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ドラマ化された「相可高校食物調理科」一期生の新料理長就任!奥伊勢フォレストピアで味わう地産地消・無農薬野菜の絶品洋食

森の中という抜群のロケーションに、3世代で泊まって十分楽しめる広いお部屋、一戸建ての別荘のような木のぬくもりが心地よいコテージ、川沿いのキャンプ場、温泉、釣り堀、森の中の散策と、一日たっぷり遊べる三重県・大台町のホテルといえば?

正解は、筆者キャスターマミの推し観光スポット、奥伊勢フォレストピアです!

フォレストピアの中でも、レストランが特にお気に入り。

2023年4月、奥伊勢フォレストピア「レストラン アンジュ」に新料理長が就任したということで、さっそくランチに行ってきました。

 

レストラン アンジュのランチメニューは月替わり。

2023年6月は「おくつろぎランチ」ということで、選べるメイン料理にサラダバー・ドリンクバー付きで、ゆっくりと楽しめます。

まずは、レストラン アンジュ新料理長、田所厚樹(たどころあつき)さんにお話を伺いました。

田所厚樹アンジュ新料理長

田所厚樹さん

三重県多気郡多気町五佐奈出身。フォレストピア創業10年目となる2006年からアンジュでシェフとして勤務。三重県立相可高校食物調理科の一期生。野菜ソムリエ資格有。2023年4月~アンジュ料理長就任。


 

Q.多気町出身とのことですが、幼少期の思い出は?

田所料理長「小さい頃は祖父が牛を一頭飼っていたので、一緒に世話をして遊んでいました。動物が好きで、犬や猫など常にペットがいました。小学校時代はフラフープが得意。今はSHARPの工場やお店もできて活気がありますが、当時は『山』といった感じ。多気中への登校は山の中を通って行く感じでしたね。自然に囲まれて過ごしていました。」

 

Q.料理との出会いは?

田所料理長「小学校高学年くらいだと思います。両親が共働きで忙しかったので、簡単な料理を自分でやってみようと挑戦したのがきっかけです。初めての料理は肉を炒めて、火入れをしすぎて硬くなってしまったことがうっすら記憶にあります。」

 

Q.料理を好きになったのは?

田所料理長「中学時代、テレビ番組『料理の鉄人』が流行っていて、料理への憧れが少しずつ芽生えていきました。進路を考えた時に、たまたま三重県立相可高校に調理師免許が取れる食物調理科が新設されるということで受験しました。」

 

Q.相可高校食物調理科一期生としての学生生活

田所料理長「生徒は39名。そのうち男子は3名だけ。肩身の狭い思いをしました(笑)先輩がいないので、みんなが手探り状態の3年間でした。当時は、調理師免許を取れるのは20名限定と枠が決まっていたので頑張りました。運動部にも入れたので、バレーボール部に所属していました。今の相可高校食物調理科の生徒とは生活リズムが全く違うんじゃないですかね。今は調理クラブが中心になっているから。」

 

Q.当時の村林新吾先生の印象、先生に学んだことを教えてください。

田所料理長「恐かったっていうのはありますけど、村林先生は料理に対していつも真摯に向き合っていました。今でも仕事に取り組む時、先生が言っていた『とにかく美味しいものを作っておけ』という言葉が蘇ります。」

 

Q.2011年「高校生レストラン」としてドラマ化された時の気持ちは?

田所料理長「すごいなとは思いましたし、周りでもすごいよな~と話題になりましたが、在学中は『まごの店』の影も形もなかったので、一視聴者として楽しみました。」

 

Q.高校卒業後の経歴は?

田所料理長「松阪のフレックスホテル、大阪のホテルで洋食を、松阪市愛宕町の赤玉寿司、松阪市飯高町の菊壽では日本料理を学びました。日本料理の経験も、朝食のメニューなどで活かしています。」

 

Q.アンジュで働くことになったきっかけと、当時の印象は?

田所料理長「実はこれも、村林先生からの紹介です。以前働いていた飯高町の菊壽とよく似た山の中の環境が合いそうだと感じて来ました。大台町は自然豊かで静かな町という印象でしたが、働き始めた初めての夏、すごくたくさんのお客様が遊びに来て忙しくて驚きました。前料理長の姿勢に付いていくのに必死でした。まさか今回自分が料理長を務めることになるとは思ってもいませんでした。」

 

Q.月替わりランチのコンセプトやこだわりは?

田所料理長「去年から、ランチは前料理長にメニューを考えるよう言われ、その時の旬の食材を最大限活かしたメニューをと取り組んでいます。月替わりランチのコンセプトは季節感を大切に、今月までは前料理長が考えていましたが、来月からは私が考えていきます。」

 

Q.2023年6月ランチのオススメメニューは?

田所料理長「夏の味覚、日本一の清流・宮川が育んだ鮎を使った『大台町産 鮎のムニエル』がオススメです。バターでしっかり表面を焼いて、焦がしバターとバルサミコ酢のソースで仕上げています。」

2023年6月ランチから「鮎のムニエル」

ということで、私も新料理長オススメの「大台町産 鮎のムニエル」をいただきました。

ヒレや尾が特にパリッと、バターの上品な香りとスイカの香りにも例えられる鮎の爽やかな香りがマッチ。

内臓のほろ苦さにバルサミコ酢ベースのソースを絡めると新しい味に。

骨まで美味しくいただけます。

見た目にも可愛い付け合わせは、野菜本来の味と甘みが引き出されていて、野菜好きの私も大満足!

人参と星のようなギザギザズッキーニの間に挟まれた黄色い野菜は、見たことのない野菜でした。「バターナッツカボチャ系?何やろ?」と思いながらその美味しさに舌鼓。

珍しい野菜が登場するのは野菜ソムリエの資格を持つ新料理長だからこそ?

引き続きお話を伺っていきましょう。

Q.野菜ソムリエの資格を取得したきっかけは?

田所料理長「何か特技を身につけたかったのと、小さい頃から周りは畑ばっかりで、様々な野菜を食べて育ったので、それに特化した資格なら取ってみようと思ったのがきっかけです。」

 

Q.田所料理長がこれから考案していくディナーは?

田所料理長「これから登場予定のメニューは、大台町産 稚鮎のフリッター』。衣を付けて揚げる料理ですが、衣の中に企業秘密の“あるモノ”を加えてアレンジする予定です。今月中にコースディナーのメニューとして加わる予定ですので、お楽しみに。」

2023年6月ランチはサラダバー・ドリンクバー付き
2023年6月ランチはサラダバー・ドリンクバー付き

田所料理長「地元のものを積極的に取り入れたディナーにしていきたいです。野菜に関しては、お客様が見たことのない、聞いたことのないようなものを使っていきたいと思っています。近くに無農薬で野菜を作っている農家さんがいるので、そこから仕入れています。例えば、今は旬が過ぎましたが、図鑑でしか見たことのなかった『カーボロネロ』という黒キャベツ。ほろ苦くて美味しいんですが、先月はチップスのようにパリっとさせて提供しました。野菜ソムリエの資格も活かして、アンジュでは変わった野菜が食べられることも一つの魅力になればと思います。」

 

Q.料理長としての今後の夢は?

田所料理長「全ての食材を大台町産のもので賄えたら素敵だなと思っています。お客様に喜んでいただけるよう、頑張っていきます。」

「美味しいもの」を作ることが一番大事という村林イズムを根底に、近隣の生産者さんのもとへ足を運び、奥伊勢地域を代表するホテルとして地域一体となって盛り上げようとする新料理長。

奥伊勢がグルメのまちとなり、さらに人が集まることに期待します。

 

さて、奥伊勢フォレストピアの周辺もホタルが見頃となりました。

宿泊、ディナーを利用すると、この季節限定の人気イベント「ホタル観賞ナイトツアー」に参加することができます。

田所料理長によるディナーを楽しんだ後にはぜひ、大台町の美しい夜空を彩るホタルの景色で癒されてください。

 

▼田所新料理長インタビューと6月ランチ「鮎のムニエル」を動画でもぜひ♪

奥伊勢フォレストピア

〒519-2513 三重県多気郡大台町薗993番地
TEL:0120-017-137(受付時間9:00〜20:00)
レストラン アンジュ
ランチ 11:30~13:30(ラストオーダー)
ディナー 18:00~19:30(ラストオーダー)※予約制

OTONAMIE PUSH EVENT【2023.6.26update】

お寄せいただいたイベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

 


いなべ東近江ラリー2023

主催者より
コンクリートブロックのある酷道として名高い石槫峠旧道を走るラリーです。昨年10周年記念大会を終え、今年は観戦客数制限なく開催します。三重大学人文学部ではここ5年ほど、「モータースポーツによる地域振興」をテーマに講義に招聘され、その縁で今年は初めて三重大学からインターンシップ学生を受け入れて開催いたします。これからも地域とともに歩み、モータースポーツ文化を定着させていきたいと考えています。

開催日:2023年7月1日~2日
開催時間:1日8時~ 2日9時スタート

イベントの問い合わせ先(電話番号と氏名)
09042128346 副競技長 齋藤雅輝

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
http://staff-on.com/motorsports/inabehigasiomirally2023/index.html

 


おかげ横丁 七夕の節

主催者より
七夕の行事は二千年以上も昔に中国で生まれ、日本には奈良時代に伝わったとされています。 江戸時代になると、短冊に願いごとを書き、笹に飾るようになりました。この風習は、今も全国 各地に残っています。 古くから伝わる七夕の文化を大切にして、皆さまも星に願いごとをしてみてはいかがですか。

開催日時:令和5 年7 月1 日(土)~7 月7 日(金) 10:00~17:30
※催しにより異なる

開催場所:おかげ横丁一帯

 


 

皆様からのイベント情報も募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記フォームからイベント情報をお寄せください。

掲載申込みフォーム

“Park cafeテラス”@四日市

“Park cafeテラス”が4/22にオープンして約2カ月。1番最初に訪れた時はオープン準備にスタッフが大忙しに動き回っていた時期でしたので少し落ち着いたのでは?と思い再度お話しを伺いに言ってきました。

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中央緑地公園内にある駐車場のすぐそばにある飲食店舗エリアの一角にあったカフェ施設を居抜き物件として活用されています。

高橋さんとスタッフ

この”Park cafeテラス”を運営されているのは、よっかいちBASE株式会社の代表 高橋知美さん。そよ高橋さんの大きな夢が“誰もが自分の夢に挑戦ができ、輝ける環境を作ること”その一歩として、「Park cafe テラス」を作られたそうです。

カフェで大切にしている事

カフェとして、地域の方が気軽に入っていただけるお店づくりを心がけています。

カフェの立地は四日市市中央緑地公園内にある3店舗が入っている飲食店舗エリアの中央にあります。両隣はオープンから地元でも愛される有名店が入っています。私たちはその中で地元で活躍される方々とコラボしながらお店づくりをしていきたいと考えています。

お店の看板メニューとして北海道が発祥の「スープカレー」をご提供します。三重県では珍しいスープカレーですが、北海道の有名店の監修をいただき、本格的なスープカレーを三重でもお楽しみいただけます。

スープカレーといえばやはり北海道!その味が四日市で食べられるんですね!

お店のこだわり

野菜は地元の農家の方が栽培した新鮮なものを使用しています。野菜本来のおいしさを感じて頂けたらと嬉しいです。そのこだわりからもちろんスープカレーに利用する野菜は地元の方が作られている野菜をふんだんに利用!野菜は素揚げされたものを利用しており、スープカレーの辛さが野菜の甘みを引き立てて野菜のおいしさを感じていただけます。

スープカレーはスパイシーとクリーミーの2種類をご提供。ベースはスパイシーでクリーミーはココナッツミルク入り。辛味がマイルドになります。両商品とも辛さは「なし」から選択でき、辛さを段階的にお選びいただけるため、辛いのが苦手な方も安心して食べていただけます。

辛さが選べるの嬉しいですね!

私がPark cafeテラスを取材しようと思った理由

小さな子どもを連れての外食ってほんと気を使うんです。大人しくしているかとか食べるものあるかとか色々と場所選びには慎重になります。”Park cafeテラス”はキッズスペースがあるんです。オムツを変える場所も心配なし。そういう場所を探しているママもたくさんいると思うので、ぜひご紹介したいなと思って取材させて頂きました。実際に行ってみるとたくさんの魅力に気づく事が出来ると思いますよ!

最後に高橋さんから一言!

【Park cafeテラス】には、

・安心して夢を語り

・それを実現していく方法

これらを具体的に提案できる環境があります。

私自身が夢を叶える方法として、会社設立、カフェオープンへと大きな一歩を踏み出したように、【Park cafeテラス】に関わる全ての仲間達にとって、今必要な人に出会える場所となります。

Park cafeテラスがあなたを照らし、あなたが主役の物語が動き出す。新たな道が広がりますように☆


Park cafeテラス
三重県四日市市日永東1-3-21中央緑地公園内

営業時間:11時から20時
定休日:木曜日
https://instagram.com/parkcafe_terasu?igshid=NTc4MTIwNjQ2YQ==

三重県素材を使って、本気のハンバーガーを作ってみた!

 

じゅわっと溢れ出る肉汁。
ふわっと香ばしい香り。
シャキシャキっとした食感。
濃厚なソース、とろける味わい…。

さて、ここまで読んであなたは何を想像しましたか?

 

最近、にわかにハンバーガーが流行ってない?って話を聞いて、マ◯ドナルド以外に、あ!確かにあの店でも、こっちの店でも食べられる!と思い浮かぶ三重県内のお店がちらほら。
どの店に行こう・・となる前に、それなら自分で作ってみたい!となった私。

どうせ作るなら、三重県産素材にこだわって作ってみたい。
県内産の小麦粉はありそう、バターも。
お肉は松阪牛か。豚肉も手に入りそう。
野菜は産直に行けば手に入るのでは?

あ、なんかハンバーガーって三重県産のものでだいたいできそう!
さすが食の宝庫、三重!

 


 

早速向かった先は玉城町にあるアスピア玉城。
まずはアグリ別館の米工房へ。

早速、県内産の小麦粉を発見しました。
薄力粉と強力粉、両方チョイスできるよ・・!
今回はパンを作る目的で、強力粉ニシノカオリを購入。

バターもありました。
大内山のおいしいバターも一緒に購入。

大内山牛乳もバターも美味しいよね〜

 

沖縄バヤリースと伊勢茶のコラボw

ん?店内に一際大きく「沖縄バヤリース」の文字。
横の棚にはさんぴん茶や黒糖も。

ココハオキナワデハナイハズ・・

と思ったら、玉城町に詳しい旦那が教えてくれました。
玉城町は沖縄県にある玉城村(たまぐすくそん)と1993年に姉妹都市提携を結んでいるそうです。(2006年1月1日に合併により玉城村は南城市の一部となった。)

突如現れた沖縄コーナーにも納得。
個人的に沖縄好きなので、ここで黒糖やさんぴん茶も購入できるの嬉しい!

他の食材を求めて、そのまま向かいのふるさと味工房アグリの方へ。

この日はイベントもしていて、賑わっていました!

 

玉城町で採れたという新玉ねぎ、新じゃがいもをはじめ、
伊勢市で取れたというレタスやトマトなど野菜がたくさん!
その他にも玉城豚や、加工品のソーセージ。

パンやおまんじゅうなども販売されていて、目移りします。

 

こちらではトマトやレタス新じゃがなどの野菜と、ハンバーグ用に玉城豚のミンチを購入し、意気揚々と帰宅。

作り始めよう!とした瞬間、あ、牛肉買ってないやん・・。となり、
このまま強行突破を試みようとしたのですが、やっぱり合い挽きハンバーグが諦めきれず!

購入したばかりの強力粉とバター、お水などを軽量しパン焼き機にセットして、再びの買い出し。

何年ものかわかりませんが、未だに現役のパン焼き器w

 

そして30分後、松阪肉を無事に手に入れ帰宅。


おおー。
和牛とありますが、この日はラッキーな事に松阪肉でした!
合い挽きミンチにするため購入したお肉は、少量ながらとっても綺麗なお肉。

 

さ、まずはハンバーグから作ろっと。
材料は松阪牛と玉城豚のミンチ、玉ねぎ、大蒜、パン粉、卵。

まずは大蒜と玉ねぎをフードプロセッサーで細かくし、飴色になるまで炒めます。

いつもは炒めず生のままお肉に混ぜるのですが、炒めることで甘味がでるし、一手間加えた感もでるし、今日は炒めます。

 

その間に松阪肉の薄切りをフードプロセッサーでミンチにしていきます。
ちょっと食感をの残そうと早めに止め、豚ミンチと混ぜていきます。
そして卵、パン粉を入れて、軽く混ぜた後は手でしっかりとまぜ合わせていきます。

 

その間に炒めた玉ねぎはいい感じの飴色に。

 

そしてこちらのパン生地もいい感じに発酵終了です。

ふわっともーちもち。

小麦粉の違いなのか、うまく発酵できたからか、いつものパン生地よりもやわやわです。強く押さえるとガスがぷしゅーーっと抜けていく感じも好き。
パン生地は癒しという人も多いはず。
4つに分けて少し寝かせた後、オーブンに入れて15分程度焼いていきます。

ぷにぷにふわふわぷしゅー。

 

いよいよ大詰め。
飴色玉ねぎをミンチと合わせて整形していきます。
ハンバーグは焼く前に真ん中を少し凹ませて。
お腹が鳴るような香りも漂いはじめ、ジュージュー音を立てて焼けてくるハンバーグ。

蓋して中までしっかりと焼けた後は、そのままフライパンでソース作り。
ケチャップ、ソース、赤ワインと少しのお砂糖を入れて出来上がったソースにハンバーグを絡ませていきます。

無加工なのにこののシズル感!

 

よい感じにパンも焼きあがったところで!
さっそく組み立てていきます。

材料並べて、それだけでわくわく。

 

ささ、ここからは写真でどうぞ。

 

じゃーん!丸ごと三重県産のハンバーガー完成です!

 

一緒に購入した新じゃがでポテトも作って、見た目だけは完璧!

断面に萌える人、手上げてー!

 

お味の方は・・?ということで、
今日の夜ご飯はハンバーガーです!と、実食は旦那 ogurock にお願いしました!

ogurockが持つとハンバーガー小さく見える・・!

10cmほどの厚みをものともせず大きな口でガブリ!

 

この笑顔で、味の想像つきますか?笑

「食べ応えのあるパンズに肉の旨み、
トマトの甘みがしっかり感じられて、
レタスの水々しさが脂感を相殺してくれてる気がするので、実質カロリーゼロ!」

カロリーゼロにはなりませんが、直訳すると「美味しかった」という意味でしょう!

作った私の感想としては、
パンがふわっふわに焼けたのが嬉しくて!
ハンバーグはちょっと硬くなってしまったけど、肉感がしっかりとしていて食べ応えがしっかり◎。丸ごと入れたトマトも、めちゃくちゃジューシーで美味しかったです。
チーズが見つかれば、一緒にサンドしてもより私の好みに近づくと思いました。

ハンバーガー以外に他のメニューも、三重県産素材に限定しても作れそう!
お寿司とか?
ピザとか?
カレー・・はちょっと難しいかな?

「三重の食材を使う」という小さな制限を設けることで、買い物の時点で産地をチェック。

自分の住む町や隣町で、どんなものが作られているのか興味が湧いてきます。
実際に多種多様なものが栽培されていたり育てられているので、地物を積極的に購入することは、その地域の農家さんや働く人たちを応援できますし、輸送の際にでるコストも少なくてすむので環境負荷を減らすことができます。
また、野菜は旬のものが多いので自然と栄養価の高い野菜を選ぶことができます。
改めて、地産地消のメリットを考えました。

いつもの買い物をする時も、価格で選ぶか、産地で選ぶか、味で選ぶか。
買い物は自分の意思を表現するひとつの方法ですね。
毎日はできなくても、少し意識するキッカケになれば嬉しいなと思います!

 


アスピア玉城 ふるさと味工房アグリ
住所: 三重県度会郡
玉城町原4254-1
問い合わせ:0596-58-8686

 

「盆踊りがしたい」連載エッセイ【ハロー三重県】第35回

今やすっかり盆踊りが大好きな私だけれど、それもまた三重県に住むようになって開眼したもののひとつだった。

子どもが産まれて数年が経った頃、夫の実家の地区の盆踊りに誘われた。確かその頃、長女が3歳くらいで長男が1歳くらいだったと思う。幼稚園にまだ上がる前だった子どもたちは盆踊りというものを見たことも踊ったこともなかったので、これはいい機会と行くことにした。

*

それまで私が知っていた盆踊りといえば儀式に近いものだった。子どもの頃に参加した盆踊り大会は商店街を小一時間ほど踊り歩き、なにやら審査の対象にもなった。小学生の頃はその盆踊りが嫌で仕方がなく、当日は憂鬱だったのを覚えている。

夫の実家は志摩のほうにあって、人々が明るくあたたかい。意地が悪い人もそれなりにいるのかもしれないが、私が出会った人たちは押しなべて朗らかだった。さすがスペイン村や地中海村を抱えているだけある。どこかラテンの陽気さを感じずにはいられない。

そんなラテンの町で参加した盆踊り大会がものの見事にめちゃくちゃ楽しかったのだ。底抜けに楽しくて、人生で経験したことのない開放感に脳が興奮した。モルディブとかああいう全方位的なリゾート地にでも行かないとこんな気持ちは味わえないと思っていた。こんな志摩市の片隅の小学校の校庭に人生の初体験が埋まっているなんて誰が思うだろう。とにかくそれは30数年の人生で私が初めて体感した強烈な解放感だった。

子どものころから楽しい盆踊り体験をしている人からすると、いったい何を言っているのか理解ができないだろう。

その日、私が見たのは老若男女問わず、みんなが楽し気に踊る輪だった。幼児もおばあちゃんも、男も女も、みんな曲がなれば輪に入って好きに踊る。飲んだり食べたりしながら気ままに踊っていた。曲を聞いて「あぁ、この曲は」と言っては輪に入っていく人々。私が知らないその曲たちは、すべて彼らの共通言語だった。

想いを通わせるように踊る人々はみな一様にただ、楽しそうで、思わず輪に入ってしまう。同じ曲を踊りながら同じ方向を見て輪を描く、その一体感に高揚した。少なくとも私が知っている儀式ではない、それはただただ楽しい祭りだった。

*

以来、私の盆踊りに対する考え方はがらりと変わった。盆踊りと聞けば「それはどこで」と耳を傾けてしまう。

8年前に越してきた今の地区にも盆踊り大会があり、もちろん喜んで参加した。踊ろうとする人がやや少ないことが気になりつつも、もうかつての自分には戻れない私はやはり、思わず踊っていた。とても楽しい夜だった。

令和の疫病が影響してここ数年は盆踊りのない夏が過ぎていったが、どうやら今年は盆踊り大会があるという。そして、私は奇しくも婦人会会長を務めている。

「婦人会会長さんはやはり踊っていただかないと」

自治会のどなたかが申し訳なさそうに言ったけれど、内心は二つ返事で「喜んで」と思っていた。ただ、とんだ張り切り屋だと思われて後々大変なことになっても困るので、表向きは少し眉を下げてニコニコするに留めておいた。なんせ、私が楽しみにしているのは盆踊りだけであって、年末の会所の大掃除やらそのあたりは心底面倒くさい。むやみに頼りにされては困るのだ。

*

踊ることはまったくやぶさかではないのだけど、ひとつ困ったことがある。

「踊り手さんがいないと開催ができないので、婦人会から何人踊られるのか調べてほしい」

自治会長さんから直々に頼まれてしまった。

自治会長さんが言うには加速する高齢化とここ数年のブランクで踊ってくれる人があまりいないのでは、ということだった。近隣の地区では踊り手さんが不足しているため盆踊り大会そのものを中止することが決まっているのだという。

ようやく再開しようとしている盆踊り大会の開催が私の手腕にかかっていると言っても過言ではない。

ところが乱暴な言い方をしてしまえば私はいわゆる「よそもの」で、知り合いもろくにいなければ、なんのコネクションもない。子ども会の保護者さんにお願いすることも考えたが、彼らの多くは敷地内同居をしており、つまり婦人会の登録はおばあちゃんがされているのだ。

引き継ぎ資料から過去の盆踊りの資料を引っ張り出して、踊り子さんはどのようにして集めるのか調べるもなに一つ書かれていない。顔が知れた婦人会会長ならば阿吽の呼吸で踊り子が集まるのだろうか。

一縷の望みをかけて、当時の婦人会会長の田中さん(仮)に電話をかけた。

田中さんの話によると、まずは婦人会の役員の中から踊り子さんを探すのらしい。

「連絡網があるでしょう。それを使って踊れる方を探したらいいのよ。踊れる方は連絡くださいって回せばいいのよ。重田さんや森下さんあたりは踊りがお好きだからきっと踊ってくださるんじゃないかしら」

上品な声で丁寧に教えてくれた。

「ところで田中さんは踊っていただけますか」

と尋ねると「先のことはちょっと分からない」と親切な田中さんは言った。

田中さんに倣って連絡網を回した数日が経ち、踊ってくれると明言しているのは自治会長の奥さんのみだ。

はっきりと「踊りたくないです」、「協力はできかねます」など、お断りの連絡は3件も届いていると言うのに。

なぜみんな踊りたくないのだろう。もしかして何かとんでもない落とし穴が潜んでいるんだろうか。練習を指導してくださるという踊りの先生がものすごく怖いとかそういうことがあるんだろうか。向こう脛を扇子でぴしゃんと叩くようなスパルタ指導だったりして。でもそれはそれで、愉快じゃないの。

いろいろとお電話で助言をくださる方はあるのだけど、「では、踊っていただけますか」と尋ねると「孫の世話があって」、「膝を悪くして」、などと言葉を濁してしまう。

類は友を呼ぶのか、私の友人が目を輝かせて踊りたいと言ってくれているので、もはや彼女に全力で期待している。地区が違うとかそんなことは言わせない。だったらみんな踊ってくれたらいいのだ。

そんなふうに盆踊り開催に向けて私は今、忙しい初夏を送っている。

踊り子さんをたくさん見つけてぜひ盆踊り大会を開催する、それが私の目下の課題だ。

大きな目標を抱えてしまった。やりがいがあるったらない。

フォトジェニックなバイク旅♪三重県大台町「レンタルEV」2023年6月1 日貸出スタート

ユネスコエコパークのまち・三重県大台町を二酸化炭素を排出しない電動バイクで周遊しよう!

2023年6月1 日より大台町観光協会観光案内所「奥伊勢テラス」で、レンタルEVがスタートします。

大台町は、2016年に大台ケ原・大峯山・大杉谷ユネスコエコパークとして認定範囲を町全域へと拡張登録されています。

貴重な自然が残るこのフィールドで、見た目にもオシャレな二種類の電動バイクを体験しました!

BLAZE EV TRIKE

レンタルできるのは、原動機付自転車免許が必要な「BLAZE SMART EV」が2台、普通自動車免許が必要な「BLAZE EV TRIKE」が1台。

どちらも満充電で約30kmまで走ります。

まずは道の駅 奥伊勢おおだいの前で「TRIKE」を試し乗り♪

三輪なので安定感があり、操作もすぐに慣れました。

しかしこの存在感!周りの目を惹きます。

体験中は、「電気で動くの?」「どうやって乗るの?」と、たくさんの方から声がかかりました。

BLAZE SMART EV

今回は、「SMART EV」をレンタルし、道の駅 奥伊勢おおだいから約3kmの「もみじの里公園」へ。

目の前に日本一の清流「宮川」が望む新緑の公園を気持ちよく走ります。

ちっちゃな車体で坂道もラクラク!

見た目は可愛くてもパワーがあります。

この日は水が多くて、水面に浮いているような写真撮影に成功しました。

いつ足を運んでも真新しく見えるのは、季節のみならず日によって景色を変える自然ならでは。

Burger & Dounut BOUQUET

もみじの里公園の斜め上にある、ログハウスの建物にリバービューのテラス席、天井一面のドライフラワーが素敵な「Burger & Dounut BOUQUET」へ。

目的のスイーツ、新しくなったという「熟生ドーナツ」をゲットしました。

厳選国産小麦と発酵バターを使用し、保存料、防腐剤などは使っておらず、一晩じっくり寝かせた低温長時間熟成の柔らかな生地。

しっとり・もっちり・ふんわりと三拍子揃ったドーナツです。

EVと一緒に店前で撮影すれば、さながら雑誌の表紙のよう?

溶けていくような感動食感の美味しいドーナツをお土産にも購入。

【Burger & Dounut BOUQUET】
三重県多気郡大台町下真手5-1
営業時間 10時30分~18時(売り切れ次第終了)
Instagram @_bouquet2022_

大台町レンタルEV

【貸出料金】1,000円/1時間
【貸出受付】平日 午前9時~午後3時/土日祝 午前9時~午後4時
【貸出場所】奥伊勢テラス
三重県多気郡大台町佐原663-1
TEL.0598-84-1050(大台町観光協会

もみじの里公園、BOUQUETを巡った今回の大台町レンタルEVの旅は、YouTubeでもご覧いただけます。

みなさんも、ユネスコエコパーク大台町の自然の景色や美味しいものを、レンタルEVで巡ってみてくださいね!

 

よしもと芸人オレンジ田中哲也さんにも体験していただきました!

OTONAMIE PUSH EVENT【2023.6.9update】

お寄せいただいたイベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

 


第27回大師の里・彦左衛門のあじさいまつり

 

~あじさいまつりの原点は、なんと!30年前~
1993年(平成5年)に、水路沿いや農道、水田のまわりにあじさいを植えて、水路と水田とあじさいが一体となった 『ひとつの風景』になることを願い、当時の区長、地域の女 性が中心となって「あじさい倶楽部」というボランティアが 誕生しました。これに立梅用水土地改良区も協力し「あじ さい1万本運動」がスタートしました。
これがあじさいまつりの原点でもある「あじさいいっぱい運動」の始まりとなり ます。 1997年(平成9年)に、第1回あじさいまつりを開催、毎年 たくさんの方が勢和のあじさいを楽しみに来場されるよう になりました。
2020年(令和2年)~2022年(令和4年)新型コロナウイ ルスが流行し、それに伴いあじさいまつりも中止となりま したが、今年、待ちに待った4年ぶりの開催となります。コ ロナ禍で中止の間も地域の方々による下草刈りや花切り、 追肥などの維持管理、また地元中学生と一緒に約1000 本の植栽に取り組み続けてきました。 立派に育ったあじさいも、まだまだ小さなあじさいもありま すが、4年ぶりのあじさいまつりをどうぞゆっくりとお楽しみください。
あじさいまつり実行委員会

開催日:2023年6月11日(日)
開催時間:9:00~15:00

イベントの問い合わせ先(電話番号と氏名)
0598-49-7077(イベント当日:09099435457)

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
https://www.town.taki.mie.jp/life/kakukayori/3148.html

 


おいしいをまなぶ 〜かつおぶしをあじわう〜

主催者より
アノウラボではこれまでも、お米やスイーツ・クラフトコーラやフードロスなど食にまつわる様々なイベントやワークショップを開催してきました。今回は「おいしいをまなぶ」として、創業73年の鰹節屋三代目による鰹節販売会とワークショップ 〜かつおぶしをあじわう〜 を開催します。かつおぶし、削ったことありますか?
削りたての鰹節、食べたことありますか?
おいしい出汁の取り方、知ってますか?
そんな「おいしい」を沢山学べる貴重な一日です!

創業73年の鰹節屋三代目による鰹節販売会とワークショップを開催します。ワークショップでは実際に鰹節を自分で削り出汁をとりお吸い物を作るだけでなく、出涸らしでふりかけを作りそれぞれ実食します。
余す所なく使える鰹節の魅力や特徴を、実際に削り味わいながら学べる贅沢な一日をぜひお楽しみください。

日時|6/17(土) 11:00-17:00
場所|安濃古道具店
三重県津市安濃町東観音寺51-3 あのう温泉2F
※花かつお・削り節販売 11:00〜17:00/なくなり次第終了
※かつおぶしを削って食べるワークショップ 11:00〜/13:30〜/15:00〜
11:00の部は満席のため募集を終了しました
事前予約制/各回 最大6名まで
(対象:小学生以上・中学生以下は保護者同伴)
参加費:1人 500円(体験・試食代含む)
お申込は安濃古道具店へDMまたはメールにてお申込ください
(お名前・連絡先・参加人数・参加年齢 をご連絡ください)
必要な材料や道具類はこちらで準備します。
簡単な調理作業を行いますので、作業しやすい服装でお越しください。
定員に達し次第募集を終了します。

小久保商店
花鰹・削り節 小久保商店
〒516-0009 伊勢市河崎1丁目7-15
TEL:0596-28-5615(代)
伊勢市河崎に約70年あまり軒を構える老舗の鰹節屋。原料は鹿児島県枕崎産を使用しています。
日曜・祝日定休/平日も配達等により留守をしている場合が多いため、必ず事前にご連絡をお願いします。
https://www.facebook.com/kokubosyoten/
https://www.instagram.com/kokuboshouten/
https://twitter.com/kokuboshouten

詳細・お申し込みはこちら
https://note.com/anou_labo/n/n932fa180d2ce

 


 

田尾 晃 作品展
Geometry Debris

高校、大学とアメリカでアートを学んだ田尾晃の作品は、信楽の陶土を使い、鉱物の結晶体のようなシャープさと、子どもが組み立てた積み木のようなおおらかさを併せ持つ抽象作品です。作品には概念のようなものは無く、陶土を手捏りして感じた興味や疑問の答えを探す過程で現れた「破片」を繋げて生まれたものだと彼は言います。作家にとって作品を作ることは観る側への「問いかけ」なのです。観る人に答えを求め、それを糧に彼は成長と変化を続けていくことでしょう。田尾晃の初個展、ぜひこの機会にご覧いただき感想をお聞かせください。

詳しくはこちら
www.studiorokyo.com

【 日時 】
2023年6月10日(土)~25日(日)
12:00 – 18:00 火・水定休

 


夏まちまつり

おかげ横丁では今年も、一足早い夏祭り「夏まちまつり」を開催します。
横丁のあちこちで、バナナの叩き売りなどの大道芸、江戸時代から夏の風物詩として振る舞われていたと言われる枇杷葉湯や甘酒の販売など、古き良き時代の日本を思い浮かべるような風景が見られます。
「夏の楽しみ、なつまでまつな」を合言葉に、春から夏の季節の移ろいをいっぱいに感じながら、先人たちの夏の過ごし方をお楽しみください。

開催日時:令和5年6月2日(金)~6月4日(日)
10:00~17:30(催しにより異なる)
開催場所:おかげ横丁一帯
主催:夏まちまつり実行委員会(おかげ横丁内)

 


 

皆様からのイベント情報も募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記フォームからイベント情報をお寄せください。

掲載申込みフォーム

日本茶を未来へつなぐ人たちの、日本茶愛溢れるスイーツの世界

本日の最高気温、34.5度。暑くなってきました。そして、冷茶がとっても美味しい季節になりました。

この時期、私の住む松阪市の中山間部では、スーパーや道の駅などで特産品の新茶がずらりと並びます。兼業茶農家である我が家も一番茶の収穫を終え、日本茶愛が重めなお茶屋さんたちのお茶を、あれこれ飲み比べるのが楽しみだったりします。

先日、息子が学校の調理実習で、お茶を使った「茶ぷりん」の作り方を教わってきました。講師は日本茶インストラクターである深緑茶房の堀川さん。

深緑茶房の堀川さん。(ちなみに私は堀川さんファン!)

早速、子供たちとおうちで作ってみた結果。ほろ苦いお茶感とコク!驚くほど簡単なのに、濃厚でうまうまだったのです。

私の住む地域のこども園や学校では、特産品であるお茶の教育「お茶育」が行われています。園児の頃から、お茶会を経験したり、おいしいお茶の淹れ方を教わったり…全校生徒にけっこうな量の茶葉が配布されることも。おかげで我が家の子供たちも当たり前のように「緑茶好き」に育っています。

 

お茶屋さんで人気のお茶スイーツ、そのアレンジレシピを公開!

堀川さんが家庭でも手軽に作れるよう、試作を繰り返して生まれた「いいなんの茶ぷりん」。これは深緑茶房さんで販売されている「お濃いちゃっぷりん」のレシピをもとに考案されたそうです。堀川さんより快く許可を頂いたので、茶ぷりんのレシピを惜しみなく公開させて頂きます!

