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新サンバレーで見つけた三重のモノと、大切な想い出@イオンモール津南

2018年11月9日、津市に新しい大型ショッピングモールが誕生した。
イオンモール津南、旧サンバレー。
そこは、地元の人から愛される特別な場所だ。

 

サンバレーという場所

私が子どもだった頃、サンバレーは休日に家族でお出かけするショッピングセンターで、当時の私にとってはテーマパークのようだった。
ショッピングセンターでお買い物をして、アイスクリームを買ってもらい、ペットショップをのぞいた。そんな休日が大好きだった。

時間が流れ、いつしかその場所は家族とではなく、友人と過ごす場所に変わった。
ロッテリアでハンバーガーを食べて、毎週のようにプリクラを撮りに自転車で通った。

そして、また月日が経ち、母親になった私は子どもの手を引いて訪れるようになった。
日常の買い物はもちろん、何も用事がなくてもお散歩がわりに出かける場所。
それが、私にとってのサンバレーだった。

ある日、サンバレーが閉店になる知らせを聞き、とてもショックだった。
当たり前のようにあった場所がなくなってしまう・・。
実際に閉店した後は、なんともいえない寂しさが残った。
サンバレー渋滞と呼ばれた、周辺道路の混雑も解消されたのに何か物足りない。
無くなって気づいたこと。
それは、やはり私たちには無くてはならない場所だったということ。

 

復活!サンバレー

そんなサンバレーが大きく進化して新しくグランドオープン。
待ちに待ったその日がついにやってきた!

イオンモール津南と、名前もリニューアル。
規模も以前より遥かに拡大されてスタイリッシュに変身。
ワクワクする気持ちを抑えきれない・・。
早速、館内に入ってみた。

 

かつてのサンバレーとは別物のスケール

ここは、どこだ!?

私の記憶の中にあるサンバレーの姿はない。
まずは大きなスクリーンパネルと共に、3階まで続くエスカレーターがお出迎え。
高い天井・・。
なんとも言えない都会の匂いがする。
目につくもの全てが新しく感じた。

▲ わざわざ津市外に出かけないとお目にかかれなかった人気店舗がこんな近所に!普段の生活の質が変わる予感。
▲ 若い女子に人気のファッションブランド「niko and…」のカフェが併設されている。東海初!

 

地元の新しい挑戦を感じる

三重県発祥の店舗も、新しいカタチでもお目見えしている。
今回はそんな三重をイオンモール津南で探してみた。

まず一階、御厨まるしぇエリア付近を探検。
このエリア・・、おいしそうな匂い♡

鈴鹿の和菓子店、大徳屋長久。
創業1716年の老舗。

あ、私の大好きなかりんとう饅頭!
トースターで軽く温めると、外がカリッとして美味しい。
これも津で買えるんだ。嬉しいな。

店員さんのイチオシは、お伊勢さん菓子博2017にて「厚生労働大臣賞2017」を受賞した、光太夫 kodayu。
しっとりやわらかな皮に黄身あん、そしてチョコレートチップが包まれたミルク饅頭。
ほろにがチョコレートチップのアクセントが効いて新しい感覚の和菓子。

お次は!

▲津市に本社を置く井村屋が東海初のソフトアイスクリーム&スイーツ店「WAIWAI(ワイワイ)」を初出店。また、同社が国内で運営するレストラン「アンナミラーズ」のチーズケーキやパイ、「ジュヴォー」のケーキも販売。

肉まんあんまんでお馴染み、津市の井村屋のソフトクリーム屋さん。
この店舗のために新しく開発されたソフトクリームは、ここでしか食べられないレアもの。

コーンはお店で手焼き。
美味しいモノへのこだわりが感じられます。

お好みでトッピングをチョイスして、ソフトクリームをカスタマイズするスタイル。
どれにしよー!うむむ・・。

じゃん!完成。
自分だけのオリジナルソフト。
濃厚なミルクソフトクリームに、抹茶パウダー×ナッツチップ×こしあんトッピング(もちろん井村屋のあずき)。
ボリューミーだが400円とリーズナブル。
次はどうカスタムするか・・、ちょっとハマりそう(笑)。

▲三重県産の杉間伐材を使用。

どこで食べようかと思って振り向くと、すぐ近くにイートインスペースが完備。
座ってゆっくり味わおう♪

もう少し探検してみよう!

