「鳥だ! 飛行機だ!」のフレーズで有名な電話ボックスで変身する超男とか、壁や天井を縦横無尽に動いて、糸を伸ばして敵を捕らえる蜘蛛男に、犯罪多発都市を人知れず守る大富豪の蝙蝠男。って、キャラ名伏せてたら某国内ヒーローの怪人になっちゃうじゃない!
まぁ、ぼんやりと誰かってのはわかってくれたと思うけど、随分昔からあたくし達はテレビとか映画館で彼らを見てきたわ。
最近は、映像技術も上がって、実現無理じゃないって思ってたのもどんどん映像化される。
逆に言うと、それだけコミックが認知されてきたってことよねー。素晴らしいわ!
で、魅力的なマッチョマンいっぱいの、目の保養に最高なヒーローをもっともっと身近に感じるイベントってご存知?
三重県から東にズドーンと約360キロ移動した、幕張メッセで開催された東京コミコン2018。
ただ遊びに行きましたってレビューじゃなくて、三重県在住のアーティストartegg-yumiさんが、名だたるコミックアーティストが出展するアーティストアレイというブースに出展してたんですって。
それから、何やら賞を受賞したとの情報も。
早速聞いてみましたー。
・・・と、その前に。
ご存知ない方もいらっしゃると思うので、コミコンについて簡単に説明しちゃうわねー。
<コミコンとは>
正式には、コミコン・インターナショナル。
1970年、ゴールデン・ステート・コミック・ブック・コンベンションとしてシェル・ドルフらによって創設。記念すべき第一回目はアメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴ。
アメコミ、SF、特撮ファンタジー映画などが中心だったけど、年を追うごとに文化の幅が広がり、2008年には1日に、なんと約12万5千人が来場するポップ・カルチャーイベントです。
現在は世界規模で開催されており、アメリカ国内はもちろん、フランス、イギリス、台湾、そして日本などでも開催。
去年の東京コミコンには、マーベルコミックのレジェンド、スタン・リーが来日したわ。
いやー、説明文書いてたけど、超ド級の国際イベントじゃない!
期待膨らむわー。
さー、それでは早速、教えてくださーい!
Q1.
東京コミコンでの受賞、おめでとうございます!
まず、何の部門で受賞されたのですか?
A1.
ありがとうございます。
部門は、【TOKYO COMIC CON PRESENTS MARVEL FANS ASSEMBLE! STAGE 2018】というショーイベントで頂きました。
Q2.
サイトで拝見しましたけど、審査員の方について教えてください。
A2.
審査員はMarvel Comicsの編集長 C.B. Cebulski氏です。
Q3.
参加しようと思った理由を教えて下さい。
A3.
みんなに楽しんでもらいたい、みんなで盛り上がりたかったからです。
パフォーマンスタイムを30秒頂けるとのことだったので、マーベルへの愛情を伝えるべく、歌わせて頂きました。
Q4.
コスプレをしたキャラクターについて教えてください。
A4.
日本ではまだまだ有名ではありませんが、リス娘ことスクイレルガール(SQUIRREL GIRL)と、相棒のT-トゥをしました。
2018年4月下旬に映画館で上映した「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」で、強大な敵として立ち塞がった『サノス』という敵を、一撃で倒してしまう最強キャラです。
Q5.
なぜ、コスプレをしたのですか?
A5.
artegg-yumi&AKIRAとしてアーティストアレイでの出展が決まり、ブースを出すので、せっかくならやってみたいと思ったのが最初です。あとは、前から興味を持っていたのもあって(笑)
Q6.
賞を取れると思いましたか?
A6.
正直、全然思いませんでした。
名前を呼ばれた時、尻尾の毛が全部逆立ちました(笑)
Q7.
ステージ上で歌った曲は何の曲ですか?
A7.
前半は、私が作詞・作曲した『我把愛送到you的心』です。ノリの良い曲で15秒のパフォーマンスをしました。
後半はアカペラでSQUIRREL GIRLの歌を歌いました。スパイダーマンの替え歌のように聴こえますけど、コミックで正式に書かれていた曲なんです。
T-トゥも頑張ってくれました。
Q8.
賞状などはありましたか?
A8.
景品を頂きました。
スパイダーマンをモチーフにデサインされた高級ボールペンと、スパイダーマン大全です。
Q9.
アーティストアレイで出展されたとのことですが、開催期間中はどんな作品を展示・販売していたのですか?
A9.
「こうたろう イン スペースワンダーランド」、「ERASER WARS」、「ぽんちゃんの1日」という私の作品やAKIRA監督の作品のDVDを中心に、ポンちゃんの写真集、フィギュア、新アルバムなどを持っていきました。
Q10.
新アルバム発売おめでとうございます。アルバムのコンセプトはなんですか?
A10.
新アルバムのタイトルは『タイムトラベルストーリー』といいます。時間旅行です。
2009年から作った色んなアルバムのオムニバスを入れています。
音楽を再生すると、そこにはいくつもの映画作品や物語が時の流れを自由に運んでくれるような、ファンタスティックなアルバムを目指しました。
インストもありますので、ゆったりとした時間を楽しめると思います。
ベスト盤みたいに過去の曲だけじゃなくて、新曲もあります。それは愛のあるバトルソングです。
Kohtaro in spacewonderlandは私が監督した作品、ERASER WARSは息子が監督した作品。
それぞれに作ったオリジナルの映画音楽を1つの楽曲でmix(バトル)させています。
ベースは、親子が親子役で共演した怪獣鉄ドンオムニバスに参加させて頂いた作品「わんぷー対いくらむ」で作った映画サントラのリズムを使用しています。
完全に愛のある親子喧嘩な、パッションがぶつかり合う作品です。
どこまで駆け抜けれるか、人生をかけて全力で(やれる範囲で)アートを突き進んでいきたい。そんな気持ちを込めてこのアルバムには2016年リリースの「art is」芸術っておいしいの?の曲も入っています。
Q11.
最後に、今後の活動についてお願いします。
A11.
シンガーソングライターとして色んな場所で歌ったり、主題歌などで起用して頂いた映像作品の宣伝をしていきたいです。
もちろん、自分の映像制作や今年から立ち上げた映画祭【サイバースペース フィルムフェスティバル】にも力をいれていきたいです。
© Michael Holmes / Fan’s Voice
<artegg-yumi プロフィール>
歌う映画監督(シンガーソングライター/映画監督)
2009年アメリカ合衆国ポートランドよりデビュー。言葉では言い表せない気持などを。歌詞のある唄から歌詞のない唄まで、「声」による感情表現を追求している。
現在は、映画音楽やアニメ主題歌、楽曲の提供も行っている。また、全国の映画祭などで、映像付き歌のライブを行う。
日本映画監督協会会員
医療福祉情報実務能力協会認定 メンタルケア心理士
代表作「Kohtaro in spacewonderland」は2017年Cinema New York City映画祭で日本人初の受賞。最新作「ONE LAST TIME」は映画評論家のPieter-Jan Van Haecke、Panos Kotzathanasisから絶賛される。
<artegg-yumi公式サイト>
http://artegg-yumi.net
<artegg-yumi facebook>
https://www.facebook.com/arteggyumi12

グルメとアートをこよなく愛す、オネエ系ライター 得意ジャンル:グルメ・イベント