 

いいなんの茶ぷりん

材料

1.粉ゼラチン 6g
2.水(氷水) 60g
3.砂糖(グラニュー糖)40g
4.粉末緑茶 20g
5.牛乳 250g
6.生クリーム 150g

シロップ)
水 40 g
グラニュー糖 40g
粉末緑茶 2g

『準備』

1.道具を確認する。材料の分量を量る。
2.大きなボウルに氷水を用意する。
3.60gの氷水に粉ゼラチンを振り入れしばらく置いておく。
4.片手鍋に砂糖と粉末緑茶を入れよく混ぜておく。

(作り方)

1.準備の④に少しずつ牛乳を入れ泡立て器で混ぜる。
混ざったら中火にかける。

2.ふつふつしてきたら③のふやけたゼラチンを入れ沸騰しないように中火で温める。

3.ゼラチンが溶けたら火からおろして、生クリームを入れる。

4.ボウルに入れ替え氷水の上で冷やし少しとろんとしてきたら
雪平鍋に入れ瓶に詰め蓋をして冷凍庫で40分冷やす。

5.シロップ用の粉末緑茶とグラニュー糖を鍋に入れよく混ぜる。分量の水を入れ、火にかけ沸騰したら1分くらいそのままで火を止める。

上記の材料で5〜6人分くらいのぷりんが作れました。緑茶シロップはおこのみでどうぞ、他のスイーツにかけても良さげです。砂糖はグラニュー糖にすると雑味のない味になるのだとか。是非、お試しください!

 

飯南町で作られたお茶パウダーが、韓国スイーツに?!韓国カフェ セモさんに行ってみた!


松阪市岡本町にある韓国カフェ セモさん。以前、
別の記事でもご紹介させて頂いたヤマキ高橋製茶園さんのお茶パウダーが使われた「ホットク」というスイーツが爆誕したらしいのです!ヤマキファンとして、これは行かねばなるまい。

お初にお目にかかります、ホットク。

おお!鮮やかなお茶の色がまぶしい…そして、そそるビジュアル!

個人的には「追い茶パウダー」したいくらい、もちもちしたホットクに緑茶が良く合う!「緑茶のホットクが少しでもお茶の活性化に繋がれば嬉しいです」と店長の石橋さん。日本茶は「飲む」から「食べる」時代へ…私のお茶の概念がアップデートされた気がします。

店長の石橋さん。推しのK -POPグループは「&TEAM」

石橋さんこだわりのほうじ茶ラテは、お茶の風味が生きるようにオーツミルクを使用。こちらもヤマキさんのお茶が使われています。

ほうじ茶はカフェイン少なめでリラックス効果があるとのこと。おうちのフライパンなどでお気に入りの茶葉を煎り、ほうじ茶を自分好みに手作りするのも楽しいかも知れません。なんだか、お茶の世界観が広がりそうな予感、しませんか?

茶文化をリスペクトしながらも、時代に合わせて変化していく。日本茶を未来へつなぐ人たちのしなやかさは「お茶の未来って楽しそう!」そんな希望を与えてくれます

お茶の生産者の中には、現状を維持することすら難しい兼業茶農家も存在しています。後継者不足等で耕作放棄地となった茶畑や、伐採された茶の木の代わりに建つソーラーパネルを見かけるようになりました。そんな中、新たに生まれるお茶スイーツは、茶農家の光のように思えたりします。

夏はひんやりコールドブリュー。これから迎える暑い夏、冷茶ですっきり健やかに。未来に残したい日本の原風景を思い浮かべながら、ゆっくり日本茶を飲んでみませんか。

 



(有)深緑茶房 飯南本店
松阪市飯南町粥見4209-2
Instagramはこちら

韓国カフェ セモ
松阪市岡本町331-3
Instagramはこちら

 

あのアナウンサーさんたちに三重の魅力を聞いてみた!地元ラジオ局は、暮らしを旅するナビゲーター!

令和5年の6月1日、開局38周年を迎えたレディオキューブFM三重。地元三重県のラジオ局として、多くの三重県の魅力を発信してきました。
今回は開局記念として、現役のアナウンサー、長野県出身の代田和也さん、三重県出身の清田のぞみさん、東京都出身の宮原えりかさんに三重県の魅力について語っていただきました。

—まずは三重県といえば、自然の恵みが育む食の宝庫であり、美し国とも呼ばれています。三重県の食について思い出はありますか?

代田和也アナウンサー

代田さん:食べ物が美味しいので三重県にきて体重が1年で10kgも増えました。特にお魚が新鮮で美味しい。三重県は松阪牛、伊勢海老、鮑などが有名ですが、他にも美味しい物に溢れています。間食は控えているのですが、津市に住んでいるのでカレー焼きはつい手が伸びてしまいます。

宮原さん:伊勢うどんは衝撃でした。味の想像が付きませんでしたが、食べてみると美味しかったので東京の友人にもおすすめしています。

清田さん:三重県に生まれ育ったのですが、マンボウを食べる文化があることは恥ずかしながら知りませんでした。南北に長い三重県は文化が多様なので、まだ知らないことがたくさんあります。進学で県外に行くまでは地元には何もないって思っていました。でも仕事で県内各地の取材をすると驚かされることが多く日々発見です。

—お休みのときは、どのように三重県をたのしんでいますか?

宮原えりかアナウンサー

宮原さん:宮川などの川がエメラルドグリーン!きれいで感動しました。海のあるまちに憧れていて散歩が好きなので、よく海に行きます。砂浜の端まで歩くと気分もリフレッシュできますね。三重県にきて、なにかあると海に行くようになりました。

清田さん:お宮ちゃん、お洒落!!私は山かな。川で水切りしたり。

代田さん:みんな「水」を求めているのかな(笑)。

—担当されている番組などを通じて感じた、三重県の暮らしの魅力はありますか?

宮原さん:いくつかの音楽コミュニティを取材させていただきました。プロのミュージシャンを目指すのではなく、普段はお仕事をされていて、自分や仲間のお店で休日に音楽イベントをたのしむ暮らし方が、いいなと思いました。音楽コミュニティには地元の人も移住者もいて、たのしそうな雰囲気でしたね。

清田さん:確かにそういうライフスタイルを送る人は多い気がします。移住して古民家のある田舎の広大な敷地で映画やキャンプをするコミュニティもあります。そういう自由な時間を仲間とたのしむ暮らしができるのも、自然豊かな三重県のいいところなのかも知れないですね。

宮原さん:東京にいるときに、地方は時間がゆったり流れていると聞いていました。実際に三重県に暮らしてみて、それは本当かも知れないと。日々の暮らしのなかで空、気候、自然に目を向けるようになりました。季節によってかわる空気の香り、木々の緑のちょっとした変化にも気がつく。車や電車の車窓から眺める田園風景がすごくきれいで感動しています。少し前に東京に帰ったときに渋谷のスクランブル交差点を歩いたのですが、人混みのなかを上手に歩けなくなっていて・・。以前はなんてことなく人を除けて歩く、ディフェンスができていたのですが。

—海など自然がある暮らしの魅力について教えてください。

清田のぞみアナウンサー

清田さん:山や海、お花畑に行くこともあります。お出かけするときに自然があるのでどこに行っても気分が良くなりますね。自然のなかで暮らしている感覚があります。私は三重県に生まれ育ったので、日々の小さな変化などもお伝えしたいです。ここに毎年咲くお花が今年も咲いたとか、そろそろ潮干狩りの季節だなとか。そういった感覚を大切にお仕事をしていきたいです。

代田さん:潮干狩りといえば・・、三重県にきたばかりのときに行ったことがあり、アサリがこんなに採れるのかと感動したんです。でも後で聞いたらそれはバカ貝(アオヤギ)だと。砂抜きに時間が掛かるのを知らずに家でパスタをつくったら大変なことになりました(笑)。伊勢湾の場合、まちからすぐ海があり、波の音を聞きながらそこにいるだけでも気分転換になりますね。あと高速船でセントレアに行き、飛行機に乗るのもワクワク感があっていいなと思います。

宮原さん:私も高速船に乗っていろいろ考えました。低い目線で大海原を眺めると窓辺に海や波が見えて「ああ、私はもう元の場所には、もどれない・・」と。

清田さん:お宮ちゃん、高速船で人生考えちゃった!?鳥羽市や志摩市の離島に船で行くのも楽しいです。答志島でゴミ拾いのキャンペーンのお手伝いをしたときもそうでした。地元で採れた「しらすごはん」や「めかぶ汁」の振る舞いもあったのですが好評で、郷土料理が残っているのも三重県の魅力ですね。

—三重県のラジオアナウンサーとして、これからの抱負を教えてください。

宮原さん:県外からきた自分だからこそ、地元の人にとって当たり前と思っている良いところに気づけます。そのような地元の人が忘れがちな魅力を、全国にお届けして行きたいです。

清田さん:三重県観光大使になること!(笑)。番組のテーマで「地元自慢」を募集したことがありました。御浜町か大紀町のリスナーの方から「みかんの花が咲いて良い香りでいっぱいです」とメッセージをいただき、どんな香りだろうと番組でお話したら、また別の方が局までみかんの花を贈ってくれました。まち全体がこの香りに包まれていると想像するとすごく素敵なところだなと。みかんが出荷されているニュースだけでなく、そういった地域の風景が目に浮かぶくらい、三重県のことを知っていきたいです。

代田さん:暮らすほどに感じる魅力が深まる三重県。番組に寄せられるメッセージのすべてを放送で読むことはできませんが、私たちは全部読んでいます。三重県の日々の暮らしで見つけた魅力など、メッセージをいただければ、もっと三重県が好きになるような番組になると思っています。それは、開局時から変わらないローカル局の魅力です。これからもリスナーの皆様との繋がりを大事にしながら、魅力ある番組を作っていきたいです。

暮らしを旅する。そんな言葉がトレンドになる昨今。暮らしのなかにこそ、幸せを感じる瞬間がある。今日もスピーカーから流れるラジオから明るい声がする。雨の日も、晴れの日も、変わることなくあたたかく、ゆるやかな繋がりが心地良い「ラジオ日和」をたのしみませんか。

 


 

4月からスタートした番組「MIE Color Trip」パーソナリティの浜口順子さんよりメッセージ

三重県に移住してまもなく1年。初めて体験、体感することが多く、新鮮で楽しいです。季節によっていろんなお楽しみがあっていいですね。三重に住んでいておもしろいなあ、と思うことは関西と東海の文化が素晴らしく混在していることです。一番の驚きと発見と私の好奇心の源です。そしてなにより三重の歴史と文化が際立っていることがとてもかっこいいと思います!とにかくたくさんの方に「三重、ええやろ!?」と自慢したいです!

 


 

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hpでは番組で番組でご紹介し各リポーターのブログも掲載中!

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特集:人に会いにいく旅「CO Blue Center」地域と地球を想う環境課題解決型リトリートセンターが未来を創る

東側一帯が海に面している三重県。海といっても、それぞれの地域で表情は違う。島国・日本の原風景である漁村や遠浅の砂浜、リアス海岸の険しい海や日本一長い砂礫海岸もある。
志摩市にある国府白浜[通称:国府の浜(こうのはま・こう)]は、近畿地方のサーフィンのメッカ。アメリカ西海岸の田舎町のような開放的な海や店、サーフィンで自然を謳歌するライフスタイルには憧れるとともに、県民として自慢したくなるエリアだ。そんな国府の浜に環境課題解決型複合施設ができたと聞いて仕掛け人を訪ねた。

“いつの時代も100点はないと思うんです”

取材中、仕掛け人は印象的な言葉を続けた。

“不満があるはずなんです”

彼の表現はやや抽象的ではあるが、心に残る。それは、今まで世の中になかったものを作った人に共通している、言葉では説明できない概念的な表現方法だと思う。新しいアイデアをかたちにして歩みを進める。その原動力はどこからやってくるのだろう。

“10年間、嫌なことを積み重ねてきました・・。基礎体力がついた(笑)”

東山迪也さん(36歳)。
地元、伊勢志摩の高校を卒業後、大阪で音楽理論、音響、照明など音楽を総合的に学んだ。音楽活動をこなすなかで、自分のスキルを活かせるのはウェディングだと思い至り三重県内の結婚式場に就職。しかし、型にはまった結婚式しか行われていないことに疑問を持った。

東山さん:それが25歳くらいのときです。当時はほとんど存在しないフリーランスのウェディングプランナーとして独立しました。

結婚式場という場は持たず、新郎新婦に寄り添いながら、主に県内で結婚式場でない場所でもウェディングをプロデュースする新しいやり方は好評で、口コミでうわさは広まっていった。30歳で伊勢市にあったインターネットカフェをリノベーションし、FOLKFOLKを設立。FOLKFOLKはウェディングだけでなくホステル、カフェ、知育玩具のサブスクリプションサービスも行う。

東山さん:FOLKとは人々を表す言葉。FOLKFOLKは人が集まる場だと考えています。でも人が集まって、SNSを交換するだけではもったいないと思っていました。そこでCO Blue Centerの構想が徐々に固まっていったんです。

 

安らぎながら働く

環境課題解決型複合施設を掲げるCO Blue Centerは、東山さんの親戚の家だったが誰も住まないことになり買い取った。

古民家などを改装した敷地内にはコーヒースタンド、サウナ、図書館、ギャラリー、レンタルオフィス、コワーキングスペースなどがある。なかでも目を引くのがビニールハウス。多気町で特許技術を使い、トマトなどの栽培を行うポモナファームの施設だ。

ポモナファームでは代表の豊永翔平さんがCEOを努めるアグリテックベンチャー企業「CULTIVERA」が持つ「Moisculture」という特許栽培技術で、水耕栽培ではなく湿度で野菜を育てている。目的は世界的な気候変動への対応。塩害による土壌不足、水質汚染や水不足などで大規模な食糧危機が叫ばれる未来を見据え、少量の水分、廃棄水ゼロ、土壌やエネルギーのコストもほとんど掛からない栽培技術を行っている。水、土、エネルギーのオフグリッド化で食糧危機の被害を減らす取り組みは世界から注目が集まっている。

蔵を改装したサウナを案内してくれる東山さん

東山さん:豊永さんと出会ったのもFOLKFOLKの音楽イベントでした。ビールを飲みながら話をしていて、農作物を生産するための水不足に対応するために、海水を使った生産のためのラボをしたいと話していました。いまビニールハウスがあるところには牛舎・納屋があったのですが、豊永さんが設計していたハウスのサイズとドンピシャ。CO Blue Centerのコンセプトに意気投合した瞬間があり、お互い「これや!」ってなりました。

東山さんが生まれ育った志摩市にも、日本全国の地方が抱える課題がある。人口減少、少子高齢化、空き家問題などなど。

コワーキングスペースの入り口にはサーフボード

東山さん:自然豊かな国府の浜のロケーションは、サテライトオフィスにするのに最適だという思いがありました。また企業をスタートアップする人は、がんばりすぎて身体を壊すケースもあります。ここで安らぎながら働くことができれば、いろんな職種の人や、地元の人も集まり、新しい何かが生まれると考えています。そうやって地域を再生するには、大きすぎない500人〜1500人くらいの人が暮らす集落が理想です。増え続ける空き家の利活用も含めて、私は国府という地域で検証しています。結果がでれば地方のロールモデルになると思うし、実際にCultiveraの海水農場ハウスとともに人が集まる場の仕組みづくりも合わせて、ジャカルタのジャパンタウンから声を掛けていただいてます。

 

優しい時代の風がそよぐ

FOLKFOLKやCO Blue Centerの運営の他にも、プロデュース業やソーシャルビジネスファンドなど6つの事業を展開する東山さん。廃プラスチックから地域通貨をつくるRE;COINも興味深い仕組みだ。子どもが海で廃プラを拾ってくる。それが廃プラでできたコインに変換される。そのコインが地域で使えれば、子どもたちの目には廃プラはゴミではなく資源に映る。循環が求められるその先にある未来を、発想力でたのしんでいるように思えた。ここで改めてお聞きしたい。発想力の原点とは?

東山さん:個人で事業をはじめて10年間。お金もないし、仲間にも恵まれない嫌な時期もありました。10年前に不満を抱いていた自分に、今ならしてあげられる。自分の若いときと若者を重ねると、苦しんで欲しくないなと思うんです。自分より10歳下の世代が伸びてきたら、地域も変わる。そういう世界を若者に見て欲しいです。

次世代の可能性を話す東山さんを見ていると、思うことがあった。それは東山さんは、自分のやりたいことを中心に、生きているのではないということ。

ロウリュを取り入れた本格的なサウナ

東山さん:自分を主体として好きなことをやっている感じではないです。人と人が繋がってシナジーが生まれる時、それぞれの好奇心が絶頂になる瞬間。この人とこの人がつながったら絶対やばいな、みたいなことに喜びを感じるタイプなんです。

「10年間、嫌なことを積み重ねてきた」と表現する自身の経験をもとに、新しい時代をプロデュースし、地域の可能性を拡げる東山さん。
この10年間で時代は大きく変わったと思う。東山さんはそんな時代の波にトライし続けるサーファーのごとく力をつけてきたのだと感じた。そして新しい時代の波にも挑む。課題が生まれるから、発想が必要となってくる。

ここから歩いて約30秒のところには、サーファーたちが波乗りをたのしむ海がある。

サーフィンをしたり海を眺めては自然を感じ、ハンドドリップコーヒーをじっくり味わう。仕事に集中した後は、サウナや縁側で人と語り合いリフレッシュする。

ドーナツや絵本などもあり、子どもや地域の方々も集っている(娘です)。
CO Blue centerの社用車!?(シブい)

地域と地球を想う環境課題解決型リトリートセンター「CO Blue Center」が、未来をつくる発想が飛び交う場になっているところを想像してみる。するとここに流れている、新しい時代のやわらかな空気の心地良さに、ふと気がついたのでした。

 


 

CO Blue Center
志摩市阿児町国府2920
IN https://www.instagram.com/co.blue.center
FB https://www.facebook.com/co.bluecenter
LINE https://line.me/R/ti/p/@767ntwfv
HP https://co-bluecenter.com

 

OTONAMIE PUSH EVENT【2023.5.26update】

お寄せいただいたイベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

 


2525marché

第6回目となる「2525marché」が三重県松阪市にある松阪市中部台運動公園(〒515-0054 三重県松阪市立野町1370)にて、6月4日(日)に開催されます。
キッチンカー、飲食店ブースだけでなく、物販や体験コーナー、手作り市などで約80店舗が出店されます。たくさんのお店が出店されるので、行きたいお店がありすぎて目移りしそうですね!
当日、会場ではビンゴ大会が開かれます。当選者にはなんと「ディズニーランド」「ユニバーサルスタジオジャパン」のペアチケット等の豪華賞品が当たります!家族みんなで「2525marché」お出かけして豪華賞品をゲットしよう!ビンゴカードは当日会場で配布されます。配布枚数は先着600名ですのでお気を付けください。
尚、こちらの「Value Marche」さんのメルマガを登録すると、会場に出店されるお店の情報がいち早くゲット出来ます。
「Value Marche」さんのメルマガ登録はこちらからお願いします▷▷▷https://home.tsuku2.jp/merumaga_register.php?mlscd=0000167856&agt=000011412300

会場案内、イベント内容紹介は「2525marché」公式ホームページをご確認下さい。
https://2525marche.my.canva.site/

【当日のイベントスケジュール】
◎ステージタイムスケジュール
◇10:00〜11:00
⚫︎ステージ出演
パフォーマンスのご紹介
⚫︎スタジオ名
iiwilehua
⚫︎ステージジャンル
フラ、タヒチアン
https://www.instagram.com/p/CsX4j2pJvxc/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=MzRlODBiNWFlZA==

◇11:15〜11:45
⚫︎ステージ出演
パフォーマンスのご紹介
⚫︎スタジオ名
Dance Team Aizu
⚫︎ステージジャンル
オールジャンル
https://www.instagram.com/p/CsXtL61J4oI/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=MzRlODBiNWFlZA==

◇12:00〜13:00
⚫︎ステージ出演
無料レッスン
⚫︎スタジオ名
ヨガスタジオMUKUTA
⚫︎インストラクター氏名
Shizuka,miho
⚫︎ステージジャンル
キッズヨガ&親子ヨガ♪無料レッスン
https://www.instagram.com/p/CsX43XUpM3Q/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=MzRlODBiNWFlZA==

◇13:15〜13:45
⚫︎ステージ出演
演奏のご紹介
⚫︎屋号氏名
香音(かのん)
⚫︎ステージ内容
サックス演奏
https://www.instagram.com/p/Csc5_V7JapJ/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=MzRlODBiNWFlZA==

【2525marché】
日時|6月4日(日)10:00~15:00
場所|松阪市中部台運動公園
〒515-0054 三重県松阪市立野町1370
【2525marché 公式ホームページ】https://2525marche.my.canva.site/

 


希望の園
シルクスクリーンとポストカード、ポスター展

主催者より
安濃古道具店での作品展、5月は希望の園シルクスクリーンとポストカード、ポスター展を開催します。希望の園に所属するアーティストのシルクスクリーン版画やポストカード・ポスターなどの作品を展示販売します。
希望の園とは松阪市を中心に、障がいのあるアーティストの芸術活動を支援するNPO法人です。多くのアーティスト達が様々な芸術活動を行なっており、その活動は市内・県内だけでなく海外にも広がり、多くの反響と感動を生んでいます。また、芸術活動だけでなく地元小・中学校との交流や地域環境美化活動・国際交流などの社会活動も行なっています。
創造活動や社会活動などを通じて人々の個性を育み活かすこと・一人ひとりを豊かにし生活そのものが芸術になること・地域福祉及び文化の増進に寄与することを目指しています。
https://kibounosono.info/
https://www.facebook.com/kibounosono.info/

日時|5/12(金曜)〜5/30(火曜)
12:00〜18:00/Wed&Thu CLOSED

場所|安濃古道具店
https://www.instagram.com/anou_furudougu/
三重県津市安濃町東観音寺51-3 安濃交流会館2F

 


 

笑顔と緑の音楽祭『HAZE SONIC』

主催者より

【趣旨】自然と人を未来につなげる地域や観光のコミニティフィールドとして波瀬で開放する“THE BIG愛LAND”のオープン記念して開催する“笑顔と緑の音楽祭”。県内外からの来場者に魅力ある波瀬の自然の中で開放感や安らぎを感じてもらい、また地元住民と新しい世代や移住者らとの交流の場として今後地域の活気につなげていこうとする。

【テーマ】“波瀬で遊ぼう“
ただただ楽しい集いの場をもち本来の活気や笑顔に溢れよう。

【内容】県内外の音楽アーティストのライブを中心に「村民カラオケ大会」など地元一般参加によるライブや漫才などのステージ。カラオケ大会参加者募集中!自然派な出店内容の地元生産者を中心とした“香肌ゆかいマルシェ”開催。

【日時】2023年5月28日(日) 11:00〜18:00
※前日当日キャンプ可能 ※要予約(info@bigailand.com)

【開場】THE BIG愛LAND (三重県松阪市飯高町波瀬732)
※駐車場は近隣に特設となります。現場にて係員の指示に従い駐車願います。

【入場】無料
※任意でのカンパは募ります。

【出演】山﨑くるみ(松坂) / 枝毛レノン(四日市) / むーのたね(松坂) /Qjapan(大阪) / jamzIp(神戸) / 佐中コーコー(愛知) / SINMO(大阪) / SEiZI/晴志(ソーセージ)(金沢) / 大島圭太(波瀬) / etc…
※地元高校生らに出演打診中。随時facebookイベントページで発表していきます。

【香肌ゆかいマルシェ】のんびり家 / 亀成園 / 幸せの太陽パン / cafe de HAZERU / のぱころ

【地麦酒】グットウルフ麦酒(東吉野村)

お問い合わせ
Facebookイベントページ
https://fb.me/e/uFnuUdP8

 

 


 

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名古屋から鈴鹿に帰るのに、近鉄ではなく特急南紀で帰ってみた

名古屋から、地元の鈴鹿市に帰る。

いつもなら迷わずに近鉄に乗るけど、たまには、他の方法で帰ってみようと思った。

それで選んだのが、JR東海の「特急南紀」。

特急南紀は伊勢鉄道に乗り入れており、鈴鹿市内では伊勢鉄道・鈴鹿駅に停車する。

なぜ近鉄ではなく特急南紀を選んだのかというと、今の特急南紀の車両がもうすぐ引退するからだ。

現在の「南紀」の車両はキハ85系と呼ばれる特急形気動車で、2023年6月30日に定期運行を終了することが決まっている。キハ85系はJR東海が所有する車両であり、1989年に登場した。

既存の車両が引退するときには、毎回決まって、「お別れの前に乗っておこう」と鉄道ファンが多数押し寄せる。

だから、混雑する前に南紀に乗っておこうと思ったのだ。

ふっかふかの座席。

特急南紀からの車窓には、静かな住宅街や田園風景が広がっており、のどかな雰囲気が漂っている。

田園風景がいい感じ。

伊勢鉄道鈴鹿駅に到着。

子供の頃、ここの駅の雰囲気が少し怖かった。

伊勢鉄道鈴鹿駅。

鈴鹿市には中心駅がどこか分からない問題があり、候補として「伊勢鉄道鈴鹿駅」「近鉄白子駅」「近鉄鈴鹿市駅」「近鉄平田町駅」があるが、その中でも鈴鹿駅は利用者が比較的少ないため、その地域の中心駅としてはやや存在感が薄いのかもしれない。

特急南紀の選択は、近鉄名古屋線とは異なる雰囲気や景色を楽しむ機会を提供してくれた。
地元への帰り道を特別な思い出として心に刻みつつ、これからも鈴鹿市の魅力を再発見していきたいと思う。

伊勢に北海道!?北海道限定の生ビールが飲み放題の店!

夏だ!
ビールだ!
北海道ビールだ!

昨年、2022年11月23〜27日
伊勢の高柳商店街で大好評だった

「北海道フェア」

会場には、ミシュラン掲載のラーメン店、
札幌の有名すし店、函館の焼肉店に加えて
地酒や海産物など13店舗を軒を連ねて
長蛇の人気だった・・

過去形ではないっ!

終わったイベントの自慢話か・・
と思ったあなた!朗報です!

北海道はまだ伊勢にある!

飲屋街でもないところに、ポンと、突然現れる居酒屋。北海道の文字にテンション爆あがり。

「北海道屋台村」
住 所:三重県伊勢市曽祢1丁目12-26(伊勢市駅から徒歩10分)
営業日:月~日、祝日、祝前日 17:30~22:30(L.O.22:00)


今回は、コース料理
一人前5,500円を注文!
※4名から。2時間飲み放題。

大切なことなのでもう一度言う

2時間飲み放題

北海道でしか飲めない
サッポロclassic生ビールが
飲み放題とか信じられない!

はぁはぁ・・我慢できない!
ま、まずは、乾杯!

北海道限定「サッポロclassic」の生ビールを前に嬉しそうな土田氏
くっはぁーーーー!!!!
麦芽100%の素材のうまみ、
高級品種「ファインアロマホップ」
100%使用した上品なホップの香り!

そして、ドイツ古来の醸造法である
短い時間で高温処理し、麦芽本来の
旨みを活かした「ホッホクルツ製法」
によるスッキリとした飲みやすさ!

やばい!スッキリとクセがないから
どんな料理にも合いそうやし、
何杯でも飲んでしまうやつ!

ちなみに、生ビールは1杯650円で
飲み放題単独で2,000円くらいなので

約3杯で元が取れる

そして、ワクワクのコースの始まり!
さて、どんな北海道を食べられるのか?
この北海道ビールに合うのか?

①北海道柿の種3種食べ比べ

一品目は、まさかのお菓子。

北海道限定の柿の種。

手前から
・北海道スープカレー味
・北海道ジンギスカン味
・北海道チーズ味

正直、スープカレー味と
ジンギスカン味の区別がつかないが、

そんなことはどうでもよくて、
ポリポリとほうばった
柿の種をビールで流し込む・・

サッポロclassic生が最高すぎる!

ぷっはぁーー・・♩(゚∀゚)

②北海道中札内「大袖の舞」枝豆

ただの枝豆だとあなどるな!
北海道の枝豆は、香りが濃い!
またもや、ビールが進むやつ!

しかも、枝豆には、
肝臓のアルコール分解を助ける「メチオニン」
コレステロール値上昇を抑える「レシチン」
が含まれる。

つまり、酒飲みにはもってこいのつまみ!

サッポロclassic生もってこい!

ぷっはぁーー・・♩(゚∀゚)

③夕張つるちゃんジンギスカン

キター(’∀’)ー!!

わぁー!待ってましたー!
ラム肉の本場ジンギスカン!

ラム肉の野生味ある香り!
ジンギスカン甘辛いタレと
肉の旨みがすべて染み込んだ、
もやし、玉ねぎの美味さ!

これらの濃い味をスッキリとした
サッポロclassic生で流し込む・・

うまーーーー!!
最高ぅーーー!

動画は飯テロすぎるので、
鍋のグツグツ感を見たい人は、
自己責任でダウンロードして下さい(笑)

ジンギスカン(動画)

ジンギスカンのクセとサッパリとした
サッポロclassicとの組み合わせが、
組み合わせが、組み合わせが・・

サッポロclassic生が最高すぎる!

ぷっはぁーー・・♩(゚∀゚)

④札幌名物ラーメンサラダ

ラーメンサラダとは何かと思っていたが、
サラダ多めの胡麻だれ冷やし中華か!
ジンギスカンの後のサッパリは憎い!

サッパリとしたサラダと
味と旨みの濃いジンギスカンを
交互に食べることで無限に
ジンギスカンが食べ続けられる!

ジンギスカン、ラーメンサラダ、
ジンギスカン、ラーメンサラダ・・

サッポロclassic生の無限コンボ!

ぷっはぁーー・・♩(゚∀゚)

⑤北海道ザンギ

キター(’∀’)ー!!

ビールのみにとって楽しみな
ジンギスカンと2大巨頭!
待ってました!ザンギ!

皮がザックザクで、
肉の味付けが濃くて、
肉汁溢れるジューシーさ!

うまーーー!!

嗚呼、これぞビールと出会うために
作られた料理!ザンギの罪深さよ!
ビ、ビールが進みすぎる!

サッポロclassic生がススムくん!

ぷっはぁーー・・♩(゚∀゚)

⑥北海道ほっけスティック

隣の席で食べてて美味しそう・・
と思っていたら、こちらにもキター!!
ほっけは、油がのっていて美味しいけど、
骨が多くて、面倒・・だが、このほっけ
スティックは骨なくて食べやすい!

北海道の、香りも味も濃いほっけの油!
ビールがと、と、と、止まらない

サッポロclassic生が止まりません!

ぷっはぁーー・・♩(゚∀゚)

⑦うどん(写真なし)

ジンギスカン鍋を食べ終わった後、
鍋を引き取りに来ないな、と思っていたら
締めのうどんやってきた。最高すぎる。

最高すぎてうっかり写真を
撮り忘れてむさぼり食べました。

ジンギスカンの味が染みっ染みの
うどんの美味しさよ!破壊力よ!
帰ってきたジンギスカン!

帰ってきたサッポロclassic生

ぷっはぁーー・・♩(゚∀゚)

⑧北海道ポテトサラダ

北海道のジャガイモを使い、
明太子が入ったポテトサラダ!
ジャガイモがうまい!

が、この辺でお腹がいっぱい!

なんという量のコースなんだ!
お腹が一杯ではち切れそうになのに、
サッポロclassic生は爽やかで飲めてしまう

レインボーブリッジではなく(踊る大捜査線世代)

サッポロclassic生が封鎖できません!

ぷっはぁーー・・♩(゚∀゚)

⑨揚げたて北海道ポテトフライ

ジャガイモ王国、北海道!
揚げたて、ザクザク、ホクホクの
リアルポテトチップスにテンションが
上がって、お腹いっぱいにも関わらず、
写真を撮り忘れ、最後の一枚(笑)

お腹が苦しい・・でも、

サッポロclassic生は飲める!

ぷっはぁーー・・♩(゚∀゚)

⑩北海道ミルクレープ

ようやくコースの終了の品!
最後は、サッパリミルクレープ。
凍らせてあるのか、ケーキというより
アイス感覚でサッパリ食べられる。

あーーーー!お腹いっぱい!
胃袋が北海道で満たされました!
ごちそうさまでしたーー!!

まさか、伊勢で北海道限定の
サッポロclassic生ビールが飲めるとは!
しかも、飲み放題とか天国か!

コース料理が美味しすぎて、
7杯くらい飲んでしまいました!

飲み放題でない場合、
650円×7杯=4,550円
(飲みすぎて、ごめんなさい)

ビール好きはぜひ行くべき!

しかも、このお店、北海道土産も
たくさん売っていて、帰りに、
サービスでお土産まで!

おそらく賞味期限が近いお土産なのだろうが、嬉しい。帰っても北海道。

満足すぎる帰り道。

※コース料理の内容は、
時期によって異なります。

しかし、メニューを見ると
まだまだ食べていない北海道が!

・北海道帆立ヒモのチャンジャ
・北海道じゃがバター塩辛のせ
・ウニソースのフライドポテト
・北海道なめらかバニラ

た、食べたい!
そして、飲み放題最高!

サッポロclassic生、最高!

記事を書いてて、また行きたくなった(笑)
目指せ!北海道メニュー全制覇!
必ずまた行きます!屋台村で会おう!

フードメニュー

ドリンクメニュー


「北海道屋台村」
住 所:三重県伊勢市曽祢1丁目12-26(伊勢市駅から徒歩10分)
営業日:月~日、祝日、祝前日 17:30~22:30(L.O.22:00)


北海道限定「サッポロclassic」の生ビールを前に嬉しそうな土田氏
くっはぁーーーー!!!!

国宝・重要文化財を多数展示!親鸞と高田本山の謎を解く in MieMu

三重県総合博物館(MieMu)にて、第33回企画展『親鸞と高田本山 専修寺(せんじゅじ) 国宝からひろがる世界』が開催中だ。
今年令和5年は親鸞聖人の生誕850年の年にあたり、それを記念して『高田本山』所蔵の国宝や重要文化財が一堂に展示されているのだ。

高田本山 専修寺(せんじゅじ) 

ところで県外出身の私にとって『高田本山』ってなに?
という疑問があり、まずは津市にある『高田本山 専修寺』に行ってみた。

東京ドーム約2個分といわれる広い境内には、三重県内で初めて国宝建造物に指定(2017年)された御影堂や如来堂、さらには11棟の重要文化財が建ち並び、荘厳そのもの。

日光東照宮などを手がけた匠集団が6年がかりで完成させたという御影堂や如来堂には、精緻な彫刻や格子状の天井などあちらこちらに意匠が凝らされており、歴史の深さを感じさせられる。

参拝する方の中には若い子たちの姿も!?
『高田本山』は、現在上映中の映画「わたしの幸せな結婚」や「レジェンド&バタフライ(2023年)」、「浅田家!(2020年)」などのロケ地としても有名になりつつあるようだ。御影堂や大玄関、雲幽園などが撮影に使われており、三重県挙げてのPRに『高田本山』も一役買っているという。

事前に『高田本山』へ参拝したおかげで、国宝建造物の素晴らしさが実感できた。が、親鸞聖人についてはなにもわからないまま…三重県総合博物館(MieMu)へ歩を進めた。

 

第33回企画展 開会式セレモニー

三重県総合博物館(MieMu)向かいの三重県総合文化センターに到着してやっと気分が晴れやかになった♪
青空に泳ぐ無数の鯉のぼりとツツジが出迎えてくれたのだ。ちょうど2年前、第28回企画展「やっぱり石が好き!」で訪れた時が思い起こされる。

いざ!開会のセレモニーでは、この時を待っていたとばかりに、宝物の公開を心待ちにされていた真宗高田派の約80名もの関係者が駆けつけて来られた。

 

まずはじめに、一見知事が津市を映画の「聖地に」という抱負を述べられ、それとともに、「今年5月にリニューアルする宝物館」について言及された後、

真宗高田派 法主の常磐井(ときわい)慈祥(じしょう)さんからの挨拶では、「これからは三重県の名所のひとつに専修寺が挙げられる様、県やMieMuとタッグを組んで全国に発信していきたい」と意気込みを話された。

また、三重県総合博物館(MieMu)は来年開館10周年を迎え、三重県の歴史、文化の発信力を高める絶好の機会となるため、今後も文化財の調査研究にさらに努めていくという。

天下人と真宗高田派との関係

そんな中、様々な疑問が浮かぶ…
・三重県と浄土真宗との関係は?
・展示されている「専修寺文書」の中には織田信長の書もあるが、お寺や僧侶と織田信長って敵対関係だったのでは?
中学の歴史の授業で止まったままの私の頭の中は混乱したまま…

今回の展示の目玉!初めての試みの一つが、公開される「重要文化財 専修寺文書」の数の多さだという。

その「専修寺文書」の中に、織田信長などの天下人から送られた書状が含まれているのだ。

 

織田信長禁制(重要文化財)

こちらの朱印状は、日下に有名な「天下布武」の馬蹄形朱印が押されていることから織田信長の禁制であることがわかるという。
日付が天正元年(1573年)10月となっているが、この年の8月に越前の朝倉氏と近江の浅井氏を滅ぼした信長は、翌9月には伊勢長島の一向一揆を攻撃しており、こうした軍事活動にともなってこの禁制が発せられたという。
折しも織田家と本願寺が敵対関係にあることから、専修寺が本願寺とは一線を画し、信長の庇護下にあったことを示しているという。(企画展 関連資料より)

他にも、豊臣秀吉や徳川家康などの天下人からの文書、伊勢をおさめていた北畠具教の養子となった信長の子息、信雄(のぶかつ)からの文書など、次々と戦国武将の文書が湧き出る「専修寺文書」は、歴史好きの方にとっては戦国武将の人となりを知る貴重な資料となっていることは間違いない!

