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OTONAMIE PUSH EVENT【2022.9.7update】

\こんにちは!広報担当のともーこです!/

イベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

おかげさまマルシェ

イベントのジャンル:マルシェ
日程:2022年9月19日(月・祝)
時間:10:00~15:00
主催:おかげさまダイニング 後援:伊勢市
主催者からのメッセージ:9月19日(月・祝)、ザ・オランジェガーデン五十鈴川にて、「おかげさまマルシェ」を開催します。伊勢出身の伊勢創作ビストロmirepoix(ミルポワ)オーナーシェフ岡田新太朗氏と、地元の名店による地域食材を使用した逸品の提供、地域の生産者による直売を行います。環境と体にやさしい食と、ワークショップでの体験など、子どもから大人までお楽しみいただけます!
お問い合わせ先:ザ・オランジェガーデン五十鈴川 0596-23-7733
イベントに関するHPやSNSなどのリンク先:https://www.orangerisuzu.com/2022/08/26/okagesamamarche/

第40回伊賀焼陶器まつり

イベントのジャンル:販売
日程:2022年9月23(金祝)24(土)25(日)
時間:9時~17時 25日最終日 16時まで
主催:伊賀焼陶器まつり実行委員
主催者からのメッセージ:3年ぶりの開催となる「伊賀焼陶器まつり」伊賀焼の窯元や作家が一同に集まる大陶器市です。
伊賀焼の土鍋や器など新製品から限定品まで
約3万点の陶器が所狭しと並びます!対面販売する形式で直接作り手と話せ和気あいあいとした雰囲気が会場内に流れております。伊賀の窯元の酒器を集めたブースや
伊賀の銘酒「森喜酒造場」「大田酒造」「若戎酒造」の
三女将が各蔵のお酒のほか、限定ラベルボトルや福袋などの販売も行ってくれます。
会場へは近くに新名神高速道路や名阪国道の出入りインターがあり
大阪、京都、滋賀、愛知方面からのアクセスもスムーズです。
会場には隣接する無料駐車場もご用意しております。
お問い合わせ先:伊賀焼伝統産業会館 0595ー44ー1701igayakiyoukimatsuri@yahoo.co.jp
イベントに関するHPやSNSなどのリンク先:

・HP https://igayakimatsuri.com/
・Instagram @igayakitoukimatsuri

 

『「三重県」×「デジタルの日」2022』~ふれよう!#デジタルのチカラ~

イベントのジャンル:セミナー・イベント
日程:令和4年10月2日(日)
時間:10時〜16時
主催:みえDXセンター事務局(デジタル戦略企画課内)
主催者からのメッセージ:デジタルの日である10月2日(日)に、県民の皆さんがデジタルについて親しみ、楽しく学んでいただけるよう、『「三重県」×「デジタルの日」2022』~ふれよう!#デジタルのチカラ~を開催します。
本イベントでは、みえDXアドバイザーによるパネルセッションを実施するとともに、みえDXパートナーによる最新デジタルツールの紹介・体験のほか、ドローンプログラミング体験教室やeスポーツ体験などのイベントを開催します。

お問い合わせ先:みえDXセンター事務局(デジタル戦略企画課内)dxcenter@pref.mie.lg.jp
イベントに関するHPやSNSなどのリンク先:
https://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/m0345000016.htm

あのり拍子 -anorhythm-

 

イベントのジャンル:小さな野外フェス
日程:2022年11月26日(土)
時間:12:30 開場 13:30 開演 19:00 終演/閉場
主催: infusiondesign 共催:あのり拍子実行委員会 運営:あのり有志会 / infusiondesign
主催者からのメッセージ:三重県志摩市”安乗”にて地元の有志達と共に創るちいさな野外フェス2022年11月26日(土)「あのり拍子 -anorhythm-」開催!
「あのり拍子-anorhythm-」とは…
安乗の自然と伝統文化、人々の営みから生まれる安乗特有の自由なリズム…
重要無形民俗文化財の安乗人形芝居や海女文化が継承され、古くから自然と人との共生をしてきた
人口1,500人ほどの小さな漁村”安乗”。その突端に位置する安乗岬にて地元の有志達と共に
踊りと音楽を通して安乗を体感するちいさな野外フェスティバルです。安乗の民俗、芸能、食をテーマに、重要無形民俗文化財の安乗人形芝居による展示やワークショップ、
安乗の海女によるトークショーや海女道具のワークショップ、オープニングセレモニーでは安乗神社宮司による祈祷、
志摩/安乗の伝統食と海の幸・山の幸をふんだんに使ったフード出店、オフィシャルバーではあのり拍子限定カクテルをご用意。
また全国的にも珍しい四角いのぼれる灯台“安乗埼灯台”の特別夜間参観やライトアップも楽しめるスペシャルな一日となります。
お問い合わせ先:あのり拍子実行委員会 TEL:03-6427-3281(平日12:00~18:00) anorhythm.2022@gmail.com
イベントに関するHPやSNSなどのリンク先:

■公式WEBサイト:anorhythm.jp
■公式Instagram:https://www.instagram.com/anorhythm/
■公式Twitter:https://twitter.com/_anorhythm_
■公式Facebook:https://www.facebook.com/anorhythm.2022/

皆様からもイベント情報を募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記フォームからイベント情報をお寄せください。

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特集:人に会いにいく旅「まるで林業ベンチャー黎明期」若手が稼ぐ仕組みを作る林業家。

“林業では食べていけないというのは、大きな間違い”

こちらの目をみながら、林業家はハッキリとした口調で話を続ける。

“だって現状、いちから木を育てなくていい。切ればいい”

他の一次産業との違いを尋ねると、そんな答えが返ってきた。
いま放置されている山林は多く、人の手が入らないことで様々な問題が生まれている。

森の雇用指導員でもある林業家

“林業をしたての人を増やすこと。僕はその方がええと思う”

ここ津市美杉町の現場にいる林業家は若い。20代が2人、30代と50代が1人ずつ。みんな移住者でもある。

“3年勉強して5年勤める。彼なんか来年独立予定です”

運搬機で作業中の荻野さんは、18歳で林業の道に入り25歳で独立予定。企業に就職してそんなに早く独立できることはまれだ。ベンチャー起業家のような若き林業家たち。

“僕が作りたいのは、儲かる林業の仕組みなんです”

木村 寿志さん(39歳)。
名古屋、大阪、福岡、東京で建材の営業マンとして働いた後、生まれ育った美杉に帰ってきた。

木村さん:僕もみんなも、林業の家系に生まれたんじゃないんです。

木村さんは美杉の青木製材所の林業班に在籍しながら、自身で木村森業株式会社も営んでいる。本格的に林業の道に入ったのは9年前で、青木製材所の林業班の立ち上げでメンバーに加わったのが5年前、昨年からは林業班長を務めている。

木村さん:チェーンソーだけ持って山に入る。当時は重機もなく伐採した木は人力で運んでました。いま思えばそんなこと、よくやってたなと(笑)。

 

儲かる林業

木村さん:昔の林業は畑と同じ仕組みで木を植え、育てて伐採。今は林業家が激減したので山の管理自体も仕事になります。

そう語る木村さんが地元林業の現状を教えてくれた。津市は人口が約27万人。その内、林業従事者はたったの100名前後。また津市には4万ヘクタールもの人工林がある。1人の林業家が一年で間伐できるのはマックスで6ヘクタール。100人しか林業家がいないとなると、年間600ヘクタールしか管理ができない。本来、山は15年に一度は間伐が必要とされているが全く人材が足りていない。木村さんは少なくとも4倍の林業従事者が必要だという。

木村さん:つまり林業に携わる人は少ないけど、木を伐採するというニーズはあるんです。

さらにここ15〜20年で林業家が激減したことにより、山では過去に植樹された杉や檜が育っている。間伐をしないと山は荒れ、土砂崩れ、倒木、動植物の多様性も失われてしまう。間伐や伐採を行うことで山の健康状態を維持しなければならない。

木村さん:育った木をすぐに切り出せる状態です。仕事はあるし木材のニーズもある。美杉ではないですが、年間120日の稼働で、手取り1000万円近く稼ぐ知り合いの林業家もいるくらいです。

林業で儲けるためには大きく2つの方法があるという。

木村さん:ひとつは重機などをバンバン投入して林業を機械化することです。でもこれは資本がないとできない。もうひとつは特殊伐採。1本の木の伐採で10万円になることもあります。

特殊伐採とは、切ってそのまま倒木させることができない狭い敷地などに生えた木や、寺院など重要な建造物に影響の出ないように伐採する方法で、高度な技術が必要になる。林業家100人のうち2〜3名程度しかそのような技術は持ち合わせていないという。

急激な斜面もスイスイと登っていく若手林業者たち

木村さん:技術さえあれば、チェーンソーひとつで年間1000万円。夢があると思いませんか。

 

 

地域のつくりかた

美杉に帰ってきてしばらく、木村さんはキャンプ場管理の仕事をしていた。生計を立てるには十分の収入があった。ひとしきり運営できる仕組みをつくった木村さんは、その仕事をまるごと移住希望の若者に譲った。

木村さん:周りの人からはもったいない、本気か?ともいわれました。でも移住者や若者は地域にどんな仕事があって、どんな稼ぎ方があるのか知らない。移住者や若者のためにそういった仕組みをつくって渡す。それが人口減少が進む地域で人を受け入れるのに一番早いと思いました。そういった仕組みを作れる人間は放っておいても仕事ができる。でもそういう人ばかりじゃない。こちらから背中を押すからには、ちゃんとステップが踏めるようにしないと。

そしていま、木村さんは林業で同じような仕組みづくりを進めている。

 

川上から考える、海と山の自然の循環。

昼ごはんは丸太の上が、みなさんのスタイル。自然のなかで食べるカップラーメンは格別らしい。(過去に漁師にも同じことを聞いた)。林業で機械化が進むとなれば女性の林業家も増える可能性はあるのだろうか?

木村さん:美杉ではないですが、他の地域ではそういった例も出てきています。林業と屋号を名乗る場合、実は木の苗を育てていることが条件です。女性の場合、苗の方の林業の仕事もあります。

苗屋も林業従事者の激減で減った。しかし苗のニーズも高まっているそうだ。

木村さん:この辺りは温帯地域。人工林になる前、この辺りに生えている杉や檜の割合は2%程度(本数ベース)だったそうです。僕の将来的な計画のなかに、本来この地域で育つ木の種を採取して、植林することも考えています。

戦後、政府の拡大造林政策により、日本の山に多くの杉や檜が植林された。そのおかげで国は復興し平安を得た。しかし針葉樹林がほとんどの割合をしめる森では、本来日本建築で使われていたケヤキなどの広葉樹(雑木)が減り、植物や動物の多様性が失われた。

木村さん:子どものころ、山はもっと入りにくかったです。雑木や下草が生えていたので。小さいころから釣りが好きでした。でも年々川の水量が減っている。杉や檜は水分を吸収してしまうので、川の水が減るんです。だから魚も減って釣れない。

このような流れをもっと広い視点で、川上で仕事をする自分達・林業家が考えるべきだと木村さんはいう。近年、伊勢湾でとれる魚介類は減り志摩地方の海では海藻が枯れ、名産のアワビの漁獲量も減っている。温暖化など様々な要因があるとされているが、山から海に流れつく森の養分が減少したこともひとつの原因ではないかといわれている。

木村さん:例えば車のエンジンが掛からない場合、原因をいろいろと探らなくてはわからない。海で異常が起きているなら、そこに関係する要因を辿らなくては。山の森から川を流れ、田畑にいき、最後に海に流れ着く。その川上にいる僕たちのような人間が理解をしないと。

そして山奥のさらに奥の人工林は、すでに手入れをすることが困難な状態。

木村さん:ならばそういったエリアは自然林にもどし、杉や檜の生産はより近いエリアにした方が良いのではと思うんです。

 

 

未来をつくるのは一次産業だと思う

今回の取材を通じ、林業の可能性を感じるとともに、なぜそのような情報が届いていないのかとも思った。

木村さん:今の社会に林業は身近ではないし、山仕事なので現場も見えない。存在を知られていないです。体力は要りますが特に若者が活躍できる仕事です。あと製材会社が林業班を持っていることも珍しいです。木材市場からも仕入れて製材をして出荷もしますが、林業班があれば直接木を仕入れることができます。その分コストも減る。担い手が減っている林業において、新しいかたちのひとつだと思います。

急斜面で泥沼にはまった運搬機。そんな状況もあえて笑いに変えながら仕事をする姿が印象的。

改革とは仕組みを変えることだと思う。
農耕民族であり木の国として長い歴史を持つ日本において、いま私たちは歴史上経験したことがない人口減少社会・少子高齢化に突入している。そういう時代に求められるのは、私たちの命や暮らしを守る源流側にいる、若手一次産業者が儲かる仕組みではないだろうか。

丸太の上で休憩中の林業者あるある。ライターやタバコを丸太のすき間に落とすとなかなか取れないらしい。

一次産業の世界から日本の未来をつくるスターやヒーローが続出する日も、遠くはないのかも知れません。

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おかげさまマルシェ

イベントのジャンル:マルシェ
日程:2022年9月19日(月・祝)
時間:10:00~15:00
主催:おかげさまダイニング 後援:伊勢市
主催者からのメッセージ:9月19日(月・祝)、ザ・オランジェガーデン五十鈴川にて、「おかげさまマルシェ」を開催します。伊勢出身の伊勢創作ビストロmirepoix(ミルポワ)オーナーシェフ岡田新太朗氏と、地元の名店による地域食材を使用した逸品の提供、地域の生産者による直売を行います。環境と体にやさしい食と、ワークショップでの体験など、子どもから大人までお楽しみいただけます!
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第40回伊賀焼陶器まつり

イベントのジャンル:販売
日程:2022年9月23(金祝)24(土)25(日)
時間:9時~17時 25日最終日 16時まで
主催:伊賀焼陶器まつり実行委員
主催者からのメッセージ:3年ぶりの開催となる「伊賀焼陶器まつり」伊賀焼の窯元や作家が一同に集まる大陶器市です。
伊賀焼の土鍋や器など新製品から限定品まで
約3万点の陶器が所狭しと並びます!対面販売する形式で直接作り手と話せ和気あいあいとした雰囲気が会場内に流れております。伊賀の窯元の酒器を集めたブースや
伊賀の銘酒「森喜酒造場」「大田酒造」「若戎酒造」の
三女将が各蔵のお酒のほか、限定ラベルボトルや福袋などの販売も行ってくれます。
会場へは近くに新名神高速道路や名阪国道の出入りインターがあり
大阪、京都、滋賀、愛知方面からのアクセスもスムーズです。
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あのり拍子 -anorhythm-

 

イベントのジャンル:小さな野外フェス
日程:2022年11月26日(土)
時間:12:30 開場 13:30 開演 19:00 終演/閉場
主催: infusiondesign 共催:あのり拍子実行委員会 運営:あのり有志会 / infusiondesign
主催者からのメッセージ:三重県志摩市”安乗”にて地元の有志達と共に創るちいさな野外フェス2022年11月26日(土)「あのり拍子 -anorhythm-」開催!
「あのり拍子-anorhythm-」とは…
安乗の自然と伝統文化、人々の営みから生まれる安乗特有の自由なリズム…
重要無形民俗文化財の安乗人形芝居や海女文化が継承され、古くから自然と人との共生をしてきた
人口1,500人ほどの小さな漁村”安乗”。その突端に位置する安乗岬にて地元の有志達と共に
踊りと音楽を通して安乗を体感するちいさな野外フェスティバルです。安乗の民俗、芸能、食をテーマに、重要無形民俗文化財の安乗人形芝居による展示やワークショップ、
安乗の海女によるトークショーや海女道具のワークショップ、オープニングセレモニーでは安乗神社宮司による祈祷、
志摩/安乗の伝統食と海の幸・山の幸をふんだんに使ったフード出店、オフィシャルバーではあのり拍子限定カクテルをご用意。
また全国的にも珍しい四角いのぼれる灯台“安乗埼灯台”の特別夜間参観やライトアップも楽しめるスペシャルな一日となります。

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山や海が枯れている…当たり前の幸せを未来につなぐために。「おかげさまダイニングプロジェクト」

前日の天気予報で、雨を心配していたのが嘘のような気持ちの良い夏晴れの日。

2022年8月7日(日)、地元の名店シェフや生産者が集う「食」のイベント「おかげさまマルシェ」が行われていました。

ザ・オランジェガーデン五十鈴川

会場は伊勢市の「ザ・オランジェガーデン五十鈴川(以下、オランジェ)」。五十鈴川駅の改札口を出てスグ、結婚式や祝い事をはじめ、人が集う場所です。

地元の名店による地域食材を使用した逸品メニュー
江川さんの一志SPポークのパテドカンパーニュ、谷口さんのメロンとスペイン産生ハム、土実樹さん青ミカンのスカッシュ
オランジェカフェウッド マルシェ限定 『南伊勢の青みかんのかき氷』
建物内の会場の様子
生産者の商品直売コーナー
南伊勢アサヒ農園のハウスみかん
自然派住宅「バウハウス」さんの廃材木材無料配布・ステンシルアート体験コーナー
みえの木箱に三重の自然で取れた植物で装飾する「森の標本箱」作り

イベントを覗いてみると、ご家族連れをはじめ、たくさんの人たちがお食事を楽しんだり、木と触れ合うワークショップに参加したり。また、駆けつけた地元の生産者たちと交流をしています。

直売所で購入した食材や商品をエコバックに詰め込む来場者の姿を横目に、今晩の食卓に並ぶ献立は何かな?と想像を膨らませてしまいます。

おかげさまダイニングプロジェクト始動

おかげさまマルシェは、2022年に立ち上がった「おかげさまダイニングプロジェクト」の第1弾としての取り組みです。

おかげさまマルシェでは、伊勢出身の「伊勢創作ビストロ mirepoix(以下、ミルポワ)」オーナーシェフ岡田新太朗さんと、地元の名店による地域食材を使用した逸品の提供。環境と体にやさしい食をはじめ、ワークショップ体験など、子どもから大人まで楽しめるイベントとなり、おかげさまプロジェクトとして良いスタートダッシュを切りました。

「おかげさまダイニング」プロジェクトとは

私たちが美味しい食事ができるのはなぜでしょうか?それは、料理をつくる料理人のおかげ。

料理人が良い料理をつくることができるのはなぜか?それは、良い食材のおかげ。

良い食材を仕入れることができるのはなぜか?それは、食材をつくる生産者のおかげ。

生産者が良い食材をつくることができるのはなぜか?それは、山・海・川…豊かな自然環境のおかげ。

シェフは、自分が料理できるのは生産者のおかげだと語り、生産者は、食材を作ることができるのはこの自然のおかげだと語りました。

生産者が語った、“今”。

「山が枯れている。このままではこの食材はここで作れなくなる・・・。」

そのような言葉をきっかけに、私たちがおいしい食事をいただける当たり前の幸せを、これから先の未来まで守り続けていきたいという想いから発足したのが「おかげさまダイニング」プロジェクトです。

参照:The ORANGER GARDEN ISUZUGAWA 公式WEBページ 一部抜粋

生産者の元へ訪れ、未来へ「食」をつなげるための行動へ。

左 オランジェ株式会社 久保社長/右 伊勢創作ビストロ mirepoix 岡田シェフ

ー山が枯れている。養分が足らず海や川も枯れてきている。

海や川や畑など、遠く離れた様々なフィールドの生産者さんから、共通した言葉を受け取っていた岡田シェフ。

ー岡田シェフ「料理人として、生産者がいないとどんなに腕を磨いたとしても美味しい料理は作れません。官で自然を戻す前に、まずは民間で戻すことができないだろうか?という想いがプロジェクトのきっかけなんです。」

コロナの影響で結婚式の開催がストップ。オランジェとして、アフターコロナを見据えて施設をどのように伝えていくのか?という課題に直面した久保社長。オランジェには会場と運営サポートを任せられるスタッフたちがいる。そこで久保社長は地域を巡り、レストランの方たちとお会いして「一緒に何かイベントをしませんか?」と話を伺ったそうです。

すると、地域の名店シェフたちは「俺たちはいいから、生産者たちをクローズアップしてほしい。」と口を揃えて言いました。実は岡田シェフと久保社長は高校時代の先輩後輩の関係というご縁が重なり、実際に生産者の元へと久保社長はオランジェスタッフと共に足を運びました。

ー久保社長「山が枯れているから、良い養分が川に流れないから、海まで枯れている。誰も知らない。僕たちも知らなかった。料理人、生産者、自然を守らないと僕たちは美味しい料理を食べ続けることができない。それなら、岡田シェフと何かイベントやろうって。食を未来に残す、それを全面的に打ち出すイベントをまずしようと。」

共通の想いを持つ者が集えば、一歩ずつ育む未来。「当たり前を作っていくこと。」

ー岡田シェフ「おかげさまマルシェの後、コンセプトを共にする生産者さんや企業さんなど、ヒト同士が交流できる場を作っています。色んな方と交流する中で、新たに前へ進む考え方が生まれたら嬉しいかなって。」

「 豚捨の伊勢牛と一志SPポーク丼」はマルシェ限定で特別販売されました。

岡田シェフとのご縁で、会場に駆けつけていた「まるとも荒木田商店」の元ソフトバンクホークス江川智晃さん。一志SPポークをはじめ、畜産の現場ではコロナや戦争の影響でエサ代が高騰。事業をたたんでいく生産者も目の当たりにし、もっとSDGsの観点から自分たちにできることがないかと試行錯誤していると話します。

ー江川さん「さっき米農家の宇野さんと余った堆肥を使えないかって話をしていました。この後の交流会で、またそういう話もできたらと思ってます。」

江川さんの一志SPポークのパテドカンパーニュ

ー岡田シェフ「プロの集団じゃないですか。チームワークがすごくて、堆肥の話であったり生産者同士が暇な時期に手伝いあったり。そういう話がどんどん広がっていて、人としての循環も生まれていったらと思っています。」

自然に対する関心や共通した考えを持っているからこそ、連携の話も生まれやすい。おかげさまダイニングプロジェクトだからこそ踏み出す一歩があります。

ー岡田シェフ「当たり前を作っていくっていうのが、世の中で大切なのかな。」

例えば、伊勢の旬といえば伊勢海老は、頭をつけて一匹まるまる料理で提供するのが三重県の主流です。しかし、伊勢海老の頭は食べられず、結果としてフードロスになってしまいます。皿に乗るのは伊勢海老の身のみにして頭の部分はソースにするということを、当たり前にしていけたらと岡田シェフは話します。

ー岡田シェフ「そのためには発信して見せなきゃいけないし、活動していかなきゃいけないかな。僕はそれを意識しながらやってますね。」

マルシェのテイクアウトドリンク資材で使われたTHEEARTHCREWの「トウモロコシ由来のPLAカップ」と「コーヒー豆から作られた生分解ストロー」。99%土に還る、環境に優しい製品。

「おかげさまダイニングのロゴ」に込められた想い

ザ・オランジェガーデン五十鈴川の企画・デザイン 奥野さん

おかげさまダイニングのロゴはオランジェの奥野さんがデザインされました。

ー奥野さん「人と人や体験。何でもいいんですけど、異なる出会いが新しい気持ちの種が埋められて、それがより近づいていくことで葉っぱになって。いつか実になって。このプロジェクトが進んでいた時に何か結果が残せるように、という思いを込めました。」

もともと、岡田シェフやおかげさまプロジェクトの立役者 株式会社伊勢萬の浮田さんとの出会いがなければ、環境に意識を向けて物事を見ることはなかったと話す奥野さん。

岡田シェフと生産者の元を訪れて感じた、このままでは食材が食べられなくなってしまうところまで来ているという実感が、ひとつの「種」に。「おかげさまマルシェ」の開催で、ひとつ、またひとつ「種」が生まれたことで、これから幾重にも重なる「葉」、そして大きな「果実」が育まれていく可能性を秘めています。

おかげさまダイニングプロジェクトでは今後、地域食材を使用したディナーイベントや、生産地巡りツアーなどを企画して、森づくりにも寄与する活動を行う予定をされています。

次回は9月19日(月・祝)にマルシェを開催予定です。最新情報はおかげさまダイニング公式SNSをフォロー、チェックください。

港町・尾鷲の町中華と深夜のお好み焼き

いつも元気なわんわんです、とはなれない8月後半の夏バテ気味な日々。
娘が毎朝観ているいないいないばあっ!を眺め終え、汽車で南に向かった。
仕事で訪れた港町・尾鷲は蒸し暑く、なんとなく食欲もない。

シェアスペース土井見世で行われるイベントのリハーサルを終えてからの昼食。
地元の人に近くで美味しい料理のお店はないかと尋ねると、歩いてすぐのところにある来々軒がよいと言う。
そしてその方は、子どものころから来々軒のカタヤキソバが好きでよく通ったそうだ。

尾鷲の町はどこか独特。
漁業だけでなく林業の町でもあり、建材が立派な古民家が残っている。

ここ土井見世もそうだ。

そして古民家だけでなく、どことなく懐かしいノスタルジックな町並みが残る。
来々軒という、いかにもマンガやドラマに出てきそうな屋号のお店もそのひとつ。

「いらっしゃいませ。お好きな席へどうぞ」。

少しくすんだ赤いテーブル。
カレンダーには豪快に表現された休業日。

店員さんが冷えたおしぼりと麦茶を持ってきてくれた。
迷わずカタヤキソバを頼む。
暑さを和らげるためノンアルコールビールも、一人前の餃子でスタミナも・・と。
町中華の豊富なメニューを見ると、欲張ってしまいたくなる。

よく冷えた店内。
湯気をもくもくと出しながらカタヤキソバがやってきた。
焦り気味で急いでひとくち。
熱っ!
私はひとくち目のカタヤキソバを、スマートに食べる方法をまだ知らない。

運ばれてきた餃子も具がむぎゅっと詰まっていて美味しい。
いつまでも冷めないカタヤキソバの5口目くらいで思った。
量多め、攻略しきれるのだろうか?
カタヤキソバ、餃子、ノンアルビール。
最初は完食できるか不安だったカタヤキソバも、気が付けばあと少し。

ボリュームもあるのだが、野菜の優しい味わいと旨味、ほどよい塩加減とエビやイカなどシーフードの食感がアクセントになったスタンダードな味わいはもうひとくち、もうひとくちと食べ進みたくなる。
箸を運ぶペースが上がってくると、腹の底からチカラが湧いてくるのを感じる。

完食後、数十分前まで夏バテ気味だったことなど忘れるほどに流れる汗と満腹感。
人は栄養をカラダに入れると元気になる。
そんな当たり前のことを、久しぶりに思い出した真夏の午後。



夕方にはイベントも無事に終了し、久々にあった尾鷲の仲間とあーだこーだと楽しい会話。
夕飯に向かうも話は尽きない。
最後にむかったのはお好み焼きの奈々。
お好み焼きとあるが、惣菜も豊富な店だ。
店を切り盛りする女将さんは、和歌山の山間部の出身。

女将さん:和歌山からでてきて、こんな大都会でよう住むかいなと思った。地元は信号はないし、警察が走りよることはまあないし。

このお店は夜遅くまで営業していることでも有名。

女将さん:最初は午前11時に店を開けていたけど、だれもこんかった。時間まちごうとるんかなと。次は午後の3時に開けて8時・9時までしていた。それでもちょろちょろとしか客が来ない。

知り合いに話すと、ハシゴ酒文化のある港町だからと教えてくれた。それからは徐々に開店と閉店の時間を遅くしていった。

女将さん:午後8時に開けて午前3時に閉店。お客さんがいたら朝5時まで開けるときもある。夏はもう明るい時間。やっと自分の商売ができるようになった。ごはんがあると人が来る。お母ちゃん、刺身も置かなあかんで。そうやってお客さんに育ててもらった。

港町の暮らしに馴染んでいったお好み焼き屋・奈々。女将さんは80歳近くになる。尾鷲の好きなところは?

女将さん:魚は釣れるし。それがいちばんええ。はよ起きて釣りに行って、味噌汁の出汁をして。

美味しいものをたらふく食す。カロリーオフな現代に少し疲れを感じていたカラダとココロに、港町は元気を与えてくれるのでした。

 


 

来々軒
尾鷲市中村町1−6
0597-22-1272

お好み焼き奈々
尾鷲市野地町12−46
0597-22-9538

 

河崎まちあるき、その1。まずは伊勢河崎商人館へ。

「お伊勢参り」や「おかげまいり」という言葉はよく聞くけれど、子どもの頃からこんなに伊勢に観光客来てたっけな。

コロナ禍になって、市内に県外ナンバーを見る事がほぼなくなって、少し感染の拡大が落ち着くと県外ナンバーがまた増え・・と、ここ最近の伊勢市内はそんな状況。

上:緊急事態宣言中のおはらい街 下:今年6月ごろのおはらい街

じゃあ、もっと昔のお伊勢参りはというと・・

今から約400年前の江戸時代、当時の日本の人口は約3000万人と言われている。そして当時の江戸の人口は約100万人。(これは当時のロンドンやパリより多かったという。)

戦乱の世が落ち着いた江戸時代は、庶民の生活も少しづつ豊かになり『一生に一度はお伊勢さんへ』と、約60年に一度のペースで「おかげ参り」が大流行!

