ホーム ブログ ページ 19

人力車、伊勢【この仕事を好きな訳】女性車夫・人力車にじいろ

皆さんこんにちは、働く女性を応援したいTOSHIです!三重県出身の女性です。

今回は、伊勢を拠点にして働く、街を歩けば人が手を振る、注目の「人力車にじいろ」の女性車夫を取材させていただくことができました!!

この方のおかげで、伊勢が魅力のつきない場所であること、その訳や、神秘までを、垣間見ることができた気がします。

病を克服してまでこの世界に戻ったといいます。彼女が「女性車夫」という仕事を好きな理由はなんなのでしょう?

人力車、伊勢神宮、伊勢観光に興味のある方、働く女性、必見です!

人力車、伊勢。三重県出身の筆者にとっての伊勢とは「社交的、貴族的?」

三重県といえば「伊勢神宮」ですね。三重県がどこにあるか知らない方からも、「三重って、伊勢神宮のあるところですよね」と言われることが私も非常に多いです。

ちなみに伊勢神宮は正式には「神宮」といいます。地元では「お伊勢さん」と呼ばれることも多いんですよ。

私は同県人でもそこから少し遠くの生まれです。伊勢、伊勢神宮にはもう何十回も行きましたが、「伊勢の人ってどこか違うな」と思ってきました。

「伊勢商人」という言葉があります。少女時代に母と一緒に伊勢に行った時、なにげなく入ったお店で、出身地について話したら、お店の方々が、

「へえっ、あちらから来られたんですか。うち、◯◯さんと知りあいですよ」

と、実家の近くのお菓子屋さんの名前を出されて、初対面で会話をふられたので驚きました。やはり、「伊勢商人」の方々は社交的なのでしょうか。

また、これも私見ですが、伊勢の人はどこか貴族的な気がします。

三重県が日本のどこにあるかまったく知らない人でも、伊勢神宮が三重にあることは知っている。そして、行った人は、びっくりするような確率で、「よかった」と言うのです。

今までで一番、意外だったのが、東京に住んでいた時、最後まで全然話が合わなかった、私の担当の若い女性の美容師さんが、

「社員旅行で伊勢に行ったんですよ。何があるのかな?と思っていたんですけど、伊勢神宮よかったです――」

と、顔を輝かせて言ったことでした。

あの西行法師は伊勢神宮にお参りした時にこう詠んでいます。

「なにごとのおはしますかはしらねどもかたじけなさに なみだこぼるる」

そして私も、伊勢に行くと、「神様はいる。ここにいらっしゃる」と思います。深い理由はありませんし、なぜかは分かりません。それはそれこそ言葉にはできない感覚で、行った人が感じるものかもしれません。

人力車、伊勢。病を乗り越えて女性車夫に!「人力車にじいろ」の北原さんがこの仕事を選ぶ訳は

「人力車にじいろ」の北原美希さんは、伊勢を拠点として働く、全国でも珍しい女性の車夫(俥夫「しゃふ」・人力車をひく人)です。

和歌山市のご出身で、奈良県桜井市で車夫デビュー。町おこしの事業に関わるも、人力車の出発式からわずか数週間で、脳梗塞になり入院。

翌年の2014年に心臓の手術を受けました。医師から「人力車はもうひけないよ」と言われた身から、努力の末にカムバックしたという方です。

――大変な苦労と努力をして、このお仕事に戻られました。人力車、また車夫という仕事の魅力はなんでしょうか。

そう質問したところ、こんな答えが。

北原さん:「まずは乗ってみましょうか」

そこでおすすめコースの「三区間(約30分)」にチャレンジ。行き先は北原さんにおまかせすることにしました。

取材時は冬。伊勢神宮の内宮の鳥居前と呼ばれる場所から、カイロをしいてもらって、出発です。

人力車に乗るって、どんな感じなんでしょうか?

あれっ、全然怖くありませんよ!!

すいすい行って、爽快感があります。これは気持ちいい!

これから、「神宮の森」、「とび石」に行くそうです。

それにしても、北原さんへの注目度も凄い!通りすがりの車の中から手を振る人がいますよ。

「取材?この子のこと、よう宣伝したってや!」、「よろしくな」と、2度、地元の街の方々から直接頼まれました。

あっという間に街を離れて森の方へ。最初に人力車が止まったのは「宇治神社」。「足神さん」の呼称で親しまれているとか。健康健脚をお願いする神社で、有名なスポーツ選手もお参りされたそうです。

そういえば信仰の対象を「◯◯さん」、「◯◯さん」って呼ぶのって、ひょっとしたら方言というか、三重弁でしょうか。関東出身の母に訊いたら、「私は『◯◯様』って呼んでたと思う」とのことでした。ちなみに三重の言葉は地理的なことを考えても、関西の影響があるといわれているんですよ。

五十鈴川です。この川の向こうは伊勢神宮の内宮です。

少し前から、あたりの雰囲気ががらっと変わった気がするのですよ。

ここはもう森の中。今日は曇りのせいか、いつもはもっと人がいるそうなのにそうではないせいか、空気がきれいなのはもちろん、独特のもやがかかったような不思議な場所に見えました。

ある所で、北原さんにこう言われました。

北原さん:「見えますか?ここの、川の向こうのあのあたり、内宮の御手洗(みたらし)ですよ」

伊勢神宮の内宮の「五十鈴川御手洗場(いすずがわみたらし)」は、参拝する前に心身を清める場所です。

五十鈴川のほとりに敷き詰められた石畳は、徳川綱吉の生母である桂昌院(けいしょういん)の寄進といわれています(今は川の中に入るのは禁止されています)。  

――お参りするたびにあそこに行くのに、違う視点から見たのは初めてですよ!こんな場所があるんですね。

川のほとりの石畳のあたりで、たくさんの人がいるのが見えました。いつもは私は「向こう」にいる。これも不思議な感じでした。

伊勢神宮には何十回もお参りしている私も、本当にびっくり。それについ先程まで、にぎやかな場所にいたのに、森に入ってから、本当にたまたま今日だけなんでしょうか、人もほとんどいなくて、もの凄く水も澄んでいて、その澄み方が、いわゆる、きれいでも観光地化された森や川と違う気がするのです。

そう思っていると、北原さんが対岸を指してこうおっしゃいました。

北原さん:「あの流れは、ご神域を流れているんですよ。ここでこちらに合流しているんです」

――神域を流れていた水と合流・・・だからかな、なんだか凄い色ですね。

繰り返しますが、川の向こうは伊勢神宮の内宮で、あんなに厳かな森を私は見たことがありません。

女性車夫と聞いて、もっと男まさりな人を想像していたのですけれど、私から見た北原さんは、笑顔を絶やさないと同時に、どこか凛(りん)とした美しい方で、神宮の森の中で、とっても生き生きしていました。

私は冬が好き。冬の神宮の森はとてもきれいでした。それに、そんなに寒くなかったです。

――私見ですが、北原さんとお話していると、時々、巫女さんと話しているような気持ちになります。

北原さん:「本当ですか?・・・私、和歌山にいた時から、伊勢に魅かれるものがあったんですよ

――えっ、そうなんですか!?

北原さん:「初めての伊勢神宮で正式参拝を受けた帰りの、宇治橋(五十鈴川に架けられた木造の橋で、神宮の表玄関とされる)を渡っている時、架け橋という言葉が全身に響いた・・・架け橋になれたらと思っています」

――そういえば、「人と人・心と心をつなぐ 虹の架け橋でありたい」って公式サイトにも書いていらっしゃいましたね。

――じゃあ、お仕事は楽しいですね。

北原さん:「はい、楽しいです。それに、人力車って五感を使う乗り物だと思うんです」

人力車、伊勢。「とび石」、「裏参道」と

北原さん:「この石は『とび石(飛び石)』といいます。諸説あるんですが、裏参道といわれたところだとの伝えもあります」

ーー「とび石」、「裏参道」との伝えもある、というところですか。

北原さん:「かつて、伊勢の神宮にはお坊さんや尼さんが宇治橋を渡って参拝できない時代がありました。そのため、このとび石を渡り僧尼拝観所(お坊さんと尼さん専用の参拝場所を設けられていた)まで行ってお参りしていたらしいんです」

――ああそうか、神道と仏教ですもんね。今は関係ないでしょうけれど、そんな時代があったんですか。だから「裏参道」だった。そういう説もある。

北原さん:「途中まで渡ってみますか」

「伊勢へ行きたい、伊勢路が見たい、せめて一生に一度でも」と伊勢音頭でも歌われた伊勢。

お坊さんや尼さん、僧籍の方々も、伊勢神宮にお参りしたいという気持ちは同じだったのでしょう。

誰がどんな思いでこのとび石を渡ったのでしょうか。感慨にひたらずにはおれませんでした。そして伊勢神宮は、その人達の気持ちを受け入れていたのかもしれません。

こちらが川岸にある、「とび石」と彫られた石です。

街に帰ってくると、伊勢神宮の内宮の鳥居前はお参りの人達で大いににぎわっていて、森の中のことが嘘のようでした。

やっと日が照ってきたので最後に1枚。この虹色の風車は、年に一度、遠くから来てくれるお客さんがくださったんだそうです。

なぜ病気を克服してまでも車夫という仕事を選んだのか、なぜこの仕事が好きなのか、それは一言で答えられるものではないのだと思います。でも北原さんがこの仕事を愛しているのは、一挙一動から伝わってきました。

北原さんは、その他にも本当にいろいろなことをご存じで、伊勢は奥深く、なんど訪れても飽きない場所だと実感しました。たくさんの人が信じ、憧れ続ける場所には、言葉にできない力が集まってくるのではないでしょうか。いずれにせよ、どうもありがとうございました。

人力車にじいろ 公式サイト https://www.jinrikisyanijiiro2416.com/

伊勢志摩観光ナビ https://www.iseshima-kanko.jp/

伊勢神宮 公式サイト http://www.isejingu.or.jp/

秘境にある神秘の離島。三島由紀夫が浄化と語った神島を訪ねた。

三重県に生まれ育った私は小学生のときに「海の暮らし神島、山の暮らし飯高」みたいな内容を習った記憶がある。
戦後日本を代表する作家、三島由紀夫の代表作「潮騒」の舞台になった神島。

伊勢神宮の外宮と内宮、そして夫婦岩を地図上で線を引くと二等辺三角形になり、その底辺の中心くらいから頂角に直線を引き、地図上でその線をまっすぐ引けば、富士山に当たる。

さらに日本を二分する日本最大級の断層帯である中央構造線は、九州東部から和歌山、そして松阪市の飯高から三重県に入り伊勢、そこから渥美半島を抜け、群馬県に繋がる約1,000kmの大断層帯。
中央構造線近くには諏訪神社や鹿島神宮など有名な神社仏閣が多く、伊勢神宮や夫婦岩の近くも走るとされ、鳥羽市の離島の近くを抜けている。
神島もその近くだ。
専門家ではないので、富士信仰(山岳信仰)と伊勢神宮(神道)の関係はわからないが、どちらも自然崇拝から派生しているのは違いない。
神宮(内宮)は日本の総氏神であり、太陽神である天照大神が鎮座している場所。
そして神島には南北朝時代の太陽信仰であるゲータ祭りが残っている(2018-2019は中止)。
そんな伊勢志摩は最近でこそパワースポットと呼ばれているが、その言葉だけでは語れ切れないとても神秘的な場所だと思う。
神が宿る島といわれる神島に向かった。

 

自然は美しい。だが少し怖さも感じた。

近鉄鳥羽駅から歩いて数分のところにある鳥羽マリンターミナル。
そこから定期船に乗り答志島を経由して約40分で神島に到着する。

観光船ではないので飾り気はないが、島に暮らす人が生活品を運んでいたり、通勤や通学をする人もいたり、私は暮らしが垣間見られるそんな定期船が好きだ。

定期船が進むごとに、海の青色は深くなっていく。
見えてきた。神島だ。

神島は伊勢湾口に位置し約300人が暮らす周囲約4kmの小さな離島。
今回はカメラをぶら下げ、ぐるりと周囲を約3時間かけて巡ることにした。

漁村独特の細い路地を歩く。

レトロな雰囲気でまるでタイムスリップしたような感覚になった。
まずは古墳時代から室町時代の神宝が秘蔵されている、八代神社へ向かった。

本殿は神明造り。伊勢神宮のように式年遷宮も行われているとのこと。
八代神社は明治期に神島にあったいくつかの神社が合祀。
主祭神は綿津見命。
神話ではイザナギとイザナミの8番目に産まれた海を司る神だ。

神社には子どもたちが作った「子どもおみくじ」があった。
大吉=おっとめでたい
吉=じょうとうや
凶=はざん
あたたかい気持ちになり、八代神社を後にした。

木々の間から冬の柔らかな木漏れ日。

小道を登り、日本の灯台50選に選ばれた灯台に到着。

雲と海が近い景色を眺めながら休憩して次に向かったのは、ずっと行きたかった監的哨跡へ。

まるで亜熱帯に生えるような木々に囲まれた小道を下る。

監的哨跡は5度映画化された潮騒のクライマックスシーンの舞台。

コンクリートが剥き出しの建物に入ると、まるで直島にでもありそうなアート作品の中にいる気分になった。

屋上からの絶景に、思わず息を吞んだ。
自然は美しい。だが少し怖さも感じた。
矛盾しているように聞こえるかも知れない。

でも自然崇拝が根付く島国日本に生まれ育った私にとって自然は神々しく、畏敬と畏怖を同時に感じたのは、自然に神が宿るという古からの教えが身体に染みついているからだろう。
そして日常では接することが少ない厳しい自然環境に身を寄せたとき、改めて私の中で何かがそう感じている気がした。
しばらく絶景を眺めたあと、カルスト地形を観にさらに小道を下った。

 

空に向かって、そびえ立つ。

カルスト地形は神島の観光パンフレットやインターネットで何度も観たことがあった。
失礼だが「白い巨大な岩」くらいにしか思っていなかったので、それほど期待はしていなかった。
カルスト地形が近くなると風が強くなってきた。

目の前に表れた白い巨大な岩に、私は歓声を上げた。
青空と深い青色の海に、白い巨岩のコントラスト。
カメラの腕がない私は、上手くこの感動を写真に収めることができなかった。
ぜひ晴れた日に肉眼で観るのをおすすめしたい。
白い石灰岩は気が遠くなく時間をかけて風や雨で浸食され、まるで空に向かってそびえたっているようだ。

カルスト地形を後にしてスタート地点に帰る道中、乗船まで時間があったので集落を散策してみることにした。

カラフルな家がぎゅっと集まっている集落。

写真で切り取れば、一枚の絵になる。

漁村でよく見かける手書きのロゴマークや看板など。

なんだか神秘的なマークもあった。

海沿いの道にあった石碑のようなものに、小豆が供えられていた。
これは何だろうとしばらく眺めていると、島のおばあさんが通りかかったので聞いてみた。

おばあさん:簡単に云えば、神さんみたいなもん。

これは「コウジンさん(荒神?竈神?)」といい、正月や祭り、初漁など何かの節目の時に、小豆や米などをまずは供えてから、物事を進めると教えてくれた。

暮らしのなかにそういった祈る文化が根付いているのも、離島や漁村の暮らしの魅力だと感じた。
定期船乗り場の待合室に戻ると、一人の神島に暮らすというおばあさんがいたので少し話しをさせてもらった。

私:おばあさんにとって、神島の好きなところはどこですか?
おばあさん:なんもないところやけどなぁ。監的哨跡の屋上から観る景色はキレイです。

今回私は監的哨跡も巡ったのだが、そこへ至る道中は結構なアップダウンのある小道だった。
恥ずかしながら運動不足の私の膝は笑っていた。
おばあさんは年に1回程度、お弁当をもって監的哨跡へゆっくりと時間をかけて行き、絶景を愉しむという。

 

三島由紀夫は、それを「浄化」といった。

帰りの船に乗り、改めて島の斜面に張り付くように建つカラフルな集落「神島」を眺めた。
今回初めて神島に来て、まるで時間の巻き戻しボタンを押したかのような世界観が印象的だった。

燦々と輝く太陽と海。そこには必然も偶然もない。

私は必然や偶然という主観を持つことで、何かに耐え忍び、何らか法則を見つけ、それに縛られながら生きている。
しかし一人の人間のそんな概念を超越したところに自然があり、自然のなかにこそ大切な法則がある気がした。自然界にあるものは全て、常に一定のリズムで変化をしている。
今回神島に訪れ、私は海と空に心を洗われた感覚になったのは、人も自然から産まれたもので、自身の無意識のどこかでダイナミックな自然を欲していたのかも知れない。

神島を訪れた三島由紀夫は、次の感想を残した。

「映画館もパチンコ屋も、呑屋も、喫茶店も、すべて『よごれた』ものは何もありません。この僕まで忽ち浄化されて、毎朝六時半に起きてゐる始末です。ここには本当の人間の生活がありさうです。たとへ一週間でも、本当の人間の生活をまねして暮すのは、快適でした」引用:wikipedia

 


 

鳥羽市定期船時刻表

中学時代の友達が素敵な小さなパン屋さんになってた話。-いただきます編ー

前回記事『中学時代の友達が素敵な小さなパン屋さんになってた話。ー再会編ー』でご紹介した
『小さなパン屋teto』は、員弁町の大通りと旧道のあいだ、
昔は田んぼが広がっていた辺りに出来ていた住宅街にある、ご自宅の一部で営業しています。

 

そう、まさに「出来ていた」。

 

だってあそこがあんなことになっていたなんて知らなかったんだもん・・・。

 

昔は一面田んぼだったはずのところに建ち並ぶ、
お洒落な家々に方向感覚を失いながら(知らずに行けば普通の住宅街なんだろうけど、
なまじ以前を知ってるだけにあまりの変わりように軽くパニック状態)、無事到着。

 

カチャ・・・

 

とお店のドアを開けたら、一人いたお客さんがこれまた中学校の同級生だった。

 

おおおおおお・・・゜*。・*゜ ヽ(*゚∀゚)ノ.・。*゜。

 

そんなびっくり&嬉しい出来事もありつつ、とにかく今日こそはパンをゲットしなければ。

 

待っていてくれたパンたち。

 

どれにしようかな・・・。

 

で、購入したのはこちら。

 

(上から時計回りに)紅茶クランベリーホワイトチョコベーグル・プレーンスコーン・シュトレン風チョコスコーン・レモンクリームチーズベーグル・ライ麦レーズンパン。

 

パンをミシッっと割って

“ほぉぉぉ・・・(´▽`*)”

っていうグルメ記事によくある例のアレをやりたいところなのですが、写真に自信がないうえに機種変したばっかのスマホでいまいち使い方が・・・、すみませ(ーー;)

この中でチョコスコーンだけは自分では食べていないのですが、その他4っを食べて思ったのが、とにかくどれも生地が美味しい。

素材の素朴な味わいとハード&もっちりの食感がまず美味しい。

 

実は、実際にお店に伺ってからかなり時間がたってから今これを書いているのですが(というかいろいろあって途中で筆が止まっていた)、それでもまだ覚えてるもん。

生地の、中に入っているレモンピールやクリームチーズやホワイトチョコの、まさに作り手の“手”を感じるような、丁寧な美味しさ。

 

また買いに行きます(*^^*)

三重県の牡蠣をきっと食べたくなる3本立て動画が完成! まさかのYouTubeデビュー

とある某日・・・

懇意にさせてもらっている鳥羽市のゲストハウス「かもめnb.」に僕はふらっと顔を出しました。

そこでたまたまの再会があって色々と盛り上がり

「いいですよー」の二つ返事でトントン拍子で話が進んでいきました。

 

 

 

・・・・まさか僕が

 

 

 

 

YouTubeデビューをして、苦手意識があった牡蠣を好きになるなんて・・・

 


〜回想

あたりは暗く 5度

ことの発端はこんな会話から

.若干イメージ。大体合っているはず。

 

【登場人物】勝手に命名

Aさん:牡蠣の伝道師

Bさん:ゲストハウス運営 兼 鳥羽ライター

Cさん:コンテンツクリエーター

HAMAJI

 

Aさん「もっと三重県の牡蠣のことを知ってもらいたいなぁ。動画なんて良いと思うんだ。」

Bさん「それ絶対面白いと思うよ。」

Cさん「機材ならありますし、僕も協力します。」

Aさん「ほんとに!?実は大体こんな感じで撮りたいっていうのは決めてるんだよね。ただ・・・」

BCさん「ただ?・・・」

Aさん「出演者をどうするかなんだよなぁ。ちなみに俺はNG。」

Cさん「僕もNGっす。」

Bさん「俺もどうだろうな・・・」

ABCさん「・・・んーーー」

HAMAJI「こんばんわー、あれAさんお久しぶりです。みなさんどうしたんですか?」

Cさん「HAMAJIさんでいいんじゃないですか?」

Bさん良いと思うよ。

Aさん「HAMAJIさん三重県の牡蠣をPRする動画に出ません?」

HAMAJIえ?(なんの話だろう、まぁいいか) 面白そうですね。いいですよ。

Aさん「ほんとに!じゃあ、早速今度撮ろうよ♪


 

・・・という感じです。

待機中
結果、こうなりました。

色々考えていても仕方ないので、早速完成した動画を紹介しましょう。

動画は全部で3本ありまして、

第1回 「産地別に三重県産牡蠣を食べ比べてみる」

Q.三重県産の牡蠣って色々あるけど、それぞれどんな特徴があるの?

第2回 「美味しく食べるための簡単レシピの紹介」

Q.牡蠣は自宅でどう調理したらいいの?食べ方のオススメは?

第3回 「牡蠣を綺麗にむく方法の紹介」

Q.生の牡蠣ってどうやったら綺麗に開けられるの?

という疑問を解決する内容になっています。

 

第1回  「産地別に三重県産牡蠣を食べ比べてみる」

食べ比べる三重県4地域の牡蠣をご紹介

安楽島 桃こまち

浦村牡蠣

的矢湾の牡蠣

今回ご用意いただいたのは、

  1. 安楽島産の牡蠣
  2. 浦村産の牡蠣
  3. 桃取産の牡蠣(桃こまち)
  4. 的矢湾産の牡蠣

の4つの地域。

ちなみに1〜3は鳥羽市産の牡蠣で、4は志摩市産の牡蠣です。

 

それぞれの牡蠣の特徴をざっと紹介すると

安楽島産牡蠣の特徴

殻付きでお目にかかることはほとんどない牡蠣で、その理由はほとんど剥き身で出荷されているからです。東京の築地では“安楽島の剥き身”といえばで名が知れているそうですよ。

浦村産の牡蠣の特徴

牡蠣小屋や牡蠣食べ放題でおなじみの浦村で育った牡蠣です。浦村が三重県内牡蠣生産量No.1!!

全体の32が浦村で生産されています。

桃取産の牡蠣(桃こまち)の特徴

鳥羽の離島 答志島で育った牡蠣です。三重県内で唯一離島で育った牡蠣です。桃こまちって名前も可愛くて覚えやすいですね。

的矢湾産の牡蠣の特徴

三重ブランドに認定されている「的矢かき」と同じ湾で育った牡蠣です。安楽島や浦村、桃取は伊勢湾の栄養を受けて育つのに対して、的矢は的矢湾の栄養を受けて育ちます。

となります。それでは、早速・・・

実際に三重県産の牡蠣を食べ比べてみた

開かれた牡蠣

お気づきでしょうが今回はゲストハウスの外でこたつに入って食べるという“山口県のいろり山賊”を彷彿とさせるスタイルです。外の気温は・・5度でした。なので温かい蒸し牡蠣」でいただきました。

 

噛むと甘みが 「安楽島産の牡蠣の味わい」

噛み締めると甘みが出てきます。ホルモンのように、しばらく噛み続けて食感を楽しみながら味わえる牡蠣です。

ビールとよく合うかも 「浦村産の牡蠣の味わい」

塩っ気があって歯ごたえもシャキシャキしています。出来立てを口で頬張ってグビッとビールを飲む、なんていうスタイルが合いそうな牡蠣です。

とっても食べやすい 「桃取産の牡蠣(桃こまち)」

ふわっとしていて舌触りも良いです。とっても食べやすくて牡蠣に苦手意識がある人はまず”桃こまち”を試されるのが良いと思います。

とろける食感 「的矢湾産の牡蠣の味わい」

口に入れたらとけていくそんな感覚です。いつの間にかなくなっていて飲み込んでしまいました。

 

牡蠣・・・美味しいな

蒸し牡蠣完食

食べ比べた4種類の三重県産の牡蠣には、それぞれ特徴があることに驚きました。そして何よりも、牡蠣ってこんなに美味しかったのかという事実・・・

「生臭くて貝は独特の苦味があったり」というような先入観が僕の目を曇らせていたのでしょうか。牡蠣をパクパク食べる僕を見たら、きっと親は驚くと思います(※.後日「あんた、牡蠣食べれるん?」と実際に驚いてました)。

 

第2回 「美味しく食べるための簡単レシピの紹介」

簡単レンジで蒸し牡蠣の調理方法

タララッタタタタ♪タララッタタタタ♪・・・簡単レンジで蒸し牡蠣クッキングのお時間がはじまりましたー

と文字では饒舌になってみます。

 

ご家庭で牡蠣を美味しく食べるためにはどうしたらいいか・・・

それは、文明の利器 「電子レンジ」で調理する方法がオススメなんです。

レンジまち

 

用意するのは

・電子レンジ

・耐熱性のある大きめのお皿

・食品用ラップフィルム

です。もちろん新鮮な牡蠣もご用意ください。

 

まず、耐熱性のある大きめのお皿」に牡蠣を5個以上入れてふんわりラップをかけます。

電子レンジは500W1個あたり1分~1分半の計算で時間を設定します。5個であれば5分から6分半です。電子レンジの種類によって時間の差があるので、1分から1分半の幅を持ちましょう。

休憩風景
レンジ稼働!蒸しあがるまで休憩。

身がプリッとしていて、貝柱が白くなっていたら火が通ってます。貝柱が透明で水っぽければまだ生なので、様子を見ながら1分ずつ加熱してください。

※.1個だと火が通りにくいので最低5個からレンジで調理してください。不思議と牡蠣の5個未満だと実際にうまく仕上がりませんでした。

※.ちなみにご家庭の魚焼きグリルで焼き牡蠣を調理すると火加減が難しくて失敗しやすいそうです。なので電子レンジを使った蒸しがき調理をおすすめしてます。

 

出来上がりがこちら。

蒸し牡蠣 完成

※.動画では専用の容器を使っています。もちろん、耐熱の大きめのお皿でも問題はないです。

湯気がとてもいい感じです。蒸しあがった牡蠣は殻がぱかっと開いています。怪我に気をつけて殻を取り外しましょう。

蒸し牡蠣の食べ方は無限の可能性 オススメの調味料のご紹介

牡蠣をそのまま生でジュルッと食べる・・・・

蒸したての牡蠣をそのままパクッと食べる・・・

もちろん、どちらも牡蠣の美味しい食べ方です。

 

しかし牡蠣の食べ方にはまだまだ無限の可能性があります。牡蠣の食べ方の幅が広がるオススメの調味料がこちらです。

THE 王道 ポン酢とレモン

味ぽん レモン

美味しい。もう1枚!とさっぱりといただけます。

 

意外な調味料 生わさびと柚子コショウ

生わさび 柚子コショウ

辛味を入れることで、牡蠣の臭みが消えて甘みが増すんです。

 

ユッケ風に ごま油+ねぎ

ごま油 ねぎ

蒸し牡蠣 ねぎ・ごま油

プリッとした牡蠣の旨味と香ばしいごま油とねぎのシャキシャキ感がたまりません。

 

蒸したものをアレンジ マヨネーズとチーズ

マヨネーズ、チーズ

蒸し牡蠣 オーブン

蒸し牡蠣チーズ完成

グラタン風になってお子さまでも大好きな味わいになりますよ。

 

ピリッと中華風に 食べるラー油

蒸し牡蠣 食べるラー油
こちらは自宅で早速レンジで作ってみました。

食欲をそそるコントラスト、もちろん味もラー油が牡蠣にからまって・・・たまりません。

 

蒸したものをアレンジ バターと香辛料でスパイシーに

蒸し牡蠣 バター焼き
こちらも自宅で作ってみました。

少々のブラックペッパーとバターの風味が牡蠣を引き立てます。

牡蠣・・・美味しすぎる!

(銭○警部「牡蠣はあなたの大切なものを奪っていきました・・・・あなたの心です。」)

 

牡蠣にここまでハマってしまうとは思いませんでした。調味料の組み合わせで、どの一口も美味しくて牡蠣の味わいの幅広さにただただ感動です。

 

第3回 「牡蠣を綺麗にむく方法の紹介」

用意する道具は”ナイフと軍手”のみ

生牡蠣を食べたい。

でも、自分で牡蠣をうまく開けられる自信がない人は今日で卒業です。

 

お手元に用意するのは

・軍手

・オイスターナイフ/ステーキナイフなど

です。手を怪我する恐れがあるので軍手は必ず着用してください。オイスターナイフがなければ、ご家庭にあるステーキナイフなどで問題なく代用可能です。もちろん新鮮な牡蠣もご用意くださいね。

 

これであなたも牡蠣剥き名人!貝柱の位置がPoint♪

【STEP1】貝柱は2時の方向にあり

まず軍手をした手で牡蠣をしっかりと持ちます。蝶番(ちょうつがい)を下に見て、十字に切った2時の方向に貝柱があります。

 

【STEP2】キッチンバサミで活路を開け

ナイフを差し込む前にキッチンバサミでナイフが入る間を開けてください。そうすると、ナイフを差し込みやすくなります。

 

【STEP3】貝柱!いざ、参る

隙間ができたらナイフを差し込んで、2時の方向にめがけてナイフを少しずつ動かしていきます。

 

【STEP4】貝柱成敗・・開け玉手箱

そうすると貝柱が切れて上の平らな蓋が開いてきます。その時に隙間から貝柱の位置を確認して開けると失敗しないですよ。

 

【STEP5】海のミルク ここに現れり

新鮮な生牡蠣

最後に深くお皿になっている方の貝柱を切って完成です。

 

牡蠣の貝柱の位置を知ることが、牡蠣を綺麗に剥くポイントになります。

生牡蠣を剥く時には、

「蝶番(ちょうつがい)を下に見て、十字に切った2時の方向に貝柱がある」

この言葉を思い出してくださいね。(左頬に十字傷のようなイメージと合わせて覚えると良いと思います。)

 

今まで人生で食べた牡蠣の数を簡単に超えた日

撮影の日は「人生で食べた牡蠣の数を超えた記念日」となりました。撮影の次の日のHAMAJIは牡蠣で身体が構成されていたと言っても過言ではありません。

そしてもともと苦手意識のあった牡蠣が180度変わって牡蠣好き」になるという思ってもみなかった結果に自分でも驚いています。なんでも先入観を持たずにコアなところを深掘りしていくものだなと思いました。

新米の牡蠣好きとして、これからも牡蠣の無限の可能性を開拓して伝えていきますよ。

 

撮影を終えて

鳥羽展望台からの風景
鳥羽展望台からの風景

自分で自分が出ている動画の紹介をするのはとても気恥ずかしさはあります。

でも内容も場所も撮影も映像編集も、「面白そうだから、やってみようか」で有志たちが事前打ち合わせもなしにも関わらず作り上げてしまいました。特に映像編集は大変だったと思います。その結果とても良い内容にまとめてもらいました。

この動画をきっかけに三重県の牡蠣を知ってもらって、たくさん食べてもらいたいです。

緊張しっぱなしでしたが楽しかったです。AさんとBさん、そしてCさんお疲れ様でした。また機会があれば挑戦したいものです。

最後まで呼んでくれた「牡蠣好きさん」、または「牡蠣・・・食べてみようかなと思ったあなた」!さぁ、そのうずうずをパワーにして牡蠣を食べに町へ繰り出しましょう。

.PS.松阪木綿甚兵衛や帽子は僕の趣味です。

 

撮影/映像制作 by 喫茶店の部屋

撮影場所提供 by 鳥羽のゲストハウス かもめnb.