以上、どの「専修寺文書」からも、戦火の際には武士達に「境内で狼藉をはたらいてはならぬ」という禁制を出してもらえるほど、天下人たちから庇護されている『高田本山』の立ち場が明らかだ。
また、秀吉に至っては『専修寺』に350石を寄付する朱印状も残されているのだ(展示No.83)。

「鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス」
の句にもあるような残虐非道で、比叡山延暦寺焼き討ちのような宗教嫌いの信長像を植え付けられてきた私にとって、これらの展示はかなり意外なものであった。

さらには、「専修寺文書」には天皇からの文書などもあり、格式の高さがうかがえる。

親鸞像に迫る

次に紹介する文書「観阿弥陀経集註」は、親鸞が京都吉水にいた時代にしたためた文書を曾孫である本願寺覚如の長子存覚(玄孫)が原本を忠実に書写したものである。親鸞の自筆の原本(国宝)は西本願寺に残されているという。

観阿弥陀経集註

親鸞は29歳のとき、それまで20年間の比叡山での修行をやめ、京都吉水の法然門下に参入しており、この文書はその頃のものである。中央へお経を書写し、天地や行間、紙背になどあらゆる余白に、経文に対応する注釈を細字で加えており、若き日の親鸞のきびしい研鑽の様子がうかがえる貴重な資料だという。さらに、本文には朱で区切り点や読誦のための声点(しょうてん)が付けられており、何度も読み返し、研究していた様子がうかがえる。

 

一方、親鸞80代のときに自らが執筆した「西方指南抄(国宝)」は法然の教えなどが書かれた文書である。

晩年になって法然との日々を思い起こしながら執筆されているのだが、親鸞の生き方そのものを変えた法然からの法話がこの「西方指南抄(国宝)」におさめられているという。師匠と門弟が向かい合って学ぶ姿が垣間見える気がするのは私だけではないはずである。

西方指南抄(国宝)
西方指南抄(国宝)

そんな中、師弟関係の至福の時間に終止符を打つ突然勃発した大事件が「承元の法難」である。法然たちの一門は、比叡山をはじめとした既存仏教界と朝廷から、専修念仏を禁止され、師と共に僧籍をはく奪された上、法然は讃岐国へ、親鸞は越後国へと流罪となってしまうのだ。
無実の罪で引き裂かれたからこそ、より一層、人生の終止符を打とうとするその時になっても師への思い、師からの大切な法話を書き記す一途で純粋な親鸞の姿がうかがえる。

また、60歳過ぎに生まれ故郷の京都に戻った親鸞だが、関東に遺した門弟にわかりやすく教えを歌にした「三帖和讃(国宝)」も、師弟関係を大切にした親鸞の人となりがわかる貴重な資料といえよう。遠くにいる門弟たちに教えをわかりやすく説くために、心を尽くした親鸞の様子をそのままに今に伝える至宝となっているという。

離れた関東の門弟の間には様々な疑問が起こり、動揺が走ることも多々あったという。親鸞はこうした行動を是正するために、心を尽くして門弟に様々な教えを伝えたに違いない。

常に人々の側にいて、もがき苦しみながら阿弥陀仏を信じることにかけた親鸞の生涯は90歳をもって幕を閉じた。

果たして、親鸞聖人の素顔に迫れたのだろうか!?

三重県指定有形文化財 親鸞聖人坐像

親鸞については、知れば知るほどさらなる謎が浮かび上がり、あらたな謎が深まるばかりである。
また、天下人と高田本山との関連性、三重県との関わりについてもまだわからないことばかりだ。しかし、850年前から人々を引き付けてやまない、いまもなお続くドラマの一部を垣間見ることができた。

教科書で学んだつもりでいた知識や、スマホで検索してわかった気になっていた解説も、本当の姿からはほど遠く、実際に足を運んだからこそ、親鸞の思いそのものに触れ、歴史を肌で感じ、自分の視野を広げることができた。

6月末から7月にかけて見ごろを迎える『高田本山』の蓮の花は、その数35種100株以上あり、境内をやさしく彩るという。次は、初夏の季節に蓮の花が彩る『高田本山』に足を運びたい。足を運ぶたびに親鸞像が鮮明に色濃くなって目の前に現れ、生きる指標となり導いてくれくるだろう。

 


 

 三重県総合博物館 第33回企画展
『親鸞と高田本山
  専修寺 国宝からひろがる世界』

開催期間 令和5年4月22日(土)~6月18日(日)
開催時間 9時~17時(最終入場 16時半)

休館日 毎週月曜日
※期間中に展示替えを行います。
詳しくは三重県総合博物館HPでご確認ください。→https://www.bunka.pref.mie.lg.jp/MieMu/p0031300084.htm

会場 三重県総合博物館3階 企画展示室
住所 三重県津市一身田上津部田3060

観覧料 【企画展のみ】一般 800円 学生 480円 高校生以下無料
【基本展示室とのセット券】
一般 1,050円 学生 630円 高校生以下無料

展示資料点数 102件222点

TEL 059-228-2283

アクセスはこちらをご参照ください

 

藤原岳がエベレストに見えてきた?!

ちょっと前から私のトレランのトレーニング場所として藤原岳の往復というのをやるようになりました。以前友だちが藤原岳3往復したという話を聞いて、そんなすごい事できるの?出来たらかっこいいんじゃない?!って思いだした。当時友だちを誘って初挑戦したのですが、2往復の下りでよたよたになってて足をくじいてしまい3回往復なんてこりゃ無理だと断念。

でもどうしても3往復やってみたいから計画をしっかりし、装備も考えてやってみたら3往復出来た!3往復目が丁度昼時ですれ違う人とさっき会いましたよね?!って話で、3回目ですと話すと皆さん驚いてくれてすごく楽しくなる。こりゃ楽しいなと4往復もやって終わってみたらまだ余力があるのかも?って思って今回5回往復藤原岳に挑戦してみることに。

藤原岳一回目

そう!5回藤原岳を往復しようとすると夜中から出発しないと行けないんです。
非常に寒いので手袋もして防寒具もしっかり着込んでの出発。前日の夜10時から登りはじめました。

夜景

四日市方面の夜景が綺麗に見えます。

一回目

無事一回目の山頂到着。予定より少し早く2時間で到着。この往復で重要なのが最初から最後まで同じペースで登らないと疲れてしまうので、心拍数も上がらないゆっくりしたペースをキープして登る。

月

 

この日は天気もよくスマホでもこんなにキレイに月が撮影できました。

 

2度目

 

1時間で降りて来てまた二回目のスタート。

まだ真っ暗。

夜景

周りの景色は何も見えないですが森を抜けたところで町の灯りが綺麗に見えるのが感動。

2度目

2度目の山頂。

またすぐおります。

3度目

パンをかじりながらの3度目スタート。

 

夜明け

段々夜明けだ!

手前の小さな山が多度山です。その向こうから太陽が昇ってきた!

太陽を全身に浴びると体が温かくなってきてパワーを感じる。

しか

何度も鹿さん達と遭遇。向こうも警戒してこちらをチラミ。

山頂

山頂が近くなってきて太陽も高くなって行く。

3度目

3度目の山頂!

おにぎりをほおばりながら下って行くとします。

そろそろ登山者とご挨拶できるかな?

雲海

 

雲海の向こうに山が見えて幻想的でキレイ。この時間しかこういった景色が見えないので貴重です。

四回目

 

すっかり明るくなっての四回目のスタート。

今まで真っ暗の山道を登ってたので4回目なのに1回目の気分でこんな所を歩いてたんだーと新鮮な気持ちで4回目が始まります。もうこんなに明るくなると沢山の登山者がいるのでしっかり元気に挨拶をしてと。これには訳がありまして詳しくは後ほど。

 

2023-03-30 08.46.45  2023-03-30 08.55.51

2023-03-30 09.09.58

 

明るくなって野草が沢山ある事に4回目にしてやっと気が付く。
藤原岳と言えば福寿草。福寿草の花言葉は「幸せを招く・永久の幸福」ということでこれを見れると幸せな気分に。

4回目 4回目

おにぎりをほおばりながらの4回目。太陽がギラギラ眩しくちと辛い。

5回目

 

そして5回目これで最後かと思うと普通なら辛いと思うのですが、この藤原岳往復は最後が1番楽しい仕掛けにしてるんです。丁度昼前位からスタートすると、これから登る方はいないのです。そう!登山はだいたい昼に山頂でご飯を食べておりてくるのがだいたいのパターン。だから今まですれ違う人に全員に元気に挨拶している前振りがあるおかげで、またその方々とご挨拶が出来るって事です。

ワクワクの5回目スタート!

 

熊

同じ所登ってるのにやっと気が付いたこれ。

これってもしかしてクマさんの自己主張のお印?藤原でも出るのかな?

5回目

てな訳で5回目の藤原岳山頂!

安売りの粒あんパンをほおばりながら。

 

 

 

5回目

 

やったー!

晴天で最高の景色で5回登った!

この5回目登る時はほとんどの方が向から声かけてくれて

「さっきも登ってましたよね?」

「2回目です??」

と話しかけられるんですが、私は

「5回目です!」

と答えると皆さんどっひゃーって顔になってそれを見るのが楽しくなって藤原おかわり登山はやめられない。想定外の答えって面白すぎる。

そしてこの5回目が一番楽しい証拠に、それまでの4回より一番早くこなしているんですよ。だってさっき会った人に挨拶したいから早くおりないと会えないじゃない!って。

 

5回

これが実際の登山データ。キレイに5つ山が出来た。

距離43.12 km
タイム16:27:52
総上昇量5,057 m
このデータを見た友だちがこれってエベレスティングのハーフの申請できるんじゃない?って。エベレスティングってなに?
累積標高がエベレストと同じ8,848mに達するまで坂を登り下りするワールドワイドチャレンジ
そう。ロードバイクで累積標高をエベレストの高さになるためにやり続ける競技。それのランでハーフでも申請できるというのでやってみた。
evelest
 無事申請できました!
自転車でやる人が多いけどトレランでやる人は少ないみたい。自転車は下りはこがずに楽に下りれるけど、ランだと下りで膝のダメージがキツイのでヘビーみたい。

 と言うことで、9回藤原岳を往復するとエベレストの標高を制覇してエベレスティングの殿堂入りが出来るみたいなので挑戦してみたくなってきたぞ?誰か一緒に藤原岳でエベレスト登山一緒にやりません?

 

OTONAMIE PUSH EVENT【2023.5.12update】

お寄せいただいたイベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

 


GREEN FESTIVAL 2023

主催者より
4年ぶりとなる久居のローカルフェス『GREEN FESTIVAL』を5月13日に開催します。
GREEN CAFE(マルシェ)のお店やACOUSTIC MUSICの出演アーティストなどの詳細は公式サイトにてぜひチェックしてください(^ ^)
そして!今回のスペシャルゲストは!
アン・サリーさんですっ!
2001年のデビュー以来、そのやさしくあたたかい歌声と、透明感のある独特な存在感で、ジャズやボサノバなどジャンルを超えて数多くの音楽ファンを魅了してきました。
まさかGREEN FESTIVALでのライブが実現するとは、夢のようです。
開催まであと少し。メンバーも準備に追われています。ボランティアスタッフもまだまだ募集しています!
ぜひ、みんなでGREEN FESTIVALをつくりましょう!
ボランティア申し込みも含め、詳細は下記GREEN FESTIVAL 公式サイトにて!
どうぞよろしくお願いいたしますっ!

日時|2023年5月13日 15時〜21時

場所|緑の風公園(近鉄久居駅東口すぐ)

詳細|https://greenfes.org/

 


希望の園
シルクスクリーンとポストカード、ポスター展

主催者より
安濃古道具店での作品展、5月は希望の園シルクスクリーンとポストカード、ポスター展を開催します。希望の園に所属するアーティストのシルクスクリーン版画やポストカード・ポスターなどの作品を展示販売します。
希望の園とは松阪市を中心に、障がいのあるアーティストの芸術活動を支援するNPO法人です。多くのアーティスト達が様々な芸術活動を行なっており、その活動は市内・県内だけでなく海外にも広がり、多くの反響と感動を生んでいます。また、芸術活動だけでなく地元小・中学校との交流や地域環境美化活動・国際交流などの社会活動も行なっています。
創造活動や社会活動などを通じて人々の個性を育み活かすこと・一人ひとりを豊かにし生活そのものが芸術になること・地域福祉及び文化の増進に寄与することを目指しています。
https://kibounosono.info/
https://www.facebook.com/kibounosono.info/

日時|5/12(金曜)〜5/30(火曜)
12:00〜18:00/Wed&Thu CLOSED

場所|安濃古道具店
https://www.instagram.com/anou_furudougu/
三重県津市安濃町東観音寺51-3 安濃交流会館2F

 

 


ココカランポ#2

主催者より
作家デビュー100年!
怪奇・推理小説作家の巨匠、江戸川乱歩の生誕地である三重県名張市にて彼の代表作のリーディング公演『ココカランポ』の第二回目が開催決定。
今回は石川県金沢市を拠点に置く、俳優・演出・脚本家「西本 浩明」と舞踏家「松本 拓也」による「芋虫」を上演。
朗読劇を超えた俳優✕舞踏家による表現に注目。

怪奇・推理小説作家の巨匠として知られる江戸川乱歩。彼のルーツである三重県名張市にてリーディング公演イベント『ココカランポ』の第二回目が開催される。
1894年、三重県名賀郡名張町(現・名張市)に平井家の長男として誕生した太郎はのちの江戸川乱歩となるが、残念ながら名張が生誕地であることはあまり広く知られてはいない。
今年は「平井太郎」が作家デビューし、「江戸川乱歩」になってから100周年となる年。
その記念すべき年に合わせて、昨年秋の第一回公演「赤い部屋」に引き続き、地元の有志たちによる実行委員会が全国から選りすぐった実力派の演劇人を誘致し、乱歩作品のリーディング公演の開催を企画。
また公演にあわせ、乱歩が生まれた時代の風情を残す名張の旧町の散策ツアーを行い、街の魅力を再発見、「江戸川乱歩生誕地」という事実を全国にあらためてPRしようというイベントだ。
今回は金沢を拠点に活動する俳優「西本 浩明」と舞踏家「松本 拓也」による「芋虫」(作・江戸川乱歩)を上演。
怪人二十面相や少年探偵団のようなステレオタイプな「乱歩」とは違う問題作を演劇×舞踏によって表現する演出に注目である。
乱歩作品がもつ退廃的な世界感に触れながら、彼が生まれた街で彼の息吹を感じてみてはいかがだろうか。

□出演:西本 浩明 松本 拓也
□演目:「芋虫」(作・江戸川乱歩)
□開催日:2023年5月13日(土)
□会場
名張市 旧細川邸やなせ宿
〒518-0727 三重県名張市新町136
http://www.yanase-shuku.com/

□昼公演
13:00 開場
13:30 開演

□夜公演
18:30 開場
19:00 開演

□ココカランポ実行委員長による町家散策ツアー
※事前予約制無料
15:30-17:00(予定)

□チケット料金
大人    ¥2500
学生    ¥1000
名張市民割 ¥2000
※未就学児の入場不可

□チケット予約
予約フォーム
https://forms.gle/bekxZvJy8p31uuYw9

古書からすうり店頭または電話受付
〒518-0717 三重県名張市中町363
0595-41-1578

□URL
Twitter:https://twitter.com/kococaranpo
Instagram:https://www.instagram.com/kococaranpo/
Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100083834486738

□主催
ココカランポ実行委員会

□お問い合わせ
kococaranpo.nabari@gmail.com

□協力
特定非営利活動法人パフォーミングアーツネットワークみえ

□後援
名張市 名張市教育委員会

□助成
公益財団法人岡田文化財団

 


 

笑顔と緑の音楽祭『HAZE SONIC』

主催者より

【趣旨】自然と人を未来につなげる地域や観光のコミニティフィールドとして波瀬で開放する“THE BIG愛LAND”のオープン記念して開催する“笑顔と緑の音楽祭”。県内外からの来場者に魅力ある波瀬の自然の中で開放感や安らぎを感じてもらい、また地元住民と新しい世代や移住者らとの交流の場として今後地域の活気につなげていこうとする。

【テーマ】“波瀬で遊ぼう“
ただただ楽しい集いの場をもち本来の活気や笑顔に溢れよう。

【内容】県内外の音楽アーティストのライブを中心に「村民カラオケ大会」など地元一般参加によるライブや漫才などのステージ。カラオケ大会参加者募集中!自然派な出店内容の地元生産者を中心とした“香肌ゆかいマルシェ”開催。

【日時】2023年5月28日(日) 11:00〜18:00
※前日当日キャンプ可能 ※要予約(info@bigailand.com)

【開場】THE BIG愛LAND (三重県松阪市飯高町波瀬732)
※駐車場は近隣に特設となります。現場にて係員の指示に従い駐車願います。

【入場】無料
※任意でのカンパは募ります。

【出演】山﨑くるみ(松坂) / 枝毛レノン(四日市) / むーのたね(松坂) /Qjapan(大阪) / jamzIp(神戸) / 佐中コーコー(愛知) / SINMO(大阪) / SEiZI/晴志(ソーセージ)(金沢) / 大島圭太(波瀬) / etc…
※地元高校生らに出演打診中。随時facebookイベントページで発表していきます。

【香肌ゆかいマルシェ】のんびり家 / 亀成園 / 幸せの太陽パン / cafe de HAZERU / のぱころ

【地麦酒】グットウルフ麦酒(東吉野村)

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アウトドアデビューしたい人必見!キャンプスタイルの宿やまがらがオススメの理由@大台町

新緑がきれいで、外で過ごすのが気持ちいい季節ですね。
お弁当持って出かけたり、
バーベキューしたくなったりしませんか?
そして今や空前のキャンプブーム!
今更始められない?でも、今だから始めたい人も多いのでは?

キャンプは虫が苦手だから無理・・とか、小さな子がいるから無理・・と思ったりしてませんか?

今回はそんなモヤモヤを抱える方にピッタリの宿を紹介します!

 

伊勢から車で約1時間半。

あと少し早かったら、ピンク色の桜並木をたくさん見れたのに!と思いながら、山の方に山の方に車を進ませ大台町の道の駅に寄り道し、最後の買い出しを済ませます。
対向車来たらやだな・・というくらいの細い道を経て、たどりついたのは、古民家を改装した、キャンプスタイルの宿やまがら。

ここは一棟貸しの宿。

築100年近い古民家をリノベーションし、地元の木材を使用した木の温かみが感じられるキッチン兼リビングと、清潔感ある寝室。
庭にはウッドデッキと焚き火スペースがあり、キャンプ気分でテントを張りたい人と室内で眠りたい人が一緒に楽しめるスタイルの宿です。


昨年、姉に子供が産まれました。
私にとっては初めての姪っ子。
その小さくて今にも壊れそうだった赤ちゃんも、今や一人でてってと歩き回り、連れて出かけるのは一苦労。・・でも、一緒にでかけたいよね。
ということで、この宿を予約しました。

 

到着後、荷物を下ろすのもそこそこにまずは探検。笑

エアコン付のキッチン兼リビングには大きな机と、ハンモックのようにゆらゆら楽しめるアウトドアチェアー。薪ストーブもありました。
キッチンには冷蔵庫・IHクッキングヒーター・電子レンジ・ケトル・炊飯器・トースター・箸・食器類・スプーン・フォークなど。

基本的には6名分の準備ですので、それより大人数で行く場合は持ち込みとなります。

 

寝室にはベッド4台とコールマンのエアベット2台。
こちらにもエアコンあります。
布団の用意も6名分までなので7人以上の宿泊の場合、寝具等は持ち込みとなります。

今回は大人8人+幼児1人だったのですが、本気のキャンパーがいたので不足分寝具などの準備はお任せ。

こちらは持ち込んだエアベット。今のキャンプ道具は種類が豊富!

お風呂は懐かしいタイル張り、トイレは洋式です。

 

と、ここでそろそろ「ご飯だよー」の声が。
お昼は簡単にカップラーメンです。
お腹を満たして準備して、早めにお肉を焼き始める作戦。

普段あまり食べないけど、たまにみんなで食べると美味しいんだな。

 

縁側のピアノの鍵盤のような塗装が可愛い。
ここからウッドデッキへの出入りが簡単にできます。
この大きなウッドデッキが、最高でした!

バーベキューを楽しむ事ができるのはもちろんですが、公園で遊ぶような簡単なおもちゃを使い大人も身体を使って楽しめます。
例えば雨あがりの地面がまだ湿っている時でも、このウッドデッキで外遊びが可能です。

 

そんな感じで私が宿内を探検中(ただのサボり?)母は持ってきた食材を片付けお肉を準備し、姉夫婦は子どもから目を離す事なく、父や妹達は机や椅子、BBQの道具の準備をしてくれてました(ありがとう!)

ウッドデッキから少し離れた場所に焚き火スペースが。

 

お肉を焼くにはまだ早いと思っていたら、ポツポツーー。

山の天気は変わりやすいというが、その通り。
(ちなみにお邪魔したのは4月上旬。
天気がイマイチだったせいもあるけど、予想より寒くてダウン必須でした。)

 

ならば!と、ここに来て体験したかったアクティビティのひとつ「珈琲焙煎体験」をやることに。

冷蔵庫内に真空状態で保存された生豆を購入し、焙煎機をカセットコンロにセットし、緑色の草っぽい香りの、まだずっしりと重い生豆を焙煎機に入れ中火にかけます。

15分〜20分ほどかかるそうで、ちょっと長いかな?と思いつつも、急いでいるわけでもないので姉と久々のおしゃべりをしながらくるくる回し続けます。

段々と香りが変化してパチパチと小さな音が聞こえ出すと、ほんのり野菜を炒めた時のようないい香りがしてきます。
その内に、コーヒーの周りの薄い皮(チャフといいます)がカセットコンロの周りに羽ばたくように飛び散るのでご注意を。

最初より回し心地もカラカラ軽くなってきます。

そうして、見た目にも分かるくらい色と香りが変化したところで火を止め、一箇所に熱が入りすぎるのを防ぐためにもうしばらく回し続けます。

焙煎終了後の色の変化は一目瞭然。
一つ一つのお豆のサイズも少し大きくなってます。

横では妹がランタンにガスを入れてくれてます。

 

その間に抽出の為にケトルでお湯を沸かしながら、サーバーとドリッパーを準備。

ミルは手動と電動どちらも用意されてたので電動の方を使い、コーヒーを淹れていきます。
焙煎が終わったばかりのお豆にお湯を注ぐともこもこっ!と膨らみ、良い香りが漂います。(本当はもう少し冷やしてからと教えてもらったけど、待てなかった。笑)

ここで抽出の湯量を計測する計りや、電気ケトル以外にコーヒーを抽出する用の口の細いケトルまで用意してくれてあったのが、私的にポイント高い◎!
コーヒー焙煎体験を、最後まで楽しめる心遣いがいっぱいでした。
味は少しあっさりしていて、苦味がなく、ちょっと薄い感じもしましたが飲みやすく美味しかったです!

コーヒー好きなので、レポートに熱が入ってしまいましたが、初めての焙煎体験はとっても楽しかったです。

 

 

日が傾き気温も下がってきたので、焚き火とBBQのスタートです。

今回は事前に下味のつけたお肉をそれぞれジップロックに入れ、スープに使う野菜は刻んで、現場での調理を楽にする為に準備万端にしてやってきました。
が、包丁やまな板の調理器具類も充実しているのでここにきてから調理することも十分可能です。

 

それにしても大人8人分(メンズ4人含)のお肉の量って、想像するのが難しい。
焚き火の方では、さつま芋とじゃが芋を焼き始めました。

そしてここで、もう1つ楽しみにしていたのが「燻製体験」。
地元の木を使った燻製機とチップがあり、チップを購入すれば燻製体験が始められます。

今回はゆで卵とチーズ、あとナッツの燻製を作ろうと燻製機の中の網に並べ、一番下の段に火をつけた炭を置き、その上に燻製チップをかけて煙で燻していきます。

レクチャーしてもらったけど、これがなかなか難しい!

燻製チップをかけることで酸素に触れなくなるのか、火が何度も消えてしまい、なかなかうまくいかず。

気になって何度も見に行く私。

何度も燻製機を見に行っては火を付け直し、やーっとチーズや卵の見た目に変化が。口に入れた瞬間にほんのり燻製の香りが広がり、燻製になってなくもない・・けど、もっと上手にできそう。
またリベンジしたいです。

そうそう、かつお節屋なのでこんなこともやってみました。
野点ならぬ・・野削り?

焼き上がったほくほくのじゃがいもに、削り立てのかつお節とバターと醤油をかけていただきます!これは間違いなく、反則級の美味しさ!

お肉を食べて、焚き火にあたって、お酒もすすんで、会話も弾む。
周囲には人が住んでいないそうなので、子どもが泣いても、気持ちよくなって歌いだしても、遅い時間まで遠慮無く楽しむことができました。

わが家のキャンプの定番メニュー鮭のホイル焼き。

夜の星がすごくきれい!唯一撮れた1枚!

 

 

夜が明けてからは各自、思い思いの時間をすごします。

焚き火をたく人・・自然の音を録りに行く人・・
のんびり朝ご飯を食べる人・・ひたすら眠る人・・

フィールドレコーディング。こんな事するのはogurock しかいません。

 

そんな時間に過ごしてる間に、やまがらの良かった所を聞いてみました!

・古民家を上手に改装しており清潔感があり、おしゃれな空間になっている。

・人の目を気にせずに思いっきり楽しめる。

・自然の中で非日常を味わえる。

・BBQや焚き火などキャンプの楽しみを満喫しつつ、家の中で過ごせるリラックス感も味わえるのが良い。暑い季節や寒い季節もキャンプ気分を楽しめる。

・焙煎体験や燻製体験など雨の日でも楽しめるアクティビティが準備されてるのが嬉しかった!

・紙皿や割り箸じゃなくて、スノーピークのマグや食器が使えるのでこれからキャンプを始めたい人が体験できるのがよい!

このマグ、温かさが本当に長持ちしてびっくり!

小さな子どもを連れて行き感じた点は、絶対に目を離してはダメということでした。
(ここに限ったことではないですが。)

古民家なので土間と床に高低差があったり、ウッドデッキの角や焚き火。
庭に大きめの枝があったり、自然豊かな場所だからこそ、当たり前に危険な箇所もあることを、大人がしっかり理解しておく事が重要だと感じました。

(ちなみに今回は火も使用するので幼児用ハーネスというのを使いました。光るペンライトを背中につけて、暗闇でもどこにいるかすぐわかるように。)

初めてのキャンプデビューでした。

 

このキャンプスタイルの宿やまがらを運営するのは株式会社ロカ。

代表の野呂直宏さんは大台町(旧宮川村)に生まれ、大台町の職員として町の観光事業や過疎化対策の移住政策などの業務を担当されていたそうです。
その後、就職して25年の節目に退職し、一念発起して2020年㈱ロカを設立。
大台町の自然の中で遊ぶことで、日頃の疲れやストレスを「ろ過」できるアクティビティの提供を目指し、会社名にも用いたそう。

今回は体験できませんでしたが、水上のアクティビティも豊富でバイクSUPやステップSUPなどが体験できます。

また、今年になってからボルダリングジムとキャンプを掛け合わせた宿「かわせみ」もオープンされたそうで、今はこの近くで3件目の宿をリフォーム中。
宿泊のお客さんがいる時は、宿から5分ほどの場所で寝泊まりされているそうで、近くにいてくださると聞いて安心しました。

3件目の宿について、野呂さんはこう話してくれました。

「ダムに沈んでしまった村の方が、営んでいた旅館を復活させようとしています。
旅館を改修中、ダムの下に眠る集落の写真も見つかりました。

この場所が、いまはダムとなっている。

沈んだ村の上でサップをして遊び、残してくれた旅館で眠る。
口を揃えて『ダムが無ければ』と過疎になった集落を眺めながら語る老人達もいますが、ダムを活用したビジネスや観光事業で、大台町に関係する人口が増え、若者が都会からここに移り住んでくれたら、私の役目は終わりかな。って思ってます。」

ダムが出来上がるまでに、きっと色んなストーリーがあったんだろうと、胸がきゅっとなる思いでした。
次の宿ができあがったら、またゆっくりお話を聞かせていただきたいです。


今まで知らなかった場所も、楽しい時間を過ごしたり、その土地にまつわるストーリーを聞くと急に親近感が湧いてきませんか?

「ここにくる理由」となる宿や体験は、確実に、この土地と関わりたい!という人を増やすキッカケになると感じました。

 


キャンプスタイルの宿 やまがら
三重県多気郡大台町久豆477-3
 TEL:070ー1849ー9842(8:00-17:00)
https://www.rocaroca.jp
LINE : rocaroca.odai



三重県民的大NEWS!ベビースターラーメン専用日本酒「若エビスタ~」を飲んでみた!@津×伊賀

ここ数日のニュースでご存知の方も多いかもしれませんが、三重県を代表する企業・おやつカンパニー(津市/手島文雄社長)と、今年創業170年を迎えた酒蔵・若戎酒造(伊賀市/重藤邦子社長)の2社による三重県コラボ商品が実現しました!

 

純米吟醸 若エビスタ~/おやつカンパニー提供写真

 

おやつカンパニーの看板商品「ベビースターラーメン」と一緒に楽しむことをテーマに醸された日本酒が4月18日「三重県民の日」に発売になったということで、伊賀市阿保にある若戎酒造へ伺いました。

 

 

若戎酒造は、近鉄大阪線「青山町駅」から徒歩約5分。こちらは事務所で、敷地内に酒蔵、直営ショップがあります。

事務所に入ると正面には、今回のコラボ商品のディスプレイがドーン!!!

 

子どもの頃から慣れ親しんだ「ベビースターラーメン」と、大人になって慣れ親しんだ「若戎」のお酒が一緒に並んでいるパラダイス感。ワクワクがとまりません。

さっそく若戎酒造の重藤邦子社長に今回のコラボの経緯をお伺いしました。

若戎酒造・重藤邦子社長

きっかけはなんとTwitter。

かねてから「ベビースターラーメン」が好きで食べていた重藤社長が、#麺文字(ベビースターの麺を並べてつくる文字)に挑戦して投稿したところ、おやつカンパニーからの反応があったそうです。

若戎酒造Twitter投稿画像より引用

 

おやつカンパニーは「おやつの常識にとらわれず挑戦し続けるベビースターラーメン」ならではのコラボ商品をこれまでも、さまざまな業種と繰り広げてきた歴史があり、お酒で言えばすでに「ベビール」や麦焼酎「ベビースター酎」などがあり、今回のコラボは第22弾になるそう。

すでに多くの酒飲みの方はお気づきだと思いますが、ベビースターラーメンは子供の「おやつ」であり、大人の「おつまみ」なのです。

昨年8月のTwitter投稿をうけて、両社はすぐさま「ベビースターラーメンに合う日本酒」づくりに取り組みます。ベビースターラーメンとペアリングすることに重点をおいて、何度も試飲をしながら、味わいをイチから設計。最終的に三重県産「みえのえみ」を原料米とし、酸に特徴がある三重県酵母MK-5を使用し、伊賀青山高原の湧き水で、オール三重にこだわったベビースターのための1本を仕込みました。

 

純米吟醸 若エビスタ~/500ml1,430円(ベビースターラーメンミニ一袋、お楽しみカード付き)

寒い伊賀の冬を越え、2023年春、ベビースター専用日本酒「純米吟醸 若エビスタ~」が完成。

三重県の2社によるコラボということで、4月18日の「三重県民の日」にあわせてリリース。500ml1,430円(ベビースターラーメンミニ一袋、お楽しみカード付き)。

お楽しみカードの中身は、おたのしみ❤

全国5900本のみの限定販売です。

ベビースターラーメンに合う日本酒の味わい。非常に気になりますよね!?ということで、試飲させていただきました。

ベビースターラーメンをまとったパッケージもカワイイ

!!!!!!!!!!

合う!!!「純米吟醸 若エビスタ~」を口に含み、ベビースターラーメンをパクリ。お酒の酸味がベビースターラーメン(チキン味)の香ばしさと旨味と調和して、お互いの旨さ増し増し!そしてキレがいいので、口のなかがサッと流され、またベビースターラーメンを口へ・・・そしてもう一杯・・・。なんともちょうどよく、どちらかが空になるまで口に運んでしまう・・・なるほど、これがペアリングか!と思わずにはいられない。想像以上に相性がよくてびっくりしました。

味の感じ方は人それぞれなので、これは私の感想ですが、ぜひ実際に体感して欲しいです。

若エビスタ~をPRする重藤社長

購入は東海エリアのスーパーや全国の日本名門酒会加盟店など。さらに地酒専門店などでも飲めるそうです。

「創業170年の節目に、ワクワクするお酒が出来上がりました。思いのほか反響があり、蔵の在庫はもうございません。全国の販売店で見かけたらぜひ手にとってみてください。三重県を代表する企業・おやつカンパニーさんとのコラボで、今まで若戎酒造のことを知らなかった方がお酒を飲んでくださるきっかけになれば嬉しいです」と重藤社長。

ベビースターラーメンファンも伊賀酒ファンも見逃せない、今回のコラボ。三重県民であることが誇らしく感じるニュースでした。


■おやつカンパニー/https://www.oyatsu.co.jp/

■若戎酒造/https://www.wakaebis.co.jp/

「根明な友達と潮干狩り」連載エッセイ【ハロー三重県】第34回

ハネサエ.

