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大事な人に思わず教えたくなるひ・み・つ!一度飲んだら忘れられなくなる「ひみつビール」

「にんじんとろとろ、どんな味のビールなんやろ?」

注ぐときれいな黄金色。ふわっとホップのトロピカルな香りが立つ。一口飲むと、ほんのりとにんじんを感じる気もする。何よりとても飲みやすくて、あっという間にビールがなくなってしまった。

ひみつビールInstagramより

他にもニヤリと笑みを浮かべるラッコがパッケージに描かれている「ヤンキーピルス」や、伊勢二見の塩を使った「海の記憶」など思わず手に取りたくなるようなビールばかり。これらを造っているのは、伊勢市のクラフトビール醸造所「ひみつビール」。

「ひみつって、大切な人に教えたくなるものじゃないですか」と話すのはブルワー(ビール醸造家)の藪木さん。美味しさの奥にひめられた秘密をこっそり教えていただきおました。

衝撃を受けたクラフトビールとの出会い

2022年に伊勢市出身のブルワーの藪木啓太(やぶきけいた)さんと佐々木基岐(ささきもとき)さんが立ち上げたひみつビール。二人は高校の同級生でもあります。

左:佐々木さん、右:藪木さん

「昔から食や酒に関する仕事に興味があって、ブルワーを目指して進んでいたんですが一時期、国内の地ビールが立ち行かなくなる状況になって。日本でやっていくのは難しいのかなって思っていたんですが、BREWDOG(ブリュードッグ)のパンクIPAっていうビールに出会って、世の中にこんなにうまいビールがあるなんて!と衝撃を受けました」

※BREWDOG:スコットランドで創業したクラフトビールメーカー。ガレージで少量醸造し、手詰めしたクラフトビールを地域に販売するところから始まった。現在はグローバルに事業展開し、日本のスーパーやコンビニでも入手可能

※IPA:ビールのスタイルの一つで、ホップを大量に使用するため、ホップの香りや苦味を強く感じるビール

「こんなに面白いビールがあるなら、まだまだ希望はあるはず!」とアクセルが全開になった二人。将来共にビールを造ることを目標に、それぞれ別のクラフトビールの醸造所で働き始めます。醸造経験を積み、ようやく地元伊勢市にひみつビールを開業したのです。

ひみつビールの秘密

一度聴いたら忘れられない「ひみつビール」という名前。まずは名前を覚えてほしいと、子どもからお年寄りまで誰にでもわかる名前にしたのだそう。

「僕らは2人だけでビールを造ってるから生産量も限られている。限定的であるからこそ、大事な人には教えたくなるビールを造りたいと思ったんです。例えば、不老長寿の薬があります。残り3つしか自分は持っていないとしたら、まずは親とか友達とか大事な人に渡しますよね。『これ秘密なんやけどあげるわ』って。そうやって大事な人から大事な人へ広まるといいなと思って、ひみつビールという名前にしました」

大切な誰かにあげたくなるビール。キュートなパッケージもそう思わせてくれるポイントの一つ。カラフルなパッケージには、「ひみつ」の指マークや、かわいいラッコのキャラクターが描かれています。

ひみつビールInstagramより

「僕ら2人とも美味しいビールを造る自信はあるんですけど、セールスには自信がなかったんですね。それでパッケージでも存在感を出そうと思って考えたのが、ラッコのキャラクターでした。三重県にゆかりのあるものや僕の好きなキャラクターとか適当に落書きしてたら、ラッコええやんって。ラッコって日本の水族館には3頭しかいなくて、そのうちの2頭が鳥羽水族館にいるんですよ。三重県をPRすることにも繋がるし、ちょうどいいなって思って」

そこで誕生したのがゆる〜い表情がかわいい、ひみつビールの応援キャラクター「ラッコちゃん」。商品デザインだけでなく、「KAWAUSOちょこん」「にんじんとろとろ」などビールのネーミングもユニークで、思わず手に取りたくなります。

「にんじんとろとろって聞いたら、なんか耳に残るじゃないですか。商品も横文字で英語の難しい名前よりも、日本語で誰もがわかる名前のほうが僕ららしいと思ったんですよ。それに僕らが造るビールはスタンダードなビールとはかけ離れたものが多いので、まずはこんなビールもあることを知ってもらえたらうれしいですね」

自分たちの手でつくる「ファームハウスエール」

パッケージやネーミングだけでなく、「ファームハウスエール」であることもひみつビールの特徴。ファームハウスエールとは、ビールのスタイルの一種。元々は農家の人が休憩中や仕事終わりに飲むために造られていたものなのだそう。

「僕ら的には仕事終わりや、仲間と集まって乾杯するようなシーンで気軽にごくごく飲めるビールだと、解釈して造っています。友達と楽しく飲めるビールを造りたくてブルワーを目指したという経緯もあるので、やっぱりその想いは大切にしたいんですよね」

さらに原料もできるだけ自分たちで育てようと、ハーブや穀物、果物を自家栽培。コリアンダーや柑橘をたっぷり使った「CITRUS GRISETTE(シトラスグリゼット)」や、自家栽培の新米コシヒカリを使った「米と麦」などさまざまなビールをリリースしています。

醸造所の敷地内にある畑

「僕は農学部出身でそもそも植物を育てるのがすごく好きなんです。最終的にはビールにするので、形とか大きさにはこだわらず、土地に合ってる作物を探して育てています。原料に使うものは、誰がどうやってつくったかわかる方が安全で安心。だから自分たちでできるものはつくりたいんですよね」

伊勢でビールを造る理由

藪木さんが伊勢に戻り、醸造所を始めてもうすぐ3年が経とうとしています。伊勢でビールを造りながらも、出荷先はほぼ首都圏。まだまだ地方ではクラフトビールが浸透しづらい状況でありながらも、地元でビールを造りたいと考えるのは、自分たちが「帰りたくても帰れない」経験をしたから。

ビールを醸造する設備

「大学で農学や食品の勉強をして、いざ就職先を探そうと思ったら、三重県にはほとんどなかったんですよ。地元に帰りたくても仕事がない。これって結構やばいなって思ってて。ビールの醸造は別のところでもできるけど、地元に帰って働きたいと思う若者の選択肢を増やしたいという想いがあったからこそ、伊勢に醸造所を建てることにしました」

ひみつビールが掲げるのは「居場所を創るブルワリー」。今後は直営のブリューパブをつくったり、工場の規模を大きくして雇用を生み出したいと考えているそう。

「以前鎌倉で働いていたんですが、まちに面白い個人商店がたくさんあって賑わっていたんですよ。都内からわざわざ訪れる人もいるし、気に入った人が移住してくる。良い流れがあって、まちがどんどん面白くなっていく。だから僕らもビールを介してコミュニケーションが生まれて、面白い人たちが集まってくるまちを目指したいなって」

働く場所として、誰かと繋がれる場所として、まちのにぎわいを創出する場になりたいと話す藪木さん。そして、三重にもっとクラフトビールの文化を根付かせていきたいという想いも強く持っています。

「現在の出荷先はほとんど関東圏ですが、本当は三重県のお店にもっと出荷したいんです。でもまだまだクラフトビールに興味を持つ人が少ない。そのためにも、まずは『これは何だろう?』と飲みたくなるようなビールをたくさん造って、三重のビール文化を盛り上げていきたいですね」

地域の方と共にライ麦を刈り取り(ひみつビールInstagramより)

ひみつビールのおいしさのヒミツが知りたい方は、ぜひ一度手にとってみてください。きっと誰かにこのヒミツ、教えたくなりますよ。

ひみつビールInstagram:https://www.instagram.com/himitsu_beer/

イチョウを探しに行こうよ@桑名

師走になり、朝はとても冷え込む日々ですが、日中は暖かい日と冷たい日が交互に来て、体調が崩れがちです。
街中の街路樹は、綺麗に色づいた葉が落ちてしまい、段々と冬の訪れを感じますが、ドライブをしていると、黄色く色づいたイチョウがまだ随所に残っていました。

少し遅めですが、令和5年の桑名のイチョウを探しに行きましょう。

圓通寺

桑名市でイチョウが有名なこのお寺。
浄土真宗本願寺派の寺院で、本堂前にあるイチョウは、一説によると樹齢400年を超すと言われています。
 

【お問合わせ】
名称:圓通寺
住所:三重県桑名市大字江場273番地
駐車場:あり

 

顕本寺

日蓮宗の寺院で、本多忠勝の「慶長の町割り」と呼ばれる都市計画事業によって、桑名城内の三之丸から、現在の場所に移されました。
檀家には桑名藩士が多く、忍者で有名な服部半蔵の子孫の墓もあります。

【お問合わせ】
名称:顕本寺
住所:三重県桑名市萱町74番地
駐車場:あり

 

法盛寺

浄土真宗本願寺派の寺院で、応仁2年(1468年)蓮如上人の時代に三河から桑名に移されました。
尾張・美濃・伊勢に関係寺院200余ヶ寺を数え、境内には関係寺院7ヶ寺ある大伽藍でしたが、戦災により焼失しました。

近年では、花手水や寺ピアノなどの取り組みも注目されています。

【お問合わせ】
名称:法盛寺
住所:三重県桑名市萱町93番地
電話番号:0594-22-1913
HP:https://www.instagram.com/yanagidou.houjyouji/?hl=ja
駐車場:あり

 

桑名宗社(春日神社)

石取祭で有名な神社。
早めに色づくため、訪問した時には既に散っており、画像は以前に撮影したものです。

【お問合わせ】
名称:桑名宗社(俗称:春日神社)
住所:三重県桑名市本町46番地
HP:http://www.kuwanasousha.org
駐車場:あり

 


ところ変わって、桑名駅の西側に向かいます。

照源寺

浄土宗の寺院で、寛永元年(1624年)桑名藩主であった松平隠岐守定勝公の菩提を弔う為に開かれました。

歴代桑名藩主の松平家代々の菩提寺であり、「夫婦マツ」や摂津の天台宗金龍寺から分植した「金龍桜」、毎週木曜日・金曜日の「てらカフェ・茶所御堂」など、見どころがたくさんあります。

もう少し早い時期に来ると、パンフレットのような綺麗なイチョウの木が見られます。

来年こそはちゃんと写真に収めたい・・・
夫婦マツ
松平定綱及び一統之墓所
【お問合わせ】
名称:照源寺
住所:三重県桑名市大字東方1308番地
HP:https://www.照源寺.net
駐車場:あり

 

大福田寺

「桑名の聖天さん」として知られる高野山真言宗の密教寺院で、今より約1400年前に、聖徳太子(574~622)が伊勢の山田に創建されたお寺です。
節分祭や、4月の火渡りまつり、8月の御本尊のご開帳の時の盆踊りなどで、行かれた方も多いかと思います。

江戸時代の名所図鑑に記載されている大銀杏
【お問合わせ】
名称:大福田寺
住所:三重県桑名市東方1426番地
HP:https://www.daifukudenji.jp
駐車場:あり

 

圓妙寺

日蓮宗の寺院で、明暦2年(1656年)に桑名城主・松平定良公の菩提を弔うために建立されました。
イチョウだけでなく、モミジも見頃でした。

桑名駅を望む高台にあり、山門横に桑名市を一望できるよう展望台に平和の鐘があります。

どこかで見たことあるドア

ドアを開けると、世界平和、疫病退散、各々の方の願いを込めて、どなたでも叩ける鐘があります。

【お問合わせ】
名称:圓妙寺
住所:三重県桑名市大字東方1424番地
HP:https://enmyoji.jp
駐車場:あり

 

勧学寺(走井山公園)

高野山真言宗の寺院で、戦国時代には矢田城があり、織田信長に滅ぼされましたが、桑名藩主・松平(久松)定重によって、跡地に本堂が再建されました。

高台の下には、三岐鉄道北勢線の「馬道駅」があります。

【お問合わせ】
名称:勧学寺
住所:三重県桑名市大字矢田266番地
HP:https://www.city.kuwana.lg.jp/kanko/miru/history/history012.html
駐車場:あり

 


番外編として、揖斐川の堤防を国道1号線に向かって走ると・・・

六華苑

来年は開苑時間に伺いたいです・・・

仕事でもプライベートでもよく訪れた、洋館と和館が合わさった邸宅です。
中の広いお庭も紅葉が色づいて素敵なのですが、この時期は入口前のイチョウは迫力ありますね。

【お問合わせ】
名称:六華苑
住所:三重県桑名市大字桑名663番地5
HP:https://www.rokkaen.com
駐車場:あり

今年は思い立ったのが遅かったので、あまり回れませんでした。
多度や長島、大山田方面にも、公園や道路などに色々あるのだろうなと思うので、来年はちゃんとリサーチして臨もうと思います。

チョコレートで繋がる、東京と伊勢 ~伊勢編

10月のとある晴れた午後、ダンデライオン・チョコレート ショップ&カフェ伊勢外宮店を訪れました。今回事前にアポイントを取って撮影の許可をいただいており、店長の松本さんが対応してくださいました。秋の透き通った空気とやわらかな日差しの中、見るもの撮るもの全てがキラキラと輝いて、幸せな時間を過ごしました。

ダンデライオン・チョコレート ショップ&カフェ伊勢外宮店は、伊勢市駅から参道を通って外宮の手前にあります。豚捨の斜めはす向かいと言えば伝わりやすいでしょうか?外宮参拝の後、外宮側からも入ることが出来ます。

外宮側から見るとこんな感じ。左の赤い瓦屋根の洋館がダンデライオン・チョコレート。

厳密に言うと、ダンデライオン・チョコレートが入っている「うみやまあひだミュゼ」が赤い瓦屋根の洋館です。

 

*うみやまあひだミュゼ*

2015年に公開された長編ドキュメンタリー映画『うみやまあひだ 〜伊勢神宮の森から響くメッセージ〜』の発信基地として、イベントや上映会を不定期で行っています。建物は特徴的で、宇治山田郵便局(現在明治村に移築)が手狭となったため大正12年に隣接して増築された電話分室を利用しています。

※レストラン「ボンヴィヴァン」は現在も営業中、神楽サロンは休業中です。

今回は外宮側から入りました。看板がすっごくお洒落! 営業時間は蔵前より短い、10:00~17:00です。

通るたびにこのお洒落な建物を横目で見てきましたが、今日はいよいよ入店します!ブルーグレーの扉も白い壁と調和していて可愛らしい雰囲気。

左の白い扉の奥は「神楽サロン」というアートギャラリーが併設されていますが、営業していませんでした。

白い扉の奥の廊下を見るだけでも趣があります。外から差す自然光の効果もあり、完璧な素敵空間を作り出しています。

 

店内に入ると、右にオーダーカウンターがあります。蔵前の店舗はファクトリー感がありましたが、こちらは純粋にゆったりとしたカフェという感じです。スタッフさんはキビキビと動かれていて、笑顔と立ち居振る舞いが素敵でした。

後ろを振り向いて、商品や書籍がセンス良く並ぶ棚の右がカフェスペースの入口。

この奥の部屋が広めのカフェスペースとなっています。「建物をなるべくそのまま使っている」と言われるように、剝がれかけの煉瓦が重厚感を与えています。

この日は平日ということもあり、落ち着いた雰囲気でした。土日は観光目的のお客様で賑わいますが、平日は日常使いされるお客様も結構いらっしゃるそうです。時期で言うと冬からバレンタインにかけてが最も忙しいと、松本さんがおっしゃっていました。

ブラウニーバイトフライト伊勢限定イセホットチョコレートをアイスで注文しました。

イセホットチョコレートは、甘すぎないチョコレート味の後にほうじ茶の香りがふわりと重なって、スッキリと飲めます。三重県度会町で自園栽培・焙煎されたほうじ茶が使われているそうです。

ブラウニーバイトフライトは3種のブラウニーの食べ比べができる贅沢なメニューです。

ブラウニーの材料と製法は同じで、違うのはカカオ豆の産地のみ。それぞれのフレーバーの特徴を楽しみます。チョコレートは香り豊かで濃厚、なのに甘すぎず、小さくてもどっしりと満足感があります。とても美味しくて贅沢なシグネチャーメニューですので、行かれた方はぜひご注文を。

 

店内では伊勢神宮への誘致コーナーなども設けられており、観光地ならではの雰囲気を感じます。

ショップエリアも見せていただきます。

 

蔵前もそうでしたが、陳列の手腕が素晴らしく、参考になります。各商品には丁寧な解説が付けられていて興味を惹きますし、さり気なく添えられた演出小物と、デッドスペースにはアイコン代わりになる大胆なディスプレイ。主力のBean to Bar チョコレートはお気に入りを決めるのも楽しいです。

この日は贈答用に、缶が可愛いクッキーアソートメントBean to Bar チョコレートを1枚購入しました。自分用はまた今度来る時までの楽しみに。

 

 

ダンデライオン・チョコレート

*ショップ&カフェ伊勢外宮*
〒516-0074 三重県伊勢市本町20-24
Tel 0596-63-6631
Open 10:00~17:00(営業時間は年末年始のみ変動します。)
※店舗には駐車スペースがございません。お近くの駐車場をご利用ください。

 

 

「わたしの町はよいところ」連載エッセイ【ハロー三重県】第38回

住んでいる町のことをかなり気に入っている。
18歳で実家を出てからというもの、引っ越しの多い暮らしだったけれど、たぶん今住んでいる場所が、いちばん好きだ。
野山に囲まれていて、自然が多く、それなのに町からもあまり離れていなくて便利でもある。
子どもたちが通っている小学校も大変健やかな校風で、のびのびと過ごしていると思う。
いいところに越してきたな、と住み始めたときからずっと思っているのだけど、今年に入って、ますます、この町が好きになっている。もう、全力で推していきたい気持ち。

*

今年は、地区の婦人会の会長をしていて、自治会と密接に過ごしている。
年度初めに「えらいことになった」と頭を抱えたのだが、ふたを開けてみれば、仕事の不出来はいったん置いておいて、とても楽しい。
浴衣を着て盆踊りを踊るのもうんと愉快だったし、秋祭りのステージで地域の名前を冠した踊りを踊るのも趣深かった。秋祭りには玉城町からやってきたという歌謡スターの女性が真っ赤なドレスを着て登壇しており、小さな舞台が華々しく煌めくさまもとてもよかった。

今月は防災訓練で炊き出しのお手伝いをするらしい。アルファ米でおにぎりを作って、大きなお鍋で豚汁を炊くのだという。楽しそう。
大人になってからそのようなイベント目白押しな日々を送られるとは思ってもいなかった。まるで、小学生に戻ったみたいにつぎつぎにやっていくる行事の準備をしたり、当日を迎えたりするのはけっこう刺激的だ。

*

行事ごとがあるたびに、自治会の方々や、婦人会の方々とあれこれとやり取りを重ねるている。
彼らのほとんどが、私の親か、それ以上の年齢であり、私たち夫婦はこの地域においては完全に小僧と小娘で、畑も、トラクターも、軽トラも、墓も持たない我々は、ほんとうにちっぽけな子どもでしかない。
はっきり言って、私は今年で40歳だし、夫なんて44歳だし、一歩社会に出たらきちんとした大人で成人で社会人で、お兄さんでお姉さんなのだけど、この町では小童としてへらへらしていられる。

「若い人がこうして頑張ってくれたら、嬉しいねぇ」

などと、たいして若くもない私たちを若い若いと言って、みかんやさつまいもを下さるので、こたつに入ってテレビを観ているだけで「いい子だねぇ」とおばあちゃんに背中を撫でられていた、小学生のときの気持ちで図々しく暮らしている。

私は自分の社会性にとんと自信がないので、小さな失敗をするたびにくよくよするし、というか、たいていは失敗をする前から自責におぼれて「こんな私はうっかり大きな過ちを犯して、間もなく社会から見放される」と思いながらくよくよしている。不注意でうっかり大犯罪に手を染めてしまう夢をよくみる。

だから、生きているだけで、庭先にさつまいもが置かれていたり、朝っぱらから自治会長さんが突然「柿食べるか?」と言って、柿をいっぱい持ってきてくれたりすると、妙に安心してしまう。
つい自堕落な夜更かしをしてしまった自分のことも許せる気がする。私は、立派なさつまいもと甘い柿にふさわしい女かもしれない。生きているだけで褒められた、あの小学生のまま、変わらず尊いのかもしれない、と都合よく解釈して心に安寧を取り戻している。

*

また同時に、私たちよりずいぶん先を生きている町の皆さんを見ていると、ときおり、自分の老後みたいなものを考えたりもする。

ここ数年、年齢を重ねた分だけ、そうか私も老いていくんだな、と思うことが増えた。疲れやすくもなったし、白髪も増えてきた。久しぶりに視力を測定したら近視がすこしゆるんでいた。

「それはつまり、老眼が忍び寄って……」

と言いかけると、検査をしてくれた眼鏡屋のお姉さんが

「鋭いですね」

と言って、にやりと笑った。

新陳代謝の行く先が「成長」である子どもたちとちがって、私の新陳代謝の行く先はもう、「老い」なんだなぁ、とぼんやりと思うことがある。
元気がいいときは、「ですよねえ」、で済むのだが、調子が悪いと「私はもう枯れゆく花……」と薄くさみしい気持ちになったりもする。

「腰が痛くてもう」
「あんたなんかまだええわさ。私なんて腕がもう上がらへんのさ」

秋祭りの踊りの練習に参加した時、休憩の合間にアイスやみかんに手を伸ばしてご婦人たちが言い合っていた。
どこの医者がいいとか、あそこは駄目だとか、そんなことを言いながら膝や腰をさすってはみかんを口に放り込んでいた。そして、曲が始まるとしゃんと立ち上がって、キリキリと踊るのだからちっとも信用ならない。
踊るご婦人らの背中を眺めながら、自分の20年先を思う。
10年をあと2回重ねても、こうして元気に踊ってげらげら笑えるなら、悪くないなと思うのだ。
ご婦人たちにも、かかとがカサつき始めた冬や、白髪を見つけた日があって、今もこうして、元気に踊っているのだと思うと、ああ、大丈夫だ、と心がすこし強くなる。私の20年後もこんなふうならいい。
私の老後の目標は自治会のご婦人たちだ。

*

子どもが多い町はいい、とは聞くけれど、こんなふうに、先を行く人たちが元気な町ってとてもいいなと思う。
いつだって心配ばかりしているから、老後の心配なんて当然しているし、なんなら「2000万円貯められないからもうだめだ」と思ったりもするけれど、もしかしたら、20年後はまだ元気に浴衣を着て踊ったり、さつまいもを配ったりしているかもしれない、と思えることがうれしい。
今まで住んでいた町では得られなかったことだ。

それにしても、この町は便利な場所にあるにもかかわらずちっとも開発が進まないし、土地が売られる気配もない。空き地や空き家が増えるばかりなのが気がかりだ。
地区のおじいさんは

「そのうちハネさんちで全部買い上げてもらってやな。がはは」

と笑っていたけれど、ほんとうにどうにかできないものだろうか。
とってもよい町なのでこの先もずっと細く長く人が住んでいてほしいのだけど、こういうのはいったいどこへどうしたらいいんだろう。
とりあえず宅建でもとったらなにかしらの活路が見いだせるだろうか。
詳しい人、教えてください。お礼に町を案内しますので。

かつお節屋が本気で伊勢うどんのつゆを手作りしてみた。

キッカケはある日の朝ごはんに伊勢うどんを食べようと麺を茹で始めた時。

あれ・・?

冷蔵庫にアレあったっけ?
そうアレとは伊勢うどんのつゆのこと。
あると思って麺を茹で始めたのに、伊勢うどんのつゆがなかったのです。

これは困った。

だって朝だし。

もう時間がないし。

1回も作ったことないけど、なんとなく舌に残る記憶を頼りに顆粒のかつお出汁と自家製の「かえし」を使い、なんちゃって伊勢うどんのつゆを作りました。
初めて作ったつゆは色も薄いし、味もなんか物足りないな〜。おしい。笑
でも急いで作った割には、方向性は間違っていない!と、密かな手応えを感じたのでした。


 

かつお節屋に嫁に来てからというもの、家で食べるものだった伊勢うどんを外で食べる機会が増えました。
小久保商店のかつお節やサバ節は伊勢うどんを提供している多くのお店で使っていただいてます。

勉強も兼ねてお得意先さんで伊勢うどんを食べると、それはそれは色んな味に出逢えます。
麺の太さ、つゆの濃さ、出汁の風味に、トッピングのバリエーション。正に組み合わせは無限大。

器も味がある駒鳥食堂さんや・・
麺の太さが特徴的な山口屋さんや・・
伊勢うどんの命名のきっかけのお店、ちとせさんなど・・

 

 

小久保商店のかつお節の取り扱い商品の中に「かつお厚削り」という
通常の花かつおよりも分厚く削られた削り節があります。
厚みの境界線は0.2mmと言われており、厚さ0.2mm以下を薄削り、0.2mm以上を厚削りと定義されています。

厚削りは伊勢うどんの出汁に使われる事が多く、この厚削りでしっかりと出汁をひいて伊勢うどんのつゆを作りたい!と密かに思っていたのです。

そして、ひょんな事からチャンスはやってきた。

 

ご近所さんでもあり、和食のことにめっぽう詳しい私たちのお出汁の先生藤原さんと、以前から勉強も兼ねてお出汁の飲み比べをしようと話していました。
やっと実現し、その流れでついに伊勢うどんのつゆを作ってみることに!

到着するなり、鞄から大量の昆布を取り出し
「これは羅臼、これは利尻、これは真昆布、これは根こんb・・」と、説明を始めます。
昆布だけで1時間は話せそうw

話はおいおい聞くとして、水につけてあった昆布出汁と厚削りをぐつぐつ火にかけて、お出汁をとる所からスタートです。

 

出汁の色と厚削りの大きさの違い、わかりますか?

 

5分ほど煮込んだところでお出汁の色がだんだんと変化してきました。
まだまだ煮込むので、その間に、そもそも伊勢うどんとは?というお話をさせていただきますね。

伊勢うどんの麺は太くてやわやわ・もちもちの食感。
他県の方からは「茹ですぎやん!」と思われるくらい柔らかい麺を、お出汁と醤油が香る少し甘めの濃いつゆをかけて頂きます。
もともとは、お伊勢参りの為に長旅をしてきた人がさっと食べられるように、また消化に良いように柔らかく作られたんだとか。
江戸時代のファストフードとも呼べる伊勢うどん。

以下、農林水産省のHP内にある「うちの郷土料理」より抜粋。

【昭和40年代初め頃、「伊勢うどん」を食べた有名な作詞家がラジオで話した『伊勢の珍しいうどんなので伊勢うどんというのがよいのでは』という趣旨の発言を受けて、昭和47年(1972年)に伊勢市麺類飲食業組合が統一名を決め、組合員向け献立表に記載してから以降とされている。
このように食べ方は古いものであるが、名前は新しい郷土料理という典型である。
太くて柔らかい麺と出汁の効いた黒いたれ(つゆ)が特徴的な「伊勢うどん」は、伊勢市民のソウルフードであり、スーパーマーケットなどでも売られ1年中食べられる。

昭和43年(1968年)にゆで麺の小袋化、たれの小袋化が開発されて、それまでは店で食べるものであった「伊勢うどん」が家庭で手軽に食べられるようになり、一気に家庭に広まった。】

私は昭和から平成になる直前に産まれたので、物心ついた時には「伊勢うどん」という呼び名でした。
もっと古くから呼ばれているものと思っていたので意外な発見。

伊勢周辺に住む人は、きっとお店で伊勢うどんを食べるより、スーパーで麺とつゆを買ってきて作る方が多いのです。
だからこそ、つゆ、手作りしてみたくなりました。

(ちなみに農林水産省のHP内に伊勢うどんのつゆのレシピが掲載されていましたが、つゆは20人分の分量になっていたので、作る際気を付けてね。笑)


 

厚削りを15分くらい煮込んだところで、お出汁にいい色がついてきました。
別の鍋でみりんとたまり醤油・・がなかったので、普通のお醤油と砂糖を合わせて、3分の2程度の量になるまで煮詰めていきます。

 

これを先ほどのじっくり煮出した出汁と合わせて完成です!

 

上記の通り、伊勢うどんの麺は茹で麺なのでお鍋に入れて温まったら食べられます。
でもちょっと長めに茹でて、更にやわやわの状態にしても美味しいのです。

 

自分達で作ったつゆの完成度を計るため、市販のつゆも3種類用意。

アツアツの麺に出来立てのつゆをかけて・・

それをぐるりと全体に絡ませて・・

ネギをのせたら完成!

初めて作った伊勢うどんのつゆは・・・美味しいー!!
はじめに出汁がふわっと香り、口の中に醤油とみりんの風味がしっかりと広がるつゆ。
色がちょっと薄いのはたまり醤油じゃなかったせいか。
少し甘味が強く、後味がさっぱりとして出汁の風味が弱かったので、ここを改善したらもっと美味しくなりそう!
しかし、初めて手作りしたつゆは、大満足の味でした。

他のつゆは、醤油風味が強かったり塩味が強かったり。
使用している出汁の素材がかつお節だけじゃなかったり、醤油の種類にこだわりがあったり・・食べ比べることで、各社の違いがよくわかります。

「伊勢うどん」と聞いて脳内に思い出されるあの味わい。
太くてもちっと柔らかいうどんと、甘辛い出汁香るつゆ。
白黒のコントラストとは裏腹に、食べるとほっとするあの味わい。

市販のつゆもお店の味も色々食べてみると、より好みの「伊勢うどん」に出逢えるかも。

私はとりあえず、もう1回つゆを手作りしてみます!

 

 

薬膳カフェ 「Happy Style」11/9 OPEN

薬膳カフェが11/9オープンするという情報をsnsでキャッチしたので、興味があり早速コンタクトをとってみました!(記事が出る頃には、きっとオープンしていますが….)

コンセプトは“素朴な安らぎ” を提供するカフェ。素朴な安らぎって⁈イメージは古民家で田舎を想像しますが、オープンする場所は、JR四日市駅の近く。

素朴な安らぎってどんな安らぎを目指しているのか聞いてみると、身体も心も元気になって貰いたい!日々過ごす日常の中に「安らぎ」の時間を持って頂きたいという思いを込めて、コンセプトは“素朴な安らぎ”にしたそうです。

スタッフのイチオシメニュー

もち性大麦のキラリもちは、もち麦の中でも希少な新品種。もちもち、ぷりぷりでとっても美味しいんです!
それだけではなく、なんと、食物繊維量は白米の約25倍!水溶性・不溶性食物繊維がバランスよく含まれており、様々な効果が期待できます。そんな三重県産のキラリもちを使ったお粥。を是非食べて欲しい!と言う事です。

薬膳たまご粥!メニューに迷ったらお勧めの一品です。うずらの卵、韓国のり、白すりごまが使われています。

その他にも黒練ゴマがたっぷり!セサミンが豊富な薬膳黒ごま粥と五香ミンチ(豚ミンチ+五香粉)・ネギ・白スリごまの入った薬膳肉みそお粥の3種類ですが、お粥は季節のお粥もお目見えする予定だそうです。

お粥は10種類以上試作と試食を繰り返し、この3種類に決まったみたいですので、期待してしまいますね!

この3種類は味はもちろんですが、薬膳の考え方に基づき忙しい方の身体に必要な「血」を補う食材であったり「腎」を整える食材を使用しているとの事なので、気になる方はスタッフの方に聞いてみるといいかもしれません。

お店では薬膳粥のランチセットを提供します。女性だけでなく男性にも満足のいくランチを楽しんでいただけます。

もう一つのこだわりがハーブティー。薬膳の専門家が監修している和漢茶やお店オリジナルのブレンドハーブティーも楽しんで頂けるとの事でした。

今は薬膳料理の本やネットにお家薬膳レシピなども多数紹介されていますので、薬膳気になるという方も多いのではと思います。薬膳と聞くとハードルが高く感じますが、お馴染みのお粥でしたら気軽に挑戦できますね☆

 


 

薬膳カフェ「Happy Style」

営業日
ランチ:水・木・金・土11時~15時(LO.14時)
ランチ:二部制
時間: ①11時00分 ~12時30分
②12時40分 ~14時10分
ラストオ-ダ- 14時 クロ-ズ15時
(10席ほどの小さなお店です。)

夜カフェBAR:金・土 17時~20時(LO.19時)
定休日:日・月・火
yakuzenokayuya@gmail.com

電話:080-5975-1191
住所:〒510-0061 三重県四日市市朝日町3-14 セゾン四日市1A

OTONAMIE PUSH EVENT【2023.11.20update】

お寄せいただいたイベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。


東紀州ごちゃまぜ交流会

主催者より
『東紀州ごちゃまぜ交流会』のお知らせ。
今年も『東紀州ごちゃまぜ交流会』が開催されます。
このイベントは、3つのプロジェクトの発表(約10分)を聞いて、その中でも気になったプロジェクトグループに入り、さらにそのプロジェクト実現のためのブラッシュアップを皆で話し合う『交流会』です。
プロジェクト実現のための具体的な実働メンバーになる、というよりはプロジェクトのブラッシュアップを話し合うことで、その場にいる人たちと交流することが目的となっています。(そういう意味での『交流会)です。
しかし、話し合われたプロジェクトの実行・実現はイベント終了後も、プレゼンターによって引き続き実現に向けて継続していきます。
このイベントで知り合った友達は、今でも交流があり、何かと一緒に集まったり動いたりする間柄になっています。
回を追うごとに、参加者の地域の範囲が広がり、東紀州一円から参加してくれるようになりました。
広い地域の方々と知り合いになれるチャンスです。
どうぞご参加下さい。
【令和5年度東紀州「ごちゃまぜ」交流会を開催します!】
東紀州地域を盛り上げるためのプロジェクトに、あなたも参加してみませんか?
会場参加・オンライン参加のいずれも可能です!
みんなでごちゃまぜになってブレストしながら、あなたのアイデアでプロジェクトを盛り上げましょう!