あ!ピネード発見♡
津市発祥の地元でも人気のケーキや洋菓子店。

バースデーケーキのカタチをした什器は、遠くからでも目を引く可愛らしさ♡

ガラス越しに見える宝石のようなケーキたち。
どれにしようか悩む時間さえ、豊かに感じさせる。

買ってすぐに食べたい!
そんなワガママも叶えてくれるカフェスペースが併設。
ドリンクメニューと一緒に頂けるのが嬉しい♪

ホイッパーのライト。お菓子だけではなく空間もハイセンス。

おっと!
食べ物ばかりではありませんよ。

津市ならではのスキンケアグッズも買えちゃいます。
かの有名な清少納言も愛した、津市の榊原温泉の源泉を使用したまろみシリーズ。

 

イオンの本気度が垣間みえる

▲ちゃんと「つ」のカタチになってますねー。

あ!TVのCMで見たオブジェだ。
本物なんだー!て、ちょっとミーハーな気分(笑)。

つーつーつー♪
つーつーつつつつ♪
CMに出演しているのは、みんな地元の方々。
地元愛を感じます。
さて、そろそろお昼ごはんを食べよう。

ここで噂のタッチパネル式のデジタルサイネージを活用。
館内マップを使ってお店を検索。
これ、すごく便利!
気をつけて館内を見ると、あちこちに最新式の設備が設置。
ぜひぜひ探して体験して欲しい。

 

レストラン街で見つけた、あの名店。

いざ、2階へ!
CENTRAL DINERへやって来ました。

どんなレストランがあるのかな・・。

活気に満ち溢れてます。

もう三重にいる感覚がしない。
都会で感じるワクワク感や人の熱気。
あの特別な感覚がこんな近所で味わえるなら、無理して遠出する必要もないのかも。
そして年をとり、少し出不精になり始めた親を、無性に連れて行きたくなった。

津市を始め東京元赤坂などにも店を構え、ミシュランガイド東京ビブグルマンにも掲載された老舗洋食店、東洋軒が運営する東洋軒グリル。
今日のランチはここに決定!

上品で丁寧な接客と、落ち着いた厨房が印象的。
ついショッピングモール内にいることを忘れる。

東洋軒といえば、定番中の定番、ブラックカレーをいただきます。
実は、津市に住んでいながら、なかなか食べる機会がなかったので感動!

一緒に行った友達は、ブルギニヨンバターがのった、ハンバーグ定食を注文。
見るからにジューシー。

老舗の本店と同じ味が、ショッピング等をしながら気軽に食べられるのが嬉しい。
そして美味しかったです!
ご馳走でした。

そういえば「3階にもフードコートがある」と、私よりも一足先に友達と来ていた息子がいっていた。お腹はいっぱいだけど、見に行ってみよう。

 

もっと早くできてほしかった(笑)

3階にも、三重県発祥のお店がありました。

伊賀の里モクモク手づくりファームの、もくとん。
フロアには、ものすごくいい香り。
今日はお腹はいっぱいだから、次回はぜひ食べてみたい。

んっ!?

ちっちゃくない!?
机といす。

そう、子どもちゃんも楽しく食事ができる工夫が詰まった、ファミリースペース。
我が家も子どもが小さいころ、外食するのに苦労したけど、ここなら安心して食事ができそう。

もっと早くできてほしかった(笑)

お子様が脱走できないように、いや落下しないようにスッポリはまる、テーブル一体型ベビーチェア。向かい合って安心してお食事も!
ついこの前テレビで観て「こんなのあるんだー」って思っていたものが身近にできていた。

 

子どもの手を引いて。

3階KIDS REPUBLICの入り口にある、えほんの広場。

▲「KIDS REPUBLIC(キッズリパブリック)」は、ベビー・マタニティ用品からキッズファッション、キャラクター・知育玩具まで取り揃えるイオンのベビー・キッズの大型専門店。

お隣のおもちゃコーナーは、クリスマスのプレゼントでいっぱい。
子どもの夢がつまったエリアに足を踏み入れると、子どもの時に感じたあの懐かしいクリスマスの感覚がよみがえってくる。

「みらいをつくる人を、つくりたい」
そうか、サンバレーが無くなった時に感じた何ともいえない寂しさ。
その理由は、次のようなことなのかも知れない。

昭和53年。
サンバレーが誕生した年に私は生まれた。
様々な人生の変化を、サンバレーと共に過ごしてきた。
幼い自分が親に手を引かれていた頃から、次は友人と遊ぶ時間を優先するようになった。
時は経ち、結婚と出産を経験し私は母になった。
少し前まで、親としてまだ小さい子どもの手を引いていたと思ったら、いつの間にか・・。
ここは今、自分の子どもが、友人と遊びに行く場所になっている。
そして、自分が親を連れて行きたい場所になっている。

子どもから母になった私。
その過ごしてきた時間を感じられる象徴が、サンバレーだった。
そしてこの先、自分の子どもが自分がサンバレーで過ごしたように、ここイオンモール津南で過ごすのかも知れない。

館内を見渡すと3世代で訪れる人たちも多かった。
親、自分、子ども。
全ての世代が一緒に楽しめる。
それは素敵なことで、3世代の日々の暮らしの想い出が、ここで創られていくのだろう。

取材を終えて外に出ると、沢山の小さな子どもが元気に遊んでいた。
ここはサンバレー公園。
いい名前だなと思った。

もうすぐクリスマス。

▲ツリーをよく見ると、かわいいオブジェも。

たくさんたくさん、大切な人と暮らしの想い出を創ろう。
そして次世代に、大切な想い出を繋いで行こう。

両親が幼い私の手を引いて、サンバレーに連れてきてくれたみたいに。

 


 

イオンモール津南
住所:三重県津市高茶屋小森町145番地
電話:059-238-4100

 

 

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