宝永時代には2ヶ月の間に約350万人。文政時代には半年で約500万人の人が伊勢に訪れたそう。(江戸の人口の約5倍・・一時的に江戸より多いなんてことがあったんでしょうか)

そんな人たちのおもてなしをする為、食をはじめ多くの物資が荷揚げされていた場所、河崎。「伊勢の台所」と呼ばれていました。

当時の江戸の人口よりも多い観光客・・その人たちが飲んで食べて、お土産として持ち帰るモノの量はすごかったでしょうね。入れても入れてもはけていくのが想像できます。笑

当時の物流は海が主流だったから、関西や三河のほうから船で来て、そのまま荷揚げできた河崎という場所はとても便利で栄えていったそう。

伊勢神宮にお参りする人たちもたくさん通った場所かと思いきや、そのたくさんの人をもてなす伊勢の人の街というほうが近いそう。

ネットやテレビ、印刷技術もまだ普及してない時代、人がたくさん集まることで、新しい情報や文化も多く集う場所。というのがここ伊勢河崎だったそうーー。

冒頭にこの話を聞かせていただき、わくわくが止まらなくなった私。自分の住んでいる場所の歴史を知るって楽しい!

 

そもそも、河崎ってまちあるきを推してるのは知ってる。でも何がすごいんやろ。

伊勢河崎商人館も、どこにあるのかも知ってる。けど、何する場所なんやろ。

そんな風に思っていたら何度かお邪魔する機会があり、もっと河崎のこと、商人館のこと知りたいな~と思い、今回は伊勢河崎商人館で西山清美さんにお話を聞かせていただきました。

 

 

伊勢河崎商人館の建物は2001年に国の登録有形文化財に登録され、2002年に伊勢市が土地を買収し、修復修繕を行い伊勢河崎商人館として開館。

今年、ちょうど20周年にあたるそうです。

もともとは江戸時代から続く酒問屋、小川酒店が営まれていた場所。蔵7棟、町家2棟などのべ600坪もあるとても立派なお屋敷。道を挟んである蔵3棟は酒類の商品蔵だった場所。

今はカフェコーナーと、雑貨や食品を中心とした販売と展示を行っています。

 

商人館の中に足を踏み入れると、おばあちゃん家の雰囲気(イメージです。)のような、なんかほっとする懐かしい感じ。

入館料を支払い、いただいたチケットがカッコよかった!

 

順路にそって最初に洋室を見学、次になかなか急な箱階段を上がって二階に進むと、畳の和室が3部屋ありました。

中でも一際目を引いたのが、通りに面した窓についている出格子。

上の方は本数が少なくなっているので光を取り入れやすくなっており、下の方は外から見上げられても室内の様子がわからないようにと、工夫されています。

ここからだと、蔵にのっている鬼瓦や、隅蓋と言われる飾り瓦がよく見え、向かいの蔵の奥の勢田川も少し見えます。昔は、船が入ってくる様子もここから確認されてたのかな〜。と、想像が膨らみます。

そしてこの2階の和室に初めて見る床の間が。

柱がないの、わかりますか?

よく見学にこられる方に「柱を切ったんですか?」と聞かれるそうですが、元々このような作りになっているんだそう。

床の間として使う時は柱があると見立て、掛け軸をかけて長板を置いてお花をしつらえるそう。その時と場合に応じて部屋の役割を変えることができるようになってたんですね。

 

下に降り、奥に進むとそこには八畳もあるお茶室が。

ここの茶室は京都裏千家今日庵の咄々斎(とつとつさい)を写して、明治後半〜大正の頃に建てられた。

欄間や天井、襖の引手も同じように作ってあるそうです。それを作れる財力だけでなく、この小川家に信用もあったからできたと教えていただきました。さすが江戸時代から続く商家なので、その時々の当主さんの趣味や好きなものが反映されています。

ここの茶室から見える中庭の景色も良いんです!

縁側に座ってほっこりしながら、季節の移ろいを感じられそう。

この縁側でのんびりお茶とかいいな〜。

 

もう1つ、面白いな~!と思った仕掛けがこちら。 

台所と居間の間の通り土間に平均台のような仕掛けが。

昼間は人の往来も多い土間だけど、夜になって家族だけになると渡り廊下を出して出来上がったご飯を運ぶ時にわざわざ草履を履かなくていいようにだそう。なるほど!

その時、ここで暮らしていた人たちの風景が、タイムスリップしたように見えてきます。

 

そして土間を抜け、そのまま奥の方にでていくと・・

蔵に囲まれた圧巻の景色!

黒と白のコントラストがハッキリとしてカッコいい!

奥の蔵は、昔はアワビの粕漬けなど商品の製造場所だったそうで、今は日本最古の紙幣の展示や、イベントスペースとして使えるようになっています。

先ほどお茶を嗜んだ当主さんの話を書きましたが、明治時代の当主さんはここで、サイダーを作り始めたそう。

明治42年~昭和50年初期まで作っていたそうで、その時のサイダーの濾過施設後や検査室の後も見られます。

実はこのサイダー、今も復刻版として河崎商人館で楽しむことができます。

当時と同じような原材料を使い、爽やかな酸味とすっきりとした甘みを再現。ラベルや瓶も発売当時のデザインにこだわって作っているそう!

名前を「エスサイダー」というのですが、その呼び名の由来は・・ぜひ商人館に足を運んで、答えをみつけてくださいね。

きっと最先端の流行のものに敏感だったんでしょう、大正13年におしゃれな応接室をと作ったのが、事務所のすぐ横にある応接間。

暖炉もあり、大正時代の和洋折衷のスタイルを垣間見ることができます。(順路的には最初にここを見ます)

その当時に使われていた看板。

他にもたくさん、蔵のことや、瓦の意匠のことも教えていただきましたので、長くなるのでこの続きはまた今度お伝えしたいと思います。

少しの知識をもってからまちあるきに行くと、視点が変わり、感度が上がり、楽しさが倍増すること間違いなし!

河崎まちあるきの前は、「伊勢河崎商人館」へ。

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伊勢河崎商人館(NPO法人伊勢河崎まちづくり衆)

HPはこちら→http://www.isekawasaki.jp

住 所/ 〒516-0009 三重県伊勢市河崎2丁目25番32号

電話番号/ 0596-22-4810

開館時間/ 午前9時30分

閉館時間/ 午後5時00分

休館日/  毎週火曜日(祝祭日の場合は翌日休館)

入館料/  大人350円 大学生・高校生200円  中学生・小学生100円

三重松阪から世界に発信!和太鼓グループ「響座いなせ組」の若きリーダーは、世界に響くいなせな超人気和太鼓インフルエンサー。

三重県松阪市を中心に活動している和太鼓グループ「響座いなせ組」。

「響座」という大人だけのチームを前身に、地域の青少年育成の一環として2003年に結成した小学生~高校生が中心の和太鼓グループで、練習の成果をイベントやお祭りなどで演奏の披露されています。

現在15名のメンバーが、打ち手としての技術だけでなくの演奏や前の挨拶・マナーなどの礼儀作法も含めて学び、練習に励んでいるとのこです。

 

この「響座いなせ組」、松本智子さんを代表とし、日本太鼓ジュニアコンクール全国大会へ三重県代表として出場経験もある本格派の凄腕のチームで、私も何度か演奏を拝見していますが、「大人が演奏しているの?」と思うくらい技術の高い素晴らしい演奏を披露されています。

出演されているイベントを少し挙げてみました。

鈴の音市(松阪市)

※松阪市中心街で自治会や市民団体などが運営する夏の一夜を飾るおまつり

 

氏郷まつり(松阪市)

※商都まつさかの礎を築いた蒲生氏郷公を偲んで開催する松阪三大祭りの一つ

 

おかげ横丁 神恩感謝日本太鼓祭(伊勢市)

※全国の太鼓打ちが伊勢に集結して演奏を繰り広げるおまつり

 

松阪祇園祭(松阪市)

※松阪市内の3神社からみこしが繰り出し、勇壮に練り歩く松阪三大祭りの一つ

(2020年以降、新型コロナウイルス蔓延後はイベント開催の中止や縮小が続いているため、松阪祇園祭以外は2018~2019年の写真です。)

 

多くのイベント等で活躍されている「響座いなせ組」ですが、子どもチーム結成の2003年を起点に、来年の2023年には結成20周年の節目の年を迎えます!

そんな「響座いなせ組」に、いま、注目すべき方がいらっしゃいます。

その方は、松本仁美さん。

代表の松本智子さんの娘さんで、6歳から太鼓演奏を始めた「響座いなせ組」の第一期生。

太鼓漬けで育った彼女は、現在、代表とともに「響座いなせ組」を率いるようになり、和太鼓の魅力を多くの人に知ってもらおうと、和太鼓インフルエンサーとして広く活動されるようになりました。

 

その活動の一つは、SNS(ソーシャルネットワークサービス)を利用した活動で、中でも動画配信で世界中の多くの人々に利用されているスマートフォンアプリ『TikTok(ティックトック)』がスゴイ!!
和太鼓の魅力を広めようと2021年8月に配信開始後、2022年3月にフォロワー数8万人、5月にフォロワー数40万人、そして1年足らずの2022年7月には50万人を超えて7月末で55万人に迫る勢い!!まさに、今、超人気で急上昇中!!

 

昨年2021年にはTikTok公式運営側に認められ、『東京渋谷街頭ビジョンTikTok CM』、『TikTok Japan公式LIVE』に出演され、TikTok厳選クリエイターとしても活動されています。

(「Japanese drum player HITOMI OFFICIAL」より)

※Tiktok厳選クリエイター:公式運営側が選抜したクオリティの高い動画を投稿しているユーザーのこと。

 

そんな松本仁美さんにお話を聞く頂ける機会を頂きましたので、インタビューさせていただきました!!

和太鼓インフルエンサーとなったきっかけは?

 

「大学を卒業して就職したのですが、会社員として毎日過ごすのは自分には合わないかな。」

「もっと違ったことをしたいな。」

「ずっと太鼓に携わってて、太鼓の魅力をもっと多くの人に知ってもらいたいな。」

という気持ちが相まって、ご自身のお母さまが代表をされている「響座いなせ組」を引き継ぐことを決心し、2021年5月から活動を本格的に活動を開始されたとのことです。

 

Tiktokはずっと前からされてた?

「いいえ、2021年の8月頃からなんです!!」

「SNSで広めるなら絶対にTikTokがいいって!!」

と響座いなせ組の第5期生でもあるご自身の弟さんから、助言を頂いたそうです!

 

そして、始められたTikTok。

仁美さんのTikTokはこちら↓↓、

hitomi|和太鼓(@hitomi_ins)|TikTok|hitomi

すごいフォローワー数ですね!

「和太鼓の魅力を多くの人に知っていただきたいんです!」

和太鼓がすごく好きな人だけでなく、和太鼓を聞いたことがあるなという方、それ以外の人にも分かりやすく、楽しく伝えられれば!!と笑顔で話してくださいました。

 

仁美さんのTikTokを拝見すると・・・

(hitomi|和太鼓(@hitomi_ins)|TikTok|hitomiより)

 

ただ単に曲を演奏したりLIVE情報などの告知だけではなく、

「自製和太鼓の作り方」

「和太鼓って楽譜があるの?」

「太鼓を打つ速さを変えてスピードチャレンジ!」

「(太鼓を打つ時)これ、信頼度100%でないと無理!」

「和太鼓は○○がめっちゃ大事!」など、

 

他にも

「どのリズムが好き?」

「太鼓が映える場所を募集中」など

フォロワーの方とのコミュニケーションや

「着物を着た時の所作」

「篠笛の音の鳴らし方」など

和太鼓以外の日本文化の紹介なども!!

 

和太鼓好きの方だけでなく、それ以外の方も、和太鼓を知らなくても、

誰もが興味をそそるような配信が多くて楽しそうですね。

 

「撮影はこんな風にしてます!」と見せて下さいました。

和太鼓って楽しい!!
そんな雰囲気が伝わってきますね!!

現在、仁美さんのファンが増えて、公式ファンクラブも設立されているといいます!!

詳しくは、オフィシャルサイト↓↓をご覧ください!!

オフィシャルサイト;「Japanese drum player HITOMI OFFICIAL」

 

そして、もう一つの活動は、和太鼓講師。

2021年5月に現在の場所にオープンした練習スタジオ「HIBIKIZA Studio」で、和太鼓教室を開講されています。

 

現在は以下の4コースが開講で、幅広い年齢層の方が太鼓を楽しまれている

とのことです。

・幼児コース(3歳頃~)

・小学生コース

・大人コース(高校生~大人)

・シニアコース(65歳以上)

和太鼓が初めての方や、太鼓を楽しみたいな、趣味で始めたいなと思われる方は「和太鼓教室」、もっと本格的に和太鼓の演奏や技術を身に付けたいなと思われる方は「響座いなせ組」の扉を叩いてみるもいいかもしれませんね。

「響座いなせ組」「和太鼓教室」の詳細はこちら↓↓

「響座いなせ組」ホームページ;https://inasegumi.com

 

仁美さんに今後の夢を聞いてみました!

 

「太鼓と笑顔で世界中にエールを届けること」

「地元三重に太鼓スタジオを設立すること」

 

いまの練習スタジオは、ご近所に迷惑がかからないように、練習(演奏)をする時間には制限を設けているとのことです。

また、太鼓教室ではお子様やシニアクラスまで幅広い年齢の方が太鼓を楽しまれていますが、特に20代~40代の方の中は、お仕事やご家庭の都合と重なってしまい、太鼓を叩ける時間には来れないいう方がもいらっしゃるそうです。

「世界中の多くの方にTikTokをご覧下さってますが、日本とは時差があるので、外国では深夜ということもあります。いつでも太鼓を叩けるスタジオがあると、外国でも観てもらい易い時間にLIVE配信もできるので、和太鼓の魅力をより多くの方々にお届け出来ると思うのです!」

 

「お仕事やご家庭がお忙しい方にも、大好きな太鼓を両立しながらいつでも誰でも好きな時間に思う存分触れていただきたいです!」

 

「練習場所だけでなく、太鼓や道具のレンタルも出来れば(ご自身の和太鼓チームだけでなく)三重県全体の和太鼓がもっと活性化して盛り上がると思います!」

 

と熱く夢を語って下さいました!!

三重から世界へ、和太鼓を通して三重を盛り上げようと邁進されている、いなせな若き女性太鼓打ちの思いが響き渡り、夢が実現する日は遠くないのではないかと強く感じました!

 

 

「響座いなせ組」公式サイト;https://inasegumi.com

和太鼓インフルエンサーひとみ公式サイト;「Japanese drum player HITOMI OFFICIAL」

和太鼓(@hitomi_ins)|TikTok;hitomi|和太鼓(@hitomi_ins)|TikTok|hitomi

ママチャリで冷やし中華を食べに行く、私の夏休み。

夏本番。私には、毎年食べている冷やし中華がある。これを食べねば、私の夏は始まらない。

ということで、お気に入りの冷し中華を食べに、松阪市飯南町にある「つる一」さんへ。1人で行くのもなぁと思っていたところ…夏休みを楽しむプロ集団(息子と友達)が自転車に乗ってわちゃわちゃしている。「なんか知らんけど毎日笑けるわー」と夏休みを謳歌している。彼らを誘って自転車でつる一さんへ行ってみることにした。さあ、冷やし中華の旅に出よう。

乙女カラーのこのママチャリが本日の相棒。

風がとても心地いい。櫛田川沿いの道を軽快に漕いでいく。

しばらくすると、緩いけれど長すぎる上り坂に差しかかる。普段運動をしない私の心拍数は爆上がり。こんな炎天下に、自転車で冷やし中華食べに行こって言ったの、誰?!今さら後悔したって、引き返すのも情けない。

夏休みを楽しむプロ集団は、自転車大好き集団でもある為、超絶立ち漕ぎでぶっちぎっていく。置いてけぼりの私を可哀想に思ったのか、1人の少年がスピードを緩めて一緒に走ってくれた。

途中、水分補給がしたくて自販機でスポーツドリンクを購入。少年は、私が何口か飲み終えると「僕もったろ」とペットボトルを彼のバックパックに入れてくれたのだった。これぞモテる男よ!あーもう、私を置いていった息子に見せてあげたかったなあ!

モテる男は植物にも好かれる。絡まれている。
上り坂を登り切リった後の風景。いつもより綺麗にみえる。

そして、なんとか「つる一」に到着!!

夏を楽しむプロ集団により、なわとびでスケボーがくくりつけられたママチャリ。されたい放題である。

扉を開ければ…涼しくて生きかえるー!勝手に扇風機もO N!「私、冷やし中華で!」高校野球を見ていたご主人の茂さんに、フラつきながらも注文完了。少年たちはというと…。あれ?え?オムライス食べるの? 冷やし中華の旅なんじゃないのー?!

オムライスができるまで、店の前で遊ぶ子供達。
元気有りあまってんなあ。
私を置いてけぼりにした少年たちの後頭部と茂さん。
子供達にカブトムシをくれたことも。

 

来ました!冷やし中華!今日はスイカがのっている!邦子さん、今年もありがとうございます!

店主の邦子さん。

お値打ちな日替わり定食が人気で、軽食のテイクアウトメニューが豊富なつる一さん。小学校が目の前にあるので、たこ焼きやポテトを買いに来る小学生の姿も。夏季限定の冷やし中華は、トッピングたっぷり。その日に応じて、スイカやメロンまでのっていて、とてもボリューミーな一品。

こちらは昨年の冷やし中華の写真。
昨年はテイクアウトで。

店内にはなぜかマッサージチェアもあります。

 

歳を重ねるほど、夏の暑さが身体にこたえるようになった私。炎天下の自転車旅と、つる一の冷やし中華で、すごく整った気がする。ようやく身体が夏モードに整いました。そんな感じ。

 

まだまだ続くよ、僕らの夏休み。

ところで君たち、宿題すすんでる?

 


 

つる一

松阪市飯南町粥見3698-1

0598-32-7480

リアルスタグラム。ラストラン!

コロナ禍が全国に蔓延しはじめて1年半ほど経った2021年、夏まっ盛りの7月半ば。
色んな行事が中止になったり延期になったりする一方で、

「予定していた催物が中止になっちゃって
展示スペースを空けておくのも寂しいから代わりに何かできないか?」

とのご相談が町内会経由で僕に届きました。
向かった先は家から歩いて5分程の百五銀行河崎支店。
1,8ⅿ×3m程のパネルスペースには、これまた代打で
1か月間展示していた河崎天王祭の歴代ポスターが。

天王祭のポスターは御町内の時計屋のご主人さんが長年手書きで書いてくれているんです

イチ河崎町民の僕としても、月末にこの展示が終わった後は確かにちょっと寂しい。

お世話になってる御町内の銀行さんだし、一応口座も持ってるし(笑)
何を展示しようかなあ…ぜ~んぜん思いつかない。
というか何故ミュージシャンの僕に振られたんだこの話。うーん。
…そうだ。ここは最近起業した元蕎麦屋のカメラマンに何かさせよう!
自分自身の宣伝にもなるし丁度良いのでは…ぐふふ
(というか企画を丸投げできたら僕何もしなくていいし楽だし~!ぐふふ。)
と、ぐふぐふしながら幼馴染の元蕎麦屋、
現プロのカメラマンへと転向した古市くんに電話を入れたら

「一緒にやってくれたら、やる。」

とりあえず丸投げ大作戦は秒で失敗☆(‘ω’)ノ
OK、僕も一緒にやるよ!と乾いた笑顔と言葉は伝えたものの、
僕自身はカメラマンでもなんでもないし、
展示スペースに飾るようなアイテムを持ってるわけでもない。
何したらいいんだろう?と思ってたら古市くんの追撃。

「君へのハードルを下げるのと展示を身近に感じてもらう意味で、
スマホ縛りの写真展とかどう?」

「(なんか確かに僕の負担が減りそうな響きだな。ぐふふ。)
それいいね、やってみようか」

で、ここでふと思ったんです。

・コロナ禍で生活に制限がある中で、
何かしらのストレスを抱えている人は多いのではないか?

・緊急事態宣言などの影響で、旅をしたり遠出をしたりできず
日常の景色に飽きている人が多いのではないか?

・今の世の中、老若男女問わずスマホの普及率はかなり高い。
伴ってアウトカメラを使っている人も多い…はず。

つまり、単なるスマホ縛りの写真展ではなく、
スマホで撮った写メが「イイ感じの紙」に印刷されていたら、
なんかいい感じのアートっぽくなるんじゃね?
誰でもアーティストになれたら、
ちょっと飽き飽きしてた日常が、ちょっと楽しくなるんじゃね?

じゃあ何が必要か。「イイ感じの紙」だ!
という訳で伊勢和紙で有名な大豐和紙の中北さんに相談だ!
そしたら中北さんご自身も面白そうだからやってみたいって話になって、
でもこんなおっさんばかりじゃ花が無いから、
SNSでいい感じの写真上げてる
ガールズたちにも声かけてみようぜって話になってからの

↓↓↓

遠くに行けないからこそ、日常を残そう。スマホで撮った写真展@伊勢


↑↑↑
が、去年までの紆余曲折を交えたお話。
僕たちの様子を見ていた嫁様が記事に書いてくれてました。

嫁様の記事に出てくる「ひょんなことから」の
ひょん部分を今この記事でご説明してみたのですが、
このお話、実はこれから続きがあって、
河崎店さんでの展示が終了した8月末の時点で予想以上の反響をいただき
結果的に、伊勢を飛び出して東紀州の百五銀行尾鷲支店、
そして熊野支店と、まさかの百五銀行巡回展へて発展してしまい
新聞やテレビの取材なんかも受けたり、しれっとおかげ横丁内や
大豊和紙さん内のギャラリーで展示もしていただいたり

尾鷲店は地元の木材を使ったパネルが印象的でした

河崎の展示から1年経った今、再び伊勢に戻ってきて、
一応最後の展示として、今月いっぱい百五銀行伊勢支店(市役所のすぐ近く)
で開催させていただく事になりました。
まさかこんなに引きずってしまうとは‥!


今回の展示では、これまたまさかの伊勢市長、スズケンさんも協力してくださったり、

当初は河崎支店の片隅でキャンセルになった展示の代替案件を頼まれただけの話だったのが、
結果的にたくさんの人たちの協力を得て楽しくここまで走る事が出来て、とっても楽しかったです。

ミュージシャンやってる時や、イベントの裏方やってる時も同じ様に
こんな事をしてる時、仲間たちとチームで何かを創っている時、
まるで大学生の頃に戻ったような、
純粋に創作活動と向き合えてるような感覚になって
ずっとわくわくしてられるのが好きなんだと我ながら思います。

伊勢和紙館の奥で和紙のエトセトラを中北さんに教えてもらいながら、
質感を手に取って色合いをチェックしたり皆で文章考えたりしてるのも楽しくて。
アンケートボックスに「楽しい気分になれました」とか
「私もやってみます」ってメッセージが入ってるのを見たら尚更です。

東紀州へ行くとよくセッションしてくれる熊野のミュージシャン早苗ちゃん、
僕の高校時代の超できる後輩(僕は超ダメ先輩)河井ちゃん、
静かに楽しい大豊和紙の中北さん、そしてカメラ小僧古市くん。
いいメンバーでこの1年間リアルスタグラムを続けてこれて
よかったなーと思う。

熊野支店での仕込後、夜のJR熊野駅前のベンチで何故かケーキ食べながらお茶会したのは最高に意味わかんなかったけどいい思い出です

今月いっぱい、百五銀行伊勢支店にて、
最後のリアルスタグラム。是非みにきてください。
百五銀行さんで口座開設してない方は、
この際ぜひぜひどうぞ!(笑)

リアルスタグラム
~スマホから、アートへ~

企画:ogurock(ストリートミュージシャン)
構成:古市真崇(フォトグラファー)
協力:中北喜亮(大豊和紙工業株式会社)
写真提供
河井怜愛華
新谷早苗
友情出展 伊勢市長 鈴木健一

百五銀行伊勢支店
三重県伊勢市岡本1丁目3−3
営業時間:9:00~15:00(土日祝はお休みです)

絵本に囲まれたこどもの居場所を作る@鈴鹿

絵本に囲まれたこどもの居場所を作ろうとしている人が鈴鹿市にいる!と言う情報をキャッチ。まだ自分が子どもだった頃、絵本の中に入り込んでワクワクした事、ドキドキした事を思い出しました。

魔法使いになったような気がしたり、遠い遠い知らない国を旅した気分になったり…たくさんの方が自分が小さかった頃、そんな気持ちを経験した事があるのではないでしょうか?

絵本に囲まれたこどもの居場所を作る!と奮闘しているTsukuRu ~つくる~の方の現在の様子を伺いに行ってみると自分達でDIYをしている。いやDIYの域は超えている。

こどもも大人も真剣そのもの!

お忙しいところスミマセ〜ン!

なぜ絵本をメインとしたこどもの居場所を作ろうと考えたんですか?
小さい頃、母が夕飯をつくっている間、絵本を読んで過ごすのが習慣になっていました。大きくなるにつれ、絵本を読む機会は減りましたが、大人になってふと立ち寄ったお店で昔読んだ絵本を見たとき、とても懐かしい気持ちになりました。そして、小さい頃読んでいた絵本をまた読んでみると、違う視点で絵本を楽しむことができました。
自分自身、幼少期から集団行動が苦手で、学校ではみんなと同じことをしなければいけない、周りから「みんなが〇〇だからあなたもそうあるべき」と、同じレールに乗せようとされることに疑問を抱いていました。
大人になっても、苦手意識は拭えず、今のこどもたちもそのような生きづらさを抱えている子が少なからず居て、その子たちのびのびと過ごせる場所を作りたい!と思うようになりました。
小さな頃のワクワク体験があればgood!小さな頃にしたワクワク体験はずっと心のどこかに残ると思います!
間違いないですね!絵本に囲まれたこどもの居場所が出来ると聞いて私もワクワクしてここに来ました!
居場所ではこどもが主役!こどもたちが自由に過ごせる空間。危険なことをしない限り、大人から注意されることはありません。好きなだけ絵本を読んでもいいし、宿題やお絵描きをしてもいいです。居場所では、こどもが思った通りに、好きなことをして過ごしてほしいなと思います。また、月に1回絵本の読み聞かせを行なったり、季節の絵本テーマコーナーもつくる予定なので、こどもたちの想像力が豊かになったり、季節を知るきっかけとなればいいなと思っています。
こどもが主役‼︎←これです!これ!
地域にこどもたちの元気な声が響くといいなと思います。家に帰ったらひとりぼっちのこどもも、居場所に来れば誰かいる、悩みを抱えるこどもも、居場所に来れば話を聞いてくれる大人がいる。居場所では、安心して、自分の好きなように過ごせる場所にしたい。家でも学校でもない、第三の居場所として、こどもたちが安心して来ることができ、自由に出入りできる居場所になってほしいと考えています。
こどもたちが集まる居場所としての機能だけでなく、保護者の方もこどもを連れて遊びに来てほしいなと思います。子育てに悩むお母さん同士、話すことができたり、情報共有の場となれば嬉しいです。
まだまだ始まったばかりの絵本に囲まれたこどもの居場所づくり。これからも活動を追いかけながら、応援していきます!
気になった方はInstagramでオススメの絵本を紹介していますので、覗いてみて下さいね!