1.日時
令和5年11月22日(水)18:30~20:30(受付:18:00から)

2.場所
シェアスペース土井見世(尾鷲市朝日町14-2)
<周辺地図>https://goo.gl/maps/fAjTDwHRjUhk2g6EA

3.内容

(1)未来のプロジェクト発表
今、東紀州で“やりたい”&“やっていること”で、チャレンジや応援が欲しいプロジェクトを3人のプレゼンターが発表します。
【プロジェクトA】
出会い×スポーツ=東紀州をもっと面白く
前川あかね(まえかわ あかね)さん
紀北町地域おこし協力隊/きほくラボ所属
【プロジェクトB】
声と音でつくる、ラジオ版・東紀州世界地図
玉置侑里子(たまおき ゆりこ)さん
御浜町地域おこし協力隊/ZIP-FMナビゲーター
【プロジェクトC】
アルドくんのビーチクリーン
黒羽真弥(くろは まや)さん
尾鷲市地域おこし協力隊

(2)ブレスト
参加者が、自分の応援したいプロジェクトを選んでアイデアを出し合います。
※ ブレインストーミングの略。複数の参加者が自由にディスカッションを行い、アイディアをどんどん出していくことで、新しい考え方や解決策を出していく手法。

(3)アイデア発表
ブレストで出たアイデアをもとに、プロジェクトの今後を発表します。

4.参加方法・定員
・参加費無料
・ブレストに参加
(1)会場での参加(先着順):定員30名
(2)Zoomでの参加(先着順):定員10名
・視聴のみ(ブレストに参加しない) (3)Zoomでの視聴のみ:定員なし(※) ※Zoomのカメラとマイクをオフにしての参加となります。

〇チラシ又は下記URLから必要事項を記入してお申込みください(申込締切:11月16日(金)迄)

<参加申込みフォームURL>
https://logoform.jp/form/8vMX/360948

5.その他
詳細やお問い合わせ先については、下記告知ページをご覧ください。
昨年度の実施内容や、その後の進展についても記載しています。是非ご確認ください!

https://www.pref.mie.lg.jp/OCHIIKI/HP/85168027839_00013.htm

主催:三重県 企画・運営協力:NPO法人おわせ暮らしサポートセンター

お問い合わせ
三重県紀北地域活性化局県民防災課 0597-23-3407
ochiiki@pref.mie.lg.jp

 


【いい夫婦の日】貴重な木材を使用したペア箸づくり ~普段伝えられない気持ちをカタチに~

主催者より

百年杉とヒノキでペアのお箸を作る体験プログラムです。箸は、2 本で1 膳であることから支え合う夫婦の象徴とされています。また、食べることに不自由しない「財」や、健康・家庭の安全の祈願、夫婦の絆を繋ぐ“はし”渡しといった意味を込めて、ご夫婦へのプレゼントとしても大変人気です。
体験では、箸に名入れや日付などの焼き入れができ、世界に一つだけのペアのお箸をお作りいただけます。木のメッセージカードもご用意していますので、結婚祝い等の贈り物にもぴったりです。

【会場】kiond建物内「ワークルーム」
【参加費】5,000円(税込)/組 百年杉・ヒノキ2 膳セット
【定員】10組
【申込方法】kiond公式予約サイトより受付。予約優先制で当日参加も可。

問い合わせ先
0598-67-4291(kiond代表番号)

イベントに関するリンク先
https://kiond.com/reserve/program/woodchopping-goodcoupleday/

 


伊勢志摩の船でしか行けない秘密基地で開催!~うみらぼ×伊勢志摩BASEコラボ 地方創生イベント

主催者より
今回のイベントは、志摩市の朽ち果てた真珠養殖場を“ソーシャル・イノベーションの場”に再生しようと取り組む「うみらぼ株式会社」と、グランピング施設「伊勢志摩BASE」のコラボレーションイベントです。
志摩市の魅力を発信し地元の活性化を願って活動する2社がコラボレーションすることで、
地元産業や自然への関心が高まればと企画しました。
英虞湾(あごわん)を眺めながら行うクロストークイベントの後、
正式オープン目前の「うみらぼ」、人気沸騰中の「伊勢志摩BASE」それぞれでアクティビティと宿泊を体験することができます。

開催日時
2023年11月25日(土)
13時30分~

問い合わせ先
株式会社プラザクリエイト広報 山中晴奈( 080-7187-8341)
yamanaka-haruna@plazacreate.co.jp

イベントに関するリンク先
(伊勢志摩BASE)
https://www.glamping-mie.com/ https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000294.000052784.html (うみらぼ株式会社)
https://umilabo.co.jp/ https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000112111.html

主催や後援
うみらぼ株式会社、株式会社プラザクリエイト、三重県志摩市

 


青年団プロデュース「馬留徳三郎の一日」

主催者より
「だまされたことさえ、忘れてしまえるなら……」
認知症、老老介護、弱者を狙った特殊詐欺など様々な苦悩が付きまとう超高齢社会。そんな中でも演劇のチカラで老いの暮らしをユーモラスに描いたのが、劇作家・髙山さなえの『馬留徳三郎の一日』です。第7回「近松賞」を受賞し、2020年には演劇界のパイオニア・平田オリザの演出により東京・長野・兵庫にてツアーを実施、各地で反響を呼びました。物語の舞台は山深い田舎の集落。馬留徳三郎と妻のミネのもとに、息子の雅文から久しぶりに電話が。仕事でトラブルがあり、部下が間もなく馬留家に訪れるそうですが…。高齢者の悲喜こもごもを温かなまなざしで見つめた同作。きっと老いと共に歩むヒントが見つかるはずです。

開催日時
2023年12月23日(土)〜24日(日)
両日共14:00開演

問い合わせ先
三重県文化会館チケットカウンター059-233-1100
tsutsumi@center-mie.or.jp

イベントに関するリンク先
https://www.center-mie.or.jp/bunka/event/detail/44144

主催
三重県文化会館

 


四日市映画祭

主催者より
12月23日、24日に4年ぶりに四日市映画祭を復活します。過去3年間のグランプリ作品&特別賞を受賞した11本の中からグランドチャンピオンを選出するグランドチャンピオン大会を開催します。その他にも招待上映作品として「かば」や「凪の憂鬱」などの話題作、四日市で作られた映画、神戸高校放送部が製作した短編など、見どころいっぱいのラインナップになっています。

主催
四日市映画祭


MITOS展

主催者より
色・形・線を見つめ、純粋な絵画表現の可能性を模索する作家。 本展では、“歪曲”をテーマとした鮮やかな世界観をご覧ください。

開催日時
2023/9/9〜12/3
10:00〜16:30(入館は16:00まで)

場所
伊勢現代美術館

費用
(整理番号付き自由席)一般3,000円、22歳以下2,500円

問い合わせ先
info@ise-muse.com

イベントに関するリンク先
https://www.ise-muse.com


 

皆様からのイベント情報も募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記フォームからイベント情報をお寄せください。

掲載申込みフォーム

【小さい幸せの旅】100年の歴史を誇る、「山村牛乳」in参道TERRACE

〜ビン牛乳~

きっと、そこまで特別なものでもないのであろう。

私たちの親世代では学校給食に毎回のように出るものであり、

今でも、スーパーに行けば普通に飲めるものである。

でも、私にとっては何か特別な時に飲むものであると感じる。

普通に1Lのパックからコップに注いで飲む牛乳より、クリーミーな味わいがするのがビン牛乳であると私は感じている。中身が違うのにここまで感じられるのはどうしてなのだろうか。

 

~カフェオレと並ぶ「山村牛乳」~

実は山村牛乳の店舗は伊勢外宮の真ん前にあるが、

伊勢市駅に一番近い「参道TERRACE」でも飲むことができる。

創業大正8年、伊勢の食文化を「乳製品」で支えてきた山村乳業さん。

お洒落で500円以上するカフェオレや抹茶ラテが並ぶカフェで300円山村牛乳を楽しむことができるというのは、それほど山村牛乳が地元に愛されている証拠であろう。

山村牛乳を注文すると、目の前で店員さんに蓋を開けてもらえる。

そして、伊勢市駅を一望できるテラスでそのまま飲むことができる。

自然が感じられるようなすっきりとした味わいながらも、クリーミーさを感じられるのに加え、瓶の冷たさとどこか懐かしいにおい、窓ガラスから光が差し込み、瓶の空洞からうっすらと光が差し込む姿。

五感で感じられる、あの「ビン牛乳」ならではの特別感。

高級フレンチを食べているわけでも、1000円以上する高いドリンクを飲んでいるわけではない、けれど心が満たされるのだ。

 

ビンには「YAMAMURA」という文字と、可愛い牛乳屋さんのキャラクターが描かれている。

新しく始まった 音・食・ファッション、カルチャーを発信するイベント「楽着」                   スチャダラパーアニ MACO MARETSなど音楽ゲストに加え、台風飯店など県内外から有名店が集結するマルシェを開催

三重県の四日市市で新たに始まる

音楽・食・ファッションなどの 

カルチャーを発信するイベント

「楽着」

音楽フェスとマルシェのちょうど真ん中

音楽や美味しいご飯やスイーツを

さらにファッションや植物いろんな

カルチャーに触れられるイベントです

場所は

三重県下最大のファッションビル、

​​「日がなビル」にて開催。

​​

​​第一回目のゲストにDJで「ANI from スチャダラパー」を、

​​LIVEでは「maco marets」をお迎えします。

​​

​​出店は台風飯店をはじめ、県内外の有名店が集結。

​​また当日は会場となる日がなビルの洋服もご覧いただけます。

​​(洋服の陳列・販売は17時まで)

​​

​​入場料は500円(高校生以下無料)。

​​

​​駐車場が少なく大変混み合いますので、

​​当日は公共交通機関のご利用をお願い致します。

「楽着」

​​at HIGANA BLDG.

​​三重県四日市市日永5-12−16

​​

​​入場料500円(高校生以下無料)。

​​

​​■guest DJ

​​ANI (スチャダラパー)

​​snsdm(台風飯店)

​​

​​■LIVE

​​maco marets

​​B.e

​​

​​■DJ

​​Ren

​​モリタナツキ

​​junk!

​​hichori

​​wnkry

​​kiyomizu (Bonobo)

​​wk.j

​​SHINGO

​​SHINMO

​​ymgc

​​KKA

​​atushi yamamoto

​​

​​■photo

​​komasonk

​​

​​■movie

​​imamura kengo

​​

​​■food and merch

​​上木食堂

​​Adii ezu

​​いなべカリー食堂

​​DAITO CURRY

​​喫茶タチバナ

​​松竹園

​​スタンド涎

​​台風飯店

​​パーラーイムオム

​​八O吉

​​

​​■fashion

​​着楽

​​cocorozashi

​​Diffusion

​​DOKODO

 

​​

​​

家でも職場・学校でもない。第三の居場所「CANPiNTAN」から生まれる、松阪のスケボーカルチャー。

スケートパークをハシゴする、ローカルスケーターたち

以前記事に書いた、松阪市総合運動公園スケートパーク記事はコチラ)で、こんな会話が聞こえてきた。

「まーくんとこ滑りに行ってくるわ!」
「今日はまーくん、呂布カルマみたいなシャツ着てたよ!」

スケボーキッズのママたちがまーくんと呼ぶのは、スケートパークCANPiNTAN Skatepark & Shop(以下、CANPiNTAN)のオーナー中西将基さん。どうやらローカルスケーターたちは、スケートパークをハシゴしているらしい。

▲温厚な人柄で愛されているオーナーの中西将基さん。この日はバンドTでした!

CANPiNTANは、2021年1月4日にオープンした屋内スケートパーク&ショップ。ランプ(楕円を半分に切ったようなセクション)がメインのパークで、大きさの異なる4つのランプを完備。補助ロープがついたものもあるので、初心者でも挑戦しやすい。併設するショップでは、スケートボードやアパレルが販売されている。松阪市総合運動公園スケートパークから車で約20分、近鉄山田線松ヶ崎駅から徒歩1~2分でアクセスできる。

▲屋外滑走エリアは18時まで

スノーボードが好きな中西さんは、ワーキングホリデー制度を利用してカナダのウィスラーという街に滞在し、毎日スノーボードとバイトに明け暮れていた。夏のオフシーズンには、自然とスケートパークへ出向くように。それがスケボーとの出会いだった。

中西さん:スケボーはカナダで27歳の頃に始めたんですが、ワーホリから帰ってきたら地元の松阪に松パー(松阪市総合運動公園スケートパーク)ができていて。松阪はスケボーが盛り上がってるなってゆうのと、雨の日は滑るところが無いよなって思っていたんです。それに、松パーにはランプも無いんで、ランプメインの室内パークを作りました。

補助ロープもついていて小さな子でも安心して始められそう!いつも元気なキッズスケーターで賑わっている。(※パーク内での撮影は邪魔になるので、空いている日に撮影。)

▲まーくんのことが大好きな、原邊さんちのスケーター姉妹。

-ハマる人はどハマりするイメージが。スケボーの魅力ってなんですか?

中西さん:スノーボードと違って、スケボーは手軽にパッとできるのがいいですね。大人も子供も一緒になって楽しめるのがスケボーの魅力です。それにスケーターって、気さくな人が多いんですよね。

確かに!車輪がついた板の上に乗るという共通点だけで、会社帰りのサラリーマンも学校帰りの学生も、世代を超えて声を掛け合い、すぐに打ち解けるのが不思議。これってスケーターあるあるなのか。

スケーターあるあるといえば私、色々と気づいたことがあるのです!


まーくんは「イエー」って言う

誰かが技をメイクすると、まーくんこと中西さんは「イエー」と言って一緒に喜んでいる。中西さんだけではなく、滑っている他のスケーターも、イエー!と笑顔だ。どうやらスケボーは年齢、性別、上手い下手関係なく、お互いを讃え合うスポーツらしい。スケーター同士、声をかけ合うもよし、自分のペースで黙々と滑るもよし。CANPiNTANとは、互いを認め合える一つのコミュニティなのだと思う。家でもなく職場や学校でもない第三の居場所、それがここCANPiNTANなのかも知れない。

クリエイティブな人、多くない?

CANPiNTANの受付に飾られたアートやZINE。これらは常連さんの作品なのだという。

この日、たまたまパークに来ていた松本さんはバンドマン、丸山さんはDJ。スケーターって、なんだかクリエイティブな人、多くない?

▲ムードメーカーな奥山さん(左)、バンドマンの松本さん(右)
▲DJをしている丸山さん(右)

スケーターがアートや音楽などのカルチャーと密接なのは、一体何故なのだろう。


スケーターはそもそも、街の見え方が違う説

車や自転車で通りかかった街の、何でもない階段や斜面。この高さなら飛べるだろうか?この斜面ならどう使うのか?と、遊び方を考えがちな彼ら。その視点こそがまさにクリエイティブなのだと、私は思っている。遊び心がもたらすクリエイティビティと、アートや音楽を自由に愛する探究心。頭がカチコチな私は、そんな彼らが心底羨ましい!

最後に、中西さんに聞いてみたいことがあった。店名には何か、とてつもなく深い意味があるのでは…。

CANPiNTANってまさかあの、干からびたやつのこと?

中西さん:そうなんです、三重弁で「干からびたもの」という意味のカンピンタンなんですけど。特に深い意味はないですね!(笑)

意味なんて探さなくたっていい。もっと軽く、そしてもっと自由に!私もそんなふうになれたらな…そう願いながら、CANPiNTANの夜はふけていきました。


CANPiNTAN Skatepark & Shop

三重県松阪市久米町1258−1
instagram:https://www.instagram.com/canpintan_sk8/?hl=ja

 

日々三重、キックオフ!OTONAMIE主催:地域プレイヤーの集い「三重の明日を語る」

オンラインとリアルで三重の人や暮らしとつながるコミュニティ「日々三重」。地域で活躍するプレイヤー(地域プレイヤー)の方々の活動を紹介したり、三重県に移住した人たちの暮らしぶりをコラム形式で発信し、多方面から三重の魅力を伝えています。

南北に長い三重県。それぞれの分野・地域で活躍はされているプレイヤー同士が繋がる機会がなかなかありません。そこで2023年9月30日、日々三重で紹介している地域プレイヤーの方々に集まっていただき、親睦会(OTONAMIE主催)を行いました。今回は、その様子をレポートします。

個性的な三重の地域プレイヤーたち

皆さんに集まっていただいたのは津駅からほど近くの飲食店。いなべ市、名張市、そして南伊勢町など県内のあちこちから7名の地域プレイヤーに集まっていただきました。まずは、初めましての自己紹介を兼ねて、それぞれの活動内容についてお話いただきました。

①度会郡南伊勢町阿曽浦 「まるきんまる」 橋本 純さん

トップバッターは、南伊勢町の阿曽浦で漁師として働く橋本さん。阿曽浦に生まれ育ち、大学を卒業後はヨーロッパやアフリカなど世界中を旅していました。一時期は、ハワイでイルカセラピーの仕事をしていたこともあるんだとか。

しかし、久しぶりに帰った故郷の衰退ぶりを目の当たりにし、Uターンを決意。実家の「友栄水産」の跡を継ぐことにしました。真鯛の養殖や小型の定置網漁を生業としながらも、2007年にゲストハウス「まるきんまる」をオープン。

宿泊だけでなく、漁船で漁に出る「漁師体験」や、鯛を養殖をしているイカダで泳ぐ「鯛になれる体験」など、漁師がいる宿でしかできない唯一無二の体験を提供しています。

鯛の養殖イカダで泳ぐ「鯛になれる体験」

また世界中を旅する中で身につけた語学力を活かし、海外からの観光客も積極的に受け入れています。その中で、漁村の暮らしに魅了されて社員になった方もいるんだそう!

今働いているスタッフはフランス人、シンガポール人、日本だと奈良、岐阜の出身者がいます。地元の出身は、65歳を超える男性が1人だけなんですよ。国内だけではなく、世界中からいろんな人を受け入れて、面白いことをやっていきたいですね」

友栄水産では、漁業の仕事や漁村での暮らしを体験したい人のために、インターンシップ制度を設け、学生・社会人、国籍を問わず幅広い人を受け入れています。現在新たな取り組みとして、地域の交流の場となるスペースを開設し、阿曽浦に人が訪れる仕組みをつくろうと模索中です。

僕の役割は海と人を繋ぐことだと思っています。そのポジションを維持しながら、今後も頑張っていこうと思います!」

② 大台町・佐原 「奥伊勢テラス 」西口 茉実さん

「キャスターマミこと西口 茉実と言います」と挨拶してくれたのは、大台町観光協会に所属する西口さん。県内を中心にMCの仕事をしており、大台町の行政番組アナウンサーを担当したことをきっかけに、大台町へ。豊かな山に囲まれた暮らしをしてみたいと、2016年に移住を決意しました。

すごく気に入った空き家があり、すぐに移住。同時に地域おこし協力隊として、移住促進の情報担当を担うことになりました。

「実際にやってみて思ったのは、移住関連の情報だけ発信していてもなかなか移住には結びつかないということです。移住を検討している方は、観光で遊びに来て、魅力を感じて移住するんじゃないかと。だからまずは足を運んでもらうことを目指して、大台町の面白さを伝えることにしたんです」

西口さんが働く「奥伊勢テラス」

 

そこで西口さんは自らまちを歩いてネタを集め、地球の歩き方が運営していたブログ「田舎の歩き方」や「OTONAMIE」を活用し、移住者目線での大台町の魅力を発信し “おおだいファン” を増やす取り組みを続けました。

その甲斐あって、今では「元々の住人より大台町のことを知っている」と言えるまでに。まちを歩けば「まみさ〜ん!」と声をかけられるほど、まちの人にも信頼される存在になっています。

現在は大台町の玄関口でもある「奥伊勢テラス」で観光案内人を行いながら、移住希望者の相談も受けているだけでなく、大台町の空き家を管理するクリエイティブ集団「AWAプロジェクト」とタッグを組み、増加する空き家問題にも取り組んでいます。

「町内に空き家は500件以上あるんですが、空き家に住みたいという人がいても、改修には膨大な資金が必要で対応できていない状況なんです。県内でこうしたつながりを持つことで、課題解決に繋がるようなヒントをもらえたら嬉しいですね」

③度会郡南伊勢町五ヶ所浦 うみべのいえ 西岡 奈保子さん

南伊勢町五ヶ所浦から参加してくれたのは、西岡 奈保子さん。空き店舗や空き家が増えた旧商店街地区をひとつの家に見立てた「うみべのいえプロジェクト」でリーダーを務めています。このプロジェクト、ちょっと一言では言い表せない仕組み。

「3年前ぐらいから空き家を改修し、誰でも飲食店に挑戦できるシェアキッチン『うみべのいえキッチン』や、誰でもくつろげるまちのリビング『うみべのいえリビング』をスタートしました。海辺全体を家と捉え、キッチン、リビングなど暮らしをより楽しむための機能をまちに増やしています」

うみべのいえキッチンを卒業した方が、町内にお店を構えるなどまだまだ進化している最中です。

シェアキッチン『うみべのいえキッチン』

名古屋から南伊勢町に移住して6年目。今も名古屋と行き来しながら、名古屋では保育園のコンサルタント業、南伊勢では移住者の仕事にまつわる相談に乗る、おしごとアドバイザーとして活躍しています。2018年からは、コワーキングスペース「むすび目コワーキング」を運営し、地域と人の結び目になる場づくりを行っています。

「私も移住者として、橋本(純)さんをはじめとする地元の方にお世話になりながら、活動を続けてきました。南伊勢は、移住者だけでなく、住民の皆さん自らまちを良くしようと活動されています。何が起こってるのか、ぜひ確かめに来てください」

④ 松阪市平生町 vacant 中瀬 皓太さん

村山さん(OTONAMIE編集長)が中瀬 皓太さんを訪ねたとき、中瀬さんが着ていたのは「東京」と書かれたTシャツ。地域愛バリバリの「松阪偏愛MAP」を制作するにも関わらず、「東京」を着ている。「なぜ東京なんですか?」と聞くと、「え、東京のが楽しいやん」と返事が返ってきたそう。

とはいえ、生まれも育ちも松阪の中瀬さん。ディレクターやデザイナーとして活躍する側ら、5人の仲間とともに地域特化型クリエイティブチーム「vacant(バカント)」を結成し、メンバーそれぞれが偏愛する飲食店や銭湯、書店など、個性的なスポットが掲載された「松阪偏愛MAP」「愛宕純愛MAP」を制作。リアルな視点も必要ではないかと、暮らしに必要な情報を集めた「松阪生活MAP」も発行しています。

また、vacantのメンバーで、「MADOI(まどい)」を運営。カフェ/図書館/雑貨屋/文化センター/集会所といった役割を持つ、クリエイティブな集会所です。でもそれは「まちおこしをしよう」という感覚ではなく、自分たちが暮らしを楽しめる場所をつくろうという思いで活動しています。

「生まれてこの方、松阪を出たことがないので、僕は『松阪に移住してきてください』と言えるような立場にない気もしていて。ただ、もし『移住したい』という人がいたら、良し悪しをひっくるめてこのまちのことを伝えるのが僕らの役割だと思っています」

⑤ いなべ市北勢町 筆談カフェ桐林館喫茶室 金子 文絵さん

OTONAMIEでも何度もピックアップさせていただいている、桑名市のお寺「善西寺」。住職の矢田さんの紹介で巡り合ったのが、いなべ市で筆談カフェを営む金子 文絵さんです。ぜひ日々三重に参加していただきたいと、声をかけさせていただきました。

教員や看護師としてのキャリアを持つ金子さん。2020年に「福祉×アート」をテーマに一般社団法人kinariを立ち上げ、同年8月に筆談カフェ「桐林館喫茶室 」をスタートしました。

筆談カフェ「桐林館喫茶室 」

「私たちの運営するカフェは、『音声はオフ』という独自のルールを設けています。筆談や手話、ジェスチャーなどで、音のないコミュニケーションを楽しむことができるカフェです。聴覚障害を持つ人だけの場ではなく、みんなが障害を持つ当事者の人の日常を体験してみる。そこから何かを感じてもらえればうれしいですね」

また第3金曜には、筆談カフェが入居する廃校で、マルシェ「kinari market」を開催。地域の中で人やモノを繋ぐ「コミュニティーナース」である金子さんが提案する、人や地域のものとつながる場です。その話を聞いて、他の地域プレイヤーから「マルシェに出店したい!」という声も上がりました。

「筆談カフェをスタートしてみて気づいたのは、たくさんの人を集客したり、話題集めの場である必要はないということ。そのためにも、今後は行政や福祉業界と協力して事業を進めていこうと考えています」

⑥名張市元町 FLATBASE 野山 直人さん

続いては娘さんの運動会の後に、急いで駆けつけてくれた野山 直人さん。名張市の旧市街地にあるコワーキングスペース「FLATBASE」を運営しています。コワーキングスペースという機能を持ちながらも、近所に住む方がふらっと立ち寄ってお話をしにきたり、差し入れに野菜を持ってきてくれる、アットホームな場です。

工務店を営む野山さんが自ら、築100年を超える町家をリノベーションしてつくられました。

コワーキングスペース「FLATBASE」

 

「名張は古くから米や酒づくりが盛んで、美しい街並みを持つ歴史の深いまちです。地域では当たり前になっていることも、きちんと “見せる” ことができればまちの魅力になるのではと思い、やってみようと思ったんです。そのためにも『まずは人が集まる場所をつくらないと!』と、町家にコワーキングという機能を持たせたFLATBASEをオープンしました」

この場所で、みんながやりたいことにチャレンジできる土壌をつくりたいと話す野山さん。

「FLATBASEでは、不定期で現役大学生がコーヒースタンド『FLAT COFFEE』を出店しています。学生の1人が『コーヒーが好きだからいつかお店をやりたい』と話していたので、『じゃあ、ここでやりなよ!』って声をかけたんです。学業があるため不定期営業ですが、それでもチャレンジできる場を提供したくて」

他にもコワーキングの利用者同士でプロジェクトが立ち上がったり、東京の芸大とアートプロジェクトを始めたりと、共創の種が生まれています。

また、地域の酒米の収穫イベントに参加した際に撮影した動画がバズり、1700万再生を記録。改めて「発信する大切さ」に気づいたそう。

「地域の中では当たり前の光景でも、誰かにとっては非日常だったりする。もっと地域の当たり前を発信していけば、名張のことに興味を持つ人もいるのではないかと。そのためにも、今後は地域の中でやりたいことがある人、発信したいことがある人のお手伝いをしつつ、地域内で経済が循環するような仕組みをつくっていきたいですね」

※地域プレイヤー・野山さんをゲストに迎えFLAT BASEで行う日々三重の「三重の暮らし体験会(1泊2日)の参加者(県外在住の方)を募集中(無料です)!
詳しくはこちらから!
https://www.facebook.com/groups/1513311142742459/posts/1556197241787182

⑤ 多気町丹生 地域資源バンクNIU 西井 勢津子さん

最後にお話しいただいたのは、約14年前に多気町丹生地区へ移住し、地域資源の活用に取り組む「​地域資源バンクNIU」の代表の西井勢津子さん​。今行っている事業の一つは「自転車の町プロジェクト」。サイクリングツアーCAZACLE(カザクル)」や、山あそびで体と脳を刺激する「マウンテンバイクの学校」など丹生の自然、人材を活かしたビジネスを展開しています。

西井さんをはじめ、移住者が多い丹生地区

名古屋在住でしたが、「地域資源を活かす事業をしたい」という目的から、空き家を探していた西井さん。ご縁があり、丹生で空き家を借りることができたそう。この日は移住者として「空き家とどう向き合うか」ご自身の体験を踏まえて話していただきました。

「私が家を探し始めた14年前は、空き家を貸したいという人は少なかったんです。でもたまたま丹生に『家を貸したい』という方がいて、お借りすることができました。10年住んで、そろそろかなと思って大家さんに『買いたいです』とお伝えしました。移住していきなり空き家を買うのはリスクが高いし、すぐには住み続ける覚悟を持てない人もいますよね。だから、私のようなパターンは移住者にとってすごくいいんじゃないかと思います」

いつまでも大家さんが元気でいてくれるわけではない。だからこそ、最初は借りるという手段をとったとしても、その後どんな暮らしをするのかを考え、空き家を存続させるのか判断する必要があると西井さんは話を続けます。

「老朽化すれば40年は持たないし、年齢を重ねて夫婦だけで住むようになったら平家に住みたい。私たちは30、40年後のことを考えて、空き家を潰して建て替えようという決断をしました。これ以上痛まないように丁寧に住んでいるけど、それを続けるのは大変なことですよね。私たちがいなくなったあと、最後にその家はどうなるのか。理想だけじゃなく、現実もひっくるめて考えるのが、空き家に住むということなんだと思うんです」

移住から14年経過して「移住者」から「地域の一員」として、立場が変化してきた西井さん。サイクリング事業以外にも、まち歩きMAPの制作やシェアキッチン「​​サラダボール」の運営などまちに新しい風を吹き込んできました。しかし今後は新しい事業を起こすのではなく、地域の人たちが大切にしている活動を、引き継いでいこうと考えていると言います。

「丹生には農地や農業用施設周辺にあじさいを植栽する『あじさいいっぱい運動』や、地域のお祭りなど年齢が70歳以上の人たちで構成されている取り組みがいくつかあるんですが、それをできる範囲で引き継ごうと思って。その人たちがつくった取り組みを、最後まで見届ける人間になろうと思っています」

次回はもっと深く、濃い会にしましょう!

皆さんのお話が終わったあとは、各テーブルで歓談タイム。どのテーブルも大いに盛り上がっていました。

中には、日本の未来について語り合ったという方達も。「勉強になった」「刺激を受けた」と、どの方にとっても有意義な時間を過ごせたようでした。

「普段これでいいのかなと思いながら取り組んでいるけど、地域プレイヤーの人たちと話すことで自信を持てました」という嬉しい声も。困りごとに対して解決に繋がりそうなアドバイスをもらえたという話もあり、各地域でキーパーソンとなる方達が集まると、とても良い相互作用が生まれるのだと感じました。

また「もっとこういった場を設けてほしい」との要望も。こうした交流の場を設けることで、地域同士の交流が活発になり、三重県全体がひとつのチームとなって発展していけるといいですね。今度は、今回参加できなかったプレイヤーの方にも参加していただき、もっと深く、濃いつながりをつくっていきましょう!


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愛や何やいろいろ感じる名張駅前の It’s yammy!なドーナツ屋「ナチュラルドーナツ」

心地良く晴れた秋の空。
名張で打ち合わせが終わったのはお昼前。
地元名張の知人におすすめランチを聞いてみた。

知人:ダイハン!レトロでいい感じですよー。日替わりとか、カツスパも美味しいです!

カツスパ・・気になる。

レトロ系のロゴがいい感じ!

駅への帰り道だったので食べてみました。

具もたっぷりで美味しかったです!

ドーン!
ボリュームたっぷり。
恐らくですが、麺と具を一緒に、ペペロンチーノのようにフライパンで焼いているから味のベースもしっかり。
そこにあっさりしたトマト系のソースが調和します。
サクサクのとんかつもボリュームがあり、食べ応え十分です。

地元の人に愛されるローカルフードに出会えるのは至福のひと時。
店をあとにして駅に向かっていると・・。

またも、気になる・・

そして多分、ドーナツ屋。

テイクアウトでも、パッと買って帰れそうなコーナー。

よく見ると、随所に書かれている「ですます調」が丁寧。

味の種類も豊富です。
手書きの感じが気になったので、イートインスペースに入ってみることにしました。

本 & 本!!!
壁のように積み重ねられた本も気になりますが、パイプ椅子には何重にもクッション。
ゆっくりしていきなよ!と語りかけてくれているような優しさ。

右下のロゴもいい感じ!

懐かしい感じのカラフルなメニュー。
ねこちゃんの「It’s yummy!」のイラストもかわいいです。

こちらも手書きメニュー。
いま気がついたのですが「男のたません」。
今度、食べてみます。

店主にいろいろと伺いました。

「ナチュラルドーナツ」という店名の由来は、卵、小麦粉など必要なもの以外は入れないナチュラルな味にこだわっているそう。
身体にも良さそうです。

甘い物好きの店主が大阪の人気ドーナツ屋で修行をして、15年前に開店。長年ドーナツと向き合ってきた店主は「ドーナツは難しいよ」とポツリ。
シンプルなものほど難しい。
以前伝統工芸の職人を取材したときにも同じようなことを聞きました。

帰りの電車でいただいたのですが、あれ!甘味がない・・。
袋のなかを確認すると、ミルクシュガーのパウダーがありました。
なるほど。

ベースのドーナツ本来の味わいに、お好みの味のパウダーを自分の好きな量を足して調整するスタイルです。
ドーナツは優しい味わいで素材の風味がよく、It’s yummy!
そして気持ちまで優しくなるような、深みのある不思議なドーナツなのでした。

 


 

ナチュラルドーナツ
名張市栄町2935−15
0595-61-3928

OTONAMIE PUSH EVENT【2023.10.30update】

お寄せいただいたイベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。


ONEDAY CAFE|フードロスをおいしくなくそう!

主催者より
過去にもアノウラボ含めて様々な取組を進めてきましたが、「じぶんごと」として感じたり考えたりすることが難しいという現実を痛感しています。
当日使用予定の食材は、今回のワンデイカフェ開催に合わせて廃棄される前にレスキューしています。つまり、この企画を通じてレスキューできなければその食材は廃棄される運命にあります。
でも実際には、まだまだ食べられるものが多く存在することも事実。また、これまでの取組を通じて様々な場所で 「食べられるものが捨てられる」 現実に向き合う中で、「捨てたくて捨てているわけではない」という関係者の想いや、捨てざるを得ない「見えない理由」が存在することも知りました。
おいしく食べてフードロスを減らすだけでなく、自分自身の食の現状や課題を知る機会にもなれば幸いです。

日時|11月17日(金曜)17:00〜22:00(21:00最終受付)
場所|And End Coffee Roastery
津市一志町田尻 598-7 / 近鉄川合高岡駅 徒歩 1 分

メニュー|下記の3種類をお楽しみ頂けます(数量限定・予約優先)
ガパオライスセット(ドリンク付き) 1,500円(限定30食)
キャロットケーキセット(ドリンク付き) 850円(限定40食)
ガパオ+ケーキセット(ドリンク付き) 1,850円(限定30食)
※フードメニューの一部には廃棄の可能性のある食材を使用しています
※ガパオライスのテイクアウトのみ容器代が+50円かかります

予約受付|And End Coffee Roastery
名前・人数・利用時間帯・メニュー・電話番号をご連絡ください
17:30~・19:00~・20:30~/テーブル席は最大 1.5 時間の入れ替え制です
※テイクアウト希望の方はご予約の際にその旨お知らせください
※駐車場に限りがあります/ご予約時に駐車場所をご案内します
※できる限り乗り合わせでのご来店 又は 公共交通機関をご利用ください
※予約優先/食材及びお席がなくなり次第予約受付を終了します

主催|And End Coffee Roastery・合同会社むすひ
協力|アノウラボ・食べリハ・三重白山物流有限会社


津レトロキーホルダーのトイカプセルと、つとりっぷのマップ配布!

主催者より
学生さんとフィールドワークを行って作成した「津レトロキーホルダー」を、ふらっと大門・丸之内にてトイカプセルで配布します。また学生目線で作ったマップ「つとりっぷ」も配布します。すでに10/28-29に丸之内で配布を行った結果、2日間で限定200個を配布することができました。トイカプセルはふらっと大門・丸之内の主催で地域づくり団体の「エリアプラットフォーム」の公式LINEを登録いただくと、一回まわせます。全20種のトイカプセル、何がでるかお楽しみ!ぜひ遊びにきてください!

