見上げた空にはウロコ雲。
暦でももう、秋って感じよねー。
そういえば、皆さんは秋と言えば、何を思い浮かべるかしら?
美味しいご飯! いいわよねー、美味しいご飯! 海の幸も山の幸もこれからよねー、ホント。そういえば、三重って、山海の幸が全部揃ってんのよね! サイコー!!
あとは、スポーツ! のぼせる程の暑さもなくなって体を動かすには絶好の時期よね。
読書ってのもあるけれど、忘れちゃったらいけないのが『芸術』よ、『芸術』。
こんな見てくれのアタクシが言うのも何だけど、芸術ってのはいいもんよ、本当に。
鑑賞のコツの書かれた本まで売ってんのよね、最近って。
書かれた時代とか作者に何が起きていたか、予備知識をたんまりと仕入れないといけないのが大変かもしれないけど、それを持った状態で見ると、ただ眺めるだけだった「綺麗な絵」が、一味も二味も違って見えるのよね。
さて、そんな秋の穏やかな日差しの中、ちょーと芸術に触れてみませんか?
ってことで、本日はいなべ市北勢町にあります美術館をご紹介&館長の山田様にインタビューしてきました。
<Q1>
芸術の森マフィーを立ち上げたのはいつ頃ですか?
<A1>
2005年3月です。
<Q2>
何が立ち上げの切っ掛けになったのですか?
<A2>
上手い、下手に関係なく、誰もが参加できる美術館を創りたかったからです。
<Q3>
この美術館のコンセプトは何ですか?
<A3>
芸術とは何か? それは哲学の表現である。
哲学とは何か? それは人間とは何かを考えること。
誰にでも参加ができる「芸術というシステム」を通して、世界の人々に、森の精神から学んだ哲学をメッセージしていくこと
<Q4>
坂を上がる手前から、手作りのオブジェがありましたが、それにはこだわりが?
<A4>
自然は全て生きているということを、いろんな形態で伝えたいという思いで設置してあります。
<Q5>
美術館の常設展示の作品を選出した基準は何ですか?
<A5>
基準はありません。
自然や平和やいのちを大切にする作品であれば、うまいへたは関係ありませんので
<Q6>
作品で、これはじっくりと感じてほしいものは
<A6>
人間は生かされているという意味で、みんな同じということ。
<Q7>
お庭のちょっとした所に妖精みたいに隠れてるオブジェが沢山ありますが、こうしようと思った理由は?
<A7>
これはスタッフの造形作家「二村柚夕子」さんが、ジャンクなモノたちにもいのちがあるという事を表現しているオブジェたちです。
<Q8>
お庭には沢山植物が植えてありますが、季節毎に見頃の花は何ですか? 特に、これからの季節で見頃の花を教えて下さい。
<A8>
ガーデンでは、四季折々の花たちが咲きますが、秋は七草をはじめコスモス、フヨウ、シュウカイドウ、シュウメイギク、ランタナetc
<Q9>
これから、秋から年末に向けての企画はありますか?
<A9>
10/3~12/16 北山玲子キルト展・ばあちゃんの布遊び
12/23 クリスマスパーティ & クリスマスライブ
<Q10>
最後に館長のプロフィールをお願いします。
<A10>
団塊世代の初老です
社会教育主事 ~ ミュージシャン ~ 飲食店経営 ~ を経て 現在に至ります。
森の音、風の流れ、静かに流れていく時間・・・。
時計に急かされる日常から、ただただ穏やかな空間の中で、自分という芸術作品(今世紀最大の最高傑作!)をじっくりと味わってみてはいかがかしら?
山田館長、ありがとうございました!!
哲学舎という名の美術館
〒511-0405 三重県いなべ市北勢町田辺305-2芸術の森マフィー内
グルメとアートをこよなく愛す、オネエ系ライター 得意ジャンル:グルメ・イベント