OTONAMIE PUSH!! EVENT【2019.2.14update】

広報担当のともーこです!
OTONAMIE編集部に寄せられた、OTONAMIEがPUSH!! しているイベント情報です。

※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください

第22回企画展 くらしの道具〜いま・むかし〜 特集“三重の伝統産業”

  

ジャンル:展示会
日程:2018年12月15日(土)〜2019年2月17日(日)毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)・年末年始(12月29日〜1月3日)は休館日
時間:9:00~17:00
場所:三重県津市一身田上津部田3060 三重県総合博物館(MieMu)
費用:一般:500円・学生:300円・高校生以下無料
主催者:三重県総合博物館(MieMu)
お問い合わせ先:hikitk00@pref.mie.jp 059-228-2283 匹田
メッセージ:今回の展示では、小学生が社会科の授業で「昔の道具」を学習する時期にあわせて、おもに明治時代から平成にかけて身近で使われた道具を紹介するとともに、特集として「三重の伝統産業」をテーマに、三重が誇る伝統産業の数々をその作品を通じて紹介します。
期間中は伝統工芸体験や、昔の道具を使ったワークショップなどを実施します。ぜひご家族やお友達とお越しください。
また、今回の企画展のタイアップイベントとして「三重グッドデザイン(工芸品等)展」が開催されます。合わせてお楽しみください。
イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/MieMu/000220906.htm

 

三重の応援店舗 presents☆333万人ありがとう!キャンペーン

   

ジャンル:キャンペーン
日程:2019年2月1日(金)~2019年2月28日(木)
場所:三重の応援店舗(三重県食材を使ったお料理やお酒を楽しめる飲食店、三重県産品を販売しているお店)
主催者:三重テラス
お問い合わせ先:三重テラス事務局(三重県営業本部担当課首都圏営業推進班) 03-5542-1035

 

オリエンタルラジオ中田敦彦講演会in三重県「僕たちはどう伝えるのか」

ジャンル:講演会
日程:2019年2月23日(土)
時間:19:00〜21:00
場所:津リージョンプラザ お城ホール  住所 〒514-8611 三重県 津市西丸之内23-1
費用:2,500円〜8,500円
主催者:株式会社 喜場
お問い合わせ先:059-271-8037 daichi.k@yorokoba.com
メッセージ:【オリラジ中田敦彦講演会IN三重県 開催! 】
早期 割引き 実施中!!
”人の心をつかむ伝え方とは?” ”成功させるプレゼン力とは?”
慶應大学卒で、最近では『TV番組 しくじり先生』、『ラジオ番組 オールナイトニッポン』でも活躍している中田敦彦氏の”プレゼン力”。
「心は、つかめる」をテーマに人の心の掴む伝え方、プレゼンの仕方をお話しして頂きます。
イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://www.facebook.com/events/1981834538781220/

 

佐野洋平作品展「想像力の地図」

  

ジャンル:美術展
日程:2019年2月23日(土)〜3月10日(日)木・金定休
時間:12:00〜18:00
場所:三重県四日市市朝日町1-13 侶居
費用:無料
主催者:侶居
お問い合わせ先:info@studiorokyo.com 059-340-9172 侶居
メッセージ:2018年2月にオープンしたスタジオ 「侶居」 では、 2019年第一回目の企画展として、 佐野洋平作品展 「想像力の地図」 を 2 月 23 日 (土) より 3 月 10 日 (日) まで開催いたします。
佐野洋平にとって 「描く」 ということは、 「点と点を選んで線で結ぶ」 という小さな仕組みのようなものをつなぎ合わ せていくことだと言います。 彼の使命を担った筆が、 意識や感情の起伏を線で表現し作りあげた作品たち。 表情豊 かな 「線」 が繋がり 「形」 が生まれ、 イメージを連想させるものが現れてきます。 印刷物や画像では解りづらい質感 を感じていただける機会だと思います。皆さまのご来場をお待ちしております。
イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:http://www.studiorokyo.com/

 

中津軒講座「本居宣長入門 彼が生涯をかけて探し続けたもの」

ジャンル:講座・食事会
日程:2019年3月9日(土)
時間:18:30-20:00
場所:中津軒(津市中央5-5)
費用:受講料 2,500円(1ドリンク付)/食事会 2,500円(1ドリンク付の特別料理・任意参加)
主催者:中津軒、ひらのきかく舎
お問い合わせ先:059-228-2748(中津軒) hiranokikakusha@gmail.com(ひらのきかく舎)
メッセージ:宣長が生涯をかけて取り組んだ仕事の真髄について、長年研究を進めてこられた吉田館長にお話しいただきます。詳細は添付画像をご参照ください。

 

事例から平和を考える ~ウガンダ元子ども兵社会復帰支援の現場から~

ジャンル:平和、国際理解
日程:2019年3月10日(日)
時間:10:00~12:00
場所:三重県 津市羽所町700番地 アスト津3階 ミーティングルームA・B
費用:無料
主催者:みえ市民活動ボランティアセンター
お問い合わせ先:center@mienpo.net 059-222-5995 みえ市民活動ボランティアセンター
メッセージ:ウガンダの子ども兵のお話を聞きながら、平和について、「自分ごと」として考えてみませんか??
認定NPO法人テラ・ルネッサンスの栗田佳典(くりたよしのり)さんをお呼びし、実際の事例をもとに、「平和」について考えていくワークショップです。
普段あまり聞くことのできない"子ども兵"や"ウガンダ"という国について、実際にウガンダでの元子ども兵復帰支援事業に携わられている栗田さんから、「ウガンダってどんな国?」「子ども兵って?」ということから始まり、「この場合、自分だったらどうするか?」など、実際の事例をもとに一緒に考えていきます!
「平和」について考えたい!、NGO職員の方のお仕事を知りたい!
海外に興味がある!など、ご興味のある方はぜひ私たちと一緒に考えてみませんか??
さらに当日は、参加者の交流会も行います!
いろんな人と話したい!つながりたい!と思っている大学生・社会人の方や,若い人とつながりたいという社会人の方など、いろんな人と話す事ができるチャンスです。テーマについてご興味のある方はもちろん、いろいろな人と話したいと考えている方など、いろいろな方のご参加をお待ちしております! ぜひどなたでもご参加ください!☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
また、当日はウガンダについて知っていただくために、ウガンダのお菓子やコーヒーをご用意する予定です!(お楽しみに!)
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

【当日スケジュール】
※変更の可能性があります。
10:00~11:20(80分) ワークショップ
11:20~11:50(30分) 交流会
↓申込ページはコチラ!
https://www.kokuchpro.com/event/4eb80d6a7e100ccad81c0740454b6265/

イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://www.facebook.com/events/386842305215118/

 

皆様からもイベント情報を募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記メールフォームからイベント情報をお寄せください。
※Macの純正ブラウザ「Safari」からは送信エラーになる場合がありますので、Google Chromeなどから送信してください。

    ▼添付画像(イメージ写真やフライヤーなど)を3点まで送信できます▼
    1つの画像の容量は2.5MBが上限です。
    画像データの形式はgif、png、jpg、jpeg、pdfに対応しています。

    珍変木をくぐって幸せを呼びに。冬山のメッカ綿向山でスノーハイクで楽しむ

    去年から冬の楽しみはスノーハイクに。
    前までは雪が降って山に行くなんて自殺行為だと思ってましたが、
    雪山をよく知っている友達のエスコートでその山々に適した装備を教えて貰い、
    雪山を楽しむ楽しみ方を伝授頂く。

    去年は相当雪が多くってすごく楽しめたけど、今年は少なめ。
    鈴鹿国定公園である鈴鹿山脈の中で雪山と言えばここ、
    綿向山が初心者向けで安全に登れるオススメスポット。

    当日下界は天気もよく大丈夫そうでしたが、鈴鹿の山の方を見ると真っ暗。
    でもそれはそれで楽しめるんじゃないかと出発。

    登山口駐車場には平日だというのに沢山車が。

    綿向山地図

    前回は綿向山山頂までのピストンでしたが、今回は欲張って帰りは竜王山を経由する周回コースで行くことに。

    登山届け

    いつもの様に、まずは山小屋に登山届けを投函。

    アイゼン

    3合目で滑りはじめたので10本アイゼンを装着。これで安全に滑らず登れる。

    5合目山小屋

    5合目山小屋にはいっぱい先客がくつろいでました。今回ここでは休憩無しでそのまま次へ進む。

    下界

    下界と全く違う雰囲気がいい感じ。

    7合目 7合目

    7合目到着。コーヒーとおやつをかぶりつき、ここから急斜面で風がきつくなるので上着を羽織る。

    樹氷 樹氷 樹氷 樹氷 樹氷

    ここは樹氷がすごく綺麗に見える場所。強い風が吹き抜ける場所になるので、真横に方向に樹氷が伸びている。自然の造形が美しい〜♪

    綿向山山頂

    綿向山山頂到着!標高1,110m。ここまで丁度2時間でした。
    視界も悪く寒かったので写真撮ってすすぐ先へ進む事に。

    真っ白

    真っ白で綺麗な帰り道。

    山頂の樹氷 山頂の樹氷 山頂の樹氷 山頂の樹氷 山頂の樹氷

    山頂の樹氷は更に長く綺麗でした。

    今回行きたかったのがここ。「ブナの珍変木」くぐると幸せをよぶとか。

    早速くぐり抜け。これで幸せがキタ!?
    想像してたのはもっと小さな穴かと思いきや、結構大きめで余裕で通り抜けられます。もちろん背中にリュックを背負ったままでも余裕。

    竜王山 竜王山

    竜王山に向かう縦走がすばらしく見晴らしのいいルート。

    途中風がビュービュー。
    雪が舞い上がって綺麗でした。

    景色

     

    ここから見える山は日本コバ・釈迦ヶ岳・竜ヶ岳方面かと。どこも真っ白で綺麗です。
    ポーズ

    綺麗な雪景色をバックにはいポーズ。
    足跡

    可愛い足跡をずっと追っかけて竜王山に向かう。結構アップダウンや急な下り坂が思った以上に続き大変でした。

    竜王山山頂到着

    そしてやっと竜王山山頂到着。604.7m スタートから3時間20分でした。

    泥汚れを洗う

    登山道が終わったら長い林道を下って登山口到着。下山した後は皆さん泥だらけの登山装備を川で洗い流す風景。

    今回のコース

    距離10.49 km
    タイム3:55:34
    平均速度2.7 kph
    高度上昇967 m
    カロリー1,465 C
    コース

    動画でコース案内
    動画で見ると簡単に登れているみたいですが、雪山ですので全く走れずゆっくり雪を踏みしめてのスノーハイク。

    雪山シーズンで近い雪山に登りたいという方は、しっかり装備を準備してムリのない登山計画で挑戦して下さい。綿向山は初心者向けのオススメスポットです。

    “私が毎日、魚市場に通う理由。”老舗の味を受け継いだ干物屋の物語@南伊勢町贄浦

     

     

    あんた、タチウオの干物食べたことないの?

    魚よしという干物屋さんを取材したら、
    “豪華絢爛な”おもてなしに出会った。

    南伊勢町贄浦にある魚よしの店主、ふみかさん。

    店内のストーブの上から、
    干物の焼ける匂いがする。

    これからお見せするのは、
    漁村の“贅沢な”日常の一部だ。

    「ウツボなんて僕、人生で一度しか食べたことがありません。
    レアな魚が置いてあるんですね……」

    え!あたしらふつう。

    だって贄の子らはストーブで炙って、おやつで食べるよ。

    ウツボはやっぱりな、これくらい細くしてな、

    カリカリに焼くと全然違うに。

    キビナゴは食べたことある?

    フライパンんでやくんやなくて、ストーブとかで焼きもんでな。違うやろ、カリってするやろ。

    キミナゴはな、独特の香りがあるんさ。

    苦味までいかへんけど、ちょっとこう、折れる場所があるんさ。苦くないよって。わかってくれるかいな。

    「そんなんばっか食べてるとな、南島の顔になってくる。
    アッハッハッハ。

    漁村の日常は、贅沢で味わい深い。

    ストーブの上から繰り出される魚の味。
    それが贅沢でなかったら、一体なんというのだ。

    ただ魚を焼いて食べて。

    じぶんらはおいしいんやんな。

    でもマチの人らにとったら、

    こんなん食べるの貧乏ちゃう?

    “マチの子”を代表して断言する。
    この手のひらの上にあるのは、贅沢だ。

    なんでもないものがな、ほんとうにうまいんやんな。

    たしかに、マチじゃ絶対できんことやな。

    そう、これは“ここだけ”の味。
    漁村に来て、良かった。

    贄浦の市場で、男たちに紛れる紅一点。

    魚よしがあるのは、南伊勢町に数ある漁村のひとつ。
    名前を贄浦(にえうら)という。

    贄浦の市場には毎日行っとるよ。
    朝7時にはおる。

    魚よしは朝、市場で魚を仕入れ、
    その魚で干物をつくって、販売している。

    ふみかさんの仕事風景をみるために、
    南伊勢町・贄浦の市場を訪れた。

    血気盛んな男たちに紛れて、
    水揚げをチェックするふみかさんがいた。

    前日に降った雪。
    天候不良で大型船が臨時休業。

    市場に魚は少なかった。

    アジの丸干しなんてのは、百円以下で買いたいんさ。
    でもいましは三百円もする。
    ああ、今日もアジ作れんなー。

    獲れ高が商売に直結する。
    市場の世界は博打的だ。

    贄浦大敷が、漁から帰ってきた。
    水揚げに期待が高まる。

    じっと見つめる。
    いつになく真剣な表情。

    しかしその日は、大敷も不漁だった。
    こればっかりは、どうしようもない。

    大敷網の乗組員は、大きい。

    おって当たり前。贄浦はじぶんの居場所。

    ふみかさんは生まれてこのかた、
    ずっと贄浦にいる。

    地元の高校卒業して伊勢の会社に就職したんやけど、

    贄から通っとった。アパート借りずにな。

    贄以外に行きたいとは思わへんだ。

    同じ地元の子も一緒のとこ就職したんやけど、

    その子は伊勢でアパート借りて1人暮らししとってな。

    泊まってきないって言うんやけど、それも嫌やったん私。

    生粋の贄っ子。
    そこまで彼女を惹きつける贄浦の魅力を聞いた。

    なんかしらんけど、ホッとするんさ。

    伊勢から帰ってきて野見坂峠を下ると、“着いた”って。

    それがものすごい楽っていうか、安心するんかいな。

    知っている人と、馴染みの土地。
    そんな場所が一番、じぶんらしくいられる。

    ちっちゃい頃から魚触っとったでさ、なんも苦にならんの。

    市場の若い子とアホなことばっか言うとるのが楽しいの。

    贄はじぶんのおる場所やな。おって当たり前。

    なくしたくない味を受け継ぐために。

    魚よしはもともと、新宮屋という干物屋だった。
    今から14年前。跡継ぎがいなかったために、新宮屋商店は店を畳む決断をした。

    贄浦の風景。

    しかしこのお店がなくなるということを、
    ふみかさんは受け入れられなかった。

    新宮屋商店にはな、鰹節削る機械置いとってな。

    私らちっちゃいときアルバイトで削り番に行っとったの。

    干物作りに行ったり、魚干しに行ったり。

    お父さんとお母さんがそこで働いとったもんでな。

    そう、新宮屋は思い出の場所。

    もったいないやんと思ってきたん、店がなくなるのが。

    それに、自分が美味しいって食べとったもんがな。

    美味しい魚の記憶。
    ふみかさんにはどうしても忘れられない味がある。

    photo by Fumika Matsumoto.

    カマスの塩辛だ。
    めったに食べられず、作るのにたいそうな手間がかかる。

    カマス開くと、あげ(エラ)あるやん。内臓あるやん。それを胃袋の中まで小出刃できれいに掃除するんさ。それから胆嚢(たんのう)。あれもつぶさんようにきれいにとるんさ。

    カマスのエラ・内臓をきれいに取り除いた状態。 photo by Fumika Matsumoto.

    新宮屋の教えを貫き、水で洗うということはしない。
    えんえんと、小出刃を使って汚れを取り除く。

    それが終わったら塩をして、混ぜて一週間寝かせれば、
    カマスの塩辛が完成する。

    魚よし一押しのメニューだが、
    大量生産できない理由がある。

    カマスの身も一緒に売れてってくれたらええけどさ、
    そういうわけにはいかへんやん。

    カマスの身を開いたときに、できたぶんだけ。

    いってみれば、この塩辛は希少部位からつくる。
    量がとれなくて、だからとてつもなく貴重だ。

     

    これがちっちゃい頃から大好きでな。新宮屋のじいちゃんがつくっとったん。

    贄の人らは酢つけて、ご飯乗せて食べる。私は酢もつけんと、そのままご飯。

    もうこれ、生唾でてくるくらい食べたなってくる。

    新宮屋の味。
    それはふみかさんが育った贄浦の食卓の味。

    だから、なくしたくなかった。

    ほいで自分が後継ごかって言うた。
    新宮屋さんに話したら、そのまま味継いでもらったらええよって。

    平成17年の3月。
    味を引き継ぐカタチで、魚よしは歩き出した。

    市場の戦の戦利品。

    市場の競りが始まる。
    仲買人たちとの戦いだ。

    魚は1番高値で落とした人のもの。
    わかりやすくて、そしてリアルだ。

    木の札に白いチョークで値段を書いて、見せる。

    数字は書き換えられない。
    最初に提示した金額で決まる。

    高く買いすぎても、損。
    安すぎると、目当ての魚は誰かのもの。

    みんな、しかめっ面。

     

    ーーー

    ふみかさんはその日、
    カタクチイワシを競り落とした。

    手に入れたカタクチを掬って、丹念に洗う。

    氷が混じっているだけでも、
    この後塩漬けするときに塩分濃度が変わる。

    魚よしの“味”は、変えたくない。
    だから、一つひとつの作業を丁寧にする。

    太陽を浴びて美味しくなる魚たち。

    魚よしの干物は、必ず天日干しだ。

    いまはな、そんなにようけおらへんやんか。

    お客さんも地元の人もな。

    せやもんで、天日干しで、ちょっとずつ。

    そしたら新鮮なもんをお客さんに食べてもらえるやん。

    限られたお客さんに、
    できるだけ美味しく魚を食べてもらうこと。

    それがふみかさんの“想い”だ。

    この手が、大切な“味”を守ってる。

     

    ーーー

    取材終わりに、一枚の写真を見せてもらった。

    息子が昨日入籍したんやけどな。
    年末にな、なっとしても兄ちゃんになんか持たせてやりたかったもんで、これ、刺身にしたの。

    Photo by Fumika Matsumoto.

    こんなものが食べられるとは、羨ましい。
    息子の歳を聞くと、僕と同い年ときた。

    どう、こんな母ちゃん。最強やよ。

    あんたも嫁さんもらったらいいないな。

    お母さんちゃんとしたるで。アッハッハ。

    ぜひ、お願いしたい。

     

     

    最後に、干物と一緒に記念撮影。
    とてつもなくディープな取材が終わった。

    お土産を持ち帰って食べる。

    帰って早速、ふみかさんからいただいたお土産の封を開けた。

    タチウオのみりん干し。

    小さな子どもが親におねだりする一品。
    食感は柔らかくて、お年寄りも食べやすい。

    お皿に乗せて食べ始めようとしたとき、
    ふみかさんの言葉が頭に浮かんだ。

    お母さんはね、ビールが大好きでね、仕事が終わったら毎日飲みます。

    なぜ飲むかって?

     

     

    美味しいアテがあるからやよ。

     

    僕が飲兵衛になったら、干物のせいだ。

    この美味しい味の“アテ”のせい。

     

    〜魚よし〜
    営業時間:8:00〜17:00
    定休日:火曜日
    住所:三重県度会郡南伊勢町東宮725
    電話番号:0596-72-1358

    【酔い店】伊賀酒が常時30種類以上!元蔵人が営む和食店に行ってみた@伊賀

    伊賀に新たな酒場スポットができたと、しかも伊賀酒の種類がすごい!と聞いて行ってきました。

    場所は伊賀鉄道「上野市駅」から徒歩5分。”天神さん”の愛称で知られる上野天神宮(菅原神社)のすぐ横にある小さな商店街「天神商店街」。

    上野天神宮(菅原神社)

    30年以上前からあるレトロなムード漂う商店街でしたが、昨年、内部をリニューアル。明るくなって、昔から愛され続けているお店に加え、新店も増え、じわじわと楽しくなりつつあるスポットです。

    2018年に改装。アーチ形の天井には上野天神祭ダンジリ行事の風景写真が施されている。

    この商店街に昨年11月にオープンしたのが「酒肴処くらり」。

    天神さん側から入ると、一番手前にあるお店。藍色ののれんが営業中の目印です。

    外から中が見えない感じが大人な雰囲気ですね。

    のれんをくぐって中に入ると店主が笑顔で迎えてくれました。

    酒肴処「くらり」店主の結城秀也さん。

    結城秀也さん(29)
    なんと、昨年まで「半蔵」の銘柄で知られる、大田酒造(伊賀市上之庄)で酒造りをしていた元蔵人という経歴の持ち主。

    お店のコンセプトは「伊賀酒と旬彩を楽しむ大人の酒場」。

    カウンター6席。食器棚には作家ものの器がずらり。右手には日本酒冷蔵庫が。

    店内はカウンター6席ほどの小さなお店ですが、大きな冷蔵庫の中にはあふれんばかりの日本酒が!!

    左から、大田酒造、若戎酒造、森喜酒造場、中井酒造場、橋本酒造場(以上、伊賀)、瀧自慢酒造、澤佐酒造(以上、名張)

    「伊賀酒は大田酒造さん、森喜酒造場さん、若戎酒造さんを中心に常時30種類。ほかに季節限定酒や県外のお酒も合わせると60種類くらいになっちゃいました」と、嬉しそうに話す結城さん。

    ―なぜ蔵人から和食店の店主に??

    「もともと料理人なんです。調理師の専門学校を卒業してから7年間ほど、寿司店やホテルの和食店などで修業していました。いつか独立して自分の店を持ったときに、料理以外の得意分があったらいいな、何かスキルを身につけたいな、と考えていて…」和食には欠かせない、そして自分自身も大好きな「日本酒」を学ぼう!と、蔵人になることを決意したと言います。

    そして2015年、地元伊賀で求人のあった大田酒造へ就職し、本当に蔵人に…。

    2015年当時の大田酒造の製造スタッフ。右から二人目が結城さん。※写真提供:大田酒造

     

    造り手として日本酒にふれながら、日本酒愛をはぐくみ、2018年いよいよ独立を決意。

    当初は大阪や津市など、伊賀の外でお店を持つことを考えていたそうですが、「伊賀地域(名張市も含め)は11軒もの酒蔵がある酒どころなのに、伊賀酒が飲み比べできるようなお店がないのはもったいない!観光客はもちろん、地元の人にもちゃんと伊賀酒にふれてもらえる店をつくりたい!」という思いが強くなり、生まれ育った地元で、伊賀酒にこだわった和食店「酒肴処くらり」をオープンさせたのです。

    ー日本酒400円~、料理1000円~、酒器にもこだわり

    レギュラーメニューのお酒リスト。このほかにも旬のお酒が随時入荷する。

    日本酒メニューの一部です。元蔵人の人脈と知識をフル活用したラインナップで、酒類の豊富さだけでなく、他では飲めないレア酒やマニアックなお酒も充実。

    日本酒は1杯(60ml)400円~。「ひとつの蔵でもでもいろんな銘柄、バリエーションがあることを知ってもらえたら嬉しい。いろいろ飲み比べしてもらえるように、少量から飲めるよう設定しました」と結城さん。

    中井酒造場の季節限定「純米吟醸 三重錦 中取り うすにごり」

    カウンターに座ると目の前には、日本酒の瓶がずらっと並んだ冷蔵庫。この景色をアテに飲める!そう思うほど、酒好きにはたまらない品揃えです。

    器も「伊賀もの」にこだわっていて、陶器は伊賀の作家さんが手掛けたもの。ほかにガラスや錫など素材の違う酒器も揃えており、「同じお酒でも酒器によって味わいが変わる楽しさを感じてもらえますよ」と、にっこり。

    好きなお猪口を選ぶのも楽しい。

     

    伊賀の陶芸家、吉村尚子さんの作の徳利。
    燗は錫のチロリで。熱伝導が良く、まろやかに仕上がる。

    お燗は1合600円~。

    「いろいろな温度帯で味の変化が楽しめるのも日本酒の魅力。錫のチロリでじんわりとやわらかな燗酒をどうぞ」という具合に、どこをとっても日本酒愛に満ちた言葉が出てきます。

    気になる料理はコースが中心で、基本のコースに一品料理を追加することも可能。

    日本酒がすすむ、素材の良さを生かしたシンプルな料理を心がけているという結城さん。

    お造り盛り合わせ600円~(時価)

    魚は地元の鮮魚店で天然ものだけを毎朝仕入れています。お造りには、山葵だけでなく、岩塩がちょっと添えてあるのも、酒好きにはたまらない。

    ある日の「ちょい飲みコース」※日替わり

    気軽に楽しめる「ちょい飲みコース」1,000円。日替わりで酒肴が3種類。出汁を多めに含ませてつくるだし巻き玉子はふわふわ食感で、中からジュワっと、しっかり酒アテ。くらりの人気メニューだそう。酒肴をつつきつつ、好きなお酒をチョイス♬なんて楽しいのでしょう。

    年号違いで飲み比べ2種800円
    大吟醸の蔵違いで飲み比べ2種1000円

     

    あれもこれもと、ついつい呑みすぎてしまいます。幸せ!

    コースター風に使えるショップカード!飲んだお酒とともにパチリ。図柄は稲穂、升、梅の家紋をデザインした3種類。映えます!

    「日本酒好きな人はもちろん、日本酒はあんまり・・・という人にこそ、来てほしい。その人の好みに合った日本酒をご提案して、喜んでもらえたら最高ですね。やっとスタートしたばかりのお店。たくさんの方に日本酒の魅力を伝えられるように日々精進します」と、若き店主は終始熱く語ってくれました。

    伊賀にできた伊賀酒の発信基地!ぜひチェックしてみてくださいね。


    ■酒肴処くらり

    三重県伊賀市上野丸之内39天神商店街内

    電話:0595-51-4160(予約優先)

    営業時間:18:00~22:30

    定休日:不定休

    facebook.com/igasake.kurari/

    instagram.com/kurari.iga.sake/

    OTONAMIE PUSH!! EVENT【2019.2.7update】

    広報担当のともーこです!
    OTONAMIE編集部に寄せられた、OTONAMIEがPUSH!! しているイベント情報です。

    ※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
    ※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください

    第22回企画展 くらしの道具〜いま・むかし〜 特集“三重の伝統産業”

      

    ジャンル:展示会
    日程:2018年12月15日(土)〜2019年2月17日(日)毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)・年末年始(12月29日〜1月3日)は休館日
    時間:9:00~17:00
    場所:三重県津市一身田上津部田3060 三重県総合博物館(MieMu)
    費用:一般:500円・学生:300円・高校生以下無料
    主催者:三重県総合博物館(MieMu)
    お問い合わせ先:hikitk00@pref.mie.jp 059-228-2283 匹田
    メッセージ:今回の展示では、小学生が社会科の授業で「昔の道具」を学習する時期にあわせて、おもに明治時代から平成にかけて身近で使われた道具を紹介するとともに、特集として「三重の伝統産業」をテーマに、三重が誇る伝統産業の数々をその作品を通じて紹介します。
    期間中は伝統工芸体験や、昔の道具を使ったワークショップなどを実施します。ぜひご家族やお友達とお越しください。
    また、今回の企画展のタイアップイベントとして「三重グッドデザイン(工芸品等)展」が開催されます。合わせてお楽しみください。
    イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/MieMu/000220906.htm

     

    三重の応援店舗 presents☆333万人ありがとう!キャンペーン

       

    ジャンル:キャンペーン
    日程:2019年2月1日(金)~2019年2月28日(木)
    場所:三重の応援店舗(三重県食材を使ったお料理やお酒を楽しめる飲食店、三重県産品を販売しているお店)
    主催者:三重テラス
    お問い合わせ先:三重テラス事務局(三重県営業本部担当課首都圏営業推進班) 03-5542-1035

     

    オリエンタルラジオ中田敦彦講演会in三重県「僕たちはどう伝えるのか」

    ジャンル:講演会
    日程:2019年2月23日(土)
    時間:19:00〜21:00
    場所:津リージョンプラザ お城ホール  住所 〒514-8611 三重県 津市西丸之内23-1
    費用:2,500円〜8,500円
    主催者:株式会社 喜場
    お問い合わせ先:059-271-8037 daichi.k@yorokoba.com
    メッセージ:【オリラジ中田敦彦講演会IN三重県 開催! 】
    早期 割引き 実施中!!
    ”人の心をつかむ伝え方とは?” ”成功させるプレゼン力とは?”
    慶應大学卒で、最近では『TV番組 しくじり先生』、『ラジオ番組 オールナイトニッポン』でも活躍している中田敦彦氏の”プレゼン力”。
    「心は、つかめる」をテーマに人の心の掴む伝え方、プレゼンの仕方をお話しして頂きます。
    イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://www.facebook.com/events/1981834538781220/

     

    中津軒講座「本居宣長入門 彼が生涯をかけて探し続けたもの」

    ジャンル:講座・食事会
    日程:2019年3月9日(土)
    時間:18:30-20:00
    場所:中津軒(津市中央5-5)
    費用:受講料 2,500円(1ドリンク付)/食事会 2,500円(1ドリンク付の特別料理・任意参加)
    主催者:中津軒、ひらのきかく舎
    お問い合わせ先:059-228-2748(中津軒) hiranokikakusha@gmail.com (ひらのきかく舎)
    メッセージ:宣長が生涯をかけて取り組んだ仕事の真髄について、長年研究を進めてこられた吉田館長にお話しいただきます。詳細は添付画像をご参照ください。

    皆様からもイベント情報を募集しています!

    お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
    お気軽に下記メールフォームからイベント情報をお寄せください。
    ※Macの純正ブラウザ「Safari」からは送信エラーになる場合がありますので、Google Chromeなどから送信してください。

      ▼添付画像(イメージ写真やフライヤーなど)を3点まで送信できます▼
      1つの画像の容量は2.5MBが上限です。
      画像データの形式はgif、png、jpg、jpeg、pdfに対応しています。

      志摩へ1day トリップ! ランチはハワイアンカフェ 『PaAni』

      伊勢は行くけど、志摩はあまり行かない…それはもったいない!
      志摩も1日ドライブデートが楽しめますよ。

      横山石神神社

      鳥羽市相差にある石神さんは、女性の願い事を叶えてくれると女性に大人気のパワースポットですが、横山石神さんはなんと!男性の願い事も叶えてくれるらしいです!
      願掛け石というものがありますので、一年の始まりに願掛けするのもいいですよね。

      この横山石神さんは鳥居から少し離れたところに石碑が建っているのですが、
      現在はこの石碑からの参道は閉鎖されているので注意して下さい。

      横山展望台

      横山石神神社のすぐ近くにある横山展望台は、昨年天空のカフェテラスがオープンし、
      多くの観光客で賑わっていました。
      年始ということもあり近くの駐車場は制限がかかっており、下の駐車場から歩くことに。

      坂道か階段かどちらかで登っていくのですが、これが心臓破りの坂道。
      途中から階段に変えたのですが、こちらも膝が笑う。

      でも頑張って登った先は絶景!リアス式海岸が太陽の光を浴びてキラキラと輝いています。

      ちょっと休憩ということで真珠の塩サイダーを購入し、景色を楽しむ。

      ハワイアンカフェPaAni

      横山展望台を満喫し、ランチを探してドライブ。
      そして10分くらい車を走らせるとオシャレなカフェが!
      南国ムード漂うヤシの木とハワイの守り神TIKI(多分)の置物が。

      店内に入ってみると、思った通りのハワイアン。メニューもハワイテイスト。
      パンケーキに惹かれましたが、14時からということで、ランチを注文。

      定番のロコモコとチキンのオレンジソース。
      このチキンがまた美味しい!甘酢餡かけみたいなんですが、後味がオレンジ。
      爽やかな風味がとてもくせになる味で、サッパリと食べやすい。
      店内な雑貨ももちろんハワイアン。雑貨は購入はすることもできるそうですよ♪

      天の岩戸


      大満足のランチの後は天の岩戸へ。天の岩戸は聞いたことがありますが、
      地図をみてみると天の岩戸の奥に天の岩戸風穴の文字が。
      せっかくなので、天の岩戸に参拝した後に風穴まで行くことにしたのですが、また階段!
      そして最初は良かったのですが…

      階段が終わるとこの道でいいのかと思うほどの細い道。
      でも前から人が歩いて来たしと思ってどんどん進むとありました!風穴。

      天の岩戸の歴史は古く、天照大神の伝説もある場所ですので、歴史好きにはたまらない場所です。

      これだけ回って一日が終了。志摩にはまだまだ魅力的な場所もありますので、
      伊勢から足を延ばしてみるのもいいですよー♪


      PaAni
      住所:〒517-0506
      三重県志摩市阿児町国府1716-1
      TEL :0599-47-5233  (予約不可)
      定休日:毎週月曜日と第四火曜日
      営業時間:11:00~17:00

      http://www.cafepaani.com/pg115.html

      リアス海岸の岬を歩く!苔と石畳みと漁村。

      私は紀北町の宿にいた。

      集まったのはカメラマン、デザイナー、WEBプランナー、ライターなどクリエイティブを生業にする人たち。感度が高い人たちだ。

      運ばれてきたのは、ヤガラ(赤ヤガラ)。
      感度ビンビンの皆さんは、即座に反応。
      面白いカタチだなーと眺めていた。
      津市で育ち、暮らしている私にとって実はヤガラは馴染みある魚だ。
      小さいときから、聞かされているヤガラにまつわる話がある。

      むかしむかし、津市の阿漕(あこぎ)というところに平治(へいじ)という母親想いの漁師がいた。
      母親は病気になってしまい、日に日に弱っていった。
      平治は母を想いながら浜を歩いていると、知り合いのおじさんがいた。
      母の具合をおじさんに相談すると、栄養価が高いヤガラが病気を治すと聞いた。
      しかし、当時この近くでヤガラは阿漕浦にしかいないとされ、阿漕浦は伊勢神宮に捧げる魚を捕る漁場だったために一般の漁師は立入厳禁であった。

      「おかやん、待っとってくれや・・」
      悩んだ末に母親想いの平治は、夜な夜な禁漁区だった阿漕浦に入りヤガラを捕った。
      そして母に食べさせると、日毎に体が良くなっていった。
      嬉しくなった平治はヤガラの密漁を続けた。
      ある晩、密漁をしていると役人の船が近づいてくるのがわかった。
      慌てて逃げ出した平治は被っていた傘を忘れてきてしまった。
      平治と名前の書かれた傘が証拠となり、平治は捕らえられた。
      そしてムシロに巻かれて海へと沈められてしまった(完)。

      「兄さん!そんなアコギな〜」と、いうときの「アコギ」はこのお話に出てきた「阿漕」が語源。ニュアンス的には「そんな殺生な〜」に近いだろうか。

      つまりは、義理人情に欠いてはいけないというお話。
      津市では、お菓子の老舗平治煎餅がその話を今に伝えている。

      と、昔話はこれくらいにして・・。
      ヤガラは割烹で椀物にも使われる高級魚だ。
      今回刺身などでいただいたが、透き通る身からは上品な旨味と脂の甘味も良く美味しかった。

      翌朝、宿から歩いて数分のところにある古里海水浴場まで散歩。
      ポコポコと島が海に浮かび、奥には紀伊半島の美しい山並み。
      今日の予定は漁村に興味を持つクリエイターと、観光名所巡りではなく紀伊半島のリアス海岸に面した岬の中を散策することだった。

      JRの駅がある尾鷲市の漁村、九鬼へと向かった。

      九鬼に到着。

      漁港のすぐ横にある、九木神社を参拝。

      不思議な形の石碑や、原始的な白蛇神を祀る場所があった。
      漁師が白蛇神の夢を見ると、翌日はブリが大漁との言い伝えがあるらしい。

      そこから岬を歩いた。

      12月初旬だったが紅葉、そして木々の間からは海を望む。

      熊野古道のような雰囲気の道には、美しい苔。

      岬の先端に付くと灯台と岬神社があった。

      帰路は九鬼の街並みを一望できるルートで。

      漁村独特の街並みを眺めながら。

      その昔、陸路ではなく海路が発達していた時代、大量の魚が水揚げされる漁村は今でいう繁華街であった。

      その名残が残る情緒ある街並み。

      石畳みが続く道からは、当時の繁栄を垣間見ることができる。

      ここに暮らす人には何気ない景色なのかも知れない。
      しかし、私には魅力的に映った。
      そして私たちが日常で眺めている何気ない景色も、視点を変えると魅力が見えてくるのではないだろうか。

      九鬼を後にして思った。
      歴史ある観光地に行くのも愉しい。
      でも、観光地になっていない歴史ある場所に行くのも愉しい。
      どちらも非日常だけど、その地の暮らしの香りがする、そんな後者に私は惹かれる。

      そして、ここで食堂や古本屋を開業する若者がいたり、都会の大学生が第2の故郷のように遊びにきている。

      地方創生という時代の風に煽られ、地域は何かしなければいけない感がある。
      でもここは、煽られていない雰囲気。
      なんだかそんな堂々とした感じが心地よく、そして最先端な気がした。

       


       

      “卒業前のランドセル” これは明日の君へ贈る手紙だ。

      拝啓、子どもたち。

      君たちの小学校卒業式に参加することになり、前日の準備から学校に私たちは来ている。

      少し忘れていた満足感、今までいろんな場所で演奏したきたが、どこにもなかった充実感が君たちの小学校にあった。

       

       

      オトナの時間の経過と、子どもの時間

      多くの人は、子どもの頃の1年は長く感じる。例えると、遠足に出かける行き道は時間がかかり、同じ道でも帰りは短く感じる。この時間の感じ方は、どうやら過ごした空間と人の記憶や心が関係しているようだ。

       

      オトナと言われる年齢になった私たちが、この時間感覚に大きな差があると考える小学生たちと、音楽を通じて交わり感じた事を、手紙としてこの場に残そうと思う。

       

      君たちが小学校5年生の時、冬の体育館で音楽の授業をした。そもそもこの事は、松阪駅前のコンビニ駐車場でギターを弾きだした私たちに、偶然にも居合わせた君たちの担任の先生が関心を持ったことから始った。路上で歌われる歌詞の内容を論じたり、音楽から見える世界を洞察する。そんな話で盛り上がったのだ。 ただ楽器を演奏し歌うだけでなく、人生の価値観や、生き方について論じ合ったりする事。そんなオトナ的な話を生徒にして欲しいと言う事になったのだ。それが君たちの、松阪市立松尾小学校だった。この出会いは偶然だが、思い返すと必然のようにも感じる。

       

       

       

      課題曲は「翼をください」、そして授業へ。

       

      体育館での音楽授業は、各々自分はどんな翼を持っているのだろうと話し合った。当時の君たちが、はたしてどんな空を飛びたいと言い出すのか、答えが楽しみだった。

       

       

      授業では歌詞の比喩を広げ、上昇気流を掴み空高く飛ぶ鷹や、学生生活は飛び立つための滑走路と言った例えを使い、自分の翼なら、どうすれば高く飛べるのだろうと黙想した。

       

      翼は家族だ、また自分が打ちこむスポーツだと言う人。中には翼が見つけられないと話した友達もいる。そもそも自分の翼は何で出来ているのか。そんな事を考え論じ合う時間となった。そして6年生になり、君達は背負っていたランドセルからの巣立ちを経験した。

      教材「翼をください」で見えてくるもの、それを論じ合った事。君たちの学校はまるで、路上で座り込んだオトナの会話の舞台になった

      子ども達、またこの前まで子どもだった人も。「自分が生きていく理由を今も探し続けていますか。」もし、まだ翼が見つけられないと言うなら、その問いを掘り続ける事を止めてはいけない。また以前より自分の翼は少し大人になったと言うなら、磨き続けるのは当然として、飛ぶ事のできる環境に感謝しているか自問してみよう。