海に突き出した半島の生まれだけれど、海が好きだったことなんて一度もなかった。
海はいつも荒々しくて辛気臭かったし、きめの細かい砂は衣類の繊維に絡みついて鬱陶しかった。地元の海でしか見たことがない1ミリほどのぞわぞわした虫がウジ虫みたいに足を這いまわるのも気味が悪くて嫌だった。一体あの虫はなんだったんだろう。

*

三重県で最初に暮らした家は車で3分も走れば海に突き当たった。
防風林を抜けるとこじんまりとした小さな海岸があって、ひっそりとした佇まいがかわいいな、と思っていた。
なんだかいろんなことが不安になったとき、ひとりでふらりと訪れてぼうっと海を眺めると安心した。まだまだ土地勘が鈍く、どこへ行くのも不安だった私が自由に拝める、数少ない世界だったのだ。
地元で海を見て大きいと思ったことがなかったのに、あそこの小さな海岸へ行くといつも「ああ、大きいなあ」と思っていた。そのくらいあの頃、私の世界はうんと狭かったのかもしれない。ひとりで行ける場所と言ったら明和のイオンくらいだったから。あの頃、私は下御糸海岸を「私の海」だと思っていた。

あれから10年経って、私の海はたくさん増えた。
なんと言っても三重県は南北に長く海岸線が続いているから、東に向かって車を走らせれば大抵海にぶち当たる。
好きな海はいくつもあるけれど、ここ2年ほどは御殿場海岸が好きだ。
下御糸海岸のような奥ゆかしさはないけれど、パッと明るい感じがするのと、近くに工場らしきものが見えるのが趣があっていいなと思う。あれは日本鋼管だろうか。
御殿場海岸は海水浴の季節に行くと大変な人なので、いつも9月や10月に子どもを連れて思い出したように遊びに行く。退屈を持て余した土曜日の昼頃とか、そんなとき。
貝でも拾ってお散歩を、と思って行くのだけど、大抵気がついたら子どもたちは足を濡らしてはしゃいで、そのうち跳ね上げた水しぶきで全身が濡れている。けれど、三重県の9月なんてまだまだ温暖だからそれもただ楽しい。
御殿場海岸は遠浅なのがいい。
潮が引いているときに行けば、随分と沖へ向かって歩いたと思ってもまだ足首までしか濡れていない。くるりと海岸を振り返れば、前も後ろも海だらけでびっくりして楽しい。

もちろん、潮が満ちていれば当然それなりに海水浴らしくもなる。
2年前の夏の終わり。夏休みの終わりで退屈した子どもたちと御殿場海岸を眺めに行った。
そこで息子が巨大な流木を発見して、転がして遊んでいるうちに、妙にその流木を気に入ってしまったのだ。
転がしたり眺めたりまたがったりするうちに、その流木に乗って泳ぎ始めた。

流木にまたがって泳ぐ息子を見て、長女や末っ子も真似して流木を探して跨った。私は砂浜に腰かけてただその様子を眺めていたんだけれど、そのうちそれを見ていたよその子どもたちが真似をし始めた。
みんながこぞって流木を引っ張って海に入っていく。
あちこちで流木に跨る子どもが浮いていて、私のすぐ隣では父親の服を引っ張って「あれはどうやってやるの」と訊いている子どももいた。
見ているほうもいい時間だった。

*

先日、その御殿場海岸に潮干狩りに行った。
御殿場海岸と言えば潮干狩り、という人もいるくらい、御殿場海岸は潮干狩りで有名な場所でもある。
すぐ迷子になるタイプの子どもを育てているので、極力人混みを避けて生きているのだけど、友人家族が誘ってくれたので、それでは、と勇気を出して赴いた。御殿場海岸の潮干狩りはすごい人だ、という前情報だけは持っていた。
覚悟をして行ったつもりだったが、予想を上回るほどの人がいた。それはほとんど、テーマパークで、それも都会のテーマパークで、5分おきくらいに迷子のアナウンスが流れるほど、ほんとうに人だらけだった。
なんせ、長女はマイペースだし、真ん中は後ろを振り返らない。末っ子に関してはなぜなのか、迷子になっても大丈夫!といつだって自信満々で、2歳ごろから迷子になった回数は数えきれない。迷子に慣れ過ぎている。
親はと言えば迷子なんて何度経験しても肝が冷える。心臓が何個あっても足りないので、ほんとにやめていただきたいし、何度もこんこんとお話をしているのだけどどうしてなかなか伝わらない。迷子から生還した成功体験を彼らは積み過ぎている。

さて、溢れる人を見た瞬間、私は貝を探すことなど真っ先に頭から消して、「とにかく子どもを見失わない」が一番の目的になってしまった。
貝なんてぎゅーとらで買えばいい。
下しか見ていない子どもを見失わないでいるほうが、貝を探す何倍も集中力を要するに決まっている。
一箇所にまとまっていてくれたらいいものを、子どもたちはそうもいかない。貝を探して下ばかり見ている彼らは迂闊に分散する。
産後間もない友人に代わって連れてきたよその子どももいたので、私が見るべき子どもは全部で5人。彼らの水着の色を脳裏に焼き付けて、常に脳裏の水着と一致する子どもを視界に収め続けるよう努めていた。お察しの通り、海岸にいたほとんどの人が水着らしきものを着ていて、もちろん子どももたくさんいた。ほとんどウォーリーを探すみたいな時間をひたすら過ごした。
眼が少しよくなったかもしれない。

*

そうやって貝を探さず、ひたすらに子どもの水着を追いかけて過ごしたけれど、子どもたちがたくさん貝を獲ってくれたのでバケツの中はそこそこ盛況だった。
獲るだけ獲ったらみんなで階段に腰かけてフランクフルトとおにぎりを食べた。まだまだ貝を獲る人がたくさんあって、彼らを眺めながらお腹を満たした。
御殿場海岸はいつもどこか陽気だ。
人がいるときに行っても、いないときに行っても、いつも明るい感じがする。

私はやっぱり秋の始まりくらいの少し落ち着いた御殿場海岸が好きだから、真夏の御殿場海岸へ行くことはこの先もそうそうないだろう。でも、真夏の陽キャな御殿場海岸が秋頃にすっかり落ち着いて、楽しかった夏の残り香を漂わせているのがまたいいのだ。

御殿場海岸は根明な友達みたいだな、と思っている。

OTONAMIE PUSH EVENT【2023.4.28update】

お寄せいただいたイベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

 


 

希望の園
シルクスクリーンとポストカード、ポスター展

主催者より
安濃古道具店での作品展、5月は希望の園シルクスクリーンとポストカード、ポスター展を開催します。希望の園に所属するアーティストのシルクスクリーン版画やポストカード・ポスターなどの作品を展示販売します。
希望の園とは松阪市を中心に、障がいのあるアーティストの芸術活動を支援するNPO法人です。多くのアーティスト達が様々な芸術活動を行なっており、その活動は市内・県内だけでなく海外にも広がり、多くの反響と感動を生んでいます。また、芸術活動だけでなく地元小・中学校との交流や地域環境美化活動・国際交流などの社会活動も行なっています。
創造活動や社会活動などを通じて人々の個性を育み活かすこと・一人ひとりを豊かにし生活そのものが芸術になること・地域福祉及び文化の増進に寄与することを目指しています。
https://kibounosono.info/
https://www.facebook.com/kibounosono.info/

日時|5/12(金曜)〜5/30(火曜)
12:00〜18:00/Wed&Thu CLOSED

場所|安濃古道具店
https://www.instagram.com/anou_furudougu/
三重県津市安濃町東観音寺51-3 安濃交流会館2F

 

 


 

NETWORKS
Live in Mie 2023

主催者より
NETWORKSのライブのご案内です。NETWORKSはテクノやミニマルの要素も感じられる新しいジャズ系のバンドで、ライブ会場に漂う多幸感から多くのファンを魅了しています。
この日、ロビーではライブ専用のマルシェも開設しています。

開催日時
2023年5月3日(祝)
開場18:00/開演18:30

会場
三重県総合文化センター・小ホール

お問い合わせ
hiranokikakusha@gmail.com
(ひらのきかく舎)

 


ココカランポ#2

主催者より
作家デビュー100年!
怪奇・推理小説作家の巨匠、江戸川乱歩の生誕地である三重県名張市にて彼の代表作のリーディング公演『ココカランポ』の第二回目が開催決定。
今回は石川県金沢市を拠点に置く、俳優・演出・脚本家「西本 浩明」と舞踏家「松本 拓也」による「芋虫」を上演。
朗読劇を超えた俳優✕舞踏家による表現に注目。

怪奇・推理小説作家の巨匠として知られる江戸川乱歩。彼のルーツである三重県名張市にてリーディング公演イベント『ココカランポ』の第二回目が開催される。
1894年、三重県名賀郡名張町(現・名張市)に平井家の長男として誕生した太郎はのちの江戸川乱歩となるが、残念ながら名張が生誕地であることはあまり広く知られてはいない。
今年は「平井太郎」が作家デビューし、「江戸川乱歩」になってから100周年となる年。
その記念すべき年に合わせて、昨年秋の第一回公演「赤い部屋」に引き続き、地元の有志たちによる実行委員会が全国から選りすぐった実力派の演劇人を誘致し、乱歩作品のリーディング公演の開催を企画。
また公演にあわせ、乱歩が生まれた時代の風情を残す名張の旧町の散策ツアーを行い、街の魅力を再発見、「江戸川乱歩生誕地」という事実を全国にあらためてPRしようというイベントだ。
今回は金沢を拠点に活動する俳優「西本 浩明」と舞踏家「松本 拓也」による「芋虫」(作・江戸川乱歩)を上演。
怪人二十面相や少年探偵団のようなステレオタイプな「乱歩」とは違う問題作を演劇×舞踏によって表現する演出に注目である。
乱歩作品がもつ退廃的な世界感に触れながら、彼が生まれた街で彼の息吹を感じてみてはいかがだろうか。

□出演:西本 浩明 松本 拓也
□演目:「芋虫」(作・江戸川乱歩)
□開催日:2023年5月13日(土)
□会場
名張市 旧細川邸やなせ宿
〒518-0727 三重県名張市新町136
http://www.yanase-shuku.com/

□昼公演
13:00 開場
13:30 開演

□夜公演
18:30 開場
19:00 開演

□ココカランポ実行委員長による町家散策ツアー
※事前予約制無料
15:30-17:00(予定)

□チケット料金
大人    ¥2500
学生    ¥1000
名張市民割 ¥2000
※未就学児の入場不可

□チケット予約
予約フォーム
https://forms.gle/bekxZvJy8p31uuYw9

古書からすうり店頭または電話受付
〒518-0717 三重県名張市中町363
0595-41-1578

□URL
Twitter:https://twitter.com/kococaranpo
Instagram:https://www.instagram.com/kococaranpo/
Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100083834486738

□主催
ココカランポ実行委員会

□お問い合わせ
kococaranpo.nabari@gmail.com

□協力
特定非営利活動法人パフォーミングアーツネットワークみえ

□後援
名張市 名張市教育委員会

□助成
公益財団法人岡田文化財団

 


 

おかげ横丁「端午の節句」

主催者より
5月5日の端午の節句に合わせ、おかげ横丁では子供の健やかな成長を祈る催事を行います。独楽やけん玉、節句飾りが並ぶ市が立つほか、鎧武者姿での記念撮影もお楽しみいただけます。
また、4日午後5時ごろからは、伝統的な邪気払いの軒菖蒲を設置します。

開催日時
令和 5 年 4 月 29 日(土・昭和の日)~5 月 7 日(日)
10:00~17:00

開催場所
おかげ横丁一帯

お問い合わせ
おかげ横丁総合案内
0596-23-8838

 


 

笑顔と緑の音楽祭『HAZE SONIC』

主催者より

【趣旨】自然と人を未来につなげる地域や観光のコミニティフィールドとして波瀬で開放する“THE BIG愛LAND”のオープン記念して開催する“笑顔と緑の音楽祭”。県内外からの来場者に魅力ある波瀬の自然の中で開放感や安らぎを感じてもらい、また地元住民と新しい世代や移住者らとの交流の場として今後地域の活気につなげていこうとする。

【テーマ】“波瀬で遊ぼう“
ただただ楽しい集いの場をもち本来の活気や笑顔に溢れよう。

【内容】県内外の音楽アーティストのライブを中心に「村民カラオケ大会」など地元一般参加によるライブや漫才などのステージ。カラオケ大会参加者募集中!自然派な出店内容の地元生産者を中心とした“香肌ゆかいマルシェ”開催。

【日時】2023年5月28日(日) 11:00〜18:00
※前日当日キャンプ可能 ※要予約(info@bigailand.com)

【開場】THE BIG愛LAND (三重県松阪市飯高町波瀬732)
※駐車場は近隣に特設となります。現場にて係員の指示に従い駐車願います。

【入場】無料
※任意でのカンパは募ります。

【出演】山﨑くるみ(松坂) / 枝毛レノン(四日市) / むーのたね(松坂) /Qjapan(大阪) / jamzIp(神戸) / 佐中コーコー(愛知) / SINMO(大阪) / SEiZI/晴志(ソーセージ)(金沢) / 大島圭太(波瀬) / etc…
※地元高校生らに出演打診中。随時facebookイベントページで発表していきます。

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伊勢現代美術館・開館20周年記念イベント

主催者より
伊勢現代美術館・開館20周年記念イベントのご案内
日本とヨーロッパ 16名のアーティスト作品によるグループ展、「日本-ヨーロッパ対話型美術展」に関連した2つのイベントを開催します。
​皆様のご参加をお待ちしております。
…………………………………….
❶ オープニング イベント
​…………………………………….
【開催日時】4月8日(土) 14:00〜
【ご参加費】¥500
​■ ポーランドの画家 ミコライ・ポリンスキーによる、展覧会ガイド
■ ピアニスト 下村美佐 による、展覧会から着想を得たインプロヴィゼーション・ピアノLIVE
■ アーティストトーク
​● 入館料が必要となります。(一般 ¥700 / 学生 ¥500 / 小学生以下無料)
● 予約不要 (当日会場にて受付させて頂きます)
● イベント会場ではマスクの着用をお願いします。​
…………………………………….
❷ 作品発表イベント
​…………………………………….
【開催日時】5月4日(木・祝) 14:00〜
【ご参加費】無料
■ マーティン・リッチズによる、音を奏でる作品 “Thinking Machine”の発表
■ ポーランドの画家 ミコライ・ポリンスキーとのアーティストトーク​
​● 本展を以前にご覧頂いたお客様は入館無料 (以前のご来館チケットをご持参ください)
● 上記以外の方のご参加には入館料が必要となります。
● 予約不要 (当日会場にて受付させて頂きます)
● イベント会場ではマスクの着用をお願いします。

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
https://www.ise-muse.com/event

お問い合わせ
0599-66-1138(伊勢現代美術館)
info@ise-muse.com

 

 


 

皆様からのイベント情報も募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記フォームからイベント情報をお寄せください。

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【陶芸体験】三重県大台町「OLI’S工房」OPEN!フランス人陶芸家による特別な陶芸体験を

フランスから三重県・大台町への移住者、フランス人陶芸家、オリビエ・フックスさんが陶芸体験のできる薪窯工房「OLI’S工房」をオープンしました!

フランス人陶芸家、日本へ

フランス人の父、イギリス人の母を持つオリビエ・フックスさん。

学生時代にフランスの美術専門学校で陶芸を学び、日本の「詫び寂び」といった特有の美意識に惹かれ、1997年に焼き物のまち常滑へ渡ってきました。常滑市陶磁器会館すぐそばに「OLI’S SHOP」を構え自身の焼き物を販売していましたが、中部国際空港セントレアの完成から人口が増え、田舎で暮らしたいと思うように。

妻・美帆さんが三重県鈴鹿市出身であり、実家へも通いやすい田舎であったこと、またオリビエさんの趣味・SUPやカヌーができるフィールド、清流「宮川」の美しさに魅せられたことなどを理由に、2018年に家族で大台町へ移住しました。
JSPA(日本セーフティパドリング協会)認定ガイドでもあるオリビエさん。大雨が降った翌日など、激流の中をガイド仲間で川下り。アウトドアがすぐ間近である大台町での暮らしを楽しんでいるといいます。

日本の伝統技術「焼き締め」

一年ほどかけ、360°山々に囲まれた田園風景の広がる大台町長ケ(なが)という地区に薪窯工房「OLI’S工房」をDIYで構え、作品制作をスタート。

2023年、その工房で陶芸体験ができるようになりました。

焼き物は一般的に、粘土で形成し乾かした後、水の浸透を防ぎ強化するため、光沢の出る「釉薬」をかけて焼かれます。オリビエさんの作品は、釉薬を使わない日本の伝統技術「焼き締め」という作り方。3日間もの間、窯に薪をくべ続け、1200℃を越える高温でしっかり焼き上げます。

体験では体験では「電動ろくろ」か「手びねり」かを選択し、教わりながら粘土を造形していきます。作品は後日オリビエさんにより焼成され、1~3ヶ月で仕上がります。


日本の伝統技術「焼き締め」により現れる土の表情の力強さ。薪が灰になり、窯の火で含まれている成分が溶け出し、作品の表面に現れる美しさ。

ユネスコエコパークのまち大台町の自然の中、フランス人陶芸家、オリビエ・フックスさんの薪窯工房で特別な陶芸体験をお楽しみください。

日本語・英語・フランス語対応。

体験詳細

【料金】税込4,000円(2名様~)
仕上げ作品の追加2点目から+2,000円/1点 ※作品の送料はお客様負担となります。

【定員】2~5名(要相談)
※対象年齢おおむね8歳以上

【予約方法】大台町観光協会へ2日前までにお電話でご予約下さい。
・ご希望日時
・お名前
・人数
・お電話番号
をお伝えください。
TEL.0598-84-1050

【集合場所】奥伊勢テラス(三重県多気郡大台町佐原663-1)
大台町長ケにある「OLI‘S工房」へご案内します。

 

私も「OLI‘S工房」で陶芸を体験してきました。フランスの文化を教わったり、オリビエさんの持ち物だという裏にある山も案内してもらったり…文化交流しながら自然を満喫。

日常を忘れて心も体も解放される、そんなゆったりとした時間を過ごすことができました。自分で作った焼き物は一生の宝物です。

▼OLI’S工房での陶芸体験はこちらの動画でチェック!

俺は江戸っ子に行く。春ブリヤバイ!港町尾鷲で愛される居酒屋。

はじめてこの店に来たのは、仕事で尾鷲に行ったとき。せっかく港町にいるのだから美味しい魚が食べたいと、尾鷲の友人に聞いたらここだった。次にこの店に連れてきてくれたのは、漁協の職員。そして今回も漁協の職員と訪れた。

魚にうるさい地元の人もおすすめする店、江戸っ子。カウンターと奥にはテーブル席、2階には宴会席があるらしい。
店を切り盛りするのは野間 凌さんと祖母の悦子さん。大阪の学校で料理を学んだ凌さんは、祖父が亡くなった後に二代目になった。
カウンターにはお年を召した恰幅のよい常連さん。ビールをグイッと飲み干し、あては刺身。美味しいとも、旨いとも言わずにつまんでいる。そんな港町の日常。

この日は撮影のロケで、夜中に津を出て早朝からベテランカメラマンや若手の映像クリエイターと共に、尾鷲や熊野など東紀州地域の山中を駆け回っていた。体力的にキツい仕事だったが「俺は仕事が終わったら江戸っ子に行く。江戸っ子に行く。江戸っ子に」と呪文のように心のなかで唱え、なんとか踏ん張った。

店に入ると集合時間より15分早く着いたという漁協職員。生ビールを片手に「おすすめは注文しといたから」と心強い言葉。付き出しをつまみながらビールを流し込む。
俺は江戸っ子にいるんだ。
疲れ切っていた意識が、みるみる回復するのを感じる。

尾鷲に来たなら、刺身を食べなければ話にならない。今は3月。東紀州名物の春ブリが採れ始める時期である。

刺し盛りが届くと目配せをし、迷うことなく春ブリをいただく。黒潮に揉まれて脂の乗った産地で食べる春ブリは、旨いとかまずいとか、そういう次元ではない。
震えるレベルだ。
残念ながら同席している動画クリエイターは刺身が苦手。いや、答志島トロさわら、あのりふぐ、伊勢まだいの刺身は、過去にロケで食べて感動していた(高級魚はイケる!?)。ならば尾鷲の春ブリはイケるのか?
「カツオみたいな味ですか?それは無理かも・・」
カツオに失礼ではないかと突っ込みたくなるが、すかさず漁協職員は
「ええから、喰ってみ。ええから」
とすすめる。
「めっちゃ旨いです!なんすか?これ!めっちゃ旨い!」
ちなみに若い彼は語彙力こそないが、映像を作らせたら大手企業も呻らせる実力派。

アジのなめろう、アヒージョと、酒が進めば会話も弾む。今日あったできごと、最近の尾鷲での話題。なつかしい共通の友人のこと。話は尽きることがない。

3月といえば同じく、東紀州の紀北町で採れる幻の牡蠣「渡利がき」のシーズンでもある。海水と淡水の間にある汽水域で育つ渡利がきは、牡蠣独特の雑味がなくクリアな味わい。

フライにすると熱が加わり、クリーミーな食感と旨味が凝縮される。
うん!旨い!

この日、店を予約したときに注文していたのが、こちらも尾鷲名物のガスエビ。足が早く、痛みやすいので地元以外ではあまり出回らない海老の一種。噛みしめると溢れる、甘エビのような甘味と濃厚な旨味。
やはり!旨い!

夜も更けてきて、そろそろ締めの時間。どの料理で締めようかとメニューを見る。「やっぱりあれやろ」と言わんばかりに、漁協職員はニヤニヤしている。そう、江戸っ子のたまごサンドを食べずにこの店を出るのはオススメできない。

ふんわり食感の大きめの出汁巻きと薄めのパン。たまごサンドの黄金比だと思う。
旨い!

会計をして店をでるとき、常連同士がカウンターで世間話をしながら刺身をつまんでいる。やはり美味しいとか、旨いとかは言わない。この美味しさのクオリティが港町の常識なのかと思うと、また尾鷲に行くのが愉しみになるのでした。

 


 

江戸っ子
尾鷲市栄町6−9
tel 0597-22-2666
IN https://www.instagram.com/edokkoowase

 

OTONAMIE PUSH EVENT【2023.4.21update】

お寄せいただいたイベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

 


 

NETWORKS
Live in Mie 2023

主催者より
NETWORKSのライブのご案内です。NETWORKSはテクノやミニマルの要素も感じられる新しいジャズ系のバンドで、ライブ会場に漂う多幸感から多くのファンを魅了しています。
この日、ロビーではライブ専用のマルシェも開設しています。

開催日時
2023年5月3日(祝)
開場18:00/開演18:30

会場
三重県総合文化センター・小ホール

お問い合わせ
hiranokikakusha@gmail.com
(ひらのきかく舎)

 


ココカランポ#2

主催者より
作家デビュー100年!
怪奇・推理小説作家の巨匠、江戸川乱歩の生誕地である三重県名張市にて彼の代表作のリーディング公演『ココカランポ』の第二回目が開催決定。
今回は石川県金沢市を拠点に置く、俳優・演出・脚本家「西本 浩明」と舞踏家「松本 拓也」による「芋虫」を上演。
朗読劇を超えた俳優✕舞踏家による表現に注目。

怪奇・推理小説作家の巨匠として知られる江戸川乱歩。彼のルーツである三重県名張市にてリーディング公演イベント『ココカランポ』の第二回目が開催される。
1894年、三重県名賀郡名張町(現・名張市)に平井家の長男として誕生した太郎はのちの江戸川乱歩となるが、残念ながら名張が生誕地であることはあまり広く知られてはいない。
今年は「平井太郎」が作家デビューし、「江戸川乱歩」になってから100周年となる年。
その記念すべき年に合わせて、昨年秋の第一回公演「赤い部屋」に引き続き、地元の有志たちによる実行委員会が全国から選りすぐった実力派の演劇人を誘致し、乱歩作品のリーディング公演の開催を企画。
また公演にあわせ、乱歩が生まれた時代の風情を残す名張の旧町の散策ツアーを行い、街の魅力を再発見、「江戸川乱歩生誕地」という事実を全国にあらためてPRしようというイベントだ。
今回は金沢を拠点に活動する俳優「西本 浩明」と舞踏家「松本 拓也」による「芋虫」(作・江戸川乱歩)を上演。
怪人二十面相や少年探偵団のようなステレオタイプな「乱歩」とは違う問題作を演劇×舞踏によって表現する演出に注目である。
乱歩作品がもつ退廃的な世界感に触れながら、彼が生まれた街で彼の息吹を感じてみてはいかがだろうか。

□出演:西本 浩明 松本 拓也
□演目:「芋虫」(作・江戸川乱歩)
□開催日:2023年5月13日(土)
□会場
名張市 旧細川邸やなせ宿
〒518-0727 三重県名張市新町136
http://www.yanase-shuku.com/

□昼公演
13:00 開場
13:30 開演

□夜公演
18:30 開場
19:00 開演

□ココカランポ実行委員長による町家散策ツアー
※事前予約制無料
15:30-17:00(予定)

□チケット料金
大人    ¥2500
学生    ¥1000
名張市民割 ¥2000
※未就学児の入場不可

□チケット予約
予約フォーム
https://forms.gle/bekxZvJy8p31uuYw9

古書からすうり店頭または電話受付
〒518-0717 三重県名張市中町363
0595-41-1578

□URL
Twitter:https://twitter.com/kococaranpo
Instagram:https://www.instagram.com/kococaranpo/
Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100083834486738

□主催
ココカランポ実行委員会

□お問い合わせ
kococaranpo.nabari@gmail.com

□協力
特定非営利活動法人パフォーミングアーツネットワークみえ

□後援
名張市 名張市教育委員会

□助成
公益財団法人岡田文化財団

 


 

おかげ横丁「端午の節句」

主催者より
5月5日の端午の節句に合わせ、おかげ横丁では子供の健やかな成長を祈る催事を行います。独楽やけん玉、節句飾りが並ぶ市が立つほか、鎧武者姿での記念撮影もお楽しみいただけます。
また、4日午後5時ごろからは、伝統的な邪気払いの軒菖蒲を設置します。

開催日時
令和 5 年 4 月 29 日(土・昭和の日)~5 月 7 日(日)
10:00~17:00

開催場所
おかげ横丁一帯

お問い合わせ
おかげ横丁総合案内
0596-23-8838

 


 

笑顔と緑の音楽祭『HAZE SONIC』

主催者より

【趣旨】自然と人を未来につなげる地域や観光のコミニティフィールドとして波瀬で開放する“THE BIG愛LAND”のオープン記念して開催する“笑顔と緑の音楽祭”。県内外からの来場者に魅力ある波瀬の自然の中で開放感や安らぎを感じてもらい、また地元住民と新しい世代や移住者らとの交流の場として今後地域の活気につなげていこうとする。

【テーマ】“波瀬で遊ぼう“
ただただ楽しい集いの場をもち本来の活気や笑顔に溢れよう。

【内容】県内外の音楽アーティストのライブを中心に「村民カラオケ大会」など地元一般参加によるライブや漫才などのステージ。カラオケ大会参加者募集中!自然派な出店内容の地元生産者を中心とした“香肌ゆかいマルシェ”開催。

【日時】2023年5月28日(日) 11:00〜18:00
※前日当日キャンプ可能 ※要予約(info@bigailand.com)

【開場】THE BIG愛LAND (三重県松阪市飯高町波瀬732)
※駐車場は近隣に特設となります。現場にて係員の指示に従い駐車願います。

【入場】無料
※任意でのカンパは募ります。

【出演】山﨑くるみ(松坂) / 枝毛レノン(四日市) / むーのたね(松坂) /Qjapan(大阪) / jamzIp(神戸) / 佐中コーコー(愛知) / SINMO(大阪) / SEiZI/晴志(ソーセージ)(金沢) / 大島圭太(波瀬) / etc…
※地元高校生らに出演打診中。随時facebookイベントページで発表していきます。

【香肌ゆかいマルシェ】のんびり家 / 亀成園 / 幸せの太陽パン / cafe de HAZERU / のぱころ

【地麦酒】グットウルフ麦酒(東吉野村)

お問い合わせ
Facebookイベントページ
https://fb.me/e/uFnuUdP8

 


 

伊勢現代美術館・開館20周年記念イベント

主催者より
伊勢現代美術館・開館20周年記念イベントのご案内
日本とヨーロッパ 16名のアーティスト作品によるグループ展、「日本-ヨーロッパ対話型美術展」に関連した2つのイベントを開催します。
​皆様のご参加をお待ちしております。
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❶ オープニング イベント
​…………………………………….
【開催日時】4月8日(土) 14:00〜
【ご参加費】¥500
​■ ポーランドの画家 ミコライ・ポリンスキーによる、展覧会ガイド
■ ピアニスト 下村美佐 による、展覧会から着想を得たインプロヴィゼーション・ピアノLIVE
■ アーティストトーク
​● 入館料が必要となります。(一般 ¥700 / 学生 ¥500 / 小学生以下無料)
● 予約不要 (当日会場にて受付させて頂きます)
● イベント会場ではマスクの着用をお願いします。​
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❷ 作品発表イベント
​…………………………………….
【開催日時】5月4日(木・祝) 14:00〜
【ご参加費】無料
■ マーティン・リッチズによる、音を奏でる作品 “Thinking Machine”の発表
■ ポーランドの画家 ミコライ・ポリンスキーとのアーティストトーク​
​● 本展を以前にご覧頂いたお客様は入館無料 (以前のご来館チケットをご持参ください)
● 上記以外の方のご参加には入館料が必要となります。
● 予約不要 (当日会場にて受付させて頂きます)
● イベント会場ではマスクの着用をお願いします。

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
https://www.ise-muse.com/event

お問い合わせ
0599-66-1138(伊勢現代美術館)
info@ise-muse.com

 


 

吉田 佳代子 作品展
“ つむぐ ”

主催者より
吉田佳代子にとって作品を創るということは「つむぐ」ことであり、つむぐことは重ねていくことだと言います。三原色の線や面が重なり現れてくるモノトーンの世界は、まるで物憂い世相を表現しているかのようです。一方で、鮮やかな色が溶け合う作品は、その混迷から解き放たれた世界感をイメージしているのではないでしょうか。今回の展示はリトグラフだけでなく、水性木版に油性エッチングを重ねた作品や、コラージュを施したモノタイプなど作家の力量を感じる作品が揃いました。この機会にぜひご覧ください。

日時
2023年4月8日(土)~23日(日)
12:00 – 18:00 火・水定休

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
http://www.studiorokyo.com/pg4787952.html

お問い合わせ
侶居
510-0061 三重県四日市市朝日町1-13
tel. 059-340-9172

 


 

皆様からのイベント情報も募集しています!

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地球食@名張

某友人から「地球食、食べに行こう〜!!」

地球食⁈ちきゅうしょく⁈何⁈と思いながら、よくわからないけどなんだか惹かれる‼︎と思い「行く!行く!」と返事したのが、ちきゅう食との出会い。

「地球食」って何?と聞いてみると、「ビーガンのカフェだよ!」という事で地球食に行ってきました♪

着いてみてわかった事は、Be Happyちきゅう食という名前のお店。私はずっと地球食というお料理の名前だと思ってました(笑)

中に一歩入るとこれまた不思議な雰囲気。アジアン?アフリカン?多国籍な感じ。

店内にはハンドドラムやジャンベなどの楽器も置いてある!

ちょうどお店の方とお話しする機会があったので、このお店やこのお店をやっている方にも興味津々で色々と地球食について聞いてみました。

このお店のコンセプトは…?

「今世界で起こっている様々な問題や課題を「食」を通して意識し、皆が良い未来へと向かっていけるきっかけの場でありたい。と考えています。」
「メニューには地産地消を心掛け、旬の食材を直接地元生産者様から仕入れることで流通などで発生する環境負荷をなるべく抑えれるよう努めています。スパイスやナッツなど輸入食材は出来る限り産地を訪問し、現地生産者との交流を大切にしています。地球を守るのではなく、常に私達は地球に守られているという意識を大事にしています。」
(地球に守られている…なんだか考えさせられますね。)

人気メニューは⁇

「ランチは主にスパイスやハーブを使用した創作ヴィーガンメニューです。週替わりランチプレート”yoga lunch plate heaven”。卵、乳製品、小麦、砂糖を使わず、非加熱で調理したrawケーキ
、自家製米粉を使用したグルテンフリーの米粉マフィン、メニューの全てはヴィーガン(完全菜食)で使用する食材は無農薬または減農薬、非遺伝子組み換え食品、フェアトレード、化学調味料、白砂糖不使用です。」(こだわりがすごい‼︎)
さっそくカレーを注文!

ビーガンのイメージを覆すボリューム!お肉を使っていないと聞いていたので、あっさりしているのかと思っていましたが、全くそんな事なくスパイスの香りが漂うコクうまのお味。

食べ終わる頃には、お腹いっぱいで食べきれないかと思ったくらい!

「ベジタリアンはもちろん、アレルギーなどの食事制限、宗教観、倫理観などどんどん多様化する人々の価値観ですが、一つのテーブルを囲み皆が食を楽しみ交流できる場所とメニューをこれからも提供していきたいです。」

「以前は、”たましいの里まつり”という名前でお店がある名張市滝之原地区の村おこしイベントを2009年から2019年までスタッフ含め1000人規模のお祭りを毎年秋に開催していました。自身が火を扱ったファイヤーダンサーということもあり、国内外で活動するパフォーマーの方々やミュージシャンのステージの他、仮想コンテストや盆踊り、マルシェを中心に地元の方々と共に開催してましたが、10回開催を区切りに今現在は開催していません。移住や農業、商売を始めた方など、祭りをきっかけに地域にも少しですが変化が生まれたと思います。
現在、店舗では季節によりますが、自身のファイヤーパフォーマンスショーやゲストに大道芸やマジシャン、ミュージシャンを招いてショーやライブを開催しています。そしてもう少し広く手軽に、ヴィーガンの事を知って貰いたいと最近オンラインストア開設しました。オリジナルレトルトカレーやひよこ豆ペーストなど、ヴィーガン食品のネット販売始めましたので、ご興味ある方は、ホームページ覗いてみて下さいね。」
とても優しい気持ちになり、お店の名前の通りご機嫌になる事が出来るお店でした⭐︎
お店の場所は、ほんとにこんなとこにあるの?という場所ですが、本当にお店あります!


Be Happyちきゅう食
https://chikyushoku.raku-uru.jp/

OPEN DAY
木、金、土 11時~16時
Thu, Fry, Sat, 11am to 4pm
季節により変更あります。詳しくはinstagrum またはFacebook でご確認ください。

どんぶりパーティーで地元民歓喜の声、 ローカルスーパー「つるや」の15周年イベントに行こう!

私が松阪市飯高町のローカルスーパー「つるや」に興味を持ったのは、インスタグラムでつるやの海鮮丼を見つけたからだった。山間部で美味しい海の幸が食べことができるなんて!感激してしまって、インスタグラムに投稿したことを覚えている。

※過去に投稿したものです。価格は変わっています。

店舗はこちら。道の駅飯高駅の近く、新鮮ya!つるや!が目印。

宮本店(本店)もあります。

 

丼物はとにかく種類豊富。こちらはチキンカツ甘酢タルタル丼!

安定の天丼!

デミオム丼、手作りエビクリームコロッケ乗せ!
特製ハンバーグとエビフライの洋食丼!
よっちゃんキムチを使ったビビンバ丼!
丼、丼、丼♡

どれも店内で丁寧に手作りしている感じがたまらない。

 

丼物担当のスタッフさんをご紹介。地元民の胃袋を掴んで離さない、こちらの美人コンビ。店長の谷口さん(写真左)とベテランスタッフの泉谷さん(写真右)。

谷口店長:鮮魚もお客さんに喜んでもらってますが、丼物と惣菜も人気ですね。お米はつるやの自家製なんです。水が綺麗な宮本や七日市地区で作ってるんで、酢飯もですけど、お米が美味しいって言われます。

1日に5、6回来店するおじいちゃんもいれば、市街地で働く地元の若者が、仕事帰りに寄ってくれるのだという。市街地なら大手スーパーやコンビニが多数あるのでは?

手書きがかわいい。

谷口店長:スタッフや他のお客さんとの会話を楽しんでいるお客さんが多いです。この店がそうゆう場になっているのが嬉しいですね。

お客さんと会話が弾む泉谷さん。

なるほど。ここは老若男女問わず、地元民の憩いの場にもなっているのだ。情報共有の場でもあり、核家族化や単身高齢者の増加が進むこの地域のセーフティーネットにもなっているのだろう。家から近くて、広すぎない店内はシルバーカーを押して歩く高齢者にも優しい。一人分のお惣菜、どれを買おうかと悩んでいる時「今日はこれが美味しいよー!」と優しく声をかけてくれる、いつもの店員さん。素晴らしきローカルスーパーつるや!

 

そして来たる4月22日は、15周年イベント開催!海鮮丼と天丼のどんぶりパーティー!22日はつるやへGO!

つるやのInstagramより


おまけ:つるやで買った駄菓子を持って、大人遠足。

これからのシーズン、ツツジが美しい松阪市飯南町の富士見ケ原へ。山頂付近まで車で行くことができる。道が狭いので、注意を促す親切な看板があちこちに立っている。

ちなみに「まくれるぞよ」とは「転げ落ちるよ」の方言。

何だろう、看板が訛りまくっている。「わっけん」はすごいという意味なので、わっけもねえぞは、えらいこっちゃ…みたいなニュアンスのはず。

そんなこといわれても。見ちゃうなあってゆう看板。

いいこと書いてありそうなのに、木で見えない残念な看板も。

頂上付近の駐車場に到着!きらきらした新緑が気持ちいい。

ドウダンツツジが見頃でした。ツツジの開花はこれから。

心地のいい木漏れ日の中、頂上まで遊歩道を歩いていく。

そして、展望台に到着!!

立派な展望台があります。

ちょっと歩いただけなのに、見晴らしサイコー!

展望台からの景色。

さて、つるやで買った駄菓子を広げます。

ビッグカツだと思って買ったら、アイドルかつ?でした。私が好きなのは断然、モロッコヨーグル!駄菓子ってなんだかワクワクしませんか。

 

新緑やツツジの綺麗な心地良い季節。つるや15周年イベントへぜひお越しください。

 


つるや宮前店

松阪市飯高町宮前281−3
T E L:0598−46−7030
Instagram:https://www.instagram.com/tsuruya7030

BARのカレーって旨そうやん。火曜・水曜のランチ限定「カレーショップすずき」

大門にあるバー「和院」。
今年の1月から「カレーショップすずき」の名でランチ営業しています。
営業日は毎週火曜と水曜の11:30〜14:00のみ。

メニューはカレー一択。
オーナー鈴木さんのカレーへのこだわりが感じられます。

具が溶けるほどじっくり煮込まれたカレーライス。
スパイスが効いているのですが、あとから野菜と肉から出た甘味と旨味が口の中に広がります。これは辛いのが苦手な人もイケるレベルの辛さ。

サラダと食後のドリンクがついて¥1380-
あと、先着でに来店特典が付きます。

この日の特典はソーセージ。


エビフライの日もありました。これは当たり!