津レトロキーホルダーのトイカプセルと
つとりっぷのマップ配布日時
11月10日(土曜日)〜11日(日曜日)
10:00〜14:00
※一日限定100個
※なくなり次第終了

ふらっと大門・丸之内の概要
丸之内エリア(国道23号丸之内商店街道路)
10月25日(水曜日)~10月31日(火曜日) 10:00~15:00
注:一部8:00~10:00の早朝も実施

大門エリア(立町・大門大通り商店街道路)
11月7日(火曜日)~11月13日(月曜日) 10:00~14:00
注:10日(金曜日)・11日(土曜日)は17:00~21:00の夜間も実施

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
OTONAMIEメールフォーム
OTONAMIE公式Instagram


ふらっと大門・丸之内

主催者より
ふらっと大門・丸之内は、大門と丸之内地区の恒常的なにぎわい創出と道路空間の新しい活用方法を考える、実験的な取組です。まちなかでの新たな日常をお楽しみください。

【実験の概要】
丸之内エリア(国道23号丸之内商店街道路)
10月25日(水曜日)~10月31日(火曜日) 10:00~15:00
注:一部8:00~10:00の早朝も実施

大門エリア(立町・大門大通り商店街道路)
11月7日(火曜日)~11月13日(月曜日) 10:00~14:00
注:10日(金曜日)・11日(土曜日)は17:00~21:00の夜間も実施

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
エリアプラットフォーム公式LINE
エリアプラットフォーム公式Instagram


MIE YOGA DAY 2023
〜 日常の在り方、生活そのものが祈り 〜

主催者より
MIE YOGA DAYの楽しみ方
YOGA
祈りで始まるYOGA
様々なインストラクターによるヨガタイム
ヨガや哲学のトークリレー
英語でキッズヨガ

詳細は順次お知らせしていきます
出店
厳選された出店者のラインナップ

FOOD 、CAFE、SWEET、雑貨
セラピー、WSなど
順次公開していきます!お楽しみに!
次の誰かに喜びを贈るギフト制
あなたの今、座っている席は
誰かからの贈り物

MIE YOGA DAYはこれまで関わってくれた方々や、企業様からの寄付やギフトドネーションで成り立っています。あなたの喜びを、次の誰かの喜びへ、ヨガの席を送っていく恩送り(ギフト)制を導入、参加費は決まっておりません。当日受付にて、あなたのお気持ちをお納めください。

インドのお土産プレゼント
YOGA参加者にインドのお土産をプレゼント!
MIE YOGA DAYチームは9/16~23インドツアーに行ってます!ヨガ発祥の地インドのエネルギーをお土産に込めて持ち帰ります!

子どもと一緒にヨガをしよう!「夢カワ」エリア登場
子どもたちや赤ちゃんまで参加できるのが
MIE YOGA DAYの特徴

お子さま連れ専用のヨガスペース(夢カワエリア)を準備しますので小さなお子さま連れの方も安心してご参加ください(スペース以外での参加ももちろんOK!)

夢カワエリアには、可愛いグッズや
夢カワ王国の園長先生も登場!
お子さまと一緒に、目一杯お楽しみください

チャイの振る舞い
PARTYが始まる前に
チャイで一休みくつろぎタイム
スパイスたっぷりチャイを皆さまに振る舞います。

お祭り・PARTY
フィナーレはボリウッドダンスショー!
エネルギー溢れるダンスショー
みんなで踊って楽しみましょう♪

日時:11月3日(金)文化の日 10:00~16:00 (受付9:00〜)
会場:中部台運動公園芝生広場(松阪市立野町)
内容:ヨガ、ヨガトーク、WS、出店、ダンス等
参加費:ギフト制(任意の寄付制)
(参加にはお申し込みが必要です)
主催: MIE YOGA DAY

イベント詳細
https://mieyogaday2023.hp.peraichi.com/

Instagram
https://instagram.com/mieyoga

MIE YOGA DAY 公式LINE
https://lin.ee/8xw9dxr

MIE YOGA DAY facebook
https://www.facebook.com/mieyogaday/


四日市映画祭

主催者より
12月23日、24日に4年ぶりに四日市映画祭を復活します。過去3年間のグランプリ作品&特別賞を受賞した11本の中からグランドチャンピオンを選出するグランドチャンピオン大会を開催します。その他にも招待上映作品として「かば」や「凪の憂鬱」などの話題作、四日市で作られた映画、神戸高校放送部が製作した短編など、見どころいっぱいのラインナップになっています。

主催
四日市映画祭


令和5年倭姫宮ご鎮座100周年奉祝企画展「凛の集い」

主催者より
11月5日に伊勢神宮内宮の別宮、倭姫宮(やまとひめのみや)がご鎮座から100周年を迎えます。
これを奉祝して現代の女匠たちが凛然と未来に向かって命を吹き込み続けることの大切さと素晴らしさを工芸で表現する「凛の集い」開催します。
キャリアウーマンの元祖のような女神様の祭典にちなんだ、女性たちの展示をぜひご覧ください。

日 時/令和 5 年 10 月 28 日(土)~11 月 5 日(日)10:00~17:00
場 所/伊勢路名産味の館 2 階「大黒ホール」
入場/無料
出 展/凛九、阿部夫美子
内 容/倭姫命にちなんだ工芸の展示・販売、和紙人形、美術品展示 (伝統工芸と着物のコラボレーション作品の披露)
協 力/すかや呉服店
※諸事情により、やむを得ず内容の一部を変更または中止させていただくことがございます。

 


愛犬と楽しめる濡れないカヤック体験

主催者より
三重県多気町の大型商業リゾート「VISON(ヴィソン)」にて、木や自然に触れる体験を提供している「kiond(キオンド)」を運営しております。
この度、当施設で11/1(水)の犬の日にちなんで、「愛犬と楽しめる濡れないカヤック体験」を実施することとなりました。
安定した足漕ぎカヤックなので、転覆の心配がなく、愛犬と触れ合いながら優雅に水上散歩を楽しめるアクティビティです。
また、この度の体験参加の方には、VISON内のドッグラン割引券もプレゼントいたします。

【VISON公式サイト】
https://vison.jp/
【kiond公式サイト】
https://kiond.com/

 


MITOS展

主催者より
色・形・線を見つめ、純粋な絵画表現の可能性を模索する作家。 本展では、“歪曲”をテーマとした鮮やかな世界観をご覧ください。

開催日時
2023/9/9〜12/3
10:00〜16:30(入館は16:00まで)

場所
伊勢現代美術館

費用
(整理番号付き自由席)一般3,000円、22歳以下2,500円

問い合わせ先
info@ise-muse.com

イベントに関するリンク先
https://www.ise-muse.com


 

皆様からのイベント情報も募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記フォームからイベント情報をお寄せください。

掲載申込みフォーム

扉を開ければディープな異空間!ファインダー越しに見た松阪の魅力的なカフェ

暑すぎる夏が過ぎて、外出しやすい季節になった。カメラを持ってサクッとどこかへ出かけたい気分。秋の食欲と、私の気まぐれな写欲(写真を撮りたい欲求)の両方を満たしてくれそうな、松阪のカフェへ繰り出してみることにした。

 

写真好きなら松阪のあのカフェへ | 喫茶マカロニ

おしゃれなカフェはそわそわしてしまう私。松阪市民なのに、雑誌やSNSにバンバン載っている、喫茶マカロニに行ったことがないなんて。「映えるカフェ写真が撮りたい!」ということで私、ついにマカロニデビューします。

一見、外観はカフェには見えないけれど、階段を登ってお店に入ってみると…圧倒的にセンスの良い、レトロな異空間!なにこの外観とのギャップ。照明、ソファ、壁の色も。おしゃれ空間すぎるよ!

素敵な異空間に圧倒されていた私の前に、パフェがやってきた。…これ雑誌で見たやつ、なんて可愛いの!溶けないうちに、カメラカメラ。

今回私が頂いたのは、「もっとしあわせになるためのパフェ」。威圧感のないハーフサイズがちょうどいい。この空間でこんなパフェを食べたら、世界最速で幸せになれると思いませんか?

▲もっとしあわせになるためのパフェ(ハーフ)

喫茶マカロニの人気メニューは、季節のパフェなのだとか。12月から4月頃まで限定の「この冬いちばんすきなパフェ」は、オープン当初よりマカロニファンから熱烈に愛されている。

店主の奥野真由さんが23歳の頃に始めた喫茶マカロニ。その後、パーラーオクノ、ホテルアドリアーナ、2つの姉妹店がオープン。3店舗ともSNSに連日投稿されている人気店だ。

奥野さん:若いから逆に何もわからないまま、勢いだけでやってきた感じです。外観からは想像のつかない内観にしたかったので、あえて外はいじっていません。物語に出てくるようなお店をコンセプトにしています。

▲おみくじ器!昭和レトロ!

店内には、奥野さんがセレクトした本が並び、心地よい音楽が流れている。なんだか懐かしい気持ちになるこの音楽は?

奥野さん:今店内に流れているのは、フォークミュージックに影響を受けた20〜30代のアーティストが作っている新しいフォークなんです。

奥野さんは喫茶マカロニを「カルチャー寄りのカフェ」なのだという。学生時代からサブカルチャーといわれる音楽やお笑い、映画が大好きな奥野さん。

奥野さん:学生の頃、周りにこんなジャンルの音楽やお笑いが好きな人って、おらんやろなと思いながら過ごしてきて。カフェを始めて「マカロニで趣味の話ができてよかった!」お客さんからそんな言葉を頂くと、やっててよかったなって思いますね。

サブカルチャーが好きな人も、そうじゃない人も、すっかり虜にしてしまう喫茶マカロニ。決して「映え」だけのカフェではなく、ランチやおかず系のメニューも美味しいうえに、ケーキだって洋菓子店のものに負けていない。

▲キーマカレーセット
▲栗のカスティーユ(期間限定)

奥野さん:「マカロニのケーキなら、いくつでも食べられる!」と言ってくださるお客さんがいて、それは本当なのかと(笑)。わんこそば的な感じで、ケーキ王選手権を開催して、お客さんも私たちもすごく楽しめました。自分のできること、好きなことを仕事にしていこうと思った中で、私にとってこのカフェが一番、アウトプットできる場だと思っています。

▲フローズンアポロ

「好き」という気持ちは、最強の原動力なのだと思った。店主の好きな世界がいっぱい詰まった、喫茶マカロニ。落ち込んだ日は「もっとしあわせになるためのパフェ」を食べに訪れて、とっとと幸せになろう。

 

扉を開けばそこは昭和ノスタルジア | カフェテラス

カウンターから賑やかな笑い声が聞こえてくる。常連客と談笑しながら、手際よく店を切り盛りするのは、ママの牧野つねよさん、娘さんの新田みどりさん、ママの妹さんである竹林節子さん。目に入るもの全てがノスタルジックなカフェテラスは、約50年前にオープンしたガチなレトロ喫茶だ。

牧野さん:この店は昔の流行りの建物でな。田んぼを埋め立てて始めたんやわ、百姓しながらな。
竹林さん:そりゃあもう、ここはモダンな建物やったでー!
常連客:カフェテラスって、名前がええやろ?フランス語やで、フランス語!

店を訪れるのは、常連客がほとんど。新田さんが阪神ファンなので、自然と集まり出した阪神ファンや、竹林さんの登山仲間が集う基地のような場所でもあり、釣り人達の憩いの場でもあるのだという。しかし近年の純喫茶ブームで、若者グループも訪れるように。

竹林さん:若い子も来てくれて、クリームソーダやパフェを注文してくれるわ。女の子らはケータイでいっぱい写真撮ってくなあ。

私も純喫茶の定番である、クリームソーダとパフェを注文してみた。クリームソーダといえばこれです、この緑!レトロかわいいステンドグラス調の窓辺に置いて、パチリ。

▲クリームソーダ

店内の雰囲気も手伝って、昔ながらの懐かしい味がするフルーツパフェ。私が子供の頃、見た目が華やかなパフェは憧れの象徴だった。当時はなかなか食べきれなかったけれど、童心に帰って食べているうちに、いつの間にか完食してしまっていた。

▲フルーツパフェ

クリームソーダは400円、フルーツパフェは500円、「お客さんのこと考えたら、値段変えられへんわなあ」と竹林さん。ランチで人気のある、しょうが焼き定食や焼きそば定食、ハンバーグ定食も700円代で食べられるのが嬉しい。

レトロな雰囲気が「懐かしい」と感じる世代もいれば、「新しい」と感じる若い世代もいいる。ノスタルジックな空間が心地良いのはなぜなのか、少し調べてみた。人はノスタルジー(懐かしさ)を感じることで、ドーパミンが脳内に分泌され、快感や幸福感をもたらすのだそう。そんな幸福感を与えてくれるカフェテラスは、リアルな昭和の趣に触れることができる貴重な場所なのだ。

牧野さん:昔は漁師さんが家族連れで来て賑わっとったけど、今はボケやんように店を続けとるだけや!(笑)

昭和の情緒を次世代へと繋いでくれる老舗喫茶店。いつまでも変わらず、松阪に在り続けて欲しい。

 

誰かの夢を応援する場所 | カブクノニカイ

今年の5月、松阪駅前にある3階建てのビルの2階にオープンした「カブクノニカイ」。表通りから少し奥まったところに、秘密基地のような入り口がある。階段を登って扉を開けると…出迎えてくれたのは店長の小黒ヒロナさん。直感で「ああ、なんか安心する…」そう感じる人柄だ。日の光が差し込む開放的な空間も「和田金通り」が見渡せるカウンター席もリラックスできそう。

▲店長の小黒ヒロナさん

店内には小さな本棚が。カブクノニカイ代表であり書家の伊藤潤一さんと、店長のヒロナさんがセレクトした本が置いてある。

伊藤さん:一冊読み終えたら自分の本をここに置いていく、そうやって本のシェアができればいいですね。僕がお勧めしている本は「平和ってどんなこと?」という絵本で、日本の絵本作家が中国・韓国の絵本作家に呼びかけ、日中韓合同で作った絵本なんです。

▲代表の伊藤潤一さん

優しい絵と易しい言葉で語られるその絵本を読んでいると、これまた優しげな「おにぎりセット」がテーブルにやってきた。
伊勢市にある「小久保商店」というかつお節屋に嫁いだヒロナさんは、かつお節やお出汁のワークショップも開催している。9月からは、お出汁で炊いたおにぎりの販売を始め、話題になっている。

▲おにぎりセット

ヒロナさん:身近にお出汁を楽しめる場所があってもいいなというのもあって、お出汁が香るおにぎりを始めました。なかなか家でお出汁をとる人って少ないじゃないですか。私も結婚してからお出汁を取り始めました。とったら美味しいんやよっていうのを伝えたい。毎日とらなくても、ひな祭りや正月などハレの日にはお出汁をとってみようかなって、そんな人が増えればいいなって思っています。

色々な味があり過ぎる今、シンプルにお出汁を楽しむおにぎり。小腹が空いた時や、ギスギスした心に平和を取り戻したい時に。カフェでゆっくり味わうのも、テイクアウトでパクっと食べられるのもいい。ヒロナさんのおにぎりは心も体もほっとする、そんな優しいおにぎりでした。

食後は深煎りのコーヒー豆で淹れた、こだわりの一杯を。味の密度が濃く、柔らかな丸い味。そんなコーヒーを適温で提供してくれるという心遣いが嬉しい。

▲コーヒーのおともに選んだシフォンケーキは、甘さ控えめで食べ飽きない。

そういえば、カブクノニカイのSNSに書かれていた言葉が、とても印象的だったのを思い出した。「人と人が繋がって、誰かの夢を応援する場所に。」とは?帰り際、ヒロナさんに聞いてみた。

ヒロナさん:私の根本の考えとして、みんなが本当にやりたい事をやったら、世界ってちゃんと回るんじゃないかって思っていて。(笑)お金や時間や政治や、その他色んな問題でできてないだけで。だから、みんながやりたい事を口に出してみて欲しいんですよね、小さな事でも。カブクノニカイ代表の潤くんをはじめ、私もたくさんの人に応援して頂いてこの場所をスタートさせられたので、次はこの場所があることで、誰かの一歩を応援できればいいな!と思っています。

そっと背中を押してくれるような、素敵なカフェが松阪にできた。それだけで、ちょっと前向きになれたりする。明日からまた、頑張れそうです!


さあカメラを持って、松阪のカフェへ!

「写真、撮ってもいいですか?」

店主にそう尋ねてみると、予想外に話がはずんで面白い話が聞けることもある。ファインダー越しに見た松阪のカフェは、古き良き喫茶店から、店主の個性と温度感が伝わるお洒落なカフェまで。地元民でさえ知らないことがいっぱいの、ディープな異空間でした。さあカメラを持って、松阪のカフェへ!特別な日常を、あなた目線で切り取ってみませんか。

 


【取材協力】

喫茶マカロニ
三重県松阪市茶与町23-6
tel 0598-68-9138
instagram https://www.instagram.com/macaroninoana/?hl=ja

カフェテラス
三重県松阪市荒木町152-3
tel 0598-51-2124

カブクノニカイ
三重県松阪市中町1857-4 2F
tel 050-3155-0303
instagram https://www.instagram.com/kabukunonikai/

 

【タイアップ】

松阪市 観光交流課
松阪市殿町1340番地1
tel 0598-53-4196
松阪市hp https://www.city.matsusaka.mie.jp
松阪市観光hp https://www.city.matsusaka.mie.jp/site/kanko/
松阪市観光インフォメーションサイト https://matsusaka-info.jp/

取材:2023年10月3日

ひきこもりは、必ず相談できる人がいる。具体的な相談編。

「SNSを活用した就職氷河期世代への情報アウトリーチ事業(主催:三重県)」を担当させていただき、今年で3年目になります。

普段は基本的に三重県内の地域、人、食などの魅力を取材し、記事などで発信しています。したがって就職氷河期世代の事業がはじまった当初、全く無知なところから取材がスタートしました。

ちなみに就職氷河期世代とは「概ね平成5年〜16年の、雇用環境が厳しい時期に学校卒業期を迎えた世代(厚生労働省ホームページ)であり、現在も様々な課題に直面している方々(就職氷河期世代/概ね37歳以上52歳未満)」とされています。

就職氷河期世代の様々な課題とは
・不本意ながら不安定な仕事に就いている
・無業の状態にある
・社会参加に向けた支援を必要とする
(厚生労働省HPより)
上記のように区分されており、個々の状態において各種支援機関があります。

取材を開始した当初はまず、このような支援機関の存在すら知らず、また支援内容が充実していることに驚いたのを覚えています。詳細は支援団体ごとにこちらのnoteのマガジンでまとめてあるので、関心のある方はご覧ください。
▼noteマガジン一覧
https://note.com/magazines/all

取材を通じて印象に残っているのは「社会参加に向けた支援を必要とする」つまり、ひきこもりの方を支援する機関や人。

取材をするまでひきこもりの方に接したことがなかった私は、熱心に支援活動に取り組む、三重県生活相談支援センターの「髪の毛やヒゲがボサボサだったり、着衣がだらしなかったり。ひきこもりの方にそういうイメージを持っていませんか?違うんです。メディアや映画がそういったイメージを作ってしまった。実際は清潔で身なりもきちんとしている人がほとんどです」という言葉に胸が苦しくなりました。

▼上記を掲載したnoteの記事
記事:「悩みを聞いて」つらい時に手を伸ばせる場所でありたい。 一人ひとりの困りごとに寄り添う、三重県生活相談支援センター
https://note.com/mie_koyoukeizai/n/na857478a7b40

昨年、ひきこもりの方を支援するオレンジの会を取材したときもそうでした。「ひきこもりになる人は謙虚で真面目な人が多いです。あと親の躾が厳しかった人も。好きなことや欲を抑え込んでいる場合もあります。だから、とにかく好きと欲を伸ばしてあげることが大事です」という言葉が印象に残っています。

▼上記を掲載したOTONAMIEの記事
記事:ひきこもりは、必ず相談できる人がいる。
https://otonamie.jp/?p=85560

松阪市で開催された、ひきこもりフォーラムを取材したときに聞いた、ひきこもり支援の第一人者である筑波大学の斎藤環(さいとうたまき)教授の言葉も心に残っています。「ひきこもっている人は、たまたま困難な状況にある、まともな人」。

▼上記を掲載したOTONAMIEの記事
記事:ひきこもりは、必ず相談できる人がいる。
https://otonamie.jp/?p=85560

正直、私は取材をするまで「ひきこもり」という言葉に、本人の自己責任論とまではいかないものの、ネガティブな気持ちで接していました。しかし色んな人の話を聞き、ひきこもりは自己責任論ではなく、さらには、いつ、だれでも、ひきこもりの状態になってもおかしくはないということを知りました。

そして、ひきこもりの状態になった本人から支援機関へ相談するケースは希で、ほとんどの場合その親御さんやご兄弟、知人からの相談から支援が始まると教えてもらいました。

国や自治体の就職氷河期世代への支援、特にひきこもりの方やご家族への支援も、ここ数年でより身近に接点を持てるように変わってきています。

今回、ひきこもりの方の周りにいる方々に、相談先のことや、LINEを使った相談など、最新の具体的な情報をお伝えし、相談のきっかけになればと願っています。

 

みえひきこもり安心サポートライン(LINE)
三重県が取り組む、ひきこもり支援に関する情報発信のひとつ(配信専用)。ホームページでは、ひきこもり支援に役立つ情報をコラムにして定期的に配信している。
HP https://www.pref.mie.lg.jp/FUKUSHI/HP/m0329000054_00001.htm
LINE

https://page.line.me/335oohap

 

いなべ市ひきこもりLINE相談
いなべ市が運営する、ひきこもりLINE相談。人に会うことなく、名前を明かすことなく専門の相談員にLINEで相談することができる(実施期間は8月、12月に限定されています。その他の期間は電話受付です)。
HP https://www.hokusei-hospital.jp/info-detail.php?no=220230809135408

LINE

https://liff.line.me/1645278921-kWRPP32q/?accountId=217drdsd

 

松阪市ひきこもりLINE相談
松阪市が運営する、ひきこもり相談用LINE公式アカウント。「相談をしたいけれど窓口では話しにくい…」「電話をするのは勇気がいる…」「相談したいけど、どうしたらいいの?まずはLINEで聞いてみたい」「こんなこと相談してもいいのかな…」そんなときに楽な気持ちで相談できる。
HP https://www.city.matsusaka.mie.jp/soshiki/99/linesoudan.html
LINE

https://line.me/R/ti/p/@100ubmgp

 

伊勢市ひきこもり地域支援センターつむぎ
伊勢市在住の「ひきこもり」状態にあるご本人及びそのご家族であればだれでも相談できる。まずは電話又はメール、LINEにて連絡。
HP https://ise-shakyo.jp/tsumugi
LINE

https://page.line.me/?accountId=127ssosl

 

志摩市のひきこもりかの紹介
機能を活用して、志摩市ひきこもり家族会の参加者に対してLINEのオープンチャットにて情報提供。(ひきこもり家族会へご参加いただいた方へ登録方法を案内)
HP http://shima-fukushikyo.or.jp/entry174.html

 

就職氷河期世代のひきこもり各種支援についてのまとめサイト
厚生労働省のサイト。情報がまとまっているので、気になる方はまずこちらをご覧いただくのもおすすめ。
HP https://www.mhlw.go.jp/shushoku_hyogaki_shien/connection/

 

最後にひきこもりでお悩みの方やそのご家族の方へ。
今まで取材を通じて、これが私の一番感じたことでした。
ひきこもりは、必ず相談できる人がいる。

ご自身にあった方法で、無理のない範囲で、ご相談を。

 


 

【タイアップ】
三重県雇用経済部 雇用対策課 若者・女性雇用班
三重県では、支援を必要とする就職氷河期世代の方やそのご家族に情報を届けるため、note、Twitter、Facebookなどでマンガやエッセイ、ツイートなどによる情報発信をしています。

note/三重県就職氷河期info
https://note.com/mie_koyoukeizai
※県内の就職氷河期世代対応の関連機関の情報もまとめています。

Twitter/【三重県公式】三平&お重@就職氷河期世代支援情報
https://twitter.com/mie_koyoukeizai

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津市広明町13番地(三重県庁)tel 059-224-2465

プレハブ小屋から始まった、地元に愛されるブランド豚肉専門店。養豚会社が取り組む、地域との繋がり方。

養豚業者直営の精肉販売店に入ると、加工品やパック詰めされた豚肉が並ぶ。しかし、レジカウンターでは「ミンチ500㌘とロースカツ5枚ちょうだい」と客がスタッフにオーダー。店に隣接する加工場ではオーダーが入ってから豚肉を丁寧にカットしていく。

そんな光景が印象的なのは、松葉ピッグファームが営むブランド豚さくらポークの専門店、ポークプラザ松葉だ。店があるのは養老山麓の麓、三重県最北端のいなべ市。通常の電車より一回り小さいナローゲージが走るのどかな風景が広がる。運営するのは専務の松葉崇道さん。

右から長男の崇道さん、次男の泰幸さん 、三男の幸登さん。

松葉ピッグファームは三兄弟で代を引き継ぎ、社長で次男の泰幸さんと三男の幸登さんが養豚場を継承。幼いときから休みなく働く両親をみて、崇道さんは自分には向いていないと思ったという。東京の不動産会社で営業職をしていた崇道さん。弟達が家業に入り、養豚だけでなく精肉販売へと事業展開を考えていたタイミングで帰郷した。 販売なら挑戦してみたいと思い、静岡県の会社で豚肉の枝肉をさばく修行を行い、県内の食品会社で販売のスキルを磨いた。

その後、実家にプレパブ小屋を建て、母とパートさんの三人でテスト的に精肉を始め、知人に配った。「しゃぶしゃぶ用の肩ロースをもっと食べやすくするには、どうカットしたら良いか。生姜焼きの厚みはこれでいいのか。地味ですが、そういった工夫の繰り返しでした」。 養豚業者が販売する豚肉は、鮮度の良さと食べやすさが口コミで評判になり、地元JA、道の駅、レストランとの取り引きも始まった。実家が山奥だったため加工場を現在の場所に移す際、崇道さんは専門店の併設を決断。

「弟たちが育て上げた豚肉の味をお客さんにわかってもらえたことが、自信に繋がりました。営業活動はあまりせず、地域との繋がりを大切にしています。地元にいるなら何かの役に立ちたい。何より人やお店と繋がっていくことがたのしいです」。実際にポークプラザ松葉では地元のレストランと一緒に、子ども向けの料理教室を開催したり、お総菜などの共同開発も行っている。そして無理な販路開拓は行わず、スーパーマーケットは地元いなべ市内だけに限定して卸している。

崇道さんらは今、県内のさくらポーク生産者の会、四P会の仲間とともに、さくらポークの安定供給とブランディングにも取り組んでいる。競合という枠を超えての挑戦だ。具体的には肥育方法やエサの統一など。特にエサは加熱した植物性タンパク質のみを使うことで、吸収しやすく、よく成長するという。また極力ストレスを与えないために夏は換気を、冬は体温が下がらないように温度調整。おいしい豚肉が育つ条件を泰幸さんに聞いた。

「系統6割、エサ2割、水1割、あとは愛情1割です。新鮮で瑞々しい豚肉なので、まずは薄味で素材の味を味わって欲しいです」。三重県北部で愛されているさくらポークは、地域との繋がりを大切に成長している。

 


 

ポークプラザ松葉
いなべ市北勢町阿下喜3000
https://www.sakurapork.co.jp/
0594-72-3032

12月10日(日)まで三重県総合博物館で開催中 |第35回企画展「鳥のひみつ調べ隊!みて・きいて・ふれて」見どころをご紹介!

MieMu三重県総合博物館で開催中の第35回企画展「鳥のひみつ調べ隊!みて・きいて・ふれて」行ってきました。

街や海、森林で見かける、私たちにとって身近な鳥。この企画展は、ジャンルを飛び越えた様々な側面から鳥のひみつをひも解いていく内容です。鳥の祖先、鳥ならではの飛ぶための工夫などの形態的からの考察、芸術作品で見る鳥の歴史や食文化の紹介なども。鳥に関する貴重な剥製や骨などの展示資料は、なんと293点!中には実際に触れる標本や、鳥の声が聞けるブースまであり、誰でも鳥に関する知識を深めて楽しめる工夫が、会場内のあちこちにちりばめられています。本展担当の学芸員の1人、稲垣玲弥さんにうかがった展示の見どころ会場内を併せてご紹介していきます。

絶滅した世界最大の鳥を始め、多種多様な鳥たちを見にいこう

最初のフロアでは、鳥の分類や起源の紹介から始まります。稲垣さんにうかがった見どころは、世界最大と言われている「ジャイアントモア」。なんと足先から頭まで3m!既に絶滅しており、空を飛ばない鳥です。画像左に映るガラスケース内には、世界最小に近い鳥で全長10cmの「チャムネエメラルドハチドリ」が展示されています。そちらと比較してみても、そのサイズ差は一目瞭然です。

「ジャイアントモア」の横で、稲垣さんにポーズを取っていただきました。左に「チャムネエメラルドハチドリ」

本展では、鳥の分類のマークが、全ての鳥名の左上に記載されています。これらは、夏鳥・冬鳥など、三重県内で観測された鳥の移動のシーズンのデータを基にした分類だそう。最初に頭に入れておくと、展示がより楽しめそうだなと思いました。

左上のマークに注目です

次に進みますと「飛べる秘密を調査せよ!」というテーマの展示です。鳥の最大の特徴と言えば、空を飛ぶこと。そのための羽の作りや胸の筋肉などの紹介を感覚的に理解できるようになっています。

天井に吊るされた鳥の剥製にも注目です!

ここでの稲垣さんおすすめの見どころは、キジの体に生える羽を抜いて並べた展示だそうです。一羽のキジが、ものすごい総量の羽をまとっていることが一目でわかります。しかし、これは全ての羽ではなく、首・背中から尾・胸・翼の部分だけとのこと。ぜひ会場で、一枚一枚の羽を見てみてください。

足元には、鳥のサイズ感がわかるこんな仕掛けもありました

「きいて・ふれて」ほしい!鳴き声を聞いたり、標本を触ってみよう

会場に設置されたタッチパネル上で、聞きたい鳥をタッチするとその場で簡単に鳴き声を再生し、聞くことができました。稲垣さんのおすすめは、「オオハクチョウ」の鳴き声だそうです。大きな声で鳴くのが特徴とのこと、骨格を眺めながらそのボリュームをご自身の耳で確かめてみてください。

「オオハクチョウ」の鳴き声は、パネルをタッチすると聞くことができます
長い気官に共鳴させることにより、大きな声で鳴く「オオハクチョウ」の全身骨格

標本が触れるブースはこちらです。カードやおもちゃ、クイズのコーナーが全部で4種類ありました。

まだまだ展示は続きます。剥製がテーマ別に並べられているので、観ていて飽きることがありません。カップルの剥製が並ぶコーナーでは、オスとメスの色や形が違うのが特徴であるオシドリなどが。オスの方が派手なものが多いそうなので、見比べてみてください。

工芸品や食を通して、古くからの鳥と親しんできた文化を知ろう

稲垣さんおすすめの作品は、画像左の土瓶。蓋をあけてお湯を入れ、くちばしからお湯を注ぐことができる道具です。ぽってりと丸っこい形が印象的なこちらの土瓶、一見雀に見えないこともないのですが、ウズラの白い筋の模様が、とてもよく表現されているのでウズラだろうとのこと。他にも、屏風や器など鳥モチーフの美術工芸品が並べられています。それぞれの鳥の特徴のどの部分が選び取られて表現されているか、目を凝らして見るとおもしろい発見があると思います。

剥製と工芸品を同時に見比べられる、総合博物館ならではの体験

食文化の紹介コーナーでは、「かしわ飯(鳥の炊き込みご飯)」と「とり焼(みそだれに漬けて焼いた鳥肉)」の作り方を動画で見ることができます。ここでの見どころは、山盛りに盛られたかしわ飯のサンプル。行事の日に皆で食べていたメニューだそうで、山盛りにするのが特徴なんだとか。動画と実物サンプルで、ぜひご覧ください。

三重県で野鳥を見に行こう

会場の最後のフロアでは、野外観察する際に知っておくべきことや三重県内の野鳥観察スポットが紹介されています。道が整備されていたり、鳥に詳しいスタッフがいたりと、稲垣さんおすすめの場所だそう。なんと、MieMu周辺には約66種類の鳥が生息しているとのこと(※季節により種類は変動)会場には、双眼鏡が設置され自由に使っていただけます。野鳥観察初心者の方は、この双眼鏡を使い、会場内の剥製や標本を眺めて野鳥観察の練習をしてみてくださいとのことです。

かわいい公式キャラクターシロチドリの”しろっち”を家でも楽しもう

本展のグッズがミュージアムショップにて販売中です。読み応えのある充実した内容の図録、公式キャラクター”しろっち”となかまたちのフレークシールなどがあります。お帰りの際にはミュージアムショップにもお立ち寄りください。

盛りだくさんの展示は、老若男女が五感を使って楽しみながら鳥や自然への知識を深められる内容となっていました。身近な鳥と三重県の自然環境に興味を持ち、これからもがお互いに共存できる関係でいたいと思いました。展示は、2023年12月10日(日)まで。期間中は講演会やワークショップなど関連イベントもあります。詳細は、三重県総合博物館のWebサイトをご確認ください。


開催概要
第35回企画展「鳥のひみつ調べ隊!みて・きいて・ふれて」

開催期間 2023年10月7日(土)から12月10日(日)まで
前期展示:10月7日(土)から11月5日(日)まで
後期展示:11月7日(火)から12月10日(日)まで
休館日: 毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)

開催時間 9時〜17時 ※最終日は16時30分まで
観覧料
一般    800(640)円
学生    480(380)円
高校生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金です。
※ 詳細は、三重県総合博物館のWebサイト


本記事は、内覧会のご招待をいただき作成しました。

 

OTONAMIE PUSH EVENT【2023.10.12update】

お寄せいただいたイベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。


松阪市 波瀬 cafe de HAZERU
『秋のハゼールまつり』

主催者より
地元クレソン料理店“はぜの風”の場をおかりしてはじめた心と体と未来に美味しいご飯とお菓子のハゼール。
まだまだよちよち歩きですがおかげさまで少しづつ満ちてきております。1周年の感謝の気持ちをこめてお祭りを催します。
是非、一緒に波瀬での時間を楽しみましょう。

FOOD…幸せの太陽パン、のんびり家、cafe de HAZERU
PHOTO GALLERY…飯南飯高魅力発見隊
EVENT…物々交換会、カラオケ大会、スイーツ食い競争、子供広場etc…
MUSIC LIVE…むーのたね、オオシマケイタ

【開催日】10/29(日)
【場所】三重県松阪市飯高町波瀬565 はぜの風
【入場】FREE 御飲食代+ライブ¥投銭(お気持ち料)


ふらっと大門・丸之内

主催者より
ふらっと大門・丸之内は、大門と丸之内地区の恒常的なにぎわい創出と道路空間の新しい活用方法を考える、実験的な取組です。まちなかでの新たな日常をお楽しみください。

【実験の概要】
丸之内エリア(国道23号丸之内商店街道路)
10月25日(水曜日)~10月31日(火曜日) 10:00~15:00
注:一部8:00~10:00の早朝も実施

大門エリア(立町・大門大通り商店街道路)
11月7日(火曜日)~11月13日(月曜日) 10:00~14:00
注:10日(金曜日)・11日(土曜日)は17:00~21:00の夜間も実施

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
エリアプラットフォーム公式LINE
エリアプラットフォーム公式Instagram

 


やさしい日本語落語

主催者より
わかりやすい日本語を使った落語の公演です。日本語を勉強中の外国人や、国際交流に興味のある日本人、落語を聞いたことがない日本人の方にもぴったり!子どもから大人までどなたでも楽しめます。
出演者は、桂かい枝さん。古典落語や創作落語に加え、英語落語の第一人者としても知られており、各地で開催しているやさしい日本語落語公演でも好評を博しています。
ぜひ、気軽にお越しください!

