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三重と世界を旅するスイーツ店@VISON

2/1から三重と世界を旅するスイーツ店”GREEN MONSTERS(植物) × Confiture H(スイーツ)”がVISONにて始まっています♪

植物×スィーツとは?いったいどんなコラボなんだろうと株式会社 GREEN MONSTERSの経営企画 黒田美和さんにお話を伺ってきました!

◉なぜ希少植物✖️スイーツのコラボを考えたのか?

きっかけは、立花社長と GREEN MONSTERSの社長の黒田との出会いです。弊社の黒田からすれば、立花社長は三重県出身者として三重の発展の為に大きな事業を手掛けられている経営者としての大先輩です。そんな立花社長と異業種交流会で知人を介してご縁を頂き、立花社長が GREEN MONSTERS の事業に関心をもってくださったの
がコトの始まりです。
「何かやろう」と仰っていただき、他ではやっていないことを考えていたところ、立花社長がコンフィチュールアッシュさんでの展示販売を提案してくださいました。「美術館のようなスイーツ店」という着想から、素材に強いこだわりをもつコンフィチュールアッシュさんと、希少で価値の高い植物にこだわる GREEN MONSTERS がコラボすることで、旅を楽しむために訪れたVISON さんのお客様に、更に豊かな時間を過ごし幸せな気持ちになってもらえたらと考え、植物を愛でながらスイーツを召し上がってい頂く『三重と世界を旅するスイーツ店』という企画が生まれました。
GREEN MONSTERS が扱う植物は輸入が多く、「パキポディウム マカイエンセ」の原産国であるマダガスカルは日本から 1 万キロ以上離れたところにあります。そんな遠く離れた植物と旅の途中に出会うことは奇跡的なめぐり合わせだと思っています。また、植物の表情にあった作家鉢を丁寧に選び組み合わせていく事で、唯一無二の作品に仕上げているため、お客様それぞれの感性でご覧頂ければと思っています。

三重県出身のお二人が三重県で開催されているのですね!

◉数ある中でどの希少植物をみて欲しいですか?

パキポディウム マカイエンセ(原産国:マダガスカル)を是非見て頂きたいですね!この植物は、2004 年に登録されたまだ新しい品種であり、このサイズは特に希少な植物になります。

◉5 つのスィーツどれもおすすめだと思いますが、特にこのスイーツのここを味わって欲しいですか?

タブレットショコラ「エチオピア モカコーヒー」を食べてみてください。
このショコラのこだわりは、柑橘系の爽やかな酸味と南国のフルーツのような甘いコクが特徴のエチオピア産のモカコーヒーとミルクチョコレートの相性が抜群だから。スィーツについては、小森シェフに伺ってきました。
みているとどれも食べてみたくなっちゃいます(笑)

◉植物をアートとして表現する楽しさは?

植物も作家鉢も、二つとして同じカタチはなく、組み合わせ方によって全体の印象が変わります。作家の想いを汲み、植物と作家鉢の個性を掛け合わせることが表現する
楽しさに繋がっています。
植物×スィーツという、期間限定のコラボを見に行ってみて下さいね!

株式会社GREEN MONSTERS
https://green-monsters.com/

突然!豆大福が食べたくなったらどうする!?@甲子軒

数週間前から、妻が唐突に「豆大福を食べたい」と言い出した。
そしてコンビニに売っているのではだめらしい。
私は豆大福が好きでも嫌いでもない。
なので突然、豆大福を食べたくなる感覚がわからなかった。

思い出した!大福

ほぼ毎日のようにコンビニへ行く私は、その日からレジ横に置かれている豆大福を見る度に「これ、じゃないんだな」とぼんやり思うようになった。
何度も何日もコンビニで豆大福を見ていると、頭の片隅に豆大福がこびり付く。
そんなに好きでもないのに。
まるでキャッチーなCMソングのように、頭のなかに豆大福がチラついている。
少しだけストレスでもある。

先日、仕事の打ち合わせで松阪市飯南町へ。
いつもながら櫛田川はきれいで、空気は澄み、山々を眺め、ほっこりした気分になった。
飯南出身の先方と話していて、山間の町である飯南には四季の香りがあるという。
その方いわく、秋は稲藁を焼くにおい。春は金ちゃんラーメンの乾燥したスープの素みたいな香りがするらしい。なんとなくわかるような、わからないような。

一年程前も、仕事で飯南に何度か通った。

写真:OTONAMIE記事「ただいま〜私のまち」松阪市飯南・飯高地域のあの日に帰る旅より

その時におじいさんから店を継いだというお孫さんが営む、甲子軒という和菓子屋の取材に同行した。
当時、店は住宅兼店舗の古民家で、確か最近リニューアルして、名物は・・。
大福ではないか!
仕事の打ち合わせに行く前に、リニューアルした甲子軒に向かった。

 

変わらぬ大福の味

甲子軒は飯南町粥見の旧和歌山街道沿いにある。

2023年11月にリニューアルオープンしたお店で、店主の星野美沙希さんに再会。

旧店舗と変わらず豆大福、パイン大福、イチゴ大福などが売っているので安心した。ちなみによもぎ餅やアンドーナツも人気。

豆大福

大福の味は甘さ控えめでサイズは少し小ぶり、リーズナブルな価格もありがたい。
和菓子は先代から受け継いだ作り方で味を変えていないという。

また星野さんはパティシエの経歴もあり、新店舗ではケーキや焼き菓子なども販売。
売れ行きは和菓子と洋菓子で半々くらいだそう。

おしゃれな店内で目を引いたのはレトロな木製の机や椅子。

旧店舗で使っていたものを、手入れして大事に使っている。

星野さん:この収納は、ひいおばあちゃんの嫁入り道具だったそうです。

歴史ある甲子軒は初代の曽祖父の時代から今年で創業100年目で、野球の甲子園と同い年。
星野さんがこちらも大事にしているというガラスのお皿を見せてくれた。

星野さん:旧店舗の窓ガラスは模様が様々でいいなと思い、お皿にリメイクしてもらいました。

生まれたころから祖父と同居し、住居兼店舗で育った星野さん。
店を継いだとき、思い出が詰まった古民家を残そうとも考えたが、維持やリノベーションに掛かる負担が大きかったそう。

使い方がわからない桁が5つある昔の算盤

星野さん:だから「残せるものは残したいな」と思ったんです。

 

残り続ける、あたたかな記憶。

幼いころから祖父の仕事を見たり手伝ったりした星野さんだが、店を継ぐ気はなかったそうだ。
ただ興味はあり、進路は調理の専門学校へ。市内の洋菓子店で3年間働いていたとき、ご近所さんや常連さんから店を継ぐことへの期待を感じて決心。

生まれ育った地元で新しい店を構え、以前はなかったカフェスペースを作った。

星野さん:常連さんもご近所さんも、あたたかい人が多いなと感じています。差し入れを持ってきてくれたり、近所のおじさんが「よう継いだ」っていってくれたり。気にかけてもらってます。

最後に星野さんへ、将来的にどんな店にしていきたいかお聞きした。

星野さん:祖父や曾祖父が作るお菓子が、地域の方々に愛された店。そのおもかげが残るここは、若い方からおじいさんやおばあさんまでいろんな人が集まる場所にしたいです。

あたたかな時間が流れる空間ですてきなお話を聞き、忘れそうになっていた豆大福を買って帰った。

私はやっと美味しい豆大福を妻に納め、小さな囚われから解放された。
そして、私もひとくち頬張ればその美味しさから、突然豆大福が食べたくなる感覚をようやく理解できたのでした。

 


 

甲子軒
松阪市飯南町粥見2486
https://www.instagram.com/koushiken03/

 

OTONAMIE PUSH イベント&クラファン 【2024.3.8update】

お寄せいただいたイベントやクラファンの情報をご紹介していきます。
※各イベント等へのお問い合わせは、各イベント等のお問い合わせ先にお願いします。
※イベント等の詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。


プッシュ👀イベント

ONEDAYCAFE|フードロスをおいしくなくそう! #3

主催者より
アノウラボでは昨年からフードロスに関する取組を進めています。
アノウラボ焙煎部部長でもあるAnd End Coffeeさんで開催しているワンデイカフェ第3弾決定!今回はAnd End Coffeeさんのある津市一志町コラボ企画です。
廃棄される可能性のある食材を使用&更に今回は魚庄さんご協力のもと、魚屋がつくるフィッシュバーガーをお楽しみ頂けるスペシャルワンデイカフェ企画です。
みんなで食べてフードロスをおいしくなくそう!

日時|3月15日(金曜)17:00-22:00(21:00最終受付)
場所|And End Coffee Roastery
津市一志町田尻 598-7 / 近鉄川合高岡駅 徒歩 1 分

メニュー|下記の2種類をお楽しみ頂けます(数量限定・予約優先)
魚屋のフィッシュバーガーセット(ドリンク付き) 1,850円(限定30食)
テイクアウトバーガーセット(ドリンク付き) 1,450円(限定40食)
※フードメニューには廃棄の可能性のある食材を使用しています
※テイクアウトバーガーにはサイドメニューが付きません

予約受付|And End Coffee Roastery
名前・人数・利用時間帯・メニュー・電話番号をご連絡ください
17:30~・19:00~・20:30~/テーブル席は最大 1.5 時間の入れ替え制です
※テイクアウト希望の方はご予約の際にその旨お知らせください
※駐車場に限りがあります/ご予約時に駐車場所をご案内します
※できる限り乗り合わせでのご来店 又は 公共交通機関をご利用ください
※予約締切3/10まで/食材及びお席がなくなり次第予約受付を終了します

主催|And End Coffee Roastery・合同会社むすひ・魚庄
協力|アノウラボ食べリハ三重白山物流有限会社


服部龍生の世界|6弦フレットレスベース

主催者より
安濃古道具店の店内でスペシャルLIVE開催決定!
3/17日曜、安濃古道具店にて服部龍生ソロライブ【服部龍生の世界】を開催します。6弦フレットレスベースが奏でる立体的な深い響きと、豊かな表現力で創りあげる独特の世界観をどうぞお楽しみください!
事前予約制・お席に限りがありますので、ご希望の方はお早めにお問い合わせください。
また、ライブ当日の通常営業はありませんのでご注意ください。

日時|3月17日(日)
OPEN 16:30/START 17:00
場所|安濃古道具店
津市安濃町東観音寺51-3 あのう温泉2F

一般 2,500円
高校生 500円
中学生以下 無料
事前予約制|安濃古道具店の店頭またはDMにてお問い合わせください

服部龍生
6弦フレットレスベース一本でオリジナル曲を奏でるソロ演奏家。2001年より6弦ベースのソロ奏者としての活動を開始。クラシックギターのように弾くスタイルで、メロディーの美しさが際立つ立体的な深い響きと、豊かな表現力で創りあげる独特の世界観に定評がある。
海外での多数のゲスト演奏の他、2016〜18は村上ポンタ秀一とのデュオ【Duo.Bieu】としても活動し日本各地200ヶ所でライブを開催。ジャンルに縛られることのない楽曲は年齢や性別を問わず、海外にもファンが多い。
http://ryuseihattori.jp/


Natural sweets carnival vol.2
from 波瀬

主催者より
“自然にありがとう”をテーマにナチュラルスイーツを先頭とした食を波瀬の景色と共に楽しみながら豊かな食への意識を育もうとする。また近隣の皆さんと少しづつ手を合わせ地域をより面白い場所にしていく。

【出店】
・[sweets]cafe de HAZERU / 幸せの太陽パン / oyatsuya109
・ [香肌ゆかい横丁]のんびり家 /亀成園 / o-coffee / 天然鮮魚専門店マリタイム /nano ca do / マックスバリュエクスプレス松阪粥見店

【体験】でんがら餅作り体験(講師:北川京子さん[はぜの風])/ 己書体験(講師:ミヤキカツキさん)

【地元物産】波瀬割箸 / グリーンライフ山林舎 / 他

【音楽ライブ】ゆるり音 / jamzIp / むーのたね / オオシマケイタ

【場所】波瀬ゆり館(旧波瀬小学校)
【日時】2024年3月17日(日)11:00-16:00
【入場】自由 ※カンパ制

【web】https://m.facebook.com/events/7127210297335266

【主催】波瀬のゆかいな仲間達

 


出張ゲームさんぽ
インド神話研究者たちと行く“バーフバリ”『バーフバリ 王の凱旋 完全版』特別上映会

主催者より
YouTube やニコニコ動画で人気のコンテンツ「ゲームさんぽ」が三重県にやってくる!?
ゲームさんぽによる東京都外初のオフラインイベントとして、近年のインド映画ブームの火付け役とも言える『バーフバリ 王の凱旋 完全版』を、インド神話の専門家お二人と一緒に鑑賞&トークする上映会を津市久居アルスプラザにて行います。映画の中にも脈々と流れる壮大なインド神話の世界を“さんぽ” しよう!

開催日
2024年4月13日(土)

開催時間
開場12:30 開演13:00 終了17:00(予定)

イベントの問い合わせ先
津市久居アルスプラザ 059-253-4161

イベントに関するHP
https://www.tsuhisai-ars.jp/event/37227/

主催:津市久居アルスプラザ(指定管理者:株式会社ケイミックスパブリックビジネス) 後援:レディオキューブFM三重

本間由香 展「森と海」

主催者より
森と海
森は様々な物語を想像させてくれます。
私にとって 森は記憶、しろいうまは 大切な思い出の象徴です。
幼い頃に山でみた景色が、
森のイメージのもとに なっています。
その山は今はもう無く、記憶のなかにしか存在しませんが、
きらきらした木漏れ日と、
葉擦れの音、
緑いろのなかを進んだこと、
今でも
思い浮かべることができます。
海もまた ひとの記憶や思考に寄り添ってくれる場所。
誰しもが持っている 懐かしい記憶、大切なひととの思い出や、
自分のなかの大切なもの‥
記憶の森、
思考の海、
その 狭間で
そういった想いを感じていただけるよう、
空間づくりをしました。
静かで 柔らかい時間を過ごしていただけましたなら幸いです。
本間由香

主催:伊勢現代美術館
開催日:12月9日(土)〜2024年3月24日(日)
開催時間:10:00〜16:30(入館は16:00まで)

イベントの問い合わせ先(電話番号と氏名)
電話 0599-66-1138(服部)
メール info@ise-muse.com

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
https://www.ise-muse.com


プッシュ🏃🏻クラファン

私有地を共有地に!ガーデンを公園化して、さらに人々が集まる場を作りたい!

詳細や支援はこちら

 


 

皆様からのイベントやクラファン情報も募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントやクラファンを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報や地域が元気になるようなクラファン情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記フォームからイベント情報をお寄せください。

掲載申込みフォーム

お弁当とモバイルで作る安心のまちづくり@松阪

松阪といえば、県民なら誰もが知る松阪牛の街。また、昔は豪商の町として商売が盛んな町でした。

和牛ブランドの産地として全国的知名度をもつ松阪市ですが、実はこの10年は、他の地方都市同様に人口減少、少子高齢化が深刻な問題として目立つようになってきています。

この現状を打破すべく、また、同じ状況にある地方都市の地域活性プロジェクトのモデル事業となるべく、市民の力で松阪市を盛り上げていこう!!と立ち上がった方々がみえます。

松阪で生まれ、松阪で育ち、松阪で商売をしている松阪愛あるこのプロジェクトメンバーは、

・松阪を市民の力で盛り上げたい!!

・子ども達のためにも新たな明るい未来を切り拓きたい!!

そう考えています。そんな想いのもと様々な活動に力をいれています。

例えばその活動の一つに「あさラバしようよ!」の合言葉で展開する新感覚のパン屋さんを作りました。

あさラバとは⁇

今日の一日を幸せなものとなるよう、新しい朝食の提案♪厳選された食材で作る贅沢な食パンです。

現在は、その食パンを使用したサンドイッチの宅配サービス “あさラバ ブランチボックス”が人気となり自宅にいながら新しい日常の提供を叶え、喜びの声をいただいています。

自宅に届けてお渡しするという事は、高齢者の方で足が悪くて中々外に出れない方や一人暮らしの方など、見守り活動にも繋がりますね。

そして今、挑戦しようと取り組みだしたものが、あるという事で伺ってみると、

①【高齢者のデジタル格差をなくしたい】

②【地域の寄り添いから生まれる横のつながりの強化】

の活動を通し古き良きアナログの「長屋文化」をデジタル全盛の世界で融合させ復活させたい!といものでした。

高齢者の方に、直接困り事や悩み事を聞いたところ様々な意見かあったようです。

その中の一つとしてスマホやデジタルに関して、相当の苦手意識を持っている方、他者と交流の機会が減っている事…etc

そこで”松阪しようよ”というモバイルキャリアを作りたいとプロジェクトチームが動いているようです。

“松阪しようよ”

“松阪しようよ”を使用すると、ユーザーサービスとして、スマートフォン初心者のユーザーに使い方をお伝えし、困りごとがあった際のサポートを担います。これによって、スマートフォン利用への不安を解消し、利用率、保有率を上げていきます。また始めに地域コミュニティのプラットフォームとなるアプリを入れて渡します。

あさラバに限らず、地域の宅食の予約・注文がスマホで出来るようになれば便利ですよね!

このことにより、若い世代には当たり前になっているインターネットネットを高齢者の方々も利用することによって、生活圏や人との繋がりが広がり、生活の質や環境の質が上がると考えています。

確かにシニアの方、スマホ苦手な方多いですよね…私の周り…母親も苦手です。スマホが使えたら無理通話とか恩恵あるのにと思ってしまいます。

話を聞いている中で、私がもっとも惹かれたのが、”松阪しようよ”は収益の一部を地域のために還元される仕組みを持ったプログラムに参加しています。このため、利用者がお支払いいただく通信費の一部を市民活動(例:子ども食堂や破棄食材の再分配運営)の支援協力に充てる計画です。(具体的な支援先は現在検討中です)これにより、継続的な地元・松阪への社会貢献につながる仕組みを作ります。

というお話でした!

地域で地域を支える!これからの時代必ず必要です!

昔ながらの[お互い様・おせっかい・もったいない]の精神、古き良き長屋文化精神の元、老若男女、障害の有無に問わず、必要なときに必要な助け合いが叶う日常。そんな世界をデジタルが全盛の時代の中で復活させたいとプロジェクトを進めていきます。

お話を伺ったプロジェクト、このプロジェクトが成功すれば、地方都市のモデルになるかもしれませんね!これからどのように進展していくのか楽しみにしながら応援しています。


あさラバ
住所:三重県松阪市垣鼻町725-5
電話番号:0598308411
営業時間:9時から17時 ※火曜日定休
Instagram
https://www.instagram.com/asarabashiyoyo?igsh=MWMzdXZybDRpdTEzNA==

松阪しようよfacebook
https://www.facebook.com/profile.php?id=61556510158808

素通りされてしまう町?!松阪市飯南町の新たな拠点、木花日和(このはなびより)で出会った心温まる一杯

暖冬暖冬と思っていたけれど、ついに飯南町にも雪が降りました。

サトちゃんも寒そうです。

こんな冷え込む日には「木花日和(このはなびより)」のお味噌汁がおすすめ。具がたっぷり入ってなんと250円なのです。

▲味噌汁のテイクアウトもできます。

ふーふーしたら一口目。煮干しの出汁がふわっと香る、心ほどける優しさ…。

食べ進めると、赤かぶ、白菜、里芋、えのきなどがごろごろ入っていて、食べ応え十分の一杯でした。(具材は日によって変わります。)

 

総ひのき造りのぬくもりを感じる建物、天井から吊るされたふわふわの「かんな屑ポンポン」。

松阪市飯南町で製材業を営む田上浩基さんと、妻の田上和美さんがオーナーである複合施設「もくもぐテラス」には、弁当・惣菜のお店「木花日和」が令和5年5月に、本格イタリア料理の「natura(ナトゥーラ)」が10月にオープン。今年の1月には木製品のギャラリーが完成。「もくもぐテラス」の名前は、木の「もく」と食の「もぐ」に由来しています。

▲最近オープンした木製品のギャラリー
▲植物や雑貨の販売も。

オーナーの田上和美さん、naturaのシェフ鎌田恵弥さんにお話を伺いました。

▲オーナーの田上和美さんとnaturaシェフの鎌田恵弥さん

田上さん:私は、生まれも育ちも飯南町。自然豊かなこの町の空気や水で育った食材で、お腹も心も満たして欲しい。地元の子どもや年配の方はもちろん、地域外の方にも立ち寄ってもらって、この場所で話に花が咲く。そんな施設になればいいなと思っています。

地産地消の安心できる食材を使ったお弁当を提供している木花日和。旬の食材を使ったカラフルな木花丼、日替わり弁当や惣菜が並んでいます。

naturaのシェフである鎌田恵弥さんは多気町出身、東京のイタリア料理店に勤務して5年目に入る頃、naturaのシェフに抜擢されたそうです。

鎌田さん:naturaはイタリア語で自然という意味なんです。自然豊かな多気町で生まれ育ち、自然の良さを知っているからこそ、野菜は飯南町や近隣のものを。メイン料理には、町内の猟師さんが獲るジビエを使っています。経験豊富な猟師によってしっかりと処理がされているので、ジビエ特有の臭みが無く、お客様からも、こんな鹿肉は食べたことがないと好評を頂いています。

 

松阪の市街地から景勝地の飯高町へ。そして、ちょっぴりスルーされがちな飯南町。雪が降ると、よりいっそう静かに感じるこの町ですが、ぽつりぽつりと素敵なお店が増え始めています。

「素通りされてしまうこの町の、新たな拠点になれば。」

そんな思いから生まれた木花日和で、身も心もポカポカになる温かいお味噌汁をどうぞ。

 


もくもぐテラス
松阪市飯南町粥見5189-9
 https://mokumoguterrace.jp

OTONAMIE PUSH EVENT【2024.2.22update】

お寄せいただいたイベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。


Natural sweets carnival vol.2
from 波瀬

主催者より
“自然にありがとう”をテーマにナチュラルスイーツを先頭とした食を波瀬の景色と共に楽しみながら豊かな食への意識を育もうとする。また近隣の皆さんと少しづつ手を合わせ地域をより面白い場所にしていく。

【出店】
・[sweets]cafe de HAZERU / 幸せの太陽パン / oyatsuya109
・ [香肌ゆかい横丁]のんびり家 /亀成園 / o-coffee / 天然鮮魚専門店マリタイム /nano ca do / マックスバリュエクスプレス松阪粥見店

【体験】でんがら餅作り体験(講師:北川京子さん[はぜの風])/ 己書体験(講師:ミヤキカツキさん)

【地元物産】波瀬割箸 / グリーンライフ山林舎 / 他

【音楽ライブ】ゆるり音 / jamzIp / むーのたね / オオシマケイタ

【場所】波瀬ゆり館(旧波瀬小学校)
【日時】2024年3月17日(日)11:00-16:00
【入場】自由 ※カンパ制

【web】https://m.facebook.com/events/7127210297335266

【主催】波瀬のゆかいな仲間達

 


出張ゲームさんぽ
インド神話研究者たちと行く“バーフバリ”『バーフバリ 王の凱旋 完全版』特別上映会

主催者より
YouTube やニコニコ動画で人気のコンテンツ「ゲームさんぽ」が三重県にやってくる!?
ゲームさんぽによる東京都外初のオフラインイベントとして、近年のインド映画ブームの火付け役とも言える『バーフバリ 王の凱旋 完全版』を、インド神話の専門家お二人と一緒に鑑賞&トークする上映会を津市久居アルスプラザにて行います。映画の中にも脈々と流れる壮大なインド神話の世界を“さんぽ” しよう!

開催日
2024年4月13日(土)

開催時間
開場12:30 開演13:00 終了17:00(予定)

イベントの問い合わせ先
津市久居アルスプラザ 059-253-4161

イベントに関するHP
https://www.tsuhisai-ars.jp/event/37227/

主催:津市久居アルスプラザ(指定管理者:株式会社ケイミックスパブリックビジネス) 後援:レディオキューブFM三重

おかげ横丁 ひなまつり

主催者より
女の子の健やかな成長と幸せを祈るひなまつり。
おかげ横丁にも華やかなひな人形たちが登場し、ひな飾りを愛でながら歩いて回るのも心浮き立つひとときです。

日 時/令和6年2月17日(土)~3月3日(日)10:00~17:00
場 所/おかげ横丁一帯

本間由香 展「森と海」

 主催者より
森と海
森は様々な物語を想像させてくれます。
私にとって 森は記憶、しろいうまは 大切な思い出の象徴です。
幼い頃に山でみた景色が、
森のイメージのもとに なっています。
その山は今はもう無く、記憶のなかにしか存在しませんが、
きらきらした木漏れ日と、
葉擦れの音、
緑いろのなかを進んだこと、
今でも
思い浮かべることができます。
海もまた ひとの記憶や思考に寄り添ってくれる場所。
誰しもが持っている 懐かしい記憶、大切なひととの思い出や、
自分のなかの大切なもの‥
記憶の森、
思考の海、
その 狭間で
そういった想いを感じていただけるよう、
空間づくりをしました。
静かで 柔らかい時間を過ごしていただけましたなら幸いです。
本間由香

主催:伊勢現代美術館
開催日:12月9日(土)〜2024年3月24日(日)
開催時間:10:00〜16:30(入館は16:00まで)

イベントの問い合わせ先(電話番号と氏名)
電話 0599-66-1138(服部)
メール info@ise-muse.com

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
https://www.ise-muse.com

 


 

皆様からのイベント情報も募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記フォームからイベント情報をお寄せください。

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変は変化の始まりだ。漁村・波切にできたカフェSTOP BY JOEと、じゃまテラスがたのしい!

私は仕事で移住を検討している方々を連れて、県内各地に案内している。
という、変な業務を担当している。

今回訪れるのは、伊勢志摩地域。
ツアーのコースを検討していて、宿泊する志摩市波切の宿の知人に電話で聞いてみた。

知人が運営するTOBI hostel & apartments。詳細は過去記事で!

知人:波切にカフェができたんです。じゃまテラスさんの。

私:え、やまテラス?

知人:やまじゃなくて、じゃまです。じゃまテラスさん。

じゃまテラスさん・・。
変わった名前だ。

波切といえば、観光地である大王崎灯台が有名。
絵描きの町として、昔から絵を学ぶ学生や画家などが集まる。

古くからカツオの産地である港町であり、昔ながらの製法で燻すカツオ節の店もある。

また海賊大名・九鬼嘉隆が一時、お城を築いた地。
歴史有る港町の石積みは土木学会から選奨土木遺産にも選ばれ、風情ある景観も残る。

風情といえば、海に面した土産物屋の軒先に干してある干物も風物詩だろうか。

一時は観光地として栄え、土産物屋や真珠屋などが軒を連ねていた。
しかしシャッターを下ろす店は増え続けている。

少子高齢化、人口減少が目に見えて進んでいる地域だ。

STOP BY JOE

そんな現状にアクションを起こしているのが、一般社団法人じゃまテラス。
メンバーの城山さんは清掃業を営みながら、灯台の麓にある元真珠屋をリノベーションし、2022年にSTOP BY JOEというカフェを作った。

1F
2F

2階席からは漁港を眺める風光明媚な景色。

地元で水揚げされたカツオを使ったハンバーガーやミートスパ、伊勢地鶏のバターチキンカレー、こだわりのコーヒーやスイーツなどが楽しめる。
この他にも城山さんは大王崎星空映画祭などイベントも開催した。

左から松井さん、坂中さん、城山さん

今回はじゃまテラスのメンバーである3名に波切を案内してもらった。
代表の坂中さんは地元で魚の加工や土産物屋を営む。
同行いただいた松井さんも地元で建設業を営みながら市議会議員も務めている。
城山さんも波切の出身と、皆さん地元で生まれ育ったそうだ。

 

あなたも、ほしがってね!

じゃまテラスは2018年に、大王崎周辺地区活性化協議会のなかの「じゃまテラス部会」として発足し、様々な地域活動を行い、2021年に「一般社団法人じゃまテラス」になった。

発足当時から今も続けているのは、草刈りなどの清掃活動。
まずは町を自分達できれいにしようと集まるとともに住民とのコミュニケーションも図っている。次は高齢化で買い物難民が多かったことから買い物支援を行い、地元の方々も出店するマルシェも定期的に開催し、地元の方が育てた野菜なども販売している。
マルシェは9:00スタートなのに8:30には多くの地元の方々が駆け付け、8:50には一部のブースは売り切れてしまうという盛況ぶり。

皆さんとにかく明るい!笑いの絶えないトークが楽しい

坂中さん:みんなせっかちなんです(笑)。最初は『波切にこんなにも人がおったんや』と驚きました。皆さん町内放送を聴いて来るんですよ。

大王崎灯台の麓にある商店の一角には閉店した店をリノベーションしたスペースがある。
波切の歴史や文化がわかる資料やカプセルトイが並び、中身は真珠や貝など地元の土産品が入っている。
旅の記念に、また子どもでも楽しく波切のことがわかる仕掛けになっている。

灯台へ続く細い路地には小さな土産物屋が並んでいる。
昭和レトロな雰囲気を醸していて、いい感じた。

ほしがってね・・・。
独特な言い回しのすてきな誘い文句。

こちらもシャッター街化しており、数軒繋がった空き家を城山さんは購入した。

城山さん:自分で解体とリノベーションをして、モールを作るんです。

モールとは何のことだろう。

城山さん:ショッピングモールですよ。イオン・・、みたいな。

松井さん:いや、そこはジャスコやな(笑)

皆さん、こんな調子の会話が続いていて楽しい。
モールにこだわるには訳があるという。

坂中さん:波切は店舗兼住宅の空き家が多いんです。だから店をしながら暮らすことができ、家賃も安いです。

最近、過疎地でカフェや本屋を開く人も増えた。
すでに観光地である波切で、新しい店を開く人も増えそうだ。

灯台に到着すると、横にあるテラスに案内いただいた。
このスペースもじゃまテラスが作ったそうだ。

視界には180度、いやそれ以上に感じる大パノラマの海。
波切では海から太陽が昇り、海に夕陽が沈む。

城山さん:ここでBBQをしながら夕陽を眺めたり、ポップアップ的に料理人をお呼びして、みんなで食事をするのも楽しそうだと思っているんです。

坂中さん:仕事終わりに海を眺めながら珈琲を飲む。私にとって最高の時間です。

私:ところで、じゃまテラスの「じゃま」って何ですか?

坂中さん:波切に城山(じょうやま)という地区があって、地元の漁師が「じょうやま」「じょやま」「じゃま」といつしか呼ぶようになりました。「じゃま」を明るく照らす。だから「じゃまテラス」です。じゃま者ではないんですよ(笑)。

起伏に富んだ独特の波切の町並み

 

ものがたりのはじめかた

今回案内してもらう道中、散歩をしている人が多いのが印象的だった。
そこで人と人が出会うと、必ず会話が生まれていた。
そんな海沿いのまちに流れる、ゆったりとした時間。
昔から観光地ということもあり、地元の方も開放的な方が多いという。
そして最近、移住者も増えているそうだ。

言葉にはしないが、皆さん地元のことが好きなんだと感じる。
じゃまテラスの活動からは、その郷土愛がこぼれるほど溢れている。
地元を自分たちで盛り上げていくのはどんな感覚なのだろう。

坂中さん:壮大な文化祭のような感じなんです。

好きだからこそ誰に指示されるのではなく、自主的に地域をつくる。
そしてそのこと自体を楽しむ。
これこそ地域を愛するという行為そのものだと思う。

今日も明日も、モールを完成させるための解体作業とリノベーションは続いていく。
オープンしたら私も、波切のジャスコに遊びにいこう。

住民自らが楽しそうに取り組む「これから始まる波切の物語」を見続けていたいと思う。

 


 

STOP BY JOE
志摩市大王町波切178
https://www.instagram.com/cafe_stop_by_joe/

(一社)じゃまテラス
https://www.jamaterrace.com/

【小さい幸せの旅】桑名駅前壮大イルミネーション~街を”飾る”~

-冬の風物詩、イルミネーション。

煌々とした電飾で飾られた空間を、大切な人と眺めながら「綺麗だね」と言って楽しむ。

毎年、イルミネーションを楽しみにしている人はこの世界にどのくらいいるのだろうというくらい、この「街を飾る」イベントは愛されている。

これは2022年、私が用事帰りにふと撮影した写真である。

 

桑名駅前東口広場の一帯が色とりどりの電飾でキラキラと輝いていた。

街にこんなのあったのかと、立ち止まってしまって撮影したのだろう。

 

 

今年もテーマが変わり、さらに豪華になった形で開催されている。

 

このイルミネーションは2020年に桑名駅のリニューアルが行われ、継続的な賑わいを作ることを目的に2021年に始まったものである。

 

 

ー今回は緑と花の広場がテーマ。

蝶々がとまっている光輝くドーム

キラキラと光る季節外れのチューリップ

煌々とした屋根のアーチ…

ここでは語りつくせないくらい、「今まで見たことのない」緑と花の広場を楽しむことができる。

広場には会社帰りのサラリーマンもいれば、遊んできた帰りの学生さんや子供連れでにぎわっている。

この時、気温は3度ぐらいであったが、少しばかりあったかく感じられた。

 

広場では日によって、肉まんやクレープ、ケバブなどを提供するキッチンカーも開催しており、温かい料理とイルミネーションを同時に楽しむことができるのも魅力の一つである。

(出店日時などは桑名市の観光協会のSNSでお知らせされます!)

