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【感動の手段は無限】三重の書家・アーティスト、白井潤山先生の年賀状教室

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皆さんこんにちは、実はアートが大好きなTOSHIです!好きな画家はシャヴァンヌです。絵を習っていたことがありますよ。

三重にはどんなアーティストがいらっしゃるんでしょうか?

今回、ご紹介する方はこちら!三重県在住の書家・アーティストの白井潤山先生です。よろしくお願い致します。

三重の書家・アーティスト。白井潤山先生

OTONAMIEに登場していただくのは2回目なのです。白井先生の作品って素敵ですね。

私は、色の使い方が上手なアーティストが好きで、個人的に、重厚で濁った色より、澄んだ軽やかな色が好みです。

でも先生は、こんな作品も制作されるのですよ。

それと私は、白と黒のモノトーンの世界、特に書道が実は少し苦手でした。でも白井先生は薄墨(うすずみ)を使ったモノトーンの作品も書かれて、今はそういうものも美しいと思います。

三重の書家・アーティスト。白井潤山先生が潮音寺で年賀状教室を開催

今回(2018年12月)、三重県津市の潮音寺で、白井先生の年賀状教室が開催されました。

ーー年賀状教室を開催するのは初めてですか?

白井先生:「昨年は、手作りではなくスマホ、タブレットのアプリを使った年賀状教室をしました。プリンタから印刷された葉書でも、印を押すだけで印象が変わる事も披露させて頂きました。

私は、全てを手作りする必要は、無いと思っていますが、どこかに手の温もりを感じる所が欲しいと思います。

全て印刷ではなく、自分の名前だけでも手書きでもいいのではないかと思います。書くのは苦手ならハンコ、そんな思いの教室です」

ーー柔軟な考えでいらっしゃるんですね。教室の先生としての楽しみは?

白井先生:「楽しいというより、興味津々。皆さまの作品から沢山の刺激と発想を頂けるからです。私は、立場上先生かも知れませんが、教えるというのではなく、私自身が失敗した事を整理してお知らせするスタンスです。

書も絵もこうすれば良いという方法はきっと無い、これが私の経験上の実感です。なので、私の教室は、こうしない方が良いかも?という教室なのかと考えています」

書も絵もこうすれば良いという方法はきっと無い、という先生の考えに私も同感です。「感動」ということ、感動的な作品を制作する手段は、無数、無限なのですから。

白井潤山先生の年賀状教室。TOSHIもチャレンジ!

さあ、私、TOSHIもスタンプづくりにチャレンジ。梵字(ぼんじ)で阿弥陀如来を表すキリークという文字が初めの題材でした。

これが白井先生の彫ったお手本のスタンプです。美しいですね。

なんとこれ、板状の消しゴムに彫られたものなんですよ。

文字をこの消しゴムにトレース。

彫刻刀とカッターで彫っていきます。

彫刻刀を持つなんて、かなり久しぶり。もともとワイルドな傾向のある私。我ながら、この時点であやうい感じですね。

三重の書家・アーティスト。和やかだった白井潤山先生の年賀状教室

白井先生は優しい感じの方です。奥様とのやりとりもほのぼのしていました。新宿区の早稲田大学の側で生まれた、東京人ですけれど、奥様の事情で三重県にいらっしゃったとか。

和やかな雰囲気で授業が進みます。こんな場面も。

――(生徒さんの1人):「あらっ、先生、私の、ためらい傷ができてしまったわ。ほほほ、ためらい傷が」

白井先生:「ためらい傷ですかーー。ちょっと待ってくださいね」

生徒さんの作品の「ためらい傷」を直しながら指導する白井先生。可愛らしいマダムといった感じの女性が、「作品はナンバーワンよりオンリーワンでいきたくって・・・」と、楽しそうにお話されています。