TsukuRu ~つくる~Instagram
https://instagram.com/tsukuru_ehon?igshid=YzAyZWRlMzg=

特集:人に会いにいく旅「人口減少時代に街の機能を再構築」建築士と元教員の物語。

あ!なんかいいな。

理由はわからないが、知らない街が醸す雰囲気にそう感じることがある。ここは名張の旧市街地。商店街から少し歩けば、趣きのある古民家がギュッと寄り添うように残っている。

“観てもらいたい景色があるんです”

リノベーションされた古民家の2階に案内された。

瓦屋根が重なり合い、やや複雑なことになっている。そんな光景が印象的だった今回の取材。

FLATBASE FBより

対応してくれたのはコワーキングスペースFLATBASEを運営する野山直人さんと北森仁美さん。

FLATBASEは立呑み屋乱歩という居酒屋と、今は空き家になっている旅館の間にある。乱歩とは壁一枚で繋がっているという不思議な構造。

野山さん:旅館は昔、旅籠(はたご)で伊勢神宮への参拝者などをもてなしていたそうです。

近くには京・大和と伊勢を結ぶ初瀬街道がある。街道を行けば松阪の六軒で伊勢街道に繋がる。以前別件で取材(こちら)をしたが、なんとなく六軒から伊勢に続く街道沿いの古民家に似ている。

野山さん:ここは仁美さんの義母の実家でした。今も人通りがあり、小学生の通学路です。FLATBASEのなかが見えるように改築してあります。七夕かざりや育てているトマトも、ふと目をとめてもらえたらと置いてあります。

コワーキングで仕事をするお二人
机は仁美さんの義母が子どもの頃に使っていたもの

裏の水路で掃除をするお二人。FLATBASE FBより

続いてなかを見せていただいた。土間はそのままに、気軽に入れる雰囲気。シンプルでスタイリッシュな空間に、この地域で使われていた樽などがインテリアとして映える。

側部の棒を動かすとしたの穴から空気が勢い良く吹き出す

野山さん:これ、近所の家で見つかったんです。鍛冶をするときに炎に風をおくる鞴(ふいご)です。

鞴には慶応元年と書かれており、時代を感じる。旧市街地の歴史について教えてもらった。

野山さん:藤堂高虎が伊賀に城を築く際、江戸時代にできた古い街です。この建物は築140年以上だと言われています。この辺りは空襲もなく地震も少ないので、立派な古民家が結構残ってるんですよ。あと、景観に関する条例がないのですが、街としてなんとなく整っている。歴史あるところに暮らしているという意識の住民が多く、街を大切にしてきたんだと思います。

10歳までこの辺りで暮らした野山さん。子どもの頃は八百屋や和菓子屋のような個人商店がたくさんあったという。

野山さん:子どもも多かったです。どこもそうですが、ここでも人口減少は進んでいます。

野山さんは祖父が復業的に大工をしていて、子どものころにその姿にあこがれ、高校を卒業すると大阪の建築専門学校に入学。卒業後はそのまま大阪の建築会社に入社し、奈良の建築会社に転職後、名張にUターン。

野山さん:人がいない、お店がない。約23年振りに旧市街地に戻ってきて、あれ?ってなったんです。しかも空き家も増えている。ここで自分にできること、あるんじゃないかという思いが芽生えました。

2階は地元の人が主催する教室などを開催できるレンタルスペース。FLATBASE FBより

Uターンした野山さんは地元の建築会社に3年ほど勤めた後、独立。主にリノベーションなどを手掛ける「イエノキ」を創業した。地域に建築という部分で関わると、街の人の声を聞くようになった。
空き家をどうしたらいいのか。子どもが減っている。自宅で教室をしているけど、みんなが集える場所が欲しい。地元の人の声を聞くごとに、Uターンをしたときに芽生えた野山さんの想いは強くなっていった。そんなとき、仁美さんから義母の古民家を地域の場にしたいと相談があり意気投合。

FLATBASE FBより

仁美さん:もともと小学校の教員をしていました。モットーは「子どもを幸せにしたい」。そのためには大人が幸せに暮らせていれば、子どもは背中を見て学ぶと思い至りました。最近12歳になる娘が「早く大人になりたい。ママ楽しそう」と言ってくれたんです。とても嬉しかった。私たちはここを「ちょっと大人の秘密基地」って呼んでるんですよ。夜に集まってお酒を飲みながら映画を観たり。コワーキングスペースですが「こうでなければいけない」というのがない場にしていきたいです。

FLATBASE FBより
FLATBASE FBより

野山さん:地域内の人が集い、そこに外から人がやってくる。そうやって自然に地域へ人が馴染んでいくのが理想です。

そう話す野山さんは最近、旅人の地域案内をしたという。

仁美さん:バジル!こっちでバジルを育てながら東京と二地域居住をしている知り合いがよく来ます。大量のバジルを持ってね。だからバルジでパスタを作って振る舞うこともあります。それを食べた人が、あとで知人と出会い「あ!バジルの人ね」ってなることも。人と人の距離が一気に縮まりますよ。

野山さん:そのバジルの人の知り合いを、案内したんです。おじさん二人で、あれもええね!これもええね!でしょでしょ!って盛り上がりました。

仁美さん:そうやって盛り上がっているおじさん二人の姿を見ていて、嬉しくなります。

学生の活動の様子 一般社団法人つなぐ FBより

息もぴったりのお二人はFLATBASEのプロジェクトを機に、一般社団法人つなぐを発足。大学生3名もメンバーに加わっている。

野山さん:私たちの次の時代にこの地域で暮らす人がいます。街と何の接点もなければ、街に若者が残らない。いろんなプロジェクトや暮らしを通じて街との繋がりを作っています。

30年もすれば、街も仕事もその役割や機能も変わると言われている。小さな商店が集まっていた旧市街地の機能は、大型ショッピングモールに取って変わった。

野山さん:それが悪いことではないと思うんです。暮らす人の生活は便利になりました。僕もその恩恵を受けてます。

しかし野山さんには事業を立ち上げ、続けて行くための想いがあるという。

野山さん:リノベーションの仕事をしているからではなく、人と街を繋いでいきたい。そんな想いで「つなぐ」をスタートしました。歴史ある街に対しては、そこにいろんな人の想いもあります。空き家は増えていますが、空き家バンクにみんなが登録する訳ではない。それぞれ事情があって簡単にそうはいきません。でも何とかしたいって相談もあるんです。そういったところをコーディネートやマネジメントできたらいいなと思うんです。自分が育った街ですし。

FLATBASE FBより

今はまだ、やっとスタートに立てたとお二人は語る。

仁美さん:旧市街地の空き家が街に必要な機能を持った場所に変わって行く。ここを拠点に、そんな点と点をつないでいきたいです。そこかしこで声がする、わいわいたのしめる場所がある。幸せに暮らせる街がある、そんな緩やかなイメージを思い描いています。

FLATBASEでのウェディングフォトの記念撮影。写真右から仁美さんと野山さん。FLATBASE FBより

人口減少が課題となることが多い昨今。でも本当の課題は、人口減少社会でも幸せに暮らす方法に向き合うことなのかも知れません。地域への想いを持って街の機能を再確認すれば、何かが見えてくる。そんなわくわくする時代がやってきています。

2階の一部は吹き抜けで1階と空間の繋がりを持たせている
2階の畳もある和みのスペース
2階の一画には超個室。集中したいときや、瞑想?WEB会議でもお役立ち。

超個室なんて作る遊び心に、なんかいいなと改めて想うのでした。

 


 

FLATBASE
名張市元町433-8
tel 080-7844-5175
in https://www.instagram.com/flatbase_/
fb https://www.facebook.com/FLAT-BASE-100584405893311
hp https://flatbase00.com/

OTONAMIE PUSH EVENT【2022.7.27update】

\こんにちは!広報担当のともーこです!/

イベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

令和4年度事業所向けセミナー  人材不足時代に効く「新しい働き方」

イベントのジャンル:ビジネス
日程:7月26日(火)8月9日(火)
時間:14:00~16:00
主催:玉城町、玉城町生涯現役促進協議会 協力:玉城町商工会
主催者からのメッセージ:株式会社リクルート ジョブズリサーチセンター センター長の宇佐川邦子さんを講師にお招きし、「人材不足時代に効く『新しい働き方』」についてレクチャーいただきます。フルタイム、アルバイト、パート、契約社員など。働き方が多様化するなか、質的、量的人材不足を解決するためには、どのような働き方を採用するのが有効なのか。
また、社員が離職することなく、イキイキと勤務するために必要なサポートは何か。
これらを第1回の座学で学んでいただいたあと、第2回では「働きがいのある」事業所だと求職者に向けてアピールできる求人票を作るワークショップを行います。求人に悩まれている事業主の皆様、ぜひ、ご参加ください。
お問い合わせ先:0596-58-8050 玉城町生涯現役促進協議会

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先: https://lin.ee/EPlIxDk

 

「みえDXセンター」第2回セミナー

イベントのジャンル:セミナー
日程:令和4年8月3日
時間:13時30分から15時00分
主催:三重県デジタル社会推進局デジタル戦略企画課
主催者からのメッセージ:「デジタルメディアを活用した受け手に伝わる情報発信」をテーマに、効果的な広報・PR・デジタルメディアの活用方法などの観点から専門家をお招きし、セミナーを開催します。
お問い合わせ先:059-224-3086 みえDXセンター事務局(デジタル戦略企画課内) dxcenter@pref.mie.lg.jp
イベントに関するHPやSNSなどのリンク先:

https://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/m0345000014.htm

おかげさまマルシェ

イベントのジャンル:マルシェ
日程:2022年8月7日(日)
時間:10時~15時
主催:おかげさまダイニング(オランジェ株式会社、伊勢創作ビストロmirepoix(ミルポワ)) ※伊勢市に後援申請中
主催者からのメッセージ:8月7日(日)10時~15時、ザ・オランジェガーデン五十鈴川にて、「おかげさまマルシェ」を開催します。伊勢出身の伊勢創作ビストロmirepoix(ミルポワ)オーナーシェフ岡田新太朗氏と、地元の名店による地域食材を使用した逸品の提供、地域の生産者による直売を行います。環境と体にやさしい食と、ワークショップでの体験など、子どもから大人までお楽しみいただけます!
お問い合わせ先:オランジェ株式会社 0596-23-7733
イベントに関するHPやSNSなどのリンク先:

 

第40回伊賀焼陶器まつり

イベントのジャンル:販売
日程:2022年9月23(金祝)24(土)25(日)
時間:9時~17時 25日最終日 16時まで
主催:伊賀焼陶器まつり実行委員
主催者からのメッセージ:3年ぶりの開催となる「伊賀焼陶器まつり」伊賀焼の窯元や作家が一同に集まる大陶器市です。
伊賀焼の土鍋や器など新製品から限定品まで
約3万点の陶器が所狭しと並びます!対面販売する形式で直接作り手と話せ和気あいあいとした雰囲気が会場内に流れております。伊賀の窯元の酒器を集めたブースや
伊賀の銘酒「森喜酒造場」「大田酒造」「若戎酒造」の
三女将が各蔵のお酒のほか、限定ラベルボトルや福袋などの販売も行ってくれます。
会場へは近くに新名神高速道路や名阪国道の出入りインターがあり
大阪、京都、滋賀、愛知方面からのアクセスもスムーズです。
会場には隣接する無料駐車場もご用意しております。
お問い合わせ先:伊賀焼伝統産業会館 0595ー44ー1701igayakiyoukimatsuri@yahoo.co.jp
イベントに関するHPやSNSなどのリンク先:

・HP https://igayakimatsuri.com/
・Instagram @igayakitoukimatsuri

皆様からもイベント情報を募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記フォームからイベント情報をお寄せください。

掲載申込みフォーム

大人だって遊んでいい。大人だから叶えられる夢にまっすぐ。プレシャスコネクションは真面目に遊ぶ。

毎日、職場と家の往復・・・

休日は家で居場所もなくぼんやりしてる。特にこれといった趣味は無い。ああ、そういえば独身の頃はバイクをよくいじってたっけ?

今はそんな場所も無いけど、昔のように夢中になれる場所が欲しい。

はい!そんな大人たちの夢を叶えてくれる会社があるんです!

 

今回突撃したのは、大人のわくわくを具現化してしまう「合同会社プレシャスコネクション」の佐村英之さんです。

⬆️上の写真をご覧ください。

ここはガレージです。

右には3輪の電動バイク。

四日市の街中で、これに乗って颯爽と走っている佐村さんの姿を見られた方は、その日幸運が訪れる事でしょう!(ツチカド調べ)

めちゃくちゃ気持ちよさそうに風を切る動画が見られるのは→公式Instagram:pc.evopro

 

左にはオシャレなアウトドアグッズ。「大人の秘密基地」は大人がやりたい事を叶えてくれる場所なのです。

そして、このガレージだけかと思いきや…

ガレージの奥へ案内する佐村さん、何やらニヤニヤしています。

左奥にある扉を開けると、そこには壁に大きな鏡がついている素敵な部屋がありました。

優しい色合いのインテリアと心地良さそうなハンモックチェア。

そして、一際目を引くのは壁にかかる大きなライトの光る鏡。

その鏡に佐村さんが魔法をかけると、突然鏡から軽快な音楽が流れてきました。なんとこの鏡、ネットと繋がったスピーカーでもあるんです。

こんなの作ったら面白いんじゃない?と佐村さんが形にした鏡なんです。

まだまだ佐村さんのニヤニヤは止まりません。何故って佐村さんは人を楽しませる事が大好きな人なんです。

そして、この部屋の奥にはまだ扉があり、そこを開けると今度は全く趣きの違う部屋が現れました。

一番に目に飛び込んできたのは「」。

正面の赤い壁は、立体感のあるベロアのようにも見える起毛の壁紙で、プレシャスコネクションのスタッフが自ら貼ったとの事。この壁紙、簡単に貼れて、剥がせる優れもの!うちのリビングに貼ってみようかな?

まだまだ終わりません。その奥にはまた扉が。

扉の向こうにはまたガレージのような空間が現れました。

もうそこはこだわりにこだわり抜いた男のロマン。かっこいいバイクに、カスタマイズされた工具。レーシングスーツにマウンテンバイク。

全部お見せしたいところですが、ここはチラ見せでご勘弁下さい。でももっと見たい!という方はこちら→公式YouTube:エボプロベース〜大人の秘密基地チャンネル〜

さて、続いて案内いただいたのは、IoTコンテナハウス。この部屋にも佐村さん達の仕掛けがいっぱい。佐村さんが指を鳴らすと、壁がパッと透明になり、隣の部屋が見えるようになったり、声をかけると鏡が突然スマホのように動き出したり…

その思わぬ所から流れる映像や音を操る姿はもう魔法使いのよう。

実は、このいくつもの趣きの違う部屋は、プレシャスコネクションの社員の方々がそれぞれ考えて工夫を凝らし、自らで作り上げた部屋だったのです。

印象的だったのは、私にその一つ一つを説明してくれる佐村さんや社員の方々の、子どものように輝いていたキラキラした目。

 

究極の世話焼き」なる佐村さんはなぜこんないくつも仕掛けるのか?

それは、サウジアラビアで学生時代を過ごし、英語しか話せない中、日本に帰国した時に感じた「日本の不自由感」が根底にあるからです。

人生の選択肢を多く持ってもらいたい。

みんながやりたいことをやる事が出来、やった事ないことをなくしたい、そんな思いが佐村さんを突き動かしているように見えました。そのために自分だけが目立つのではなく、社員みんなが主役になり、会社は「夢を叶える手段」となる、と佐村さんは語ってくれました。

それは言わばブロックチェーンの仕組み。社員が自分のイメージを爆発させた、前出の写真の数々を見たらお分かりいただけると思いますが、社員それぞれが会社を手段にして、自らのこだわりを余す事なく表現しています。

そんなプレシャスコネクションは、傍目には勢いよく大きく舵を切ってきているように見えるかもしれません。でも実は、計画段階では石橋を叩いて叩いて確認して、スモールテストは必ず行い、いざスタートを切ったら大胆に動くようにしているのだそうです。

「わくわく業」

子供の頃は毎日が楽しかった。いつから忘れてしまったのだろう?

小さい頃の思い出。「大人になってもわくわくしていたい」というのはおかしい事じゃない!佐村さんのお話を聞き、強くそう思いました。

人生が80年で終わるとして、あなたがわくわく出来ていたのは、そのうちの何年になるでしょう?これからの人生もわくわくして生きていきたい。そんな当たり前の事に気付きました。

全てのことはできると思っている。ただ叶える手段を考えていけばいい

そう話す佐村さん本人がとても楽しそうです。会社や社員の方々の事を話してくれる姿はまるで少年のように輝いていて、つられて私も笑顔になっていました。

こんな「わくわく業」の会社だからこそ、お客さんの要望に対して真剣に応え、お客さんの夢を叶えるお手伝いが出来ているのだと思います。

さぁ〜てと、私はどんな夢を叶えようかな?

コンテナハウスで爆音ロックカフェ。

庭にかわいいテントで別荘にしちゃおうか。

みなさんもわくわくすること見つけにいきましょう♪

HP:https://pc-kakurega.jp/

Instagram:https://www.instagram.com/pc.evopro/

 

四日市スタジオ 合同会社プレシャスコネクション
住所 三重県四日市市久保田2丁目5-2 ATビル 2F
電話番号

059-356-8680

携帯番号 090-7855-6373
FAX番号 059-356-8681
営業時間 9:00~19:00
定休日 土曜日
※その他の曜日は打合せ等で外に出ている事が多いので、ご来店希望の方はご連絡下さい。

 

 

鈴鹿山脈竜ヶ岳・龍の道再生プロジェクトin三重

鈴鹿セブンマウンテンの中で竜ヶ岳は景色が素晴らしいので過去にも投稿していました。

スクリーンショット 2022-07-04 20.53.46 スクリーンショット 2022-07-04 20.53.29

 

そして普段から登らせてもらってるこの登山道を整備している団体の活動を知り少しでもお手伝いさせてもらおうと志願。

荷上げ

竜ヶ岳に避難小屋を作るための資材の荷上げをこの日は行う。避難小屋の基礎で使う丸太1.2mを背負子でボッカ体験。

これやってみたかったんだよね〜♪

30kg

私は丸太1本でしたが2本の方は30kgを背負ってのボッカ。結構な重さにちょっとしたふらつきで転倒しそうになります。体幹がしっかりしていないと結構難しいです。

 

登山 登山 登山

最初のうちは雨も大した事なく雲の上を快適に登る。

登山 登山 登山 登山 登山

 

山頂になると段々雲の中に。

到着

そして無事山頂到着。

ここに避難小屋を作るのではなく、ここからしばらく下がった場所まで移動。

上棟式

 

この場所に避難小屋を作るので資材を置く。そしてブルーシートで臨時の上棟式会場を作成。これがあったおかげで大雨の中、雨をしのげてよかった〜。

ちゃんと和尚さんも同行していただきお経を読み上げ安全祈願をしていただく。そしてみんなでご焼香をさせてもらう。

普段何気に使わせてもらっている登山道の階段1段1段はこういったボランティアの方々のご苦労の賜物でできているんだなーと実感できて本当によかった。

今回の作業はスタートしたばかりで、毎週土日と平日も作業を行うそうです。
大好きな竜ヶ岳を登るたびに避難小屋を見るとこれを作るの手伝ったんだよなーー!って思えるようにみなさんもお手伝い体験いかがでしょう?

詳しくは竜ヶ岳 登山道整備の会のホームページより問い合わせいただければと思います。

またこのプロジェクトはYAMAPの認定プロジェクトになっております。みなさんのお持ちのDOMOを寄付していただくと支援になるのでご協力をお待ちしております。荷上げはちょっとーって方もいろいろ作業のご協力いただけます。

ちなみに石榑峠からの歩荷と小屋建設は、山と渓谷社の日本山岳遺産基金から支援を受けています。
YAMAPは遠足尾根通行止め区間のみ支援を頂いています。

鈴鹿山脈竜ヶ岳・龍の道再生プロジェクト in 三重

美しい竜ヶ岳が更に安全に登れる山になるといいなー。

 

サンダル

そして私はいつものようにサンダルで登山♪

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主催者からのメッセージ:株式会社リクルート ジョブズリサーチセンター センター長の宇佐川邦子さんを講師にお招きし、「人材不足時代に効く『新しい働き方』」についてレクチャーいただきます。フルタイム、アルバイト、パート、契約社員など。働き方が多様化するなか、質的、量的人材不足を解決するためには、どのような働き方を採用するのが有効なのか。
また、社員が離職することなく、イキイキと勤務するために必要なサポートは何か。
これらを第1回の座学で学んでいただいたあと、第2回では「働きがいのある」事業所だと求職者に向けてアピールできる求人票を作るワークショップを行います。求人に悩まれている事業主の皆様、ぜひ、ご参加ください。
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「みえDXセンター」第2回セミナー

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時間:13時30分から15時00分
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頂きもので「#梅しごと」自家製梅干し作ってみました。

「近所のタナカさん(仮名)が梅いっぱいくれたでなー。

あんたも梅干しつけるやろ!はよ取りにおいなー。」

この1文だけで「わかる!」と共感してもらえる人はどのくらいいるだろう。

 

春だと「梅」の部分が「たけのこ」になったり、「キャベツ」になったり、これからの季節だと「きゅうり」だの、「トマト」だの。

「近所のタナカさん」は時として「職場のサトウさん」になったり、「親戚のオオタさん」になる。(全部仮名。読みながら当てはまる名前に変換してください。笑)

 

この春いただいた大きな筍。

だいたいどの方もおおよそ1回では食べきれぬ程の、旬の野菜や果物をくれるのだ。

そして母はありがたい(たまに迷惑な)ことに、そのたびに私の分ももらっておいてくれる。

まあ、私も頂きものを消費する時に1番頼りにするのは母なのだが。

というわけで、まだ梅雨空の6月はじめ、

冒頭の母の一言によりたくさんの梅が我が家に届き、梅干しつくりがはじまりました。

 

まず梅を洗って、ヘタの部分をつまようじでぽちぽち取ります。

わが家はこれをする時、水分も一緒に取れるように机の上にタオルを引いて梅をそこにずらーっと並べます。

小さい頃から、手を動かしながら母とあれこれ喋りながら作業した記憶が。

その時に、桃のような甘い香りに包まれていつも味見しそうになる。

強烈に酸っぱいことは十分わかっているのに。

甘い香りに包まれて、そんな事を思いだしながら、梅と塩の分量を計測しジップロックにつめていきます。

この時少量の砂糖も入れる。

そうすることで、ふっくらとしまろやかなコクも出ておいしくなるそう。

そうそう、ジップロック?!と思う方もいるかもしれません。梅干しといいえばおおきな瓶にたっぷりとつくる・・・イメージですが、場所もとるし私はこのジップロックで漬ける方法がお気に入り。

 

1~2日経つと、梅から水分がでて梅酢があがってきはじめ、1週間ほどでひたひたに浸かるくらいの梅酢が。そうすると次のステップ、赤じそ漬けのタイミングです。

すっぱくてしょっぱいのに、あまい香り。

赤じそを買いに行かなきゃな~と思いながら、実家に立ち寄ると、やはりありました。

さすがです、お母さん。

赤じそは塩でよく揉みアクをとるのですが、ちょっと余分かな?と思うくらい揉むといいよ!と聞いたので、揉み揉み。もみもみ。

そうすると、鮮やかな色がでて梅干しにもきれいに色がつくみたい。

塩もみした赤じそをジップロックの中に投入。

1週間ほどでいい頃合いの色になってきます。

最初はこんな感じ。
1週間から10日後。綺麗な色になりました。

そして梅雨が明けたくらいに「土用干し」。

梅干しをザルなどにのせ、風通しの良いところで天日干しにします。

水分が少し抜けてくると小さくなり、表面がしわしわになった頃が干し上がりの目安だそう。

今年はこれから土用干しなので、昨年の梅干しです。

この季節【#梅しごと】がSNSにたくさん上がってくるけど、3割くらいの人はこんな感じで頂き物だったりするんじゃなかろうか。。

なんて思って少し調べて見ると、三重県は意外にも梅の産地でした!

梅といえば和歌山県なイメージですが、熊野市や御浜町、紀宝町を中心とるす紀南地域は梅の栽培が盛んで、2021年は10aあたりの梅の収穫量は全国2位だったそう。(全体的な収穫量では、和歌山県、群馬県についで3番目みたいです。)

頂きものが多いのも、頷ける。

三重の温暖な気候が、柑橘系の果物と同じように梅にも好まれているのかもしれませんね。

実家の梅干しはさすがのボリュームでした!

梅干し以外にも、梅酒や梅シロップなど、手間と時間がかかるけれど出来上がりが楽しみな#梅しごと。

今年も無事完了です。

夏です!サーファーのメッカ「国府の浜」で愉しむ!おすすめショートトリップ

最近の私の投稿が、醸している系のバス停だったり、レトロなゲームセンターなど、ややマニアックな方向へ偏っていました。今回は初夏や夏に出かけたくなる場所をご紹介。ゆったりとした時間の流れにリラックスしながら、気持ちをリセットしたいときにおすすめの志摩市阿児町国府です。

Maki’s Bakery

伊勢志摩など地元の人を中心に多くのファンを持つパン屋、Maki’s Bakery。開店前にすでにお客さんが並ぶことも多い人気店です。店主のマキさんはフランスやイタリアのパン屋で腕を磨いた実力派。

店に入ると小麦の香り。

あんバターのパンが人気だそうです。

店内にはロゴにも使われている画家さんの絵やお皿も販売されています。

南伊勢の柑橘や三重県産のキウイなど地元の果実を使ったジャムもあります。

おしゃれすぎて、気が付けばしばらく眺めていました。

 

サーフショップADDICT

砂浜が広がる国府の浜は、関西のサーフィンのメッカ。車には大阪、京都、名古屋などのナンバーも多いです。

こんな感じでカメラマンさんといつも撮影しています。今日はモデルさんもいるので華やか。

実は今回、私は別件の取材仕事でこちらを訪れていました。
サーフィン・・いいな・・。実は私、若い時に少しだけサーフィンをかじっていました。しかし2年間やってもボードの上に立てず・・。やがて「海は眺める派」になりました。

しかし、あきらめることなかれ。以前OTONAMIEにも掲載させていただいたプロのサーファーが、なんとサーフィンを教えてくれます。津から家族ごと志摩に移住し、サーフショップADDICTを営む川瀬家の皆さん。家族6人、みんながサーファーです。

この日は長女の新波(ニイナ)さんが対応してくれました。

「実は2年間やってもボードの上に立てずで・・」と話すと、「2時間で立てるようになります!」と教えてくれました。もっと早く知りたかった・・。今回は取材ということで、次回うかがうことにしました。ちなみにサーフボードやウェットスーツもレンタル可能。初心者の人でも丁寧に教えてくれます。

 

cafe PaAni

お昼はロコモコ。(カメラマンと私のおじさんだけのコンビだと、まず食べることはない)。海沿いのまちというロケーションに溶け込む「cafe PaAni」。

お店は開放的な雰囲気、そしてサーファーの方を運営していることもあり、ハワイを彷彿とさせるBGMや雑貨も販売しています。カップルだけでなくお子さんも喜ぶお店だと思います。

おいしいロコモコをいただき少し時間があったので、また海へ。

なにをするでもなく、なんとなく気になったものを撮影しながら、のんびりと海でも眺めようと階段に向かうと・・。

指定席のようなイスがありました。「海を眺める派」は私だけじゃなった。備え付けのイスに腰を掛ければ、座面がビニール素材でチョットだけ「熱っ」ってなったのですが、よい眺めです。

 

SHEVRON CAFE

最後にやってきたのは、こちらも人気の「SHEVRON CAFE」。Maki’s Bakeryのとなりにあります。

アンティークな装飾や小物がすてきです。

ラテアートやおしゃれなパンケーキ、地元きんこ芋のかき氷もありました。(カメラマンと私のおじさんだけのコンビだとまず食べることはない)。キャッキャと写真を撮影していると、お店の猫や席にやってきて、気が付けば眠っていました。

ここには気持ちが落ち着く、いい時間が流れています。

 


 

Maki’s Bakery
志摩市阿児町国府3519−56
tel 0599-47-3002
Instagram https://www.instagram.com/makis_bakery

サーフショップADDICT
志摩市阿児町国府2887−22
tel 0599-47-0033
hp https://surfc.com/mie.html

cafe PaAni
志摩市阿児町国府1716−1
tel 0599-47-5233
hp https://www.cafepaani.com/

SHEVRON CAFE
志摩市阿児町国府3517−16
tel 0599-47-4747
hp http://shevronmart.com/ise/index.html

 

クジラとイルカを知れば知るほど、三重を好きになる。Mie Mu企画展「集まれ!三重のクジラとイルカたち」開催中!

鳥羽水族館にて。

鳥羽市の鳥羽水族館で出会ったスナメリ。最近、スナメリの赤ちゃんが生まれというニュースに「会いに行かなきゃ!」と思っているそこのあなた!

イルカ島にて。

これまた鳥羽市のイルカ島で見学した華麗なイルカショー。「あの見事なジャンプを決め込むイルカたちに会いたいなぁ」と思っているそこのあなた!

四日市本町商店街にて。鯨船「勢州丸」の様子。※.2015年ごろ

四日市市や鈴鹿市の山車「鯨船」ってかっこいい。「また、あの演技を見たいなぁ」と思っているそこのあなた!

必見です。三重県総合博物館(以下、みえむさん)で企画展「集まれ!三重のクジラとイルカたち」(実施期間:2022年7月2日(土)〜9月11日(日)まで)が開催されていますよ。

まぁ実はあなた=全て僕自身のことなんです。これまで三重県で過ごしてきた思い出が蘇ってくるような企画展に、心躍りました。

実際に企画展を見学してみると、クジラとイルカの「圧巻」と「なるほどな知識」が盛りだくさん。創意工夫されたわかりやすい展示で、子どもも大人も楽しめる内容になっていました。また、三重県で出会える生き物や祭事を取り上げていることから、三重県民だからこそ観賞して損はなしです。

それでは、企画展の一部様子をチラッと覗いてみましょう。

等身大写真と骨格標本のセット展示がわかりやすい。

開放的な展示空間。

船の上からイルカやクジラを見つけた!その時に見えているのは・・・そう、ほぼ背中ですよね。

「海洋生物の横からの全体像」の写真は貴重。当たり前のようで、そうかと気付かされました。企画展では等身大の写真だけでなく、骨格標本がセットで展示されています。写真と標本を交互にじっくりと見比べながら、イルカとクジラのことを深く理解できます。

こちらはバンドウイルカの骨格標本
QRコードで鳴き声が聞ける展示場所も。携帯電話がマナーモード状態だと、音が鳴らないことがあるのでご注意。

伊勢湾で出会える小型のクジラ類「スナメリ」の展示も充実。水産が浅い、砂地の海域を好むそうです。なので、伊勢湾にも生息しているんですね。

スナメリの仔どもは、身体がシワシワしているのが特徴です。

最近、鳥羽水族館で生まれたスナメリの赤ちゃんのニュース記事を読んだ際、確かに肌がシワシワしていました。なるほどと頷きつつ、実際にこの目で確認しに行きたい衝動に駆られます。

スナメリの仔どもは、上顎にひげが生えているそう。気になる!
企画展監修のクジラ博士コレクションも展示されています。

間近でクジラの巨大さを実感できる。

上を見上げると、最大11mにもなるミンククジラに目が釘付け。

三重県近海には、ミンククジラやスナメリのようなハクジラ類が18種、イワシクジラのようなヒゲクジラ類7種の計25種生息しています。

僕らは普段三重県で過ごしていて、クジラに出会う機会はありません。もしかしたら、熊野灘の漁師さんは海でよくクジラを見かけているのかもしれませんね。海でミンククジラやナガスクジラに出会ったら…僕だとドキドキかつハラハラしてしまいそうです。

最大18mにもなるイワシクジラも圧巻!
一番大きなナガスクジラは最大27m。でかすぎる。

なぜ、北勢地域で鯨船行事が伝承されているのだろう?という疑問を学芸員さんに聞いてみた。

鯨船行事は現在、四日市市5ヶ所・鈴鹿市1ヶ所で受け継がれています。豪華な装飾の鯨船の上で少年が鯨との一進一退の攻防を繰り返し、最後はモリで鯨を仕留める演技は見事。四日市市や鈴鹿市のお祭りで鯨船行事を一度でも観た方も多いのではないしょうか?