 

桑名という町は、駅からにぎやかな街である。

ぜひ立ち寄ってみてはいかがだろうか。

(2023年11月1日~2024年2月29日 日没から22時ごろまで開催中)

 

 

 

OTONAMIE PUSH EVENT【2024.2.8update】

お寄せいただいたイベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。


「なりかわり標本会議」試演会

主催者より
誰でもOK!いつの間にか演劇になってしまう
前代未聞な「なりかわり」型会議、舞台版!
演劇なんて恥ずかしい、自分にはできないと思っている人もいつの間にか巻き込まれてしまう、そんなコミュニケーションツールが「なりかわり標本会議」です。
松井周がファシリテーターを務め、2023年6月から公募で集まったメンバーが「なりかわり標本会議」を広めるべく参加しています。2023年度はレクチャーで手法を学び、実践しながら、時には三重県内の学校・団体等で行うアウトリーチへ同行し、講師・メンバー一丸となって試行錯誤を重ねています。さまざまなバックグラウンドを持つメンバーが、2024年度に「なりかわり標本会議」のファシリテーターデビュー、舞台版上演を見据えて活動しています。
今年度は、「なりかわり標本会議」舞台版を試演します!会議そのものを筋書きなしで演劇にしたらどうなるのでしょうか─ 新しい演劇スタイルの可能性を模索し、ご来場のみなさまとのフィードバックの時間も予定しています。ぜひ、劇場でご覧ください。

開催日
2024年2月11日(日)

開催時間
14時スタート

イベントの問い合わせ先
三重県文化会館チケットカウンター TEL:059-233-1122
kenbun@center-mie.or.jp

イベントに関するHP
https://www.center-mie.or.jp/bunka/event/detail/48274

主催
松井周の標本室、三重県文化会館

 


出張ゲームさんぽ
インド神話研究者たちと行く“バーフバリ”『バーフバリ 王の凱旋 完全版』特別上映会

主催者より
YouTube やニコニコ動画で人気のコンテンツ「ゲームさんぽ」が三重県にやってくる!?
ゲームさんぽによる東京都外初のオフラインイベントとして、近年のインド映画ブームの火付け役とも言える『バーフバリ 王の凱旋 完全版』を、インド神話の専門家お二人と一緒に鑑賞&トークする上映会を津市久居アルスプラザにて行います。映画の中にも脈々と流れる壮大なインド神話の世界を“さんぽ” しよう!

開催日
2024年4月13日(土)

開催時間
開場12:30 開演13:00 終了17:00(予定)

イベントの問い合わせ先
津市久居アルスプラザ 059-253-4161

イベントに関するHP
https://www.tsuhisai-ars.jp/event/37227/

主催:津市久居アルスプラザ(指定管理者:株式会社ケイミックスパブリックビジネス) 後援:レディオキューブFM三重

まごころマルシェ

 主催者より
多気町 丹生のふるさと屋さんにて、ほっこりしたマルシェを開催します。

主催:ステキ菜市実行委員会
開催日:2024年2月11日(日)
開催時間:10時~15時

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
https://www.instagram.com/sutekinaichi?igsh=ZTNybDFubmw0cGgy


本間由香 展「森と海」

 主催者より
森と海
森は様々な物語を想像させてくれます。
私にとって 森は記憶、しろいうまは 大切な思い出の象徴です。
幼い頃に山でみた景色が、
森のイメージのもとに なっています。
その山は今はもう無く、記憶のなかにしか存在しませんが、
きらきらした木漏れ日と、
葉擦れの音、
緑いろのなかを進んだこと、
今でも
思い浮かべることができます。
海もまた ひとの記憶や思考に寄り添ってくれる場所。
誰しもが持っている 懐かしい記憶、大切なひととの思い出や、
自分のなかの大切なもの‥
記憶の森、
思考の海、
その 狭間で
そういった想いを感じていただけるよう、
空間づくりをしました。
静かで 柔らかい時間を過ごしていただけましたなら幸いです。
本間由香

主催:伊勢現代美術館
開催日:12月9日(土)〜2024年3月24日(日)
開催時間:10:00〜16:30(入館は16:00まで)

イベントの問い合わせ先(電話番号と氏名)
電話 0599-66-1138(服部)
メール info@ise-muse.com

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
https://www.ise-muse.com

 


 

皆様からのイベント情報も募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記フォームからイベント情報をお寄せください。

掲載申込みフォーム

三重のお酒と三重の酒アテのペアリングを確かめてみた!@伊賀・若戎酒造

唐突ですが、「三重県酵母」なるものがあるのをご存知でしょうか?

日本酒の原料は、米と麹という、いたってシンプルなものですが、出来上がるお酒の味わいや香りは千差万別ですよね。その違いを生み出す要素のひとつが米を発酵させるときに加える「酵母」にあります。

酒処・三重県では県の工業研究所で「清酒酵母」を研究開発しており、県内の酒蔵はそれらを使ったお酒を醸しています。現在開発されている酵母は「MK1」「MK3」「MK5」「MK7」「MLA12」「BMK3」の6種類。※「BMK3」はビール醸造向け酵母。

その三重県酵母を使った日本酒と、三重の加工品のペアリングを確かめる試食会に参加しましたので、ここにレポートします。

テーブルに並ぶのは伊賀市・若戎酒造さんの日本酒「G-collection」シリーズ。

今回は「MK1」「MK3」「MK5」「MK7」の三重県酵母違いで醸した「G-collection」4種類を飲み比べしました。ラベルには酵母の数字と、合わせて欲しい食材がデザインしてあって、分かりやすいし、面白いですね!

ちなみに、若戎酒造さんの主力商品「純米吟醸 義左衛門」は三重県酵母4種類のお酒をアッサンブラージュしています。それぞれの酵母でしぼったお酒をバランスよく調合することで、毎年安定した味わいを届けています。

この「G-collection」は調合される前の単一酵母酒。しかも、お酒を搾ったときに味わいと香りのバランスが最も良いとされる【中取り】を詰めた数量限定酒です。

仕事柄、伊賀酒はできるだけ飲むようにしている私でも、この4種類を並べて飲み比べる機会はめったにありません。さらにこの日はリンゴ酸の爽快な酸味が特徴的な「MLA12」までも!!なんとも贅沢です。

これらに合わせる「三重のつまみ」を探ります。

これらの加工品は東京日本橋・三重テラスの1階売店で食べたことのないものを中心に購入してきたものです。

実はこの試食会は、来月2月11日(祝)に三重テラスで開催するイベント(※詳細は下記に記載)に向けての勉強会!

\若戎の酒×三重のつまみ/をテーマにした有料試飲会で、G-collection4種類と、三重県の酒造好適米「神の穂」で醸した純米吟醸道行竈(新酒・熟成酒)2種類の

計6種類のお酒を飲み比べてもらうだけでなく、

三重テラスの1階売店で買える三重の酒アテとのペアリングを楽しんでもらおう!という試みなのです。

若戎酒造の8代目・重藤邦子社長と、蔵人、そして私の3人でワイワイキャッキャと、いろいろ試してみました。

若戎酒造・重藤邦子社長(右)
一緒に提供する「純米吟醸 道行竈」でも検証。
ちなみにこちらのお酒にはMK1とMK3の酵母が使われています。
結果はコチラ!!

お酒の解説とペアリングをまとめてみました。

フレッシュな新酒のMK1には、海苔やあおさなど、香りも爽やかな加工品。
香り華やかで酸味のあるMK3には大豆のピクルスやフレッシュないちごがベストマッチ。
香り穏やかでキレのある酸が印象的なMK5には、肉系の力強い味の加工品。
旨味たっぷり、甘味と酸味のバランスが良いMK7には、クリームチーズや牡蠣の燻製など濃い味系がばっちり。
三重の加工品の充実具合に驚くとともに、
酵母違いのお酒とのペアリングはすごく分かりやすくて大変楽しかったです。
地元でもなかなか飲めない、レアな三重酒が飲める東京・三重テラスでのイベント。
関東方面の方、ぜひこの機会に三重の地酒とおつまみを楽しみにいらしてくださいね!
筆者もイベント会場にてお待ちしています!
▼詳細はこちら▼

\若戎の酒×三重のつまみ/
三重テラスDE日本酒普及委員会
■開催日時:2024年2月11日(日)
 第一部/12時~16時
■会場/三重テラス2階(東京都中央区日本橋室町2-4-1)
■入場料無料(試飲は有料※現金のみ)
■入場条件/三重テラス1階でお好きな「三重のおつまみ」を購入して持込むこと(※おつまみ無しでも参加可)。20歳以上の成人男女。飲酒イベントです。
■参加特典①/若戎酒造酒粕使用の粕汁ふるまい(無くなり次第終了)
■参加特典②/若戎酒造ミニお猪口、若戎酒造リーフレット&ポストカード、伊賀酒で酒旅冊子をプレゼント
※特典は数量に限りがあります。終了の際はご容赦ください。
■ゲスト蔵:若戎酒造8代目・重藤邦子社長
■企画:日本酒女子普及委員会(神崎千春・西川百栄)
■有料試飲/全6酒類飲み比べチケット500円(先着100セット)
おかわり/1杯30ml=100円~(キャッシュオン)
※飲み比べチケット取り置き予約希望の方は日本酒女子普及委員会@sakejoshi_29のDMからご連絡ください。
■当日出品酒リスト(全6酒)
①純米吟醸 道行竈 新酒
②純米吟醸 道行竈 熟成酒
【三重県酵母飲み比べ】
③G-collection 純米吟醸 生原酒 MK1
④G-collection 純米吟醸 生原酒 MK3
⑤G-collection 純米吟醸 生原酒 MK5
⑥G-collection 純米吟醸 生原酒 MK7

 

※おつまみは、三重テラス1階の売店でお好みのものを探して、選んで、購入して自由に持ち込んで頂くスタイルです(イベント開催時間内出入り自由/おつまみ無しの有料試飲だけでもOK)。祝日・日曜日の昼下がり、三重のお酒と酒アテでふらっと昼酒。おひとり様でもお友達と一緒でも大丈夫。「三重酒好きが集い、自由に交流できる」イベントです(立食形式です)。

■若戎酒造

■チーム道行竈 

■チーム道行竈オンラインショップ


松阪市大石町から届けたい!きのこ愛のすすめと「おいし〜ず」誕生秘話

4年ぶりに復活したその祭りは、とても感慨深いものだった。

松阪市大石町(おいしちょう)で開催された昔ながらの村祭り「八朔まつり」の終盤で、「おいし~ず」というバンドが演奏していた。夏の終わりを感じる、ノスタルジックで心地よいフォークソングが印象的なバンドだった。

*

伊勢三山(伊勢の三つ星)とも呼ばれる白猪山の麓にある青木林産園は昔ながらのしいたけ屋さん。生産者の青木さんはおいし〜ずのメンバーの一人だ。バンドマンのしいたけ屋さんって、ギャップがあって良くないですか?

青木林産園のしいたけの特徴は味と香り、歯応え抜群の「原木栽培」であること。青木林産園三代目の青木皓司さんにお話を伺った。

▲青木皓司さん

青木さん:実は、国内のしいたけ生産量のうち、原木栽培の割合は1割程度なんです。今では希少なしいたけになってきましたね。菌床しいたけ(栄養剤等を加え固めたおがくずに、しいたけ菌を植え付けて育てる)に比べて、原木椎茸は手間暇かかります。原木はナラやクヌギの木を使っていますが、以前は福島県の原木に頼っていて、3.11後、放射能汚染などで原木が入手困難になりました。その頃に原木しいたけ屋さんがぐっと減ったんですよ。今は地元の木と、九州からも仕入れていますね。

松阪市の中山間地域に住んでいる私にとって、それほど珍しくないと思っていた原木しいたけ。被災地から離れたこの地にも、東日本大震災の影響が今でも残っているのだと気付かされる。

自然体のサスティナブルな暮らし

青木さん:古いしいたけの原木は、冬場、ハウスの暖房として焚べて再利用しています。家の廃材を大工さんに貰って焚くことも多いんです。

▲暖房用の釜

又、椎茸栽培では扱いづらい太い原木は、薪に加工して津や名張などのピザ屋さんへ。養分の無くなった古い原木の一部は、兵庫県神戸市のカブトムシ業者へ出荷し、カブトムシの産卵木やマットとして大活躍している。なんて地球に優しい暮らしぶりなのだろう!

▲出荷前の薪

そして、作業場の建物をよく見てみると…これって、もしかして電柱?なんと建物に電柱が再利用されているのだ。カッコつけるわけでもなく、ごく自然にサスティナブル。私の自堕落な生活を改めねば…そんな気持ちになってくる。

原木を水槽につけて刺激を与える浸水の工程は、地形の高低差を利用し白猪山から湧き出た水を水槽に引くという、これまたエコなシステム!水から原木をあげると数日で樹皮を破って椎茸の芽が出てくるのだとか。


吊り橋効果どころではない、このドキドキ!
橋を渡り山の中へ

そして極めつけは、電柱を再利用したこの橋!しいたけのハウスから山へと抜けることができる橋なのだが、私はドキドキし過ぎて動悸が起こりそうだったので、ちゃっかり別ルートで山へと向かう。

▲余裕の笑みを浮かべる青木さん

程なくして山に到着。青木さんの視線の先には…ピッカピカのなめこ。まるで山の中で光っているかのよう!こちらは桜の木を使っている為、ぬめり方が違うのだとか。

青木さん:秋になると温度がグッと下がって芽がでるスイッチが入るんですよね。なめこで味噌汁がぐんと美味しくなりますよ!

青木さんは自然の中で体を動かすこの仕事が好きで、お客さんの「おいしい!」という声が一番嬉しいのだという。

青木さん:ここからの景色が最高なんです。棚田の石垣に歴史を感じますね。これ、どやって積んだんやろ。(しばし沈黙…。)

その後ろ姿からは地元愛、きのこ愛がダダ漏れている!!そんな青木さんが、これからやってみたいことは?

青木さん:僕の代になってから、市内の納豆屋さんとコラボして、「麹納豆」を商品化しました。(R6年2月3日発売開始)納豆に麹、しいたけ、にんじんが入っていて、どれも農薬や科学肥料を使っていないものばかりなんですよ。今後はどんどん新商品を作っていきたいですね。すぐ食べられる加工品で、もっと原木しいたけを身近に感じて欲しいです。めちゃくちゃうまいのを作りたい!(笑)

地元の小学生が校外授業で見学に来たことも。子供たちからお礼の手紙までもらったんで、仕事に精が出ます!と嬉しそうに笑う青木さん。

しいたけ狩り&自然の中でバーベキューはいかが?

青木林産園ではしいたけ栽培以外に、しいたけ狩りができるハウスも運営している。

▲バーベキュースペース

青木さん:しいたけ狩りをしてもらって、そのすぐ横でバーベキューをして食べられるようにしています。簡単なバーベキュースペースですけど、景色が良いので喜ばれています。美味しいっていう声が直接聞けるのが、やっぱり嬉しいですね!

サスティナブルなしいたけ栽培の様子を目の当たりにして、私も校外授業のように楽しんでしまった今回の取材。帰宅後は、青木さんのしいたけで肉詰めを作ってみた。肉を盛りに盛った肉詰めなのに、しいたけのしっかりした歯応え!味も香りも存在感抜群!ごちそうさまでした。


おまけに、おいし〜ず誕生秘話

▲左から、荒木さん、堤さん、青木さん

きっかけは荒木さんから青木さんへの電話だった。
「松阪駅で路上ライブしとる人らおるから、俺らもやりにいこ!」

それがおいし~ずの路上ライブデビューだった。それから二人で津駅や宇治山田駅、近くの公園で路上ライブをするように。住職である堤さん(通称さちおくん)がおいし〜ずに入ったのはその後のこと。ちなみに名前の由来は三人が暮らす大好きな町、大石町(おいしちょう)から名付けられた。

▲荒木さん

荒木さん:楽器屋にカホンがあって叩かせてもらったんですよ。めっちゃええなと思ってたんやけど、僕はギター弾かなあかんしな。僕らが公園で練習してる時に、さちおくんが大道芸を横で練習してたんで…さちおくん、カホン買ってったらやるんちゃう?てなって。

▲青木さん

青木さん:強制的やな、よくここまで独学で来たよな。(笑)
堤さん:そうですね。(笑)

▲堤さん

青木さん:その次、そろそろシンバル買おうかってなって、なんかもう色々増えてったってゆう。

徐々に祭りなどのイベントや、ライブハウスから声がかかるようになったおいし~ず。お寺での練習風景が三人にマッチしていて胸熱すぎたので、少しだけご紹介させて頂きました。ライブ情報はこちらでご確認ください!

バンド誕生秘話は尽きることなく、大石町の素敵な夜はふけていきました。


青木林産園
三重県松阪市大石町2690

 

写ルンです!伊勢志摩の昭和レトロな屋形船@鳥羽

友人から「写ルンですが再流行している」と聞き、無性に使ってみたくなった。
カメラのキタムラで写ルンですを買った。
買ったけど、何を撮ったらええんやろ。
スマホのように気軽にシャッターが押せない。
そんなことを考えていたとき、とある組合の飲み会で鳥羽の屋形船に乗ることになった。
昭和レトロな屋形船は、いいかも知れない。

津駅から電車に乗る。

チッ。
チープなプラスチックのシャッター音が懐かしい。

鳥羽に入ると、車窓から海が見える。

屋形船までは鳥羽駅から鳥羽1番街を抜け、徒歩で数分。

提灯をぶら下げた、ごきげんな屋形船。

船内は畳で、いくつかのコンロ付きの机のまわりに座布団。
海の上を動く居酒屋のようで楽しい。

リアス海岸を眺めながらお酒をすする。

観光遊覧船「龍宮城」。

鳥羽の旅館街の夕景。
伊勢海老を焼いて食べる。

撮影失敗。
被写体との距離が近すぎてピンボケ。
そして写ルンですにフラッシュが付いていたことを忘れていた。

二次会でいただいた、美鈴のぎょうざ。

鳥羽の海

写ルンですを持って、レトロ感が漂う町へ。
お出かけがひとつ、おもしろくなります。
写真というモノの味わいが、加工も補正もしなくても気軽に楽しめます。

 


 

屋形船おきた
鳥羽市鳥羽1丁目2383−51
hp https://tobayakatabune.jp
in https://www.instagram.com/tobaokita/

 

OTONAMIE PUSH EVENT【2024.1.18update】

お寄せいただいたイベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。


【まなヴィソン】
aniTERRACE×kiond 愛犬の健康チェックと森のお散歩

主催者より
獣医師の触診による体脂肪チェック、簡単な健康チェックの後、動物の体調管理や日常で気を付けることなどを学びます。学んだ後は、森の中をご案内。愛犬と一緒に非日常のお散歩タイムをお楽しみいただけます。気になることを獣医師に相談できるお時間もございます。

開催日
1月27日(土)

開催時間
13:30~15:30

イベントの問い合わせ先
0598-67-4291/木と森の体験施設kiond 代表番号

イベントに関するHP
https://kiond.com/reserve/program/aniterrace-kiond-manavison/

 


尺八奏者竹内洋司+ogurock
全国行脚の旅47都道府県制覇記念ワンマンライブ

主催者より
いつもお世話になっております。ogurockでございます。相方の尺八奏者,
竹内洋司くんと長らく続けてきたツアー、全国行脚の旅が開始から5年間経った今年5月に無事終了いたしました。快調に旅をしていた折り返し地点あたりでコロナ禍となり、当初3年で回りきる予定だった旅の段取りが多いに揺らいだツアーでしたが、前途多難の中にも、旅してよかったなと思える事だらけでした。旅が終わったころ、記念にワンマンライブをしようと話を前々からしていたのですが、自分が結婚式をさせて貰った場所でもあり、いつも竹内くんが演奏会などでお世話になっている二見町の賓日館さんがこの春より改修工事の為、しばらく立ち入れなくなるとの事で、二人の思い出がある場所という事から、ここをワンマンライブを行う地とする!という意気込みを以て開催させていただく流れとなりました。10年前に出会ってから今に至るまで、アコギと尺八だけで勝負を続けてきた身として、現在進行形のパフォーマンスをお届けできましたら幸いです。厚かましい宣伝となってしまいましたが、何卒よろしくお願い申し上げます。(ご予約、お問い合わせはogurock、または尺八奏者竹内洋司の各SNSよりDMをいただきますよう、重ねてお願い申し上げます)

主催:尺八奏者竹内洋司+ogurock
後援:伊勢市
開催日:2024年1月20日土曜日
開催時間:開場18:00/開演18:30

イベントの問い合わせ先(電話番号と氏名)
電話 ogurock(小黒真平) 090-1722-3145
メール ogurockmail@gmail.com

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
https://www.instagram.com/ogurock.ig/

 


本間由香 展「森と海」

 主催者より
森と海
森は様々な物語を想像させてくれます。
私にとって 森は記憶、しろいうまは 大切な思い出の象徴です。
幼い頃に山でみた景色が、
森のイメージのもとに なっています。
その山は今はもう無く、記憶のなかにしか存在しませんが、
きらきらした木漏れ日と、
葉擦れの音、
緑いろのなかを進んだこと、
今でも
思い浮かべることができます。
海もまた ひとの記憶や思考に寄り添ってくれる場所。
誰しもが持っている 懐かしい記憶、大切なひととの思い出や、
自分のなかの大切なもの‥
記憶の森、
思考の海、
その 狭間で
そういった想いを感じていただけるよう、
空間づくりをしました。
静かで 柔らかい時間を過ごしていただけましたなら幸いです。
本間由香

主催:伊勢現代美術館
開催日:12月9日(土)〜2024年3月24日(日)
開催時間:10:00〜16:30(入館は16:00まで)

イベントの問い合わせ先(電話番号と氏名)
電話 0599-66-1138(服部)
メール info@ise-muse.com

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
https://www.ise-muse.com

 


 

皆様からのイベント情報も募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記フォームからイベント情報をお寄せください。

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10周年&リニューアルオープン、『三重テラス』に行って来た

2023年9月16日(土)にリニューアルオープンした『三重テラス』に行って来ました。『三重テラス』は2023年9月で開設10周年を迎えました。これを機に、三重と首都圏とを繋ぐさらなる発信力強化への期待が高まっています。

『三重テラス』のあるYUITO ANNEXビルは、商業施設「コレド室町」、福徳神社と隣接しており、江戸の風情が感じられる、東京の中でも好きなスポットです。今回も事前にアポイントを取って取材許可をいただいておりました。前回取材させていただいたのが約2年半前。リニューアルオープンということもあり、店舗のイメージは大きく変わっていました。
※画像は2023.10.25時点のものです。

 

■ブラッシュアップされた売場・品揃え

ファサードから店内への引き込みで最初に目に付く平台には旬のものが並んでいます。三重県産の食材をアピールする場所になっています。

以前よりはすっきりした分、よりこの時期の美味しいものが伝わりやすくなっています。三重県の果物といえばやっぱりみかんですよね!

 

右側の棚には、「三重応援ポケモン」ミジュマルグッズ、萬金丹、萬金飴、あられなど、三重県ではお馴染みなのにあまり知られていない商品の数々が並びます。

 

さらに奥に進むと、お酒とおつまみ、お茶とお菓子、平台ごとにクロスMDが仕掛けられていて、お客様は買い物がしやすくなっています。

お気付きの方もいらっしゃると思いますが、棚や平台などの什器は三重県産のヒノキやスギが使われたものに入れ替えられました。レストランのカウンターやテーブルにも三重県産ヒノキが使用されています。木の香りがする癒し空間で買い物やお食事をすることが出来ます。

 

伊勢志摩サミットの乾杯・食中酒に選ばれた「作zaku」の酒粕を使ったフィナンシェ、赤福ぜんざい(冬期限定)、伊勢市河崎に実店舗がある御神饌をモチーフにしたサトナカクッキーなど、三重県でも大人気の商品が新たな品揃えとして加わっています。

 

伊勢のおかげ横丁でしか買えないと思っていた「おかげ犬みくじ」も東京で手に入ります。底の部分に「お伊勢参りの豆知識」が掲載されたおみくじ付き。

『三重テラス』は、令和5年度より令和9年度まで第3ステージに入っており、そのタイミングで物販・飲食部門を株式会社伊勢福が運営することになりました。そのため今までになかった新商品が店頭に並ぶようになりました。その数約1250アイテムとのことですが、今後も魅力的な県産品の導入を進めていくそうです。

 

■お客様ファーストの店内・サービス

1Fショップエリアは什器の配置を見直すことで、通路幅が広くなりました。ベビーカーのお客様でもすれ違うことが出来るので、これは安心ですね。

店の奥側から見るとこんな感じ。とてもスッキリとして開放感がありますね。

以前は間口が狭く暖簾越しだったレストランへの入口も、壁を取っ払うことでショップ側からレストランを見渡せるようになり、行き来がしやすくなりました。

取っ払われた壁があった場所には総合案内カウンターが設置され、三重県に詳しい経験豊かなコンシェルジュさんが、店内のインフォメーションや観光案内をしてくださいます。レストランでは、三重県産ヒノキのカウンターテーブルを挟んで、三重県の食材に詳しい料理人さんが食の産地やストーリーと共に料理を提供してくださいます。

商品のPOPにもひと工夫がされています。

新たに導入された商品には「三重テラス初登場」のフラグが目を惹いて、つい手に取りたくなりますよね。お酒など大きく展開する商品には解説が付いていて、ストーリーを知ると買い物が楽しく選びやすくなりそう。

これらの仕掛けやサービスでお客様が長く店内に留まり、より多くの三重の魅力を体感していただくことが出来たら嬉しいですね。

 

■ヒトが集まり、繋がる、2階スペース

2階のイベントスペースは、コミュニティスペースへと名称が変更になりました。イベント開催場所の機能はそのままに、コワーキングスペースが新設されました。LINEで『三重テラス』を友だち追加して、コワーキング会員登録をすれば、どなたでも利用することが出来ます。

イベントはこれまで以上に面白くて興味を惹く企画が目白押しですので、ぜひ「イベントカレンダー」でチェックしてみてください。

 

2階の入口には三重県の情報がズラリ!

 

カフェカウンターも設置され、居心地の良いコワーキングスペース。10時から夜の8時まで利用が可能です。(コワーキングはイベント開催で休止になることもあるそうなので、三重テラスHPで事前にチェックを。)

2階は、イベント開催を通じた三重の情報発信基地でありながら、三重にゆかりのある人が出会う場所へと変わりました。三重県出身、三重県に住みたい、住んでいた、行ってみたい、三重県で働きたい、三重県が好き。このような人たちが自然に集まって、そこで生まれる会話や関係からネットワークが形成され、三重ファンの獲得や発展に繋がることを狙いとしています。2階に新設され常駐となるコミュニティマネージャーさんも、場づくりのために温かくサポートしてくださいます。

私が取材に行った日に、たまたまOTONAMIEの福田ミキさんにお会いして、ご挨拶することが出来ました!ほかにもいろいろな方とお話をさせていただきましたが、三重県という共通項だけで、ここに来ると誰かと繋れるということを改めて実感しました。

 

『三重テラス』のリニューアルポイントをお伝えしましたが、ショップ・レストラン・コミュニティスペース共に、「ヒト」を通した魅力発掘が根底にあるのだなと思いました。三重県に興味がある方はぜひ『三重テラス』に足を運んでみてください。

 

 

三重が好きになる。 もっと好きになる。| 三重テラス (mie-terrace.jp)

〒103-0022 東京都中央区日本橋室町2-4-1
YUITO ANNEX 1F・2F

無休(年末年始、施設休業日(R6.1.7)を除く)

東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前」駅
JR総武線快速「新日本橋」駅
JR山手線・中央線・京浜東北線「神田駅」より徒歩8分

ショップ
営業時間:10:00 〜 20:00
お問い合わせ:03-5542-1033
レストラン
営業時間:
ランチ 11:00~14:30(L.O.14:00)
ディナー 17:00~22:00(L.O.21:00)
お問い合わせ:03-5542-1030
コミュニティスペース・観光案内
お問い合わせ:03-5542-1035

桑名〜新宮 三重県縦断210kmサイクリングの巻

南北に長い三重

桑名に住んでると南の方はよくわからない?尾鷲と熊野はどっちが上だっけ?

太陽系の水金地火木土天海冥?冥海?位遠い場所。

確認の意味でも三重県人ならあれをヤッパリやらないといけないのでは?

と言うことで、三重県縦断サイクリングに挑戦。

実際今回走ったコースはこんな感じ。

朝の3時半に桑名を出発。真っ暗で寒い中自転車をえっこらやっこらこいで進む。桑名から鈴鹿まではよく知ってる場所なので信号につかまりにくい裏道で進んで鈴鹿から国道23号線。

津ボートの隣にある相川で朝焼けが綺麗でした。

日が昇るまでは寒いから汗をかかないようゆっくりペースで。でも早朝過ぎて車がまばらだからつい調子よく走ってしまう。汗冷えしてしまうとまずいからとなるべく押さえて日の出を待つ。

松阪に入って雲出川でやっと日の出。6時半なので出発して3時間でここまで順調に来れた。

ここからはこの12月に開催される松阪マラソンのコースにもなっているところを通り、去年のあの苦しかったコースが思いだされる。今年も走るのでペース配分をしっかりして余裕でゴールしたい!

ここからは国道42号線で。

松阪まではフラットで気持ち良くすいーと走れたけど、ここから山道に突入。

まさかVISONまで自転車で来るとは想像もしてなかった。車で来ても遠い場所なのに。

VISON過ぎた所で出てきた案内に新宮まで120km?!

まだ半分も走ってない?!もうこの辺りから走ったこと無い地域で不安になる。

三瀬谷駅近くの宮川の舟木橋。すごく綺麗なところでした。もう少しで紅葉も始まりそう。

山海の郷紀勢という道の駅みたいな所。大内山牛乳をグビッと頂きパワー補充。瓶で飲む牛乳はうまいね。

紀勢大内山ICの所にも大きな大内山牛乳がありました。

少し進むと大内山動物園の看板。それもヤブの中で自然に溶け込んでました。この山奥に動物園って?

その周りもサファリパーク状態で野生の動物がいっぱい出てきそうなのに。動物園って都会の人が動物を珍しがってみる場所とばかり思ってました。

大紀町から紀北町にはいってやっと海が見られた!伊勢湾じゃなく太平洋だ!

今回来たかった場所の道の駅マンボウ。そのままズバリなネーミング。

ココで初めて座って休憩。10時30分ですので7時間掛かってここまで来れました。距離にして桑名から120kmやっと半分。ここに来たらやっぱりマンボウ食べたいよね!白身で弾力があってタコに近い。歯ごたえが良かったので買って帰りたいけどなんせ荷物がモテないのでまたの機会に。

マンボウがいっぱい売ってる〜! そんなにココではマンボウが捕れるんだ。

ずっと気になる案内。

太平洋岸自転車道

これって前から気になってた道だ!

そう!千葉県銚子市から神奈川県、静岡県、愛知県、三重県、和歌山県の太平洋岸を結ぶ自転車道。1487kmのルート。ぐるりと一周ではなく、ワンウエイだからやってみたいけど何日かかるか分からないレベル。

熊野駅で終了にしようと思ったけど帰りの電車まで時間があったから三重県脱出して和歌山の新宮迄。和歌山迄行くと太陽系を脱出したボイジャーの気分。

志摩半島に入ってからずっとこの案内が最後まで続いて誘導してくれました。三重の部分だけはこれでまわれたことになって良かった。

道の駅 海山でお昼ご飯でマグロ丼。やっぱり新鮮な魚はうまいね〜!

ココの手前にある白石湖が見覚えあるナーーと思ったら、友だちに連れてってもらった渡利牡蠣のおいしい場所だ!また今年も食べに来たいな。

少し行った所が馬越峠。ココも熊野古道を歩くのに登りに来た場所だ。石畳で大変なルートだったな。

このまま国道42号線で進んでしまって失敗しました。ずっと山道とトンネルが続いて自転車で登るのには本当にキツかった。

鬼ヶ城(国天然記念物)に到着。

この先のルートで自転車通行禁止のトンネルがあってどこからいくんだろうと悩む。

前来たときこんあオブジェはなかったような?

