ホーム 02【遊びに行く】 リアルスタグラム。ラストラン!

リアルスタグラム。ラストラン!

コロナ禍が全国に蔓延しはじめて1年半ほど経った2021年、夏まっ盛りの7月半ば。
色んな行事が中止になったり延期になったりする一方で、

「予定していた催物が中止になっちゃって
展示スペースを空けておくのも寂しいから代わりに何かできないか?」

とのご相談が町内会経由で僕に届きました。
向かった先は家から歩いて5分程の百五銀行河崎支店。
1,8ⅿ×3m程のパネルスペースには、これまた代打で
1か月間展示していた河崎天王祭の歴代ポスターが。

天王祭のポスターは御町内の時計屋のご主人さんが長年手書きで書いてくれているんです

イチ河崎町民の僕としても、月末にこの展示が終わった後は確かにちょっと寂しい。

お世話になってる御町内の銀行さんだし、一応口座も持ってるし(笑)
何を展示しようかなあ…ぜ~んぜん思いつかない。
というか何故ミュージシャンの僕に振られたんだこの話。うーん。
…そうだ。ここは最近起業した元蕎麦屋のカメラマンに何かさせよう!
自分自身の宣伝にもなるし丁度良いのでは…ぐふふ
(というか企画を丸投げできたら僕何もしなくていいし楽だし~!ぐふふ。)
と、ぐふぐふしながら幼馴染の元蕎麦屋、
現プロのカメラマンへと転向した古市くんに電話を入れたら

「一緒にやってくれたら、やる。」

とりあえず丸投げ大作戦は秒で失敗☆(‘ω’)ノ
OK、僕も一緒にやるよ!と乾いた笑顔と言葉は伝えたものの、
僕自身はカメラマンでもなんでもないし、
展示スペースに飾るようなアイテムを持ってるわけでもない。
何したらいいんだろう?と思ってたら古市くんの追撃。

「君へのハードルを下げるのと展示を身近に感じてもらう意味で、
スマホ縛りの写真展とかどう?」

「(なんか確かに僕の負担が減りそうな響きだな。ぐふふ。)
それいいね、やってみようか」

で、ここでふと思ったんです。

・コロナ禍で生活に制限がある中で、
何かしらのストレスを抱えている人は多いのではないか?

・緊急事態宣言などの影響で、旅をしたり遠出をしたりできず
日常の景色に飽きている人が多いのではないか?

・今の世の中、老若男女問わずスマホの普及率はかなり高い。
伴ってアウトカメラを使っている人も多い…はず。

つまり、単なるスマホ縛りの写真展ではなく、
スマホで撮った写メが「イイ感じの紙」に印刷されていたら、
なんかいい感じのアートっぽくなるんじゃね?
誰でもアーティストになれたら、
ちょっと飽き飽きしてた日常が、ちょっと楽しくなるんじゃね?

じゃあ何が必要か。「イイ感じの紙」だ!
という訳で伊勢和紙で有名な大豐和紙の中北さんに相談だ!
そしたら中北さんご自身も面白そうだからやってみたいって話になって、
でもこんなおっさんばかりじゃ花が無いから、
SNSでいい感じの写真上げてる
ガールズたちにも声かけてみようぜって話になってからの

↓↓↓

遠くに行けないからこそ、日常を残そう。スマホで撮った写真展@伊勢


↑↑↑
が、去年までの紆余曲折を交えたお話。
僕たちの様子を見ていた嫁様が記事に書いてくれてました。

嫁様の記事に出てくる「ひょんなことから」の
ひょん部分を今この記事でご説明してみたのですが、
このお話、実はこれから続きがあって、
河崎店さんでの展示が終了した8月末の時点で予想以上の反響をいただき
結果的に、伊勢を飛び出して東紀州の百五銀行尾鷲支店、
そして熊野支店と、まさかの百五銀行巡回展へて発展してしまい
新聞やテレビの取材なんかも受けたり、しれっとおかげ横丁内や
大豊和紙さん内のギャラリーで展示もしていただいたり

尾鷲店は地元の木材を使ったパネルが印象的でした

河崎の展示から1年経った今、再び伊勢に戻ってきて、
一応最後の展示として、今月いっぱい百五銀行伊勢支店(市役所のすぐ近く)
で開催させていただく事になりました。
まさかこんなに引きずってしまうとは‥!


今回の展示では、これまたまさかの伊勢市長、スズケンさんも協力してくださったり、

当初は河崎支店の片隅でキャンセルになった展示の代替案件を頼まれただけの話だったのが、
結果的にたくさんの人たちの協力を得て楽しくここまで走る事が出来て、とっても楽しかったです。

ミュージシャンやってる時や、イベントの裏方やってる時も同じ様に
こんな事をしてる時、仲間たちとチームで何かを創っている時、
まるで大学生の頃に戻ったような、
純粋に創作活動と向き合えてるような感覚になって
ずっとわくわくしてられるのが好きなんだと我ながら思います。

伊勢和紙館の奥で和紙のエトセトラを中北さんに教えてもらいながら、
質感を手に取って色合いをチェックしたり皆で文章考えたりしてるのも楽しくて。
アンケートボックスに「楽しい気分になれました」とか
「私もやってみます」ってメッセージが入ってるのを見たら尚更です。

東紀州へ行くとよくセッションしてくれる熊野のミュージシャン早苗ちゃん、
僕の高校時代の超できる後輩(僕は超ダメ先輩)河井ちゃん、
静かに楽しい大豊和紙の中北さん、そしてカメラ小僧古市くん。
いいメンバーでこの1年間リアルスタグラムを続けてこれて
よかったなーと思う。

熊野支店での仕込後、夜のJR熊野駅前のベンチで何故かケーキ食べながらお茶会したのは最高に意味わかんなかったけどいい思い出です

今月いっぱい、百五銀行伊勢支店にて、
最後のリアルスタグラム。是非みにきてください。
百五銀行さんで口座開設してない方は、
この際ぜひぜひどうぞ!(笑)

リアルスタグラム
~スマホから、アートへ~

企画:ogurock(ストリートミュージシャン)
構成:古市真崇(フォトグラファー)
協力:中北喜亮(大豊和紙工業株式会社)
写真提供
河井怜愛華
新谷早苗
友情出展 伊勢市長 鈴木健一

百五銀行伊勢支店
三重県伊勢市岡本1丁目3−3
営業時間:9:00~15:00(土日祝はお休みです)

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で