開催日:2023年10月20日
開催時間:19:00

イベントの問い合わせ先
三重県文化会館  TEL:059-233-1100
kenbun@center-mie.or.jp

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先

主催者
三重県総合文化センター[指定管理者:公益財団法人三重県文化振興事業団]

 


下鴨車窓「旅行者」

主催者より
全国各地で戯曲講座を開催する田辺剛が率いる劇団下鴨車窓。10月末に三重で代表作(第14回OMS戯曲賞佳作受賞作)を上演!現代日本からは場所も時代も遠く離れた世界の、街を追われた異邦人の姉妹が故郷を目指して旅する物語。
「故郷」「家族」「国籍」「法」など普遍的なテーマで、2006年初演から15年以上が経っても古びれず、再演の度に好評を得ています。ぜひ、劇場でご覧ください。

開催日:2023/10/28-29
開催時間:各日14:00開演

イベントの問い合わせ先
三重県文化会館チケットカウンター TEL:059-233-1122
kenbun@center-mie.or.jp

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
https://www.center-mie.or.jp/bunka/event/detail/44251

主催者
三重県文化会館

 


MITOS展

主催者より
色・形・線を見つめ、純粋な絵画表現の可能性を模索する作家。 本展では、“歪曲”をテーマとした鮮やかな世界観をご覧ください。

開催日時
2023/9/9〜12/3
10:00〜16:30(入館は16:00まで)

場所
伊勢現代美術館

費用
(整理番号付き自由席)一般3,000円、22歳以下2,500円

問い合わせ先
info@ise-muse.com

イベントに関するリンク先
https://www.ise-muse.com


 

皆様からのイベント情報も募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記フォームからイベント情報をお寄せください。

掲載申込みフォーム

otonamieYo! ≦25メンバー募集!! 地域をたのしみながら盛り上げよう!

otonamieYo!(ヨゥ!)とは?

中学校を卒業した15歳〜25歳以下限定でご参加いただける、OTONAMIE主催の地域づくりサークルです。オンラインとリアルで地域とつながる、サークル活動を行います。

サークル活動は地域づくりといっても難しいことをするのではなく、例えばまちづくりのためのフィールドワーク、撮影スキルを磨く写真や映像ワークショップ、文章力を磨くライティングワークショップ、ただただ何かを食べに行くなど、メンバーが楽しみながら地域づくりに関わる内容です。
1年に2〜3回のイベントを予定しています。メンバーはそれらすべてに参加する必要はなく、興味のあるイベントのみご参加いただけます。

※本日(10/5)よりOTONAMIEのInstagramで発信を開始予定!

 


 

otonamieYo!メンバーの一覧

 

Yamato Mizutani

津生まれ津育ち、津の町が大好きです!

 

ぽん

津市で暮らしている学生です。

 

はるき

津生まれで、津が大好きな大学生です。

 

trying

18歳から津の街に越してきました!

 

じゅじゅ

世界一短い駅名に住んでいる大学生

 

coco

地元の良さを知った高校生

 

mori

のんびり三重県で暮らしています。

 

坂井田桃

津市の魅力をお届けします❕

 

yuiko

レトロで可愛いものが大好きな大学生

 

 


 

令和5年度のサークル活動の予定

活動に掛かる費用は基本的にOTONAMIEが負担します。

9月
津市中心市街地「まちづくりフィールドワーク」
詳細はこちら
※終了しました

1月
クリエイティブワークショップ「写真の撮影や編集スキルをプロに学ぶ」
※詳細調整中

※以後は皆さまからのご意見をもとにイベントの企画を行います。

 


 

ご挨拶

WEBマガジンOTONAMIE代表 村山祐介
私の仕事はクリエイティブやディレクションをしています。8年間くらい前から地域に関わる仕事もしています。主に地域の魅力を文章や写真、映像で発信しています。

取材した尾鷲の漁村での学生フィールドワーク

そして今まで何度か学生さんとまちづくフィールドワークなどを開催したなかで感じたのは「若い世代の視点がおもしろい!」ということ。そしてそういった視点こそ、地域から求められているということです。ならば若い世代の方々が、自分達の視点でいろいろと発信していけば、地域も少しずつ変わるかも知れない。
私たちが若い世代の方々のお力になれることは、写真の撮影術、文章力の磨き方、映像の作り方のレクチャー、一番は地域のたのしみ方です。
少しでもご興味ある方は、お気軽にご参加ください。otonamieYo!はボランティアでもないし、何の縛りもありません。ゆるく!たのしく!ご一緒できればと思います!
将来のキャリア形成などにもぜひご活用ください。

 

お申し込みやご質問はこちら

 

参加者募集!OTONAMIE的フィールドワーク「食の宝庫三重!食の源流を廻る」

三重県は西側一帯に山が連なり、東側は伊勢湾と熊野灘という2つの海に恵まれています。山と海という自然の循環の間で、様々な食材が育まれる三重県は「食の宝庫」と呼ばれています。今回、山と海の生産地にて生産者さんにナビゲートしていただく、食の宝庫「三重」を五感で体感するフィールドワークを開催します。自然が育む命について深いインパクトを感じながら、たのしく学ぶ1泊2日のフィールドワークです。

 

ファシリテーター 兼 ナビゲーター
OTONAMIE代表 村山祐介
OTONAMIEアドバイザー 福田ミキ/佐藤成章

 

ゲスト生産者1
浦村Seafarm
養殖漁師 浅尾大輔氏

風光明媚なリアス海岸が広がる観光地・鳥羽市。全国を自転車で旅をして大阪から鳥羽に移住し養殖漁師になった浅尾さん。鳥羽の冬の風物詩・牡蠣小屋も運営するなど第6次産業化も行う。また日本初となる新たなアサリ養殖技術の開発で、全国最年少で天皇杯(農水省)に選ばれた先進的漁業者。「漁村をバズらせたい」という想いで漁業体験プログラムなどを担当し漁村のテーマパーク化を目指している。
参考記事 https://otonamie.jp/?p=62583

 

ゲスト生産者2
木村森業
林業家 木村寿志氏

林業をテーマにした映画「WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜」の舞台にもなった津市美杉町出身の木村さんは、名古屋、大阪、福岡、東京で建材の営業マンとして働いた後、生まれ育った美杉にUターン。地元の青木製材所の林業班長を務めながら、ご自身で木村森業を運営。森の雇用指導員としても活動。若者が儲かる林業を目指して実践する木村さんのもとに移住者が集まっている。
参考記事 https://otonamie.jp/?p=84465

 

開催日
2023年11月25日(土)〜26日(日)

 

フィールドワーク1「海を知る牡蠣漁体験 in 鳥羽市浦村町」
鳥羽市の漁村浦村町から養殖漁師、浅尾大輔氏と一緒に漁船に乗り、牡蠣漁を体験。森と海のサスティナビリティや、海で育つ生き物にとって森の役割や、またエサを与えない無給餌養殖が可能な鳥羽の海の自然環境などを学びます。

 

フィールドワーク2「牡蠣と鹿肉の夕食会 in 津市美杉町」
奈良県との県境、山間のまち美杉町にあるグランピング施設Soma(美杉リゾート)にて、浦村の牡蠣と美杉の鹿肉ジビエを中心にしたBBQを地元のクラフトビール(飲料費別途)とともに堪能。養殖漁師・浅尾大輔氏、林業家・木村寿志氏をゲストに迎えたトークライブも開催。海と山の循環、森や海の変化、人口減少の影響などの課題について、解決方法を探ります。

 

フィールドワーク3「森を知る林業体験 in 津市美杉町」
美杉町の森のなかで、林業家・木村寿志氏と一緒に林業体験。現地にて森の多様性や林業の可能性などを学びます。

 

スケジュール
11月25日(土)
14:00〜16:00 海を知る牡蠣漁体験 in 鳥羽市浦村町
18:00〜20:00 牡蠣と鹿肉の夕食会 in 津市美杉町
※宿泊希望の方は美杉いなかツーリズム加盟の民泊施設、または美杉リゾートをご紹介。
11月26日(日)
10:00〜11:30 森を知る林業体験 in 津市美杉町

 

定員 10名

 

費用は各参加者が各施設にて精算(全て税込料金)

  • 牡蠣漁体験費 2,000円/人
  • 夕食会費 12,000円/人(飲料費別途)
  • 宿泊費(ご希望の方のみ)
    • 美杉いなかツーリズム加盟の民泊施設※ 6,000円/人
    • 美杉リゾートホテル(こちらのサイトからご予約ください)
      ※美杉リゾートホテルをご希望の方は該当する日付、ご希望の部屋タイプで、一泊朝食か素泊まりのプランをご選択ください。シングルをご希望の場合は、お手数ですが、059-272-1155までお問い合わせください。
  • 林業体験費 3,300円/人

※民泊は基本的に相部屋(男女別)となります。

 

備考
基本的に参加者個人での移動となりますが、お車がない等の場合はスタッフの車に同乗可能なので申込時にお知らせください。

 

参加申込みフォーム

 

主催:浦村Seafarm × Misugi Inaka Tourism × OTONAMIE

チョコレートで繋がる、東京と伊勢 ~東京編②

蔵前の「ダンデライオン・チョコレート」に行った目的は、単なる好奇心だけではありません。
その頃の私は転職を控えていて、長年お世話になった職場の人たちに贈る何かを探していました。
「ダンデライオン・チョコレート」を通じて、東京から伊勢に移る私なりのメッセージが込められると考えたのです。

この前行ったのが日曜ということもあり、入店制限がされていました。今回は再訪となります。事前にアポイントを取って店内を見せていただきました。

お店に入るとすぐにカカオ豆の香りが漂います。
左側はスケルトンになったビーンルーム。カカオ豆が詰まった麻袋がぎっしり、この武骨で無造作な感じもテンションが上がります。
カカオ豆ってコーヒー豆と同じように麻袋に入っているのですね。

1Fの注文カウンターとその中では、各ポジションでスタッフさんがテキパキと仕事をしています。私が先日Bean to Bar チョコレートを購入した際も、とても親切に対応していただき感動しました。
そう、退職の挨拶に添えてお渡しするBean to Bar チョコレートをまとめ買いしたのです。数が揃うか不安でしたが、ギリギリでの注文にも関わらず、入手することが出来ました。ラッピングもひとつひとつ丁寧にしていただいて、本当に感謝しています。

窓に面したカウンター席のすぐ横に、2Fに上がる階段があります。

2Fのこちらのスペース、テーブルの真ん中を覗くと1Fで行われている製造の様子を上から見ることが出来ます。なんともお洒落で開放的な作り。


窓側はカフェスペースです。閉店近くにも関わらず、数名のお客様がSlowな時間を満喫しています。
(※現在とは内装が異なります。)

 


1Fに戻ってショップエリアを見せてもらいます。

主軸のBean to Bar チョコレートを中心に、缶が素敵なクッキー、ホットチョコレートミックス、書籍やTシャツなど様々な商品が並んでいます。

 

*Bean to Bar チョコレートについて*

Bean to Bar チョコレートは、カカオ豆からチョコレートバーになるまで一貫して製造を行うこと。1種類のカカオの産地からなる「シングルオリジン」(単一原産地)で、原材料は「カカオ豆」と「きび砂糖」の2つのみ。きび砂糖は甘さが際立たず、カカオのフレーバーを引き出します。

【Bean to Bar チョコレートの製造工程】
BEANS」(ビーンズ)→ 「ROASTING」(ロースティング)→ 「WINNOWING」(ウィノウィング)→ 「MELANGING」(メランジング)→「BLOCKING」(ブロッキング)→ 「TEMPERING」(テンパリング)→ 「WRAPPING」(ラッピング)→ 「BARS」(バー)
(※「BEAN to BAR ダンデライオン・チョコレートができるまで」より抜粋)

Bean to Bar チョコレートが出来るまで、カカオ豆の選定から焙煎の条件、テイスティング、様々な工程を経てチョコレートのフレーバーはパッケージに記載され、開発者の名前が入ります。


初めてのチョイスは自分の好みで「カアボン,グアテマラ 70%」を購入しました。
食べるとそのシンプルさと香りに驚かされます。本当にこれがカカオ豆ときび砂糖だけで出来ているのかと思うほど、カカオのフレーバーが贅沢に漂います。
大量生産され市場に出回るチョコレートとは全く違い、手間をかけて作られたそれは風味豊かで香ばしく、新たな発見でもありました。

職場の人たちへはお薦めの「ワンプゥ,ホンジュラス 70%」をたくさん購入しました。
ひとりずつ挨拶とともに丁寧にラッピングされたBean to Bar チョコレートを手渡ししましたが、お世話になった上司には特別感を出したくて、「eギフト」を利用しました。
相手の住所を知らなくても、LINEかメールで気軽にギフトを贈れます。相手が望むタイミングで受け取ることが出来て、メッセージも添えられます。このサービス、目からウロコで本当に素晴らしいなと思ったのですが、私が知らないだけで皆さんはご存知でしたか?


見学が終わると外はすっかり暗くなっていました。
オレンジ色の温かい照明が浮かび上がるお店を後にし、あと少しの東京を感じながらゆっくりと自転車を漕ぎ始めました。

*はじめての方へ-Dandelion Chocolate公式サイト*
https://dandelionchocolate.jp/pages/welcome

*ファクトリー&カフェ蔵前*
〒111-0051 東京都台東区蔵前4-14-6
Tel 03-5833-7270
Open 10:00~19:00(季節などにより変更の可能性があります。)
※店舗には駐車スペースがございません。お近くの駐車場をご利用ください。

 

トンガってる個性派「美杉もなか」を求めて、自然溢れる津市美杉町へドライブ!

「美杉もなか」は、三重県津市の山里「美杉町」にある、町で唯一のお菓子やさん「京屋製菓舗」の銘菓です。松阪市や津市内のスーパーにも取り扱いがあり、ご存じの方も多いのではないでしょうか。筆者も近所のスーパーで見かけたことがありました。どうせ買うなら製造元で買ってみたいと思い、「美杉もなか」を求めて美杉町まで行ってきました。

山あいの、自然豊かな美杉町へドライブ。透明度の高い川も流れています。

外観

「京屋製菓舗」は、和菓子だけでなく、洋菓子、焼菓子、ケーキを製造・販売
縦書きの店看板もレンガと組み合わさって、和洋折衷な感じが伺えます。

トップの窓と下部のレンガが印象的な店構えです。

店内の様子

ショーケースには、洋菓子と和菓子が並んでいます。洋菓子は、フルーツショートケーキ、クッキーシュー、プリンなどがありました。和菓子は、いばらまんじゅう、みょうがまんじゅう(期間限定)です。焼き菓子は、ぽんぽこ生サブレやマドレーヌなど。

お目当ての「美杉もなか」は、ショーケースの上にありました。1個から購入でき、贈答用に箱入りの詰め合わせもあります。日持ちは5日です。

「美杉もなか」って?

”美杉もなかは旧美杉村(現在は津市美杉町)の村章である

三本の緑の杉をモチーフにした個性的な形をしており、

中にはつぶあん、餅が入った美味しい最中です。”(京屋製菓舗HPより)

こんな個性的なトンガリ形のもなかはなかなか見かけないので、インパクトがあります。
山のような形にも見え、アウトドア好きの方にあげても喜ばれそうです。

「美杉もなか」140円
最中は、しっとり食感。お客様のアイデアで、食べる前にオーブントースターで少し温めるのがおすすめとのこと。サクサクした食感がお好みの方は、ぜひお試しください。筆者は、魚焼きグリルで少し焼いて、サクサクの食感を楽しみました。大きすぎない食べやすいサイズで、一度に2個ぐらい食べられそうでした。

中はこんな感じです。

「美杉の森」203円
「美杉もなか」の隣に並んでいたのがこちらのお菓子。白餡と抹茶生地に、最高級丹波産渋皮つきの栗がまるごと入っています。「美杉もなか」と同じく”美杉”の名がつき、自然を感じさせる深い緑色のパッケージで、県外の方への贈り物にも喜ばれそうです。

「鯛菓子」486円
砂糖を固めた落雁のお菓子。小さい落雁が多い中でこの大きさや形を「懐かしい!」と言って、これを求めてわざわざ来てくださるお客様もいるのだとか。添えられた”ひのき”の葉は、もちろん美杉のもの。食べる時には、香りも楽しみたいですね。

「みょうがまんじゅう 3個入り」 388円  ※今季は終了しました
季節限定(6〜9月)の、みょうがの葉につつんで蒸したお饅頭。みょうがの葉が、採れる時期がもうすぐ終了するとのことで、慌てて購入しました。みょうがの葉のなんとも言えないさわやかな香りで蒸し上げられた、むっちりと柔らかい食感です。中はこしあんで、外の皮とまじりあってとろける舌触りでした。

「チーズグラタン」 129円
スプーンでいただく洋菓子です。舌触りはなめらかで、濃厚な味わいでした。

四季折々の風景を楽しむことができる津市美杉町。「美杉もなか」を買いにドライブもいいかもしれません。

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京屋製菓舗

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住所
三重県津市美杉町八知5536-1

TEL
059-272-0203

HP
http://www.kyoya.jp

営業時間
月-土 8:00-18:00
日   8:00-17:30

定休日
不定休

駐車場
あり

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OTONAMIE PUSH EVENT【2023.9.21update】

お寄せいただいたイベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

 


MITOS展

主催者より
色・形・線を見つめ、純粋な絵画表現の可能性を模索する作家。 本展では、“歪曲”をテーマとした鮮やかな世界観をご覧ください。

開催日時
2023/9/9〜12/3
10:00〜16:30(入館は16:00まで)

場所
伊勢現代美術館

費用
(整理番号付き自由席)一般3,000円、22歳以下2,500円

問い合わせ先
info@ise-muse.com

イベントに関するリンク先
https://www.ise-muse.com


手話マルシェ

主催者より
「手話マルシェ」とは手話が公用語のマルシェです! 美味しい食べ物、素敵なハンドメイド作品、ワークショップに参加するなど、その場で出会った「人・モノ・コト」について会話することによって、 手話のある日常生活を体験するマルシェです。 手話ができなくたって大丈夫。 筆談やジェスチャーでも意外と通じるし、通じた時はお互い嬉しくなります! 海外旅行へ行って現地の人と話す時のように、 手話マルシェでもいろんな方法を試してみてくださいね。

開催日:2023/10/1(日)
開催時間:10:00〜16:00

イベントの問い合わせ先
sense_of_wonder-info@yahoo.co.jp

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
HP https://syuwa-marche.jimdofree.com/
Instagram https://www.instagram.com/syuwa_marche/
クラウドファンディング https://rescuex.jp/project/67522

主催者
森本友里子

 


第29回 来る福招き猫まつり

主催者より
全国各地から伊勢に一万点の招き猫が集います。
招き猫に因んだ限定料理やスイーツ、体験教室などもご用意しております。
今年は29(ふく)回目の開催となり、来る福招き猫まつりにとっては例年以上に福が重なる節目の年となります。福がいっぱいの来る福招き猫まつりにぜひお越しください。

開催日:2023年9月16日(土)~29日(金)
開催時間:9:29~17:29

イベントの問い合わせ先
0596-23-8838(おかげ横丁総合案内)

主催者
来る福招き猫まつり実行委員会(株式会社伊勢福)

 


 

皆様からのイベント情報も募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記フォームからイベント情報をお寄せください。

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「盆踊りナイト」連載エッセイ【ハロー三重県】第37回

8月某日、住んでいる地区で晴れて盆踊り大会が開催された。
ほんとうに夢のように楽しい時間だった。

今年度、地区の婦人会会長をやっている。
末っ子が会長を決めるためのくじを引きたがったので、引かせてやったら見事に当たりを引き当てたのだ。小さい子どもは引きが強い。


コロナ禍以降、初めての盆踊り大会の開催の有無を巡り、あれこれと紆余曲折がありながら、どうにか盆踊りは開催の方向と相成って、台風も見事にかわして、先日、無事に行われた。私はこの日を何年も待っていた。

小さな地区の盆踊り大会とはいえ、この町の盆踊り大会は大変気風が良く、生ビール無料(お代わり自由)、かき氷無料(お代わり自由)、2度ある休憩時間には参会者全員にアイス配布(無料)など、子どもと酒飲みには真夏の大天国だ。
私は酒飲みでも子どもでもないけれど、この気前のいい雰囲気にあてられるだけで、最高に気分が良くなるのできちんと楽しい。
それに、誰も信じないけれど、私はアルコールを含んだ呼気だけでも酔えるのだ。酒飲みが隣に居たらちゃんと陽気な気持ちになれる。

*

「婦人会会長さんは浴衣を着てやぐらで踊ってもらわんとね。毎年そうやから。暑いけど頑張ってね」

私たちよりうんと年が上の方ばかりの地区なので、誰を見ても町の重鎮に見える。重鎮のひとりがそう言ったもんだから、私はすぐに実家に連絡を入れて浴衣を送ってもらった。
浴衣を着ないわけにはいかない。

なにを隠そう私は盆踊りが好きなので、「浴衣を」と言われたら張り切るし、「やぐらの上で」、と言われたら「喜んで」と思う。
そして、それが町の重鎮の言葉なら抗うわけがない。
「分かりました」と苦笑いをして、仕方なく、といった風を装いながら、内心では腕をぶん回して張り切っていた。
浴衣を着てやぐらで踊る盆踊りなんて、あまりに醍醐味だ。

出張美容師さんにお願いして、当日は自宅で着付けをお願いした。瞬く間に浴衣を着せてくれて、髪をきれいに結い上げてくれた。技術がある人って、魔法を使うみたいだな、とよく思う。
そして、その日ちょうど大阪に住んでいる友人が、職場のお休みで遊びに来ており、彼女も一緒に浴衣を着せてもらった。
魔法にかけられた我々はどこかの小娘みたいで、とてもかわいらしかった。
子どもたちにも、簡単に着せられる浴衣や甚平を用意してあったので、彼らにもそれぞれ着せてやり、夕暮れが迫る中、そぞろ歩いていざ盆踊りへ。
会場に着く前から、もうすでに楽しい。すごく楽しい。

張り切りすぎて盆踊りが始まる30分ほど前に会場に着いた我々に、試運転と称して地域のおじさんたちがかき氷を振舞ってくれた。

*

実は、盆踊り大会の前に2度、盆踊りの練習会が行われていた。

婦人会会長なので、当然そちらも参加していて、ちょうど盆踊りの前日が2回目の練習日だった。およそ1時間半、円の中心で踊る先生を囲んで、みんなで5曲ほどをひたすら練習した。

皆さん大変熱心で、「今の曲もう一回お願いします」などと積極的な声が飛び交っていた。

何度も言うけれど、私はこの地区ではとても若いほうで、私以外の皆さんはそれなりにお年を召している。

午後20時の公民館。疲れた体で踊り続けた。

盆踊りは中腰の姿勢も多く、ゆっくりとした動きばかりだ。私の腰は少しずつ不穏な軋みを見せていた。

*

こうした田舎のお祭りは減っているようで、隣町の友人も「盆踊りがしたい」と、一家で遊びに来ていた。

ほんのり、「祭りによそのお友達をたくさん招き入れるのって、ちょっと節操がないだろうか。『ハネさんって仲間をあんなに連れてきて、もしかして元ヤンなんじゃないの』って噂されるかもしれない」と不安にならないでもなかったのだけど、自治会長さんに紹介すると「たくさん踊っていって」と大きな笑顔を向けていただいて安心した。

ちなみに、その友人は、会場の和太鼓を見つけるやいなや生ビールを片手に「あれ叩きたい!」とまるで元ヤンなノリの良さを見せ、そしてあろうことか、その叩きっぷりは見事な太鼓の達人だった。

聞けば、伊勢に住んでいた頃に、遷宮のなにやらで太鼓を叩いていたと言う。

彼女の太鼓は本当に見事で、即興で何曲も威勢よく叩き、帰るころには「また来年も叩きに来てください!」と周囲から声をかけられていた。

元ヤンみたいなノリ、とかいって、ごめんね。

途中、休憩時間にジュースを飲んでいたら、知人の子どもの浴衣が着崩れたことに気づいたけれど、私は着付けもできないし、成すすべもなく、なんとなく胸元の掛け合わせを直してやっていたら、颯爽と高齢女性がふたりどこからともなく現れて、「あなたこれ、ここがほら」、「ああ、ほんとやね、こうせな」などと言いながら、物陰であっという間にきれいに着付け直してしまった。

着付けを終えた高齢女性たちは、私に預けていたビールを受け取ると、また人の波に紛れていった。とても眩しかった。

*

曲が変わるごとに輪に入ったりやぐらに上がったりを繰り返して、2時間、延々と踊り続けた。

私はクラブというものに行ったことがないし、あれはいったい全体なにがどう楽しいのだろうか、と若いころ思っていたけれど、今ならわかる。

あれは、つまり、きっと形を変えた盆踊りだ。

酒を飲んで、気分が良くなって曲に合わせて踊る解放感は突き抜けている。私は前述したとおり酒は飲まないけれど、ちゃんと酔っぱらっていることを忘れないでほしい。

換気扇を何年も洗っていないとか、息子の靴がすぐに雑巾のようになるとか、ベッドの下が地獄の様相であるとか、魚の目が治らないとか、そんな心にぽたぽた落とされた沁みをきれいさっぱり忘れることができる、快感にも似た時間だった。

やがて、最後の一曲がやってきて、「ああ、終わってしまう」と名残惜しさで胸の奥が狭くなる。

遊びの時間が終わる寂しさなんて、いつぶりに感じただろう。ひょっとしたら小学校以来かもしれない。

もう来年が待ち遠しい、と思いながら踊った。

*

盆踊りの後、片づけをして、役員に配られる助六寿司を頂いて、帰宅した。

自宅では大阪と、隣町の友人親子が風呂に入る子どもたちの相手をしながらまたお酒を飲んでいた。

貰ってきた助六寿司をテーブルに乗せると、あっという間になくなった。

口々に「楽しかった」、「いいお祭りだった」と言い合って、彼らはどんどんお酒を飲んで、私はお水をたくさん飲んで、夜は更けていった。

とてもいい夜だった。

*

盆踊りの余韻を残したまま、本格的なお盆に突入して、北陸の実家へ帰省したり慌ただしく暮らしていたものだから、つい見て見ぬふりをしてしまっていた。

盆踊りの前日から私の腰は慣れない動きで少しずつ、軋んでいき、なにかを持ち上げるたびに、痛みを増していった。

そのうち、毎日持っているハンドバッグさえも腰に響くようになり、子どもたちと実家のそばの博物館を訪れたときに、いよいよ限界を迎えた。

立っていることもままならない。

腰が、すごく、痛い。

博物館のロビーで椅子に腰かけて、痛みを紛らわす。

脳裏に過るのは、共にやぐらの上で踊った彼女たち。

高齢者、または後期高齢者の彼女たちの腰は今、無事なのだろうか。こんな思いをしているのはもしかして私だけなんではないだろうか。

畑で鍛えた彼女たちは今日も元気に畑に立っているのかもしれない、そう思うと、なんとも情けない気持ちになった。

来年も健やかに盆踊りを楽しみたい、そんな思いで日々筋トレに励んでいる。盆踊りが今の私の健康を下支えしていると言っていい。

いつか、無事、健康な高齢者になれた暁には、名前も知らない少女の浴衣を颯爽と直してやれる輝かしいおばあちゃんになりたい。

あの盆踊りは、間違いなく私にとって夏のハイライトだった。

紆余曲折の脱サラ起業、あるたいやき屋さんのお話@松阪市

夏休みに友達家族と、最寄りの「わらしべ」でたいやきを買って「たいやきデコレーション選手権」を開催した。あまりにも楽しかったので、その時の写真をオーナーの岡田さんに見てもらいたくなった。

ーこの間、たいやきをデコレーションしてみたんです。背開きにしてホイップやフルーツを入れてみたら、スイーツ感が爆上がりでした!…きれいにあんこが閉じてあるのに、なんかすみません…

岡田さん:ええやん、おもろいおもろい!(笑)(たいやきを背開きにされても、怒らない岡田さん。)

「たいやきわらしべ飯高駅前店」オーナーの岡田光弘さん

そんな話ができるほど、フレンドリーな「たいやきわらしべ飯高駅前店」のオーナー、岡田光弘さんは、7年前に京都から松阪市飯高町へ移住。なぜ、たいやき屋さんになろうと思ったのだろう。教えて、岡田さん!

 

一人になった男は燃える。岡田さんの脱サラ起業!

岡田さん:京都で医薬品関係のサラリーマンをしてたんやけど、昔から飲食店に興味があって。レポーターがご当地グルメを食べたりする旅番組が好きやってなあ。嫁に脱サラして飲食店やりたいってゆうたら猛反対されて、それから夫婦仲がおかしくなって…当時は内緒で起業塾に通ってたな。正式に離婚が決まってからは、「やるしかない!元嫁を見返したい!」そんな気持ちもあったね。数年後、店の紹介で旅番組に出演した時、元嫁がそれを見て「見直した」ってゆうLINEをくれてな。見返したい気持ちが感謝に変わった。今はもう感謝しかないよ。

香肌のめぐみ、伊勢茶あんたいやき。

 

開業のきっかけは、たまたま見かけた貸店舗の貼り紙

岡田さん:最初は北陸で店舗を探してたんやけど、両親の出身が飯高町やってね。両親は京都に出てきてたから、住んだことは無かったんや。でも祖父母の家は飯高に残ってたんで、夏休みはひと月ぐらい滞在して、カブトムシをとったり、川で魚をとったりして、楽しかった思い出はあったね。

岡田さん:祖父母の墓参りに来た時に、飯高駅へ「よもぎのだら焼き」を買いに寄ったんよ。その時たまたま、シャッターに貼ってあった貸店舗の貼り紙が目に入ってね。それがやけに気になって、連絡先をひかえて帰ったんさ。どうせ店を出すなら、ゆかりのある地でやるのがいいかなと思えてきて。

 

店舗は押さえた、何をやるかは未定

岡田さん:飯高駅の空き店舗はおさえても、何をやるかは決まってなかったわけ。(笑)やるなら何しよ?家でホットケーキのもとを買ってきて色々試作してたん。「飯高茶粉ボール」(いいたかちゃこぼーる)ってゆうの作って、商標登録までしたんよ。ソースの代わりにチョコ、青のりの代わりに茶の粉やで、面白いやろ?(笑)

「飯高茶粉ボール」の試作品(写真は岡田さん提供)

ー甘いたこ焼き…みたいな感覚ですか?「チョコボール」にもかけてあるんですね。

岡田さん:そうそう。いきなりこれを引っ提げて松阪商工会議所へ、アポなしで突撃して。(笑)

ー行動力がハンパない!(笑)

岡田さん:「いきなり茶粉ボールで食べていくのは難しいのでは?三重県にはわらしべというチェーン店がありますよ」って会議所の方から助言をもらって、帰りに新町のわらしべさんに寄って食べてみたら…それがものすごくおいしかったんさ!会議所の方から、今度は店舗のある飯高町管内の商工会を紹介されて、そこからコンサルタントを派遣してもらったんやけど。何の示し合わせもないのに、コンサルタントの方も「わらしべさんはどう?」って言うわけ。これはなんか縁があるなと思ってな。

そこからはとんとん拍子で話が進み、2017年2月にわらしべ飯高駅前店をオープン。店は軌道に乗り始めるのだが…

たいやきわらしべ飯高駅前店HPより

岡田さん、胃に穴があく

開業から半年程たった夏の暑い頃、岡田さんは救急車で運ばれたのだという。

岡田さん:病院に着いて、次から次へと救急外来入ってくるやん?胃けいれんぐらいやと思ってたから、僕は最後でいいですって言うてたん。CT撮ってみたら「岡田さんが一番重症ですよ、よく我慢しましたね」って言われて。急性腹膜炎やったかな。

「わらしべ愛」を感じる、スタッフさんの手作りボード。

環境の変化によるストレスもあったのかも知れない。「そやけど毎日楽しいよ!」と岡田さんは話を続ける。

岡田さん:サラリーマンの時は楽しいことなんて、この先ないと思ってたからな。一生懸命になれるのって楽しい!スタッフさんとメニュー考えたりね。もっとわらしべを知ってもらって、もう一花咲かせたいね。

岡田さんは、2021年4月、多気町にある日本最大級の商業リゾート施設「VISON(ヴィソン)」にも「たいやきわらしべVISON店」をオープンさせている。

VISONのHPより

サイクリング大会の委員長もやったで、ママチャリも乗らんのに

わらしべを通して、地域の良さを知って欲しいという岡田さん。香肌写真部を立ち上げ、写真展で香肌峡の魅力を発信したこともあった。現在は、いいたか山里協同組合(飯高駅敷地内)の組合長、松阪市主体の飯高駅活性化委員なのだという。

岡田さん:移住して7年目やけど、前より観光客は増えたと思う。サイクリングや山登りでアウトドアを楽しむ人も増えたしな。俺、第1回サイクリング大会の委員長もやったで、ママチャリも乗らんのに。(笑)当時は20人ですら集まらへんだのに、今や200人以上参加するイベントになったでな。

松阪市観光協会HPより

岡田さん:逆に、地域の住民が激減してるのもわかる。今まで買いに来てくれてた人が高齢者施設に入ったとか、過疎化や高齢化が進んでるのを肌で感じてるよ。

飲食店を営んでいるからこそ見えてくる、松阪市中山間地域の現状。それでも、京都の観光地で暮らしていた岡田さんから見たこの地域には、日本の故郷を感じる独特の良さがあるという。

岡田さん:チャリで嵐山や渡月橋へ散歩に行けるくらいの観光地に住んでたけど、ここは山が近くて星空も綺麗で、住む環境としてはほんと最高やね!

