よく呼んでね!

    いくよー!

    せーのー!

    オレンジリボンライダー!!!!

    と、いう訳で、ヒーローショーのお姉さんっぽくご紹介しました。
    本日は東海三県で活躍するオレンジリボンライダーをバックアップする、鳥居 敏信さんにお話を伺いました。
    多分、otonamie史上初めてのヒーローインタビュー(比喩ではなく)だと思いますが、よろしくお願いしまーす!

    <Q1>
    オレンジリボンについて存じない方が多いと思いますので、どのような活動なのか、教えて下さい。

    <A1>
    オレンジリボン活動とは、児童虐待防止のシンボルとしてオレンジリボンを広めることで児童虐待防止を呼びかける活動です。
    オレンジリボンを通して児童虐待の現状を伝え、一人でも多くの方に児童虐待問題に関心を持っていただき、虐待のない社会を築くことを目指します。

     

    <Q2>
    オレンジリボンの活動を開始したきっかけは何だったのですか?

    <A2>
    2010年にインターネットを通じて、2004年栃木県小山市で3歳と4歳になる兄弟が何度も何度も父親の友人から暴行を受けて亡くなったと知りました。
    怒りを超えてただただ悲しくなり調べてみると、オレンジリボンというものの存在を知り自分でも何か出来ないものかと
    オレンジリボン認知促進のため出来る範囲で草の根活動を始めました。

     

    <Q3>
    オレンジリボンライダーって、どんなヒーローなんですか?

    <A3>
    児童虐待防止を念頭に最終的には撲滅を目指し、世界中の笑顔を守るため大型バイク(SUZUKI隼)に乗って東海三県の園訪問を中心に全国を駆け巡る一人一人に寄り添うヒーロー。
    2010年初めて園訪問に行った時の園児は既に中学校二年生で今でもオレンジリボンライダーをハッキリおぼえているそうです。
    果てしなく気の長い話かも知れませんが、その子たちが数年してパパ・ママになった時にオレンジリボンの意味を理解して一人でも多く虐待というものを無くし、みんなの笑顔を守ることがヒーローとしての役目と思っております。

     

    <Q4>
    ライダーは何人居ますか?

    <A4>
    現在、6ライダーです。
    オレンジリボンライダー(児童虐待防止運動)
    イエローリボンライダー(障がい者支援運動)
    ホワイトリボンライダー(妊産婦の命と健康を守る)
    ピンクリボンライダー(乳がん検診受診を呼びかける)
    ブルーリボンライダー(大腸がん疾患啓発活動)
    ティール&ホワイトリボンライダー(子宮頸がん疾患啓発活動)
    ※余談ですが来年6/16(日)に新ライダーが登場します。

     

    <Q5>
    仮面ライダーでは主人公の本郷剛をサポートをしてくれたおやっさんこと「立花 藤兵衛」という方が居ました。
    同じようにオレンジリボンライダーを支援しようとしたきっかけは何ですか?

    <A5>
    同じ志で惑星オレンジテュケーから地球にやってきたため全面的に支援することを誓いました(^_^)

     

    <Q6>
    ライダーをサポートするため、子供と触れあう機会が多いと思います。印象深かった出来事を教えて下さい。

    <A6>
    照れくさそうに抱きついてくる男の子たちももちろん可愛いですが、抱きついて「結婚して~」「愛してる~」って大胆な女の子たちも居たりで、ストレートな心が本当に可愛くて、笑顔を守りたいって思います。
    あと園訪問で帰りにサプライズでライダーに歌のプレゼントとか号泣しました!

    <Q7>
    オレンジリボン活動を通じて、私達が出来ること、心掛けて欲しいと願うことは何ですか?

    <A7>
    以前に、商業施設で殴られている子どもがいて大泣きしているにも関わらずやめようともしなかったため、近くまで行って「警察呼びますよ!」と言ったら我に返ったのか「やり過ぎました。ありがとう。」って御礼を言われました。
    確かにその場しのぎにしかならないかも知れませんが、何もしないという選択肢はありませんでした。
    普通なら見て見ぬ振りをしてしまいそうなことでも周りの大人が気にしているだけでも抑止力にはなると思います。
    また、一人でも多くの方にオレンジリボンというものを知って欲しいためシールを貼ったり、バッジをつけたりして欲しいと思います。

     

    <Q8>
    オレンジリボンライダーに会えるスケジュールをお願いします。

    <A8>
    残念ながら今年度のヴィアティン三重(三重県のサッカーチーム)の応援は終わってしまいましたが来年度も参加予定です。
    10/27(土)愛知県知多市福祉フェスティバル 知多市民体育館(オレンジリボンライダー)
    10/28(日)名古屋城バディウォーク 名古屋城二之丸広場(イエローリボンライダー)
    11/04(日)ウィメンズフェスタ2018 愛西市役所(オレンジ・ホワイト・ピンクリボンライダー)
    11/11(日)住宅イベント 愛知県一宮市瀬部字四日市場1番付近(ブルーリボンライダー)
    11/23(祝)トイラン東京都内パレード(オレンジリボンライダー)※雨天不参加
    ◎東海三県の幼稚園・保育園向け子育て情報誌きらきらには毎月ライダーが掲載されています。ホームページ http://kirakira-mag.jp

     

    <Q9>
    最後に、オレンジリボンライダーはまた三重の子供達のために来てくれますか?

    <A9>
    もちろん子どもたちのためならどこまでも駆けつけます(^_^)

     

    何でもかんでもヒーロー・ヒロイン任せじゃなくて、ヒーローを信じて自分自身がヒーロー・ヒロインになるような意気込みじゃないといけないのね。
    あ、ちなみにアタクシはヒロイン枠よ☆

    鳥居さん、ありがとうございました!

     

    世界の子どもたちの笑顔を守り、笑顔の輪を広げるために…
    ◎First stage Orange Project (2010.10.10)
    ◎Second stage Yellow Project (2014.06.14)
    ◎World stage White Project (2015.05.16)
    ◎Forth stage Pink Project (2016.06.04)
    ◎Fifth stage Blue Project (2017.07.16)
    ◎Sixth stage Teal&White Project (2018.05.13)
    ◎Seventh stage Secret Project (2019.06.16)

    https://www.facebook.com/orangeribbonrider

    「なぶ羅」さん再オープン!復活ほんとにうっれしー。

    2年半前に突然閉店した「なぶ羅」さんが、10/19に再オープンしました!
    美味しい料理が評判で、私も通っていただけに閉店した時はとても残念でした。

    いそいそと店まで来てみますが、なんだか和食の店舗な感じがしません。

    個室や座敷もありません。


    ひさしぶりですが、大将も女将も変わらずフレンドリーに接してくれました。良かった~。
    カウンター席に座って「とりあえずビール」で乾杯!
    いくつか注文をしてから、何してたん?元気やったん?なんで閉めたん?などと質問攻めにしつつ、お通しでを肴に2杯目のハイボールを注文!!

    小窓からみえる大将。照れ屋な大将は写真を撮ろうとするとすっと頭を下げてしまいます・・。
    メニューは相変わらずの板(笑)

    今回は7種の注文をさせて頂きました。写真を見て頂くほうがよくわかると思うので、どーぞ!!
    いわしの造。皿との色彩までも気を使います。しかし蕩けてしまうかの美味しさ。旬なものを食すのがやはり一番良いと再認識!

    前の店舗の時からいつも頼んでいた(私の)定番、馬刺し。
    たてがみは今回は仕入れしていないそうで残念。新鮮かつ味がしっかりしてておいしいのです。

    味付けが絶妙なはまぐり酒むしやぷるぷるのセル牡蠣!言葉はいりませんね。

    好き嫌いもあるそうですが個人的には大好きなあん肝!ねっとりとした味わいがたまりません。

    なぶ羅さんのカニクリームコロッケは外せません!切り分けした写真を見せるべきだった!!
    絶品です。行かれましたら、ぜひ食して下さい。

    塩煎りぎんなんを最後に頼んで、ハイボールを堪能。

    こちらは友達が撮って送ってくれた写真。次回はこれだな。

    なぶ羅さんの復活ほんとにうっれしー。津にきたなら一度は寄ってみてください。

    なぶ羅
    三重県津市大門1-25サンライズ岡1階
    バイパス沿い酒ビックの隣
    059-232-1511 17:00~22:00(ラストオーダー)
    定休日 月曜日
    カウンター4名・テーブル32席

    【バイク旅】南三重で自然満喫快適ツーリング

     

    バイクに乗るということ

    バイクという乗り物は実に不便な乗り物である。
    ドライバーの身を常に露出するため車以上に危険であるし、雨が降ればずぶ濡れになるし、ちょっとでも気を抜けば転倒してしまうし、リアキャリアやサイドバッグをつけた重装備でなければ積載も心もとない。バイクに全く興味がない人からすれば何故そんなものに乗りたがるのか到底理解することが出来ない、まったくもって不便な乗り物である。

    しかしながら、ひとたびライダーになってしまえばその不便さが代え難い魅力となる。
    人によってその魅力の感じ方は様々であるが、私はバイクの魅力とは「旅をしている」ことを実感できる点だと考える。
    車との大きな違いはそこであり、同じ遠出でも車では「ドライブ(Drive)」となりバイクでは「ツーリング(Touring)」と区別され、バイクは「旅」を意味する「Tour」が語源となっている由縁もそこにあると、バイク歴1年ながら生意気にも乗るたびに実感しているのだ。

    そんなバイクでツーリングをするにあたって重要なポイントになることは「ルート上の道が走りやすい道であるか」ということだ。
    数人のバイク仲間にも聞いてみたが、どこを目的地とするかの決め手は、そこに至るまでの道が走りやすいかどうか、であるという。
    具体的には…

    ・交通量が少ない
    ・信号が少ない
    ・見晴らしが良い、いろんな景色が観ながら走れる
    ・道幅広く整備されている
    ・適度にカーブがあり、走ってて楽しいと感じられる

    といった条件を満たす道が走りやすいと言える道だそうだ。
    これらすべてを見事に満たす道が果たしてあるのだろうか。
    ライダーになってつい最近くらいまでの間、バイクに乗ることに対してどこか恐怖心を拭えていなかったためか、バイク購入後も近所の榊原温泉や四日市のバイクショップに行くときくらいしか乗っていなかったため、そのような道などあるはずないと勝手に思い込んでいた。
    幸いなことに、これが井の中の蛙状態であることを南三重は教えてくれた。

    そう、すべてを満たす道が、南三重にあったのだ。

    南三重のライダープロジェクト

    今回走ったツーリングルートを紹介する前に、まずこちらを紹介したい。
    三重県では、ライダーに向けた「南三重 したみち よりみち バイク旅」というプロジェクトを立ち上げており、三重県南部8市町でバイクツーリングのために地域の魅力を発信している。

    【プロジェクト参加市町】
    玉城町  南伊勢町  度会町
    大紀町  紀宝町   紀北町
    御浜町  熊野市

    各年度ごとに上記市町ごとのオススメのツーリングルート、観光地やグルメ情報といった地域の魅力を凝縮したツーリングガイドもフリーペーパーとして配布しているので、ぜひ手に取ってご覧になっていただきたい。バイカー必須の「ツーリングマップル」と組み合わせてルートを考えるのも良いだろう。
    (配布場所は公式サイト(http://minamimie-bike.jp/#touring-guide)に記載)

    各地域ごとのグルメ・観光情報が非常に細かく記載されており、南三重のツーリングではぜひとも持っていきたい一冊だ。

     

    ツーリングルート紹介:玉城I.C.〜県道22号

    では、ツーリングに対して消極的であった小心者ライダーをツーリングの虜にした南三重のツーリングルートを紹介しよう。
    自宅が津市にあるため、伊勢自動車道の津I.C.から玉城I.C.まで進んだところから始めたい。

    相棒のバイクはホンダ シャドウ400というクルーザータイプ。中型の癖に大型並の図体なので取り回しは大変だがそこが良い。

    伊勢自動車道の玉城I.C.を降りると伊勢市街方面と南伊勢町方面へ道がT字に別れ、南方を目指し道を進むとさらに道が2つに別れて続く。

    一つは県道169号。
    通称「サニーロード」と呼ばれ、しっかりと整備された道と意外にアップダウンとカーブがありながらも「快走路」として県下でも有名な道である。
    このアップダウンのある道は走ってて非常に面白く、長い直線路が高低差によって独特の景観となる様はサニーロードならではの楽しみだろう。道幅もほどよく広く、初心者にも走りやすい!と感じることの出来る道だ。

    もう一つは県道22号で、こちらは通称はない。
    今回の取材で走ったのはこちらのルートであるが、交通量がサニーロードに比べて少ないこと、そして一ノ瀬川を横に見ながらノンストップで走れる道であるため個人的にはこちらの道の方をオススメしたい。川が側を流れているだけでこんなにもワクワクしながら走れるのか、と自分でも驚いてしまったのは記憶に新しい。
    道幅や整備状況はサニーロードに比べて若干劣るが、何より週末の午前・午後に走っても前後に車がほとんどおらずマイペースで走ることが出来るのが素晴らしい。

    どちらの道も途中休憩する場所がなかなかないため、玉城I.C.までノンストップで走ってきたライダーは降りたすぐ近くにあるコンビニで休憩してから行くと良いだろう。

    また、このサニーロードと県道22号の間には三重県のライダーにはお馴染みの「宮リバー度会パーク」がある。
    ここは南三重のバイクの聖地とも言える場所であり、2016年・2017年秋に前述の「南三重 したみち よりみち バイク旅」が主催したバイクフェスティバルが開催されている。
    プロジェクトに参加している8市町のご当地グルメが味わえる屋台が多数出店される他、バイク系企業のブースもあるのでぜひ一度訪れて欲しい。
    2017年の開催では全国から3700人ものライダーが集まったというのだから驚きである。
    去年の秋に私も行ってみたが、様々なバイク・ライダーが広大な敷地に集まる様は圧巻である。

    写真は2017年にフェスに参加したときのもの。全国の個性あふれるバイクが集う。
    会場には8市町の地元グルメ(B級も!)やフリーペーパーも無料で配布されている。

     

    「南三重 したみち よりみち バイク旅フェスティバル」は2018年も開催されるので、開催情報は以下に記載するが、ぜひ公式サイト(http://minamimie-bike.jp/bikefes)をチェックして参加していただき、南三重の魅力をたくさん味わってほしい。

    <フェスティバル情報>
    開催日  2018年11月17日(土)
    開催時間 9:30〜14:00
    開催場所 宮リバー度会パーク
    三重県度会郡度会町大野木1260

     

    ツーリングルート紹介:国道260号

    県道22号を進むと、いよいよ南伊勢町、そして国道260号だ。
    この国道260号、志摩市から紀北町を通る全長約120Kmの国道と紹介すればただの国道ではないかと思われるだろうが、この道を走ったことでツーリングの楽しさを知ったという事実もある。
    「日本の道100選」に選ばれているだけあり、海岸線を見ながらゆったりと走れる快走路だ。

    しかし、国道260号の魅力はただ海側を走れるからだけではない。
    前述の「走りやすい道」の条件を満たすのがまさにこの道なのである。
    国道であるにも関わらず驚くほど車が少なく、とにかくマイペースに走れる交通量、悪路なく広い道幅で悠々と走れる整備された道、海だけではなくゆったりとしたカーブが続く山間部や数キロも続く長いトンネルと走るごとにその様相を変える景観と、とにかく走っていて心地良いのだ。
    ライダー仲間も「国道260号は良い」という人が多いのも頷ける。

    南三重といえば海を連想する人も多いだろう。
    現にリアス海岸が作る独特の海岸線は国道260号を少し外れたところに点在する展望台から見ると素晴らしく壮観である。
    今回のツーリングではその中の一つ鵜倉園地内の「見江島展望台」を紹介したい。
    「ハートの入り江」で有名なここは2015年5月に恋人の聖地にも認定され、カップルで町内の商店で「愛鍵」を買って行けばステキなひと時を過ごせるだろう。
    (残念ながらソロツーリングのため恋人の聖地を満喫することは出来なかったが)

     

    ハート型の入り江は展望台からすぐ見える。恋人と見れば愛も深まるかもしれない。
    展望台の中にはカップル向けのオブジェもある。この鐘も恋人同士で鳴らせば愛も深まるだろう。
    町内の商店で買える「愛鍵」がかけられる場所もある。恋人同士で名前を書いてかければ愛も深まるだろう。

    見江島展望台に向かう際に注意したいのが、高地へ向かう際の道幅が非常に狭く、また急なカーブが続く道のところどころに苔むした箇所もあるのでスリップしないように運転したい。
    今回のツーリングで行った際も、前日が台風だったせいか多数の木の枝が落ちており何度も後輪をすべらせてしまった。
    また、駐車スペースも車が数台おける程しかないため、運転に自信のないライダーは諦めて登山道で行くのも手だ。
    (運転に自信のないわたしが行けたから大丈夫かもしれないが)

     

    しかし、前述したとおりリアス海岸が作り出す独特の海岸線は高地から見ると圧巻であるため、ぜひとも訪れてほしい観光スポットである。
    ちなみに先に愛車のバイクを紹介させていただいた写真は見江島展望台のすぐそばにある「あけぼの展望台」の駐車スペースから撮ったもの。
    展望台に向かう途中でもいくつか開けた場所があるので、高地からの眺めを背景に愛車を撮れるので、撮影スポットとしてもオススメしたい。

    ツーリングルート紹介:国道42号

    国道260号をそのまま西に進むと「道の駅 紀伊長島マンボウ」を休憩地に選ぶライダーも多いだろう。駐車場にも車と同数かそれ以上のバイクが駐車されており、店内で販売されている海の幸を味わいながらバイクツーリング談義に花を咲かせている。

    道の駅の敷地内では変わった海の幸の串焼きが売られている。まんぼうの唐揚げは美味だった。

    ちなみに、「南三重 したみち よりみち バイク旅」では南三重のツーリングスポットにスマートフォンの位置情報サービスを使用したスタンプラリーも開催しており、ここ紀伊長島マンボウもスタンプスポットとして登録されている。
    南三重のツーリングルートを3ルートに分け、いくつルートを制覇(スポットでスタンプを押す)ことが出来たかで特製ステッカーや8市町の特産品セットなどのプレゼントに応募できるので、南三重をツーリングする際はぜひチャレンジいただきたい。

    スタンプラリーの詳しい情報は公式サイト(http://minamimie-bike.jp/stamp-rally)より。

    道の駅 紀伊長島マンボウで海の幸を堪能して忘れずにスタンプを押したら、いよいよ目の前を走る国道42号を熊野方面に南下する旅へ出発だ。
    なお、国道のすぐ横を紀勢自動車道が走っているが、今回は利用せずにひたすらしたみちを進むこととする。熊野市にたどり着くまでの紀北町〜尾鷲市まではゆるやかなカーブの続く山道であるが、尾鷲市に入れば市街地に入るのでコンビニやガソリン補給をする際はここに立ち寄るのも良いだろう。

    熊野市に入ったら国道42号は一気に海の側を走る景観に変わる。
    熊野灘を横目に直線をゆるやかに走れるこの道はライダーにとっても人気のコースだ。
    なにより国道42号には見所がたくさんある。
    熊野市といえばまず世界遺産「熊野古道」が名所として思い浮かぶが、それだけではないのだ。
    世界遺産として有名な海食洞・鬼ヶ城。
    熊野灘に向かって吠える獅子の形をした、同じく世界遺産の獅子岩。
    全長約25km、「日本の白砂青松百選」「21世紀に残したい日本の自然百選」「日本の渚百選」「日本の名松百選」に選ばれており、アカウミガメの産卵地としても知られているこれも世界遺産の七里御浜(ちなみに一里=3.9kmなので「七里」とされている)
    「神々が眠る日本最古の地」として有名な、これもまた世界遺産の花の窟。

    世界遺産が数多く同時に見られる国道というのも、全国的に見ても非常に珍しいのではないか。

    今回のツーリングでは世界遺産としてすでに有名なスポットの紹介は省くが、まだ訪れたことがなく、時間に余裕があるなら是非ルートとして組み入れてもらいたい。
    なお、国道42号は和歌山県まで続く主要道路であるため、交通量はそれなりにある。
    特に県境である熊野川を渡る紀宝バイパスは大小様々な車が利用するため渋滞となることもあるので注意が必要だ。

    熊野川を渡る紀宝バイパス。川の向こう側が熊野市だ。(和歌山県側から撮影)

    余談ではあるが、海を眺めながらの快適ツーリングをしたい場合は和歌山県との県境からUターンして、熊野街道を北上するルートをオススメする。
    和歌山県側が高地にあるためか、北上ルートでは海を見下ろすような道が多く、走っていて何度も「おお」と声を上げてしまう箇所がところどころにあった。

    北上ルートだと防風林も見えずに、道の先にすぐ海が見えるような景観が続く。

    また、北上ルートの方が途中にある道の駅にも行きやすいのでオススメである。
    特に前述のスタンプラリースポットである「パーク七里御浜」もあるので、休憩とスタンプを押すためにも立ち寄っていきたいところだ。
    和歌山県のすぐ側ということもあって、みかんを主とした特産品を数多く取り揃えているし、展望テラスもあるので海を眺めながら食事するのも良いだろう。

    道の駅の中には「ライダー歓迎!」とある。是非とも立ち寄ろう。

     

    スタンプラリーも忘れずに!

