区切りの季節、将来のことを考える。幼い頃、あるいは自分の趣味嗜好が明確となり、人生設計を真剣に考えたタイミングで、「自分の店が持ちたい」という夢を掲げる人も多いでしょう。
今回は、主に三重県南部での取材を続けている筆者キャスターマミが出会った「自分の店を持つ」という夢を叶えた素敵な女性7人を紹介します。
【パターンA】自宅敷地内での開業
女性の場合、結婚や妊娠出産で「職」について向き合わなければならないことが少なくありません。まずは、子育てや家庭との両立を考え、自宅敷地内に店を構えた4人の女性です。
1.料理研究家 ゆいさん (玉城町)
料理と自然派食品が好き。3人の娘さんの子育ての傍ら、体にやさしいこだわりのグラノーラを作りたいという夢を叶えました。
自宅敷地内に加工場を建て、マルシェやネットで販売されています。
店名 | little happiness |
https://www.instagram.com/lithapp |
2.パティシエ あいさん(松阪市)
スイーツ作りとイラストが得意。筆者の幼馴染で、小学校時代は自転車で幾度となく遊びに行きました。
結婚後実家の敷地に新居を構え、3人の息子さんを育てながら、自宅横にテイクアウト店を新築。猫モチーフのクレープと焼き菓子を販売しています。
店名 | クレープと焼き菓子のお店 パルティ |
https://www.instagram.com/partir_ra_mu.mo_mo/ |
3.パティシエ いよさん(大台町)
有名洋菓子店やフレンチレストランデザート担当といったパティシエとしての修行を経て開業。
多気に隣接し、松阪や伊勢へも通勤できる立地であることから、子育て世代の人口が増加しているエリアです。保育園が新設されるというビジネスチャンスにも乗り、オープン以来連日ソールドアウトが続く大人気のケーキ屋さんとなりました。
店名 | hinata |
https://www.instagram.com/patisserie.hinata/ |
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4.ハンドメイド作家 りえさん(大台町)
雑貨やアンティークが好き。嫁ぎ先の敷地内にあった納屋を改装し、雑貨店をオープンしました。新たな夢を叶えるため、2023年末に惜しまれながら閉店。
現在りえさんははんど作家として次のステップに進んでいます。
店名 | しまうまとことり(閉店) |
https://www.instagram.com/shimaumatokotori/ | |
作家アカウント | https://www.instagram.com/555kinoko |
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【パターンB】空き家をリノベーション
次に紹介するのは、空き家や空き店舗を利活用してお店を開業された3人の女性のパターンです。
5.インテリアコーディネーター きほさん(松阪市)
雑貨や古本が好き。当時行政が運営していた空き店舗バンクで見つけたという昔の商店街の雰囲気を気に入って、リノベーションからスタート。
夫の実家にお子さんを預けてから仕事ができるという立地も条件に当てはまったそうです。
店名 | GreenDale |
https://www.instagram.com/greendale_store/ |
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6.木工作家 りささん(大台町)
清流と山に魅力を感じ夫婦でIターン。地域おこし協力隊となった夫が木を使った雑貨作りをはじめたことで、りささんも木工作家に。
育児のためお店や作品づくりは休業していますが、復帰を待っているファンも多いでしょう。
店名 | zakka sukui |
https://www.instagram.com/zakka_sukui/ |
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7.デザイナー/イラストレーター さきこさん(大紀町)
絵を描くことが得意。愛知県出身で、祖母の家だった大紀町へ移住。お気づきの方もみえるかもしれませんが、実は、紹介したきほさんとりささんと同じく、さきこさんも大台町江馬(えま)の昭和の趣を残した「江馬銀座」に開業しました。
雑貨店やデザイン事務所、ワークショップの場として活用されていましたが、環境の変化により店舗は閉店されます。
店名 | yuj design Lab |
https://www.instagram.com/yuj_design_lab/ |
「好きを仕事に」開業女子
共通項は「好きなことを仕事にしたい」という思い。全てを自分でやりたいんだと世界観を作り上げています。
夢はゴールではなく人生の過程。短い人生の中で挑戦したいことはいくつあってもいいですよね。そう考えてみると、さらに夢が広がると思いませんか?
今回紹介したみなさんは、将来について悩んでいる読者の参考になればと協力してくださいました。
そんな私も、彼女たちのおかげで書きたい記事を書くことができています。これもまたひとつの夢が叶っている。
きっと、あなたの夢も叶います。
キャスターマミ。OTONAMIE記者。松阪市出身。生まれ育った三重が大好きで、三重を盛り上げたくて地元タレントに。テレビ・ラジオ出演、祭りやイベント、ブライダルMCとして活躍中。この記者が登場する記事