さて、ここで以前から気になっていた疑問を学芸員さんにお聞きする機会を得ました。その疑問とは、「なぜ、鯨船行事が北勢地域で受け継がれているのか?」という点です。展示内では、「江戸時代に伊勢湾で捕鯨が行われた記録はありません。」という記述がありました。

鯨が生息している湾内ではなく、熊野灘。県内では海の上で鯨船行事を行う地域として、尾鷲市の「ハラソ祭り」や紀北町の「大白祭(※.鯨船行事は中止中)」などがあります。

大白祭の紹介パネルの一部。豪華な関船神事の記録写真。

学芸さんからは、記録がなく正確にはわからないという前置きをいただいた上で、

  1. 江戸時代に南は紀州藩・北は尾張藩と分かれていた際、紀州から尾張に豪華な御座船「関船」が海岸沿いを北上していたとされる。その船上で歌舞伎を踊っていたとされる。
  2. 江戸時代において鯨は富の象徴であった。

この2点が関係していると推測されるそうです。捕鯨発祥の地 知多半島の師崎との関係性など、知れば知るほど奥が深いです。

ちなみに、日本で鯨船行事は三重県のみ。個人的には戦国武将 九鬼家が何か関係していないかなと想像してみたり…これだ!という答えがないからこそ、色々考えを巡らせるのも楽しいですね。

みえむさん入り口には龍神丸の鯨山車が展示されていました。
MieMuショップには、「集まれ!三重のクジラとイルカたち」の特別冊子や専用グッズコーナーあり。
冊子には企画展の内容がギュッと詰まっていて、自宅でもクジラとイルカのことを深く学べます。

企画展を訪れた翌日にさっそく…

鳥羽水族館で生まれて約1ヶ月のスナメリの仔どもに会ってきました。親のスナメリ「チョボ」に寄り添いながら元気に泳ぐ姿に癒やされます。既に肌はシワシワっとしていなくて、遠くから見たので上顎のひげはわからず。もう生えてないのかな?と泳ぐスナメリの親子を目で追いつつ、まぁ可愛いからいいかと頬を緩ませました。

企画展「集まれ!三重のクジラとイルカたち」で学んで、実際の生き物を見にお出かけする。見てから企画展を訪れるのも良し。三重県民だからこその特権です。

今夏はぜひお子さんと一緒に、みえむさんに足を運んでみてください。

三重県総合博物館 企画展「集まれ!三重のクジラとイルカたち」について

期間 2022年7月2日(土)〜9月11日日まで
休館日 毎週月曜日(7月18日は開館、翌19日休館
開催時間 9時〜17時まで(最終入場は16時30分まで)
会場 三重県総合博物館(みえむ)3階 企画展示室
観覧料 【企画展のみ】一般800円、学生480円、高校生以下無料 【基本提示室とのセット券】一般1,050円、学生630円、高校生以下無料
主催 三重県総合博物館
特別協力 三重大学大学院生物資源学研究科
協力 太地町くじらの博物館、鳥羽水族館、名古屋港水族館、三重大学大学院工学研究科
後援 三重県博物館境界、歴史街道推進協議会

三重県総合博物館公式WEB 企画展「集まれ!三重のクジラとイルカたち ページへ

メニューはぶたやきのみ‼︎@鈴屋

 

メニューはぶたやきのみ‼︎

ぶたやき1品で勝負するお店”鈴屋”が鈴鹿市に5月25日にオープンしました。ぶたやき1品のみで勝負する!と事に興味を惹かれてお話しを伺ってきました。

お店のこだわりは⁇

・ぶたやき一品のみのメニューです。
ぶたやきのみというのは、本当だったんですね…
・国産豚肉のはらみを使用(1頭から300グラムしか取れない希少部位です。)
・三重県産のキャベツと米を使用(県内産キャベツの生産時期以外は他県産を使用しています。)
・一日限定100食!
・看板のロゴは、三重県の書家である、榮田清峰さんに依頼しました!
全然関係ありませんが、私も榮田清峰さんの書が大好きです。

これだけぶたやき1品にこだわっているとオープンまでに長い道のりがありそうですね。こだわりのお店を作るにあたり苦労した点も聞いて見ました。

苦労したところも教えて下さい!

・使用する肉の部位の選定
・肉とキャベツの量のバランス
・ほどよい触感を残すための炒める時間
・ぶたやきのたれの配合
・辛みその調味料の配合

個人的にはタレ大事!タレが美味しいとついついライスを頼みたくなっちゃいます。

ぶたやきのみで勝負するお店鈴屋の今後が気になります。ぶたやきのみで勝負するのかはたまた違う展開を考えているのか…そこも聞いてみました。

将来、観光ビジネスに携わる夢を持っています。
「何かを通じて、人と人が気軽に集まれる場所を作りたい。オンラインではなく、リアルに会って、たわいもない会話が出来たり、世間話をし
たり、夢を語れたりする場所。その中で、働くスタッフが輝けて、周りから「おもしろい人たちがいる」と関心を持ってもらい、そこからまた輪が広がります。人の心を動かすのは、やっぱり人ですから。」コロナでマインドが下がり、コミュニケーションも取りづらい。そんな今だからこそ、「リアル」は必要だと考えています。
まずは、人を元気にできる飲食店を目指し、オープンさせることを決めました。

店の数を増やすことを一番の目的にするのではなく、その地域の活性に繋がる取り組みもしながら、地域の皆さんに必要とされるお店にしてい
きたい。

『ぶたやき鈴屋』のモットーは、「笑顔・元気・感謝」です。食で元気を、人と人との繋がりで自分の居場所を。そんなお店として、皆さんのコミュニティのハブになることを目指します。

また鈴鹿市に一つステキな場所が増えました。こんな場所が鈴鹿市にたくさん増えると嬉しいですね!


店舗情報
住所:〒510-0253 鈴鹿市南江島12-13
tel/fax:059-388-2389 30席 駐車場あり

営業時間
昼11:00-14:00 夜17:00-20:00 定休日/日・祝日

「時間は止められる」志摩の海賊物語。水産加工で繋げる地域づくり。

海賊と聞くと野蛮で危ない。しかし、自由に生き何事も楽しそうにしているイメージもある。そんな海賊と呼ばれる人が三重県の志摩市にいる。その海賊の正体は石川隆将さん。有限会社伊勢志摩冷凍及び株式会社T&Tの代表取締役をされている。

石川さんは6年前から水産加工を始められ、今では三重県では数少ないHACCP対応の加工場を持つほどにまでに大きくされた。石川さんが水産加工を始められたきっかけは、生産者の苦悩を聞いた事。自然や生き物を相手にする生産者には様々な課題がある。例えば、手塩にかけて育てたものも形や大きさなどの見た目の悪いものはB品として安く取引されることや、売値の関係や市場の動きに合わせることで生産者が本当に美味しいと思う時期をずらしての出荷。漁で獲った魚の中でも、サイズの不揃いやその地域に馴染みがないなどの理由で廃棄や低い価格でしか取引されない未利用魚問題などがある。

楽しく解決!何事もポジティブに

そんな課題も、石川さんはなんでもポジティブに考え、面白おかしく解決に向かって行動し続けている。

市場に出回りにくいB品として扱われるものも加工すれば、見た目も関係なく美味しく消費者の元へ届けることが出来る。

捌いた鯛を加工している様子
綺麗な切り身に加工された鯛。

消費者の食べたい需要と生産者の本当に食べてもらいたい時期が違うことから、出荷する時期の問題。
例えば、牡蠣は冬が旬のイメージがあり、市場にもよく出回り、消費者の方も食べたくなる。そのため売値も冬が高くなる。なので地元の牡蠣漁師も冬に1番出荷する。しかし、牡蠣養殖漁師に一番美味しい時期はいつなのかと聞くと、3〜4月の春先だと言う。その時期になると冬に比べシーズン終わりなので、販売価格が落ちてしまう。生産者が本当に美味しく食べてもらいたい時期に消費者に食べてもらえないのが現状がある。そこで漁師さんがこの時期この瞬間が一番美味しい!みんなに食べてもらいたい!と言う状態の時に、加工し冷凍すればいつでも本当に美味しいものが消費者の元に届けられて、1番美味しいものを食べてもらえる。本当に美味しい時に急速冷凍をし加工したら、時を止め1番美味しいものを消費者の元へ届けることができるのだ。生産者にとっても消費者にとってもいいことしかない。

低価格での取引や廃棄などが問題の未利用魚は美味しく食べられるように加工して、みんなに美味しいと知ってもらう。美味しいと知ってもらえれば自然と需要ができ、捨てられることもなくなる。丘漁師組合などとの取り組みは見ているだけでも本当に楽しそう。

普段は海には関係ない仕事をしている人達が、海の課題に一緒に取り組む丘漁師組合。

モノではなく人で繋がる確かな絆

石川さん:「何事においても大事にしているのは人との繋がり。」

全国には加工業者でも、加工するための食材を作っている生産者のことを全く知らないことがほとんどのこと。石川さんのように実際に現地に出向いたり、自分が漁師として食材を取ってくるなんてことは、他にはなかなかないことだ。自分の強みは冷凍と加工技術だから、いろんな人と手を組みそれぞれの強みを生かして行けば、自分だけじゃできなかったことでも色んなことが出来るようになる。魚を育てるのが得意な養殖業者、加工したものや素材を調理して売ることが得意な飲食店など、たくさんの人と手を組めば組むだけ可能性は広がり、面白いことが自然と湧き出てくる。

 

加工が巻き起こす地域の活性化

石川さんは、もっと地域を盛り上げたい思いから加工を中心とした地域デザインを考える。加工は色んな産業の中立になる立場。そこからいろんな産業や人が手を組み合い地域が活性化していけばいい。伊勢志摩、鳥羽、南伊勢町の周辺は本当に美味しいものがいっぱいある。だからこそ、その強みで地域が活性化すればもっとよくなるはず。かといって、発展ばかりを目指す大量消費のための大量生産ではなく、海の限りある資源を守りつつ環境にも気を使っていく。石川さんのベースにある考え方の「自然と調和する」というのを常に大切にされている。
今石川さんが目指すのは生産者1人1人の加工品を作ること。
例えば、カレーでも牡蠣漁師の牡蠣カレーや鯛漁師の鯛カレー、ワカメ漁師のワカメカレーなど生産者1人1人の思いや物語や感動を消費者に伝えて、買い手はその人に惹かれて商品を購入する。こんなのが、お土産売り場に売っていたら買いたくなる。しかも、その人がどんな人なのかもっと知りたくなる。そして、色々な生産者の食材を集め、アクアパッツァなどの1つの料理にするなど面白そうな企みも。ここに地域の美味しいものが集まり、それを美味しく加工して消費者に届けていければ。この加工場がこの地域のセントラルキッチン的な立場になっていけばいいなと。

僕も生産者であり、加工業も営む親を見て育ってきたから分かるが、生産者の並ならぬ苦悩と加工から始まる可能性の広がり。石川さんがやっていることは、生産者や地域の可能性をどんどん広げていっていると感じる。何にも囚われることなく、どんなことも面白おかしく楽しむ姿はまるで海賊。

巨大なニベ!

これからも志摩の海賊物語が楽しみです。

人生詰んだら、とりあえず「ひさご」へ

目に見えない何かと戦い疲れた時、友人と「傷を舐め合う会」を不定期開催している。久しぶりだったので、近況報告も含め、今夜の議題は多くなりそう。とりあえず、近くの小料理屋「ひさご」へ。

店主:ノンアル?あっちから好きなの出してきてー。

店に入ると、某グルメ系口コミサイトで「いらっしゃませ」も無し、あまり愛想も良くない、と書かれている店主が、ニコニコしながら冷蔵庫を指さす。

松阪市飯高町にある小料理屋「ひさご」の店主は、常連さんたちから「まーちゃん」と呼ばれ親しまれている。ちなみに発音はまー(↓)ちゃん(↑)、一音目が下がって後半に上がる田舎特有?の抑揚が採用されたニックネームである。今夜もカウンターには3人の常連さん。

店主のまーちゃん

席に着いたらすぐに、綺麗に炊いたかぼちゃなどの煮物、お刺身がテーブルの上に置かれた。

店主:L I NEで送ったバイク、かっこよかったやろ?

店主の手でアメリカン仕様にカスタムされたバイク。そんな写真が数日前に送られてきた。店主はバイク乗りで、お店はライダー達がよく集まる「道の駅飯高駅」のすぐ近くにある。ちなみにツーリング客が集客できそうな日曜日、ひさごは開いていない。だって、俺も乗りたいやん?それが理由らしい。

バイク好きっぽい店内

次に揚げ出し豆腐、それからチーズと長芋の揚げたやつ?次々とテーブルに運ばれる。揚げ物はサクサク、どれもうまい!!

仕事で失敗し、泣きながらこのラーメンを食べた日も。

店主:なんか他に食べたいものある?

友人:だし巻き卵!

店主:よっしゃ、スーパーでこうてきたろ!笑

そうい言いながらも、よく喋る店主は厨房へと消えていった。しつこいようだが、某グルメ系口コミサイトで「いらっしゃませ」も無し、あまり愛想も良くない、と書かれているこの店。

けれど、料理をテーブルへ届けに来てくれるたびに、映画「トップガン」の字幕の楽しみ方だの、新しく赴任してきた駐在さんがどーのこーの、たくさん話をしてくれる。

私たちも今夜は議題が多いので、トム・クルーズの話はそこそこに。といっても傷を舐め合う会なので、問題が解決するわけでもなく。そこで、居合わせた常連さんに人生相談をしてみた。「そーんなこと、私らぐらいの年になれば笑い話になるってー!」

妙に納得のいくその答えと、店主の話を聞いていたら、なんかもう、なんでもいいや!友人も私も、最後にはそんな顔をしていたんじゃないかと思う。

人生詰んだら、とりあえずひさごへ。そしてトップガンを見よう。

ひさご
松阪市飯高町宮前709-4
0598-46-0022

大清流宮川「ミヤグチ氷店」に響く兄弟の明るい声!

大台宮川インターから車で約20分。
三重と奈良の県境、大杉谷に向かう道中。

予約も受け付けている、人気のかき氷店。

店はなく、徐々に民家もまばらになってきたところに、人気のかき氷店がある。

「らっしゃいませー!!」
車を駐車場に止めるやいなや、元気な声をかけてくれる。
ミヤグチ氷店。

5年程まえに家族で宮川へ川遊びにいく途中に見つけたお店。
実家だった古民家を改装し、ご兄弟でかき氷店を営んでいる。

人口減少が進む旧宮川村。
ご兄弟は生まれ育った故郷への想いが募り、かき氷店を開業。
いまや町内外から人が集まる人気のかき氷店になった。

営業日

「こんにちは、お久しぶりです。」
そう挨拶をすると、突然の訪問にも関わらず私のことを名前まで覚えていてくれた。
5年前も突然うかがって取材をさせていただいた。
「で、かき氷、でかくなってないですか?」

ご主人:年々でかくなっていくんですよ!来年はきっとバケツサイズです(笑)。

フィギアはご主人の趣味とのこと

注文したのはイチゴミルク。
「すみません、お二人が〝どうぞ” てお出しする写真撮らせてください。」

ご主人:あはは!でも、ちょっと暑苦しくないですか!?

笑いながら、無茶なオーダーにも答えてくれるミヤグチ兄弟。

濃厚な苺のソースと大内山のミルクが美味しい。
食べきれるのかな?と思うサイズ感ですが、気が付けば完食。

ご主人:倉庫にゲームコーナーつくったんですよ。よかったら遊んでいってくださいね!大人の夏休みみたいな感じです。

旧宮川村に遊びにいくと「夏休み」を思い出す。
大台ヶ原を源流とする宮川を眺めながら、奥伊勢宮川峡県立自然公園の切り立つ美しい山々の間を縫うように車で駆け抜ける爽快感。
宮川のヒンヤリとした澄んだ水に足を浸した時。
岩から川にダイブして全身が水中に落ちる瞬間。
そんな一瞬一瞬が「夏休み」な感じだ。

完売することも。お早めにご来店がおすすめです。

「おいしかったです!」
と告げると「また寄ってくださいね!」

駐車場から車を出すと
「ありがとうございましたー!お気を付けて!」
お客さんみんなに声をかけている。

旧宮川村に涼しげな風と、元気な声が響いています。
もう夏だ。

 


 

ミヤグチ氷店
Twitter https://twitter.com/YELLOW04JPJPJP

 

 

小さなピザ屋さん ぴざ屋 WESTGATE

三重大学付近にある小さなピザ屋さんにGo!
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ウワサには聞いていたのよ、
三重大学の中にカフェが出来ているって。
でもそれは、三重大学の中ではなくって・・・厳密に言うと・・・三重大学の医学部と生物資源学部の間って言うか、民家がその辺りちょっとだけあるんだけど(まあナビで行けるので車で行ってみてね)こんな場所に〜???ってところにあります。
駐車場がちょっと離れた場所にあって(目の前にもあるけど多分小さい車しか無理みたい)そこからテクテク歩いてやって来ました。
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お店の入口までのアプローチが素敵〜!
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古民家をめちゃめちゃ雰囲気良く、うまくリノベーションしてあります。
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昔の教会にあったような長椅子↓
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靴のまま上がってもOK!
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2つだけカウンター席もあり。
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こちらにどうぞと窓側の席に案内されました。
日差しが暖かで気持ちいい。
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メニューはこんな感じ。
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お水は白湯を持ってきて頂きました。
いいわ〜こう言うの好き。
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黒板メニューの中から自家製さつまいものスイートポテトピザ1100円にしました。
デザートピザって感じの仕上がりでした。
(チーズは乗ってなかった)
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ドリンクはミルクココアにしました。
ピザとセットなら150円引きなので300円。
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今度は違う種類のピザも試してみたいな。
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元船乗りだったオーナーシェフ。
ここではゆったりまったり時間に余裕のある時に行くのが良さそうです。
船乗りだった時の話も聞きたかったな〜。
雰囲気最高!
ここはこれから流行りそうで〜す!
住所: 三重県津市栗真町屋町1556-5
営業時間: 11:00~21:00
定休日: 不定休

OTONAMIE PUSH EVENT【2022.6.15update】

\こんにちは!広報担当のともーこです!/

イベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

第1回「みえDXセンター」セミナー

イベントのジャンル:セミナー
日程:令和4年6月24日(金)
時間:13時30分から15時15分
主催者:みえDXセンター事務局(デジタル戦略企画課内)
主催者からのメッセージ:「デジタル社会形成の前提条件」として、ジェンダー平等、ダイバーシティの観点から、専門家をお招きし、セミナーを開催します。
お問い合わせ先:dxcenter@pref.mie.lg.jp

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先:https://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/m0345000013.htm

皆様からもイベント情報を募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記フォームからイベント情報をお寄せください。

掲載申込みフォーム

現役っぷりがアツい!鳥羽一番街ゲームセンターの懐かしいレトロゲーム機たち!

コインを入れると・・

ブルちゃん♪ おやつよ〜♪

ワンワン!ワンワン!ワンワン!ワンワン!
もっともっと!もっともっと!もっともっと!

ワンワン!ワンワン!ワンワン!ワンワン!

もっと食べたかったワン・・。

–ブルちゃんのもっと食べたいワン
お腹を空かせた犬(ブルドッグ)のブルちゃんにおやつを食べさせるゲーム。
(BANDAI NAMCO)

 


 

鳥羽水族館のスナドリネコに赤ちゃんが生まれたと聞き、子どもを連れて家族で鳥羽へ。

お昼時、何か食べてからじっくり水族館を堪能しようと鳥羽駅の前にある鳥羽一番街へ。

お土産物や海鮮が美味しいレストランもあり、家族でも楽しめる雰囲気です。
食事を済まして歩いていました。
いつもは何も思わないのですが、ゲーセン好きの子どもたちと居たからでしょうか?

ゲーム機の懐かしさが気になったのです。

–ミスターバットマン
吹き上げられた卓球のボールのようなものを打ち、穴にいれるゲーム。
(テクモ)

–VIRTUA COP2(バーチャコップ2)
ガンシューティングゲーム。バーチャシティーの警官になり悪党を倒していく。
シリーズが3まであるらしく、家庭用ゲームにもなった。
(セガ)

–EXHAUST NOTE(エキゾーストノート)
2シートのF1レースのゲーム。
いまもここで、F1に憧れる少年達に夢を与えて続けている。
(セガ)

–ドリームチャンス
これぞ!レトロゲームという佇まい。
アタリのところでルーレットが止まると景品がもらえるというドリーム設定。
(SHOKEN)

–モンスターマンション
当時は最新のグラフィックだった。
(竹屋)

 

無邪気にゲーセンで遊んでいた子どものころの自分。
そんな日々を思い出す、ノスタルジーなレトロゲーセンなのでした。

 


 

おまけ動画

 


 

鳥羽一番街
鳥羽市鳥羽1丁目2383−13
hp https://www.toba1ban.co.jp/
fb https://www.facebook.com/toba1bangai/

花火と君と、僕たちと。

日が長くなりましたねー!夏の足音が聞こえてきそうな最近です。

今日は一足早く!今年初めての花火を見たのでその話題を。

今年のGWは爽やかな天気でどこかでかけたくなるような日が多かったですね。

行動の規制もなく、久しぶりに伊勢市内も観光に来ている人たちの姿をたくさん見かけました。

そんな今年のGWの最終日の5月8日。

「花火駅伝プロジェクト2022  花火と君」という打ち上げ花火とライブを掛け合わせたイベントが行われました。

花火駅伝2022は『花火のチカラで日本中を元気に』をコンセプトに、GWに全国で花火をあげるイベントでした。

詳しくはこちらhttps://hanabiekiden.tv をご覧くださいね。

ひょんな事から、このイベントの主催・全運営をすることになった私たち夫婦。

一緒に花火を上げてくれたのは伊勢にある辻傳煙火店。

辻傳煙火店さんは、伊勢で毎年開催されていた「河崎天王祭」というお祭りで

川を下りながらあげる「金魚花火」を上げてくれてたんです。

(コロナ禍になり、河崎天王祭もここ2年開催されてないのですが。涙)

辻傳煙火店の花火師、辻篤さん。

久しぶりにサプライズでなく、告知しての花火イベントとあって集客数は未知数。

本当は、OTONAMIEで告知とかもしたかったんですけど、最初の告知の反響がすごすぎてその後の告知を少し控えてました。

 

日が傾きはじめたころには、会場横に用意した約120台ほどの駐車場は満車に。

その後も、もくもくと雲が大きくなるように近隣の歩きや自転車で来られた方が増えていき、きっと4桁に近い人数になっていたと思います。

会場の期待値も、もくもくと膨らみピークに達した頃に

伊勢の路上ミュージシャン集団 Ustreet登場です。

 

1曲終わると、ついに・・・!

ひゅ~~どんっ!!

大きな3号玉が空に舞い上がりました。

花火動画はこちら→ IMG_7162

 

会場からは「おお~」「わー!」など歓声が。

待ちに待った!という表現がぴったりな熱量の会場です!

 

OTONAMIE記者でおなじみ、井村のよっちゃんこと、井村義次さんも久しぶりに参加!
今回のイベントの主催者ogurockも、もちろん歌います!

 

そのまま曲終わりに花火が1発づつ上がり、子供達からのアンコールに応える形でUstreetが全6曲を歌い終わります。

 

そして今回のイベントタイトルにもなった「花火と君」という曲を作った平岡孝紀さんの登場!

1曲目は「カラフル」という曲を。

2曲目、このイベントのタイトルにもなった「花火と君」は、曲の間じゅう花火が上がります。

曲が盛り上がるにつれて、花火の方も徐々にヒートアップ!

サビの部分では仕掛け花火もあがり、ミュージックと花火が融合した素敵な舞台でした!

 

当日の準備や案内などバタバタしていた私も、最後の曲だけはやっと落ち着いて花火を見ることができました!この音楽と花火のコラボレーションは本当に素敵で、今までの疲れを吹き飛ばしてくれるほど見応えがありました。

やっぱり花火っていいな。花火ってすごいな。

少し離れた場所から、花火を楽しまれていた方もたくさんいらっしゃったみたいです。

素敵なお写真いただきました〜。

@abuabu.photo.gr さん、ありがとうございます!
@0722syuka1 さん、ありがとうございます!
@mom.photom さん、ありがとうございます!

大きな花火は約80発。仕掛け花火なども含めると、250発程打ち上がりました。

花火のチカラだけじゃなく、音楽のチカラも使って、来てくれた人に元気を届けたい!というコンセプトのもと、花火だけじゃないし、音楽ライブだけでもない。

「地元のミュージシャンのライブ×打ち上げ花火」

という新しいカタチのイベントを身体全部で楽しんでもらえていたら嬉しいですね!

 

余談ですが・・・

花火大会っていつもお金払わず見ていたけど、よく考えてみれば花火師さんはお仕事として花火を上げているわけですし、

三重県内を含めいろんな場所で行われていた花火大会は

たくさんの企業の協賛や、その町や市の税金が使われていたからできていたこと。ですよね。

花火大会に限らず、その使われ方にも目を向けることはとても大切だし、

何も考えずに受け取るだけの人になりたくないな。と感じたのでした。

 

今回この場所で開催することにご理解いただいた近隣の方々、

マナーを守って、会場で楽しんで頂いた方々ありがとうございました。

そして何より、今回は出演したアーティストも、駐車場を整備してくれてたスタッフも、みんなこのイベントのコンセプトに共感しボランティアとして参加してくれていました。

ほんとうにたくさんの人の温かな気持ちと、行動力で開催できたことに感謝です。

この夏、花火のチカラをみんなで楽しめるといいですね!

最後はスタッフみんなで全員集合!

 

6月12日(日)は鳥羽へお出かけしませんか?鳥羽なかまちGOSENZAマーケット開催!

鳥羽市で唯一の伊勢神宮 外宮さんの末社「赤崎神社」さんが20年に1度の御遷座を迎えます。

その記念として、6月12日(日)11時〜15時 鳥羽なかまち 赤崎神社GOSENZAマーケットが開催されます。

マーケットでは総勢27店舗・団体が集結し、町が賑わいます。また、新しくなった赤崎神社さんまでを巡る「鳥羽なかまち全域でのスタンプラリー」も実施され、スタンプを集めるとプレゼントもありますよ。

鳥羽なかまち 赤崎神社GOSENZAマーケットの内容

開催場所は、鳥羽水族館近く、近鉄中之郷駅から徒歩2分「鳥羽3〜4丁目各店舗と空きスペース」。スタンプリーの用紙は当日配布もされます。

出店者はキッチンカーをはじめとしてグルメ、ハンドメイドの雑貨販売、各種体験と目白押しです。

気になる出店者の情報は

こちらから

駐車場に関して

中之郷駅や鳥羽水族館に有料駐車場もありますので、状況に応じて活用しましょう。

6月12日(日)の鳥羽が熱い。鳥羽のイベントを巡るのもアリ。

実は6月12日(日)は鳥羽でイベント盛りだくさんなんです。

  • 安楽島朝市 8時〜
  • Waibeeeeマルシェ 10時〜

「すべてのイベントを巡りたい!」という欲張りさんに提案する順序としては、

安楽島朝市→ワイべーマルシェ→鳥羽なかまち GOSENZAマーケット

がベストだと思います。安楽島朝市からの移動で少し時間(30分〜1時間)が余ったら、

  • 鳥羽マルシェやマリンターミナル付近で海を眺めながら散策
  • 鳥羽市民の森公園でガリバー滑り台を滑っておく
  • 鳥羽市民の森公園で孔雀やヤギに挨拶しておく

などがオススメです。

各イベント 詳しくはこちらから

鳥羽なかまち公式WEB 赤崎神社GOSENZAマーケット紹介ページ

安楽島朝市(あらしま新選組)公式Instagram

Waibeeeeマルシェ公式Instagram

ラジオで伝える三重のSDGs

2022420日~22日、25日~26日の計5日間、特番「みんなでエシカる?!新生活の新定番」の公開生放送を近鉄百貨店 四日市店で開催したレディオキューブFM三重。テーマは「SDGs」で共同企画をしたのは、津市でデザイン会社エストを経営する坂井治美さん。

坂井さんはSDGs CHALLENGE MIEのサイト運営するなど、精力的に活動中。「この先100年、200年後も世界中のみんなが幸せに暮らせること」。番組内で坂井さんが話したSDGsの本質を突いた言葉が印象的だった。

 

番組を担当したアナウンサーの感想

キヨンセこと清田のぞみさんは担当した「食と健康とSDGs」のコーナーで驚いたことがあったという。

清田さん:菰野町のあずまフーズさんが手掛ける「まるで魚シリーズ」。見た目はまるで魚です。原材料はこんにゃくで、魚を使っていない寿司や刺身などを試食したのですが、とても美味しかったです。新しい寿司ネタにもなりそうで、魚介アレルギーの方でも食べられるのもいいですね。

また近年、良質なたんぱく源として注目されているのが食用コオロギ。

清田さん:無印良品さんのコオロギせんべいを食べました。どんな味がすると思います?