       

       

      私たちが考え学んだ事は大人も子ども関係なく、「誰にでも平等に同じ時間を与えられた中での、自分の命の運び方」と例えることができる。そして飛び立つ事が卒業と言っていい。何歳になっても、どの国に行ってもこの事は、人が生きる上での課題となっている。また鳥が羽根を休めるとまり木が必要なように、拠り所を持つ必要に気が付いたら、迷わず羽を休めるといい。

      お父さんやお母さんと言うとまり木に翼を休めに帰っていますか。。

       

       

       

      歌の歌詞が物事を比喩していると言うなら。

       

      卒業の記念に音楽室で合唱曲を録音した。1組、2組に別れ、youtubeで再生数を競う。大人になった頃の同窓会で、再生された回数を寸志に変える話を担任の刀根先生が提案した。「みんなをもてなす話。」実現する日が楽しみだ。そしてミュージックPVを作った。 その時の歌の歌詞を比喩でイメージするなら、少し大人になった君達にはどう聞こえているだろうか。

       

      明日の君に贈る歌

       

      歌詞 

      もうダメじゃないかな、夜にむしばむココロ またスマホに溜まる声、既読したままそのまま 何度も言い聞かす声、カーテンを揺らす風 ココロを撫でた気がして、明るい窓ゆびで押す
      顔上げて 胸を張れ、今日、今、この時を唄おう 足を出せ、手を伸ばせ、望んだ未来まで届くように  明日になれば決まるから、重ねた時間を想う 繋いだ手の温度を、何度も思い出してる この手の中にあるもの、少なくは見えるけど、 ないものねだりはやめだ、初めから分かってた
      明日になれば決まるから、重ねた時間を想う 繋いだ手の温度を、何度も思い出してる この手の中にあるもの、少なくは見えるけど、 ないものねだりはやめだ、初めから分かってた
      息を吐け、声にしろ、世界に言葉が届くまで その鼓動、高く翔べ、重ねた数がチカラに変わる 顔上げて、胸を張れ、今日、今、この時を唄おう 足を出せ、手を伸ばせ、望んだ未来まで届くように息を吐け、 声にしろ、世界に言葉が届くまで その鼓動、高く翔べ、重ねた数がチカラに変わる   自分を信じた明日に変わる。 モジプール

       

       

      私たちが今まで一番感動したライブ

      音楽仲間で「今まで感動した一番の場所」の話が上がると、満場一致で「小学校のワークショップ音楽教室!」を絶賛する。音楽を通じ伝える事、また音楽で共有できる価値観に幸せを感じるのだ。そして現在、君たちと私たちはあの時より未来にいる。この歌を聴き返した時、当時より物事を比喩として捉える洞察力は成長しているだろうか。

      これは伝える事の喜び、 音楽は言葉に負けない人と繋がる 私たちの翼となる。

       

       

       

       

      松尾小学校2017年度卒業2日前

      さて次は、「初めての同窓会まで、どちらが再生回数で勝るか。」そう話していたみんなの歌声です。2018年3月録音。

       

      6年1組合唱

       

      6年2組合唱

       

       

      2017年度 松阪市立松尾小学校6年担任

      刀根 曜(とね よう)卒業生へのメッセージ。

      皆さん覚えていますか?中学校の生活には慣れましたか?みんなが元気に学校生活や部活に邁進していることを遠くからですが応援してます。 みんなの歌声がyoutubeで配信されるようになります。たくさんの方々の努力がありました。そのことを感じながらそれぞれの映像をみてほしいと思います。そしてみんなが二十歳を過ぎ、同窓会をする頃、この再生回数のことを肴にして呑めたらこれ以上ない喜びです。また、みんなと逢えることを楽しみにしています。刀根 曜 2019.01.13

       

       

       

       

      最後の給食

      みんなと食べたお昼、みんなと走り回った休憩時間。自分が小学生だった頃を思い出した。何をして、どんな友達がいて、誰が好きだったのか。子どもの頃、そして思春期。良くも悪くも、全ての世界が友達で成り立っていると感じた。

      正直、良い思い出ばかりでもない人は少なくない。時には辛く、苦しい時間が永遠に続くと、今誰かが感じているかもしれない。でも真実は、誰もが必ず時の経過が短く感じる大人となるのだ。そして時の基礎が、子どもの頃だったと気が付き、やがて振り返る日が来る。

      心がオトナになる事は年齢ではない。それはどんな思い出も、優しく愛でる事ができる人。心の田んぼに、優しい苗を植え続ける事のできる人。子どもであろうと、他者から教訓を学べる謙遜な人だ。

      私も卒業前にランドセルを校庭に置き遊んだ。またそれから随分オトナとなったが、オトナもいいぞ。

      そして各々の命を運ぶ翼に、地域や両親、また先生や隣人の愛が含まれている事を、時々思い出す事ができる人。最後に、いつまでも子どもの頃の無垢な気持ちを持ち続ける人でありたい。

      これはランドセルを卒業した全ての君へ贈る手紙だ。また再会する日が来たら、話の続きをしよう。

       

       


       

      おまけの動画

       

      絶滅危惧種として存続が危ぶまれている”たぬきケーキ”を捕獲せよ!@潮騒

      いまや絶滅危惧種の”たぬきケーキ”

      昭和40〜50年にかけて大流行した、
      たぬきケーキをご存知だろうか。

      たぬきケーキとは、
      たぬきの形をしたバタークリームのケーキ。

      かつてケーキといえば、
      主流はバタークリームだったが、
      時代の共に生クリームへとシフト。

      その流れでたぬきケーキも減少し、
      今や絶滅危惧種として存続が危ぶまれている。

      私が幼い頃も、
      近所のケーキ屋に生息していたが、
      いつしか姿を消していた。

      それでも記憶の片隅に居続け、
      時々、無性に食べたくなるのだ。

      懐古の念を抱くなか、
      再会は不意に訪れた。

      い…いた…。

      会いたかった…YES…。

       

      変わらぬ味を守り続けてきた潮騒

      再会を果たしたのは、
      三重県志摩市、
      近鉄鵜方駅の近くにある欧風洋菓子店「潮騒

      ケーキ=バタークリームの時代から、
      変わらぬ味を守り続けてきた、
      創業は約60年の老舗である。

      懐かしのバタークリームを求めて、
      遠方からのお客さんも多いという。

      店名は、
      先代が営まれていた喫茶店のお名前を、
      引き継がれたそう。

      昭和の時代に一世風靡したたぬきケーキ。

      こちらが潮騒版。

      ビジュアルに、
      各店の差はあるもの、
      鼻がシュッと上がっているのは共通な気がする。

      店員さんに伺うと、
      仕上げに指でキュッとつまむのだそう。

      カットするとこんな感じ。

      ジャムの入ったココア生地のスポンジ。
      その上にバタークリーム。
      周りはチョコレートでコーティングされている。

      まったりとしたバタークリームと、
      程よくパリパリのチョコレート。

      意識高めの横文字系ケーキにはない、
      素朴な味わいが絶妙。

      25年以上ぶりとなる再会に、
      喜びを噛みしめた。

       

      会えるのは、たぬきだけじゃない。

      ショーケースには、
      たぬきの他にも、
      ファンキーな動物がいる。

      この日会えたのは、うさぎとパンダ。

      ひよこなどもいるらしい

      パンダケーキは、
      どこか小学生の、
      手作りバレンタインを彷彿させるビジュアルだが、
      味は保証のラズベリーレアチーズタルト。

      他にもレトロ感満載の、
      バタークリームケーキ群など、
      常温OKなので手土産にはもってこい。

      因みに、
      奥にうっすら見えるのが潮騒のご主人(86歳)

       

      魔法の味から地物のクッキーなどなど

      潮騒を語る上で人気商品の、
      魔法の味アーモンドパイははずせない。

      その名の通り、やみつきになる人多数

      100層以上の生地から成るアップルパイや、

      地物のあおさを使ったクッキーなども、
      根強い人気。

      とれたてのあおさを、乾燥&パウダーにして生地に練り込んでいる

      また合点だったのが、
      アーモンドパイなどの人気商品には、
      堅めバージョンが用意されていたこと。 

      これは、
      サックリ食感では物足りず、
      しっかりとした歯ごたえを好む、
      ベテラン層向けのバージョンなのだそう。

      なんとなく合点。

      時代を越えた美味しさに出会える、
      欧風洋菓子店『潮騒』

      たぬきケーキに昭和魂をくすぐられた方は、
      ぜひ潮騒で捕獲くださいませませ。

      取材日:2018.11


      欧風洋菓子店 潮騒
      住所:三重県志摩市阿児町鵜方1669-1
      電話:0599-43-0416

      OTONAMIE PUSH!! EVENT【2019.1.31update】

      広報担当のともーこです!
      OTONAMIE編集部に寄せられた、OTONAMIEがPUSH!! しているイベント情報です。

      ※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
      ※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください

      第22回企画展 くらしの道具〜いま・むかし〜 特集“三重の伝統産業”

        

      ジャンル:展示会
      日程:2018年12月15日(土)〜2019年2月17日(日)毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)・年末年始(12月29日〜1月3日)は休館日
      時間:9:00~17:00
      場所:三重県津市一身田上津部田3060 三重県総合博物館(MieMu)
      費用:一般:500円・学生:300円・高校生以下無料
      主催者:三重県総合博物館(MieMu)
      お問い合わせ先:hikitk00@pref.mie.jp 059-228-2283 匹田
      メッセージ:今回の展示では、小学生が社会科の授業で「昔の道具」を学習する時期にあわせて、おもに明治時代から平成にかけて身近で使われた道具を紹介するとともに、特集として「三重の伝統産業」をテーマに、三重が誇る伝統産業の数々をその作品を通じて紹介します。
      期間中は伝統工芸体験や、昔の道具を使ったワークショップなどを実施します。ぜひご家族やお友達とお越しください。
      また、今回の企画展のタイアップイベントとして「三重グッドデザイン(工芸品等)展」が開催されます。合わせてお楽しみください。
      イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/MieMu/000220906.htm

       

      オリエンタルラジオ中田敦彦講演会in三重県「僕たちはどう伝えるのか」

      ジャンル:講演会
      日程:2019年2月23日(土)
      時間:19:00〜21:00
      場所:津リージョンプラザ お城ホール  住所 〒514-8611 三重県 津市西丸之内23-1
      費用:2,500円〜8,500円
      主催者:株式会社 喜場
      お問い合わせ先:059-271-8037 daichi.k@yorokoba.com
      メッセージ:【オリラジ中田敦彦講演会IN三重県 開催! 】
      早期 割引き 実施中!!
      ”人の心をつかむ伝え方とは?” ”成功させるプレゼン力とは?”
      慶應大学卒で、最近では『TV番組 しくじり先生』、『ラジオ番組 オールナイトニッポン』でも活躍している中田敦彦氏の”プレゼン力”。
      「心は、つかめる」をテーマに人の心の掴む伝え方、プレゼンの仕方をお話しして頂きます。
      イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://www.facebook.com/events/1981834538781220/

       

      皆様からもイベント情報を募集しています!

      お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
      お気軽に下記メールフォームからイベント情報をお寄せください。
      ※Macの純正ブラウザ「Safari」からは送信エラーになる場合がありますので、Google Chromeなどから送信してください。

        ▼添付画像(イメージ写真やフライヤーなど)を3点まで送信できます▼
        1つの画像の容量は2.5MBが上限です。
        画像データの形式はgif、png、jpg、jpeg、pdfに対応しています。

        地域や特産物を知り “ふるさとの思い”を受けとる 【”ふるさと納税”を考える】

        身近な商品に”ふるさと”あり。

        三重県の”ふるさと納税返礼品”の生産者を巡る。

        普段何気なく購入したものや旅先で手に入れたお土産もの、誰かからのいただきものなど、僕たちの生活の中にはたくさんの商品があふれていますよね。

        パッケージの裏側を見て、○○県の○○町の商品なんだ。」とその地域に興味関心を持った経験ってありませんか?

        そんなきっかけの一つに、今や世間的にも認知されている”ふるさと納税”がありますね。

        ふるさと納税というと・・・過度な返礼品競争などで世間をにぎわせてもいますが、応援した地方自治体へ寄付することで特色のある特産物を寄付者が受け取れることは、やっぱり魅力の一つです。

        実はかく言う僕も、昨年は個人的にお世話になった”松阪市”と”尾鷲市”にふるさと納税をしてお肉や水産加工品の返礼品をもらいました。返礼品はとても美味しくて、”松阪市”や”尾鷲市”、送っていただいた生産者さんをより身近に感じて好きになることができました。

        ふるさと納税の返礼品を通じて、その”地域や産業を知ること”ができる。

        この実体験をもとに良いご縁をいただいて、今回、ふるさと納税の返礼品となっている度会町・志摩市・鳥羽市の生産者さんに取材をしてきました。その地域に暮らす生産者さんたちに”ふるさとの魅力・思い”や”地域の空気感”をお尋ねしていきます。

         

        同じ三重県でも三者三様。

        自然や気候、出会う人、そこで過ごした時間は良い意味で違っていました。

        量より質のこだわり茶農家 喜多製茶 喜多親子【度会町】

        「お茶を飲んで、田舎あられとぜんざいも食べてもらって、ホッとしてくれたらええ」

        喜多さん親子

        遠くまで広がる茶園は温かな日差しに風車がくるくると回るのが印象的です。

         

        喜多製茶 茶園風景

        のどかな日本の”田園風景”と対を成す茶園風景がそこにありました。小鳥のさえずりが心地よくてとっても気持ちがいい。ここ度会町で車を走らせていると、1級河川”清流 宮川”と”茶園風景を至るところで望むことができ、ついつい目をうばわれがちになります。また、”古事記”や”日本書紀”に地名が記されていたり、倭姫伝説の軌跡が残る場所があったりと歴史深い土地でもあります。

        まず、最初に訪れたのは度会町の茶農家の喜多さん親子です。代表者の喜多嘉一(よしかず)さんは三代目になり、親子でお茶を育て、加工し、販売されています。

         

        身近にある”清流 宮川”の思い出

        喜多製茶 宮川の風景

        嘉一さん「子どもの頃、夏休みは毎日お昼の1時〜3時までは宮川がプール変わりで泳いで遊んだな。」

        お母さん「今もたくさんの人たちが宮川に遊びにきてくれとるよ。プールもあるけど、やっぱり川遊びも楽しいでな。」

        実は・・・僕も夏は同じ度会町の一之瀬川に毎年泳ぎに行きます。宮川も一之瀬川もとても水が綺麗で、水中メガネとシュノーケルを装着し、川魚と一緒に水中を泳いでいると時間を忘れて夢中になります。度会町で育った人たちは、子どもの頃に川で遊んだ記憶が共通の思い出として残っているんでしょうね。

         

        そんな、思い入れ深い宮川は”度会町の美味しいお茶づくり”を支えています

         

        美味しいお茶と川霧の関係

        川霧ってご存知ですか?

        川霧は夜間に冷やされた空気が、川面を流れる際、川から蒸発した水蒸気を冷やすことで粒となる現象をいいます。川霧が発生する条件は、昼夜の温度差が大きいことで、それは美味しいお茶が育つ条件にも共通します。また、川辺の水はけの良さも同様です。

        美味しいお茶処には清流あり!なのかもしれませんね。

         

        お茶づくりのこだわり

        喜多製茶 お茶いれ

        慣れた手つきでお湯の温度を確かめ、急須でお茶をいれてくれた嘉一さん。湯気とともにお茶のいい香りが立ちあがります。一口飲み、ホッとして・・・また一口飲んでホッとする。短い時間その繰り返しを味わいました。

         

        昔はお茶を作ったら売れるという時代だったそうです。今は昔に比べて”急須でお茶を飲む”という習慣が減ってきていて、嘉一さんは地元の小学生にも美味しいお茶の入れ方を教えるなど、“お茶の文化”を伝えることに思いをめぐらせます。

         

        嘉一さんが3代目となり、小さい農家であるからこそ“質にこだわった”美味しいお茶づくりを志し、土作りや手入れ、製法に手間ひまをかけていきました。例えば、販売する商品は試飲を何度もして思った味になるか確かめられるそうです。

        喜多製茶 お茶商品

        嘉一さんお茶作りの成果は年に1回しかない、そこで成果を確認して毎年が学び。まぁ自然相手のもんやから、思ったようにはやっぱりいかんなぁ。

        と控えめに話す中、お茶づくりに信念を持たれていることが一言一言から伝わってきます。喜多さんの思いを受け取った上で、飲むお茶。もともと美味しいですが、さらに美味しく感じました。

         

        あったかいな。喜多親子との時間

        お二人との時間はとってもほのぼのゆったりとして、まさに度会町の風景を望んだ時と近い感覚を抱きました。

        訪問時はちょうど、お母さんの手作り田舎あられ製造の真っ只中で特別に見学させてくれました。想像を超える色鮮やかなあられたちの姿がそこに!

        紫色は紅芋緑色はお茶やヨモギ黄色はカレーなどなど。お母さんの田舎あられのこだわりが垣間見えました。

         

        喜多製茶 田舎あられ

        一口頬張ると、素朴な味わいにふわっとそれぞれの色の風味がふわりとのぞき込みます。ぽりぽりと手が止まらなくなります。

        喜多製茶 田舎あられ2

        お母さん売りもんじゃないんよ。趣味で作っとって、この時期だけお茶を買ってくれたお客さんにおまけでつけとるんさ。

        田舎あられ3
        パッケージにはしっかり“おまけ”と記載

        美味しいものを作る、食べてもらいたい、飲んでもらいたいといった思いは脈々と親から子へ受け継がれていっているんですね。

         

        伊勢志摩の海藻食品メーカー 安心/安全/健康のカネウフーズ 工場長 廣岡さん【志摩市】

         

        「志摩は人や自然、空気がとっても落ち着くんです。そんな志摩が大好きなんですよ」

        カネウフーズ 廣岡さん

        毎年、年の初め頃から徐々に伊勢志摩の海辺が緑色の絨毯で染まります。磯の香りで食卓を彩る”あおさのり”の養殖が最盛期を迎えます。三重県では生産量が全国1位であることも有名ですね。特に伊勢志摩地域では”あおさの味噌汁”はご家庭の定番料理です。

        あおさ養殖の様子

         

        海の恵みは幸を育む

        美味しいあおさが育つ秘密は、栄養豊富な海にあります。伊勢湾には山々から養分をたっぷり含んだ川の水が流れ込み、温暖な黒潮と混ざり合うことで豊富な栄養が育まれます。

        栄養満点の海で育った海藻類、それに”あわび”や”伊勢海老”などの新鮮な海の幸が、三重県を代表する食材となります。そこには、僕たちの元に届くまでにたくさんの人たちが働かれているわけですね。

        次に訪れたのは海藻類を加工する食品メーカー カネウフーズの工場長 廣岡さんです。

        伺った日は”ひじき”の選別や検査、そして販売用の袋詰めされるまでの工場ラインを見学させてもらいました。

         

        まるで手術室 安心/安全/健康を届ける現場に潜入

        鵜方工場は元々は電子部品の工場だったそうです。ひじきを中心とした海藻の需要に対応するため、2年前に増設されました。

         

        早速、工場を廣岡さんに案内していただきました。

        まず、専用の服に着替えて、コロコロローラーやエアーシャワーでホコリを除去した上で工場内に入ります。工場では当たり前のことなのかもしれませんが、徹底した衛生管理に驚きです。

        廣岡さん海藻類で特に注意しなければいけないのが異物の混入なんです。自然のものなので避けては通れないことで、機械や人の目で例えば”髪の毛”や”羽毛”などをしっかりと取り除いていきます。」

         

        ・・・これが想像以上に大変な作業なんです!

         

        カネウフーズ 工場1

        まず、現れたのは色で異物を判別して吹き飛ばす機械です。

        中は見えませんが・・・・イメージするとこんな感んじ(´-`).。oO


        急にはじまる想像劇場 機械の中

        そこはトンネルで”乾燥したてのひじき“たちがベルトコンベアに揺られていた。そこに潜む異物の影が・・・・

        ひじきA「わー流されるー」

        ひじきB「わーわー揺れるー」

        派手めの異物X「わーわー(うまく忍び込めたな・・・ニヤリ)

        ひじきA「ん!きみ、ひじきじゃないなー」

        派手めの異物X「えーひじきだよぉ(バレたか、しかしすでに遅い!)」

        優秀な機械「ハッケン!ハッケン!」

        派手めの異物X「!?」

        ビュオ! ピュ〜

        派手めの異物X「あーれぇ〜・・・」

        ひじきB「バイバーイ」

         

        優秀な機械によって、派手めの異物Xの脅威は去った・・・これでお客さんに安心/安全/健康なひじきを届けられる。

        ・・・かと思われたその時、トンネルを抜ける黒い影が!

        忍者異物Y「(ふふふ、Xを吹き飛ばしたとしても拙者がいるでござる・・・)」

        Coming Soon


        想像劇場はここまでにしまして・・・

        機械を抜けた後に待ち受けるのは白い服に身を包んだ目視チェックのプロたちです。

        カネウフーズ 工場3

        ここでは、ひじきにまぎれて機械を潜り抜けた名付けて”忍者異物Y”を人の目で取り除く場所です。

        カネウフーズ 工場4
        忍者異物Y「・・・無念」

        とても集中力がいる作業で、さながら雰囲気は手術室です。パラパラっとひじきを机に落として異物を見つけていきます。

        カネウフーズ 工場2

        そして、数々のチェックをクリアしたひじきが最後に機械でパック詰めされます。身近などんな商品も、いろんな機械やたくさんの人たちの働きによって商品になっているんですね。

         

        日本のひじきを食す文化に歴史あり

        国産のひじきはとても希少で、そのほとんどが海外産のひじきです。韓国産や中国産が約8割〜9割で、国産ひじきはなんと1割となります。伊勢志摩では国内でも屈指のひじきの一大産地です。

        国産ひじきは全て天然物で、海外産は養殖物という違いがあります。天然物は磯に自生して荒波にもまれて育ち、養殖物は入り江でゆったりと育ちます。そのため、筋肉質で歯ごたえがシャキシャキしているのに対して、養殖物はふわっとやわらかな味わいが特徴です。

        廣岡さん実は今から約30年くらい前に先代の社長たちが、中国や韓国にひじき養殖を教えていったことで、現在のひじきが日本の食文化として定着しているんです。

        またまた、驚きの事実を知ってしまいました。当時、日本ではひじきを育てる場所の確保が難しかったそうです。そこで、先代たちが海外に目を向けてひじきの養殖を築き上げたことで、現在のひじきが当たり前のように食べられる食文化があるんですね。

        家の近くにプライベートビーチ。志摩の海で育つ

        砂浜に青い海、冬じゃなかったら無邪気に泳ぎ回りたいと切に思う非日常空間がそこにありました。

        カネウフーズ いちご浜の様子

        ここは、廣岡さんが生まれ育った家の近くに位置する”いちご浜“です。サーファーや海水浴客にも人気の観光スポットです。

        カネウフーズ いちご浜の様子2

        廣岡さんの幼少期は”いちご浜”や自宅から徒歩数分でプライベートビーチのような場所があり、休みは磯場で遊ぶのが日課だったそうです。

        廣岡さん当たり前のように海があって、自然が豊かで。何よりも住んでいる人たちが好きでとても落ち着くんです。

        毎年”いちご浜”では”天然ひじき”の収穫を廣岡さんも行うそうです。遊び場として過ごした海が今でも廣岡さんの日常に当たり前にあることが、とても素敵だなぁと思いました。

         

        廣岡さん若者にも健康に良い海藻をもっと食べてもらいたいです。健康でもっと元気になって志摩の海にぜひ遊びにきてくださいね。

         

         

        総合水産物卸/加工/直売まで ふるさとを届ける 松村 代表取締役 松村さん【鳥羽市】

        「生まれ育ちもずっと鳥羽で過ごし、年を重ねて苦労もしてきた・・・ふるさとへの思いはどんどん強くなっていったな。その思いをこれからもお客さんに届けていきたい。」

        松村 社長

         

        最後に訪れたのは卸/加工/養殖/販売/外食/活魚貝類出荷と、鳥羽の水産物で幅広い事業を手がける松村 代表取締役の松村さんです。

        松村 生簀の様子

        訪れた場所は、ずらっと生け簀が並んでいて新鮮なあわびや伊勢海老がたくさんいました。普段見ることのない光景で、ついつい数を数えてしまいます。

        松村 伊勢海老

        鳥羽や志摩は日本の海女文化発祥の地と言われています。良い海藻が育つところに、あわびや伊勢海老などあり!ですね。

         

         

        親に楽をさせたかった。24才の頃を振り返る。

        松村 畔蛸の海2

        松村さんは一代で今の会社を築きあげた偉大な経営者さんです。お話をうかがうと、創業者としての“ふるさと”に対する強い思いが言葉に込められていました。

        松村さんの親は漁業を営まれていました。幼少期から親の背中を見続けていた松村さんの目に映っていたのは、苦労する親の姿。

        松村さん「親に楽をさせたくてな。海産物卸の仕事をはじめた。

        当時、松村さんは24才で生まれ育った“ふるさと鳥羽への思い”を抱いての創業でした。

        景気の波に乗ったという時代背景の中、苦労も多くありました。自分には青春はなかった。その分、苦難を乗り越えて事業を広げていく中で、”ふるさと鳥羽への思い”は時を重ねて大きくなっていったそうです。

         

        真心を届けたい。だから受注生産。

        松村 畔蛸の海

        松村さんには3つの信条があります。

        1つ 真面目であること

        2つ 謙虚であること

        3つ 行動力があること

        そして、この3つの原動力が自分らしく生きるという強い思いであり、だから苦労しても笑うことができるのだそうです。

        お客さんに商品を届ける姿勢にも松村さんの強い思いが見え隠れします。

        それは、受注生産で商品を送るということです。

        松村さん鳥羽を離れて鳥羽に思いを寄せてくれている人たちに商品を届けたい。手間はかかるけども、注文が入ってから新鮮な魚介類を捌くことで真心も一緒にお客さんに届けられる

         

        100歳まで後28年。夢を抱き青春を送る。

        松村 あわび生簀の様子

        松村さんには夢があります。国産あわびの完全陸上養殖です。

        松村さん「100歳まで生きるとして残り28年しかない。まぁ遊んどるだけやでな。」

        とニカッと笑いますが、そこには“そんな挑戦を次の世代へと繋げていきたい”とも話します。

        松村さんには3人の息子さんがいます。3人とも自然と帰ってきてくれたからなと、その顔はとても嬉しそうでした。松村さんの“鳥羽への思い”や信条は息子さんたちに受け継がれて、これからも此処にあり続けることでしょう。

        地域や特産物を知ることは

        “ふるさとの思い”を受けとること

        取材先は常に感心しっぱなしでした。

        同じ三重県でも自然や気候、出会う人、そこで過ごした時間は良い意味で違っていました。

         

        生産者さん集合

        喜多親子に廣岡さんに松村さん

        出会った人たちを通じて、度会町も志摩市も鳥羽市ももっと好きになりました。

        “ふるさと”の言葉を調べると、その人にとって“生まれ育った場所”“ゆかりのある場所”という意味になります。

        今回、訪れた生産者さんたちにとって”生まれ育った場所”としての“ふるさとの強い思い”を少し受け取ることができたと思います。

        生産者さんたちまでとはいかないまでも、自分の中には受け取った“ふるさとの思い”が心の中に今も残ってる感覚があります。

        ふるさと納税 風景

        その地域や特産物を知ることは、“ふるさとの思い”を感じることができて、もしかしたら自分にとって”ゆかりのある場所”になっていく機会でもあるだと思います。

         

        そう考えると、全国で実施されている”ふるさと納税”という仕組みってとても素敵なことですよね。”ふるさと納税”をきっかけにいろんな地域の”ふるさとの思い”を感じてみたいです。

         

        まだ、 “ふるさと納税”をしていないという方に朗報です。

        2019年1月1日(火)〜2月17日(日)の間に、今回訪れた地域を含めた三重県南部13市町へ”ふるさと納税”された人を対象にして、抽選で招待される特別なバスツアーが開催されます。

        三重南部まるごとスペシャルバスツアー

        内容を確認するととても濃密・・・お話をうかがったら、今回ご紹介した生産者さんたちにも、直接会ってお話を聞くことができるそう。

        僕も参加したい。絶対に楽しい。

        この記事やツアーが“ふるさと納税”をしてみようかなというきっかけにもなれば良いなと思ってます。

         


        【今回訪問した生産者さんの公式ページ】

        伊勢茶製造直売 喜多製茶

        海藻食品メーカー カネウフーズ株式会社

        海産物総合卸問屋 株式会社松村

         

        【三重南部まるごとスペシャルバスツアー”の応募先など】

        【2019年版】通常の観光ツアーとは一味違う!12日の”三重南部まるごとスペシャルバスツアー”に抽選でご招待!

         

        三重県南部の魅力ぎっしり!ふるさと納税者限定のスペシャルバスツアーに密着!(昨年の様子)

        「自分で初めて打った蕎麦が一番うまい」を体験

        子供の頃蕎麦が嫌いでした。

        いつも食卓に上がるのはぶつ切れの柔らかい蕎麦。

        「大人は蕎麦が好きって変なの」

        と思い、子供の頃の記憶のまま蕎麦を好んで食べることなく大人になりました。

         

        そんな私が蕎麦が好きになったのは30歳を過ぎてから。

        長野県で食べた蕎麦がとてもおいしくてそこから蕎麦が好きになりました。

        「蕎麦って歯ごたえがあるのね!!!!」(遅い)

         

        遅咲きの蕎麦好きの私にいい大人たちがいろいろな情報を教えてくれます。

        あの土地の蕎麦が美味しい

        あそこのお店の蕎麦が美味しい

        その中でも一番気になったのが・・・・

        「自分で初めて打った蕎麦が最高にうまい」

        それならやるしかないじゃない!!!

         

        三重県いなべ市の大泉駅の横にある「ふれあいの里うりぼう」

        そちらではいなべ市で作られている野菜やお肉や加工品などがたくさん売られています。

        それ以外に毎月第3日曜日に蕎麦打ち体験が出来るそうな。

        しかも使っている蕎麦粉は地元いなべ産「常陸秋蕎麦」とのこと。

        それならやるしかないでしょう!

         

        わーお!

        本格的!

         

         

        講師の方の声掛けで始めます。

         

         

        測ってもらってある蕎麦粉をこね鉢にいれてお水を入れていきこねます。

         

         

        こねていくとこんな感じにまとまっていきます。

         

         

        蕎麦生地がまとまっていきます。

        私の手が温かいようでお水が蒸発していくようで、先生が微調整をしてくださいます。

        他の方より多めのお水を使いました。

        つるっとしていく蕎麦生地がかわいいと思う。

         

         

        生地に艶とコシが出てきたら生地の中心にへこみと傷が出来ているのでこれを頂点に円鉢型にこねていきます。

         

         

        傷のあった方を下にして、てのひらで押して丸く平らな蕎麦生地を作ります

        麺台に打ち粉をたっぷりして伸ばしていきます。

         

         

        伸ばして90度回転して伸ばして90度回転して・・・

        それを繰り返していきます

         

         

        先生は早いしきれい!

         

         

        私の蕎麦生地はやはり水分が少ないようでぼろぼろ・・・

         

         

        パタンパタンと折りたたんで

         

         

        麺切包丁とこま板を利用して細く切っていきます

         

         

        リズムよくトントントン

         

         

        難しい・・・・

         

         

        見事なバラバラ感(笑)

        でも、ちゃんと完成!!

        その場で試食も出来ます。

         

         

        湯がいて

         

         

        実食!!

        確かに自分で打った蕎麦はおいしい。

        しかも打ち立てときたもんだ。

        麺の太さがまばらなのが気になりますがおいしい。

         

         

        もちろん最後の蕎麦湯もいただきました。

        香りがよくてたまらなくおいしい!!

        そばつゆももちろん手作りなので最高においしい!

         

        蕎麦打ち体験の講師はいなべ市にある「いと乃」の店主。

        完全予約制のお店とのこと。

        いなべで採れたそば粉を使ったお蕎麦をぜひ食べてほしいとのこと

        とても細やかに気づかいをしてくださって優しい先生でした。

         

        ふれあいの駅うりぼうにはもう一つ名物が。

         

        「うりぼーの」のジェラート

         

        すべて手作りのジェラートで種類が豊富。

        そしてめちゃくちゃ安い。

        シングルが280円。

        ダブルが330円

         

        「えーでも、2種類とかえらべなーい」

        って人は「うりちゃん5(ファイブ)」

         

         

        なんと5種類の味がちょっと小さめの量ずつ乗っていて350円!!!

        なんて事だ。

        そしてめちゃんこうまいです。

        私のおすすめは

        • 焼き芋
        • スイートコーン
        • ほうじ茶
        • 石榑茶
        • 麦茶
        • ラムレーズン

        ぜひともお試しくださいね。

        もちろんお持ち帰りも可能です。

        蕎麦打ちの後のクールダウンにジェラートもいかがですか?

         


        ふれあいの駅 うりぼう (うりぼーのもこちら)

        三重県いなべ市員弁町大泉2517

        0595-74-5826


        いと乃

        三重県いなべ市員弁町大泉新田965

        0594-74-3289

        東海自然歩道トレランその3 宇賀渓〜藤原編

        東海自然歩道トレランの旅も今回第三弾。
        今回期間があいてしまいましたが、走りに行ったのは昨年の12月のことで雪の降る前の時期で報告が遅れました。

        ちなみに前の2回分の復習をしたい方はこちらをどうぞ〜♪

        東海自然歩道 鈴鹿 椿大神社〜湯の山温泉希望荘編

        東海自然歩道トレランその2 湯の山温泉 希望荘〜宇賀渓編

        復習も終わったことでその続きをどうぞ!

        宇賀渓

        東海自然歩道もこれで第3弾 前回のゴールである宇賀渓より出発。
        宇賀渓

        出発して下りが続く。湿っている道で苔がいっぱい。
        一応トレランシューズなのですが、もう底がツルツルでグリップ力がなく危うく転倒しかけてしまい慎重に小股で走るように。

        宇賀渓

        しばらく国道421号線を走ると分かれ道で田んぼの道に入る。
        421号線が車がビュンビュン飛ばすのでやっと安心して走れます。

        石榑 石榑

        石榑でそのまま農道かと思ったら山道に。

        トンネル トンネル

        三岐鉄道と交差。ここのトンネルが怪しい雰囲気でビビる。短いトンネルなのに向こう側が見えない。途中で曲がってました。伊勢治田駅と東藤原の間で多志田川の近くなのですが、ここからのルートが看板がなく悩む。持ってきた地図を見てとりあえず進み看板発見してホッとする。

        藤原岳 藤原岳

        前方には藤原岳が。のどかな道をしばらく楽しむ。

        東藤原駅

        東藤原駅到着。なんてオシャレな駅舎なんだろう!煙突までついてる。それも2個も。

        さくら

        ぼけた写真で失礼します。こんな寒いのに桜がいっぱい咲いてる。ここの桜は秋の紅葉の時期に行っても咲いてました。

        写真取り忘れましたが太平洋セメントの工場を間近で見てびっくり。近くに住居や会社もいっぱいあるんだと驚く。

        西藤原駅 西藤原駅

        西藤原駅。これまたオシャレな駅舎ですね!鉄道ファンは写真撮りに来ちゃいそうですね。疲れたのでここでしばしの休憩。スタートから1時間半で13Kmです。地図を確認してこれからまだまだ先が長いんだと不安になる。実際はここで半分の距離でした。

        そして三岐鉄道の終着駅ですので終点の線路から見て観た。

        鳴谷山 聖寶寺 鳴谷山 聖寶寺

        東海自然歩道ってなんていじわるな!わざわざ鳴谷山 聖寶寺 通称聖宝寺さんって階段地獄なのにこれを登れって?