    今回のツーリングでは南三重、その中でも玉城町から三重県最南端の紀宝町まで走ってきたが、とにかく走りやすい道が続く前半(県道22号〜国道260号)に、海の側を風を感じながら走れる後半(国道42号)と、自然を満喫しながらの快適ツーリングを楽しめるルートであった。
    一通りの道を走ってみれば、なるほど南三重でバイク事業が展開されていることも納得のいくところだ。

    取材ではツーリングルートを実際に走った感想を主に書かせてもらったが、観光スポットやグルメ情報については是非とも先に紹介した「南三重 したみち よりみち バイク旅」のツーリングガイドを活用してもらいたい。

    また、11月に開催予定のバイクフェスティバルも、バイクイベントとしては全国有数の規模を誇るものなので、こちらも是非とも参加いただきたいところだ。

    車でのドライブでは味わえない、バイクならではの感覚。
    バイクに興味があってバイク購入を悩んでいる方がいれば、こんなにも楽しいツーリングが待っていることをお伝えしておこう。
    そういうわたしも、三重に来てからバイクの免許を取った人間である。
    バイクに乗りたての頃は色々不安があって遠出は避けていたが、いまではバイクに乗るために「とりあえず南三重のどこに行こうか?」とルートを悩む日々が続いているのだ。

    忘れかけていたトキメキ。乙女な私たちが夢中だった少女漫画は甘美なバカンス。

    その甘酸っぱい言葉からは、
    すっかり疎遠になってしまった年頃だが、
    時々思うのだ。

    いくつになってもキュンは欲しい。

    そう、ときめきたいのだ。

     

    大人だってときめきたい。

    忘れかけたトキメキを探しに、
    やってきたのはここ。

    少女まんが館 TAKI 1735

    店内には1万冊以上の少女漫画!

    やばい。
    どれもこれも超絶懐かしい。

    好きだった漫画を読み直そうかな。

    それともお気に入りの作家の新作いっちゃおうかな。

    あ、これ最近ドラマ化されて気になっていたやつだetc…

    整列する桃色の背表紙に、
    テンションは上がりまくる。

     

    プラトニックも知らなかったあの頃

    足りない”キュン”を埋めるべく、
    最初に選んだのはこれ。

    のっぽでハンサムなサリーと、
    ちっちゃくておっちょこちょいなチッチが織りなす、
    小さな恋のものがたり

    1962年から連載されている4コマ漫画。

    私事だが、
    我が家では子供の頃、
    漫画禁止の風潮があったのだけど、
    この物語だけは母の本棚に並んでおり、
    唯一、堂々と読める漫画だった。

    セリフに出てくる、
    プラトニックラブ”の意味もわからず、
    母に聞こうか迷ったという、
    大人の世界にちょっと触れた作品。

    次に手を伸ばしたのは、
    一番好きな少女漫画。

    NANAでも知られる、
    矢沢あいの『天使なんかじゃない

    王道の学園もので、
    丁寧に描かれた登場人物がとにかく魅力的。

    特に主人公の翠ちゃんの明るさには、
    憧れる部分が目一杯あった。

    焦れる恋心と、
    思春期らしい人間味溢れる葛藤、
    学生だった私も自分を重ねてドはまりした作品。

    仮に実写化する場合の俳優の配役については、
    友人と何度議論したかわからない。

    続いて、
    未だ心に残り、影響を受けている作品。

    小花美穂の『こどものおもちゃ

    芸能活動をする小学生の紗南ちゃんと、
    クールで影を持つ羽山くんとの物語。

    最初はその設定に抵抗があったのだけど、
    読み進めていくうちに、
    紗南ちゃんの底抜けの明るさと強さに、
    刺激を受けまくった。

    そんな紗南ちゃんが落ち込んだ時に、
    養母がかけた「逆境こそ楽しみなさい」という言葉。

    また、人間不信の羽山くんの歪な心に、
    棘が増えて一回り大きな丸になったエピソードなど、
    今でも心の糧になっている。

    あー、なんだろう、
    このついつい熱くなる高揚感!

    胸キュンチャージ120%!!

     

    漫画喫茶ではなく、自宅ミュージアム

    少女まんが館 TAKI 1735を運営しているのは、
    5年ほど前に東京から移住されたしむらさくらさん。

    興味深いのは、
    この場所が漫画喫茶ではなく、
    ミュージアムであるところ。

    きっかけは、
    1997年から東京・あきる野市で、
    少女まんが館を運営されているご夫婦とのご縁。

    想いに共鳴し、
    ノウハウと少女漫画の寄贈を受け、
    約3年前にこの場をOPENした。

    自宅の一角を開放し、
    半公共的な場を作ることで人の出入りを生む、
    少女まんが館という自宅ミュージアム。

    お客さんからの漫画の寄贈も増え、
    どんどんと育てられているという。

    更に人が寄りやすいよう、
    カフェが併設されており、
    お茶やランチ、おしゃべりができるのも素敵。

    ~1735オムライス~画像はInstagramより

    入館料は無料で誰でも利用可。

    当初、入場は中学生以上にしていたそうだが、
    小学生の女児たちが窓越しに羨む姿を見て、
    1階にはリボンやなかよし、マーガレットなどを並べ、
    ちょっぴり大人向けのものは2階に集約。

    2階のみを中学生以上入館可
    というスタイルに変更した。

    今では夕方になると小学生も訪れ、
    宿題を仕上げた後に、
    漫画を読んで帰るのだそう。

    また小学校高学年くらいになると、
    2階フロアへ上がるお姉さんたちを眺め、
    ”いーないーな”と憧れる女児も多いのだとか。

    大人の階段!!

     

    男性にもおすすめな少女漫画は??

    店名の意味深な数字”1735”

    これはここの住所の番地。

    少女漫画というフェミニンなコンテンツに対し、
    店名はニュートラルな数字で、
    内装もすっきりスタイリッシュ。

    なので男性がいても全く違和感はない。

    ―—男性でも読みやすい少女漫画はありますか?

    さくらさん:『BANANAFISH、秘密、土星マンションあたりは男性にも人気ですね』

    さくらさん:『あと私も大好きなのですが、三重県津市出身の作家 板羽 皆さんのサムライカアサンもとってもおススメです』

    サムライカアサンは、
    母と反抗期の息子との愛情物語で、
    男性でも笑って泣いちゃう漫画なのだ。

    女心に寄り添うという意味では、
    ”少女漫画好きな男性=モテる説”も浮上…。

     

    その時間はまるでバカンス。

    少女漫画とは、
    私たちにとってなんだろう。

    甘美なものであるのは間違いないが、
    日常に絶対必要なものでもない。

    だからなのか、
    この店の存在を知ったお客さんは、
    お茶目的の場合はすぐにいらっしゃるが、
    漫画目的の方は半年~1年程経ってから、
    『やっと来れました!!』
    と来館するケースが多いのだそう。

    それだけ少女漫画だけに割く時間は、
    贅沢なのであろう。

    さくらさん:『また少女漫画は、ファッションや社会情勢がとても反映するツールでもあると思います。例えばこちらの”イシュタルの娘〜小野於通伝〜”は、安土桃山時代から江戸時代にかけて実在した女性・小野於通の生涯を描いた歴史漫画作品です。激動の時代を書家という立場で、迷いながらも強くしなやかに生きた女性の視点で描かれていますので、これから何かを始めようという今の女性にエールを送る作品だと思います』

    美味しいコーヒーを飲みながら、
    どっぷりと浸る甘美な時間。

    夢中になっていたあの頃が蘇るような、
    純粋な恋愛にハッとさせられるような、
    大人になったからこそ気付く感情があるような…

    世界観に入り込み、
    リアルと非リアル、感性感覚を行き来する、
    そう、まさにショートトリップ

    忘れかけていたトキメキに触れ、
    擦れた心が浄化される共に、
    思考までもが冴えわたった気がした。

    Photo by y_imura


    少女まんが館 TAKI 1735
    住所:三重県多気郡多気町丹生1735
    電話: 0598-67-4968

    “サーファーの死生学” 絶命から帰った彼の命のほどきかた @ 国府の浜

    フリーサーフィンを楽しんでいた2018年の夏、久しぶりに再会した彼は特別な高齢者サーファーで、常に赤のウエットスーツを着ている。

    全身赤のウエットスーツには理由がある。

     

    ISE LOCAL LOCATION

     

    サーファー達はよくニックネームで呼び合う。みんな彼を「森やん」と呼ぶ。 昔から同じポイントでサーフィンをしているが、心臓にペースメーカーを埋め込み、波乗りを続けているとしか周りに知られていない。しばらく彼に会っていなかった私は、正直ずっとサーフィンを続けていた事を知り衝撃を受けた。そして私は彼に引き寄せられる様に連絡を取りたくなった。

    なんでもない坂道だが、100Mを全力疾走した様な心拍数と息切れになると言う。

    志摩市甲賀町にあるコカ・ブルーに行く。このカフェレストランに彼はやってくるのだ。お店のマスターに連絡先を訪ねると「森やんだね、彼の命もだいぶ短くなったよ」と呟いた。私は「彼が気になるんですよ」と話し、連絡先を受け取り早速電話をした。すると細い声で「あぁ、井村くんだね!了解だ。この連休海に行くから」と返事をもらい撮影する事になった。

    海に降りるための最後の難所、この防波堤で体力のほとんどを使ってしまうんですよ。だから時々若い人たちが助けてくれるんですと話す。

     

    森下 周三  (もりした しゅうぞう)

     

    東大阪在住 国府の浜に50年以上通い続け、年齢も70歳が見えて来たサーファーだ。

    彼の左胸に埋め込まれたペースメーカの跡。私は彼を初めて高齢者なんだと思った。なぜなら海の上で見る彼の姿は、とてもエネルギーに満ち溢れて、今も若々しいからだ。

    痛々しく見えるが、最近はよく馴染んでくれている。この器具も保険適応だし、障害者認定で医療費は免除されてるらしい。医療関係の方々には感謝しかないと話す。

    知識のない私にペースメーカーの事を説明してくれる。それは一度埋め込むと、通常5年は稼働できるそうだ。それは心臓の脈拍を正常な数値へ整えてくれる医療器具。ドクターからは極度なスポーツは控える様に指示され、腕立て伏せすら良くないらしい。また磁場の強い場所を避け、定期的な診断が必要で電池交換は外科手術となる。いろいろ面倒な事だらけだ。

    健常者の脈拍は一分間に約60〜90回の脈拍だと言う。それを彼は当初は50回、すると貧血が多いので今では60回にしている。

     

    患者としては当然守るべき事は忠実に守るが、「でも、それはできない!」ときっぱり彼がドクターに言った事がある。それは「サーフィンは続ける!」と言う事。そしてお願いして「手術の時、パドリングがしやすい位置に調整してもらった」と話す。

    とても明るく、彼は簡単に自分を話す。だが内容の深さが解ってくると、どれだけ大変な事をしていたのかが見えてくる。

     

    「拡張型心筋症で、よく子どもや赤ちゃんが海外に行って、臓器移植をするアレですよ」と軽く話す。そしてこれが障害者手帳だと見せてくれる。そして1週間の薬も。

     

     

     

     

    15分の心肺停止

    彼が59歳の時、地元東大阪の人通りの多い駅前で突然倒れた。心肺停止になった。意識不明の状態で病院に運び込まれ、心肺蘇生が続けられた。心停止から7分が経ち、そして8分が過ぎた。一般的に人が障害の無い状態で帰ってこれる限界をはるかに超えてしまったのだ。そして15分が経ち、彼の心臓はやっと反応した。ドクター達は重度の後遺症が残ると判断していた。

    「自分には意識ない事だったけど、8日間集中治療室にいたらしい。」と笑って話す。ドクターからは全てが初めての症例ですと言われて、脳への障害が何も残らない状態は奇跡だと言われたと話す。

    奇跡的な回復そして退院。その3日後いい波がきたらしい。早速波乗りに出かけた。わずか三日でペースメーカを付けての初めてサーフィンだ。もちろんドクターからは勧められていない。

    心肺停止の一件から10日もしないうちに海に復帰する。無謀な行為だ。

    彼のペースメーカには、除細動器やデーターのメモリー機能も付いた国内でも珍しい器具だと話す。それがいきなりサーフィンをする海の上で除細動器、つまりAEDが始動した。本人は「雷に打たれた」と思った。少し写象できるシーン、人形が電気ショックで飛び上がる映像のあれだ。それがその日のうち、なんと3度発動したのだ。彼も「さすがにこれはまずい」と思ったらしい。「あと二回発動したらバッテリーが切れる。そしてこの衝撃に耐えるのにも限界だった」と話す。これが彼の第二の命を使ったサーファー人生の始まりとなった。

    今では真面目に体重計で自分の数値を記録する。波に乗る体の管理を怠らない様になったのは、周りへの配慮もある。ちなみにサーフィンをした後体重が増えると話す。それは肺に水が溜まった事になる。「この日増えましか」と質問すると、「約1キロ増えたね。つまり1リッターだ。」と説明してくれた。

     

     

     

     

    なぜサーフィンを続ける

    ペースメーカを付けている人は沢山いるが、そんな状態になってさえ、10年近くサーフィンを現役で続けている人を私は知らない。森やんに、「どうしてそこまでしてサーフィンを続けているのか」と疑問を投げかけた。

    若者達には想像できない老年の宿題がある。 それは近づく死にどう向き合うか。これは大人の痛みを伴う授業で授かるもの。

     

    すると「もちろん好きだから続けてる」と返ってくる。「でも1度死んでから考え方が変わったかな」とも話す。いったいどう変わったのだろう。彼の話す言葉に、私には見えない何かがある様なそんな期待で彼の声に耳を傾けた。

    自分勝手だと言われるサーファーは多い。そして彼も曲げずに自分を静かに貫く。人に迷惑をかけた分、周りの迷惑になりたくないと言う思いは強い。独り身になり、私を知るサーファー達にただ最後の頼みがあると話す。

    もう命を失う怖さはない、すでに自分は死んでしまった人間だ。それより「自分がどこで命を終えるか、どうすれば周りの人に迷惑をかけずに塵となれるか。」そんな事を毎日考え、命の終わり方を背負い、この海をその場に決めていると静かに話す。

    もし、海で遺体となった場合の後始末をなんとかお願いしたい。私が海にいたら丘にあげてほしい。それだけは自分で出来ないんだよと。

    そしてただ自分には希望があると言う、それは「人知れず去りたい。宗教的儀式はしてほしくない。ただ海が最後になればいい」と。そのため発見されやすい様に、赤く派手な色のウエットスーツを着ているんだと教えてくれた。

     

     

     

     

    『全ては水がら生まれた』そんな言葉が彼に似合う。

    幼児も母の胎内の水で育った。だから泡の様に儚い命の行き先も、最後は水を求めるのかもしれない。

     

     

     

     

     

    サーフィン歴、半世紀

    国府の浜を語る

     

    シェブロンカフェに場所を変え、50年前の国府の浜の話になった。

    第一次サーフィンブームがまだ始まる前、関西でサーフィンができる場所があると大阪の仲間で噂が広がった。当時「サーフィンは海外でないとできない」と思い込んでいた。まだ誰もやった事のないサーフィンに興味を持った森やん世代。当時はロン毛でヒッピーな若者だった。そうした若者が板を持ってこの海にくると「ほんまや!波がある!」と関西サーフィンの文化が始まっていった。

     

    国府の浜の波を見つけて以来、メインポイントの今ではマンションになっている場所に、さざなみと言う宿があり、そこを拠点にサーフィンを続けていったと話す。

    平日は大阪で建築関係の仕事で生活の基盤を稼ぐ。波がある日は国府の浜でサーフィンをする生活が始まった。当時のテトラポットがない時代、メインの幻のグフィー波の話になる。(詳しくは復活する幻のグーフィー記事で)今では面影の無い波と地形になったと話すが、当時一年の内360日は波が上がっていて、冬でもサーフィンができたと話す。

    一番テトラのアウトサイドから二番の左をかすめるくらいにいい波がブレイクしていて、自分より若い地元の子どもたちがこの辺りにゴロゴロいましたよ。と話してくれる。

    「地元の子ども達はひとつのサーフボードを順番に回して海に入っていたり、ウエットスーツを交代で着ていましたね。そんな中にエヘやワハがいましたよ。」と昔を振り返って話してくれる。

    「旅館さざなみのお姉ちゃんがいてな!」と話の中で何度も名前が出てくる。どうやら鵜方駅近くの中華料理店来々軒のお母さんらしい。ではと言うことで来々軒に定食を食べにいった。

    「今でも印象に残っているのは、テトラが入る前にも死亡事故が多かったと言う事。特に海水浴に来ていた若い銀行員二人が、同時に流された事を思い出します。そしてテトラポットを投入した後、そこに挟まれ命を亡くす事故は当時から多かった。」と話す。

     

    そしてその後ワハさんに会いにいき、昔の写真を眺め当時のサーファー達の話で盛りあがる。35年ぶりに出会うサーファー仲間やシングルスティンガーやツイン、楽しいサーフボー談義だ。

     

     

     

     

    どうして海なのか

     

    若い頃から、冬場の寒い海に入れない時期はスキーに出かけた。指導員程度の技術にもなったと言う。でも自分は海だったと語る。「どうして海なのか、なぜサーフィンなのだろう」私は客観的にその関係性を知りたく質問していった。

    自分が心臓に疾患を抱え、単純に今一日を生きる悔いのない価値ある場所は、この海だとはっきりしていると話す。

    ペースメーカーを付ければ普段の生活ができる。それはとても素晴らしい事だ。当たり前の事が普通にできる幸せ。彼はなんの不平も言っていない。でも「自分にはまた違う病気や問題が生まれてくる事が解るんだ」と話す。「それは天気図を見て、波の有る無しがわかる様なもの。ストレスが心も体も崩していく。良く無い波の方が影響力が強い」と彼は話す。

    「社会で人が働き、生きて行く事はストレスが生じる事。それが人の心や体を虚しくする事が分かっているから、自分は素直に感性に従う。」 だから「心臓に物理的な問題があっても、海で自分の心を救い出してあげたい」と話す。彼は心臓に心が宿っていると信じている。

     

     

     

     

     

    自殺願望がある人に

    言葉をかけるとしたら

     

    死の定義にも論争がある、心臓は命の最も大切な臓器だ。それはまさに命の象徴。そして心が宿り、手を当てるなら生きていることを感じれる場所。

    「きっと何かから解放されたい。逃れたいと言う気持ちを持っているんでしょう。」「正直その辛さは本人しか分からないものだから、いくら他者が声にしても届かないでしょう。」でも命についてどう向き合っているのかを、ありふれた自分みたいなサーファーから、もし学べる事があるなら、記事にして読んでもらえると嬉しいと話す。

     

     

     

    サファーは波乗りを人生に例える。

    彼らは人生の波も、パドリングで掴んで来た。

     

    当たり前の様にサーフボードに浮かび、気持ちよく海に浮かんでいた。だがある日、心臓付近に突起物が邪魔をする様になり腹ばいになるだけで痛みが走る様になった。

     

    一人でサーフィンをしているのは、ただ自分が残っただけ。なんの特別なこともない。ただ永く続けるには秘訣がある。それは「自分の力量にあった歩み方をする事、他者と比較しない事、そして無理はしない事。」またつけ加えるなら、「またいい波に必ず乗れると言う希望を持つ事。決して上手さや目立つ事が世界の全てではない事。ありのままのあなたを評価する世界がある事。」それを彼は教えてくれた。

    人生に痛みを感じる世代、普段できていた事が出来なくなった世代たち。平凡がどれだけ幸せな事だったのか思い知らされる。ただのパドリング、つまり波を掴もうとサーフボードの上で腹ばいになるだけが辛く、こんなに痛いのか。ただのパドリングがこんなに、と嘆く時があるんだ。

    以前のように肩が上がらなくなった、年齢によるものだ。今日の波は小さいが流れが強い。でも少しでいい。腕が動かなくても、少しの手を彼は動かしてきた。

     