取材中にひとついただいたが、これは食べたことがあるような味。エビやカニのような風味がする。

清田さん:そうなんです。コオロギとはいわずに友だちに食べてもらったら、同じ反応でした。

「暮らしとSDGs」のコーナーを担当した代田和也さんは素敵な出会いがあった。

代田さん:プラなし生活」というサイトを運営している方々が三重県にいて、そのサイトが素敵なんです。

サイトを運営するのは海洋研究所に勤務する方と海洋プラスチック汚染に危機感を覚えた方で、日本で計り売りを実施しているお店の一覧や、ラップなしでご飯を冷凍や解凍をする方法など、プラスチックを極力使わない実用的な暮らしの情報を記事として発信されている。

代田さん:5日間でSDGsに関する取り組みをされている33組の方々にご出演いただき、三重県内でこんなに素晴らしい活動をされている方々がいるんだと驚きました。

同じく「暮らしとSGDs」のコーナーを担当した瀧裕司さんは、明和町で羽毛の精製から羽毛ふとんの製造まで一貫生産をしている河田フェザーさんの取り組みに注目。河田フェザーさんは上質な羽毛を精製する際に必要な超軟水と湿度の低い気候を求め、創業100年の節目に1990年に愛知県から湧き水が豊富な明和町へ工場ごと拠点を移した。近年では三重県SDGs推進パートナーやシマシSDGsパートナーズにも登録されている。

瀧さん:使わなくなった羽毛を新毛と同じ工程で洗浄し、厳しい品質基準の試験をクリアし、新たな羽毛製品「グリーンダウン」として循環されています。河田フェザーさんのそのような取り組みはSDGsという言葉や概念ができる前から行っていて、全国規模に広がっているとお聞きして感銘を受けました。

「遊びとSDGs」のコーナーを担当した宮原えりかさんは、2021年に四日市市にできた「俺たちのキャンプ場」が印象的だったと話す。

宮原さん:元々キャンプ好きの仲間が集まり、森を自ら開拓してキャンプ場を作り運営されています。そして今でも自分達でキャンプ場を開拓し続けているそうです。始めは5人の仲間でスタートし、メンバーも53人まで増えているそうですよ。大事なことは焚き火を囲んで決定したり、「不自由をたのしむ」という言葉もユニークで印象的でした。

俺たちのキャンプ場では他にも、地元の萬古焼でピザ窯を作ったり、四日市市の町工場とともにキャンプ用品を開発するなど活動が広がっている。

宮原さん:俺たちのキャンプ場さんや他のゲストの方々にお話を聞き、エシカル商品やエシカルを意識した消費について個人的にも考えるようになりました。

 

人の声の温かさ

今後、暮らしにますます浸透してくるSDGs。何をしたらいいのか、何をやめるべきなのか。そんな戸惑いも生まれるかも知れない時代に、リスナー目線でわかりやすく、楽しく伝えるSDGs特番は、まるでお祭りのようであり好評であったという。

リスナーに寄り添うラジオ局だからこそこれからも時代とともに、新しく誕生する概念や物事も、わかりやすく伝えていく。今日もラジオから流れてくるアナウンサーの声は優しく、温かな気分になるのでした。

 


 

番組を担当したパーソナリティ

さゆりんさん

近鉄百貨店四日市店さんにお邪魔しましたそびえ立つブックパティオを背景に会場を見渡せば、そこにはリスナーさん達の笑顔が嬉しくて泣ける!店長さんはじめスタッフの皆さんが良い人ばかり&SDGsをテーマにお話を伺ったゲストさんも素敵な方々で!人や自然のための様々な取り組みに、感嘆しきり。休憩中には、オープンしたての「プラグスマーケット」で本気の買い物モードになり、本番が始まるまでにステージに戻れなくなりかけましたが(笑)お陰様で無事に公開生放送を終える事が出来ました。楽しかったよ、ありがとうね

 

多田えりかさん

お聞きいただいた、ご参加頂いた皆さん!ありがとうございました。私が知る限り、5日間お昼から夕方まで公開生放送、というのは初⁉に近い久しぶりのことで、お店のオープニングと合わせて賑やかに放送できるという、ラジオの醍醐味を味わえる贅沢な企画でした。また、三重の人・企業等には、すでに先進的なSDGsに取り組まれている所も沢山あったり、大学生自身が前向きに持続可能な未来を考え、リーディングしていることを、番組を通してお伝えできたのは意義ある時間でした!今回のみに留まらず、SDGsについての「持続可能な」番組を放送していきたいですね!

 

野木亜沙美さん

こんなに長時間の公開生放送は初めてで、しかも最終日に担当!ということでドッキドキでした!でもリスナーのみなさん沢山来てくださって、嬉しく楽しい時間でした。近鉄百貨店四日市店は、食いしん坊のノギーとしては三重各地の美味しいものが楽しめるのがいいですよね!生放送前にプラグスマーケットで買ったパンも最高でした(笑)
SDGsについても、さまざまな関わり方を知ることができて、グッと身近なりました!SDGsなぞかけを考えながら、今後も自分なりの参画の仕方を考えていきたいです!

 


 

三重エフエム放送株式会社

本社・スタジオ
三重県津市観音寺町1043-1
tel 059-225-5533

東京支社
東京都千代田区麹町1-8 JFNセンタービル6F
tel 03-3221-0267

hpでは番組で番組でご紹介し各リポーターのブログも掲載中!

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三重県から瀞ホテルに行って来た

瀞ホテルは、その立地や歴史的背景が多くの人を魅了していることから、ここで説明するまでもない有名な観光スポットになっています。

住所は「奈良県吉野郡十津川村」ですが、建物の前は「瀞八丁」と呼ばれる北山川の大峡谷、ここに「奈良・和歌山・三重」の三県境が合わさる場所があります。そのため、いずれの三県から瀞ホテルまで足を運ぶことになりますが、私は三重県からのアプローチがいちばんお勧めだと思っています。

東京や大阪の人にとっては三重県までも距離がありますが、前乗りして熊野市か御浜町のホテルに前泊するといいでしょう。

瀞ホテルまでは、風伝峠、通り峠、丸山千枚田、赤木城跡、道の駅「熊野・板屋九郎兵衛の里」、紀和鉱山資料館、湯ノ口温泉など、沢山の見所があります。世界遺産、近代化遺産、大自然、名湯、グルメとジャンルは幅広く、それらが広大な自然の中に点在します。瀞ホテルもそのひとつです。

一見遠隔地のようで、実は三重県からは意外と遠くないので、はるばると言わずにもっと気軽に訪れてもらいたい。

名前のとおり元々は旅館だったのですが、今は喫茶処としてランチやカフェが楽しめたりします。今回訪れた目的のひとつが、看板メニューであるハヤシライスを食べること。前日の午前中までに予約が必要だったので、事前に電話でお願いしておきました。

 

車で着いた先にはバス停があります。十津川村方面から村営バスが走っているようですが、本数はほとんどありません。この待合室の存在がなんだかホッとします。電話ボックスもいい雰囲気。すぐ隣には駐在さんもいらっしゃるようです。

「瀞ホテルはどこにあるの?」と思ったら、駐車場の下にありました。崖の途中に建っているため、駐車場の上から階段を下るのです。これが不思議な感覚。

「瀞ホテル」の看板を確認し、更に進んでいくと正面玄関に着きました。こちらの建物は2017年2月14日に奈良県の有形文化財に指定されています。開放感のあるアプローチで、思わず「ただいま」と言いたくなります。

お客様は先に2組ほどいらっしゃいました。目の前に広がる瀞峡、晩秋の日の光を浴びながら食べるハヤシライスはとても美味しかったです。デザートに、手作りのスコーンと自家製ジンジャーエールもいただきました。

食事の後、店内を見せてもらいました。

カフェスペースの奥には、地元作家さんとコラボしたグッズや雑貨が販売されています。遊び心満載のディスプレイで、お店のセンスがキラリと光ります。レトロなデザインのオリジナル葉書が気に入って、2枚を購入。

続いて2階へ(※)。

歩くたびにミシリと音を立てる木造建築、木の香りも懐かしく感じられます。ひとつ下の階から見るより目線は高く、眼前に広がる瀞峡がさらに堪能出来ます。鳥になった気分とはこのこと。

※現在2階は貸し切り休憩室(有料)として、ご予約の方のみご利用いただけます。

大正6年の創業時、瀞ホテルは「あづまや」という名前で、筏師の宿として営業を開始しました。当時は紀伊山地の林業が全盛、伐採した木材は筏師が筏で川を流下し、新宮の集積場まで運んでいたそうです。昭和に入ってダムが建設されると筏師は減少、やがて瀞ホテルも観光客のための宿へと変化していきました。(参考:瀞ホテルHP、北山村観光サイト)

店内に飾られていた筏師の笠と櫂(オール)がその歴史を語ってくれています。

また、川を下った筏師が徒歩で帰ったその道は「筏師の道」と呼ばれ、今はハイキングコースとして人気だそうです。

瀞ホテルの歴史にとって、「筏師」の存在は欠かせないものですが、ここでは大切にそれが残されていて、それを体現出来る稀有な場所でもあります。

私がここを訪れたもうひとつの目的が、思い出の体現でした。

小学生の頃に家族で初めてここ瀞八丁を訪れ、その記憶がうっすらとあります。

下の写真は、その時に乗ったウォータージェット船のチケット。母が大事にアルバムに綴じておいてくれました。船を途中で降りて全員で記念撮影をした場所が、今まさに私が来ているこの場所であったと記憶しています。タイムスリップ、贅沢な時間旅行です。

後々調べたところ、2011年の「紀伊半島大水害」以降、ウォータージェット船は事業停止となっていました。作業員の高齢化や新型コロナウィルスも影響したようです。瀞ホテルの前に「かわせみ」という看板が出ていましたが、今では唯一の川舟観光だそうです。お客様を乗せて悠然と川を下って行きました。

昔乗ったウォータージェット船も、林業を背負っていた頃の筏師も、宿も、今は存在しませんが、観光客として初めてここを訪れる人や、私のように思い出を辿って来る人を迎え入れるために、新たな視点で形を変え、それでいてなくせないものは意志を持って残している。それが瀞ホテルのすごいところであり、再開させた4代目のすごいところでもあるのです。

変えないまま変えることがいちばん難しくて尊い。人の変化、環境の変化、世界の変化とは対象的に、瀞八丁の壮大な峡谷美はずっとここにあり続ける。それを体現するために、たくさんの人がここを訪れてくれると嬉しい。

瀞ホテル (dorohotel.jp)

住所
〒647-1581 奈良県吉野郡十津川村神下405
電話番号
0746-69-0003(電話には出られない場合があります。メール優先でご連絡ください。)
info@dorohotel.jp
営業時間
11:30から(喫茶は売り切れ次第閉店。ご予約のお客様が優先となります。)
定休日
不定休(必ずホームページをご確認ください。)

「ここに家がほしい」連載エッセイ【ハロー三重県】第29回

子どもたちはそのお宿のことを「森のホテル」と呼んで、たいそう気に入って、また泊まりに行きたいと何度でも言っている。

*

去年の夏、私たち一家は私の念願を叶えるべく松阪市嬉野のとあるお宿にお泊りをした。
嬉野へのたぎる思いはこちらに。

嬉野に憧れて、憧れて、いつかここでたっぷりと時間を過ごしたいと思っていた10年間がようやく叶ったのだ。
世の中に未知のウィルスが溢れて、県外の帰省を自粛するようになって久しい。以前は、もう何年も子どもの夏休みや冬休みには遠方の実家へ帰省していたものだから、帰省を自粛した令和3年の夏休みはとても長い空白に思えた。そんなわけで思い切ってどこかで宿泊を、そんな気持ちがむくむくと沸いたのだった。
この禍のおかげといってはなんだけれど、では近場でなにか豊かなことをしましょうかという気持ちになれたのはせめてものご褒美だと思いたい。

さて、どこでお泊りをしようか。
その時に私の脳裏にはっと浮かんだのは嬉野上小川でいつか見た、小さな一軒家だった。
憧れ続けたその場所を私はこっそりスマートフォンでたびたび拝見していて、もともとは古民家を改装したレストランだったのが、いつしか貸別荘になっていることを知っていた。

そして、運が味方したらしく、子どもたちは夏休みに出会った、とある絵本に執心していた。
それは、森の中の小さなホテルのお話。これはもう、タイミングがよすぎる。機が熟している。時が来たのだ。

「ねえ、ママね、ここにお泊りしたいんだけど。森の中にあるんだよ」

スマートフォンでくだんのお宿のホームページを映し出す。

子どもたちは画面に絵本の世界をシンクロさせて、目を輝かせた。

「お泊りしたあああああい!!!!」

とてもよい滑り出し。さあ、子どもたちを味方につけて、次は夫を口説く。

「ねえ、ここに泊まりたいの」

夫は、付近になにがあるわけでもない、温泉もない宿になぜ、と不思議そうな顔をしたのだけど、すっかり仕上がった子どもたちの興奮を見て、「いいんじゃないの」と首を縦に振った。

子どもたちは口々に「だって森のホテルだよ!!!」とたいそう喜んでいた。

*

夫が想像したとおり、上小川には何もない。
ほんとうに、なにもない。
温泉もないし、遊びの施設もない。テーマパークなんてあるはずもない。あるのは小川と森といくつかの民家。
何が目的でここに来たのかと訊ねられたら、ただ、「上小川に滞在したかった」ただそれだけ。

けれど、子どもたちは到着するやいなや、大はしゃぎだった。
古い建物を改装したお宿の中をスタッフの方に案内してもらいながら、ずっときゃあきゃあと歓声をあげていた。特に、古風なものが好きな長女はときめきが止まらない。

「ここの水はすべて水質検査をクリアした井戸水です。とても水質がいいので安心してお飲みくださいね」

スタッフさんのこの言葉に長女のテンションは最高潮を迎えた。
その夏、彼女の流行語はなぜか、「湧き水」だった。
一体全体なぜなのか分からないけれど、なにかにつけ「湧き水」と言いたがっていた。

「井戸水ってことは湧き水??!!!」

「うーん。まあ、地下から湧いてるし……??湧き?水?かな???」

そこから長女は執拗に水を飲み、お風呂を沸かす段になっても、普通のユニットバスに給湯器で沸かしたお風呂にもかかわらず、やはりそちらも「湧き水のお風呂!!!」と大喜びだった。

*

上小川には名前の通り、川が流れていて、ずいぶんと上流のほうなため、水がとてもきれい。
お宿のチェックインをすませた後に目の前の小川で遊んで、地区を散策した。ヒグラシの音と、近隣の方の草刈り機の音が遠くで響いていた。
川で遊んで、地区を散策して、上小川全体が大きな遊び場のようだった。

人家もまばらで車もほとんど通らない静かな場所で、蝉の声の向こうから絶え間ない水の音。ずっと水の音を聞きながら暮らすのはいったいどんな気分だろう、と思った。
一棟貸しのお宿だったので、子どもたちが騒ぐとか、走るとかそういったことに気を揉まなくていいのも心労がなくてとてもありがたくて、あんなに何にも思いわずらわない時間っていったいいつぶりだっただろう。

夕飯に宿のお庭でバーベキューをした後も、また川で遊んだ。
夕焼けがとてもきれいで、あたりがオレンジ色に染まって、子どもたちの顔がオレンジ色をしていた。
川で遊ぶ子どもたちを眺めながら、私も川に足を突っ込んで、得体のしれない気持ちになった。なんだか途方もなくて、圧倒的で、頭の中がしんと静まり返る。日々があまりに怒涛だから、なんだか天上世界に来たみたい。
あまりの静けさに幸福な眩暈がした。

「ああ、私はずっとここに来たかった」

そう思うえば思うほど、ますます幸せな旅だった。

夕焼け

*

翌日もチェックアウトの後はライフジャケットとマリンシューズを装備して川に入った。昨日の水遊びとは趣を変えて、その日はざぶざぶと歩いて川を下った。
水かさが増す場所があったり、流れが急な場所があったり、ただ下るだけで立派に大冒険で刺激的だった。途中、小さな滝を見つけて秘境にやってきた探検隊のような気持にもなった。
川を下ったあと、また地域を散策した。

川で冷えた体に真夏の太陽が照り付けて、心地いい。
集落の中には暮らしがたくさんある。どの家にも家の庭に川からの水が引かれていて、水と暮らす営みがあった。
豊かさって水があるってことなのかもしれない。いつでも手が洗えて、いつでも畑に水をやれて、いつでも火照った体を冷やすことができる。その安心感ってあまりに偉大だ。

*

集落で暮らす人と少し話をしたり、ただ歩いたり、また水を触ったりしているうちに昼になり、いよいよ上小川を出る時刻になった。
こんなに名残惜しい旅をしたのは初めてだった。
私は自宅が大好きだし、極力家から出たくないと思って生きている。どこへ行ってもすぐ「早く家に帰りたい」と思うような軟弱さが骨の髄まで浸透している。
なのに、帰るのがさみしくて、まだまだここにいたくて駄々をこねたかった。自分の家も好きだけれど、この場所もうんと好きになってしまった。

「夫、私ここに住みたいからここに家を買いたいと思う」

駄々をこねた。

「いいんじゃない」

投げやりにでもなんでもなく、夫がそういった。
夫もすっかり上小川にやられていたらしい。
会社までの出勤経路、最寄りの小学校へのアクセス、冬場の降雪量の推察、今の持ち家も手放さずにいかにして、資金は……云々。
信じられないことに、帰り道の話題はそんな話で持ちきりだった。

1泊2日の滞在で心が満たされて帰宅すると思っていたのに、募る思いはどこまでも駆け上がって、ごく普通の中流家庭に家をもう一軒買わせようとしている。
上小川恐ろしい子だった。

上小川

*

これだけ延々と書き連ねても、するするとこぼれ落ちるものがたくさんある。表現なんてしょせん代替え品だ。
ぜひ、上小川を訪れてみてほしい。指先まで満たされるようなあの真っ白な時間をお届けしたい。

我が家はあの夏から間もなく一年が経つけれど、全員が口をそろえて「またお泊りしたい」と言っている。

参加者募集!Local School Field Mie おもしろい地域づくりを学ぼう!移住者を呼び込もう!

※定員に達したため受付を修了しました。

地域をつくる。
地域をたのしむ。
そんな暮らしを味わい
幸せを噛みしめる。

たのしいが核になって
わくわくが伝播して
地域内外から人がやってくる。

いつしか移住者もいっしょに
地域の暮らしをたのしんでいる。
いっしょに汗をかきながら
ときに、はげまし合いながら
にこにこと笑っている。

地域にはそんな暮らしができる
可能性があると思うのです。

わくわくするような
うずうずさせるような
そんな地域がつくれたら。

まずはいっしょに
地域づくりを学びませんか?
ということで
スクール!はじめます!

テーマは
・移住者の受け入れ
・地域づくり
です。

内容は
移住者と地域をつなぐ人づくり講座です。
そのための講座をシリーズで行います。

と書くと、少し堅い感じがしますが
県内各地でおもしろい地域づくりを
している方々を先生に迎え
いろいろと聞いてみよう!
実際に行って見てみよう!
自分にできること、考えてみよう!
そんな仲間といっしょに
地域づくりをたのしく学ぼう!
という内容です。

ファシリテーター兼ナビゲーターは


OTONAMIEより
ワタクシ代表の村山祐介
副代表の福田ミキです。

OTONAMIEやお仕事を通じて出会った
「うゎーめっちゃおもろいことしてる!」
という方々を先生に迎える講義、
また地域をフィールドワークで巡ります。

プログラムは
①基礎講座3回と、②応用・実践講座5回。
①・②ともご参加は限定10名程度で
片方だけまたは両方参加も可能です。

参加資格は
「地域づくりを本気で考えている方」。
そんな熱い想いをお持ちの方、
ご参加をお待ちしています。

 

概要

名称
移住者と地域をつなぐ人づくり講座
Local School Field Mie
ローカル スクール フィールド ミエ

参加資格
地域づくりを本気で考えている方
三重県内在住または移住予定のある方

募集人数
基礎講座、応用実践講座 それぞれ各10名程度
※両方の講座へのご参加も可能です。
※基礎講座、応用・実践講座への参加は、それぞれのすべての回にご出席ください。

参加費
無料
※現地までの交通費や食費などはご負担ください。

基礎講座(全3回)

「住まい」「場」「雇用」の観点で、移住者を受け入れる相談スキルや知識の習得について学びます。基礎講座の内容は座学で講師とのディスカッション、参加者同士のグループワーク、個人でのシンキングタイム、発表と講評などを予定しています。また現地からオンラインでもつなぎ、ハイブリッドで開催します。

 

第1回基礎講座「空き家で人が集まる地域の場づくり 」

講義テーマ
「空き家で地域を盛り上げる仕組みの作り方」
会場 ニカイ(桑名市)
開催日時 2022年7月23日(土) 14:00〜17:00
講師
On-co 水谷岳史氏(桑名市)
イエノキ 野山直人氏(名張市)
空き家を借りたい人と貸したい人のマッチングサイト「さかさま不動産」の水谷氏と、一般社団法人つなぐの活動として古民家のリノベーションを軸にまちづくりを行う設計士野山氏。
講義の狙い
人口減少が進む地域の課題である「空き家」を切り口に、新たな取り組みを始めたお二人の講師に、空き家を活用したプロセスや起きた現象、地域の可能性などについて学ぶ。

 

第2回基礎講座「移住者とつながる場と地域系プロジェクト」

講義テーマ
「人を呼び込むプロジェクトづくりと移住者との関わり方」
会場 シェアスペース土井見世(尾鷲市)
開催日時 2022年8月20日(土) 14:00〜17:00
講師
おわせ暮らしサポートセンター(尾鷲市)
・木島恵子氏
・豊田宙也氏
移住者を呼び込むためのプロジェクトや、移住者相談の窓口、また地域を盛り上げるプロジェクトなど、多彩で面白みのある事業を行う、おわせ暮らしサポートセンターのお二人。
講義の狙い
移住希望者や移住者との相談スキルやサポートなど、基本的な技術を習得。注目される地域になるためのプロジェクトの組み立て方なども教えてもらい、地域づくりの楽しさも学ぶ。またおわせ暮らしサポートセンターが取り組むワーケーションについても学ぶ。

 

第3回基礎講座「爆発的にたのしい!目から鱗の一次産業」

講義テーマ
「おもしろくて稼げる一次産業と移住者」
会場 三松荘(津市)
開催日時 2022年9月17日(土) 14:00〜17:00
講師
・木村森業 木村寿志氏(津市)
養殖漁師 浅尾大輔氏(鳥羽市)
儲からないという一次産業のイメージを覆し、林業(森業)や水産業で地域の雇用を作り出し、一次産業から地域づくりへと展開するお二人。
講義の狙い
移住に必要となる仕事。三重県は海や山、また歴史が深く伝統産業も残っている。そんな地域の資源を活かしながら、新たな切り口で魅力ある未来の地域へと変換していく方法を探り、移住者の仕事の受け皿などを考える。

応用・実践講座

地域づくりに取り組む方からのお話や現地での体験等を踏まえてディスカッションを行い、地域づくりのノウハウを習得するとともに、つながりを構築します。

第1回応用・実践講座 名称「漁村をバズらせる!まちを再構築!」

講座テーマ
「おもろい!が核にある地域づくり。空き家で地域を再構築」
場所 伊勢志摩エリア(鳥羽市なかまち/鳥羽市鳥羽/鳥羽市浦村)
開催日 2022年10月22日(土)
※時間は10:00〜17:00頃を予定(調整中)
講師
漁師の貸し切りアジト Anchor. 行野慎平氏(鳥羽市)
鳥羽なかまち会 濱口和美氏(鳥羽市)
鳥羽の台所と言われたなかまちにて、空き家のリノベーションや地域との繋がりで盛り上がりを見せるなかまち会の濱口氏、同市の漁村でスタイリッシュな民泊施設や、新たにポップアップストアを手掛ける行野氏。
講義の狙い
フィールドワークで実際になかまちにリノベーションしたいくつかの空き家や鳥羽のポップアップストアを見学。その後漁村・浦村にて漁船に乗り漁師アクティビティを体験し、民泊施設でディスカッションなどを行う。そうすることで、参加者が具体的にそれぞれの地域でできること、やりたいことを浮き彫りにしていく。

 

第2回応用・実践講座「挑戦できる、まちをつくる」

講座テーマ
「若者や移住者がチャレンジできる場づくり」
場所 伊勢志摩エリア(南伊勢町むすび目Co-workingうみべのいえ
開催日 2022年11月19日(土)
※時間は10:00〜17:00頃を予定(調整中)
講師
南伊勢町移住定住コーディネーター 西川百栄氏
南伊勢町おしごとアドバイザー 西岡奈保子氏
移住者の相談会や、コワーキングスペースとして地域内外の人が訪れるむすび目Co-workngを運営するお二人。また西岡氏は、移住者や地元の人がチャレンジできるキッチンうみべのいえプロジェクトを運営。
講義の狙い
フィールドワークでむすび目やその周辺を見学。隣接するみかん畑でのユニークな取組などのお話を聞かせてもらう。その後うみべのいえで見学と昼食。近くにある空き家をリノベーションした移住体験住宅を見学してから同町阿曽浦にて漁業体験と、漁師が運営するゲストハウスでディスカッションを行い、参加者が具体的にそれぞれの地域でできること、やりたいことを浮き彫りにしていく。

 

第3回応用・実践講座「新しい暮らし方、眠れる地域資源発掘」

講座テーマ
「地域資源を磨き輝かせ人を引き寄せるまちづくり」
場所 多気郡エリア(明和町/多気町丹生)
開催日 2022年12月17日(土)
※時間は10:00〜17:00頃を予定(調整中)
講師
ヒツキ 秋山実愛氏(明和町)
地域資源バンクNIU 西井勢津子氏(多気町)
学生時代から神都の酒(皇學館大学×明和町)のプロジェクトに関わりその後、地域おこし協力隊として明和DMO(観光商社)の立ち上げや事業運営の経験がある秋山氏と、地域資源プロデュースやサイクリング観光事業を手掛ける西井氏。
講義の狙い
フィールドワークで、まず明和町にて明和DMOと関連のある地域おこし事例を見学。その後、多気町に移動して、地域資源バンクNIUの取組を学び、実際に移住して事業を行う人を見学。最後にディスカッションを行い、参加者が具体的にそれぞれの地域でできること、やりたいことを浮き彫りにしていく。

 

第4回応用・実践講座「クリエイティブな空き家と関係人口案内所」

講座テーマ
「地域と空き家とクリエイター」
場所 多気郡エリア(大台町)
開催日 2023年1月22日(日)
※時間は10:00〜17:00頃を予定(調整中)
講師
AWAプロジェクトnijiiro originalproducts&antiques 稲葉直也氏
大台町観光アンバサダー 西口茉実氏
クリエイターなどが主体となって空き家の利活用を行うAWAプロジェクト。自身も作家として空き家を店舗兼ギャラリーにリノベーションしたプロジェクトメンバーの稲葉氏。元大台町地域おこし協力隊で、今は観光協会にて関係人口案内所などで移住希望者からの相談も受ける西口氏。
講義の狙い
フィールドワークで稲葉氏の空き家をリノベーションした店舗や、AWAプロジェクトが関わった案件などを見学してまわる。その後、関係人口案内所や地域資源を活かした取組など見学し、レンタルスペースAWAらぼにて、AWAプロジェクトやクリエイティブが空き家リノベーションに入ることで地域がどう変わるのかなど、また関係人口案内所の機能や役割なども含め、将来的な地域のビジョンなどについてもお話しをうかがう。最後にディスカッションを行い、参加者が具体的にそれぞれの地域でできること、やりたいことを浮き彫りにしていく。

第5回応用・実践講座「スタートの準備方法」

講座テーマ
「仮説・想像・実験」
会場 ニカイ(桑名市)
開催日 2023年2月4日(土) 14:00〜16:00頃
講義の狙い
1.レクチャー
これからの時代にどんな場が求められてくるのか、場づくりの実践者である福田ミキさん(On-co執行役員)に、madanasasoやニカイの事例を交えつつレクチャーいただく。
2.ディスカッションA
応用・実践講座のフィールドワークで学んだことを活かし、実際に地域で何かを始めようと考えている2名の参加者をモデルに、事業をスタートする際に必要になる企画の立て方、アイデアの創り方、地域や人、行政や団体との関係性の作り方などをみんなでディスカッションを行う。
3.ディスカッションB
実際にある空き店舗(調整中)をテーマに、活用方法を考える。

スケジュール案
14:00 レクチャー
14:30 ディスカッションA お一人目
15:00 ディスカッションA お二人目
15:30 ディスカッションB
16:00 終了

 


 

※定員に達したため受付を修了しました。

 


 

主催
三重県

事務局
三重に暮らす・旅する
WEBマガジンOTONAMIE
寿印刷工業株式会社デジタル事業部)
TEL:059-268-3538
E-mail:otonamieアットgmail.com
※アットを@に変換してください
三重県津市安濃町今徳1349

 


 

三重県への移住相談
ええとこやんか三重 移住相談センター
東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館8F
(認定NPO法人ふるさと回帰支援センター内)
【営業時間】10:00~18:00(火~日曜)
【定休日】月曜・祝日
TEL:080-9512-5093
E-mail:mieアットfurusatokaiki.net
※アットを@に変換してください

 


 

新型コロナウイルス感染症対策
イベント開催時のチェックリストと感染防止チェックリストはこちら

【新茶の季節】伊勢茶を楽しもう!茶摘み・手揉み茶・美味しいお茶の淹れ方も

みなさん、こんにちは!キャスターマミです!
新茶の季節がやってきました!
三重県で生産されるお茶「伊勢茶」は、南北に長い地形から、北勢地域では煎茶かぶせ茶、中南勢地域では煎茶深蒸し煎茶産地の特性を活かしたお茶づくりが行われています。
三重県・大台町も、煎茶の代表的な産地のひとつ。大台茶は高品質で知られ、全国の品評会でもたびたび入選しています。
気候風土が茶の栽培に適し、また宮川の流域に発生する濃い霧が生育に良いとされ、肉厚に育った茶葉は、煎を重ねてもコクと香りが持続します。
2022年4月21日、大台町茶業組合のハウスで大台茶の新芽の初摘みが行われ、その日のうちに茶工場で製茶されました。
茶摘みから製茶まで、一日お手伝いしてきた様子を動画にしました!
この日出来上がったお茶は4月25日、三重県の「伊勢茶」として伊勢神宮に奉納されました。
三重県茶業会議所、三重県手揉み茶技術伝承保存会の皆様と共に私も伊勢神宮へ!
【新茶】茶摘み~お茶作り徹底レポート!伊勢茶の伊勢神宮奉納も
また、大台町茶業組合のハウスで摘まれた一芯二葉の大台茶の新芽は、大台町の3名の三重県手揉み茶技術伝承保存会の職人により、お茶の伝統製法「手もみ茶」として約7時間の手作業により特別なお茶に加工されました。
この大台町の手もみ茶は、今年も全国茶品評会に出品。7月末に審査発表があります。
伝統製法の一部はこちらの動画で!
【手もみ茶】伝統のお茶づくりを体験


この日の出来立ての大台茶の新茶で、お茶の美味しい淹れ方を教わりました。ぜひご参考に!