        鳴谷山 聖寶寺 鳴谷山 聖寶寺 鳴谷山 聖寶寺

        紅葉で有名なお寺だけどすっかりシーズンが終わって寂しい雰囲気になってました。ちゃんとお参りした証拠写真を上げておきます。

        屋根のない学校 屋根のない学校 屋根のない学校

        屋根のない学校は何度か行ったことがあったのですが、ここの裏側がこんな綺麗な公園になってるとは知りませんでした。水車もあって水が流れたら活きよいよく回ってたんでしょうね。屋根のない学校の意味がやっと理解出来た。

        藤原の工業団地

        藤原の工業団地の横をだいぶ長い距離走った後に案内された脇道。落ち葉がいっぱいで結構走りやすい。足はもう結構疲れていたけど気持ち良く走れた場所です。

        看板

        森の中を抜けると次の看板は〜と探すと田んぼの中にぽつりと。この後次の看板が見つからずこっちだろうと当てずっぽで走ってみたらだいぶ先に看板が出てきてセーフ。丁度ツアーオブジャパンのいなべステージを観戦するのに自転車でこの辺は走った記憶があるけど、まさかここを足で走って通過するとは。

        変電所手前 変電所手前

        変電所手前の所。こんな道誰も通らないだろうとと思うところだけど、雑草が刈り取られてすごく綺麗に整備されている。夏に来たらホタルがいっぱいいそうな綺麗な川が横を流れてた。

        変電所手前 変電所手前

        変電所手前の急な坂道は全く走れず歩きっぱなし。ここは本当にきつかった。どれだけ坂を登るんだろうと。変電所が見えたらやっと頂上でゴールも近い?

        さくらポーク

        自転車では何度か通るさくらポーク。自転車なら一瞬で通過できるからいいけど、走って息が上がった状態でここを走るのは田舎の香水を腹いっぱい吸ってもう満腹状態。それとここを通るとよく猿の軍団に遭遇してるので、もうバテバテで追いかけられても逃げ切れないのではと心配しながらここを通過。

        川原多目的集会所

        そしてゴールの川原多目的集会所に到着。ここはいなべのサイクルイベントのベロフェスタで自治会で接待して頂けるすごく暖かい場所で愛着のある所。ここまで3時間半で26Kmでした。本当は20Km位かと思ったら大間違いでした。

        実際走ったコースはこんなルート。
        今回のコース

        コース
        距離26.77 km
        タイム3:33:48
        平均ペース7:59 分/km
        高度上昇527 m
        カロリー1,981 C

         予定ではあまりアップダウンもなく楽勝コースかと思いきや、全然きつきつコース。もっと手前の屋根のない学校くらいでまででやめておけば良かったかも。

        多分次回が東海自然歩道最終回予定。寒いので雪が無くなる3月頃走れればいいな〜

        いつも並ぶけど、そして迷うけど・・。結局やっぱりらーめん也

        仕事を楽しめることは、幸せなことだと思う。
        そんなお店にいくと、元気をもらえたりする。

        好きなラーメン屋がある。

        なぜかラーメン屋が多い津市久居の165号線沿い。
        11:00開店。到着したのは11:20。すでに駐車場にはクルマがいっぱい。

        人気店なので、いつも並ぶ。

        実際には並ばなくても、受付表にクルマのナンバーを書いておくと、順番がきたら店員さんがクルマまで呼びにきてくれる。

        メニューは事前に手渡されるので、クルマの中で選ぶ。
        いつも悩んでは、結局豚骨醤油にする。

        トッピングも冒険することなく炙り叉焼、味付玉子、ガーリックチップ。
        これで、私のおなかはちょうどの具合に満たされる。

        カウンターだけの小さな店、らーめん也。
        津市で人気のラーメン屋だ。
        みんな黙々とラーメンをすすっている。
        店内には軽快なメロディーのポップパンクが流れている。

        席に座る前にオーダーを済ませているので、ラーメンの待ち時間は短い。

        その短い待ち時間に、遊び心たっぷりの張り紙を見るのが好きだ。
        店内にはもっと面白い張り紙も。

        豚骨醤油ラーメンが到着。
        とろみのあるスープ。じっくり煮込んだ濃厚な豚骨。
        ヤミツキになる味。
        話をしている余裕なんてない。
        途中でニンニクオイルを足したりしながら、ズルズルとすする。

        相方は担々麺をすする。
        無言で水をおかわりしながら、またラーメンをすする。
        先に食べ終わったので、また店内の張り紙を眺める。

        張り紙から、ラーメン作りを楽しんでいるのが伝わってくる。
        今度は津市産のチキンラーメンにしよう。
        会計をして店を出る。
        好きなごはんでおなかを満たすと、仕事をがんばろうと腹の底から力が沸いてくる。

        しばらくしたら、私はまたお店に並び、悩んだあげく豚骨醤油を頼むのだろう。
        いや、今度こそは冒険をして限定ラーメンを!

        そんなことを考える時間は、楽しい。

         


         

        らーめん也(なり)
        津市庄田町2424
        tel 059-256-4855
        hp http://oicyo.com/nari/

         

         

        個性的で大人カワイイ♡を叶えるアパレルショップ「ichirin」松阪に登場です♪

        昨年10月にオープンしたばかりの
        個性的で大人カワイイ♡アパレルセレクトショップ

         「ichirin」

        住宅街の中にある小さなお店ながらも、すでにファンがたくさんいるとウワサを聞き。

        いてもたってもいられず早速行ってきましたーー!!

         

        こちらはオーナーさん自身が韓国で買い付けたお洋服、アクセサリー、スイーツなどを取り扱っているセレクトショップ。

        オーナーさんのセンスがあちこちにひかるオリジナルなアイテム達ばかりが並びます♪

        個性豊かでオシャレ

        誰ともかぶらない

        大人カワイイ♡アイテムがたくさん!!

        取材に同行してくれた友人達。

        早速、それぞれ気になるアイテムを見つけて・・・

        いつのまにか試着。笑

        ▼ 鮮やかカラーの組み合わせが個性的でオシャレー♡

        コチラはキレイ目路線で♪

        ▲ シックな黒も、ちょい個性プラスで普段着をアゲてくれるアイテムに♡

        お気に入りがみつかると、その服を着るために特別な予定をつくって出かけたくなる気がしませんか?

         

        好きな服を着ていると不思議と自分に自信がもてる。

        洋服って、身に着ける人の個性が目に見える自己表現方法のひとつなのかもしれません。

         

        若い頃は流行を追うことに必死で

        どこかでみたような「みんなと同じ」を身に着けることで安心したり

        個性を表に出すことを恥じらっていた・・・そんな可愛いらしい時代もあった。

         

        しかし、我ら大人女子は成長し進化したのです!

         

        自分の個性に自信を持って

        自分の心がときめく洋服を選び

        自分のセンスがひかる洋服を着て

        いきいきと輝きを増していく。

         

        誰かと同じでは満足できない!

        そんな大人女子の「個性的な大人カワイイ」を叶えてくれるのが

        このお店のお洋服達なのです。

         

        ▼ とっても話やすい素敵大人女子♡オーナーさん。親身に相談にのってくれます。

        バイヤーになるのが夢でお洋服が大好き!!そんな強い想いから「ichirin」のオープンをさせたそう。毎日インスタにアップされているオシャレコーディネートは必見です!

        ▼ アクセサリーはお店の商品に合わせた個性的で大ぶりものから繊細なものまで。

        「soleil levant」さんの作品、オールハンドメイド。

        見ているだけで「しあわせ~♡」でも、やっぱり我慢できず・・・

        ずっと欲しかった大ぶりものイヤリング、私も買っちゃいました。

         

        オシャレな素敵大人カワイイ女子をめざすなら♡是非一度訪れて頂きたいお店です!

         

        新しいアイテムが随時続々と登場しています♪掲載の商品は取り扱いが終了している場合がありますのでご了承くださいませ

         

        *****************************

        https://www.ichirin-ichirin-ichirin.com

        「個性的で大人カワイイ」がコンセプトのセレクトショップ

        ichirin 

        *****************************

        <Instagram>
        https://www.instagram.com/ichirin_ichirin/

        am11:00 ~ pm18:30

        定休日: 木曜日 + 不定休(imstagramで告知)

        松阪市小津町200-6

        六軒駅より東へ約200m

        0598-68-9227

        ichirin_ichirin76921@yahoo.co.jp

        象の背中で鳥になる体験 紀北町の”便石山トレッキング”

        そこは青い空が広がっていて、太陽の光がサンサンと降り注いでいる。”象の背”と呼ばれる巨岩の上をゆっくりと歩いていくと、徐々にあらわになる待ち望んでいた光景。眼前に広がる山々と壮大な海の展望に一瞬、時が止まる。まるで自分が鳥になったような、そんな感覚を抱いてじっと遠くを見つめていた。


        世界遺産や奇跡の清流 大自然と共生するまち

        自然の魅力が溢れている三重県紀北町。その中でも、海と山の名をそのまま表した地域が紀北町の海山地区です。河口付近まで抜群の透明度をほこる”奇跡の清流 銚子川”や世界遺産 熊野古道伊勢路を代表する”馬越峠”など自然の観光スポットがめじろおしです。

         

        “銚子川”の水面。銚子川ブルーと呼ばれ、底までしっかり肉眼で確認できます。

        写真は天狗倉山へ向かう道中の様子。

        “馬越峠”は熊野古道伊勢路の中でも石畳が有名で、そこには先人の歩みが刻まれた神秘的な空間が広がっています。


        目指せ 象の背中!便石山トレッキング

        そんな“銚子川”や”馬越峠”、さらには紀北町~尾鷲市の海まで展望できるスポットがあるのを知っていますか?

         

        そのスポットとは、”象の背”と呼ばれる巨岩がある”便石山です。

        “便石山”は標高599mあるトレッキングに最適な山で、【”馬越峠”から登るコース】と”銚子川”のほとりにあるキャンプ場【”キャンプinn海山”近くの林道から登るコース】の2つがあります。

         

        便石山”象の背”の位置 種まき権兵衛の里より

         

        今回は、【キャンプinn海山近くの林道から登るコース】での体験レポートです。頂上までは約1時間40分の道のりで、急な斜面を一歩一歩足元を確かめながら登って行きます。地面は滑りやすい箇所もあるので注意が必要です。

        この山にはなんと・・・熊が出没する可能性があります。一緒に登った方のリュックには熊よけの鈴がついていて、チリーンという音が山に響きます。案外、その音が歩くペースをチームに知らせてくれる役割にもなっていてとても新鮮でした。

        山の中は木々や植物が生い茂っていて、この地域特有の大きな花コウ岩など、”馬越峠”に近い空間の印象を受けます。

        道中にはこんな木がありました。枝分かれしているところにフ○テレビの丸い球体みたいなものを設置したら面白いかな・・・なんて歩き疲れからかアホなことを考えてました。気をとりなおして・・・なかなか見ごたえのある木です。

         

        鉄塔の男を連想する・・・

        途中にこんな鉄塔もあります。鉄塔の中から上を見上げるのも新鮮です。

         


        ついに到着。まだ待ち望んだ光景がすぐそこに・・・

        歩くこと約1時間40分。暖かな日差しが差し込み、目的地の”象の背”についに到着しました。”象の背”の後ろ姿はまさに象の背中。漫画の世界の巨象を思い浮かべました。

         

         

        ゆっくり前へ・・・・

         

         

        3

         

         

        2

         

         

        1

         

         

        この光景です。疲れも吹き飛ぶ、自然を身体いっぱいに浴びながら晴れやかな気持ちになります。目の前に見える山が”馬越峠”です。左下には”銚子川”、右下には”尾鷲市の町並み”が望めます。空と海の青いキャンバスがまた良いです。

         

        ※.この日は少し薄雲がかかってました。また、再トライしたいです。

         

        象の背中で鳥になる

         

        そんな体験をあなたもどうですか?

         

        【“便石山”に挑戦するあなたに伝えたい注意点】

        • 遊歩道は陥没箇所などがあるので一歩一歩慎重に歩きましょう。
        • マムシ、ハチ、野生動物に注意が必要です。
        • 空気が澄んでいる晩秋~冬のハイキングがおすすめです。

        ※.夏は特にマムシやハチが出るのでおすすめしないそうです。

        参照:キャンプinn海山 便石山

        【Q.車はどこに駐車できるの?】

        • キャンプinn海山 駐車場
        • 種まき権兵衛の里 駐車場
        • 道の駅 海山 駐車場

        ※.キャンプinn海山は有料。また、繁忙期は駐車ができない可能性もあります。

         

        【便石山 アクセスMAP】

        狙いは焼き立て30分後。甘くない、みくらや餅店のみたらし団子

        みたらし団子といえば??

        関東出身の私にとって、
        みたらし団子と言えば、
        トロンとした一般的な甘辛タレ。

        なのだけど、
        いやいや、甘くないのがみたらし団子でしょ
        という声を三重県桑名市ではよく聞く。

        今回訪れたのは、
        甘くない派一押しである、
        創業58年のみくらや餅店

        名前の通り、お餅屋さん。

        餅屋和菓子屋の違いについては、
        今まで意識したことなかったが、
        餅屋はのし餅や赤飯、大福、団子など、
        和菓子屋は練り切りや羽二重、求肥など、
        昔は明確なすみ分けがあったらしい。

        みくらやのお華束

        かつて城下町だった桑名には、
        和菓子屋が多く、
        最盛期には約70軒あったが、現在は35軒程。

        餅屋においては、
        もう2軒程しかないのだそう。

        その貴重な餅屋の1軒が、
        みくらや餅店なのだ。

         

        約60年間の歴史がしみ込む団子

        早速、甘くない派を唸らせる、
        みたらし団子を焼いてもらった。

        小ぶりでキュートなサイズ

        程よく焦げ目をつけながら、
        くるくるまわる団子たち。

        くぐらせる特製の醤油だれは、
        創業時から58年間継ぎ足しているもの。

        くぐらせたら焼く。

        そしてまたくぐらせる。

        そしてまた焼く。この工程を3回。

        こうすることで味がしみるんよ』と大将。

        58年の歴史を纏い、
        こんがりきつね色になってきた頃、
        香ばしい匂いが鼻を誘う。

        熱視線を送る私に、
        大将がくれた熱々の”半端もん”

        スペシャルな4つ串、いただきます!

        醤油の焦げ目が香ばしく、
        お団子はもっちり柔らか。

        うん、甘くない!

        今まで定番だった、
        とろみのある甘辛のみたらし団子とは、
        全く違う食べ物だ。

        聞けば、みたらし団子の原型は、
        このような醤油だれを浸け焼きしたもの。

        砂糖の流通量が増える時代のなかで、
        甘辛タレが主流となったのだそう。

        大将焼き立ては焼き立てでええんやけど、うちの団子は30分後が味が染みて馴染むんよ。

        粉からこだわっているため、
        団子は冷めてもかたくならず、
        焼き立てとはまた違う食感が味わえるという。

        では、その30分を経たものを一串。

        なるほど、
        焼き立てに比べて餅にコシが出て、
        醤油の味も馴染んでいる。

        焼き立ては辛みが勝っていたけれど、
        30分後のものは餅の甘みまで味わえる。

        たかが30分。
        されど30分。

        好みかもしれないが個人的には、
        58年の歴史に30分のちょい足しを、
        おすすめしたい。

         

        美味しさの秘訣は…

        お団子を食べて感じたのが、
        キメの細かさ。

        草餅でもその違いがよくわかる。

        理由の一つは、
        大将のお父様が製粉屋だったため、
        生の粉にとてもこだわっているということ。

        --やっぱり粉も生の方が美味しいですか?

        大将そりゃそうだよ。生ビールと瓶ビールくらい違うよ。

        --そりゃ、大差っ!

        そして製法も。

        蒸気でふっくら蒸すことと、

        大将しか扱えないという、
        手動の餅つき機がその秘密。

        新米に切り替わる境目や天候を見極め、水分の調整を行う。

        ズドーンと下までしっかり沈み、
        キメ細やかな餅を作り上げる。

        もちろん餡子も全て手作り。

        6月から彼岸前までに登場する五平餅も要チェック!

        普段の営業は注文が主で、
        冷凍は一切せずに販売しているというのも、
        昨今においては貴重なのかも。

        この味を、
        関東から帰省している子供・孫にも食べさせたいと、
        みたらし団子やたがね餅(もち米とうるち米をついた餅)を、
        沢山買っていかれる方も多いのだそう。

        私がお伺いしたのは11月下旬だったが、
        年末は餅の予約が、
        山のように入っているとのこと。

        おかみさん:もう朝2時からフル稼働なのよ!

        --わぁ、おかみさん、2時は朝ではなく真夜中ですね。

        なんだかツウな気分になれる、
        お餅屋さんの香ばしいみたらし団子。

        焼きたてvs.誘惑に30分打ち勝ったもの。

        どちらがお好みか、
        ぜひ食べ比べしていただきたい。


        みくらや餅店
        住所:桑名市大字江場1450
        電話:0594-22-1746

        日本を旅する、自称伊勢のミュージシャンになってみた

        OTONAMIEをご覧の皆様、記者の皆様、運営の皆さまさま、
        ムーチョお久しぶりです。
        三重県伊勢市は河崎より、ogurockでございます。
        本業は勿論、亡き父の後、実家の鰹節屋も手伝いながら
        ライフワークでもあるミュージシャン生活も
        家族や仲間のサポートのおかげで、
        相変わらず続けながら生きてます。

        父の鰹節と今現在の鰹節。1年以上かかっちゃったけど大分近くなりました。

        前の投稿から随分経ってしまいましたが、
        実は今年の春から、
        同じ伊勢市民である尺八奏者の竹内洋司くんと
        楽器片手に日本全国を旅しています。

        尺八奏者 竹内洋司+ogurock(実物とは少々異なります)

        大体1ヵ月に10本程舞台に立たせてもらってましたが、
        そのうち1~3本程の割合で県外へ遠征してました。
        昨年は13県へお邪魔し、年明けの段階で
        6つの県を回らせていただく事が既に決まっております。
        そんな事をして生きてるんですハイってだけの話といえば
        ぶっちゃけそうかもしれません。いや、そうです。
        地元である伊勢や三重県を飛び出し、
        伊勢のミュージシャンを謳い文句に
        なんならOTONAMIEも絡めて
        おもしろい事できるかもしれない!ぐふふ。
        …なんてやましい事も考えたものの、
        特に事務所にも所属していない
        僕たちみたいな何処の馬の骨系自称ミュージシャンは、
        1件1件お店やイベントへ飛込み営業をして、
        ブッキングをお願いする日々。
        結構それだけで手一杯になって、
        思い描く妄想と現実のズレを実感し続けた365日。
        ええ、実際そう簡単には参りません。
        カッコよく言えばインディーズ。
        悪く言えば実績なんて全くない、
        自慢できるテクニックも特にない。あるのは勢いだけ。
        それこそ馬の骨。むしろ熊の骨。

        2018年の春に愛知県から始まり
        大阪城の真横で路上ライブさせてもらったり
        広島でギターと尺八を1人でこなすイケメン猛者と対峙したり
        熊本からの帰り道。空港で竹内くんがチケット落として館内放送で呼び出し食らったり

        基本的に2人のみで動いていたため、
        思いがけない事件も沢山ありました。
        台風には幾度か泣かされたし、
        急性胃腸炎でダウンしたり財布落としたり
        (↑両方とも竹内君ですが)
        今となってはいい思い出だけど、
        今年も色んな思い出が増える予感満載です。

        うちでパフォーマンスしても良いよと
        仰ってくれた先にお邪魔して、演奏が終わったあとは、
        地元のミュージシャンさんやお客さんやスタッフさん方と
        夜遅くまでやってる居酒屋さんとかラーメン屋で喋り倒し、
        テンションを維持しつつレッドブル飲んで深夜の高速を走り
        再び伊勢に戻る。眠くなったら
        そのへんのコンビニとかで寝てから帰る。
        大体そんな旅をしてました。
        広島からの帰り道はどこで寝たのか全然覚えてません。

        行く先々で喋る人たちは大抵ミュージシャン同士なので、
        音楽の話もたくさんしますが、
        同じくらい、お互いの地元の話も沢山します。
        僕が三重県大好きなのと一緒なくらい、
        どこでも地元愛ってのがちゃんとございまして
        これは三重県負けてるわ…!と気づく事もちらほら。
        行けばいくほど、
        まだまだ僕は井の中の蛙だなって痛感する事だらけでした。

        和歌山では寒空の下、地元のミュージシャンたちと語り倒しました。道路の真ん中で。
        一昨年地震で被災した熊本は本当に素敵でたくましい人ばかり。見習わねば。

        でも結局、音楽という技を勝手に背負って、
        これこそ自己責任で県外へ出ると
        改めて三重県って、伊勢志摩って
        いい所なんだなーって事にも沢山気がつきます。
        近所に無いものを遠くで学び、
        遠くになかったものを近所で再認識する。そんな感覚。
        こうして、全国津々浦々にすむ
        出会ったことのないミュージシャンたちに会いに行き、
        僕らの音楽を以てして、人と人、
        点と点を繋げていく様な作業を淡々と繰り返してます。
        いずれ、全国各地でご一緒したミュージシャンや、
        旅の途中でできた仲間たちが何らかの形で繋がってくれたら、
        なんかロマンチな感じして良いよな。なんて思いつつ。

        …毎度のことですが、またしても
        言いたい事を言いたいだけの記事になっちゃいました。
        いやはや、ごめんなさいね。ごめんなさいついでに、
        otonamieを見てくださっている皆様のなかで

        「うちでもパフォーマンスしてくれよ!」
        みたいな方がもしいらっしゃいましたら
        是非教えてください。
        お邪魔しますよ、あなたの町へ。
        お届けに参りますよ、僕たちの音。

        日本は広い。いろんな所へ楽器持って、
        見た事ない景色を拝みに行きたいんです。
        おっさんにも夢がある。夢を持って生きて何が悪い。
        どうせそのうち死ぬなら、
        やりたい事やってから適当に死んでやるわ、
        みたいな遅れてやってきた反抗期精神に乗っ取って
        今年も1秒たりとも無駄にせず、
        Rockな人生を歩んで参りますので、
        何卒よろしくおねがい申し上げます。

        行脚先、随時募集中!

        商店街の裏道の裏道にある「リトル・ベトナム」

        大門商店街の先に津観音があるのは多くの人が知っていることだろう。
        日本三大観音の一つに数えられる津市の名所である。

        では、そんな津観音のすぐ横にある「大門商店街飲食店街」を訪れたことがある人は果たしてどれほどいるだろうか。

        この飲食店街、写真のとおり外観だけで判断するならほとんどの人が「寂れたシャッター通り」と思うことだろう。
        現にこの通りで営業する飲食店街はほぼ全てが夜間営業であり、昼間は特に閑散としたものである。
        慣れない人はその雰囲気に負の感情を抱いて引き返してしまうだろうが、ぜひ乗り越えて歩みを進めて欲しい。
        「たとえ店が営業していたとしても入りたくない」
        「これ以上は行ってはいけないと何かが警告する」
        小心者の人であればそんな考えがどこからか湧き出てくるだろう。
        わたしもかつて訪れたときはそうだったので、否定はしない。そこが第一関門なのだ。

        そして飲食店街を進んだところで見えるこの横道。
        夜になるとこの横通が「ランタン」で明るく照らされており、見た目とそして文字通り異彩を放つ空間と出くわすだろう。
        「なんだここは」
        「雰囲気がさらに怪しくなったし怖い」
        「これ以上は行ってはいけないと脳が勝手に立ち止ませる」
        勇気を出してここまで来ても、そんな考えがどこからか湧き出てくるだろう。
        先にも述べたが、わたしも同じ思いをしたので否定はしない。ここが第二の関門である。

        この異様な雰囲気すら感じさせる通りはもはや裏通りと呼ぶに相応しいが、勇気を出して進むとその道が分かれておりさらに「裏」へと進む道がある。

        ランタンによって明るく照らされた通りが、様々な明かりでさらに異彩を放っている。
        いよいよここまで来ると身の危険を感じてしまう人もいるかもしれないが、ここに今回紹介するベトナムカフェがある。

        店の名前は「ĂN CƠM CHƯA?」という。
        読み方は「アンコムチュア」という。
        意味はベトナム語で「ご飯食べた?」という。
        ベトナムでは相手の調子をうかがう気軽な挨拶であるという。

        一見すると「なんか店っぽいのがある」とチラ見しただけで通り過ぎてしまうかもしれない。わたしも何度か目の前を通り過ぎたことがあるが、看板メニューを見るまでそこがベトナムカフェであることは知りもしなかった。
        ある日「そういえば気になるお店があったな」とふと思い立って再びここに訪れ、そして看板メニューの「フォー」という文字を見たときに衝撃が走ったのを覚えている。
        というのも、以前某孤独なグルメドラマでベトナム料理を扱った回を偶然見ており、そこでベトナム料理に興味を持っていたからだ。ドラマの主人公が美味しそうにベトナム料理の「フォー」「生春巻き」「ベトナムコーヒー」を味わっているのをみて、一度は食べてみたいなぁと常々思っていたのだ。
        まさか津市内にあるわけないだろう、と思って半ば諦めていたわたしにとって、まさに運命の出会いであった。

        「行くしかない」
        そして数々の難関を乗り越え、ここ「ĂN CƠM CHƯA?」にたどり着いたのだ。

        店内はカウンター席がいくつかと、テーブル席もある。
        初めて訪れる人は椅子やテーブルに「ん?」思うだろう。わたしもそうだった。
        しかし、この「ん?」と思う椅子とテーブルこそベトナムスタイルなのだ。
        現地の店舗でもこれらと同じものを使っており、この店でもベトナムらしさを出すために使っているのだという。
        ちなみに店主は日本人女性の方なので、「現地の人だったらどうしよう」と思ってる方は安心して欲しい。また、長くベトナムを訪れている方でもあるのでベトナム語も堪能。現地の方も安心して来て欲しい。

        「勇気を出して通りに入って欲しい」
        と店主の川村さんは語る。

        なお、店の前のスペース(近隣の店舗で使う共有スペースらしい)にも同じ椅子とテーブルがあり、店外での食事も楽しめるので団体で来てもベトナム料理を味わえる。

        さて、「ベトナム料理」と言われて思い浮かべるものはなんだろうか。
        一番有名なのはやはり「フォー」であると思うし、それを目当てに来る人も多いだろう。
        わたしもまっさきに注文したのがフォーであるが、そもそもフォーに鶏肉と牛肉の2種類があることも知らなかった。こちらは日によって出す種類が異なるということなのでぜひ数回訪れて両方を堪能していただきたい。
        しかし、ベトナム料理はそれだけではない。
        それ以外にも日本にはない異国の美味が味わえる料理が多くあるのだ。

        では「ĂN CƠM CHƯA?」でいただいた料理を紹介していこう。

        まずは先ほど挙げたフォーから。
        鶏肉と牛肉の2種類があるが、どちらも肉の出汁を使って作られたスープにまず特徴がある。牛肉は牛の骨や色んな部位とスパイスを使っており、鶏肉は鶏ガラから作られているという。
        特に牛肉の方は一見すると濃いこってり系のスープに見えるが、これがあっさりしているから意外だ。
        鶏肉も牛肉も麺との相性な抜群。トッピングの野菜も歯ごたえとスープとの絡み具合が最高なので、ぜひ2種類とも味わって欲しい。

        こちらは牛肉のフォー。柔らかな牛肉と麺・野菜の組み合わせが最高に美味しい一品だ。

        次に、これもベトナム料理の定番メニューであるという「バインミー」だ。
        ハノイのバケットのレシピという、外はぱりぱり、中はふわっとするフランスパンとはまた違うバケットにレバーペーストとベトナムのハム、そして様々な野菜を挟んだサンドイッチだ。
        正直に言うと、わたしはレバーが苦手なのでこれを注文するのは躊躇していた。
        しかし、それが食わず嫌いの愚かな過ちであることは食べてすぐに痛感することになった。
        一口食べた時のバケットの独特の感触と、野菜の歯ごたえとハムのうまみ。そして何よりレバーペーストが美味しさを後押しするのだ。レバー独特の臭みはまったくなく、とにかく材料全ての相性が抜群のサンドイッチなのである。

        こちらがバインミー。ちなみにここで一番の人気メニューなのだという。納得だ。

        麺・サンドイッチときたら米類も欲しくなるのが日本人というものであるが(偏見失礼)、そこもお任せなのがベトナム料理だ。
        ここではライスメニューとして「コムスゥン(豚焼き肉のせご飯)」と「コムガー(ベトナムチキンライス)」がある。
        どちらも()の中の言葉見れば食べたいと思う内容だ。
        下味のついた美味な肉が日本にはないお米(ジャスミン米)に乗っており、これに独自のタレをかければお米がさらさらになって独特の食感を楽しめ、味も食感も楽しめる一品だ。

        こちらはコムスゥン。ちなみにライスを抜いたオーダーにも対応してくれる。

        主食メニューはこれ以外にも生春巻きや揚げ春巻きといったものもあり、この冬にはココナッツミルクベースのチキンカレーも登場している。
        また、ベトナムカフェとうたってはいるが現地で飲まれているお酒やビールも扱っているので、食事+飲みをしたい人にもオススメ出来る。
        日本では飲めないココナッツ風味を感じさせる「ネプモイ」や紹興酒のような風味の「ネプカム」といった独特のお酒と、現地のビールも数多く扱っているのでぜひ味わって欲しい。
        また、生搾りレモンジュースやベトナムコーヒーといったノンアルコールの飲み物も充実している。特にベトナムコーヒーは食後の一杯としても最適であり、個人的に一番オススメしたいドリンクメニューだ。

        カウンターには現地のお酒やビールがずらっと並ぶ。どれも興味をそそられるものばかりだ。
        専用の器具を使って淹れるコーヒーは、ミルク(練乳)ありで飲むのがオススメ。
        生搾りレモンジュースも、砂糖が入ってるので「酸っぱ甘い」独特の味だ。

        食後に何か物足りない方のために、デザートも用意されている。
        これもベトナムでは定番のクラッシュアイスとコーヒーカラメルを混ぜた「ベトナムプリン」に、豆腐にジンジャーシロップをかけて食べるデザートもある。
        ベトナムカフェなので、先に登場したベトナムコーヒーとセットで甘味を食べに来るだけでも幸せな気分になれるだろう。

        ここに来たら必ず食べたい一品おベトナムプリン。数量限定なのでお早目に。
        豆腐に仙草ゼリーとクラッシュアイス、そしてジンジャーシロップとこの組み合わせも抜群だ。

        以上がこれまでいただいたベトナム料理であるが、ここに紹介出来ていない数多くの料理もあり、また店主の川村さんも今後新メニューをどんどん追加すると言っているので、興味が沸いたらぜひ訪れて味わって欲しい。

        そしてここで何度も登場している「ベトナム」について、店主の川村さんにその魅力を「ĂN CƠM CHƯA?」を開いた経緯とともに伺ってみた。

        ー「ĂN CƠM CHƯA?」はいつごろオープンしたのですか?

        2018年5月23日にオープンしました。
        プレオープンが1日からだったんですけど、そこから練習しながら準備を進めてきました。

        ーお店を開いた経緯はどういったものになるのでしょうか?

        サルシカのプロジェクトで、大門商店街を盛り上げたいというところからスタートし、ランタン通りにベトナム料理屋を作る話が出て、当時ベトナム雑貨を扱ってたわたしに話が来たんです。
        お店の一部もサルシカのボランティアの方々が作ってくれたりしました。
        (※サルシカの活動については公式サイトを参照)

        ーお店のコンセプトというか、こだわりはありますか?

        ここが津市の「リトル・ベトナム」となるようにしたい。
        ベトナム通の人が来ても楽しいし、行ったことがない人も楽しい、ベトナム人の人が来たら懐かしいと思ってくれる店にしたいというですね。

        ーベトナム歴はどれくらいになりますか?

        20年になります。
        当時日本で放映していたドラマでベトナムが話題になり、友達と行ったのがきっかけです。

        ーずばり、ベトナムの魅力とはなんですか?

        ヨーロッパとアジアがミックスされた独特の文化。
        古き良き日本のような温かさと、人々の「発展してやる!」という熱い思いからくる人間臭さ丸出しの貪欲さ。そんなまっすぐな生き方が良い意味で生きるパワーに満ちていて、そこに圧倒されてしまった。
        そんな人たちを見て、この人たちが何を話してるんだろう、と知りたくなり帰国後すぐにベトナム語教室に行ったほど魅了されてしまいましたね。

        ーこの記事を読んでいる方にメッセージをお願いします。

        料理もオススメだけど、お店の外観や雰囲気など、たくさんの人の助けで作られたこの空間を楽しんで欲しい。もともとベトナム雑貨をメインで仕事をしていたので、2階に雑貨コーナーも作ってあります。現地で買い付けたたくさんの雑貨があるので、それだけでも見に来てくださると嬉しいです。
        今後も料理のメニューを増やしていきますし、ベトナムの食材販売もやっていきたいと思います。この店を通じてベトナムに興味を持ってくれたらと思います。

        店主の川村 陽子さん。 「ベトナムに興味があって行ってみたい!という方もお店にいらしてください!」

        商店街の裏道のさらに裏道に、こんな魅力に溢れるな空間があることを知ってる人はどれほどいるだろうか。
        まだまだ大門商店街には隠れた魅力がたくさんあると実感した出会いであった。
        このお店に出会ってすっかりベトナムに魅了されたわたしも、いつか長い休みを取ってベトナムに訪れることが目下の夢である。

        【お店情報】
        ベトナムカフェ「ĂN CƠM CHƯA?(アンコムチュア)」
        住所:514-0027 三重県津市大門24-20
        電話:080-4848-2827

        ホームページ:http://www.salsica.com/ancomchua/
        Facebook:https://www.facebook.com/ancomchuaDAIMON/

        OTONAMIE PUSH!! EVENT【2019.1.17update】

        広報担当のともーこです!
        OTONAMIE編集部に寄せられた、OTONAMIEがPUSH!! しているイベント情報です。

        ※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
        ※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください

        第22回企画展 くらしの道具〜いま・むかし〜 特集“三重の伝統産業”

          

        ジャンル:展示会
        日程:2018年12月15日(土)〜2019年2月17日(日)毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)・年末年始(12月29日〜1月3日)は休館日
        時間:9:00~17:00
        場所:三重県津市一身田上津部田3060 三重県総合博物館(MieMu)
        費用:一般:500円・学生:300円・高校生以下無料
        主催者:三重県総合博物館(MieMu)
        お問い合わせ先:hikitk00@pref.mie.jp 059-228-2283 匹田
        メッセージ:今回の展示では、小学生が社会科の授業で「昔の道具」を学習する時期にあわせて、おもに明治時代から平成にかけて身近で使われた道具を紹介するとともに、特集として「三重の伝統産業」をテーマに、三重が誇る伝統産業の数々をその作品を通じて紹介します。
        期間中は伝統工芸体験や、昔の道具を使ったワークショップなどを実施します。ぜひご家族やお友達とお越しください。
        また、今回の企画展のタイアップイベントとして「三重グッドデザイン(工芸品等)展」が開催されます。合わせてお楽しみください。
        イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/MieMu/000220906.htm

         

        プラザフォークライヴ2019

        ジャンル:音楽
        日程:2019年1月20日 (日)
        時間:14:00〜16:00
        場所:桑名市大山田1丁目7ー4 桑名市大山田コミュニティプラザ
        費用:1000円
        主催:大西弘紀with Keypers 共催 一般財団法人桑名市文化-スポーツ振興公社 後援:桑名市
        お問い合わせ先:090-6395-8150 大西弘紀
        メッセージ: 私たち大西弘紀with Keypersは、昨年に続いて今年も大山田コミュニティプラザでライヴをさせていただきます。バンドではお客様が、懐かしいなぁ、あの頃はこんなことがあったなぁなんてほっこりした気持ちになっていただければという想いで、色んなジャンルの曲を演奏させてもらっています。今回もフォークライヴということで60年代から80年代のフォークソングを中心に選曲しました。サボテンの花、戦争を知らない子どもたち、翼をくださいなど懐かしくずっと親しまれている曲が盛りだくさんです。一緒に歌って楽しみましょう。

         

        『伊勢和紙展』

           

        ジャンル:三重県指定伝統工芸品「伊勢和紙」の総合展示
        日程:2019年1月21日(月)〜26日(土)
        時間:10:00-18:00(初日は13時から、最終日は16時まで)
        場所:小津ギャラリー (東京都中央区日本橋本町三丁目6-2小津本館ビル2F)
        費用:入場無料
        主催者:大豐和紙工業株式会社 協力:神宮司庁 後援:三重県
        お問い合わせ先:お問い合わせ先:0596-28-2359 info@isewashi.co.jp 大豐和紙工業 広報室 中北
        メッセージ:伊勢和紙120年目にして初の総合企画展示です。
        ◎「伊勢和紙」の沿革、製造工程等の紹介、道具の展示
        ◎「伊勢和紙」、「神宮御用紙」と「御神札」の展示
        ◎「伊勢和紙」を使った作品展示(写真・絵画・書・クラフト・擬革紙)
        ◎「伊勢和紙」および伊勢和紙小物類の販売

        ・期間中、催事としてつぎの体験を実施します(有料)。
        1/21-22 伊勢和紙手すきの実演と紙すき体験
        1/23-24 伊勢和紙プリントによる一筆箋づくり
        1/25-26 和紙コサージュとミニバッグづくり
        イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://isewashi.co.jp

         

        紀伊半島魅力発掘隊養成塾 in 尾鷲

         

        ジャンル:スクーリング
        日程:2019年1月26日(土)
        時間:13:00〜16:00(懇親会17:00〜19:00)
        場所:登録有形文化財「見世土井家住宅」 三重県尾鷲市朝日町14-2
        費用:無料(懇親会は¥1,000程度を予定)
        主催者:紀伊半島移住プロモーション事業実行委員会
        お問い合わせ先:022-781-7561 info@the-east.jp 合同会社イーストタイムズ (平日10:00-17:00)
        メッセージ:東北で自社メディア「TOHOKU360」を運営し、東北各地の市民記者によるニュースネットワークを作っています。
        今までマスコミの目が届かなかった「どローカル」のネタであっても、プロではない市民記者の発信であっても、一つの投稿が日本中・世界中に拡散し、人と人をつなぐ媒介になる。そんなことが、「TOHOKU360」では起こっています。

        同じことを、紀伊半島でもやりたい!私たちはそう考えています。
        地元の人だからこそ知っている地域の魅力が、日本中・世界中に広がって、例えば三重の人と東北の人が感動を共有する。感動を共有できた人同士は、きっと仲良くなれるはず。
        紀伊半島から、皆さんの感動がたくさん発信され、その感動がいろんな人をつなぎ、新たな地域の可能性につながっていくことを期待しています。
        イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://www.facebook.com/events/512958019114162/

         

        皆様からもイベント情報を募集しています!