    ウエットスーツメーカにその部分を柔らかい生地で二重にしてもらった。でも痛みは取れない。彼は自分の足で探し回って見つけた物がある。それが救世主となる。それはジェルで出来た保冷剤だった。とても患部にフィットし、一気にパドリング時の苦痛が楽になったのだ。

    海から帰った時、その疲労でどれだけ自分の命を削ったか解ると話すが、命を粗末に扱っているわけではない。

    今でも完全に痛みは取れないが、彼は常に波に乗る自分をイメージした。波に乗れなくても海から上がった時、自分の心が養われているのがわかるからだ。

    また人によっては自分が見なかった所、気に留めなかった足元、そんな場所に彼の保冷剤があるのかもしれない。

     

     

    「海が好きだから」と話す森やんの言葉。「なぜ好きなのか」を質問した時。「具体的な言葉は見つからない」と返すが、彼のサーファーとしての人生を終えるための姿が答えだと気がついた。

    私が彼に引き寄せられたのは、彼の感性、彼の感覚。命も全ては母の水から生まれ、人はまた生まれた場所を愛する。こうした彼のサナトロジー(死生学)を感じたからだ。

     

    過去サーファーは社会を逸脱した輩の溜り場。現在の若者サーファーはアスリートに変わった。国府の浜が移ろいでいく姿を見て来た年代が残す遺産。それはサーフィン以外に何もないからこそ見えたもの。それがこの場所だ。だから命も全てここに置いていく。

    彼はサーファーとして生まれたこの海で青春を過ごし、そして大人になった。自分より若いサーファーが亡くなっていく姿を見、己が枯れる時間を知る。海で育った生き物はまた同じ海に帰っていく。この海には心地いい母親の香りがする朝日と、夕日があるんだ。

     

     

     


    SpecialThanks

     

    Syuzou Morishita

    やがて来る除細動器5回の作動

    その時を感情移入する。

    彼がサーフボードを持って海に立つ姿を見る時

    私たちには尊敬しかない。

    海で赤いウエットスーツを見かけたら、その色に意味があったことを思い出す。

     

     

    CoCa Blue    

     CoCa Bluehttps://www.cocablue.net

    カフェレストラン以外に宿泊もできる。サーファーのためのお店だ。

     

    来々軒  

    三重県志摩市阿児町鵜方付近

    来来定食、大トンテキ定食。現在もあの味は健在でした。

     

    Seaside Surfshop

    シーサイドサーフショップ店内にいた藤橋康幸、佐藤尚也、永井啓介,ワハさん達との記念写真。

    伊勢志摩には伝説を作るサーファー達の話がある

     

    Akio Hamamura

    復活するグーフィー 第二テトラを撤去

    海で見かけるとサーフボードを運ぶのを手伝ってくれる。これで難所もクリアーできる。

     

    Shevron Cafe

     


     

    おまけの動画

    サーファーの死生学編

    ※記事の内容とイメージが異ります。

    再生にはご注意ください。

     

     

     

     

     

     

    秋の訪れを色づく蓮台寺柿で感じる 今日この頃

    今年も秋になってきたなぁ」

     

     

    車を運転していると毎年、10月頃にはオレンジ色の斑点模様が目につくようになってきます。そこには、たわわに実った柿畑が広がっていました。子供の頃から繰り返し見てきたので、その光景が秋の訪れを想起させるのでしょう。個人的には伊勢・玉城・多気・松阪あたりの柿畑の光景が目を閉じると浮かんできます。人それぞれに思い浮かぶ光景は異なり、ふと思い出した時はきっとどこか懐かしさを感じていることでしょう。

     

     

    三重県は意外?に柿の産地です。

    確か次郎柿は日本でも上位に入ってくる生産量だったと思います。柿はビタミンCがとっても豊富で実は柑橘類の約2倍もあるそうです(詳細は柿 ビタミンCで検索してみてください)。

    僕が暮らしている伊勢市では毎年珍しい柿が実ります。

    その名は「蓮台寺柿(れんだいじがき)」。形は多角形、菊型、小判型と様々な形をしていて、果肉はとっても柔らかい、とろけるような味が特徴の柿です。

     

     

    以下、少し難しい蓮台寺柿の由来です。

    【蓮台寺柿の由来】

    伊勢神宮のおひざもと伊勢市勢田町(旧宮本町)に350年前、神宮祭主大中臣永頼(じんぐうさいしゅおおなかとみながより)が建立したと伝えられる鼓嶽山蓮台寺(ごがくざんれんだいじ)。明治2年に廃寺。この寺の名前にちなんで、この地域で栽培される柿を蓮台寺柿と名付け、昭和33年には市の天然記念物にも指定された。

    「天然記念物を食べていいの?」と疑問に思う方もいるでしょう。蓮台柿は伊勢市地域でのみ生息し生産量も少なく希少性があり、病気や害虫に弱く樹木の老化も心配されたことから、市はその保全・保護を目的として天然記念物と指定しました。それがただ食べ物であったということだそうです。

    柿には実は品種を大きく分けると4つに分かれ、「完全渋柿」、「不完全渋柿」、「不完全甘柿」、「完全甘柿」があります。

    「完全渋柿」は種があっても渋抜きをしないと食べられない柿

    「完全甘柿」は種がなくてもそのまま美味しく食べられる柿

    「不完全渋柿」は種があったら種の周辺だけ渋みが抜ける柿

    「不完全甘柿」は種が多いとそのまま美味しく食べらる柿

    さて、蓮台寺柿はどこに該当するかというと・・・

     

     

     

    正解 「不完全甘柿」

    .正解者には何も出ません。

     

    柿の渋みは果実に含まれるタンニンが原因です。柿の果肉に黒いゴマのような点があることがありませんか?それは、タンニンが水に溶けない形に変わった姿(※.天然の物に限る)・・・蓮台寺柿は専用装置を使い、脱渋用の炭酸ガスに24時間程度入れることで脱渋されます。そして、タンニンは無くなるのではなく、水に溶けないよう変化させることで人は渋みを感じなくなります。フグなどもそうですけど、初めて渋柿を脱渋して食べた人の「食」への探究心には敬服しますよね。

     

    ちなみに「不完全甘柿」である蓮台寺柿の1割は渋抜きをしなくてもいい甘柿もあるそうです。逆に9割は渋柿。また、中には果肉の半分が甘柿・もう半分が渋柿というレア物も。

     

    今年の蓮台寺柿は味は例年通りで、収穫は台風の影響で当初に見込みより2割程度減ってしまったそうです。希少な柿がさらに希少です。購入できる場所は県内ですと南勢地域のスーパー、販売期間は11月中旬頃までです。

     

    ちなみに皆さんは柿の食べ方はどうしてますか?

     

    おそらく、シャクシャク派かジュクジュク(熟熟)派に分かれることでしょう。

    .僕が勝手に派閥を今作りました。

     

    あなたはシャクシャク派?ジュクジュク(熟熟)派?

     

    やっぱり柿の食感で魅力的なのはジュクジュク(熟熟)の方でしょう。僕はそう思います。爪楊枝でさすとすっと果肉に入り込んで、口いっぱいに頬張れば柔らかく甘さがじゅわ~と広がる感覚がたまりません。

    シャクシャクも美味しいですよね。※念のため擁護

     

    柿はもっとフューチャーされてもいい果物だと僕は思っています。なんて言ったってビタミンCが豊富なんですってよ奥さん!蓮台寺柿をはじめ、今年も秋の実りを楽しみましょう。

    <取材協力者:JA伊勢蓮台寺柿部会長の中澤利吉さん>

    【11月3日開催】高校生レストランのまち多気町の食と人を巡る旅〜Meets三重 現地交流会〜住んでいるからこそ見えにくい、三重の魅力を再発見!!

    こんにちは!OTONAMIE×OSAKAのライターの三上です。

    先日京都・大阪で開催されたイベントMeets三重

    Meets三重とは…「食・自然・観光・趣味・暮らし・働き方」など、ローカルをテーマに新たな三重を発見し、交流や関係づくりのきっかけをつくるイベント。

    ゲストスピーカーから各地域を盛り上げる取り組み・イベントなどの話を聞き、参加者同士のディスカッションが行われるなどイベントは大いに盛り上がりました!⇒イベントの様子はコチラから

     

    そこで今回はその熱が冷めないうちに 三重で現地交流会を行うことになりました。第一弾の場所は多気町」

    <多気町はこんなところ>人口約1万5000人。松阪市と伊勢市に挟まれた自然豊かな地域です。「多気」は、食べ物がたくさん採れる場所。食べ物は命を支えることから、多くの気(命)を育む場所という古語に由来するという説もあるほど、食に恵まれた場所。伊勢茶、伊勢芋、前川次郎柿、しいたけ、みかん、松阪牛、鮎など数多くの特産品があります。地元のお母ちゃんによる農村バイキングやマクロビオテックレストランなど、「食」にまつわる起業家も増えています。

    実は私も先日のイベントで多気町について知るまでは、「高校生レストランがある地域」ぐらいの知識しかなく。話を聞いているうちに、多気町ってこんなに面白い場所だったんだ!とびっくりしました。

    多気町が力を入れる観光チラリズム。思わず見とれちゃう素敵なビジュアルがいっぱい!

    きっと三重に住んでいても多気町の魅力を知らない人も知らない人も多いはず!住んでいるからこそ見えにくい三重の魅力に改めて触れてみませんか?

    もちろん他地域からの参加も大歓迎!私も参加しますので、当日はぜひ一緒に楽しみましょう~!

     

    ツアー開催日程

    日時:2018年11月3日(土)11:00〜20:00頃を予定

    ■集合場所:JR多気駅改札出口付近(参宮線/紀勢本線)

    ■定員:9名(先着順)

    ■参加費:4,000円〜5,000円程度を予定

    (参加費は昼食・夕食代として。各自実費支払いとなります)

    ※また現地までの交通費や宿泊費などは各自でご負担をお願いします。

     

    当日のスケジュールは?

    ■訪問場所 (※工程は変更の可能性がありますのであしからずご了承下さい)

    《移住された方、お店を持たれている方などを訪ね交流などを中心とした内容です》

    11:00 多気駅集合 

    11:15 昼食 せいわの里まめや

    12:30 多気町のまち案内(五桂池ふるさと村・まごの店)

    13:15 丹生ハッピーハロウィン視察(9/21Meets三重ゲスト志村氏主催)

    14:30 まめや案内

    15:45 菜食ゆにわでの交流

    17:30 勢山荘にて夕食(多気町の移住者や活動している方々と交流会) ※せんぱいの店よりケータリング予定

    19:45 終了(中締め)

    《帰宅の場合》多気駅まで送迎

    《宿泊の場合》交流会会場である「勢山荘」をオススメします。宿泊の予約はご自身で手配頂きます。(素泊まりで4,500円程度)

     

    参加方法は?

    ■申し込み方法
    フォームより参加のお申し込みください。

    https://goo.gl/forms/cJ7OrKKLqT0ALLiL2

    ※申込後、事務局より以下確認とご連絡をさせて頂きます。
    ①現地までの交通手段(電車・車)
    ②宿泊の有無(有(勢山荘を希望・自分で手配)・無)
    ③その他(連絡事項、気になることなど)
    ※なお申込後ご都合が悪くなった場合は必ずご連絡下さい。食事などの手配の関係で11月1日以降のキャンセルは致しかねますので、予めご了承下さい。

    その他ご不明な点やご質問などはお気軽に事務局まで下記にお問い合わせ下さい。
    《お問合せ》
    info@tunagum.com (事務局)担当:北川・藤本

     

    当日お会いできることを楽しみにしております!!秋の多気を思いっきり味わいましょう~!

    最後には… 清流宮川でのアクティビティが楽しすぎて!

    はじめまして。
    津市在住でごくごく普通のサラリーマンのユーキ(33才・独身)です。

    三十路半ばを迎え、体力の衰え感じつつ、毎日同じルーティーンで面白くもつまらなくもない、ただ普通の日々を普通に過ごしています。

    「このまま何の刺激もなく四十路を迎え、普通のおっさんになっていくのだろうか?」

    「そういえば、今年の夏も夏らしい事何もしてへん

    「いや、去年もや

    「『かっこいいおじさん』になるために、何か新しい趣味を作ろう!

     

    かっこいいおじさんの趣味といえば、

    サーフィン:こればガチ過ぎる

    バイク:金銭面に難あり。そもそも二輪免許ないし

    葉巻:みんなに笑われる

     

    何か、健康的で大人な趣味はないか?色々と調べているとなんだか面白そうなアクティビティを発見。

    それはSUP(サップ)です。

    SUPとはスタンド・アップ・パドルの略で、サーフボードのような専用のボードに立ちパドルを漕いで水上を進むマリンスポーツで、ゆったりと自然を満喫できる近年人気のスポーツなのだとか。ハワイ発祥のスポーツって言うのも、なんかオシャレですよね。

    なんだかカッコ良さそうなので、これに決めました。

    三重県南部の大台町でSUP体験ができるとのことで、早速行ってみました。大台町といえば、清流宮川が流れる自然豊かな町。私の住む津市からは車で小一時間で行くことができます。
    この豊かな自然を生かしたアウトドアプログラムを体験させてくれるVerdeさんを訪ねました。

    この日の天気はあいにくの雨。自然相手のスポーツなので、従うしかありません。心だけでなく、この際身も清めてもらいましょう。

    受付を済ませライフジャケットなどを借り、SUPの基本操作方法と注意事項をしっかりと教えてもらいます。

    サポートしてくれるのは、Verde代表の野田さんと陽気なフランス人のオリビエさん。

    一通りレクチャーを受けたところで、いよいよ清流宮川でのSUP体験スタートです!

    いざ、TAKE OFF!!

    雨は降っていましたが、川の流れは穏やかでスムーズな漕ぎ出し。

    まずは座った状態でスタート。

    立ってこそのスタンドアップパドル。果たして立つことはできるのか?

    思った以上にスムーズに立つことができました。

    まるで水面に立っているかのような感動を受けます。これは楽しい。

    もっと遠くへ行きたい!その思いでパドルを漕ぎますが、なかなかまっすぐ進めません。

    基本操作を練習したところで、いよいよSUPツアーがスタートです。ここから、宮川の支流へと水上散策ツアーが始まります。
    清流宮川の大自然にSUPで臨みます。

    宮川の主流から支流へと徐々に川幅が狭くなってきます。川に向かって前のめりに生える樹木は迫力がありました。

    深林のトンネルの中を岸や岩に衝突しないようゆっくりと慎重に進んでいきます。これぞジャングルクルーズ。水面に落ちる雨音がジャングル感をより一層強めてきます。

    途中、休憩がてらボードに座り、野田さんから宮川の自然についてお話を聞かせてもらいました。

    宮川の醍醐味は、やはり「水質が最も良好な河川」にも選ばれた水質。透明度の高い水面をボードで進む水上散歩は、ほかでは体験できません。また、流れも比較的穏やかで、ビギナーにも適した環境。季節ごとに変わる山々の景色を楽しみながら、リラックスして自然を感じることができるフィールドです。

     

    およそ1時間半に及ぶSUPツアー。
    スタート地点に戻って来た頃には、操作にも慣れある程度思い通りにボードを操ることができるようになりました。

    大自然に初めはビビってましたが、今ではすっかり友達に。

    スタッフのオリビエとも仲良くなりました。

    ボードの後ろを沈めてターンする技を私に見せつけてくるオリビエ。

    私も負けじと挑戦してみたけど…

    初めは落水することが怖かったけど…

    最後には、自ら行っちゃいます!

    今回初めて体験したSUP。初めは操作に必死でしたが、いつの間にか自然と遊ぶことに夢中になっていました。童心に帰り身も心もリフレッシュさせてくれました。

    これで明日からの仕事も頑張れそうです。

    水面に立つなんてなんだか難しそうなイメージのSUPですが、実際は初心者でもすぐに楽しめるアクティビティです。また、ここ宮川や奥伊勢湖は水の流れが穏やかなので、初心者の私でも自然を楽しむことができました。

    今日から私の趣味は「自然と遊ぶこと」に決めました。

    海、山に挟まれた三重県。奥伊勢にはこの大台町の清流宮川や秘境大杉谷のように手付かずの自然が広がり、伊勢志摩〜熊野灘にかけては美しい海岸線が続きます。今回挑戦したSUP以外にもカヤックやラフティングなど、自然と遊べる様々なフィールドがあり、ウォーターアクティビティの宝庫と言ってもいいでしょう。まずは三重県内各地のウォーターアクティビティ制覇を目指したいと思います。

    遊園地やテーマパークもいいですが、大自然が生み出すスリルや爽快感は予測不能。あなたも自然のテーマパークで遊んでみませんか?

    私と同じように三重のウォーターアクティビティを満喫してみたい方は、
    「あ!南三重」をチェックしてみてください。


    あ!南三重
    https://a-minamimie.org


    漁村にできた古民家ゲストハウス、三木浦ソワイ。

    いつからだろう。
    ボーとしている自分に、小さな罪悪感を感じるようになったのは。

     

    —お日様のひかり

    明るい太陽の日差しで目が覚めた朝。
    昨晩は漁村を取材し、夜は地元の人と大いに吞んで語りそして笑った。
    目が覚めても、その余韻が残っていた。

     

    ここは尾鷲市三木浦にできたゲストハウス、ソワイ。

    次の仕事まで、少し時間があった。

    鍵をあける。

    少し散歩をしてみることにした。

    歩いてすぐに海がある。

    目に飛び込んでくる自然。

    耳には漁船の音。

    肌をやく太陽。
    深く深く、空気を吸い込む。

    膨大な時間をかけて山は山となり、海は海になった。
    空は空となり、鳥が自由に飛び回る。
    人は地面に足をつけ、人になった。

    私は、雨が降れば流れるほどの小さな罪悪感を持ち、風が吹けば飛ばされてしまうような小さな喜びを握りしめながら生きている。

    行き交う漁船、小さな集落を眺めていると、人は自然に生かされているのだと感じ、どこからか疑うことのできない安心感と、同じ分だけ不安を感じた。

     

    —懐かしいを、さわる。

    ゲストハウスに戻り、あらためて建物を見つめる。

    私は、古民家に住んだことはない。

    だけど、何だか懐かしい。

    太陽の光が差しこんでいる、レトロなガラス。

    意味もなく、あちらこちらをさわりたくなる。

    そして、ここに流れている心地よい時間を吸い込みたくなる。

    扇風機を強にして、ごろんと大の字で畳に寝ころんだ。

    私は、太陽の日差しで乾いた真っ白のTシャツのような気分だった。

    いい朝だなと思い、宿を後にした。

     


     

    漁師暮らしの宿 三木浦ソワイ

    三重県尾鷲市三木浦町25
    tel 0597-37-4010
    hp http://owaseiju.wpblog.jp/mikiura/
    fb https://www.facebook.com/mikiurasowai/

     

     

    首都圏の大学生たちが田舎町の中学校で”世界を広げる”授業をしました。(前編)

    大学生たちの活動を記事にしてくれないかと依頼があった。
    三重県南伊勢町の田舎町に首都圏から10人の大学生がやってくるというのだ。

    町内に小学校は三つ、中学校が二つ、高校は一つ。
    大学はひとつもない。

    そんな町に、だ。

    大学生がいない町の子どもたちが、
    進路について考えるきっかけとなる授業がしたい。

    東京の学生たちがなぜ、南伊勢へ。
    彼らが中学校で開催するというキャリア授業について、取材した。

     

    きっかけは、大人たちの”故郷を想う気持ち”。

    東京にある居酒屋。
    ビールを片手に、三人の男が思い出話に浸っている。

    彼らの地元こそ、今回のキャリア授業の舞台・三重県南伊勢町。
    農山村と漁村が文化を紡ぐ、自然豊かな町。

     

    そんな田舎町から上京した三人はいま、
    遠く離れた東京でたまの飲み会をしている。

     

    彼らは地元のことに想いを馳せ、
    東京にいるじぶんたちの”役割”を探していた。

    地元が好きっていうのには理由がないと思うんだ。

    いると落ち着く。心が和んで、離れたくない。

     

    アイデンティティというか、
    自分が生まれ育ったところというのには特別な感情があるから。

    三人の大人たち。
    彼らはじぶんたちのことを”南伊勢太郎”と名乗っている。

    どんなことでもいいから、
    南伊勢と関わりたいなって思うようになってた。

     

    地元と縁が切れたみたいになるのがすごくもったいないなと思ってて。

    ちょっと寂しさもあったのかな。

    地元のために”なにか”がしたい。
    関わりを取り戻したい。

    地元を想う気持ちにのせて、”南伊勢太郎”は動きだした。
    (この記事では彼ら三人を、南伊勢太郎(太郎)と呼ばせていただく)