獅子岩(獅子巌)を逆側から見たらこん横顔。魔女っぽい気がします。

ここからはやっとフラットなコースで気持ち良く走れるようになってきた。

熊野に来るとロードサイドにこの建物が目に付きます。無人販売の連合軍。普通ならぽつんと一人が運営しているけどココだと売り切れてても他の販売者から購入できるという便利な仕組み。これがもっと全国区で出来れば便利なのにね。

そしてやっと三重県を脱出して和歌山の新宮市に!

感覚的には太陽系を脱出したボイジャーのように別世界に突入した感じ?

三重を出ると空気感が変わってきますね。

まずは駅に行って帰りの切符を購入して一安心。

汗だくで臭いからこのまま電車で帰ると駅員さんに怒られそうなので近くの銭湯でひとっ風呂浴びてサッパリする。

本当ならこの後駅前の寿司屋でビールを飲んでこの辺の美味しい魚介類を堪能して電車の時間をゆっくり待ってと思ってたんですが、お風呂もゆっくり入れない位焦って出てきて自転車をバラして輪行バックに詰めてギリギリ電車に乗る。

なんせ桑名行きの電車がこれをのがすと無い!

結局210キロ14時間掛かったけど帰りの電車は3時間でぴゅーっと帰れた。

https://youtube.com/shorts/s82hxhjw20M?si=bptN1LpmyoHEH6xV

コースはこんな感じ。

三重県縦断無事走れてよかったデス。

皆さんも三重県縦断の旅はいかがです?いろいろな発見があるカモです♪

こころまぁるく「七宝数秘学」は三重から〜世界を優しさで包む前田梨乃〜

彼女には双子の兄がいる。

彼女の名前は前田梨乃。七宝数秘学の講師をしている。

ある時、運命的に出会った「カバラ数秘術」は生年月日から「運命数」なる数字を導き出し、その人の性格や考え方の傾向、才能、人生のテーマなど様々なことを導き出す古くからある秘術。

ただ、生年月日が一緒の兄と彼女はまるで違う人生を歩んでいる。

そのことに腑に落ちなかった彼女が次に出会ったのが「現代ヌメロロジー」というもの。これは生年月日に加え、生まれた時の氏名から4種の数字を導き出す。

そこで梨乃さんはこの2つを組み合わせ、オリジナルの秘術を作り出した。

それが「七宝数秘学」だ。

 

「七宝柄」とは古来から伝わる、円満、調和、ご縁などの願いが込められているという縁起の良い柄であり、「その人を輝かせ」「心が丸くなる」そんな彼女の想いを表した名前になっている。

海外から伝わってきた数秘術を日本の伝統や彼女の願いを込めて、また再び世界に伝えていきたい、それが梨乃さんの夢だ。

 

元々、数字が得意だった。

では、彼女が何故この「七宝数秘学」を作るまでに至ったのか?

それは彼女の幼少の頃に遡る。

彼女は母に愛されていないと感じることが多かった。一方双子の兄はいつも母から褒められ、大切にされてきた。

「梨乃は可愛くない」そう言われ続けた彼女は、一人部屋に引き篭もった。父と母、そして兄が集うリビングから聞こえる3人の笑い声を聞きながら。

そんな中、事件は起こった。梨乃さんが6歳の時だ。

母と買い物に行ったスーパーの駐車場でのことだ。母の車が当て逃げされてしまう。その後、逃げ去った車のナンバーを梨乃さんが覚えていたことで、無事に犯人が捕まったのだ。そこで初めて母に褒められるという体験をする。

「母に褒められた」

これが梨乃さんの数字好きのきっかけとなった。他にも誕生日を覚えていると喜んでくれるから、みんなの誕生日を覚えた。

そして、勉強もスポーツも頑張った。運動神経も成績も高く、成績の悪い兄に勉強を教えたりもした。努力して難関の進学校にも入った。しかし、その学校での成績を見た母が放った一言に、彼女の気持ちはガラガラと崩れ落ちた。

「梨乃ってこのくらいなんや」

それからの彼女は、高校へ行く意味を見失い、中退も考えながら遊んで過ごした。

卒業生のほとんどが大学へ進学していく中、梨乃さんは子供服の会社へ就職した。しかしそこも、豹柄の服装を咎められ、制限されるのは嫌だと、すぐに辞めてしまう。

その後、1ヶ月無職だったが、早く自分で稼いで自由に遊びたい、とYKKAPへ就職。結果7年間、その会社でOLを続けることになるのだが、そこで梨乃さんを苦しめたのが、3回にも及ぶ病気だった。

その経験から、目に見えない身体の不調をケアしたい、という思いが強くなり、退職しアロママッサージやリンパマッサージの仕事を始めることになる。

その施術をする中で、人々が抱える悩みを聞き、いつしか「こころのケアをしたい」と思うようになっていった。

そうして出会ったのが「数秘術」と呼ばれるものだったのだ。

面白い!私はこれをやるために生まれてきたんだ。

そこからの彼女は水を得た魚のように跳ねた。

数秘術を学び、オリジナルの「七宝数秘学」を作った。今では主婦を始め、大企業の会社経営者に至るまで、多くの人のカウンセリングを行なっている。

「占いでしょ?あんまり信じない方なんだよね。」そんな人もいるだろう。

私も実はそう思っていた。今回梨乃さんの話を聞き、そして実際に私のカウンセリングも行ってもらった。

すると、一つ分かったことがある。それは、自分に向き合い、自分の内なる声を聞こうとする時間が持てる、ということだ。自分のことは分かっている。そう思っていた私に、本当の自分、他者にこう見られたいと思う自分、仮面を被った自分の姿を知らされる。もしかして、自分の本当に願う在り方は別の姿なんじゃないか?そう向き合うきっかけを作ってくれた。

 

梨乃さんは言う。「他者と比べるものではないんです。その人にはなれないんだから。自分の内側を見て、生き方をシフトすると、楽に生きることが出来るんです。唯一無二の自分を認められるようになるんです。」

自分が自分であることはを認められたら、他人も認められるようになる。

そこから調和が生まれ、世界の平和にも繋がる。

梨乃さんはここ三重県で作り上げた「七宝数秘学」を使って、身近なところから、その先には世界中の人々がお互いを認め合う社会を作ろうと挑戦している。

現在、梨乃さんも娘を育てている。

数秘を通して見ることで、娘の行動の意味が理解できるようになったという。そして、梨乃さんの母との関係も数秘によって大きく変わった。

母のことを数秘を通じて見ると、分かったことがあるという。変わった性格の人が多いと言われる「33」という数秘の3人(梨乃さん、父、兄)に囲まれていた、一人だけ違う数秘だった母は、実はとても苦労していたのかもしれない、そういう気づきになったのだ。

数秘を知ることで母に合わせられるようになり、関係性が好転した。

家族とは小さな社会。その一つ一つの小さな社会の調和をサポートしていくことで、この社会全体の調和も保たれていく。そう信じて、毎日多くの人に数秘のシャワーを浴びせている。

いつも明るい笑顔で、彼女が通った後には花が咲いているような温かさを感じる。でもそれだけじゃない。今回取材させてもらった中で、彼女の中にある固く揺るぎない信念と強い優しさを見た。

決してスピリチュアルではなく、地に足をつけた予想より遥かに現実的であった「七宝数秘学」で世界を変えていくと言った、前田梨乃の表情はとても輝いていた。

 

お問い合わせは下記まで

公式HP:https://www.shippou-suuhi.com

公式Instagram:https://instagram.com/shippousuuhi

facebook:https://www.facebook.com/shippousuuhi

 

 

祖父母の愛した店を引き継ぎ、菓子屋「樹和堂」を始めた “彼女” の未来の描き方

クッキーが大好きな姉にプレゼントをしようと、「美味しいお菓子屋さんはないかな」と探していたある日。SNSで「彼女のお菓子屋さんを勝手に応援する彼氏」というアカウントを発見しました。

何だか面白そうだなと投稿を見てみたら、“彼女” のつくるお菓子がとても美味しそう。しかもプレゼントにピッタリの包装デザイン。「お取り寄せしたい!」とみたいと調べたところ、なんと多気町にあることが判明。

せっかくだから買いに行こうと思ったけれど、オープンしているのは月に一度。しかも量り売りという販売方法でした。お菓子をつくる “彼女” の名前は、古儀(こぎ)たまみさん。

2022年、24歳で祖父母の和菓子屋さんをセルフリノベーションし、お菓子屋さんを開業。なぜ多気町丹(にゅう)で、しかも月に一度しかオープンしないお菓子屋さんを始めようと思ったのだろう。その理由が気になって、取材を申し込みました。

パティシェとして感じた違和感

静岡県で生まれ育った古儀さん。週末になると家族で山に出かけ、自然に触れ合う暮らしを送っていたそう。

「山菜やタケノコを採ったり、焚き火でホットケーキを焼いたりして、山での時間を過ごしていました。母は普段から手作りのクッキーやパンを作ってくれて、外食もほとんどしたことがなかったですね。そのうちに自然とパティシエになりたいという目標を持つようになりました」

専門学校を卒業すると、パティシェとして有名ホテルに就職。スイーツ部門でコース料理、ウェディング、カフェなど、さまざまなシーンで製菓をつくる経験を積みます。しかし2年ほどで退職することに。

「大量に作って廃棄するスイーツを見て、怖くなったんです。捨てることが日常になっている自分自身も嫌になってしまって。コロナ(ウイルス)が蔓延して通常営業ができなくなったときに、もういいかなと思って辞めることにしました」

樹和堂の店内

パティシェから離れ「今、やりたいことをやってみよう」と、新たな道を探し始めます。

「高校生のときに青春18切符で日本をめぐっていたことを思い出して、東北を旅することにしました。伝統や土地に根付く文化が好きだったので、東北の伝統工芸について知りたいと思ったんです。でも旅するにはお金も時間も必要。しかも伝統工芸品は気軽に買える金額ではないので、見ることしかできない。得られるものがない旅を続けるのは嫌だと思い、旅をやめました」

その後、地元で一棟貸しの宿のアルバイトを始めることにした古儀さん。とんとん拍子でマネージャーになり、予約・宿泊の対応からメニュー開発、宿泊サイト運営なども任されるように。そんなときに出会ったのが山梨県の農家「秘露農園」でした。

秘露農園さんを手伝う古儀さん

「秘露農園さんは耕作放棄地を活用し、農薬や化学肥料を使わず、茶葉やお米、野菜などを栽培しています。私は秘露農園さんの『自然に近い状態で作物を育てる』という考え方に共感して、宿の仕事が終わると毎日の様にお手伝いに通っていました。汗をかいて土や風の音を感じながら農作業をしていると、ホテルを辞めて本当によかったと思いました」

秘露農園を手伝ううちに、古儀さんは課題を感じるようになりました。それは農家さんが手間ひまをかけて作物をつくったとしても、その労力に見合う収入を得るのは難しいということ。

宿と農園のある場所は山梨でも特に過疎化が進んでいる地域です。イベント開催や情報発信のお手伝いもしていましたが、もっと人を呼ぶ力がないと難しいということを痛感しました」

宿の雇用契約が終わると、もっと多くの学びを得るために三重県でリゾートバイトに挑戦することに。そこで出会ったのが “彼氏” であるよっしーさんです。

彼氏のよっしーさん(左)と古儀さん(右)

「リゾートバイトをした後は、各地を転々としようと思っていましたが、彼氏と三重に住むことになって。ここでの暮らしを面白くするためにはどうすればいいんだろうと考えたときに、お菓子屋さんをするという選択肢が浮かんできたんです。その2ヶ月後には、製菓製造の許可書を取ってましたね(笑)」

「古き良きを愛そう。」

ひらめきの元になったのは、三重県丹生で祖父母が営んでいた和菓子屋。地元で長く愛された「しそ餅」をつくっていましたが、長く取引をしていたしそ(紫蘇)農家さんが高齢により引退。

「あのしそがなくては美味しいお餅がつくれない」と店じまいを決意されたのだそう。古儀さんが訪れたときは、店じまいをしたまま、何もかもが手つかずの状態でした。

「お店の片付けは、父も協力してくれました。きっと父は私のやりたいことを応援したいという思いもあるけれど、お店がきれいになったことが嬉しかったんじゃないかな。ぶっきらぼうな人ですけど、感謝してるって言ってくれました」

祖父母の気持ちを尊重したいと、以前使用していた机や棚、和菓子をつくる型や木箱などを残し、お店のディスプレイとして使うことにしました。

木箱を再利用して、お品書きを作成

祖父母の大切にしていた和菓子屋。外観は変えていない

 

「祖父母も長く使っていたものを捨てることには抵抗があると思い、なるべく残すようにしました。『こんな切れ端まで使ってくれると思ってなかった、本当に任せてよかったよ』って言ってくれて嬉しかったですね。最近は使えそうなものをどんどん持ってきてくれるんですよ。『たまちゃんやったらかわいく使ってくれるやろ?』って」

自分の夢のために、祖父母の生活を変えたくはないと古儀さんは言います。だからこそ、店構えも変えることなく、オープンするのも月に1度だけ。また、大量生産、大量廃棄するお菓子はつくりたくないという強い思いから、通販での受注販売をメインにしています。

お菓子に込められたストーリー

こうした樹和堂をとりまくストーリーや、お菓子に対する考えを伝えるべく、想いをつづったZINE(小冊子)も発行しています。

『なるべく自然そのものの、身体にやさしいものを使ってお菓子をつくりたい』という考えや、小麦やお茶などの原材料を提供している農家さんの想いを知ってほしくて。私は万人受けするものではなく、想いに共感してくれる人がリピートしてくれるようなお菓子をつくりたいんです」

オーガニックの認証や表示で判断するのではなく、農家さんの自然に対する考え方、食物を育てる上で大切にしている信念に共感できるかどうか。それが「身体にやさしいもの」という言葉が指す意味。

「私がお世話になってる農家さんは、元の種を大事にしているから、品種を掛け合わせてないんですよ。だから焼くと少し固くなったり、薄くて素朴な味のものもあります。だから購入いただいた方には『よく噛んで食べると、本来の味わいをしっかり感じられます』と伝えています。捉え方で味わいが変わるということも、もっと伝えていきたいです」

背景にあるストーリーも素敵ですが、思わず手に取りたくなるパッケージも樹和堂のお菓子の魅力。実はデザインも古儀さんによるもの!

丹生大師の山門にツバメがよく巣をつくることから考えられたデザイン

「小さい頃は、山に行かない日は大体図書館で過ごしていました。特にファンタジーな挿絵が書かれた本が大好きで、たくさん読みましたね。その世界を自分の頭の中で空想していたんですが、それが全部かわいくて。その『かわいい』は両親がつくってくれた環境によるものだとおもうので、自分の感覚を信じて、デザインをつくり続けています」

そのデザイン力を活かして、お菓子以外のプロダクトをつくることも。

「多気町には丹生大師というお寺があり、改修工事に先立って門の建て直しが行われました。その際、柱に使用されていた木材を一部、譲っていただき、アクセサリーをつくりました。江戸時代中期から約300年もの間、このまちの人々を見守ってきた貴重な材をただなくすのはもったいないと思って」

丹生山神宮寺(丹生大師)

木彫刻家のKazuha Aidaさんとともにつくりあげたピアス「300年で着飾る」

祖父母、両親、農家さん、そして自分がお世話になっているまちへ。古儀さんが生み出すものには、たくさんの感謝と愛が込められているのです。

“彼女” の未来の描き方

オープンから1年。SNSの反響も大きく、月一度のオープンをめがけて、東京や福岡からもお客さんが訪れるほど人気がある樹和堂。しかし、「お菓子屋さん」であり続けることに執着をしていないと古儀さんは言います。

「今後は、三重と静岡、山梨など他拠点生活をしてみたくて。まだ秘露農園さんをはじめとする農家さんと一緒にやりたいこともあるんです。私を必要としてくれてる人のために、もっと身軽に動けるような状態にしたいと考えています」

そのために、想いに共感して一緒に樹和堂を手伝ってくれる人を集めること、そしてリピートしてくれるファンづくりをしていきたいと考えているそう。そして、自分が得た知識や経験を、将来は家族やお世話になっている人のために役立てたいと話す古儀さん。

ともに働くはるかさんも他地域からの移住者

「周りの人から『ありがとう』と言ってもらえることをしていたい」という軸はぶれることなく、柔軟に勢いよく行動していく。話を聞いているうちに、すっかり古儀さんのファンになってしまいました。

夢はあるけど勇気が出ない。周りの目や世間体が気になって、身動きが取れない。そんな悩みを持つ方は、ぜひ樹和堂に足を運んでみてください。健やかで、エネルギッシュなパワーを持つ古儀さんがつくるお菓子を食べたら、一歩踏み出す勇気が出るかもしれませんよ。

樹和堂オンラインショップ:https://kiyorido.theshop.jp/

樹和堂Instagram:https://www.instagram.com/Kiyoridou/

 

桑名宗社の「村正」の虚と実

貴重な文化財としての二振の「村正」

桑名宗社(春日神社)は桑名神社・中臣神社の二つの神社からなり、それぞれに「村正」が奉納されています。
それぞれ、『春日大明神(中臣神社の旧称)』と『三﨑大明神(桑名神社の旧称)』の御神号が彫られている、県の有形文化財(工芸品)です。

二振の「村正」は、第二次世界大戦時に先々代の宮司が刀剣の保存と手入れが困難になることを見越して、宝刀村正の輝きを後世に守り伝えるために、サビ防止のため空気に触れないように刀身は黒い漆で包まれました。

そして終戦から74年を経た2019年、平成から令和に変わる令和元年10月22日に、「即位礼正殿の儀」が行われたことを記念して、「村正」ともう一つ奉納されている「正重」を1振ずつを漆を取って研ぐ修繕を行い、令和の御大典事業の一環として特別公開されました。

妖刀「村正」を間近で見られるチャンス!

刀身に漆が塗られているため刀の状態を把握することが困難な中、『春日大明神』『三﨑大明神』の「村正」のうち、どちらを優先して研ぐべきかを有識者で検討がなされた際、『春日大明神』が優先されました。

以前に刀匠・上畠宗泰氏のご講演を拝聴した際、

【村正】漆の上から刀身をよく見て、錆が進んでいる方を研いだ。
【正重】一度も研がれていない「出来たままの刀」の方を残した。

とお伺いしました。

そのため、現在でも『三﨑大明神』はまだ漆が除去されていないままです。

美しい「村正」と「妖刀村正」その虚と実

二振のうち『春日大明神』と彫られる一振の村正は、研ぎ上げられて地刃が鮮明となりました。
戦後初めて本来の姿を現した宝刀村正は、歴史的資料価値のみならず、華やかで美しい刃文は美術工芸品としても価値が高く、村正の代表作とも云える傑作と評価されました。

桑名の宝・名刀「村正」の真の姿はとても美しかった

村正には「徳川将軍家に災いをもたらす呪いの刀」だという、妖刀伝説が存在します。

  • 徳川家康の祖父・松平清康が家臣の謀反で討ち取られた際
  • 家康の父・松平広忠が討ち取られた際
  • 家康の妻・筑山殿が殺害された際
  • 家康の嫡男・松平信康が謀反を疑われ、死罪となり切腹した際

に使われたことや、家康本人もたびたび村正によって怪我をしたなど、家康の4世代にわたって村正に関わっています。
そのため徳川家康本人が直々に、村正の銘の付いた刀を持つことを禁じたや、「村正は徳川家に仇をなす妖刀だ」と言われるようになりました。

「妖刀伝説」は、幕末に倒幕派にとっては縁起物として扱われるようになり、西郷隆盛など幕府に敵対する立場にいる人たちは「村正」を集めたそうです。
また、倒幕派が村正に固執して奪い合うまでになったことで、「村正作」だと偽って銘を打った贋作が大量に出回ってしまいました。


ただ “出来すぎた” 「妖刀伝説」は、のちの創作だと言われています。
伊勢国(三重県)・桑名で作られていた「村正」は斬れ味が鋭く、そして安価だったため、伊勢湾を挟んで近い三河国(愛知県)によく流通していており、松平(徳川)家の家臣団に多く使われていたからではないでしょうか。

また、徳川家康公も「村正」を愛用していており、その刀が尾張徳川家に伝わっています。
さらには「村正」が奉納されている桑名宗社の境内には、家康公の孫「千姫」により「桑名東照宮」が境内に建てられ、市指定文化財の「木造 徳川家康坐像」が祀られております。
徳川家が忌み嫌う「妖刀」が奉納されている神社に、家康公を祀るはずもありません。


不破義人宮司は、

“ 奉納者である「村正」が丹精込めた技術の結晶を神様に奉納することは、自身の誇りであります。いつの時代であっても「村正」の気持ちを「妖刀」「徳川を祟る」という安易なフィクションで傷つけてはなりません。”

“ 研磨された『春日大明神』の村正をはじめて見たとき、その美しさに鳥肌が立ちました。村正自身がこの刀のために材料や技術、思い、全てにこだわったことを感じます。この愚直な刀を見ていただければ「妖刀」という言葉が間違いであることが感じられるはずです。”

と仰っています。

眺憩楼(ちょうけいろう)~村正ミュージアム~

※2023年12月21日~2024年2月中旬まで、年末年始のため休館しています

桑名宗社境内には、村正を展示する「眺憩楼ちょうけいろう~村正ミュージアム~」があります。

この建物は明治時代の料亭「船津屋」を移築したもので、明治天皇をはじめ皇族の方々が宿泊されたことから各所に菊紋が使用されています。

この部屋より見る揖斐川と多度山の景色は素晴らしく、明治21年に有栖川宮熾仁親王殿下がお越しの際に、ご賞賛あらせられ御筆を採られて「眺憩楼」の名を賜りました。
昭和35年に春日神社に移築されましたが、一般公開されたことがなく、その歴史を知る方は殆どいませんでした。


令和2年2月に「宝刀村正写し奉納プロジェクト」としてクラウドファンディングが実施され、『春日大明神』の忠実な「写し」が作刀されました。
その「写し」を展示する施設として令和4年に改修され、「村正=桑名」を発信する場所に生まれ変わりました。

座して刀を鑑賞する独自のスタイルの展示室の黒い漆喰は、氣比神宮の土を用い、心落ち着けて村正に対時できる場となっています。
また写しや短刀を展示している眺憩楼には図録が置かれ、村正の妖刀伝説に関する論文を読むことができます。

不滅の村正〜宝刀村正写し奉納プロジェクトと特別企画展〜

施設概要

会館時間:10:00~15:00
定休日:不定休(12月上旬~2月中旬まで閉館)
※2023年12月21日~2024年2月中旬まで年末年始のため休館
入館料:無料
その他:素足の方の入館は不可
HP:https://www.kuwanasousha.org/muramasa-museum/

 

漆黒のヴェールに包まれたもう一つの「村正」

先にご紹介したとおり、『三﨑大明神』の「村正」は、戦時下に刀身を守るために塗られた漆が残っており、漆黒のヴェールに包まれたままです。
このままだと、漆の下には錆が発生している可能性があり、さらには刀身へ浸潤していることが危惧され、一刻も早い除去が必要とされています。

そして今回、「宝刀村正 研磨・写し奉納プロジェクト ~村正漆黒のヴェールを脱ぐ~」として、桑名宗社は再びクラウドファンディングに挑戦しています。
その身を守るために塗られた黒き「漆」と、村正の名を世に知らしめた「妖刀伝説」という“漆黒のヴェール”を脱ぎ、二振の村正のみならず全ての村正が輝き続けるために――。

宝刀村正 研磨・写し奉納プロジェクト ~村正漆黒のヴェールを脱ぐ~ – クラウドファンディング READYFOR
https://readyfor.jp/projects/1543-5

現在挑戦中のクラウドファンディング

今回のクラウドファンディングでは、『三﨑大明神』に塗布された漆を除去して、松村壮太郎研ぎ師により研磨(修理)等を施すことと、上畠宗泰刀匠により『三﨑大明神』の「写し」を製作して、神社の施設内での常設展示ができるようにされます。
 


不破義人宮司は、

“多くの方のご支援によってプロジェクトを実現することは、村正が世に言われる「妖刀」ではなく、多くの人の気持ちや思いの宿った刀として後世に残り、100年、200年、300年後の未来に村正がどれだけ美しく、どれだけ愛されていたかの証明として在り続けることにつながるでしょう。”

と仰っています。

プロジェクトのスケジュール

●2024年
1月 クラウドファンディング終了
2月 國學院大學博物館 太刀・村正(県文)二振 展示終了(12日(月))
4月 宝刀村正研磨出発奉告祭(21日(日))
9月 宝刀村正写し鍛錬打ち始め式(1日(日))
12月 宝刀村正研磨完了(上旬)

●2025年
1月 福井款彦氏【刀剣アドバイザー】による調査報告書作成
5月 式年遷宮御樋代木行事にて宝刀村正『三﨑大明神』初公開
秋 宝刀村正写し完成奉告祭/写し余鉄ペーパーナイフ製作体験
※スケジュールは変更になる場合がございます。

このクラウドファンディングは12月16日に第一目標の1,000万円に到達し、残りの期間もネクストゴールとして「2,000万円」を掲げて挑戦を続けています。
村正をはじめとした千子派の境内での顕彰を掲げ、顕彰碑の建立、式典、関連資料の整理と収集に活用されるとのことです。


宝刀村正『三﨑大明神』は、2025年(令和7年)に公開予定です。
この年は神宮の第63回式年遷宮の諸行事が始まる年で、神宮の御神体である八咫鏡やたのかがみを納める御樋代木みひしろぎの御用材が、木曽(長野県・岐阜県)の御杣山みそまやまで伐り出されます。
そして、桑名宗社に運び込まれて合流し、共に神宮へと出発します。

令和7年は「村正=桑名」だけでなく、神宮との繋がりも感じられる年になるのではないでしょうか。

【お問合わせ】
名称:桑名宗社(俗称:春日神社)
住所:三重県桑名市本町46番地
電話番号:0594-22-1913
HP:http://www.kuwanasousha.org
クラウドファンディングサイト:https://readyfor.jp/projects/1543-5
駐車場:あり

 

「旅することは食べること 亀山のホルモンみそ焼きうどん」連載エッセイ【ハロー三重県】第39回

三重県のちょうどまんなかあたりに住んでいるのだけど、なぜか北部の輪郭がもうひとつ判然としない。
南部には親戚が多いので、なにかと足を運ぶことが多く、地理にも比較的明るい。また、仕事でも南部へ行く機会を多くいただいているので和歌山との県境あたりでさえ、少しは把握している。
ところが、北部、つまり桑名や四日市のあたりがどうにもずっとイメージがぼんやりとしている。
温泉があったり、遊園地があったり充実しているらしいことは耳にするのだけど、なぜだか足が向かない。行きたくないと思っているわけではないし、行きたいと思う場所もいくらかある。なのに、なぜだろう。ずっとモヤがかかったように、頭に「桑名」、「四日市」と浮かべようとするとぼんやりとした「都会」というイメージに着地してそれ以上考えるのをやめてしまう。
「都会」というのは、四日市や桑名は名古屋のベッドタウンとして栄えている、というのを耳にしたからだろう。
実際、四日市や桑名が都会なのか、私は知らない。なんせ、足を運んだことがほとんどないのだ。都会で働く人々が住んでいる、アクティブで先進的な町、というイメージだけが先行しているのかもしれない。

*

そんなふうに、北部にモヤがかかった私にとって、「亀山」はまさにある日突然、降ってわいたような存在だった。
亀山がどこにあるのか、まったくなんのイメージも持ったことがない私のもとに突然、現れた「亀山」。
あの日、一生懸命ひり出して、やっと出てきたのはローソクと亀山モデルだけだった。三重県にもう10年以上住んでいるのに。

ところが今、私にとって亀山ははっきりと「ホルモンみそ焼きうどん」だ。

 

今年の春ごろ、奈良県宇陀市へ遊びに行った帰りに亀山を経由しており、なにか夕飯をとりたいという話になった。亀山周辺にまったく明るくない私たちはファミレスしかあてがなく、漫然と市街地を目指して走っていた。
ただ、春の陽気のせいだろうか、なんだか少しワクワクしたい気持ちが騒いで、休日が終わろうとするほどに、だんだん刺激がほしくなってくる。もっと、こう、新たな扉を開いて、子どもみたいに驚いたりはしゃいだりしたい、そんな我儘から「亀山 グルメ」と検索すると「ホルモンみそ焼きうどん」がヒットした。

三重県に伊勢うどん以外のうどんが存在したのか。
私それ、一度も聞いたこともないし、もちろん食べたこともない。これが食べたい。絶対に。
夫を説得して、目的地を「ホルモンみそ焼きうどん」と看板メニューに掲げるお店に変更した。子どもたちがもっと小さいころだったらそんなこときっと思わなかっただろう。安心安全なお食事とはファミレスでしかなかったあの頃。私たちはドリンクバーとキッズメニューと、おまけについてくるコインだけが支えだった。どこへ行ったって、あの薄い汁に浸かったうどんを求め彷徨っていた。
彼らが小学生になった今、どこへ行っても「なにかしら食べるものがある」というのは大変頼もしい。
スマホの画面にはチリトリのようなアルミのトレイに乗った茶色いうどんが映っている。
新しい扉を開けたい今の気分にあまりにぴったりだ。
早く、これが食べたい。

*

目当ての店は昼のうちにすべてホルモンが品切れになってしまったらしく、店主が申し訳なさそうに暖簾を下げた入口から「ごめんなさいね」と顔を出した。
2軒目に入ったお店はアットホームな雰囲気の大衆食堂で、我々が入店してすぐに、お店はいっぱいになり、ホルモンみそ焼きうどんの根強い人気をひしひしと感じた。期待がますます高まる。
私のあずかり知らぬところで、多くの人を熱狂させている食べ物、それが「ホルモンみそ焼きうどん」。
お店が満席になってもお客は絶えることがなく、店内では注文が飛び交い、お店のおばちゃんは延々返事をし続け、そしてドアがまた開き、あちこちで手が上がり、「手伝いましょうか」と言いたくなるほどだった。
とんだ繁盛店に入ってしまったらしい。店名を覚えていないのが悔やまれる。
周囲を見渡すと、大きなチリトリ(のようなトレイ)に入ったおうどんを頂いている人がたくさんいる。
なんておいしそう。白いご飯がセットでついており、「ああ、最後はあのタレと白ごはんでいただくのだな」期待は高まるばかりだ。

*

運ばれたきたそれは、いままで食べてきたどのうどんとも違う、まったくあたらしいうどんだった。
初めて見るチリトリのようなトレイに胸が高鳴る。子どものときに近所の喫茶店で食べたお子様ランチはドラえもんの形をしたプレートに入っていた。私はそれがとても好きで、行くと必ず頼んでいたのだけど、なにが入っていたかはまるで覚えていない。ドラえもんの手の部分がコップを置けるようになっていて、そこにオレンジジュースが置かれていたことだけ、覚えている。
つまりなにが言いたいのかというと、容れものってすごく大事ってこと。
あの喫茶店の楽しかった記憶のほとんどを背負っていたのはドラえもんのトレイだった。
チリトリのようなトレイはそれだけで楽しく、思わず「わあ」と声が出る。
そうしていただいた「ホルモンみそ焼きうどん」ははっきりと美味しく、春の浮かれた気分にきっちり寄り添ってくれて、大きな満足感を与えてくれた。ああ、旅をしたんだな、という充実感が心を満たしてくれる。
そうか、これが旅をするということなのか、と思った。

*

以降、私は「その土地のものを食べるということが旅なのだ」と夫にもっともらしく説くようになり、家族で岐阜へ赴いて五平餅を食べたり、名古屋へ行って味噌煮込みうどんを食べたりしている。
新しい食欲の扉が開かれたらしい。

実は、宇陀市へ行った日、出発が遅くなり、なにかと不完全燃焼な感じが否めなかったのだけど、岐路で「ホルモンみそ焼きうどん」を食べてすべてが帳消しになってしまった。
はっきりと、「いい旅をしたな」と脳がすべてを上書きしてくれた。

 

「旅とはその土地のものを食べることだ」

名言みたいに言ってるけれど、ものすごく普遍的なことを言っているのでどうか騙されないで。でもほんとにそう。すごくそう。

*

先日、津新町の商店街で「津しんまちほこてん」というお祭りが開催されており、家族で出向いた。
いろんな出店が並ぶ中、キッチンカーのブースがあって小腹を満たしたい私たちは回転の速そうなお店に並んでいて、飛び込んできたのは「亀山みそ焼きうどん」の文字。
もちろん、そちらを購入して子どもたちと分け合って食べた。

以前ならば焦点も合わなかった文字列にピントが合って、美味しいものを頂けるというのは、嬉しいことだなと思った。

食べながらあの日を思ったり、亀山という町を思ったりする。

そうして、少しずついろんなピースが集まって、知らない町の輪郭がすこしずつはっきりとしてくるのかもしれない。

靄がかった四日市や桑名にもきっと私がしらない美味しいものがたくさんあるんだろう。
美味しいものを頂いて、いつか知ったような気持になって、知ったようなことをえらそうに言うえらそうなばばぁになりたい。

もっと知ってほしい、松阪生まれの中華そば3選!