        お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
        お気軽に下記メールフォームからイベント情報をお寄せください。

          ▼添付画像(イメージ写真やフライヤーなど)を3点まで送信できます▼
          1つの画像の容量は2.5MBが上限です。
          画像データの形式はgif、png、jpg、jpeg、pdfに対応しています。

          日本らしい暮らしの美しさ。波乗守を付けて漁村を旅する@安乗

          私:え、ここで買えないんですか?

          デザイナー中谷武司さんが手がけた波乗守。

          伊勢市河崎にあるショップ中谷武司協会で、私はそのお守りに出会った。

          しかし、考えてみれば当然だ。
          だって神社のお守りなのだから。

          ならば神社に買いに行くしかない。
          せっかく行くなら記事にしよう。
          ネットであれこれ調べ、取材の手配は完了。

           

          リュックにお守りを取り付け、安乗を散策。

          今回訪れたのは志摩市安乗。
          人口約1,800人の岬にある漁村だ。

          細い道をクルマで駆け上がると、

          そこには四角い灯台。

          視界に収まりきらない海と空。
          この景色を観て、思い切り深呼吸できただけで、来て良かったと思った。

          安乗埼灯台から歩いて数分のところにある安乗神社へ。

          初穂料を納め、お目当ての波乗守を手に入れた。
          私は嬉しくなり、さっそく背負っていたリュックにお守りを取り付けた。

          安乗のとなりは近畿地方のサーフィンのメッカ国府の浜。
          波乗守を買いにサーファーも訪れる神社。
          波乗守は開運の波に乗るという願掛けがされたお守り。

          境内を歩き、あれこれ眺める。

          コンクリートでできていて、カタチや色合いが何とも愛らしく神秘的。
          子どもが産まれたら詣る場所だと、禰宜さんが教えてくれた。
          ここ安乗はかつて畔乗と書いた。
          時は文禄の役(1592〜1593)、志摩国の海賊大名だった九鬼水軍の九鬼嘉隆がこの沖を通る際に船が止まってしまい、八幡宮(現安乗神社)に詣ったところ、船は動いたことから、畔乗から安乗に地名が変わったとのこと。

          因みに国指定重要無形文化財に指定されている、安乗人形芝居の起源もこの時だという説もある。

          歴史ある神社内の細い道を歩いていくと・・、

          赤い鳥居が映える景色。

          神社を後にして、くねくねした細い道を歩いた。

          漁村ならではの張り紙や、つい写真を撮りたくなるブロック塀。

          きんこ芋工房上田商店に到着。

          お洒落な店内。

          海女さんや漁師さんのおやつでもあった、きんこ芋。
          上田商店では芋から畑でつくり、家庭のおやつではなく商品として製造したのは上田久和さん。

          橘麻衣さん。

          その娘さんである麻衣さんと弟の圭祐さんが、この店を切り盛りしている。

          麻衣さん:あ、そのお守り!安乗神社のですね。私も子どものランドセルに付けてますよ。

          パティシエとしてのキャリアを持つ麻衣さんがつくる、店内で味わえるソフトクリームは、甘さ控えめ。使われている芋密は砂糖不使用だが、素材の甘みが味に深みを出す。

          やはり漁村にきたら漁港に行きたい。
          事前に取材許可を取っておいた、安乗漁港へ向かった。

           

          お兄さん、ええお守り付けとるね。

          漁港に到着。
          歩いていると・・、

          軽トラに伊勢海老。

          日が暮れるころ、漁港にはブランドふぐ「あのりふぐ」を乗せた漁船が帰ってきていた。

          昭和61年から稚魚を放流するなど、ブランド化の立役者であり、三重外湾漁協の組合長である淺井さんと奥さん。あのりふぐは夫婦で漁を行うことが多いと教えていただいた。

          淺井さんのふぐ漁は、夜中1時に船を出し帰ってくるのは夕方。

          淺井さん:昔から安乗では「ふぐはお姫様のように扱え」といいます。

          船の上で測量を行い素早く入札を行う。
          入札は漁船の大小それぞれのイケスを一隻単位で行う。
          人の指も噛み切る程歯が鋭いあのりふぐは、釣り上げられた船上で漁師が歯を切り、イケスの中でふぐどうしが傷つけ合わないようにする。

          言葉通り漁港では、ふぐに極力ストレスを与えず、できるだけ海水から出さないように丁寧に扱われ、生きたまま水槽に入れて出荷されていた。

          漁港を興味深く眺めながら歩いていると、ひとりのおじさんが話しかけてくれた。

          おじさん:お兄さん、ええお守り付けとるね。あそこの神社は元々勝負の神さんや。

          おじさん以外にも、港にいたおばさんにもお守りをきっかけに安乗神社について色々と教えてもらった。淺井さんに安乗に暮らす人と安乗神社について訪ねると、小さな町だがみんな神社を大切にしているとお応えいただいた。

          日が暮れた帰り際、私は訪ねた。
          淺井さんにとって安乗での暮らしとは?

          淺井さん:私は昔から豊かな海がある安乗で産まれ育ち、良かったと思います。それと努力をするとおもしろいです。新しい漁場で大漁するときもある。だから私は漁が好きで漁師を続けたい。死ぬまで努力です。

          漁港の堤防に書かれたメッセージ。

          帰り道、クルマを運転しながら、なぜ私は漁村に惹かれるのかを考えていた。
          もちろん都会が嫌いな訳ではなく、暮らしたこともあり今でも都会に行く事もある。
          しかし私自身、20代の時のような都会への憧れは薄れてきていると感じている。
          勝手な例えだが、その魅力を着る物で例えるならば、煌びやかな都会は最先端のスーツだとすると、漁村は昔ながらのやり方で丁寧に織り上げた生地で仕立てた着物のような、風情ある魅力を感じる。
          漁村には浦々それぞれに歴史文化があり、都会のように平均化されていない魅力的な雰囲気がある。
          自然と共に生き、神社などを大切にして地元に誇りを持って暮らす人々。

          それは “日本らしさが織りなす、暮らしの美しさ” だと思う。

          そんなことを考えながら、波乗守が紡いでくれたご縁に感謝しながら帰路についた。

           


           

          中谷武司協会
          伊勢市河崎2丁目4-4
          tel 0596-22-7600
          hp http://www.emelon-shop.net/about.html

          安乗神社
          志摩市阿児町安乗844
          tel 0599-47-3423

          きんこ芋工房上田商店
          志摩市阿児町安乗1076-2
          tel 0599-47-3517
          hp http://kinkoimo.com

          三重外湾漁協志摩支所安乗事務所
          志摩市阿児町安乗355-22
          tel 0599-47-3311

           

           

          お店自体がインスタ映え!kiku to hasuのスタイル

          桑名市では「3」と「8」のつく日に寺町商店街で「三八市」という朝市が開催されます。

          今日のお目当ては新鮮なお野菜と、そのおばあちゃんが作ったカブの漬物。

          端から端までてくてくと歩きます。

           

          おや・・・?

          おしゃれなお店が出来てる!!

          店内からは手を振る女性が・・・・

          けぃ「菊さん?!」

           

          彼女は知る人ぞ知る桑名にあったバーのバーテンダーさん。

          当時の彼女のお店の雰囲気は独特で、彼女から染み出るオシャレさはとてつもなく好きな雰囲気だった。

          その菊さんが寺町商店街にお店をオープンさせたそうな。

          彼女の腕には赤ちゃん

          菊さん「1か月前に子供が生まれたの」と優しい笑顔。

          お店にミシンを持ってきて作品を作りながら子育てもしている3人のお子さんのママ。

           

          自分のブランドkiku to hasuのハンドメイド服を中心にかわいいと思った服や雑貨を仕入れて販売しているのだとか。

          また委託作家さん達のアクセサリーやバッグなども並んでいる。

          店内の雑貨は出産祝いなどのプレゼントに買いに来る方も多いとか。

          子供のものだけじゃなく大人のアクセサリーや雑貨もおいてあるので新作の入荷のチェックにこまめに来店するのも楽しい。

           

          その中で目に留まったのがかぼちゃパンツ。

          kiku to hasuのハンドメイド商品で市販にはない個性的な柄で年中人気だそう。

           

          kiku to hasuのコンセプトが

          「国内外のかわいい柄、珍しい柄、面白い柄の生地をセレクトして制作しております。

          ベビー用品はデザインへのこだわりだけでなく、機能面も考え、自身の子育ての中で感じた、

          「あったらいいな」

          「こうならいいな」

          をカタチにして、より使いやすく、着せやすい物をと、改良してきました。

          赤ちゃんから大人まで楽しめるデザイン、ちょっと一癖あり、笑顔になる物作りを目指し、一つ一つ丁寧に心を込めて制作しております。」

          とのこと。

           

          菊さんの想いがたっぷり詰まったお店にはキッズスペースも完備。

          お母さんたちが子供を連れて遊びに来てくれるそうです。

          菊さん「ワークショップとかもできたらいいなと思うんだ」

          と楽しそう。

           

          子供だけでなく大人も楽しめそうな「kiku to hasu」にぜひ足を運んでみてはいかがですか?

          今は店頭分も完売してしまうのでハンドメイドサイトのminneの販売はお休み中ですが、これからたくさん作って復活させる予定だとか。

           

          kiku to hasu

          桑名市寺町商店街内

          10:00~15:30

          産後で不定休の為、営業日時はInstagramで随時アップしているそうです。

          minne : https://minne.com/@kikuku

          instagram : kikutohasu

          『よろこば食堂』の新たなる挑戦

          ホエイパスタが人気のお店”よろこば食堂”。
          飲食店という枠を超えて、新しい挑戦を始めたと小耳に挟んだので、(株)喜場~よろこば~代表取締役小柴さんにお話を伺ってきました!

          よろこば食堂の新しい挑戦

          よろこば食堂では地域活性化イベントとして、2018年にメディアでも話題になったキングコング西野亮廣さんの” えんとつ町のプペル” 原画展とトークショーin三重県 主催しました。
          その後もオリエンタルラジオ中田敦彦講演会in三重県 主催。都会でなくとも人は集まる!そんな風に考えています。

          食堂が何故こんなことするの?って思われるかもしれませんが、地域活性化のイベントをすると関わってくれた人でコミュニティが出来ていくんです。何よりこのコミュニティがとても楽しいです。やれる事の幅も広がってきて、それぞれの特殊能力が違うので、パズルのピースの様に合わさっていく事で成り立つ絵がどんどん大きくなっていきます。

          もう一つの取り組みがクラウドファンディングから設立した挑戦者支援の’よろこばスタジアムa’など活動をしています。

          小柴さんの挑戦はまだまだ続きそうです。

          ところでよろこば食堂とは

          お店としては、世の中に’よろこびを咲かせる’べく、レストランだけではなく製麺所、自家焙煎珈琲事業、ホエイバウムクーヘンの販売をしています。

          喜びを咲かせる場所でよろこば!なるほど!

          お話を伺った小柴さんが実に興味深い。無一文からフリーターそして世界一周へいき、イタリアでパスタに出会い、その衝撃から「パスタ屋を作る!」と決意し「パスタを2万食売って起業する」プロジェクトを立ち上げ、路上での手売り販売を開始。

          無一文から路上で手売り!びっくりしますよね。

          そして世界一周の旅で得た「ゴミ問題」「女性の美と健康への想い」をヒントに、試行錯誤の上、産業廃棄物で有り、とても栄養価の高い”ホエイ”を使用した「ホエイパスタ」を開発し、二万食を売り切り製麺所を立ち上げ今に至ると、なんとも山あり谷ありの人生。その経験値が小柴さんの魅力を倍増させている気がします。

          せっかくなのでよろこば食堂の魅力も聞いてみました。

          パスタスタジアムよろこば食堂は、喜びを咲かせるを理念に人・ホエイパスタ・イタリア直輸入石窯で焼き上げるピザビュッフェ・コーヒーマイスターが焙煎する自家焙煎コーヒーを基に喜びを咲かせるのがパスタスタジアムよろこば食堂です。

          ☆ホエイパスタ
          新健康食材ホエイを練り込んだホエイパスタを製麺しております。卵の代わりにホエイを使用する事で、低カロリー・高タンパクになり、食感がモチモチになるのが特徴。
          ※ホエイとは、チーズを作る時の副産物であり、栄養価が高く、ホエイプロテインや美容液等で使用されているが使用用途が少ない為、産業廃棄物として廃棄される物。最近では新しい「ジム飯」として東海テレビ「ニュースone」にて放送されました。

          ☆パフォーマンスメニュー
          お客様の目の前で仕上げるチーズをふんだんに使った”よろこナーラ”、炎を上げる”ファイヤーロブスターパスタ”や、焼き上げるNY発祥の”マシュマロアイス”等お客様の目の前で仕上げる事でのライブ感の提供をしております。

          ☆オリジナルパスタ
          自家製のローストビーフを贅沢に使った、ローストビーフのパスタや、超有名某大泥棒アニメの映画に出てくる、ミートボールのパスタを牛100%でクオリティ高く再現し、夢を叶えた夢パスタ等をはじめ、女性に人気な海老と明太子のクリームパスタ等常時20種類以上のパスタが並びます。

          ☆ピザビュッフェ
          イタリア直輸入の石窯での焼きたてのピザビュッフェの種類も40種類以上ある。はちみつのピザや、カスタードチョコのピザなど、デザートピザも10種類近くあり、女性・子供に大人気てす。

          ☆自家焙煎コーヒー(ドリンクバー)
          ドリンクバーで飲めるコーヒーは、アドバンスドコーヒーマイスター(三重県では4名のみ)が焙煎した、スペシャリティランクのコーヒーが飲むことができ、コーヒー好きのお客様も多く来店されます。

          ☆メンバー
          メンバーは、世界一周経験者や、バーテンダー、教員免許を持つ者もいたり、ドリームプランプレゼンテーションという大会で感動・共感を生み、講演活動等を繰り広げる者もおり、幅広い喜びを咲かせています。

          メニューからメンバーまで、すべてが幅広い!小柴さんにご興味持たれた方はよろこば食堂に行けば、運が良ければ会えるかも知れません(笑)


          よろこば食堂
          住所:津市大里睦合町2580-3
          電話:059-253-4650
          営業時間:平日 11:00~21:30/休日 11:00~22:00

          http://yorokobashokudo.jp/

          旅するクレープ屋さん「ポット夫人」へ行ってきたよ♪

          甘いものには目がない甘党のSHIMAZINEライターなおやです。
          この夏にできたクレープの移動販売「ポット夫人」のクレープが生クリームたっぷりで美味しいとの噂を聞いたので早速取材に行ってきました。
          移動販売なので日によって販売場所が変わります。販売場所は事前にインスタグラムでチェックして志摩市内の鳥羽志摩農協阿児支店で販売する日があったのでその日に合わせて突撃!

          ポット夫人Instagram
          https://www.instagram.com/potto.hujin/

          やってきました!鳥羽志摩農協阿児支店!車が派手なので遠くからでも一目瞭然です。

          車の前にメニュー看板があるのでそこからお目当てのクレープをチョイス!

          今回は外のメニュー表にないイチゴオレオクレープと定番のバナナキャラメルクレープを注文!

          待つこと数分やってきましたこちらがイチゴオレオクレープ

          そしてこちらがバナナキャラメルクレープ

          クレープはには底までぎっしり生クリームが詰まっています。しかもこの生クリームそこまで甘くなく最後まで飽きずに食べることができます。


          非常に魅力的なポット夫人のクレープ!このお店の店主の豊田さんに少しクレープについて伺ってみました。
          どうしてこのお店をはじめたのかというと、「最後まで美味しく食べれて大人も子供も楽しめる見た目のクレープを作りたくて始めた」とのこと!そのために最後まで飽きずモタれず食べれる生クリームを見つけるために数ヶ月に渡り20種類以上の生クリームを試して今のクリームにたどり着いたらしいです。

          その苦労の甲斐もあってか見た目とは違って重くなく軽く1個食べられてしまいます。ライターなおやはもう1個ぐらいいける感じでした。

          ボリューム満点だけどクドくなく最後まで美味しく食べれるクレープ!ポット夫人Instagramで出店場所をチェックして近くに来たときは食べに行こう♪

          SHIMAZINE-旅するクレープ屋さん「ポット夫人」へ行ってきたよ♪

          世代を超えて愛される煮込うどん。かなやに溢れる愛。

          ぐつぐつと土鍋から湯気が噴き出す、煮込うどんが恋しくなる冬。
          今回出会った一杯の煮込みうどんは、文字通り身体の芯からあたためてくれた。

           


           

          私は仕事で志摩にいた。

          お昼時を過ぎたころ、クルマを運転していると一件の気になる店を見つけた。
          同行していた志摩に詳しいカメラマンに聞いたところ、美味しいと評判の店のようだ。

          飾り気はないがしっかり手入れされた店構え。
          メニューを眺めていて気が付いた。

          煮込うどんの店だが天ぷらなどはなく、鶏や玉子そして合鴨のみ。
          老舗感のある店構え、シンプルなメニュー。
          常連に愛されている店であるのは、間違いなさそうだ。
          私と臨時アシスタントは合鴨煮込うどんを、カメラマンはカレー煮込うどんを注文。

          女将さん:ちょっと時間がかかるけど、いいですか?

          煮込うどんを待つ間、おでこの絆創膏がなんとも愛らしい赤ちゃんを抱いた娘さんに話を聞いた。
          娘さんは出産をして、子育てをしながら店を手伝っている。
          父(大将)と母(女将)が中心となり大女将も一緒になり店を切り盛りされているとのこと。
          私が店でアットホームなあたたかさを感じたのは三世代、いや赤ちゃんも含めると四世代家族がつくる空気感だ。

          しばらくするとぐつぐつと音をたて、煮込うどんがやってきた。
          口に運ぶ。

          ん?すごい食感。

          太麺のそれは、うどんをすするというよりうどんを噛むという感じ。
          名古屋などで食べる煮込うどんのように、麺は固めだ。
          そして噛むほどに染み込んだ出汁と合わさり、美味しい。
          一般的に煮込うどんの出汁は辛めの味噌だが、ここの出汁は角がとれたやさしさのある味噌。
          写真を撮ったり娘さんと話をしながら食べていると、大将と女将さんが出てきてくれた。

          大将:お出しするのが遅くなって、ごめんなさいねー!

          私たちが入店したのは確か14:00を回っていた。
          なんでも昼用に手打ちしたうどんは、私たちがオーダーした時点で残り二食分だったため、新たにうどんを打っていて料理の完成が遅れたとのことだった。

          少し想像してもらいたい。
          あと二食しか手打ちしたうどんがないのならば、店として注文を断ることだってできる。
          すみません。あと二食しからないから、そばや丼物でもいいですか、と。
          しかしこの店はそんなことはしなかった。
          不足している一人前のうどんを、手間暇かけてわざわざ打ってくれたのだ。
          私はその心意気に感動していると・・。

          女将:二世代、三世代と世代を超えて来てくれるお客さんもいるんです。ありがたいことに。

          もし私の家の近所にこのお店があったら、私もきっとそのような常連になるだろう。
          しかしあの煮込うどんの食感、どうやって作っているのだろうか。

          大将:ここのうどんは、打った麺をお湯でゆでずに直接土鍋で出汁と一緒に煮込みます。なので打ったうどんが余ったら、他に使い道がないです。その日の打ち立てのうどんを使っています。

          大道の煮込うどんの製法、打ち立てにこだわる心意気。
          ますますこの店が好きになった。

          私:みなさんの集合写真を撮らせてもらってもいいですか?

          すてきな「家族写真」だと思った。

          Photo y_imura

           


           

          かなや
          志摩市阿児町鵜方3061-244
          tel 0599-43-3635

           

           

          幽霊食堂と呼ばれる食堂ワコウ。

          幽霊食堂

          そう言われる店があると聞き、行ってみた。

          うん、思わず納得の外観。

          入るのに必要なのは、
          ヒトカケラの勇気。

           

          昼定食は刺身付き

          食堂ワコウ。

          店内に入ると、
          メニューが壁にずらり。

          もれなく迷うパターンである。

          こんな時にありがたいのは、
          本日のランチ的存在。

          あったあった。

          本日のランチは、
          ミックスフライ定食とのことで、
          通常850円が700円。

          選択肢が多い時、
          こういうのは非常に助かる。

          ということで、
          ミックスフライ定食を。

          お得な上、
          お刺身まで付いてるという、
          充実度120%な定食。

          こちらは牡蠣フライ定食(750円)

          お刺身…付いてる。

          どうやら昼の定食には、
          基本お刺身がつくのがこの店のサービスらしい。

          それも店主が仕入れたお任せ鮮魚。

          トロが付く日もあるという。

          そこで、ふと気になった。

          ―—刺身定食にもお刺身付くのですか??

          大将:刺身定食には天麩羅が付くよ。

          ―—では天麩羅定食には?

          大将:刺身が付くよ。

          ―—ということは刺身定食と天麩羅定食は同じ??

          大将:違うよ、割合が違う。

          ―—ほぅ、割合。

           

          豊富過ぎるメニューがエンターテイメント

          食堂ワコウを営むのは、
          元魚屋だった大将と、
          元踊り子だったフィリピン人のれいちゃん。

          明るいれいちゃん。仲良しご夫婦

          創業18年で、
          店名は大将の名前”幸和”からもじったのだそう。

          店内入ってまず目に入るのが、
          壁を埋め尽くす、
          バリエーション豊富なメニュー。

          ―—メニュー多いですよね。

          大将:他に裏メニューもなんぼでもあるよ。

          ―—えっ、これ以上??

          大将:あるよ。忙しい時は無理だけど、リクエストにはできる限り応えているね。

          ――メニューにないけど”酢豚食べたいなー”とか??

          大将:あぁ、出来るよ。

          他にも、
          冷蔵庫から魚介類を選び、
          好みの調理法でお願いできるシステムもある。

          それがまた、
          どれもこれもリーズナブル。

          鯛も、 

          まぐろも、

          ぶりも。 

          今回は、
          イカをお刺身でお願いすることにした。

          ゲソとエンペラは、
          天婦羅にしてくれる神対応付き。

          アジのたたきの場合、
          残りの骨は、
          カラッと揚げた骨せんべいとなって登場。

          そういうのがいちいち嬉しい。

          冬になると、
          ホルモン鍋やすき焼きなどの、
          あったかメニューが増えるのも、
          食堂ワコウの風物詩。

          特上はおやじおまかせか…任せたい。

          セルフのおでんも、
          ひたひたでスタンバイ。

          そうそう、
          黒板も要チェックでどうぞ。

          噂ではまぐろ丼のサービス度がすごいらしい

          なにやら色々と忙しくて楽しいのが、
          ワコウの流儀。

           

          幽霊は出るのか否か

          ”幽霊食堂”

          そう呼び出したのは一体誰か。

          大将:近所のこどもたちだよ。理由は、想像通り外観だろうね!

          昼から夜まで通し営業のワコウには、
          15時頃になると、
          小腹を空かせたこどもたちが、
          駄菓子屋感覚で訪れる。

          特に人気なのはポテト。

          子供達用に用意した人気のハッシュドポテト(50円)

          お供には、
          セルフサービスの烏龍茶。 

          「ただいま―!」「お帰りー」が飛び交う、
          昼過ぎのワコウ。

          ―—一見、こどもには入りにくい店と感じたので意外でした。

          大将:近所の小学校で地域の歴史を学ぶ授業があると、この店で語りべになったりもするんだよ。そういうのもあってかな。こどもたちはよく出入りしてくれているね。

          ―—本当に幽霊は出ないですか?

          大将:出ないよ。店は自分で改築したから昭和のままなんだよ。昭和のスタイルでやりたくてね。いつでも誰でも入りやすいよう、本当は常に入り口が開いている店をやりたかったんだけどね。ふらっと覗くと誰かいるみたいな、そういう居場所になる店っていうのかな。以前に床や壁など張り替えようとした事もあったのだけど、常連さんたちから”何しとんのや、綺麗にしたらいかんて、これがええで”と止められてね。この飾らない感じが入りやすくリラックスできるって言われたらそうなんかなと思って、そのままにすることにしたんだわ。

          なるほど。
          常連さんの気持ち、わかる気がする。

          妙に落ち着くこの感じ。

          因みに、食堂の奥にある、
          大将お手製のスナック風ルームもめっちゃ昭和。

           

          れいちゃんとフィリピン料理

          ワコウの楽しみとして欠かせないのが、
          れいちゃんとのトークと、
          本格的なフィリピン料理。

          おすすめはアドボ

          れいちゃんが日本に来たのは、
          20歳そこそこの頃。

          豚足の唐揚げ

          知っている日本語は、
          おはようございます・おやすみなさい・いただきます、
          それぐらいだったのだそう。

          店を始めた頃も、
          日本語はさほど上手ではなく、
          お客さんとのコミュニケーションに苦労は多かった。

          更にこの地域の方々は、
          方言的がきつい言葉に聞こえがち。

          毎日泣いていた時期もあったのだそう。

          それでも理解してもらえるよう努力し、
          日本の家庭料理も勉強した。

          お客さんの顔を覚えるのも、
          常連さんたちの嗜好を把握するのも、
          れいちゃんの担当。

          タイやベトナム等、
          日本語・英語が話せない外国人が来ても、
          ジェスチャーでコミュニケーションをとるれいちゃん。

          言うべきことを、
          はっきりと示すスタンスも気持ちが良く、
          今ではお客さんやご近所さんなどが訪れ、
          「マスター聞いてー/れいちゃん聞いて―!」
          家族にも言えないような相談に展開することもあるのだそう。

          れいちゃん:相談に乗っていた少年少女が結婚の報告に来て、その後子供を授かって、そのうち家族で来るようになったりね、嬉しいこと沢山あるよ。夕方に来て一杯飲んで、”んじゃ行ってくるわー”って近所の銭湯へ行って、”ただいまー”って帰ってくるお客さんがいたりね。お客さんがファミリーな感じ。

          大将:ここまで地域に密着した外人は中々いないんじゃないかな。外人の嫁さんもらって、こうしてお店やらせてもらえている自分は恵まれとると思うよ。

          ―—わぁ、色んな意味で、ごちそうさまです。

          そんなこんなで、
          人の温度感じまくりの温かな食堂ワコウ。

          柔軟性半端ないので、
          メニューコンプリートへの道はまだまだ長い!

           


          食堂ワコウ
          住所:三重県桑名市 大字下深谷部深川町13−5
          電話: 0594-29-3444
          定休:月曜日
          ※火金は朝仕入れへ行く為、ランチ営業がちょっと遅め。その代わり美味しい魚介が豊富

           

          「伊勢志摩備長炭」という、食べられない伊勢志摩ブランドを知っていますか?(さとう製炭工房)

          伊勢志摩の飯はやっぱりうまい!地元でご飯を食べるといつもそう思います。

          三重県は食の宝庫!
          その中でも伊勢志摩は伊勢エビ、アワビ、牡蠣、などなど最高の食材が揃っています。

          そんな最高の食材が揃っているなか、新たな伊勢志摩ブランドができたと聞きつけ、
          山奥へとやってきました!

          初めは気軽な気持ちで車を走らせていると、どんどん道がけわしくなってきて、
          このまま走っても大丈夫か?と自問自答。

          志摩のリアス式海岸を縫うように、永遠と山道を走り、ようやくたどり着きました!

          木が積んであり、何か工場のような雰囲気・・・

          ここに本当に伊勢志摩ブランドがあるのか・・・

          と思っていたいましたが、ようやくたどり着きました!伊勢志摩備長炭!!


          叩いてみると『キンキン』と遠くまで響くような高い音、まさしく炭の王様、備長炭の証です!

           

          今回は、この伊勢志摩備長炭を作っている、『さとう製炭工房』の佐藤さんに、
          山から木を切りだし、備長炭になるまでの取材をしてきました。

           

          まずは原木を山から切り出し、工房でちょうどいいサイズに調整します。

           

          木を窯の中にいれて、一度火をつけたら10日間は燃やし続けます。

           

          煙の色が変わったらそろそろ窯出しの合図です!!

           

          いよいよ備長炭が出てきます!!

          これが出来たての備長炭!!

          これが冷めたらいよいよ完成です。

          これが完成した備長炭です。

           

          どうですか、この佇まい!やはりほかの炭にはない迫力を感じます!

           

          今回の取材するなかで、佐藤さんの背中越しに伊勢志摩備長炭のすごさが伝わってきます!