紆余曲折、今が幸せ。そんな岡田さんとお話ししながら「外はパリッ、中はモチッ」な、わらしべのたいやきをほおばりませんか。

暑い日は、ゆずフローズンと一緒にさっぱりと。

たいやきわらしべ飯高駅前店
三重県松阪市飯高町宮前257-1
ホームページはこちら

 

伊勢市河崎【とぎや】という、川向こうのワンダーワールド。

こんにちは!かつお節屋の嫁をしながらカフェの店長をやって、
たまにライターもさせていただいてます。ヒロナです。
一体自分が何者かわからなくなる時もありますが、ありがたい事にいろんなご縁が積み重なっていくと実感した今回はこんなお話。

 

最近はかつお節屋として、かつお節がどのように作られてお店に並ぶのか
木のように硬いかつお節を、自分で削って香りと風味を味わう体験。
そのかつお節でお出汁をとって、その出汁がらもまるっとおかかにして食べられる
「SDGsとか言うけど、とうの昔から日本人はやってるよー!」と、ざっくり説明するとそんな内容のワークショップを夫婦でさせて頂いてます。

こちらの手前の人物が旦那 ogurock(オグロック)です。

 

子どもの不安定な削り方も、大人の力強い削り方もどちらも受け止めてくれる削り器・・・。
そうよね、何度も使って切れ味が悪くならないわけがない。

そんな訳で刃を研ぐ為にYouTube先生に教えを請い、トントン・・・と、かつお節削り器の刃を外し、包丁を研いだ要領で削り器の刃もいけるはず!と、意気揚々と刃を研ぎ始めるogurock。

トントン・・トントン・・なんかゆるかったり。

トントン・・トントン・・なんか斜めに入ってく。

 

何回やり直してもうまく刃が入らず・・・一体誰に聞けばいいんやろ。


大工さん?道具屋さん?
あ!かつお節屋さんは?など色々考え、彼は大阪にまで飛んでいきました。
(↑この話めっちゃ面白いんですけど、長くなるのでまたの機会に)

大阪からの帰りの電車で、ふと気づく。

家から自転車で5分。
勢田川沿い、河崎の街並みの中に探してた答えがありました。

灯台下暗しとは、正にこのこと。

 


 

後日、向かった先は伊勢市河崎にある【とぎや】さん。
その名の通り刃物の研ぎや、修理を専門にされているお店です。

ogurockと、研ぎ師の東亨(あずま あきら)さん。

 

さっそく削り器を広げ、外してしまった刃を見せます。
「どれから研いでいこか?これは鉄と鋼(はがね)これは全鋼(ぜんこう)やな」

ん?聞き慣れない、ぜんこうってなんのこと?

全鋼とは、全て鋼で作られた刃物のこと。

鋼は鋭い切れ味をもつけれど硬く折れやすい。
その為よく切れる部分だけに使用し、それ以外の部分は鉄と合わせて作られるというのが、日本の刃物の最大の特徴です。
(この日まで私も知りませんでしたが。笑)

削り器の刃も、良いものは刀と同じように鋼と鉄を合わせて作られていました。

写真手前が鉄と鋼。奥が全て鋼でつくられた削り器の刃。

 

東さんは刃を研ぐ前に、まずよく観察します。
刃が綺麗な面になっていないと、砥石にピタリと当たらないため研げません。
その為にまずは機械で刃の面を整えてもらいます

この刃が綺麗な面になってない理由を聞くと「職人さんが下手くそやっただけやに。」と。なるほど・・!
新品で売られているものが完璧だなんて、消費者側のただの思い込みですね。

刃の面が平らに整ったところで、さ!砥石を使って刃を研いでもらいます。
砥石は大きく分けて3種類。

荒砥(あらと)
中砥(なかと)
仕上げ砥(しあげと)

荒目からだんだん細目の砥石に変えて、刃を研いでいきます。

とぎやさんにあるたくさんの砥石たち。

砥石は種類にもよりますが、吸水性の砥石なら水に20分程度浸けてから使いはじめます。
研ぎ始めるとすぐに、砥石と鉄と水の混ざった泥がでてきます。

泥がでてきたー!?と、洗い流す必要はありません。
この泥が、刃を研ぐのにとても大切。
余談ですがこの泥は、研ぎ汁又は業界用語では研糞(とぐそ)ともいうらしい。

洗い流さず使う研ぎ汁。砥石だけの色ではない。

 

片面を研ぎおえると、反対側にかすかに金属の「ソリ」がでます。
これを「かえり」または「バリ」と言います。見ただけではほぼわからず、手で触るとかすかに突起を感じる程度のそり。

「バリ」触って確かめさせてもらいました。

 

このバリができていると片面がしっかり研げている証拠でもあります。
でもこのバリ、取ってしまうのが正解。
デニム生地に2・3回擦り付け、バリが取れたらいよいよ完成。

そうして、出来上がった刃はこちら!
鋼と鉄の成分が違うので、刃先が2色に分かれてるのがわかります。

新聞を切ってみると・・当てただけでスルスルと切れる・・!
感動の切れ味です!

そのまま削り器に刃をセットして、かつお節を削ってみます。
この刃の入れ方がわからなかったのですが、東さんに教えていただき私たちの疑問はあっさりと解決!
やっぱりその道のプロの方
に聞くと、明快で早い。

トントンと調整、削ってガリガリ。
トントンと調整、削ってスっスっ

それをを繰り返し、ちょうどいい場所に刃がハマると、
シュッシュッと音が変わります。

ここまでくれば、いつも通りおいしく削るだけ。

削り立てのかつお節はほんとにいい香り。
その場でみんながつい手を伸ばし、パクリと食べてしまう。
この光景が私は大好き。

 


 

鋼や研ぎ方のことを聞くと、めちゃくちゃ饒舌にしかも丁寧にお話してくださる東さん。
とぎやさんの何代目なんですか?と聞くと、
「うちの店は2003年、僕が48歳の時に始めたんよ。」

え!意外な答え!

元々は奥様輝子さんのお父さんが本業のタオル屋の傍ら、商売として研ぎ屋もされていたそうで、それを見て東さんは研ぎの道に入ろうと決意したそうです。
しかし、その決意から1年も経たない内に義理父が突然亡くなってしまい、大阪の刃物屋さんへ修行に。
その後サラリーマンをしながら、土日は研ぎ屋という2足の草鞋を履きながら始められました。すごい・・!

 

 

とぎやさんの建物は、築100年は経っている雰囲気のある長屋。

お店の中にはきっとメンズが見るとワクワクする道具たち、
金ピカに光るビリケンさん。
年代ものと思われる看板(と思いきや実は紙でできた加工品)
お祭りの時にみんなが欲しがった木札・・など、店内を見回すだけでも飽きません。

この建物にずっと住んでいるのかと思いきや、お店を始める時にこの長屋に出会ったそうで、少しづつ自分達で工夫して作っていったと聞きました。
一歩タイミングが違えば取り壊され3階立ての建物が建っていたかもしれないとも。

川向こうにとぎやさんのある風景で良かった〜。と思う私です。

 

 

普段はお客さんから持ち込まれる刃物のメンテナンスが主な仕事。

家庭用の包丁や、鋏(はさみ)はもちろん、おばあちゃんが使ってたかつお節削り器がでてきたから!と削り器を持って来られる人もいるそうです!

他にもコックさん、散髪屋さん、庭木屋さん、板金屋さん、洋裁屋さん・・そう思うと、刃物を扱う仕事って結構あります。

 

 

また週に3日程度、伊勢市内を巡回して包丁や鋏を預かり、研いで届けることもされてます。(とぎやさんのHPから日程や場所の確認ができます)
お年寄りの方が包丁を持ってバスに乗るのが憚られる・・というのは、納得。
家の近くまで来て、また出来上がったのを届けてくれるのは嬉しいサービス!

市内を回っていると、ウン十年前の嫁入り道具という大切な品を預かることも。
年月と共に錆びてしまった包丁や鋏をピカピカに研いで返したら
めちゃくちゃ喜んでくれるそうで・・
そんな時にこの仕事していてよかったな〜!と思うそうです。


最後に、一番身近な刃物、マイ包丁も研いでもらいました。

ちなみにとぎやさんが思う包丁を選びの基準は?とお聞きすると、
「まあ・・1万円以上のものを選ぶと失敗はそんなにないやろな。」と。

しかし包丁は流通段階では危険なので、鋭利な刃にしていない場合もあるらしく、
買ってすぐの包丁の切れ味が悪ければ、
それは研いで「刃をつける」という工程がされていない可能性もあると教えていただきました。
(確かに私が京都で購入したこの包丁は、購入してから1時間程度して引き取りに行きました。今思えばそれは「刃をつける」という工程をしてくれてたからなんですね!)

研いでもらった包丁の切れ味を確かめるべく、東さんは何重にも丸めたTシャツを取り出しました。
まるでロールパンのようなその布の塊が、スッ!と切れたのです!感動!

幸せのハート(笑)と東さん。

台所で眠っている、もう使えないな〜と思っている包丁があったら、一度とぎやさんの扉を叩いてみてください。
丁寧に研がれピカピカ、きっと抜群の切れ味になって返ってくると思います。

その包丁のトントンという音を聞けば、
あなたの中に、懐かしい光景が思い出されるかもしれませんよ。

しゃべりすぎた。夜遅くまで、ありがとうございました!

伊勢河崎 とぎや
〒516-0009 三重県伊勢市河崎3丁目5−5

営業時間 / 9:00〜 18:30
電話 /
0596-24-2112
HP→こちら

『あのお酒はある?』の声に応えて、現地までお酒を買い付けに行く居酒屋店主に話を聞いてみた!

酒菜 マサイチ(サカナ マサイチ)店長 堀江正剛/松阪市

松阪駅表口 新町通りを南に徒歩約5分。ウインドウアートが映える居酒屋『酒菜 マサイチ(さかなまさいち)』さんがあります。

オーナーは堀江 正剛(ほりえ まさたけ)さん。多くは語らない大人な男性というイメージですが、今回取材に伺うと大変お話が上手で、才気煥発(さいきかんぱつ)な方という印象を受けました。

いつから飲食業界に?という質問をさせて頂いた所、中学卒業からとの事で、この業界は28年の大ベテラン。長年接客に携わり、お話が上手なのも納得です!

『酒菜 マサイチ』さんは、最近スタイリッシュなお店が増えてきた松阪駅前商店街の中にある、ウインドウアートが目印のハイセンスなお店。

その洗練されたデザインは、東京 青山通りにあっても全く違和感のないようなお洒落な外観で、店内は西海岸をイメージされて作られています。

一階はカウンタースタイル、2階はテーブル席になっています。

ウインドウアートをデザインされた方は、某エナジードリンクのドリンク缶の商業デザインを手掛けられた、東京でクリエイティブディレクター、グラフィックデザイナーとして活躍しているJINさん。JINさんは、マサイチさんのウインドウアートの他にもロゴや名刺、コースター等もデザインされています。

(酒菜 マサイチさんのブランディングページ:https://plums-celery-gzw3.squarespace.com/pjsakanamasaichi

(JINさんのポートフォリオサイトはこちら:jinshiitomi.com

初めてお店に入った時から印象に残り、心を惹かれたデザインだったので合点がいきました。

取材に伺った際に、静かな店内からそのグラフィックデザインを見ていると、私は居酒屋にいるというより、外国のカフェにいるような気分になりました。

お酒のツマミからお腹を満たす料理まで、和食、洋食、中華と色んな創作料理が揃う『酒菜 マサイチ』さんですが、デザインコンセプトはアメリカン居酒屋です。

店の外にはFree-WiFiの看板。

最近はFree-WiFiのお店も増えてきましたが、既に4年前からインバウンド需要を狙って外国からのお客様も気軽に入って頂きたいとの想いから、この看板を作られたそうで、松阪駅前のアーケード街にクールな看板が目立ちます。

海外のお客様にも目を向けて、広い視野をお持ちの『酒菜 マサイチ』店長 堀江さんは、外食チェーンで店舗造りにも携わっていた経歴をお持ちで、そこで培ったたくさんのアイデアと経験が今の経営に活かされています。

そんな素敵な『酒菜 マサイチ』さんは、お酒の種類がとても豊富!なんと、種類は100種類以上。

お客様の「あのお酒はある?」という声に応えるうちにどんどんお酒の種類が増えて、今や希望にお応え出来ないお酒はないくらいだとか。もし、ご希望に沿えなかったら現地まで直接お酒を買い付けに行かれるそうです。

なんてお客様思い!『酒菜 マサイチ』さんにお客様が絶えない人気の理由がわかります。

今回は、そんな沢山のお酒の中から4種類を厳選して『酒菜 マサイチ』さんのメニューのなかからそのお酒に合う料理をご紹介します。

①コノスル(赤ワイン)&合鴨ステーキ

醤油とバルサミコ酢が効いたソースと食べ応えのある厚みにスライスされた合鴨ステーキ。肉汁と赤ワインの渋みの相性が良く、ワインの渋みとバルサミコ酢の効いたソースの甘さの調和が肉の旨みを引き立てます。後味はサッパリしていて、いただいた後にはワインのフルーティーな香りが残ります。

②黄水仙(日本酒)&刺身盛り合わせ

「黄水仙(きすいせん)」は無濾過生原酒。アルコール度数は13%と低く、純米大吟醸で清涼感のある香りと甘みがありますが、メリハリのあるサッパリとした味が特徴です。やはり、日本酒にはお刺身!アルコール度数が低くて軽い、サッパリとした味が特徴の黄水仙を一献傾けながらお刺身をいただくと、互いの風味や旨み、甘み等を補い合って調和し、お刺身の味がさらに際立って旨みが舌いっぱいに広がり、「美味しい!」と心の中で自然と声が出る幸せな気分になります。

③佐藤黒(焼酎)&山賊焼き

焼酎は私も居酒屋でよく頂きますが、佐藤黒は鹿児島県の佐藤酒造が製造する芋焼酎。なかなか手に入らないプレミアム焼酎として知られています。コクがありスパイシーで辛口なキレのある味わい、塩と胡椒とニンニクのシンプルな味付けの山賊焼きには、辛口の芋焼酎が鶏肉の味を邪魔をせず引き立て、お酒もお肉も両方をより楽しめる組み合わせ。

『酒菜 マサイチ』さんには、他にもたくさんのメニューがありますが、やはり店主こだわりのカレーを食べずには帰れません!

居酒屋にカレー??と思われるかもしれませんね。

私も数々の居酒屋には出向いてきましたが、カレーがメニューにある店舗に出会ったのは初めてです。

メニューの名前は『8代目 カレー番長』。

7種類のスパイスを厳選し、独自の配合でじっくり煮込み、松阪豚を隠し味に使った本格的なスパイスカレーです。しかも、仕込みには10時間以上かけて作られていて、じっくり煮込んで作られたカレーはコクがあり、お酒の〆には最高です!

お茶漬けなど、お酒の〆は数々ありますが、『8代目 カレー番長』も是非ご賞味あれ!

今のお店は、お酒を置くスペースが足りなくなって1度改装されているそうですが、『まだ満足していないんですよね。今はまたこんな風にしたいというアイデアがあって改装したいんです』と、より良い店舗を目指して堀江さんの夢はまだまだ膨らんでいます。オーナー堀江さんが描く『酒菜 マサイチ』の今後の展開が楽しみですね!

 

◇酒菜(サカナ)マサイチ

住所:三重県松阪市日野町617
電話番号:0598-30-5123
ウェブサイト:https://sakanamasaichi.com/
『酒菜 マサイチ』ブランディングページ:Gallery 3 — JIN (squarespace.com)

◇デザイナー「JIN」

『デザイナーJIN』ポートフォリオサイト:JIN (jinshiitomi.com)

三重県・大台町ご当地アイス新登場!その名も「奥伊勢ゆずのアイスケーキバー」

みなさんこんにちは!キャスターマミです♪

今年の夏は暑かったですね~。厳しい残暑がまだまだ続くようです。

暑さを乗り切るために、アイスをたくさん食べているという方も多いと思います。

コンビニやスーパーには数々のアイスが並んでいますが、そこに行かないと食べられないという「ご当地アイス」も魅力的ですよね。

食が旅の目的になることは往々にしてあります。暑い季節は涼を求めて!

ということで、今回私が紹介するのは、この夏「大台町宮川特産品加工施設・宮川物産」から新発売されたご当地アイス、大台町の特産「奥伊勢ゆず」を「奥伊勢ゆずのアイスケーキ・バー」です!

地元「道の駅 奥伊勢おおだい」でも、アイスキャンディー風のスティックを持って食べ歩きしながら涼をとる方の姿がちらほら。

もったいぶって、まずは「奥伊勢ゆず」について紹介していきます♪

 

奥伊勢ゆずとは

「奥伊勢ゆず」は、三重県・大台町の比較的新しい特産物です。

山間部に位置する大台町では、家庭菜園や農業を始めたくても、シカやイノシシ、サルなどの被害を避けられません。

獣害対策は手間暇もお金もかかるし簡単ではない。

そこで、町を挙げて生産され始めたのが、獣害に強い「柚子」だったというわけです。

もともと大台町には柚子栽培農家さんがいて、彼が先生になってくれたことも大きなきっかけ。

紀伊半島のなかでも、特に雨の多い大台町。柚子は夏に乾燥を嫌うため、この地は育てるのに適していたようです。

年々栽培農家さんも増え、収量を上げてきています。

 

奥伊勢ゆずの特産品

そんな「奥伊勢ゆず」を美味しく加工するのが、大台町宮川特産品加工施設「宮川物産」です。

爽やかな酸味と優しい甘味は、「ゆずかすていら」「ゆず花(ようかん)」などのスイーツや、「柚子ドレッシング」などの調味品に加工されています。

ドレッシング3本がセットの「柚子の三姉妹」やドリンク「ゆずっこ」は、可愛いパッケージでお土産にも最適です。

宮川物産「奥伊勢ゆず」の商品はどれも柚子感が強くて好きですが、ダイエットのためサラダをたくさん食べる私は、この柚子の調味料3種類を冷蔵庫に常備。

 

新商品「奥伊勢ゆずのアイスケーキバー」

そして、お待たせしました!

こちらが、宮川物産からこの夏登場した「奥伊勢ゆず」を使った期待の新商品、その名も「奥伊勢ゆずのアイスケーキ・バー」です。

新鮮でジューシーな柚子の風味が特徴の冷たいスイーツ!

ヨーグルト感が強く、食感を残した柚子の大きめなつぶつぶが癖になります♪

甘くて贅沢な感じが、まさに「ケーキ」

YouTubeで食レポ動画をアップしているので、ぜひご覧ください。

現在の販売店は、

道の駅 奥伊勢おおだい

道の駅 木つつ木館

奥伊勢パーキングエリア

です。奥伊勢エリアに遊びに来ないと食べられないんです!

行きたいけど行けない!という方には、裏ワザとして⁈

宮川物産のホームページから10本セットが購入できます。アイス好きな方への贈り物にもおすすめですね♪

でもやっぱり、現地で自然を満喫してたっぷり遊んだ後のアイスが最高です!

大台町でのSUPやカヤック、魚つかみ取りイベントなど、残暑も存分に楽しんじゃってください♪


【お問い合わせ・ご購入】

株式会社 宮川物産

〒519-2405 三重県多気郡大台町弥起井267-3

TEL 0598-89-4302
FAX 0598-89-4353


▼奥伊勢ゆずのアイスケーキ・バーを動画でチェック!

OTONAMIE PUSH EVENT【2023.8.31update】

お寄せいただいたイベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

 


地域公共劇場連携事業「りすん」クリエイションツアー

主催者より
芥川賞作家・諏訪哲史の同名小説を演劇界の奇才・天野天街が舞台化した「りすん」。
骨髄癌で入院中の少女と、彼女と兄妹同然に育った青年。2人の他愛ない会話が同じ病室の女性患者によって書かれた物語であったなら……という入れ子構造の実験作です。言葉遊びやカラクリ舞台を多用し、レトロで妖しい世界を作り上げる天野。閉じられた病室での2人の密やかなやり取りを覗き見るスリルを、ぜひ客席でご体感ください。

開催日時
9月17日(日)13:00/18:00
9月18日(月祝)14:00

場所
三重県津市一身田上津部田1234三重県文化会館小ホール

費用
(整理番号付き自由席)一般3,000円、22歳以下2,500円

問い合わせ先
三重県文化会館チケットカウンター059-233-1122
tsutsumi@center-mie.or.jp

イベントに関するリンク先
https://www.center-mie.or.jp/bunka/event/detail/44212

主催者
三重県文化会館

 


津市中心市街地「まちづくりフィールドワーク」

主催者より
今年で5年目の開催になる津市中心市街地「まちづくりフィールドワーク」では、大学生や高校生を中心とする学生の皆様とともに、商店街をフィールドワークを実施し、若者視点で新たな魅了発見し、記事などで情報発信を行ってきました。 フィールドワークに参加された学生さんから最も多かった感想が、お店の看板やロゴが「レトロでかわいい」でした。今年はそのような看板やロゴのデザインを、そのままキーホルダーにしてガチャガチャに入れます。また学生目線で感じた魅力を詰め込んだマップも制作します。キーホルダーやマップは秋に行われる商店街のイベントで配布します。

日時(フィールドワーク)
2023年9月2日(土)と9月9日(土)
※いずれかの日にご参加、または両日の参加も可能です。
10:30〜16:00

イベントの問い合わせ先
09081864024
otonamie@gmail.com

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
https://otonamie.jp/?p=88845

主催者
株式会社まちづくり津夢時風・OTONAMIE


手話マルシェ

主催者より
「手話マルシェ」とは手話が公用語のマルシェです! 美味しい食べ物、素敵なハンドメイド作品、ワークショップに参加するなど、その場で出会った「人・モノ・コト」について会話することによって、 手話のある日常生活を体験するマルシェです。 手話ができなくたって大丈夫。 筆談やジェスチャーでも意外と通じるし、通じた時はお互い嬉しくなります! 海外旅行へ行って現地の人と話す時のように、 手話マルシェでもいろんな方法を試してみてくださいね。

開催日:2023/10/1(日)
開催時間:10:00〜16:00

イベントの問い合わせ先
sense_of_wonder-info@yahoo.co.jp

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
HP https://syuwa-marche.jimdofree.com/
Instagram https://www.instagram.com/syuwa_marche/
クラウドファンディング https://rescuex.jp/project/67522

主催者
森本友里子

 


第29回 来る福招き猫まつり

主催者より
全国各地から伊勢に一万点の招き猫が集います。
招き猫に因んだ限定料理やスイーツ、体験教室などもご用意しております。
今年は29(ふく)回目の開催となり、来る福招き猫まつりにとっては例年以上に福が重なる節目の年となります。福がいっぱいの来る福招き猫まつりにぜひお越しください。

開催日:2023年9月16日(土)~29日(金)
開催時間:9:29~17:29

イベントの問い合わせ先
igasake.de.jyoshikai@gmail.com

主催者
来る福招き猫まつり実行委員会


伊賀酒DE女子会

主催者より
久々に「集う女子会」だから、ちょっと贅沢に優雅に伊賀酒を満喫してください♥

開催日:2023年10月29日
開催時間:
昼の部:11:30~14:30/受付11:00~
夜の部:17:30~20:30/受付17:00~

イベントの問い合わせ先
igasake.de.jyoshikai@gmail.com

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
伊賀酒DE女子会2023専用アカウントhttps://www.instagram.com/igasake.de.jyoshikai/

主催者
伊賀酒DE女子会(大田酒造、森喜酒造場、若戎酒造)

 


 

皆様からのイベント情報も募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記フォームからイベント情報をお寄せください。

掲載申込みフォーム

特集:人に会いにいく旅「農を基軸とした、小さな経済圏のつくりかた」松風カンパニー

三重県いなべ市で農業を基軸に小さな経済圏を作っている人たちがいる。今までにはなかった、新しいライフスタイルで地域に旋風を起こし続けている。新しい挑戦に不安はなかったのだろうか?

“やっていけないかも、という不安は一度もなかったです。でも、どうしようと困ったことはありました”

日焼けした顔、土のついた太い指。大きな笑顔が印象的な農家は、農作業の間にお話を続けてくれた。

“昔から自然が好きでした。小さいときにおじいちゃんの手伝いで野菜づくりをしたり、TVで動物のドキュメンタリーを観たり。あとDASH村も好きで、自然を活かした無駄のない暮らし方は理にかなってるなと感じていました。好きなことの延長線上で展開してきたので、今でも楽しめていますよ”

左:寺園 風さん・右:松本耕太さん(Freibäcker SAYAのテラスにて)

そう話すのは寺園 風さん。
八風農園という農業を基軸に、古民家レストラン「上木食堂」、フランス料理「Nord(ノール)」、ドイツパン「Freibäcker SAYA(フライベッカーサヤ/寺園さんの奥様のお店)」、ギャラリー「岩田商店」をいなべ市で運営する、松風カンパニーの代表取締役。今も現役の農家として、仕事のほとんどを畑で過ごしている。

八風農園の作業小屋
上木食堂
nord
岩田商店

風さん:うちの会社の “お洒落担当” が松本です。

松本 耕太さんは、松風カンパニーの取締役として、お店のプロデュースやディレクションを担当。

安全コーンまでお洒落

名古屋でカフェの店長をしているときに八風農園の野菜、そして風さんに出会い、行列のできる店となった「上木食堂」の初代店長として関わるようになり、今は店舗の事業を牽引している。

 

アジアに風を吹かせる

今日お会いするまでに、風さんのお名前は知り合いから聞いたことがあった。一度聞いたら忘れない、特徴のある名前。

風さん:父親が「アジアに風を吹かせる」という意味を込めて付けた名前なんです。

名古屋市に生まれ育ち、幼いころから自然が好きだった風さんは、農業高校へ進学。長期の休みには海外の農園へファームステイも幾度か行うなど積極的に農業に接した。卒業後はバックパッカーとしてアジアを旅する日々。旅先で感じたことがあるという。

風さん:仕事がなかったり農家が搾取されていたり。森を破壊してパーム椰子やバナナなどを生産していました。稲作ならもうちょっと計画的に生産できて農家自身も食べていけるはずなのに。

しかし風さんの目に映った旅先で出会った農家は、不幸せそうではなかったそう。

八風農園にある鶏舎

風さん:太陽とともにある暮らし。いいなと思いました。旅をしていると日本人にとても興味を持ってくれます。旅先でいろんな人と接していると、僕らは僕らでやれることがあると思えてきたんです。

旅に出る前、風さんは、これからはアジアが日本の農業を支えていく。そういった文脈でアジアに風を吹かせるにはどうしたらよいかを考えていた。しかし旅を終えて思い描き始めたのは、大きな経済社会に搾取されない独立した農業と暮らしだった。帰国して就農したのは三重県内の無農薬にこだわる農家。

風さん:ガチ自然農でした(笑)。ただ、農業だけでは食べていけないと分かり、当時は半農×半カフェ(名古屋)で働いていました。

徐々に自分のフィールドが欲しいと思うようになり、いなべ市にある農家「ゆうき農園」と出会い、いなべ市で独立。

風さん:畑、家、機械。なにもなかったけど、ゆうき農園さんは「大丈夫」って背中を押してくれたんです。機械を貸してくれたり、いっしょに食事をしたり。家族ぐるみで仲良くしてくれたといった感じです。

 

小さな経済圏のつくり方

いなべ市での暮らしで次第に農家や地域の友人ができていった風さん。一緒に夕食を食べる機会も増えたのだが、夜に集える店が少なかった。

風さん:集まるのは大抵だれかの家でした。僕はビールが好きで「生ビールが飲めたら嬉しいのにね」と友人と話していました。

そんな折、風さんは昔旅館を営んでいたいなべ市内の古民家が解体される話を知った。

風さん:自分で野菜を作るだけでなく、マルシェなどで販売も始めていて、当時とても忙しかったんです。でも、一回だけその古民家を見に行ったら、その家のことがすげーかわいくなっちゃって。

上木食堂のランチ

古民家に惚れた風さんは、松本さんや地域の人たちと食堂を作りはじめた。店では自分たちが作った米や野菜、地域の食材を中心に料理に使い、店頭での販売も行った。次第に店の評判は口コミやSNSで広がり人気店に。

岩田商店の店内
岩田商店の店内

風さん:それが7年前です。今は松本やいろんな人のおかげで、自分たちが育てた作物を使ったフランス料理や、ギャラリーまである。当時はまったく想像していなかったです。

田や畑で刈った草や、廃棄される野菜なども肥料として循環させる自然派農法で育てる八風農園の野菜は人気の品。無駄のない農法で、なおかつ美味しい野菜は年間約100種も生産されている。
手塩にかけて育てた野菜は、料理人の手で美味しいひと皿となり、それを求めて人々が市内外からやってくる。そしてアートやデザインに興味がある人はギャラリーで過ごせる充実した時間も提供している。

カフェに改装中の古民家

今、ギャラリーの前にある古民家をカフェとしてオープンさせるためにリノベーションの真っ只中。農業を基軸に人の流れまで作り出す、松風カンパニーの小さな経済圏の理念に共感し、現在移住者も含めて約30名が働いている。

風さん:こういった事例が日本全国で起これば、それをモデルにアジアでも農業を中心とした同じような小さな経済圏ができ、農家として搾取されるだけでなく独立していけると思うんです。

風さんのお話を聞いていると、個人的に思うことがあった。それは小さな経済圏がアジアなど世界中で増えることは、一部の人だけが多額の利益を得る経済主義より、多くの人々を幸せにするということ。

最後に風さんへ、いま思っていることを聞いた。

八風農園のキャベツ

風さん:僕たちはいわゆる「農的暮らし」ではなく、生きていくための「農業」です。個人的には高校生のときから「農業」で生きていく夢がありました。大麦を育ててクラフトビールを作るのもいいですね。畜産もできたら・・。でも僕ひとりでできることではないです。閉鎖的な自給ではなく、農業を目指す人や農業を活用できる仲間と働いていきたいです。

風さんも愛用、世代を超えて愛される漁サン。

アジアに風を吹かせるという壮大なテーマに目を向け、農業を基軸とした小さな経済圏を実践する松風カンパニー。大きいことや多いことが良しとされ、小さいことや少ないことへ目を向けてこなかった時代を飛び越え、新しい世代の幸せのかたちを作り出している。小さな経済圏が増えた世界を想像しつつ、「僕らは僕らでできることがある」という風さんの言葉を思い返すと、幸せを創造する未来の可能性を探したくなるのでした。

 


 

松風カンパニー
hp https://matsukazecompany.com/

八風農園
いなべ市藤原町下野尻946-3
IN https://www.instagram.com/happunoen/

上木食堂
いなべ市北勢町阿下喜2057
IN https://www.instagram.com/ageki_syokudou/

岩田商店
いなべ市北勢町阿下喜1051-10
IN https://www.instagram.com/iwata_syouten/

Freibaecker Saya
いなべ市藤原町下野尻946-3
IN https://www.instagram.com/freibaecker_saya/

nord
いなべ市北勢町阿下喜2039
IN https://www.instagram.com/_n_o_r_d__/

速報!三重県民手帳の制作の裏側へ潜入

三重県民手帳をご存知でしょうか?
通常のカレンダーや手帳機能に加え、公共機関など暮らしに役立つ情報や、人口推移や各種統計データなども掲載されていて、三重県について記事を書いたり、企画書を書くことが多い私は重宝しています。

2015年から県内の書店やネット(BASE)などで販売され、累計約8万部を超えています。制作・出版元は三重県印刷工業組合で三重県庁からの業務委託として運営しています。そして驚くことに、業務委託料金はゼロ円。つまり手帳を制作、販売して売上を上げなければ利益どころか赤字になってしまうのです。

私も所属している三重県印刷工業組合や組合の青年部では、自分たちの会社の業務に加え、皆さん必死になって手帳の制作や販売をしています。いち印刷人として、中途半端なものは作れない、地元三重県人として誇れる県民手帳を作りたい。印刷業界で働く仲間を見ていると、そんな気持ちが伝わってきます。

2023年版の三重県民手帳

表紙にも毎年こだわり、2023年版はカモシカなど三重の森をモチーフに、三重県出身のイラストレーター、つぼいたけしさんが担当。しおりには伊勢神宮宮域林で育つ神宮スギを使用しています。

過去に販売された三重県民手帳

過去の手帳の表紙には、伊勢形紙、伊賀組紐、松阪木綿など三重県の伝統工芸とコラボしています。そして2024年度版は地元三重県立飯野高校・応用デザイン科の2年生の生徒とのコラボレーションが決定しました。今回は、三重県民手帳、制作の裏側をリポートします。

飯野高校応用デザイン科の2年の生徒さんのデザイン画

課題として生徒の皆さんがそれぞれ表紙をデザイン。最優秀賞に選ばれた作品はプロのデザイナーと一緒にブラッシュアップを行い、実際に表紙として採用されます。

三重県出身イラストレーターのつぼいたけしさん
作品にアドバイスをする伊勢型紙職人の那須恵子さん

2023年7月7日に飯野高校で評議会が行われ、デザイナーのつぼいたけしさんや伊勢型紙職人の那須恵子さんなどの評議委員が、デザイン画への思いなどを生徒とディスカッション。

自分の作品について説明する生徒さん

なかでも印象に残った作品をご紹介します。

伊勢海老
三重の魚・伊勢海老のシンメトリーの構図を上手く使った作品。ガンダムっぽいデザインでもあり、幅広い年齢層に受け入れられそうです。

伊勢茶
全国生産量第3位を誇る伊勢茶。ほっこるするイラストや現代風のポップな配色でカジュアル感があります。

牡蠣
牡蠣をキャラクター化するというユーモラスな作品。生徒さん自らパラパラ漫画も作成するなど、キャラクターを活用した展開も楽しそうです。

オオサンショウウオ
今っぽい感覚で描かれた、プロ顔負けのイラストのクオリティ。細部にまでこだわりを感じ、全体から楽しげな雰囲気を感じます。

この作品を描いた生徒さんにお話をお聞きしたところ、とにかくイラストを描くことが好きで、学校の課題じゃなくても描くことが習慣とのことでした。
好きで描いている、だから作品も楽しい雰囲気になる。こういった心持ちは日々仕事に追われている私は見習いたいところ。「これからもイラストを描きまくります!」と笑いを誘う生徒さんの発言も素敵でした。

さて、実際に採用されたのは、どの作品になったのでしょうか!?
10月4日から県内の書店やネット(BASE)で一斉販売予定です。
お見かけの際は、ぜひお手に取りいただき、地元高校生が考案した生き生きとしたデザインをお確かめください!