    学生をじぶんたちの地元へ連れていく。

    鴻鵠塾(こうこくじゅく)という団体が主催する、
    全国数ヶ所で行われていた地域活性がテーマの学生向けプロジェクトをみつけた。

    彼らはそれを、
    南伊勢をフィールドとして開催させてもらうことにした。

    日々の仕事に追われるじぶんたちの代わりに、
    学生たちが主体となって南伊勢の活性化に挑む。

    その”橋渡し”に、じぶんたちがなれたなら。

    早速、首都圏から南伊勢に五人の大学生がやってきた。

    町内の事業者のもとでインターンを実施。

    南伊勢の特産品である真鯛とみかん。
    それぞれの一次生産者から直接話を聞いた。

    インターンシップ終了後、
    学生たちの土産話を聞いて気づいたことがあった。

    太郎:一年目に入った奴らが全員もれなく好きになって帰ってきたから、

    ほらやっぱり、俺の地元っていいとこなんだなって。

    なによりもじぶんの生まれ育った土地を好きになってもらえることが嬉しかった。
    活動を通して地元の魅力を、改めて感じた。

     

    さて、それでは。
    それを、どうやって地元に還元しよう。

    太郎:大学生をインターンに連れてはきた。

    そしていろいろな人に関わってもらったけど、迷惑かけて終わっちゃった。

     

    結局地元のためにできたことはあったのかって、考えた。

    関わってくれた人たちへの恩返し。
    そのカタチを模索しながら、プロジェクトは二年目に突入する。

     

    南伊勢への想いが、学生に受け継がれる。

    二年目は、五人の大学生がやってきた。
    まずは南伊勢に行ってもらう。そして、好きになってもらう。

    二年目の学生たちは、鴻鵠塾からミッションが与えられていた。

     

    「地域の魅力を詰め込んだ旅行商品を作りなさい」

     

    南伊勢を素材にこの課題に取り組むのは、難しいことじゃない。
    それなのに学生たちは、あえていばらの道を選択した。

    太郎:二年目の学生たちは、旅行商品を作る気持ちがもてなかった。

     

    僕たちはお世話になった地域のために何かがしたいと思ってる。
    旅行商品作っても、自分たちの思うものにはならないって。

    宿題の問題文に棒線を引いた。
    そのことで、白紙ベースで地域活性化について考えなければいけなくなった。

    当時の学生代表、慶応義塾大学のあたるくんは言う。

    あたる君:インターンって、大学生だけが得してる。
    向こうに対して僕らの価値を与えることが、なにかしらのカタチでできたらと。

    お世話になった南伊勢の人たちへの恩返し。
    じぶんたちが南伊勢のためにできること。

    そのことを大学生たちは、本気で考えていたのだ。

    地元・南伊勢のためになにかがしたい。
    その想いはいつしか学生に受け継がれていた。

    太郎:じぶんの成長のために参加してた大学生が、

    南伊勢のために何かしようとしてた。
    そんな彼らをみていたら、僕らも彼らのためになにかをしてあげたくなって。

    地元のために始まった南伊勢太郎はいつしか、”学生の成長”を見守っていた。
    彼らは一体、どんな結論を見つけ出すのだろう、と。

     

    来る鴻鵠塾の発表会。
    旅行商品の代わりに提案した彼らの地域活性化の答えは、スクリーンに現れた。

    新たな仲間を南伊勢へ。
    南伊勢に五人、大学生を連れて行く。

     

    この答えに到達するまでに、
    学生が考えたことはなんだったのだろう。

    南伊勢に来てくれる人を増やすと決めた。

    南伊勢滞在中に、地元の人と話した。
    漁村で漁師から聞いた話が印象に残った。

    漁師:この田舎に住んでいる子ども達って、

    僕ら親世代は知っているけど、その”中間の人”を見ることがない。

    だから、そもそも大学に行こうとも思わない。

    子をもつ親としての不安。
    子どもに与えたいけど、地域にないもの。

    それは”中間の人”だ。

     

    漁師:僕が良いなって思うのは、
    こういう風にインターンで学生が来て、

    大学って楽しいよって、子ども達の前でやってる。

     

    するとその光景が、知らないうちに子どもたちのなかにインプットされる。
    子どもたちの将来が広がる。

    大学生としてのじぶん。
    中間の人とは、まさにじぶんたち自身だった。

    あたる君:向こうに対して僕らの価値を与えることが、なにかしらのカタチでできたらと。

    あたるくんが考えていた”僕らの価値”。
    それはとても単純なものだと、気づかされた。

    それならもっといろいろな人をここに呼んでこよう。
    五人の大学生くらいだったら、じぶんたちだって連れてこられる。

    彼らの”答え”には、そんな想いが込められていた。

    地元の農家・漁師と一枚。

    大学生が南伊勢に来るきっかけをつくる。

    南伊勢に大学生を連れてくる。
    これが簡単なようで、難しい。

    あたる君:南伊勢は良いところだけど、実際にその地域に行く学生っていない。
    どうやったら、南伊勢に来てくれるかな。

    電車だって通ってない町。

    寝過ごして目が覚めたら終着駅でも、
    南伊勢に着くということはない。

    でも、良いところだ。

    あたる君:都会の大学生をやってたら味わえない。漁師や農家の体験がある。

    おいしいものが食べられて、その空気感に触れられる。

    行けば絶対に楽しい。

    その確信があるからこそ、
    大学生が行く機会をつくることに徹した。

    そして、考えついた。

    あたる君:大学生がいない町の子どもたちが、
    進路について考えるきっかけとなる授業がしたい。

     

     授業なら、大学生も興味をもちやすいと思って。

    彼らが考えた大学生への切り口が、キャリア授業だった。

     

    新しい仲間と一緒に、キャリア授業をする。

    行けば絶対に楽しい場所へ、大学生を連れていく。
    その大学生が楽しみながら、子どもたちに将来を考えるきっかけを与える。

    そんな素敵なプロジェクトのために、学生は本気を出した。

    東京の会議室で、おでこをつきあわせる。

    首都圏の大学生が町に来て授業をしてくれる。

    そんな話は南伊勢町内で広まり、
    町内二つの中学校で、全校生徒に向けてキャリア授業を行うチャンスが降ってきた。

    友達伝いで仲間も増え、
    総勢11人の大学生が南伊勢へ行くことになった。

     

    そして無事、授業まで漕ぎ着けた。
    授業ではふたつのテーマに基づいて話していく。

    大学はどんなところか、
    そしてなぜ、大学に行ったか。

    僕らが大学に行ったきっかけは大きく分けて二パターン。
    やりたいことを極めるため。そしてやりたいことを探すためです。

    大学進学を将来の選択肢のひとつに加えてもらうこと。
    大学生を身近に感じてもらうこと。

    それぞれの大学生がそれぞれの想いをもって、
    中学生へじぶんの言葉を伝えた。

     

    最終章。二度目のキャリア授業が始まる。

    三年目も鴻鵠塾を通して、
    四人の新しい大学生が南伊勢にやってきた。

    彼らに与えられた課題はもちろん、
    “南伊勢の中学生へのキャリア授業”だ。

    前回同様南伊勢の魅力を味わうため、まず現地にやってきた。

    二度目のキャリア教育は一・二年目のメンバーも参加。
    みんなで力を合わせてつくる授業だ。

    私が取材を頼まれたのはこの”二度目”のキャリア授業。
    前置きが長くなったが、やっと依頼されたことを書き始められそうだ。

    新メンバーは南伊勢太郎や前回メンバーからどのような”想い”を受け継いでいるのか。
    そして全員の想いがひとつに集まると、どんな空間が生まれるのか。

     

    彼らの集大成は、後編に続く。

    首都圏の大学生たちが田舎町の中学校で”世界を広げる”授業をしました。(後編)

    彼らの授業をみるために、当日南島中学校へ赴く。
    二校で分かれて授業をするため、南勢中学校は断念。

    まず立ち寄った場所は、校長室。
    大学生に期待することはなんですかと、校長先生に尋ねる。

    校長先生:自分の想いを実現するために、どういう道があるんやろか。

    中学生のうちにどんなことをしたらええかってことを、
    いろんな人から教えてもらえれば。

    現場からの期待がひしひしと伝わってくる。
    なんとなく、学校中に緊張感が漂っているような感覚がした。

    リハーサル中の教室に着いた。
    そこには、”本気”の学生たちがいた。

    日本大学一年の巧くんは言う。

    巧くん:南伊勢町はすごく良いところだけど、

    それは外から来た僕だからこそわかることでもある。

     

    僕が群馬から東京に出ているから、”東京に一度出るメリット”を伝えたいです。

    彼が伝えたいのは、東京でしか経験できない経験や出会いの数。
    自分の知らない土地で感じる新しい刺激。

     

    明治大学三年の高橋さんは、
    自分に役割があることが嬉しいのだという。

    高橋さん:都会にいたら大学生なんていくらでもいる。
    でもここは、大学生がいないから。

    自分にできることがあるっていうのが、嬉しいんです。

    中学生の頃に自分が知りたかったこと。
    高校受験に失敗した経験がある彼女は、”目的をもつことの大切さ”を伝えたいとも話してくれた。

     

    さあ、授業の時間。
    緊張の紐をほどくように、大学生は話し出した。

    大学を身近に感じながら、将来について”楽しく”考えてほしい。

    いろんな選択肢をみてみてください。

    大学生たちはそう、繰り返す。
    今回のキャリア授業のテーマは、”地理も積もれば山となる”だ。

    いろいろな地理の情報を知れば知るほど、選択肢の大きい山ができるよ。
    その大きい山のなかから自分らしい選択肢を見つけてください。

    なぜ東京に行ったのか。
    東京に来て良かったこと、悪かったこと。

    東京が良いということを伝えたいわけじゃない。
    東京をひとつの選択肢として、南伊勢や他の場所と比べてみてほしい。

    だから、しっかり悪いところも伝える。

     

    大橋くん:いろんな国に行くと食べ物が違うし、根付いている文化が違う。
    いろんな違いがわかって比べられるようになって、
    そのなかで自分が楽しく生きれるところがわかってくる。

     

    僕は三重県が一番好きです。

    三重県出身で、大学進学を機に上京した慶応義塾大学四年生の大橋君。
    大学生活で多くの国を旅した大学生が伝える言葉だった。

     

    高橋さん:私は自分の強みを見つけたくて東京に来ました。
    東京には自分にない経験を持っている人たちがいっぱいいます。

    悩みを抱えて大学に進学した。
    大学生は別に特別な存在じゃないと、高橋さんの言葉。

     

    それぞれが中学生に想いを伝える。
    それを聞いた中学生はなにを”想う”だろう。

    キャリア授業を終えて、それぞれが感じたこと。

    授業終わりの光景。
    表情から伝わってくる。

    彼らは、やりきった。

    学生:自分の話を聞いてくれているときに、中学生の目がキラキラしてたんです。
    自分たちも楽しみながら、相手も楽しんでくれてた。

    その関係が嬉しかった。

    休憩の時間に中学生が話しかけてきてくれたことが嬉しかった。
    その子の名前も覚えた。

    学生:”授業でいろいろなことを知れた。
    でもやっぱり南伊勢が一番好きだ”っていう中学生の言葉が印象に残りました。

     

    首都圏ばっかりじゃだめだという気持ちが、
    ちゃんと伝わってくれて良かった。

    首都圏大学生によるキャリア教育は、
    中学生に自分の町の魅力を考えさせる機会にもなった。

    教育長から表彰を受ける。

    何ヶ月もかけて準備して、授業をやりきった大学生。
    そしてそこには、学生を見守り続けていた南伊勢太郎の姿もあった。

    彼らの目には、どんな風にうつっただろう。

    太郎:たとえばおれが育ったところは、周りが9割方土方だよ。

    東京に行こうなんて、まったく思わない。

     

    そんな中で進路を決めるんだよ。

    普通は東京に行こうなんて考えるやついない。

     

    ああ全然いけんじゃん。それって全然選択肢じゃんっ、て。

    授業を聞いた中学生たちは、きっとそう思えたよ

    そして、ポツリ。

    中学の時、おれもこんな授業受けたかったな。

     

     

     

    地元のためになにかがしたいという南伊勢太郎の想い。
    それがいつしか学生たちに伝播して、彼らは本気でキャリア教育に挑んだ。
    その”想い”が次は、中学生に伝わった。

    想いが人に、伝わり続ける。

    太郎:本当によくやってくれたな。

    縁もゆかりもない南伊勢のためにここまでやってくれたのは、地元の人たちと関わることで、南伊勢に何か恩返ししたいなって想いを抱いてくれたからなのかな。

    人と人を繋げるのは、”想い”だ。

    “想い”をもった人間の行動は、
    人を感動させる力がある。

    その感動は人を巻きこみ、”プロジェクト”に変わる。

    南伊勢太郎は学生たちへ、言葉を贈る。

    本当に来てくれてありがとう。

     

    無理して毎年こなくていいから、

    年とったらまた、みんなで集まろうぜ。

    彼らが南伊勢で引き起こした感動の波は、また次の”誰か”に届く。

    きっとこのプロジェクトは、終わらない。

    南伊勢太郎の三人と、一・二・三年目それぞれの学生代表。

    【おいしい、その理由が深い】三重・コミュニティハウスひびうたのコーヒー

    皆さんこんにちは!ほぼ食レポ出身のライター、TOSHIです。

    おいしいって、必ず何かわけがあるんですよね。今回は思わぬところで新しい「美味の理由」を発見したのです。

    三重県津市の「コミュニティハウスひびうた」を取材しました。癒されたい方、また、コーヒーに興味のあるあなたも、必見です!!

    三重、コミュニティハウス。正直な方、そしてタダモノではないかも・・・

    さあ、こちらがコミュニティハウスひびうた(運営・合同会社おうばいとうり)ですよ。古民家を利用したコミュニティハウスで、3周年になるそうです。

    ああ、いい雰囲気!

    ここでは、主に、様々な生きにくさを抱えた方々が集まり、自分達の居場所をつくっています。『だれでも来れて、いつでも来れる、そしていつまでも続いていける、そんな居場所』。

    毎日、楽しいイベントがたくさんあります。

    詳しくは後述しますが、基本的には利用料さえ払えば、誰でも来られるんですよ。

    取材の日はみんなでパンケーキをつくる日で、私もごちそうになりました。心が込められていてとっても美味。

    そして、このコーヒーがおいしい!!私は食レポがきっかけでライターになったような人間なんですが、非常に美味でした。

    こちらも詳しくは後述しますけれど、ここは自家焙煎、手煎りのコーヒー豆を販売するお店でもあるんです。

    いやあ、まったりします。さすが古民家、柱のキズもいい味だしてますねーー。皆さんがいらっしゃる前からあったそうですよ。どんな人達が住んでいたのでしょうか!?

    まずはそこから、代表の大東悠二さんにうかがいましょう!

    ーーすてきですね・・・。こちらの古民家にはどんな、いわれがあるんですか?

    大東さん:「(ゆったりと笑って)それがね、よく分からないんですね

    ーーえっ、分からないんですか!?

    大東さんと一緒に働いている他の方にも訊いたところ、「飲食店だったことがあるのかもしれない」、「電源の大きさとか普通の民家のじゃないのよね」とおっしゃっていました。

    なんて正直な皆さん。私もつられたというか私の友達が古民家カフェをやりたかった時期もあったのだけれど・・・という話などをして、しみじみほのぼの歓談してしまいました。

    皆の憧れ、古民家。まだお若いのに、こういう場所で、こんなにいい雰囲気の「居場所」を提供している大東さんと皆さん。なんだかタダモノではなさそうです。

    ーーすてきなイベントがほぼ毎日ありますが、どなたが考えているのですか。

    大東さん:「まず、僕は福祉関係の仕事をしていたのですが、ある時から、タテの関係ではなく、利用者さんとのヨコの関係について考えるようになったのです。今も、利用者さんが主体となってイベントを決めています

    ーーえっ、そうなんですか!?じゃあ東山動植物園や、伊賀の里モクモク手づくりファームに行くイベントも!?

    大東さん:「はい、利用者さんが行きたがったので、決まりました」

    ーー農園があると聞いたのですが。

    大東さん:「そうです。『ひびうた共同農園』です。ただ発案者の方は今、体調が悪くて、賛同者が引き継いでいますね」

    ーーなるほど。

    大東さん:「そちらは今、農園のみに興味がある方も、一緒にご利用されていますよ」

    大東さん:「なんというか、障がい者と健常者がわけられることのない世界をつくりたいんです。バリアというのは、ほうっておくと大きくなってしまう。まずはここで、バリアを薄くしていくことができたらと思っています

    ーー本当ですね。

    大東さん:「ありのままでいてほしい。安心してほしい。その安心が力になったら、と思っています」

    ちなみにコミュニティハウスひびうたは、300円で基本的に誰でも利用でき、フリードリンク、ワイファイ無料、おむすびとお茶がつきます。

    自然菜園の『ひびうた共同農園』でつくられた野菜は、トマト、きゅうり、小松菜、バジル、ミント、パセリなど。取材時にはさつまいもがとっても元気に成長中で、焼き芋のイベントもあると教えていただきました。

    三重のコミュニティハウスひびうた、「ひびうた文庫」

    コミュニティハウスひびうたには「ひびうた文庫」もありますよ。

    管理していらっしゃるのは、司書の星野真澄さん。とっても優しそうな女性です。

    星野さん:「話しにくい方も、本があることで癒されることもあるので

    ーーゆっくり読書がしたいな、という方にもよさそうですね。

    横から大東さんが、「小さな家の中に、さらに小さな居場所が提供できたかもしれないね」と言います。

    星野さん:「また、交流のきっかけ、話題になるものを選んでいます

    例えば、毎月の3冊のテーマをアート、ライフ、スキルにわけるなど、常に工夫を忘れない星野さんは、元図書館司書です。

    三重のコミュニティハウスひびうたのコーヒーがおいしい理由が深い

    さらにここは、自家焙煎、手煎りのコーヒー豆を販売するお店でもあるんですね。

    コミュニティハウスひびうたの中にある、「コーヒーローストハウスひびうた」では、水谷純子さんがリーダーとして働いています。

    水谷さん:「『安心したい』から『仕事をしたい』気分になるかもしれない。ただ、疲れた時に休めない・・・。そういう人達が安心しながら働ける場所になれば、と今、チャレンジしています」

    ーー杖のような役割の仕事かもしれませんね。

    水谷さん:「そして、むずかしいけれど、『ありのままの姿』でいてほしいと同時に、『高いクオリティと安定した味』を求めていきたいです。皆さんが成長していけるように。それが自信になると思うので」

    すっかり感心してしまった私。そのことを伝えると、

    水谷さん:「こういう仕事をしていると、そう言われることもあるんですが、私は、ここで働いている皆さんが一番すごい、って思っています。私が逆の立場だったら、ここまでできるかなって。本当につらいのに、ここまで来てくださったり。色々な事情でこうにしかならなかった方だっているわけだし」

    私はその時、「本当の支援、本当の強さとはなんだろう?」と考えざるをえませんでした。

    どんなにつらくても、ここに来ようとすることが本当の強さかもしれない。

    こちらのコーヒーがなぜこんなに深く、おいしいのか、少しでも分かった気がしました。

    このコーヒーは、今度、楽天市場でも発売される予定だそうですよ。コミュニティハウスひびうたの皆さんを取材できて、おいしいコーヒーをいただけてよかったです。

    「コミュニティハウスひびうた」 https://www.hibiuta.org/

    「コーヒーローストハウスひびうた」 https://www.hibiutacoffee.com/

    楽天市場「ひびうた珈琲」https://www.rakuten.co.jp/hibiutacoffee/
    (※2018年11月1日からオープン予定)

    ※記事内の情報はすべて2018年10月現在のもので、すべてのサービスは予告なく変更になる場合があります。

     

    瀬木直貴監督に聞く!!注目の女優 川栄李奈が初主演、そして大杉漣の遺作となった映画『恋のしずく』

    人と人・地域と地域をつなぎ、あらゆる芸術の中で最も多くの人が参加するのが映画。

     

    映画づくりを通して、持続可能な地域のスピリッツをレガシーとして引き継ぐ一助になれれば嬉しいです。

    そう語る映画監督 瀬木直貴氏の、
    新作『恋のしずく』が、
    2018年10月20日 全国公開された。

    シナリオありきではなく、
    地域の暮らしや文化に根差し、
    掴んだ精神文化をもとに、
    ストーリーを起こすスタイルで知られる監督だ。

    瀬木直貴監督

    出身は三重県四日市市出身。

    また今回の作品で、
    エグゼクティブプロデューサーを務めた、
    広告代理店 電通の中西康浩氏も四日市市出身。

    中西康浩エグゼクティブプロデューサー

    二人がタッグを組んだ初めてのプロジェクト、
    映画『恋のしずく』を紹介したい。

     