          けっして表には出ないが、最高な食材を最高の料理にするための立役者、伊勢志摩の最高の食材を最高の状態にできる、食べることが出来ない伊勢志摩ブランド『伊勢志摩備長炭』は志摩の飲食店やホテルで扱っているみたいです。

          この焼き料理最高!と思ったらそれにはさとう製炭工房の伊勢志摩備長炭が使われているかも・・・

           

          さとう製炭工房-伊勢志摩備長炭-
          Webサイト:https://www.iseshimabinchoutan.com/

          SHIMAZINE-伊勢志摩備長炭」という、食べられない伊勢志摩ブランドを知っていますか?(さとう製炭工房)

          これからはお茶でも飲みに、お寺に行く。漁村の和尚から聞いた物語とか。

           

          お墓が堂々としている。
          三重の漁村に引っ越してきた僕は、そう思った。

          外から丸見え。実は僕が勤める会社の真隣。

          東京にいた頃、
          心理的瑕疵と注釈のついた物件に二年住んだ。

          周辺に嫌悪施設があるとのこと。
          なんのことかと思ったら、お墓だった。

          そのお墓は高い塀で囲まれていて、
          外からはまったく見えないようになっていた。

          まるで存在しないように存在している。
          それが都会のお墓。

          なのにこの漁村といったら。
          なんて、お墓が「堂々と」しているんだろう。

          バス停を降りたら、お墓。

          「どうしてここの墓地には、塀がないのでしょう」

          お墓のことを聞くために、
          僕が住む阿曽浦集落にある片山寺を訪れた。

          だって当たり前じゃないですか、お墓があるっていうのは。

          和尚さんは言う。
          この集落の人々は、お墓が隣にあることを嫌がらないようだ。

          どうやら今まで僕が住んでいた地域とここ阿曽浦では、
          お寺とお墓の”ポジション”が違う。

          毎日誰かしらが、お墓参りに来ている。

          漁村の和尚さんに、
          もう少し話を聞いてみようと思った。

          お寺は「高いところ」にあった。

          津波一時避難所。

          漁村にはいくつもあるけど、
          お寺は高確率で避難所に指定されている。

          この周辺のお寺の多くは、
          高いところにある。

          階段を登りきったところに、お寺があった。
          そして、和尚さんがいた。

          ここを見せてもらった時に、ああこんなええとこないなと思って。
          このお寺をやらせてもらえるんやったら有難いなということで、
          そんな具合で来たんですけど。

          生まれは岐阜。
          お寺からみえる海の風景に惹かれたそう。

          どうぞ、お茶でも一服していただいてからお話しましょう。

          和尚さん自作の陶器でお茶。
          一緒にいただくのは、和三盆。

          ホッと一息ついて、
          集落の風景を眺めてみた。

          良い景色だった。

           

          集落一個につき、一つのお寺がある理由。

          集落という概念が薄い都会の人には、
          そもそも集落というものがわからないかもしれない。

          説明するなら、それは人々の居住区のこと。
          人が集まり、互いに助け合いながら暮らしている。

          一年に何度か出会い作業というものがあり、
          草刈りやお墓掃除を共同で行っている。

          集落の区分けが色濃く残っている田舎の地図をみると、
          各集落ごとに一つずつお寺があるのがよく理解できる。

          阿曽浦はもともと二つの地区(浦・里)が合併しているため、
          二つのお寺がある。

          これには、檀家(だんか)制度というものが影響している。

          江戸のはじめ、キリスト教が禁教になりましたね。

          禁止する手前、どこかのお寺に所属するようにと幕府からお達しが出て、

          日本国民すべてがどこかのお寺の檀家ということになったんですね。

          阿曽浦里地区の人々が片山寺に所属するといったことが、
          日本全国で同じように行われた。

          キリスト教の禁教がとけてから200年以上が経過したが、
          ここ阿曽浦にはいまだにその名残がある。

          基本的に檀家さんは阿曽浦にしかいません。

          けれど阿曽浦から出ていった方も、親の回忌になると法要をお願いしに来られたり、他にもお葬式を頼みに来られたりします。

          集落に一つずつあるお寺。

          どこのお寺で葬式をあげるかということが、
          集落の区切りになっているともいえる。

          この地域ではそれくらいに、
          お寺が集落の中心にある。

          お寺にあった、大切な役割。

          集落にあるものを見つめ直してみる。

          スーパー・役場の出張所・郵便局・ガソリンスタンド……。
          生活に必ず必要なものが、なくならずに残っていることがわかる。

          このラインナップのなかに、
          もちろん”お寺”もある。

          お寺もまた、田舎にはなくてはならないものだ。

           

          昔はお寺っていったら、

          駆け込み寺っていいますけどね。

          離婚の仲裁してみたり、揉め事の仲裁をしたりですとか、

          小さな家庭裁判所くらいの役割を果たしていたのは事実でしょう。

          揉め事があったとき、駆けつける場所。
          人々の間の争いごとを仲裁するのも、和尚さんの仕事だった。

          それ以外にもまだある。
          “寺子屋”という言葉の通り、学校の役割もあった。

          町の子どもたちをお寺に呼んで、
          机を並べさせて読み書きを教えた。

          和尚さんといえば昔は、博識で字が綺麗。

          読み書き・計算くらいは教えれたんですね。

          学校の先生から裁判まで。
          なぜ、和尚さんというのはここまで”万能”な存在だったのか。

          阿曽浦のお寺の歴史を聞く。

          阿曽浦は昔、陸の孤島と言われていた。

          1968年に南島大橋・阿曽浦大橋が完成するまで、
          集落外へ赴く際の最短ルートは”船”だった。

          海と山に囲まれた集落。
          そんな集落にあるお寺ならではのエピソードがある。

          崇山(そうざん)禅清大和尚の話。

          崇山和尚は、慶長六年阿曽浦に生まれた。霊泉庵の長韻和尚に見込まれ弟子になった。小僧としての修行が一〇年ほど続いた一九歳のとき、不幸にも長韻和尚が亡くなったので、若くして霊泉庵の住職になった。その頃、京都の妙心寺から道方の法雲院に来ていた大疑和尚が崇山の人柄と識見に感心し、岐阜の愚堂という名僧にひき合わせた。崇山は、愚堂和尚のもとで、日夜修行に励んだので、りっぱな僧としての評判は四方に広がった。崇山のもとにたくさんの小僧が弟子入りしただくでなく、教えを受ける大名まであらわれた。慶安元年、崇山は推挙されて、妙心寺の第一座という重い役につき、名僧としての名を更に高めた。(南島町50周年記念誌)

          “陸の孤島”で育った青年が見た”外の世界”は、
          どれほど広く映ったことだろう。

          そして、名誉ある地位を得て帰ってきた崇山和尚は、
          集落の人からどれほど”崇”められただろう。

          崇山和尚のように、
          和尚さんとは外の土地で修行を積んでから、
          自身が積んだ知識や徳を地域に伝える存在だった。

          崇山和尚は阿曽浦に帰ってきてから霊泉庵の名を片山寺と改め、
          臨済宗妙心寺派のお寺として、人々に教えを伝えたと言われている。

          外から新しいものを取り入れて地域に伝える。
          それはかつて、地域の人々から信頼される和尚の仕事だったのだ。

          和尚さんがいない集落が増えている。

          驚いたことに、阿曽浦の片山寺の和尚さんは、
          大江・道方という隣接する集落のお寺の和尚さんも兼務している。

          三つのお寺の和尚さん。
          最近はそんな”兼業”が増えているそうだ。

          小さい集落やとね、

          和尚さん一人の生活を支えていけないですよね。

          和尚さんもある程度食べてく糧がいるんで、

          この集落だけで和尚さん一人やっていってもらうのはようしませんって、

          近くの和尚さんを呼んで兼任してもらうんですね。

          集落がお寺を支えている。

          だからこそ集落の人口が減ると、
          集落で一つのお寺は維持できない。

          市町村の合併によく似ている。

          ここ旧南島町には10ヶ寺。
          我々の宗旨のお寺があるんですけど、

          和尚さんがいるのは4ヶ寺しかない。

          10のお寺を4人の和尚さんで支えている形です。

          和尚さんのいない集落。

          和尚が果たしてきた”役割”は、
          一体誰がどうやって引き継げばいいのか。

          限界集落。

          過疎化などで人口の50%以上が65歳以上になり、
          冠婚葬祭などを含む社会的共同生活や集落の維持が困難になりつつある集落。

          お寺の和尚の役割は、なくなしてはいけない。

          そして再び、お墓の話。

          片山寺の和尚さんが、
          和尚さんになるまでの話をしてくれた。

          一週間寝ずの座禅をしたとか、
          禅宗の修行はストイックだ。

          そのなかでも、
          僕の心に残ったエピソード。

          私が別のお寺で修行していた頃、夜中の三時に起きて鐘をついたんです。

          ですけど周りにマンションができて、やかましいと言われるんですよ。

          そのお家が建つ何百年も前から、そこではこの時間に鐘がなってたんですけどね。

          集落になくてはならないもの。
          いま人々にとって、お寺とはどのような存在なのだろう。

          お墓の”塀”の話にも、
          その本質はここにある。

          人がいっぱい住むようになって、

          普段の自分の生活のなかで視界にお墓が入るっていうのが

          気分が良くないってことですよね。

          人は死んだら、お墓に入る。
          お墓ってもう少し、身近なものじゃなかったか。

           

          当たり前のものじゃないですか、お墓があるっていうのは。

          和尚さんの言葉が、目頭を熱くさせた。

          それが申し訳なさからか、
          それとも感謝の気持ちからかは判断がつかない。

          ーー和尚さんから社会に物申したいことはありますか。

          最後にした質問に対して、
          和尚さんは謙虚だった。

          我々がお坊さんのレベルを上げないといけない。

          人間として手本になるとまでは言いません。

          少なくとも、後ろ指指されるようなことだけはしないように。

           

          お坊さんとしての一個手前、

          人間としての立ち振る舞いであると思うんですよね。

           

          また、お茶でも飲みにいらしてください。
          本来お寺って、そういうところですから。

          和尚さん。
          本日は有難い話、ありがとうございました。

          また、来ます。

          【感動の手段は無限】三重の書家・アーティスト、白井潤山先生の年賀状教室

          皆さんこんにちは、実はアートが大好きなTOSHIです!好きな画家はシャヴァンヌです。絵を習っていたことがありますよ。

          三重にはどんなアーティストがいらっしゃるんでしょうか?

          今回、ご紹介する方はこちら!三重県在住の書家・アーティストの白井潤山先生です。よろしくお願い致します。

          三重の書家・アーティスト。白井潤山先生

          OTONAMIEに登場していただくのは2回目なのです。白井先生の作品って素敵ですね。

          私は、色の使い方が上手なアーティストが好きで、個人的に、重厚で濁った色より、澄んだ軽やかな色が好みです。

          でも先生は、こんな作品も制作されるのですよ。

          それと私は、白と黒のモノトーンの世界、特に書道が実は少し苦手でした。でも白井先生は薄墨(うすずみ)を使ったモノトーンの作品も書かれて、今はそういうものも美しいと思います。

          三重の書家・アーティスト。白井潤山先生が潮音寺で年賀状教室を開催

          今回(2018年12月)、三重県津市の潮音寺で、白井先生の年賀状教室が開催されました。

          ーー年賀状教室を開催するのは初めてですか?

          白井先生:「昨年は、手作りではなくスマホ、タブレットのアプリを使った年賀状教室をしました。プリンタから印刷された葉書でも、印を押すだけで印象が変わる事も披露させて頂きました。

          私は、全てを手作りする必要は、無いと思っていますが、どこかに手の温もりを感じる所が欲しいと思います。

          全て印刷ではなく、自分の名前だけでも手書きでもいいのではないかと思います。書くのは苦手ならハンコ、そんな思いの教室です」

          ーー柔軟な考えでいらっしゃるんですね。教室の先生としての楽しみは?

          白井先生:「楽しいというより、興味津々。皆さまの作品から沢山の刺激と発想を頂けるからです。私は、立場上先生かも知れませんが、教えるというのではなく、私自身が失敗した事を整理してお知らせするスタンスです。

          書も絵もこうすれば良いという方法はきっと無い、これが私の経験上の実感です。なので、私の教室は、こうしない方が良いかも?という教室なのかと考えています」

          書も絵もこうすれば良いという方法はきっと無い、という先生の考えに私も同感です。「感動」ということ、感動的な作品を制作する手段は、無数、無限なのですから。

          白井潤山先生の年賀状教室。TOSHIもチャレンジ!

          さあ、私、TOSHIもスタンプづくりにチャレンジ。梵字(ぼんじ)で阿弥陀如来を表すキリークという文字が初めの題材でした。

          これが白井先生の彫ったお手本のスタンプです。美しいですね。

          なんとこれ、板状の消しゴムに彫られたものなんですよ。

          文字をこの消しゴムにトレース。

          彫刻刀とカッターで彫っていきます。

          彫刻刀を持つなんて、かなり久しぶり。もともとワイルドな傾向のある私。我ながら、この時点であやうい感じですね。

          三重の書家・アーティスト。和やかだった白井潤山先生の年賀状教室

          白井先生は優しい感じの方です。奥様とのやりとりもほのぼのしていました。新宿区の早稲田大学の側で生まれた、東京人ですけれど、奥様の事情で三重県にいらっしゃったとか。

          和やかな雰囲気で授業が進みます。こんな場面も。

          ――(生徒さんの1人):「あらっ、先生、私の、ためらい傷ができてしまったわ。ほほほ、ためらい傷が」

          白井先生:「ためらい傷ですかーー。ちょっと待ってくださいね」

          生徒さんの作品の「ためらい傷」を直しながら指導する白井先生。可愛らしいマダムといった感じの女性が、「作品はナンバーワンよりオンリーワンでいきたくって・・・」と、楽しそうにお話されています。

          私の、あやうい作品も、先生が直してくださいました。

          先生の彫ったあとは、押した時に写らない場所でもとっても美しいです。

          ーー油絵はある程度修正ができますけれど、こういうものは難しいんですね。間違いが許されない感じ。

          白井先生:「基本的にそうですね。でも、こういうものは間違えると誤字になるけれど、絵は間違いがきっかけでいい方向にいくことがありますよ」

          ちなみに白井先生のご家族は、お爺様もお父様も唐木工芸家でした。右の作品はお父様のものです。

          ーーこういうものも、間違えたらアウトですか。

          白井先生:「これは間違えたらアウトですね」

          細かい仕事が得意な芸術家、職人さんへの尊敬の念がますます深まった私。そして今、なんとなく胃が痛いです。

          私の梵字は、「方向性を変えましょう」という先生の指示で、同じ文字のもっとやわらかい線のものにすることになりました。

          ところが私の梵字は、そのあとも、一生懸命やっても、どんどんボロボロに・・・!!

          自分を見失うくらいのショックを受けていました。

          TOSHIは一時ためらいなく、楽しく、間違っているかもしれない方向に。そして・・・

          けれど、教室の穏やかな雰囲気、皆さんの楽しそうな様子が私を救ってくれました。

          休憩の時間には、生徒同士で交流が。私も、自分の記事を読んでくださった方とお話ができて、こういう機会はなかなかないので、とても嬉しかったです。

          潮音寺の第18世住職でいらっしゃる村上英俊さん。TOSHIの他の記事にも出ていただいています。緊張してちょっと渋い顔をされていますが、とても気さくな住職さんです。

          彫刻刀にも慣れてきて、楽しんで彫っているうちに、私は自分の作品が、梵字ではなく、ウサギのオブジェに思えてきました。そして、好きになってきたのです。

          素敵な青。私の作ったウサギちゃん。

          今日、この教室に参加できたおかげで、前述のように、細かい仕事が得意な芸術家、職人さんへの尊敬の念がますます深まりました。これからはその人達の作品に、もっと深く感動できるでしょう。人生の喜びがまた1つ増えました。

          そして今、私はこのウサギちゃんとともに、楽しく、ためらいなく、間違った方向に進んでいます。いえ、間違ってなんかいない。これが私の好きな、私の美の世界。私は自分の美意識を愛しています。

          でも白井先生は、私の作品を見るなり、

          白井先生:「ええええーーーっ!」

          と、絶句されました。

          すっかり自分の世界にひたっていましたが、白井先生の教室なので、少し手直しをしていただいて、それからはまた梵字の世界に戻りました。

          三重の書家・アーティスト。白井潤山先生の潮音寺での年賀状教室、皆さんの作品

          生徒の皆さんの、素敵な作品がどんどん出来上がってきました。

          最後まで教室は和やかで、先生の作品を囲んだお話や、おしゃべりもはずみました。ポール・マッカートニーのコンサートの話を、きらきらした目で語っているマダムが、やはり可愛らしかったです。

          今回、参加した生徒たちには、こんなプレゼントが。

          私もいただきましたよ。たまたまだったのですが、赤が大好きなので、和の雰囲気があるようにも見えるし、凄く嬉しかったです。

          裏には、私、TOSHIの名前が。私の名前は漢字で書くと「竹井夙(たけいとし)」というのですが、「夙」という字にはこういう書体があるのだそうです。金文といって、甲骨文以降の書体。青銅器に鋳込まれていたので金文と呼ばれているとか。

          とっても気にいって大事にしています。白井潤山先生、皆さん、どうもありがとうございました。

          「白井潤山 株式会社ギャロップ」 http://junzan.i-gallop.net/

          「白井潤山-Home|Facebook」https://www.facebook.com/junzan.shirai

          「真宗高田派 乙部山 潮音寺」http://chouonji.net/

          「乙部山 潮音寺 三重県津市 真宗高田派 今日はこんな感じ。」http://chouonji.net/category/blog/

          ありがとう2018!と、お正月のお知らせ。

          2018年も皆さまにはOTONAMIEを応援いただき、ありがとうございました!

          一年間で色々なことがありました。

          ワークショップ「THE CREATIVE!!! 人は伝えたい生き物だ」
          伊勢海老や鮑のようには注目されないけど、暮らしの中にある郷土食のアピール方法を考えたワーク。
          干されたのではない・・。逆転の発想!

          ワークショップ「THE CREATIVE!!! 人は伝えたい生き物だ」の開催や、OTONAMIE×TOKYO、OTONAMIE×OSAKAなどのコミュニティ運営。

          Fun japanとコンテンツ連携しアジアへOTONAMIEの記事配信を開始などなど。

          OTONAMIEはローカルWEBメディアですが、メディアとしてだけでなく、コミュニティとして県内外にリアルな人の繋がりが形成されてきています。
          “楽しい” を軸にクリエイター、漁師さん、農家さん、自営業者、主婦の方、会社員、学生など、立場は違うけど、地域を前向きに楽しむ方々が集まり、ワチャワチャと楽しむことができています。
          それもひとえに皆さまのおかげです。
          ありがとうございます!

          OTONAMIEの各SNSの総フォロワー数は10,000人を超えました。
          ご登録いただいている記者さんの数は、150名を超えました。
          これだけ多くの方に支えてもらっているOTONAMIE。
          きっとリアルの場で繋がれば、もっと地域での暮らしが楽しくなる。
          そのように確信しています。

          そしていつかは、世界の三重へ・・。
          果てしなき目標に、1ミリずつ歩みを進めてまいります。

          さて来年は、どんな “楽しい” が待っているのでしょうか。
          大人(OTONA)が地域で楽しめる企画を準備し、開催に向けて進めています。
          ぜひ、ご期待ください。

          それでは、よいお歳をお迎えください。
          来年もよろしくお願いいたします。

          ※なおOTONAMIEの記事公開及びSNS投稿は、1月1日(火)〜1月6日(日)までお休みさせていただきます。

           


           

          P.S
          伊勢神宮へ初詣に行かれる方も多いと思います。
          そこで、今までOTONAMIEで公開させていただいた、伊勢の記事一覧のリンクです。

          伊勢の記事一覧

           

          むかしの暮らしへタイムスリップ!冬休みは三世代でみえむへ行こう

           

          む!かわいい!レトロペコちゃん…!!
          おリボンが水玉だ。

          ずらーーーーーっと。
          カゴメケチャップにサンスター…歴史を感じる。
          この看板たち、今となってはかなり高額のものだそう(小声)

           

          今回はくらしの道具展だよ!

          じゃん。
          今までとは趣向を変えたエントランス。
          渋くていいですね。
          (鈴鹿高校書道部による鈴鹿墨を使った書だそうです)

          「くらしの道具」と言うだけあって、暮らしに根差したものの歴史をみることができます。

           

          【くらしに根差した道具たち】

          毎日食べますね、まずはごはん。

          映画とかテレビで観たよっていう子どもたちもいますよね、きっと。
          古式ゆかしいレトロモデルに見えますが、これでも当時は非常に画期的なモデル(?)だったそうです。
          地面に直接造られていた従来のかまどとは違って、このかまどごと設置が可能になったのです。

          少し高さがある場所に据え置くこともでき、これが、椅子や台に腰かけて飯炊きができる、という素晴らしい発明だったそうな。


          それが、

          こうなって、
          こう。

          炊飯器ひとつをとっても歴史が深いのがよく分かります。

          お父さんの時代はね、おばあちゃんの時代はね、なんて話声が聞こえてきそうですね。

          ご飯が炊けたらお茶碗へ。

          うん?
          うん???

          セ!
          ン!
          ス!

          大黒さまが自動車に乗ってる幼児用飯茶碗。
          その後ろには「百萬両」…すごいとしか言えない。
          ぜひ肉眼でお確かめください。

           

          さて、こちらはハレの日のための道具たち。

          伸し餅を作るためのものから、押し寿司を作るものまで。
          ハレの日を家族の味で祝っていたことがよく分かります。
          どれももうほとんどの家庭で見られなくなったものばかり。
          生活様式と共に消えゆく道具がある、という現実が、楽しかったであろうハレの日の向こうに沈んでいったようで少し寂しい気持ち。

           

          ここは三重県。
          もち街道という言葉も聞かれるほど、もちに根深い県。

          こちらはあられをいるための道具。

          いかにあられが生活の一部だったか…三重県人のあられ愛が見える、見えるよ…。
          私の義父もフリスクがわりにあられ食べてます。
          おいしいよね、あられ。

           

          あ、ほっこりゾーン。

          私の実家は今でもそんなに変わらないんですが…言われてみれば今の住宅でこういう風景は見ないかも。

          水屋箪笥、今の子どもたちは知らないのかもしれませんね。
          なんでリビングに箪笥があるのって思うかな。

           

          これ、大人もちょっと回したくなるやつ。
          大豆なんかをゴリゴリ引いていたそうです。
          昔話でしか見たことない!

          ぜひごりごりやってみてください。
          意外と軽いよ!

           

          さてさて、こちらはお洗濯ゾーン。

          洗濯板から二層式洗濯機まで。進化の過程がよくわかります。

          て、手回し?!!
          なんとかして洗濯板から脱却を図りたかった当時の人たちの努力が見えますね…。
          電気洗濯機が普及するまでのほんの短い間だったそうです。

          貴重。

          このローラーで脱水してたとか…ものすごくアナログだけど知恵が光ってますね。
          洗濯がいかに家事労働のウェイトを占めていたか。
          なんとかして少しでも手間を減らしたかったのでしょうね。
          これだけ全自動洗濯機が当たり前になってもやっぱりお洗濯って面倒です。
          早く自動洗濯物おたたみ機が大流行してほしい。

           

          いきなりですが。
          こちら、何をする道具かわかりますか??
          片手鍋のような…でもなにか台座が付いてる…。

           

          分からないことはすぐ聞く派。
          「これはなんですか?」

          学芸員さん「これは十能と言って炭を運ぶものです。ここに熱くなった炭を入れて運ぶんです。台座が付いているので、ちょっと下に置くこともできるようになっているんですよ」

          へぇええええ。

          気になったことがあったら近くにいる学芸員さんに聞いてみましょうね。
          優しく教えてくれます。

           

          ふむふむ。こんな就寝用の行火(あんか)に炭を運んで入れていたんですね。

          カイロ。懐炉って書くのか!!!懐の炉、なるほど…!!

           

          暖をとるための道具がこれだけあるのに対し、涼をかなえる道具は、みて、これだけ。

          ちんまり。

          これは吉田兼好が「住宅は夏のことを考えて建てるべし」と言ったことに由来しているのだとか。

          日本の住宅は風がよく通って夏が涼しくなるように造られていた、と言われていますよね。
          その分、冬の厳しさにはずいぶんと知恵を絞ったようです。

           

          おや、おやおや。

          これ、漫画で観たことある。
          蚊帳だ。

          どれどれ。

          思ってたより硬くて張りがある。

          蚊よけって最高じゃない???と思ったけど、今の高気密な住宅でこんなの張ったら埃がすごくつきそうですね。
          開けっ放しの風通しだった住宅事情だからかなった道具です。
          今でもアフリカなどではマラリア予防に蚊帳が活躍しているそうですよ。


          「パタパタしてから、身体を反転させて素早く中へ」
          難しい…。

           

          なにこれ?素敵なガラス製品が。

          と思ったらハエ取り機…。
          おう…まじかよ。

          可憐なフォルムでハエ取り機とか。

          でもこれとてもよく考えられていて、なるほど!なんです。
          どうやってハエを捕ったと思いますか??

          ふふふ。

          内緒にしておくのでぜひ実際にその目で見て、考えてみてください。
          答は学芸員さんに、ぜひ。

           

          じゃん。
          みんな大好きおトイレオールスターズ。

          ちびっ子たちがくぎ付けになること間違いなしですね。

          ホーローのおまる(左)かわいい…。

          その隣に、陶器の便器が。
          お坊家を彷彿とさせますね。しませんか?
          あ、そう。

          この肥担桶(こえたご)に入れて、排泄物を運んでいたそうです。
          「ねえねえ、運んでどうするの?」
          とかわいらしい無垢な声が聞こえてきそうですね。
          解説がしっかり書いてあるのでぜひ教えてあげてください。
          子どもたちの驚きと歓声が聞こえてくるようです。

           

          【三重の伝統工芸品たち】

          最後に、せひ見てほしい、三重の伝統工芸品の数々。
          見慣れた地名の中にこんな優れた工芸品が…ずらっと。
          まだまだ知らないことがたくさん。

          物があふれる現代社会。
          大量生産、大量消費の世の中で私たちが遺していくべきはなんだろう。
          進化していく道具と共に、失われつつある先人の知恵と技術。
          修理を重ねて何年も使い続けることができた道具たち、壊れても買い替えるほうが早い家電製品。
          正解なんてないけれど、今回の展示は道具とは何か、暮らしとは何かを考えさせられます。

          良いものを永く、未来に繋げていけるように、使うことの意味、所有することの意義を見つめなおしていきたくなりました。

           

          お帰りの前に、二階の三重グッドデザイン展もどうそ~。
          伝統と革新。
          伝統を未来に遺す現代製品が勢ぞろい。


          いいね!

          尾鷲のまげわっぱ。ここ数年のインスタグラムやSNSで根強い人気ですよね。
          ほしい。

           

          こうして、若い世代が伝統を受け継いで生活に根差していくこと、とっても素敵だと思います。
          良いものを永く、大切に使って次へ繋げること、使う側ができることを少しずつできたらいいな。

           

          さて、ミュージアムショップもちらっとお邪魔してかーえろっと。

          お土産にいかがでしょう。
          お豆腐じゃないよ。
          伊勢木綿の手ぬぐいだよ。

           

          さんちゃんクッキーかわい。

          「ぼくも大好き!」
          え、まじ??

           

          ◎おまけ◎

          見上げたモビールにさんちゃんがいるよ。
          探してね!!!

           

          MieMu 三重県総合博物館
          第22回企画展 くらしの道具~いま・むかし~
          2018.12.15(土)→2019.2.17(日)
          〈高校生以下無料〉

          住所:三重県津市一身田上津部田3060
          TEL:059-228-2283
          ホームページ:http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/MieMu/
          Facebook:https://www.facebook.com/mie.pref.museum
          Twitter:https://twitter.com/mie_pref_museum

           

          OTONAMIE PUSH!! EVENT【2018.12.27update】

          広報担当のともーこです!
          OTONAMIE編集部に寄せられた、OTONAMIEがPUSH!! しているイベント情報です。

          ※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
          ※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください

          第22回企画展 くらしの道具〜いま・むかし〜 特集“三重の伝統産業”

            

          ジャンル:展示会
          日程:2018年12月15日(土)〜2019年2月17日(日)毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)・年末年始(12月29日〜1月3日)は休館日
          時間:9:00~17:00
          場所:三重県津市一身田上津部田3060 三重県総合博物館(MieMu)
          費用:一般:500円・学生:300円・高校生以下無料
          主催者:三重県総合博物館(MieMu)
          お問い合わせ先:hikitk00@pref.mie.jp 059-228-2283 匹田
          メッセージ:今回の展示では、小学生が社会科の授業で「昔の道具」を学習する時期にあわせて、おもに明治時代から平成にかけて身近で使われた道具を紹介するとともに、特集として「三重の伝統産業」をテーマに、三重が誇る伝統産業の数々をその作品を通じて紹介します。
          期間中は伝統工芸体験や、昔の道具を使ったワークショップなどを実施します。ぜひご家族やお友達とお越しください。
          また、今回の企画展のタイアップイベントとして「三重グッドデザイン(工芸品等)展」が開催されます。合わせてお楽しみください。
          イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/MieMu/000220906.htm

           

          プラザフォークライヴ2019

          ジャンル:音楽
          日程:2019年1月20日 (日)
          時間:14:00〜16:00
          場所:桑名市大山田1丁目7ー4 桑名市大山田コミュニティプラザ
          費用:1000円
          主催:大西弘紀with Keypers 共催 一般財団法人桑名市文化-スポーツ振興公社 後援:桑名市
          お問い合わせ先:090-6395-8150 大西弘紀
          メッセージ: 私たち大西弘紀with Keypersは、昨年に続いて今年も大山田コミュニティプラザでライヴをさせていただきます。バンドではお客様が、懐かしいなぁ、あの頃はこんなことがあったなぁなんてほっこりした気持ちになっていただければという想いで、色んなジャンルの曲を演奏させてもらっています。今回もフォークライヴということで60年代から80年代のフォークソングを中心に選曲しました。サボテンの花、戦争を知らない子どもたち、翼をくださいなど懐かしくずっと親しまれている曲が盛りだくさんです。一緒に歌って楽しみましょう。

           

          皆様からもイベント情報を募集しています!

          お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
          お気軽に下記メールフォームからイベント情報をお寄せください。

            ▼添付画像(イメージ写真やフライヤーなど)を3点まで送信できます▼
            1つの画像の容量は2.5MBが上限です。
            画像データの形式はgif、png、jpg、jpeg、pdfに対応しています。

            英のコンテストで受賞した酒蔵を見学に行ってみた!

            「日本酒」

            最近は女性杜氏も増えてきているようで、女性が好むような味のお酒を造られる酒蔵も増えてきました。

            日本酒好きの私としても日本酒がいろいろな方に広まることがとてもうれしく感じます。

            そんな日本酒好きな私にOTONAMIEの記者の竹内さんから

            「酒蔵を紹介しますよ」

            とお声がけいただきお邪魔することに。

            鈴鹿山麓美酒工房 伊藤酒造株式会社

            創業1847年(弘化四年)。

            三重の地酒として三重県産の原料にこだわり、品質管理の徹底した安全・安心で美味しいお酒造りを心がけるとともに、永く親しまれた伝統的な味を守りつつ三重の旨し酒を探求。
            また、お客様とのコミュニケーションを大切にし、アンテナショップ「慕蔵(ぼくら)」と「わみん」を運営。

            (伊藤酒造HPより抜粋)

            入り口に飾られた酒樽もまた素敵。

            敷地内に入るとふわっと香る甘いお酒のにおい。

            早速蔵内を見学です。

            蔵内に入るとすぐにお米がズラリ。

            三重県伊賀市で作られている「神の穂」というお米を使っているそうです。

            「神の穂」

            地元で生産された酒米でお酒を仕込みたいという県内酒造メーカーの要望を受けて、おいしいお酒ができて栽培しやすい酒米の開発を目標に、さまざまな試験を行ってこの品種を開発しました。「神の穂」は、うま味のあるやさしい味わいのお酒ができる、稲が倒れにくい、収穫量が多いといった特長があります。(三重県農業研究所HPより抜粋)

            そのお米を60%精米したものを使うそうです。

            日本酒の分類には8つ種類があり以下の様に分かれます。

            国税庁課税部酒税課「酒のしおり(平成28年3月)」より)

            ざっくり説明するとお米の周りを削る歩合や製法でお酒の種類が変わってきます。

            そのお米をせいろに3段積み重ね蒸し上げます。

            ポンプで吸い上げて水で洗いつつ入れ込みむしあげていくそうです。

            写真はそのための装置。

            酒蔵の入り口にはすぎ玉が。

            すぎ玉は新酒のお知らせの印がもともとの意味ですが、今では酒蔵や酒屋の意味としても使われます。

            特別に酵母室の中を見せてもらいました。

            基本、酵母室の中は女性は禁止。

            日本酒は神聖なものなので「女性は不浄」ということだったのでなかなか入れない歴史があったそうですが、今は時代が変わり女性の杜氏さんも多くなってきています。

            お酒を発酵させているタンクの中を除くと、プチプチと表面が息をしているのがよくわかります。

            すごい。本当に生きてる。日本酒ってすごい。

            最後に絞り機に濁った状態のお酒を入れ、圧縮して絞るといつも見る透明の日本酒が完成するのです。

            この段階でしっかり絞っておかないといけないそうです。

            酒蔵のお隣には販売所も併設されています。

            こちらの階段は酒樽を解体して作った階段だそうで、よく見ると端が丸くなっています。

            この椅子もお酒を持ち運ぶ樽でできているそうです。

            ほらね。

            こちらが英のコンテスト「インターナショナルワインチャレンジ2017」の純米酒部門で金メダルを、さらにその中から選ばれる「トロフィー賞」を受賞した賞状。

            その受賞したお酒が鈿女というお酒。

            日本の神話に登場する芸能の神の名前が付けられたお酒。

            口当たりも柔らかく女性も飲みやすいお味。

            そろそろ新酒の時期なのでぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

            伊藤酒造さんでは酒蔵見学もできるそうなので問い合わせてみてください。

             

            鈴鹿山麓美酒工房 伊藤酒造

            〒512-1211
            三重県四日市市桜町110番地
            TEL. 059-326-2020

            http://www.suzukasanroku.com/index.html

            そばがきのモーニングで始まるカフェテラスぶなの木。元NHKアナウンサーと画家さんが織りなす”勝手”ってやつに目頭が熱くなった。

            あれ、ここカフェだったの??

            気付かず通り過ぎてしまう程、
            住宅街に静かに馴染んでいる、
            カフェテラス「ぶなの木

            その名の通り、
            店先にはシンボルツリーのぶなの木。

            @三重県桑名市藤が丘

             

            静謐で幻想的。”気配”に惹き付けられる絵

            一歩入ると、
            凛とした空気に包まれる不思議な空間。

            その独特な空気感は、
            店を営むお二人が醸し出しているものだと、
            後にわかる。

            まず出迎えてくれたのは、
            邸宅の主である画家の中野日和さん。

            カフェにはギャラリーが併設。

            様々な作家による企画展や個展も定期開催

            中野氏の作品も、
            ゆっくりと鑑賞することができる。

            光と影、冷たさと暖かさ。

            静寂の中に感じる艶。

            気配や息遣い、空気感まで漂ってくる、
            穏やかで幽玄な作品の数々。

            また興味深いのが、
            中野氏の絵は、
            本来あるべきものを否定せず、
            内側から描かれているところ。

            例えばこちらの少女の絵。

            静脈から皮膚、産毛と順に描かれている。

            その眼差しに媚びはなく、
            自らの魅力にすら気付いていない、
            少女時代特有の美しさが感じられる。

            女性の誰しもが持っていたであろう尊い姿。

            カムバック、私の純情…

             

            モーニングはふっくらと仕上がったそばがき

            余韻と共に席につく。

            出てきたのは、
            そばがきのモーニング(650円)

            ふっくらと仕上がったそばがき。

            箸を入れると柔らかな湯気がほっこり。

            つゆを少し浸け、
            わさびと共に口に運ぶ。

            ふるるんと滑らかで、程よい弾力。
            蕎麦の香りが鼻に抜ける。

            うんまい。

            時々、黒蜜きなこに絡めて頂くのもまた絶妙。

            隠れ家のようなカフェで朝からそばがき…
            なんだか大人な気分だ。

            大将、これに合う日本酒を!

            と、粋ぶりたくなるが、
            モーニングなので珈琲で。

            桑名にあるべにや珈琲店の豆を使用。とても美味しい

            蕎麦を打っているのは、
            元NHKアナウンサーの渡辺誠弥氏。

            48歳まで報道アナウンサーを務め、
            NHKを退職後、
            奈良県高市郡明日香村に移り住み、
            宮司の資格を取得。

            伝統工芸を守りたいと、
            民芸館を開き、
            館長を務めつつ蕎麦を提供していたという、
            なかなかのゴーイングマイウェイな御方。

            ではなぜ、
            三重県で蕎麦を打つことになったのか…

            その経緯をうかがった。

             

            大切なのはあいうえお。愛・運・縁・恩

            昔からの友人だった渡辺氏と中野氏。

            中野氏が自宅を改築して、
            ギャラリー&喫茶を始めると聞き、
            ”彼女の才能の力になりたい”と、
            この家に移り住むことになった渡辺氏。

            まず目に入ったのは、
            玄関にそびえたぶなの木。

            偶然にも、
            ぶなの木の古名はそばの木だと知る。

            神様の導きだと思ったよ

            そう渡辺氏は言う。

            運命のぶなの木は、
            20年前に中野氏が造園屋にて一目惚れしたもの。

            中野氏:幹に熊の爪痕があってね。小熊がよじ登ろうとした姿を想像したら、もう絶対この木が欲しいと思ったの。

            ぶなの木は水枯れしやすく、
            根付くのが難しいと言われたが、
            もう根付いて20年。

            渡辺氏:私の出身は関東なのだけどね、アナウンサーになった当時、どんなアナウンサーになりたいかと聞かれ、「伊吹山のようになりたい」と答えたんだよ。多くのアナウンサーは富士山を目指すところ、私の目標は伊吹山だった。これまた三重県との強い縁を感じるよ。
            諸法因縁生、縁欠不生。縁を欠くと何も生まれない。縁なんてものは曖昧なものだけど、運が良いというのは縁を繋ぐことだと思うよ。

            そして渡辺氏は続けた。

            渡辺氏:大切なのは母音の力。人と人との”あいうえお”を大切に紡ぐこと。愛・運・縁・恩。ただ恩はいちいち覚えてたら疲れちゃう。必ずとも与えてくれた人に返さなくてもいい。与えられる時がきたら、送れる人に恩を送ればいいんだよ。

            編集の仕事もされていた渡辺氏は、
            良き文学を残すべく、
            本のプロデュースもされている。

            有名無名や上手下手などという、
            世間の物差しではなく、
            自分の心に良いと響いたものだけを、
            大切に纏めた本。

            また店内に飾られた民芸品も、
            予てからのコレクション。

            とにかく博識で、
            小気味よいテンポで展開される話は、
            聞く人々を惹きつける。

            ―—そのトーク力の秘訣は??

            渡辺氏:常に会話に小見出しを付け、クオーターシステム、つまり15分間を基本単位時間とした編成を意識しているね。

            なるほど、さすがアナウンサー!