 


 

三重県民手帳
特設サイト http://www.mie-pia.or.jp/notebook/
Twitter https://twitter.com/miekenmintechou
BASE https://kenmintecho.base.shop/
三重県印刷工業組合HP  http://www.mie-pia.or.jp/
三重県印刷工業組合青年部HP https://mieprint-seinen.com/

かぶせ茶の生産量日本一。四日市市水沢地区で生まれ育った、茶農家の幼なじみが取り組む挑戦。

古民家を利用した、お茶農家が営むかぶせ茶カフェ。初夏の新茶の季節には茶摘み体験や新芽の天ぷら、夏場にはかぶせ茶を使ったかき氷を求めて多くの客で賑わう。

カフェがあるのはかぶせ茶の産地、四日市市水沢地区。鈴鹿山脈の麓にあり山からは冷気を含んだ鈴鹿おろしが吹き、寒暖差が美味しい茶葉を育てる。かぶせ茶は名前の通り、収穫前の一定期間、黒いシートでお茶を覆って育てることで、渋みを抑えて旨味成分を引き出す伝統農法。かぶせ茶はお茶所京都の宇治にも古くより出荷している高級茶葉。

茶農家の三代目であり、マルシゲ清水製茶の清水加奈さんはカフェを営む理由を教えてくれた。

清水さん:小さなお茶農家は高齢化などで廃業することが多いです。また日本人のお茶離れも進んでいるので、いきなりかぶせ茶の茶葉を購入してもらうにはハードルが高く、まずは産地のカフェで気軽にたのしんでもらいたいです。

カフェで提供しているお菓子もかぶせ茶を使ったもの。

右:清水さん・左:堤さん

清水さんの幼なじみであり、明治期に創業した老舗茶農家まる万製茶の五代目、堤ちはるさんが手作りしている。お茶農家として育った堤さんが子ども時代の話をしてくれた。

堤さん:小学生のとき、同級生はゴールデンウィークに旅行やレジャーへ。しかしお茶農家は収穫の繁忙期。親は寝ずに働き、子どもも戦力として手伝います。汗だくになって軽トラックで収穫したお茶を運んでいるとき、同じように軽トラックに乗っていた清水さんとすれ違って手を振るんです。自分だけじゃないんだ、と少し嬉しくなりました。もう36年の付き合い。二人とも今は子育てもあり忙しいけど、旦那に先立たれたら一緒に住もうと話しているんですよ。

そんな堤さんがお菓子の販売を始めたきっかけは、かぶせ茶への誇りからだった。ペットボトルの緑茶の味に慣れている人にこそ、本物のお茶の味を知って欲しい。そのためにはお茶の味を引き出すお菓子でかぶせ茶の魅力を伝えたい。お茶農家ということもあり、茶葉をふんだんに使ったケーキやプリンなどのお菓子はカフェでも好評。中でも日持ちするクッキーはしっとりとした食感にお茶の贅沢な香り、そして茶葉を練り込むことで食感にアクセントを持たせていてリピーターも多い。

最後にお茶農家の二人に、かぶせ茶のたのしみ方を訊ねた。

堤さん:熱いお湯で煎れると渋みが出て二日酔いの時などにいいです。手に持てる程度の温めのお湯で煎れると甘くなり、お出汁のような旨味がでます。家では一年中、水出しかぶせ茶も作っています。渋みがないので飲みやすく、子ども達の水筒に入れるのですが友達に『ちょうだい』と言われることもあるみたいです。

清水さん:いろんな温度で、かぶせ茶のあるゆったりとした時間をたのしんでください。

 


 

マルシゲ清水製茶
四日市市水沢町998
https://marushige-cha.jp/
059-329-2611

明治創業の老舗茶農家 万次郎
四日市市水沢町1320-10
https://manjirocha.jp/
090-2573-9484

 

「とりあえずキャンプ」連載エッセイ【ハロー三重県】第36回

世の中のキャンプブームが下火になったと言われる2023年夏。
世間の流れに逆行して、我が家はキャンプデビューを果たした。

毎年のようにキャンプに誘ってくださる夫の友人達は今年もやっぱり懲りずに我が家を誘ってくれた。
毎年断り続けることにいい加減疲れてきたし、親の気持ちはどうであれ、子どもたちはキャンプをしたいとここ1~2年言ってもいる。
私も夫も今ひとつ心が動かされないまま、夫の友人と子どもたちに少しずつ、本当に少しずつ背中を押されて、いよいよの今年、キャンプを始める運びになったというわけ。

なんせ、キャンプって買うものが多い。
最初に言っておくけれど、私はものを買うのが嫌いだし、ものが増えるのも嫌いだ。
今、十分足りた暮らしをしているのに、消費されたものを補充する以外でものを買うなんておこがましい。私は足るを知って生きている。
住宅環境だって一朝一夕に変わるものでもないのだから、いたずらにものを増やしたら単純に家が今よりも狭くなってしまう。家中を走り回る子どもが3人もいるのだから家は広いほうがいいに決まっている。

なのにだ。キャンプときたらいくらお買い物をしてもまだまだ買うものがある。イスとテーブルとテントがあればいいのね、と思ってお買い物を始めたけれど、やれタープだ、やれマットだ、やれ寝袋だ、いくら買っても終わりが見えない。
買うものを考えただけで、「またいつか」と気持ちが揺れそうになる。
心を決めるために、夫の友人に今年のキャンプに参加する旨を伝え、子どもたちにも「いよいよ今年はキャンプをする」と宣言した。そうやって自分たちを追い込まないと、この上りたくもない高い山を制覇できるはずがないのだ。
そして、私にとって唯一のモチベーションである「災害時に役に立つ」をただひとつの光として長いトンネルを走りだした。
いつかの災害時、きっと私は2023年の私に感謝する。

*

気が遠くなるほどの労力とお金をざぶざぶ使って、我が家のキャンプグッズは瞬く間に充実していった。
対象がなんであれ、夫はリサーチをするのが好きなので、立派なエクセルシートを作り、盤石に諸々を調べ上げた。また、彼は買い物が好きなので順調にキャンプグッズは揃っていった。
かくして我が家のキャンプ環境は整い、いざキャンプへ。

キャンプ場へ行く前に2度ほど自宅の庭でキャンプをした。
私はそこそこ田舎で暮らしており、自宅周辺も自然がいっぱいだ。自宅の敷地も田舎らしくとても広い。
自宅の庭でキャンプの練習ができるというのは初めてのキャンプがよりよいものへとなる布石に違いない。諸々の不安もこれで払拭できる。と思っていたのに、なんてことだろう。

感想は「ただ大変」だった。
子どもたちのはしゃぐ様子はプライスレスで、そこだけを切り取れば健やかに幸福だ。私だってお母さんだから、子どもたちが楽しければとても嬉しい。だけどやることが多すぎる。やってもやってもやることがある。

テントを建てて、マットを敷いて、敷布団代わりのエアマットを膨らませて、タープを建てて、キッチンを配置して、椅子を出して、テーブルを出して、その間にも子どもたちは手伝っていたかと思えば、はしゃいだり、騒いだり、喧嘩をしたり、棒を振り回したりして油断がならない。
うちの子どもたちはいささか元気がすぎる。

どうにか設営を終えて、夕飯を用意して、食べるころには当然暗く、肉を焼いても焼けているのかが分からず不安が募る。私は年中、肉の生焼けを恐れている。LED電球がこうこうと灯っている室内に居たって、さらにスマホのライトをあてて厳密に肉の焼け具合を確認して生きている。
なのに、薄暗いランタンの下では肉が焼けているかどうかが分からない。ランタンを肉に寄せてもランタンの奴がオレンジ色の光なばっかりに肉も暖色味を帯びて焼けているのかまったく分からない。いくら焼いても安心できない。
不安が酷くて落ち着いていられない。悪い癖が騒いで、つい、3日後くらいに子どもたちが腹痛で縮こまっているところを想像してしまう。
ああ、早く家に帰りたい。

心の中のざわざわをどうにか飼いならして、夫に何度も「大丈夫」と言ってもらって夕飯を終え、自宅で風呂を済ませ、いよいよ寝る段になった。
壁がない寝床で寝るのだ。私は寝床が変わると眠れない。例え、そこがどんなにラグジュアリーなホテルであっても、実家であっても、だ。
テントなんて成人して以降の私にとって、最も突飛な寝床であることに違いなく、横になった瞬間から「家で寝たい」と思ってしまう。

出鼻でこんなことを言いたくないのだけど、私はたぶん、キャンプに向いていない。

疲れが取れない朝を迎え、朝食をとった。
キャンプらしくホットサンドを作って、みんなで食べた。
夫は「キャンプ場だとチェックアウトの時間があるからシュミレーションをしないと」としっかりした大人みたいなことを言って、時間を計りながら片づけを始めた。

*

それからしばらくして、夫の友人たちと滋賀の方へキャンプへ行くことになるのだけど、やはりと言おうか行く前から何度も、家に居ながら「帰りたい」と泣き言を言っていた。
それでも前回と違い、友人が大勢いて、にぎやかに過ごすのは楽しかったし、子どもたちも新型ウィルス以前に会ったきりだったのでそれは大喜びだった。それなりに充実したいい時間だった。
やることは変わらずたくさんあったけれど、大人がたくさんいればそれなりの力になるもので、さらにお友達がたくさんいれば子どもたちも虫を眺めたりカードゲームをしたりと、平和に時間が流れていく。
その後味がとても素晴らしく、これは頑張ってやっていけるのかもしれない。どうにかそろえたキャンプ用品の元を取るくらいにはキャンプライフを永らえることができるかもしれない。そう思った。

我が家は夫の仕事の都合で連休が取りにくく、宿泊をするときにも極力近場を選んでいる。
幸い三重県にはキャンプ場がたくさんあるらしく、調べると充実したキャンプ場がいくらでも出てきた。
釣りと川遊びと温泉が大好きな我が家の子どもたちにとって、三重県のキャンプ場は親和性が高く、どこを見てもうちにぴったりだと思った。

夫の友人家族とキャンプをした翌週、私たちは伊賀でキャンプをしていた。
子どもたちは川で遊んで釣りをして、早起きをしてキャンプ場を散歩した。

相変わらずやることはいくらでもあって、せわしなく、肉の生焼けも当然恐ろしかった。虫が多くて食べ物に無数の虫が混入するという訳の分からない事態にも巻き込まれ、「逃げたい」と思ったりもしたけれど、終わってみればやはり楽しかった。
ただ野っ原で1泊するために、大量の寝床と炊事の道具を乗せたり降ろしたりするのは冷静になると「何をやっているんだろう」と思わなくもないのだけど、子どもたちが喜んでくれるうちは楽しかった上澄みだけを啜ってどうにかキャンプをやりたいと思う。

それが、玄関の物置を陣取るキャンプ用品と、それにかかった費用に心を痛めないための私の理性的なセルフコントロールであり、単純な母性。

この夏、自転車で!五感を刺激する大冒険をしよう!@多気町

私には中1と小5の子供がいる。風呂はー?宿題はー?(もはや口グセ)と、まだまだ目まぐるしい日々を送っている。きっと今夜も「子供って、ようわからん…」とつぶやきながら、気絶するように眠るのだろう。そんな時「マウンテンバイクの学校」の講師である西井匠さんの言葉をふと思い出した。

「はみ出したっていい」

日頃感じる息苦しさから、不思議と解放される自分がいた。

そうだ、西井さんに会いに行こう。

✳︎

多気郡多気町にある「勢和の森マウンテンバイクパーク」には、初心者から上級者まで楽しめる数種類のトレイル(山道)コース、パンプトラックといわれる凹凸のコブが連続した波状コースなどがある。そこでは、年長から高校生を対象とした「マウンテンバイクの学校」が月2回開催されている。

MTBの学校Instagramより
MTBの学校Instagramより

「株式会社地域資源バンクNIU 西井匠さんについて」
北京オリンピックではマウンテンバイクチームの監督を務めた。大学教員や国立研究所での研究活動を経て、現在は「サイクリストの秘密ラボ・flasco(フラスコ)」代表、夫婦でCAZACLE(カザクル)というスローサイクリングツアーの事業を立ち上げる。自転車を活用したまちづくりのプロデューサー、サイクルツーリズム推進コーディネーターなど、その活動は多岐にわたる。

▲西井 匠さん

北京オリンピックのウェアとマスコット。

ー西井さん、「マウンテンバイクの学校」について教えてください!

西井さん:うちのスクールは型にはまらない、手取り足取り教えないスクールです。もちろん、道徳的、倫理的にダメなことはダメと言いますが、大人が決めたテンプレートにはめない、ルールを作らない。むしろ、子供がルールを作るのはOKなスクールです。

MTBの学校Instagramより

西井さん:サッカーでも野球でも、学校のクラブにあるようなスポーツは、パスはこうするんだ、シュートはこうと打つんだと、決まったことを教えがちです。そういったことも大事なのですが、ぐちゃぐちゃの中で、自分の体をうまくコントロールするということを、遊びの中で体験・実現してきた子が、最終的に競技スポーツでも生き残る。一つのスポーツしかやってないと、もちろん上達はするけれど、イレギュラーなことがあった時に、あまり対応ができない。僕らが推奨しているのは「雑多に遊ぶ」ことなんです。雑多に遊んできた引き出しの数が多い子の方が、トップに立てるんですよ。

 

子供は野に放ち、雑多に遊ばせよう!

ー雑多に遊ぶとは、具体的にどうゆうことなんでしょうか?

 西井さん:私たちが子供の頃の野球ってバットにグローブさして、「ドラえもん」に出てくる土管のあるような空き地で、2対3とか、年長チーム対年少チームとかで、適当にルールを決めてやってたじゃないですか。それが大事だと思っています。自分たちのクリエイティビティも高まって、面白く工夫ができる。逆に、大人が型にはめてしまうと、子供たちがクリエイティビティを発揮する機会を奪ってしまうことになりかねない。だからスクールでは「とにかく大人は何も言わないでください。今日一番苦しいのは親です。」そうお伝えしています。(笑)子供は自由勝手に野に放つ。それが一番いいんですよ。

ーなるほど。遊びも大事なことなんですね。
西井さん:むしろ遊びが、大事なんです!!

MTBの学校Instagramより

競技スポーツに走っていかなくてもいい。遊んでいる方が伸びる!

ースポーツ選手って、小さい頃から英才教育を受けているイメージなのですが…。

 西井さん:もちろん、そういう子もいます。それは育成というよりは選抜であって、厳しいトレーニングなどに耐えられた子たちを引っこ抜いているイメージですね。スポーツの本来の語源は「遊び」とか「気晴らし」なんですよ。日本人のいうスポーツは競技、コンペティションのことで、すぐその方向に走っていってしまう。

西井さん:楽しいことはいくらやめろと言ってもやる。(笑)逆に、楽しくないと自らやめてしまう。いかに本来の意味である「スポーツ」にしてあげるか。競技スポーツになれば、練習はキツいに決まっているし、そんな中で、選抜されなかったり試合に負けてしまうと、精神的にポキッと折れてしまう子もいます。でも、根っこに「楽しい」がある子は、辛いトレーニングにも耐えることができるんです。負けても「どうすれば勝てるかな?」とその場を楽しむことができる。スクールでは、「理屈抜きで楽しい!」そんな根っこの「楽しい」部分を刺激したいですね。

 

ドレスコードは、「ガチなピタピタウェア禁止!ワークマン推奨!」

西井さん:競技ありきのスクールじゃないんで、先生も子供たちもサイクリングウェアを着てないんですよ。先生たちは徹底してピタピタウェアを着ない、ワークマン推奨(笑)そして、サングラスもしない。サングラスをすると子供たちと目線が合わないじゃないですか。親御さんも構えなくて大丈夫です、初めての子でも入りやすいスクールですよ!

スクールでは、マウンテンバイクやヘルメットはレンタルすることができる。飲み物とそれを携行できるリュックがあれば参加OK!この夏、五感を刺激する自転車で大冒険しよう!(大人用レンタルもあります!)

子供は「楽しい!気持ちいい!速い!」そんな自転車が大好きだ!そしていつしか親の手を離れ、自分の足で遠くへとペダルを漕いでいく。冒険して、日焼けして、なんだか自信にあふれた大人っぽい顔になって帰ってくる子供たち。親子間にも適度な距離感をもたらしてくれる自転車は、親離れ・子離れにも、最高のツールなのかもしれない。

 


マウンテンバイクの学校
https://www.instagram.com/mtb_seiwataki/

主催:株式会社地域資源NIU
三重県多気郡多気町丹生1718-1
TEL・FAX : 0598-49-4800

OTONAMIE PUSH EVENT【2023.8.10update】

お寄せいただいたイベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

 


津田っこ夏祭り

主催者より
約20数年開催されていなかった地元小学校での夏祭りを、「保育園、小学校の子供たちに夏のいい思い出作りをして欲しい」という想いから2016年に『津田っこ夏祭り』として、仲間と共に立ち上げました。 しかし、その夏祭りも新型コロナウイルスの影響により3年間開催出来ずにおりましたが、今年2023年8月11日(祝)に再開させて頂く事となりました。 お祭り当日は保育園児さん達の歌の披露や、盆踊り、打ち上げ花火、竹燈籠の展示等を予定しております。 夏夜に上がる20発の打ち上げ花火をお楽しみに! 雨天時でも、津田小学校の体育館内で行う予定です。 ぜひご来場ください。

開催日:2023年8月11日(祝)
開催時間:18時半~21時
場所:多気町立 津田小学校(三重県多気郡多気町井内林138)

主催者
中村司、澁谷和俊

お問い合わせ
09010211888
shibuya2279@gmail.com


ねこの推しごと体験

日時:2023年8月19日(土)13:00〜16:00
場所:伊勢ジオラマ食堂(三重県伊勢市二見町三津1201-1)
主催:伊勢ジオラマ食堂/株式会社Tier
協力:三重大学動物保護支援サークルDOT


伊勢クラフトドリンクBAR

主催者より
伊勢のお酒・クラフトドリンクが集結!一夜限り、大人のための夏休みを楽しみましょう!2023年8月26日(土)伊勢のお酒&クラフトドリンクメーカー5社が、五十鈴川駅前「ザ・オランジェガーデン五十鈴川」へ集結し、一夜限りのイベントを開催します!会場で提供される約20種類のドリンクは全て伊勢の地で作られたこだわりの一杯で、おつまみにも地元伊勢の食材をふんだんに使用した商品をご用意しております。

開催日:2023年8月26日(土)
開催時間:17:00〜21:00

イベントの問い合わせ先
ザ・オランジェガーデン五十鈴川
TEL:0596-23-7733
平日/11:00-19:00
日祝/10:00-19:00
火曜・第3水曜定休

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
・プレスリリースURL
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000116691.html
・オランジェの告知ページ
https://www.orangerisuzu.com/2023/07/03/isecraftdrinksbar/
・おかげさまダイニング インスタグラム
https://www.instagram.com/okagesama_dining/

主催者
おかげさまダイニング


津市中心市街地「まちづくりフィールドワーク」

主催者より
今年で5年目の開催になる津市中心市街地「まちづくりフィールドワーク」では、大学生や高校生を中心とする学生の皆様とともに、商店街をフィールドワークを実施し、若者視点で新たな魅了発見し、記事などで情報発信を行ってきました。 フィールドワークに参加された学生さんから最も多かった感想が、お店の看板やロゴが「レトロでかわいい」でした。今年はそのような看板やロゴのデザインを、そのままキーホルダーにしてガチャガチャに入れます。また学生目線で感じた魅力を詰め込んだマップも制作します。キーホルダーやマップは秋に行われる商店街のイベントで配布します。

日時(フィールドワーク)
2023年9月2日(土)と9月9日(土)
※いずれかの日にご参加、または両日の参加も可能です。
10:30〜16:00

イベントの問い合わせ先
09081864024
otonamie@gmail.com

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
https://otonamie.jp/?p=88845

主催者
株式会社まちづくり津夢時風・OTONAMIE


手話マルシェ

主催者より
「手話マルシェ」とは手話が公用語のマルシェです! 美味しい食べ物、素敵なハンドメイド作品、ワークショップに参加するなど、その場で出会った「人・モノ・コト」について会話することによって、 手話のある日常生活を体験するマルシェです。 手話ができなくたって大丈夫。 筆談やジェスチャーでも意外と通じるし、通じた時はお互い嬉しくなります! 海外旅行へ行って現地の人と話す時のように、 手話マルシェでもいろんな方法を試してみてくださいね。

開催日:2023/10/1(日)
開催時間:10:00〜16:00

イベントの問い合わせ先
sense_of_wonder-info@yahoo.co.jp

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
HP https://syuwa-marche.jimdofree.com/
Instagram https://www.instagram.com/syuwa_marche/
クラウドファンディング https://rescuex.jp/project/67522

主催者
森本友里子


Local School Field Mie 2nd
参加者募集中!

運営者より
昨年ご好評いただきました、地域づくりを学ぶフィールドワークを今年も開催します。講師の方々は取材などを通じて「なんでこんなおもしろい発想が飛び出すのだろう!」と感銘を受けた方々です。フィールドワークの内容は自信ありです!
地域づくりとまでいかなくても、暮らしている地域で「なにかおもしろいことがしたいな」と思われている人にとって、良い刺激になる機会かと思います。一緒におもしろい地域や人に会いにいきませんか?ご参加お待ちしています。

参加申込み期日:8月11日まで
開催日:2023年9月〜2024年2月
※全6回の連続講座

詳細・参加申込み
https://otonamie.jp/?p=88520

イベントの問い合わせ先
otonamie@gmail.com

事務局
WEBマガジンOTONAMIE

主催者
三重県


第29回 来る福招き猫まつり

主催者より
全国各地から伊勢に一万点の招き猫が集います。
招き猫に因んだ限定料理やスイーツ、体験教室などもご用意しております。
今年は29(ふく)回目の開催となり、来る福招き猫まつりにとっては例年以上に福が重なる節目の年となります。福がいっぱいの来る福招き猫まつりにぜひお越しください。

開催日:2023年9月16日(土)~29日(金)
開催時間:9:29~17:29

イベントの問い合わせ先
igasake.de.jyoshikai@gmail.com

主催者
来る福招き猫まつり実行委員会


伊賀酒DE女子会

主催者より
久々に「集う女子会」だから、ちょっと贅沢に優雅に伊賀酒を満喫してください♥

開催日:2023年10月29日
開催時間:
昼の部:11:30~14:30/受付11:00~
夜の部:17:30~20:30/受付17:00~

イベントの問い合わせ先
igasake.de.jyoshikai@gmail.com

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
伊賀酒DE女子会2023専用アカウントhttps://www.instagram.com/igasake.de.jyoshikai/

主催者
伊賀酒DE女子会(大田酒造、森喜酒造場、若戎酒造)

 


 

皆様からのイベント情報も募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記フォームからイベント情報をお寄せください。

掲載申込みフォーム

自分の身体と向き合うキッカケ作り。養生laboratoryキジバト@志摩市

暑い日が続きますが、いかがお過ごしですか?
今年は梅雨時期から暑かったですが、梅雨が明けた途端のこの暑さ!
本格的な夏が思ったより早くきて戸惑ってしまうくらいですね。

けど、冷たいも飲み物をたくさんのんだり、エアコンのきいた室内にいると身体が冷えるのです。
これが、なかなか困ったもの。

暑さや冷えからくる身体のだるさ、気圧変動からくる頭痛。
ストレスからの過食に、遊びと仕事の間を行き交う睡眠不足。
そんな不調をほっておくと、やがて身体のどこかから悲鳴が聞こえるのは言うまでもないこと。

でも、この時点で自分をケアするってなかなか難しい。

そんなあなたにおすすめの!・・って、
こんな書き方するとテレビショッピングみたいですが。笑

でも、おすすめしたいんです「キジバト」さんを。

 

 

ここは三重県志摩市阿児町国府。
国府は「こう」と読み、志摩の国の国府がおかれた地。
かつては政治、経済、文化の中心地だったそう。

Googleのナビに案内を任せ、慣れない道をひた走ると、だんだんと潮の香りが近付いてきます。
郵便局を通り過ぎたところに、目を引く看板みつけましたよ。

この看板が目印!

 

私にとってギリギリの道幅をまがり、角から3件目に・・ありました。

【養生laboratoryキジバト】

古民家にかかかる暖簾が飲食店を思わせますが、ここは漢方茶のお店。
さっそく、中に入ってみましょう。

 

おばあちゃんの家を思い出すような玄関から中に入ると、大きな円卓にたくさんの茶葉が並びます。

壁の瓶にはたくさんの植物や薬草、きっとこれらが元気の素たち。

キジバト店主の西村ユキさん

ユキさんとの出会いは、知ってる人は知ってる伊勢のパワースポットのようなお店
andbullさんにて。

小さなイベントをやってた時、突如現れ、そこにいる人にお茶を配布し始めたんです。しかもギフト仕様の3個セット。

かんぽうその時いただいたのが可愛くて、写真撮ってた私。

「この人志摩でお店始めたんさー!また行ったって!」というandbullの店主さんの声かけと共に、「よかったら飲んでくださーい!」と、なかなかのハイテンションでお茶を配布する女性。
気になって初対面で色々お話したのが楽しくて!
帰宅後いただいたお茶がまた美味しくて。

それがキッカケで、今私が松阪でやっているカフェ「カブクノニカイ」でキジバトさんの漢方茶を取り扱いさせていただくことになったのです。
ご縁とはどこ転がっているかわかりません。

カフェではオリジナルブレンド茶と、季節の養生茶を販売させてもらってます!

 

でもなぜ漢方茶?

ユキさん、実は18年間薬剤師として勤務。
病気や体調を悪くされた方に、薬を調剤していました。
そんな中、自身が体調を崩した時に、ここまで悪くなる前になんとかできなかったのか・・と考えたことが、キッカケだったそうです。

 

そんな話の続きを聞こうとした矢先、
「これどうぞー!」と出していただいたのは酸梅湯(さんめいたん)。

アセロラのような紫蘇ジュースのような綺麗な色で、酸っぱすぎず、さっぱりしてるけど、滋味深い美味しさの余韻が口の中に残る・・なんだこれ?初めての味!

酸梅湯は数種類の生薬を水でコトコト煮て作る、中国の伝統的な飲み物。
キジバトの酸梅湯は赤紫蘇や陳皮(みかんの皮)、鳥梅(うばい)という梅を燻製したものや山楂(さんざし)、甘草(かんぞう)、洛神花(らくしんか)、香りづけに金木犀も入れて、出来上がったシロップを炭酸水で割ります。

・汗のかきすぎを予防
・口や喉の渇きを癒す
・胃腸の不調を整え下痢を防ぐ

など、様々な効果があり、古くから宮中や民間で薬膳ドリンクとして夏の暑い時期に親しまれていたそうです。

 


 

そんな話を聞いていたら、【養生laboratoryキジバト】にお客さんが。

暑い中カートを引いて現れ、ばっちりカメラ目線を決めてくれたのは、なんと80歳の常連さん!
「さよちゃんー!今日は珍しい時間にどうしたん?」と、ユキさんが聞くや否や
前回ここにきてから、今日までの話を一気に話し始めます。

「あんたも座んない」と、声かけていただき、酸梅湯で乾杯して、私もお話させてもらいました。

こうやっていつもここに立ち寄り、お茶を飲みながらお話して帰っていくんだとか。「ここは私にとって癒しの場所なんさー!」と、本当に元気!

きっとこれが2人の定位置。

 

サーフィン終わりに酸梅湯を飲みにくる方や、
海に潜った後に酸梅湯を飲みにくる海人さんもいるそうで、それもこの地域ならでは!と、話を聞きながら思いました。

すぐ近くの国府の浜はサーフィンのメッカだけあり
(OTONAMIEでも、度々サーファーの記事で出てくる場所ですね)
都会からの移住者や、一棟貸しのゲストハウスも多くできています。

 

昔からの顔馴染みの地元の方、新し国府に移住してきた方、色んな人がふらりと寄っては、一息ついて帰ってく。
じわじわとキジバトが、地域の交差点のような場所になっているのがわかります。

お店の周りは伝統的な国府の槙垣。

 

どんな種類の漢方茶があるの?

円卓の上に並ぶのは 5種類のお茶。
1回分が1袋に入ったものと、10回分が1袋に入ったものがあります。

ひとつひとつのお茶の名前が「イライラ」「ツミカサネ」「ツカレタキモチ」・・など、30代ともなれば、どのお茶の名前も心を捉えて離しません。笑
その中から、今の自分にぴったりのお茶をチョイスできます。

「パッケージしてあるものは、見た目も少し可愛くなるよう意識してますが、ご自身の身体の悩みを伝えていただければ、それに合わせてブレンド茶を作ることも可能ですよ!見た目よりも効果重視でお作りします!」と、心強い言葉。

 

そんなエールのような漢方茶、ギフトとして送るのもいいですよね。

ちょっと元気のないあの子へ。
イライラしがちな職場の方へ(え?逆に渡せないかな?)
ギフトセットがめちゃ可愛かったので、そんなことも考えちゃいました。

 

その他にも「季節の養生茶」といって、春、梅雨、夏・・と、
その季節に出てくる不快な症状を和らげてくれるようなお茶もあります。

ユキさんのネーミングのセンスが光ります☆

 

 

漢方茶はひとつのキッカケづくり。

「漢方茶飲んでほっとして、ふと夜のスマホを減らしたらよく寝れるようになりました」とか
「『胃腸』を飲んで胃腸が整ったから、毎日快便で気分上がります!」など、漢方茶をきっかけに生活が変化しだしたという、嬉しい声も届いているそうです!

「ここにきて漢方茶を飲めば病気にならないって事じゃなくて、
ここでお茶を選びながら、毎日忙しく頑張ってる自分を褒めて
少しだけ身体のことを考える時間を作る、そのキッカケになれれば嬉しいです。」
と、ユキさんは話してくれました。

毎日忙しく頑張ってる皆様、
キジバトからのエール、受け取りに行きましょう!

 


 

取材後、私もちゃっかり自分用に漢方茶をいくつか購入。

会計後、ちょうど夏休みに入ったという小学3年生の息子くんが、漢方茶の説明を書いた紙をテキパキと貼り付け、梱包手伝ってくれてました。

この記事入稿したら、疲れ目養生茶飲むよ!

あまりにも手際よくて、その時の写真撮り逃してしまいましたが・・!
夏休みの間、キジバトに行ったら小さなお手伝いさおんに会えるかもしれませんよ。


養生laboratory キジバト
水〜金:13時半Open/土:10時Open

三重県志摩市阿児町国府2852
Instagram:kijibato_youjyou

学生限定!レトロ系キーホルダーを作ろう!津市中心市街地「まちづくりフィールドワーク」参加者募集中!

過去のフィールドワークの様子

レトロ系キーホルダーと商店街マップをつくるワークショップ参加者募集!

OTONAMIEでは2018年から、津市中心市街地「まちづくりフィールドワーク」として、学生さん目線で商店街などの新たな魅力を見つけ、発信する事業を行ってきました。今まで30名ほどの学生さんと津市中心市街地のフィールドワークなどを通じて、若者目線で見えてきた魅力があります。それは「レトロ」です。

レトロを意識して商店街を散策すると、昭和レトロなお店のロゴやモノなどが多いことに気がつきます。ひとつずつ注視してみると、パソコンやスマホにはない手書きフォントが醸す温かくも愛らしい雰囲気、プリントではなくペンキ塗りの独特な配色からは時代を感じることもできます。

そして現在、津市中心市街地の商店街も全国の地方と同じように、高齢化により残念ながらシャッターを下ろすお店が増えています。

そこで、昨年のフィールドワークにて「レトロなロゴや魅力を感じたモノなどのデザインを、そのままキーホルダーにして残したい!」という素晴らしいアイデアが出たので今年は実際に制作することになりました!また、制作したキーホルダーをガチャガチャで配布するイベントも行います!

もうひとつ、今まで学生さんがフィールドワークで感じたことなどをまとめた記事をWEBや冊子で情報発信をしていたのですが、今年は学生さんがフィールドワークで魅力的に感じたお店やスポットを掲載する紙のマップを作成します。

キーホルダーやマップの制作はプロのデザイナーが担当するのですが、学生の皆さま、キーホルダー化するロゴなモノ、マップに掲載するお店などを一緒に見つけにいきませんか?自分が「いいな!」と思った物事が、カタチになるのは楽しいものです。今年は以下のふたつを主題としたフィールドワークを開催します。学生の皆さまのご参加を募集します。

1.キーホルダー化するレトロなモノや魅力的なモノ探し(看板、風景、オブジェなど)
※レトロ系以外でも魅力を感じたモノなら可
2.マップに掲載する若者目線で魅力を感じたお店やスポット探し

フィールドワーク後には、ディスカッションも行いながらSNSを使った情報発信のコツなどもプロからレクチャーさせていただきます。

ご興味のある方は、ぜひお気軽にご参加ください!
心よりお待ちしています!

 


 

趣旨
津市中心市街地の商店街を対象に、若者(学生)目線ならではの魅力を発見してかたちに残することで地方創生を目指す。

内容
学生とナビゲーターが津市中心市街地の商店街にてフィールドワークを行いキーホルダーとマップを作成。キーホルダーとマップは、10月と11月に行われる津市中心市街地キッチンカーイベントで配布。またマップは、津市や津商工会議所に関連する機関や対象の商店街にも設置する。フィールワークの様子などをotonamieに関連するInstagramアカウントに投稿。

参加資格
学生(高校生・高専生、専門学校生、短大生、大学生、大学院生)

募集人数
5名程度

フィールドワークのナビゲーター
OTONAMIE代表 村山祐介
ライター 三上由香利

日時(フィールドワーク)
2023年9月2日(土)と9月9日(土)
※いずれかの日にご参加、または両日の参加も可能です。
10:30〜16:00

スケジュール
10:30 津商工会議所 集合 自己紹介 趣旨説明等
※必要な方は津駅または津新町駅まで車でお迎えにあがります。
11:00 商店街 FW
12:30 昼食(商店街の飲食店にて)
13:10 商店街 FW
15:00 津商工会議所 ディスカッションなど
16:00 解散

備考
昼食やフィールドワークにかかる経費はこちらで負担いたします。
参加費は無料です。
ご参加の学生には、本事業参加の証明書を発行します。
キャリア形成等にご活用ください。

 

参加申込みフォーム

 


 

主催
株式会社まちづくり津夢時風・OTONAMIE

 

ゴースト血管って何?? 創業137年 老舗薬局さんで毛細血管検査をやってみた!