    心にじんわり染み入るお酒と恋の物語

    舞台は、
    日本三大酒処の一つとして、
    有名な東広島市西条

    日本酒嫌いの理系女子大生が、
    老舗酒蔵へ実習に行くこととなり、
    人々との出会いや日本酒造りを通じて、
    今までにない喜びを見出していく…
    そんな情緒ある物語となっている。

    主演は、
    昨年7本のドラマに出演し、
    本作が初主演となる川栄李奈

    そして実習先の蔵元役には、
    本作が遺作となった大杉漣

    その息子役には劇団EXILEの小野塚勇人

    主人公を支える姉的存在には宮地真緒など、
    豪華な出演陣が脇を固めている。

    お酒がプチプチと発酵していくように、
    じっくりゆっくり丁寧に描かれた、
    親子、恋、出会いと別れ、そして道…
    心にじんわり沁みていく作品なのだ。

     

    瀬木監督と中西P。二人の出会いは四の会

    四日市高校出身のお二人。

    2学年差で、
    瀬木監督が先輩で、
    中西氏が後輩にあたるが、
    接点を持ったのは社会人になってから。

    東京での『四の会』だった。

    四の会とは、
    瀬木監督が立ち上げから関与している、
    四日市出身東京在住者が集うコミュニティ。

    二人の距離が近付いたのは2年半前。

    伊勢や津などのメンバーも増え、一時は”三の会”化したこともあったという四の会

    中西氏が、
    三重県桑名を舞台にした、
    映画クハナに携わることとなり、
    監督を務めた秦建日子氏に、
    瀬木監督を紹介したのを起点に関係が深まった。

     

    持続可能な地域へのレガシー

    今や電通のエグゼクティブプロデューサーとして、
    各地で活躍する中西氏だが、
    元々は映画畑の人ではない。

    3年前に桑名市で、
    有志の市民による映画クハナが立ち上がった際、
    たまたま三重県出身という繋がりで、
    引き込まれていった中西氏。

    映画製作に関わる中で、
    地域が一体となる可能性を感じ、
    電通へ”地方創生ムービー”として、
    プロジェクト化することを提案。

    スポットをあてるのは、
    1回限りの観光で終わるようなコンテンツではなく、
    サスティナブルであるもの。

    尚且つ地域の人達が、
    自分事として動くきっかけとなるシンボルであり、
    その発信により、
    街のアイデンティティ形成の一助になることに、
    重きを置いている。

    今年夏にも、
    地方創生ムービーとして、
    秦建日子氏と共に、
    栃木県宇都宮市を舞台にした、
    映画『キスできる餃子』を公開。

    本作品『恋のしずく』は、
    地方創生ムービー第三弾となる。

    瀬木監督は、
    その考え方に共鳴している一方で、
    地方創生や地域活性という言葉を、
    自ら使ったことがない。

    それは映画に出来ることは、
    人の心の活性化だと考えているからだ。

    自分達にできるのは、映画製作のプロセスや作品を通しての心の活性化。
    また人の心が活性化しないと、経済の活性化はないのも事実。

    地方創生というのはどちらかというと経済の資金循環の話。

    とはいえ、
    映画ごとに目的は違い、
    形態によっては今回のように、
    資金経済も回すことができると語る瀬木監督。

    恋のしずくでは、
    「東広島市西条を全国そして世界に知ってもらいたい」
    という地域の想いに触れたことにより、
    街と酒蔵にしっかり焦点をあて、
    シンボライズした”日本酒”をレガシーとし、
    市民の誇りになるような映画をつくろうと、
    中西氏へ相談を持ち掛けた。

    そして二人はタッグを組み、
    事業モデルから一緒に考えることとなった。

     

    お酒が発酵するように物語も育った

    瀬木監督の作品は、
    「ラーメン侍」や「カラアゲ☆USA」など、
    をフックにしたものが多い。

    それは生きとし生けるものとして身近で、
    世界に届けられるコンテンツだからだ。

    今回、題材とした日本酒は、
    庶民から高貴な人まで、
    冠婚葬祭等など喜びや悲しみと共に添い、
    コミュニケーションのツールでもあり、
    癒しでもあるもの。

    瀬木監督は、
    日本の精神文化が凝縮された日本酒を通して、
    人々の生活を描きたいと考えた。

    瀬木監督の作品は全て、
    オールロケ・オリジナル。

    机上でシナリオを練ってから動くのではなく、
    街や人に出会うことを大切にしている為、
    ”日本酒”という題材だけをもとに、
    全国の酒処を巡り、酒蔵へ勉強にも行った。

    東広島市西条を舞台にしたのは、
    選んだのではなく、
    出会ってしまったのだと仰る。

    7つの酒蔵が軒を連ねた駅前の情景や、
    毎年25万人以上が集まり、
    30年以上続く「酒まつり」など、
    酒蔵や市民の方々と交流する中で、
    ここだと確信したのだそう。

    撮影の半年前には現地に滞在し、
    暮らす人々の目線でピースを見付けられるよう、
    毎日自転車で街を回った。

    会合にも顔を出すなどして、
    ニュートラルに、
    地域の人達と交流するのが瀬木監督のスタンス。

    酒造りと映画製作は似ていると思いました。
    その地に暮らす人達と交流の輪が広がっていくうちに、おのずと物語も発酵していく。

     

    なのでもう自分が作った映画とは言えないですね。

    酒造りも同じで、杜氏さんたちは自分が造った酒とは言いません。

    多くの人が関わり命が吹き込まれていく感じです。

    本作品の公開に先駆けて、
    オリジナル商品も多く生まれている。

    特に発売直後で売り切れたのは、
    映画とのコラボで誕生した純米吟醸酒。

    また西条にある8つの酒蔵と、
    安芸津町の酒造がそれぞれの9銘柄に、
    恋のしずくオリジナルラベル貼り、
    限定ボトルとして発売。

    370年と長い酒の歴史がある西条だが、
    9つの酒蔵が組んだのは初めてとのこと。

     

    和気藹々としていたキャスト、スタッフ、そして地域の方々

    豪華俳優陣が出演する本作品。

    地域キャストの公開オーディションも行われており、
    計974名の応募があった。

    また方言指導や炊き出し、ロケ地など、
    沢山の地域の人達が関わり、
    スタッフやキャストとも、
    和気藹々とした撮影現場だったそう。

    家族のような杜氏の人間関係を醸し出すために、
    キャスト筆頭に皆、自主トレと称して、
    毎晩のように飲みに行っていたとか。

    キャストについて、瀬木監督に話を伺った。

    ―—主演の川栄さんはどのような女優さんでしたか?

    とても人見知りで、打合せの際はあまりリアクションないのですが、演技が始まると、声のトーンや目の大きさなど心情を豊かに自然体で表現してくれるんです。
    見ていて楽しい女優さんなので、カットをかけずに撮っていたシーンもあります。

    ―—蔵元役の大杉漣さんは残念ながら本作が遺作となってしまいましたね。

    そうなんです。実は公開をしてよいものか事務所の社長さんに相談したのですが、ご心配無用ですという回答を通して、大杉さんのお人柄をみた気がしました。
    撮影時は、街の空気感や暮らす人たちの様子を演技に反映したいと、合間を縫ってよく散歩をされていました。
    優しさや大きさを感じる俳優さんでした。

    ―—息子役の小野塚勇人さんの広島男児感が、物凄いかっこよかったです。

    それは広島の方々も仰っていました。こういう少年が昔は周りにいっぱいいたと。
    方言だけでなく、立ち振る舞いなども現地の人達に聞くなどして、よく研究されていました。

    因みに本作には仮面ライダー出身者が3名出演しています。小野塚さんも元仮面ライダー。
    意外にもバイクに乗ったことがないとわかったのですが、撮影に合わせ、免許を取得するところから臨んでくれました。
    プロ根性が素晴らしい俳優さんです。

     

    心に余韻を残す恋のしずく

    日本酒という伝統文化。
    そしてそれを取り巻く人々の営み。

    ドローンによる空撮もあり、
    美しい風景や酒の街ならではの情景が、
    香るように伝わってくる。

    実は今夏の豪雨災害によって、
    酒蔵などのロケ地の一部が
    甚大な被害を受けた。

    スクリーンには、
    被害に遭う前の美しい街並みが残っているが、
    瀬木監督はスタッフや、
    前作以降に関わった支援者と共に駆け付け、
    床下の泥の掻き出しなどを行うということもあった。
    (本作の収益の一部は、西日本豪雨の復興支援活動に寄付される)

    また地域の課題や、
    後継者問題なども描いている本作品。

    酒蔵の事業継承でぶつかるシーンは、
    実在する酒造の親子の確執を、
    目前にして綴ったエピソードだとか。

    お酒が発酵するように生まれた恋と酒の物語。

    五感に訴えるシズル感が、
    じんわりと心に染み渡ります。

    そして観終わった後、
    余韻を肴に、
    クイッと一杯行きたくなること間違いないでしょう。

     


    恋のしずく公式サイト

    監督:瀬木直貴
    脚本:鴨義信
    出演:川栄李奈 小野塚勇人 宮地真緒 中村優一 蕨野友也 西田篤史 東ちづる 津田寛治 小市慢太郎 大杉漣
    配給:ブロードメディア・スタジオ
    ©2018 「恋のしずく」製作委員会

    10月20日(土)丸の内TOEIほか全国ロードショー

    【三重】
    イオンシネマ東員
    【愛知】
    イオンシネマ名古屋茶屋
    名演小劇場
    ユナイテッド・シネマ豊橋18
    イオンシネマ岡崎
    イオンシネマ豊田 KiTARA
    【岐阜】
    大垣コロナシネマワールド

    あの映画界の問題・・・いや反ぎゃ・・・じゃなくて風雲児『鉄ドン』が、なんと三重県に初上陸!? ~製作総指揮の星野総帥に突撃インタビュー!~

    映画の楽しみ方って人それぞれだと思わない? 飲み食いしないで見る人、ポップコーンとドリンク必須で見る人、必ず後ろの席で見る人などなど、自分ルールみたいなのが絶対あるわよね。
    アタクシは、あれよ。チープなんだけど、ポップコーンとドリンクいる派よ。サイズはL、バケツサイズ。これだけは譲れないわ!
    で、見る時にも自分ルールがあって、先読みする、あえて何も考えないようにして素直に驚くようにする、レビューようにメモる、とかね~。
    だけど、騒ぐって選択肢はないのよねー。当たり前だけど。
    まぁ、例外ってのもあって、ロッキーホラーショーは騒ぐのがルールらしいわよ。
    その騒ぐから発展しちゃうけど、映画館で笑うって行為も、なんかご法度みたいな空気があるのじゃない? 何て言うのかしら、年末の「笑ってはいけない」的な。いえ、本当におケツはシバかれないけど、笑い辛い空間が作られちゃってるのよねー。

    で、逆に騒ぐ事を推奨してる映画があるの。
    映画で笑って。
    お客様のツッコミで会場が更に笑って。
    笑いが一回起これば、遠慮なくみんな笑い始めて、ずーっと会場が賑やか。
    映画なのにライブのような一体感が生まれる、そんな不思議な映画。

    本日は、そんなすっごいものを世に送り出した人にインタビュー。
    魔法の一部を解析しちゃうわよー!
    鉄ドン製作総指揮の星野総帥、お願いいたします!

    <Q1>
    鉄ドンを知らない人のために、鉄ドンの説明をお願いします。

    <A1>
    「鉄ドン」は1992年に始まり、当初は3分程度のバカ映画の間に、漫才やコントやヒーローショーなどのライブが入るノンストップイベントだったのですが、2、3年やった後に阪神・淡路大震災があり18年間中断していました。
    2012年に復活してからは3回のライブイベントを行い、2013年からは毎年バカ映画オムニバスを作る活動になっています。
    現在、年一本のオムニバス制作だけでも結構手一杯なので、どうなるのかはわからないのですが、またライブイベントをしたい気持ちはあります。

    <Q2>
    いつからスタートされた企画なんですか?

    <A2>
    「鉄ドン」そのものは1992年で、オムニバス製作は2013年(完成は翌年)からです。
    歴史は長いけど途中で18年休んでいます。
    ぎゅっと圧縮したら10年弱ぐらいですね。

    <Q3>
    製作総指揮としての役割って何ですか?

    <A3>
    本来は「映画を完成させてお金を回収、分配する」ということでないといけないのですが、それが全くできてないですね。
    映画制作上で言うと、麻雀やトランプと同じように持っているものでできる限りいい手にできるように努力するということです。
    映画上映前に、前説をしてお客さんをあおるのですが、それはちょっとイカサマみたいですね。

    <Q4>
    3分前後の短編オムニバス形式にしたのはなぜですか?

    <A4>
    「ABC・オブ・デス」というA~Zまでの各アルファベットを頭文字にしたタイトルをつけた「死」をテーマにしたオムニバス映画をお手本にしたのですが、この映画が2013年のゆうばり国際ファンタスティック映画祭で上映された時に、監督で参加されてた西村喜廣さんが「この映画は世界中から監督を集めた『鉄ドン』みたいなものです」と舞台挨拶で言ってくれたんですね。この時「鉄ドン」は全然無名にも関わらず。
    それをぼくは、「お前たちもこの舞台に上がってこい!」という意味に捉えて、それなら自分たちもやろう、と。
    平均3分というのは、もともとイベント時の「鉄ドン」も映画は平均3分ぐらいだったのと、「ABC・オブ・デス」は平均5分ぐらいで、各作品はよく出来てて大変面白いのですが、全体通して見ると長くてちょっと疲れるなあと思ったからです。
    ちなみに、平均3分で作った「フールジャパン ABC・オブ・鉄ドン」でも、見てるとちょっと疲れてしまうので、以降は本数を減らすなどして上映時間を少なくする努力をしました。
    ちなみに「ABC・オブ・デス」シリーズ、ちょいちょいバカ映画っぽいものが入ってますので、気になる人はチェックしてくださいね。

    <Q5>
    映画館では、お客さんを煽るところからスタートしますよね。いつもボルテージが上がりますけど、この流れが生まれた経緯は何ですか?

    <A5>
    これは完全にライブイベントの1回目(1992年)からのものです。
    「オムニバス映画」としての「鉄ドン」しか知らない人にとっては「なんでこんなことしてんの?」ということだと思いますし、この形式のために映画祭や映画館にめんどくさがられることもあるのですが、ライブイベントの空気が欲しいのでやっています。
    「静かに見てください」という、あまりにもお客さんが楽しむことにリミッターをかけるような映画館が多いということには多少の反発はあります。
    もちろん映画館側の言うてるのは「マナーを守りながら楽しんでね」ということだとは理解してますが、金払って見に行って、「ストップ 映画泥棒」とか言われて、テンションが上がるのかって話です。映画館で公式に売っているポップコーンも食べるときに「カサッ」って音なったら睨んでくる客がいますからね。
    でも、最近は映画館でも「応援上映」とか「発声上映」とかいって、騒ぎながら見ることを奨励する上映も増えて来たので、そろそろ「鉄ドン」の存在意義の一部はなくなっているようにも思っています。

    <Q6>
    金返せコールを考案したきっかけは何ですか?

    <A6>
    単純にみなさん、今まで「鉄ドン」以外の映画見ても「金返せ!」「時間返せ!」と思ったことがあるだろうし、それはもうお客さんに言うてもらう方が楽しいですよね。
    作品に対して「金返せ!」と言う声が起こるのは、「くだらねえ」って言いながら笑う感覚のものが多く、決して評価が低いものではなく、ある種の誉め言葉ですね。

    <Q7>
    お客さんのノリは、地方毎に大きく違いますか?

    <A7>
    地方というよりは、同じ会場でやってても、その回により異なることが多いです。
    「前説」の出来はもちろん、時間帯、知り合いが多く来てるのかどうか、複数回目の方が多いかどうか、客の入り、会場の雰囲気、そういうものが全て影響しあっているように感じます。
    ある種の「均一性」とその回だけの「特殊性」を掛け合わせて楽しんでもらえたらと思っています。
    もちろん、うまくいくときもいかないときもあるのですが、お客さんの密度が高いほど盛り上がる傾向があるので、できるだけ多くのお友達など誘って来てもらいたいです。

    <Q8>
    海外上映の実績もある鉄ドン。やっぱり海外では笑いのツボって違うんですか?

    <A8>
    ぼくはスペインでの上映にしか立ち会ってないのですが、日本では賛否がはっきり分かれる「おとな鉄ドン シャバダバ無法地帯」がすごく受け入れられたのが意外でした。
    もちろん、日本でウケてた映画があまりウケない、あるいはその逆も見ることがあるのですが、それは日本でも各回で違うことなので、全体としてウケていたらあまり気にしないようにしています。
    ちょっとヤケクソ気味のオチの方が受けやすい気はします。
    スペインでは、スペイン語で前説をするのですが、日本で前説をやるよりもだいぶ長く、ネタを挟み込んでやります。
    これはこの映画祭で星野個人が「映画プロデューサー」というよりは、「スタンダップコメディアン」のような扱われ方をしているからです。

    <Q9>
    毎回20作品程度のオムニバスですが、審査は大変ですか? 「ダメだこれ」、など思わず口にしてしまった作品とかありますか?

    <A9>
    口にはしませんが、既存のキャラクターが出てくる映画や、著作権を無視したものが時々来るので、そういうのは勘弁してもらいたいです。
    制作時だけではなく以降の取り扱いについても書いているのでルールブックはちゃんと読んでもらいたいです。

    <Q10>
    審査をする時にいつも心掛けていることは何ですか?

    <A10>
    その映画にとって「鉄ドン」に入ることが幸せなのかどうかは気にします。
    以前にすごく良くできた映画が来たけど「鉄ドン」には不向きだと思い、ある映画祭に応募することを勧めました。
    その映画祭で評価を受けたので、良かったなあと思いました。もちろん、いつかその監督が「鉄ドン」の監督の一人になってくれればより嬉しいですね。
    あとは、バランスですね。
    よくサッカーの監督が「最高の11人の選手ではなく、11人の選手で最高のチームに」みたいなことを言うのですが、やはり「鉄ドン」には「金返せ!」と言われる映画がないと盛り上がらないです。

    <Q11>
    これから映像をやってみたいと思っている方もいると思いますので、鉄ドン的映画の作り方をご教授下さい。

    <Q12>
    まずは自分が面白いと思うものを、駄作になることを恐れずに作ってもらいたいです。
    習作であれば、著作権など無視しても構わないので、手持ちのキャラクターグッズで人形劇を作ってもいいですね。
    映画を作る人の中には意外と「お笑い好き」の人が少ないのですが、もっとお笑いを見てもらたいです。
    「鉄ドン」の映画は平均3分、これはお笑いのショーレースの時間と大差ありません。映画の技術を勉強するのと同時に、お笑いの技術についても勉強してくれたらと思います。
    今は、iPhoneで撮影したものがスクリーンで見ても問題ないくらいキレイです(もちろん、わざわざ撮影のために買うのだったら、ビデオカメラか一眼レフのカメラ買う方がいいです)、いろんなアプリで編集もできます。
    あなたがまだ一本も映画を作っていないのに「いつか映画を作りたい」と思っているのだったら、そのいつかが今日でない理由などありません。
    「鉄ドン的」ではなく、「鉄ドン」の映画ということだったら、お願いですからルールブックをちゃんと読んでもらいたいです。

     

    <Q12>
    今後の上映告知などお願いします。

    <A12>
    11月3日「四日市☆映画祭」で、「鉄ドン」バカ映画オムニバス第三弾の「フールジャパン 鉄ドンへの道」が上映されます。
    また、12月29日に大阪で「フールジャパン」シリーズ3本(第一弾~第三弾)をまとめて上映する予定です。
    現在は、第六弾のオムニバス映画を製作中ですが、未成年者でも見られるものを目指しているのでプロデューサーに女優で中学生の坪内花菜さんにも参加していただいています(第六弾への参加に興味がある方はご連絡ください)

    静かじゃない映画っていう、新しい概念を一回経験してみたらいかがかしら? 思いのほか、ハマっちゃうかもよ! だって、楽しんだもん勝ちなんだから!

    星野総帥、ありがとうございました!!