             

            昼、蕎麦をすする

            お昼時を回ったころ、
            ぶなの木自慢の蕎麦をいただいた。

            美しき十割の更科そば。

            技術は、
            視覚化と数値化に徹した師から修得。

            薬味には、
            大根おろしに蝦夷ワサビを混ぜ、
            辛みと共に甘みを味わうのがこだわり。

            『蕎麦の太い細いは芸のうちだね!』
            そう笑う。

            ――ところで男性は年齢を重ねると、蕎麦打ちを始めるイメージがあるのですが何故ですかね。

            渡辺氏:それはあれだな、そば粉を練り上げていく感じが、まるで女性の肌のようなんだよ。吸いついてくるような感触がたまらないのかもしれないな(笑)

            ――なるほど、そのご冗談、腑に落ちまくりました。

            因みに、お食事の惣菜は中野氏が担当。

            中野氏:昔学んでいた料理と設計が今になって活きてるの。人生どこで折り合うかわからないものよね。絵は夜に描くのだけどね、基本的に時計は見ないの。見ると起きる時間から逆算しちゃうから。もうそれだけでフラストレーションでしょ。寝たい時に寝る。やりたいことをやる。既成概念に捉われたくないの。

             

            勝手ってやつ。そして生かし生かされる人の道

            自分自身を”勝手”だというお二人。

            自分の道を自分で選ぶこと。
            選んだ道でどう生き抜くか覚悟を決めること。
            そして自分を表現すること。

            それがお二人のいう”勝手”

            中野氏:誰かの人生に乗るのではなく、互いの道に沿って、高め合い、諭し合い、尊敬し合っていく生き方が私はいいの。男とか女とかそういう概念をもっと越えて、人としての関わり方、縁の繋がり方があるんじゃないかな。それは世間の物差しでははかれない。自分が”いい”と思うことをやりたいようにやるのが素敵じゃない。

            渡辺氏:人なんてそんな簡単に理解るわけないし、経歴なんてもんはもっと複雑。だから今持っているものをどう活かして、想いを形にしていくかと考えること自体、世間でいうと勝手なのかもしれないね。でもさ、縁を大事にしてりゃ、助けを必要とする相手から力が与えられ、相手を生かすことで自分も生かされる。誰かのためが自分のためになるんだよ。

            勝手を生きながら、
            生かし生かされる人の道。

            そして、あいうえおの循環がうむのは、
            想像をもしていないサプライズ。

            ”ちょっとためになって、ちょっと有意義で、すごく楽しい時間。そんな寺子屋談義みたいなことがここで出来たらいいな”

            そうお二人は言う。

            ぶなの木が紡いだご縁の袂で、
            生きる意味と希望をもらった気がして、
            私は目頭が熱くなった。

            Photo by y_imura


            カフェテラスぶなの木
            住所:三重県桑名市藤が丘7丁目916
            電話:0594-21-3882

            美味しく安らぐ通りの港、PORTO

            近鉄江戸橋駅から徒歩数分、国道23号線から1本西に入った通りにある居酒屋「PORTO

            以前の通りは商店街で賑やかだったそうだが、今では夜になると暗く、
            灯りのついたお店は目立つ。

            中に入ると外のように目立って明るくなく、木の温もりが感じられるような内装になっている。

            「PORTO」とは、イタリア語で「港」という意味。

            お店の名前を考える際に、イタリア語は日本人が感覚的に好むらしいということと、
            港は出発の前に休む場所でもあり、このお店に来る人も安らぐことができればと命名されたが、
            津市の「津」も港に関わる語だったと後々分かったとのことだった。

            そんな訳で「通りの港」である。

            最初の料理は手羽先。

            取ると指が熱い、でも我慢してかぶりつく、美味い!

            甘辛いタレと肉の旨味の組み合わせが良い。

            ビールと交互にいただくと熱い手羽先と冷たいビールのすっきり感のコンビがなお良し。

            次。

            僕の知り合いにもPORTOに通う方がいて、
            聞くとおすすめはスペアリブのおろしソースだった。

            柔らかく、噛むとジューシーで、旨味が口の中に一気に広がる。
            が、それでいて、脂っこくなく、おろしソースもさっぱりと相まって美味しい。

            直後に飲むビールも格別に美味い。

            ビールを美味しくするのは美味しい料理だけど、料理を美味しくするのはビールだとも思う。

            手羽先もスペアリブも、そしてビールも美味しい。

            でもこれも個人的にとても印象的だった。

            フライドポテトだが、PORTOのフライドポテトはすごい。

            僕は個人的にフライドポテトが大好物なのだが、
            フライドポテトのことでよく話されるのが、
            「細くてカリッとしたフライドポテト」VS.「太くてジャガイモの食感が楽しめるフライドポテト」
            という対決だと思う。(そこまで仰々しくフライドポテトを語る人はいないのかもしれないが)

            しかし、このPORTOのフライドポテトは外側はサクッ、カリッと食感を楽しみつつ、
            中はホクホクしたジャガイモそのものも味わうことができる。

            個人的に感動した。
            そして勿論のこと、とても美味しい。

            食事も一段落したところでお話を聞いてみると、
            PORTOのメニューは地元の食材、地産地消にこだわっているとのこと。

            以前、海外の食材の食品偽装、残留農薬といった問題が話題になったが、
            PORTOではお客さんに安心して食事してほしい、

            そのような思いが地元食材へのこだわりにつながっている。

            また、食材もできるだけ旬の、その時美味しいものを使う。

            居酒屋というと枝豆は定番メニューだが、
            ここPORTOでは6月~10月辺りしか提供していない。

            その時期が美味しく食べられるからだ。

            もちろん長期で冷凍されているもの、旬の時期でなくとも作られているものもあるが、
            やはり一番美味しいものは旬のものを旬な時に食すものである。

            どれも美味しい。必ずビールにも合う。

            気になったフライドポテトについても聞いてみると、
            生のジャガイモに水溶きの唐揚げ粉を使うとのこと。

            作り方まで教えてもらっていいんですか、と聞くと、
            それで皆が地元の食材に興味をもって使ってくれるなら喜んで!とのこと。

            そして真似をしてもPORTOで食べるものには敵わない、ということだった。

            …… 人も料理も、あたたかい。

            今回は大学のサークル活動ということで、
            仲間と一緒にいきましたが、
            1人で来てくれても大歓迎、話し相手にもなってくれるということなので、
            今度は1人で行ってみようかと思う。


            地産地消 創作家庭料理 PORTO
            ・住所 – 三重県津市上浜町2丁目114
            ・電話番号 – 059-222-0007
            ・取材日 – 2018年11月3日

            津で世界を旅する

            いつの間にか年末になり、すごく冷えてきました。
            皆様温かくして、この冬を過ごして下さい。
            今回もまた食べ物の記事を書きました。

            私はお茶屋さんが大好きです。

            津市に来てから「お茶ができる場所」をずっと探し続けていました。

            そして、「ティ―コージー」に出会いました。
            2017年に初めて行った時以来、毎月通っています。

            この店は私にとってとても居心地の良い場所です。
            自分との時間でもあるし、友達と行く時もあります。

            この事について書きたいと思っています。

            普通のお店ではメニューをみて、お菓子やケーキ、コーヒーやお茶を注文して、自分の時間や、誰かとお話しながら時間を過ごすかもしれませんが、ティ―コージーではそれとは全く違う経験ができます。

            ティ―コージーは1996年の3月から津市観音寺町にあります(津快楽公園の近く)。

            店主のユミさんはこの店を25年間も一人でやってきています。

            ここではユミさんが今まで訪れた国や、住んできた街、様々な風景の温度や香り、見たり、聞いたり、感じたりしたものをお茶の時間として紹介しています。
            なので、ユミさんにとって、私たちが店に入ったその瞬間「旅人」なんです。

            旅人の気持ちを表すため、毎月テーマが変わる店になっています。
            店外の風景から店内のディスプレーや、メニュー、茶器、流れる音楽などそのテーマによって変わります。
            まるで本当に津を出て海外にいるとか、本の中に入り込んだ気持ちになってしまう、今まで経験した事のない不思議のティ―タイムなんです。

            店内で運ばれるのはだいたい4種類のものです。
            「おつまみもの、メインディッシュ、デザートともちろん、お茶」です。

            全部手作りで、ユミさんが現地の住民たちに教わった物が運ばれてきます。

            そして、その月のテーマが分かっていても、出されるメニューはサプライズなんです。
            そのため、毎月のワクワク、どきどき感があります。

            例えば、今月のテーマは「ロシアのクリスマス」でした。
            私はロシアのクリスマスの風景を感じながら、ユミさんが現地で学んだお料理やお菓子を味わいました。

            ロシアのX‘mas
            ロシアのクリスマス
            狼マトリョーシカ
            狼マトリョーシカ

            始めに出されたのはロシアの伝統的なスープsolyanka(サリャンカ)でした。
            温かくて、野菜やお肉を煮込んだものです。

            solyanka soup
            solyanka soup

            次にpiroshki(ピロシキ)っというお肉、卵などが入った揚げパンが出てきました。
            食べたことの無いものばかり。
            感じたことの無い味がとても美味しかったです。

            Piroshki - Salad & Salmon
            Piroshki – Salad & Salmon

            お茶は甘めのクリスマスティ―でした。
            ユミさんがロシアに行った時は初雪でしたので、デザートはバニラアイスとかき氷とケーキが出てきました。おまけにロシアのビスケットも貰いました。

            ロシアの初雪をイメージしたバニラアイス&ケーキ
            ロシアの初雪をイメージしたバニラアイス&ケーキ
            チャーミングティ―カップ
            チャーミングティ―カップ
            ユミさんrussian version & Merry X‘mas!
            ユミさんrussian version & Merry X‘mas!

            店内は可愛い飾りがたくさんありました。
            マトリョシカや茶器、クリスマスデコレーションもロシアの風景を表していました。

            ロシアンデコレーション
            ロシアンデコレーション
            ほほ笑むマトリョシカ
            ほほ笑むマトリョシカ

            訪れた方は旅人ですので、ティ―タイムパスポートも貰えます。
            そして、テーマについてのスタンプも押して貰えます。
            おまけにお店の可愛い犬(コージーちゃん)にも会えます。
            来店の際に必ず挨拶しに来てくれるのです。
            そして、帰りにもお見送りしてくれる時もあります。

            可愛いCozy-ちゃん
            可愛いCozy-ちゃん

            私はいつか世界を回ってみたいんですが、それをできるまで様々な国のポストカードを集めています。
            多分この世界を旅したい気持ちがこのお茶の旅の時間が今の自分にピッタリかもしれません。

            Tea Cozy
            住所 :三重県津市広明町87-3(津駅西口から約15分)
            定休日:毎週金曜日 毎月1日・月末日、予約のみ

            <英文・English version>

            Travelling the world in Tsu

             It is starting to get colder. I hope you can spend this winter warm. This time, again, I am taking about food. I hope you enjoy it.

            I like very much having tea time. When I came to Tsu I kept looking for a place where I could spend some time and that could be refreshing. So I found Tea Cozy (ティ―コージー). Since I found this place on 2017, I try to go every month. I think this is a very comfortable place to spend some hours alone or in company of a friend. I would like to write about this experience here.

            The general way to drink tea is looking at the menu and ordering some tea or coffee, a snack or a cake and stay there appreciating that relaxing time. However, at Tea Cozy this experience is totally different. I will explain.

            Yumi-san opened Tea Cozy in 1996 at tsukannonjicho area in, near the Tsu Kairaku park and her alone is in charge of the place for 25 years. Here she introduces the costumer the countries that Yumi-san has visited, the cities where she had lived, the temperature and scent of various landscapes that she saw, the sounds and music she has listened to and everything she felt during those times as tea time. Thus, for Yumi-san, from the moment when somebody enters the tea house, this person becomes a “Traveler”.

            As she wants everybody to feel like you left Japan and traveled abroad, every month she creates a new, unique theme of tea time. This means that the decorations inside and outside the house changes, as well as the teapots, cups, dishes, music and the furniture display. Every change accompanies the theme of the month. It seems like you left Tsu or even entered inside a book and is diving deeply in another world. For me, this is a magical Tea Time, something I have never experienced before.

            The service consists in: an entrance, a principal dish, a dessert and of course, the tea. All the handmade food she serves were learned with local residents (and not in a cooking school or internet). Also, sometimes the menu is not available on her site in advance. Therefore, as the theme changes, the tea time is a surprise. The traveler will not know the menu till going to the shop, which increases the expectancy and curiosity of the costumer for the tea time.

            For an example, this month theme was “Russian Christmas”. I was experiencing the Christmas in Russia looking at the decorations and listening to Russian songs, while drinking tea and eating Russian traditional handmade foods and cake.

            First, she served a Russian traditional soup called solyanka. It was hot, full of vegetables and meat. It is a little sour, but was very good. Then, she served piroshki. This is a kind of bun filled with a juicy meat mixture. It seems like a doughnut and was delicious. She served it with salmon and salad. The tea was a “sweet Christmas tea” and the dessert was vanilla icecream with shaved ice and a cake. She said when she travelled to Russia it was the first day of snow and had this dessert idea. She also gave a Russian biscuit gift.

            The house was full of Russian and Christmas decorations. There were matryoskas, teapots decorations and a charming Christmas tree.

            As the costumer is a traveler, they can have their own “tea passport”. Also, when leaving the place, she will stamp it (the stamp also changes monthly). In addition, the costumers can meet the dog (named Cozy) inside the house. She is in charge of saying “hello” to the costumers when somebody comes in. Sometimes, she accompanies you to the door to say “goodbye”.

            One day I want to travel the world. Till then, I am collecting postcard from all over the world. Maybe, for me, this desire to “see the world” was a perfect match to this “traveling tea time”.

            OTONAMIE PUSH!! EVENT【2018.12.20 update】

            広報担当のともーこです!
            OTONAMIE編集部に寄せられた、OTONAMIEがPUSH!! しているイベント情報です。

            ※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
            ※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください

             

            幻灯会2018冬パリ

            ジャンル:写真上映と音楽演奏
            日程:2018年12月22日(土)
            時間:19時30分開場、20時開演(予約なしでもお越しいただけます)
            場所:三重県津市美里町三郷2104 theatre-de-belleville (テアトルドゥベルヴィル)
            費用:料金:一般2,000円、美里割1,000円 25歳以下500円、18歳以下無料 ※日時指定・全席自由 ※美里割=美里在住、在学、在勤者対象(当日証明できるものをご提示ください)
            主催者:松原 豊、大岡英介、theatre-de-belleville
            お問い合わせ先:belleville@dainanagekijo.org 070-1613-7711(劇場事務所)
            メッセージ:2016年から三重県津市美里町にある劇場theatre-de-bellevilleではじまった恒例企画「幻灯会」。写真家・松原豊の写真と、音楽家・大岡英介、そして今回「幻灯会」初参加のベースプレイヤー・hidapassの生演奏とのコラボレーション。プロジェクターで写し出されるパリの写真と響きあう音楽。異種間ライブセッション。今回初めての試みとしてパフォーマンス中に、劇場に持ち込んだ白黒銀塩写真制作機材を使用して白黒アナログ写真のライブ制作も実施します。赤い光に包まれる劇場に是非足をお運びください。
            イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://www.facebook.com/events/261961277829518/
            http://theatre-de-belleville.tumblr.com/post/177225508211/18au-sn

            プラザフォークライヴ2019

            ジャンル:音楽
            日程:2019年1月20日 (日)
            時間:14:00〜16:00
            場所:桑名市大山田1丁目7ー4 桑名市大山田コミュニティプラザ
            費用:1000円
            主催:大西弘紀with Keypers 共催 一般財団法人桑名市文化-スポーツ振興公社 後援:桑名市
            お問い合わせ先:090-6395-8150 大西弘紀
            メッセージ: 私たち大西弘紀with Keypersは、昨年に続いて今年も大山田コミュニティプラザでライヴをさせていただきます。バンドではお客様が、懐かしいなぁ、あの頃はこんなことがあったなぁなんてほっこりした気持ちになっていただければという想いで、色んなジャンルの曲を演奏させてもらっています。今回もフォークライヴということで60年代から80年代のフォークソングを中心に選曲しました。サボテンの花、戦争を知らない子どもたち、翼をくださいなど懐かしくずっと親しまれている曲が盛りだくさんです。一緒に歌って楽しみましょう。

             

            皆様からもイベント情報を募集しています!

            お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
            お気軽に下記メールフォームからイベント情報をお寄せください。

              ▼添付画像(イメージ写真やフライヤーなど)を3点まで送信できます▼
              1つの画像の容量は2.5MBが上限です。
              画像データの形式はgif、png、jpg、jpeg、pdfに対応しています。

              牡蠣漁師が焼く牡蠣を現地で食べる。暮らしの中にある美しさ。浅尾大輔さん

              キンと冷え込む冬の朝。
              布団にくるまり、私は休みの日にはついつい二度寝・・。

              そんな前書きは置いといて。

              これを食べれば、牡蠣好きはほっぺが落ちて笑顔になる。
              美味しい冬がやってきたのだ。

               

              「みんな」に育てられる牡蠣

              鳥羽水族館方面にクルマで走ると浦村に着く。

              鳥羽駅からクルマで約10分。

              取材ということもあり、オープン前にお店に到着。

              目の前には美しい海が広がる、孝志丸かきっこ。

              軽トラで颯爽とやってきたのは、浅尾大輔さん(過去記事はこちら)。

              ここの牡蠣小屋を営み、自ら養殖も行う養殖漁師だ。
              私は牡蠣が好きで現地に買いに行ったり、食べ放題の牡蠣小屋に行ったりする。
              ここの牡蠣小屋がいいなと思うのは、牡蠣に精通した人が目利きした牡蠣を焼いてくれることだ。

              浅尾さん:牡蠣は直火で焼くと身がギュッと堅くなってしまうので、溶岩石で焼いています。

              焼き鳥屋の大将がこだわりの備長炭で鶏を焼き上げるように、浅尾さんはそういう。
              ところで美味しい牡蠣はどのように育つのだろうか。

              浅尾さん:海が育ててくれるんです。山が元気やから牡蠣も元気。みんなが育てる。

              浅尾さんが牡蠣を養殖している鳥羽市浦村町は、伊勢湾と熊野灘が交わる海域。
              木曽三川や宮川など山から豊富な養分を含んだ水が伊勢湾に流れ、黒潮の海流とぶつかり絶好の漁場で元気な牡蠣が育つ。
              そして牡蠣の養殖の網の場所によっても、育ちは変わるという。

              浅尾さん:牡蠣に相談するんです。どこに網を持って行こかなって。

              牡蠣は冷たい海で孤独に育っているのではない。
              浅尾さんは牡蠣を揺らしたり、海から出したり戻したり・・。

              浅尾さん:3日くらい海水から出してまた海に戻すと、牡蠣はすごくエサを食べるんです。

              自然と共に生きる人をここでも発見(前回記事)。
              海と山の自然の循環、そして浅尾さんという人。
              言葉どおり、牡蠣は「みんな」に育てられている。

               

              牡蠣は甘みを出してくれる

              牡蠣は旬でもその時々で味が変わり、この牡蠣小屋にはその違いを愉しみにくるお客さんもいて、冬のイメージの牡蠣だが春先もまた格別らしい。

              撮影のためにビールはグラスに注いでいただいた

              浅尾さん:山から流れ着く雪解け水は、牡蠣にとって栄養が詰まっている水。シーズンの最後に牡蠣は甘みを出してくれます。

              お店ではあかもくや伊勢うどんも愉しめる

              まるで我が子の話をするように牡蠣を語る浅尾さんは、最近話題の海藻「あかもく」を手がけた第一人者でもある。そして浜のない場所であさり養殖も成功させ、農水省の天皇杯に日本最年少で選ばれた先進的養殖漁師だ。

              浅尾さん:養殖漁業はこんなにも面白いのに、なんでみんなやらないのかなって思うんです。

              自宅の横が牡蠣小屋で、浅尾さんのお子さんが伸び伸びと遊んでいたのが印象的だった。

              大阪から三重に移住し、養殖漁師になり、次々と偉業を成し遂げている浅尾さん。
              そのキラキラと輝く目は、仕事をそして人生を愉しんでいる証拠でもある。

              冬の朝、浦村にはやわらかなお日様の光が降り注いでいた。

              休みの朝は布団をはね飛ばし、あたたかな光を浴び鳥羽の絶景を眺めながら、また絶品の牡蠣を愉しみに行こうと思った。

               


               

              追記
              そういえば、三重の牡蠣が全国に先駆けて海外に輸出されることが決まったというニュースが最近あった。また先日、鳥羽駅近くの炉端焼きで牡蠣を食べていた外国人に話かけたところ、美食の聖地サンセバスチャンからやってきた若手シェフだった。東京で仕事をして、鳥羽に食材探しの旅に来ていたらしい。
              海外で三重の牡蠣を食べて三重を知り、こちらにグルメ旅に来るなんてことになったらいいのにな、という期待を込めて追記しました。

              To foreigners !

               


               

              焼きガキの孝志丸かきっこ
              鳥羽市浦村町今浦1-12
              tel 0599-32-5916

               

              朝も昼も夜も 大切な時間にコーヒーはいかが?炭焼珈琲ヨシダ

              津駅から徒歩7分くらい

              炭焼珈琲ヨシダさん

              ここのコーヒーが美味しくって!

              よく足を運んでいますが

              今日は初めて夜にお邪魔しました。

              (なので外観写真が暗いんですが…すみません)

              たくさんのコーヒー豆が並んでいます

              私はコーヒーに詳しくないので

              「おっしゃれ~☆」というなんともアホっぽい第一印象でしたが、

              それぞれに丁寧な説明が書かれていて勉強になります。

              早速注文

              ケーキセットにします。

              飲み物とケーキで650円

              アイスブレンドコーヒーと大好きなモンブランをチョイス♪

              すぐにキターーーーーー(゚∀゚)

               

              まずはコーヒーを一口。

              …うーん、美味し~。

              飲みやすくて甘いケーキにも合います。

               

              ふと、コーヒーを入れているところを見てみたいなと思いまして

              カウンター席に移動。

              お邪魔しまーす。

              こんな感じで見えます。ほほぅ…サイフォンですか。

              お仕事中に失礼してお店の方と少しお話を。

              「サイフォンだとドリップに比べてどう味が違うんですか?」

              サイフォンコーヒーはバキューム式(真空ろ過方式)という蒸気圧でコーヒーを抽出するやり方です。一方よく知られているドリップはコーヒー粉の上からお湯をかけて抽出するやり方になります。

              「そうですねぇ。ドリップは味が濃くなりますが、サイフォンは薄いですかね」

              味が薄いのは弱点では?と思いましたが、

              できあがったコーヒーを早速…

              おおおおおお。

              演出効果抜群

              抽出しているときから徐々に香っていたコーヒーの匂いががここで一気にふわっと広がります。

              色は紅茶のよう♪

              さてお味は…?

               

              無駄な苦みがなくてすっきり飲みやすい!

              でもしっかりコーヒーの風味は濃く残っています。

               

              なるほど、コーヒーが得意でなくても飲みやすいのかも。

               

              メニューに戻って、

              実はモーニングもやってます。ここ。

              選べる3種のトースト

              +サイド2種(サラダ・ゆで卵・ヨーグルト・小倉から二つ)

              +ドリンク

              で、450円!(安いっ!!!)

              味も良いので是非立ち寄っていただきたい。

               

              ランチタイムには…

              サンドイッチ、鉄板スパゲッティがおすすめ

              これがまた美味しいんですわぁ。

              唐突に食べたくなる懐かしい味って感じ。

              近くにこんな味があってよかった笑

               

              私、いつもは3時~4時あたりで

              バイトに行く前に立ち寄ることが多いのですが

              その時間には駐車場に車がたくさん!

              会社員の方から、おじ様まで、大人の男性が多いイメージ

              常連さんも多いみたい?

              地域の人々の憩いの場になっているんだなあと感じます。

              私にとっては

              ゆっくり自分の時間を過ごしたい時の隠れ家です。

              (勝手に隠れ家にしてます、すみません)

               

              ちなみに私のお気に入りの席は↓

              お店に入ってすぐ右の…

              この席!!!

              ここで小一時間本を読んでます。

              図書館とか、学習スペースとか、たくさんの人がいるのに静かで自分もそうしないといけない空間って逆に集中できないことないですか?笑

              適度に会話が聞こえてて、いろんな人が好きなことしてるけど、よそよそしくない雰囲気が好きです。集中できます。

              読書には一番いい場所(*^^)v

               

              若者に人気なインスタ映え~みたいなカフェとは違って

              落ち着いた雰囲気が素敵な喫茶店です。

              朝昼夜、いつ来ても変らないゆったりした空気に

              なにかホッとするものを感じました。

               

              またお邪魔しますね。

               

               


              炭焼珈琲ヨシダ

              〒514-0003 三重県津市桜橋2丁目128-1

              ℡059-228-4772

              営業時間 8:30~21:00(OS20:30)年中無休

              取材日:2018.11.3

              記憶の中にある故郷 人がつなぐ故郷 今を生きる故郷

              帰ってきたなぁ。十人十色の故郷の風景。

              鬼ヶ城トンネルを抜けると眼前に広がる七里御浜海岸が「おかえり」と迎え入れてくれる。熊野市から御浜町、そして紀宝町まで続く日本一長い砂礫(されき)海岸。熊野古道 伊勢路の「浜街道」としても知られている。

              「やっぱり地元を離れて、帰ってきたなぁと思うのはこっちの海を見た時ですね。」

              そう話すのは、紀宝町役場総務課に勤める阪井耕平さん(31歳)。阪井さんは生まれも育ちも紀宝町で、高校卒業後に大阪の専門学校に進学。その後、一旦は大阪の会社に勤めた後、21歳で紀宝町役場にUターン就職をした。

              「子供の頃はとにかく外に出て行きたい気持ちでいっぱいでした。周りの友達もそうでしたね。」

              土地柄、みかんはタダという感覚があり、地元を離れてお金を払って食べることにみんな違和感を抱くらしい

              (華やかな都会で学びたい、働いてみたい)(親元を離れて一人暮らをしてみたい)と地域問わず、そんな思いを抱くのは自分にも心当たりがある。

              「大阪で暮らしを始めて・・・ある程度、充実した生活を送ってはいたんですけど、休みには地元に帰ってきてました。今、思うと不思議です。」

              よそ見運転は厳禁。でも、横目で見てしまう。

               

              地元の良さって何ですか?

              「やっぱり落ち着きますね。人の距離もとっても近いです。」

              子供の遊びは川遊びや釣りなど。自然豊かな町だからこその遊びだ。

              川の色は緑。澄んでいる。
              紀宝町のランドマーク 製紙工場の煙突が印象的。

               

              -生活に不便さは感じますか?

              「うーん、あまり感じないですね。昔と比べて道路の整備やインターネットが普及していますし。時間はゆっくりしていますよ。」

              車で2時間なんてなんのその。そんな感覚。

              阪井さんの職場 紀宝町役場防災拠点施設から見える夕焼け
              紀宝町の冬の風物詩 イルミネーション

               

              阪井さんのお気に入りの場所は雪のような飛沫が美しい飛雪の滝。夏は仲間や家族で集まりバーベキューを楽しみ、滝下で子供たちは水遊びをする。

              阪井さん:今は少し水量が少ないですね

               

              阪井さん:いいところでしょう。

               

              雪のような飛沫は朝の日差しで虹も彩る。 提供:飛雪の滝キャンプ場

              30歳の大同窓会 MITOE(三十会)を開催して

              阪井さんは昨年度、201812日に開催された【30歳の大同窓会 MITOE(三十会)in御浜町・紀宝町 (以下、 MITOE)】の実行委員長を務めた。※.今年は南郡 88会88(ハチハチ)忘年会in御浜町・紀宝町に名称変更。

              MITOEは、御浜町・紀宝町で生まれ育った人たちが、30歳で地元に集まり交流し、同級生との再会や新たな出会いを楽しむイベント。今年は第2回目で、阪井さんは映えある第1回目の実行委員長となった。

              人が集まるかはとても不安だったそうだ。御浜町(御浜中学校,阿田和中学校,尾呂志学園中学校)、紀宝町(矢渕中学校,相野谷中学校)と町をまたいだ初めての試みに、

              「隣町といってもはじめは少し緊張しました。すぐに打ち解けました」

              昨年度、集合写真の様子

              当日を迎えると町内外から38名が御浜町の「ごちそうダイニングby辻さん家」に集まった。普段から会っている見知った顔、10年以上ぶり(成人式ぶり)の懐かしい顔から、初めて会う顔まで十人十色の交流の場。共通するのは、みんな御浜町・紀宝町に生まれ育ったことだ。

              「とにかく楽しかったです。初対面でも話をしていると、実はあそこの子やったんかと驚いたり。地元のお酒を飲みながら、最後まで和気あいあいとした時間でした。」

              生まれた地に戻ってくるウミガメの話

              紀宝町といえば、ウミガメが産卵をしにくることで有名だ。

              阪井さんの幼少期に通った井田小学校では、昭和63年に全国で初めて制定された「ウミガメ保護条例」の一環で、「ウミガメ産卵・放流」を続けている。年によっては孵化がうまくいかない時もあるそうだが、井田小学校で育った子どもたちにとってかけがえのない思い出になっている。阪井さんもその一人だ。

              画像提供:紀宝町役場

              孵化した子ガメの旅立ち。これから黒潮に乗り、食べ物が豊富な遠く離れたカリフォルニア半島の沖合に向かう。

              画像提供:紀宝町役場

              そして、成長したウミガメは再び生まれ育った場所に帰ってくるそうだ。

              なんか、ウミガメと阪井さん・・・似ていますね。

              「あはは、そうですね。似ていますね。」

              -子供の頃の目線、大人になってからの目線

              「この写真は実はこの間撮ったものなんです。」

              そう言って見せてくれたのは、高台にある自宅から見える風景。子供の頃は当たり前で何も意識することのなかった風景が今では阪井さんにとって特別なものとなっていて、現在でもふと写真を撮ってしまうそうだ。

              子供の頃から見てきた風景、地元を離れ帰ってきて見てきた風景、そして今まさに見ている風景。時を重ねても変わらない、そこにあるもの。頭の中に焼きついた阪井さんにとってのかけがえのない記憶。

              きっと、阪井さんだけじゃなくたくさんの人が別々のカタチで持っているだろう。記事を書いていて少し涙ぐんでしまった。

               

               

              阪井さんたちの思いは世代を越えて

              今年は30歳を迎える人たちが1988年生まれ(198842日~198941日)であることから、名称「南郡 88会88(ハチハチ)忘年会in御浜町・紀宝町」として御浜町・紀宝町の出身者が一堂に会する。昨年同様、同郷者同士で打ち解けあって食事をしながら童心に戻り、そして、阪井さんのように地元で働く同級生から故郷の良さを聞いたりして・・・ぼんやりしていた何気ない日常の記憶が鮮明に蘇り、「何かいいな」と思ったり。世代が変わりながら、これからも人と人、故郷をつなぐきっかけになっていくのだろうな。

              取材を通して感じたことは、行く先々での人の温かさや町のゆったりした風土。包み込むように迎え入れてくれる場所であり、それは御浜町・紀宝町特有のものではないのだと思う。

              SNSでは繋がっているけど、最近、会えてない友達。結婚や出産で連絡を取る回数が減っている友達。忙しいかもしれないけど、年末年始の帰省ついでに思い切って連絡してみようかな。

               


              南郡 88会88(ハチハチ)忘年会in御浜町・紀宝町

              日時:2018年12月30日18:00〜20:00

              場所:ごちそうダイニングby辻さん家

              桑名からもっと田舎へ…田舎暮らし体験ツアーin紀北町

              「田舎で暮らしたい」

              多くの人がふと思ったことがあるのではないでしょうか?

              三重県にはまず都会がないので、
              すでに田舎暮らしをしている我々。

              私が住んでいる桑名市は人口14万人の、名古屋のベッドタウン。
              そこそこお店はあるものの、高層マンションあるものの、、、、
              少し車を走らせれば、田んぼや漁港がある、ザ・イナカ!!

               

              まぁ、紀北町と風景はさして変わらないかも?
              と思うようなところです。

              それでも、「もっと田舎に行きたい」とか思うわけです。

              そして申し込んだのが、
              紀北町”田舎暮らし体験ツアー2018”です!!

              桑名から車で2時間南下、
              家族で紀北町田舎暮らし体験をレポートします!

              ———————————————————
              1日目  12:30 紀北町役場に集合~みかん農業体験
              ———————————————————

              スタッフの紹介、説明を受け、名札を作って、
              マイクロバスに乗り、みかん農家さんへ移動!

              バスガイドのお姉さんは、この旅のアテンドをしてくださる、
              地域おこし協力隊の塚越さん。

              出迎えてくれたのは、
              たわわに実るみかんの木!

              と、農家のおじさん!

              農家さんからおいしいみかんの見分け方や、
              収穫の仕方を教えてもらいました。

              おしりがつるっとしてるのではなく、
              ボコボコしてるのが美味しいそう!

              子どもにはハサミは危ないと言われ、
              子ども達は、くるくる回して収穫。

              そのままでもおいしいのに、その場でジュースにしちゃうとな!!

              ジューサーに興味津々の子ども達は、
              一生懸命どんどん絞る!

              この日は、本当におだやかな陽気で、
              気持ちいいみかん絞り日和でした。

              みかんの木は30年くらいは安定して収穫できるそうですが、
              木が大きくなると収穫しにくいそうで、少しずつ木を植えて、みかん畑を継続させていくそうです。
              1番奥が2年目、真ん中が5年目・・・と並んでいるそう。

              さらに、いろんな品種を栽培することで、
              半年くらいは出荷し続けられるんだとか。

              みかん農家さんのいろいろなお話が聞けました^^

              さてこの後は、
              採れたてみかんを使ってスイーツ作り!

              シェフは紀北町の山Pと呼ばれるお方らしい・・・!
              山P!さあ、期待して会場へ移動!

              ———————————————————
              1日目  14:00 スイーツ作り&交流会~地元民の暮らし見学
              ———————————————————

               

              ↑紀北町の山Pこと、山下智久さん・・・
              山Pと同姓同名だそうですwww

              ご期待いただいた皆様!
              予想どうりの展開にズッキューン!だったことでしょう☆

              紀北町でフレンチのお店のシェフをされているそうです。
              そんなシェフからクレープ・シュゼットを教えてもらいます!

              地元民の方がスタッフで一緒に作ってくださいます。
              「6年生は2人」と、田舎あるあるな驚きトークを聞かせてもらいながらひたすらクレープを焼きます。

              クレープ焼きに飽きたので、みかんジュース製造コーナーへお邪魔する娘。

              バターの海に、できたてみかんジュースを入れて・・・

              ソースを作り、
              クレープも煮込みます。

              みかんの量が贅沢すぎる!!

              完成!!!!!

              隠れパティシエの私、シェフに「うまいですね!」と褒められ、照れるw

              みんなでおいしくいただいた後は、
              地元民の家見学!!

              アテンドしてくださっている役場の職員さんのおうちを見学!
              プライバシーに配慮し、中の撮影は控えさせていただきましたが、
              メッチャオサレなサーファー部屋でした!

              玄関に置かれたサーフボードを見て、
              どこでサーフィンするんですか?と言う問いに、

              「あ、すぐそこでできるんですよ」
              と連れてってもらうことに。

              ほんとに裏に海がありました!!


              し、しかし、超おだやかな海・・・
              「これ、波がなさすぎるんですが、サーフィンできるんですか?」

              「あ、台風の時とか、そこそこ波があるんですよ?」

              え!!それダメなやつ!!
              台風の時は海に近づいちゃだめですよってニュースでやってるやつでは!?

              でも、台風でも来ない限り、本当にきれいな、おだやかな海。

              海の水の透明度もすごいと思うんですが、
              何より、ごみが本当に落ちてないんです。

              これは、人の少なさなのか、マナーなのか、
              すごいですね。

              ———————————————————
              1日目  17:30民宿~ 2日目朝
              ———————————————————

              さて、すっかり日も落ちてしまったので、感心しながら今夜の宿へ。

              ボリューム満点な食事をいただき、
              夜の星空散歩に備え・・・

              と、ここで、塚越さんからアナウンス。
              「とても厚い雲がかかっていて、風もないので空を見るのは難しいと思います。今日はゆっくり休んでいただいて、明日の朝、是非朝日を見に行ってください」

              残念!!

              でも、こちらの日の出は本当に素晴らしいと聞いていたので、
              それにもワクワク!

              朝6時半ごろ、歩いて近くの海水浴場へ。

              こども達も朝の浜辺を堪能しました。

              さあ!2日目がはじましました!

              ———————————————————
              2日目  8:30 民宿玄関前に集合~世界遺産熊野古道へ!
              ———————————————————


              もりもり朝ご飯を食べたらいざ出発!

              来たよ世界遺産!熊野古道!!

              馬越峠と書いて、まごせ峠は、
              石畳の有名なルートだそう。

              案内人の方に先導いただき、いざ熊野古道へ!

              なぜここまでしっかりと石畳が敷かれたかという理由ですが、
              まとまった雨の多い土地なので、歩きやすくするためと、
              小さな石ではすぐに流されてしまうので、大きな石を使わなければならなかったからだそう。

               

              大きい石を遠くから運んでくるのは大変だな~と思っていたら、
              この辺りは石がよく採れるところなので、そのへんの石を集めて道にできたらしいとのこと。

              よく見ると、本当に石が大きくて、そして苔むす様子が神秘的でした。

              長い長い熊野古道ですが、
              全部歩いたら1日かかってしまうので、
              夜泣き地蔵で折り返し。

              大きな一枚岩で作った橋や、

              木漏れ日が撮れる絶景ビューのベッド?など

              石と、木々を堪能して、
              お参りをして折り返しました。

              ———————————————————
              2日目  11:00 「海・山こだわり市」~銚子川
              ———————————————————

              この日はちょうど、年に3回開催されている、地域のイベントの日だということで、
              「海・山こだわり市」を見学しました。

              地域のお店が出店していたり。

              幻の渡利牡蠣の浜焼き!
              今年は台風被害などで余り採れなかったらしく、かなり貴重!