モリタ薬局 4代目店主 水野美苗/趣味 犬の散歩、映画鑑賞

三重県度会郡玉城町 JR田丸駅から徒歩3分 伊勢本街道(県道530号線)を伊勢方面に進むと右手に緑の看板が目印の「モリタ薬局」さんが見えてきます。

モリタ薬局さんの店主は水野美苗さん。このモリタ薬局さんを継がれる前は、調剤薬局に勤務されていて、経験も知識も豊富な薬剤師さんです。

モリタ薬局さんで毎月第4土曜日に行われる「健康体操」に何度か参加させて頂いた際には、化粧品を買い求めるお客様や、漢方薬を買いにこられるお客様で賑っていました。老若男女問わず、たくさんの方に愛され健康と美容に貢献しているモリタ薬局さんの歴史や水野美苗さんの販売に対する想いを伺ってきました。

モリタ薬局さんが最初、傘等の生活用品(詳細は不明)を取り扱われ、ご商売を始められたのは1886年(明治19年)。なんと創業137年。

現在は4代目水野美苗さんが店長を務められています。水野さんが小さい頃は、よくお父さんが漢方薬を作るお手伝いをされたそうで、石臼(いしうす)や薬研(やげん)と呼ばれるもので薬草を碾いて(ひいて)粉状にして薬を作っていたそうです。

玉城町は私の住んでいる多気町の隣町という事もあり、伊勢へ向かう際には伊勢本街道を通る事も多く、道沿いにあるモリタ薬局さんは以前から気になっていたお店でした。仕事を通じてお知り合いになることができ、兼ねてから漢方薬に関心があった為、今では体調を崩した際にお世話になっています。疲れがたまり、体力が落ちてるなと感じた時に漢方薬を購入し2,3日で効果を実感した事もあります。

◎東洋医学と西洋医学について

現在、漢方薬局を継がれた水野さんですが、薬剤師として調剤薬局でお勤めだった経験もふまえ、東洋医学と西洋医学の違いについて水野さんにお話を聞いてみました。(調剤薬局とは、病院などの医師の診断による処方箋でお薬を調剤して受け渡す薬局の事を言います。)漢方薬、鍼(はり)や灸(きゅう)等の代替医療も東洋医学と呼ばれるとの事。また、東洋医学は古代中国で生まれた考え方で3000年~4000年もの歴史を持っています。一方で、西洋医学とは欧米で発展した現代医学を指しますが、歴史や世界観も異なるそうです。

水野さんから伺ったお話では、対処療法として症状を直すものが西洋医学なら、根本的な体質を改善していくのが東洋医学との事。最近は欧米、アジアなどの国では、東洋医学や西洋医学、そして代替医療(鍼、灸、ハーブ療法、アロマテラピー等)の良いところを取り入れた統合医療が注目されているようです

この理由は、日本では国民皆保険制度(こくみんかいほけんせいど)と呼ばれる全国民が保健医療を平等に受けられるという制度が整備されていますが、海外では年収の違いにより受けられる医療の質に差があるという医療制度である為、欧米では日本より代替医療がポピュラーであり、それを取り入れた統合医療が進んでいるという背景があるそうです。調べた所によると、海外の薬局ではアロマやホメオパシー薬などが保険適用され、販売されており、日本でもこのような制度が進めばいいなと思います。

例えば、私も漢方薬の力をかりたり、高校生の頃からインセンス(お香)に始まり、アロマポットでアロマオイルを焚いて香りでリラックスしたり、気分転換して心身をメンテナンスしています。なので、私は代替医療も日本で認められると良いなと思っています。でも最近は、日本の病院で漢方薬やアロマテラピーなどが用いられている病院もあり、日本でも認められてきているのかなと感じています。

モリタ薬局さんは、お父さんの代から漢方を販売されていて、水野美苗さんはモリタ薬局さんを継がれる前、長年調剤薬局に勤めるという経験をお持ちで、アロマテラピーも学ばれたり、代替医療も取り入れられていますので、両方の良い所を融合した統合医療的な漢方薬局さんと言えます。

◎モリタ薬局さんならではの統合医療とは

モリタ薬局さんでは、薬のご相談の際に先ずは症状などを確認するカウンセリングから始まり、血圧測定や、最近「NHK あさイチ」や「日本テレビ系 世界一受けたい授業」でも放映された『毛細血管測定器』を使い、血管の状態を診た後で漢方薬を処方されています。

【モリタ薬局さんのお客様が毛細血管を測定されている様子↓】

【健康な毛細血管とゴースト血管(テレビ朝日 羽鳥慎一 モーニングショーより引用)↓】

私も先日、毛細血測定器で血管の状態を測定をしてみましたが、先端までは血流が届いていない「ゴースト血管」の状態でした。日頃からランニングや筋トレ等で運動をして基礎基礎代謝もあがり、最近は風邪にもかからずにいたので自信はあったのですが、食生活改善の必要性がある事を水野さんからアドバイスを頂きました。これからはゴースト血管も改善出来るように頑張ります。検査は簡単で爪に溶液を塗布して、その場で顕微鏡を通して、ご自身の毛細血管の様子を確認ができます。

モリタ薬局さんにご相談の際にこちらの毛細血管の様子を測定する事は、他の薬局さんではなかなか行われていない事だと思いますので、とても価値のある経験だと思います。測定だけでも是非お立ち寄り下さいとの事ですので、お近くに来られた際にはお試しになられてはいかがでしょうか。

◎「病気」と「健康」について

水野さんには、漢方における「病気」と「健康」についてのお考えも聞かせて頂きました。「病気」については、

『病気になってから病院に行って治してもらうだけではなく、「未病(みびょう)」(病気の手前)の内に、普段の生活習慣の中で見直すべきことはなかったかと考え、自分自身で対処しようとする考え方に変われば良いなと個人的には思っています。』

と言われていました。

症状が軽い「未病」の内に異常をみつけて病気を予防する事に関しては、コロナ禍で多くの方が感染症予防についての意識は変わったと思いますが、生活習慣や運動習慣を変えるのはなかなか敬遠しがちですよね。私もその1人なのですが、少し気分が晴れないなと思ったらアロマを焚いてみようとか、少しコレステロール値に気をつけましょうと健康診断で指摘を受けたら、いつもエスカレーターを使っているのを階段を使ってみようなど、日頃から自身の心や体の健康を気にしながら、小さい事から変えていこうと意識しています。

また、「健康」についてお話しされていた事は、

『健康って病気だから不幸とは限らないと思うんです。病気でもその方が個人的な幸せを感じていたら、それは幸せな事だと思いますし、足が不自由で車椅子でも幸せな人はたくさんいますよね。世界ではスラムで生活している子供達でも元気で幸せそうに生活している、その一方で裕福な日本の子供の方が不幸せそうと言われたりします。どちらが幸せなのか?健康という考え方も人それぞれ違っていいと思うんです。』

と言われ、また、『健康診断の数値が良いから健康なのか?』『病気にかからなければ健康なのか?』、『どこを自分の健康とするのか』と体が丈夫でも幸せを感じられない方もいらっしゃいますし、病気を患(わずら)われている方でも、明るく元気に幸せに暮らす方々もいらっしゃいます。とも言われていました。

私も病気にかからないことだけが「健康」かと言うと確かにそうではないと感じます。心の持ち方次第で治癒力も変わると思います。なぜなら、私は日頃保険を扱う仕事をしていますが、誰かの為に喜ぶ事をしてあげたい、家族がいるから元気でいたい、何かを成し遂げたいから頑張りたいという方は長生きであったり、前向きで元気な方を多くお見掛けするからです。これが、水野さんが言われる身体の健康も大事ですが、心の健康も大事という事なのかなと思います。

◎こだわりのお店作りと、ご来店いただくお客様へ

モリタ薬局さんの店内は、水野さん手作りのポップで彩られており、商品も見やすい様に工夫されています。取材に伺った際に見せて頂いたのは、製薬メーカーさんが主催するコンクールで優勝されたポップ。このドリンクを飲めば、筋肉や骨が強くなるんだなと効能も一目でわかりやすく、見るだけで元気がでるポップで、優勝が納得できる出来栄えです。

【コンクールで優勝した店内ポップ】

【店内の様子①】

【店内の様子②】

【店内の様子③】

最後に、お店に来て頂くお客様へお伝えしたい事は?という質問に対しては、とにかくお話しできる範囲でなんでもご相談してほしいとの事。水野さんの心がけていることは、押し売りはせず、お客様に自分が最良と思うものをご提供するという事。その為には、お客様とお話しをしないとわからない事もありますし、リアルに血圧を測ったり、毛細血管測定器など使用して、実際の体をチェックしながら予算ともご相談して漢方をご提供したいとの事でした。

モリタ薬局さんでは、更年期、生理不順、妊活、アレルギー、生活習慣病などの御相談も好評の様です。

ご相談はとても親身になって聞いてくださり、知識も経験も豊富な水野さんに勧めて頂く漢方薬は安心感があります。また、水野さんはリラクゼーションの施術やカウンセリングもされていて体のケアだけでなく、心のケアを受けて頂くことができます。

そして、水野さんは玉城町主催の「生涯学習講座」を、講師として令和4年度から月に1回(年間11回)開催されています。残念ながら今年度(令和5年度)の募集は締め切ってしまったのですが、ご興味のある方は毎月第4土曜日にモリタ薬局さんの2階で気のめぐりを良くして、血行を促進したりする、体操&リラクゼーションをされています。参加費用は500円です。

【生涯学習講座の内容↓】

『遠方の方はお電話、zoomSNSなどでもご相談受け付けています。ご相談の方はご予約頂けると他のお客様と重ならずに対応させて頂きます。』との事でした。

玉城町にお立寄りの際には是非モリタ薬局さんにご来店ください。とても物腰が柔らかく、笑顔が素敵な水野さんがお迎えしてくれると思います。

【モリタ薬局】

住所:三重県度会郡玉城町田丸314

営業時間:9:00~18:00(定休日:日曜日、月曜日)

電話番号:0596ー58ー6512

ホームページはこちら

OTONAMIE PUSH EVENT【2023.7.27update】

お寄せいただいたイベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

 


伊勢のクラフトビールで夕涼み
伊勢角屋麦酒×おかげ横丁Beer Garden

主催者より
8月4日、風日祈祭(かざひのみさい)が伊勢神宮で執り行われます。風雨の災害もなく天候が順調で、五穀の稔りが豊かであるよう御幣を捧げてお祈りするお祭りです。 おかげ横丁では風日祈祭を奉祝し、その恵みに感謝しながら、地元で作られた伊勢角屋麦酒のクラフトビールを味わうBeer Gardenを開催いたします。 おかげ横丁の名物料理を肴に、夏の夕涼みをお楽しみください。

開催日:2023年8月5日(土)
開催時間:17:00〜19:45
場所:おかげ横丁一帯

主催者
「おかげ横丁ビアガーデン」実行委員会

お問い合わせ
おかげ横丁通販係
0120-081-229(9:30〜17:00)


伊勢クラフトドリンクBAR

主催者より
伊勢のお酒・クラフトドリンクが集結!一夜限り、大人のための夏休みを楽しみましょう!2023年8月26日(土)伊勢のお酒&クラフトドリンクメーカー5社が、五十鈴川駅前「ザ・オランジェガーデン五十鈴川」へ集結し、一夜限りのイベントを開催します!会場で提供される約20種類のドリンクは全て伊勢の地で作られたこだわりの一杯で、おつまみにも地元伊勢の食材をふんだんに使用した商品をご用意しております。

開催日:2023年8月26日(土)
開催時間:17:00〜21:00

イベントの問い合わせ先
ザ・オランジェガーデン五十鈴川
TEL:0596-23-7733
平日/11:00-19:00
日祝/10:00-19:00
火曜・第3水曜定休

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
・プレスリリースURL
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000116691.html
・オランジェの告知ページ
https://www.orangerisuzu.com/2023/07/03/isecraftdrinksbar/
・おかげさまダイニング インスタグラム
https://www.instagram.com/okagesama_dining/

主催者
おかげさまダイニング


オノ・ミチ・ヒロ 展

主催者より
物でありながら、命を宿すかのような存在として捉えられる“ぬいぐるみ”。
オノ・ミチ・ヒロは「ぬいぐるみと人間との関係性」を探求し、時に人間から愛され、時に悲劇に見舞われる、ぬいぐるみの存在を描きます。
壁一面を覆う大画面の絵画から、鏡を使ったフォトスポットになる作品まで、約50点を展示。
ぜひ、ご来場ください。

開催日:開催中〜2023年9月3日
開催時間:10:00〜16:30(入館は16:00まで)

イベントの問い合わせ先
0599-66-1138(伊勢現代美術館)
info@ise-muse.com

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
https://www.ise-muse.com/michihiro-ono

主催者
伊勢現代美術館


MUSE展

主催者より
ARTが溢れるILODORICAL王国のMUSE展です。
絵、ドレス、風船、fashion showから
あなたのトキメキを見つけてください♡

開催日:2023/7/28〜31
開催時間:
28日のみ11〜21時
29〜31日は11〜18時

イベントの問い合わせ先
080362322652 本村藍子
ilodori.aico@gmail.com

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
Instagram @bombomdress

主催者
iLodori aico


第4回「おかげさまマルシェ」

主催者より
伊勢創作ビストロmirepoix(ミルポワ)オーナーシェフ岡田新太朗氏と、会場でもある結婚式場ザ・オランジェガーデン五十鈴川のシェフがコラボし、地域食材を使用したメニューをご提供!他にも地域の人気店の出店や、生産者による食材の直売などもお楽しみいただける、食を中心としたマルシェです。
環境と体にやさしい食、ワークショップでの体験など、子どもから大人までお楽しみいただけます!
今回のテーマは「山を守ろう!」
旬の野菜や山の幸を使用したメニューの提供や、三重県の木材を使ったワークショップなどを複数開催予定です。
また、明和町でイベントを行っている「いつきのみやマーケット」様によるハンドメイドのアクセサリーやベビー雑貨の出店、ワークショップなどをお楽しみいただけます!

開催日:2023年8月5日
開催時間:10:00~15:00

イベントの問い合わせ先
0596-23-7733 ザ・オランジェガーデン五十鈴川(奥野)

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
https://www.orangerisuzu.com/2023/06/05/okagesamamarche-4/

主催者
主催:おかげさまダイニング/後援:伊勢市


Local School Field Mie 2nd
参加者募集中!

運営者より
昨年ご好評いただきました、地域づくりを学ぶフィールドワークを今年も開催します。講師の方々は取材などを通じて「なんでこんなおもしろい発想が飛び出すのだろう!」と感銘を受けた方々です。フィールドワークの内容は自信ありです!
地域づくりとまでいかなくても、暮らしている地域で「なにかおもしろいことがしたいな」と思われている人にとって、良い刺激になる機会かと思います。一緒におもしろい地域や人に会いにいきませんか?ご参加お待ちしています。

参加申込み期日:8月11日まで
開催日:2023年9月〜2024年2月
※全6回の連続講座

詳細・参加申込み
https://otonamie.jp/?p=88520

イベントの問い合わせ先
otonamie@gmail.com

事務局
WEBマガジンOTONAMIE

主催者
三重県


第29回 来る福招き猫まつり

主催者より
全国各地から伊勢に一万点の招き猫が集います。
招き猫に因んだ限定料理やスイーツ、体験教室などもご用意しております。
今年は29(ふく)回目の開催となり、来る福招き猫まつりにとっては例年以上に福が重なる節目の年となります。福がいっぱいの来る福招き猫まつりにぜひお越しください。

開催日:2023年9月16日(土)~29日(金)
開催時間:9:29~17:29

イベントの問い合わせ先
igasake.de.jyoshikai@gmail.com

主催者
来る福招き猫まつり実行委員会


伊賀酒DE女子会

主催者より
久々に「集う女子会」だから、ちょっと贅沢に優雅に伊賀酒を満喫してください♥

開催日:2023年10月29日
開催時間:
昼の部:11:30~14:30/受付11:00~
夜の部:17:30~20:30/受付17:00~

イベントの問い合わせ先
igasake.de.jyoshikai@gmail.com

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
伊賀酒DE女子会2023専用アカウントhttps://www.instagram.com/igasake.de.jyoshikai/

主催者
伊賀酒DE女子会(大田酒造、森喜酒造場、若戎酒造)

 


 

皆様からのイベント情報も募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記フォームからイベント情報をお寄せください。

掲載申込みフォーム

チョコレートで繋がる、東京と伊勢 ~東京編①

蔵前に「ダンデライオン・チョコレート」があるのを知ったのはつい最近です。
スカイツリー・隅田川・浅草を一望できる墨田区の自宅マンションから蔵前はそう遠くない。
とある休日ふと思い立ち、蔵前に向かって自転車を漕ぎ始めました。

ここからは、皆さんも一緒に蔵前に向かう気分で読んでいただけたらと思います。

隅田川沿いを自転車で、まずは浅草を目指します。 

吾妻橋の手前、墨田リバーサイド地区にはアサヒビール本社があり、外壁に映るスカイツリーはあまり知られてないフォトスポットです。首が痛くなるけれど、必ず足を止めて見上げるお気に入りの場所です。

 

勝海舟像越しに映っているのが墨田区役所。ここは催しものが開催されたり、ランニングや散歩、通勤、観光など、様々な人が集うオアシス的スポットです。

 

右の赤いのが吾妻橋です。首都高速の真下、坂をぐっと降りて橋を渡ると、西岸は雷門や神谷バーなどがある浅草の中心地。

 

吾妻橋を渡る途中、上から見る屋形船は風情があります。「水上の料亭」「江戸の粋」と言われる屋形船、コロナ禍を乗り越えて今年は復活の兆し。

 

浅草側から後ろを振り返ると、さっき下から見上げたアサヒビール本社を引きで見ることが出来ます。夕暮れ時はひと際輝いて見えます。

 

真っ直ぐ進めば浅草ですがそちらには行かず、橋を渡ってすぐに左折します。この路地裏がいい雰囲気。

 

吾妻橋の隣の駒形橋。隅田川沿いにずっと進んでいます。

 

ほどなくして「駒形どぜう」前へ。どぜう汁やどぜう鍋が有名な、創業二百余年の江戸を代表する老舗です。

 

グリーンの三段アーチが美しい厩(うまや)橋。奥に見えるのは旧ライオン本社で、その後ろは両国界隈。国技館もすぐそばです。

 

いよいよ蔵前に到着。正面のクリスタルな建物は、2023年4月に移転したばかりのライオン新本社、JPライオンビルだそうです。

ここで隅田川とはおさらば。江戸通りに出て、都営浅草線・大江戸線蔵前駅へ。自転車を止めてGoogle Mapを確認。

都会のオシャレな路面店をイメージしていたのですが、「ダンデライオン・チョコレート」は江戸通り沿いでも国際通り沿いでもなく、裏路地の公園前というとても静かな立地にいきなり現れました。

倉庫をそのまま利用した建物が蔵前の街の雰囲気に溶け込んでいます。1Fはファクトリーになっていて、チョコレートの製造工程を見ることが出来ます。

最初に行った日は日曜ということもあり、外に行列が出来るほどの盛況ぶりだったので、後日出直すことにしました。2種類のフレーバーのチョコレートバーを購入しました。

(②に続く)

 

ジブリ最新作も公開された夏、MieMuで「高畑勲展」を見てきました。

三重県総合博物館MieMuで、企画展・特別展「高畑勲展」が開かれています。
7月7日、開催に先立ち内覧会にご招待いただきました。ありがとうございます。

スタジオジブリの設立メンバーのひとりであり、アニメーション映画監督として数々の名作を世に送り出した高畑勲監督。『火垂るの墓』『平成狸合戦ぽんぽこ』『かぐや姫の物語』などの作品を見た思い出がある人も多いでしょう。私自身、高畑監督の『おもひでぽろぽろ』は、ジブリ映画の中で特に好きなもののひとつです(分数の割り算のシーンが好き)。

高畑監督は、現在の伊勢市で生まれ、幼少期を津市で過ごしました。「高畑勲展」は、2018年に亡くなる以前から企画が進められていたもの。この度、生まれ故郷である三重県での開催が実現しました。
7日のオープニングセレモニーには58名が参加。監督の息子・高畑耕介さんのご挨拶では、リアリズムとともに語られる視聴者の能動的な思考を促す作風に触れつつ、改めて作品を見直すきっかけになればとの思いが語られました。

「高畑勲展」は、高畑監督の足跡を辿りながら、それぞれの作品の裏側にある制作エピソードを、当時の資料から知ることができる内容です。未公開資料を含め、1,300点以上もの資料が展示されています。
展示室に足を踏み入れると、はじめに高畑監督とその作品の歴史を整理した年表が。広い壁一面にびっしりと記された出来事を振り返ると、監督がいかに多くの功績を日本のアニメ界に残されたかを強く実感しました。

展示は、年代順、作品別にまとめられており、見やすく理解しやすい構成になっています。『太陽の王子 ホルスの大冒険』『パンダコパンダ』『アルプスの少女ハイジ』『赤毛のアン』――。高畑監督が関わった映画、テレビアニメの代表作が多数取り上げられています。「あ、これもそうなんだ!?」と初めて知るものもあるのでは。

各作品の映像、絵コンテ、レイアウト、背景画で賑やかに彩られた展示室。特に注目すべきは、高畑監督の生の声が書き残されたメモやノートだと思います。それも一点、二点ではなく、脚本準備ノートなどの貴重な資料が、たくさん展示されています。ひとつの作品ができるまでの道のりで、どれほど緻密な準備がなされ、制作に関わった人たちがどれほどの考えを巡らせたのか。その一端を目の当たりにできます。

さらに、俳優の中川大志さんがナビゲートする音声ガイドでは、大塚康生さん、小田部羊一さんら、高畑監督とアニメを手がけたレジェンドたちのインタビューを交えた解説を聞けます。現場を経験した人たちが語るリアルなエピソードに、展示を眺めながら驚きの声が漏れそうに(笑)記憶に焼き付くシーンがどのようにつくられたかを知って、また見たくなりました。

直筆のメモやノートを読み、音声ガイドを聞いて、絵コンテから作品を思い出し…。気がつくとあっという間に時間が過ぎていました。とても濃密な内容ですので、時間に余裕を持って足を運ばれるのがオススメです。ネタバレする訳にはいかず多くは語りませんが、高畑監督ファン、ジブリファンには必見のものばかり。高畑監督の歩み、作品のテーマや制作手法の変遷を通して、今のアニメや自分の周りの社会を見つめ直す機会にもなるように感じます。

余談ですが、私は学生時代、高畑監督のトークイベントの企画に携わり、イベント後に直接お話しさせていただいたことがありました。あれこれと質問もする中で、何個目かの問いの後、監督から「自分でも考えてみなさいよ」と一言いただいたのをはっきり覚えています。
それから約20年、高畑監督の作品を繰り返し見ては、立場や境遇が変わるたびに、違う気づきをもらってきました。自分なりに考えて見るほど面白い。他の人と感想を共有すると新しい発見がある。それが高畑監督の作品の大きな魅力だと思い、今も昔も人として大切なことを教わっています。

「高畑勲展」は、MieMuにて9月18日まで開催中。企画展示室以外に、館内にキャラクターたちのパネルが設置されたり、グッズの販売もされたりしています。ご家族で、ご友人でじっくりと楽しんだ後、気になった作品を一緒に見るのもいいと思いますよ。

三重県総合博物館MieMu 第34回企画展・特別展
「高畑勲展 日本のアニメーションに遺したもの」

開催期間 9月18日(月・祝)まで
開催時間 9時〜17時 ※最終日は16時30分まで
会場 三重県総合博物館3階 企画展示室
観覧料 一般 1,600円
学生 1,000円
小中高生 500円
未就学児 無料
※ 前売および20名以上の団体は200円引き
※ 詳細は、三重県総合博物館のWebサイト

旅する料理店『 食堂アメイル』から考える『旅人を出迎える町である』、ということ。

 

 

2023年の冬、三重県南部、尾鷲市九鬼町にある食堂『網干場』(あばば)で、旅する料理店 『食堂アメイル』(以下アメイル)が1ヶ月間限定のイタリア料理店を開店した。

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                                                                            尾鷲市九鬼町『網干場』
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                                                                        『網干場』から見える風景

 

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お店が開店したのは2023年の1月の後半から2月の後半までの約1ヶ月間。

お昼はパスタやリゾットなどのアラカルト(一皿)から選べ、夜は予約制のコース料理が食べられ、連日満席状態だった。

 

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              ランチメニュー:しらすとからすみ、季節の野菜のペペロンチーノ

 

『旅する料理店』の名前の通り、アメイルの2人は、全国を旅しながら料理店をしている。

今回は縁あって、尾鷲市九鬼町の『網干場』を使って、1ヶ月間の料理店を開店した。

地元産の野菜や魚介類などを使用した料理がメニューにのぼった。

以下はある日のコース料理

 

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             ホタテのムニャイア〜カリフラワーのピュレとオランデーズソース〜

 

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                カツオ(尾鷲)のカルパッチョ〜焼き茄子のマリネ〜 
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                 カブのソテーとアカイカ〜バーニャカウダソース〜

 

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                       メヒカリのフリット(スジアオノリ)

 

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                    紀和牛と岩見ポークでこだわりのボロネーゼ

 

画像                   プロシューコット(岩清水豚)〜マッシュポテトと一緒に〜

 

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                      真鯛(尾鷲)のアクアパッツァ

 

 

アカイカをカブと合わせたり、メヒカリのフリットの衣に九鬼で養殖されているスジアオノリを混ぜ込んだり、

「へー!こんな食べ方が出来るんだ!」

と、地元産の食材の新たな食べ方に驚きと可能性と新鮮さを覚えた。

アメイルのお2人に話を聞いてみると、全国には『シェアキッチン』といって、キッチンを有料で貸し出し、色々な人が使えるようにしているところもあるそうで、もちろんそのシェアキッチンは保健所の許可も得ていて、営業も可能なのだそう。

そういう『シェアキッチンという営業形態がある』、ということを初めて聞いた。

全国のシェアキッチンや、シェアキッチンではないが今回の『網干場』のように、お店の厨房を貸してくれるお店を転々と、全国を旅しているのも、『アメイル』の2人だけでなく、そういう人は結構いるらしく、そういうコミュニティもあって、情報交換をしたりもしているそう。

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              『食堂アメイル』原口開成さんと宮舘凜寧さん

 

 

 

まだ20代の若いお2人のお話を聞いて、とても羨ましくなった。

いずれどこかち落ち着いてお店を持つにしても、20代を、全国を旅して料理をする過ごし方に充てる、という選択は、大正解だと思う。

その土地土地の食材や食文化を知ることは何より知識が増えて、料理のアイデアの幅が広がる。

時に借りたキッチンの使い勝手の悪さや、動線の不自由さや、道具の少なさ、あるいは食材の確保の難しさは、それは逆にいうと『その条件下で何ができるか』を考えるきっかけになり、応用力が身につく。

その時その時に手に入った食材で、その日のメニューを考えることはマリアージュの意外性の発見と提案、新しいメニューのアイデアの瞬発力を鍛えることにもなる。

その土地その土地に知り合いができ、全国に人の輪が広がる。

時に何かしらのトラブルがあったとしても、それは対応力や危機管理能力を鍛えることにもなる。

旅先での全ての経験が、その後の自分に活きてくるのだろうになると思った。

九鬼町在住の『空き家バンク』の仕事に携わっている友人が、『アメイル』の広報のお手伝いしていた。

『アメイル』の2人が九鬼に来てから地元メディアの取材やSNSでの情報拡散によって、連日予約でいっぱいになり、九鬼がにわかに賑わいを見せ、周辺地区にも少なくない経済効果をもたらした。

『空き家バンク』の活動をしている友人と、これからの空き家や空き店舗の利活用について話した。

もしかしてこのこと(『旅する料理人』『シェアキッチン』というスタイル)は、地方の空き家や空き店舗に新しい価値を生み出すことができるのではないか、ということを話した。

飲食店の少ない九鬼という町が、期間限定の飲食店で賑わいを見せた。

九鬼の人はもちろん、近隣の市町からもたくさん『アメイル』の料理を食べにやって来た。

人口の少ない町において、飲食店が開店する、というのは一つの『事件』のような大ごとで、たった一つの飲食店がもたらす影響力は計り知れない。

今の時代、『アメイル』の他にも、全国を旅しながら料理をしている料理人はいる。

彼らは彼らでコミュニティを作り、連絡を取り合い、情報交換をし、SNSなどで発信している。

他にもいる『アメイル』のような『旅する料理屋』が、年に2〜3回、町の空き店舗を利用した出張料理店を開店してくれたなら、とても面白いと思うし、地元の人間としてはとても嬉しい。

空き家や空き店舗をすぐに飲食店や宿泊業として使えるようにするには、許可の面においてクリアすべき問題は多いが、料理人だけでなく色々な『旅する人』たちを出迎えられる町であると、面白い町になっていくのかもしれない、と思った。

「また夏頃に来ます」

そう言ってアメイルの2人は1ヶ月間の九鬼での営業を終え、次の場所へと旅立っていった。

 

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夏は夏の食材で、また美味しい料理を作ってくれるにちがいない。

OTONAMIE PUSH EVENT【2023.7.14update】

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※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

 


オノ・ミチ・ヒロ 展

主催者より
物でありながら、命を宿すかのような存在として捉えられる“ぬいぐるみ”。
オノ・ミチ・ヒロは「ぬいぐるみと人間との関係性」を探求し、時に人間から愛され、時に悲劇に見舞われる、ぬいぐるみの存在を描きます。
壁一面を覆う大画面の絵画から、鏡を使ったフォトスポットになる作品まで、約50点を展示。
ぜひ、ご来場ください。

開催日:開催中〜2023年9月3日
開催時間:10:00〜16:30(入館は16:00まで)

イベントの問い合わせ先
0599-66-1138(伊勢現代美術館)
info@ise-muse.com

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
https://www.ise-muse.com/michihiro-ono

主催者
伊勢現代美術館


MUSE展

主催者より
ARTが溢れるILODORICAL王国のMUSE展です。
絵、ドレス、風船、fashion showから
あなたのトキメキを見つけてください♡

開催日:2023/7/28〜31
開催時間:
28日のみ11〜21時
29〜31日は11〜18時

イベントの問い合わせ先
080362322652 本村藍子
ilodori.aico@gmail.com

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
Instagram @bombomdress

主催者
iLodori aico


第4回「おかげさまマルシェ」

主催者より
伊勢創作ビストロmirepoix(ミルポワ)オーナーシェフ岡田新太朗氏と、会場でもある結婚式場ザ・オランジェガーデン五十鈴川のシェフがコラボし、地域食材を使用したメニューをご提供!他にも地域の人気店の出店や、生産者による食材の直売などもお楽しみいただける、食を中心としたマルシェです。
環境と体にやさしい食、ワークショップでの体験など、子どもから大人までお楽しみいただけます!
今回のテーマは「山を守ろう!」
旬の野菜や山の幸を使用したメニューの提供や、三重県の木材を使ったワークショップなどを複数開催予定です。
また、明和町でイベントを行っている「いつきのみやマーケット」様によるハンドメイドのアクセサリーやベビー雑貨の出店、ワークショップなどをお楽しみいただけます!

開催日:2023年8月5日
開催時間:10:00~15:00

イベントの問い合わせ先
0596-23-7733 ザ・オランジェガーデン五十鈴川(奥野)

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
https://www.orangerisuzu.com/2023/06/05/okagesamamarche-4/

主催者
主催:おかげさまダイニング/後援:伊勢市


Local School Field Mie 2nd
参加者募集中!

運営者より
昨年ご好評いただきました、地域づくりを学ぶフィールドワークを今年も開催します。講師の方々は取材などを通じて「なんでこんなおもしろい発想が飛び出すのだろう!」と感銘を受けた方々です。フィールドワークの内容は自信ありです!
地域づくりとまでいかなくても、暮らしている地域で「なにかおもしろいことがしたいな」と思われている人にとって、良い刺激になる機会かと思います。一緒におもしろい地域や人に会いにいきませんか?ご参加お待ちしています。

参加申込み期日:8月11日まで
開催日:2023年9月〜2024年2月
※全6回の連続講座

詳細・参加申込み
https://otonamie.jp/?p=88520

イベントの問い合わせ先
otonamie@gmail.com

事務局
WEBマガジンOTONAMIE

主催者
三重県


第29回 来る福招き猫まつり

主催者より
全国各地から伊勢に一万点の招き猫が集います。
招き猫に因んだ限定料理やスイーツ、体験教室などもご用意しております。
今年は29(ふく)回目の開催となり、来る福招き猫まつりにとっては例年以上に福が重なる節目の年となります。福がいっぱいの来る福招き猫まつりにぜひお越しください。

開催日:2023年9月16日(土)~29日(金)
開催時間:9:29~17:29

イベントの問い合わせ先
igasake.de.jyoshikai@gmail.com

主催者
来る福招き猫まつり実行委員会


伊賀酒DE女子会

主催者より
久々に「集う女子会」だから、ちょっと贅沢に優雅に伊賀酒を満喫してください♥

開催日:2023年10月29日
開催時間:
昼の部:11:30~14:30/受付11:00~
夜の部:17:30~20:30/受付17:00~

イベントの問い合わせ先
igasake.de.jyoshikai@gmail.com

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
伊賀酒DE女子会2023専用アカウントhttps://www.instagram.com/igasake.de.jyoshikai/

主催者
伊賀酒DE女子会(大田酒造、森喜酒造場、若戎酒造)

 


 

皆様からのイベント情報も募集しています!

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参加者募集!Local School Field Mie 2nd おもしろい地域づくりを学ぼう!移住者を呼び込もう!