中華そばとラーメンの違いって?

チキンラーメンが登場した昭和33年以降、ラーメンという言葉が世間に定着したが、中華そばとラーメンに明確な違いは無いのだとか。今回は、いわゆるラーメンチェーン店で出されるラーメンとは違った「松阪生まれの中華そば3選」をハシゴしてご紹介!

松阪のソウルフードといえば、この中華そば|中華そばの不二屋

地元民に愛され続けている不二屋の中華そばは、あっさりしたスープに野菜がたっぷり。この中華そばのおかげで野菜が食べられるようになった松阪っ子も、きっといるはず。

昭和4年、初代の野口榮一さんが「うどんの不二屋」を創業。その後、関西を中心に食べ歩きを始めて研究に時間をかけ、不二屋独自の「中華そば」が誕生したという。お話を伺ったのは、三代目の野口克己さん。

▲三代目の野口克己さん

野口さん:元々はうどん屋だったので、不二屋の中華そばのスープは和風だしで割っています。全国的に中華そばといえば、シナチクや海苔がちょこっとのったイメージですが、松阪の中華そばって、野菜がたっぷりなんですよ。

▲中華そば

 魚介系のスープは、鰹節、鯖節、イワシ、サッパなどを秘伝の割合で絶妙にブレンド。だしの旨味が優しいあっさりとしたスープは、飲み干しても罪悪感が無いのが嬉しい。シャキシャキした野菜は、たまねぎの甘味がよいアクセントに!「たまねぎが甘かったでしょ?こだわりの淡路産です」とにっこりの野口さん。

そういえば松阪で食べる中華そばは、あっさりとした和風だしのスープに野菜がたっぷり入ったものが多い。そんな松阪独自の中華そば文化は、ここ不二屋から始まった。

野口さん:当時、松阪には無かった中華そばを始める時、地元の人に受け入れられなかったら話にならないからと、初代は近所の人たちに中華そばを振る舞って「どうや?」と感想を聞いていたそうです。今で言う、リサーチですね。中華そばを出すようになってからは、お豆腐屋さんみたいに近所の人が鍋を持って来て「これに入れて」っていう時代もありましたね。(笑)

▲三代目はテイクアウトやネット通販にも注力している

地元民に受け入れられた不二屋の中華そばは、庶民の味として不動の存在に。市内には中華そばを提供する店舗が増えていった。

野口さん:連休やお盆、正月の里帰りとかね、不二屋の中華そばを家族揃って食べる。有難いことに、それを楽しみにしてくれているお客さんがいらっしゃるので、小さい頃から慣れ親しんだ味を変えないようにしています。

▲店内の様子

ー材料費や光熱費が高騰していますが、同じ味や同じボリュームを守り続けるのは、大変なのではないでしょうか。

野口さん:同じものを作り続けるのは簡単でいいやと、若い頃は思いましたけどね。(笑)味を守り続けるのはやっぱり大変ですね。それでも、子供の頃に家族で中華そばを食べに来て、大きくなって結婚して、今度は子連れで食べに来てくれる。何世代にもわたって来店されるお客さんもいらっしゃるので、この味を無くしてはいけないなと思っています。

ほっとするいつもの味。松阪のソウルフードは変わらずここにあります。

 

 

地産地消で地元民に絶品中華そばを|麺屋はな華

紅葉など四季折々の景色が広がる景勝地。2軒目は、松阪インターから車で約40分、道の駅飯高駅の向かいにある「麺屋はな華」へ。

▲自然豊かな国道166沿いに店を構える

▲店内の様子

店主の中野晋也さんは、大阪の心斎橋で和食の板前修行をした後、津市の料理屋で9年、松阪市内のラーメン屋で8年程働き、麺屋はな華をオープン。さっそく、おすすめを注文してみた。

中野さん:おすすめは限定30食の中華そばですね。鶏ガラのあっさりした澄んだスープに野菜が入っています。中華そばに野菜が入ってるのって「まっさか」特有なんですよ。

▲店主の中野晋也さん

▲中華

こちらの中華そばも、松阪独自の野菜たっぷりスタイル。そして「まっさか」というワードがなんだか嬉しい。松阪のことを「まっさか」や「まっつぁか」と呼ぶ中野さんは、生まれも育ちも松阪市飯高町。生まれ育った地元に貢献したいと、この地に中華そば屋をオープンさせた。余談だが、この地域の方たちは市街地へ行くことを「まっさか(まっつぁか)へ行く」という。市町村合併前のクセがまだ残っているらしい。

 

和風だしが香る、きれいに透き通った鶏ガラスープ!もちもち食感の喉越しの良い麺とよく合います!

限定30食しか提供できないのは、他のスープとは別仕込みという手間暇かけたスープだから。松阪の中華そば文化に、だしの存在は欠かせないということがよくわかる。

ー中華そばのスープに、和食の技が効いているんですね!

中野さん:和食の修行でだしの勉強をさせてもらったので、和食の技が生きてると思いますよ。

厳選された素材を18時間煮出した極上の動物系スープや、全国各地から取り寄せた昆布・煮干し等を使い、高級料理店で使用される和風だしと合わせたスープ。飯高駅が向かいにあるので、地元の採れたての農産物を飯高駅で仕入れ、なるべく地産地消で地域に還元することを心がけているという中野さん。

飲食店の少ないこの地域で、地元民に愛されている麵屋はな華。店の向かいには道の駅の温泉がある。温泉の後に中華そばか、中華そばの後に温泉か。あなたはどっち派?

老舗そば屋が作る、話題のカレー中華|生そば更科

3軒目は大正4年から続く、老舗そば屋の「生そば更科」へ。

▲店内の様子

今日はすでに中華そばを二杯頂いたが、店内にほんのりと漂うカレーの香りが食欲を刺激する。「カレー中華、来い!」とばかりにカーディガンを脱いでスタンバイ。熱々とろとろのカレー中華が目の前に届くやいなや、ゴクリと喉が鳴る。

▲カレー中華

天かす付き!これはテンション上がります!

天かす、全部入れちゃう!

麺をリフトする時の重厚感。だしたっぷりのカレーが、しっかりと麺に絡まっている。

いつもより多めにフーフーして頂いたカレー中華は、時間が経っても熱々のうまうま!だしと野菜の旨みがたっぷりのマイルドなカレーなので、万人ウケしそうな納得の味。そうだ鰹、うるめ、いわしなど…なんと、7種の素材からだしをとっているのだとか!実はとても贅沢な一品なのです。

デザートに蕎麦の実のアイスを頂きながら、更科の若き四代目、神田大輝さんにお話を伺った。

▲香ばしくてクセになる、蕎麦の実のアイス

ー蕎麦屋さんのカレーは美味しいとよく聞きますが、なぜカレー中華が生まれたのでしょうか。

神田さん:そば屋のカレーが美味しいと言われる理由は、やっぱりだしが美味しいからですね。先にカレーうどん、カレーそばを店で出していたのですが、ある時お客さんからカレー中華も作って欲しいという声を頂いたそうです。以前は裏メニューで作っていたのですが、店の移転を機に正式にメニュー化したと聞いています。

大阪の専門学校に通った後、東京で日本食の板前をしていた神田さんは、一年程前に松阪に戻り、父である三代目の秀一さんから更科を受け継いだ。

▲写真左:四代目の神田大輝さん 写真右:三代目の神田秀一さん

現在29歳の四代目。老舗そば屋を受け継ぐには、相当の覚悟が必要だっただろう。

▲店内に飾られた創業当時の写真

神田さん:お客さんは年配の方や家族連れが多いですが、もっと若い方にも来て頂けるように新しいメニューも始めました。お魚も面白いかなって。

日本食の板前だった神田さんは、若い客層にも気軽に来てもらいやすいように、お酒のお供になるお造りや、海鮮丼とそばのセットなど、精力的に新メニューを打ち出している。

神田さん:三代目である父とは、意見がぶつかることもありますけど、三代目も新しいことをやってみようというタイプなんで、やりたいことをやらせてくれるのが本当に有難いですね。

これからどんどん楽しくなりそうな生そば更科。インスタグラムで積極的に情報発信をされているので要チェックです。

▲男気あふれる更科親子がかっこいい!

松阪で至福の一杯を!

良い意味でちょっと独特な、松阪の中華そば。松阪にはかつてうどん屋が多くあったと聞いている。その名残で、和風だしの効いたスープを出すお店が多いのかもしれない。野菜がたっぷり入った上品な味わいの中華そばは、私たちの胃袋をやさしく満たしてくれる。あなたも松阪で至福の一杯を味わってみませんか。

 


【取材協力】

中華そばの不二屋
松阪市中町1900
TEL:0598-23-9605
https://www.e-228.com/

麵屋はな華
松阪市飯高町宮前253-3
TEL:0598-46-0305
https://r.goope.jp/sr-24-242042s0096/

生そば更科
松阪市外五曲町84-6
TEL:0598-21-1168
https://www.instagram.com/matsusaka_sarashina/

 

【タイアップ】

松阪市 観光交流課
松阪市殿町1340番地1
tel 0598-53-4196
松阪市hp https://www.city.matsusaka.mie.jp
松阪市観光hp https://www.city.matsusaka.mie.jp/site/kanko/
松阪市観光インフォメーションサイト https://matsusaka-info.jp/

 取材:2023年11月24日



OTONAMIE PUSH EVENT【2023.12.18update】

お寄せいただいたイベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。


スーパーオーディオLIVE/立川直樹

主催者より
【年明けイベントのお知らせ】
伊勢に!FOLK FOLKに!
とんでもないLIVEがやってきます!
伝説の音楽プロデューサー・立川直樹さんプロデュースイベント!
立川直樹さんが有する膨大な知識を添えて
Technicsの最高峰の音響機器で再生するレコードLIVE!
1月8日
この日はデヴィッドボウイとエルヴィスプレスリーの誕生日。
天から伊勢に舞い降り、その歴史を読み解きながら、聴く贅沢なレコード。
ぜひボウイ&エルヴィスファンはお集まりください!
このレコードLIVEは、ディナー付き🍽️🍰
伊勢の盟友・ミルポワさんの食事に、denchiのスイーツ、
これまた贅沢な組み合わせになります!
往年の伝説的アーティスト好きの50〜70代の皆様はもちろん 、若い方で音楽好きの方々はぜひお集まりください!
新年の一大イベント、よろしくお願いします!

【スーパーオーディオLIVE/立川直樹】
2024年1月8日(月・祝)
受付18:00〜
ディナー 18:30〜
レコードLIVE 19:00〜
金額 13000円(食事・LIVE込み)
主催 FOLK FOLK
企画 立川直樹事務所
音響 Technics
食事 ミルポワ
甘味 denchi
予約はコチラ
https://docs.google.com/…/1FAIpQLSeydbRfilI…/viewform…

 


尺八奏者竹内洋司+ogurock
全国行脚の旅47都道府県制覇記念ワンマンライブ

主催者より
いつもお世話になっております。ogurockでございます。相方の尺八奏者,
竹内洋司くんと長らく続けてきたツアー、全国行脚の旅が開始から5年間経った今年5月に無事終了いたしました。快調に旅をしていた折り返し地点あたりでコロナ禍となり、当初3年で回りきる予定だった旅の段取りが多いに揺らいだツアーでしたが、前途多難の中にも、旅してよかったなと思える事だらけでした。旅が終わったころ、記念にワンマンライブをしようと話を前々からしていたのですが、自分が結婚式をさせて貰った場所でもあり、いつも竹内くんが演奏会などでお世話になっている二見町の賓日館さんがこの春より改修工事の為、しばらく立ち入れなくなるとの事で、二人の思い出がある場所という事から、ここをワンマンライブを行う地とする!という意気込みを以て開催させていただく流れとなりました。10年前に出会ってから今に至るまで、アコギと尺八だけで勝負を続けてきた身として、現在進行形のパフォーマンスをお届けできましたら幸いです。厚かましい宣伝となってしまいましたが、何卒よろしくお願い申し上げます。(ご予約、お問い合わせはogurock、または尺八奏者竹内洋司の各SNSよりDMをいただきますよう、重ねてお願い申し上げます)

主催:尺八奏者竹内洋司+ogurock
後援:伊勢市
開催日:2024年1月20日土曜日
開催時間:開場18:00/開演18:30

イベントの問い合わせ先(電話番号と氏名)
電話 ogurock(小黒真平) 090-1722-3145
メール ogurockmail@gmail.com

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
https://www.instagram.com/ogurock.ig/

 


本間由香 展「森と海」

 主催者より
森と海
森は様々な物語を想像させてくれます。
私にとって 森は記憶、しろいうまは 大切な思い出の象徴です。
幼い頃に山でみた景色が、
森のイメージのもとに なっています。
その山は今はもう無く、記憶のなかにしか存在しませんが、
きらきらした木漏れ日と、
葉擦れの音、
緑いろのなかを進んだこと、
今でも
思い浮かべることができます。
海もまた ひとの記憶や思考に寄り添ってくれる場所。
誰しもが持っている 懐かしい記憶、大切なひととの思い出や、
自分のなかの大切なもの‥
記憶の森、
思考の海、
その 狭間で
そういった想いを感じていただけるよう、
空間づくりをしました。
静かで 柔らかい時間を過ごしていただけましたなら幸いです。
本間由香

主催:伊勢現代美術館
開催日:12月9日(土)〜2024年3月24日(日)
開催時間:10:00〜16:30(入館は16:00まで)

イベントの問い合わせ先(電話番号と氏名)
電話 0599-66-1138(服部)
メール info@ise-muse.com

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
https://www.ise-muse.com

 


青年団プロデュース「馬留徳三郎の一日」

主催者より
「だまされたことさえ、忘れてしまえるなら……」
認知症、老老介護、弱者を狙った特殊詐欺など様々な苦悩が付きまとう超高齢社会。そんな中でも演劇のチカラで老いの暮らしをユーモラスに描いたのが、劇作家・髙山さなえの『馬留徳三郎の一日』です。第7回「近松賞」を受賞し、2020年には演劇界のパイオニア・平田オリザの演出により東京・長野・兵庫にてツアーを実施、各地で反響を呼びました。物語の舞台は山深い田舎の集落。馬留徳三郎と妻のミネのもとに、息子の雅文から久しぶりに電話が。仕事でトラブルがあり、部下が間もなく馬留家に訪れるそうですが…。高齢者の悲喜こもごもを温かなまなざしで見つめた同作。きっと老いと共に歩むヒントが見つかるはずです。

開催日時
2023年12月23日(土)〜24日(日)
両日共14:00開演

問い合わせ先
三重県文化会館チケットカウンター059-233-1100
tsutsumi@center-mie.or.jp

イベントに関するリンク先
https://www.center-mie.or.jp/bunka/event/detail/44144

主催
三重県文化会館

 


第4回四日市☆映画祭

主催者より
2019年開催の第3回からコロナの影響で中止。四年ぶりに復活します。
今回は第3回までのコンペティション部門のグランプリ受賞作を一挙上映。
その中からグランドチャンピオンを決める特別回です。
会場は近鉄百貨店四日市店11階アートホール。
過去のグランプリ作品の監督は四日市近辺含め、全国から集結します。
招待作品の大阪西成を舞台にした「かば」は全国で上映され観客動員数2万人を超える、インディーズ映画界注目の一作。鈴鹿神戸高校放送部制作の「生きる」はつんく♂主催のTOKYO青春映画祭2023で最優秀シナリオ賞を受賞。監督は現役高校生加藤大道くんは大道芸人加藤みきお氏のご子息。「凪の憂鬱」主演の辻凪子さんはNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」(2016年)「わろてんか」(2017年)「まんぷく」(2018年)などに出演し、ほか映画や舞台などで活躍する今後注目の女優。その他四日市で撮影された作品を上映。

主催や後援:四日市☆映画祭準備委員会 四日市市 桑名市教育委員会
開催日:2023年12月23日・24日
開催時間:両日10時から18時

イベントの問い合わせ先(電話番号と氏名)
電話 07083298045 ニイザト
メール mousaku2130@yahoo.co.jp

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
https://yokkaichi-eigasai.jimdofree.com/


 

皆様からのイベント情報も募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記フォームからイベント情報をお寄せください。

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大事な人に思わず教えたくなるひ・み・つ!一度飲んだら忘れられなくなる「ひみつビール」

「にんじんとろとろ、どんな味のビールなんやろ?」

注ぐときれいな黄金色。ふわっとホップのトロピカルな香りが立つ。一口飲むと、ほんのりとにんじんを感じる気もする。何よりとても飲みやすくて、あっという間にビールがなくなってしまった。

ひみつビールInstagramより

他にもニヤリと笑みを浮かべるラッコがパッケージに描かれている「ヤンキーピルス」や、伊勢二見の塩を使った「海の記憶」など思わず手に取りたくなるようなビールばかり。これらを造っているのは、伊勢市のクラフトビール醸造所「ひみつビール」。

「ひみつって、大切な人に教えたくなるものじゃないですか」と話すのはブルワー(ビール醸造家)の藪木さん。美味しさの奥にひめられた秘密をこっそり教えていただきおました。

衝撃を受けたクラフトビールとの出会い

2022年に伊勢市出身のブルワーの藪木啓太(やぶきけいた)さんと佐々木基岐(ささきもとき)さんが立ち上げたひみつビール。二人は高校の同級生でもあります。

左:佐々木さん、右:藪木さん

「昔から食や酒に関する仕事に興味があって、ブルワーを目指して進んでいたんですが一時期、国内の地ビールが立ち行かなくなる状況になって。日本でやっていくのは難しいのかなって思っていたんですが、BREWDOG(ブリュードッグ)のパンクIPAっていうビールに出会って、世の中にこんなにうまいビールがあるなんて!と衝撃を受けました」

※BREWDOG:スコットランドで創業したクラフトビールメーカー。ガレージで少量醸造し、手詰めしたクラフトビールを地域に販売するところから始まった。現在はグローバルに事業展開し、日本のスーパーやコンビニでも入手可能

※IPA:ビールのスタイルの一つで、ホップを大量に使用するため、ホップの香りや苦味を強く感じるビール

「こんなに面白いビールがあるなら、まだまだ希望はあるはず!」とアクセルが全開になった二人。将来共にビールを造ることを目標に、それぞれ別のクラフトビールの醸造所で働き始めます。醸造経験を積み、ようやく地元伊勢市にひみつビールを開業したのです。

ひみつビールの秘密

一度聴いたら忘れられない「ひみつビール」という名前。まずは名前を覚えてほしいと、子どもからお年寄りまで誰にでもわかる名前にしたのだそう。

「僕らは2人だけでビールを造ってるから生産量も限られている。限定的であるからこそ、大事な人には教えたくなるビールを造りたいと思ったんです。例えば、不老長寿の薬があります。残り3つしか自分は持っていないとしたら、まずは親とか友達とか大事な人に渡しますよね。『これ秘密なんやけどあげるわ』って。そうやって大事な人から大事な人へ広まるといいなと思って、ひみつビールという名前にしました」

大切な誰かにあげたくなるビール。キュートなパッケージもそう思わせてくれるポイントの一つ。カラフルなパッケージには、「ひみつ」の指マークや、かわいいラッコのキャラクターが描かれています。

ひみつビールInstagramより

「僕ら2人とも美味しいビールを造る自信はあるんですけど、セールスには自信がなかったんですね。それでパッケージでも存在感を出そうと思って考えたのが、ラッコのキャラクターでした。三重県にゆかりのあるものや僕の好きなキャラクターとか適当に落書きしてたら、ラッコええやんって。ラッコって日本の水族館には3頭しかいなくて、そのうちの2頭が鳥羽水族館にいるんですよ。三重県をPRすることにも繋がるし、ちょうどいいなって思って」

そこで誕生したのがゆる〜い表情がかわいい、ひみつビールの応援キャラクター「ラッコちゃん」。商品デザインだけでなく、「KAWAUSOちょこん」「にんじんとろとろ」などビールのネーミングもユニークで、思わず手に取りたくなります。

「にんじんとろとろって聞いたら、なんか耳に残るじゃないですか。商品も横文字で英語の難しい名前よりも、日本語で誰もがわかる名前のほうが僕ららしいと思ったんですよ。それに僕らが造るビールはスタンダードなビールとはかけ離れたものが多いので、まずはこんなビールもあることを知ってもらえたらうれしいですね」

自分たちの手でつくる「ファームハウスエール」

パッケージやネーミングだけでなく、「ファームハウスエール」であることもひみつビールの特徴。ファームハウスエールとは、ビールのスタイルの一種。元々は農家の人が休憩中や仕事終わりに飲むために造られていたものなのだそう。

「僕ら的には仕事終わりや、仲間と集まって乾杯するようなシーンで気軽にごくごく飲めるビールだと、解釈して造っています。友達と楽しく飲めるビールを造りたくてブルワーを目指したという経緯もあるので、やっぱりその想いは大切にしたいんですよね」

さらに原料もできるだけ自分たちで育てようと、ハーブや穀物、果物を自家栽培。コリアンダーや柑橘をたっぷり使った「CITRUS GRISETTE(シトラスグリゼット)」や、自家栽培の新米コシヒカリを使った「米と麦」などさまざまなビールをリリースしています。

醸造所の敷地内にある畑

「僕は農学部出身でそもそも植物を育てるのがすごく好きなんです。最終的にはビールにするので、形とか大きさにはこだわらず、土地に合ってる作物を探して育てています。原料に使うものは、誰がどうやってつくったかわかる方が安全で安心。だから自分たちでできるものはつくりたいんですよね」

伊勢でビールを造る理由

藪木さんが伊勢に戻り、醸造所を始めてもうすぐ3年が経とうとしています。伊勢でビールを造りながらも、出荷先はほぼ首都圏。まだまだ地方ではクラフトビールが浸透しづらい状況でありながらも、地元でビールを造りたいと考えるのは、自分たちが「帰りたくても帰れない」経験をしたから。

ビールを醸造する設備

「大学で農学や食品の勉強をして、いざ就職先を探そうと思ったら、三重県にはほとんどなかったんですよ。地元に帰りたくても仕事がない。これって結構やばいなって思ってて。ビールの醸造は別のところでもできるけど、地元に帰って働きたいと思う若者の選択肢を増やしたいという想いがあったからこそ、伊勢に醸造所を建てることにしました」

ひみつビールが掲げるのは「居場所を創るブルワリー」。今後は直営のブリューパブをつくったり、工場の規模を大きくして雇用を生み出したいと考えているそう。

「以前鎌倉で働いていたんですが、まちに面白い個人商店がたくさんあって賑わっていたんですよ。都内からわざわざ訪れる人もいるし、気に入った人が移住してくる。良い流れがあって、まちがどんどん面白くなっていく。だから僕らもビールを介してコミュニケーションが生まれて、面白い人たちが集まってくるまちを目指したいなって」

働く場所として、誰かと繋がれる場所として、まちのにぎわいを創出する場になりたいと話す藪木さん。そして、三重にもっとクラフトビールの文化を根付かせていきたいという想いも強く持っています。

「現在の出荷先はほとんど関東圏ですが、本当は三重県のお店にもっと出荷したいんです。でもまだまだクラフトビールに興味を持つ人が少ない。そのためにも、まずは『これは何だろう?』と飲みたくなるようなビールをたくさん造って、三重のビール文化を盛り上げていきたいですね」

地域の方と共にライ麦を刈り取り(ひみつビールInstagramより)

ひみつビールのおいしさのヒミツが知りたい方は、ぜひ一度手にとってみてください。きっと誰かにこのヒミツ、教えたくなりますよ。

ひみつビールInstagram:https://www.instagram.com/himitsu_beer/

イチョウを探しに行こうよ@桑名

師走になり、朝はとても冷え込む日々ですが、日中は暖かい日と冷たい日が交互に来て、体調が崩れがちです。
街中の街路樹は、綺麗に色づいた葉が落ちてしまい、段々と冬の訪れを感じますが、ドライブをしていると、黄色く色づいたイチョウがまだ随所に残っていました。

少し遅めですが、令和5年の桑名のイチョウを探しに行きましょう。

圓通寺

桑名市でイチョウが有名なこのお寺。
浄土真宗本願寺派の寺院で、本堂前にあるイチョウは、一説によると樹齢400年を超すと言われています。
 

【お問合わせ】
名称:圓通寺
住所:三重県桑名市大字江場273番地
駐車場:あり

 

顕本寺

日蓮宗の寺院で、本多忠勝の「慶長の町割り」と呼ばれる都市計画事業によって、桑名城内の三之丸から、現在の場所に移されました。
檀家には桑名藩士が多く、忍者で有名な服部半蔵の子孫の墓もあります。

【お問合わせ】
名称:顕本寺
住所:三重県桑名市萱町74番地
駐車場:あり

 

法盛寺

浄土真宗本願寺派の寺院で、応仁2年(1468年)蓮如上人の時代に三河から桑名に移されました。
尾張・美濃・伊勢に関係寺院200余ヶ寺を数え、境内には関係寺院7ヶ寺ある大伽藍でしたが、戦災により焼失しました。

近年では、花手水や寺ピアノなどの取り組みも注目されています。

【お問合わせ】
名称:法盛寺
住所:三重県桑名市萱町93番地
電話番号:0594-22-1913
HP:https://www.instagram.com/yanagidou.houjyouji/?hl=ja
駐車場:あり

 

桑名宗社(春日神社)

石取祭で有名な神社。
早めに色づくため、訪問した時には既に散っており、画像は以前に撮影したものです。

【お問合わせ】
名称:桑名宗社(俗称:春日神社)
住所:三重県桑名市本町46番地
HP:http://www.kuwanasousha.org
駐車場:あり

 


ところ変わって、桑名駅の西側に向かいます。

照源寺

浄土宗の寺院で、寛永元年(1624年)桑名藩主であった松平隠岐守定勝公の菩提を弔う為に開かれました。

歴代桑名藩主の松平家代々の菩提寺であり、「夫婦マツ」や摂津の天台宗金龍寺から分植した「金龍桜」、毎週木曜日・金曜日の「てらカフェ・茶所御堂」など、見どころがたくさんあります。

もう少し早い時期に来ると、パンフレットのような綺麗なイチョウの木が見られます。

来年こそはちゃんと写真に収めたい・・・

夫婦マツ

松平定綱及び一統之墓所

【お問合わせ】
名称:照源寺
住所:三重県桑名市大字東方1308番地
HP:https://www.照源寺.net
駐車場:あり

 

大福田寺

「桑名の聖天さん」として知られる高野山真言宗の密教寺院で、今より約1400年前に、聖徳太子(574~622)が伊勢の山田に創建されたお寺です。
節分祭や、4月の火渡りまつり、8月の御本尊のご開帳の時の盆踊りなどで、行かれた方も多いかと思います。

江戸時代の名所図鑑に記載されている大銀杏

【お問合わせ】
名称:大福田寺
住所:三重県桑名市東方1426番地
HP:https://www.daifukudenji.jp
駐車場:あり

 

圓妙寺

日蓮宗の寺院で、明暦2年(1656年)に桑名城主・松平定良公の菩提を弔うために建立されました。
イチョウだけでなく、モミジも見頃でした。

桑名駅を望む高台にあり、山門横に桑名市を一望できるよう展望台に平和の鐘があります。

どこかで見たことあるドア

ドアを開けると、世界平和、疫病退散、各々の方の願いを込めて、どなたでも叩ける鐘があります。

【お問合わせ】
名称:圓妙寺
住所:三重県桑名市大字東方1424番地
HP:https://enmyoji.jp
駐車場:あり

 

勧学寺(走井山公園)

高野山真言宗の寺院で、戦国時代には矢田城があり、織田信長に滅ぼされましたが、桑名藩主・松平(久松)定重によって、跡地に本堂が再建されました。

高台の下には、三岐鉄道北勢線の「馬道駅」があります。

【お問合わせ】
名称:勧学寺
住所:三重県桑名市大字矢田266番地
HP:https://www.city.kuwana.lg.jp/kanko/miru/history/history012.html
駐車場:あり

 


番外編として、揖斐川の堤防を国道1号線に向かって走ると・・・

六華苑

来年は開苑時間に伺いたいです・・・

仕事でもプライベートでもよく訪れた、洋館と和館が合わさった邸宅です。
中の広いお庭も紅葉が色づいて素敵なのですが、この時期は入口前のイチョウは迫力ありますね。

【お問合わせ】
名称:六華苑
住所:三重県桑名市大字桑名663番地5
HP:https://www.rokkaen.com
駐車場:あり

今年は思い立ったのが遅かったので、あまり回れませんでした。
多度や長島、大山田方面にも、公園や道路などに色々あるのだろうなと思うので、来年はちゃんとリサーチして臨もうと思います。

チョコレートで繋がる、東京と伊勢 ~伊勢編

10月のとある晴れた午後、ダンデライオン・チョコレート ショップ&カフェ伊勢外宮店を訪れました。今回事前にアポイントを取って撮影の許可をいただいており、店長の松本さんが対応してくださいました。秋の透き通った空気とやわらかな日差しの中、見るもの撮るもの全てがキラキラと輝いて、幸せな時間を過ごしました。

ダンデライオン・チョコレート ショップ&カフェ伊勢外宮店は、伊勢市駅から参道を通って外宮の手前にあります。豚捨の斜めはす向かいと言えば伝わりやすいでしょうか?外宮参拝の後、外宮側からも入ることが出来ます。

外宮側から見るとこんな感じ。左の赤い瓦屋根の洋館がダンデライオン・チョコレート。

厳密に言うと、ダンデライオン・チョコレートが入っている「うみやまあひだミュゼ」が赤い瓦屋根の洋館です。

 

*うみやまあひだミュゼ*

2015年に公開された長編ドキュメンタリー映画『うみやまあひだ 〜伊勢神宮の森から響くメッセージ〜』の発信基地として、イベントや上映会を不定期で行っています。建物は特徴的で、宇治山田郵便局(現在明治村に移築)が手狭となったため大正12年に隣接して増築された電話分室を利用しています。

※レストラン「ボンヴィヴァン」は現在も営業中、神楽サロンは休業中です。

今回は外宮側から入りました。看板がすっごくお洒落! 営業時間は蔵前より短い、10:00~17:00です。

通るたびにこのお洒落な建物を横目で見てきましたが、今日はいよいよ入店します!ブルーグレーの扉も白い壁と調和していて可愛らしい雰囲気。

左の白い扉の奥は「神楽サロン」というアートギャラリーが併設されていますが、営業していませんでした。

白い扉の奥の廊下を見るだけでも趣があります。外から差す自然光の効果もあり、完璧な素敵空間を作り出しています。

 

店内に入ると、右にオーダーカウンターがあります。蔵前の店舗はファクトリー感がありましたが、こちらは純粋にゆったりとしたカフェという感じです。スタッフさんはキビキビと動かれていて、笑顔と立ち居振る舞いが素敵でした。

後ろを振り向いて、商品や書籍がセンス良く並ぶ棚の右がカフェスペースの入口。

この奥の部屋が広めのカフェスペースとなっています。「建物をなるべくそのまま使っている」と言われるように、剝がれかけの煉瓦が重厚感を与えています。

この日は平日ということもあり、落ち着いた雰囲気でした。土日は観光目的のお客様で賑わいますが、平日は日常使いされるお客様も結構いらっしゃるそうです。時期で言うと冬からバレンタインにかけてが最も忙しいと、松本さんがおっしゃっていました。

ブラウニーバイトフライト伊勢限定イセホットチョコレートをアイスで注文しました。

イセホットチョコレートは、甘すぎないチョコレート味の後にほうじ茶の香りがふわりと重なって、スッキリと飲めます。三重県度会町で自園栽培・焙煎されたほうじ茶が使われているそうです。

ブラウニーバイトフライトは3種のブラウニーの食べ比べができる贅沢なメニューです。

ブラウニーの材料と製法は同じで、違うのはカカオ豆の産地のみ。それぞれのフレーバーの特徴を楽しみます。チョコレートは香り豊かで濃厚、なのに甘すぎず、小さくてもどっしりと満足感があります。とても美味しくて贅沢なシグネチャーメニューですので、行かれた方はぜひご注文を。

 

店内では伊勢神宮への誘致コーナーなども設けられており、観光地ならではの雰囲気を感じます。

ショップエリアも見せていただきます。

 

蔵前もそうでしたが、陳列の手腕が素晴らしく、参考になります。各商品には丁寧な解説が付けられていて興味を惹きますし、さり気なく添えられた演出小物と、デッドスペースにはアイコン代わりになる大胆なディスプレイ。主力のBean to Bar チョコレートはお気に入りを決めるのも楽しいです。

この日は贈答用に、缶が可愛いクッキーアソートメントBean to Bar チョコレートを1枚購入しました。自分用はまた今度来る時までの楽しみに。

 

 