私の、あやうい作品も、先生が直してくださいました。

先生の彫ったあとは、押した時に写らない場所でもとっても美しいです。

ーー油絵はある程度修正ができますけれど、こういうものは難しいんですね。間違いが許されない感じ。

白井先生:「基本的にそうですね。でも、こういうものは間違えると誤字になるけれど、絵は間違いがきっかけでいい方向にいくことがありますよ」

ちなみに白井先生のご家族は、お爺様もお父様も唐木工芸家でした。右の作品はお父様のものです。

ーーこういうものも、間違えたらアウトですか。

白井先生:「これは間違えたらアウトですね」

細かい仕事が得意な芸術家、職人さんへの尊敬の念がますます深まった私。そして今、なんとなく胃が痛いです。

私の梵字は、「方向性を変えましょう」という先生の指示で、同じ文字のもっとやわらかい線のものにすることになりました。

ところが私の梵字は、そのあとも、一生懸命やっても、どんどんボロボロに・・・!!

自分を見失うくらいのショックを受けていました。

TOSHIは一時ためらいなく、楽しく、間違っているかもしれない方向に。そして・・・

けれど、教室の穏やかな雰囲気、皆さんの楽しそうな様子が私を救ってくれました。

休憩の時間には、生徒同士で交流が。私も、自分の記事を読んでくださった方とお話ができて、こういう機会はなかなかないので、とても嬉しかったです。

潮音寺の第18世住職でいらっしゃる村上英俊さん。TOSHIの他の記事にも出ていただいています。緊張してちょっと渋い顔をされていますが、とても気さくな住職さんです。

彫刻刀にも慣れてきて、楽しんで彫っているうちに、私は自分の作品が、梵字ではなく、ウサギのオブジェに思えてきました。そして、好きになってきたのです。

素敵な青。私の作ったウサギちゃん。

今日、この教室に参加できたおかげで、前述のように、細かい仕事が得意な芸術家、職人さんへの尊敬の念がますます深まりました。これからはその人達の作品に、もっと深く感動できるでしょう。人生の喜びがまた1つ増えました。

そして今、私はこのウサギちゃんとともに、楽しく、ためらいなく、間違った方向に進んでいます。いえ、間違ってなんかいない。これが私の好きな、私の美の世界。私は自分の美意識を愛しています。

でも白井先生は、私の作品を見るなり、

白井先生:「ええええーーーっ!」

と、絶句されました。

すっかり自分の世界にひたっていましたが、白井先生の教室なので、少し手直しをしていただいて、それからはまた梵字の世界に戻りました。

三重の書家・アーティスト。白井潤山先生の潮音寺での年賀状教室、皆さんの作品

生徒の皆さんの、素敵な作品がどんどん出来上がってきました。

最後まで教室は和やかで、先生の作品を囲んだお話や、おしゃべりもはずみました。ポール・マッカートニーのコンサートの話を、きらきらした目で語っているマダムが、やはり可愛らしかったです。

今回、参加した生徒たちには、こんなプレゼントが。

私もいただきましたよ。たまたまだったのですが、赤が大好きなので、和の雰囲気があるようにも見えるし、凄く嬉しかったです。

裏には、私、TOSHIの名前が。私の名前は漢字で書くと「竹井夙(たけいとし)」というのですが、「夙」という字にはこういう書体があるのだそうです。金文といって、甲骨文以降の書体。青銅器に鋳込まれていたので金文と呼ばれているとか。

とっても気にいって大事にしています。白井潤山先生、皆さん、どうもありがとうございました。

「白井潤山 株式会社ギャロップ」 http://junzan.i-gallop.net/

「白井潤山-Home|Facebook」https://www.facebook.com/junzan.shirai

「真宗高田派 乙部山 潮音寺」http://chouonji.net/

「乙部山 潮音寺 三重県津市 真宗高田派 今日はこんな感じ。」http://chouonji.net/category/blog/

TOSHI

「それでも東海は世界一」と愛してやまない、ほぼ食レポ出身のライター。三重県出身だが、最近三重のよさに目ざめた。某調理師専門学校の通信生。旅と食、人間の美がライフワークです。別名は竹井夙(たけいとし・「夙」の字は「しゅく」で変換可)。https://ameblo.jp/6104163/ 得意ジャンル:食レポ、旅行関係、人間の美の追求

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