【新茶を味わう】お茶農家さん直伝!お茶の美味しい淹れ方

この季節、香り高く旨味たっぷりの伊勢茶の新茶をゆっくりと楽しみたいですね!

三重の桜並木紀行2022 ~中勢から北勢&伊賀の桜並木を巡ってきました!~

桜は古くから日本人との関わりが深く、奈良時代(710~784年)に完成したといわれる万葉集や古事記の頃から、コノハサクヤヒメという神であったり、春を象徴する花として登場しています。
現在でも桜の花に対しては日本人は特別な関心を持っていて、毎年開花状況やお花見を楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。

三重県にも桜の名所と云われる場所がありますが、中勢から北勢、そして伊賀にかけての桜並木を幾つか巡ってきました。

今年の桜の見頃は過ぎてしまいましたが、興味がある並木がありましたら参考にしていただければと思います!

 

1.伊勢市五十鈴川の桜並木

伊勢神宮(内宮)の領域内を流れる五十鈴川は、近くのおはらい町通りおかげ横丁、浦田の伊勢市営駐車場あたりに来ると立派な桜並木が現れて、神宮参拝や伊勢観光に訪れた人々を楽しませてくれます!

訪れた日は今にも雨が降りそうな空模様でしたが、五十鈴川の水面に桜がリフレクションして綺麗でした!

見頃の頃になると、五十鈴川桜まつりが開催され、夜間はライトアップ、おかげ横丁ではイベントも行われて賑わいます。

こちらはライトアップの写真(今年は夜間のライトアップの時間に訪れることが出来なかったので、ライトアップの写真は以前のものです)。

取材日;2022.04.03

周辺地図はこちらです

 

2.伊勢市宮川堤の桜並木

日本さくら100選にも選ばれている宮川堤の桜並木。

宮川といえば清流として名高い河川。

伊勢神宮式年遷宮の際に神宮に敷き詰められるお白石は宮川から採取され、また、例年は夏には伊勢神宮奉納全国花火大会開催され、こちらも伊勢神宮と関わりの深い河川でもあります(2022年の花火大会は中止が決定)。

度会橋を挟んで約1キロにに渡って850本ともいわれるの桜の並木が続きます。

度会橋周辺の小高い堤防沿いと河川敷側は、開放感がある散策が楽しめます。

一方、小高い堤防沿いと河川敷側側の間の散策道は、桜の森の中にいるようで、風情たっぷり、桜、桜、桜の小径に癒されました。

取材日;2022.04.03

周辺地図はこちらです

 

3.津市安濃川沿い桜並木

芸濃町北神山地区にあって花街道とも呼ばれ、桜が咲く頃になると、約800mも続く見事なトンネルが現れます。

こちらは、散歩して楽しまれている方々はもちろん、車も通ることが出来るため、お休みの日になると人が絶えず、乗用車やオートバイなどの愛車を横付けしてカメラに収めている方々を多く見かけます。

訪れた日も朝6時半に行ったのですが、既にあちこちで愛車とともに撮影されている方がいらっしゃいました。

以前は地元では知られていたものの、数年前にNHKなどメディアで放送されたこともあって、今では多くの人々が訪れる人気のスポットです。

ただ、これといった駐車場は無いため、津市観光協会からは1kmほど離れた津市芸濃庁舎への駐車案内が出るなど、駐車スペースには注意したいところですね!

また、秋には、この街道沿いに見られる彼岸花の群生も圧巻で、秋も多くの人が訪れます。

取材日;2022.04.02

周辺地図はこちらです

 

4.四日市市十四川堤の桜並木

四日市市富田地区を流れる十四川。

川幅が3mほどの川の両側には、桜がぎっしり!
約800本のソメイヨシノが約1.2kmに渡って見事な桜並木が出来ています。


こんな街の中にこんなに長い桜並木があるとはほんとに驚きで、しかも歩道もずーっと続いていて、桜の花を満喫しながら散策することができました!

車も近くに臨時駐車場がありましたし、電車でのアクセスもよく、近鉄富田駅を降りてすぐです。

例年ですと桜まつりも開催され、「日本さくらの会」より全国表彰を受賞したこともあるとのことで、街中で見られるとても素敵な桜並木でした。

取材日;2022.04.03

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5.木曽岬町鍋田川堤の桜並木

三重県と愛知県の県境を流れる鍋田川堤の桜並木。

片道一車線ずつの道路沿いには、約1500本ともいわれる桜が約4キロも続く、木曽岬町の名所となっています。

 

車好きの方なら、ドライブしながら桜並木を通り抜けるのは、きっと爽快でしょうね!

道路脇には歩道もあって、ウォーキングしながらの桜も楽しめます!

例年ですと、桜まつりが開催され、メイン会場は「鍋田川いこいパーク」。

桜並木はソメイヨシノが中心ですが、メイン会場の真ん中にはベニシダレサクラが佇んでいて、ソメイヨシノよりひと足早く楽しむこともできます。

駐車場が8台のスペースがあるとのことですが、近鉄弥冨駅から町内自主運行バスが出るとのことです。

取材日;2022.04.03

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6.伊賀市柘植川沿いの桜並木

名阪国道壬生野インター付近、西ノ沢地区の柘植川沿いに約500mに渡って続く桜並木。

西ノ沢植樹と書かれた碑があって、東海道から分岐して奈良へと続く「大和街道」の一部にもなっています。

田園地帯の側にあって開けたところにあるため、開放感のある並木がとても良かったです。

柘植川沿いにはJR佐那具駅近くなど他にも所々に桜並木が点在しているので、探してみるのもいいかもしれません。

その年の気候によって多少違いますが、この辺りは朝晩の冷え込みが強いためか、これまで紹介しました桜並木がある地域に比べて桜の開花が5日ほど遅いので、伊賀まで足を延ばすと長く桜を楽しめますね!

取材日;2022.04.07

周辺地図はこちら

 

最後に、

もちろんご存知の桜並木もあったこととは思いますが、「行ってみたいな」と思う桜並木はありましたでしょうか?

他にも訪れたかった桜並木がありましたので、来年は訪れてまた報告したく思います!!

都ホテル 四日市にグランドオープン!レストランパルミエールを堪能。アフタヌーンティーやランチで春を愉しむ。

あたたかい春の日差しに誘われて、お出かけしたい気持ちになるこの頃。今回は、ランチやアフタヌーンティーを堪能し、ゆったりと過ごすホテルステイを体験します。

うかがったのは、近鉄四日市駅から徒歩3分の場所にある「都ホテル 四日市」。ビジネス客だけでなく、長島スパーランドや鈴鹿サーキット、また伊勢神宮などへの中継地として観光客なども多く利用するシティーホテルです。

2021年11月に移転開業30周年を迎え、1階のレストランをリニューアル。レストラン&ゲストラウンジ「パルミエール」としてグランドオープンしたばかりです。早速行ってきました。

 

美しいひと皿、季節のランチに心躍る。

レストラン「パルミエール」の名前は、フランス語で「駆け抜ける」を意味する parcourir と「光」を意味する lumiere をあわせた造語です。光に包まれたレストランで、訪れる人たちが思いおもいの時間を過ごし、ゆっくりとくつろいで欲しいという願いが込められているそうです。

ランチは、2800円と3800円の2種類。前菜、メインの料理を3種類の中から一品づつ選べます。3800円のコースには、前菜・メインに加え、季節に合わせて作られたデザートも。2ヶ月ごとにメニューの入れ替わりがあり、その時々の食材を活かしたひと皿を愉しめるのも特徴。

3800円のコースをいただきました。前菜はサーモンマリネ、メインはさくらポークのブレゼ、デザートはオレンジのパルフェをチョイス。

緑や桜の花、ビーツのジュレをあしらった春を感じる盛り付け。メイン料理かと思うような肉厚なサーモンの切り身が、マリネに使用されています。グレープフルーツと一緒に口に運べば爽やかな香り、サワークリームと合わせればまろやかな味わいと、食べ合わせによって味の変化も愉しめます。

メインの「さくらポークのブレゼ」はストレスの少ない環境で育ち、柔らかな肉質が評判の三重県産「さくらポーク」を使用。複雑な味わいが愉しめる肩ロースを長時間かけて煮込んだ一品で、提供する直前に表面だけを焼くことで表面はかりっと、中はしっとりとした食感に仕上がっています。「マンゴーとバルサミコのソース」は、酸味でお肉の味わいが濃厚に引き立ち、ほんのりマンゴーの余韻。
続いてポレンタとチーズを合わせたソースで。ポレンタとはイタリア北部の伝統料理で、主原料のとうもろこしの香りと、付け合わせの野菜は相性も良いです。

自家製のバケットも美味しく、ミルクパンにはゴボウと玉ねぎのディップ。これだけでちょっとしたランチになるんじゃないかと思うほど、食べ応えもあります。

デザートはアイスクリームとムースの間のような食感のパルフェ。オレンジの風味を効かせたチョコレートでコーティングされ、爽やかな香りとほどよい甘さが重なり、思わず笑顔に。

今回紹介した料理以外にも自家製ハム、こだわりのシーフード、フォアグラなどを使った料理もあり、お子様専用のメニューやフルコースなども対応可能とのこと。記念日などにも良さそうです。

宿泊した際は、地元食材を取り入れた和洋のこだわり朝食ブッフェもあります。三重県産小麦「ニシノカオリ」を使用したワッフルや、市内唯一の養蜂場である川村養蜂場のはちみつ、また三重県産のたまごを使ったオムレツは、チーズやベーコンなどのトッピングを自分で選び、シェフがその場で調理。自分好みのあつあつのオムレツをいただけば、朝から嬉しい気持ちになります。
他にも四日市名物のとんてきや、三重県産の味噌を使用したお味噌汁など、三重を味わえる種類豊富なお料理がそろっています。ついつい食べすぎてしまいそうです。

 

レトロ映えを求めて、四日市一番街商店街へ。

お腹がいっぱいになり、カメラを片手に少しだけ四日市の街を散歩。ホテルから約5分、近鉄四日市駅東側の玄関口に拡がる「一番街商店街」へ。

昭和の雰囲気を残す商店街で見つけた「おもちゃぺんぎん」。懐かしい雰囲気に思わず立ち寄ってしまいました。

写真に収めたくなるレトロなフォントの看板や、まん丸窓の建物を発見。

旅先で見つける日常は、私にとっては非日常で新鮮に映りました。

 

心華やぐアフタヌーンティー。

散策を終えて「パルミエール」の新しくなったティータイムへ。各月のよってテーマが変わるアフタヌーンティーをはじめ、季節替わりのデザートを愉しめます。

4月のテーマは「はちみつと花」。 地元、川村養蜂場のはちみつはトゲがなく、まろやかな味わいなのでスイーツと相性抜群、とパティシエさんが教えてくれました。

プランターに蝶がとまっている様子が表現した「ショートケーキ」、蜂のお腹のラインをモチーフにしたクッキーシュー、てんとうのババロアなど、まるで春のお花畑に来たような世界観。

グラスには人参のムース、にんじんのお花をあしらった豆野菜のキッシュなどの軽食も春模様。

スコーンは、純粋なはちみつの味わいを贅沢に感じられる一品。最後は、はちみつと相性の良いさっぱりとしたオレンジゼリーで完食。

そして紅茶にもこだわりを発見。150年以上の歴史を誇るフランスのティーメゾン「KUSUMI TEA(クスミティー)」。オーガニックでつくられた紅茶で、アフタヌーンティーでは3種の茶葉から自分好みのフレーバーを選べるのも嬉しいです。また、ホテルメイドのスイーツなどもテイクアウトできるので手土産に喜ばれそうです。

 

ゆったりとくつろげる、ゲストラウンジ。

カフェタイムが終わると「パルミエール」は宿泊者専用のゲストラウンジに変身。Wi-Fiや充電用の電源も設置されているため、落ち着いてPC作業もできます。

ドリンクバーのフリードリンクやスナック類は無料(アルコールは有料)。夜のお出かけ前の0次会や読書など、自由時間をゆったりと過ごせます。

心からリフレッシュできるシティーホテル。そこは忙しい日々でも、充実したひと時を過ごせる町のオアシス。そんな感覚になる、新たなホテルステイの体験でした。

 


 

【タイアップ】
都ホテル 四日市
〒510-0075 三重県四日市市安島1-3-38
tel 059-351-4131
fax 059-352-4141

HP:https://www.miyakohotels.ne.jp/yokkaichi/
Instagram:https://www.instagram.com/yokkaichi_miyakohotel/
Facebook:https://www.facebook.com/yokkaichimiyako/

 

暮らしの中の小さなカケラをあつめて。

OTONAMIEで、何度も記事をかかせてもらったけれど、

この度、好きな題材でなんでも書いていいよー。という企画をいただいた。

私は「0を1にする」のがとにかく苦手な人。

それよりも『「1」を2や3にする』方が好き。むしろ得意かも。

絵を描くよりも塗り絵や写真の方が好きだし、自由な題材の作文よりも読書感想文の方が好き。

だからOTONAMIEの記事に関しても、取材に行ってその店や企画、人のことを書くのは好きだけど、自分で好きな題材を決めて書くってできるんだろうか。。誰も私の心の内なんて興味ないんじゃないかと、実はめちゃくちゃ不安です。

申し遅れましたが、OTONAMIE公式記者 ヒロナと言います。

月に1本、このブログのようなエッセイのような連載をさせていただくことになりました。

この連載は三重で生まれ育ち、これからもきっと三重で暮らす(で、あろう)私の暮らしの中で日々思うことや発見などを書いていこうと思います。

わかる人にはわかる、三重の海。

 

さて、今回のテーマは「自己紹介」です!

といっても、私のことをつらつらと書くわけではありません。簡単な自己紹介はプロフィール欄をご覧ください。笑

4月、新生活が始めるこの時期にある「自己紹介」というのも、私の苦手分野。

そもそも、さっきも書いたけど、私のことなんて誰も興味ないでしょ!と思っている。

でも、私はみんなの自己紹介に興味津々だったりする。

だって学生の時って「誰かと一緒にいる」ってとても大切で、誰といるかもステータスになっていたから。

学生時代は「明るい子だなー」とか、「学級委員長タイプね」とか、勝手な私のフィルターと、その子の自己紹介の言葉の中から、「仲良くなれそうかどうか」を敏感に感じ取っていた気がします。

(そもそも学校自体が好きではなかったから、一緒に過ごす友達とのいざこざなんてもっと面倒。と、冷めた考えの子どもでした。)

 

そして大人になってからの自己紹介は「属性」を問われることが多い。

どんな仕事をしているか、結婚しているか。子どもがいるのか、年齢はいくつか。

だいたい、その属性を先に話すと思うのですが、そうするとその「属性」に対して持っている「先入観」や「イメージ」も無意識に一緒にその人に持ってしまう。

例えば「三重県出身です」というと、「初詣はいつも伊勢神宮に行くのですか?」「松阪牛はよく食べますよねー!」とか。

「保育士しています」だと「子どもが好きなんですね」「頑張り屋さんなんですねー」など。

例にもれず、初詣行ますけどね。伊勢神宮へ。

 

そう言われると、私ではなく「何か別のイメージ」の私を作られている気がして、とても嫌だった。

だから自己紹介の時、何かみんなでもっと気軽に話せる入り口のようなものがあればいいのになあ。と思っていた。

何もないと、名前、年齢、職業、など言いがちですけど、趣味とか特技とかじゃなくて、もっとどうでもよくて、誰も傷つかないけど、誰とでも盛り上がるようなお題があればいい。

例えば「おにぎりの具材で好きなもの」とか「最近一番笑ったことは?」とか。

人は自分との「共通点」があると、距離の縮まるスピードが早くなる。共通の友人、共通の出身地、共通の好きなアーティスト。

でも「相違点」が最初に見つかると、なかなか距離を埋めにくい。

だって世の中の対立してる問題って、だいたい「自分と違う何か」を持ってたり、信じてる人のことを攻撃するとこから始まるでしょ。

でも、「共通点」が見つかった後だと、「相違点」に関して受け入れやすくなりませんか?

私とあなたは違う。でも、それがおもしろい。って。

新生活が始まる季節、次に自己紹介という場があったら、そんなお題をだしてみたい。少しその場が和んだり、人と人の距離感が近くなるスピードが早くなったりするといいな。

もっとも、最初からそんな提案をする時点で、「変わり者」と思われるかもしれませんが。笑

 

こんな風に日々の暮らしの中で感じた気持ちのカケラのような事を、つらつらと書いていく予定です。

三重県のことにほぼ触れてないやん!というツッコミが聞こえてきそうですが、三重県に暮らしながら三重県のことを題材に書くほど三重県のことを知らないと思ったので、自分の気になることを発信したり、時には三重の気になることを発信していこうと思います。

電車の中や、仕事の合間、ちょっとした空き時間に気軽にお付き合いくださいね。

よろしくお願いします!

春だけでない!秋や冬にも訪れたい!!国指定の天然記念物『不断桜』~2022.3.27@鈴鹿市子安観音寺~

鈴鹿市白子にある子安観音寺。

子が安ずると書くように、安産・子授け・子育て祈願の有名なお寺です。

こちらに国指定の天然記念物になっている貴重な木があるとのことで、行ってきました。

 

まずは、仁王門をくぐって入りますが、

門には阿形と吽形の立派な仁王様。

 

 

吽形の仁王様(本堂に向かって左) と

阿形の仁王様(本堂に向かって右)

阿形はいのちの始まりを、吽形はいのちの結びを示しているといいいます。

仁王門を通って中に入るというのは、「人生は正にその中にあり、これまでの報恩に感謝する」という思いをもって、くぐる意味があるんですね!

仁王門の向こう側には本堂が見えます。

境内に入って、本堂の前には、

可愛いパネルが出迎えてくれています。

 

また、本堂に向かって右側には立派な三重塔の塔が佇んでいます。

塔の中には大日如来、文殊菩薩、普賢菩薩の知性と感性の仏様が祀られていて、『智慧の塔』とも云われているそうです。

 

一方、本堂の左側の方を見ると、

ありました!!

白子の『不断桜』。

この桜は里桜の一種で、四季を通じて葉や花が絶えず、春・秋・冬と花が咲くそうです!
四季桜と云われる桜は他にもありますが、この種の原木とされていて、大正12年に国の天然記念物に指定されたとのことです。

 

また、本尊の白衣観世音の霊験(神仏が示す不思議な力のこと)により咲くと尊ばれている桜でもあるそうです。

にも、多くの言い伝えがあって、

こちらの縁起(寺院の伝え)には、天平宝字(西暦757年~)年間、雷火のため焼失した伽藍(僧侶が集まり修行する清浄な場所寺院のこと)跡に芽生えた桜と云われていたり、

 

永禄十年(1567)、里村紹巴という連歌師が東国に下ったときの紀行に「白子山観音寺に不断桜とて名木あり」と記されたり、

 

能楽観世流の貞亭三年版にある謡曲「不断桜」はこの桜を謡ったものであったり、

 

とても由緒があって、また、貴重な桜であることが伺えました!!

 

 

こういうことを知って改めて不断桜を眺めてみると、

長きに渡って人々を魅了したすごい桜の力強さを一際感じました!

 

春が花の最盛期とのことですが、春だけでなく秋や冬の時季にも是非とも訪れたい!

 

そんな子安観音寺の『不断桜』は、虫食いの葉の模様が「伊勢型紙」の発祥になったとも云われていて、魅力いっぱいの桜に感動しました!

なお、伊勢型紙は小紋や友禅、浴衣などの文様の型染めに用いられる型紙で、三重県鈴鹿市の伝統工芸で、国の伝統工芸品に指定されています。

また、子安観音寺近くには伊勢型紙や鈴鹿墨が常設展示されている「鈴鹿市伝統産業会館」があり、こちらでは体験や日曜日には職人さんの実演が設けられていて、身近に鈴鹿市の伝統工芸に触れ合うことが出来ます!

「不断桜」と「伊勢型紙」が深く関わりのあることに感動しました!

 

子安観音寺HP

アクセスはこちら

 

鈴鹿市伝統産業会館HP

廃真珠養殖工場に全国から人が集まり、志摩を好きになる。

穏やかな英虞湾を船で移動します。筏の上でチヌを釣る人に会釈して目指す先は….廃真珠工場です。

2022年4月23日(土)志摩市で開催された「真珠工場跡地を再生し、ソーシャルイノベーションラボ(通称: 海ラボ)」を創る取り組みに初参加してきました。

切って、まとめて、片付けて。海ラボでの作業の様子。

海ラボの取り組みに駆けつけた参加者は、過去最多の16人。簡単な自己紹介をすると、伊勢志摩地域の方や名古屋や東京、北海道から参加する猛者も!?

参加者で敷地内清掃班と木片・木屑焼却班に分かれながら、ゴミを片付けたり・燃やしたり・船に積み込んで運んだり、木を切ったり・束ねたり、小屋の塗装を剥がしたり、新しい筏に浮きを設置したり。とても良い汗をかきながら、作業に取り組みます。

いつもなら、ついつい眺めてしまうスマホにあまり触れることなく、時折、穏やかな海や火のゆらめきを眺めていると時間を忘れてしまいます。とても良い気分転換になりました。

地域もバックボーンも異なる参加者と作業をしながら会話をするのも、とても新鮮かつ楽しいです。共通の何かに取り組みながら、何気ない会話って大切ですね。オンライン生活で薄れていたモノを取り戻したような、そんな気がします。

海ラボ Before・After・Future

海ラボは日々、変化しています。参加した1日のみでも朝と夕方で一目瞭然です。さらに数ヶ月前の海ラボの姿を振り返えると、驚きを隠せません。

【Before】2022年4月23日より以前の海ラボの様子①
【After】2022年4月23日 海ラボの様子①
【Before】2022年4月23日より以前の海ラボの様子②
【After】2022年4月23日 海ラボの様子②

そして、海ラボが目指している姿は…

【Future】志摩市、英虞湾、三重県そして日本の新しい未来を創る「ソーシャルイノベーションラボ」イメージ

廃真珠工場が海ラボに生まれ変わる日。Beforeのごく一端に関われた身としても、とても楽しみです。

メッセージ「海ラボ プロジェクトへの想い」

海ラボの活動をもっと詳しく知りたい方は、川野さんのNoteやSNS、2022年5月8日まで挑戦中のクラウドファンディングページをチェックしてみてください。

そこにキレイなトイレがあったなら・・。すごいトイレがありました!トイレで進む地方創生?ソフィール

トイレって大事ですよね?

もっというと「キレイなトイレ」って大事ですよね?いや、何が書きたいのかというと・・。仕事で秘境や田舎の観光地に行くことが多いのですが、心配になるんです。キレイなトイレがあるのかどうか。

暗くて、汚くて、なんか居そうで・・。秘境にあるそんなトイレは、できるなら避けたい。ということで、つい現地入りする前にコンビニを探してしまいます。そんなトレイ事情に「待った!」をかける企業が三重県津市にあります。

決して大きな社屋ではない会社なのですが、なんと日本中にトイレでイノベーションを起こしています。

 

どんなトイレでイノベーション?

うかがったのは、しだれ梅が有名な結城神社の近くにあるアルコ株式会社。まずはトイレの模型を見せていただきました。

「ミニソフィ」というトイレはコンテナ式で移動が可能。そして「ソフィール」という仕組みを取り入れていて、汚水や汚物は微生物が分解し、きれいな水として何度でも再利用できるそうです。

水環境事業部の篠原さん

篠原さん:水道や下水道がないところでも設置できます。あと太陽光パネルで蓄電するので、電源がなくても電気が使えます。

そのように、微生物が分解する「ソフィール」とは、土壌微生物膜合併処理浄化槽で、国土交通大臣認定のシステムなのだそうです。実際にミニソフィを設置しているキャンプ場に行ってみました。

 

トイレなのにインフラがいらない!

津ICから車で走ること約1時間。野を越え山を越えてやってきたのは、津市美杉町にあるキャンプ場「Woods Land Mio」。

秘境ともいえる環境に・・、ありました!キレイなトイレ!です。

しかも広くて、快適な空間。

トイレがキャンプ場のど真ん中に鎮座しているのは、汚水などがでない証拠でもあります。明るく、清潔なので小さな子どもでも安心して使えそうです。また防災の観点からも、水道や電気などのインフラが止まってしまった際にも稼働でき、災害時にも役立ちます。

 

秘境の景勝地でも、みんな安心なトイレ。

続いてソフィールの仕組みを取り入れた環境保全型水洗トイレ「ソフィール」を見に行きました。

まずは近年、ハート型の入り江が人気の南伊勢町の鵜倉園地。こちらも、リアス海岸のくねくねした山道を車で走ると到着です。

映えポイントでもあるハートの入り江に、キレイなトイレ。このような美しい自然がある秘境でも、水道や下水道が要らないのでインフラ整備が不要です。

またバリアフリーなので、車椅子の方でも安心して絶景をたのしむこともできます。

 

富士山にも!全国約200箇所に設置

富士山新御殿場口新5合目の駐車場にも環境保全型水洗トイレ「ソフィール」があります。

ここには登山客が年間1万5千〜6千人、観光客は年間6〜7万人訪れ、キレイなトイレが必要でした。
また富士山は世界文化遺産であり、日本の美しさの象徴でもあります。したがって、富士山の自然を守るためにも、このトイレが採用され、利用者からも好評なのだそうです。

富士山だけでなく、世界遺産・石見銀山や小笠原諸島、また国立公園などにも環境保全型水洗トイレ「ソフィール」の導入は増えていて、今や200箇所以上に。今後のアルコの展望をお聞きしました。

 

トイレでSDGs?

ソフィールで使っているのは土壌微生物。その土がポイントだと東会長はいいます。

東会長

東会長:20年前からソフィールという仕組みはあったんです。東京大学が研究していました。しかし環境保全型水洗トイレに使える微生物が住み着いた土は、日本で3箇所しかなかった。その後も三重大学の微生物の先生と研究を進め、県内でも似た土はあったのですが、完璧ではなかったんです。

そして話題はSDGs6「安全な水とトイレを世界中へ」。いま世界では、3人にひとり、トイレが使えない現実があり、それが原因で清潔な生活環境が作れず、病気になるケースもあります(詳しくはこちら)。アルコは台湾やミャンマーでも開発を進めていますが、日本の土を現地に持ち込むことは法律で禁止。現地で環境保全型水洗トイレに使える土さえ見つかれば、もしくは土に改良を加えられれば、世界を変える可能性もあります。

 

動脈と静脈
いつかは返ってくるもの

最後にトイレの事業を始めた理由をうかがいました。

東会長:事業というのは人間と同じで、動脈と静脈があると思うんです。ビルや道路、町や暮らしを作ることは動脈であり、そこから排出されるものが静脈に流れて戻ってきます。人間に例えるなら、最終的に静脈を流れて自分の心臓に戻るイメージです。SDGsが叫ばれる今、静脈側を考えることも必要だと思います。

動脈側の事業は目に見えやすく恩恵も感じやすい一方、静脈側を見つめる機会は少なく、トイレなどはあって当たり前だと考えがち。山登りが趣味だという篠原さんも、この事業を担当してから意識することがあると話します。

篠原さん:登山に行く前に、キレイなトイレがあるかネットで調べることもありました。しかし利用者にとってキレイなだけでなく、環境側にも負荷を掛けず、なおかつ自然の仕組みを活かして水などを循環させることは、これからの時代に大切なことだと思います。

東会長:トイレの仕組みというのは静脈の事業のなかでも、ほんのわずかな小さなことです。でもそこが変わるだけで、大きな変化が起きる一助となればと。世界を見ることも大事ですが、まずは美しい自然が残る日本で事業を展開していきたいです。

奥深い山のなかで深呼吸をすると心が落ち着き、満ちていく力を感じます。海を染める真っ赤な夕焼けからは感動を、美しい朝日からは新しい希望を感じます。さまざまな癒しを与えてくれる自然は、大切な観光の資源でもあります。そして・・

そこにキレイなトイレがあったなら・・。

美しい自然が多く残る日本の地方は、まだ知られていない観光資源の宝庫です。そんな観光地のトイレを考えることは地方創生の実現において、見落としがちな静脈なのかも知れません。

 


 

▼環境保全型水洗トイレPV(03:44)

 

▼環境保全型水洗トイレ特設サイト

特設サイトはこちら

 

【タイアップ】
アルコ株式会社/ソフィール協会
▼企業ホームページ
https://www.alcoinc.co.jp/
▼ソフィール協会ホームページ
http://sofil-kai.net/
住所 三重県津市藤方2254-1
tel 059-213-8811

「酒粕caféわかえびす」がGW限定オープン。伊賀の城下町をめぐろう!