ダンデライオン・チョコレート

*ショップ&カフェ伊勢外宮*
〒516-0074 三重県伊勢市本町20-24
Tel 0596-63-6631
Open 10:00~17:00(営業時間は年末年始のみ変動します。)
※店舗には駐車スペースがございません。お近くの駐車場をご利用ください。

 

 

「わたしの町はよいところ」連載エッセイ【ハロー三重県】第38回

住んでいる町のことをかなり気に入っている。
18歳で実家を出てからというもの、引っ越しの多い暮らしだったけれど、たぶん今住んでいる場所が、いちばん好きだ。
野山に囲まれていて、自然が多く、それなのに町からもあまり離れていなくて便利でもある。
子どもたちが通っている小学校も大変健やかな校風で、のびのびと過ごしていると思う。
いいところに越してきたな、と住み始めたときからずっと思っているのだけど、今年に入って、ますます、この町が好きになっている。もう、全力で推していきたい気持ち。

*

今年は、地区の婦人会の会長をしていて、自治会と密接に過ごしている。
年度初めに「えらいことになった」と頭を抱えたのだが、ふたを開けてみれば、仕事の不出来はいったん置いておいて、とても楽しい。
浴衣を着て盆踊りを踊るのもうんと愉快だったし、秋祭りのステージで地域の名前を冠した踊りを踊るのも趣深かった。秋祭りには玉城町からやってきたという歌謡スターの女性が真っ赤なドレスを着て登壇しており、小さな舞台が華々しく煌めくさまもとてもよかった。

今月は防災訓練で炊き出しのお手伝いをするらしい。アルファ米でおにぎりを作って、大きなお鍋で豚汁を炊くのだという。楽しそう。
大人になってからそのようなイベント目白押しな日々を送られるとは思ってもいなかった。まるで、小学生に戻ったみたいにつぎつぎにやっていくる行事の準備をしたり、当日を迎えたりするのはけっこう刺激的だ。

*

行事ごとがあるたびに、自治会の方々や、婦人会の方々とあれこれとやり取りを重ねるている。
彼らのほとんどが、私の親か、それ以上の年齢であり、私たち夫婦はこの地域においては完全に小僧と小娘で、畑も、トラクターも、軽トラも、墓も持たない我々は、ほんとうにちっぽけな子どもでしかない。
はっきり言って、私は今年で40歳だし、夫なんて44歳だし、一歩社会に出たらきちんとした大人で成人で社会人で、お兄さんでお姉さんなのだけど、この町では小童としてへらへらしていられる。

「若い人がこうして頑張ってくれたら、嬉しいねぇ」

などと、たいして若くもない私たちを若い若いと言って、みかんやさつまいもを下さるので、こたつに入ってテレビを観ているだけで「いい子だねぇ」とおばあちゃんに背中を撫でられていた、小学生のときの気持ちで図々しく暮らしている。

私は自分の社会性にとんと自信がないので、小さな失敗をするたびにくよくよするし、というか、たいていは失敗をする前から自責におぼれて「こんな私はうっかり大きな過ちを犯して、間もなく社会から見放される」と思いながらくよくよしている。不注意でうっかり大犯罪に手を染めてしまう夢をよくみる。

だから、生きているだけで、庭先にさつまいもが置かれていたり、朝っぱらから自治会長さんが突然「柿食べるか?」と言って、柿をいっぱい持ってきてくれたりすると、妙に安心してしまう。
つい自堕落な夜更かしをしてしまった自分のことも許せる気がする。私は、立派なさつまいもと甘い柿にふさわしい女かもしれない。生きているだけで褒められた、あの小学生のまま、変わらず尊いのかもしれない、と都合よく解釈して心に安寧を取り戻している。

*

また同時に、私たちよりずいぶん先を生きている町の皆さんを見ていると、ときおり、自分の老後みたいなものを考えたりもする。

ここ数年、年齢を重ねた分だけ、そうか私も老いていくんだな、と思うことが増えた。疲れやすくもなったし、白髪も増えてきた。久しぶりに視力を測定したら近視がすこしゆるんでいた。

「それはつまり、老眼が忍び寄って……」

と言いかけると、検査をしてくれた眼鏡屋のお姉さんが

「鋭いですね」

と言って、にやりと笑った。

新陳代謝の行く先が「成長」である子どもたちとちがって、私の新陳代謝の行く先はもう、「老い」なんだなぁ、とぼんやりと思うことがある。
元気がいいときは、「ですよねえ」、で済むのだが、調子が悪いと「私はもう枯れゆく花……」と薄くさみしい気持ちになったりもする。

「腰が痛くてもう」
「あんたなんかまだええわさ。私なんて腕がもう上がらへんのさ」

秋祭りの踊りの練習に参加した時、休憩の合間にアイスやみかんに手を伸ばしてご婦人たちが言い合っていた。
どこの医者がいいとか、あそこは駄目だとか、そんなことを言いながら膝や腰をさすってはみかんを口に放り込んでいた。そして、曲が始まるとしゃんと立ち上がって、キリキリと踊るのだからちっとも信用ならない。
踊るご婦人らの背中を眺めながら、自分の20年先を思う。
10年をあと2回重ねても、こうして元気に踊ってげらげら笑えるなら、悪くないなと思うのだ。
ご婦人たちにも、かかとがカサつき始めた冬や、白髪を見つけた日があって、今もこうして、元気に踊っているのだと思うと、ああ、大丈夫だ、と心がすこし強くなる。私の20年後もこんなふうならいい。
私の老後の目標は自治会のご婦人たちだ。

*

子どもが多い町はいい、とは聞くけれど、こんなふうに、先を行く人たちが元気な町ってとてもいいなと思う。
いつだって心配ばかりしているから、老後の心配なんて当然しているし、なんなら「2000万円貯められないからもうだめだ」と思ったりもするけれど、もしかしたら、20年後はまだ元気に浴衣を着て踊ったり、さつまいもを配ったりしているかもしれない、と思えることがうれしい。
今まで住んでいた町では得られなかったことだ。

それにしても、この町は便利な場所にあるにもかかわらずちっとも開発が進まないし、土地が売られる気配もない。空き地や空き家が増えるばかりなのが気がかりだ。
地区のおじいさんは

「そのうちハネさんちで全部買い上げてもらってやな。がはは」

と笑っていたけれど、ほんとうにどうにかできないものだろうか。
とってもよい町なのでこの先もずっと細く長く人が住んでいてほしいのだけど、こういうのはいったいどこへどうしたらいいんだろう。
とりあえず宅建でもとったらなにかしらの活路が見いだせるだろうか。
詳しい人、教えてください。お礼に町を案内しますので。

かつお節屋が本気で伊勢うどんのつゆを手作りしてみた。

キッカケはある日の朝ごはんに伊勢うどんを食べようと麺を茹で始めた時。

あれ・・?

冷蔵庫にアレあったっけ?
そうアレとは伊勢うどんのつゆのこと。
あると思って麺を茹で始めたのに、伊勢うどんのつゆがなかったのです。

これは困った。

だって朝だし。

もう時間がないし。

1回も作ったことないけど、なんとなく舌に残る記憶を頼りに顆粒のかつお出汁と自家製の「かえし」を使い、なんちゃって伊勢うどんのつゆを作りました。
初めて作ったつゆは色も薄いし、味もなんか物足りないな〜。おしい。笑
でも急いで作った割には、方向性は間違っていない!と、密かな手応えを感じたのでした。


 

かつお節屋に嫁に来てからというもの、家で食べるものだった伊勢うどんを外で食べる機会が増えました。
小久保商店のかつお節やサバ節は伊勢うどんを提供している多くのお店で使っていただいてます。

勉強も兼ねてお得意先さんで伊勢うどんを食べると、それはそれは色んな味に出逢えます。
麺の太さ、つゆの濃さ、出汁の風味に、トッピングのバリエーション。正に組み合わせは無限大。

器も味がある駒鳥食堂さんや・・

麺の太さが特徴的な山口屋さんや・・

伊勢うどんの命名のきっかけのお店、ちとせさんなど・・

 

 

小久保商店のかつお節の取り扱い商品の中に「かつお厚削り」という
通常の花かつおよりも分厚く削られた削り節があります。
厚みの境界線は0.2mmと言われており、厚さ0.2mm以下を薄削り、0.2mm以上を厚削りと定義されています。

厚削りは伊勢うどんの出汁に使われる事が多く、この厚削りでしっかりと出汁をひいて伊勢うどんのつゆを作りたい!と密かに思っていたのです。

そして、ひょんな事からチャンスはやってきた。

 

ご近所さんでもあり、和食のことにめっぽう詳しい私たちのお出汁の先生藤原さんと、以前から勉強も兼ねてお出汁の飲み比べをしようと話していました。
やっと実現し、その流れでついに伊勢うどんのつゆを作ってみることに!

到着するなり、鞄から大量の昆布を取り出し
「これは羅臼、これは利尻、これは真昆布、これは根こんb・・」と、説明を始めます。
昆布だけで1時間は話せそうw

話はおいおい聞くとして、水につけてあった昆布出汁と厚削りをぐつぐつ火にかけて、お出汁をとる所からスタートです。

 

出汁の色と厚削りの大きさの違い、わかりますか?

 

5分ほど煮込んだところでお出汁の色がだんだんと変化してきました。
まだまだ煮込むので、その間に、そもそも伊勢うどんとは?というお話をさせていただきますね。

伊勢うどんの麺は太くてやわやわ・もちもちの食感。
他県の方からは「茹ですぎやん!」と思われるくらい柔らかい麺を、お出汁と醤油が香る少し甘めの濃いつゆをかけて頂きます。
もともとは、お伊勢参りの為に長旅をしてきた人がさっと食べられるように、また消化に良いように柔らかく作られたんだとか。
江戸時代のファストフードとも呼べる伊勢うどん。

以下、農林水産省のHP内にある「うちの郷土料理」より抜粋。

【昭和40年代初め頃、「伊勢うどん」を食べた有名な作詞家がラジオで話した『伊勢の珍しいうどんなので伊勢うどんというのがよいのでは』という趣旨の発言を受けて、昭和47年(1972年)に伊勢市麺類飲食業組合が統一名を決め、組合員向け献立表に記載してから以降とされている。
このように食べ方は古いものであるが、名前は新しい郷土料理という典型である。
太くて柔らかい麺と出汁の効いた黒いたれ(つゆ)が特徴的な「伊勢うどん」は、伊勢市民のソウルフードであり、スーパーマーケットなどでも売られ1年中食べられる。

昭和43年(1968年)にゆで麺の小袋化、たれの小袋化が開発されて、それまでは店で食べるものであった「伊勢うどん」が家庭で手軽に食べられるようになり、一気に家庭に広まった。】

私は昭和から平成になる直前に産まれたので、物心ついた時には「伊勢うどん」という呼び名でした。
もっと古くから呼ばれているものと思っていたので意外な発見。

伊勢周辺に住む人は、きっとお店で伊勢うどんを食べるより、スーパーで麺とつゆを買ってきて作る方が多いのです。
だからこそ、つゆ、手作りしてみたくなりました。

(ちなみに農林水産省のHP内に伊勢うどんのつゆのレシピが掲載されていましたが、つゆは20人分の分量になっていたので、作る際気を付けてね。笑)


 

厚削りを15分くらい煮込んだところで、お出汁にいい色がついてきました。
別の鍋でみりんとたまり醤油・・がなかったので、普通のお醤油と砂糖を合わせて、3分の2程度の量になるまで煮詰めていきます。

 

これを先ほどのじっくり煮出した出汁と合わせて完成です!

 

上記の通り、伊勢うどんの麺は茹で麺なのでお鍋に入れて温まったら食べられます。
でもちょっと長めに茹でて、更にやわやわの状態にしても美味しいのです。

 

自分達で作ったつゆの完成度を計るため、市販のつゆも3種類用意。

アツアツの麺に出来立てのつゆをかけて・・

それをぐるりと全体に絡ませて・・

ネギをのせたら完成!

初めて作った伊勢うどんのつゆは・・・美味しいー!!
はじめに出汁がふわっと香り、口の中に醤油とみりんの風味がしっかりと広がるつゆ。
色がちょっと薄いのはたまり醤油じゃなかったせいか。
少し甘味が強く、後味がさっぱりとして出汁の風味が弱かったので、ここを改善したらもっと美味しくなりそう!
しかし、初めて手作りしたつゆは、大満足の味でした。

他のつゆは、醤油風味が強かったり塩味が強かったり。
使用している出汁の素材がかつお節だけじゃなかったり、醤油の種類にこだわりがあったり・・食べ比べることで、各社の違いがよくわかります。

「伊勢うどん」と聞いて脳内に思い出されるあの味わい。
太くてもちっと柔らかいうどんと、甘辛い出汁香るつゆ。
白黒のコントラストとは裏腹に、食べるとほっとするあの味わい。

市販のつゆもお店の味も色々食べてみると、より好みの「伊勢うどん」に出逢えるかも。

私はとりあえず、もう1回つゆを手作りしてみます!

 

 

薬膳カフェ 「Happy Style」11/9 OPEN

薬膳カフェが11/9オープンするという情報をsnsでキャッチしたので、興味があり早速コンタクトをとってみました!(記事が出る頃には、きっとオープンしていますが….)

コンセプトは“素朴な安らぎ” を提供するカフェ。素朴な安らぎって⁈イメージは古民家で田舎を想像しますが、オープンする場所は、JR四日市駅の近く。

素朴な安らぎってどんな安らぎを目指しているのか聞いてみると、身体も心も元気になって貰いたい!日々過ごす日常の中に「安らぎ」の時間を持って頂きたいという思いを込めて、コンセプトは“素朴な安らぎ”にしたそうです。

スタッフのイチオシメニュー

もち性大麦のキラリもちは、もち麦の中でも希少な新品種。もちもち、ぷりぷりでとっても美味しいんです!
それだけではなく、なんと、食物繊維量は白米の約25倍!水溶性・不溶性食物繊維がバランスよく含まれており、様々な効果が期待できます。そんな三重県産のキラリもちを使ったお粥。を是非食べて欲しい!と言う事です。

薬膳たまご粥!メニューに迷ったらお勧めの一品です。うずらの卵、韓国のり、白すりごまが使われています。

その他にも黒練ゴマがたっぷり!セサミンが豊富な薬膳黒ごま粥と五香ミンチ(豚ミンチ+五香粉)・ネギ・白スリごまの入った薬膳肉みそお粥の3種類ですが、お粥は季節のお粥もお目見えする予定だそうです。

お粥は10種類以上試作と試食を繰り返し、この3種類に決まったみたいですので、期待してしまいますね!

この3種類は味はもちろんですが、薬膳の考え方に基づき忙しい方の身体に必要な「血」を補う食材であったり「腎」を整える食材を使用しているとの事なので、気になる方はスタッフの方に聞いてみるといいかもしれません。

お店では薬膳粥のランチセットを提供します。女性だけでなく男性にも満足のいくランチを楽しんでいただけます。

もう一つのこだわりがハーブティー。薬膳の専門家が監修している和漢茶やお店オリジナルのブレンドハーブティーも楽しんで頂けるとの事でした。

今は薬膳料理の本やネットにお家薬膳レシピなども多数紹介されていますので、薬膳気になるという方も多いのではと思います。薬膳と聞くとハードルが高く感じますが、お馴染みのお粥でしたら気軽に挑戦できますね☆

 


 

薬膳カフェ「Happy Style」

営業日
ランチ:水・木・金・土11時~15時(LO.14時)
ランチ:二部制
時間: ①11時00分 ~12時30分
②12時40分 ~14時10分
ラストオ-ダ- 14時 クロ-ズ15時
(10席ほどの小さなお店です。)

夜カフェBAR:金・土 17時~20時(LO.19時)
定休日:日・月・火
yakuzenokayuya@gmail.com

電話:080-5975-1191
住所:〒510-0061 三重県四日市市朝日町3-14 セゾン四日市1A

OTONAMIE PUSH EVENT【2023.11.20update】

お寄せいただいたイベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。


東紀州ごちゃまぜ交流会

主催者より
『東紀州ごちゃまぜ交流会』のお知らせ。
今年も『東紀州ごちゃまぜ交流会』が開催されます。
このイベントは、3つのプロジェクトの発表(約10分)を聞いて、その中でも気になったプロジェクトグループに入り、さらにそのプロジェクト実現のためのブラッシュアップを皆で話し合う『交流会』です。
プロジェクト実現のための具体的な実働メンバーになる、というよりはプロジェクトのブラッシュアップを話し合うことで、その場にいる人たちと交流することが目的となっています。(そういう意味での『交流会)です。
しかし、話し合われたプロジェクトの実行・実現はイベント終了後も、プレゼンターによって引き続き実現に向けて継続していきます。
このイベントで知り合った友達は、今でも交流があり、何かと一緒に集まったり動いたりする間柄になっています。
回を追うごとに、参加者の地域の範囲が広がり、東紀州一円から参加してくれるようになりました。
広い地域の方々と知り合いになれるチャンスです。
どうぞご参加下さい。
【令和5年度東紀州「ごちゃまぜ」交流会を開催します!】
東紀州地域を盛り上げるためのプロジェクトに、あなたも参加してみませんか?
会場参加・オンライン参加のいずれも可能です!
みんなでごちゃまぜになってブレストしながら、あなたのアイデアでプロジェクトを盛り上げましょう!

1.日時
令和5年11月22日(水)18:30~20:30(受付:18:00から)

2.場所
シェアスペース土井見世(尾鷲市朝日町14-2)
<周辺地図>https://goo.gl/maps/fAjTDwHRjUhk2g6EA

3.内容

(1)未来のプロジェクト発表
今、東紀州で“やりたい”&“やっていること”で、チャレンジや応援が欲しいプロジェクトを3人のプレゼンターが発表します。
【プロジェクトA】
出会い×スポーツ=東紀州をもっと面白く
前川あかね(まえかわ あかね)さん
紀北町地域おこし協力隊/きほくラボ所属
【プロジェクトB】
声と音でつくる、ラジオ版・東紀州世界地図
玉置侑里子(たまおき ゆりこ)さん
御浜町地域おこし協力隊/ZIP-FMナビゲーター
【プロジェクトC】
アルドくんのビーチクリーン
黒羽真弥(くろは まや)さん
尾鷲市地域おこし協力隊

(2)ブレスト
参加者が、自分の応援したいプロジェクトを選んでアイデアを出し合います。
※ ブレインストーミングの略。複数の参加者が自由にディスカッションを行い、アイディアをどんどん出していくことで、新しい考え方や解決策を出していく手法。

(3)アイデア発表
ブレストで出たアイデアをもとに、プロジェクトの今後を発表します。

4.参加方法・定員
・参加費無料
・ブレストに参加
(1)会場での参加(先着順):定員30名
(2)Zoomでの参加(先着順):定員10名
・視聴のみ(ブレストに参加しない) (3)Zoomでの視聴のみ:定員なし(※) ※Zoomのカメラとマイクをオフにしての参加となります。

〇チラシ又は下記URLから必要事項を記入してお申込みください(申込締切:11月16日(金)迄)

<参加申込みフォームURL>
https://logoform.jp/form/8vMX/360948

5.その他
詳細やお問い合わせ先については、下記告知ページをご覧ください。
昨年度の実施内容や、その後の進展についても記載しています。是非ご確認ください!

https://www.pref.mie.lg.jp/OCHIIKI/HP/85168027839_00013.htm

主催:三重県 企画・運営協力:NPO法人おわせ暮らしサポートセンター

お問い合わせ
三重県紀北地域活性化局県民防災課 0597-23-3407
ochiiki@pref.mie.lg.jp

 


【いい夫婦の日】貴重な木材を使用したペア箸づくり ~普段伝えられない気持ちをカタチに~

主催者より

百年杉とヒノキでペアのお箸を作る体験プログラムです。箸は、2 本で1 膳であることから支え合う夫婦の象徴とされています。また、食べることに不自由しない「財」や、健康・家庭の安全の祈願、夫婦の絆を繋ぐ“はし”渡しといった意味を込めて、ご夫婦へのプレゼントとしても大変人気です。
体験では、箸に名入れや日付などの焼き入れができ、世界に一つだけのペアのお箸をお作りいただけます。木のメッセージカードもご用意していますので、結婚祝い等の贈り物にもぴったりです。

【会場】kiond建物内「ワークルーム」
【参加費】5,000円(税込)/組 百年杉・ヒノキ2 膳セット
【定員】10組
【申込方法】kiond公式予約サイトより受付。予約優先制で当日参加も可。

問い合わせ先
0598-67-4291(kiond代表番号)

イベントに関するリンク先
https://kiond.com/reserve/program/woodchopping-goodcoupleday/

 


伊勢志摩の船でしか行けない秘密基地で開催!~うみらぼ×伊勢志摩BASEコラボ 地方創生イベント

主催者より
今回のイベントは、志摩市の朽ち果てた真珠養殖場を“ソーシャル・イノベーションの場”に再生しようと取り組む「うみらぼ株式会社」と、グランピング施設「伊勢志摩BASE」のコラボレーションイベントです。
志摩市の魅力を発信し地元の活性化を願って活動する2社がコラボレーションすることで、
地元産業や自然への関心が高まればと企画しました。
英虞湾(あごわん)を眺めながら行うクロストークイベントの後、
正式オープン目前の「うみらぼ」、人気沸騰中の「伊勢志摩BASE」それぞれでアクティビティと宿泊を体験することができます。

開催日時
2023年11月25日(土)
13時30分~

問い合わせ先
株式会社プラザクリエイト広報 山中晴奈( 080-7187-8341)
yamanaka-haruna@plazacreate.co.jp

イベントに関するリンク先
(伊勢志摩BASE)
https://www.glamping-mie.com/ https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000294.000052784.html (うみらぼ株式会社)
https://umilabo.co.jp/ https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000112111.html

主催や後援
うみらぼ株式会社、株式会社プラザクリエイト、三重県志摩市

 


青年団プロデュース「馬留徳三郎の一日」

主催者より
「だまされたことさえ、忘れてしまえるなら……」
認知症、老老介護、弱者を狙った特殊詐欺など様々な苦悩が付きまとう超高齢社会。そんな中でも演劇のチカラで老いの暮らしをユーモラスに描いたのが、劇作家・髙山さなえの『馬留徳三郎の一日』です。第7回「近松賞」を受賞し、2020年には演劇界のパイオニア・平田オリザの演出により東京・長野・兵庫にてツアーを実施、各地で反響を呼びました。物語の舞台は山深い田舎の集落。馬留徳三郎と妻のミネのもとに、息子の雅文から久しぶりに電話が。仕事でトラブルがあり、部下が間もなく馬留家に訪れるそうですが…。高齢者の悲喜こもごもを温かなまなざしで見つめた同作。きっと老いと共に歩むヒントが見つかるはずです。

開催日時
2023年12月23日(土)〜24日(日)
両日共14:00開演

問い合わせ先
三重県文化会館チケットカウンター059-233-1100
tsutsumi@center-mie.or.jp

イベントに関するリンク先
https://www.center-mie.or.jp/bunka/event/detail/44144

主催
三重県文化会館

 


四日市映画祭

主催者より
12月23日、24日に4年ぶりに四日市映画祭を復活します。過去3年間のグランプリ作品&特別賞を受賞した11本の中からグランドチャンピオンを選出するグランドチャンピオン大会を開催します。その他にも招待上映作品として「かば」や「凪の憂鬱」などの話題作、四日市で作られた映画、神戸高校放送部が製作した短編など、見どころいっぱいのラインナップになっています。

主催
四日市映画祭


MITOS展

主催者より
色・形・線を見つめ、純粋な絵画表現の可能性を模索する作家。 本展では、“歪曲”をテーマとした鮮やかな世界観をご覧ください。

開催日時
2023/9/9〜12/3
10:00〜16:30(入館は16:00まで)

場所
伊勢現代美術館

費用
(整理番号付き自由席)一般3,000円、22歳以下2,500円

問い合わせ先
info@ise-muse.com

イベントに関するリンク先
https://www.ise-muse.com


 

皆様からのイベント情報も募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記フォームからイベント情報をお寄せください。

掲載申込みフォーム

【小さい幸せの旅】100年の歴史を誇る、「山村牛乳」in参道TERRACE

〜ビン牛乳~

きっと、そこまで特別なものでもないのであろう。

私たちの親世代では学校給食に毎回のように出るものであり、

今でも、スーパーに行けば普通に飲めるものである。

でも、私にとっては何か特別な時に飲むものであると感じる。

普通に1Lのパックからコップに注いで飲む牛乳より、クリーミーな味わいがするのがビン牛乳であると私は感じている。中身が違うのにここまで感じられるのはどうしてなのだろうか。

 

~カフェオレと並ぶ「山村牛乳」~

実は山村牛乳の店舗は伊勢外宮の真ん前にあるが、

伊勢市駅に一番近い「参道TERRACE」でも飲むことができる。

創業大正8年、伊勢の食文化を「乳製品」で支えてきた山村乳業さん。

お洒落で500円以上するカフェオレや抹茶ラテが並ぶカフェで300円山村牛乳を楽しむことができるというのは、それほど山村牛乳が地元に愛されている証拠であろう。

山村牛乳を注文すると、目の前で店員さんに蓋を開けてもらえる。

そして、伊勢市駅を一望できるテラスでそのまま飲むことができる。

自然が感じられるようなすっきりとした味わいながらも、クリーミーさを感じられるのに加え、瓶の冷たさとどこか懐かしいにおい、窓ガラスから光が差し込み、瓶の空洞からうっすらと光が差し込む姿。

五感で感じられる、あの「ビン牛乳」ならではの特別感。

高級フレンチを食べているわけでも、1000円以上する高いドリンクを飲んでいるわけではない、けれど心が満たされるのだ。

 

ビンには「YAMAMURA」という文字と、可愛い牛乳屋さんのキャラクターが描かれている。

新しく始まった 音・食・ファッション、カルチャーを発信するイベント「楽着」                   スチャダラパーアニ MACO MARETSなど音楽ゲストに加え、台風飯店など県内外から有名店が集結するマルシェを開催

三重県の四日市市で新たに始まる

音楽・食・ファッションなどの 

カルチャーを発信するイベント

「楽着」

音楽フェスとマルシェのちょうど真ん中

音楽や美味しいご飯やスイーツを

さらにファッションや植物いろんな

カルチャーに触れられるイベントです

場所は

三重県下最大のファッションビル、

​​「日がなビル」にて開催。

​​

​​第一回目のゲストにDJで「ANI from スチャダラパー」を、

​​LIVEでは「maco marets」をお迎えします。

​​

​​出店は台風飯店をはじめ、県内外の有名店が集結。

​​また当日は会場となる日がなビルの洋服もご覧いただけます。

​​(洋服の陳列・販売は17時まで)

​​

​​入場料は500円(高校生以下無料)。

​​

​​駐車場が少なく大変混み合いますので、

​​当日は公共交通機関のご利用をお願い致します。

「楽着」

​​at HIGANA BLDG.

​​三重県四日市市日永5-12−16

​​

​​入場料500円(高校生以下無料)。

​​

​​■guest DJ

​​ANI (スチャダラパー)

​​snsdm(台風飯店)

​​

​​■LIVE

​​maco marets

​​B.e

​​

​​■DJ

​​Ren

​​モリタナツキ

​​junk!

​​hichori

​​wnkry

​​kiyomizu (Bonobo)

​​wk.j

​​SHINGO

​​SHINMO

​​ymgc

​​KKA

​​atushi yamamoto

​​

​​■photo

​​komasonk

​​

​​■movie

​​imamura kengo

​​

​​■food and merch

​​上木食堂

​​Adii ezu

​​いなべカリー食堂

​​DAITO CURRY

​​喫茶タチバナ

​​松竹園

​​スタンド涎

​​台風飯店

​​パーラーイムオム

​​八O吉

​​

​​■fashion

​​着楽

​​cocorozashi

​​Diffusion

​​DOKODO

 

​​

​​

家でも職場・学校でもない。第三の居場所「CANPiNTAN」から生まれる、松阪のスケボーカルチャー。

スケートパークをハシゴする、ローカルスケーターたち

以前記事に書いた、松阪市総合運動公園スケートパーク記事はコチラ)で、こんな会話が聞こえてきた。

「まーくんとこ滑りに行ってくるわ!」
「今日はまーくん、呂布カルマみたいなシャツ着てたよ!」

スケボーキッズのママたちがまーくんと呼ぶのは、スケートパークCANPiNTAN Skatepark & Shop(以下、CANPiNTAN)のオーナー中西将基さん。どうやらローカルスケーターたちは、スケートパークをハシゴしているらしい。

▲温厚な人柄で愛されているオーナーの中西将基さん。この日はバンドTでした!

CANPiNTANは、2021年1月4日にオープンした屋内スケートパーク&ショップ。ランプ(楕円を半分に切ったようなセクション)がメインのパークで、大きさの異なる4つのランプを完備。補助ロープがついたものもあるので、初心者でも挑戦しやすい。併設するショップでは、スケートボードやアパレルが販売されている。松阪市総合運動公園スケートパークから車で約20分、近鉄山田線松ヶ崎駅から徒歩1~2分でアクセスできる。

▲屋外滑走エリアは18時まで

スノーボードが好きな中西さんは、ワーキングホリデー制度を利用してカナダのウィスラーという街に滞在し、毎日スノーボードとバイトに明け暮れていた。夏のオフシーズンには、自然とスケートパークへ出向くように。それがスケボーとの出会いだった。

中西さん:スケボーはカナダで27歳の頃に始めたんですが、ワーホリから帰ってきたら地元の松阪に松パー(松阪市総合運動公園スケートパーク)ができていて。松阪はスケボーが盛り上がってるなってゆうのと、雨の日は滑るところが無いよなって思っていたんです。それに、松パーにはランプも無いんで、ランプメインの室内パークを作りました。

補助ロープもついていて小さな子でも安心して始められそう!いつも元気なキッズスケーターで賑わっている。(※パーク内での撮影は邪魔になるので、空いている日に撮影。)

▲まーくんのことが大好きな、原邊さんちのスケーター姉妹。

-ハマる人はどハマりするイメージが。スケボーの魅力ってなんですか?

中西さん:スノーボードと違って、スケボーは手軽にパッとできるのがいいですね。大人も子供も一緒になって楽しめるのがスケボーの魅力です。それにスケーターって、気さくな人が多いんですよね。

確かに!車輪がついた板の上に乗るという共通点だけで、会社帰りのサラリーマンも学校帰りの学生も、世代を超えて声を掛け合い、すぐに打ち解けるのが不思議。これってスケーターあるあるなのか。

スケーターあるあるといえば私、色々と気づいたことがあるのです!


まーくんは「イエー」って言う

誰かが技をメイクすると、まーくんこと中西さんは「イエー」と言って一緒に喜んでいる。中西さんだけではなく、滑っている他のスケーターも、イエー!と笑顔だ。どうやらスケボーは年齢、性別、上手い下手関係なく、お互いを讃え合うスポーツらしい。スケーター同士、声をかけ合うもよし、自分のペースで黙々と滑るもよし。CANPiNTANとは、互いを認め合える一つのコミュニティなのだと思う。家でもなく職場や学校でもない第三の居場所、それがここCANPiNTANなのかも知れない。

クリエイティブな人、多くない?

CANPiNTANの受付に飾られたアートやZINE。これらは常連さんの作品なのだという。

この日、たまたまパークに来ていた松本さんはバンドマン、丸山さんはDJ。スケーターって、なんだかクリエイティブな人、多くない?

▲ムードメーカーな奥山さん(左)、バンドマンの松本さん(右)

▲DJをしている丸山さん(右)

スケーターがアートや音楽などのカルチャーと密接なのは、一体何故なのだろう。


スケーターはそもそも、街の見え方が違う説

車や自転車で通りかかった街の、何でもない階段や斜面。この高さなら飛べるだろうか?この斜面ならどう使うのか?と、遊び方を考えがちな彼ら。その視点こそがまさにクリエイティブなのだと、私は思っている。遊び心がもたらすクリエイティビティと、アートや音楽を自由に愛する探究心。頭がカチコチな私は、そんな彼らが心底羨ましい!

最後に、中西さんに聞いてみたいことがあった。店名には何か、とてつもなく深い意味があるのでは…。

CANPiNTANってまさかあの、干からびたやつのこと?