店内はオーナーのクセが効いたおしゃれな雰囲気。
カレーを食べながら競艇をパブリックビューイング。
もちろん昼呑みもOK。

夜は本来のbar「和院」としてオーナーシェフのこだわりの料理とお酒が楽しめます。
JAZZが流れる大人なお店。

△ビーフカツサンド
これと赤ワインの組み合わせは優勝。


△雲丹クリームパスタ
これでもかってほどの雲丹。

店の名前の通り、オーナーこだわりのイタリアワインが揃っています。
一見強面のオーナーですが、話しかければ気さくに料理に合うワインを提案してくれます。

お昼のカレーも美味しいですが、夜のbarもおすすめです。
一人でしっぽりカウンターでワインなんかもいかがでしょうか?


和院
三重県津市22-6 前田ビル1F
tel 059-224-3605
in https://www.instagram.com/wine1968_tsu_city_japan/
▽カレーショップすずき
営業時間:11:30〜14:00(火曜・水曜のみ営業)
▽bar和院
営業時間:18:00〜24:00(Lo23:00)
定休日:日曜・水曜

 

移住って、遠くに行く事だと思ってませんか? 県内移住という新しい選択肢。

昨年、OTONAMIE にて募集していた
移住者と地域をつなぐ人づくり講座
 Local School Field Mie
 ローカル スクール フィールド ミエ」に参加させて頂きました。

その時の募集記事はこちら(昨年の記事で、募集は終了してます。)

参加する前は「何が学べるんやろ?」って思いながら、初めての人、場所が苦手なのでどきどきしてました。

県内の色んな地域づくりに取り組む方からのお話や、
現地での体験等を踏まえてディスカッションを行い、
地域づくりのノウハウを習得するとともに、つながりを構築する。


実際に行って見てみよう!
自分にできること、考えてみよう!

そんな仲間といっしょに地域づくりをたのしく学ぼう!
という内容の講座で、
私は実践編の全5回に参加させていただきました。

ゆるゆるとみんな興味のあるとこへ。街を散策。

 

参加しようと思ったキッカケは、
今住んでいる主に伊勢市中心部にもたくさんの空き家があり、この空き家、住むことも引き継ぐことも活用することもされずに朽ち果てて行くのか・・?
市内に空き家はあるのに、家を建てたい人の土地がなくて次の世代(主に結婚した後の20代後半〜30代の)が近隣の街に出て行く。
これって悪循環だよなー。と思ったことです。

 

空き家バンクってどうなってるの?
市はどんな対策してるの?
伊勢市以外の、もっと人口の少なくなっている市町村はどんな対策をとっているの?
そもそも、街づくりや地域活性化をしてる人は、どうやって行政と連携してるの?と、わからない事だらけ。

「移住、空き家、地域活性化、地元活用」などのキーワードと「実際の現場」の繋がりが私は全くわからなかったのです。

 

この講座では、いきなりの漁船に乗る体験と街並み散策をした鳥羽市に始まり、南伊勢町でも漁船にのり(笑)街全体を家と見立てて空き家の活用を学びました。
地域の資源を活用しながら、移住者がじわじわ増えている多気町丹生と、今観光に力を入れてることも知らなかった地元の明和町。
クリエイターが中心となり空き家の対策やリフォームの相談を受けたり、観光案内所のスタッフがもはや街の有名人という大台町。
最後は桑名市で、今回のスクールの振り返りをして半年間の講座終了!というものでした。

とっても面白い経験をさせて頂き、自分の見解が広がったことは言うまでもありません。
全ての回の感想を書きはじめると長くなるので、割愛させていただきますが・・。

鳥羽にて、漁船の上から牡蠣の養殖イカダを見せていただいたり。

 

今回これに参加させて頂き、わかったことは「答えは1つじゃない」ということでした。

移住してきて、これじゃまずい。と思って動いた方もいたし、
動き始めていたら行政から何かしらの業務委託されたという方もいたし、
行政側の視点から入り、今民間で活動してる方もいました。

大台町から見る、清流宮川。

 

移住や空き家というキーワードが以前よりも身近になってきた私の近くに、実は移住を経験された方がいました。
伊勢市内から、多気町丹生に移住された方が。

県外の方が落ち着いた土地に住みたいと移住を検討したり、そろそろ親の近くに・・と、Uターンで移住を考える人が多いイメージでしたが、三重県内の移住ってあまり聞いた事がなかった私。

県内で移住を決めたキッカケや、苦労したこと、実際に生活してみてどうなのか、今なら聞けるかも!と思い、今回取材をお願いしました。

下司恭子さん。

コロナ禍になってすぐ、何か始めようと音楽に手を出した私。
音楽全く初心者の私に根気よくピアノを教えてくれた、ピアノの先生で、ピアニストとして、ライブやホテルでのラウンジ演奏など活躍されています。

伊勢市で生まれ育ち、進学と共に名古屋へ。
ワーキングホリデーでオーストラリアで生活したり、家族の都合でバリ島で生活した経験も。
帰国後実家のある伊勢で暮らすも、老後まで住みたい場所はどこかな・・と考え、移住先を探し始めたそうです。

 

・移住先は元々、多気町丹生地区と決めてたのですか?

下司さん:「全然そんな事はなく、横輪の桜を見に行った時に【あ、私こんな山の近くに住む!】って直感的に思ったんさ。
玉城町、多気町、度会町、松阪市・・辺りで探し始めて、子どもの志望高が決まってくるにつれエリアが絞られてきて、以前丹生のあじさい祭りに来た時にすごく土地の印象が良くて丹生で探し始めたの。」

 

結構ざっくりしている・・。
というのが私の印象。笑

そして、移住先を丹生に決めた下司さんが、先に丹生に移住した人から言われた言葉。

「とにかく足しげく丹生に通いなさい。」

その土地の空気感や、歩いて生の情報を得にいく事が大切だと。

 

だから下司さんは何もなくても丹生に通い、歩きまわる時間がない時は金川珈琲(2020年にオープン。東京から丹生に移住してきた方が開いたお店)でコーヒーを飲んで帰るだけと、いうことも多かったそうです。

そして、ある日「区長さん」という存在を知る。

その日も金川珈琲でコーヒーでほっと一息ついた後、その近辺を歩いていたそうです。
そして出逢った人に「この辺りに住みたくて空き家を探している・・」と話すと、「そんなら区長さんとこ行きない」と言われたそう。

そして丹生区役所に行き、無事区長さんと対面。

下司さん:「とにかく『区長さん』の存在を知ってからは、めっちゃ早かったの!
区長さんはその地区のことをよく知ってて、どこが空き家になっているかも把握していたから、条件を話して、そこから家が決まるまではあっという間だった!」

今もよく行くという金川珈琲さん。

 

「区長さん」・・って、私は初めて聞く呼び方だったのですが、要はその地域のことをよく知っている、自治会町さんです。
(渋谷区とかの区長さんとは違うんです。)
その町によって独特の呼び方があると思いますが、丹生では「区」という呼び方で、その地域に住む時に「区費」というお金を年間で払う必要があったり、であい(お寺や公園の掃除など、寄り合って地域のことをすること)があったりするそうです。

ちなみに私が育った明和町の団地でも公園の草抜きをしたり、自治会費も払ってましたし、伊勢市ではお木曳に向けて積立したり、粗大ゴミの回収をしてくれたり。
アパートやマンションだとその呼び方は共益費になると思いますが、要はその地域を守り良くしていく為に、自分達でお金を出し合ってく仕組みや組織の名称が違うってことだと思いました。

地域によって呼び方が違うから、最初はちょっと戸惑うかもしれませんが、移住を考えてる方は、最初にこの辺りのことも知っておくと不安が軽減されるかも。

 

 

・移住先が決まってからの苦労はありましたか?

下司さん:「土地を購入する時の手続きがめちゃくちゃ面倒くさかった。
色んな場所に行って、話を聞いてなんとか終わらせたけど、全部終わった今でも、うまく説明はできないかも。笑
あとは、家が広い上に片付けがされてない状態で買ったので、人の生活が丸ごと残ってた家の片付けが大変でした。
友達に来てもらったり、色んな人に手伝ってもらいました。」

使い物にならない大量の畳やゴミたち。

 

そうそう、私も家が決まった後のこの片付け中のタイミングで、下司さんの家の片付けを手伝いに行ってました。
1年ちょっと前くらい。

作業後のお茶タイム。右側、めっちゃ目をつぶってるのが私です。

 

床は浮いてるし、白アリもきてるし、階段はぎしぎしと音をたてて、畳も使えない古さで・・ここだけの話、本当に住めるの!?って思いました。
しかも、業者さんを入れずに知り合いと一緒に自力でリフォームしてるというから、ますます心配になります。

でも、ゴミを捨て、床を貼ったり、壁を塗ったり、砂利を入れて庭の整備をしたりして、目標をしていた、息子さんの高校入学のタイミングの1週間ほど前にはシステムキッチンが入り、なんとか住めるまでにリフォームを完了させるというスゴ技。

 

そこまでしてこの場所が良かった理由のひとつに、「はなれ」があったこと、があるそうです。

ピアノの先生である下司さんは、住む場所の他にピアノ教室にできる場所もほしくて、それが叶う条件はこの場所以外になかったそう。
どんなにリフォームが大変でも「ここに住みたい!」という思いの強さが、周りを動かすまでの行動力になっていたのかもしれません。

 

色々な工事を終え、今は猫ちゃんも快適そうに暮らしている。

 

下司さんのピアノ教室【フレンドリーPIANO】は現在3歳〜72歳までの幅広い年齢の方が通っています。

クラシックピアノだけじゃなく、JAZZやポピュラーミュージック、コードも学べるのが特徴。
コンサートも定期的に開催しているので、本番を経験すると度胸もつき、拍手をもらえてモチベーションがあがる、そんなピアノ教室です。
月謝制でなくワンレッスン制もあるので、自分のスケジュールのタイミングでレッスンを入れられるのが大人の方でも通いやすいと好評だそうです。
(レッスンの問い合わせはフレンドリーPIANOのInstagramか公式ラインからどうぞ!)

 

・丹生で暮らしてみて、どんな変化を感じましたか?

下司さん:「たまたまかもしれないけど、ここの地域の人たちは穏やかで過干渉じゃないの。
移住してきたからって白い目でみる人もいない。
息子も友達の家族に一緒にスキーに連れて行ってもらったり、家族ぐるみのお付き合いもあるけど、面倒臭くない。その距離感がちょうど良くて、私には居心地がいいかな。
あ、でも冬はめちゃくちゃ寒かった。初めてスタッドレスタイヤにしたの!
あとは、新しい生徒さんと出逢えたのも、変化のひとつかな」

田舎あるある。ご近所さんからのお裾分けが大ボリューム。

丹生で暮らしはじめてから、ちょうど1年。
ご近所さんとの関係が深まったり、季節ごとに変わる土地の香りを楽しんだり、伊勢市内では見られなかったような花や虫がいたり、色んな変化を楽しんでいる下司さん。

一方で、多少時間はかかるけれど行きなれた美容院やご飯屋さん、ピアニストとしての仕事先は今まで通りの場所に行けるし、会いたい時に友達にも会える距離。
1から全部の新しい関係を作るわけではないから、大きくストレスがかかることも少なかったそうです。

県内移住は新しい選択肢のひとつかもしれない。と、今回お話を聞いて思った私です。
暖かくなってきたし、気になる土地があれば、一度足を運んでみるのもいいかもしれません。

 

2023年春、牡丹を観に行こうと考えている方はこちらで気軽に楽しめます! ~長島水辺のやすらぎパーク~

春は花の季節、牡丹は元々中国が原産とのことですが、花が大きく幾重にも重なる姿は、まさに花の王様と呼ばれるほどの気品と風格を漂わせています。

 

そんな「花の王様」とも称される牡丹を気軽に楽しめるスポットの紹介です。

場所は桑名市「長島水辺のやすらぎパーク」。

 

昨年の2022年4月中旬に訪れていましたので、今年の2023年は牡丹を観に行こうと考えていらっしゃる方は、是非参考にしてみてください。
(取材は2022年の取材のため、昨年と状況が異なるところもあるかもしれませんが、2023年もぼたん園は開催されるとのことです)

 

「長島水辺のやすらぎパーク」は、木曽三川の長良・揖斐川と木曽川との間にあって、長島リゾートが経営する「なばなの里」の近くにあります。

 

隣接した駐車場がありますが数台とのことでしたので、国道1号線沿いある約50台停められる駐車場を利用しました。

 

駐車場のそばには長島川という川があって、川沿いには遊歩道があります。

 

この遊歩道を5分ほど歩くと・・・

 

着きました!!

 

白や赤、ピンクや紫の牡丹の花が咲いていて感動!!

 

それに、着いた途端に味わう牡丹の花の香りがすごい!!

写真や文章ではお伝え出来ないのが残念なのですが、
上品な香りがふわ~~っ、あっちでもこっちでも、ふわ~~っ、ふわ~~っと、牡丹ってこんなに香りがするんだ!!っと思えるくらい見事でした。

 

美しい女性を例えた「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という言葉があるように、気品があって華麗なお花ですね!!

 

黄色の牡丹もあるんですね!

黄色の牡丹は他の色の牡丹に比べて、咲くのが少し遅いそうですが、見に来られたご夫婦方が「黄色ももう咲いてるな。」とおっしゃられてました。

 

 

管理されているのはNPO法人木曽三川環境保全機構で、事務局長をされている加藤さんと伊藤さん(同性お二方)、そして、牡丹の時季にはボランティアガイドをされている稲垣さんにお話を聞くことができました。

 

このやすらぎパークは流れ着く流木をチップ化することをされてる事業をされている中、このパークを管理することになったということで、併せて旧武家屋敷を改修した昔の佇まいの風情を楽しめる休憩施設があります。

 

レトロな雰囲気を保ったままの家具や照明、

この時期は、ボランティアガイドの稲垣さんが撮影された写真も飾られていて、室内を華やかにしてくれていました。

 

庭園も整備されていて、ツツジ科のミヤマキリシマが満開でした。

 

見学は無料で、牡丹や庭を見ながらほんとに安らげますね!
まさに、やすらぎパークといったところです。

 

でも、管理は大変ご苦労されているようです。

やすらぎパークには約200本の牡丹があるとのことですが、デリケートなお花なので、いくらかは枯れてしまい毎年40本ほどは植え替えをされているとのことです。

 

運営協力金箱が設置されていますので、ささやかながらでも是非とも協力したいですね!

このやすらぎパーク、今回、牡丹の時季に訪れましたが、2月頃から6月頃までは、他にもお花を楽しめるとのことです。

 

牡丹の前は、早咲きの桜の河津桜。

牡丹の後は、藤、芍薬、カキツバタ(武家屋敷の裏庭)、紫陽花、蓮、そして柳の緑へと、楽しめるとのことです。

ちなみに、訪れた日は、牡丹のほかにも藤が咲き始めていました。

 

ちなみに、2023年の牡丹は4/15頃が見頃の予想で、押し寿司などの販売も計画されているとのことですので、長島水辺のやすらぎパーク、ご興味がありましたら、是非、訪れてみてくださいね。

長島水辺のやすらぎパーク/桑名市 (kuwana.lg.jp)

場所はこちら 35°05’25.6″N 136°42’18.2″E – Google マップより

 

OTONAMIE PUSH EVENT【2023.4.6update】

お寄せいただいたイベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

 


 

笑顔と緑の音楽祭『HAZE SONIC』

主催者より

【趣旨】自然と人を未来につなげる地域や観光のコミニティフィールドとして波瀬で開放する“THE BIG愛LAND”のオープン記念して開催する“笑顔と緑の音楽祭”。県内外からの来場者に魅力ある波瀬の自然の中で開放感や安らぎを感じてもらい、また地元住民と新しい世代や移住者らとの交流の場として今後地域の活気につなげていこうとする。

【テーマ】“波瀬で遊ぼう“
ただただ楽しい集いの場をもち本来の活気や笑顔に溢れよう。

【内容】県内外の音楽アーティストのライブを中心に「村民カラオケ大会」など地元一般参加によるライブや漫才などのステージ。カラオケ大会参加者募集中!自然派な出店内容の地元生産者を中心とした“香肌ゆかいマルシェ”開催。

【日時】2023年5月28日(日) 11:00〜18:00
※前日当日キャンプ可能 ※要予約(info@bigailand.com)

【開場】THE BIG愛LAND (三重県松阪市飯高町波瀬732)
※駐車場は近隣に特設となります。現場にて係員の指示に従い駐車願います。

【入場】無料
※任意でのカンパは募ります。

【出演】山﨑くるみ(松坂) / 枝毛レノン(四日市) / むーのたね(松坂) /Qjapan(大阪) / jamzIp(神戸) / 佐中コーコー(愛知) / SINMO(大阪) / SEiZI/晴志(ソーセージ)(金沢) / 大島圭太(波瀬) / etc…
※地元高校生らに出演打診中。随時facebookイベントページで発表していきます。

【香肌ゆかいマルシェ】のんびり家 / 亀成園 / 幸せの太陽パン / cafe de HAZERU / のぱころ

【地麦酒】グットウルフ麦酒(東吉野村)

お問い合わせ
Facebookイベントページ
https://fb.me/e/uFnuUdP8

 


 

三重のもめん展

主催者より
丈夫で吸水性がよい上、夏は涼しく冬はあたたかい「もめん」は、古くから生活の中で重宝されてきました。三重県では「松阪もめん」「伊勢もめん」「市木木綿」など、今も変わらぬ製法でもめんが織り継がれています。
県内3地域のもめんそれぞれの魅力を発信します。

日時
2023年4月6日(木)~19日(水)

場所
赤福 本店別店舗

三重のもめんを使った箱鈴つくり体験
日時
2023年4月8日(土)、9日(日)、15日(土)、16日(日)
9:00~17:00

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
https://okageyokocho.com/main/works/momenten/

お問い合わせ
もめんや藍
伊勢市宇治中之切町77
tel. 0596-23-8809

 


 

伊勢現代美術館・開館20周年記念イベント

主催者より
伊勢現代美術館・開館20周年記念イベントのご案内
日本とヨーロッパ 16名のアーティスト作品によるグループ展、「日本-ヨーロッパ対話型美術展」に関連した2つのイベントを開催します。
​皆様のご参加をお待ちしております。
…………………………………….
❶ オープニング イベント
​…………………………………….
【開催日時】4月8日(土) 14:00〜
【ご参加費】¥500
​■ ポーランドの画家 ミコライ・ポリンスキーによる、展覧会ガイド
■ ピアニスト 下村美佐 による、展覧会から着想を得たインプロヴィゼーション・ピアノLIVE
■ アーティストトーク
​● 入館料が必要となります。(一般 ¥700 / 学生 ¥500 / 小学生以下無料)
● 予約不要 (当日会場にて受付させて頂きます)
● イベント会場ではマスクの着用をお願いします。​
…………………………………….
❷ 作品発表イベント
​…………………………………….
【開催日時】5月4日(木・祝) 14:00〜
【ご参加費】無料
■ マーティン・リッチズによる、音を奏でる作品 “Thinking Machine”の発表
■ ポーランドの画家 ミコライ・ポリンスキーとのアーティストトーク​
​● 本展を以前にご覧頂いたお客様は入館無料 (以前のご来館チケットをご持参ください)
● 上記以外の方のご参加には入館料が必要となります。
● 予約不要 (当日会場にて受付させて頂きます)
● イベント会場ではマスクの着用をお願いします。

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
https://www.ise-muse.com/event

お問い合わせ
0599-66-1138(伊勢現代美術館)
info@ise-muse.com

 


 

吉田 佳代子 作品展
“ つむぐ ”

主催者より
吉田佳代子にとって作品を創るということは「つむぐ」ことであり、つむぐことは重ねていくことだと言います。三原色の線や面が重なり現れてくるモノトーンの世界は、まるで物憂い世相を表現しているかのようです。一方で、鮮やかな色が溶け合う作品は、その混迷から解き放たれた世界感をイメージしているのではないでしょうか。今回の展示はリトグラフだけでなく、水性木版に油性エッチングを重ねた作品や、コラージュを施したモノタイプなど作家の力量を感じる作品が揃いました。この機会にぜひご覧ください。

日時
2023年4月8日(土)~23日(日)
12:00 – 18:00 火・水定休

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
http://www.studiorokyo.com/pg4787952.html

お問い合わせ
侶居
510-0061 三重県四日市市朝日町1-13
tel. 059-340-9172

 


 

皆様からのイベント情報も募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記フォームからイベント情報をお寄せください。

掲載申込みフォーム

G7三重・伊勢志摩交通大臣会合開催地の魅力発信!Welcome to Mie The Sun’s Domain

写真:英虞湾(志摩市)

English

写真:清流 宮川(大台町)

豊かな自然と神話が息づく三重県。
日本には近代化を実施した19世紀後半まで、約1000年続いた68の国が存在しました。国ごとに独自の文化や歴史を持ち、三重県は4つもの国(伊勢・伊賀・志摩・紀伊)が共生する国内でも珍しい県です。そして今も独特な文化が県内各地に息づいています。
南北に長い三重県の地形は、西部一帯に山が連なり、東部は伊勢湾と熊野灘、南部は紀伊山地とリアス海岸があります。命の母である海では太陽の力で蒸発した潮水は雲になり、山に降った雨は養分を含む水となり、野に流れ、海に流れ着きます。その過程で農作物や畜産物、海では食物連鎖をつくり多用な海産物が育ちます。地形と自然がもたらす恵みの水が多くの命を育む三重県は「美し国」と呼ばれています。
伊勢の国は江戸中期から明治期(1651〜1912年)に、日本全国から伊勢神宮に参る「お伊勢参り」が大流行し、今も年間観光客数が1,000万人を超えることもある日本の一大観光地です。
国土の大部分が山であり、海に囲まれた島国日本。自然への畏怖や畏敬の念を大切にする日本人の心。豊かな食材や自然、そして古からの信仰が根付く三重県は、まるで美しき日本の縮図のようです。

 


伊勢志摩

伊勢市
玉城町
度会町
鳥羽市
志摩市
南伊勢町

内宮参道 写真提供:神宮司庁

伊勢神宮
日本人の心のふるさとと称され、約2000年の歴史を持つ伊勢神宮。日本人の総氏神と崇められる「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」を祀る皇大神宮(こうたいじんぐう)(内宮)と、衣食住、産業の守り神「豊受大御神(とようけのおおみかみ)」を祀る豊受⼤神宮(とようけだいじんぐう)(外宮)へは、国内外から多くの人々が参拝に訪れています。

「参道の真ん中に生えている樹木」
人の主体的より自然との調和を重んじる日本人の精神を感じられる。

90代の元海女・野村レイ子さん 磯てぬぐいにはセーマンの印
風光明媚なリアス海岸の英虞湾
伊勢海老アメリカンソース
鮑ステーキ/MIKIMOTO真珠
海女小屋/和食の旨味 かつお節のいぶし小屋

伊勢神宮では、年間1500もの神事が執り行われますが、最も重要な行事は10月の神嘗祭(かんなめさい)で、初穂を神に奉納し、自然の恵みに感謝します。
また、志摩地方は古代から平安時代(〜1192年)まで皇室・朝廷へ海産物を献上していた御食つ国です。日本最大の湾である伊勢湾の湾口に位置し、森の養分を多く含んだ水が流れ込み、海藻が育ち、豊富なプランクトンは小魚の餌になります。リアス海岸の岩礁に棲む伊勢海老や、海藻をエサとする鮑の産地として全国的に有名です。
鮑や海藻を素潜りで獲る2000年以上の歴史を持つ海女の人数は日本では最多で、魔除けの印、セーマン・ドーマンを身に付けたり、灰を額に付けて安全を祈る儀式を行うなどどこか神秘的です。
御木本幸吉が真珠養殖に世界で初めて成功した地で、今もこの地域では養殖真珠が盛んで、世界中の人々を魅了しています。伊勢志摩は戦後初の国立公園に指定され、旅行客が集うリゾート地として発展し、食材の宝庫であることから美しい自然と美食を求めて多くの人が訪れます。

 

Tourist Attractions

「夫婦岩」
二見浦に夫婦のように鎮座する伊勢志摩を代表するスポット

「おかげ横丁」
伊勢神宮内宮前にあり、江戸や明治期の雰囲気が味わえる土産物や飲食店街

「漁業体験」
漁師と一緒に漁船に乗り込み漁などを体験できる

 


北勢

いなべ市
桑名市
東員町
菰野町
木曽岬町
朝日町
川越町
四日市市
鈴鹿市
亀山市

茶畑(四日市市)

伊勢茶
世界に広がりつつある抹茶。三重県産の抹茶も海外に輸出され、カフェなどで使われています。三重県で生産されるお茶の総称は「伊勢茶」で生産量は全国3位。なかでも北勢地域で生産される「かぶせ茶」の国内シェアは日本一を誇ります。

「茶畑に囲まれた古民家カフェ」
かぶせ茶の産地で茶畑を眺めながらお茶を愉しむことができます。

四日市萬古焼
繊細な文様の伊勢形紙
創業100余年の料亭でいただくハマグリ料理
旨酒鈴鹿国と呼ばれる鈴鹿の酒/日本建築の美を今に伝える組子
桑名宗社に所蔵されている村正 画像提供:桑名宗社(春日神社)/伝統を継承しつつカラーの墨も展開する鈴鹿墨

多くの伝統的な産業が今に生きる北勢地域。国指定伝統的工芸品である四日市萬古焼は、100社以上の窯元があり、なかでも土鍋の生産高は、国内産土鍋の約80%を占めています。
鈴鹿市で生産される鈴鹿墨と伊勢形紙も国指定伝統的工芸品です。鈴鹿墨の発祥は延暦年間(780年頃)で、上品で深みがあり発色が良いことから多くの書道家が愛用しています。1500年代の後半には始まっていたとされる伊勢形紙は、0.1㎜以下にもなる細やかな彫刻を施した形紙で、美しい文様に染め上げた着物は国内外で愛されています。
こちらも繊細な職人の技が生きる組子は、神社仏閣や住居などの建具として使われ、光と影を取り込む日本家屋の特徴を利用し、見る者を感動させます。桑名市では昔、刀を生産しており、刀好きの間で名高い宝刀「村正」が実在しています。
また、木曽三川の養分豊富な水が流れ込む干潟で育つハマグリや、海外からも多くの注文が集まる日本酒ZAKUが有名です。

 

Tourist Attractions

「鈴鹿サーキット」
F1日本グランプリなどが開催される国際レーシングコースや遊園地、ホテルなどがあるレジャー施設

「東海道 関宿」
街道の宿場町として賑わった昔ながらの街並みが残る観光地

「湯の山温泉」
開湯1300年の歴史があり三重県を代表する御在所岳山麓の温泉街

 


中南勢

津市
松阪市
明和町
多気町
大台町
大紀町

すき焼き(松阪市)

松阪牛
肉の芸術品と評される松阪牛は、日本で一番の人気を誇る最高級和牛です。本場では、個室のお座敷で炭火を使って仲居さんが目の前で作る、すき焼きが人気です。また地元では下町焼き肉文化があり、鶏の焼き肉も親しまれています。

「松阪の下町焼き肉文化」
地元で愛されている鶏焼肉。若鶏や親鳥、部位の味の違いを愉しめる。

紺色で縦縞のストライプ柄が美しい松阪木綿
真宗髙田派本山 専修寺
2022年の斎王まつりの様子
色数が豊富な擬革紙/県外からも釣り人が訪れる宮川
丸太を掘ったカヌーも楽しめる櫛田川/三重の木をつかった作家の食器

県都・津市や松阪市は城下町として栄え、お伊勢参りの参宮街道は多くの参拝者で賑わいました。人が集まると同時に情報も集まり、江戸(現:東京)での木綿着物の需要をいち早く知った松阪や津の商人は木綿商として成功し豪商に発展しました。
津市にある真宗髙田派本山「専修寺(せんじゅじ)」は、高田本山の名で親しまれ、如来堂、御影堂は国宝に指定されています。 明和町には伊勢神宮の天照大御神に仕える未婚の皇族女性「斎王」が暮らしていた遺跡「斎宮跡」があります。動物の皮を紙で模した擬革紙(ぎかくし)は斎王のまちで殺生はしないという理由で作られましたが、今はSDGs的な観点で海外からも注目が集まっています。
西側は山が連なり、林業や昔ながらの田舎暮らしが残っています。清流日本一に選ばれた宮川や櫛田川の景観は美しく、カヌーやSUP、渓流釣りなどを楽しむ人たちが訪れます。

 

Tourist Attractions

「豪商のまち松阪」
旧長谷川治郎兵衛家や旧小津清左衛門家など豪商の邸宅を見学できる

「美杉いなかツーリズム」
津市山間部、美杉町の田舎暮らしをまるっと体験できる

「大杉谷」
日本三大渓谷のひとつで近畿の秘境と呼ばれ、登山客が訪れる

 


伊賀

伊賀市
名張市

忍者の実演(伊賀市)

忍者
忍者の里、伊賀市にある伊賀流忍者博物館には国内外から多くの観光客が訪れ、からくり忍者屋敷での忍者の実演などを楽しんでいます。また、映画やアニメではわからない忍者の本質について理解を深めることができます。

「伊賀流忍者博物館」
資料館では忍者の忍術や火薬の調合など本来の忍者の姿が学べる。

国指定伝統的工芸品 伊賀焼
赤目四十八滝
G7伊勢志摩サミットで提供された伊賀地域の酒蔵の日本酒
伊賀牛ヒレ肉ロースのバター焼/上野天神祭のダンジリ行事
国指定伝統的工芸品 伊賀くみひも/上生菓子をつくる和菓子職人

四方を山で囲まれた盆地に位置する伊賀地域は約400万年前、琵琶湖の底であったことから、採取される粗土が陶器づくりに向いており、無骨で力強い伊賀焼独特の肌合いになります。山から流れる豊富な水、粘土質の土壌、寒暖差など地域の風土を生かした酒や米づくりも盛んで、酒蔵は10軒も現存しています。都市部のレストランでは幻の和牛と称される伊賀牛の産地でもあり、仕入れは肉屋が直接牛舎にて1頭買い付ける独特のスタイル。そのほとんどが地域内で消費されています。芳醇な香りとコク、柔らかな肉質、赤身と脂肪のバランスがよく、和牛本来の上質な味わいは食通を呻らせます。
伊賀は城下町で戦火を逃れたこともあり風情ある町並が残り、和菓子店が多いのも特徴。職人がヘラ1本で仕上げる上生菓子からは、四季を感じます。
名張市にある赤目四十八滝は、かつては修験者が修行を行った場所で、23瀑もの滝を見ることができます。

 

Tourist Attractions

「伊賀上野城」
約30mの高さを誇る石垣に天守閣がそびえ立つ

「陶芸体験」
伊賀焼の本場で陶芸体験ができる

「ぶどう狩り」
ぶどうの産地である名張市ではぶどう狩りやイチゴ狩りが人気

 


東紀州

紀北町
尾鷲市
熊野市
御浜町
紀宝町

丹倉神社(熊野市)

原始自然信仰
古来から巨岩や山、海など人知を超えた雄大な自然を神聖視する自然信仰がありました。 日本人の根底にある自然への畏怖や畏敬の念は、深い山々と黒潮洗う海が間近に迫る紀伊半島に色濃く残っています。

「花の窟(はなのいわや)神社」
神々の母である伊弉冊尊(イザナミノミコト)の御陵。御神体は高さ45mもの巨大な磐座。

山の中に石畳みが続く趣きのある風景の熊野古道伊勢路
海と山のダイナミックな自然が織り成すリアス海岸の風景
小さな漁村の狭い路地は写真映えするフォトスポット
地元で消費される希少なガスエビの造り/尾鷲わっぱの弁当箱
三重ブランド認定品 熊野地鶏/様々な柑橘類

聖地熊野三山への参詣道「熊野古道」は世界遺産に登録され、三重県には「熊野古道伊勢路」があります。江戸時代から、お伊勢参りの後に伊勢路を通って熊野三山へ向かう熊野詣が盛んになりました。熊野古道は、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路と同様に歩ける世界遺産であり、国内だけでなく海外からも観光客が訪れます。
周辺のリアス海岸沿いに点在する小さな漁村には、山と海に挟まれた僅かな土地に、昔ながらの家屋が所狭しと建ち並ぶ日本の海沿岸部の原風景が残っています。漁業が盛んなこの地域では、多くの魚種が水揚げされ、珍しい魚種も食されています。東紀州地域はヒノキを中心とした林業も盛んで、加工産業もあり、伝統技法の尾鷲わっぱなどが人気です。
また、世界最大規模の海流「黒潮」が運ぶ温暖な風と、燦々と降り注ぐ太陽の力で様々な柑橘類が生産されています。その柑橘をエサに加え、のびのび育てる地鶏「熊野地鶏」は弾力に富み、地鶏本来のコクと風味があることが特徴です。

 

Tourist Attractions

「鬼ヶ城」
世界遺産に登録されているリアス海岸を象徴する自然の造形美

「トロッコ電車」
温泉とホテルを結ぶ小さな電車はかつて鉱山労働者の通勤で使われていた

「楯ヶ崎観光遊覧船」
熊野灘にそびえ立つ楯ヶ崎や日本の青の洞窟と称されるスポット巡り

 


 

 

詳しくはこちらから簡単アクセス

三重県
https://www.pref.mie.lg.jp

伊勢志摩観光コンペティション機構
https://www.pref.mie.lg.jp

志摩市
https://www.city.shima.mie.jp

三重県観光連盟
https://www.kankomie.or.jp

三重の食結び
https://www.shoku.pref.mie.lg.jp/jp/

 


 

【発行】
三重県雇用経済部
G7交通大臣会合推進プロジェクトチーム

514-8570 三重県津市広明町13番地(本庁8階)

この記事は令和5年3月20日時点の情報をもとに作成しています

 

English

 

 

Welcome to Mie The Sun’s Domain

写真:英虞湾(志摩市)

Japanese

Photo: Miya River (Odai Town)

Mie Prefecture is a land of abundant nature and mythology.
Until Japan’s modernization in the late 19th century, there were 68 provinces that existed in the country for approximately 1,000 years.Each of these provinces had their own distinct culture and history, with Mie Prefecture rare in that it was home to four provinces (Ise Province, Iga Province, Shima Province, and Kii Province).Their unique cultures are still alive and well in the prefecture. Mie Prefecture, which is long vertically, is characterized by mountains in the west, Ise Bay and the Kumano Sea in the east, and the Kii Mountain Range and the ria coastline in the south.In the ocean – the mother of all life – tidal water evaporated by the sun turns into clouds, which falls as rain on mountains, becoming nutrient-containing water that flows into fields and back into the ocean.This process is what allows for the cultivation of crops and animal products, and what sustains the food chain in the ocean, as well as its myriad seafood products.The bountiful water brought about by the topography and abundant nature of Mie Prefecture, cultivates a rich array of life that has earned the prefecture the nickname, the “Land of Beauty.” Ise Province was a major tourist destination in Japan from the mid-Edo Period to the Meiji Period (1651-1912), when pilgrimages to the Ise Jingu from all throughout Japan became very popular, and is still a major tourist destination even now, with the region sometimes getting upwards of 10 million tourists a year. The island country of Japan, covered in large part by mountains and surrounded by ocean. The Japanese spirit, which emphasizes a sense of awe and reverence for nature. Mie Prefecture, with its abundance of food and nature, and its deeply-rooted beliefs, is like a microcosm of the beautiful country of Japan.

 


Ise-Shima

Ise City
Tamaki Town
Watarai Town
Toba City
Shima City
Minamiise Town

Naiku Pilgrimage Path @Jingu Administration Office

Ise Jingu
Ise Jingu has a history of about 2,000 years and is known as the homeland of the heart of the Japanese people. Many people from Japan and abroad come to worship at Kotaijingu (Naiku), which enshrines Amaterasu Omikami, revered as the guardian of Japan, and at Toyo’uke-daijingu, which enshrines Toyo’uke-no-Omikami, the guardian deity of clothing, food, shelter, and industry.

“A tree growing in the middleof the approach to the shrine”
You can feel the Japanese spirit of valuing harmony with nature over human subjectivity.

