主催者より いいかげんに、いいかげん
What does it mean to you?
「いいかげん」という言葉には、ちょうどよさと、曖昧さ、未完成のままでいる自由が含まれています。
きちんとしすぎなくていい。
途中でもいい。
迷いながらでも、手を動かしてみる。
本展では、器と書を通して、キムホノの現在をひらきます。
そこにあるのは、完成ではなく、つくりながら生きる、その途中のかたちです。
意味は、与えられるものではなく、ふと、立ち上がるものかもしれません。
それが何を意味するかは、あなたの中に、静かに委ねられています。
■ rakko green
エメラルドのように美しく柔らかな緑を基調としたrakko greenのお部屋。天井と壁を2頭のラッコが泳ぎ回っています。イロワケイルカ、ウミガメ、魚たちの群れに、生い茂る海藻も。天井には海中に優しく差し込む太陽光が描かれ、本当に穏やかな海に飛び込んだ気分になれます。定員は2名。テラスには貝殻の形をした信楽焼の露天風呂が設置されています。
▲ rakko green▲ 天井を泳ぐラッコ▲ 貝殻の形をした露天風呂
■ rakko blue
一方、rakko blueのお部屋は澄んだ青が貴重。rakko greenより一回り広く定員は4名です。青い海を2頭のラッコのほか、ジュゴン、マナティ、ウミガメ、イロワケイルカなどが悠々と泳いでいます。rakko blueの特徴は、ラッコたちと写真が撮れるフォトスポットや、海藻の森に潜り込んだような隠れ家スペース。旅のワクワク感を高めてくれます。こちらのお部屋も信楽焼の露天風呂付きです。鳥羽湾を眺めながらお風呂に浸かれます。
A ラッコをリアルに描きつつ、見た目や仕草のかわいらしさが十分に伝わるデフォルメ具合のバランスを試行錯誤しました。すべて鳥羽水族館さんに監修いただき、ラッコの耳の大きさや胴の長さ、イロワケイルカの白黒模様など、細かい部分まで表現しています。
今回は、「生命力あふれる鳥羽の海」を体感できる空間を目指しました。描いている海藻は、どれも鳥羽の海に生えているものです。ベタ塗りではなく優しい色合いとノイズグラデーションの質感で、本当に海の中で目を開けたような景色をつくり上げました。窓側から光が差し込むデザインで、自然光とも調和する。長時間いても心地よく過ごしていただけると思います。
Q お客様に一番見てもらいたいポイントは?
A 広々とした天井を軸に絵が出来上がっていきました。ベッドに寝転んで上を見上げてみてください。海の様子が一番よく見えるはずです。rakko greenの天井には、ウミガメを下のアングルから描いています。rakko blueでは、ジュゴンやマナティの姿をゆったりと楽しんでいただけるでしょう。
▲ ベッドに寝転んで天井を見上げてみましょう!
Q オヅさんの思う鳥羽の魅力は?
A デザインを考える際に、「生命力あふれる鳥羽の海を見てもらいたい」というリクエストをいただきました。私も鳥羽の魅力は豊かな生態系だと思います。訪れた人たちには、海や山の自然にふれてもらえたら嬉しいです。
村口さん:古来の日本の建築技法で建てられている釘を使わない「新しい」橋。20年に一度、神殿や神宝などすべて新しく造り替え、神様に新しい社殿へお遷りいただく「式年遷宮」のお話をします。あと欧米の方はお寺と神社の違いがわかりづらいので、きちんと説明しています。すると「あなたは仏教?神道?」と聞かれるので、私個人の考えでは、日本人は一般的に仏教では主に来世、神道は現世への祈りと感謝をする傾向があると説明し、海外の一神教とは宗教観が少し違い、私の場合は神道は way of life (伝統的価値観)に近いと伝えています。
谷口さん:自己紹介ではまず始めに「I’m from the Ise-Shima National Park」と話すと、外国ではみんな驚きます。サバンナ?シマウマ?ゾウと戯れる暮らし?それが海外での国立公園のイメージなんです。そこで「伊勢志摩は人の営み、文化、自然が共存している」と説明すると「めっちゃええところやん!」みたいな反応になる。人と自然が織りなす観光地。外の世界に出てみたからこそわかる、地元の魅力でした。