中西さん:そうなんです、三重弁で「干からびたもの」という意味のカンピンタンなんですけど。特に深い意味はないですね!(笑)

意味なんて探さなくたっていい。もっと軽く、そしてもっと自由に!私もそんなふうになれたらな…そう願いながら、CANPiNTANの夜はふけていきました。


CANPiNTAN Skatepark & Shop

三重県松阪市久米町1258−1
instagram:https://www.instagram.com/canpintan_sk8/?hl=ja

 

日々三重、キックオフ!OTONAMIE主催:地域プレイヤーの集い「三重の明日を語る」

オンラインとリアルで三重の人や暮らしとつながるコミュニティ「日々三重」。地域で活躍するプレイヤー(地域プレイヤー)の方々の活動を紹介したり、三重県に移住した人たちの暮らしぶりをコラム形式で発信し、多方面から三重の魅力を伝えています。

南北に長い三重県。それぞれの分野・地域で活躍はされているプレイヤー同士が繋がる機会がなかなかありません。そこで2023年9月30日、日々三重で紹介している地域プレイヤーの方々に集まっていただき、親睦会(OTONAMIE主催)を行いました。今回は、その様子をレポートします。

個性的な三重の地域プレイヤーたち

皆さんに集まっていただいたのは津駅からほど近くの飲食店。いなべ市、名張市、そして南伊勢町など県内のあちこちから7名の地域プレイヤーに集まっていただきました。まずは、初めましての自己紹介を兼ねて、それぞれの活動内容についてお話いただきました。

①度会郡南伊勢町阿曽浦 「まるきんまる」 橋本 純さん

トップバッターは、南伊勢町の阿曽浦で漁師として働く橋本さん。阿曽浦に生まれ育ち、大学を卒業後はヨーロッパやアフリカなど世界中を旅していました。一時期は、ハワイでイルカセラピーの仕事をしていたこともあるんだとか。

しかし、久しぶりに帰った故郷の衰退ぶりを目の当たりにし、Uターンを決意。実家の「友栄水産」の跡を継ぐことにしました。真鯛の養殖や小型の定置網漁を生業としながらも、2007年にゲストハウス「まるきんまる」をオープン。

宿泊だけでなく、漁船で漁に出る「漁師体験」や、鯛を養殖をしているイカダで泳ぐ「鯛になれる体験」など、漁師がいる宿でしかできない唯一無二の体験を提供しています。

鯛の養殖イカダで泳ぐ「鯛になれる体験」

また世界中を旅する中で身につけた語学力を活かし、海外からの観光客も積極的に受け入れています。その中で、漁村の暮らしに魅了されて社員になった方もいるんだそう!

今働いているスタッフはフランス人、シンガポール人、日本だと奈良、岐阜の出身者がいます。地元の出身は、65歳を超える男性が1人だけなんですよ。国内だけではなく、世界中からいろんな人を受け入れて、面白いことをやっていきたいですね」

友栄水産では、漁業の仕事や漁村での暮らしを体験したい人のために、インターンシップ制度を設け、学生・社会人、国籍を問わず幅広い人を受け入れています。現在新たな取り組みとして、地域の交流の場となるスペースを開設し、阿曽浦に人が訪れる仕組みをつくろうと模索中です。

僕の役割は海と人を繋ぐことだと思っています。そのポジションを維持しながら、今後も頑張っていこうと思います!」

② 大台町・佐原 「奥伊勢テラス 」西口 茉実さん

「キャスターマミこと西口 茉実と言います」と挨拶してくれたのは、大台町観光協会に所属する西口さん。県内を中心にMCの仕事をしており、大台町の行政番組アナウンサーを担当したことをきっかけに、大台町へ。豊かな山に囲まれた暮らしをしてみたいと、2016年に移住を決意しました。

すごく気に入った空き家があり、すぐに移住。同時に地域おこし協力隊として、移住促進の情報担当を担うことになりました。

「実際にやってみて思ったのは、移住関連の情報だけ発信していてもなかなか移住には結びつかないということです。移住を検討している方は、観光で遊びに来て、魅力を感じて移住するんじゃないかと。だからまずは足を運んでもらうことを目指して、大台町の面白さを伝えることにしたんです」

西口さんが働く「奥伊勢テラス」

 

そこで西口さんは自らまちを歩いてネタを集め、地球の歩き方が運営していたブログ「田舎の歩き方」や「OTONAMIE」を活用し、移住者目線での大台町の魅力を発信し “おおだいファン” を増やす取り組みを続けました。

その甲斐あって、今では「元々の住人より大台町のことを知っている」と言えるまでに。まちを歩けば「まみさ〜ん!」と声をかけられるほど、まちの人にも信頼される存在になっています。

現在は大台町の玄関口でもある「奥伊勢テラス」で観光案内人を行いながら、移住希望者の相談も受けているだけでなく、大台町の空き家を管理するクリエイティブ集団「AWAプロジェクト」とタッグを組み、増加する空き家問題にも取り組んでいます。

「町内に空き家は500件以上あるんですが、空き家に住みたいという人がいても、改修には膨大な資金が必要で対応できていない状況なんです。県内でこうしたつながりを持つことで、課題解決に繋がるようなヒントをもらえたら嬉しいですね」

③度会郡南伊勢町五ヶ所浦 うみべのいえ 西岡 奈保子さん

南伊勢町五ヶ所浦から参加してくれたのは、西岡 奈保子さん。空き店舗や空き家が増えた旧商店街地区をひとつの家に見立てた「うみべのいえプロジェクト」でリーダーを務めています。このプロジェクト、ちょっと一言では言い表せない仕組み。

「3年前ぐらいから空き家を改修し、誰でも飲食店に挑戦できるシェアキッチン『うみべのいえキッチン』や、誰でもくつろげるまちのリビング『うみべのいえリビング』をスタートしました。海辺全体を家と捉え、キッチン、リビングなど暮らしをより楽しむための機能をまちに増やしています」

うみべのいえキッチンを卒業した方が、町内にお店を構えるなどまだまだ進化している最中です。

シェアキッチン『うみべのいえキッチン』

名古屋から南伊勢町に移住して6年目。今も名古屋と行き来しながら、名古屋では保育園のコンサルタント業、南伊勢では移住者の仕事にまつわる相談に乗る、おしごとアドバイザーとして活躍しています。2018年からは、コワーキングスペース「むすび目コワーキング」を運営し、地域と人の結び目になる場づくりを行っています。

「私も移住者として、橋本(純)さんをはじめとする地元の方にお世話になりながら、活動を続けてきました。南伊勢は、移住者だけでなく、住民の皆さん自らまちを良くしようと活動されています。何が起こってるのか、ぜひ確かめに来てください」

④ 松阪市平生町 vacant 中瀬 皓太さん

村山さん(OTONAMIE編集長)が中瀬 皓太さんを訪ねたとき、中瀬さんが着ていたのは「東京」と書かれたTシャツ。地域愛バリバリの「松阪偏愛MAP」を制作するにも関わらず、「東京」を着ている。「なぜ東京なんですか?」と聞くと、「え、東京のが楽しいやん」と返事が返ってきたそう。

とはいえ、生まれも育ちも松阪の中瀬さん。ディレクターやデザイナーとして活躍する側ら、5人の仲間とともに地域特化型クリエイティブチーム「vacant(バカント)」を結成し、メンバーそれぞれが偏愛する飲食店や銭湯、書店など、個性的なスポットが掲載された「松阪偏愛MAP」「愛宕純愛MAP」を制作。リアルな視点も必要ではないかと、暮らしに必要な情報を集めた「松阪生活MAP」も発行しています。

また、vacantのメンバーで、「MADOI(まどい)」を運営。カフェ/図書館/雑貨屋/文化センター/集会所といった役割を持つ、クリエイティブな集会所です。でもそれは「まちおこしをしよう」という感覚ではなく、自分たちが暮らしを楽しめる場所をつくろうという思いで活動しています。

「生まれてこの方、松阪を出たことがないので、僕は『松阪に移住してきてください』と言えるような立場にない気もしていて。ただ、もし『移住したい』という人がいたら、良し悪しをひっくるめてこのまちのことを伝えるのが僕らの役割だと思っています」

⑤ いなべ市北勢町 筆談カフェ桐林館喫茶室 金子 文絵さん

OTONAMIEでも何度もピックアップさせていただいている、桑名市のお寺「善西寺」。住職の矢田さんの紹介で巡り合ったのが、いなべ市で筆談カフェを営む金子 文絵さんです。ぜひ日々三重に参加していただきたいと、声をかけさせていただきました。

教員や看護師としてのキャリアを持つ金子さん。2020年に「福祉×アート」をテーマに一般社団法人kinariを立ち上げ、同年8月に筆談カフェ「桐林館喫茶室 」をスタートしました。

筆談カフェ「桐林館喫茶室 」

「私たちの運営するカフェは、『音声はオフ』という独自のルールを設けています。筆談や手話、ジェスチャーなどで、音のないコミュニケーションを楽しむことができるカフェです。聴覚障害を持つ人だけの場ではなく、みんなが障害を持つ当事者の人の日常を体験してみる。そこから何かを感じてもらえればうれしいですね」

また第3金曜には、筆談カフェが入居する廃校で、マルシェ「kinari market」を開催。地域の中で人やモノを繋ぐ「コミュニティーナース」である金子さんが提案する、人や地域のものとつながる場です。その話を聞いて、他の地域プレイヤーから「マルシェに出店したい!」という声も上がりました。

「筆談カフェをスタートしてみて気づいたのは、たくさんの人を集客したり、話題集めの場である必要はないということ。そのためにも、今後は行政や福祉業界と協力して事業を進めていこうと考えています」

⑥名張市元町 FLATBASE 野山 直人さん

続いては娘さんの運動会の後に、急いで駆けつけてくれた野山 直人さん。名張市の旧市街地にあるコワーキングスペース「FLATBASE」を運営しています。コワーキングスペースという機能を持ちながらも、近所に住む方がふらっと立ち寄ってお話をしにきたり、差し入れに野菜を持ってきてくれる、アットホームな場です。

工務店を営む野山さんが自ら、築100年を超える町家をリノベーションしてつくられました。

コワーキングスペース「FLATBASE」

 

「名張は古くから米や酒づくりが盛んで、美しい街並みを持つ歴史の深いまちです。地域では当たり前になっていることも、きちんと “見せる” ことができればまちの魅力になるのではと思い、やってみようと思ったんです。そのためにも『まずは人が集まる場所をつくらないと!』と、町家にコワーキングという機能を持たせたFLATBASEをオープンしました」

この場所で、みんながやりたいことにチャレンジできる土壌をつくりたいと話す野山さん。

「FLATBASEでは、不定期で現役大学生がコーヒースタンド『FLAT COFFEE』を出店しています。学生の1人が『コーヒーが好きだからいつかお店をやりたい』と話していたので、『じゃあ、ここでやりなよ!』って声をかけたんです。学業があるため不定期営業ですが、それでもチャレンジできる場を提供したくて」

他にもコワーキングの利用者同士でプロジェクトが立ち上がったり、東京の芸大とアートプロジェクトを始めたりと、共創の種が生まれています。

また、地域の酒米の収穫イベントに参加した際に撮影した動画がバズり、1700万再生を記録。改めて「発信する大切さ」に気づいたそう。

「地域の中では当たり前の光景でも、誰かにとっては非日常だったりする。もっと地域の当たり前を発信していけば、名張のことに興味を持つ人もいるのではないかと。そのためにも、今後は地域の中でやりたいことがある人、発信したいことがある人のお手伝いをしつつ、地域内で経済が循環するような仕組みをつくっていきたいですね」

※地域プレイヤー・野山さんをゲストに迎えFLAT BASEで行う日々三重の「三重の暮らし体験会(1泊2日)の参加者(県外在住の方)を募集中(無料です)!
詳しくはこちらから!
https://www.facebook.com/groups/1513311142742459/posts/1556197241787182

⑤ 多気町丹生 地域資源バンクNIU 西井 勢津子さん

最後にお話しいただいたのは、約14年前に多気町丹生地区へ移住し、地域資源の活用に取り組む「​地域資源バンクNIU」の代表の西井勢津子さん​。今行っている事業の一つは「自転車の町プロジェクト」。サイクリングツアーCAZACLE(カザクル)」や、山あそびで体と脳を刺激する「マウンテンバイクの学校」など丹生の自然、人材を活かしたビジネスを展開しています。

西井さんをはじめ、移住者が多い丹生地区

名古屋在住でしたが、「地域資源を活かす事業をしたい」という目的から、空き家を探していた西井さん。ご縁があり、丹生で空き家を借りることができたそう。この日は移住者として「空き家とどう向き合うか」ご自身の体験を踏まえて話していただきました。

「私が家を探し始めた14年前は、空き家を貸したいという人は少なかったんです。でもたまたま丹生に『家を貸したい』という方がいて、お借りすることができました。10年住んで、そろそろかなと思って大家さんに『買いたいです』とお伝えしました。移住していきなり空き家を買うのはリスクが高いし、すぐには住み続ける覚悟を持てない人もいますよね。だから、私のようなパターンは移住者にとってすごくいいんじゃないかと思います」

いつまでも大家さんが元気でいてくれるわけではない。だからこそ、最初は借りるという手段をとったとしても、その後どんな暮らしをするのかを考え、空き家を存続させるのか判断する必要があると西井さんは話を続けます。

「老朽化すれば40年は持たないし、年齢を重ねて夫婦だけで住むようになったら平家に住みたい。私たちは30、40年後のことを考えて、空き家を潰して建て替えようという決断をしました。これ以上痛まないように丁寧に住んでいるけど、それを続けるのは大変なことですよね。私たちがいなくなったあと、最後にその家はどうなるのか。理想だけじゃなく、現実もひっくるめて考えるのが、空き家に住むということなんだと思うんです」

移住から14年経過して「移住者」から「地域の一員」として、立場が変化してきた西井さん。サイクリング事業以外にも、まち歩きMAPの制作やシェアキッチン「​​サラダボール」の運営などまちに新しい風を吹き込んできました。しかし今後は新しい事業を起こすのではなく、地域の人たちが大切にしている活動を、引き継いでいこうと考えていると言います。

「丹生には農地や農業用施設周辺にあじさいを植栽する『あじさいいっぱい運動』や、地域のお祭りなど年齢が70歳以上の人たちで構成されている取り組みがいくつかあるんですが、それをできる範囲で引き継ごうと思って。その人たちがつくった取り組みを、最後まで見届ける人間になろうと思っています」

次回はもっと深く、濃い会にしましょう!

皆さんのお話が終わったあとは、各テーブルで歓談タイム。どのテーブルも大いに盛り上がっていました。

中には、日本の未来について語り合ったという方達も。「勉強になった」「刺激を受けた」と、どの方にとっても有意義な時間を過ごせたようでした。

「普段これでいいのかなと思いながら取り組んでいるけど、地域プレイヤーの人たちと話すことで自信を持てました」という嬉しい声も。困りごとに対して解決に繋がりそうなアドバイスをもらえたという話もあり、各地域でキーパーソンとなる方達が集まると、とても良い相互作用が生まれるのだと感じました。

また「もっとこういった場を設けてほしい」との要望も。こうした交流の場を設けることで、地域同士の交流が活発になり、三重県全体がひとつのチームとなって発展していけるといいですね。今度は、今回参加できなかったプレイヤーの方にも参加していただき、もっと深く、濃いつながりをつくっていきましょう!


地域プレイヤーのコラムが読める日々三重はこちら▼

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愛や何やいろいろ感じる名張駅前の It’s yammy!なドーナツ屋「ナチュラルドーナツ」

心地良く晴れた秋の空。
名張で打ち合わせが終わったのはお昼前。
地元名張の知人におすすめランチを聞いてみた。

知人:ダイハン!レトロでいい感じですよー。日替わりとか、カツスパも美味しいです!

カツスパ・・気になる。

レトロ系のロゴがいい感じ!

駅への帰り道だったので食べてみました。

具もたっぷりで美味しかったです!

ドーン!
ボリュームたっぷり。
恐らくですが、麺と具を一緒に、ペペロンチーノのようにフライパンで焼いているから味のベースもしっかり。
そこにあっさりしたトマト系のソースが調和します。
サクサクのとんかつもボリュームがあり、食べ応え十分です。

地元の人に愛されるローカルフードに出会えるのは至福のひと時。
店をあとにして駅に向かっていると・・。

またも、気になる・・

そして多分、ドーナツ屋。

テイクアウトでも、パッと買って帰れそうなコーナー。

よく見ると、随所に書かれている「ですます調」が丁寧。

味の種類も豊富です。
手書きの感じが気になったので、イートインスペースに入ってみることにしました。

本 & 本!!!
壁のように積み重ねられた本も気になりますが、パイプ椅子には何重にもクッション。
ゆっくりしていきなよ!と語りかけてくれているような優しさ。

右下のロゴもいい感じ!

懐かしい感じのカラフルなメニュー。
ねこちゃんの「It’s yummy!」のイラストもかわいいです。

こちらも手書きメニュー。
いま気がついたのですが「男のたません」。
今度、食べてみます。

店主にいろいろと伺いました。

「ナチュラルドーナツ」という店名の由来は、卵、小麦粉など必要なもの以外は入れないナチュラルな味にこだわっているそう。
身体にも良さそうです。

甘い物好きの店主が大阪の人気ドーナツ屋で修行をして、15年前に開店。長年ドーナツと向き合ってきた店主は「ドーナツは難しいよ」とポツリ。
シンプルなものほど難しい。
以前伝統工芸の職人を取材したときにも同じようなことを聞きました。

帰りの電車でいただいたのですが、あれ!甘味がない・・。
袋のなかを確認すると、ミルクシュガーのパウダーがありました。
なるほど。

ベースのドーナツ本来の味わいに、お好みの味のパウダーを自分の好きな量を足して調整するスタイルです。
ドーナツは優しい味わいで素材の風味がよく、It’s yummy!
そして気持ちまで優しくなるような、深みのある不思議なドーナツなのでした。

 


 

ナチュラルドーナツ
名張市栄町2935−15
0595-61-3928

OTONAMIE PUSH EVENT【2023.10.30update】

お寄せいただいたイベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。


ONEDAY CAFE|フードロスをおいしくなくそう!

主催者より
過去にもアノウラボ含めて様々な取組を進めてきましたが、「じぶんごと」として感じたり考えたりすることが難しいという現実を痛感しています。
当日使用予定の食材は、今回のワンデイカフェ開催に合わせて廃棄される前にレスキューしています。つまり、この企画を通じてレスキューできなければその食材は廃棄される運命にあります。
でも実際には、まだまだ食べられるものが多く存在することも事実。また、これまでの取組を通じて様々な場所で 「食べられるものが捨てられる」 現実に向き合う中で、「捨てたくて捨てているわけではない」という関係者の想いや、捨てざるを得ない「見えない理由」が存在することも知りました。
おいしく食べてフードロスを減らすだけでなく、自分自身の食の現状や課題を知る機会にもなれば幸いです。

日時|11月17日(金曜)17:00〜22:00(21:00最終受付)
場所|And End Coffee Roastery
津市一志町田尻 598-7 / 近鉄川合高岡駅 徒歩 1 分

メニュー|下記の3種類をお楽しみ頂けます(数量限定・予約優先)
ガパオライスセット(ドリンク付き) 1,500円(限定30食)
キャロットケーキセット(ドリンク付き) 850円(限定40食)
ガパオ+ケーキセット(ドリンク付き) 1,850円(限定30食)
※フードメニューの一部には廃棄の可能性のある食材を使用しています
※ガパオライスのテイクアウトのみ容器代が+50円かかります

予約受付|And End Coffee Roastery
名前・人数・利用時間帯・メニュー・電話番号をご連絡ください
17:30~・19:00~・20:30~/テーブル席は最大 1.5 時間の入れ替え制です
※テイクアウト希望の方はご予約の際にその旨お知らせください
※駐車場に限りがあります/ご予約時に駐車場所をご案内します
※できる限り乗り合わせでのご来店 又は 公共交通機関をご利用ください
※予約優先/食材及びお席がなくなり次第予約受付を終了します

主催|And End Coffee Roastery・合同会社むすひ
協力|アノウラボ・食べリハ・三重白山物流有限会社


津レトロキーホルダーのトイカプセルと、つとりっぷのマップ配布!

主催者より
学生さんとフィールドワークを行って作成した「津レトロキーホルダー」を、ふらっと大門・丸之内にてトイカプセルで配布します。また学生目線で作ったマップ「つとりっぷ」も配布します。すでに10/28-29に丸之内で配布を行った結果、2日間で限定200個を配布することができました。トイカプセルはふらっと大門・丸之内の主催で地域づくり団体の「エリアプラットフォーム」の公式LINEを登録いただくと、一回まわせます。全20種のトイカプセル、何がでるかお楽しみ!ぜひ遊びにきてください!

津レトロキーホルダーのトイカプセルと
つとりっぷのマップ配布日時
11月10日(土曜日)〜11日(日曜日)
10:00〜14:00
※一日限定100個
※なくなり次第終了

ふらっと大門・丸之内の概要
丸之内エリア(国道23号丸之内商店街道路)
10月25日(水曜日)~10月31日(火曜日) 10:00~15:00
注:一部8:00~10:00の早朝も実施

大門エリア(立町・大門大通り商店街道路)
11月7日(火曜日)~11月13日(月曜日) 10:00~14:00
注:10日(金曜日)・11日(土曜日)は17:00~21:00の夜間も実施

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
OTONAMIEメールフォーム
OTONAMIE公式Instagram


ふらっと大門・丸之内

主催者より
ふらっと大門・丸之内は、大門と丸之内地区の恒常的なにぎわい創出と道路空間の新しい活用方法を考える、実験的な取組です。まちなかでの新たな日常をお楽しみください。

【実験の概要】
丸之内エリア(国道23号丸之内商店街道路)
10月25日(水曜日)~10月31日(火曜日) 10:00~15:00
注:一部8:00~10:00の早朝も実施

大門エリア(立町・大門大通り商店街道路)
11月7日(火曜日)~11月13日(月曜日) 10:00~14:00
注:10日(金曜日)・11日(土曜日)は17:00~21:00の夜間も実施

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
エリアプラットフォーム公式LINE
エリアプラットフォーム公式Instagram


MIE YOGA DAY 2023
〜 日常の在り方、生活そのものが祈り 〜

主催者より
MIE YOGA DAYの楽しみ方
YOGA
祈りで始まるYOGA
様々なインストラクターによるヨガタイム
ヨガや哲学のトークリレー
英語でキッズヨガ

詳細は順次お知らせしていきます
出店
厳選された出店者のラインナップ

FOOD 、CAFE、SWEET、雑貨
セラピー、WSなど
順次公開していきます!お楽しみに!
次の誰かに喜びを贈るギフト制
あなたの今、座っている席は
誰かからの贈り物

MIE YOGA DAYはこれまで関わってくれた方々や、企業様からの寄付やギフトドネーションで成り立っています。あなたの喜びを、次の誰かの喜びへ、ヨガの席を送っていく恩送り(ギフト)制を導入、参加費は決まっておりません。当日受付にて、あなたのお気持ちをお納めください。

インドのお土産プレゼント
YOGA参加者にインドのお土産をプレゼント!
MIE YOGA DAYチームは9/16~23インドツアーに行ってます!ヨガ発祥の地インドのエネルギーをお土産に込めて持ち帰ります!

子どもと一緒にヨガをしよう!「夢カワ」エリア登場
子どもたちや赤ちゃんまで参加できるのが
MIE YOGA DAYの特徴

お子さま連れ専用のヨガスペース(夢カワエリア)を準備しますので小さなお子さま連れの方も安心してご参加ください(スペース以外での参加ももちろんOK!)

夢カワエリアには、可愛いグッズや
夢カワ王国の園長先生も登場!
お子さまと一緒に、目一杯お楽しみください

チャイの振る舞い
PARTYが始まる前に
チャイで一休みくつろぎタイム
スパイスたっぷりチャイを皆さまに振る舞います。

お祭り・PARTY
フィナーレはボリウッドダンスショー!
エネルギー溢れるダンスショー
みんなで踊って楽しみましょう♪

日時:11月3日(金)文化の日 10:00~16:00 (受付9:00〜)
会場:中部台運動公園芝生広場(松阪市立野町)
内容:ヨガ、ヨガトーク、WS、出店、ダンス等
参加費:ギフト制(任意の寄付制)
(参加にはお申し込みが必要です)
主催: MIE YOGA DAY

イベント詳細
https://mieyogaday2023.hp.peraichi.com/

Instagram
https://instagram.com/mieyoga

MIE YOGA DAY 公式LINE
https://lin.ee/8xw9dxr

MIE YOGA DAY facebook
https://www.facebook.com/mieyogaday/


四日市映画祭

主催者より
12月23日、24日に4年ぶりに四日市映画祭を復活します。過去3年間のグランプリ作品&特別賞を受賞した11本の中からグランドチャンピオンを選出するグランドチャンピオン大会を開催します。その他にも招待上映作品として「かば」や「凪の憂鬱」などの話題作、四日市で作られた映画、神戸高校放送部が製作した短編など、見どころいっぱいのラインナップになっています。

主催
四日市映画祭


令和5年倭姫宮ご鎮座100周年奉祝企画展「凛の集い」

主催者より
11月5日に伊勢神宮内宮の別宮、倭姫宮(やまとひめのみや)がご鎮座から100周年を迎えます。
これを奉祝して現代の女匠たちが凛然と未来に向かって命を吹き込み続けることの大切さと素晴らしさを工芸で表現する「凛の集い」開催します。
キャリアウーマンの元祖のような女神様の祭典にちなんだ、女性たちの展示をぜひご覧ください。

日 時/令和 5 年 10 月 28 日(土)~11 月 5 日(日)10:00~17:00
場 所/伊勢路名産味の館 2 階「大黒ホール」
入場/無料
出 展/凛九、阿部夫美子
内 容/倭姫命にちなんだ工芸の展示・販売、和紙人形、美術品展示 (伝統工芸と着物のコラボレーション作品の披露)
協 力/すかや呉服店
※諸事情により、やむを得ず内容の一部を変更または中止させていただくことがございます。

 


愛犬と楽しめる濡れないカヤック体験

主催者より
三重県多気町の大型商業リゾート「VISON(ヴィソン)」にて、木や自然に触れる体験を提供している「kiond(キオンド)」を運営しております。
この度、当施設で11/1(水)の犬の日にちなんで、「愛犬と楽しめる濡れないカヤック体験」を実施することとなりました。
安定した足漕ぎカヤックなので、転覆の心配がなく、愛犬と触れ合いながら優雅に水上散歩を楽しめるアクティビティです。
また、この度の体験参加の方には、VISON内のドッグラン割引券もプレゼントいたします。

【VISON公式サイト】
https://vison.jp/
【kiond公式サイト】
https://kiond.com/

 


MITOS展

主催者より
色・形・線を見つめ、純粋な絵画表現の可能性を模索する作家。 本展では、“歪曲”をテーマとした鮮やかな世界観をご覧ください。

開催日時
2023/9/9〜12/3
10:00〜16:30(入館は16:00まで)

場所
伊勢現代美術館

費用
(整理番号付き自由席)一般3,000円、22歳以下2,500円

問い合わせ先
info@ise-muse.com

イベントに関するリンク先
https://www.ise-muse.com


 

皆様からのイベント情報も募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記フォームからイベント情報をお寄せください。

掲載申込みフォーム

扉を開ければディープな異空間!ファインダー越しに見た松阪の魅力的なカフェ

暑すぎる夏が過ぎて、外出しやすい季節になった。カメラを持ってサクッとどこかへ出かけたい気分。秋の食欲と、私の気まぐれな写欲(写真を撮りたい欲求)の両方を満たしてくれそうな、松阪のカフェへ繰り出してみることにした。

 

写真好きなら松阪のあのカフェへ | 喫茶マカロニ

おしゃれなカフェはそわそわしてしまう私。松阪市民なのに、雑誌やSNSにバンバン載っている、喫茶マカロニに行ったことがないなんて。「映えるカフェ写真が撮りたい!」ということで私、ついにマカロニデビューします。

一見、外観はカフェには見えないけれど、階段を登ってお店に入ってみると…圧倒的にセンスの良い、レトロな異空間!なにこの外観とのギャップ。照明、ソファ、壁の色も。おしゃれ空間すぎるよ!

素敵な異空間に圧倒されていた私の前に、パフェがやってきた。…これ雑誌で見たやつ、なんて可愛いの!溶けないうちに、カメラカメラ。

今回私が頂いたのは、「もっとしあわせになるためのパフェ」。威圧感のないハーフサイズがちょうどいい。この空間でこんなパフェを食べたら、世界最速で幸せになれると思いませんか?

▲もっとしあわせになるためのパフェ(ハーフ)

喫茶マカロニの人気メニューは、季節のパフェなのだとか。12月から4月頃まで限定の「この冬いちばんすきなパフェ」は、オープン当初よりマカロニファンから熱烈に愛されている。

店主の奥野真由さんが23歳の頃に始めた喫茶マカロニ。その後、パーラーオクノ、ホテルアドリアーナ、2つの姉妹店がオープン。3店舗ともSNSに連日投稿されている人気店だ。

奥野さん:若いから逆に何もわからないまま、勢いだけでやってきた感じです。外観からは想像のつかない内観にしたかったので、あえて外はいじっていません。物語に出てくるようなお店をコンセプトにしています。

▲おみくじ器!昭和レトロ!

店内には、奥野さんがセレクトした本が並び、心地よい音楽が流れている。なんだか懐かしい気持ちになるこの音楽は?

奥野さん:今店内に流れているのは、フォークミュージックに影響を受けた20〜30代のアーティストが作っている新しいフォークなんです。

奥野さんは喫茶マカロニを「カルチャー寄りのカフェ」なのだという。学生時代からサブカルチャーといわれる音楽やお笑い、映画が大好きな奥野さん。

奥野さん:学生の頃、周りにこんなジャンルの音楽やお笑いが好きな人って、おらんやろなと思いながら過ごしてきて。カフェを始めて「マカロニで趣味の話ができてよかった!」お客さんからそんな言葉を頂くと、やっててよかったなって思いますね。

サブカルチャーが好きな人も、そうじゃない人も、すっかり虜にしてしまう喫茶マカロニ。決して「映え」だけのカフェではなく、ランチやおかず系のメニューも美味しいうえに、ケーキだって洋菓子店のものに負けていない。

▲キーマカレーセット

▲栗のカスティーユ(期間限定)

奥野さん:「マカロニのケーキなら、いくつでも食べられる!」と言ってくださるお客さんがいて、それは本当なのかと(笑)。わんこそば的な感じで、ケーキ王選手権を開催して、お客さんも私たちもすごく楽しめました。自分のできること、好きなことを仕事にしていこうと思った中で、私にとってこのカフェが一番、アウトプットできる場だと思っています。

▲フローズンアポロ

「好き」という気持ちは、最強の原動力なのだと思った。店主の好きな世界がいっぱい詰まった、喫茶マカロニ。落ち込んだ日は「もっとしあわせになるためのパフェ」を食べに訪れて、とっとと幸せになろう。

 

扉を開けばそこは昭和ノスタルジア | カフェテラス

カウンターから賑やかな笑い声が聞こえてくる。常連客と談笑しながら、手際よく店を切り盛りするのは、ママの牧野つねよさん、娘さんの新田みどりさん、ママの妹さんである竹林節子さん。目に入るもの全てがノスタルジックなカフェテラスは、約50年前にオープンしたガチなレトロ喫茶だ。

牧野さん:この店は昔の流行りの建物でな。田んぼを埋め立てて始めたんやわ、百姓しながらな。
竹林さん:そりゃあもう、ここはモダンな建物やったでー!
常連客:カフェテラスって、名前がええやろ?フランス語やで、フランス語!