    空から眺める伊勢志摩 スカイダイビングは最高すぎた

    伊勢志摩でスカイダイビングができるようになったらしい・・・

    そんな情報がSNSを通じて入ってきました。

    思い返せばスカイダイビングをしたいと言い続けて早15年。

     

    少しうろ覚えですが、中学生の時に鳥羽の方だったか期間限定でスカイダイビングができるという親の話に、すぐに問い合わせて「中学生は飛べません」と言われ断念した苦い記憶(※.保護者の同意があれば飛べるらしい・・・謀ったなMother!)。身近にできる環境があるなら、行くしかない。胸を高鳴らせ、伊勢志摩スカイダイビングへと向かいました。

    予約をした日は天候に恵まれ最高の天気。僕の初スカイダイビングにエールを送ってくれているようです。集合場所は田曽白浜海岸。到着するとヘリコプターがスタンバイし、飛行する準備をしていました。

    今日は僕を含めて4名がスカイダイビングを体験するために参加していました。今回は体験スカイダイビングなので、ニュージーランドからの屈強なインストラクターさんと一緒に飛ぶ、タンデムジャンプです。

    日本ではスカイダイビングができるところは5箇所あるそうで、その中でも伊勢志摩スカイダイビングの魅力は何といっても眼前に広がるocean view!ビーチ横に降りてくることのできるのは、ここだけ。英虞湾・リアス式海岸・富士山・知多半島・名古屋方面から紀伊半島方面まで見渡すことができます。

    僕の前にTさんとKさんが空に旅立ちます。ヘリコプターに向かう背中は何だか凛々しいです。

     

    あっという間にヘリコプターは小さな点に・・・

    ヘリは旋回しながら高度10,000フィート(約3,000mまで上がっていきます。「もう飛んでますね。もうすぐパラシュートが開きますよ」とスタッフの方。どこだろうと目を凝らしていると・・・赤いパラシュートが開きました!

     

    パラシュートは5,000フィート(約1,500m)くらいで開きます。

    ヘリから飛び降りフリーホールの時間が約30秒間で時速は何と250km!パラシュートを開いてから3分から4分くらいで海岸に戻ってくるそうです。

    TさんとKさんが無事地上に生還しました。その表情はとてもいきいきとしています。

    ・・・ついにその時がきました。僕のパートナーはニュージーランド人のRhys(リース)。命を預けるパートナー、見るからに頼りがいがあります。僕と一緒にヘリに乗り込んだOさんは実は2回前に飛んだばかりの、おかわりスカイダイビング。「いやー、最高でしたよ!」と笑顔で話す、スカイダイビングに魅了されたクレイジーな人物。とっても楽しみになってきました。

     

    ヘリコプターに乗り込み、離陸!ぐんぐんと高度が上がっていきます。本当にこの日は天気に恵まれていました。伊勢志摩の海もリアス式海岸も空も見えるものが全てが美しいです。

     

    高度10,000フィート(3,000m)に到達。先にOさんが旅立っていきました。飛ぶ瞬間は少しドキドキします。身体はRhysにしっかりと首から頭までしっかりとくっつけます。そうすることで、飛んだ時の空気抵抗に備えます。

     

    チラっと下が見える。高いです。

    外は少し冷たい空気。高鳴る鼓動・・・・

     

    飛んだ!

    30秒間のフリーホール。自分が落ちているという感覚、空気・風を切り裂いていく感覚。目の前に広がる風景も重なってとにかく気持ちがいい。最高でした。

    パラシュートが開き、Rhysとハイタッチ!アドレナリンがたくさん出ているのが自分でもわかります。空から見る伊勢志摩は本当にとても綺麗で、まだまだ地元といっても新しい発見があるんだなと再認識できました。

    パラシュートの操作をRhysに教えてもらい、右のグリップを下に引けば右に旋回、左のグリップを下に引けば左に旋回と、空の旅を満喫します。

     

    海岸が近づき、着地はRhysにお任せ。足を伸ばし着地に備えます。

     

    無事生還しました!最後にお世話になったRhysとポージング。

    (ポージングに慣れてないとGoodばっかりになるということを知る・・)

    僕は伊勢志摩でスカイダイビングができるようになって本当に嬉しいです。また、飛んでみたい。今年(2018年)の営業は1021日で、次は来年(2019年)の5月予定とのことです。時間はかかるかもしれませんが、いつかはソロでも飛びたいな。

     

    【伊勢志摩スカイダイビングクラブ 情報】

    申込方法 公式URLを参照 ※.2018年は10月21日(日)まで
    電話番号 050-5435-2629
    公式URL https://iseshimaskydiving.com/
    駐車場 有り

     

    あのサフラン難民は今。漂流先とみられる和室喫茶”銀のすず”に潜入してみた。

    長年通っていた喫茶店が閉店し、
    行き場を失い路頭に迷う。

    そんな経験がある人も多いのではなかろうか。

    2016年10月。

    三重県桑名市にて、
    惜しまれつつも46年間の歴史に幕を閉じた、
    喫茶サフランの客もそうだった。

    そう、サフラン難民である。

    参考 【哀報】46年間地元で愛され続けた喫茶サフランが閉店へ。どうするサフラン難民。

     

    閉店から早2年。サフラン難民は今。

    あのサフラン難民が、
    新たな溜まり場を見付けていると聞き、
    潜入することにした。

    揖斐川と長良川の堤防から、
    徒歩2分程のところにソコはある。

    和室喫茶 銀のすず

    まず外観にビビる。

    えっ、入っていいのかしら。

    躊躇するほどに”普通のお宅”

    もちろん靴は脱ぐ。

    そして自然と出てくる、
    おじゃましまーす」という言葉。

     

    知らない者同士が向かい合うのも当たり前

    だ。

    スリッパはなく、
    足に感じる柔らかな畳が気持ち良い。

    部屋の中央には大きなテーブルが一つ。

    大人たちが、
    ギュッと座っている光景にギョッとするが、
    これがここの文化。

    知らない者同士、
    向かい合うのも当たり前。

    なんというか相席を越えたスケールなのだ。

    品の良いママさんに、
    モーニングをお願いし、ちょっと一息。

    ぼーっと庭を眺めていると、
    ”サフラン難民”というワードが聞こえてきた。

    --えっ、もしかして、サフラン難民ですか??

     

    あの人もこの人もサフラン難民!!

    サフラン難民だけど何か?

    そう答えてくれたお客さんたちを
    よく見ると知った顔ばかり!!!

    サフラン難民だ…

    2年ぶりの再会に軽く感動を覚える。

    あれから一体どうしてここに漂流したのか。

    経緯を聞いたところ、
    やはりサフランがなくなってからというもの、
    腰を落ち着かせられる場所は見付からず、
    彷徨っていたところに、
    畳が敷いてある面白い喫茶店がある
    と友人に聞き、来てみたら、
    その心地良さにはまったのだそう。

    「俺ら、やかましいし居座るけど大丈夫?」
    と最初にママさんへ確認も行い、
    「よろしいですよ」と答えをもらったのだとか。

    少々疑ってママさんに聞いてみた。

    ―—ママさん、それは本当ですか??

    ママ:ええ。何故こんな男の人ばっかり漂流してきたのかしら?と不思議だったのだけど、お話聞くうちにサフラン難民だということがわかったの。居座るといっても、待つ程のお客様がいらしたら、皆さんスッと替わってくださるからとても有難いのよ

    客:それにええ男ばっかりやしな!

    そんな冗談が飛び交う中、
    玄関にまた新たなお客さんの気配。

    ―—もしかしてサフラン難民ですか??

    客:えっそうだけど、何か?

     

    モーニングはチンチンのゆでたまご。時にカレーパンも。

    銀のすずのモーニング。

    こだわりは熱々なゆでたまご。

    「温かなゆでたまごの方が美味しいでしょ」
    とママさん。

    とろみのあるヨーグルトはお手製。

    付け合わせは果物だったりサラダだったり、
    毎日来るお客さんのために日替わり。

    レアだが、
    ママさんの気分によっては、
    揚げたてのオリジナルカレーパンが登場する日も。

    不定期なので出会えた人は超ラッキー。

     

    出会いと憩いの場

    8年前に始めたという銀のすず。

    老後の楽しみとして、
    自宅の部屋で何かできないかなと考えたのがきっかけ。

    当時ママさんは、
    珈琲もパンもあまり好きではなく、
    その発案にご家族は衝撃だったとか。

    今は毎日、ユーモラスなお客さん達から、
    元気をもらっていると仰るママさん。

    ―—そういえば、店内にBGMかけていないのですね。

    ママ:以前はかけていたんだけどね、会話の邪魔になるからやめようってなったの

    この日は土曜日で席はゆったりしていたが、
    木曜と日曜はお客さんが多く、
    長テーブルがギュギュっといっぱいになる。

    そして他愛のない会話で盛り上がり、
    自然と皆、友達になってしまうというのが、
    この銀のすずの楽しいところ。

     

    銀のすずという”居場所”

    こういう雰囲気だからそりゃはまるよね

    サフラン難民含め、
    常連さんたちがこの銀のすずを愛してやまないのは、
    この雰囲気と居心地。

    気さくで優しいママさんと、
    目と声が届く程よい距離感で、
    お客さん同士も和気あいあいと寛いでいる。

    まるで親戚の家に来たような気分で、
    ついまったりしてしまう。

    気付けば時刻はお昼前。

    さて、そろそろ・・・と、
    徐々に席を立つお客さんたち。

    ではお先に失礼します

    ”おじゃまします”に始まり、
    ”お先に失礼します”で終わる。

    喫茶店というよりも、
    元気をもらえる出入自由なサークルとでもいうのであろうか。

    サフラン難民が居つくのも俄然納得の、
    素敵な”居場所”がそこにあった。

    Photo by y_imura


    和室喫茶 銀のすず
    住所:三重県桑名市東太一丸13
    電話:0594-23-4357

    ミス日本酒三重代表が語る酒(SAKE)と日本の良さ

    「綺麗なお姉さんは好きか?」と聞かれたら、「好きです」と答えてしまう。
    でも、「日本酒は好きか?」と聞かれたときに、「好きです」と言えるだろうか。

    近頃は若者の酒離れ、日本酒離れと言われるように、お酒を飲む機会が少なくなってきています。
    ビールやチューハイは飲んでも、日本酒はちょっと・・・という方は多いはず。

    ここ三重県にはたくさんの酒蔵があります。
    G7の伊勢志摩サミットでは、県内の日本酒が乾杯酒などで振舞われ、好評を得たのは記憶に新しいですよね。
    サミットで提供された飲料等(PDF)
    http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000160773.pdf

    また、海外旅行者によるインバウンド消費や、日本国外への輸出は成長しているなど、日本酒は今後新たな分野に広がっていくのではないでしょうか。
    そんな三重の日本酒をPRするのが、「ミス日本酒(Miss SAKE)三重代表」の瀬古はるなさんです。

    ミス日本酒とは

    ミス日本酒(Miss SAKE)選考会は、伝統ある日本酒と日本文化の魅力を日本国内外に発信する美意識と知性を身につけたアンバサダーを選出する目的で一般社団法人ミス日本酒が主催しています。

    ①日本酒および日本の魅力を伝える事業
    ②地域の食・農産業に関する事業
    ③日本の伝統文化に関する事業

    の3つの柱を軸に幅広く活動を展開しています。

    一般社団法人 ミス日本酒(Miss SAKE)
    http://www.misssake.org

    気になる瀬古さんの素顔

    瀬古さんとは、彼女が大学生の頃からの知り合いです。
    瀬古さんが地元桑名のイベントやミス桑名として活動していたので、地元のPR活動を熱心にする方だなと思っていました。

    大学を卒業してすぐ、2016年4月にオーストラリアのメルボルンに1年間語学留学へ。


    そして3歳から日本舞踊藤間流を習っていて、2013年には名取「藤間暉啓」を襲名しました。

    ミス日本酒(Miss SAKE)になるために

    ミス日本酒(Miss SAKE)は、水着審査が無いミスコンです。
    来年の三重代表になるためには、まだまだチャンスがあります!!

    一般社団法人 ミス日本酒(Miss SAKE)の2019 ミス日本酒 募集要項
    http://www.misssake.org/miss-sake-application/

    ①書類での応募
    PDFの応募用紙をダウンロードして、郵送かPDFをメールに添付して応募。

    ◯郵送
    〒101-0051
    東京都千代田区神田神保町1-14-1
    KDX神保町ビル2F
    一般社団法人ミス日本酒 オーディションA係
    ◯メール
    audition@misssake.org(一般社団法人ミス日本酒)
    または
    info@misssake.mie.jp(2019ミス日本酒三重大会事務局)

    ②WEBでの応募
    応募フォームに入力して応募。
    ※入力項目が多いので、テキストエディタ等で入力・保存しておくことをオススメします

    【2019ミス日本酒三重大会】
    応募締2018年10月31日(水)
    オーディション:2018年11月11日(日)
    三重大会:2018年12月2日(日)四日市都ホテル
    ファイナリスト発表会:2019年1月中旬
    (WSET Sake講座、Miss SAKE ナデシコプログラムの実施)
    2019ミス日本酒最終選考会:2019年3月15日(金)ウェスティン都ホテル京都

    【三重大会についてのお問合わせ】
    2019ミス日本酒三重大会事務局
    TEL:059-355-0571
    mail:info@misssake.mie.jp

    各県の代表に選ばれると「WSET Sake講座」でワインや日本酒の理論を学んだり、日本酒蔵訪問や、着付け・和髪・メイクアップ講座、いけばな、江戸切子・陶芸体験、手漉き和紙制作などの「なでしこプログラム」で、日本酒及び日本文化への知識を深めていきます。
    取材時に、瀬古さんが作られた江戸切子のグラスを見せていただきました。

    ワインに似ている日本酒は、海外へ

    実は日本酒は、ワインと共通点が多くあるのをご存知でしょうか?
    どちらも物によって甘さやフルーティーさ、酸味の特徴があり、味を表現するときには「辛口」とか「軽い」と表現します。

    海外では日本酒のことを「SAKE」と呼ぶ以外にも「ライスワイン」とも呼ぶらしく、特にヨーロッパで人気が高まっています。
    フランスでは2017年からフランス人によるフランス人のためのフランスの地で行う、日本酒のコンクール「KURA MASTER」が行われ、今年も県内の蔵元で入賞した日本酒がたくさんあります。
    2018年度 受賞酒発表 – KURA MASTER
    http://kuramaster.com/ja/concours/comite-2018/laureats/

    また、各国のソムリエやジャーナリストによる、公正かつ一貫性ある審査をする国際的なワインコンクール「ブリュッセル国際コンクール(CMB)」に日本酒部門「SAKE selection」が今年新設されます。
    「ブリュッセル国際コンクール(CMB)」は世界55カ国から1万本以上のワインが出品される、国際的な権威を持つワインコンクールで、初の「SAKE selection」の審査が三重県鳥羽市で開催され、11月21日に駐日ベルギー大使館で表彰式が行われます。

    三重県での開催は、伊勢志摩サミットでの出会いや経験、全国から良質の酒が納められる伊勢神宮の伝統と歴史の背景から決まりました。
    「SAKE selection」では、日本中の様々な蔵元から出品された銘酒を、世界中の専門家から選ばれた35名の審査員が出品酒を審査します。
    コンクール受賞酒は、ブリュッセル国際コンクール(CMB)が世界中で主催するイベントを通じてアピールし、日本の文化と歴史、そして開催地の食文化も広く世界に喧伝されることになります。
    また、審査員はそれぞれの国で日本酒の魅力を伝え、彼らの食生活の中にペアリングさせる伝道師にもなります。

    ■「SAKE selection」コンクール開催概要
    ・開催日程:2018年10月11日(木)~13日(土)
    ・開催場所:タラサ志摩ホテル&リゾート
    〒517-0025 三重県鳥羽市浦村町1826-1
    ・主 催:ブリュッセル国際コンクール(CMB)
    ・運営事務局:株式会社百五総合研究所

    SAKE selection
    http://sakeselection.jp/#flag01
    三重で初の国際日本酒品評会 ワイン団体開催、617銘柄審査 | 共同通信 – This kiji is
    http://this.kiji.is/423035000138810465

    三重の日本酒のPRのために

    応募総数900人から各県代表23人が選ばれ、最終選考会に進んだ瀬古さん。
    最終審査に進める8人に選ばれましたが、惜しくも賞の受賞は逃してしまいました。
    しかしながら、三重県の代表として地域に密着し三重県の魅力を発信し、三重県を身近に感じて頂けるよう精力的に活動されています。
    瀬古はるなさん(@2018misssakemie) • Instagram写真と動画
    http://www.instagram.com/2018misssakemie/?hl=ja

    10月末に瀬古さんの地元・桑名市で行われる「エキトピア」。
    ここでは桑名の酒造2軒がブースを出して、試飲、購入ができるブースが設置されます。

    ■開催日:2018年10月27日(土)~28日(日)
    ■時 間:10:00~16:00
    ■場 所:アピタ桑名店 屋外平面駐車場

    エキトピア | 駅前.com
    http://eki-mae.com/category/ekitopia/

    瀬古さんは27日(土)にエキトピアのゲストとして、三重県出身で女優、タレント、グラビアアイドルとして活躍している伊藤えみさんと一緒に、壇上で三重県や三重の日本酒についてPRをします。

    3月までの任期中、他の市町でのイベントがあれば日本酒のPRで参加されるとのことです。
    瀬古さんの活躍に目が離せません!!

    OTONAなら?一度は行きたいOFFICE CAMP。地域を創るのはクリエイターだと思う。

    人生には、誘惑が多い。非常に多い。
    そして一人で仕事をしていると、日々小さな誘惑との戦いでもある。
    例えば、企画書を書いていて手が止まる。
    続きを書くためにネットで調べ物をしていたつもりが、関係のない面白い記事を見付けてしまい、つい魔が差して読みふけっていた。
    「この記事すごい!」と一人感動して、SNSでシェアして、コメントがついて、コメントを返して・・。
    あそうそう、調べ物。

    そんなぐーたらな私は、とある衝撃に出会ってしまった。
    今回は、おとなり奈良県の深い山間の村で暮らす、イノベーターをご紹介したい。


    今回は、OTONAMIEならぬOTONANARA。
    勝手にそう銘打ち、張り切ってクルマで向かった。
    津からくねくねした山道を走ること約1.5時間。

    古民家をリノベーションした、お洒落なシェアオフィスに到着。
    OFFICE CAMP HIGASHIYOSHINO。
    キャンプ場ではない。

    ここはソトコトなどの地域の魅力を伝える雑誌や移住系WEBメディア雛形だけでなく、d design travel、pen、TRANSITなどでも掲載された実績がある。

    地域に関心の高い人や美的アンテナのとがった人なら、ここをすでにご存じの人も多いと思う。
    まずはお話しを伺う前に、コーヒーを淹れていただいた。
    山に囲まれ、川が流れる。
    そんな景色を眺めながらいただくおいしいコーヒー。
    コーヒースタンドが併設されているので、地元の人もふらっと立ち寄るという。
    しかし、どのように運営されているのだろうか。
    運営人でありデザイナーである坂本大祐さんにお話しをうかがった。

    坂本さん:川の向こうにあるのは村役場で、ここも村役場の一部だと考えてもらえるとわかりやすいです。

    運営自体は、坂本さんが代表社員を務める合同会社オフィスキャンプが行っているが、村や県のサポートもあり成り立っているという。

    坂本さん:どうぞ、遠慮せんと座ってや。

    バリバリの大阪弁。
    坂本さんは大阪からの移住者だ。

    奥吉野エリアにある東吉野村の人口は、1,700人に満たない。
    過疎化は大きな課題だ。
    驚くことに、ここがオープンした2015年3月から現在までに、26名の移住者があるという。

    坂本さん:いきなり移住て、いきなり結婚するくらい難しいでしょ。

    OFFICE CAMPにいろんな地域から多くのクリエーターなどが訪れるという。
    ここで実際に仕事をしてみて、空き家を探してみて、東吉野での暮らしを体験してみる。
    そして、気に入れば移住をする。
    そのような移住への極自然な流れをつくる、OFFICE CAMPという場。

    坂本さん:偶然を意図的に誘発できているのが大事やと思っています。

    ここへ訪れる外部の人、地元の人、運営する人が、クリエイティブや田舎暮らしなどを軸に繋がる場所。まるで強い磁石に吸い寄せられるように、人が自然に訪れることができる心地よさがある。
    良質なコミュニティを可視化する場。

    1階と2階にもチェアーテーブルでない和室もあり、そこをシェアオフィスとして使うこともできる。
    企画を練る仕事や文を綴る仕事などに、とても向いていそうだ。
    そしてここに訪れる人との会話は、きっと創作意欲を高めてくれる。
    私は冒頭に書いた、日々の小さな誘惑に負けている自分が、なんだか恥ずかしく感じた。
    OTONAなら?もっと腰を据えて仕事をすべきだと反省。

    このあと、宿となるゲストハウス三奇楼もご一緒していただいた。
    ゲストハウスに隣接する蔵barはその日、出張旅人Bar(from東京)を開催していて、人が入りきれない程の賑わいだった。

    ▲大ちゃん、大ちゃんといろんな人に笑顔で声を掛けられていた、坂本さん。

    地方創生と書くと固いイメージだが、愉しんでいる人の周りには自然と和ができて、その和はどんどん広がっていく。
    楽しいは伝播するのだ。
    その和が地域が抱えている課題をクリアしていくのだったら、そんなにおもしろいことはないと、坂本さんを見ていて思った。