コロナ時代を迎えて早くも3年目の春。

中止、中止の2年間を経て、今年のGWはwithコロナとして、感染対策を徹底したイベントが復活しつつあります!

いろいろと対策を講じ、密にならないよう工夫した新しい形の伊賀のGWイベントを「日本酒関係」にしぼってご紹介します。

まずはコチラ!

 

「義左衛門」「若戎」などの銘柄で知られる伊賀の酒蔵・若戎酒造の期間限定SHOPが、5月3日、4日の2日間、上野市駅前「新天地商店街」内にオープンします。

 

伊賀鉄道「上野市駅」前にある新天地商店街。個性豊かなお店がずらりと並ぶアーケードです。

 

その名も「酒粕caféわかえびす」

伊賀市上野丸之内「新天地商店街」中ほどにあるレンタルキッチン「だーこキッチン」を借りての営業です。

若戎酒造の酒粕を使った美ドリンクや限定スイーツを販売します(テイクアウトのみ)。

 

酒粕美ドリンクは全4種類/写真提供:若戎酒造

■酒粕toきなこtoMilk/若戎酒造の酒粕を使った特製酒粕かたやきトッピング

■酒粕toいちごtoMilk/ファーマーズキタガワのいちご「よつぼし」を使用

■酒粕toチョコtoMilk/オレオクッキーとマシュマロをトッピング

■酒粕toオレンジtoSODA/蔵元若戎SODA使用。オレンジ風味甘酒ソーダ

左から「きなこ」「いちご」「チョコ」「オレンジソーダ」。写真提供/若戎酒造

 

毎年3月に行っている「若戎酒蔵まつり」の代わりに何かできないか…と、「伊賀toとことこto若戎」~酒粕café&発酵キレイを楽しむまちめぐり~と題したイベントを企画。

「酒粕caféわかえびす」だけでなく、伊賀の城下町の協力店や酒屋をめぐって楽しむ趣向になっているのがポイントです。

※蔵(伊賀市阿保)ではなく、新天地商店街(伊賀市上野丸之内)でのイベントです。3、4日は若戎酒造直営店「蔵元ショップ」はお休みです。

亀山市「瑞宝軒」の龍乃髭ハードバウム「酒粕」を数量限定販売。カット300円、ホール1,500円(いずれも税込)。写真提供/若戎酒造

 

「酒粕caféわかえびす」では、お酒の販売はありませんが、城下町の協力酒屋5店舗でイベント限定の秘蔵酒をそれぞれ販売します。

【イベント限定秘蔵酒リスト】

酒の関所なべ重 限定・純米吟醸 若戎 神の穂 生原酒

伊賀越 銀座店 限定・純米大吟醸 若戎 斗瓶取り 雫酒29BY

ヴァインケラーハシモト限定・純米吟醸 若戎 神の穂 瓶燗火入れ

伊賀酒仙閣(株)菊野商店限定・純米吟醸 若戎 神の穂 原酒 中取り

名酒商・ナガタヤ限定・純米吟醸 若戎 三重山田錦 原酒 零下熟成

これはすべてのお店をめぐってコンプリートしたくなりますね!

 

このほかに、和菓子店、鮮魚店、飲食店など8店舗の協力店で、若戎酒造の酒粕やお酒を使った商品を販売。1カ所に集うのではなく、城下町を「とことこ」歩いていろんなお店をめぐりながら、若戎のお酒や関連商品を楽しむことができるのです。

しかも…協力店で対象商品を購入するともらえる「特典チケット」を3枚集めて「酒粕caféわかえびす」へ持って行くと粗品がもらえるそうですよ!

協力店詳細については、若戎酒造さんのSNS投稿をチェックしてください▶instagram@wakaebis

 

さらに、日本酒好きさんに朗報!

5月3日(祝)は、同じく新天地商店街にあるONOにて「GWの日本酒バル」を開催。若戎酒造呑み比べセット(イベント限定秘蔵酒+シン・真秀+酒アテ)をはじめ、全国各地から厳選した銘酒が立ち飲みできます(※混み合う場合は入場制限を行う場合もあります)

ONO外観。店内はスタンディング。外席もあります。店前では「SIDEKICK」の燻製も販売。

「日本酒バル」詳細についてはコチラをチェック▶instagram@ono_0595_51_7955

 

さらにさらに、新天地商店街から徒歩10分程度のところにある「菊野商店」では、5月3日、4日の2日間限定「GW特別有料試飲会」を開催(要予約)。60分の入替制で、若戎酒造のお酒をはじめ、伊賀酒約20種類が楽しめるそうです!

菊野商店ホームページ▶https://www.kikuno-co-ltd.jp/

 

伊賀鉄道に乗って「上野市駅」で下車したら、思い思いに城下町をめぐって、食べたり、飲んだり、お買い物したり。

今年のGWは、ゆったり、のんびり少人数で楽しむ伊賀の酒旅はいかがでしょうか。

伊賀鉄道「上野市駅」の駅舎は大正6年に建てられた木造建築で、天井の高いマンサード屋根が特徴です。

 

上野市駅前広場に佇む俳聖・芭蕉翁像。横断歩道を渡るとすぐ「新天地商店街」です。

 

 

【おまけ】上野市駅前撮影ポイント

正式名称は「上野市駅」ですが、2019年より愛称の「忍者市駅」を併記。正式名称より愛称のほうが大きく表示されている…。
マンホールマニアの方必見、ポケモンコラボのマンホール。上野市駅前にあります。
ちなみにこちらは普通の伊賀のマンホール。これはこれで可愛い…。
伊賀鉄道「忍者列車」のデザインをしてくださった漫画家・松本零士氏先生とのご縁で、駅前には「鉄郎・メーテルブロンズ像」があります。現在はマスクバージョン。

伊勢志摩でロケの大半が行われた 井浦新×成田凌共演『ニワトリ☆フェニックス』

井浦新と成田凌が出演する、かなた狼監督映画『ニワトリ★スター』から4年がたった今、主要キャストが続投され『ニワトリ☆フェニックス』として制作された。伊勢志摩でのロケが大半ということもあり、この映画を三重県民的にもチェックしておきたい!



『ニワトリ★スター』は2018年に公開された映画。そこから2年後の2020年5月に、かなた監督、井浦さん、成田さんの発案でリモート作品「ありがとう」が発表された。新型コロナウイルス感染拡大し、初の緊急事態宣言が発令されている中の出来事だった。すでに完結していた物語からはみ出し、主人公である草太と楽人(井浦新)と楽人(成田凌)として自由に楽しむ二人の様子を見られる作品。それから2年、『ニワトリ★スター』の続編ではなく、新たに生まれ変わった、前代未聞の再構成映画として『ニワトリ☆フェニックス』が全国公開されます。

井浦新さん、成田凌さんを始め主要キャストももちろん再集結。紗羅マリーさん、LiLiCo さん、津田寛治さん、阿部亮平さん、奥田瑛二さん。菊熊政トリオのシャックさん、マグナム弾吉さん、佐藤太一郎さんなどなど、スターの登場人物たち。ジョーブログさんや火野正平さんなど、新たなキャストたちによって、一体どんなストーリーになっていくのか!

『ニワトリ☆フェニックス』あらすじ

幼なじみの草太(井浦新)と楽人(成田凌)は、いるはずもない火の鳥を探す旅に出た。
大人になり、それぞれの人生に漂う暗い影。
何かから “少しだけ逃げたかった”束の間の逃避行。
そして物語りと並行する謎の花嫁(紗羅マリー)の存在。
裏社会の追手、寂れた妖怪スナック。 SM城の一味や、農業ラッパー、自転車旅の青年、悟りを説く僧侶、誰もいない映画館の館長などなど。
あてもなき珍道中で草太と楽人が出逢う様々な登場人物。
旅に散りばめられた人生のヒントや彩り。果たして主人公達が探す火の鳥とは??

笑って、泣いて、また笑う。
”ロマンチックな凸凹ロードムービー”。

『ニワトリ★スター』をご覧になった人ならば、楽人が最後ああなってしまったことを心のどこかでくすぶっていることでしょうが、再構成ということもあり、もしかしたらもしかしたらなのか…!?

フェニックス、不死鳥、一体どうなってしまうのか。伊勢志摩で撮影された”いるはずのない火の鳥を探す楽人と草太の2人の旅物語”三重県民として、めっちゃ気になるやつー。

そして、伊勢志摩でのロケということもあり「あ、あれあそこやん!」みたいな場所を探し当てる三重県民に与えられた特権的な楽しみも…!?

https://niwatoriphoenix.com/

インスパイアソング

そんな『ニワトリ☆フェニックス』にインスパイアされ、玉城のアカトキのオーナー純れのんさんより、楽曲「universe」が2022年4月20日(水)に各配信サイトにてrelease!映画を見た後ならばより響く曲になってしまう…

https://lit.link/junlenon

https://spinnup.link/518177-universe

以下純れのんさんよりコメントを頂きました。

ニワトリフェニックスという物語の中に何度も頭の中で旅をしてこの歌を書き下ろしました

ボクがニワトリフェニックスという映画の中に感じ取った
生と命

この映画を通して生きることの意味や理由を知れたこと
大切にする必要のある愛を理解できたことを
少しでも多くの人に伝えたい

この映画の中にある愛と感謝が皆んなに伝わるきっかけになる”モノ”にuniverseはなりたいです

いつかのバス停

はがれかかっているもの。
醸しているもの。

そういうものに反応してしまいます。
そこに、ちょっとした「ぐっ」とくるものがあればなおさら。

そんな出会いはここでした。
大台町大杉谷地区。
宮川の源流が流れる山奥にありました。

 

宮川中学校スクールバス曽根停留所

錆びの加減、ターコイズブルーのトタン。
ビールケースのイエロー。
なつかしい事務椅子も馴染んでいます。

ちょっとアンバランスなカクカクしたフォント。
だれかのバス停。

すぐよこには、切り立つ山々と宮川の風景。
自然のなか、静かな時。

 

三重交通 安濃岡南バスのりば

背景に田んぼと空が広がる。
家の近所のバス停です。

子どもたちは高校生になるとバス停まで自転車でいき、それぞれ電車などで学校に通います。そんな日常。

 

津市コミュニティバス老ヶ野

大杉谷や安濃のバス停を見つけたときから、車を運転しているとローカルなバス停が気になってしまうのでした。

ここは美杉町。
小さな茶畑とカーブミラー、飛び出し坊やの具合になんだか落ち着きます。

こちらも山々の風景がきれいなところです。

 

鳥羽市コミュニティバス石鏡港

写真奥にはワカメが干してあります。
生ワカメの口開け(解禁日)に取材でいきました。

カラフルな港。

カラフルな地蔵。

背負われているカゴもカラフル。

 

津市コミュニティバス上村橋

小雨が降るなか美杉を車で移動中。
アイアンブルーとベビーピンクの配色。

だれかの小さな愛。

醸している系のバス停によく登場する酒のケース。
これは傘立てだろうか。

 

三重交通 中之郷バスのりば

飯高の森を取材したあと、なんとも春なバス停を発見。

見上げればさくら。

飯高のかっこいい山々。

 

三重交通 西団地バスのりば

買い物の帰り道、住宅街で見つけたバス停。

だれかの小さな愛。

バス停で感じるノスタルジックな時間。

つづく・・。

 

多様な人材が集うコ・クリエーションの場「ミエラボ」に高校生が訪問!

土曜日の昼下がり、とある建物に入った高校生たちは口を揃えて「おおぉー」と声を響かせました。

ガラス張りでとても開放感のある空間には、研究室やオフィス、打ち合わせや寛ぎスペースなどなど。棚には、普段よく目にしているお馴染みな商品から、色鮮やかな製品が展示されています。

ここは三重県松阪市大口町にある「ミエラボ」。多様な人材が集うコ・クリエーションの場として、保冷剤や作業用手袋の製造を営む三重化学工業株式会社(以下、三重化学工業)が新たに立ち上げた部門、それが「ミエラボ」です。

今回、「ミエラボ」を訪れたのは宇治山田商業高校の高校生たち。ビジネスプランコンテストで三重化学工業とのコラボをきっかけに、2022年2月に完成した「ミエラボ」を初訪問することに。本記事では、そんな高校生たちのミエラボ訪問の様子をご紹介します。

こんなところで働いてみたい。ミエラボを見学。

実験室を覗く高校生たちと、引率の黄山さん。

三重化学工業の水谷さんにご案内をいただき、ミエラボ内をまずは見学。

ー水谷さん「ここは、実験室です。例えば打ち合わせの際にちょっとサンプルを作れる、そんな空間になっています。」

ー水谷さん「ここが、事務所になります。モニターに映っているのは製造現場です。」

保冷剤や作業用手袋などの製造現場をリアルタイムで映るモニターにはマイクも内蔵されていて、いつでも会話ができます。

建物内の寛ぎスペース。
寛いでみる高校生たち。

そして、靴を脱いでくつろげるスペースも完備されています。

「うわぁ、おしゃれ!」、「すごすぎる。」と高校生たち。普段、なかなか訪れることのない企業訪問、しかもミエラボという新しい取り組みの場に目を輝かせました。

三重化学工業の商品も展示されています。

限られた時間でやり抜く力。ビジネスプランを振り返る。

高校生たちは三重化学工業と連携して、高校生や、デスク作業が多い大学生や社会人に対して、目や手足のケアなどの用途で使える保冷剤を開発するビジネスプラン「パズルジェル~温めることもできるカスタム保冷剤~」をまとめました。

ミエラボのミーティングデスクに専務取締役の山川輝さん(以下、山川さん)も合流して、ビジネスプランの振り返りと感想を共有し合いました。

三重化学工業で製造されている保冷剤は、いろんな種類があります。

ー高校生「経験が大切だと感じました。今回、実際に保冷剤を作らせてもらった経験があったからこそ、ビジネスプラン発表会で受け答えができて。実体験はすごい根拠になり、説得力のあることを学びました。」

ー山川さん「実際に形に出来たのは良かったよね。空想上で終わってしまうとそれこそ、寂しい。形まで持っていけただけでも、とても良かったと思います。」

限られた時間の中でやり抜いたこと。最近、山川さんは従業員に「GRIT(グリット)やり抜く力 」の話をされるそうです。

普段仕事をされる中で、自分の中で絶対にやり抜くという気持ちがあれば、技術は後からついてくるかもしれません。ただ、それはとても難しいことで、誰もができることではないと山川さんは話します。

自宅の冷凍庫におそらく入っている「スノーパック」は、三重化学工業の商品。

ー高校生「一番びっくりしたのは、知らないだけで身近にはすごい場所がいっぱいあるなっていうことです。目に見えない高い技術力を持っていたり、企業名を知らなくても商品名は知っていたり。教えていただいて、すごく勉強になりました。」

ー山川さん「今回の経験で皆さんの同年代、もっと言えば社会人でも知らないようなことが頭にいっぱい入っていると思います。それを、今度は自分の言葉でアウトプット+実行して、自分のものにする。そこまで、落とし込んでいけると良いと思います。」

ビジネスプランプランの取り組みでの学びや経験は、漠然と思い描いていた将来を描けるようになったと話す高校生も。山川さんや水谷さんも、色んな気付きや刺激をもらったと話しながら、終始、和やかな雰囲気がミエラボ内に広がっていました。

カードゲームで楽しく。アイデアや働く信念を見える化。

ブレストカード(面白法人カヤック製)

ビジネスプランの振り返りを終えた後、せっかくなのでこれをやりましょう、と水谷さんが取り出したのは・・・「ブレストカード」

「ブレストカード」は、ビジネスや様々なシーンでの発想力を鍛えられて、チームワークの向上や頭の体操にもなるカードゲームです。

水谷さんからルール説明。

ざっくりとしたルールは、お題を決めた上で、1人2枚ずつを引いたカードの絵柄にあったアイデアを話します。そして、良いと思うアイデアにチップをかけて、チップを取り合うもの。

そびえ立つ壁と手紙のカードを眺めて、一考中。
手矢印のカードでアイデアを話す様子。アイデアにのっかる二人。

「むずかしー」と頭をひねりながら、アイデアを出し合う高校生たち。おおぉとうなるアイデアが飛び出たり、それってどういうこと!?と突っ込みを受けるアイデアが出たりと、白熱したアイデア発表合戦が繰り広げられました。

わがままカード(株式会社サイボウズ製)

続いて、付添いの株式会社Dream3.0の黄山さんが取り出したのは「わがままカード」

働くことに対して、自分が何を重視するかを語り合うゲームです。手持ちのカードは5枚で、カードを1枚引くごとに自分が重視するカードを残し、そうでないものを捨てます。最終的に残ったカードで、自分が最も重視する働く価値が見える化されます。

先ほどのブレストカード同様に、うーんと頭をひねりながらカードを取捨選択する高校生たち。

手札から除外したカードは、その理由を説明することで、共感や自分とは違う価値観を知るきっかけに。最後はそれぞれ残したカード5枚を発表!

競争、合理性、完璧、人、影響力、創造性、協調などなど。働く上で大切にしている価値観も、5年後、10年後には変わっているかもしれません。高校生目線、社会人目線でそんな話も語り合いながら、価値観を楽しく共有し合いました。

学びや経験を得て、それぞれのターニングポイントへ。

●ミエラボ訪問後の高校生の感想抜粋

  • 「人それぞれ言葉の捉え方が違って 納得することだったり、驚くようなことがありました。人と話し合うことで、新たな考えが生まれるとはこのような事なのだと感じました。 」
  • 「ミエラボがとても綺麗な場所で驚きました。1つの建物に様々な空間があって、仕切りがなく、アットホームな感じでとても良かったです。」
  • 「1番印象に残ったのは、三重化学工業株式会社の仲の良さです。上下関係の使い分けが凄く上手くて、本音を先輩に言えるからこそ、あんなに良い商品を作れるんだなと感じました。」
  • 「(わがままカードに関して)私は全体的に内心が安心するような価値観を残していたので、将来仕事に就く時にこの価値観を重視するんだなと思いました。けれど、これは今の価値観なので、仕事に就いて色んな経験をしたら価値観も変わっていって、今とどのくらい変わったのかが気になりました。」

参加した高校生たちは新年度から3年生となります。就職や進学、それぞれが自分の道を選択する年。今回のビジネスプランでの取り組みやミエラボへの訪問で得た学びや経験が未来へのステップに繋がっていく、そんな印象を受けました。

人と人の繋がりが広がったり、新しいアイデアが生まれたり…成長した高校生たちがミエラボを再訪した時、想像もしていなかった化学反応が起こるかもしれません。

全国1億2000万人の煮魚ファンへ贈る!漁村のローカル食堂・西村食堂

石鏡はなんだか離島と町並みが似ている

ワカメの口開け(漁期の開始日)に別件の取材で鳥羽市石鏡に行きました。
2月8日、気温はまだ低く朝8時に堤防から海女さんの漁を見学と撮影。
丘ではダウンを着込んでも震えるような寒さ。
そんななか、海に潜りワカメを刈り取る海女さん。

天日で干す乾燥ワカメ

こうやって獲れたワカメが日本の日々の食卓を支えています。
本当に感謝の気持ちが溢れます。
漁の時間は獲りすぎないように、1時間10分と決められているそうです。

取材をしながらワカメ干しのお手伝い。
途中、手作りのお餅を珈琲をいただきました。
(インターン生の若者はお餅3つを食す、若い!)

写真左手に西村食堂

取材も終わり、昼食へ。
石鏡の港の前にあるローカル食堂・西村食堂へ。

チェリオの自販機は100円〜

さて、お待たせいたしました!
全国1億2000万人の煮魚ファンの皆様!
その一人でもある私は、迷わず煮魚定食を注文。

そわそわと待つなか、同行していたインターン生が注文した刺身定食が到着。

ボリューム!
ドーンとお刺身だけではない!
焼き魚や魚フライも!

「どれだけ食べても刺身がなくならないっす!」
とインターン生。
そんな訳はないのですが、それくらいボリューム感があるそうです。

さて、お待ちかねの煮魚定食です!

ボボボー!
ボリュームがすごい!
鳥の丸焼き、半分くらいはありそうです。
41年生きてきてこのボリューム感の煮魚は初めてです。
そして魚フライ付き、だけではくお刺身も付いています!

この日の煮魚はブリとカンパチ。
いただきます!

むぅー!
おいししいです!
カマ的な部位は食感もよいです!
部位によって味わいが違うので食べがいがあります。

骨にしゃぶり付きながら食べ進めます。
これは・・「どんだけ食べても煮魚がなくならないっす!」
というくらいのボリューム。

左手で魚の骨を押さえて食べ急ぎました。
帰りの車のハンドルは若干、煮魚のニオイでした。

かわいらしい装いのお地蔵さん

町内放送で朝は鳥羽一郎さん(兄)、お昼には山川豊さん(弟)の歌が流れる石鏡町を後にして志摩方面に向かう道すがら・・相差方面にリアス海岸の絶景。

「This is the 地球だなー!」と、いつも感動するのでした。

 


 

おまけ動画

 


 

西村食堂
鳥羽市石鏡町336-1
tel 0599-32-5578

 

ビジネスプラン入賞の高校生チームが企業訪問。経営者や社員からビジネスや人生観を学ぶ。

「子育て応援と、子どもたちのアイデアを生かせる社会をつくる!」

歯磨き体験ができるイベント企画や、歯の矯正費用の後払いサービスなどにより、子どもたちがたくさん笑える社会をつくります。

何だかとても気になるタイトルとサービス内容です。実はこちら、2022年2月20日に開催された三重県高校生ビジネスプランコンテストで発表されたビジネスプランのひとつ。

未来の起業家になるかもしれない高校生たちの取り組みって気になりませんか?高校生たちがどんな取り組みをしているのか、ぜひ本記事で覗いてみてください。

三重県高校生ビジネスプランコンテスト2022について

「マナビバミエ若き起業家育成事業」は、将来、起業したり、就職先で新規事業を提案する力を育むことを目的とした、三重県の事業です。

2021年6月より三重県の応募によって募った高校生33人、12チームが起業家や経営者と話し合いながら、ビジネスプラン作成に取り組んできました。

そして、高校生たちが練り上げてきたビジネスプランの最終発表の場として、2022年2月20日に三重県高校生ビジネスプランコンテストを開催。

厳正なる審査の結果、【まだ着れる制服は再利用しよう!「Revive wear (制服リサイクル事業)」】が最優秀賞に、【子育て応援と、子どもたちのアイデアを生かせる社会をつくる!「フューズ」】が優秀賞に輝きました。

高校生たちの真剣な眼差しに応える三重県の企業人。ビジネスの心得が満載な特別な2時間。

三重県高校生ビジネスプランコンテストを終えて約3週間が経った頃。優秀賞に輝いた【子育て応援と、子どもたちのアイデアを生かせる社会をつくる!「フューズ」】チームの高校生たちは、三重県を代表する企業「辻製油株式会社(以下、辻製油)」を訪れていました。

辻製油のテーマは「きれいと健康、そしておいしさ。」

辻製油株式会社 会議室にて。

高校生たちを温かく迎えいれたのは、辻製油 辻会長、経営企画本部 総務部の瀧澤さん、アグリ事業本部 営業部の浅沼さん。高校生は現地訪問3名、オンラインで1名の計4名が参加しました。

ビジネスプランを実現するための心構えや姿勢などを学ぶ貴重な機会に、高校生たちは少し緊張しながらも表情は真剣そのもの。

まずは双方で挨拶を交わした後、15分の会社紹介映像で辻製油について学びます。

辻製油では、天然素材からコアテクノロジー「搾油・抽出・酵素技術」によって

  • とうもろこしから、コーン油やセラミド
  • 菜の花から、なたね油
  • 大豆から、レシチン
  • 魚のウロコから、コラーゲン

を開発。製油事業・機能性事業・アグリ事業の大きく3つの事業を中心に、多様なニーズに応える高品質な製品を安定供給されています。また、最先端テクノロジーを取り入れたミニトマト栽培やバイオマス熱利用といった、農業や環境分野などで社会課題にも取り組まれています。

人マネをせずチャレンジ!副産物からオンリーワン製品 誕生秘話。

こちらが、辻製油の辻会長

ー高校生「レシチンのことをあまり聞いたことがないので、どんなものかお聞きしたいです。」

普段、日常生活をしていて聞きなれないレシチン。質疑応答タイムで、高校生から辻会長に質問が飛びました。

ー辻会長「レシチン知らなかった?レシチンをあなた達はたくさん食べていますよ。チョコレートって好き?チョコレートには必ずレシチンが入っています。」

レシチンがなかったら、チョコレートは作れないというお話に驚く高校生たち。ペンを握りしめてしっかりメモをとります。レシチンとは、ものすごく簡単な言葉で表すと、水と油を混ぜる役割を持つもの。食品では「乳化剤」、洗剤や化粧品においては「界面活性剤」と呼ばれています。

ー辻会長「僕もね、ひとつの経営理念があるんです。人マネをしない。誰もやらないことにチャレンジしたい。」

辻製油株式会社が大豆レシチンの研究開発を開始したのは、今から約53年前に遡ります。油を搾る過程によって得た副産物「レシチン」。手間暇がかかる上に臭いもあり、誰も見向きもしなかったそうです。そんな中で、辻会長はレシチンの可能性に注目しました。

そして、約3年の月日をかけて最初の「高純度レシチン」が完成します。「高純度レシチン」は、天然の乳化剤として注目を集め、化粧品メーカーをはじめ全国各社から注文が殺到。今では工業用品から医薬品まで、幅広く使われるようになりました。また、研究開発によって有効成分だけを取り出す技術を確立。どんどんと新しい機能が見つかっています。

ー辻会長「ここまでくるのに、約50年かかってるんですよ。僕は発想しただけで、社員がコツコツコツコツと研究開発を進めてくれています。」

商品パッケージを包むのは、近所のおばあちゃん。

オンライン参加の高校生からの商品パッケージについての質問!