店を訪れるのは、常連客がほとんど。新田さんが阪神ファンなので、自然と集まり出した阪神ファンや、竹林さんの登山仲間が集う基地のような場所でもあり、釣り人達の憩いの場でもあるのだという。しかし近年の純喫茶ブームで、若者グループも訪れるように。

竹林さん:若い子も来てくれて、クリームソーダやパフェを注文してくれるわ。女の子らはケータイでいっぱい写真撮ってくなあ。

私も純喫茶の定番である、クリームソーダとパフェを注文してみた。クリームソーダといえばこれです、この緑!レトロかわいいステンドグラス調の窓辺に置いて、パチリ。

▲クリームソーダ

店内の雰囲気も手伝って、昔ながらの懐かしい味がするフルーツパフェ。私が子供の頃、見た目が華やかなパフェは憧れの象徴だった。当時はなかなか食べきれなかったけれど、童心に帰って食べているうちに、いつの間にか完食してしまっていた。

▲フルーツパフェ

クリームソーダは400円、フルーツパフェは500円、「お客さんのこと考えたら、値段変えられへんわなあ」と竹林さん。ランチで人気のある、しょうが焼き定食や焼きそば定食、ハンバーグ定食も700円代で食べられるのが嬉しい。

レトロな雰囲気が「懐かしい」と感じる世代もいれば、「新しい」と感じる若い世代もいいる。ノスタルジックな空間が心地良いのはなぜなのか、少し調べてみた。人はノスタルジー(懐かしさ)を感じることで、ドーパミンが脳内に分泌され、快感や幸福感をもたらすのだそう。そんな幸福感を与えてくれるカフェテラスは、リアルな昭和の趣に触れることができる貴重な場所なのだ。

牧野さん:昔は漁師さんが家族連れで来て賑わっとったけど、今はボケやんように店を続けとるだけや!(笑)

昭和の情緒を次世代へと繋いでくれる老舗喫茶店。いつまでも変わらず、松阪に在り続けて欲しい。

 

誰かの夢を応援する場所 | カブクノニカイ

今年の5月、松阪駅前にある3階建てのビルの2階にオープンした「カブクノニカイ」。表通りから少し奥まったところに、秘密基地のような入り口がある。階段を登って扉を開けると…出迎えてくれたのは店長の小黒ヒロナさん。直感で「ああ、なんか安心する…」そう感じる人柄だ。日の光が差し込む開放的な空間も「和田金通り」が見渡せるカウンター席もリラックスできそう。

▲店長の小黒ヒロナさん

店内には小さな本棚が。カブクノニカイ代表であり書家の伊藤潤一さんと、店長のヒロナさんがセレクトした本が置いてある。

伊藤さん:一冊読み終えたら自分の本をここに置いていく、そうやって本のシェアができればいいですね。僕がお勧めしている本は「平和ってどんなこと?」という絵本で、日本の絵本作家が中国・韓国の絵本作家に呼びかけ、日中韓合同で作った絵本なんです。

▲代表の伊藤潤一さん

優しい絵と易しい言葉で語られるその絵本を読んでいると、これまた優しげな「おにぎりセット」がテーブルにやってきた。
伊勢市にある「小久保商店」というかつお節屋に嫁いだヒロナさんは、かつお節やお出汁のワークショップも開催している。9月からは、お出汁で炊いたおにぎりの販売を始め、話題になっている。

▲おにぎりセット

ヒロナさん:身近にお出汁を楽しめる場所があってもいいなというのもあって、お出汁が香るおにぎりを始めました。なかなか家でお出汁をとる人って少ないじゃないですか。私も結婚してからお出汁を取り始めました。とったら美味しいんやよっていうのを伝えたい。毎日とらなくても、ひな祭りや正月などハレの日にはお出汁をとってみようかなって、そんな人が増えればいいなって思っています。

色々な味があり過ぎる今、シンプルにお出汁を楽しむおにぎり。小腹が空いた時や、ギスギスした心に平和を取り戻したい時に。カフェでゆっくり味わうのも、テイクアウトでパクっと食べられるのもいい。ヒロナさんのおにぎりは心も体もほっとする、そんな優しいおにぎりでした。

食後は深煎りのコーヒー豆で淹れた、こだわりの一杯を。味の密度が濃く、柔らかな丸い味。そんなコーヒーを適温で提供してくれるという心遣いが嬉しい。

▲コーヒーのおともに選んだシフォンケーキは、甘さ控えめで食べ飽きない。

そういえば、カブクノニカイのSNSに書かれていた言葉が、とても印象的だったのを思い出した。「人と人が繋がって、誰かの夢を応援する場所に。」とは?帰り際、ヒロナさんに聞いてみた。

ヒロナさん:私の根本の考えとして、みんなが本当にやりたい事をやったら、世界ってちゃんと回るんじゃないかって思っていて。(笑)お金や時間や政治や、その他色んな問題でできてないだけで。だから、みんながやりたい事を口に出してみて欲しいんですよね、小さな事でも。カブクノニカイ代表の潤くんをはじめ、私もたくさんの人に応援して頂いてこの場所をスタートさせられたので、次はこの場所があることで、誰かの一歩を応援できればいいな!と思っています。

そっと背中を押してくれるような、素敵なカフェが松阪にできた。それだけで、ちょっと前向きになれたりする。明日からまた、頑張れそうです!


さあカメラを持って、松阪のカフェへ!

「写真、撮ってもいいですか?」

店主にそう尋ねてみると、予想外に話がはずんで面白い話が聞けることもある。ファインダー越しに見た松阪のカフェは、古き良き喫茶店から、店主の個性と温度感が伝わるお洒落なカフェまで。地元民でさえ知らないことがいっぱいの、ディープな異空間でした。さあカメラを持って、松阪のカフェへ!特別な日常を、あなた目線で切り取ってみませんか。

 


【取材協力】

喫茶マカロニ
三重県松阪市茶与町23-6
tel 0598-68-9138
instagram https://www.instagram.com/macaroninoana/?hl=ja

カフェテラス
三重県松阪市荒木町152-3
tel 0598-51-2124

カブクノニカイ
三重県松阪市中町1857-4 2F
tel 050-3155-0303
instagram https://www.instagram.com/kabukunonikai/

 

【タイアップ】

松阪市 観光交流課
松阪市殿町1340番地1
tel 0598-53-4196
松阪市hp https://www.city.matsusaka.mie.jp
松阪市観光hp https://www.city.matsusaka.mie.jp/site/kanko/
松阪市観光インフォメーションサイト https://matsusaka-info.jp/

取材:2023年10月3日

ひきこもりは、必ず相談できる人がいる。具体的な相談編。

「SNSを活用した就職氷河期世代への情報アウトリーチ事業(主催:三重県)」を担当させていただき、今年で3年目になります。

普段は基本的に三重県内の地域、人、食などの魅力を取材し、記事などで発信しています。したがって就職氷河期世代の事業がはじまった当初、全く無知なところから取材がスタートしました。

ちなみに就職氷河期世代とは「概ね平成5年〜16年の、雇用環境が厳しい時期に学校卒業期を迎えた世代(厚生労働省ホームページ)であり、現在も様々な課題に直面している方々(就職氷河期世代/概ね37歳以上52歳未満)」とされています。

就職氷河期世代の様々な課題とは
・不本意ながら不安定な仕事に就いている
・無業の状態にある
・社会参加に向けた支援を必要とする
(厚生労働省HPより)
上記のように区分されており、個々の状態において各種支援機関があります。

取材を開始した当初はまず、このような支援機関の存在すら知らず、また支援内容が充実していることに驚いたのを覚えています。詳細は支援団体ごとにこちらのnoteのマガジンでまとめてあるので、関心のある方はご覧ください。
▼noteマガジン一覧
https://note.com/magazines/all

取材を通じて印象に残っているのは「社会参加に向けた支援を必要とする」つまり、ひきこもりの方を支援する機関や人。

取材をするまでひきこもりの方に接したことがなかった私は、熱心に支援活動に取り組む、三重県生活相談支援センターの「髪の毛やヒゲがボサボサだったり、着衣がだらしなかったり。ひきこもりの方にそういうイメージを持っていませんか?違うんです。メディアや映画がそういったイメージを作ってしまった。実際は清潔で身なりもきちんとしている人がほとんどです」という言葉に胸が苦しくなりました。

▼上記を掲載したnoteの記事
記事:「悩みを聞いて」つらい時に手を伸ばせる場所でありたい。 一人ひとりの困りごとに寄り添う、三重県生活相談支援センター
https://note.com/mie_koyoukeizai/n/na857478a7b40

昨年、ひきこもりの方を支援するオレンジの会を取材したときもそうでした。「ひきこもりになる人は謙虚で真面目な人が多いです。あと親の躾が厳しかった人も。好きなことや欲を抑え込んでいる場合もあります。だから、とにかく好きと欲を伸ばしてあげることが大事です」という言葉が印象に残っています。

▼上記を掲載したOTONAMIEの記事
記事:ひきこもりは、必ず相談できる人がいる。
https://otonamie.jp/?p=85560

松阪市で開催された、ひきこもりフォーラムを取材したときに聞いた、ひきこもり支援の第一人者である筑波大学の斎藤環(さいとうたまき)教授の言葉も心に残っています。「ひきこもっている人は、たまたま困難な状況にある、まともな人」。

▼上記を掲載したOTONAMIEの記事
記事:ひきこもりは、必ず相談できる人がいる。
https://otonamie.jp/?p=85560

正直、私は取材をするまで「ひきこもり」という言葉に、本人の自己責任論とまではいかないものの、ネガティブな気持ちで接していました。しかし色んな人の話を聞き、ひきこもりは自己責任論ではなく、さらには、いつ、だれでも、ひきこもりの状態になってもおかしくはないということを知りました。

そして、ひきこもりの状態になった本人から支援機関へ相談するケースは希で、ほとんどの場合その親御さんやご兄弟、知人からの相談から支援が始まると教えてもらいました。

国や自治体の就職氷河期世代への支援、特にひきこもりの方やご家族への支援も、ここ数年でより身近に接点を持てるように変わってきています。

今回、ひきこもりの方の周りにいる方々に、相談先のことや、LINEを使った相談など、最新の具体的な情報をお伝えし、相談のきっかけになればと願っています。

 

みえひきこもり安心サポートライン(LINE)
三重県が取り組む、ひきこもり支援に関する情報発信のひとつ(配信専用)。ホームページでは、ひきこもり支援に役立つ情報をコラムにして定期的に配信している。
HP https://www.pref.mie.lg.jp/FUKUSHI/HP/m0329000054_00001.htm
LINE

https://page.line.me/335oohap

 

いなべ市ひきこもりLINE相談
いなべ市が運営する、ひきこもりLINE相談。人に会うことなく、名前を明かすことなく専門の相談員にLINEで相談することができる(実施期間は8月、12月に限定されています。その他の期間は電話受付です)。
HP https://www.hokusei-hospital.jp/info-detail.php?no=220230809135408

LINE

https://liff.line.me/1645278921-kWRPP32q/?accountId=217drdsd

 

松阪市ひきこもりLINE相談
松阪市が運営する、ひきこもり相談用LINE公式アカウント。「相談をしたいけれど窓口では話しにくい…」「電話をするのは勇気がいる…」「相談したいけど、どうしたらいいの?まずはLINEで聞いてみたい」「こんなこと相談してもいいのかな…」そんなときに楽な気持ちで相談できる。
HP https://www.city.matsusaka.mie.jp/soshiki/99/linesoudan.html
LINE

https://line.me/R/ti/p/@100ubmgp

 

伊勢市ひきこもり地域支援センターつむぎ
伊勢市在住の「ひきこもり」状態にあるご本人及びそのご家族であればだれでも相談できる。まずは電話又はメール、LINEにて連絡。
HP https://ise-shakyo.jp/tsumugi
LINE

https://page.line.me/?accountId=127ssosl

 

志摩市のひきこもりかの紹介
機能を活用して、志摩市ひきこもり家族会の参加者に対してLINEのオープンチャットにて情報提供。(ひきこもり家族会へご参加いただいた方へ登録方法を案内)
HP http://shima-fukushikyo.or.jp/entry174.html

 

就職氷河期世代のひきこもり各種支援についてのまとめサイト
厚生労働省のサイト。情報がまとまっているので、気になる方はまずこちらをご覧いただくのもおすすめ。
HP https://www.mhlw.go.jp/shushoku_hyogaki_shien/connection/

 

最後にひきこもりでお悩みの方やそのご家族の方へ。
今まで取材を通じて、これが私の一番感じたことでした。
ひきこもりは、必ず相談できる人がいる。

ご自身にあった方法で、無理のない範囲で、ご相談を。

 


 

【タイアップ】
三重県雇用経済部 雇用対策課 若者・女性雇用班
三重県では、支援を必要とする就職氷河期世代の方やそのご家族に情報を届けるため、note、Twitter、Facebookなどでマンガやエッセイ、ツイートなどによる情報発信をしています。

note/三重県就職氷河期info
https://note.com/mie_koyoukeizai
※県内の就職氷河期世代対応の関連機関の情報もまとめています。

Twitter/【三重県公式】三平&お重@就職氷河期世代支援情報
https://twitter.com/mie_koyoukeizai

Facebook/三重県就職氷河期info
https://www.facebook.com/%E4%B8%89%E9%87%8D%E7%9C%8C%E5%B0%B1%E8%81%B7%E6%B0%B7%E6%B2%B3%E6%9C%9Finfo-109961508095655

津市広明町13番地(三重県庁)tel 059-224-2465

プレハブ小屋から始まった、地元に愛されるブランド豚肉専門店。養豚会社が取り組む、地域との繋がり方。

養豚業者直営の精肉販売店に入ると、加工品やパック詰めされた豚肉が並ぶ。しかし、レジカウンターでは「ミンチ500㌘とロースカツ5枚ちょうだい」と客がスタッフにオーダー。店に隣接する加工場ではオーダーが入ってから豚肉を丁寧にカットしていく。

そんな光景が印象的なのは、松葉ピッグファームが営むブランド豚さくらポークの専門店、ポークプラザ松葉だ。店があるのは養老山麓の麓、三重県最北端のいなべ市。通常の電車より一回り小さいナローゲージが走るのどかな風景が広がる。運営するのは専務の松葉崇道さん。

右から長男の崇道さん、次男の泰幸さん 、三男の幸登さん。

松葉ピッグファームは三兄弟で代を引き継ぎ、社長で次男の泰幸さんと三男の幸登さんが養豚場を継承。幼いときから休みなく働く両親をみて、崇道さんは自分には向いていないと思ったという。東京の不動産会社で営業職をしていた崇道さん。弟達が家業に入り、養豚だけでなく精肉販売へと事業展開を考えていたタイミングで帰郷した。 販売なら挑戦してみたいと思い、静岡県の会社で豚肉の枝肉をさばく修行を行い、県内の食品会社で販売のスキルを磨いた。

その後、実家にプレパブ小屋を建て、母とパートさんの三人でテスト的に精肉を始め、知人に配った。「しゃぶしゃぶ用の肩ロースをもっと食べやすくするには、どうカットしたら良いか。生姜焼きの厚みはこれでいいのか。地味ですが、そういった工夫の繰り返しでした」。 養豚業者が販売する豚肉は、鮮度の良さと食べやすさが口コミで評判になり、地元JA、道の駅、レストランとの取り引きも始まった。実家が山奥だったため加工場を現在の場所に移す際、崇道さんは専門店の併設を決断。

「弟たちが育て上げた豚肉の味をお客さんにわかってもらえたことが、自信に繋がりました。営業活動はあまりせず、地域との繋がりを大切にしています。地元にいるなら何かの役に立ちたい。何より人やお店と繋がっていくことがたのしいです」。実際にポークプラザ松葉では地元のレストランと一緒に、子ども向けの料理教室を開催したり、お総菜などの共同開発も行っている。そして無理な販路開拓は行わず、スーパーマーケットは地元いなべ市内だけに限定して卸している。

崇道さんらは今、県内のさくらポーク生産者の会、四P会の仲間とともに、さくらポークの安定供給とブランディングにも取り組んでいる。競合という枠を超えての挑戦だ。具体的には肥育方法やエサの統一など。特にエサは加熱した植物性タンパク質のみを使うことで、吸収しやすく、よく成長するという。また極力ストレスを与えないために夏は換気を、冬は体温が下がらないように温度調整。おいしい豚肉が育つ条件を泰幸さんに聞いた。

「系統6割、エサ2割、水1割、あとは愛情1割です。新鮮で瑞々しい豚肉なので、まずは薄味で素材の味を味わって欲しいです」。三重県北部で愛されているさくらポークは、地域との繋がりを大切に成長している。

 


 

ポークプラザ松葉
いなべ市北勢町阿下喜3000
https://www.sakurapork.co.jp/
0594-72-3032

12月10日(日)まで三重県総合博物館で開催中 |第35回企画展「鳥のひみつ調べ隊!みて・きいて・ふれて」見どころをご紹介!

MieMu三重県総合博物館で開催中の第35回企画展「鳥のひみつ調べ隊!みて・きいて・ふれて」行ってきました。

街や海、森林で見かける、私たちにとって身近な鳥。この企画展は、ジャンルを飛び越えた様々な側面から鳥のひみつをひも解いていく内容です。鳥の祖先、鳥ならではの飛ぶための工夫などの形態的からの考察、芸術作品で見る鳥の歴史や食文化の紹介なども。鳥に関する貴重な剥製や骨などの展示資料は、なんと293点!中には実際に触れる標本や、鳥の声が聞けるブースまであり、誰でも鳥に関する知識を深めて楽しめる工夫が、会場内のあちこちにちりばめられています。本展担当の学芸員の1人、稲垣玲弥さんにうかがった展示の見どころ会場内を併せてご紹介していきます。

絶滅した世界最大の鳥を始め、多種多様な鳥たちを見にいこう

最初のフロアでは、鳥の分類や起源の紹介から始まります。稲垣さんにうかがった見どころは、世界最大と言われている「ジャイアントモア」。なんと足先から頭まで3m!既に絶滅しており、空を飛ばない鳥です。画像左に映るガラスケース内には、世界最小に近い鳥で全長10cmの「チャムネエメラルドハチドリ」が展示されています。そちらと比較してみても、そのサイズ差は一目瞭然です。

「ジャイアントモア」の横で、稲垣さんにポーズを取っていただきました。左に「チャムネエメラルドハチドリ」

本展では、鳥の分類のマークが、全ての鳥名の左上に記載されています。これらは、夏鳥・冬鳥など、三重県内で観測された鳥の移動のシーズンのデータを基にした分類だそう。最初に頭に入れておくと、展示がより楽しめそうだなと思いました。

左上のマークに注目です

次に進みますと「飛べる秘密を調査せよ!」というテーマの展示です。鳥の最大の特徴と言えば、空を飛ぶこと。そのための羽の作りや胸の筋肉などの紹介を感覚的に理解できるようになっています。

天井に吊るされた鳥の剥製にも注目です!

ここでの稲垣さんおすすめの見どころは、キジの体に生える羽を抜いて並べた展示だそうです。一羽のキジが、ものすごい総量の羽をまとっていることが一目でわかります。しかし、これは全ての羽ではなく、首・背中から尾・胸・翼の部分だけとのこと。ぜひ会場で、一枚一枚の羽を見てみてください。

足元には、鳥のサイズ感がわかるこんな仕掛けもありました

「きいて・ふれて」ほしい!鳴き声を聞いたり、標本を触ってみよう

会場に設置されたタッチパネル上で、聞きたい鳥をタッチするとその場で簡単に鳴き声を再生し、聞くことができました。稲垣さんのおすすめは、「オオハクチョウ」の鳴き声だそうです。大きな声で鳴くのが特徴とのこと、骨格を眺めながらそのボリュームをご自身の耳で確かめてみてください。

「オオハクチョウ」の鳴き声は、パネルをタッチすると聞くことができます

長い気官に共鳴させることにより、大きな声で鳴く「オオハクチョウ」の全身骨格

標本が触れるブースはこちらです。カードやおもちゃ、クイズのコーナーが全部で4種類ありました。

まだまだ展示は続きます。剥製がテーマ別に並べられているので、観ていて飽きることがありません。カップルの剥製が並ぶコーナーでは、オスとメスの色や形が違うのが特徴であるオシドリなどが。オスの方が派手なものが多いそうなので、見比べてみてください。

工芸品や食を通して、古くからの鳥と親しんできた文化を知ろう

稲垣さんおすすめの作品は、画像左の土瓶。蓋をあけてお湯を入れ、くちばしからお湯を注ぐことができる道具です。ぽってりと丸っこい形が印象的なこちらの土瓶、一見雀に見えないこともないのですが、ウズラの白い筋の模様が、とてもよく表現されているのでウズラだろうとのこと。他にも、屏風や器など鳥モチーフの美術工芸品が並べられています。それぞれの鳥の特徴のどの部分が選び取られて表現されているか、目を凝らして見るとおもしろい発見があると思います。

剥製と工芸品を同時に見比べられる、総合博物館ならではの体験

食文化の紹介コーナーでは、「かしわ飯(鳥の炊き込みご飯)」と「とり焼(みそだれに漬けて焼いた鳥肉)」の作り方を動画で見ることができます。ここでの見どころは、山盛りに盛られたかしわ飯のサンプル。行事の日に皆で食べていたメニューだそうで、山盛りにするのが特徴なんだとか。動画と実物サンプルで、ぜひご覧ください。

三重県で野鳥を見に行こう

会場の最後のフロアでは、野外観察する際に知っておくべきことや三重県内の野鳥観察スポットが紹介されています。道が整備されていたり、鳥に詳しいスタッフがいたりと、稲垣さんおすすめの場所だそう。なんと、MieMu周辺には約66種類の鳥が生息しているとのこと(※季節により種類は変動)会場には、双眼鏡が設置され自由に使っていただけます。野鳥観察初心者の方は、この双眼鏡を使い、会場内の剥製や標本を眺めて野鳥観察の練習をしてみてくださいとのことです。

かわいい公式キャラクターシロチドリの”しろっち”を家でも楽しもう

本展のグッズがミュージアムショップにて販売中です。読み応えのある充実した内容の図録、公式キャラクター”しろっち”となかまたちのフレークシールなどがあります。お帰りの際にはミュージアムショップにもお立ち寄りください。

盛りだくさんの展示は、老若男女が五感を使って楽しみながら鳥や自然への知識を深められる内容となっていました。身近な鳥と三重県の自然環境に興味を持ち、これからもがお互いに共存できる関係でいたいと思いました。展示は、2023年12月10日(日)まで。期間中は講演会やワークショップなど関連イベントもあります。詳細は、三重県総合博物館のWebサイトをご確認ください。


開催概要
第35回企画展「鳥のひみつ調べ隊!みて・きいて・ふれて」

開催期間 2023年10月7日(土)から12月10日(日)まで
前期展示:10月7日(土)から11月5日(日)まで
後期展示:11月7日(火)から12月10日(日)まで
休館日: 毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)

開催時間 9時〜17時 ※最終日は16時30分まで
観覧料
一般    800(640)円
学生    480(380)円
高校生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金です。
※ 詳細は、三重県総合博物館のWebサイト


本記事は、内覧会のご招待をいただき作成しました。

 

OTONAMIE PUSH EVENT【2023.10.12update】

お寄せいただいたイベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。


松阪市 波瀬 cafe de HAZERU
『秋のハゼールまつり』

主催者より
地元クレソン料理店“はぜの風”の場をおかりしてはじめた心と体と未来に美味しいご飯とお菓子のハゼール。
まだまだよちよち歩きですがおかげさまで少しづつ満ちてきております。1周年の感謝の気持ちをこめてお祭りを催します。
是非、一緒に波瀬での時間を楽しみましょう。

FOOD…幸せの太陽パン、のんびり家、cafe de HAZERU
PHOTO GALLERY…飯南飯高魅力発見隊
EVENT…物々交換会、カラオケ大会、スイーツ食い競争、子供広場etc…
MUSIC LIVE…むーのたね、オオシマケイタ

【開催日】10/29(日)
【場所】三重県松阪市飯高町波瀬565 はぜの風
【入場】FREE 御飲食代+ライブ¥投銭(お気持ち料)


ふらっと大門・丸之内

主催者より
ふらっと大門・丸之内は、大門と丸之内地区の恒常的なにぎわい創出と道路空間の新しい活用方法を考える、実験的な取組です。まちなかでの新たな日常をお楽しみください。

【実験の概要】
丸之内エリア(国道23号丸之内商店街道路)
10月25日(水曜日)~10月31日(火曜日) 10:00~15:00
注:一部8:00~10:00の早朝も実施

大門エリア(立町・大門大通り商店街道路)
11月7日(火曜日)~11月13日(月曜日) 10:00~14:00
注:10日(金曜日)・11日(土曜日)は17:00~21:00の夜間も実施

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
エリアプラットフォーム公式LINE
エリアプラットフォーム公式Instagram

 


やさしい日本語落語

主催者より
わかりやすい日本語を使った落語の公演です。日本語を勉強中の外国人や、国際交流に興味のある日本人、落語を聞いたことがない日本人の方にもぴったり!子どもから大人までどなたでも楽しめます。
出演者は、桂かい枝さん。古典落語や創作落語に加え、英語落語の第一人者としても知られており、各地で開催しているやさしい日本語落語公演でも好評を博しています。
ぜひ、気軽にお越しください!

開催日:2023年10月20日
開催時間:19:00

イベントの問い合わせ先
三重県文化会館  TEL:059-233-1100
kenbun@center-mie.or.jp

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先

主催者
三重県総合文化センター[指定管理者:公益財団法人三重県文化振興事業団]

 


下鴨車窓「旅行者」

主催者より
全国各地で戯曲講座を開催する田辺剛が率いる劇団下鴨車窓。10月末に三重で代表作(第14回OMS戯曲賞佳作受賞作)を上演!現代日本からは場所も時代も遠く離れた世界の、街を追われた異邦人の姉妹が故郷を目指して旅する物語。
「故郷」「家族」「国籍」「法」など普遍的なテーマで、2006年初演から15年以上が経っても古びれず、再演の度に好評を得ています。ぜひ、劇場でご覧ください。

開催日:2023/10/28-29
開催時間:各日14:00開演

イベントの問い合わせ先
三重県文化会館チケットカウンター TEL:059-233-1122
kenbun@center-mie.or.jp

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
https://www.center-mie.or.jp/bunka/event/detail/44251

主催者
三重県文化会館

 


MITOS展

主催者より
色・形・線を見つめ、純粋な絵画表現の可能性を模索する作家。 本展では、“歪曲”をテーマとした鮮やかな世界観をご覧ください。

開催日時
2023/9/9〜12/3
10:00〜16:30(入館は16:00まで)

場所
伊勢現代美術館

費用
(整理番号付き自由席)一般3,000円、22歳以下2,500円

問い合わせ先
info@ise-muse.com

イベントに関するリンク先
https://www.ise-muse.com


 

皆様からのイベント情報も募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記フォームからイベント情報をお寄せください。

掲載申込みフォーム

otonamieYo! ≦25メンバー募集!! 地域をたのしみながら盛り上げよう!

otonamieYo!(ヨゥ!)とは?

中学校を卒業した15歳〜25歳以下限定でご参加いただける、OTONAMIE主催の地域づくりサークルです。オンラインとリアルで地域とつながる、サークル活動を行います。

サークル活動は地域づくりといっても難しいことをするのではなく、例えばまちづくりのためのフィールドワーク、撮影スキルを磨く写真や映像ワークショップ、文章力を磨くライティングワークショップ、ただただ何かを食べに行くなど、メンバーが楽しみながら地域づくりに関わる内容です。
1年に2〜3回のイベントを予定しています。メンバーはそれらすべてに参加する必要はなく、興味のあるイベントのみご参加いただけます。

※本日(10/5)よりOTONAMIEのInstagramで発信を開始予定!

 


 

otonamieYo!メンバーの一覧

 

Yamato Mizutani

津生まれ津育ち、津の町が大好きです!

 

ぽん

津市で暮らしている学生です。

 

はるき

津生まれで、津が大好きな大学生です。

 

trying

18歳から津の街に越してきました!

 

じゅじゅ

世界一短い駅名に住んでいる大学生

 

coco

地元の良さを知った高校生

 

mori

のんびり三重県で暮らしています。

 

坂井田桃

津市の魅力をお届けします❕

 

yuiko

レトロで可愛いものが大好きな大学生

 

 


 

令和5年度のサークル活動の予定

活動に掛かる費用は基本的にOTONAMIEが負担します。

9月
津市中心市街地「まちづくりフィールドワーク」
詳細はこちら
※終了しました

1月
クリエイティブワークショップ「写真の撮影や編集スキルをプロに学ぶ」
※詳細調整中

※以後は皆さまからのご意見をもとにイベントの企画を行います。

 


 

ご挨拶

WEBマガジンOTONAMIE代表 村山祐介
私の仕事はクリエイティブやディレクションをしています。8年間くらい前から地域に関わる仕事もしています。主に地域の魅力を文章や写真、映像で発信しています。

取材した尾鷲の漁村での学生フィールドワーク

そして今まで何度か学生さんとまちづくフィールドワークなどを開催したなかで感じたのは「若い世代の視点がおもしろい!」ということ。そしてそういった視点こそ、地域から求められているということです。ならば若い世代の方々が、自分達の視点でいろいろと発信していけば、地域も少しずつ変わるかも知れない。
私たちが若い世代の方々のお力になれることは、写真の撮影術、文章力の磨き方、映像の作り方のレクチャー、一番は地域のたのしみ方です。
少しでもご興味ある方は、お気軽にご参加ください。otonamieYo!はボランティアでもないし、何の縛りもありません。ゆるく!たのしく!ご一緒できればと思います!
将来のキャリア形成などにもぜひご活用ください。

 

お申し込みやご質問はこちら

 

参加者募集!OTONAMIE的フィールドワーク「食の宝庫三重!食の源流を廻る」

三重県は西側一帯に山が連なり、東側は伊勢湾と熊野灘という2つの海に恵まれています。山と海という自然の循環の間で、様々な食材が育まれる三重県は「食の宝庫」と呼ばれています。今回、山と海の生産地にて生産者さんにナビゲートしていただく、食の宝庫「三重」を五感で体感するフィールドワークを開催します。自然が育む命について深いインパクトを感じながら、たのしく学ぶ1泊2日のフィールドワークです。

 

ファシリテーター 兼 ナビゲーター
OTONAMIE代表 村山祐介
OTONAMIEアドバイザー 福田ミキ/佐藤成章

 

ゲスト生産者1
浦村Seafarm
養殖漁師 浅尾大輔氏

風光明媚なリアス海岸が広がる観光地・鳥羽市。全国を自転車で旅をして大阪から鳥羽に移住し養殖漁師になった浅尾さん。鳥羽の冬の風物詩・牡蠣小屋も運営するなど第6次産業化も行う。また日本初となる新たなアサリ養殖技術の開発で、全国最年少で天皇杯(農水省)に選ばれた先進的漁業者。「漁村をバズらせたい」という想いで漁業体験プログラムなどを担当し漁村のテーマパーク化を目指している。
参考記事 https://otonamie.jp/?p=62583

 

ゲスト生産者2
木村森業
林業家 木村寿志氏

林業をテーマにした映画「WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜」の舞台にもなった津市美杉町出身の木村さんは、名古屋、大阪、福岡、東京で建材の営業マンとして働いた後、生まれ育った美杉にUターン。地元の青木製材所の林業班長を務めながら、ご自身で木村森業を運営。森の雇用指導員としても活動。若者が儲かる林業を目指して実践する木村さんのもとに移住者が集まっている。
参考記事 https://otonamie.jp/?p=84465

 

開催日
2023年11月25日(土)〜26日(日)

 

フィールドワーク1「海を知る牡蠣漁体験 in 鳥羽市浦村町」
鳥羽市の漁村浦村町から養殖漁師、浅尾大輔氏と一緒に漁船に乗り、牡蠣漁を体験。森と海のサスティナビリティや、海で育つ生き物にとって森の役割や、またエサを与えない無給餌養殖が可能な鳥羽の海の自然環境などを学びます。

 

フィールドワーク2「牡蠣と鹿肉の夕食会 in 津市美杉町」
奈良県との県境、山間のまち美杉町にあるグランピング施設Soma(美杉リゾート)にて、浦村の牡蠣と美杉の鹿肉ジビエを中心にしたBBQを地元のクラフトビール(飲料費別途)とともに堪能。養殖漁師・浅尾大輔氏、林業家・木村寿志氏をゲストに迎えたトークライブも開催。海と山の循環、森や海の変化、人口減少の影響などの課題について、解決方法を探ります。

 

フィールドワーク3「森を知る林業体験 in 津市美杉町」
美杉町の森のなかで、林業家・木村寿志氏と一緒に林業体験。現地にて森の多様性や林業の可能性などを学びます。

 

スケジュール
11月25日(土)
14:00〜16:00 海を知る牡蠣漁体験 in 鳥羽市浦村町
18:00〜20:00 牡蠣と鹿肉の夕食会 in 津市美杉町
※宿泊希望の方は美杉いなかツーリズム加盟の民泊施設、または美杉リゾートをご紹介。
11月26日(日)
10:00〜11:30 森を知る林業体験 in 津市美杉町

 

定員 10名

 

費用は各参加者が各施設にて精算(全て税込料金)

  • 牡蠣漁体験費 2,000円/人
  • 夕食会費 12,000円/人(飲料費別途)
  • 宿泊費(ご希望の方のみ)
    • 美杉いなかツーリズム加盟の民泊施設※ 6,000円/人
    • 美杉リゾートホテル(こちらのサイトからご予約ください)
      ※美杉リゾートホテルをご希望の方は該当する日付、ご希望の部屋タイプで、一泊朝食か素泊まりのプランをご選択ください。シングルをご希望の場合は、お手数ですが、059-272-1155までお問い合わせください。
  • 林業体験費 3,300円/人

※民泊は基本的に相部屋(男女別)となります。

 

備考
基本的に参加者個人での移動となりますが、お車がない等の場合はスタッフの車に同乗可能なので申込時にお知らせください。

 

参加申込みフォーム

 

主催:浦村Seafarm × Misugi Inaka Tourism × OTONAMIE

チョコレートで繋がる、東京と伊勢 ~東京編②

蔵前の「ダンデライオン・チョコレート」に行った目的は、単なる好奇心だけではありません。
その頃の私は転職を控えていて、長年お世話になった職場の人たちに贈る何かを探していました。
「ダンデライオン・チョコレート」を通じて、東京から伊勢に移る私なりのメッセージが込められると考えたのです。

この前行ったのが日曜ということもあり、入店制限がされていました。今回は再訪となります。事前にアポイントを取って店内を見せていただきました。

お店に入るとすぐにカカオ豆の香りが漂います。
左側はスケルトンになったビーンルーム。カカオ豆が詰まった麻袋がぎっしり、この武骨で無造作な感じもテンションが上がります。
カカオ豆ってコーヒー豆と同じように麻袋に入っているのですね。

1Fの注文カウンターとその中では、各ポジションでスタッフさんがテキパキと仕事をしています。私が先日Bean to Bar チョコレートを購入した際も、とても親切に対応していただき感動しました。
そう、退職の挨拶に添えてお渡しするBean to Bar チョコレートをまとめ買いしたのです。数が揃うか不安でしたが、ギリギリでの注文にも関わらず、入手することが出来ました。ラッピングもひとつひとつ丁寧にしていただいて、本当に感謝しています。

窓に面したカウンター席のすぐ横に、2Fに上がる階段があります。

2Fのこちらのスペース、テーブルの真ん中を覗くと1Fで行われている製造の様子を上から見ることが出来ます。なんともお洒落で開放的な作り。


窓側はカフェスペースです。閉店近くにも関わらず、数名のお客様がSlowな時間を満喫しています。
(※現在とは内装が異なります。)

 


1Fに戻ってショップエリアを見せてもらいます。

主軸のBean to Bar チョコレートを中心に、缶が素敵なクッキー、ホットチョコレートミックス、書籍やTシャツなど様々な商品が並んでいます。

 

*Bean to Bar チョコレートについて*

Bean to Bar チョコレートは、カカオ豆からチョコレートバーになるまで一貫して製造を行うこと。1種類のカカオの産地からなる「シングルオリジン」(単一原産地)で、原材料は「カカオ豆」と「きび砂糖」の2つのみ。きび砂糖は甘さが際立たず、カカオのフレーバーを引き出します。

【Bean to Bar チョコレートの製造工程】
BEANS」(ビーンズ)→ 「ROASTING」(ロースティング)→ 「WINNOWING」(ウィノウィング)→ 「MELANGING」(メランジング)→「BLOCKING」(ブロッキング)→ 「TEMPERING」(テンパリング)→ 「WRAPPING」(ラッピング)→ 「BARS」(バー)
(※「BEAN to BAR ダンデライオン・チョコレートができるまで」より抜粋)

Bean to Bar チョコレートが出来るまで、カカオ豆の選定から焙煎の条件、テイスティング、様々な工程を経てチョコレートのフレーバーはパッケージに記載され、開発者の名前が入ります。


初めてのチョイスは自分の好みで「カアボン,グアテマラ 70%」を購入しました。
食べるとそのシンプルさと香りに驚かされます。本当にこれがカカオ豆ときび砂糖だけで出来ているのかと思うほど、カカオのフレーバーが贅沢に漂います。
大量生産され市場に出回るチョコレートとは全く違い、手間をかけて作られたそれは風味豊かで香ばしく、新たな発見でもありました。

職場の人たちへはお薦めの「ワンプゥ,ホンジュラス 70%」をたくさん購入しました。
ひとりずつ挨拶とともに丁寧にラッピングされたBean to Bar チョコレートを手渡ししましたが、お世話になった上司には特別感を出したくて、「eギフト」を利用しました。
相手の住所を知らなくても、LINEかメールで気軽にギフトを贈れます。相手が望むタイミングで受け取ることが出来て、メッセージも添えられます。このサービス、目からウロコで本当に素晴らしいなと思ったのですが、私が知らないだけで皆さんはご存知でしたか?


