友人から「写ルンですが再流行している」と聞き、無性に使ってみたくなった。
カメラのキタムラで写ルンですを買った。
買ったけど、何を撮ったらええんやろ。
スマホのように気軽にシャッターが押せない。
そんなことを考えていたとき、とある組合の飲み会で鳥羽の屋形船に乗ることになった。
昭和レトロな屋形船は、いいかも知れない。
津駅から電車に乗る。
チッ。
チープなプラスチックのシャッター音が懐かしい。
鳥羽に入ると、車窓から海が見える。
屋形船までは鳥羽駅から鳥羽1番街を抜け、徒歩で数分。
提灯をぶら下げた、ごきげんな屋形船。
船内は畳で、いくつかのコンロ付きの机のまわりに座布団。
海の上を動く居酒屋のようで楽しい。
リアス海岸を眺めながらお酒をすする。
観光遊覧船「龍宮城」。
鳥羽の旅館街の夕景。
伊勢海老を焼いて食べる。
撮影失敗。
被写体との距離が近すぎてピンボケ。
そして写ルンですにフラッシュが付いていたことを忘れていた。
二次会でいただいた、美鈴のぎょうざ。
写ルンですを持って、レトロ感が漂う町へ。
お出かけがひとつ、おもしろくなります。
写真というモノの味わいが、加工も補正もしなくても気軽に楽しめます。
屋形船おきた
鳥羽市鳥羽1丁目2383−51
hp https://tobayakatabune.jp
in https://www.instagram.com/tobaokita/
村山祐介。OTONAMIE代表。
ソンサンと呼ばれていますが、実は外国人ではありません。仕事はグラフィックデザインやライター。趣味は散歩と自転車。昔South★Hillという全く売れないバンドをしていた。この記者が登場する記事