海外のCMっぽいフレーズや動画。とあるInstagramのアカウントに、私は心惹かれていた。それは津市にあるSAMPA(サンパ)というハンバーガー屋さんのInstagramだった。
うそ?!ブロックが落ちてきた!!
なんてセンセーショナル!!
本物のバーガーをかじりに、今すぐSAMPAに行かなくちゃ!!!!
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お店は津市の多国籍スーパー「BoiBom」の2階にある。
オーナーは、ブラジル、サンパウロ出身のデイビッド・トビアスさん。見たかんじイカツめだが、思い切ってハンバーガーのことを聞いてみることにした。「それはヒミツ。ウソウソ〜!笑」と陽気に笑いながら、ハンバーガーについて流暢な日本語で語ってくれたデイビッドさん。
サンパはサンパウロの略称で、ラパ、モーカ、モエマなど、10種類以上あるハンバーガーの名前はすべて、サンパウロに存在する街の名前なのだという。それぞれの街にインスパイアされて生まれた、芸術的なハンバーガーたち。その一部をご紹介したい。
一番人気!サンパダブル!
130gのビーフパティ2枚、チェダーチーズ、手作りマヨネーズ(このマヨが絶品!)がサンドされているサンパダブル。
「日本人って、肉が大好きなんですね。ちょっとビックリ!」とデイビッドさん。小柄な日本人女性が、パティ3枚のサンパトリプルを2つ一気にたいらげて、とても驚いたというエピソードを聞かせてくれた。小柄な彼女はフードファイターだったのだろうか。
二番人気のモエマ、ベーコンは自家製!
130gのビーフパティ、チェダーチーズ、手作りマヨネーズ、ベーコン、レタス、トマトがサンドされているモエマ。自家製ベーコンは、豚バラ肉を一週間かけて熟成させた後、さくらとりんごの木でじっくり燻製している。
どのハンバーガーも、マッシュルームソースやワカソースのトッピングで、自分好みにカスタマイズできるので、おいしさは無限大だ。
私はコレ!流れ出るチーズの滝!!ラパ!
130gのビーフパティ、チェダーチーズ、手作りマヨネーズとベーコンのラパ。
なんといってもこのチーズの滝!黒いバンズによく映えている。こんなにチーズたっぷりなのに、くどくないのが不思議。バンズから流れ落ちたチーズもスプーンで丁寧にすくいとって、しっかり完食。ごちそうさまでした!
ご一緒にフレッシュなドリンクはいかが?
人生初、クプアスジュースなるものを注文してみた。クプアスはカカオの仲間で、その神秘的な香りから「神のフルーツ」と呼ばれているアマゾン原産のフルーツだ。とろみがあり、爽やかなバナナジュースのような飲みやすさ!大きなグラスにたっぷりと注がれていたので、これだけでもお腹がいっぱいに。
SAMPAのお客さんは、ほとんどが日本人なのだとか。1階の多国籍スーパーは、外国にルーツのあるお客さんが多い印象だったので、ちょっと意外だった。
国籍にかかわらず、誰もが笑顔になれるハンバーガーが、ここにはある。
SAMPAのコンセプト、それは日本にハンバーガーカルチャーを広めること。デイビッドさんの想いを乗せて、SAMPAが生み出すカルチャーはじわじわと広まっていく。
本物のハンバーガーをかじりたい気分?魅力的な味の体験に身を委ねよう!
SAMPA 津支店
津市高茶屋小森町392−4
営業時間:11:00〜21:00
定休日:月曜日
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読んで頂き、ありがとうございます。三重県松阪市の山間部、70もの橋が架かる香肌峡在住。地元の写真部としても活動しており、香肌峡を旅するように暮らしています。フォトスポットやクセになるディープなお店をご紹介したいです。