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ひきこもりは、必ず相談できる人がいる。具体的な相談編。

「SNSを活用した就職氷河期世代への情報アウトリーチ事業(主催:三重県)」を担当させていただき、今年で3年目になります。

普段は基本的に三重県内の地域、人、食などの魅力を取材し、記事などで発信しています。したがって就職氷河期世代の事業がはじまった当初、全く無知なところから取材がスタートしました。

ちなみに就職氷河期世代とは「概ね平成5年〜16年の、雇用環境が厳しい時期に学校卒業期を迎えた世代(厚生労働省ホームページ)であり、現在も様々な課題に直面している方々(就職氷河期世代/概ね37歳以上52歳未満)」とされています。

就職氷河期世代の様々な課題とは
・不本意ながら不安定な仕事に就いている
・無業の状態にある
・社会参加に向けた支援を必要とする
(厚生労働省HPより)
上記のように区分されており、個々の状態において各種支援機関があります。

取材を開始した当初はまず、このような支援機関の存在すら知らず、また支援内容が充実していることに驚いたのを覚えています。詳細は支援団体ごとにこちらのnoteのマガジンでまとめてあるので、関心のある方はご覧ください。
▼noteマガジン一覧
https://note.com/magazines/all

取材を通じて印象に残っているのは「社会参加に向けた支援を必要とする」つまり、ひきこもりの方を支援する機関や人。

取材をするまでひきこもりの方に接したことがなかった私は、熱心に支援活動に取り組む、三重県生活相談支援センターの「髪の毛やヒゲがボサボサだったり、着衣がだらしなかったり。ひきこもりの方にそういうイメージを持っていませんか?違うんです。メディアや映画がそういったイメージを作ってしまった。実際は清潔で身なりもきちんとしている人がほとんどです」という言葉に胸が苦しくなりました。

▼上記を掲載したnoteの記事
記事:「悩みを聞いて」つらい時に手を伸ばせる場所でありたい。 一人ひとりの困りごとに寄り添う、三重県生活相談支援センター
https://note.com/mie_koyoukeizai/n/na857478a7b40

昨年、ひきこもりの方を支援するオレンジの会を取材したときもそうでした。「ひきこもりになる人は謙虚で真面目な人が多いです。あと親の躾が厳しかった人も。好きなことや欲を抑え込んでいる場合もあります。だから、とにかく好きと欲を伸ばしてあげることが大事です」という言葉が印象に残っています。

▼上記を掲載したOTONAMIEの記事
記事:ひきこもりは、必ず相談できる人がいる。
https://otonamie.jp/?p=85560

松阪市で開催された、ひきこもりフォーラムを取材したときに聞いた、ひきこもり支援の第一人者である筑波大学の斎藤環(さいとうたまき)教授の言葉も心に残っています。「ひきこもっている人は、たまたま困難な状況にある、まともな人」。

▼上記を掲載したOTONAMIEの記事
記事:ひきこもりは、必ず相談できる人がいる。
https://otonamie.jp/?p=85560

正直、私は取材をするまで「ひきこもり」という言葉に、本人の自己責任論とまではいかないものの、ネガティブな気持ちで接していました。しかし色んな人の話を聞き、ひきこもりは自己責任論ではなく、さらには、いつ、だれでも、ひきこもりの状態になってもおかしくはないということを知りました。

そして、ひきこもりの状態になった本人から支援機関へ相談するケースは希で、ほとんどの場合その親御さんやご兄弟、知人からの相談から支援が始まると教えてもらいました。

国や自治体の就職氷河期世代への支援、特にひきこもりの方やご家族への支援も、ここ数年でより身近に接点を持てるように変わってきています。

今回、ひきこもりの方の周りにいる方々に、相談先のことや、LINEを使った相談など、最新の具体的な情報をお伝えし、相談のきっかけになればと願っています。

 

みえひきこもり安心サポートライン(LINE)
三重県が取り組む、ひきこもり支援に関する情報発信のひとつ(配信専用)。ホームページでは、ひきこもり支援に役立つ情報をコラムにして定期的に配信している。
HP https://www.pref.mie.lg.jp/FUKUSHI/HP/m0329000054_00001.htm
LINE

https://page.line.me/335oohap

 

いなべ市ひきこもりLINE相談
いなべ市が運営する、ひきこもりLINE相談。人に会うことなく、名前を明かすことなく専門の相談員にLINEで相談することができる(実施期間は8月、12月に限定されています。その他の期間は電話受付です)。
HP https://www.hokusei-hospital.jp/info-detail.php?no=220230809135408

LINE

https://liff.line.me/1645278921-kWRPP32q/?accountId=217drdsd

 

松阪市ひきこもりLINE相談
松阪市が運営する、ひきこもり相談用LINE公式アカウント。「相談をしたいけれど窓口では話しにくい…」「電話をするのは勇気がいる…」「相談したいけど、どうしたらいいの?まずはLINEで聞いてみたい」「こんなこと相談してもいいのかな…」そんなときに楽な気持ちで相談できる。
HP https://www.city.matsusaka.mie.jp/soshiki/99/linesoudan.html
LINE

https://line.me/R/ti/p/@100ubmgp

 

伊勢市ひきこもり地域支援センターつむぎ
伊勢市在住の「ひきこもり」状態にあるご本人及びそのご家族であればだれでも相談できる。まずは電話又はメール、LINEにて連絡。
HP https://ise-shakyo.jp/tsumugi
LINE

https://page.line.me/?accountId=127ssosl

 

志摩市のひきこもりかの紹介
機能を活用して、志摩市ひきこもり家族会の参加者に対してLINEのオープンチャットにて情報提供。(ひきこもり家族会へご参加いただいた方へ登録方法を案内)
HP http://shima-fukushikyo.or.jp/entry174.html

 

就職氷河期世代のひきこもり各種支援についてのまとめサイト
厚生労働省のサイト。情報がまとまっているので、気になる方はまずこちらをご覧いただくのもおすすめ。
HP https://www.mhlw.go.jp/shushoku_hyogaki_shien/connection/

 

最後にひきこもりでお悩みの方やそのご家族の方へ。
今まで取材を通じて、これが私の一番感じたことでした。
ひきこもりは、必ず相談できる人がいる。

ご自身にあった方法で、無理のない範囲で、ご相談を。

 


 

【タイアップ】
三重県雇用経済部 雇用対策課 若者・女性雇用班
三重県では、支援を必要とする就職氷河期世代の方やそのご家族に情報を届けるため、note、Twitter、Facebookなどでマンガやエッセイ、ツイートなどによる情報発信をしています。

note/三重県就職氷河期info
https://note.com/mie_koyoukeizai
※県内の就職氷河期世代対応の関連機関の情報もまとめています。

Twitter/【三重県公式】三平&お重@就職氷河期世代支援情報
https://twitter.com/mie_koyoukeizai

Facebook/三重県就職氷河期info
https://www.facebook.com/%E4%B8%89%E9%87%8D%E7%9C%8C%E5%B0%B1%E8%81%B7%E6%B0%B7%E6%B2%B3%E6%9C%9Finfo-109961508095655

津市広明町13番地(三重県庁)tel 059-224-2465

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