Reiko Nomura, a former ama diver in her 90s. Her Iso towel (head towel worn by ama) has the “Seman” mark on it.
The scenic ria coastline of the Ago Bay.
Japanese spiny lobster with sauce américaine
Abalone steak/MIKIMOTO pearls
Dried bonito flake ibushigoya (smokehouse)/Ama Huts

At Ise Jingu, as many as 1,500 religious events are held annually, and the most important one is the Kanname-sai Festival in October, where people contribute the first rice crop of the year to the deities and give thanks for the blessing of nature. The Shima region is also known as Miketsukuni, where seafood was presented to the Imperial family and court from ancient times to the Heian period (~1192). Located at the mouth of Isewan, Japan’s largest bay, the region’s forest’s nutrient-rich water flows into the water, fostering the growth of seaweed and abundant plankton that feeds small fish. The region is famous nationwide as a production area for Japanese spiny lobsters that lives on the reefs of the ria coast and abalone that feeds on seaweed. The number of Ama (women divers), who have a history of more than 2,000 years of catching abalones and seaweed by free-diving, is the largest in Japan. They have a somewhat mystical aura to them as they wear Doman Seman, a sign to ward off evil, and perform rituals to pray for safety by placing ash on their foreheads.This was also where Kokichi Mikimoto became the first in the world to succeed in pearl farming. The practice still thrives in the region today, with people all over the world drawn to the area’s pearls. With Ise-Shima National Park established as Japan’s first post-war national park, the region evolved into a resort area, full of tourists. The area – with its treasure trove of ingredients – is visited by many people who come seeking the region’s beautiful nature and delicious food.

 

Tourist Attractions

“Wedded Rocks”
One of Ise-Shima’s most famous tourist attractions – rocks in Futamigaura that appear almost like a married couple.

“Okage Yokocho”
A gift shop and restaurant district located in front of the Inner Shrine of the Ise Jingu, that gives you a glimpse into life during the Edo and Meiji Periods.

“Fishing Experience”
Go on a fishing boat with some fishermen to try fishing and more.

 


Hokusei

Inabe City
Kuwana City
Toin Town
Komono Town
Kisosaki Town
Asahi Town
Kawagoe Town
Yokkaichi City
Suzuka City
Kameyama City

Tea plantation (Yokkaichi City)

Ise Tea
In recent years, matcha green tea has been growing more and more popular across the world.Matcha green tea produced in Mie Prefecture is also being exported overseas, to be used in cafes and more.“Ise tea,” the generic name for tea produced in Mie Prefecture, is the third most-produced tea in Japan.In particular, Mie Prefecture boasts the top domestic market share for kabuse tea – produced in the prefecture in the Hokusei region.

“Cafe in a traditional Japanese home surrounded by tea plantations”
Enjoy some tea while gazing out over the teaplantations of this kabuse tea production area.

Yokkaichi banko ware
Ise katagami stencils, with their delicate patterns.
Hard-shell clam dishes served at a restaurant that boasts over 100 years of history
Sake from Suzuka City, renowned for its exquisite flavor /Kumiko works, which convey the beauty of traditional Japanese architecture
The Muramasa katana, part of the collection at the Kuwana Shousha Shrine Photo by: Kuwana Shousha Shrine (Kasuga Jinjya Shrine)/Suzukasumi ink, which passes down the traditions of Japanese sumi ink while also offering color versions of the ink.

The Hokusei region is even now home to many traditional industries.Yokkaichi banko wares, which are a nationally designated traditional craft product, comprise approximately 80% of the shipment value of donabe earthenware products produced in Japan, with over 100 companies manufacturing them. The suzukasumi ink and Ise katagami stencils produced in Suzuka City are also nationally designated traditional craft products.Suzukasumi ink, which originated in the Enryaku Era (around 780), has been favored by many calligraphers for its elegance, depth, and boldness.Ise katagami stencils, which are thought to have come about in the late 1500s, are stencils that feature engravings as fine as 0.1 millimeters or less. The beautifully-patterned kimonos dyed using these stencils are adored people both in Japan and overseas.Another kind of craft that requires delicate craftmanship is kumiko, which were used as fittings in shrines, temples, and residences. The manner in which kumiko works utilize the light and shadow that characterize Japanese homes evokes a sense of wonder.Kuwana City was once a production area for katanas, with the Muramasa katana – famous amongst katana aficionados – located in the city even today. The city is also famous for its hard-shell clams, which grow in tidal flats fed by the nutrient-rich waters of the Kiso Three Rivers, and the ZAKU brand of sake, which sees many orders even from overseas.

 

Tourist Attractions

“Suzuka Circuit”
Leisure facility that includes an international racing track that hosts the F1 Japanese Grand Prix and other events,as well as an amusement park, hotels, and other facilities.

“Sekijuku (Tokaido)”
A tourist destination that retains the traditional townscape from when the town prospered as a highway “post town.”

“Yunoyama Hot Springs”
The most famous hot springs town in Mie Prefecture,established 1,300 years ago and located at the base of Mt. Gozaisho.

 


Chunansei

Tsu City
Matsusaka City
Meiwa Town
Taki Town
Odai Town
Taiki Town

Sukiyaki (Matsusaka City)

Matsusaka Beef
Matsusaka beef, described as a work of meat “art,” is the highest-quality, most popular beef in Japan.A popular way to enjoy the beef in Matsusaka City itself is sukiyaki, prepared in front of you over a charcoal fire by an attendant in a private room. There is also a culture of enjoying yakiniku downtown, with chicken yakiniku popular as well.

“Yakiniku culture in downtown Matsusaka”
Chicken yakiniku is a favorite of locals. Savor the difference in flavor between younger and older chickens, and the various different parts.

Matsusaka cotton, with its beautiful, navy blue vertical stripes.
Senjuji Temple (Head temple of the Shinshu Takada school)
Saio Festival in 2022
Gikakushi paper in a variety of colors/People even come from outside of the prefecture to fish at Miya River
Traverse the Kushida River in a canoe dug out of a log/Tableware made by a craftsman using wood from Mie Prefecture

The prefectural capital of Tsu City and Matsusaka City thrived as castle towns, with the Sangu Kaido Road full of worshippers on their way to the Ise Jingu.Where there are people, there is information, and the merchants of Matsusaka City and Tsu City, who were one of the first to learn about the demand for cotton kimonos in Edo (now Tokyo), found success and wealth as cotton merchants. Senjuji Temple, located in Tsu City, is the head temple of the Takada school of Shinshu Buddhisim, and is known as Takada Honzan. The Nyoraido and Mieido are designated national treasures. Meiwa Town is home to the ruins of the Saiku, which housed the Saio – an unmarried princess of the imperial family who served Amaterasu Omikami at the Ise Jingu.Gikakushi paper, which imitates animal skins using paper, originated here – due to the slaughtering of animals not being permitted under Saio. Recently, however, this paper has garnered attention even from overseas for its significance towards the SDGs.To the west are mountains, with their forestry and traditional, rural ways of life.Miya River and Kushida River – designated the clearest rivers in Japan – boast stunning scenery, with visitors coming to canoe, SUP, go mountain stream fishing, and more.

 

Tourist Attractions

“Matsusaka, town of wealthy merchants”
Take a tour around the residences of wealthy merchants such as the former Hasegawa Jirobei familyand the former Ozu Seizaemon family.

“Misugi Inaka Tourism”
Experience all of rural life in Misugi Town – a mountainous area of Tsu City.

“Osugi Valley”
One of the “Three Major Valleys of Japan.” Referred to as an “unexplored area” of the Kinki region, and popular with hikers.

 


Iga

Iga City
Nabari City

Ninja performance (Iga City)

Ninja
The Iga-ryu Ninja Museum in Iga City, the home of the ninja, attracts many tourists from Japan and abroad, who enjoy the ninja demonstrations and other activities in the Karakuri Ninja House. The museum allows visitors to deepen their knowledge on the true nature of ninjas, that are not as discussed in media like movies or anime.

“Iga-ryu Ninja Museum”
Get a glimpse into what ninja were actually like by learning about ninja tactics, the preparation of gunpowder, and more.

Iga ware, a nationally designated traditional craft product
Akame 48 Waterfalls
Sake made in a brewery in the Iga region and offered at the G7 Ise-Shima Summit
Iga tenderloin grilled with butter/Danjiri (festival floats) at the Ueno Tenjin Festival
Iga kumihimo braided cord, a nationally designated traditional craft product/Wagashi confectioner making jonamagashi

Approximately four million years ago, the Iga region – now located in a basin surrounded by mountains on all sides – comprised the bottom of Lake Biwa. The coarse soil that can be found there as a result are suited for pottery, and create the rugged, strong texture unique to Iga wares.Sake brewing and rice making have also thrived in the region due to the local landscape and climate – the abundant water flowing from the mountains, the clay soil, and temperature differences – with 10 sake breweries in the region today.The region is also known for its production of Iga beef, which in urban areas is referred to as a “phantom” wagyu beef due to its rarity. To get this meat, butchers must practice a distinct purchasing style in which they go to the cattle sheds themselves and purchase individual cows.Most of this is consumed locally.Foodies will delight in the refined flavor distinct to Wagyu beef – the mellow aroma and rich flavor, the tender texture, and the balance between lean meat and fat.A castle town that managed to avoid wartime destruction, Iga City retains the elegant townscape of yesteryear, and is also home to many wagashi (Japanese confectionery) stores.The jonamagashi (intricately designed fresh confectioneries), which confectioners finish with a small spatula, convey the feel of the four seasons.The Akama 48 Waterfalls, located in Nabari City, features 23 waterfalls in an area where shugenja (monks practicing asceticism) once trained.

 

Tourist Attractions

“Iga Ueno Castle”
The castle keep towers atop a stone wall approximately 30 meters high.

“Ceramic workshop”
Experience a ceramic workshop in the birthplace of Iga wares

“Grape picking”
Grape picking and strawberry picking are popular activities in Nabari City,which is known for its grape production

 


Higashi-Kishu

Kihoku Town
Owase City
Kumano City
Mihama Town
Kiho Town

Akakura Shrine (Kumano City)

Primitive Nature Beliefs
Since ancient times, there were beliefs that held sacred the vastness of nature – from massive boulders to mountains to oceans – beyond the scope of human knowledge. The deep-seated awe and reverence that the Japanese people have for nature remains strong in the Kii Peninsula, which exists alongside deep mountains and the ocean with its Kuroshio Current.

“Hananoiwaya Shrine”
The mausoleum of Izanami no Mikoto, the mother of the gods. The shintai (object of worship) of the shrine is an enormous iwakura (dwelling place of a deity), with a height of 45 meters.

The atmospheric scenery of the Kumano Kodo Iseji Route, with a stone-paved path stretching through the forest
The scenery of the ria coastline, with the dynamic look of the ocean and mountains
The narrow alleys of the small fishing villages are very photogenic
Sashimi of a rare type of shrimp with a brown shell (gasu shrimp), which is consumed locally/Bento box made using the Owase wappa technique
Kumano jidori chicken, a certified Mie brand/Various citrus fruits

The Kumano Kodo Pilgrimage Routes, which lead to the three grand shrines of Kumano, is a registered World Heritage Site, with Mie Prefecture being home to the Kumano Kodo Iseji Route.Since the Edo Period, it has been popular for people to head to the three grand shrines of Kumano via the Iseji Route after worshipping at the Ise Jingu.Much like the Santiago de Compostela in Spain, the Kumano Kodo Pilgrimage Routes are a walkable World Heritage Site, and are much visited by tourists both from Japan and overseas.The traditional scenery of Japan’s coastline remains in the small fishing villages scattered along the surrounding ria coastline, with traditional Japanese homes crammed together on small pockets of land sandwiched between the mountains and the ocean.The fishing industry thrives in this region, with many types of fish caught and rare fish eaten.The Higashi-Kishu region is also home to a forestry industry centered around Japanese cypress, as well as a processing industry that includes the popular traditional technique of Owase wappa (a form of traditional Japanese bentwood craft).The region also produces citrus fruits cultivated under the warm winds brought about by the Kuroshio Current – one of the world’s largest ocean currents – and the area’s brilliant sunshine.Kumano jidori chicken, a brand of free-roam chicken raised on these citrus fruits, is known for its elastic texture, and the richness and flavor distinct to jidori chicken.

 

Tourist Attractions

“Onigajo”
Natural rock formation that serves as a symbol of the ria coastline, which is a registered World Heritage Site

Kumano jidori chicken, a certified Mie brand/Various citrus fruits

“Trolley train”
This small train, which connects the hot springs to the hotels, was used in the past as a commuter train for miners

“Tategasaki Sightseeing Boat Tour”
Take a tour around the Tategasaki rock formation towering over the Kumano Sea, and a tour of spots known as the “Blue Cave of Japan.”

 


 

 

See details here

Mie Prefecture
https://www.pref.mie.lg.jp/ENGLISH/index.htm

Iseshima Tourism & Convention Organization
https://www.pref.mie.lg.jp/ENGLISH/index.htm

Shima City
https://www.city.shima.mie.jp

Mie Prefecture Tourism Federation
https://www.kankomie.or.jp/en/

Food of Mie Prefecture
https://www.shoku.pref.mie.lg.jp/en/index.html

 


 

Published
Employment and Economic Affairs Division, Mie Prefecture
G7 Transport Ministers’ Meeting Promotional Project Team

13 Komeicho (8th Floor, Main Building), Tsu City, Mie Prefecture 514-8570

This article is based on information as of March 20, 2023

 

Japanese

 

 

OTONAMIE PUSH EVENT【2023.3.30update】

お寄せいただいたイベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

 

伊勢現代美術館・開館20周年記念イベント

主催者より
伊勢現代美術館・開館20周年記念イベントのご案内
日本とヨーロッパ 16名のアーティスト作品によるグループ展、「日本-ヨーロッパ対話型美術展」に関連した2つのイベントを開催します。
​皆様のご参加をお待ちしております。
…………………………………….
❶ オープニング イベント
​…………………………………….
【開催日時】4月8日(土) 14:00〜
【ご参加費】¥500
​■ ポーランドの画家 ミコライ・ポリンスキーによる、展覧会ガイド
■ ピアニスト 下村美佐 による、展覧会から着想を得たインプロヴィゼーション・ピアノLIVE
■ アーティストトーク
​● 入館料が必要となります。(一般 ¥700 / 学生 ¥500 / 小学生以下無料)
● 予約不要 (当日会場にて受付させて頂きます)
● イベント会場ではマスクの着用をお願いします。​
…………………………………….
❷ 作品発表イベント
​…………………………………….
【開催日時】5月4日(木・祝) 14:00〜
【ご参加費】無料
■ マーティン・リッチズによる、音を奏でる作品 “Thinking Machine”の発表
■ ポーランドの画家 ミコライ・ポリンスキーとのアーティストトーク​
​● 本展を以前にご覧頂いたお客様は入館無料 (以前のご来館チケットをご持参ください)
● 上記以外の方のご参加には入館料が必要となります。
● 予約不要 (当日会場にて受付させて頂きます)
● イベント会場ではマスクの着用をお願いします。

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
https://www.ise-muse.com/event

お問い合わせ
0599-66-1138(伊勢現代美術館)
info@ise-muse.com

 


 

五十鈴川桜まつり

主催者より
おかげ横丁では、本年も恒例の「五十鈴川桜まつり」を開催いたします。
ソメイヨシノが咲き誇る時期に合わせ、対岸の桜を愛でながら、お花見料理で華やかに、夜桜のライトアップでしっとりとお花見していただきます。華やかな春の催しとしてご取材ください。

日 時/令和5年3月30日~4月5日 10:00〜17:00
場 所/五十鈴川河川敷周辺・おかげ横丁
主 催/五十鈴川桜まつり実行委員会
内 容/夜桜のライトアップ、春の奉納演奏、花見屋台 など

お問い合わせ
0596-23-8827(おかげ横丁催事企画部)

 


 

吉田 佳代子 作品展
“ つむぐ ”

主催者より
吉田佳代子にとって作品を創るということは「つむぐ」ことであり、つむぐことは重ねていくことだと言います。三原色の線や面が重なり現れてくるモノトーンの世界は、まるで物憂い世相を表現しているかのようです。一方で、鮮やかな色が溶け合う作品は、その混迷から解き放たれた世界感をイメージしているのではないでしょうか。今回の展示はリトグラフだけでなく、水性木版に油性エッチングを重ねた作品や、コラージュを施したモノタイプなど作家の力量を感じる作品が揃いました。この機会にぜひご覧ください。

日時
2023年4月8日(土)~23日(日)
12:00 – 18:00 火・水定休

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
http://www.studiorokyo.com/pg4787952.html

お問い合わせ
侶居
510-0061 三重県四日市市朝日町1-13
tel. 059-340-9172

 


 

皆様からのイベント情報も募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記フォームからイベント情報をお寄せください。

掲載申込みフォーム

プライベートビーチでずっとチルアウトしたい。グランオーシャン伊勢志摩を訪ねて

ご無沙汰しております、たいぽんです。気づけば前回の投稿から2年半も経ってました、、、その間職場や住まいが変わりプライベートの変化が大きく、OTONAMIEのライターから遠ざかっておりました。

現在は伊勢市の南部自動車学校で国家資格「(二等)無人航空機操縦士」対応のドローンインストラクターとして、スクール運営をしています。今後はドローン関係の記事を中心に書いていきたいなと思います。


さて、前置きが長くなってしまいましたが、先日伊勢市二見町にあるグランピング施設「グランオーシャン伊勢志摩」に取材に行ってまいりました。

グランオーシャン伊勢志摩は2020年7月にオープン以来コロナの影響もなんのその、連日の宿泊客が絶えない大人気のグランピング施設です。2021年には新しいエリアの「ベイエリア」もオープンし、もともとの「シーサイドエリア」と合わせてカップル・ご家族など県内外の宿泊客がたくさん訪れています。

グランオーシャン伊勢志摩「シーサイドエリア」

公式サイト:https://glampocean.jp/


昨年冬から3月末まで新しい「ベイエリア」を中心に冬の企画を開催中とのことで、スタッフの方にお話を伺いました。

私がお邪魔した時は15時くらいだったのですが、打合せで日没後の撮影となりしばし待機。

焚火のはぜる音と繰り替えす波の音にしばし耳を傾けているとなんだか日頃の疲れが癒されます。このままチルアウトしてしまいたい気分になりましたが、そこはぐっとガマンガマン、、

グランオーシャン伊勢志摩「ベイエリア」

日が落ちてきたのでベイエリア前に移動。夜空の星も瞬き始めていて、宿泊施設周辺は吸い込まれそうな空間に。近くにこんな場所があったんだとカメラ越しにしばし見入っておりました。

そのまま中央の方へ進むと人がすっぽり入れるような大きなLEDのリングライトとボール型のイルミネーションが!

特大リングライト

大きなリングライトの周りにあるイルミネーションは時間が経つと色が変わってすごく幻想的。

色が変わるカラーボール
色が変わるカラーボール

カップル同士でイルミネーションの間を夜の散歩、、、めちゃ素敵ですね!


イルミネーションの向かい側には大きなプールがあって、プールに浮かぶバルーンの中に入って写真撮影ができるそうです。(1日先着5名 ※事前予約不可)

アクアバルーン

実際にスタッフの方が中に入ってSNS用の撮影テストをされていました。

アクアバルーンに入るスタッフさん
アクアバルーンに入るスタッフさん

めっちゃ楽しそう(笑)

 

真夏にアクアバルーンに入ると暑くて死んじゃう(ですよね)とのことでしたので、イルミネーションをバックに撮影するなら今の時期がチャンスですよ!

#アクアバルーン (先着5組様/利用無料)


他にもチョコとチーズの「Wフォンデュ」や「スペシャルホットドリンク」の提供と、外の撮影で冷えた身体を温める「マーメイドブランケット」と「電気式湯たんぽ」も全ドームに用意されているそうです。スタッフの皆さんのホスピタリティが嬉しいですね。

Wフォンデュ

#Wフォンデュ (4,400円(2人前))

スペシャルホットドリンク

#スペシャルホットドリンク (770円〜)

マーメイドブランケット

#マーメイドブランケット (全ドーム配備)

スカンジナビアンフォレストの電気式湯たんぽ

#湯たんぽ (全ドーム配備)

 

この冬企画は3月末でクローズするとのことで、残りあとわずか、ぜひお休みとって冬企画を楽しんできてくださいね!

冬企画サイト:https://glampocean.jp/winter.html

※現在4/27までの期間延長を検討中とのこと。詳細は公式Instagramにて。

公式Instagram:https://www.instagram.com/glampocean_iseshima/

 

 

【バレンタイン&ホワイトデー特別企画(延長 3月末まで)】

あとこちらカップルでご利用される方向けのプレゼント企画だそうです。贅沢~

カップルグランピングにぴったりな2名様専用ドーム”ベイテラスプライベートタイプ”(朝夕食付き)ご宿泊のお客様限定でGODIVAのチョコリキュールを使用した「贅沢チョコフォンデュ」をプレゼントしております。この機会にぜひ大切な人と甘い時間を過ごしてみてはいかがですか?

 


三重県は海と山に囲まれて、レジャーにはもってこいの県。南勢・東紀州には他にもグランピング施設が次々にできていますが、グランオーシャンは毎シーズンにいろんな楽しい企画をされたり新しいエリアを広げていったり、とにかく常にアップデートしているグランピング施設なので、1年中どの季節でも楽しめると思います。

 

今回冬の企画を逃してしまった方はぜひ春以降でBBQやビーチリゾートを楽しんでみてはいかがでしょうか?

店舗内BBQスペース
ビーチと流木
シーサイドエリア 空から
ドーム入口
ドーム室内
ドーム室内
スペシャルBBQメニュー
スペシャルBBQメニュー
たき火と花火
たき火と花火

グランオーシャン伊勢志摩

 

〒519-0601 三重県伊勢市二見町松下1693-1

Tel 0596-44-1060

Webサイト  https://glampocean.jp/

冬企画特設サイト https://glampocean.jp/winter.html

Instagram https://www.instagram.com/glampocean_iseshima/?utm_source=ig_embed&ig_rid=b43e21a2-fe92-4feb-9208-1a9c9112676a

「glampocean_iseshima」で検索

 

「ライダーあるある」と春めく三重、ツーリングどこ行く?

「え、今なんか小躍りしてなかった?」

春めいてくると、バイク乗りの夫は「シーズン到来!」とばかりにウキウキしながらバイクを洗車し、ツーリングの計画を立てたりしています。

春の訪れにソワソワするライダー達、何がそんなに楽しいんだか…こうなったら、ライダーあるあるさんとこの探検隊、呼ばなあかん。ということで、ライダーさんに「バイクあるある」聞いてみました。

 

1. バイクのタンクでリズムとる。

音楽を聴きながらガソリンタンクを叩いて、リズムをとりがち。ライダーって実はノリノリ?

 

2. 消し忘れますウィンカー。

これは車で走っていても、よく見るやつです。イカツめのバイクの方がウィンカーを消し忘れていると、密かにギャップ萌えだったりします。

 

3. ヤエーでテンションぶち上がり。

ライダー同士がすれ違う時、ヤエーと呼ばれるピースやサムズアップなどの挨拶をするのだとか。初心者ライダーさんには難しい場合もあるそうですが、「ヤエーってテンション上がるよな!」との声多数!

4. 夏はシールド虫だらけ。

夏の夜、高速道路や川沿いを走っているだけで、ぶつかった虫でびっしりになるヘルメットのシールド…。カナブンの弾丸が、シールドを直撃した人もいるらしいです。

 

5. 伊勢湾岸で煽られる(風に)

横風はライダーの大敵。湾岸道路は、くれぐれもお気をつけください。

 

6. ドラマ生まれる信号待ち。

信号待ちでは、様々なドラマが生まれるようです。

信号待ちで、マスツー(集団ツーリング)に飲み込まれ、先頭になってしまった時のこと。自分の行き先にその集団が誤ってついてきてしまい、なんだか気まずかった。(夫談)スクーターのおじいちゃんと横並びになってほっこりした、などなど。

そして、なんともライダーらしいあるあるも…。結局、自分のバイクが一番カッコいい!それに尽きる!


そして、俺たちは尿意を忘れるほど、
バイクに乗っている瞬間が好きだあー!!

 

みなさん、ご協力ありがとうございました。(※orange調べ、全ての人に当てはまるとは限りません。)

 

春めく三重、ツーリングどこ行く?

春の海風を胸いっぱい吸い込みたい松阪の海と、バイクと桜が一緒に撮れるスポットを少しだけご紹介します。混雑を回避したい人の、人が少なめのスポットです。


海の上展望台(西黒部地区海岸公園)

360度見渡せる展望台が、開放的で気持ちいい!大好きな場所です。


松阪港

運が良ければ、停泊する船とのツーショットも。

 

津本公園(蓮ダム)

松阪市飯高町にある、比較的混雑の少ない桜の名所です。スタンドプレートの持参をおすすめします。

※昨年4月撮影。見頃は4月上旬頃まで。


南伊勢町の河津桜、
春を先取りしてきました!

河村瑞賢公園をはじめ、南伊勢町のローカルな公園でも河津桜が咲き誇っていました。こちらは3月上旬が見頃でした。

南伊勢の家並みと河津桜。
これぞ三重県民の日常。三交バスがちょうど来ました。

日曜なのに静かで、ゆったり。ローカルな公園を発見しました。
先客は、近所のおばあちゃんだけ。

南伊勢のおばあちゃん、モデルしてくれてありがとうございました!

百花繚乱の春。
春の風を感じながら、お出かけを楽しみたいですね。

 

OTONAMIE PUSH EVENT【2023.3.16update】

お寄せいただいたイベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

 

春の花・フラワーアレンジメントのワークショップ

主催者より
伊勢現代美術館にて、ワークショップを開催!フレッシュな花々を使った、春らしいフラワーアレンジメント作りを行います。講師はフローリストの小林美香さん。皆様のご参加をお待ちしております。

日時
2023年3月19日
【午前の部】11:00〜12:00【午後の部】14:00〜15:00

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
https://www.ise-muse.com/workshop

お問い合わせ
0599-66-1138(伊勢現代美術館)
info@ise-muse.com

 


 

第二回 豊穣祈願 日本酒の宴

5月14日、伊勢神宮では“風雨の災害なく五穀が実るように”とお祈りする風日祈祭が執り行われます。これを奉祝し、おかげ横丁では「第二回 豊穣祈願 日本酒の宴」を開催します。米と水を軸とする日本酒造りは、豊かな実りあればこそ。今回は、三重県内の13蔵の日本酒をお楽しみいただけます。「祈りと稔り」に想いをはせながらお楽しみください。

日時
2023年5月14日
17:00〜19:00
参加費/前売券が必要です。

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
https://onl.la/pKQmdph

お問い合わせ
0596-23-8827(おかげ横丁催事企画部)

 

 


 

皆様からのイベント情報も募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記フォームからイベント情報をお寄せください。

掲載申込みフォーム

洋服の様にコーディネートは無限大。この春はレトロ着物でお花見しませんか?【ネーケ@松阪市】

買うか買わないかの前に、自然に手が伸びていた。
それ位心惹かれるものに出逢った経験はありますか?

その時に、自分の気持ちを大切にして購入するか、
冷静になり今の自分にはなかなか難しいかもしれない・・と判断するか。
でも春だし!とか、頑張ったご褒美に!とか、環境に背中を押される時もあるかも。

着物を着れないのに、一目惚れしたたアンティークの着物を購入し
そのまま着付けを習い、自分の仕事にしてしまった人もいる。

人生、モノとヒトとの出逢いで大きく変化していくな。と改めて感じました。

かねこまほさん。

着物を着る人を増やしたい。洋服とおんなじ様に着物を楽しんでほしい。
というシンプルな思いから、松阪市で、着物アトリエ【ネーケ】を主宰している。

アンティークの着物や大正レトロという枠におさまりきらない可愛さと個性的な着こなしで、一人ひとりに合ったコーディネート着付けを提案。
また着崩れない、苦しくない、着心地楽ちん綺麗な着付けをモットーにしている。

【ネーケ】という聞き馴染みのない名前はどこか外国の言葉か何か?と聞くと
理由は単純、猫とケーキが好きだから。
「好きなものをとことん、好きにできるように」との想いが込められている。

この子達のように、お家にも2匹の猫がいるんだとか。

 

小さい頃から着物が好きだったわけではなく、
2016年に津で開催された、着物を楽しむイベントに家族で参加したのが着物に目覚めるキッカケ。

それから着物を着たくて着付け教室に通うも、その教室は3回で行かなくなってしまう。
楽しくなる前に、難しくなってしまった。

しかし、滋賀県にある着物セレクトショップtentoさんにて運命の出逢いを果たす。
そうして名張にいる、今の先生を紹介してもらい、
そこからは月1回、名張まで着物レッスンに通う。

松阪から名張まで、距離は少しあるものの通うのは大変とは感じなかった。
着れなかった着物が着れるようになっていくこと、
レッスンの後は先生と話してお茶して、骨董品屋さんで着物を一緒に見てもらい、
だんだんと枚数や小物が揃っていく。
楽しいを中心に持ってきたら、今回の着付けレッスンは自然に続いたそうです。

そうしてる内に、だんだんと自分が着たいだけでなく
「この着物ならあの子が似合いそう・・、こっちの着物はあの子が似合いそう・」と
誰かに似合う分の着物まで購入しはじめ、着付けてあげて一緒に出掛けたりし始める。

 

写真におさまりきらない着物たち。

 

その回数と着物の枚数が増えていき、自宅も手狭になってきたしと場所を探し始めたら
とんとん拍子に場所が決まり、それなら看板がいるね。と看板も出来上がる。
(実は旦那さんが看板屋さん!)

そうして、名刺もできあがり、いろんな人に背中をぐぐぐーと押してもらい【ネーケ】がスタートしたのだそう。

 

「着物アトリエ」着物を着てみんなが楽しめる場所を作りたい。
しかし着物を着る人が少ない今、それだけで来る人は少ないと考え、
レンタル着物、そのコーディネート、着付け、
希望によりヘアメイクやカメラマンの手配も

着物を着るキッカケになるようにと、イベント開催なども行なっている。

アトリエ、わくわくして何時間でもいれます。

 

この仕事をはじめて楽しいと思ったことは?と聞くと

まほさん:「着物に対しての見方を変えれた時。
着物屋さんに行くと着物→帯→草履・・・と、一式で買わされるみたいなイメージがあるじゃないですか!でも、そんなことなく自由に着物って楽しんでいいんだよ!
長襦袢の代わりにインナーにハイネックのTシャツを着たり、ブーツやサンダル合わせたり
苦しくならない様、結ばずに簡単に帯結びもできるし、もっともっと自由でいんです!」

 

カラフルで自由に着物を楽しんで!

実は私も着物が好きで、自分で一通り着ることもできるし自分の着物も何着か持っている。

正統派(というのが正しいかはわからないが)のコーディネート、
例えば着物の中の1色を帯に持ってくるとバランスが取れる、とか。
色のトーンを合わせてコーディネートすると、落ち着いて見える、とか。そんな私の概念も覆され、
ぜひまほさんのコーディネートを着てみたい!と思いました。

 

そこで、今回は春にお出かけ!というテーマで、着物コーディネートをしていただきました。

まず1つめ。
クリーム色のベースにピンクとブルーのパステルカラーの大きな花柄が可愛い着物に
あれこれ合わせてフィットしたのは、黒と白の格子柄の半幅帯。
帯揚げと帯締めは敢えてビビットなトーンを持ってくることでアクセントにしている。
着物の柄に合わせたような、白くて大きな帯飾りもポイント。

 

2つめ。
こちらも淡い白にも近い生成のベースに、オレンジや青などカラフルな柄。
「半幅帯が好きなんですよね」と言いながらストライプの帯に、
着物の柄に負けないほどインパクトのある帯飾り。
中和させるようにグレーの帯締めを入れたら綺麗なブルーのベレー帽。
「ぜひブーツで合わせたいですね」と、まほさん。

ほおーっと見惚れていた。
たくさんの着物、帯、小物の中から、さささーとまるで呼び合ってくるかの如く集まってくるのだ。

 

この仕事初めて、逆に困ったことや難しかったこともありますか?と質問すると。

まほさん:「困った・・というより、難しいのが全部指定のお客様に提案する時です。
たまに着物、帯、小物・・全て選んでくれる方もいるんですが、そうすると、意外と地味だったりして。任せてくれた方がもっと可愛くしてあげるよ!そう思うときがあります」と。

帯飾り、髪飾りは手作りのものもあるそう!

着物コーディネートをする際、全部出来上がったモノを提案するというよりは
着物の色柄の好き嫌いや、帯もどちらにする?など一緒に相談しながら決めてくれるそう。

その中で、自分では似合わないと思っていた色やレース、
普段はかぶらない帽子や、大きめのアクセサリーなど、意外に試してみると似合ったりして。
信じて任せてみることで、新しい自分の一面がみつかるかもしれません。

レンタルの際の価格は着付け込みで4000円〜
(今後アトリエ移転の計画があり、価格は変更予定だそうです)
袴や振袖、その他フォーマルは、別途相談。
定期的にネーケを利用していただく方には、値引きもあるそう!
着物がぐっと身近に感じられますね。

 

 

そんなネーケが、この春イベントを開催予定です!

【ピースの春祭り】
3月21日(火・祝)10:00〜17:00

場所は松阪市にある、peace cafe にて。
大人も子供も楽しめるイベントにしたい!と、様々なWSや、作家さんの雑貨やアクセササリーの販売もあります。
大人が懐かしくなる、ヨーヨー釣りや紙芝居は、子ども達がわくわくしますね!
もちろん、着物を着たい方にはレンタルも行う予定です。
松阪市内は、歴史ある街並みが残っている箇所もあるので、着物で市内を散策するものオススメですよ!

詳細は【ネーケ】のInstagram @kanekomaho で検索してください!

 

 

暖かくなってきて、着物を楽しむのにはぴったりの季節。

この春は今までとちょっと気分を変えて、着物でお花見やお散歩、いかがですか?

