じゅわっと溢れ出る肉汁。
ふわっと香ばしい香り。
シャキシャキっとした食感。
濃厚なソース、とろける味わい…。
さて、ここまで読んであなたは何を想像しましたか?
最近、にわかにハンバーガーが流行ってない?って話を聞いて、マ◯ドナルド以外に、あ!確かにあの店でも、こっちの店でも食べられる!と思い浮かぶ三重県内のお店がちらほら。
どの店に行こう・・となる前に、それなら自分で作ってみたい!となった私。
どうせ作るなら、三重県産素材にこだわって作ってみたい。
県内産の小麦粉はありそう、バターも。
お肉は松阪牛か。豚肉も手に入りそう。
野菜は産直に行けば手に入るのでは?
あ、なんかハンバーガーって三重県産のものでだいたいできそう!
さすが食の宝庫、三重!
早速向かった先は玉城町にあるアスピア玉城。
まずはアグリ別館の米工房へ。
早速、県内産の小麦粉を発見しました。
薄力粉と強力粉、両方チョイスできるよ・・!
今回はパンを作る目的で、強力粉ニシノカオリを購入。
バターもありました。
大内山のおいしいバターも一緒に購入。
ん?店内に一際大きく「沖縄バヤリース」の文字。
横の棚にはさんぴん茶や黒糖も。
ココハオキナワデハナイハズ・・
と思ったら、玉城町に詳しい旦那が教えてくれました。
玉城町は沖縄県にある玉城村(たまぐすくそん)と1993年に姉妹都市提携を結んでいるそうです。(2006年1月1日に合併により玉城村は南城市の一部となった。)
突如現れた沖縄コーナーにも納得。
個人的に沖縄好きなので、ここで黒糖やさんぴん茶も購入できるの嬉しい!
他の食材を求めて、そのまま向かいのふるさと味工房アグリの方へ。
玉城町で採れたという新玉ねぎ、新じゃがいもをはじめ、
伊勢市で取れたというレタスやトマトなど野菜がたくさん!
その他にも玉城豚や、加工品のソーセージ。
パンやおまんじゅうなども販売されていて、目移りします。
こちらではトマトやレタス新じゃがなどの野菜と、ハンバーグ用に玉城豚のミンチを購入し、意気揚々と帰宅。
作り始めよう!とした瞬間、あ、牛肉買ってないやん・・。となり、
このまま強行突破を試みようとしたのですが、やっぱり合い挽きハンバーグが諦めきれず!
購入したばかりの強力粉とバター、お水などを軽量しパン焼き機にセットして、再びの買い出し。
そして30分後、松阪肉を無事に手に入れ帰宅。
おおー。
和牛とありますが、この日はラッキーな事に松阪肉でした!
合い挽きミンチにするため購入したお肉は、少量ながらとっても綺麗なお肉。
さ、まずはハンバーグから作ろっと。
材料は松阪牛と玉城豚のミンチ、玉ねぎ、大蒜、パン粉、卵。
まずは大蒜と玉ねぎをフードプロセッサーで細かくし、飴色になるまで炒めます。
いつもは炒めず生のままお肉に混ぜるのですが、炒めることで甘味がでるし、一手間加えた感もでるし、今日は炒めます。
その間に松阪肉の薄切りをフードプロセッサーでミンチにしていきます。
ちょっと食感をの残そうと早めに止め、豚ミンチと混ぜていきます。
そして卵、パン粉を入れて、軽く混ぜた後は手でしっかりとまぜ合わせていきます。
その間に炒めた玉ねぎはいい感じの飴色に。
そしてこちらのパン生地もいい感じに発酵終了です。
ふわっともーちもち。
小麦粉の違いなのか、うまく発酵できたからか、いつものパン生地よりもやわやわです。強く押さえるとガスがぷしゅーーっと抜けていく感じも好き。
パン生地は癒しという人も多いはず。
4つに分けて少し寝かせた後、オーブンに入れて15分程度焼いていきます。
いよいよ大詰め。
飴色玉ねぎをミンチと合わせて整形していきます。
ハンバーグは焼く前に真ん中を少し凹ませて。
お腹が鳴るような香りも漂いはじめ、ジュージュー音を立てて焼けてくるハンバーグ。
蓋して中までしっかりと焼けた後は、そのままフライパンでソース作り。
ケチャップ、ソース、赤ワインと少しのお砂糖を入れて出来上がったソースにハンバーグを絡ませていきます。
よい感じにパンも焼きあがったところで!
さっそく組み立てていきます。
ささ、ここからは写真でどうぞ。
じゃーん!丸ごと三重県産のハンバーガー完成です!
一緒に購入した新じゃがでポテトも作って、見た目だけは完璧!
お味の方は・・?ということで、
今日の夜ご飯はハンバーガーです!と、実食は旦那 ogurock にお願いしました!
10cmほどの厚みをものともせず大きな口でガブリ!
この笑顔で、味の想像つきますか?笑
「食べ応えのあるパンズに肉の旨み、
トマトの甘みがしっかり感じられて、
レタスの水々しさが脂感を相殺してくれてる気がするので、実質カロリーゼロ!」
カロリーゼロにはなりませんが、直訳すると「美味しかった」という意味でしょう!
作った私の感想としては、
パンがふわっふわに焼けたのが嬉しくて!
ハンバーグはちょっと硬くなってしまったけど、肉感がしっかりとしていて食べ応えがしっかり◎。丸ごと入れたトマトも、めちゃくちゃジューシーで美味しかったです。
チーズが見つかれば、一緒にサンドしてもより私の好みに近づくと思いました。
ハンバーガー以外に他のメニューも、三重県産素材に限定しても作れそう!
お寿司とか?
ピザとか?
カレー・・はちょっと難しいかな?
「三重の食材を使う」という小さな制限を設けることで、買い物の時点で産地をチェック。
自分の住む町や隣町で、どんなものが作られているのか興味が湧いてきます。
実際に多種多様なものが栽培されていたり育てられているので、地物を積極的に購入することは、その地域の農家さんや働く人たちを応援できますし、輸送の際にでるコストも少なくてすむので環境負荷を減らすことができます。
また、野菜は旬のものが多いので自然と栄養価の高い野菜を選ぶことができます。
改めて、地産地消のメリットを考えました。
いつもの買い物をする時も、価格で選ぶか、産地で選ぶか、味で選ぶか。
買い物は自分の意思を表現するひとつの方法ですね。
毎日はできなくても、少し意識するキッカケになれば嬉しいなと思います!
アスピア玉城 ふるさと味工房アグリ
住所: 三重県度会郡玉城町原4254-1
問い合わせ:0596-58-8686
伊勢のストリートミュージシャンogurockの嫁。という事で肖像権はほぼないようなもの。見知らぬ方からの声かけにも慣れました。家業かつお節屋『小久保商店』の嫁としても活動中。お出汁をもっとたくさん広げたい! 5月から、松阪市にて『カブクノニカイ』はじめます。得意ジャンル:グルメ、伊勢市、料理、コーヒー