              ※実は私牡蠣苦手なんですけれどね、おいしくいただきました!

              こどもの遊びコーナー

              林業体験ブース

              鷹のショーをしていたり。

              おいしいお弁当食べて、のんびり散策。

              すぐ横は海で、釣りしてる人がいっぱい。
              いいんだ、釣りしてもいいんだ~

              私の近所では「釣り禁止」「許可を受けていない人は立入禁止」
              みたいな場所ばっかりなので、
              こんなにも悠々と釣りができるのが新鮮!

               

              そして、密かに楽しみにしていた、
              銚子川見学。

              うおおお!きれい!

              めちゃくちゃきれいです!!

              NHKで特集されてしまってから、
              川遊びができるシーズンはめちゃめちゃ混むらしいですが、
              ほんとに奇跡の清流でした。

               

              いよいよ旅も終盤・・・
              最後は「子ども達がこの旅で一番楽しかったところ!」です!
              さて、子ども達、この旅で一番楽しかったことは何かというと・・・

               

              ———————————————————
              2日目  一番の思い出☆鯉の餌やり!
              ———————————————————

              なんと、鯉の餌やりでした!!

              おいおい、そんなんどこでもできるやーん!
              と思う思い出ですが、

              もしね、ここに移住してきたとしたら、
              きっとこの時のことは覚えているだろうし、
              この時遊んでくれた少年は、間違いなく子どもたちの頼りどころになるはず。
              (アテンドしてくださった役場の方の息子さんです)

              こどもも地元民の一人。
              地元の人が積極的に関わってくれるツアー、素敵でした!

              ありがとう、少年。

               

              なんか、鯉も、すごいねぇ・・・

              こども達、きっと忘れないよ・・・

               

              そのあとは、道の駅マンボウで買い物をして、
              紀伊長島駅近くの施設でアンケート記入と、役場の方にお話を聞いたりして、

              16時、帰路につきました。

              田舎を堪能した2日間、
              アテンドいただいた紀北町役場のみなさま、地元住民のみなさま、ツアー参加者の皆様、
              楽しい時間を有難うございました。

               

              私たち子育て世代が田舎に移住!となると、
              問題は、仕事と教育。
              現実問題はとてもハードルが高いと思います。

               

              というか、私自身は地元桑名が大好きすぎるので、
              移住するつもりはないのですが、
              最近興味深いのは、「関係人口」

               

              ———————————————————————–
              「関係人口」とは、移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域や地域の人々と多様に関わる人々のことを指します。
              地方圏は、人口減少・高齢化により、地域づくりの担い手不足という課題に直面していますが、地域によっては若者を中心に、変化を生み出す人材が地域に入り始めており、「関係人口」と呼ばれる地域外の人材が地域づくりの担い手となることが期待されています。
              ———————————————————————–
              総務省HPから引用http://www.soumu.go.jp/kankeijinkou/

               

              この、「関係人口」になれたらいいなぁと思っています。
              実際、紀北町~尾鷲付近は、全国でも指折りの漁場で、釣りファンの方が多く、空き家を別荘のように使っておられる方もいらっしゃるとか。。。

               

              いろんな土地へ旅行に行くのもいいけれど、
              観光地へ行くのもいいけれど、

               

              気に入った田舎へ、
              何度も何度も通い、里帰りのような関係をつくれたら、
              行く人も、受け入れる人も、お互いに豊かになれるのではないのでしょうか?

               

              私も、「関係人口」もっと考えていきたいと思います。

              東京コミコン2018・ポップカルチャー大集結! 三重在住の『歌う映画監督』コスプレに初挑戦! ~artegg-yumiさんにお話聞いたよ~

              「鳥だ! 飛行機だ!」のフレーズで有名な電話ボックスで変身する超男とか、壁や天井を縦横無尽に動いて、糸を伸ばして敵を捕らえる蜘蛛男に、犯罪多発都市を人知れず守る大富豪の蝙蝠男。って、キャラ名伏せてたら某国内ヒーローの怪人になっちゃうじゃない!
              まぁ、ぼんやりと誰かってのはわかってくれたと思うけど、随分昔からあたくし達はテレビとか映画館で彼らを見てきたわ。
              最近は、映像技術も上がって、実現無理じゃないって思ってたのもどんどん映像化される。
              逆に言うと、それだけコミックが認知されてきたってことよねー。素晴らしいわ!

              で、魅力的なマッチョマンいっぱいの、目の保養に最高なヒーローをもっともっと身近に感じるイベントってご存知?

              三重県から東にズドーンと約360キロ移動した、幕張メッセで開催された東京コミコン2018。
              ただ遊びに行きましたってレビューじゃなくて、三重県在住のアーティストartegg-yumiさんが、名だたるコミックアーティストが出展するアーティストアレイというブースに出展してたんですって。
              それから、何やら賞を受賞したとの情報も。
              早速聞いてみましたー。

              ・・・と、その前に。
              ご存知ない方もいらっしゃると思うので、コミコンについて簡単に説明しちゃうわねー。

              <コミコンとは>
              正式には、コミコン・インターナショナル。
              1970年、ゴールデン・ステート・コミック・ブック・コンベンションとしてシェル・ドルフらによって創設。記念すべき第一回目はアメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴ。
              アメコミ、SF、特撮ファンタジー映画などが中心だったけど、年を追うごとに文化の幅が広がり、2008年には1日に、なんと約12万5千人が来場するポップ・カルチャーイベントです。
              現在は世界規模で開催されており、アメリカ国内はもちろん、フランス、イギリス、台湾、そして日本などでも開催。
              去年の東京コミコンには、マーベルコミックのレジェンド、スタン・リーが来日したわ。

              いやー、説明文書いてたけど、超ド級の国際イベントじゃない!
              期待膨らむわー。
              さー、それでは早速、教えてくださーい!

              Q1.
              東京コミコンでの受賞、おめでとうございます!
              まず、何の部門で受賞されたのですか?

              A1.
              ありがとうございます。
              部門は、【TOKYO COMIC CON PRESENTS MARVEL FANS ASSEMBLE! STAGE 2018】というショーイベントで頂きました。

              Q2.
              サイトで拝見しましたけど、審査員の方について教えてください。

              A2.
              審査員はMarvel Comicsの編集長 C.B. Cebulski氏です。

              Q3.
              参加しようと思った理由を教えて下さい。

              A3.
              みんなに楽しんでもらいたい、みんなで盛り上がりたかったからです。
              パフォーマンスタイムを30秒頂けるとのことだったので、マーベルへの愛情を伝えるべく、歌わせて頂きました。

              Q4.
              コスプレをしたキャラクターについて教えてください。

                

              A4.
              日本ではまだまだ有名ではありませんが、リス娘ことスクイレルガール(SQUIRREL GIRL)と、相棒のT-トゥをしました。
              2018年4月下旬に映画館で上映した「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」で、強大な敵として立ち塞がった『サノス』という敵を、一撃で倒してしまう最強キャラです。

              Q5.
              なぜ、コスプレをしたのですか?

              A5.
              artegg-yumi&AKIRAとしてアーティストアレイでの出展が決まり、ブースを出すので、せっかくならやってみたいと思ったのが最初です。あとは、前から興味を持っていたのもあって(笑)

              Q6.
              賞を取れると思いましたか?

              A6.
              正直、全然思いませんでした。
              名前を呼ばれた時、尻尾の毛が全部逆立ちました(笑)

              Q7.
              ステージ上で歌った曲は何の曲ですか?

              A7.
              前半は、私が作詞・作曲した『我把愛送到you的心』です。ノリの良い曲で15秒のパフォーマンスをしました。
              後半はアカペラでSQUIRREL GIRLの歌を歌いました。スパイダーマンの替え歌のように聴こえますけど、コミックで正式に書かれていた曲なんです。
              T-トゥも頑張ってくれました。

              Q8.
              賞状などはありましたか?

              A8.
              景品を頂きました。
              スパイダーマンをモチーフにデサインされた高級ボールペンと、スパイダーマン大全です。

              Q9.
              アーティストアレイで出展されたとのことですが、開催期間中はどんな作品を展示・販売していたのですか?

                

              A9.
              「こうたろう イン スペースワンダーランド」、「ERASER WARS」、「ぽんちゃんの1日」という私の作品やAKIRA監督の作品のDVDを中心に、ポンちゃんの写真集、フィギュア、新アルバムなどを持っていきました。

               

              Q10.
              新アルバム発売おめでとうございます。アルバムのコンセプトはなんですか?

              A10.
              新アルバムのタイトルは『タイムトラベルストーリー』といいます。時間旅行です。
              2009年から作った色んなアルバムのオムニバスを入れています。
              音楽を再生すると、そこにはいくつもの映画作品や物語が時の流れを自由に運んでくれるような、ファンタスティックなアルバムを目指しました。
              インストもありますので、ゆったりとした時間を楽しめると思います。

              ベスト盤みたいに過去の曲だけじゃなくて、新曲もあります。それは愛のあるバトルソングです。
              Kohtaro in spacewonderlandは私が監督した作品、ERASER WARSは息子が監督した作品。
              それぞれに作ったオリジナルの映画音楽を1つの楽曲でmix(バトル)させています。
              ベースは、親子が親子役で共演した怪獣鉄ドンオムニバスに参加させて頂いた作品「わんぷー対いくらむ」で作った映画サントラのリズムを使用しています。
              完全に愛のある親子喧嘩な、パッションがぶつかり合う作品です。

              どこまで駆け抜けれるか、人生をかけて全力で(やれる範囲で)アートを突き進んでいきたい。そんな気持ちを込めてこのアルバムには2016年リリースの「art is」芸術っておいしいの?の曲も入っています。

              Q11.
              最後に、今後の活動についてお願いします。

              A11.
              シンガーソングライターとして色んな場所で歌ったり、主題歌などで起用して頂いた映像作品の宣伝をしていきたいです。
              もちろん、自分の映像制作や今年から立ち上げた映画祭【サイバースペース フィルムフェスティバル】にも力をいれていきたいです。

              © Michael Holmes / Fan’s Voice

               

              <artegg-yumi プロフィール>

              歌う映画監督(シンガーソングライター/映画監督)
              2009年アメリカ合衆国ポートランドよりデビュー。言葉では言い表せない気持などを。歌詞のある唄から歌詞のない唄まで、「声」による感情表現を追求している。
              現在は、映画音楽やアニメ主題歌、楽曲の提供も行っている。また、全国の映画祭などで、映像付き歌のライブを行う。

              日本映画監督協会会員
              医療福祉情報実務能力協会認定 メンタルケア心理士

              代表作「Kohtaro in spacewonderland」は2017年Cinema New York City映画祭で日本人初の受賞。最新作「ONE LAST TIME」は映画評論家のPieter-Jan Van Haecke、Panos Kotzathanasisから絶賛される。

              <artegg-yumi公式サイト>
              http://artegg-yumi.net

              <artegg-yumi facebook>
              https://www.facebook.com/arteggyumi12

              毎月楽しみにしている一華堂の100円ケーキのサービスデー

              本日100円ケーキのサービスデー

              1年前、そう書かれたケーキショップを見つけました。

              私は店に立ち寄り、
              チーズカップケーキを買って食べました。

              「また休憩に来てください」と
              オーナーが温かい声を掛けてくれたのが、
              とても印象的でした。

              ケーキショップの名前は一華堂

              @三重県津市

              友人から一華堂には、
              毎月1日に100円ケーキの日があると教えてもらいました。

              私はその頃から毎月のように一華堂を訪れています。

              最寄駅は津駅で、
              三重大学からは自転車で約20分程のところにあります。

              一華堂には興味深い歴史があります。

              創業は1936年。
              現在は2代目と3代目により営まれています。

              津市民の方は、
              「一華堂」「三華堂」「九華堂」というケーキショップを
              知っているかもしれませんが、
              その3店の関係に私は驚きました。

              九華堂は三重県桑名市出身の方が開いたお店で、
              同市内にある九華公園に因み店名をつけたそうです。

              その九華堂で修行した方が開いたのが三華堂

              更に三華堂で修行した方が開いたのが一華堂

              三分の一ずつの店名。

              九華堂と三華堂は、
              フランス風のお菓子を出していましたが、
              一華堂の菓子は「スイス風のお菓子」をテーマにしています。

              一華堂の店主は、
              若い頃に二度もスイスへ行き、
              お菓子作りを学んだそうです。

              美しい山々があるスイスの自然の美しさが、
              好きだと仰っていました。

              スイス菓子の特徴は、
              ナッツと少し歯ごたえのあるカリカリした食感です。

              これらは、一華堂のケーキの例です。

              おいしいナッツの風味を味わえます。

              外のカリカリ感と中の柔らかい感じがとても上品です。

              個人的には、
              緑茶と一緒にケーキを頂くのは完璧だと思います。

              また一華堂の人気商品、
              ヨークレスカステラも有名です。

              お菓子を作る際、
              卵黄のみを使用することが多く、
              残ってしまう卵白を使用しようと、
              このカステラが生まれました。

              毎日食べたい程、このカステラを好きになります。
              ファンも多く売り切れていることもあります。

              そして今まで余ってしまう卵白を使っていましたが、
              今では卵白の方が足りなくなり、
              卵白を仕入れる必要がある程だそうです。

              私も早速カステラを頂きました。
              とても柔らかく優しい味です。

              口に入るとすぐに溶け、
              子供や幅広い年齢の方々に好かれるお菓子だと思いました。

              インドネシア人は、
              ケーキやお菓子が好きです。

              日本人のように、インドネシアの人々は、
              ティータイムで休憩や軽食のためにケーキを食べます。

              数種類のケーキを味わいたいので、
              ホールケーキよりも、
              小ぶりのカットケーキが好きです。

              特に好きなケーキはチーズケーキで、
              毎月の100円サービスの日には、
              必ず選ぶケーキの一つです。

              一華堂は基本テイクアウト用のケーキショップですが、
              店内にテーブルが1つあり、食べることも出来ます。

              私はいつも自分のお茶を持参し、
              テーブルで食べています。

              この毎月一日に訪れるケーキタイムが、
              私の楽しみになっています。

              甘い1ヵ月になることを願って♪

              <英語>
              One year ago I found a cake shop with a written: 本日100円ケーキのサービスデー. I stopped by the shop, bought one piece of cheese cupcake, and eat inside. When I finished, the owner said 「また休憩しに来て下さい」That was a very warm and impressive service for me. The cake shop name is Ikkado. My friend told me that the cake shop named Ikkado always gives a service day in the first day of the month. I think that’s a very good campaign. Since that time, I keep coming to the cake shop every month in the first day. Ikkado is easy to reach. Nearby Tsu Station, it needs around 20 minutes to go there by bicycle from Mie University.

              Ikkado has an interesting history. This cake shop was built in 1936 and now the shop is managed by the second and third generation. While the 100JPY service day has been held every month since 1984. Tsu citizen may be familiar with cake shops Ikkado 「一華堂」, Sankado 「三華堂」, and Kyukado 「九華堂」. They surprisingly related each other; the founder of Ikkado worked in Sankado and the founder of Sankado worked in Kyukado. So, they brought the name by: 1/3 from the shop before. The name of the Kyukado cake shop was derived from a park name in Kuwana City; Kyuka Koen 「九華公園」.

              While Sankado and Kyukado was with French style of cakes and confections, the theme of Ikkado’s Confections is “Swiss Sweet”. This is because the master now like Swiss and the confections. He went to Swiss twice when he was young and learnt the Swiss sweets in those visits. He said he likes the natural view and beauty of Switzerland with beautiful mountains. The characteristic of Swiss Sweet is the using of nuts and the texture that a little bit hard and crunchy. These are examples of swiss cakes from Ikkado.

              When I tried the swiss cakes, I could taste the delicious nut and the texture of the cakes; crunchy outside and soft inside; so classy. For me, I think it is perfect to eat the cakes with green tea.

              Other than the 100Y cakes service day, Ikkado is also famous for the castella; Yolkless Castella 「ヨークレスカステラ」. This idea was started by the using the remaining ingredients of making cream for cakes while they only used the yolk. The unused egg whites then used to make the castella. Day after day, people become to like the yolkless castella. The Castella fans make Ikkado needs to produce more Castella. Now, the remaining egg white is not enough anymore to make castella. The master needs to buy egg white from another company; the maker of mayonnaise, Kewpie. I tried the yolkless castella. It tastes so soft and mild. It is melted as soon as it enters our mouth. I think it is can be good for all ages, kids to old people.

              As an Indonesian, I can say that we also like cakes and sweets. Like Japanese, Indonesian people eat cakes for deserts or snacks in teatime. I like cupcakes because I can taste several kinds of cakes without buying the whole cake. My favorite cake is cheese cake. It is always be one of my cakes every month in Ikkado. Although Ikkado is a take-out cake shop, there is one table in the shop where I like to spend time eating cake for a while. I always bring my own tea. I am always looking forward to enjoying my cake time in Ikkado every month to start the month; hope it will be a sweet month.


              一華堂洋菓子店
              住所:三重県津市万町津170
              電話:059-225-0001

              取材日:2018.11.3

              伊勢うどんのつたや。薪で炊き、火に直投下した鉄の板でキメた出汁がすごい。

              ここの伊勢うどんが旨いんよ

              そう地元の人に連れてきてもらったお店にて、
              伊勢うどんを注文。

              僕はチャーシューメンで』と地元の人。

              ちょ、伊勢うどんじゃないんかい。

               

              ふぁぁぁぁん!!ってなる焼豚伊勢うどん

              ここは伊勢 河崎

              かつては勢田川の水運を活かし、
              ”伊勢の台所”として、
              参宮客の食料や雑貨などの物資供給で栄えた港街。

              今も古い町屋や黒塗りの蔵などが残り、
              情緒ある街並みとなっている。

              今回、教えてもらったのが、
              河崎にあるつたや

              懐かしさを感じる食堂だ。

              早速人気の伊勢うどんが運ばれてきた。

              ふぁぁぁぁっーーん!!
              思わず叫ぶそのビジュアル。

              自家製焼豚伊勢うどん

              焼豚入りの伊勢うどんを超えて、
              伊勢うどん添えの焼豚状態。

              その焼豚の存在感たるや、
              ふわふわな伊勢うどんを労わりたくなる粋だが、
              タレの旨味と焼豚の脂の相性が絶妙で、
              それらを絡めた伊勢うどんの主張も全然負けてない。

              美味しい!!

              もう夢中ですすった。

               

              で、地元民はラーメンやチャーハン

              地元の方が注文したチャーシューメン。

              間違いなく美味しそう。

              でもさ、ここは伊勢うどんじゃないの?

              お隣の席でもラーメン。
              親子でラーメン。

              週1ペースでここのラーメンを食べるのだとか。

              でもでもさ、ここは伊勢うどんじゃないの??

              伊勢市民はあまし外で伊勢うどん食べへんのと違うかなー。食べとるのは大抵観光客やよね

              なんと伊勢の人は、
              伊勢うどんは家で食べるから、
              わざわざ外食先で頼まないと言うのだ。

              そんな伊勢あるあるがあるらしい。

              伊勢なまりポスター、ほぼわからなかった

               

              ダシは薪で炊く。そして熱した鉄板でジュッとキメる

              創業70年のつたや。

              現在お店は、
              二代目と三代目が共に営んでいる。

              二代目のご主人
              二代目のママさん

              驚いたのが、
              厨房のおくどさん

              ダシは、
              鰹節2種と煮干3種、昆布などの材料をふんだんに使い、
              毎日5時間かけ薪のカマドで炊いているのだそう。

              ご主人:ガスでは出来ないからね

              その理由はこれ。

              火の中に投入して熱した鉄板を、
              ダシを炊いている鍋の中にジュッと入れる。

              それによって、
              魚の臭みがとれ、醤油の香りがより引き立つという。

              更にダシは1日寝かして馴染ませる。

              こんな工程を踏んでいるのは、今はもううちくらいなんじゃないかなぁ
              とご主人。

              夏は極暑になるため氷を口に含みながら向き合うのだそう

               

              ふぁっふわな伊勢うどんは竹かごで茹でる

              優しさの塊ともいえる柔らかな伊勢うどんは、
              専用の竹かご”とおし”で茹でる。

              30分茹でて、30分蒸らす。

              計1時間かけた伊勢うどんは、
              ふぁっふわっだけどもっちりし、
              それでいて角が取れない。

              熱々の伊勢うどんに、
              たまり醤油で仕上げた特製のタレを、
              常温の状態でかける。

              見た目は濃厚そうだが、
              実際は魚と醤油の風味が豊かな、
              上品かつ奥深い味わいなのだ。

               

              最初から最後まで私だけのもの…

              戦後の何もない頃から始まったという、
              歴史あるつたや。

              おくどさんと共に、
              引き継がれた伝統のダシ。

              そのダシで織りなす、
              伊勢うどんもラーメンもとても美味しい。

              もしこの味を知らない人が隣にいたら、
              ”ちょっと一口食べてみて!”
              って言いたいけれど、
              正直ひと欠片もあげたくない絶品なお味でした。

              取材日 2018.9.28

              Photo by y_imura


              つたや
              住所:三重県伊勢市河崎2-22-24
              電話:0596-28-3880

              地域の人たちに愛される「相棒」二人の、 “服を通して福を与える”取り組みとは

              「うわぁ、かわいい!」

              取材だということも忘れ、色とりどりのヴィンテージのワンピースを手に取り、はしゃいでしまう。懐かしさを感じるテキスタイル、鮮やかさの中に品を感じる配色、襟元の細かなディティールは、今では出会えないデザインばかり。袖を通すとシルエットも美しい。

              ここ「Fukumochi vintage(フクモチ・ヴィンテージ)」は桑名市矢田にあるヴィンテージの洋服を扱うセレクトショップ。元は「福餅」というお餅屋さんだった場所が、リノベーションされ生まれ変わった。店内には店長の生駒郁代さんがセレクトしたセンスの良い古着が並ぶ。

              かわいい古着を前に思わず「これはおいくらなんですか?」と生駒さんにお聞きすると、「実は売り物ではないんですよ」と教えてくれた。ここにある洋服は会費制で、一年の間に借りた洋服を何度でも交換できるシステムだそう。


              「とってもええ考えやと思いませんか?昔は自分の服は自分で作って、買ったら尚更、嫌でも持っとらなあかん。ここは借りて、もういいなと思ったら次のやつを借りてったらいい」

              そう教えてくれたのは坂本 都始子さん。元々この場所で60年以上「福餅」を営んでいた方、つまりこの場所の家主さんだ。にこにこと話をしてくれる坂本さんの膝の上には生駒さんの次男がちょこんと座っていた。

              みんなが持ち寄り、みんなが借りる。世代を超えた「Our closet」

              お話を伺っていると、近所の方が服を持って訪れた。「これ、母のものなの…捨てるに捨てれないし」そう言って何点か服を取り出した。実はここで扱う服のほとんどは、ご近所に住む方やその知人の方から寄贈してもらった服。中にはブランドものやオーダーメイドのものもある。

              持ち寄ってもらった服がすべてお店に並ぶわけではないが、“服を持ち寄る”ことに意味があるのだと生駒さんは言う。

              若い方も年配の方もみんなが持ち寄って、みんなが借りるっていう行動が繰り返されることが、『Our closet』というコンセプトにつながっています。大切にしていた服には大切なストーリーがあって、そのストーリーをもつ服をまた違う誰かが大切にしてくれる。持ち寄る側にも喜びがあるといいなと思っていて」

              「古着」というコンテンツを通して、幅広い世代がつながっていく。30代の方が借りた服を次のシーズンには50代の方が借りていくこともあるそう。世代を超えて好まれるヴィンテージの世界観。私を含め、実はこの世界観を好む人たちには共通点があると生駒さんが教えてくれた。

              古着が好きな人って物事に主体的な人が多いと思うんです。与えられた流行ではなく、服に自分がわくわくする宝探し的な要素を求めているような。私が一番やりたいと思っている『この町を面白くする』。それに一緒に関わってくれる予備軍みたいな人が来てくれているんじゃないかって」

              「古着」はこの町と沢山の人との関係性を作るきっかけ。そこから町がにぎわい、豊かになっていくことが重要だと生駒さんは考えている。結婚を機に愛知県からこの地に来て、まだ数年しか過ごしていないはずの生駒さんが、なぜこんなにもこの町に愛着をもっているのだろうか。

               

              お寺での出会いがもたらした心の変化。「住んでいる」場所から「自分の大切な」場所へ

              生駒さんと坂本さんが出会ったきっかけは、お店の向かいにある善西寺で開催している「おてらこども食堂でたまたま隣に座ったことからだった。坂本さんの家は善西寺の門徒として先々代から長い付き合いがあり、住職に声を掛けられてしばしばお寺のイベントに参加していた。

              「生駒さんの上の子がこっちに風船とばしてきたんよ、それで私が「やったなー」って一緒に遊んでたん。確かあの時が最初やったな。それから一ヶ月にいっぺん、こども食堂で会うようになってね」

              懐かしそうに目を細める坂本さん。そこから子供を介して坂本さんと生駒さん一家との付き合いがスタートした。はじめは挨拶程度の間柄だったが、次第に近くを通ると必ず坂本さんの顔を見に家に立ち寄るように。一人住まいだった坂本さんはとても喜んで、子供たちの面倒を見てくれた。

              子供のころからマンションで生活を送っていた生駒さんにとって、初めてもてた「地域との繋がり」。それは新鮮で、とても心が温まるものだった。坂本さんを通じて、生駒さんにとって地域が「住んでいる場所」から「自分の大切な場所」へと次第に変化していった。

              「自分が出産して身動きも取りづらくなったときに、もっと自分の歩いて行ける範囲で楽しい店だったり、楽しい人に会えたりする場所があったらいいなって思っていました。でもそれを言ってるだけだったら一生実現されないし、その望みは叶わないなって思って。元々私は裏方が好きなんですけど、この町においては自分でやらないと!って」

              自分たちが住む町は自分たちで何とかできる。生駒さんにとっての町と私のいい関係

              地域にどこか賑わう場所を作りたい。そう考えた生駒さんは善西寺の住職である矢田俊量さんに相談をもちかけた。引っ越しをしてきた当初、足しげく通ったリサイクルショップにヒントを得て、年齢関係なく集える「古着」を扱った場所を作ってみたい、と伝えた。

              「おひとりで暮らしながらも、地域に根ざしており、地域を誰よりもご存知の坂本さんが、最新の地域づくりに興味を持つ生駒さんと互いの強みを活かしてタッグを組んだら、そんなおもしろいことはないんじゃないかなと思いました。これは、よそでやっていない、且つうちでしかできない。ワクワクしませんか?」

              朝晩お寺で手を合わせることが生活の一部となっているほど、お寺と太く信頼関係がある坂本さんの存在があったからこそ、矢田さんはこのプロジェクトを手掛けようと心に決めたのだ。

              また、その話を住職から聞いた坂本さんも「ここを(福餅)使ったらええやないの」、たった一言で場所の提供を快諾した。こうして善西寺の“RETERAプロジェクトの一環として、Fukumochi vintageはスタートをきった。資本になる洋服も住職や坂本さんの声がけでお寺の門徒さんから多く寄贈され、中には坂本さんの服も何点かあった。

              美しい網目の白いニットは坂本さんのお手製。実は女学校を卒業した後に四日市にある洋裁学校に通っていた坂本さんにとって、刺しゅうや編み物はお手の物。元々穴が空いてしまっている服は布をあて、刺しゅうをしてリメイク。ボタン付けやすそ直しも坂本さんが手をかけてくれるおかげで、長く眠っていた洋服たちもこうして日の目を見ることができるのだ。

              話をしながらも時折、往来に目をやり行きかう近所の人に必ず声をかける。長くこの地で商売をしてきた坂本さんはこの町の顔である。坂本さんはお店がオープンする際、福餅の顧客だった人や近所の人に自ら生駒さんを紹介していたという。

              なぜ二人はこんなにも信頼を寄せられる間柄なのだろう。不思議に思って聞いてみると、「嬉しかったんよ」と坂本さんがその理由を教えてくれた。

              「私はね、病院についていってもろたんが一番嬉しかった。ほっといたら危ない病気やった。息子を遠くから呼び寄せるのもかなわんし、お医者さんの難しい話を理解できるんかも不安やったんやけど、生駒さんが一緒についてきてくれてねぇ、子供を連れて。ありがたかった…」

              そして、生駒さんにとっても坂本さんは大切な存在。言うなれば世代を超えた「相棒」なのだそう。生駒さんがこの町にきて実現したかった“自分の歩いて行ける範囲の楽しい場所”を一緒に作ってくれた相棒、坂本さん。さらに坂本さんの存在を通じて、自分がこの地域で何ができるのかがはっきり見えてきたと生駒さんは言う。

              「野菜の買い物を坂本さんに頼まれた時に、この地域の人たちが野菜を買いに行くのが大変だっていうことを知って。じゃあ、その『あったらいいな』をこの店で叶えようよと。そうしたら 野菜を通じてまた新しいつながりができるかなって思ったんです」

              今度は八百屋さんを、さらにはママが仕事できるコワーキングスペースを、あとはFukumochi vintageに来た人が町を楽しめるガイドブックを作って…と生駒さんの夢はどんどん広がるばかりだ。

              「自分たちの暮らしとか生活を、自分たちの力で何とかしようと考えれば、豊かになる気がしていて。自分の町に対して、主体性のある人が増えればきっと暮らしやすい町になっていくはずだから」

              人を思う気持ち。助け合う気持ち。その気持ちからどんどん地域に、人に、あたたかな関係性が生まれていく。

              今日も誰かが坂本さんに会いに、生駒さんに会いに「Fukumochi vintage」にやってくる。そうやって二人を介し、これからも様々な人たちが地域とゆるやかにつながっていくのだろう。

              (撮影:y_imura

               

              Fukumochi vintage(フクモチ ヴィンテージ)

              三重県 桑名市西矢田町35

              facebook:https://www.facebook.com/fukumochivintage/

              Instagram:https://www.instagram.com/fukumochivintage/

              Twitter:https://twitter.com/Fukumochivtg

               


               

              善西寺に関すOTONAMIEの記事

              pray. 伝えなきゃ。三重の山奥の暮らしで見つけた感謝の連鎖、いのちの記録。
              記者 yusuke.murayama

              明日、僕が死んだら。
              記者 OTONAMIE運営部

              自宅で看取るって、大変ですか?
              記者 OTONAMIE運営部

              ひとりをツナグ場所に行ってみよう。
              記者 OTONAMIE運営部

              夏の風景 蝉の声とお寺と流しそうめん。
              記者 OTONAMIE運営部

              住職にお焼香のあれこれを聞きに行ったら、いつのまにか深~いところへ。
              記者 福田ミキ

              愛着のある街の住み慣れた家で、最期まで暮らし続ける。
              記者 福田ミキ

              【ミイラ、お寺へ行く。Part.1 】 仏教の世界に触れた1日。そして驚きの入棺体験とは・・・
              記者 タナカマユミ

              人生を整える。デトックス足りてる?野草茶をつくるおばあちゃん、坂本幸さんの田舎暮らしが素敵すぎる@津市美杉
              記者 yusuke.murayama

              【 ミイラ、お寺へ行く。Part.2 】なんだこら、こんなお寺ありなのか!?ご住職のお寺&仏教への愛が、もう半端ない。
              記者 タナカマユミ

              voice. 日本で子どもが餓死。立ち上がった住職と未来をつくる住職@善西寺
              記者 yusuke.murayama

              地域の人たちに愛される「相棒」二人の、 “服を通して福を与える”取り組みとは
              記者 ミカミ ユカリ

              子育てしながら里親に!子育てはいったい誰のもの?くわなアンジープロジェクト@善西寺
              記者 ハネサエ.

               

              伊勢志摩のリズムを、海女さんが暮らす町で。

              【 朝 】

              朝6時。
              雨の神宮。

              ここにいると嫌いな雨が、恵みの雨に感じる。

              昼間は観光客でいっぱいのおはらい町。
              さすがに早朝はだれもいない。

              この地域は伊勢志摩国立公園。
              山と海、そして太陽の神様。
              その間で人は暮らしている。

              この日は空と海の境目が、ぼんやりとあいまいだった。

              海では荒れた波が、岩肌を飲み込もうとしているみたいだ。

              陸では、緑が小屋を静かに飲み込んでいた。
              ここは海女発祥の地、鳥羽市国崎。
              神宮に熨斗鮑を献上して2000年の歴史を持つ。

               

              【 昼 】

              女性の願いを一つ叶えるという石神さんで有名な鳥羽市相差。
              平日の昼間だが、観光客らしい人が次々と石神さんのある神明神社に向かっていった。
              気が付くと、雨は上がっていた。

              開店時間より少し早かったが、お店を開けてくれた。

              石神さんの近くにある久兵衛。
              海女さんと聞くとご年配の方を想像する私だが、現役海女リサちゃんは若かった。

              相差に産まれ育ち、都会にあこがれ一度はここを離れたが地元に帰ってきた。

              一人でお店を切り盛りしながら、海女漁も行っている。
              地元に帰ってきたとき、海女さんになるつもりはなかったらしいが、知り合いに「リサちゃん、きっとハマるで」と薦められ、海に潜ってみたところ面白かったという。

              地元で捕れた、旬の魚のお刺身定食。
              これもリサさんが一人でつくっている。
              料理を学んだのは、おとなり志摩市の居酒屋。
              新鮮な魚は、歯ごたえが絶妙で美味しかった。
              個人的に、新鮮なアジがこんなに美味しい魚だとは知らなかった。

              サービスで出してくれた、デザートの寒天。
              優しい甘さが疲れを癒してくれた。
              ちなみにこの寒天も、リサさんが海で天草を獲り一から手作り。

              今は徒人(かちど)といって、歩いて比較的浅い海に潜る海女漁をしているリサさんだが、船の免許が取れたら船人(ふなど)といって、船で深いポイントに行って潜る海女漁にも挑戦したいという。
              好奇心を持って自然とともに生きるリサさんを、少し羨ましく思った。

              リサさんに、久兵衛の斜め前にあるお土産や日用品を販売している中辰商店の人も、海女さんだとお聞きして早速お邪魔した。

              なんともかわいらしい看板が目印の中辰商店。

              こちらもかわいい赤ちゃん・・、

              のお母さんが海女さんである、あやみさん。

              金魚のお世話していたあやみさんに、少しお話を伺った。

              あやみさんは現役海女さんとして、雑誌のモデルも務めた経験を持つ。
              そして5人のお子さんを持つお母さんでもある。

              店内にはお土産物や食品、お酒などが売っている。

              実は私は別件で、若手海女さんの撮影仕事がありモデルを探していた。
              そのモデルをあやみさんとリサさんにお願いしたいと申し入れると、快諾いただいた。
              後日、海女漁の時の姿で撮影させていただくことになった。

              店を出ると犬が気持ち良さそうに昼寝。
              ここは時間がやさしくゆったりと流れている。

               

              【 夕 】

              後日、撮影のために訪れたのは、中辰商店の近くにあるライブハウスだった。

              あやみさんのお父さんが、趣味で始めたライブハウス。
              町外のアーティストのライブなどが行われている。

              歩いて数分、相差の海。

              あやみさん:赤い方が息子です。魚を捕まえてくることあるんですよ。「かあちゃん、魚捕ったで」て。

               

              暮らしの豊かさって何だろう。

               

              仕事を終えるころ、空に月が出ていた。

              自然とともに生きる人は、穏やかなお日様のような温かさがあり、月のように優しいオーラがある。
              そんなことを、石神さんがある町、相差で想った。

               

               


               

              海の食堂 久兵衛
              鳥羽市相差町1231
              tel 0599-33-6808

              中辰商店
              鳥羽市相差町1423
              tel 0599-33-6008