仕事の帰り道。
お昼時でお腹が空いた。
あと10分くらいで家に着く。
だから空腹を我慢しよう。
家に帰って何か食べよう。
あれ?
真鯛らぁめん?
中勢バイパスを松阪方面から津方面に向かう途中に、ローソンがある。
裏道を抜けて帰ろうと、その交差点を左折したら麺匠 粋やがあった。
仕事で東紀州や志摩半島の漁村に行くことが多い。
なので、真鯛を取材したことは今まで何度でもあった。
しかし鯛らぁめんが地元の津で食べられるなんて・・。
これは行くしかない。
駐車場にクルマを止めると、近くに店の自販機があった。
何か書いてある。
やさしい!
大事なところが消えかけているが、店内持込OKとのこと。
ちなみに、駐車場にはししおどし。
お客さんがいっぱい。
みんな鯛が大好きなんだなあ。
おととと!
真鯛らぁめんは、数量限定。
急いで店員さんを呼んで、真鯛らぁめんを注文しよう。
相方は濃厚鶏ラーメン。
メニューをよく読むと、尾鷲産の真鯛をはじめ、三重県の銘柄鶏である錦爽鶏や地元久居の辻岡醸造の味噌などを使っている。
あ、すみませーん!
あれ?
どこかで見た顔だと思ったら・・。
以前、久居の某所でタンメン本舗ろざんをやっていた店長だ。
なんでも、ろざんの入っていたビルが取り壊しとなり、こちらで新規開業したという。
待ち時間に夜の限定メニューを拝見。
今度は夜に伊勢海老つけめんを食べたい。
お待たせさーしたっ!
という威勢の良い声とともに運ばれてきた、真鯛らぁめん。
金色の器のせいか、キラキラと輝いている。
まずはスープをひとくち。
鯛!鯛だ。
想像以上に鯛だ。
やさしく上品な味わい。
あおさの風味や柑橘もアクセントになっていて、自家製の細麺にスープが馴染む。
写真では隠れてしまっているが鯛の焼き身も香ばしく、まさに鯛のラーメンだ。
相方の濃厚鶏ラーメンが到着。
キメ細かいエスプーマのスープ。
まろやかな味わいで、鶏チャーシューではなく照り焼きが入っていて、これがまた美味しいとのこと。
ボリュームのある唐揚げを食べてしまったので、お腹がいっぱい。
シメの鯛茶漬けはまた次回にしよう。
会計をしていると、ご夫婦でご挨拶にきてくれた。
半ば強引に製麺室の前で「ツーショットを撮らせて」とお願いしたら、とても照れくさそうに応じてくれた。
ラーメン屋よろしくの腕組みポーズでパシャり。
地元素材にこだわる、ラーメン店の若夫婦。
なんかいいなと、思うわけです。
麺匠 粋や
津市久居藤ヶ丘町2572
tel 059-253-7707
fb https://www.facebook.com/mensyouikiya/
村山祐介。OTONAMIE代表。
ソンサンと呼ばれていますが、実は外国人ではありません。仕事はグラフィックデザインやライター。趣味は散歩と自転車。昔South★Hillという全く売れないバンドをしていた。この記者が登場する記事