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【おいしい、その理由が深い】三重・コミュニティハウスひびうたのコーヒー

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皆さんこんにちは!ほぼ食レポ出身のライター、TOSHIです。

おいしいって、必ず何かわけがあるんですよね。今回は思わぬところで新しい「美味の理由」を発見したのです。

三重県津市の「コミュニティハウスひびうた」を取材しました。癒されたい方、また、コーヒーに興味のあるあなたも、必見です!!

三重、コミュニティハウス。正直な方、そしてタダモノではないかも・・・

さあ、こちらがコミュニティハウスひびうた(運営・合同会社おうばいとうり)ですよ。古民家を利用したコミュニティハウスで、3周年になるそうです。

ああ、いい雰囲気!

ここでは、主に、様々な生きにくさを抱えた方々が集まり、自分達の居場所をつくっています。『だれでも来れて、いつでも来れる、そしていつまでも続いていける、そんな居場所』。

毎日、楽しいイベントがたくさんあります。

詳しくは後述しますが、基本的には利用料さえ払えば、誰でも来られるんですよ。

取材の日はみんなでパンケーキをつくる日で、私もごちそうになりました。心が込められていてとっても美味。

そして、このコーヒーがおいしい!!私は食レポがきっかけでライターになったような人間なんですが、非常に美味でした。

こちらも詳しくは後述しますけれど、ここは自家焙煎、手煎りのコーヒー豆を販売するお店でもあるんです。

いやあ、まったりします。さすが古民家、柱のキズもいい味だしてますねーー。皆さんがいらっしゃる前からあったそうですよ。どんな人達が住んでいたのでしょうか!?

まずはそこから、代表の大東悠二さんにうかがいましょう!

ーーすてきですね・・・。こちらの古民家にはどんな、いわれがあるんですか?

大東さん:「(ゆったりと笑って)それがね、よく分からないんですね

ーーえっ、分からないんですか!?

大東さんと一緒に働いている他の方にも訊いたところ、「飲食店だったことがあるのかもしれない」、「電源の大きさとか普通の民家のじゃないのよね」とおっしゃっていました。

なんて正直な皆さん。私もつられたというか私の友達が古民家カフェをやりたかった時期もあったのだけれど・・・という話などをして、しみじみほのぼの歓談してしまいました。

皆の憧れ、古民家。まだお若いのに、こういう場所で、こんなにいい雰囲気の「居場所」を提供している大東さんと皆さん。なんだかタダモノではなさそうです。

ーーすてきなイベントがほぼ毎日ありますが、どなたが考えているのですか。

大東さん:「まず、僕は福祉関係の仕事をしていたのですが、ある時から、タテの関係ではなく、利用者さんとのヨコの関係について考えるようになったのです。今も、利用者さんが主体となってイベントを決めています

ーーえっ、そうなんですか!?じゃあ東山動植物園や、伊賀の里モクモク手づくりファームに行くイベントも!?

大東さん:「はい、利用者さんが行きたがったので、決まりました」

ーー農園があると聞いたのですが。

大東さん:「そうです。『ひびうた共同農園』です。ただ発案者の方は今、体調が悪くて、賛同者が引き継いでいますね」

ーーなるほど。

大東さん:「そちらは今、農園のみに興味がある方も、一緒にご利用されていますよ」

大東さん:「なんというか、障がい者と健常者がわけられることのない世界をつくりたいんです。バリアというのは、ほうっておくと大きくなってしまう。まずはここで、バリアを薄くしていくことができたらと思っています

ーー本当ですね。

大東さん:「ありのままでいてほしい。安心してほしい。その安心が力になったら、と思っています」

ちなみにコミュニティハウスひびうたは、300円で基本的に誰でも利用でき、フリードリンク、ワイファイ無料、おむすびとお茶がつきます。

自然菜園の『ひびうた共同農園』でつくられた野菜は、トマト、きゅうり、小松菜、バジル、ミント、パセリなど。取材時にはさつまいもがとっても元気に成長中で、焼き芋のイベントもあると教えていただきました。

三重のコミュニティハウスひびうた、「ひびうた文庫」

コミュニティハウスひびうたには「ひびうた文庫」もありますよ。

管理していらっしゃるのは、司書の星野真澄さん。とっても優しそうな女性です。

星野さん:「話しにくい方も、本があることで癒されることもあるので

ーーゆっくり読書がしたいな、という方にもよさそうですね。

横から大東さんが、「小さな家の中に、さらに小さな居場所が提供できたかもしれないね」と言います。

星野さん:「また、交流のきっかけ、話題になるものを選んでいます

例えば、毎月の3冊のテーマをアート、ライフ、スキルにわけるなど、常に工夫を忘れない星野さんは、元図書館司書です。

三重のコミュニティハウスひびうたのコーヒーがおいしい理由が深い

さらにここは、自家焙煎、手煎りのコーヒー豆を販売するお店でもあるんですね。

コミュニティハウスひびうたの中にある、「コーヒーローストハウスひびうた」では、水谷純子さんがリーダーとして働いています。

水谷さん:「『安心したい』から『仕事をしたい』気分になるかもしれない。ただ、疲れた時に休めない・・・。そういう人達が安心しながら働ける場所になれば、と今、チャレンジしています」

ーー杖のような役割の仕事かもしれませんね。

水谷さん:「そして、むずかしいけれど、『ありのままの姿』でいてほしいと同時に、『高いクオリティと安定した味』を求めていきたいです。皆さんが成長していけるように。それが自信になると思うので」

すっかり感心してしまった私。そのことを伝えると、

水谷さん:「こういう仕事をしていると、そう言われることもあるんですが、私は、ここで働いている皆さんが一番すごい、って思っています。私が逆の立場だったら、ここまでできるかなって。本当につらいのに、ここまで来てくださったり。色々な事情でこうにしかならなかった方だっているわけだし」

私はその時、「本当の支援、本当の強さとはなんだろう?」と考えざるをえませんでした。

どんなにつらくても、ここに来ようとすることが本当の強さかもしれない。

こちらのコーヒーがなぜこんなに深く、おいしいのか、少しでも分かった気がしました。

このコーヒーは、今度、楽天市場でも発売される予定だそうですよ。コミュニティハウスひびうたの皆さんを取材できて、おいしいコーヒーをいただけてよかったです。

「コミュニティハウスひびうた」 https://www.hibiuta.org/

「コーヒーローストハウスひびうた」 https://www.hibiutacoffee.com/

楽天市場「ひびうた珈琲」https://www.rakuten.co.jp/hibiutacoffee/
(※2018年11月1日からオープン予定)

※記事内の情報はすべて2018年10月現在のもので、すべてのサービスは予告なく変更になる場合があります。

 

TOSHI

「それでも東海は世界一」と愛してやまない、ほぼ食レポ出身のライター。三重県出身だが、最近三重のよさに目ざめた。某調理師専門学校の通信生。旅と食、人間の美がライフワークです。別名は竹井夙(たけいとし・「夙」の字は「しゅく」で変換可)。https://ameblo.jp/6104163/ 得意ジャンル:食レポ、旅行関係、人間の美の追求

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