ホーム 00春 「梅」と「牛」、思ひのままに『菅原神社』を巡ってみた。~2022.3.13~

「梅」と「牛」、思ひのままに『菅原神社』を巡ってみた。~2022.3.13~

三重県鈴鹿市国分町にある菅原神社。

菅原とは・・・平安時代の学者・政治家、菅原道真のことで、

菅原神社は、菅原道真公(以降、道真公と称します)をお祀りしている神社です。

 

福岡の太宰府天満宮や京都の北野天満宮など、天満宮と呼ばれる神社はすべて道真公を祭神としていて、こちらの神社は、天満宮とは書かれていませんが、天満天神宮と書かれています!!

「天満天神」とは道真公の没後に贈られた神名であって、

天満天神宮や天満宮と名が付く神社はすべて、道真公が祭神ということなんですね!!

正面の鳥居前には梅の木が迎えてくれます。

 

 

鳥居をくぐると参道はこんな感じです。

本殿に向かって緑の参道がまっすぐ続きますが、

 

左側には・・・・

右側にも・・・・

梅林が!

 

梅に囲まれています!!

道真公に縁のある神社には、必ずといって梅があるのですが、その理由は道真公が詠んだ歌には梅の花を詠んだものが多く、こよなく梅を愛していたからだそうです。

 

梅苑の様子は後述しますが、参道をさらに進むと階段があって、

狛犬ではなく、狛牛が迎えてくれます!!

 

そして、正面には本殿。

 

また、本殿の近くに

諸病平癒の神使の撫牛さま。

 

狛牛に撫牛と、道真公は梅だけでなく「牛」とも関わりが深くて、天満天神さま(道真公)の使いとされていているそうです。

その諸説は色々とあるとのことで、

道真公が丑年丑の刻に生まれたとか、

道真公が京都から大宰府に左遷された時に刺客に襲われた際に突然に現れた白牛のおかげで助かったとか。

 

そしてまた、菅原氏は代々続く学問の家系で、道真公は優れた学者であったことから、学問の神様として信仰されてます。

 

絵馬掛けには、多くの合格祈願があって、

「合格の道“満天道”」という道もありました!!

受験や受検する人は是非とも通りたいですね!!

合格の道を抜けて行くと、再び参道のところに降りてきて・・・

今度は「連理の賢木“縁結びのご神木”」があって、ご縁にも恵まれそうで、見どころいっぱいです!!

 

さてさて、見どころと言えば、

冒頭あたりで触れさせていただいた『梅』についてですが、

本堂近く、先ほどの絵馬掛けがあるところの側には、

『飛梅』なる梅の木がありました!

道真公が大宰府に左遷される前に詠んだ歌に、京の自宅の梅の木が応えたのか、大宰府に到着した日に、梅の木が一夜にして飛んで来たという飛梅伝説。

この菅原神社にもありました!!

この梅の木も飛んで来たのかな?と思うと、ワクワクしてしまいますね!

 

そしてまた、この近くには、こんな梅の木が!!

同じ梅の木から、白梅と紅梅が咲いていました!!

『思ひの麻々』というそうです!
なるほど!!

紅く咲こうか、白く咲こうかと、思いのままに咲いているではありませぬか!!

ワクワクしてしまいます!!

 

お詣りをしたあとは、ゆっくりと梅林と梅苑を堪能。

訪れた日はちょうど見頃を迎えていて、こんな様子でした。

 

梅林は、白、紅、ピンクの枝垂れ梅が咲き誇っていました。

梅林を見渡せる休憩所では、すごい高級そうなカメラを持っていらっしゃる紳士がいらっしゃって、お声かけすると、

鳥を撮っていると、時折、梅の密を吸いに飛んできた野鳥(メジロ)にシャッターを切っていらっしゃいました。

 

また、梅苑は、ピンクと紅梅の枝垂れ桜を鑑賞できる小径があって、散策しながら鑑賞できるようになっていました。

こんなに素晴らしい梅苑があるとは感動で、行き届いた手入れに頭が下がります!!

 

なお、梅苑の美化協力金をお願いしているとのことで、訪れた際には是非とも協力したいものですね!

 

思ひのままに歩てみた菅原神社、見どころいっぱいで素敵なところでした!

 

 

菅原神社

〒513-0013 三重県鈴鹿市国分町811

https://www.google.co.jp/maps/place/菅原神社/

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/飛梅

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/メジロ

 

 

 

 

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