    ▲OFFICE CAMPの前にある橋は、その名も「であいはし」。

    そしてクリエイターが創るのは「モノ」ではなく「コト」であっても、その能力は発揮できるという可能性を東吉野の山村で感じた。

     


     

    追記

    今回、OTONAMIEなのに三重ではない記事を書きました。
    OTONAMIEなので、三重のコトを中心に書きたいと思いますが、ときに三重の近くで、また日本の都市部ではない地域でのこのような魅力も発信していきたいと思います。
    引き続き、どうぞお付き合いください。

     


     

    OFFICE CAMP HIGASHIYOSHINO

    奈良県吉野郡東吉野村小川610-2
    hp http://officecamp.jp
    fb https://www.facebook.com/officecamp
    tel 0746-48-9005 (受付時間:10:00-17:00)

     

     

    ゲストハウス・移住体験スペース 三奇楼

    奈良県吉野郡吉野町上市207
    hp http://sankirou.com
    fb https://www.facebook.com/sankirou/
    tel 0746-39-9207

    あれもこれも燻製されている錯覚にご注意~魅惑の薫香~燻製専門店 魚寅へようこそ。

    店内に一足踏み込めばピアノが奏でるモダンなジャズが流れ、芳醇な燻製の香りが広がります。

     

    ここは昭和に鳥羽の台所と呼ばれた鳥羽なかまちにある

    燻製専門店 海童工房 魚寅」。

     

    魚寅店主の杉田さんは燻製の旨味にとりつかれた妥協を許さないこだわり人。お話するとわかりますが、とにかく燻製や旨みが大好きなんだなぁということが伝わってきます。

    杉田さんも燻製されているのではないかという錯覚に陥ります。 とってもやさしいお人柄。

    また、杉田さんは何でも自分で手作りしてしまうDIYブームの先駆けのような方です。

    手作り店看板

     

    手作り商品看板

     

    棚は実は日本酒バーをはじめるため高くしたばかり
    手作りの商品棚、もちろん商品も手作り

     

    そしてなんといっても驚きなのが・・・

    燻製釜も手作りしてしまったこと。

    これがその燻製釜!左からを、右から冷気を送ることで温度を調整できます。

     

    燻製には熱燻温燻冷燻と種類があるそうです。たんぱく質は45度程度で熱変性を起こします。魚寅燻製窯では冷燻も作ることができる優れものです。食材に合わせて、温燻冷燻、燻製用チップの種類などカスタマイズして商品が出来上がっていきます。

     

    なかでも代表的な人気商品は「牡蠣の燻製オリーブオイル漬け」です。

    鳥羽産の牡蠣を使い、試行錯誤を重ねた味付けと香り高いブナのチップで燻した逸品です。ふたを開けると、ご家庭でも魚寅おなじみ芳醇な薫香(くんこう)に脳を揺さぶられます。魚寅の燻製商品に共通する「薫香」が魅惑のキーワードだと思います。

    これは・・・美味しくないわけない。濃厚な旨みを薫香とオリーブオイルがやさしく包んでいます。

     

    オリーブオイルも捨ててしまってはMOTTAINAI頭の中でワンガリ・マータイさんがささやきます。牡蠣の旨味と薫香が乗ったオイルは、パンにつけたりパスタにからませたり・・・燻製の魅惑の世界へいざなわれていく。

    平貝って何?ググると想像するよりずっと大きな貝がヒットします。
    平貝(たいらぎ)の燻製もおススメです。もうですね、とまらないです。文体が乱れるほどに。

     

    炒飯などの炒め物、鍋の隠し味、ちょっと入れるだけ
    燻製以外にもおススメ品が。新商品のカタクチ鰯の魚醤油です。隠し味に使えば旨味を格段にアップさせる優れもの。

     

    魚寅はもともとは杉田さんの父親の代から海産物の卸問屋をされていました。創業100年以上で、ここの店も以前は魚屋だったそうです。「こんなもんが残っとるんですよ」と出してきてくれたのが、志摩保健所第一号のふぐ取扱営業登録済の許可証。

    年季がとても入っています。ん?これも燻製されているのでは・・・おふざけがすぎますね。

     

    父親が大阪の業者にふぐを卸していたこと、鳥羽は昔はボラ漁が盛んで多いときで1日に何十トンも買い付けて津や松阪に売りにいっていたことなど、懐かしそうに話してくれました。

    鳥羽なかまちは昭和の町並みが残る赴きある町。そんな風景と重なって古き良さを垣間見た気がします。

    鳥羽に遊びに来た際は、鳥羽なかまち散策をしながら魚寅の杉田さんに是非会いに行ってみてください。「食べてもらわんとわからない」と試食も出してくれますので、燻製の旨味入門にはもってこいのお店ですよ。

     

    <鳥羽なかまちの魅力が詰まったイベント>
    2018年11月11日()に定期的に開催されている「鳥羽なかまちマーケット」が開催されます。

     

    時間 15:00~17:00
    会場 鳥羽なかまち(〒517-0011 鳥羽市鳥羽)
    公式URL http://www.tobanakamachi.com/
    アクセス 中之郷駅から徒歩約5分(公共交通)、伊勢ICから約15分(車)
    駐車場 有り

     

    イベントに向けた魚寅チラシを杉田さんが自作中。 これは海津の干物の切り張り絵です。

    魚寅では鳥羽郷土料理「海津(かいず)の干物」が食べられるかも。日本酒ショットバーも開催予定。日本酒と燻製って最高やないかい。

     

    【魚寅 店舗情報】

    営業時間 9:00~17:00
    定休日 水曜日
    電話番号 0599-26-4000
    公式URL http://www.kaidoukoubou-uotora.biz/
    駐車場 有り

     

    尾鷲でマンガスクール開催!いいわけファミリー旅!

    桑名から三重県を南下シリーズ!

    母子で南伊勢旅が思いの外好評だったので第2弾!

    と言っても今回は夫も同行なので、

    なんのトラブルもない普通旅です(笑)

    ハイ、トラブルを起こすのは私だけー\(//∇//)\

    行ってきたのは、
    南伊勢よりももっと南下して、
    尾鷲の先、九鬼町!(熊野の手前)

    こどもマンガスクール

    に行ってきました!!

    クッキングパパの作者、

    うえやまとち先生と、

    味いちもんめの作者

    倉田よしみ先生が講師で、

    お魚の絵を描こう!な企画!

    な、な、な、なんて贅沢!!

     

    クッキングパパ・味いちもんめのリアル世代からは少し離れるので、読者ではなかったのですが、この作品を知らぬ人はいませんよねー!

    どんな人なんやろー!ワクワク!

    ふ、普通のおじさんや、、、!(黒Tのお二人)

     
    あぁ、もうね、
    親世代がそうなんやから、
    まだマンガもほとんほど読んだことないこどもたちは、

    きょとーんとしてるっ(゚∀゚)

    キャー!という黄色い声は
    兄弟の参加のために連れてこられた乳幼児のぐずる声くらい(笑)
    ゆる〜く始まったワークショップ。

    今朝水揚げされた魚介類さんたち!

    ちゅーやさん(真ん中のヒゲの人)がお魚達を説明。

    イカが新鮮で、

    模様が動いてる!

    触るとまた色が変化するので、みんなのお触りターゲットに。

    気になるお魚を持って、

    それぞれテーブルでスケッチスタート!

    描くより観察(°▽°)

    全然描いてなーい(笑)

    そしてこれが目玉?

    先生方の生デッサン!
    ナマーーーーーーーーーー!!!
    群がるこどもとおとな。
    こども達、遠慮がないので近いです(笑)

    1時間経ったところで、
    ハーフタイム休憩ー!
    「先生からの差し入れです!」
    って博多の通りもんをもらい、

    みんなで食べました(^^)

    超アットホームなワークショップ!!(゚∀゚)

    その後、こども達の絵を回収して、

    先生達から一言タイム。

    もちろん記念撮影も(^^)

    みんな上手に描いてた!

    その集中力すごいよー!

    上手い下手とかでなく、集中力、描く意欲がやはり重要なのです。

    描く意欲が抑えられない私は、
    娘の横で便乗デッサン。
    それをうえやま先生に見つかり、
    「お母さんプロ?」と怪しまれたり(笑)
    いや、趣味趣味!描くのが好きなの!\(//∇//)\

    さて、そんなこんなで12時に終わって、お腹が空いたのだけど、

    私がどうしても行きたい場所へ!

    ウ・ワ・サの

    トンガ坂文庫へ!!

    トンガ坂文庫のアレコレはOTONAMIEの記事をどうぞ!

    OTONAMIEは漁村ネタが好き。

    つまりOTONAMIE好きは漁村が好きなのである。

    その、「ザ・漁村」に出現した

    謎の古本屋がトンガ坂文庫。

    みんながお勧めするトンガ坂文庫!

    行かねばなるまい!!

    で、いきなり迷います。

    地図貰ったけど、
    まるで宝の地図だった。
    目印が特にない線の地図を眺めながら、

    なんとなくそんな流れ?と、坂道をどんどん登る。

    あ、あった。
    景色に見とれて一旦通り過ぎた入り口。

    草で看板見えない(笑)

    中は小さいけど素敵な空間。
    すぐに絵本を手に取り座って読み始めるこども達。
    すると、こねこが!

    いたずらっ子なこねこが店内を走り回り、

    本よりそっちを目で追ってしまう私たち(゚∀゚)

    お腹も空いたので、ほどほどに

    絵本と漫画を買ってお店を出ました。
    「紀伊半島海町ごはん」という読み切り漫画

    今歩いた九鬼の海岸もお話に出てきます!

    なんかこういうの嬉しい!
    坂道を楽しく降りていきます。

    途中、なんでもないもので寄り道できる子どもの特権。

    ちょっと横道逸れたりしてうろうろ。

    苔むしてはいるけれど、

    ゴミとか落ちてなくてとてもキレイ。

    細い道を下り切ると、いきなり海!

    堤防とかなくて、ほんといきなり海です。

    小さい青いお魚がいっぱいいる、透き通った海でした。

    こんな、「いきなり海」がすごく新鮮。

    夜、街灯もない道で、落ちたりしないんだろうか?

    街中では、側溝には蓋が敷き詰められ、
    用水路には柵が取り付けられ、反射板がついている。

    これでもかと安全対策がされてるのが当たり前。

    ここ、九鬼の道は、信号もなければ、柵もない。

    横断歩道も消えかかってようが問題なしな感じ。

    今回のイベントがなければ、
    観光マップ片手に、
    尾鷲の市内か、熊野へは行っても、

    九鬼という街を歩くことはなかったと思います。

    こういう旅もいいなぁ。

    さてさて、これで終わりかと思わせて、

    オマケはお昼処のご紹介♪

    遅いお昼ご飯、

    向かうは

    ラーメン!!!

     

    尾鷲まで来たのになぜラーメン。

    海の幸は??
    と思いながら、

    そこはファミリー旅行。

    こどもに「何食べたい?」と聞いてしまったら最期、

    わかっているのに聞いてしまうあるある。

    こどもはいつだってラーメン食べたいのだ。

     

    尾鷲市内はラーメン屋が乱立していましたが、

    そこは抜かりなくリサーチ済み!

    海山(みやま)の方に車を走らせ、

    たどり着いた先は、


    「らぁめん・つけめんケンぞ〜」
    さん!

    NAGI(三重県の情報誌)の記者をしている友人から聞いてきたラーメン屋さん。

    彼女が勧めるなら間違いない!

    でも実はすでにOTONAMIEの記事でも登場していた!!

    さっすがー!

    何食べよ〜?

    ラーメンとつけ麺がお勧めなのかなー?

    とメニューを拝見。

    メニュー多!!!

    このほかにも限定メニューや新メニューのチラシが何枚も。
    まあでも、「イチ押し」マークがついた

    まぜめんをチョイス。

    美味しかった!

    ふつうに!!
    ふつう?じゃあなぜお勧めなのか?
    それは、、、
    優しいラーメン♡
    ラーメンに優しさとか求めちゃいけないと思ってた!
    でも、
    こどもが好きだからこそ、
    優しいラーメンって嬉しい!!
    化学調味料無添加なのに、
    ふつうにおいしい。
    たったこれだけだけど、
    それでもポイント高い!
    家族で行くなら、ふつうが一番。
    あ、こどもたちは390円のお子さまラーメンにしてました。
    (写真撮るの忘れた)
    醤油ラーメンと、ジュースとオモチャ付き

    ごちそうさまでした♡

    その後、道の駅やサービスエリアに寄りながら、地元の濃口のお醤油や、干物、更に、尾鷲ひのきの立派なまな板買ったり、楽しみました。

    まだまだ行きたいところはあったけど、

    そうはいかないのがファミリー旅。

    無理しないのがファミリー旅。

    なんのトラブルもないのが一番のファミリー旅。

    (トラブルある方が記事のネタにはなるが)

    また行きたいな!
    三重県南下の旅!
    トンガ坂文庫
    三重県尾鷲市九鬼町121
    九鬼漁村センターより徒歩2分
    tel 070-4340-2323
    hp https://www.tongazakabun.co
    fb https://www.facebook.com/tongazakabunko/
    in https://www.instagram.com/tongazakabunko/
    tw https://twitter.com/tongazaka

    らーめん ケンぞ〜
    住所:三重県紀北町海山区相賀1483-1 熊野古道馬越峠登り口そば
    営業時間:11:00〜14:30 17:00〜21:30
    定休日:毎週火曜日の夜 第3日曜日
    電話:0597-31-4064

    関西在住の三重出身のみなさーん!!第二弾Meets三重が開催されるよ!!! Meets三重@大阪〜関西から三重とつながるコミュニティ〜

    OTONAMIE×OSAKAのライター三上です。今回は大阪で10月20日(土)に開催する素敵なイベントをご紹介します!!

    Meets三重第二弾!「Meets三重@大阪〜関西から三重とつながるコミュニティ〜」

    9月21日(金)に京都にあるGROVING BASEにて開催した「Meets三重ナイト@京都〜関西から三重とつながるコミュニティ〜」。その第二弾が大阪でも開催!!

    先日の京都では、ゲストスピーカーの志村和浩さん(シムラカズヒロ計画工房代表)から東京から三重に移住した経緯や、現在お住まいの多気町での暮らしぶり、地域コーディネーターとして活躍される志村さんの仕事についてなどのお話がお聞きできたり、

    話題提供市町としてご参加いただいた多気町・伊賀市・鳥羽市の担当者の方々からは各市町の特色や取り組みなどをお聞きすることができ、私も今まで知らなかった三重の魅力についてたーっぷり知ることができた3時間でした。

    そして今回大阪ではゲストスピーカーに伊東将志さん(株式会社熊野古道おわせ・「夢古道おわせ」支配人)をお迎えして、暮らし・仕事やなりわいづくり・地域性などをお話していただきます。私も下記の記事を読んでから伊東さんにお会いしたいと思っていたので、とても楽しみです!

    僕は何者かになるために、あえて地元に残り続けた。三重・尾鷲のニュースメーカー「夢古道おわせ」支配人・伊東将志さん

    今回の話題提供市町は、紀北町・名張市・亀山市・熊野市の4つの地域。三重の魅力をみんなで再発見しましょう!

    Meets三重ってどんなイベントなの?

    \どなたでも参加歓迎/大阪・京都など関西からアクセスも良く住みやすい町中エリア、伊勢神宮など観光地エリア、熊野古道など世界遺産が日常にあるエリア、海・山・森と自然豊かなエリアまで、「食・自然・観光・趣味・暮らし・働き方」など、ローカルをテーマに新たな三重を発見し、あなたが興味のある分野やエリアなどと交流や関係づくりのきっかけをつくるゆるめのイベントです。

    三重にゆかりがある人も、行ったことない人でも”どなたでも”三重と交流・関係づくりを始められるよう、三重全体のいろはから、「居(コミュニティ)・職(なりわい)・住(暮らし)・人(会って欲しい人)」など、具体的な紹介まで話題提供します。

    運営メンバー藤本さん、北川さん。北川さんは松阪市の出身。

    ▼申込はこちら

    https://docs.google.com/forms/d/11xkJqzThVkWKrJx2Dg9XcKa311MNf41pgq5SIRU7HAA/edit

    ※申込完了メールなどはございませんので、申込画面から送信後は予定の管理をお願いします。

    どなたでも参加はOKなので、ゆるく楽しく交流しましょう!

     

    いつ、どこにいけばいいの?

    ▼日時:10月20日(土)14:00〜17:00

    ※遅れての参加、途中退場も可能ですので事前にご連絡下さい。

    ▼会場:ハローライフ(イベントスペース&就業支援スペース・カフェ)

     <アクセス>地下鉄四ツ橋線「本町駅」から徒歩5分

     

    当日はどんなことをするの?

    1 交流:ゲスト・参加者みんなで交流します。

    2 はじめての人でもわかる三重県のお話 :三重県の地域や特色、オススメ情報や体験プログラムなど、三重のあれこれについてお話します。

    三重県地域支援課

    3 ゲストトーク :三重で活躍する方から、暮らし・仕事やなりわいづく り・地域性など、知らなかった三重についてお話します。

    ▼ゲスト:伊東将志さん(株式会社熊野古道おわせ「夢古道おわせ」支配人)

    4 市町プレゼントーク:三重県ってどんな市町があるの? 担当者による「ヒト・モノ・コト」の特色などをお話します。

    ▼話題提供市町

    ◎紀北町 企画課 塚越美奈子さん

    ◎名張市 地域活力創生室 辻岡かおりさん

    ◎亀山市 都市整備課 川村敏之さん

    ◎熊野市 市長公室 外園淳一さん

    5 三重トークセッション:ゲストや市町担当者と一緒に、三重県各地での「居・職・住・人」 の話題を提供し、関係・交流のきっかけをお話します。

    6 交流ワークショップ :参加者同士で、三重県とのつながりづくりや地方との関わり方について話し、交流します。

     

    参加してみよう!!

    興味がある!ぜひ行ってみたい!と感じた方は下記からお申し込みください。

    ▼申込はこちら

    https://docs.google.com/forms/d/11xkJqzThVkWKrJx2Dg9XcKa311MNf41pgq5SIRU7HAA/edit

    ※申込完了メールなどはございませんので、申込画面から送信後は予定の管理をお願いします。※申込後のご予定の変更などは、事務局までご連絡下さい。

    ▼参加費:500円(1ドリンク付き。その他三重の飲み物やおつまみも提供予定)

    ▼定員:25名程度(申込先着順)

     

    関西でつながる三重のゆるく、たのしい絆。これをきっかけに大切な故郷の輪を広げていきましょう~!当日は私も参加していますので、ぜひお話しましょう!!

