伊勢神宮に向かう参宮街道は別名「餅街道」。
三重県は伊勢神宮参拝者が食した名物餅がたくさん!「餅街道」のおすすめの名物餅をご紹介|特集|観光三重(かんこうみえ)|三重県の観光・旅行情報はここ!
https://www.kankomie.or.jp/season/detail_108.html
江戸時代から旅人を癒すため、街道の宿場には
手早く食べられて腹持ちのいいお餅を売る店が
たくさんあったそうです。
三重県のお餅といったら「赤福」が有名ですが
北部の北勢エリアには細長い餅が数多く存在します。
それでは桑名の七里の渡跡から旅してみましょう。
①永餅屋老舗(桑名・安永餅)
国道1号線、三菱東京UFJ銀行交差点の永餅屋老舗。
桑名の「安永」に寛永11(1634)年に創業した老舗。
「安永」にお店があったので「安永餅」。
諸大名の参勤交代や、お伊勢参りの旅人などに広く親しまれ、以来ずっと桑名の代表的な銘菓として多くの人々に親しまれています。
明治27(1894)年に関西線が開通したときに国道角に移転しました。
1個540円の携帯ストラップと携帯クリーナー。
本物の安永餅は個包装なので1本単位(110円)で購入できます。
長島温泉やなばなの里でも販売しています。
②安永餅本舗 柏屋(桑名・安永餅)
桑名駅東口を南(バスロータリー方向)へ3分の柏屋。
江戸時代中・後期の創業と伝えられています。
永餅屋は観光地でも販売しているので市外の方にも
有名ですが、こちらは地元の人たちが
「昔から自分たちが知っている安永餅の味」
と口を揃える柏屋の安永餅。
奥の作業場で、毎朝早朝から一つ一つ手作業で作られています。
ここにもストラップが!!
大1,850円、小720円。
食品サンプル会社さんが作っているので、見た目も触感も本物そっくり。
こちらも1本単位で購入できます。
個包装は86円で、袋無しは75円。
賞味期限は2日間ですが、固くなったらトースターで
少し炙るとまた違った美味しさが楽しめます。
桑名で一度に食べ比べ
①の②のお店をハシゴしなくても食べ比べられるお店があります。
桑名の寺町通り商店街の中の「くわなまちの駅」です。
まちの駅は桑名の特産品、みやげ物の集約販売所で、
新鮮な野菜も購入できます。
食べ比べは午前中の早い時間に行かないと売り切れる事も・・・
そのときに古き良き商店街ですが新しい事にも挑戦する「寺町通り商店街」を散策するのもいいかも。
③なが餅笹井屋(四日市・なが餅)
街道を四日市に向かいます。
四日市は「なが餅」と呼ばれる細長い餅があります。
創業が戦国時代、天文19(1550)年の笹井屋です。
当時は「日永」にお店があったので「なが餅」。
築城の名手といわれる藤堂高虎が足軽の頃、永餅の美味しさに感動し、「武運のながき餅を食うは幸先よし」と大いに喜んだ逸話も残っています。
7本648円、竹紙包みは風情が感じられます。
関東の百貨店や日本橋にある三重県のアンテナショップ「三重テラス」でも購入できます。
さくらの季節は「桜なが餅」があるそうで、春に食べてみたいです。
④太白永餅金城軒(四日市・太白永餅)
四日市には細長い餅がもう一軒あります。
JR四日市駅から徒歩3分、金城軒の「太白永餅」です。
慶応4(1868)年創業で四日市土産や贈答品として親しまれています。
創業当時から変わらず、一つずつ手作りで焼き上げて作っています。
天皇陛下が皇太子時代に「みえ国体」を訪問した際、手土産されたという由緒ある銘菓です。
こちらは1本単位で購入でき、個包装は108円です。
封を開けると香ばしい餅米の香りが漂います。
⑤もち久(鈴鹿・立石餅)
以上4つは有名ですが、実は参宮街道にはもう一つ。
鈴鹿・神戸宿の「立石餅」です。
かつてはお餅やうどん、そばを出す「あま新」というお店で作られていましたが・・・
今はACEというショッピングセンターの中で販売されています。
あま新さんがお店を閉めるときに、近くの餅屋さんの「もち久」に「立石餅」を残してほしいと、作り方を教えて託されたそうです。
「あま新直伝」というところに、あま新さんへの敬意が現れています。
かつて「あま新」さんで販売されていたときは、近所の
神戸高校の生徒が昼休みや下校時に立ち寄って
「○本食べたよ」と言って購入していた立石餅。
数本の場合はプラスチックの容器で販売されています。
1本97円です。
立石餅以外にもたくさんの和菓子があります。
いざ、実食!!
頂く前に、持ってみて触感を確かめました。
①永餅屋老舗(桑名・安永餅)
持ってみると、一番柔らかくて餅がしなりました。
もちっとした伸びる餅と、甘い餡。
キャッチコピーの「一度食べたらやめられない」の通り。
②安永餅本舗柏屋(桑名・安永餅)
①とは打って変わる、焦げ目がついた少ししなるお餅。
香ばしいお餅と粒あん。
餡を詰めた半球状の餅を転がし手で棒状にして作るので、餅が厚かったり薄かったりしますが、手作業の“味”が出ています。
③なが餅笹井屋(四日市・なが餅)
モチモチした触感とさらりとした餡の素朴な味わい。
レスリング吉田沙保里選手も試合前に食べたなが餅。
控えめな甘さなので、7本でも一気に食べられます。
④太白永餅金城軒(四日市・太白永餅)
②のように焦げ目がありますが、①や③のようにしなるお餅。
名前の通り太くて白い日永で生まれた日永餅。
薄い餅を一つずつ手で作るので、こちらも手作業の“味”が出ています。
⑤もち久(鈴鹿・立石餅)
一番横幅が大きいお餅は、白い餅粉をまぶしています。
しっかりと焼いているため、パリっとした固さが一番ありました。
一度途絶えかけたお餅を、ぜひ鈴鹿にも足を運んで食べていただきたいです。
“伸びる” 繫がりでこにゅうどうくん
餅のように舌が伸びる、四日市市のマスコットキャラクターの「こにゅうどうくん」。
伸ばしたいお願い事をしながら伸びる舌を触ると、願いが叶うと言われています。
現在開催中のゆるキャラ®グランプリ2017では、なんと
ご当地ランキングで4位!! ※10月31日現在
こにゅうどうくん|ゆるキャラグランプリ オフィシャルウェブサイト
http://www.yurugp.jp/vote/detail.php?id=00000390
選挙対策本部がある四日市観光協会に、選挙期間中でお忙しいなか時間を作っていただき、なが餅と太白永餅のどちらが好きか聞いてみました。
笹井屋かな?
金城軒かな?
「両方美味しいから、どっちが美味しいって決められないよ〜ん。」
・・・という声が聞こえてきそうな決めポーズですが、教えてはいただけませんでした(笑)
ゆるキャラ®グランプリ2017のインターネット投票は
11月10日(金)18:00で終了です。
11月18日(土)、19日(日)には『ゆるキャラ®グランプリ2017 in 三重桑名・ナガシマリゾート』の決戦投票が行われます。
あと1週間を切りました!!
細長〜い餅を食べて、ベスト3入りを応援しましょう!!
桑名生まれ桑名育ち。大学で県外に出て改めて地元の良さを知りました。桑名の良いところを発信します!
得意ジャンル
観光・イベント・歴史・文化・グルメ