「年の始めのでかい風呂」連載エッセイ【ハロー三重県】第33回

とにかく寒い。今年の冬は信じられないくらい寒い。
私が恋した南国三重県はこんなに厳しい顔をするはずではなかったのに。こんなのどこかの北国のようではないか。

私は何度でもいうけれど、寒いのがほんとうにほんとうに嫌いなのだ。
なのに運動をするセンスもないし、やる気もないから体を温める術と言ったらストーブを焚くかお風呂に入るくらい。
我が家は夫もしこたま寒さに弱いので、これはもうだめだという日には阿吽の呼吸で温泉へ行く。温泉へ行けば私たちは報われる。寒さに耐えるストレスも、しんと冷えたつま先も、低気圧でやさぐれた心も、すべて温泉が解決するのだ。

*

温泉はいい。
でかいお風呂に浸かっているという事実がとてもいい。ものすごくいい。
温泉に浸かるときはその全能感をしみじみ味わう。
「私は大きな湯に入っている」と当たり前みたいなことを思うことで心が潤う。温泉に浸かるときはぜひやってみてほしい。
家の風呂の何倍も大きくて、しかもこの湯には効能がある。こんなに贅沢なことがあるだろうか。
何トンもある湯の中に体を沈める贅沢。浴びるようにビールを飲む、という比喩があるけれど、あれはあくまで比喩。温泉に行けばほんとうにたんと贅沢に湯を浴びることができるのだ。
潤沢すぎるお湯を、枯れる心配もせずじゃぶじゃぶと浴びることができる。
ほら、すごく満ち足りた気持ちになりませんか。

大人なので潜ったり泳いだりそんなおふざけはしないけれど、その湯量には常識さえ取っ払えばそんなこともたやすくできるほどのポテンシャルがあるのだ。なんて豊かなんだろう。

*

私は長らく猪倉温泉とさるびの温泉を推していたんだけど、この度新たにいい温泉に巡り合ったのでその話を。
その温泉の話をする前にまずは、猪倉温泉とさるびの温泉の素晴らしい点について書かせていただきたい。
猪倉温泉はまずその泉質が大変よい。
つま先が冷えて眠れないと思う人はぜひ一度騙されたと思って行ってほしい。すべての冷えを手放せる。
その日ばかりは気絶したように、夢も見ず眠ることができるので、冬にほとほと疲れてもうだめだ、というときはいよいよ猪倉温泉の出番となる。
猪倉温泉は冬の救世主。
ぜひ夜に行って、帰宅したらそのままお布団へ直行してほしい。翌日は小学生に戻ったみたいな元気な朝が待っている。

さるびの温泉は外湯が非常に広くて気持ちがいい。
広い岩風呂とその解放感が露天風呂のいいところ全部寄せの味わいがあって素晴らしい。温泉の楽しみの半分くらいは露天風呂だと思っているので、露天風呂が猫の額ほどだと、申し訳ないことだけれどちょぴりがっかりしてしまう。
顔がきんと冷えながら体が温もっていくあの感覚が私たちには必要なのだ。
それはつまり、ホットアップルパイにバニラアイスが乗っていないとお話にならないということとまったく同じ。
さるびの温泉の露天風呂にはコップが置かれてあって、飲用の温泉がちょとちょろと出ているのもいい。
ちょこっとお味見して、ああこんな味の湯にはいっているんだなぁ、と思う楽しいお遊び。

そして、外湯から階段を上った先には源泉かけ流しの湯舟がある。なんという贅沢感。もてなされ甘やかされている気持ちに浸ることができる。
こんなに大切にしていただいてすいません、なにぶん皇族なもので、くらいの誇らしい気持ちで湯に入る。
私は源泉かけ流しにふさわしい女。

*

さて、いよいよ最近心を掴まれた温泉について書く。
あれは今年の1月3日だったか。
榊原温泉にある湯本榊原舘の日帰り温泉「湯の庄」へ行った。その日もやはりとても寒くて、そしてお正月で、寒さと退屈を持て余した私たちは温泉へ行くことしか考えられなくなっていた。
我が家は子どもたちも温泉が大好きなので、温泉へ行くと言えばみんな流れるように支度をしてくれる。
子どもたちといそいそ支度をしながら行くべき温泉を考える。
お正月と言うこともあって、営業していないところもあるだろうし、なんと言ってもお正月だからほんの少し刺激がほしい。普段行ったことがないところへ行きたい気分。
あれこれ夫とスマホを片手に協議を重ね、何件か問い合わせをしたところ、諸々の条件が整った「湯の庄」がよいのでは、ということになった。

そこそこ近場でありながら初めての訪問だった。
湯の庄の近くには公衆の温泉浴場があって、榊原方面へ行くときはよくそちらのお世話になっていた。

*

湯の庄の前には人が続々と集まっていた。
お正月で営業を短縮していた関係で、ドアの前に待つ人がたくさんあった。
榊原温泉のあるあたりはほんとうに静かで自然の多いところだから、その人の多さに驚いてしまう。千と千尋の神隠しでぞくぞくと油屋に神様が集まるあの光景のようだった。
上着や手荷物を入口のコインロッカーへ預けていざお風呂場へ。

階段を降りると脱衣場の前に立派なお社があった。
きっと温泉の神様で、榊原温泉が枯れることなく今日も湧いているのはこの神様のおかげなのだろう。

日々温泉の恩恵を受けて暮らしている身なので、子どもたちと手を合わせた。これはいよいよいい湯に違いないと期待が高まってしまう。だって温泉の神様の元で入るお湯だ。もう、疑う余地もない。

少々コンパクトな脱衣場では交通整理のようにてきぱきと案内をしてくれるおばあちゃんがいらっしゃって、混雑していたにもかかわらずスムーズに脱衣籠を手に入れることができた。
おばあちゃんは脱衣場を仕切るベテランのらしく、温泉へ来た女たちを右へ左へ動かしていて格好良かった。

*

さて、肝心の温泉の話。
ナトリウムがとかアルカリ性の云々とか、そういうことはちっともわからないので、大味な感想しか述べることができないのでそのつもりで今から書くことを読んでほしい。

湯の庄はお湯が多かった。
湯舟がものすごく大きくて、お湯がものすごくたくさんあった。
温泉なんだから、と呆れられそうだけど、ほんとうに湯が多かったのだ。
私はそのことにえらく高揚してしまって、帰宅してからも夫にもずっと「お湯が多かったよね。お風呂大きかったよね」と言い続けたのだけど、夫は「言われてみれば」と歯切れの悪いことを言っていた。感受性に乏しいことこの上ない。
とは言え、夫も「とてもいいお湯だった。また行きたい」と言っていたので、やはり湯の庄はいい温泉に違いない。

お湯がほんとうに多くて、湯舟が大きくて、とても豊かな気持ちになるお風呂だった。

また、湯の庄にも、さるびの温泉に同じく、源泉の湯舟があった。
冬に入るには少々温度が低いにもかかわらず、ひしめくように人が集まっていて、手のひらに少し湯を取って頬に乗せる人がたくさんいた。
私も子どもたちもそれに倣ってお湯を手に取って顔を濡らした。
榊原温泉は「美人の湯」と呼ばれるらしく、お肌に効果があるのだという。
「美人になれるかなぁ」と言い合うおばあちゃんとお孫さんがあって、その横で私たちも「美人になれるかなぁ」と言いながらお湯を手に乗せては顔を濡らした。

寒くなったら私はまた、でかい湯に入って、子どもたちはぬるい源泉の湯舟に入ってのんびり過ごした。いいお湯だった。
湯舟はでかいほどいい。

芯まで温まって、脱衣場へ戻るとまたおばあちゃんが新しい客をてきぱき動かしていた。

今年の温泉はじめは湯の庄の大きなお風呂だった。
そろそろまた温泉に行きたいと思っている。
これは、という温泉があればぜひ教えてください。

「ただいま〜私のまち」松阪市飯南・飯高地域のあの日に帰る旅

よくある日常の風景。
いつの間にか玄関に、採れたての野菜が置いてある。

時には洗濯物が取り込んであることも。「雨降ってきたで洗濯もん入れといたよー」「味ご飯いっぱい作ったんさ、食べる?」玄関から近所のおばさんの声が聞こえてくる。まだ温かい味ご飯(炊き込みご飯のこと)を受けとると、心がじんわり温かくなった。

 

覚えていますか?このまちのこと

人情味溢れるまち三重県松阪市飯南町・飯高町は、市の西部に位置し、1,000m 級の山々が連なる自然豊かな山里だ。

小正月に櫛田川沿いの国道166号線を走れば、一年の無病息災を願って、しめ縄など正月飾りを焼く伝統行事「どんど火」を数カ所で見る事ができる。

▲どんど火の火で餅を焼いて食べる

 

茶畑と山のある暮らし


ここでの暮らしは、茶畑との距離がとても近い。霜から新芽を守るファンが回る音。明け方、ブーンとその音が聞こえて目覚める時、今年も新茶のシーズンがやってくるのだなあと感じる。

初夏のこのまちは、どことなく忙しなくて活気がある。茶摘み機のエンジン音、普段のんびりと走っている軽トラックが、茶葉を乗せて慌ただしく走っていく。フル稼働する茶工場からは、蒸した茶葉のいい香り。

そして、急須で淹れて飲む新茶は、初夏の茶畑の香りがぎゅうっと詰まった、青々とした爽やかな味がする。


国道166号線から見える、局ヶ岳

子供の頃、お弁当を持って登った山。局ヶ岳のことを誰が「だけさん」と呼び始めたのだろう。愛情のあるものには愛称をつけたくなる人間の真理。地元民の愛を感じる、我らのホームマウンテン、局ヶ岳。


小さい頃から変わらない、お店や人

小学校のすぐそばにある福山商店。お菓子を買いに、立ち寄る子供達の姿。「昔、小学生やった子が今度は親になって、運動会の帰りに寄ってくれることもあるよ」そう言って笑う店主の京子さんの容姿は、私が小学生の頃からあまり変わっていない。

▲店主の福山京子さん

お店の佇まいもそのまま。変わったのは、アイスクリームの入ったショーケースくらいだ。
「冷凍庫壊れたんさ。もう家にあるやつでええかなと思て(笑)」


運動会や子供会の後は、小坂食堂へ



昔ながらの大衆感。白い横長のガスコンロの上で、煙をあげるホルモン。一気に食欲が沸いてくる。運動会や子供会後の定番は小坂食堂だった。「来年こそは、一位をとっていいとこ見せたいな」そんな思いを胸に秘めながら、みんなでワイワイ食べる焼肉は、何よりのご馳走だった。


給食はトミヤパン

給食はトミヤパンの、丸くてくるんと巻いた形をした「変形パン」、一番人気はやっぱり揚げパンだった。コロッケパンと瓶ジュースを買いにお店に行くと、白衣を着たおじいちゃんが焼きたてのパンを差し出してくれた。


下校中に山や谷へ、ちょっと寄り道

山では花の蜜を吸い、山いちごを摘んだ。櫛田川で水切り、谷ではイモリやサワガニを捕まえたりした。

「おかえりー!」近所の人の声、「ただいまー」と私。「そうや、これ持ってきな」と、差し出された野菜を抱えて下校することも。野菜はまだ、湿った土の匂いがした。


水辺のカーニバルと、飯南音頭

リバーサイド茶倉で行われていた夏祭り「水辺のカーニバル」。自分なりにお洒落をして、友達と自転車で行った。「いかだコンテスト」では、大人が本気で楽しむ姿を見るのが好きだった。

夏祭りの定番といえば「飯南音頭」、飯高町なら「飯高祭文」。子供からお年寄りまで参加する盆踊りなので、音楽が流れたら今でも踊れる自信がある。私たちの体にすっかり染み付いている、この地域のソウルダンスだ。

 

ただ懐かしいだけじゃない。吹いてます、新しい風


まちの和菓子屋さん

▲三代目の星野美沙希さん(右)とお母さんの美保さん

甲子軒三代目の星野美沙希さん。
飯南飯高地域の若手茶農家TEAS’TEA BOYSお茶とコラボした、お茶あんとほうじ茶あんのどら焼きなど、地元の素材を使ったお菓子作りにチャレンジしている甲子軒の三代目、星野美沙希さん。

「地元の素材を使ってこの地域のPRがしたい。若い人たちが外に出て行ってしまうのが寂しくて。今後はイートインスペースを作って、人が集まれる場所を作りたいんです」

大正13年、甲子の年に美沙希さんの曽祖父が創業した甲子軒。小さな頃から祖父の菓子作りを見て育った美沙希さんは、三重調理専門学校で製菓を一通り学び、市内の洋菓子店で3年間パティシエとして働いていた
「お店はいつ継ぐの?と常連さんやご近所さん、周囲の人たちのプッシュがあり、甲子軒は愛されているんだなと感じ、継ぐことを決めました」

そんな美沙希さんのお気に入りの風景は、お店からほど近い「しぎさん」と呼ばれ親しまれている「中峰山福信院」の桜だという。

▲画像提供:星野さん


積極的に地域活動を行っている、
飯南高校の生徒

▲左:北川さん、右:山本さん

飯南高校では、1学年は約3年間過ごす飯南・飯高地域のことを知るフィールドワークを行っている。2学年で企業見学会、インターンシップに参加し、3学年では、自らの興味・関心から研究テーマを自由に設定し、1年を通してそのテーマを調査・研究・作品制作・発表をする「いいなんゼミ」が行われるのだという。

山本さん:フィールドワークで印象に残っているのは水屋神社です。水屋神社は樹齢千年の大楠、国歌に詠われている「さざれ石」など、パワースポットの宝庫でした。3年生になったら、飯南飯高地域のことを外部の人に知ってもらう為のイベントを企画してみたいと思っています。

山本さんは、現在飯南町在住で県外へ進学する予定だが、ゆくゆくは県内で就職したいと考えている。山本さんの好きなこの地域の風景は、周りに建物がない、大きなスクリーンのような景色と、山と山の間から朝日が見えるところが気に入っているという。

北川さん:廃校した校舎が展示物と共に残されている有間野小学校をフィールドワークで見つけていいなと思いました。校舎が残され活用されている所ってなかなか無いと思うんです。学校や地域を盛り上げる應援團Circleでは、飯高町森地区のおばあちゃんにこんにゃく作りを教えてもらいました。商品化して販売してみたいと思っています。

飯高町在住の北川さんが好きな風景は、家の前から見える静かで落ち着いた家並みと山々。山に雪が積もる冬の景色も好きなのだとか。進学でこの地を離れる予定だが、また帰って来たいという北川さん。

飯南高校のシンボルである並木道を、暑い日も寒い日も通い続けた日々の記憶は、これからの2人を影で支えてくれる、思い出のひとつとなるだろう。


珍布峠の入り口に、サテライトオフィス

明るい縁側のある、古民家を再生したサテライトオフィス。この地域の子供が通う珠算教室が開かれていたり、ワークショップや料理教室など、様々なイベントに利用されている。

レンタルオフィスが3室、会議などに使用できるコワーキングスペースや、キッチンスペースがある。エアコン完備、Wi-Fiや光ファイバー回線も整っており、リモートワークにも最適だ。


ただいま。そう言いたくなる、このまち

車窓から見える光が、徐々に少なくなっていく。いよいよ明かりは街灯だけになって、暗闇に吸い込まれそうになる時、都会では見えない小さな星さえも見えていることに、あなたは気づくだろう。

動物の飛び出しにはご注意を。鹿で車を廃車にした人が、知り合いにひとりはいるはず。山裾を縫うように車を走らせ、懐かしい我が家へ。

「ただいま〜私のまち」

 

記事:orange(飯南町在住)

 



求人タイアップ:株式会社三ツ知製作所

はじめまして、株式会社三ツ知製作所です。弊社のある飯南・飯高地域は、少子化や若者の都市部への流出により、過疎化が進んでいる地域です。弊社が創業より大切にしてきた地元の方の採用が、将来的に厳しくなっていくと考えています。地域内の雇用は地元を元気にする基礎です。人口減少が進む時代のなか、今までの採用活動をいちから見直し、地元である飯南町・飯高町の魅力を発信することで少しでも興味を持っていただければと考え、今回の記事は持続的に地元の魅力の発信を行う一環としてスタートしました。

▲飯南高校と連携して作成した看板

弊社は1971年の創業から「冷間鍛造(れいかんたんぞう)」をコア技術とし、シート部品・エンジン部品・ブレーキ部品といった自動車関連部品の製造を行ってきました。



「冷間鍛造」とは、素材となる鉄に熱を加えることなく、常温のまま圧力を加え加工する技術です。加工時に出る廃棄物がとても少なく、エコで地球にやさしいSDGsの時代にふさわしい技術です。

三ツ知製作所の製品の多くは世界に向けて輸出しています。緑豊かなこの町から、世界に通用するモノづくりをできることが私たちの誇りです。

0.01㎜単位の精度が求められるモノづくりは、世界に誇る日本の職人技。それは先人や現役社員の弛まぬ挑戦が築き上げてきた賜物です。大人数の大企業とは違い、全員が顔を合わせて声をかけあえる少数精鋭の職場環境です。

三ツ知グループは国内10ヶ所に拠点を持ち、更には中国、アメリカ、タイにグループ会社を設立しています。国内や海外出張もあり、自然環境に恵まれた田舎で暮らしながらグローバルな視点で仕事ができるのも魅力のひとつだと感じています。

最後までお読みいただきありがとうございます。私たちの大好きな飯南町・飯高町にぜひ遊びにきてください。

 

株式会社三ツ知製作所

三重県松阪市飯南町大字向粥見159番地の3

三ツ知ホームページ https://www.mitsuchi.co.jp/

TEL 0598-32-2200

▲飯南高校の生徒と作った映像

 

レトロなタイル、丸窓、昭和フォント。 ファインダーを通してまちを見れば、まだ見ぬ表情が見えてくる。

小さい頃、クリスマスプレゼントを買ってもらったおもちゃ屋さん。店の前を通るたびに、甘い匂いに誘われてしまうお饅頭屋さん。初めて自分のお小遣いで洋服を買った古着屋。津出身の私にとって、たくさんの思い出が詰まった津の商店街。残念ながら、今は思い出の店のほとんどが閉店し、空き店舗に変わっています。

全盛期を過ぎ、静かになった商店街。しかしその一方で、若者が空き店舗を使ってお店を始めるなど、新たな変化も起きつつあります。今回は、5名の学生とともに、津市中心市街地「まちづくりフィールドワーク」を実施。

津新町駅からスタートし、丸之内、大門などの商店街をめぐりました。その中で津のまちの魅力や課題を発見し、どのようにすればもっと愛される場所になるのかを考えました。

新しいカフェや人気の飲食店が立ち並ぶ、津新町駅付近の通り

何度も通ったことがある場所でも、視点を変えてみると、これまで知らなかった一面が見えてきます。例えば、岩田橋から西に向かって見た景色。

商店の人たちの暮らしが垣間見え、まるで昭和時代にタイムスリップしたかのような感覚に陥る。店が軒を連ねる表側とはまったく違う表情を見せてくれているのです

歩きながら、まちの記憶をたどる

今回巡った商店街の周辺は、江戸時代は津城の城下町として、そして伊勢神宮へ向かう参拝客で常に賑わうまちでした。特に大門地区は津観音の門前町として栄え、お伊勢参りが盛んだった江戸から明治期までは人がまっすぐ歩けないほど混雑していたのだそう。第二次世界大戦の空襲でまちが焼失するまでは人の絶えない繁華街だったのです。

日本三大観音の一つ「津観音」

しかし現在では、郊外型ショッピングセンターの台頭、アクセスの不便さなども相まって、歩いている人をほとんど見かけません。こうして改めて商店街を歩いてみると、やはりたくさんのお店がシャッターを下ろしています。

でも、その下ろされたシャッターによくよく目を向けると、面白いことに気づきました。津藩主・藤堂高虎、津祭りで披露される「唐人踊り」など津の歴史や文化に縁のあるモチーフが描かれているのです。

フィールドワークに参加した県外出身の三重大学の学生には、「唐人踊りを知らない」という人も。不気味な表情のお面にカラフルな衣装。笛の音に合わせて踊る唐人さんが、時折ぴょんぴょんと飛び跳ねながら近寄ってくる。小さな頃はそれが恐怖で、津祭りで唐人さんを見かけると、思わず逃げ出したものです。

唐人さんと同じポーズをとってみました

まちを「見る」という意識を持って歩くと、建物のデザインや描かれている文字にも興味が湧いてきます。こちらは現在、津市を中心にスーパーマーケット等を展開する「マルヤス」創業の場所。元々はフルーツ専門店だったそう。立体的なブドウの装飾がかわいい。

現在も砂糖などの卸売業を営む太田商店の建物は、佇まいが渋くて、かっこいい。なんだか妙に気になって足を止めてしまいました。

側面にまわると、いくつもの建物が連なり縦長の形状になっていることがわかります。正面からだけでは見えない建物の構造が見えてくる。この建物がどのような歴史を辿ってきたのか、想像するのも楽しい。

道路を挟んで向かい側に目をやると、「千虎金物店」「大原靴」という文字が見えます。今ではスーパーや百貨店、ネットで買い物をするのが当たり前になりましたが、昔は生活に必要なものは専門店に行って買っていた。手間がかかるからこそ、物を買うという行為自体も大切にしていたんじゃないかな。

私がもっとも惹かれたのは、倉田金属の建物。モスグリーンのタイルに映える明朝体のフォント。金属を扱う企業だけあって、四角が組み合わさった鉄格子がユニークでかっこいい。錆びた鉄がより一層、アンニュイな雰囲気を醸し出しています。まるで映画のワンシーンに出てきそうな佇まいだけど、きっと賑やかな繁華街にあったら見逃してしまう気がする。

学生からは「廃れてしまった寂しさも感じるけれど、今だからこそ見える景色もある」という声も。静かなまちを歩きながら、じっと目を凝らし耳をすまして、過去の息遣いを感じる。そんな想いを持ちながらまちを歩けば、これまで気づかなかった魅力を見つけることができるかもしれません。

扉の先は異世界!?「大門商店街 飲食店街」へようこそ

津観音の東側に位置する「大門商店街 飲食店街」にも、思わず写真に収めたくなる景色がたくさんありました。とはいえ、昼間はほとんどのお店がしまっているため、暗くてうっそうとした雰囲気。なかなか足を踏み入れづらい場所です。

昼間はひっそりとしている商店街も、夜になるとお店に明かりが灯り、このディープスポットを好んで足繁く通う人たちで賑わいます。

キーホルダーにしたくなるようなかわいい看板や、異空間につながっていそうな不思議な形のドア。

さほど広い場所ではないのに、迷い込んだら抜け出せないダンジョンのような気もしてくる。

ちょっと入ってみたいような気もするけど、やっぱり勇気がでない…。そんな方におすすめのスポットが「ランタン通り」です。ここは、地域活性化に取り組む「NPO法人サルシカ」が企画・設置した場所。

キャンプスタイルのバー「キャンプバー・ランタン」やベトナムカフェ 「アンコムチュア」などのお店が営業しており、大門商店街の中では、どんな人でも気軽に訪れやすい雰囲気です。

店の前の通路にはランタンが飾られており、ノスタルジックな雰囲気。店内ではクラフトビール やワイン、キャンプ気分を味わえる料理を楽しむことができます。

「キャンプバー・ランタン」の店主・水野利彦さん

学生の中には「地元の大人が行く飲食店やスナックに行ってみたい」と好奇心をくすぐられた人もいたようです。しかし、外から店内の様子が見えないお店も多く、入るとなると躊躇してしまう。

こうした店の入りづらさを逆手に取り、SNSに「お店の扉をあける動画を投稿しては?」というユニークな意見も。また、スナックを初訪問するイベントや、ディープスポットを集めたまち歩きマップづくりなどのアイデアも出ました。

もう一度、賑わうまちを見てみたい

まち歩きの途中で立ち寄ったのは、オーデン大門ビル。昭和3年に「四日市銀行津支店」として建てられたギリシャ建築を思わせる立派なビル。明治から昭和初期にかけて建築された銀行の建物は、このような形式の建築が多くあるのですが、古くはギリシャの神官が農民や商工業者に金を貸していたことから、ギリシャ風神殿造りが採用されたのだそう。(諸説あり)

昭和20年の戦時下、辺り一体が焼け野原になった大空襲にも耐え、90年経ったいまなお、その姿を私たちに見せてくれています。

天井に施されたエレガントな装飾
薄暗い中でも艶かしく光る丸みのある階段の手すり
窓の開閉装置は、90年経過してもなお現役。(特別に開閉させていただきました)

このような魅力あふれるオーデンビルは、現在一階部分は子育て支援の団体が活用していますが、2023年3月いっぱいで閉館。その後の予定は未定です。そこで学生たちと、どのようにこの場所を面白く活用できるかを話し合いました。

現在、一階は子育て支援施設が活用している

特にユニークだったのが、ジャズライブを行うという活用方法。このようなクラシックな洋館でジャズを聴けるなんて最高ですよね。入場口は下に設置して、ここに楽器を置いて…と想像が膨らみます。

差し込む光が美しい2階

高校生や大学生が勉強したり、フリーランスが仕事をするコワーキングスペースとして活用してはどうかという意見も。オーデンビルが建つ大門エリアは夜営業のお店が多く、若年層には立ち寄る場所が少ない。そのため、まずは気軽に立ち寄れる場所が欲しいとのこと。

昼は学生向けのコミュニティスペース、夜はバーなど大人が立ち寄る場所と、時間によって用途が変わるのも面白いのではというアイデアも。他にも、ゲストハウスなどの宿泊施設があれば観光客も呼び込めるのではなど、これまでの概念にとらわれないさまざまな意見を聞くことができました。

学生たちの意見を聞いてみると、若い世代こそ「古いからこそ面白い」という感覚を持っていることに気づかされました。こうしたアイデアを一つひとつ形にしていけば、若者と商店街に接点が生まれ、「レトロ商店街を楽しむ」ムーブメントが起きるかもしれませんね。

全盛期の頃のような華やかさは見られず、静かな時間が流れる津の商店街。しかし、こうして自分の足で歩いて、建物や景色を見つめることで、「今だからこそ見れるまちの姿」があることに気づきました。

色あせてしまった壁の色も、昭和の匂いを感じさせてくれる看板やタイルも、壊されてしまったら2度と見ることができません。ぜひあなたも一度、カメラを片手に津のまちを歩いてみてください。少し視点を変えるだけで、これまで見えてこなかったまちの表情に出会えるはずです。

Zero To Summitを繰り返す 大紀町シーサイドトレイル

3年ぶりの3度目の開催となる大紀町シーサイドトレイルが開催されました。
実は3年前もエントリーしてたのですが仕事の関係でどうしても抜けられなかったのでDNFとなってしまったので、ようやく開催というので楽しみにしてました。

大会運営は養老山脈トレイルランニングレースを企画しているNPO法人北信濃トレイルフリークス(KTF)さん。

錦向井ヶ浜遊パーク トロピカルガーデン

スタートとゴールはこちらの錦向井ヶ浜遊パーク トロピカルガーデン。

スタート

スタートのゲートを見ると椰子の木が並んでトロピカルな雰囲気。三重県でも南の方だとこんな場所があるんですね〜。三重県は南北に長いので一番北の桑名に住んでいるとこの南国感にビックリします。

スタート!

定刻の9時になったのでスタート!

応援 応援

漁港をまずはしばらく走ります。沿道には地元の方々の熱い声援。大漁旗を振っていただき皆さんのお見送りで元気に登山口までダッシュ。

渋滞

登山口に入るとシングルトラックになるので安全の為に追い越し禁止。トレランのレースでよくある最初の登りの渋滞。山頂までは皆で並んで歩いて登山タイム。

 唐人殺し峠

今回のレースでこの唐人殺し峠は2回通過する場所。なんとも恐ろしいネーミングの峠なんでしょう。この看板が余計恐ろしいイメージを醸し出してくれます。

山頂から

最初のピークを過ぎたところから見える熊野灘。トレランのレースは山は見えるけどこのように海と隣接したコースを走るのって珍しい。

海岸

このレースって山頂まで走ったと思うと砂浜に。砂浜を抜けたらまた山頂に。このZero To Summitを何度も繰り返す変わったレース。

 

コース

あの有名なトランスジャパンという日本海からアルプスを越えて太平洋に行くレースでさえも海岸はスタートとゴールの2回しかないのに、この大紀町のレースは6回も海抜0メートルを走るトレラン。山を走るのがトレランなのに海抜ゼロを何度も通過というのはたぶんここだけじゃないかな?

海岸

おかげでこんな景色を堪能できるからランナーの皆さん浮かれて立ち止まって撮影してばかり。ちなみに玉砂利の海岸は足を取られてしまうので走る気力も起きずのんびり景色を堪能してお散歩。

景色

シダの中を抜けて山に入り砂浜を見下ろす綺麗な風景を堪能。

また海岸

そしてまた海岸。

そして山

また山から海。レースなのに皆さん立ち止まって撮影タイム。

 

ランナー

海岸に並んでいるアリンコみたいなのはレースで走っているランナーの皆さんです。

ココの場所がズボズボと靴に砂が入ってしまったので、山に入る前に靴を脱いで中の砂を取り出してました。

 

ゴール

長い山を抜けたらゴールのトロピカルな雰囲気の錦向井ヶ浜遊パーク トロピカルガーデンが見えてきた!

ゴール

ゴールまでに島を繋ぐ橋を渡ってぐるりと回ってゴールゲートに向かう。

 

ゴール

ヘロヘロになりながらですがなんとかゴール。

キツイコースですが景色は最高!

寒いこの時期に南国に来た気分になれるZero To Summitトレランでお勧めのレースですので皆さん是非どうぞ!

【もっとOTONAMIE】6年ぶりに生涯現役アスリート達に会いに行ってみた。

コロナに対する生活規制も緩和され、わたしたちの生活も少しづつ以前に戻りはじめてきた今日この頃。ふと昔取材させてもらったアスリートたちが気になったので会いに行ってきました。

過去の記事はこちら>>>

津市ゲートボール倶楽部立誠チームのアスリートたち。
以前伺ったのは6年以上も前。
皆さんお元気なのか? お元気であってくれ!
いろんな意味のドキドキを抱えていつもの練習場に向かいました。

車を降りると「カーン!」とボールを打つ乾いた音と、「はい!次3番!」と懐かしい声が聞こえてなぜかホッとしました。


皆さんお変わりなく、朝から元気にゲートボールを楽しんでいました。
前より人数少ないのが気になりますが…


私「西村さん(チームの代表)!ご無沙汰してます!ちょっと写真撮ってっていいですか?」

西村さん「おーー久しぶり。あのー、あのー、三重の、マガジンの。なんやー兄ちゃんまた載せてくれるんかー!撮ってって!」
しっかりと憶えててくれてました。

私「皆さんお元気そうでよかったです。」

西村さん「おーー、みんな元気やで。なんとか生きとるわ!大雪もあったから今日は久しぶりなんや。」

私「皆さんコロナの影響とか大丈夫でしたか?」

西村さん「そやなー。とこわか国体に向けてみんなで準備しとったんやけど、結局中止になってしもてなー…」

西村さん「まー人数も減ったわー。前来てもらった時は津だけで50〜60人おったけど、今は40人位や…。前来てもらった時は〇〇さんも居ったもんな…。」

私「………。緊急事態とかいろいろありましたからね…。」
これ以上深くは聞けませんでした。

川口さん「わしは免許返上したで!もーブレーキの踏み間違いが怖くての。」

チーム最年長の川口 昇さん(90歳)


私「ご自宅はこの辺なんですか?ここへはどうやって来てるんですか?」

川口さん
「家はヨットハーバーの近くや。ここへは自転車やで!」

私「……。」
ヨットハーバーからここ(島崎町)までは軽く見積もっても4〜5km。毎日往復で10km。恐るべし91歳。


川口さんの愛車。めっちゃいいヤツ。
事故に気をつけて、いつまでもお元気でいてください。

西村さん「そーやー!今日は兄ちゃんもやってったらどーやー!」
皆さん「そやそや!兄ちゃんも一回やってってみー!教えたるで!」

ってことで、突如参加をすることに…

西村さんから「6」の札を受け取ります。
この瞬間から呼ばれ方が「兄ちゃん」から「ロクバン」に変わりました。

早速、ゲームスタート。

1番:樋口 勉さん(82歳)

2番:チームのマドンナ(氏名・年齢は非公開❤︎)
3番:チーム代表の西村正俊さん(79歳)

4番:チーム最年少 三浦 忠儀さん(78歳)

5番:自転車ニキ 川口 昇さん(90歳)

赤チーム白チームに分かれて自分の番号の玉を順番に打って3つあるゲートに通していきます。

最後にセンターのピンに当ててアガリ。(ゲートを潜ると1点、ピンに当てると2点)
1ゲーム30分で、チーム全員がアガルか、終了時点で点数が高いチームの勝ち。
途中違う玉に当てると、ゲートボールの醍醐味である「スパークショット」を打つことができるんです。

▲前回記事から引用
これで味方の玉を助けたり、相手の球に意地悪をします。
これが意外と難しい。
細かいルールは理解しきれなかったですけど、奥の深いゲームだということはわかりました。
初めての私にも皆さんは優しく教えてくれました。呼び方はずっと「ロクバン」でしたが…

ゲーム終了後は差し入れに持っていったとね菓子館さんのどら焼きをみんなで食べながら談笑。


みんなで運動して、お菓子を食べながら笑い合う。
毎日仲間こうして笑い合えることが皆さんの元気の源なんだと思います。

私もまた時間がある時は、参加させてもらいたいと思います。また一緒に遊んでください。
いつまでもな元気爺さん婆さんでいてくださいね!

 

地元愛のかたよりっぷりが楽しい!松阪偏愛マップ&ツアー!本居宣長の後輩クリエイター集団vacantとMADOIという場

偏愛:かたよって愛すること。特定の人や物事を特別に愛すること。また、その愛。
(コトバンクより)

 


 

Instagramを眺めていて気になる投稿を見つけた。

松阪偏愛モニターツアー。集合はMADOIという場所。

MADOIはカフェであり、図書館/本屋や雑貨店でもあり、文化センターで集会所でもある。何屋でもなく、何でも屋でもない。MADOIはそんな場。

MADOIを運営しているのはデザインプロデュース会社・合同会社馬鹿鳴都(vacant=バカント)。vacantメンバーは多彩な顔ぶれ。デザイナー、ディレクター、料理人兼イラストレーター、税理士。

松阪で生まれ育ったみなさんがvacantを設立して最初につくったプロダクトが「松阪偏愛マップ」。

 

今回のツアーは、”旅を介して、地域の活性化や人々の交流に貢献する”ことを目指す〈NICHER TRAVEL(ニッチャートラベル)〉が提供する旅のひとつ。〈ニッチャートラベル〉は、旅行会社の〈阪急交通社〉とナビゲーションサービスの〈ナビタイムジャパン〉の共同プロジェクトとして2022年6月から始まり、自分の愛する地域を盛り上げたいと強く願う人たちと一緒に、独創的な旅をつくっている。
おしゃれで楽しく、地元への偏愛っぷりがあふれている偏愛マップをベースにツアーを造成。以下、当日の様子をリポートします。

 

 

情報量多め?のスタート!

MADOIに集まったのは県内外から約20名のモニターツアー参加者。

デザイナー、ディレクターでvacant代表の中瀬皓太さん。
デザイナーの羽根さん(写真中・vacant)
デザイナーの阪井さん(写真左・vacant)/税理士の森川さん(写真右・vacant)
アオゾラ食堂を営みながらイラストも手掛ける中瀬理恵さん(vacant)。

ツアーのナビゲーターは阪急交通社、ナビタイム、そしてvacantのみなさん。

3班に分かれ、まち歩きをしながらスポットを巡る。まずはお弁当で腹ごしらえ。松阪といえばモー太郎弁当。

モー太郎弁当を手掛ける駅弁のあら竹の社長、新竹浩子さんと娘の廣瀬実奈さん、アコーディオン奏者の林博さんがあら竹の歌を披露。そしてみんなでいただきます。

モー太郎弁当がおもしろいのは、弁当の形状もそうだが、フタを開けると鳴る音楽。民謡「ふるさと」が静かに流れる。光に反応するセンサーが付いていて、なんと3万回も再生できるとのこと。

約20名の弁当からピーピーと「ふるさと」が流れる、シュールなランチタイム。食事中もあら竹さんによる演奏で盛り上がるMADOI。弁当を頂きながら、松阪の国学者・本居宣長の子孫で、作曲家の本居長与のレトロ感のある曲を聞けば旅情的な心持ちに。

アコーディオン奏者の林さんは国鉄時代からの現役運転手さん。あれ?今日は何を取材しに来たのだったか・・。序盤から情報量多めの昼食を終え、向かったのは本居宣長記念館。

 

 

宣長と息子のものがたり

道中、地元育ちのvacantのみなさんにナビゲートいただけるので楽しくまち歩き。記念館に到着して学芸員さんにお話を聞きながら展示物を眺める。開催していたのは冬の企画展「宣長と春庭」。

宣長は日本を代表する国学者であり医者。松阪商人の名家に生まれるも商売の才能がなかった。江戸に修行に行くが「本ばかり読んでいて話にならない」と返された。本と名の付く物なら何でも読んだという。

松阪に帰ってきてまず行ったのが日本地図の作成。伊能忠敬が全国を巡り、測量による地図を完成させる60年前だったという。

どうやって作ったかは謎だが、かなり細かいところまで地名などが記されている。その後は医者になり、松阪と伊勢を往診で通う日々。当時は徒歩で移動。夜な夜な古事記の研究を行い、32年掛けて全44卷の古事記伝が完成。

直筆の古事記伝。宣長は字がキレイで誤字がほとんどなかったという。うかつに誤字がある手紙を宣長に送れば、添削されて送り返されることもあったらしい。

春庭が書いたとても小さな書物

そんな宣長の息子・春庭(はるにわ)もかなり器用。しかしながら29歳で病の末に失明。

失明した春庭が父・宣長に宛てた手紙

鍼医者になるべく京都での修行中に宣長に送った直筆の手紙の文字には、美しく繊細な春庭のタッチは残っていない。その後も文学の研究を重ねた春庭は、動詞の活用の法則を発見。
教科書だと宣長や動詞の活用などぜんぜん興味が湧かなかったのに、やはり学芸員さんのお話はおもしろく、心が動かされる。

その後、宣長が過ごした家「鈴屋」や松阪城跡を見学しながら歩いて移動。

 

 

松阪わくわく散策!

松阪市産業振興センターで松阪市観光交流課課長・福山圭さんから松阪市の魅力についてお話を聞かせていただく。

印象的だったのは、松阪御城番屋敷に住むことができること。家賃は7.5万円で駐車場もあるのだとか。歴史好きには堪らないロマンがある暮らしだと思う。

豪商のまちの街並み
見学できる旧長谷川治郎兵衛家
新しいお店ができていました。
レトロな佇まいPart1。
レトロな佇まいPart2。
レトロな佇まいPart3。

講演のあと、豪商のまち松阪観光交流センターや周辺にある豪商の屋敷などを散策。松阪の観光のいいところは駅から城や豪商の町を歩いて巡れること。

 

 

焼肉屋は斜めっているくらいがいい。

散策のあとはMADOIにもどり、しばし休憩。
vacant代表でディレクターやデザインを手掛ける、中瀬皓太さんにお話を聞いた。偏愛マップを作ろうと思ったきっかけとは?

