昨年2025年12月3日から5日の3日間、鳥羽旅館組合と鳥羽水族館のコラボレーションによる「3days限定プレミアムナイト」が開催されました。これは鳥羽のお宿に宿泊すると、普段は入れない夜の水族館を2時間観覧できる、まさにプレミアムな企画です。鳥羽旅館組合が、夜の鳥羽の新たな楽しみとしてアイデアを出し、鳥羽水族館や地域の協力のもとまちぐるみで実現したそうです。2024年に初めて実施され、大好評を受けて2年連続での開催となりました。
そんなプレミアムナイトに私も参加してきました!記者のプロフィールに書かせていただいているように、根っからのラッコファンで、もちろん鳥羽水族館の大ファンの私。ナイトアクアリウムは初体験でした。夜の水族館でいただいた思い出をおすそ分けさせてください。今後、ナイトアクアリウムへの参加を考える参考になりましたら。
眠ったり、動き出したり、生きものたちの夜の過ごし方
夜の鳥羽水族館は、たくさんの人でにぎわう日中とは異なり少し落ち着いた雰囲気です。大きな窓から臨む夜の海も、大人っぽい雰囲気を演出してくれます。ただ、そんな空気感とは裏腹に、いつもは立ち入れない場所を探検するようなワクワクも湧き上がってくる。館内に一歩立ち入った瞬間から特別な気分を味わえました。
さて、ナイトアクアリウムの一番の魅力は、夜の生きものたちと出会えることです。スヤスヤと眠る生きものも多く、寝顔に癒してもらいました。私が撮影した鳥羽水族館の寝顔コレクションをご覧ください。




個人的には、天を見上げて眠るミナミアフリカオットセイに気高さを感じました(なお、みんな同じ姿勢ではなく、横になって丸まっている子も)。それぞれに個性的な表情や寝相。眺めているだけで心が穏やかになります。
ちなみに、上の写真のセイウチは顔を水につけて寝ていますが、仰向けでへそ天になっているシーンも。かわいいおへそ丸出しの大胆な姿には笑顔にならずにいられません。
逆に、夜に動きが活発な夜行性の生きものもいます。私が特筆したいのはスナドリネコです。昼間に会いにいくと寝ている時間が長く、あまり動いているイメージがありませんでした。そんなスナドリネコが、立ち上がり動き回る姿を見ることが!今回のハイライトのひとつです。心の中で盛大に「おーっ!」と叫んでしまいました。
館内でひときわ人が集まっていたのはラッコ水槽の前でした。ナイトアクアリウムの開館から閉館まで人の波が途切れることはなかったようです。SNSでも大人気の鳥羽水族館のラッコたち。プールから上がってコロンと寝転がっていたかと思えば、ふっと起き上がりカラーコーンを抱いてぷかぷか浮かぶ場面もありました。ラッコたちの多彩な表情や仕草は昼夜問わずいつでも魅力的ですね。
ラッコ水槽の前にどんどんと人が集まる中、鳥羽旅館組合の方々が人の流れが滞らないようにずっと声をかけ、フラッシュ撮影への注意喚起もしてくださっていて、いち参加者として安心できました。ありがとうございました。
ナイトアクアリウムに参加した方の感想でも、「3日間ずっと試行錯誤して混雑対策とかみんなが思いやって楽しく過ごせるように!と工夫や声かけしてくださったり、ずっとみなさん笑顔で接してくださったり、感謝ばかりでした!」といった声も聞かれました。
ご案内くださっていたように、ラッコ水槽ではフラッシュや補助光を使った撮影は昼も夜も厳禁です。他の生きものに対しても、ストレスのかかる撮影などをしてはいけません。お互いに譲り合って見る、観覧時のマナーを確認して守る、あらかじめカメラやスマートフォンの設定を確認する。そうした意識をみんなで大切にできたらいいですよね。この記事が水族園館を訪れる前に知っていただくきっかけになれたらうれしいです。
また、今回のプレミアムナイト参加者にはオリジナルラッコステッカーのプレゼントが。アンケートに回答すると限定デザインの缶バッジもいただけました。こうした特典もプレミアムなポイントです。
さらにさらに、ナイトアクアリウムとともに鳥羽のお宿も満喫できました。翌朝の鳥羽の海の景色はとても清々しかったです。ゆったりと時間を過ごせたことで、鳥羽の魅力を一層味わえたと思います。新たに行ってみたいスポットも見つけられました。
2025年のプレミアムナイトを終えて
プレミアムナイトに参加した方々の感想もご紹介します。
「夜だからこそ活発な生きものもいれば、まったり休んでいる生き物もいて、夜ならではの昼間とはまた違う生きもの達の魅力に触れることができて最高に幸せな時間でした!
親切にしてくださった宿泊先の宿の方々、沢山の人が楽しめるように案内や誘導をしてくださった旅館組合や水族館の方々に感謝ばかりです」
「普段寝ていることが多い生きものが動いているのが見られてよかったです!ビーバーがビュンビュン泳いでいてうれしくなりました」
ビーバーがビュンビュン泳ぐ姿は、私は残念ながら見られませんでした。次のチャンスがあればぜひ注目してみたいです。
2025年のプレミアムナイトの参加者は1500名以上。遠方からも参加者も多く、満足度も高かったそうです。鳥羽旅館組合の谷口優太さんは「昨年を超える多くの方に足を運んでいただき、うれしさと感謝の気持ちでいっぱいです。今後も多様な生きものの魅力が伝わるイベントを企画したいと思います」と話します。
夜の鳥羽水族館で生きものたちがどう過ごしているのか間近にできるナイトアクアリウム。ご関心もっていただけた方は、ぜひ今後の情報をチェックしてみてください。私自身もまたの開催を心待ちにしています。
根っからのラッコファン。ラッコので出会いを求めて国内外を旅してきた。写真展、トークイベントなどで、ラッコの魅力を伝え、生きものとの共生に考えるきっかけづくりをしている。もちろん鳥羽水族館ラブ。Instagramなどでは「らっこばやし」の名前で発信中。普段は、コピーライター、ファシリテーター、講師として働くフリーランス。愛知県あま市出身。