沢山のご応募をいただきありがとうございました!
受付を終了いたしました。
ご応募いただきました皆さまには後日ご連絡いたします。

なんだか、移住がトレンドになってきた。
きらきらと輝く地域が、三重県内でも各地にできてきた。
そんな地域に行き、充実した時間を過ごす休日。
かつて田舎者と呼ばれていた私にとって、嬉しいことです。

あなたが暮らす地域はどうですか?
地方は元気がない、というのは少し違和感を覚えます。
人口は減り、高齢化が進んでいます。
でも、それと地方が元気がないというのは、イコールではないと思うのです。

まちが元気であるという、元気とはどういう状態なのか。
新しい家が立ち並び、巨大なショッピングモールが賑わう。
その一方、例えば空き家をリノベーションしたり、空き店舗であたらしい商いがはじまる。
それも、まちが元気であることだと思います。

行き過ぎた資本主義の暮らしに、疲弊を通り越してあきれている。
実態がわからない大きな経済圏に虚無感を覚える。

小さく豊かな生活圏や経済圏。
人の顔の見える繋がり。
元気な田舎にいくと、そんな理想的な暮らしをたのしむ人たちがいます。
そこには、おもしろいことを考え、動いている人たちがいます。

地域をつくるなんて、大げさなことを書くつもりはありません。
暮らしている地域で、何かおもしろいことがしたい。
そんな気持ちを持つ人たちが集まれば、まちはきっとおもしろくなる・・。

ということで、
今年もローカル スクール フィールド ミエ(2nd)を開始します。

昨年、始めてみて思ったことがあります。
それは、ひとりでがんばらなくてもいいということ。
足りない知識やスキルはお互いに補い合える。
がんばるよりも、たのしむこと。
先進的な地域を見ていると、たのしんでいるところに人は集まっています。

そんな地域でおもしろいことをしている方々を講師に迎え、フィールドワークを行います。
地域でなにか始めている人、なにかしたいと思っている人。
ぜひ、ご参加ください。
スタッフ一同、大歓迎でお待ちしています。
一緒におもしろい地域、おもしろい人たちに会いに行きましょう。

ファシリテーター兼ナビゲーターは


OTONAMIEより
ワタクシ代表の村山祐介
アドバイザーの福田ミキです。

 

概要

名称
移住者と地域をつなぐ人づくり講座
Local School Field Mie 2nd
ローカル スクール フィールド ミエ セカンド

プログラム
全6回の連続講座

参加資格
移住者の受け入れや地域づくりをしている人、しようと考えている人。
三重県内在住の方。

定員
10名程度

参加費
無料
※現地までの交通費や食費などはご負担ください。

 

第1回キックオフ会(オンライン)

左から村山 祐介・福田 ミキ

テーマ
・移住者や地域をつなぐ想いを共有
開催方法 オンライン(Zoom)
開催日時 2023年9月16日(土) 14:00〜17:00(予定)
ファシリテータ
・OTONAMIE代表 村山 祐介
・OTONAMIEアドバイザー 福田 ミキ
講義の狙い
キックオフの時点で、各参加者がどのようなビジョンや想いを持って参加しているのかをしっかりとメンバー等に共有することで、各講座で的確なアドバイス等ができるようにするとともに、適宜、各参加者に有益な情報等をシェアできるようにする。

 

第2回フィールドワーク in 尾鷲

左から木島 恵子氏・豊田 宙也氏・日向 風花氏

講義テーマ
・移住者を呼び込むプロジェクトのつくり方
・耕作放棄地を活かしたまちづくり
場所 尾鷲(尾鷲市朝日町,九鬼町,向井)
開催日時 2022年10月21日(土) 11:00〜16:30(予定)
講師
・おわせ暮らし サポートセンター 木島 恵子氏
・おわせ暮らし サポートセンター 豊田 宙也氏
・尾鷲市 地域おこし協力隊 日向 風花氏
移住者を呼び込むためのプロジェクトや、移住者相談の窓口、また地域を盛り上げるプロジェクトなど、多彩で面白みのある事業を行う、おわせ暮らすサポートセンターのお二人。耕作放棄地を活用したおわせむかい農園つちからみのれの活動を基点として地域の人々と新たな6次産業化などを行う日向氏。
講義の狙い
移住希望者の対応や移住者を呼び込むためのプロジェクト、地元の方々との地域づくりなどを現地で学ぶことで、参加者のビジョンを明確にする。

 

第3回フィールドワーク in 鳥羽・志摩

左から浅尾 大輔氏・行野 慎平氏・東山 迪也氏

講義テーマ
・漁村アクティビティからはじまるまちづくり
・人をつなげる場づくりを学ぶ
場所 鳥羽市浦村町/志摩市阿児町
開催日時 2023年12月2日(土) 10:00〜15:00(予定)
講師
・浦村Sea Farm 浅尾 大輔氏
・Anchor. 行野 慎平氏
・CO Blue Center 東山 迪也氏
大阪から移住して養殖漁師になり今は漁村のテーマパーク化にも取り組む浅尾氏。県外から漁村浦村に移住し、漁師の手伝いを経て民泊施設Anchor.やホステル兼スペースtoBAshareなど運営する行野氏。地域と地球を想う環境課題解決型リトリートセンターCO Blue Centerを開業しコワーキング、シェアオフィス等を手掛ける東山氏。
講義の狙い
地域づくりをする際のモチベーション、楽しいが伝播していく仕組みづくり、新たな業態での起業、変化する地球環境と地域という2つの課題解決型の地域づくりなどを学び、参加者のビジョンを明確にする。

 

第4回フィールドワーク in 木曽岬

左から小島 裕紹氏・中里 満博氏

講義テーマ
・地域資源をつかって関係人口づくりを考える
場所 桑名郡木曽岬町
開催日時 2023年12月16日(土) 12:30〜16:45(予定)
講師
・木曽岬町役場 総務政策課 課長 小島 裕紹氏
・木曽岬町役場 総務政策課 中里 満博氏
講義の狙い
名古屋まで車で30分、三重の北端である木曽岬町は著しく人口減少が進んでいる。しかしながら都市計画上の制限があり、町内の大部分では新築を建てることができない。また空き家の持ち主が手放さないなど移住へのハードルがある(地域おこし協力隊も不可)。そこで役場は関係人口創出施策の一つとして起業支援をはじめた。また町の遊休施設を有効活用する計画もある。特色は町民の1割以上が外国人(25カ国以上)、稲作やトマト栽培、木曽川の堤防でサイクリングやジョギングを愉しむ町民、名古屋や桑名の近郊で静かで落ち着く町。わいわい市場を開催し、三重県、愛知県、岐阜県などの産品などを販売し賑わいを創出している。実際に参加者がアイデアを出し合うことで、参加者の地域づくりへのステップを明確にする。

 

第5回フィールドワーク in いなべ

左から金子 文絵氏・喜多村 孝子氏

講座テーマ
・コミュニティナースを通じた"人"のつなぎ方
・地域における「暮らしの保健室」の役割
場所 いなべ市北勢町、大安町
開催日 2024年1月20日(土)
13:00〜16:45(予定)
10:00〜14:30(変更になりました)
講師
・「筆談カフェ」代表 兼 いなべ市地域おこし協力隊 金子 文絵氏
・暮らしの保健室大安 コミュニティナース 喜多村 孝子氏
介護や福祉の現場で働いてきたキャリアを活かし筆談カフェ(桐林館)を運営する金子氏(コミュニティナース)。大安町の駅舎の一角でカフェ(暮らしの保健室・かっためっこ)を運営するコミュニティナースの喜多村孝子氏。
講義の狙い
人口減少や少子高齢化社会で医療が逼迫する状況が予測されるなか、コミュニティナースの役割が注目されている。地域づくりの根源とも言える「地域を元気な状態にする」にフォーカスをして現役のコミュニティナースに学ぶことで、参加者が地域づくりについての理解を深める。

 

第6回まとめセミナー in カブクノニカイ(松阪)

小黒 ヒロナ氏

講座テーマ
ビジョンのブラッシュアップやアップデート
場所 カブクノニカイ(松阪市中町)
開催日 2024年2月17日(土) 14:00〜17:00(予定)
講師
・カブクノニカイ 小黒 ヒロナ氏
ローカルスクールフィールドミエの第一期受講生であり、2023年5月に地域の場としてカフェ「カブクノニカイ」をオープンさせた小黒氏。
講義の狙い
小黒氏が店を立ち上げたときの想いやビジョン、また実施する際に行ったことや学んだことなどをディスカッション形式で学ぶ。各参加者のビジョンを発表して想いやビジョンを皆さんと共有し、親睦を深めることで実現に向けて力となれるように努める。

 


 

参加者決定までのスケジュール
2023年7月13日(木)参加申込の開始
2023年8月11日(金)参加申込の期日
2023年8月21日(月)以降 参加者の決定と通知
※ご応募多数の場合は抽選となります

 


 

沢山のご応募をいただきありがとうございました!
受付を終了いたしました。
ご応募いただきました皆さまには後日ご連絡いたします。

※昨年度の受講者は参加できません
※ご参加は6回の連続講座を全て受講される方に限ります
※申込期間は2023年8月11日(金)まで
※受講者の決定は上記申込期日以降にメールでご案内いたします

 


 

主催
三重県

事務局
三重に暮らす・旅するWEBマガジンOTONAMIE
寿印刷工業株式会社デジタル事業部)
TEL:059-268-3538
E-mail:otonamieアットgmail.com
※アットを@に変換してください
三重県津市安濃町今徳1349

 


 

三重県への移住相談
ええとこやんか三重 移住相談センター
東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館8F
(認定NPO法人ふるさと回帰支援センター内)
【営業時間】10:00~18:00(火~日曜)
【定休日】月曜・祝日
TEL:080-9512-5093
E-mail:mieアットfurusatokaiki.net
※アットを@に変換してください

 

おかえり、河崎天王祭。

お久しぶりです。最近もっぱら嫁さんがotonamieの記者感出してて、すっかりトーン弱めのogurockです。
今日は僕の住む伊勢は河崎という町で毎夏開催されているお祭り「河崎天王祭」を、町民であり、準備を少しだけお手伝いしている僕なりの言葉で書きたくて久しぶりに登場しました。

河崎天王祭とは、僕の住む町、河崎の氏神様、河邊七種神社の行事で、牛頭天王、つまりスサノオを祀り、夏の酷暑を無事に乗切る事を祈願する祭です。

普段は普通の道路ですが、年に一度だけフェス会場みたいになります。

三重県内をはじめ全国にいくつかある天王祭もこれに似たルーツを持つとされており、どれも御神輿や和太鼓、舞台イベントなど、邪気を払うかの如く威勢の良い元気な内容のものが多い印象を受けます。

河崎天王祭りも例にもれず、当日は15時から22時まで、神社周辺の道路が一部閉鎖され、御神輿や地元小学校の鼓笛隊やキッズダンスのショー、和太鼓に民謡、伊勢音頭など沢山の演者や、屋台の出店に名物の金魚花火と、年に一度、7時間だけ普段とは全く違う河崎町になります。(今年の天王祭はコロナ明けという事もあり舞台イベントは少な目です)

普段は銀行の駐車場ですが、この日だけはダンスフロアになります。

個人的な話ですが、僕と相方の尺八奏者、竹内君のコンビは2014年の河崎天王祭が初舞台でした。ここから全てがスタートしたという意味でも僕にとって大切なお祭りです。

2017年…かな。竹内くん、この頃はかわいかったなぁ。知らんけど。

伊勢市民にとって、と言うと少々言い過ぎかもしれませんが、少なくとも河崎町民にとって、7月3週目、大抵、直前に台風だの大雨だのが1発来て、ここいらの梅雨明けが宣言されると時を同じく、まずは宮川の神宮奉納花火大会、そして翌日に河崎の天王祭という、大きなイベント2daysで今年も伊勢に夏が来たなと体感させてくれる毎夏の大事な風物詩だと思っています。

そんな河崎天王祭も宮川の花火も全国の行事同様に、コロナ禍で3年間まるっと中止を余儀なくされました。毎年、町民として時間の許す限りは準備部隊に加勢している僕。心の中にちょっと、ほんのちょっとだけ「暑い中、毎週末お祭りの準備しなくていいのは楽だなあ…」なんていう気持ちは正直ありました。天王祭の準備は決して楽ではありません。が、それ以上に伊勢に夏が来た心地がしない虚無感。ただ蒸し暑い日々を繰り返す方が、妙に湿度の高い空虚さを無理やり肌に張り付けた様な感覚で心地が悪かったです。

トイレットペーパーが無くなるという不思議な序章からスタートした、世のコロナ狂騒曲に翻弄され過ぎ去っていった3年前の2020年。細菌が演奏するフリーテンポな進行と不協和音の連続に、感情のペースを乱されるばかりではなく、何かできる事がないか。世の中が静かに混乱していたあの当時、明確な正解が見えない中で、すんなり元通りの生活に戻れる状態ではなかったけど、その中でも町民の人々が楽しんでもらえるものを創作できないかと、いつも天王祭をはじめ、色んな町内行事で陣頭指揮を執ってくれている河崎町民の一人、上埜泰正さんが立ち上がります。

上埜さん。怖い人じゃないよ。いやホントに。

当時、コロナ渦中なりのアクションを模索していた僕の琴線メーターもこの動きにピクンと反応しました。上埜さんの提案があり、2021年の夏、天王祭はできなかったけど、その代わり夏の雰囲気だけでも届けたいと、町内の有志メンバーで勢田川沿いに並び、金魚花火の代わりに手筒花火を打ち上げました。

手筒花火って垂直に持つと火花が降ってきて火傷するので斜めに持つのがコツ(by火傷した人)

短い時間でしたが随分花火を見ていなかったので妙に感動した記憶があります。上埜さん曰く「じっとしていられなかった」という気持ちは、個人的に共感するものが多く、そんな気持ちを持つ人が、人の気持ちを動かし、地域やコミュニティを動かしていくんだろうなと、あの日、天王祭の準備無くてちょっと楽だな、とか少しでも思ってた自分を情けなく感じました。

河崎天王祭の名物の1つでもある手書きのポスター。せめて風情だけでも感じてほしいと2020年の夏、実行委員会より町内の銀行の一角で過去作品の特設展示を行いました。

手筒花火の後も河崎で他にできないだろうかと、上埜さんと共にこっそり模索を続けたのですが、模索をしている間に秒針はどんどん”普段の生活”へ向けて進んで行き、2023年、今夏。完全ではないですが、コロナもある程度収束し、世の中が普段の動きへ戻る世のうねりが大きくなり、河崎天王祭がようやく戻ってくることになった日、言葉にできない感情(嬉しさ9割、また準備大変だなあと思う感情1割、みたいな)で晩御飯がいつもより美味しく感じました。

ただ、もろ手を挙げて喜んでいるばかりではお祭りは開催できません。ここへきて天王祭が長年抱える問題点も露見してきました。
河崎天王祭は伊勢市内の大規模なお祭の中で唯一「町民主体」の行事です。運営資金源は、河崎町民や河崎に軒を構える地域の企業、商店が出してくれた寄付で賄われ、加えて実働してくれる人手も必要です。上埜さんをはじめ、沢山の町民がボランティアスタッフとして数か月前から準備をし、ギリギリまで色んな調整を進め、毎年の天王祭を支えています。

先日は神社で子供神輿の練習でした。町内の大人たちが指導します。
そんな大人たちも元々は幼い時に子供神輿を担いだ身。次の世代へ天王祭を繋げます様に。

コロナ禍からの世界的な情勢不安による急激な物価高騰という、まさに泣きっ面に蜂という言葉にピッタリな状態になっているこの国内。ただでさえギリギリの予算で運営している状況での寄付は普段と比べて少なく、加えて、ここ河崎も世の流れ同様に、少子高齢化社会の縮図の様な人口ピラミッドを形成する地域です。現在実働している実行委員会も40代以上が中心で、20代、30代は残念ながらあまりいません。

この日は金魚花火のテスト。法改正により発生した仕様変更に関して皆で知恵を絞ります
金魚花火を担当している伊勢の花火師辻傳さんも一緒に準備を手伝ってくれてます。

伊勢市民の僕たちからしたら、毎夏必ずカエルや蝉が鳴きだすのと同じ様に、ついつい、毎年当たり前に開催されている感覚になってしまう天王祭ですが、実際は、この風情ある夏の風物詩を後世に残していきたいという、純粋な人の気持ちが織りなすパッションが燃料となり開催できています。

お祭りを名目に、近隣の絆を結び直すのが天王祭の目的の1つなのかもしれません。
お祭りを名目に、近隣の絆を結び直すのが天王祭の目的の1つなのかもしれません。

本当は僕の口から言うべきではない事だとは思いますが、勝手に代弁しますと、一応コロナ禍は過ぎたとはいえ、このまま情勢不安な世の中が来年以降も続き、同時にどう考えても止まらない少子高齢化が今後も続いていくのであれば、近い将来、天王祭も終了することになるでしょう。残念ながら、このままいけば2~3年内に現実となります。

だから、河崎を助けれくれ、この記事の最後に支援特設サイトを貼っておくから送金をしてくれ、という話では決してなくて、皆様の住んでいる地域で、同じ様な状況になっても、何とか頑張ってお祭りや風物詩を守り、維持している団体さんがいたら、ぜひ応援してあげてください。大なり小なりできる事は沢山あるはずですし、職場のコミュニティ、趣味のコミュニティも大事ですが、自分自身が住んでいる地域のそれも、近年希薄になっていると言われていますが、とても大事なものです。実際なかなかスケジュールは割けていませんが、僕も河崎天王祭を守りたい人の一人なので、時間の許す限り、週末は神社へ行き準備に加わっています。

久しぶりに威勢の良い掛け声を響かせ御神輿が練り歩きます

季節の風物詩を長年毎年開催する事は当たり前ではなくて、過去から現在へ風物詩を繋いできた先人、過去までの自分たち自身からのバトン、そして、古き良き文化を絶やすまじと現在尽力してくれてる、今を生きる地域の人たち、全ての熱量が毎年交差して、この町で長年紡ぎ続けてきた賜物、河崎天王祭。

2023年7月16日日曜日、3年ぶりの復活です。

★追記★
ご指摘があり、数え直してみたら4年ぶりでした。さあせん!

暑さ対策、水分補給をしっかりしていただき、会場で、会いましょう。

【河崎天王祭】
2023年7月16日(日)
伊勢市河崎町 河邊七種神社及び周辺地区にて
ASK:
伊勢河崎まちづくり衆(伊勢河崎商人館)
0596-22-4810

久しぶりの天王祭ポスター!これをみかけたら是非近くでじっくり見てください。毎年手書きなんです。今年も書き込みっぷりが尋常じゃないです。

写真提供:伊勢河崎まちづくり衆

 

 

 

 

本物のハンバーガーをかじりたい気分? 魅力的な味の体験に身を委ねよう!@津市

海外のCMっぽいフレーズや動画。とあるInstagramのアカウントに、私は心惹かれていた。それは津市にあるSAMPA(サンパ)というハンバーガー屋さんのInstagramだった。

うそ?!ブロックが落ちてきた!!

なんてセンセーショナル!!
本物のバーガーをかじりに、今すぐSAMPAに行かなくちゃ!!!!

 

 

お店は津市の多国籍スーパー「BoiBom」の2階にある。

外国に来た気分!

オーナーは、ブラジル、サンパウロ出身のデイビッド・トビアスさん。見たかんじイカツめだが、思い切ってハンバーガーのことを聞いてみることにした。「それはヒミツ。ウソウソ〜!笑」と陽気に笑いながら、ハンバーガーについて流暢な日本語で語ってくれたデイビッドさん。

オーナーのデイビッド・トビアスさん

サンパはサンパウロの略称で、ラパ、モーカ、モエマなど、10種類以上あるハンバーガーの名前はすべて、サンパウロに存在する街の名前なのだという。それぞれの街にインスパイアされて生まれた、芸術的なハンバーガーたち。その一部をご紹介したい。

 

一番人気!サンパダブル!

130gのビーフパティ2枚、チェダーチーズ、手作りマヨネーズ(このマヨが絶品!)がサンドされているサンパダブル。

「日本人って、肉が大好きなんですね。ちょっとビックリ!」とデイビッドさん。小柄な日本人女性が、パティ3枚のサンパトリプルを2つ一気にたいらげて、とても驚いたというエピソードを聞かせてくれた。小柄な彼女はフードファイターだったのだろうか。

 

二番人気のモエマ、ベーコンは自家製!

130gのビーフパティ、チェダーチーズ、手作りマヨネーズ、ベーコン、レタス、トマトがサンドされているモエマ。自家製ベーコンは、豚バラ肉を一週間かけて熟成させた後、さくらとりんごの木でじっくり燻製している。

どのハンバーガーも、マッシュルームソースやワカソースのトッピングで、自分好みにカスタマイズできるので、おいしさは無限大だ。

 

私はコレ!流れ出るチーズの滝!!ラパ!

130gのビーフパティ、チェダーチーズ、手作りマヨネーズとベーコンのラパ。

なんといってもこのチーズの滝!黒いバンズによく映えている。こんなにチーズたっぷりなのに、くどくないのが不思議。バンズから流れ落ちたチーズもスプーンで丁寧にすくいとって、しっかり完食。ごちそうさまでした!

 

ご一緒にフレッシュなドリンクはいかが?

人生初、クプアスジュースなるものを注文してみた。クプアスはカカオの仲間で、その神秘的な香りから「神のフルーツ」と呼ばれているアマゾン原産のフルーツだ。とろみがあり、爽やかなバナナジュースのような飲みやすさ!大きなグラスにたっぷりと注がれていたので、これだけでもお腹がいっぱいに。

SAMPAのお客さんは、ほとんどが日本人なのだとか。1階の多国籍スーパーは、外国にルーツのあるお客さんが多い印象だったので、ちょっと意外だった。

国籍にかかわらず、誰もが笑顔になれるハンバーガーが、ここにはある。

SAMPAのコンセプト、それは日本にハンバーガーカルチャーを広めること。デイビッドさんの想いを乗せて、SAMPAが生み出すカルチャーはじわじわと広まっていく。

本物のハンバーガーをかじりたい気分?魅力的な味の体験に身を委ねよう!

 


SAMPA 津支店
津市高茶屋小森町392−4
営業時間:11:00〜21:00
定休日:月曜日
Instagramはこちら

OTONAMIE PUSH EVENT【2023.7.3update】

お寄せいただいたイベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

 


伊賀酒DE女子会

主催者より
久々に「集う女子会」だから、ちょっと贅沢に優雅に伊賀酒を満喫してください♥

開催日:2023年10月29日
開催時間:
昼の部:11:30~14:30/受付11:00~
夜の部:17:30~20:30/受付17:00~

イベントの問い合わせ先
igasake.de.jyoshikai@gmail.com

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
伊賀酒DE女子会2023専用アカウントhttps://www.instagram.com/igasake.de.jyoshikai/

主催者
伊賀酒DE女子会(大田酒造、森喜酒造場、若戎酒造)

 


TOKOWAKA-MIE STARTUP
「第1回クリエイティブラボ」

主催者より
起業家・クリエイティブ人材と社会的課題の解決やWell-being実現を目指す経営者等との出会いを通じて、新たな発想・手法による価値や新規事業の創出を促進するため、「ヒトとアイデアが集まる場づくりとは」をテーマに「第1回クリエイティブラボ」開催します。
クリエイティブな活動をされている方や、地域や社会の課題解決に向けて起業・新規事業を予定されている方は、せひ、ご参加ください。

主催者
三重県雇用経済部産業イノベーション推進課

開催日
令和5年7月7日(金)

開催時間
16時から18時まで

イベントの問い合わせ先
059-224-2227 三重県雇用経済部産業イノベーション推進課sougyo@pref.mie.lg.jp

 


 

皆様からのイベント情報も募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記フォームからイベント情報をお寄せください。

掲載申込みフォーム

ドラマ化された「相可高校食物調理科」一期生の新料理長就任!奥伊勢フォレストピアで味わう地産地消・無農薬野菜の絶品洋食

森の中という抜群のロケーションに、3世代で泊まって十分楽しめる広いお部屋、一戸建ての別荘のような木のぬくもりが心地よいコテージ、川沿いのキャンプ場、温泉、釣り堀、森の中の散策と、一日たっぷり遊べる三重県・大台町のホテルといえば?

正解は、筆者キャスターマミの推し観光スポット、奥伊勢フォレストピアです!

フォレストピアの中でも、レストランが特にお気に入り。

2023年4月、奥伊勢フォレストピア「レストラン アンジュ」に新料理長が就任したということで、さっそくランチに行ってきました。

 

レストラン アンジュのランチメニューは月替わり。

2023年6月は「おくつろぎランチ」ということで、選べるメイン料理にサラダバー・ドリンクバー付きで、ゆっくりと楽しめます。

まずは、レストラン アンジュ新料理長、田所厚樹(たどころあつき)さんにお話を伺いました。

田所厚樹アンジュ新料理長

田所厚樹さん

三重県多気郡多気町五佐奈出身。フォレストピア創業10年目となる2006年からアンジュでシェフとして勤務。三重県立相可高校食物調理科の一期生。野菜ソムリエ資格有。2023年4月~アンジュ料理長就任。


 

Q.多気町出身とのことですが、幼少期の思い出は?

田所料理長「小さい頃は祖父が牛を一頭飼っていたので、一緒に世話をして遊んでいました。動物が好きで、犬や猫など常にペットがいました。小学校時代はフラフープが得意。今はSHARPの工場やお店もできて活気がありますが、当時は『山』といった感じ。多気中への登校は山の中を通って行く感じでしたね。自然に囲まれて過ごしていました。」

 

Q.料理との出会いは?

田所料理長「小学校高学年くらいだと思います。両親が共働きで忙しかったので、簡単な料理を自分でやってみようと挑戦したのがきっかけです。初めての料理は肉を炒めて、火入れをしすぎて硬くなってしまったことがうっすら記憶にあります。」

 

Q.料理を好きになったのは?

田所料理長「中学時代、テレビ番組『料理の鉄人』が流行っていて、料理への憧れが少しずつ芽生えていきました。進路を考えた時に、たまたま三重県立相可高校に調理師免許が取れる食物調理科が新設されるということで受験しました。」

 

Q.相可高校食物調理科一期生としての学生生活

田所料理長「生徒は39名。そのうち男子は3名だけ。肩身の狭い思いをしました(笑)先輩がいないので、みんなが手探り状態の3年間でした。当時は、調理師免許を取れるのは20名限定と枠が決まっていたので頑張りました。運動部にも入れたので、バレーボール部に所属していました。今の相可高校食物調理科の生徒とは生活リズムが全く違うんじゃないですかね。今は調理クラブが中心になっているから。」

 

Q.当時の村林新吾先生の印象、先生に学んだことを教えてください。

田所料理長「恐かったっていうのはありますけど、村林先生は料理に対していつも真摯に向き合っていました。今でも仕事に取り組む時、先生が言っていた『とにかく美味しいものを作っておけ』という言葉が蘇ります。」

 

Q.2011年「高校生レストラン」としてドラマ化された時の気持ちは?

田所料理長「すごいなとは思いましたし、周りでもすごいよな~と話題になりましたが、在学中は『まごの店』の影も形もなかったので、一視聴者として楽しみました。」

 

Q.高校卒業後の経歴は?

田所料理長「松阪のフレックスホテル、大阪のホテルで洋食を、松阪市愛宕町の赤玉寿司、松阪市飯高町の菊壽では日本料理を学びました。日本料理の経験も、朝食のメニューなどで活かしています。」

 

Q.アンジュで働くことになったきっかけと、当時の印象は?

田所料理長「実はこれも、村林先生からの紹介です。以前働いていた飯高町の菊壽とよく似た山の中の環境が合いそうだと感じて来ました。大台町は自然豊かで静かな町という印象でしたが、働き始めた初めての夏、すごくたくさんのお客様が遊びに来て忙しくて驚きました。前料理長の姿勢に付いていくのに必死でした。まさか今回自分が料理長を務めることになるとは思ってもいませんでした。」

 

Q.月替わりランチのコンセプトやこだわりは?

田所料理長「去年から、ランチは前料理長にメニューを考えるよう言われ、その時の旬の食材を最大限活かしたメニューをと取り組んでいます。月替わりランチのコンセプトは季節感を大切に、今月までは前料理長が考えていましたが、来月からは私が考えていきます。」

 

Q.2023年6月ランチのオススメメニューは?

田所料理長「夏の味覚、日本一の清流・宮川が育んだ鮎を使った『大台町産 鮎のムニエル』がオススメです。バターでしっかり表面を焼いて、焦がしバターとバルサミコ酢のソースで仕上げています。」

2023年6月ランチから「鮎のムニエル」

ということで、私も新料理長オススメの「大台町産 鮎のムニエル」をいただきました。

ヒレや尾が特にパリッと、バターの上品な香りとスイカの香りにも例えられる鮎の爽やかな香りがマッチ。

内臓のほろ苦さにバルサミコ酢ベースのソースを絡めると新しい味に。

骨まで美味しくいただけます。

見た目にも可愛い付け合わせは、野菜本来の味と甘みが引き出されていて、野菜好きの私も大満足!

人参と星のようなギザギザズッキーニの間に挟まれた黄色い野菜は、見たことのない野菜でした。「バターナッツカボチャ系?何やろ?」と思いながらその美味しさに舌鼓。

珍しい野菜が登場するのは野菜ソムリエの資格を持つ新料理長だからこそ?

引き続きお話を伺っていきましょう。

Q.野菜ソムリエの資格を取得したきっかけは?

田所料理長「何か特技を身につけたかったのと、小さい頃から周りは畑ばっかりで、様々な野菜を食べて育ったので、それに特化した資格なら取ってみようと思ったのがきっかけです。」

 

Q.田所料理長がこれから考案していくディナーは?

田所料理長「これから登場予定のメニューは、大台町産 稚鮎のフリッター』。衣を付けて揚げる料理ですが、衣の中に企業秘密の“あるモノ”を加えてアレンジする予定です。今月中にコースディナーのメニューとして加わる予定ですので、お楽しみに。」

2023年6月ランチはサラダバー・ドリンクバー付き
2023年6月ランチはサラダバー・ドリンクバー付き

田所料理長「地元のものを積極的に取り入れたディナーにしていきたいです。野菜に関しては、お客様が見たことのない、聞いたことのないようなものを使っていきたいと思っています。近くに無農薬で野菜を作っている農家さんがいるので、そこから仕入れています。例えば、今は旬が過ぎましたが、図鑑でしか見たことのなかった『カーボロネロ』という黒キャベツ。ほろ苦くて美味しいんですが、先月はチップスのようにパリっとさせて提供しました。野菜ソムリエの資格も活かして、アンジュでは変わった野菜が食べられることも一つの魅力になればと思います。」

 

Q.料理長としての今後の夢は?

田所料理長「全ての食材を大台町産のもので賄えたら素敵だなと思っています。お客様に喜んでいただけるよう、頑張っていきます。」

「美味しいもの」を作ることが一番大事という村林イズムを根底に、近隣の生産者さんのもとへ足を運び、奥伊勢地域を代表するホテルとして地域一体となって盛り上げようとする新料理長。

奥伊勢がグルメのまちとなり、さらに人が集まることに期待します。

 

さて、奥伊勢フォレストピアの周辺もホタルが見頃となりました。

宿泊、ディナーを利用すると、この季節限定の人気イベント「ホタル観賞ナイトツアー」に参加することができます。

田所料理長によるディナーを楽しんだ後にはぜひ、大台町の美しい夜空を彩るホタルの景色で癒されてください。

 

▼田所新料理長インタビューと6月ランチ「鮎のムニエル」を動画でもぜひ♪

奥伊勢フォレストピア

〒519-2513 三重県多気郡大台町薗993番地
TEL:0120-017-137(受付時間9:00〜20:00)
レストラン アンジュ
ランチ 11:30~13:30(ラストオーダー)
ディナー 18:00~19:30(ラストオーダー)※予約制

OTONAMIE PUSH EVENT【2023.6.26update】

お寄せいただいたイベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

 


いなべ東近江ラリー2023

主催者より
コンクリートブロックのある酷道として名高い石槫峠旧道を走るラリーです。昨年10周年記念大会を終え、今年は観戦客数制限なく開催します。三重大学人文学部ではここ5年ほど、「モータースポーツによる地域振興」をテーマに講義に招聘され、その縁で今年は初めて三重大学からインターンシップ学生を受け入れて開催いたします。これからも地域とともに歩み、モータースポーツ文化を定着させていきたいと考えています。

開催日:2023年7月1日~2日
開催時間:1日8時~ 2日9時スタート

イベントの問い合わせ先(電話番号と氏名)
09042128346 副競技長 齋藤雅輝

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
http://staff-on.com/motorsports/inabehigasiomirally2023/index.html

 


おかげ横丁 七夕の節

主催者より
七夕の行事は二千年以上も昔に中国で生まれ、日本には奈良時代に伝わったとされています。 江戸時代になると、短冊に願いごとを書き、笹に飾るようになりました。この風習は、今も全国 各地に残っています。 古くから伝わる七夕の文化を大切にして、皆さまも星に願いごとをしてみてはいかがですか。

開催日時:令和5 年7 月1 日(土)~7 月7 日(金) 10:00~17:30
※催しにより異なる

開催場所:おかげ横丁一帯

 


 

皆様からのイベント情報も募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記フォームからイベント情報をお寄せください。

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“Park cafeテラス”@四日市

“Park cafeテラス”が4/22にオープンして約2カ月。1番最初に訪れた時はオープン準備にスタッフが大忙しに動き回っていた時期でしたので少し落ち着いたのでは?と思い再度お話しを伺いに言ってきました。

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中央緑地公園内にある駐車場のすぐそばにある飲食店舗エリアの一角にあったカフェ施設を居抜き物件として活用されています。

高橋さんとスタッフ

この”Park cafeテラス”を運営されているのは、よっかいちBASE株式会社の代表 高橋知美さん。そよ高橋さんの大きな夢が“誰もが自分の夢に挑戦ができ、輝ける環境を作ること”その一歩として、「Park cafe テラス」を作られたそうです。

カフェで大切にしている事

カフェとして、地域の方が気軽に入っていただけるお店づくりを心がけています。

カフェの立地は四日市市中央緑地公園内にある3店舗が入っている飲食店舗エリアの中央にあります。両隣はオープンから地元でも愛される有名店が入っています。私たちはその中で地元で活躍される方々とコラボしながらお店づくりをしていきたいと考えています。

お店の看板メニューとして北海道が発祥の「スープカレー」をご提供します。三重県では珍しいスープカレーですが、北海道の有名店の監修をいただき、本格的なスープカレーを三重でもお楽しみいただけます。

スープカレーといえばやはり北海道!その味が四日市で食べられるんですね!

お店のこだわり

野菜は地元の農家の方が栽培した新鮮なものを使用しています。野菜本来のおいしさを感じて頂けたらと嬉しいです。そのこだわりからもちろんスープカレーに利用する野菜は地元の方が作られている野菜をふんだんに利用!野菜は素揚げされたものを利用しており、スープカレーの辛さが野菜の甘みを引き立てて野菜のおいしさを感じていただけます。

スープカレーはスパイシーとクリーミーの2種類をご提供。ベースはスパイシーでクリーミーはココナッツミルク入り。辛味がマイルドになります。両商品とも辛さは「なし」から選択でき、辛さを段階的にお選びいただけるため、辛いのが苦手な方も安心して食べていただけます。

辛さが選べるの嬉しいですね!

私がPark cafeテラスを取材しようと思った理由

小さな子どもを連れての外食ってほんと気を使うんです。大人しくしているかとか食べるものあるかとか色々と場所選びには慎重になります。”Park cafeテラス”はキッズスペースがあるんです。オムツを変える場所も心配なし。そういう場所を探しているママもたくさんいると思うので、ぜひご紹介したいなと思って取材させて頂きました。実際に行ってみるとたくさんの魅力に気づく事が出来ると思いますよ!

最後に高橋さんから一言!

【Park cafeテラス】には、

・安心して夢を語り

・それを実現していく方法

これらを具体的に提案できる環境があります。

私自身が夢を叶える方法として、会社設立、カフェオープンへと大きな一歩を踏み出したように、【Park cafeテラス】に関わる全ての仲間達にとって、今必要な人に出会える場所となります。

Park cafeテラスがあなたを照らし、あなたが主役の物語が動き出す。新たな道が広がりますように☆


Park cafeテラス
三重県四日市市日永東1-3-21中央緑地公園内

営業時間:11時から20時
定休日:木曜日
https://instagram.com/parkcafe_terasu?igshid=NTc4MTIwNjQ2YQ==