中瀬さん:ウシ(松阪牛)以外もあるじゃないですか、地元には。既存の松阪の観光ガイドブックなどを見ても、キレイすぎるというか。背伸びした観光ブックに「こんな松阪、僕たちは見たことない」と感じたんです。そして、等身大の方がおもしろいと。vacantらしいマップを編集したかったんです。偏愛マップのあとに、愛宕純愛マップというナイトマップも作りました。

偏愛マップに掲載されているお店などには、ひと工夫が施されている。

中瀬さん:おじいさんやおばあさんと孫が見ても、わかるところを中心に選んで掲載しました。祖父母と孫の会話になることで「今度行ってみようかな」となり、僕たちが好きなお店などの魅力を年代をまたいで引き継がれていけば嬉しいなと。

今後の展開についてもお聞きした。

中瀬さん:偏愛マップに町の銭湯も掲載していますが、マップで掲載するだけじゃなくてもっと深掘りして魅力を伝えたいですね。あと郊外のマップも作って、今回のようにツアー化してもおもしろいと思います。

ツアーの終盤、夜ご飯はやはり焼き肉。vacantがチョイスしたのは偏愛マップにも掲載している「一升びん平尾町店」。

中瀬さん:建物が斜めっていて、いいんですよ。いかにも「美味しい焼き肉」が食べられそうでしょ?

焼き肉のあと、希望者で歓楽街・愛宕町で地元で愛されるお好み焼き店の「ちょろ松焼き」などを堪能してツアーは終了。

 

 

宣長先輩と後輩たち

地元の人が、リアルにおすすめするお店やスポット。それはインターネットの評価ではなく、地元の人が知っている貴重な情報。令和5年の目線で、地元をもう一度見つめ直してみる。そこにはお宝が眠っているのかも知れない。

たのしそうに地元を再編集する皆さん触れ「たんけんぼくのまち」というテレビ番組を思い出した。そしてなんだか私も自分の地元の地図を描いてみたくなった。

日本地図という壮大なマップを描いた本居宣長は多分、日本が好きすぎるという偏愛にあふれていたのだと思う。そう想像すると夜な夜な古事記伝を書いていた宣長さんの、愛らしい一面を感じるのでした。

MADOIで販売している宣長クレープ。宣長への愛強し!

MADOIの由来(HPより)
円居(まどい)
「1か所に集まり会すること」、
「特に親しい者どうしが集まって楽しむこと」の意味を持つ円居。
松阪市を代表する国学者 本居宣長パイセンも
夜な夜な歌会や交流会を開き円居を楽しんでいたそうな。
昔からなんてクリエイティブなことをしてるんだろう。

 


 

遊べる集会所 MADOI
松阪市平生町10−2
hp https://madoi.mie.jp/
in https://www.instagram.com/madoi_2021/

ニッチャートラベル
hp https://www.nichertravel.jp/
in https://www.instagram.com/nichertravel/
tw https://twitter.com/nichertravel

OTONAMIE PUSH EVENT【2023.2.16update】

お寄せいただいたイベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

 

music onsen market art

安濃古道具店での2023年最初の作品展、2/20より津市在住のアーティスト|きじはによる絵画展【MIRACLE TREE】を開催します。
店内で絵画作品の展示販売を行いますが、会期中である3/4には施設1Fの多目的ホールでイベントも開催します。

【きじは絵画展】
日時|2/20(月)〜3/7(火)
12:00-18:00|Wed&Thu CLOSED
場所|安濃古道具店
https://www.instagram.com/anou_furudougu/
三重県津市安濃町東観音寺51-3 安濃交流会館2F

【イベント開催】
日時|3/4(土) 12:00-18:00
場所|安濃交流会館1F 多目的ホール(上記絵画展も同日開催しています)
入場無料(Donation)
▷Live
村上裕之/きじは/Jiroeux/POTOF/DROP IN
▷Installation art
ど星人のはつめいか
▷受注展示販売会
股引と褌 稲吉商店
Lyra works
▷出店
Sar+
Gekka
natural sweetsあいのや
Bulan relaxation
Slow Jam
Agri Tribe Music
Little summer
michel
なのはな苑
※同日、市内にてAfter partyも開催されます。(有料)
※安濃温泉 入浴料300円(10:00〜21:00)

【イベントに関する情報】
https://note.com/anou_labo/n/n477ed8eddb66

 


 

Natural Sweets Carnival
(ナチュラルスイーツカーニバル)

【内容】三重県内のnatural sweets生産者の出店を中心に、同じく自然食品、調味料、などの出店。
【日時】2023年3月12日(日) 11:00〜16:00
【場所】cafe de HAZERU(松阪市飯高町波瀬565波瀬の風)
【出店】あいのや/ Marl /はぜの風 / cafe de HAZERU
【珈琲】o-coffee
【波瀬ゆかい横丁】幸せの太陽パン/ 亀成園 / のんびり家
【音楽ライブ】大島圭太、他
【入場】無料
【天候】雨天決行
【席数】店内、屋外含め50席
【主催】波瀬のゆかいな仲間達
【Facebookイベントページ】https://fb.me/e/2E9r9jQr4

 


 

村田 瑞記 作品展 風のうた、雲のささやき

イベントのジャンル:作品展
日時:2023年2月11日(土)~26日(日)12:00 – 18:00 火・水定休
主催者からのメッセージ:村田瑞記はカリグラフィーで培った技術を生かし「言葉」を線で表現する作家です。今回の展示は、彼女が表現者としての方向性を模索する中で見つけた、和歌で詠まれた言葉の響きや感じた閃きをテーマにしています。和紙に柔らかな線で紡いだ、まるで心象風景のような作品が展示されます。このテーマが生まれるきっかけとなった音楽家Noahと取り組んだ映像作品もご覧いただけます。皆様のご来場をお待ちしております。
村田瑞記 Mizuki Murata
1993 三重県生
2015 三重大学教育学部美術教育コース デザイン専攻 卒業

詳しくはこちら
www.studiorokyo.com

 


 

皆様からのイベント情報も募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記フォームからイベント情報をお寄せください。

掲載申込みフォーム

温かい飲み物で心と体を緩める。お茶とコーヒーのお話。

10年に一度の寒波到来。私の住む松阪市も雪が積もり、茶畑の雪化粧はなかなか趣深いものだった。

松阪市西部の兼業茶農家に生まれ育った私。夏は麦茶を飲むことが多いが、冬はやっぱり温かい緑茶。そんな私が、近頃リピ買いしているお茶がある。それは、ヤマキ高橋製茶園の一煎茶ティーバッグ!

深蒸し茶と焙じ茶の2種類があり、職場で飲むのにちょうどいい。パッケージも可愛いのでプレゼントにも良さそう。

普段使いのお茶は、スーパーの地域物産コーナーで、同じくヤマキ高橋製茶園のお得なティーバッグ20個入りを買いまくっている。コスパが良いのにちゃんと美味しいこの緑茶。売り場の商品が少なくなってくると、買い占めておかなくても大丈夫か?!と不安になってソワソワしてしまうほど愛飲している。

「ホッと一息」がある暮らし。

平日、朝6時半。子供達の水筒に緑茶を入れる。ぬるめのお湯で入れると、苦味が少なく子供でも飲みやすい様子。朝から「はぁ〜、お茶はおいしいねえ〜(遠い目)」と、10歳の娘が大人びたことを言うので、つられて私も一杯。心と体が潤い、心地よく目覚めていく。

我が家では急須はあまり使わなくなってしまったが、代わりにH A R I O社のフィルターインボトルか、鈴鹿にあるお茶屋さん、椿茶園で買ったC H A C H A B Y(ちゃちゃびい)でお茶を入れることが多くなった。

CHACHABY(ちゃちゃびい)と麩饅頭。

ちなみにこの時淹れたお茶は、「拝啓かあさん」。椿茶園のお茶はどれも、ネーミングが楽しい。

椿茶園HPより

私がCH A C H A B Yを好きな理由は、お茶を美味しく淹れるための目盛がついているのと、持ち運びやすい小さめのサイズ感だ。これのおかげで、ホットもアイスも美味しく作れるようになったし、おでかけに持ち歩くのにちょうどいい。

8時15分、お茶を持って出勤。この日はH A R I Oのボトルで。こちらはフィルターがついているので、茶葉を直接入れる事も。忙しい朝の一杯が充実するだけで、少し気持ちが前向きになるから不思議。

HARIO社のフィルターインボトル。

職場でも気分転換に「一煎茶ティーバッグ」を淹れる。味を変えたい日は焙じ茶で。これまでは毎日緑茶を飲むという習慣が無かったけれど、事務作業のおともに午前中はお茶、午後はコーヒー、今ではこれが一番しっくりくる。

緑茶に含まれるテアニンはリラックス作用があり、カフェインの興奮作用も抑制するのだとか。緑茶って、ストレス社会でカフェインをよく摂る現代人に、ぴったりの飲み物だと思いませんか。

午後は睡魔との戦い。コーヒー、ヘルプミー!

午後1時、やがて襲ってくる睡魔に備えてコーヒーを淹れる。私は特にコーヒーに詳しいわけではないが、お気に入りといえばミンデンのバター焙煎コーヒー。深煎りでコクがあって、ほんのりバター風味なのが推せる。

レトロなパッケージが可愛い。

夕方、帰宅してバタバタと家事をこなす。
お風呂に入り、SNSをチェックしていたらあっという間に夜が更けていく。

家族が寝静まった後、自分時間に一杯のお茶を淹れると、お茶の香りがトリガーとなって、色んな記憶や感情が溢れてくる時がある。5月の茶畑の、爽やかな青い香り。そして情けないような、申し訳ないような感情。

私が小さい頃は、父が「たらまい」と呼ぶ紐のついたカゴを腰につけて、手積みでお茶摘みを手伝っていた。親戚や従姉妹たちも応援に来て、わいわいと賑やかな茶摘みシーズンだった。まじめにお茶を摘むのは最初だけで、従姉妹と茶畑を走り回ったり、茶の木にダイブしたり。手伝いにはなっていなかったけれど、両親のいる茶畑に顔を出すと必ず「おう、来たか!」と嬉しそうに笑う父がいた。なんとなく照れくさかったので、今でも覚えている。

それなのに、茶畑の存在も、あの時の父の笑顔も、頭の片隅に追いやっている自分に気が付いた。

両親が年老いて、私たち夫婦も本格的に作業を手伝うようになったが、共働きで休みが合わない、子供たちと遊びたい…そんな言い訳と葛藤があって、なかなか本腰が入らず、親子で気持ちがすれ違うことも。

近頃では、後継者不足等で耕作放棄地となった茶畑や、いつの間にか茶の木が伐採され、かわりにソーラーパネルが建っている…そんな風景をよく見かけるようになった。我が家も僅かだが、代々受け継がれてきた茶畑を残せるかどうかの岐路に立っている。

お茶積みの機械は、夫と息を合わせて二人三脚で。心配そうに見守る父…

どうしたものか…お茶の生産は重労働で茶葉の価格も低迷している。一番の問題は、今までお茶に魅力を感じてこなかったことだ。そんな私が、お茶を淹れる楽しさや美味しさに気付かされて、徐々に興味を持つようになったのは、ここ最近のこと。

CHACHABYのように、急須の代わりにもなり、目盛りに添ってお湯と水を入れると誰でも美味しいお茶が淹れられるボトルは、私にお茶を飲む習慣をもたらしてくれたし、一膳茶ティーバッグは出先で淹れる事もできて、茶葉を捨てるのに手間がかからない。そして、味良し、パッケージ良しなので、誰かにプレゼントしたくなるほどだ。

日本の茶畑を残そうと奮闘している茶農家さんの想いはきっと、こんなふうに誰かの胸に響いて、人から人へと優しく広がっていくのだろう。温かいお茶を飲んで、そんな前向きな気持ちになれたのでした。

 

〜おまけ〜 ミンデンでコーヒーを飲む休日!

やってきました、ミンデン。

お店に入ると、ふわっとコーヒーの良い香り。

お店のカウンターでバター焙煎コーヒーを頂きました。重厚感たっぷりの素敵な椅子は、駅前商店街ベルタウンの「喫茶店ミンデン」で使っていたものなのだとか。

カフェとは違う、老舗のコーヒー専門店で頂くコーヒー。

レトロなカウンターと椅子。時が止まったような、特別な時間が流れていました。
温かい飲み物で心と体を緩めて、健やかにお過ごしください。

 


 

ヤマキ高橋製茶園
三重県松阪市向粥見1062
HP:http://yamaki-tea.com/

椿茶園
三重県鈴鹿市山本町1795-1
HP:https://tsubakisaen.co.jp/

珈琲専科ミンデン
三重県松阪市郷津町 163-5
HP:https://www.cafe-do-toyo.com/

OTONAMIE PUSH EVENT【2023.2.10update】

\こんにちは!広報担当のともーこです!/

イベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

『Natural Sweets Carnival(ナチュラルスイーツカーニバル)』

 

【内容】三重県内のnatural sweets生産者の出店を中心に、同じく自然食品、調味料、などの出店。
【日時】2023年3月12日(日) 11:00〜16:00
【場所】cafe de HAZERU(松阪市飯高町波瀬565波瀬の風)
【出店】あいのや/ Marl /はぜの風 / cafe de HAZERU
【珈琲】o-coffee
【波瀬ゆかい横丁】幸せの太陽パン/ 亀成園 / のんびり家
【音楽ライブ】大島圭太、他
【入場】無料
【天候】雨天決行
【席数】店内、屋外含め50席
【主催】波瀬のゆかいな仲間達
【Facebookイベントページ】https://fb.me/e/2E9r9jQr4

村田 瑞記 作品展 風のうた、雲のささやき

イベントのジャンル:作品展
日時:2023年2月11日(土)~26日(日)12:00 – 18:00 火・水定休
主催者からのメッセージ:村田瑞記はカリグラフィーで培った技術を生かし「言葉」を線で表現する作家です。今回の展示は、彼女が表現者としての方向性を模索する中で見つけた、和歌で詠まれた言葉の響きや感じた閃きをテーマにしています。和紙に柔らかな線で紡いだ、まるで心象風景のような作品が展示されます。このテーマが生まれるきっかけとなった音楽家Noahと取り組んだ映像作品もご覧いただけます。皆様のご来場をお待ちしております。

村田瑞記 Mizuki Murata
1993 三重県生
2015 三重大学教育学部美術教育コース デザイン専攻 卒業

詳しくはこちら
www.studiorokyo.com

 

CROSS-BORDER GALLERY & LIVE

イベントのジャンル:多文化共生・芸術
日時:2023年2月6日(月)~2月12日(日)10:00-20:00(最終日は16:30まで)
主催者からのメッセージ:外国にルーツを持ち日本に住むアーティストらによる絵画展と演奏会を開催します。ロシアのウクライナ侵攻や北朝鮮のミサイル実験など、戦争を身近に感じる昨今、多文化共生という考え方が、平和に通じるより大切なものとして心に響くようになりました。多様な価値観の理解や新しい視点の発見を楽しめるアートや音楽の鑑賞を入り口とし、来場者が多文化共生に触れ、考え、楽しんでいただければ幸いです。
イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
https://heartpier.com/cross-border-gallery-live/

 

 


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キラキラスープのラーメン!麺屋 鶏恋

キラキラスープのラーメンを食べにGo!
麺屋 鶏恋_e0292546_21020116.jpg
三重大学病院からすぐ、前の麺屋一魂さんだった場所。
麺屋一魂さんは23号線沿い(前の吉野家の跡地)に移転して行ったので、空いたこちらのテナントに新しくラーメン屋さんが入りました。
食べログの情報によると、
以前松阪の花紋さんにいらした方がオープンされたお店らしいです。
入った途端めっちゃ接客態度いいの、
お声かけの感じが入った時も出る時も気持ち良かったわ〜。
入ったすぐ左側の券売機で食券を買って、
お水のコップを自分で運びます。
カウンターのみの店内、お水はカウンターに置いてあるのでセルフで入れる。
待ってる間にテーブルに置いてあるこちらのお店のこだわりを読む・・・。ふむふむ。
麺屋 鶏恋_e0292546_21020290.jpg

券売機にはないメニューがカウンターの正面の壁に貼ってある・・・。

和え玉(替え玉)のことらしいから・・・スルー。
そんなに食べないしね。
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初めてのお店で迷ったらラーメン屋さんで頼むのは券売機の左上と決まっています。
(以前別の人気ラーメン店のオーナーさんから聞いた話だから間違いない)
お店が1番売りたい商品がそれだから。
特製鶏塩らぁめん(税込)1100円にしました。
麺屋 鶏恋_e0292546_21020600.jpg

出て来たのがこれ。

スープがキラキラしてる!
おおおおお〜!美味しい〜!
何よこれ〜!めっちゃ好き〜!
ウワサでは脂がプカプカ浮いてるとか言ってたから躊躇してたけど、
全然さっぱりしてるじゃん!
ギトギトの脂だったら無理!って思ってたからなかなか来れなかったんだけど・・・。
これはね脂っていうか、旨味だよね〜こうなると旨味!
これ全然イケてる!めっちゃ私好み!濃いめの味付けの味玉もめちゃめちゃベリベリグー!
一気にイナバウアーしてしまったよ〜ん!
めっちゃ好きになった!1回で!もうめっちゃ気に入った!
何だよもう、もっと早く来れば良かったじゃ〜ん。
麺屋 鶏恋_e0292546_21020715.jpg
百聞は一見にしかずとはこの事ね。
私の好みかどうか、ウワサより、やっぱり自分の舌で確かめに行く。
つくづく思ってしまったお店だわ〜ん。
ここは絶対、おっすすっめで〜す!
麺屋 鶏恋
住所: 三重県津市江戸橋1-122-2 テナント金谷 1F

 


愛され母娘が作るチゲとサムギョプサル! 心も体もポカポカになるお店まるこ@伊勢

もう10年以上通い続ける美容室で、いつものように髪を切ってもらっていた。

しょっちゅう会わないからこそ色々と話せる距離感で、私の旦那どころか前の前の彼氏のことも知ってるし、明るくてオープンで、頼れる姉御的存在。
そして、くせっ毛の私の髪を見事に扱ってくれるスゴ腕の美容師さん。

そんな美容師さんが、いきなり言い出した。

「私、韓国料理屋さんするわ!」

・・え、どういうこと?

一ヶ月半後に髪を切りに行ったら、オープン前日だった。

内装工事や、ロゴ、メニュー決め、仕入れ先決めスタッフ教育・・
美容師しながら、それ全部できるってすごすぎる。

そして見事にオープンしたのだ。
【サムギョプサル・チーズタッカルビ・チゲのお店まるこ】

昼でも夜でも、このインパクトある看板が目印です!

誰もスタッドレスタイヤをつけていないんじゃないかと思われる伊勢でも、雪が降った12月。
あの寒い日に、まるこのチゲはたくさんの人の胃袋と心を温めたんだろう。

まだ寒い日が続く今食べに行かなくて、いつ行くの?!

と、いうわけで まるこ にやってきました!

まるこは伊勢市御薗町、国道23号線からすぐ近くの所あります。
あ、駐車場はお店前だけじゃなく、裏にもたくさんあるそうですよ。

店内はコンクリート調の床にグレーの壁紙や黒の椅子で落ち着いたトーンで、個室風に区切られた席もあるのでゆっくりできそう。

そして各所に目を引くカラフルなネオン。
韓国から取り寄せたというネオンは豚やビールなど、可愛くてフォトスポットにもなっています。

韓国語わからず購入したら、実は「ラーメン専門店」と書いてあるらしい。笑

 

伊勢の食材にこだわるまるこ。

まるこで食べられるのはなんといってもサムギョプサル!
豚が苦手な方も楽しめるようにと、鶏バージョン鶏ギョプサル。
流行りの韓国料理、チーズタッカルビ。
温まるチゲは3種から選べ、ホルモン味噌炒め、チヂミなどの一品料理とごはんものも!

食材はおいしさと、伊勢食材にこだわって選んだそう。
サムギョプサルに使われる豚肉はあっさりとした甘みのある脂身が魅力の「伊勢の国 健康豚」
豚肉が苦手な人でも楽しめるように!と鶏肉は臭みがなく、柔らかさとコクが特徴的な地鶏「伊勢どり」
そのお肉を巻くレタスは西豊浜町で水耕栽培されている柔らかさとみずみずしさが特徴の「グリーンレタスとフリルレタス」
そして、一緒に食べたくなるお米は御薗町の農家さんが作る「こしひかり」
説明を聞いてるだけで、もうおいしそう・・・!

注文したのはサムギョプサルとおすすめのテンジャンチゲ。
腹ペコな私たちは、ナムルとホルモン味噌炒めも注文です。
絶対ビールがおいしいやつ!

サムギョプサルって名前は聞いたことあるけど、実は食べ方がわからない・・と思ってたら、説明POPありました。

伊勢弁で書いてあって、つい声に出して読みたくなります。

大きな豚肉、まずはそのまま焼いちゃいます!
同じ鉄板の上で、キムチやエノキも焼いて豚肉に火が通ってきたらハサミでカット。
これをレタスにまいて、豪快にいただきます!

ぷりっと、シャキッと、口の中に辛味と豚肉の旨味と辛味がひろがって・・ん、おいし〜!!

すり鉢上に高低差のある鉄板は、豚肉の余分な脂を落としてくれる構造。
キムチやネギ塩など、薬味と共に食べると想像よりあっさり!
いくらでもいけちゃう・・!

 

続いてはテンジャンチゲ。
アサリの出汁と味噌がベースでコクのあるスープにはほたて、豚肉、ホルモンの旨味がぎゅっと濃縮!
私辛い食べ物苦手なんですよ・・。でもこのチゲは美味しく食べられた!
辛いんだけど美味しくて、もう一口、と、止まらなくなる味わい。
追いホルモンでホルモンチゲにするのも、おすすめです!

辛いがの好きな人は中辛・辛口も選べます!

 

今、よだれ出ましたね?

ホルモン味噌炒めは、甘めの味噌がベース。
プリプリで臭みのないホルモンと、濃いめの味付けがたまりません。
これはね、白ごはんにワンバンさせたい味わいです。

熱くて辛くて、おいしくて。
次はお肉と何を巻こう?これも美味しいよ!って盛り上がる。
あ。これって手巻き寿司の感覚に近いね。
大人も子どももワクワクするやつ。

他にも石焼ビビンバや冷麺、スープなどもありました。
スタッフの1番人気はビビン麺だそうで、これも気になる!

飲み物は生ビール以外にも、韓国のお酒マッコリやチャミスルなどが楽しめます。

 

 

楽しくお腹を満たした後で、冒頭に出てきた凄腕美容師こと、まるこのオーナーさんにお話伺いました。

 

お店をオープンするかはおみくじによって決まった?!

・そもそも、なんで韓国料理店をやることに?

オーナー:私の、サムギョプサル愛が強すぎて!笑
美味しいサムギョプサルを食べれるお店が近くになくて、よく家で作っていたんです。

そしたら近くの物件が空いて・・。
元々焼き肉もやっていたお店やから、ダクトもあって。
たまたま大家さんも知り合いで、声をかけた方たちはスタッフしたい!って言ってくれて。「今やるべき」って条件が整ってしまったの。笑

でも、やっぱり最後のひと押しがほしくて、娘と神社におみくじを引きに行きました。
2人で大吉出たらやろう!って決めて。

昔、神主さんに言われたことがあって
『おみくじって、引く時緊張するでしょう。
思った結果じゃなかったらどうしようって。
でも、おみくじなんて人生と一緒で何度でもやり直せる。何回引いてもいいんだよ。』
その言葉があったから、2人で小銭が尽きるまで引こう!と決めて、私は3回分、娘は4回分の小銭があって、それぞれの最後の1枚で大吉がでたの!
で、やることにしたんさ。

 

よく見ると”サンギョプサル”

 

そして受け継がれる父の味・・

・キャッチーで1度聞いたら忘れない「まるこ」という名前の由来は?

オーナー:韓国料理店をやると決まり、焼肉店を営んでいた父に報告に行った時にチゲの味がうまく出せないことを相談しました。
あの味が、なかなか再現できやんのさー。って。
そしたら、お父さんが「これ持ってけ」と、当時のレシピを書いたノートをくれたの!
それで、店の名前をまるこにするか!と決めたんさ。

・あ、「まるこ」はお父さんの焼肉屋さんの名前なんですか?

オーナー:そうそう!漢字で丸小やったけどね。
もっとおしゃれな名前にしようとおもってたのに、ノートをもらった帰り道、やっぱりにこの名前か!と気持ちが固まりました。

年季の入った石焼ビビンバの器と、秘伝のノート。

 

・まるこの名前と共に目を引くロゴのイラストは誰が書いたのですか?

オーナー:これは、うちの息子が書きました!
なかなか私も娘も絵心がなくて。お店の準備をしながらも家で色々書いてた時に、息子に1回書いてみて〜。と頼んで、出来上がったん。
一発書きやから、線が微妙に歪んでんのやけど、それも味ってことで。
めちゃくちゃ気に入ってます!

 

息子さん、いい仕事してる!

 

実はまるこは母娘で営業しているお店

では、ここらへんで娘さんにもお話聞かせてください〜。と、
登場していただいたのは店長さん。

 

・母娘でお仕事とはじめて、今どうですか?

オーナー:私はめちゃくちゃ娘を見直しました!接客がすごく素敵で、みていて気持ちがいい!
私もそんな接客しやな〜。と、見習ってます。
まあ、めちゃくちゃケンカはするけど、それでも休みの日も一緒にいるくらい仲良し。笑

店長:私はもう、小さい頃から母の働く姿は見てるし、家で料理してるのも見てるし特に違和感も見直す所もないというか・・想像どおりでした。笑
でも、昼間の美容師の仕事もしながら夜も働くのはすごいと思ってます。

 

・お母さんが韓国料理屋を始めるって聞いた時、どうでしたか?

店長:え、何言ってるんやろ?ってはじめ本気にしてなかったんですけど
早い段階で色々ぽんぽん決まって行くから、本気なんやな!って思いました。
お母さんはハマったり、キメるとぐぐ!って入っていくから・・いきなり空手はじめて黒帯にまでなったり。笑
今回も、本気とわかってからはもう乗っかっていくしかないという感じでした。

オーナー:でも2人で、というか主人と3人で始めてよかったと思いました。
私は考える前に行動してしまうけど、娘と主人は慎重派ですごく考えてくれるからバランスはいいと思います。

店長:そうやね。3人それぞれ得意分野が違うというか。だからよくぶつかるけど、最終的にいい方向に行ってるとおもう!

 

・最後に何かメッセージありますか?

店長:ランチ、昼飲みもやってますし、夜の営業時間も遅くまでやってるのでいろんな時間帯に来ていただきたいです!
あ、でもお客さんがいないと早く閉めることもあるのでご了承ください。

オーナー:たくさんやりたいこともあるので、これからのまるこを楽しみにしててください!
元気なスタッフと共にお待ちしてます!

 

辛い!おいしい!身体もポカポカ!だけじゃなく、
笑顔と親子の絆が心もポカポカにしてくれる、そんな素敵なお店まるこでした。

 


サムギョプサル、チーズタッカルビ、チゲのお店 まるこ
伊勢市御薗町長屋1978−3

営業時間11:00〜14:00 / 18:00〜24:00(早く閉めることも有)
定休日/月曜日

instagram:@maruko_ise

 

OTONAMIE PUSH EVENT【2023.2.2update】

\こんにちは!広報担当のともーこです!/

イベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

村田 瑞記 作品展 風のうた、雲のささやき

イベントのジャンル:作品展
日時:2023年2月11日(土)~26日(日)12:00 – 18:00 火・水定休
主催者からのメッセージ:村田瑞記はカリグラフィーで培った技術を生かし「言葉」を線で表現する作家です。今回の展示は、彼女が表現者としての方向性を模索する中で見つけた、和歌で詠まれた言葉の響きや感じた閃きをテーマにしています。和紙に柔らかな線で紡いだ、まるで心象風景のような作品が展示されます。このテーマが生まれるきっかけとなった音楽家Noahと取り組んだ映像作品もご覧いただけます。皆様のご来場をお待ちしております。

村田瑞記 Mizuki Murata
1993 三重県生
2015 三重大学教育学部美術教育コース デザイン専攻 卒業

詳しくはこちら
www.studiorokyo.com

 

CROSS-BORDER GALLERY & LIVE

イベントのジャンル:多文化共生・芸術
日時:2023年2月6日(月)~2月12日(日)10:00-20:00(最終日は16:30まで)
主催者からのメッセージ:外国にルーツを持ち日本に住むアーティストらによる絵画展と演奏会を開催します。ロシアのウクライナ侵攻や北朝鮮のミサイル実験など、戦争を身近に感じる昨今、多文化共生という考え方が、平和に通じるより大切なものとして心に響くようになりました。多様な価値観の理解や新しい視点の発見を楽しめるアートや音楽の鑑賞を入り口とし、来場者が多文化共生に触れ、考え、楽しんでいただければ幸いです。
イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
https://heartpier.com/cross-border-gallery-live/


皆様からもイベント情報を募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記フォームからイベント情報をお寄せください。

掲載申込みフォーム

真言密教のお寺で瞑想。没入感のあるマインドフルネスは多分一生忘れられない。

※この記事は個人的な感想が多く含まれています。

先日、不思議な体験をした。
お寺でご住職に導いていただき、瞑想を行ったときだった。
阿字観(あじかん)と呼ばれる瞑想法。

真言密教のお寺の本堂に入り、椅子に座る。
手は法界定印(左手の上に右手を置き、親指と親指を軽く触れさせ卵形を作る)に整える。
お経が始まった。

今から、目の前に掛けられている阿字観の絵を自分の意識のなかに入れるイメージをする。
描かれた円は満月の輪(月輪:がちりん)。
輪のなかには、清らかさの象徴である蓮華と、真言密教で万物の元を意味する「阿」の梵字。
阿字観本尊の梵字は「大日如来」を表す。
まぶたの裏に阿字観の絵を焼き付ける。
ご住職のご指示にしたがいながら、目を閉じてゆっくりと口から深く息を吐く。
自分の内面の汚れを手足の先端から全身、胸、のどを通ってきた空気に込めてゆっくりと吐く。
吐ききったらひと節をつけ、今度はゆっくりと鼻から息を吸う。

仏や神々、阿字観本尊から清らかさに満ちた空気を感じながら。
また、自然の摂理から溢れる清浄な空気を感じながら。
ゆっくりゆっくりと息を吸う。

途中、阿字観の絵が思い浮かばなくなったら半眼で目の前の軸を確認する。
そしてまた目を閉じ、呼吸に集中する。
これを何度も繰り返す。
後半の呼吸は息を吐くときに静かに「あー」と声を出す。
だんだんと日常と非日常の意識の境界が曖昧になってきた。

阿字観の絵が自分の胸に近づいてくるのをイメージする。
半眼で阿の梵字を見つめると字が立体的に見えてきた。
何度も繰り返していると、頭のなかの遠くの方でノイズのような音がしていることに気が付く。
ハッと思い、目を全開に開けてしまった。
体験したことがない心地良い感覚へ没入することに、自分自身がうろたえたのだろう。
そう考えると妙に納得できて、目を閉じると瞑想に集中できた。
続いて口を閉じ、奥歯を軽く嚙み合わせ、舌先を口のなかの上にあてる。
鼻でゆっくりと呼吸を続ける。
阿字観の絵が自分の胸に入り大きくなるのをイメージする。
それが自分を越え、無限大に大きくなる宇宙を想像してみる。

 

日常では観えない自分の姿。

お寺ではない、知らない空間にいるような不思議な感覚になった。

最近の自分の見栄を張った行動。
自分を大きく見せるための愚かな発言。
虚勢を張っていたんだと分かった。
近頃、時々息がしづらくなることもあった。
突然やってくる、理由がわからない漠然とした不安に怯えていたことも。
一生続く圧力があるように思えて気が滅入っていたことも。
そんな自分が、瞑想中はちゃんと正面から観えているから不思議だ。

そこにいるのは愚かさをひけらかしながら、逃げ腰の滑稽な姿勢でしか日々を生きられない自分。
自分の内側に無意識に溜め込んでしまっていた何かを、意識的に吐き出す。
忙しく生きれば心に納得できていないことも溜まる。
それを消化不良のままやり過ごし、気持ちが混沌とすれば正しさを見失う。
瞑想をしながら良かったと思うことがあった。
それは、自分のなかで消化できないものが、なんとなくわかる気がしたからだ。

「脈々と受け継ぐ、ご先祖さまから繋がれきた命を感じてください」
ご住職から、そのような言葉が聞こえたときだった。
普段ご先祖と聞くと、祖父や祖母の顔しか浮かばない。
でも目を閉じて瞑想していると、そのもっと前、さらにもっと前から命が繋がれていたことが認識できた。
生命の誕生からずっと命は繋がっていて、今もこうして生きている。

 

自分と自分以外のすべての存在。

最後に、大きく広げた阿字観の絵を小さく縮めていき、胸から出して軸に戻すイメージをする。
目を開けて、手で身体に触れずにお祓いをする。

どれくらい瞑想をしていたのだろう。
途中から時間の感覚がわからなくなった。
心は断捨離され、視界はクリアになった。
深い眠りから、心地良く目覚めた時の感覚に似ている。

自分と自分以外のすべての存在が有る。
そう意識すると、自分という存在が有ることが浮き彫りになる。
そしてそれらはすべて繋がっている。
命は本来、孤独ではない。
苦しみを救ってもらえる何かがあると気が付くと、気持ちが少し楽になった。
マインドフルネスという心の整え方は、真言密教では平安時代から阿字観などで伝えられてきた。
複雑な現代社会でも、先人の偉大な知恵は人を救う。

 

阿字観はヨガ。

ご住職曰く、怒りがすべてを壊す根源だという考え方が仏教にはあるそうだ。
自分も家族も大切な人もすべてを壊す怒り。
従って瞑想で怒りを鎮め、心を平和な状態にする。
忘れがちになることなので、お寺では毎日、ご作法に従ってご祈祷を行っているという。

瞑想が終わり本堂を見渡すと、荒々しい形相の神や仏が多い。
穏やかな神や仏だけでは、救えない人がいるというのが真言密教の教えで、時に鬼のような形相でないと導けない人がいるのも真実だという。
真言密教は、806年に空海(弘法大師)が唐から帰国し広めた宗派で、日本の仏教のなかでも作法や教えがインド仏教に近いこともあり、阿字観の瞑想はヨガの一部として捉えられている。

 

弘法大師生誕1250年を記念した事業がスタート。
左:愛宕山上福院龍泉寺ご住職の岡本祐璋さん。右:丹生大師神宮寺副住職の岡本祐真さん。

今回、瞑想をさせていただいたお寺は松阪にある愛宕山 上福院 龍泉寺(あたごさん)で、導いていただいたのはご住職の岡本祐璋さん。また瞑想体験を受け付けている龍泉寺を繋いでいただき、当日もご同行いただいたのは丹生大師 神宮寺の副住職 岡本祐真さん。

今年は弘法大師ご生誕1250年で、松阪市と多気郡の真言密教系の7つの寺院が協力して「松阪七弘法巡り」がスタート。無病息災・福徳円満・諸願成就(合格祈願)をご祈祷した七福特別御朱印を用意し、すべての寺院を巡り満願された方の名前は、神宮寺大師堂にて奉納祈念される。
事務局を担当する神宮寺の岡本さんは「昨年(2022年)の12月24日からスタートしたのですが、思いの他ご参加いただく方が多くて感謝しています。地元の方なら1日で巡ることもできるので、ぜひお気軽にご参加いただければと思います」。

また寺院によっては、写経体験や阿字観(瞑想)なども予約制で受け付けている(詳しくはHPで)。真言密教系の寺院はこの辺りでは少ないが、宗派独特の明王という守護の神々、仏教を守る帝釈天や梵天などの神々、権現などの神を祀る神仏習合時代の名残も知ることができる。

龍泉寺にある梵字の曼陀羅

今回、瞑想をさせていただいた私の感想。あれから2日しか経っていないのですが、心身ともにいつになく好調であること、そしてこんなに近所で非日常体験であるマインドフルネスができることは驚きで、また何かの折にお寺に行きたいと思いました。

 


 

松阪七弘法巡り
hp http://www.ms2.mctv.ne.jp/nanakobo/
in https://www.instagram.com/7.kobo/

愛宕山 上福院 龍泉寺
松阪市愛宕町1丁目4
hp http://www.atagosan.com/

丹生大師 神宮寺
多気郡多気町丹生3997
in https://www.instagram.com/jingujl

 


 

阿字観と座禅の違い
座禅は煩悩を消して無を目指す。
阿字観は煩悩も含め全てを認める。

龍泉寺さんでの阿字観体験は、説明を含め30分〜1時間です。
宗派等関係なくお申し込みいただけます。
体験料(奉納)
30分まで 500円
それ以上 1,000円
※阿字観は体験する人によって感じ方が異なりますのでご了承ください。