     

    \「関西三重コミュニティグループ」にぜひご参加を!/

    事務局の三重県松阪市出身で現在京都で活動中の北川を中心に関西三重のコミュニティグループをつくります。本イベントに申込頂いた方、イベントには参加できないけど三重にゆかりがあり関わりを持ちたい方は、ぜひ下記グループに参加申請してください。

    https://www.facebook.com/groups/224247815099957/

    主催:三重県地域支援課/企画運営:株式会社ツナグム(ミツカルプロジェクト)

    ▼ミツカルのサイトでも情報発信中です!

    http://tunagum.com/localnight/event&report/mie-kyoto20181020/

    《お問合せ》info@tunagum.com 担当:藤本・北川

    三重県出身の女性写真家が撮る光の世界

    光の世界。私たち人間は光がない世界というのは、まったくもって想像ができない。太陽の光に多くの恵みを貰い日々生活している。

    あなたにとって光とは?を明確に応えられる人は少ないのではないかとさえ感じる。大切なものではあるが何かはわからない。そんなところだろうか・・・

    三重県出身の写真家かくたみほさん。彼女はカメラのファインダーを通して光が地球上の者に語り掛けているようにさえ感じる世界観の表現者である。

    フィルムカメラを愛⽤して旅をベースに光、暮し、 ⾃然、対なるものに重きを置いて制作。フィンランドやブータンの風景や人々をテーマにした NOTE  BOOK写真集もシリーズで刊⾏行を続けるています。そんな彼女が生まれ故郷三重でで「MOIMOI そばにいる 創刊記念」として、かくたみほ フィンランド写真展を開催するというので早速お話を聞いてきました。

     

    この写真展の見どころを教えてください

    日本と似ているフィンランド。わかりやすい例だと靴を脱いで生活するでしょうか。大きなカメラをぶら下げて旅行者丸出しの私に、道を案内してくれたり治安の良い・・・作品撮りしやすい国でした。白夜と極夜の光と色の風景は美しく湖が鏡のようになる景色が好きです。自然信仰の文化もあり、森や湖からの恵みに感謝して暮らす人々の素朴な生き方にも共感を覚えました。首都に暮らす人々も身近に群島や森があり、私も真似て長靴を持参して森に入り、火を囲むのがとても楽くて10年通っています。すべて中判カメラで撮影してきたフィルムより手焼きプリントした作品を展示します。

    みほさんとお話しする中でこのようなお話を聞くことが出来ました。

    今作も全編フィンランドですがMOIMOIの続編ではなく、自分の中では、ブレイクスルーした大きな一歩になった自費出版の1st写真集「あふるる」の続きです。

    写真を撮り始めて20年弱になってきましたがとにかく、光なんです。それはいろんな生命体が生きていく上でなくてはならないもの。当たり前に毎日あって、もちろんその対である夜、暗闇も大好きなんですが。

    都会にいると、夜に街の明るさや情報の多さが際立っているような感じがします。夜が明るくなってしまったこの時代ではやはりバランスが取れなくて良い意味での陰にも惹かれる動物的な自分がいるんです。

    今回はいつもの軽やかで光あふれる写真もありますが、影に光の差した暗部の多い写真もセレクトしています。フィンランドのユバスキュラで8月末にオーロラが出て、写真を撮るにはファームハウスの敷地外の暗闇の森の奥にある湖からじゃないと撮れないなとなって、一人でi phoneのライトを頼りに入っていきました。

    夜の空は星があるので意外と黒くなくて、歩いている木々の間は星の光は届かないので、本当に闇でした。暗い森の中では想定以上の種類の動物の鳴き声や落ち葉を踏むような音が聞こえるしで、感覚のほかに毛穴が開いてザワザワした記憶があります。感覚をひらいて、ちょっとした冒険をしている気分になれることが趣味です。苦笑。

    日中でもやはり撮る感覚を意識してないと、撮れたという手応えがないです。ある種、それは自分ではコントロールできないことが重なって、手応えのあるカットが撮れるので撮らされているという感じです。器用ではないので、冴えるように作品撮りは一人で。いろんなモノと対話した、10年分のベストショットです。

    女性一人で森の暗闇を歩く…異国の地で中々できることではありません。まさに冒険者だと思いながら、写真をみてみるとまた違った景色が見えてくるから、写真って不思議ですよね。

     

    RUN伴(ランとも)が今年も桑名を走ります

    「RUN伴(ランとも)」とは、「認知症になっても安心して暮らせる地域づくり」を目指して、認知症の人もそうでない人も、みんなでタスキをつなぎ、日本を縦断するプロジェクトです。
    ランナーとして参加する以外にも、その方達を応援するという参加方法もあります。
    RUN伴(ランとも) | 非日常の体験が、認知症の人々の日常を変える
    http://runtomo.org

    昨年から桑名市は参加しましたが、認知症を「ジブンゴト」として考えるきっかけになればと、OTONAMIEでも試走会を取材しました。

    http://otonamie.jp/?p=40300

    今年もRUN伴(ランとも)の季節がやってきます。

    RUN伴(ランとも)をするための準備

    昨年桑名は初の開催。
    当日事故なくスムーズに行くように参加者の事前説明会を行いました。



    また、コース上の安全確認のために、当日のランナーさんと一緒に試走会も行いました。


    当日ルート上の介護施設などでは、応援のためのオレンジのグッズを作ってランナーのお出迎えの準備。

    そうした準備を経て昨年10月14日(土)に、認知症の方々をはじめ、一般の方、ボランティアの方、介護事業所スタッフ、司法書士など総勢69名のランナーが参加し、桑名の各区間を歩いたり、走ったりされました。
    詳しくは以下の市役所のホームページに掲載していますが、当日の模様をさらにダイジェストにまとめてご紹介いたします。

    RUN伴(ランとも)2017MIEが開催されました – 桑名市〜本物力こそ、桑名力。〜
    http://www.city.kuwana.lg.jp/index.cfm/24,59129,229,687,html

    当日、スタート前に

    あいさつの後、ランナー・応援の方みなさんで桑名いきいき体操。

    スタートの前にはみんなで集合写真を撮影。

    今からスタート、ヨーイドン!!

    最初のチェックポイントは雨でも大丈夫な寺町商店街

    雨でもアーケードがあって濡れない寺町商店街。
    昨年は悪天候が心配されましたが、ランナーはほとんど雨に降られることなくアーケードに入っていきます。

    ※今年は寺町商店街は通りません

    ゆめ はまちゃんもお出迎してくれて、記念撮影。

    沿道の応援があると、ランナーは頑張れる

    沿道では認知症の施設の方や子供達、地域の方々が応援してくれます。


    みんなテーマカラーのオレンジ色のTシャツを着たり、手にはオレンジ色の風船やボンボリを持って応援します。

    コースは難関、山を登って桑高へ

    桑名の街は線路から東側は比較的平坦ですが、線路の西側には丘陵地が広がっています。
    ランナー達は心臓破りの坂を登って、チェックポイントの県立桑名高校へ。

    そして、ゴール。

    休日でしたが、高校生達がたくさん集まってくれました。

    今年の日程は?

    ランナーとしての募集は終了しましたが、当日に中継地点や沿道でランナーを応援することは、飛び入りでも参加できます。

    ■日時
    平成30年10月13日(土)
    午前8時20分~午前10時(予定)
    ※柿安コミュニティパークで「桑名いきいき体操」を行います!
    ■ルート(桑名でのタスキの中継点)
    七里の渡し跡(8時40分頃スタート) → 大垣共立銀行 桑名支店(8時50分頃スタート) → 桑名市役所(9時10分頃スタート) → 三重県立桑名高等学校(9時30分頃スタート) → 三交ウェルフェア桑名(9時50分頃スタート)
    → タスキを四日市チームへ

    ※各中継地点の駐車スペースは限りがあるため、公共交通機関等をご利用ください。

    詳しくは以下の市役所のホームページに。
    RUN伴(ランとも)が桑名を走ります – 桑名市〜本物力こそ、桑名力。〜
    http://www.city.kuwana.lg.jp/index.cfm/24,64208,229,687,html

    オレンジ色のグッズを持ったり、RUN伴公式Tシャツを着たりして、みなさんでRUN伴を盛り上げていきましょう!
    ※RUN伴公式Tシャツはインターネットで購入できます。
    http://dfshop.thebase.in/
    →「RUN伴2018公式Tシャツ」を選択 1,850円(税・送料別)

    【お問合わせ】
    ●RUN伴三重に関する詳細はFacebookページ 「RUN Tomo-rrow MIE」
    http://www.facebook.com/RUN-Tomo-rrow-MIE-1638195443121438/
    ●RUN伴に関する詳細は以下のサイト
    RUN伴公式ホームページ : http://runtomo.org/
    ●NPO法人 認知症フレンドシップクラブに関する詳細は以下のサイト
    NPO法人 認知症フレンドシップクラブ公式ホームページ : http://dfc.or.jp/

    津市大門『平治煎餅本店』 お煎餅だけじゃない?!可愛すぎるインスタ映えスイーツを調査!

    皆さん、津市の名物グルメというと、何が思い浮かびますか?
    津餃子に、蜂蜜まん、うなぎ…色々ありますが、
    「平治煎餅かな~」という方も多いんじゃないでしょうか。

    では、平治煎餅に人気「インスタ映え」スイーツがあるのをご存知ですか?
    ヒントは、ひんやり冷たくて甘~いもの。答えは後ほど!
    平治煎餅本店で調査してきましたよ~!

    Photo by y_imura

    訪ねた時刻は、空が薄暗くなりかけた5時半すぎ。
    実は私、津市に通い始めて3年ですが、平治煎餅は今回が初めてでした。

    由緒正しい平治煎餅に、今話題の「インスタ映え」する可愛いお菓子があると噂に聞き。
    営業は6時までなのですが、津市に通っていながら今まで食べ損ねてきた平治煎餅をどうしても食べてみたい!「インスタ映え」の言葉にも興味をそそられて足を運ぶことにしました。

    創業、1913年。
    大門商店街の昭和漂う空間に、平治煎餅の本店は店を構えます。
    創業から今まで、津市の名物お土産、名物グルメを代表してきました。

    Photo by y_imura

    明るい店内に、綺麗にお菓子が並んだショーウィンドウ。
    閉店ぎりぎりでしたが、、いらっしゃいませー、と明るい声で迎えてくださいました。

     

    こちらが、津市の誇る平治煎餅。食べやすい大きさで、
    2枚ずつの個包装になっているので配りやすく、お土産にも丁度良さそう。
    手乗りサイズの笠のフォルムが可愛い!

    実はこの平治煎餅、スタンダードな手乗りサイズに加え、なんと選べる3サイズ。
    お土産に、ちょっと変わり種のビッグな平治煎餅も良さげ。

    食べた後は貯金箱にもなるコイン型のお煎餅や、翁の顔のお煎餅も可愛い!

    見ていると平治煎餅、名物は煎餅だけではないらしい。
    ショーウィンドウを見ていると、「平治の最中」や「平治ワッフル」、どら焼きなどの和洋菓子。
    最中も平治煎餅に負けず人気だそう。
    ちなみに、私と一緒に訪れた常連さんは、ここのワッフルとどら焼きが大好きなのだとか。
    今回は時間が遅いので無念の断念。食べたかった~!

    可愛いお菓子はどこに隠れているのか気になりつつ、のれんの奥に進むと、
    和を感じるおしゃれなイートインスペースを発見!
    木を基調とした落ち着いた空間。ここだけでもインスタ映えしそう。

    ここは期待できそう!メニュー表を見ると、夏季限定かき氷に、お抹茶、、ん、これは!
    びびっときたので、思わず店員さんにお願いして作って頂くことに
    (結局食べる。無理をいってすみませんでした…)。
    待っている間に、まずは念願の平治煎餅から。
    見た目から硬めを想像していたのですが、食べてみるとさっくりと口当たりが良く、
    口の中にふんわり広がる素朴な甘み!初めて食べるのに「懐かしい」と言いたくなる温かい風味。
    飽きの来ない、個人的に大好きな味で、
    長い間世代を問わず愛され続けてきたのにも納得の美味しさでした。
    頬がゆるむとはこのことを言うんだろうな~!

    Photo by y_imura

    平次煎餅は、卵と小麦粉とお砂糖のみという、とてもシンプルな材料で作られています。
    作り方も昔から変わっていません。
    食感を保つため、開封してすぐが、一番美味しく食べられるのだとか。

    そして、ついに「インスタ映え」ともご対面の瞬間が!

    じゃじゃ~ん!
    ひんやり冷たくて甘~いもの…アイスクリームでした!
    こちらはスタンダードな「平治くん」バニラ味(500円)。
    雪だるま平治くんに、笠がちょこんと載っている様子が文句なしに可愛い!
    食べてしまうのがもったいないくらい。
    少し溶けてきて汗をかきだした平治くんもまた可愛いんです!
    お味はというと、あっさりしたシンプルなバニラに優しい甘さの平治煎餅がベストマッチ。
    家で平治煎餅を食べるときは、笠にアイスを載せて食べるのもいいかも。

    嬉しくなって、違うフレーバーも頼んでしまいました
    (言いつつまだ食べる。本当に無理をいってすみませんでした…)。

    後ろ「日焼け平治くん」手前右「恋する平治くん」こちらも各500円。見つめている方向が絶妙。

    Photo by y_imura

    こちらは、チョコレート味とストロベリー味。並べるとさらに可愛い!
    まず「平治くん」を食べた後、リピーターで次に試す人が多いのだとか。
    これだけ可愛いと全制覇したくなるのも分かるなあ。
    お腹もいっぱい、写真もたくさん撮って大満足でした!

    笠の形になった由来が気になって尋ねてみると、
    店長さんが「阿漕」にまつわる面白い伝説を聞かせてくれました。

    Photo by y_imura

    昔話風 親孝行息子「平治


    昔むかし、平治という貧しい漁師が、母親と二人で阿漕海岸にくらしていた。
    ところがある日、母親が病に臥せってしまった。しかし医者にかけるお金もない平治は、
    母親のために栄養のあるヤガラという魚を食べさせようと考えた。
    しかし、そこは禁漁地で、見つかると捕まってしまう。
    それでも、平治は良くなってほしい一心で、見つかる危険が高くなっても、
    ヤガラという魚を獲りに何度も漁に出続けた。

    Photo by y_imura

    母親の病気は日増しに良くなっていたが、あるとき、平治は逃げたときに笠を置き忘れてしまう。
    笠には「平治」と名前が書いてあり、その笠が証拠になって、平治はついに捕まってしまった。

    しんみり悲しくも優しい物語。
    こうして平治煎餅は、そのときの置き忘れた笠がモチーフになっているんですね。

    その後、なんと平治は罰として阿漕浦に沈められてしまうのだそう。
    親孝行をしようとして、結果的に母親より先に旅立つという親不孝になってしまう…母親は、
    その後どうなったのでしょう。笠に込められた母子の思いが切ない…

    ちなみに、「阿漕」と辞書を引くと、「しつこく、ずうずうしいこと」と出てきます。
    危険を承知で漁に出た平治の思いを知っていれば、今の意味も変わっていたかもしれませんね!

    丁寧に作られた笠には、思いやりと孝行の心が込められているんですね~!

    Photo by y_imura

    津市の「隠れインスタ映えスイーツ」スポット、平治煎餅本店。
    津市の隠れたかわいいもの、またひとつ見つけることができました!

    【平治煎餅本店】
    住所/三重県津市大門20-15
    電話/059-225-3212
    FAX/ 059-225-3205
    定休日/水曜日 1月1日・2日
    営業時間/9:00~18:00
    HP/http://www.heijisenbei.com/index.html
    ※掲載されている情報は2018年9月時点のものです。

    取材日:2018/09/16

    We Love Rice, We Love Mochi@玉吉餅店

    三重県津市の大門に、
    伝説の餅屋があります。

    そのお店の名前は玉吉餅店。

    約200年前、江戸末期頃から始まったお店です。

    三重大学から自転車で約25分

    餅を食べるのは日本の文化です。

    また三重県には餅街道というのもあり、
    玉吉餅店はその街道の一つでもあります。

    今回、私は初めて玉吉餅店を訪れ、
    数種類の商品の中から、
    みたらし団子を頂きました。

    驚いたのは、餅にパリッと食感があったこと。
    それは私にとって非常に新しいものでした。

    今まで自分が食べたことのある餅は、
    焼かれずに茹でられたものです。

    玉吉餅店のみたらし団子の餅は、
    網で焼かれていました。

    筆者撮影

    焼くことで、
    餅の表面がパリっと香ばしくなり、
    それでいて中は柔らかいのです。

    みたらし団子以外にも、
    「やじろ」という商品がありました。

    やじろは形が、
    みたらし団子のように丸ではなく四角でした。

    そして玉吉餅店では、
    みたらし団子もやじろもどちらも、
    普通の団子よりも平たいです。

    これは食べやすいようにと、
    考えられているのだそうです。

    手前がみたらし団子、奥がやじろ

    またタレも特別です!
    醤油と砂糖でオリジナルのレシピを使って作られています。

    餅をタレに浸してから、更に餅の上にタレを塗る。
    2回かかっているので、とても味わい深いです。

    筆者撮影

    タレのとろみは本葛粉。

    本葛粉は、クズの木の根元から得られる、
    でんぷんで出来ているそうです。

    網で焼くことで表面に少し焦げ目ができ、
    美味しくなるので、
    ここのお餅は、焼いた直後が特に美味しいです。

    この食べ方は『焼きたて』と呼ばれています。

    店内にはイートインスペースがあり、
    リラックスすることもできます。

    大門商店街で食べ歩きするのも良いですね。

    もちろん、家に持ち帰ることもできます。

    私は和菓子の餅をとても楽しんでいます。

    インドネシアでも、餅は人気があります。

    他のお米文化の国でも、
    同じようなライスケーキは愛されていると思います。

    しかしインドネシアでは日本の餅が食べられています。

    どんどんと様々な餅の開発が続いていて、
    赤豆、緑豆、ココナッツなどの餡もあります。

    アイスクリーム餅もあります。
    そしてインドネシア人は本当に餅が好きです。

    しかし私が玉吉餅店で食べたようなお餅は、
    あまり知られていないです。

    焼いた食感は、
    私にとって本当に新しく好みでした。

    友達にも話したところ、
    皆、とても試してみたいと思ったようです。

    またこのように焼いた餅は、
    スーパーマーケットでも通常置いていません。

    他にこのお店で有名なのは、
    ケイランという餅菓子です。

    筆者撮影

    ケイランは、
    三重県津市の銘菓として知られています。

    可愛くカラフルなケイラン。
    お味もとても美味しいです。

    私はこのもち米が好きでした。

    玉吉餅店では、
    主に三重県産のもち米と水を使っており、
    地元の人々の誇りになっているそうです。

    玉吉餅店には毎日多くのお客様が来ており、
    1000本の餅を用意して売り切れるそうです。

    これから少しずつ寒くなってくると、
    甘いものを欲しくなってきますよね。

    玉吉餅店には秋は葡萄、春は桜、夏は桃やスイカのように、
    季節ごとに、旬の果物を使った大福も並びます。

    どんな果物を使うかは、
    その年の出来や収穫によって変わるそうです。

    面白いですね。

    Photo by y_imura

    <英文>
    There is a legendary mochi shop in Daimon Street, Tsu City, named Tamakichi Mochiten.
    This place can be reached by riding bicycle 25 minutes from Mie University.

    This shop has been started since 200 years ago, in the end of Edo Period. This shop is also one of the Mie prefecture Mochikaido series, the Japanese culture of the mochi eating road. How could such an old shop still manage to be famous and maintain their loyal customers?

    This is my first time visiting Tamakichi Mochiten.
    They sell several kinds of mochi and I tried the Mitarashidango 「みたらし団子」. What surprised me is the crunchy taste comes from the backed part of the mochi. That’s very new for me. Mochi that I ate is only boiled not baked. Mitarashidango mochi from Tamakichi Mochiten was served freshly by baking them in a heated net. Baking makes the mochi’s surface becomes harder and a little bit overcooked. It makes it crunchy and good followed by soft and sweet mochi inside.

    Other than Mitarashidango, there is also yaroshi 「やじろ」with a different shape from Mitarashidango. Unlike mitarashi dango, yaziro mochi is not round but square. Both mitarashidango and yaziro are flatter than usual dango. This is to make it easy to eat.

    The other special thing is the sauce! It is made using original recipe by using soyu and brown sugar. The taste is so viscous to the mochi because the mochi was lubricated twice with the sauce. First is by dipping the mochi to the sauce and the second is by smearing the mochi from above.

    Mochi in Tamakichi Mochiten is best when it’s fresh or newly cooked. Making mochi in this place is using Kudzu from the root of a tree. The sweet sauce attached with the glutinous mochi when it was heated makes a black ticked tasty surface. It makes this mochi is really good right after it’s cooked. The shop gives us space to enjoy this taste inside. We can relax for a while. This style of eating is called Yakitate 「焼きたて」。
    It is really good to eat mochi here after eating or walk around Daimon Street. We usually need sweets after eating, right? Of course we can bring home as well.

    I myself really enjoy mochi, this one kind of Japanese sweets.
    In Indonesia, mochi is also popular. I think not only Indonesia, but other rice-culture countries also love mochi and we have the same type of rice cake. However Japanese mochi has been eaten in Indonesia. We follow the development of mochi variety. The mochi in Indonesia can also have several kinds of fill, like red bean, green bean, coconuts, etc. We have ice cream mochi too! And Indonesia people really like Mochi. The thing is, we don’t have backed mocha like what I just ate in Tamakichi Mochiten!

    The burned sensation is really new and I like it so much! I have told my friends about this kind of Mochi and they really want to try. This kind of mochi we can’t usually find in the supermarket.
    Another famous sweets from Tamakichi Mochiten is Keiran. Keiran is known as the sweets from Tsu City.

    It looks cute and colorful and Keiran tastes so good. I like the rice inside the mochi. In Tamakichi Mochiten, mochi was made using the rice and the water from the land of Mie prefecture. This made the mochi as one of the pride of the local people.

    Tamakichi Mochiten has a lot of customer coming every day. They usally prepare 1000 mochi every day and always sold out. The autumn season is the best season to sell mochi related to the good new harvested ingredients and I think people also like eating sweets when it’s getting a little bit colder. Moreover, Tamakichi Mochiten also serves Daifuku mocha stuffed with sweet filling that changes in every season, like grapes in autumn, sakura in spring, and peach or watermelon in summer. It changes depends on the best harvest in that year. That’s really interesting.


    玉吉餅店
    住所:三重県津市大門17-18
    電話:059-228-2594

    取材日:2018/09/16