身近なところに仕事があること。当たり前のようで、実はとても幸せなことなのかもしれません。

ー 浅沼さん「(辻さん家の新感覚調味料の)商品パッケージを作ってくれているのは、会社近所の72歳のおばあちゃんなんですよ。」

商品在庫が少なくなってきたら、おばあちゃんに連絡。すると、「わかりました。」と商品パッケージを作りにきていただけるそうです。

近所のおばあちゃんに仕事をお願いできることは、ひとつの地域貢献だと思います、と浅沼さんは話します。

辻さん家のかおる柚子
お土産用には、和紙で包まれたパッケージが人気。
汁ものなどにサッとかければ、フワッと柚子の香りが広がります。

辻さん家の新感覚調味料シリーズをお店で見かけた時、商品を包んでくれている72歳のおばあちゃんの姿が浮かんできそうです。

高校生のビジネスプランに、エールを贈る。

高校生たちが考えたビジネスプラン【子育て応援と、子どもたちのアイデアを生かせる社会をつくる!「フューズ」】では、「子どもの声を主張できる平等な社会」をビジョンに掲げています。

高校生たちは、日常生活の中で困ること、不便なことをチームメンバーで挙げて、いくつか候補のある中で歯磨き粉に着目。最初は容器の形を改善するところから始まり、歯磨き粉に関する調査も実施してきました。小さなお子様を持つ家族から「子どもが歯磨きをしてくれない。」という生の声を拾い、どうしたら子どもに歯磨きを楽しんでもらえるか?というテーマにたどり着きました。

また、「歯の矯正」にも着目。金銭面などで、子どもが歯の矯正ができない問題に対して、後払いシステムのプランを考えたり、消費者へのインタビューを元にした企画提案や、オリジナルの歯磨き粉の製造委託などを、ビジネスプランに落とし込んでいます。

自分たちのビジネスプランを理路整然かつ端的に説明をする高校生に、素晴らしいと辻会長が一言。

ー辻会長「人生なんて一瞬。その時にちゃんとやっておかないといけない。歯磨きもそう。虫歯になって歯が抜けてしまったら、もう生えてきません。これは大人になって分かることです。結局、人間は積み上げ。大人になってから後悔しないようにどうしたらいいかって言うのを、これからも子どもたちに教えていくのも大切かなって、今の意見聞いて思いました。」

約1時間30分、ビジネスや人生観、素朴な疑問まで、他にも記事では語り尽くせないほど、辻製油株式会社のお三方に何でもお応えいただきました。

ー高校生たち「本当に貴重がお話をありがとうございました!」

人と人で繋がるご縁。未来の令和に向けて。

再生エネルギーを活用してトマトを栽培するハウスを見学。
うれし野アグリとうれし野ラボ工場内も見学。

会議室での交流後は、瀧澤さんと浅沼さんに工場をご案内いただきました。

うれしのアグリのトマトハウス、うれし野ラボの工場を見学します。原料庫やわさびオイルを充填する作業、黒にんにくドレッシングの調理作業など、商品製造の一部の工程をご案内いただきました。

初めて見る商品製造の現場に、白衣を身にまとった高校生たちは興味津々。会議室でも工場内でも、目を輝かせながらしっかりメモをとっていました。

●訪問後の高校生の感想抜粋

  • 「辻製油さんの企業理念である「人真似はしない」というのが、新しい事業を生み出していってるんだなと思いました。」
  • 「質問させていただいた時、いっぱい「縁」という言葉が出てきたので、いつも両親から言われていたけど、やっぱり人との繋がりは社会でもすっごく大切なものになるんだなと改めて思いました。」
  • 「話を聞いていくと、いろんな商品は人とのつながりで生まれてるというようなことを言っていて、人とのつながりはビジネスにおいて必要不可欠なんだなと思いました。」
  • 「私が1番印象に残った言葉が「本気度があるかないかで決まる」です。これは何に対しても言えることだと思います。私も本当に叶えたい夢は何なのか、その夢が見つかって、それは本気でやりたいことなのか、それをきちんと考えて将来を決めようと思いました!」

ビジネスプランを考えて、コンテストで優秀賞を受賞し、そして辻製油さんを訪問することになったのもご縁です。

辻会長の経営者としての考え方や人生観、瀧澤さんや浅沼さんのお仕事に取り組む生の声をお伺いしたことは、高校生たちはとても刺激的だったことは間違いありません。

5年、10年、20年後・・・成長した高校生たちが活躍する未来。想像すると、何だかとてもワクワクしてきます。

「梅」と「牛」、思ひのままに『菅原神社』を巡ってみた。~2022.3.13~

三重県鈴鹿市国分町にある菅原神社。

菅原とは・・・平安時代の学者・政治家、菅原道真のことで、

菅原神社は、菅原道真公(以降、道真公と称します)をお祀りしている神社です。

 

福岡の太宰府天満宮や京都の北野天満宮など、天満宮と呼ばれる神社はすべて道真公を祭神としていて、こちらの神社は、天満宮とは書かれていませんが、天満天神宮と書かれています!!

「天満天神」とは道真公の没後に贈られた神名であって、

天満天神宮や天満宮と名が付く神社はすべて、道真公が祭神ということなんですね!!

正面の鳥居前には梅の木が迎えてくれます。

 

 

鳥居をくぐると参道はこんな感じです。

本殿に向かって緑の参道がまっすぐ続きますが、

 

左側には・・・・

右側にも・・・・

梅林が!

 

梅に囲まれています!!

道真公に縁のある神社には、必ずといって梅があるのですが、その理由は道真公が詠んだ歌には梅の花を詠んだものが多く、こよなく梅を愛していたからだそうです。

 

梅苑の様子は後述しますが、参道をさらに進むと階段があって、

狛犬ではなく、狛牛が迎えてくれます!!

 

そして、正面には本殿。

 

また、本殿の近くに

諸病平癒の神使の撫牛さま。

 

狛牛に撫牛と、道真公は梅だけでなく「牛」とも関わりが深くて、天満天神さま(道真公)の使いとされていているそうです。

その諸説は色々とあるとのことで、

道真公が丑年丑の刻に生まれたとか、

道真公が京都から大宰府に左遷された時に刺客に襲われた際に突然に現れた白牛のおかげで助かったとか。

 

そしてまた、菅原氏は代々続く学問の家系で、道真公は優れた学者であったことから、学問の神様として信仰されてます。

 

絵馬掛けには、多くの合格祈願があって、

「合格の道“満天道”」という道もありました!!

受験や受検する人は是非とも通りたいですね!!

合格の道を抜けて行くと、再び参道のところに降りてきて・・・

今度は「連理の賢木“縁結びのご神木”」があって、ご縁にも恵まれそうで、見どころいっぱいです!!

 

さてさて、見どころと言えば、

冒頭あたりで触れさせていただいた『梅』についてですが、

本堂近く、先ほどの絵馬掛けがあるところの側には、

『飛梅』なる梅の木がありました!

道真公が大宰府に左遷される前に詠んだ歌に、京の自宅の梅の木が応えたのか、大宰府に到着した日に、梅の木が一夜にして飛んで来たという飛梅伝説。

この菅原神社にもありました!!

この梅の木も飛んで来たのかな?と思うと、ワクワクしてしまいますね!

 

そしてまた、この近くには、こんな梅の木が!!

同じ梅の木から、白梅と紅梅が咲いていました!!

『思ひの麻々』というそうです!
なるほど!!

紅く咲こうか、白く咲こうかと、思いのままに咲いているではありませぬか!!

ワクワクしてしまいます!!

 

お詣りをしたあとは、ゆっくりと梅林と梅苑を堪能。

訪れた日はちょうど見頃を迎えていて、こんな様子でした。

 

梅林は、白、紅、ピンクの枝垂れ梅が咲き誇っていました。

梅林を見渡せる休憩所では、すごい高級そうなカメラを持っていらっしゃる紳士がいらっしゃって、お声かけすると、

鳥を撮っていると、時折、梅の密を吸いに飛んできた野鳥(メジロ)にシャッターを切っていらっしゃいました。

 

また、梅苑は、ピンクと紅梅の枝垂れ桜を鑑賞できる小径があって、散策しながら鑑賞できるようになっていました。

こんなに素晴らしい梅苑があるとは感動で、行き届いた手入れに頭が下がります!!

 

なお、梅苑の美化協力金をお願いしているとのことで、訪れた際には是非とも協力したいものですね!

 

思ひのままに歩てみた菅原神社、見どころいっぱいで素敵なところでした!

 

 

菅原神社

〒513-0013 三重県鈴鹿市国分町811

https://www.google.co.jp/maps/place/菅原神社/

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/飛梅

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/メジロ

 

 

 

 

全ページ袋とじの本「Inside Out」。最後に顔が見える不思議なアートブック。

坊主頭にヒゲづら。
オーバーサイズのシャツとパンツ。
金のネックレス。

こわそう、と思う。これは日本だけでなく世界の多くで共通の認識なのだそう。何十年か前に、体格の良い日本代表の高校球児たちが坊主頭に学ランで米国に遠征したとき、現地の人が怖がったという笑い話もある。

恐怖や危険を感じる先入観は、ときに身を守るために必要だと思う。しかし見た目による先入観にとらわれ過ぎることは、人の内面を知る際にじゃまになることもある。言葉では言い表しにくいそんなニュアンスを、爽快に表現したアートブックをご紹介します。

 

Inside Out

この本には30の国と地域から59人が掲載されている。

全ページ袋とじの仕様になっていて、折り目を切り開くまで掲載されている人の顔は見えない。

登場するすべての人に同じ質問を投げかけていて、それぞれの思い出や考え、想いなどが綴られている。
それらを読み切ったところで、折り目を開き顔を確認する。
はじめに想いに出会う、というコンセプトの本。

質問は
1 今まで一番辛かったことは?
2 どうやってそれを乗り越えましたか?
3 今一番欲しいものは?
4 それはなぜですか?
5 最近一番感情が動いた出来事は何?
6 あなたにとって何が幸せですか?
7 明日の予定は?
8 10年後、どこでなにをしていますか?
9 今の日時を教えてください。
10 これを読んでいる人に何か一言お願いします。
という項目。
本の最後には自分で書き込む袋とじページが用意されている。

いくつかのページの質問と回答を読み、実際に折り目を開いて顔写真を見た。

年配の人と思って開いたら意外と若かったり、その逆だったり。
質問の答えがネガティブなのでどんな人かと折り目を開けば、明るく元気そうな人もいた。

inside outを制作したのは三重県出身在住の葛西博実さん。
中学校の美術科教員、グラフィックデザイナーなどの仕事をしている。
本についてうかがうと「そもそも私自身、見た目に自信がないです」とはにかみながら話す。

この本に登場する国内外の人々は、葛西さんがデンマークに留学していた時に出会ったり、その友人に紹介してもらった人も多い。
そして葛西さんは留学先で感じたことがあったという。

葛西さん:どこの国の人だから友だちになるとか、外国人を紹介して、といわれたときに違和感を覚えました。そういうハードルはいったんフラットにして、気持ち良くお話ができればいいのにと思っていました。

海外ではアジア人への偏見も感じつつ、多国籍の環境で暮らしていると思うことがあった。

葛西さん:国や人種が違っても、好きなこと、興味のあることはあまり変わらないんだなと。人間、そんなに違わないものだと思いました。

本を半分ほど読み進めた当たりで、それぞれの答えが似ていることに私も気がついた。特に最初「今までで一番辛かったことは?」という質問に対して、大切な人との別れ、勉強や仕事での失敗などを挙げる人が多かった。そして「それをどう乗り越えたのか?」という質問にも、家族の励ましや時間の経過などの答えが多かった。人間、そんなに違わない。

本を読み終えるころ、全59名の人生の一部垣間見ていると、なぜだか少し元気が出てきた。
いわゆるメディアに掲載されている何か特別なことをやり遂げた人のインタビューでもなければ、歴史上の偉人の話でもない。語弊を恐れずに書くと世界の各地で、普通の暮らしを営む人たち。

葛西さん:誰だって苦しいことを乗り越えてきて、それが考えや哲学になっています。その言葉が人を感動させる。読んだ人に前向きな気持ちになって欲しくて、最後に自分のためのページをつくったんです。

60人目のページに、自分で自分をインタビューしてみる。
はずかしくて、ここには書けないが・・、えぇ。
人間、そんなに変わらないものです。

 


 

※本は一冊ずつ作者による手作りです。

詳しくはお問い合わせください。

 

地元食材にシェフが魔法をかける。物語を紡ぐ場所。ギャラリー&オステリア 絲とmichi

 津市にあったオステリア・ミチが伊賀市に移転、ギャラリー&オステリア、『絲とmichi』として、2021年にオープンしました。築60年の一軒家をみずからリノベーションしたお店は、元の家のよさを生かした素敵なつくりでした。しあわせな家の記憶のおしゃべりが、どこからか聞こえてきそうな暖かい雰囲気です。住宅街にこっそり現れる、おとなの童話のおうちみたい。

 

<11月のある日のメニュー>

soup ふき

物語のイントロダクションのようなワクワクするスープ。

里芋とゴルゴンゾーラ

デザートと見まごうようなタルトの上に里芋とゴルゴンゾーラという初めての組み合わせ。

zuiun椎茸の包み

地元伊賀市の瑞雲ファームの椎茸を使った一品。そば粉のクレープに包まれた肉厚でしっかりとした椎茸に柚子の香りがほんのり。

蛸の煮込み

まるでおでんのふりをした蛸。紫キャベツのザワークラウトとパセリソースでイタリアン。

燻製鰯とフェンネルのスパゲティーニ

とよさ豚のロースト セージのクリームソース

完全自社配合した飼料で育てられた伊賀市のブランドポーク、とよさ豚のロースト。とよさ豚は「ひとと同じご飯を食べている」そう。庭のセージを使ったソースが甘みのあるお肉にぴったり。

自家製パン

竹炭入りのパンは庭の大きな石をモチーフにしている。パンにも物語が宿っている。

ティラミス

珈琲or紅茶

茶菓子

 素敵な器で提供されるのは、自家製の野菜や地元の素材を生かし、アイデアと、不思議な魔法がかかったような料理の数々でした。

 ていねいに編まれた物語を読むような時間を過ごすことができる、そんなお店です。

絲とmichi

住所:〒518-0836伊賀市緑ヶ丘本町1709-2
TEL:059-223-1168

※予約制のため、お店にお問い合わせください。

<7月のある日のメニュー>

とうもろこしのスープ/ファーマーズキタガワのエコスイート/ファームの景色’茄子と無花果/ボンジョルノのフレッシュトマトスパゲティーニ/とよさ豚のロースト シェリービネガーと珈琲スパイス/ナッツとドライフルーツのカッサータ/酒粕とパイナップル/珈琲or紅茶/茶菓子

これからの尾鷲について、世古米穀店と一緒に考えてみた。

高齢化は日本全国ですすんでいるけれど、特に一次産業が盛んな街や田舎の方はそれが顕著に表れている気がする。

昭和29年に北牟婁郡尾鷲町、須賀利村、九鬼村、南牟婁郡北輪内村、南輪内村が合併し「尾鷲市」が誕生した。その時の人口は約3万3000人。

平成24年に約2万人だった人口はこの10年間で約3000人減少し、尾鷲市の現在の人口は約1万7000人。

このスピードはこれからも早くなっていくだろう。

尾鷲のシンボルともいえる、火力発電所の大きな鉄塔も昨年から徐々に解体がすすみ、今まで尾鷲が終点だった高速道路も、熊野まで一直線でつながった。

 

この街はこれからどうなっていくのだろうか?

外から見ているとどう考えても厳しい気がするけれど、ここで暮らしを営んでいる人はどう思っているのだろう。

最近ちょくちょく尾鷲に足を運ぶ機会があり、今まで尾鷲、熊野、紀北の順番すらわからなかった私が、そんなことを考え始めた。

そのタイミングで尾鷲市にある「世古米穀店」がSNSで「玄米とカレーの動画に出てくれる人いないかなー」と、募集していた。

玄米好きな私と、カレーは飲み物というogurock。2人で顔を見合わせ「出たいです!」とメールを同時に送ったのだ。

つぶやきの当の本人はこちらの奥さま。

お話を聞いた世古米穀店の三代目、世古大介さん・ミサキさんご夫婦。

世古米穀店は大介さんのおじいさんが昭和33年ごろに創業。

現在は二代目の世古博道さんと、大介さんが中心となりお店を盛り上げている。

お店に入ってすぐ、自社で精米したお米がずらり並び、その奥にはオリジナルのお米ギフトも。

日本酒やビールなどのアルコール類、調味料もたくさんあり、レジ前には子どもたちがワクワクする駄菓子のコーナーも。

まずはお店こだわり、あれこれ聞いてみました。

 

・「自家精米」とは?

世古米穀店は日本各地から玄米の状態でお米を入荷し、自家製米している。

玄米から胚芽やぬか層を取り除き、見慣れた白米にするこの工程、自分たちでコイン精米機にかけるのと、なにが違うのだろう。

 

世古米穀店では精米をする前に、機械を使い玄米にまぎれている小石などの異物や、未成熟米を除去している。そうすることで精米した後のお米の粒が揃い、炊き上がりがふっくらするのだそう。

白米になってからのお米は酸化のスピードも早いので、いつ精米・パッケージングされたかわかる安心感が嬉しいですね。

また玄米と白米の間「分づき米」も選べますし、少量から量り売りにも対応してくれます。気になる品種を食べ比べ!も楽しそうですね。

 

・世古米穀店は市内唯一の「お米マイスター」がいるお店。

お米マイスターとは、いわばお米の博士号とも言える資格。

ひと口にお米といっても、その品質や特徴は千差万別。

お米マイスターに聞けば、冷めても美味しいお米や歯ごたえのあるお米、玄米のおいしい炊き方など「ごはん」がもっとおいしく食べられる!

世古さんにお米マイスターになって良かったことを聞くと、知識が増えたこともひとつですが、意外にも「生産者の方と、同業者の方と繋がりができたこと」だそう。

土地柄的にも、なかなか生産者や同業者の方と繋がる機会がなかったそう。お米マイスターになったとこで、仕入れることができるようになった品種も増えたり、仕事の相談ができる仲間が増えたのだとか。

以前に、なんと北海道からお米の生産者さんがお店を訪ねて来てくれたそう。

わざわざ三重県のこんな端っこまで・・

でも、そんな行動力を持った人が作っているお米ってどんな味なんだろう。作ってる人の顔や性格がチラリと見えると、何も知らなかった時に比べ興味が倍増します。

(その話を聞いてこのお米を買って帰ったことは内緒。)

 

・オリジナルブレンド米『魚に合う米』って?

こちらは色んな品種のお米の味や食感を知っている大介さんが、季節により常時2~3種類の品種をブレンド、精米したオリジナルのブレント米。

コロナ禍になって、活気が少なくなってきた地元の街を見ていて「ウチができる最大限ってなんだろう?」と、考え、地元の美味しいもの=魚をもっと食べてもらいたい!というコンセプトで創り始めたそう。

確かに先日このお米を購入し、「いざ!」と意気込んでお刺身にしらす、鰤のカマをおかずに実食した我が家。

尾鷲産のお魚だったか定かではないにせよ、まんまと大介さんの目論見どうりの行動をしていたわけです。笑

ogurock渾身の魚料理!

 

・林業と魚の街、尾鷲にある米屋を継いで行こうと思った理由

小さい頃から、このお店を守っていく!という心構えだったのですか?と聞くと、実はそうでもなかったらしい。

大介さんの記憶に残るのは、小さい頃、年末になるとおじいさんの運転する車に乗りながら配達を手伝っていた光景。

その頃から、おじいさんやお父さんは『地元の人の足になれ』とよく言っていた。

就職し尾鷲を離れていた大介さん、その時の幸せな記憶が、尾鷲へと帰る理由のひとつとなったそう。

 

小さな店員さんも忙しそうにしてました。

「お米」は主食と言いながら、おかずを引き立たせ、サポートする食材。

お肉、お魚・・何にでも合うし、一緒に食べるとよりおかずがすすむ。(確かに焼肉とか、回鍋肉とか特に・・!)

そんなお米を売ることは地元の人をサポートすること。

その言葉の通り地元の人が喜ぶもの、あったら便利だと思うものを揃えていった結果が、お米以外のお酒、調味料、東紀州のうまいもん、ゴミ袋にティッシュ、駄菓子などたくさんの品揃えに繋がっていったのだろう。

 

そんなお米のように役割を持ち、一緒に色んなことができるような人になりたいと大介さんは言う。

いるだけで安心感があって、周りの人がいつの間にか笑顔になっている。ぐいぐい引っ張っていくタイプではないけど、いてくれるとその場に調和が生まれる。

地元の人に愛されるお米屋さんの三代目は、

地元の以外の人もわざわざ会いにいきたくなる人でした。

・10年後の尾鷲、どうなっててほしい?

最後に聞いたこの質問、少し考えてから

「若い人が自由にチャレンジできる街」と。

「子供も少なくなり、学校もどんどん統合されていくけれど、その子達が大きくなって『地元になにもない』と思うのではなく、『地元ならなんでも挑戦できる』と思えるような街になっていてほしい。

もちろん、僕はそれを後押しできるような人になってたいです。」と、話してくれました。

 

あの方のサインをはじめ、店内はリスナー仲間が置いていったものがたくさん。

ちなみに大介さん、実はFM三重のヘビーリスナー。

私もラジオをよく聞くが、ラジオネームを聞かない日はないほど。笑

そしてYoutubeでお米について発信する動画は奥様、ミサキさん担当。

今回私たち夫婦が出演させていただいたYoutubeも、撮影から編集まで1人でテキパキこなす、すごい人。

玄米を始めてみたい人への入門編動画と、記事内でも紹介した「魚に合う米」を実食した動画はこちらからご覧いただけますよ。

この画像気に入りすぎて、使わせていただきました。笑

 

 

 

海も山も近くて自然がいっぱい。

おいしいお魚もたくさん。

ご飯を食べにだけ来るのは少し遠いけれど、

こんなに面白い人たちに、また会いにきたいな。

美味しいご飯を食べて、ゆっくり温泉につかり、小旅行気分でなら

少し遠いと感じていた道のりも、楽しみなドライブウェイへと変わる。

さあ、あなたも今の尾鷲を見に行きませんか。

 

 

photo by ogurock

世古米穀店

三重県尾鷲市中央町5−15

TEL:0597-22-1317

ホームページはこちら

instagram:@seko_kome

ローカルスーパーが楽しい!サンバードコトブキの鮮魚売場にワクワク

旅行などで海外に行ったとき、その地のスーパーに立ち寄るのが楽しみだったりします。その土地の生活を感じられる品揃え、見たことのないフルーツに驚いたり、日本製インスタントラーメンのパッケージデザインの微妙な違いなど、何かと発見があります。

私が暮らす三重県にも様々なスーパーがあり、ローカルに行けば行くほど、どこか懐かしい雰囲気を醸すローカルスーパー。今回は、三重県度会郡南伊勢町(旧南島町)にあるローカルスーパーをご紹介。

津市を出発して高速道路で尾鷲方面に向かい、牛乳で有名な大内山ICを下り、海沿いの道を志摩方面に走ります。

危ない!クルマがああー!というトリッキーな店構えの鈑金屋カトウボデー。

店主に理由を聞いたところ「車の修理をする鈑金屋であることを、分かりやすく伝えるために考えたらこうなった」とのこと。なんともパンチが効いた表現なのです。

ここは南伊勢町村山という地区です。
ちなみに私の名字も村山なのですが、そんなどうでもいいことは置いといて、村山の言われが書いてあるので読んでみました。

とのこと。村山村・・。
「上から読んでも山本山。下から読んでも山本山」でお馴染み「山本山」系です。さて、この看板から少し行ったところに、ローカルスーパー、サンバードコトブキがあります。

またまたどうでもいい話なのですが、私の家業は印刷屋で屋号は「寿印刷工業」といいます。村山にあるコトブキ・・。ワタクシ的には、偶然出会った人が同じ誕生日だったくらいに、勝手に親近感です。

では、三重県で一番の漁獲量を誇る南伊勢町のローカルスーパーを探訪!

入り口には南島産の炭が売っています。黒潮に沿った温暖な地域である九州、四国、和歌山、そして三重のリアス海岸沿いには原料となる木が自生するため炭の文化があり、数年前に南伊勢を舞台に映画にもなりました。

多肉植物も販売中。

店内に入ると野菜コーナーには地元のものも多く陳列。その先の鮮魚売場へ。さすが港町だけあり、販売面積がほぼ一匹丸ごとの魚。

しかも地元産でめちゃくちゃ安い。

お店の人に聞いたところ、店の近隣にある方座浦、奈屋浦、贄浦などの港に直接入札に行っていて鮮度も良いとのこと。

ソマと書かれた魚はソウダカツオ。この地域ではソマカツオを呼ばれています。安い!

赤ヤガラも売っていました。津市民的には阿漕平治のお話に出てくる魚です。安い!

タチウオも一匹丸ごと販売。ちなみに高級魚ですが、やっぱり安い!

イガミ。始めて見ました。調べたところイガミ=ブダイで、和歌山南紀ではは祝魚としてお祭りやお正月に欠かせない食材とのこと。英名はパロットフィッシュ(かっこいい)。

きつねがつお(腹)。以前、漁を取材したときにいただきました。カツオですが身はキレイなピンク色で脂乗りが良く、味はマグロの中トロとカツオの間のような美味しさでした。(腹)と部位まで表示してあるところに港町の食文化を感じます。そして安い!

惣菜コーナーも充実していました。

お惣菜やお弁当は、ここのキッチンで手作り。美味しそうな香りが店内に広がります。

伊勢志摩の郷土料理てこね。美味しそうです!

そして印刷屋的に気になるのがチラシ。

レトロな金赤1色刷りのチラシや、手書きの感じ(右上のサンマのイラスト最高!)がいいです!

最後にお店の人にお話を聞いたところ、サンバードコトブキは先代のおばあちゃんが畳一畳から始めたお店。お弁当の仕出しなど、高齢化が進む地域の需要にも応えているとのことでした。

旅行や仕事で伊勢志摩を訪れたら、少し足を伸ばしてローカルスーパー探訪を楽しみませんか。

 


 

サンバードコトブキ(吉津店)
度会郡南伊勢町村山1119-2
0596-76-1309

 

三重県伊賀市に「みんなの居場所」を作りたい!倉庫をレッスンスタジオに改築中

「コロナに背中を押されました。学校の体育館や公民館も使えない。活動場所がどんどんなくなっていく中で、自らスタジオをつくるしかない!って」

稲垣智子さん。伊賀市内で経営するバー「クアトロNo.4」でお話を伺いました。

そう話すのは三重県伊賀市でダンス指導などを行っている稲垣智子さん。3児の母であり、夫とともにバーを経営しながら、自身はダンス&ダブルダッチのサークルを主催し、フィットネスのインストラクターや、伊賀市の介護予防運動リーダー養成講座の講師も務めるパワフルウーマンです。

愛知県名古屋市出身。10代のとき「夜のクラブ活動」でダンスに出会い、「24時間踊っていたかった」というほど夢中になり、ほぼ独学でストリートダンスのキャリアを重ね、コンテストでも多数の受賞歴を持つ稲垣さん。25年以上ダンスを続けてきた理由は「好きだから!」と笑顔できっぱり。

伊賀鉄道「上野市駅」前広場。手前に俳聖・松尾芭蕉像、奥に上野城が見えます。

夫の実家がある三重県伊賀市に移り住んだのは10年程前のこと。

「私はどこでも生きていける人間なので、いいんじゃない?って感じで」伊賀での暮らしをスタート。夫婦でバーの経営をはじめた一方で、伊賀でもダンス活動を続けてきました。

現在は、主催するサークル「FiveDance&DoubleDutch」の週3回の活動に加え、週5日はフィットネスのインストラクター、その隙間で伊賀市の介護予防運動リーダーの養成を行っています。「下は4才から上は90才くらいの方まで、幅広い年齢の方に関わらせてもらってます」。

2021年11月にサークル活動のなかで開催した「芋掘り」の様子(提供写真)

稲垣さんはサークル活動をするときに大切にしていることがあります。「ダンスやダブルダッチの技術的なことはもちろん大事ですが、『人として成長できる場所』でありたい。子供たちには心身ともに元気でいて欲しい。だから春は田植え、夏は合宿、秋は稲刈りや芋掘りなど、自然とふれあえる体験や、異年齢交流を積極的に取り入れています」。

挨拶をする、靴を揃える、荷物の整理整頓、思いやりを持って人に接するなど「サークルの仲間とのやりとり、活動のなかで、当たり前のことを当たり前にできる関係を築いて、何かに熱中する楽しさ、好きなものに出会える経験をたくさんして欲しい」そんな想いで活動を続けてきました。

■コロナ禍で環境が激変

小学校の体育館を借りての練習風景(提供写真)

しかしそんな活動にもコロナが大きく影を落とします。「長年、学校の体育館や公民館をお借りしてサークル活動を続けてきましたが、コロナの影響でどんどん使えなくなり、この2年間は練習したくてもできない日々が続いています。青空の下で練習することもありましたが、冬は寒いし、夏は暑い・・・。大会に向けて頑張る子たちが練習する場所がなくて・・・」。多いときは50名いたサークルのメンバーも今は30名程に減りました。

FiveDance&DoubleDutchのメンバーで出演したステージの様子(提供写真)

「めちゃくちゃ悩みました。いつかは持ちたいと考えていた自分のスタジオがあれば、子供たちの練習場所を確保できる・・・けど、コロナで収入が激減している今、正直、キツイ・・・」

そんな稲垣さんのところには、同じようにコロナの影響を受けている幅広い世代からいろんな声が届きました。運動する機会が減った、サークル活動ができない、仲間と集えない、楽器の練習を思う存分する場所がない・・・などなど。

そんなとき、偶然、イメージに近い物件に出会い、予算交渉の末「なんとかなりそう」な額まで折り合いが付きました。「もうやるしかない!」と腹をくくり、改築のための金策に動き出します。「融資も受けますが、クラウドファンディングにも挑戦中です。あきらめないで、今できることをやってみようと思いました。わがままなお願いだと思いますが、皆様の支援で、私の背中を押して欲しい。伊賀に、いくつになっても自分らしくいられる場所、『好き』『楽しい』に出会い繋がれる場所をつくりたいです」と、熱い思いを語ります。

三重県伊賀市緑ヶ丘本町にある物件。この倉庫を改築しスタジオとして今年5月オープンを目指します。

改築予定の物件は2階建ての倉庫。まずは1階をダンススタジオとして改築し、予算に余裕があれば2階を完全防音の音楽スタジオにする構想です。主催する「FiveDance&DoubleDutch」の活動拠点としてだけでなく、子供から高齢者まで幅広い世代に利用してもらえるような場所であり、さまざまな文化にふれあえる楽しい基地のような拠点にしたいという思いを込めて「Culture Base Five」と名付け、2022年5月のオープンを目指して奮闘しています。

サークル活動用のTシャツはメンバーの子供たちがデザインを考えて選んだもの。このTシャツの黒バージョンはクラウドファンディングのリターンにもなっています(提供写真)

「生きにくい世の中で、なかなか自分らしくいられず小さく目立たなくしようとしている子どもたちにたくさん出会ってきました。ダンスやダブルダッチを通じて自分が解放できたり、自分らしく生きるっていいじゃん!って感じてもらえたら嬉しい。学校や家庭以外での「居場所」となるような環境をつくりたい。「Culture Base Five」がジャンルや目的、年齢層もバラバラな点と点を結ぶ場所になれたらいいなと思っています」


Culture Base Five(ダンススタジオ・音楽スタジオ)

三重県伊賀市緑ヶ丘本町1703-2

2022年5月OPEN予定

\3月末締切/改築のためのクラウドファンディング

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