見学が終わると外はすっかり暗くなっていました。
オレンジ色の温かい照明が浮かび上がるお店を後にし、あと少しの東京を感じながらゆっくりと自転車を漕ぎ始めました。

*はじめての方へ-Dandelion Chocolate公式サイト*
https://dandelionchocolate.jp/pages/welcome

*ファクトリー&カフェ蔵前*
〒111-0051 東京都台東区蔵前4-14-6
Tel 03-5833-7270
Open 10:00~19:00(季節などにより変更の可能性があります。)
※店舗には駐車スペースがございません。お近くの駐車場をご利用ください。

 

トンガってる個性派「美杉もなか」を求めて、自然溢れる津市美杉町へドライブ!

「美杉もなか」は、三重県津市の山里「美杉町」にある、町で唯一のお菓子やさん「京屋製菓舗」の銘菓です。松阪市や津市内のスーパーにも取り扱いがあり、ご存じの方も多いのではないでしょうか。筆者も近所のスーパーで見かけたことがありました。どうせ買うなら製造元で買ってみたいと思い、「美杉もなか」を求めて美杉町まで行ってきました。

山あいの、自然豊かな美杉町へドライブ。透明度の高い川も流れています。

外観

「京屋製菓舗」は、和菓子だけでなく、洋菓子、焼菓子、ケーキを製造・販売
縦書きの店看板もレンガと組み合わさって、和洋折衷な感じが伺えます。

トップの窓と下部のレンガが印象的な店構えです。

店内の様子

ショーケースには、洋菓子と和菓子が並んでいます。洋菓子は、フルーツショートケーキ、クッキーシュー、プリンなどがありました。和菓子は、いばらまんじゅう、みょうがまんじゅう(期間限定)です。焼き菓子は、ぽんぽこ生サブレやマドレーヌなど。

お目当ての「美杉もなか」は、ショーケースの上にありました。1個から購入でき、贈答用に箱入りの詰め合わせもあります。日持ちは5日です。

「美杉もなか」って?

”美杉もなかは旧美杉村(現在は津市美杉町)の村章である

三本の緑の杉をモチーフにした個性的な形をしており、

中にはつぶあん、餅が入った美味しい最中です。”(京屋製菓舗HPより)

こんな個性的なトンガリ形のもなかはなかなか見かけないので、インパクトがあります。
山のような形にも見え、アウトドア好きの方にあげても喜ばれそうです。

「美杉もなか」140円
最中は、しっとり食感。お客様のアイデアで、食べる前にオーブントースターで少し温めるのがおすすめとのこと。サクサクした食感がお好みの方は、ぜひお試しください。筆者は、魚焼きグリルで少し焼いて、サクサクの食感を楽しみました。大きすぎない食べやすいサイズで、一度に2個ぐらい食べられそうでした。

中はこんな感じです。

「美杉の森」203円
「美杉もなか」の隣に並んでいたのがこちらのお菓子。白餡と抹茶生地に、最高級丹波産渋皮つきの栗がまるごと入っています。「美杉もなか」と同じく”美杉”の名がつき、自然を感じさせる深い緑色のパッケージで、県外の方への贈り物にも喜ばれそうです。

「鯛菓子」486円
砂糖を固めた落雁のお菓子。小さい落雁が多い中でこの大きさや形を「懐かしい!」と言って、これを求めてわざわざ来てくださるお客様もいるのだとか。添えられた”ひのき”の葉は、もちろん美杉のもの。食べる時には、香りも楽しみたいですね。

「みょうがまんじゅう 3個入り」 388円  ※今季は終了しました
季節限定(6〜9月)の、みょうがの葉につつんで蒸したお饅頭。みょうがの葉が、採れる時期がもうすぐ終了するとのことで、慌てて購入しました。みょうがの葉のなんとも言えないさわやかな香りで蒸し上げられた、むっちりと柔らかい食感です。中はこしあんで、外の皮とまじりあってとろける舌触りでした。

「チーズグラタン」 129円
スプーンでいただく洋菓子です。舌触りはなめらかで、濃厚な味わいでした。

四季折々の風景を楽しむことができる津市美杉町。「美杉もなか」を買いにドライブもいいかもしれません。

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京屋製菓舗

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住所
三重県津市美杉町八知5536-1

TEL
059-272-0203

HP
http://www.kyoya.jp

営業時間
月-土 8:00-18:00
日   8:00-17:30

定休日
不定休

駐車場
あり

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OTONAMIE PUSH EVENT【2023.9.21update】

お寄せいただいたイベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

 


MITOS展

主催者より
色・形・線を見つめ、純粋な絵画表現の可能性を模索する作家。 本展では、“歪曲”をテーマとした鮮やかな世界観をご覧ください。

開催日時
2023/9/9〜12/3
10:00〜16:30(入館は16:00まで)

場所
伊勢現代美術館

費用
(整理番号付き自由席)一般3,000円、22歳以下2,500円

問い合わせ先
info@ise-muse.com

イベントに関するリンク先
https://www.ise-muse.com


手話マルシェ

主催者より
「手話マルシェ」とは手話が公用語のマルシェです! 美味しい食べ物、素敵なハンドメイド作品、ワークショップに参加するなど、その場で出会った「人・モノ・コト」について会話することによって、 手話のある日常生活を体験するマルシェです。 手話ができなくたって大丈夫。 筆談やジェスチャーでも意外と通じるし、通じた時はお互い嬉しくなります! 海外旅行へ行って現地の人と話す時のように、 手話マルシェでもいろんな方法を試してみてくださいね。

開催日:2023/10/1(日)
開催時間:10:00〜16:00

イベントの問い合わせ先
sense_of_wonder-info@yahoo.co.jp

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
HP https://syuwa-marche.jimdofree.com/
Instagram https://www.instagram.com/syuwa_marche/
クラウドファンディング https://rescuex.jp/project/67522

主催者
森本友里子

 


第29回 来る福招き猫まつり

主催者より
全国各地から伊勢に一万点の招き猫が集います。
招き猫に因んだ限定料理やスイーツ、体験教室などもご用意しております。
今年は29(ふく)回目の開催となり、来る福招き猫まつりにとっては例年以上に福が重なる節目の年となります。福がいっぱいの来る福招き猫まつりにぜひお越しください。

開催日:2023年9月16日(土)~29日(金)
開催時間:9:29~17:29

イベントの問い合わせ先
0596-23-8838(おかげ横丁総合案内)

主催者
来る福招き猫まつり実行委員会(株式会社伊勢福)

 


 

皆様からのイベント情報も募集しています!

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「盆踊りナイト」連載エッセイ【ハロー三重県】第37回

8月某日、住んでいる地区で晴れて盆踊り大会が開催された。
ほんとうに夢のように楽しい時間だった。

今年度、地区の婦人会会長をやっている。
末っ子が会長を決めるためのくじを引きたがったので、引かせてやったら見事に当たりを引き当てたのだ。小さい子どもは引きが強い。


コロナ禍以降、初めての盆踊り大会の開催の有無を巡り、あれこれと紆余曲折がありながら、どうにか盆踊りは開催の方向と相成って、台風も見事にかわして、先日、無事に行われた。私はこの日を何年も待っていた。

小さな地区の盆踊り大会とはいえ、この町の盆踊り大会は大変気風が良く、生ビール無料(お代わり自由)、かき氷無料(お代わり自由)、2度ある休憩時間には参会者全員にアイス配布(無料)など、子どもと酒飲みには真夏の大天国だ。
私は酒飲みでも子どもでもないけれど、この気前のいい雰囲気にあてられるだけで、最高に気分が良くなるのできちんと楽しい。
それに、誰も信じないけれど、私はアルコールを含んだ呼気だけでも酔えるのだ。酒飲みが隣に居たらちゃんと陽気な気持ちになれる。

*

「婦人会会長さんは浴衣を着てやぐらで踊ってもらわんとね。毎年そうやから。暑いけど頑張ってね」

私たちよりうんと年が上の方ばかりの地区なので、誰を見ても町の重鎮に見える。重鎮のひとりがそう言ったもんだから、私はすぐに実家に連絡を入れて浴衣を送ってもらった。
浴衣を着ないわけにはいかない。

なにを隠そう私は盆踊りが好きなので、「浴衣を」と言われたら張り切るし、「やぐらの上で」、と言われたら「喜んで」と思う。
そして、それが町の重鎮の言葉なら抗うわけがない。
「分かりました」と苦笑いをして、仕方なく、といった風を装いながら、内心では腕をぶん回して張り切っていた。
浴衣を着てやぐらで踊る盆踊りなんて、あまりに醍醐味だ。

出張美容師さんにお願いして、当日は自宅で着付けをお願いした。瞬く間に浴衣を着せてくれて、髪をきれいに結い上げてくれた。技術がある人って、魔法を使うみたいだな、とよく思う。
そして、その日ちょうど大阪に住んでいる友人が、職場のお休みで遊びに来ており、彼女も一緒に浴衣を着せてもらった。
魔法にかけられた我々はどこかの小娘みたいで、とてもかわいらしかった。
子どもたちにも、簡単に着せられる浴衣や甚平を用意してあったので、彼らにもそれぞれ着せてやり、夕暮れが迫る中、そぞろ歩いていざ盆踊りへ。
会場に着く前から、もうすでに楽しい。すごく楽しい。

張り切りすぎて盆踊りが始まる30分ほど前に会場に着いた我々に、試運転と称して地域のおじさんたちがかき氷を振舞ってくれた。

*

実は、盆踊り大会の前に2度、盆踊りの練習会が行われていた。

婦人会会長なので、当然そちらも参加していて、ちょうど盆踊りの前日が2回目の練習日だった。およそ1時間半、円の中心で踊る先生を囲んで、みんなで5曲ほどをひたすら練習した。

皆さん大変熱心で、「今の曲もう一回お願いします」などと積極的な声が飛び交っていた。

何度も言うけれど、私はこの地区ではとても若いほうで、私以外の皆さんはそれなりにお年を召している。

午後20時の公民館。疲れた体で踊り続けた。

盆踊りは中腰の姿勢も多く、ゆっくりとした動きばかりだ。私の腰は少しずつ不穏な軋みを見せていた。

*

こうした田舎のお祭りは減っているようで、隣町の友人も「盆踊りがしたい」と、一家で遊びに来ていた。

ほんのり、「祭りによそのお友達をたくさん招き入れるのって、ちょっと節操がないだろうか。『ハネさんって仲間をあんなに連れてきて、もしかして元ヤンなんじゃないの』って噂されるかもしれない」と不安にならないでもなかったのだけど、自治会長さんに紹介すると「たくさん踊っていって」と大きな笑顔を向けていただいて安心した。

ちなみに、その友人は、会場の和太鼓を見つけるやいなや生ビールを片手に「あれ叩きたい!」とまるで元ヤンなノリの良さを見せ、そしてあろうことか、その叩きっぷりは見事な太鼓の達人だった。

聞けば、伊勢に住んでいた頃に、遷宮のなにやらで太鼓を叩いていたと言う。

彼女の太鼓は本当に見事で、即興で何曲も威勢よく叩き、帰るころには「また来年も叩きに来てください!」と周囲から声をかけられていた。

元ヤンみたいなノリ、とかいって、ごめんね。

途中、休憩時間にジュースを飲んでいたら、知人の子どもの浴衣が着崩れたことに気づいたけれど、私は着付けもできないし、成すすべもなく、なんとなく胸元の掛け合わせを直してやっていたら、颯爽と高齢女性がふたりどこからともなく現れて、「あなたこれ、ここがほら」、「ああ、ほんとやね、こうせな」などと言いながら、物陰であっという間にきれいに着付け直してしまった。

着付けを終えた高齢女性たちは、私に預けていたビールを受け取ると、また人の波に紛れていった。とても眩しかった。

*

曲が変わるごとに輪に入ったりやぐらに上がったりを繰り返して、2時間、延々と踊り続けた。

私はクラブというものに行ったことがないし、あれはいったい全体なにがどう楽しいのだろうか、と若いころ思っていたけれど、今ならわかる。

あれは、つまり、きっと形を変えた盆踊りだ。

酒を飲んで、気分が良くなって曲に合わせて踊る解放感は突き抜けている。私は前述したとおり酒は飲まないけれど、ちゃんと酔っぱらっていることを忘れないでほしい。

換気扇を何年も洗っていないとか、息子の靴がすぐに雑巾のようになるとか、ベッドの下が地獄の様相であるとか、魚の目が治らないとか、そんな心にぽたぽた落とされた沁みをきれいさっぱり忘れることができる、快感にも似た時間だった。

やがて、最後の一曲がやってきて、「ああ、終わってしまう」と名残惜しさで胸の奥が狭くなる。

遊びの時間が終わる寂しさなんて、いつぶりに感じただろう。ひょっとしたら小学校以来かもしれない。

もう来年が待ち遠しい、と思いながら踊った。

*

盆踊りの後、片づけをして、役員に配られる助六寿司を頂いて、帰宅した。

自宅では大阪と、隣町の友人親子が風呂に入る子どもたちの相手をしながらまたお酒を飲んでいた。

貰ってきた助六寿司をテーブルに乗せると、あっという間になくなった。

口々に「楽しかった」、「いいお祭りだった」と言い合って、彼らはどんどんお酒を飲んで、私はお水をたくさん飲んで、夜は更けていった。

とてもいい夜だった。

*

盆踊りの余韻を残したまま、本格的なお盆に突入して、北陸の実家へ帰省したり慌ただしく暮らしていたものだから、つい見て見ぬふりをしてしまっていた。

盆踊りの前日から私の腰は慣れない動きで少しずつ、軋んでいき、なにかを持ち上げるたびに、痛みを増していった。

そのうち、毎日持っているハンドバッグさえも腰に響くようになり、子どもたちと実家のそばの博物館を訪れたときに、いよいよ限界を迎えた。

立っていることもままならない。

腰が、すごく、痛い。

博物館のロビーで椅子に腰かけて、痛みを紛らわす。

脳裏に過るのは、共にやぐらの上で踊った彼女たち。

高齢者、または後期高齢者の彼女たちの腰は今、無事なのだろうか。こんな思いをしているのはもしかして私だけなんではないだろうか。

畑で鍛えた彼女たちは今日も元気に畑に立っているのかもしれない、そう思うと、なんとも情けない気持ちになった。

来年も健やかに盆踊りを楽しみたい、そんな思いで日々筋トレに励んでいる。盆踊りが今の私の健康を下支えしていると言っていい。

いつか、無事、健康な高齢者になれた暁には、名前も知らない少女の浴衣を颯爽と直してやれる輝かしいおばあちゃんになりたい。

あの盆踊りは、間違いなく私にとって夏のハイライトだった。

紆余曲折の脱サラ起業、あるたいやき屋さんのお話@松阪市

夏休みに友達家族と、最寄りの「わらしべ」でたいやきを買って「たいやきデコレーション選手権」を開催した。あまりにも楽しかったので、その時の写真をオーナーの岡田さんに見てもらいたくなった。

ーこの間、たいやきをデコレーションしてみたんです。背開きにしてホイップやフルーツを入れてみたら、スイーツ感が爆上がりでした!…きれいにあんこが閉じてあるのに、なんかすみません…

岡田さん:ええやん、おもろいおもろい!(笑)(たいやきを背開きにされても、怒らない岡田さん。)

「たいやきわらしべ飯高駅前店」オーナーの岡田光弘さん

そんな話ができるほど、フレンドリーな「たいやきわらしべ飯高駅前店」のオーナー、岡田光弘さんは、7年前に京都から松阪市飯高町へ移住。なぜ、たいやき屋さんになろうと思ったのだろう。教えて、岡田さん!

 

一人になった男は燃える。岡田さんの脱サラ起業!

岡田さん:京都で医薬品関係のサラリーマンをしてたんやけど、昔から飲食店に興味があって。レポーターがご当地グルメを食べたりする旅番組が好きやってなあ。嫁に脱サラして飲食店やりたいってゆうたら猛反対されて、それから夫婦仲がおかしくなって…当時は内緒で起業塾に通ってたな。正式に離婚が決まってからは、「やるしかない!元嫁を見返したい!」そんな気持ちもあったね。数年後、店の紹介で旅番組に出演した時、元嫁がそれを見て「見直した」ってゆうLINEをくれてな。見返したい気持ちが感謝に変わった。今はもう感謝しかないよ。

香肌のめぐみ、伊勢茶あんたいやき。

 

開業のきっかけは、たまたま見かけた貸店舗の貼り紙

岡田さん:最初は北陸で店舗を探してたんやけど、両親の出身が飯高町やってね。両親は京都に出てきてたから、住んだことは無かったんや。でも祖父母の家は飯高に残ってたんで、夏休みはひと月ぐらい滞在して、カブトムシをとったり、川で魚をとったりして、楽しかった思い出はあったね。

岡田さん:祖父母の墓参りに来た時に、飯高駅へ「よもぎのだら焼き」を買いに寄ったんよ。その時たまたま、シャッターに貼ってあった貸店舗の貼り紙が目に入ってね。それがやけに気になって、連絡先をひかえて帰ったんさ。どうせ店を出すなら、ゆかりのある地でやるのがいいかなと思えてきて。

 

店舗は押さえた、何をやるかは未定

岡田さん:飯高駅の空き店舗はおさえても、何をやるかは決まってなかったわけ。(笑)やるなら何しよ?家でホットケーキのもとを買ってきて色々試作してたん。「飯高茶粉ボール」(いいたかちゃこぼーる)ってゆうの作って、商標登録までしたんよ。ソースの代わりにチョコ、青のりの代わりに茶の粉やで、面白いやろ?(笑)

「飯高茶粉ボール」の試作品(写真は岡田さん提供)

ー甘いたこ焼き…みたいな感覚ですか?「チョコボール」にもかけてあるんですね。

岡田さん:そうそう。いきなりこれを引っ提げて松阪商工会議所へ、アポなしで突撃して。(笑)

ー行動力がハンパない!(笑)

岡田さん:「いきなり茶粉ボールで食べていくのは難しいのでは?三重県にはわらしべというチェーン店がありますよ」って会議所の方から助言をもらって、帰りに新町のわらしべさんに寄って食べてみたら…それがものすごくおいしかったんさ!会議所の方から、今度は店舗のある飯高町管内の商工会を紹介されて、そこからコンサルタントを派遣してもらったんやけど。何の示し合わせもないのに、コンサルタントの方も「わらしべさんはどう?」って言うわけ。これはなんか縁があるなと思ってな。

そこからはとんとん拍子で話が進み、2017年2月にわらしべ飯高駅前店をオープン。店は軌道に乗り始めるのだが…

たいやきわらしべ飯高駅前店HPより

岡田さん、胃に穴があく

開業から半年程たった夏の暑い頃、岡田さんは救急車で運ばれたのだという。

岡田さん:病院に着いて、次から次へと救急外来入ってくるやん?胃けいれんぐらいやと思ってたから、僕は最後でいいですって言うてたん。CT撮ってみたら「岡田さんが一番重症ですよ、よく我慢しましたね」って言われて。急性腹膜炎やったかな。

「わらしべ愛」を感じる、スタッフさんの手作りボード。

環境の変化によるストレスもあったのかも知れない。「そやけど毎日楽しいよ!」と岡田さんは話を続ける。

岡田さん:サラリーマンの時は楽しいことなんて、この先ないと思ってたからな。一生懸命になれるのって楽しい!スタッフさんとメニュー考えたりね。もっとわらしべを知ってもらって、もう一花咲かせたいね。

岡田さんは、2021年4月、多気町にある日本最大級の商業リゾート施設「VISON(ヴィソン)」にも「たいやきわらしべVISON店」をオープンさせている。

VISONのHPより

サイクリング大会の委員長もやったで、ママチャリも乗らんのに

わらしべを通して、地域の良さを知って欲しいという岡田さん。香肌写真部を立ち上げ、写真展で香肌峡の魅力を発信したこともあった。現在は、いいたか山里協同組合(飯高駅敷地内)の組合長、松阪市主体の飯高駅活性化委員なのだという。

岡田さん:移住して7年目やけど、前より観光客は増えたと思う。サイクリングや山登りでアウトドアを楽しむ人も増えたしな。俺、第1回サイクリング大会の委員長もやったで、ママチャリも乗らんのに。(笑)当時は20人ですら集まらへんだのに、今や200人以上参加するイベントになったでな。

松阪市観光協会HPより

岡田さん:逆に、地域の住民が激減してるのもわかる。今まで買いに来てくれてた人が高齢者施設に入ったとか、過疎化や高齢化が進んでるのを肌で感じてるよ。

飲食店を営んでいるからこそ見えてくる、松阪市中山間地域の現状。それでも、京都の観光地で暮らしていた岡田さんから見たこの地域には、日本の故郷を感じる独特の良さがあるという。

岡田さん:チャリで嵐山や渡月橋へ散歩に行けるくらいの観光地に住んでたけど、ここは山が近くて星空も綺麗で、住む環境としてはほんと最高やね!

紆余曲折、今が幸せ。そんな岡田さんとお話ししながら「外はパリッ、中はモチッ」な、わらしべのたいやきをほおばりませんか。

暑い日は、ゆずフローズンと一緒にさっぱりと。


たいやきわらしべ飯高駅前店
三重県松阪市飯高町宮前257-1
ホームページはこちら

 

伊勢市河崎【とぎや】という、川向こうのワンダーワールド。

こんにちは!かつお節屋の嫁をしながらカフェの店長をやって、
たまにライターもさせていただいてます。ヒロナです。
一体自分が何者かわからなくなる時もありますが、ありがたい事にいろんなご縁が積み重なっていくと実感した今回はこんなお話。

 

最近はかつお節屋として、かつお節がどのように作られてお店に並ぶのか
木のように硬いかつお節を、自分で削って香りと風味を味わう体験。
そのかつお節でお出汁をとって、その出汁がらもまるっとおかかにして食べられる
「SDGsとか言うけど、とうの昔から日本人はやってるよー!」と、ざっくり説明するとそんな内容のワークショップを夫婦でさせて頂いてます。

こちらの手前の人物が旦那 ogurock(オグロック)です。

 

子どもの不安定な削り方も、大人の力強い削り方もどちらも受け止めてくれる削り器・・・。
そうよね、何度も使って切れ味が悪くならないわけがない。

そんな訳で刃を研ぐ為にYouTube先生に教えを請い、トントン・・・と、かつお節削り器の刃を外し、包丁を研いだ要領で削り器の刃もいけるはず!と、意気揚々と刃を研ぎ始めるogurock。

トントン・・トントン・・なんかゆるかったり。

トントン・・トントン・・なんか斜めに入ってく。

 

何回やり直してもうまく刃が入らず・・・一体誰に聞けばいいんやろ。


大工さん?道具屋さん?
あ!かつお節屋さんは?など色々考え、彼は大阪にまで飛んでいきました。
(↑この話めっちゃ面白いんですけど、長くなるのでまたの機会に)

大阪からの帰りの電車で、ふと気づく。

家から自転車で5分。
勢田川沿い、河崎の街並みの中に探してた答えがありました。

灯台下暗しとは、正にこのこと。

 


 

後日、向かった先は伊勢市河崎にある【とぎや】さん。
その名の通り刃物の研ぎや、修理を専門にされているお店です。

ogurockと、研ぎ師の東亨(あずま あきら)さん。

 

さっそく削り器を広げ、外してしまった刃を見せます。
「どれから研いでいこか?これは鉄と鋼(はがね)これは全鋼(ぜんこう)やな」

ん?聞き慣れない、ぜんこうってなんのこと?

全鋼とは、全て鋼で作られた刃物のこと。

鋼は鋭い切れ味をもつけれど硬く折れやすい。
その為よく切れる部分だけに使用し、それ以外の部分は鉄と合わせて作られるというのが、日本の刃物の最大の特徴です。
(この日まで私も知りませんでしたが。笑)

削り器の刃も、良いものは刀と同じように鋼と鉄を合わせて作られていました。

写真手前が鉄と鋼。奥が全て鋼でつくられた削り器の刃。

 

東さんは刃を研ぐ前に、まずよく観察します。
刃が綺麗な面になっていないと、砥石にピタリと当たらないため研げません。
その為にまずは機械で刃の面を整えてもらいます

この刃が綺麗な面になってない理由を聞くと「職人さんが下手くそやっただけやに。」と。なるほど・・!
新品で売られているものが完璧だなんて、消費者側のただの思い込みですね。

刃の面が平らに整ったところで、さ!砥石を使って刃を研いでもらいます。
砥石は大きく分けて3種類。

荒砥(あらと)
中砥(なかと)
仕上げ砥(しあげと)

荒目からだんだん細目の砥石に変えて、刃を研いでいきます。

とぎやさんにあるたくさんの砥石たち。

砥石は種類にもよりますが、吸水性の砥石なら水に20分程度浸けてから使いはじめます。
研ぎ始めるとすぐに、砥石と鉄と水の混ざった泥がでてきます。

泥がでてきたー!?と、洗い流す必要はありません。
この泥が、刃を研ぐのにとても大切。
余談ですがこの泥は、研ぎ汁又は業界用語では研糞(とぐそ)ともいうらしい。

洗い流さず使う研ぎ汁。砥石だけの色ではない。

 

片面を研ぎおえると、反対側にかすかに金属の「ソリ」がでます。
これを「かえり」または「バリ」と言います。見ただけではほぼわからず、手で触るとかすかに突起を感じる程度のそり。

「バリ」触って確かめさせてもらいました。

 

このバリができていると片面がしっかり研げている証拠でもあります。
でもこのバリ、取ってしまうのが正解。
デニム生地に2・3回擦り付け、バリが取れたらいよいよ完成。

そうして、出来上がった刃はこちら!
鋼と鉄の成分が違うので、刃先が2色に分かれてるのがわかります。

新聞を切ってみると・・当てただけでスルスルと切れる・・!
感動の切れ味です!

そのまま削り器に刃をセットして、かつお節を削ってみます。
この刃の入れ方がわからなかったのですが、東さんに教えていただき私たちの疑問はあっさりと解決!
やっぱりその道のプロの方
に聞くと、明快で早い。

トントンと調整、削ってガリガリ。
トントンと調整、削ってスっスっ

それをを繰り返し、ちょうどいい場所に刃がハマると、
シュッシュッと音が変わります。

ここまでくれば、いつも通りおいしく削るだけ。

削り立てのかつお節はほんとにいい香り。
その場でみんながつい手を伸ばし、パクリと食べてしまう。
この光景が私は大好き。

 


 

鋼や研ぎ方のことを聞くと、めちゃくちゃ饒舌にしかも丁寧にお話してくださる東さん。
とぎやさんの何代目なんですか?と聞くと、
「うちの店は2003年、僕が48歳の時に始めたんよ。」

え!意外な答え!

元々は奥様輝子さんのお父さんが本業のタオル屋の傍ら、商売として研ぎ屋もされていたそうで、それを見て東さんは研ぎの道に入ろうと決意したそうです。
しかし、その決意から1年も経たない内に義理父が突然亡くなってしまい、大阪の刃物屋さんへ修行に。
その後サラリーマンをしながら、土日は研ぎ屋という2足の草鞋を履きながら始められました。すごい・・!

 

 

とぎやさんの建物は、築100年は経っている雰囲気のある長屋。

お店の中にはきっとメンズが見るとワクワクする道具たち、
金ピカに光るビリケンさん。
年代ものと思われる看板(と思いきや実は紙でできた加工品)
お祭りの時にみんなが欲しがった木札・・など、店内を見回すだけでも飽きません。

この建物にずっと住んでいるのかと思いきや、お店を始める時にこの長屋に出会ったそうで、少しづつ自分達で工夫して作っていったと聞きました。
一歩タイミングが違えば取り壊され3階立ての建物が建っていたかもしれないとも。

川向こうにとぎやさんのある風景で良かった〜。と思う私です。

 

 

普段はお客さんから持ち込まれる刃物のメンテナンスが主な仕事。

家庭用の包丁や、鋏(はさみ)はもちろん、おばあちゃんが使ってたかつお節削り器がでてきたから!と削り器を持って来られる人もいるそうです!

他にもコックさん、散髪屋さん、庭木屋さん、板金屋さん、洋裁屋さん・・そう思うと、刃物を扱う仕事って結構あります。

 

 

また週に3日程度、伊勢市内を巡回して包丁や鋏を預かり、研いで届けることもされてます。(とぎやさんのHPから日程や場所の確認ができます)
お年寄りの方が包丁を持ってバスに乗るのが憚られる・・というのは、納得。
家の近くまで来て、また出来上がったのを届けてくれるのは嬉しいサービス!

市内を回っていると、ウン十年前の嫁入り道具という大切な品を預かることも。
年月と共に錆びてしまった包丁や鋏をピカピカに研いで返したら
めちゃくちゃ喜んでくれるそうで・・
そんな時にこの仕事していてよかったな〜!と思うそうです。


最後に、一番身近な刃物、マイ包丁も研いでもらいました。

ちなみにとぎやさんが思う包丁を選びの基準は?とお聞きすると、
「まあ・・1万円以上のものを選ぶと失敗はそんなにないやろな。」と。

しかし包丁は流通段階では危険なので、鋭利な刃にしていない場合もあるらしく、
買ってすぐの包丁の切れ味が悪ければ、
それは研いで「刃をつける」という工程がされていない可能性もあると教えていただきました。
(確かに私が京都で購入したこの包丁は、購入してから1時間程度して引き取りに行きました。今思えばそれは「刃をつける」という工程をしてくれてたからなんですね!)

研いでもらった包丁の切れ味を確かめるべく、東さんは何重にも丸めたTシャツを取り出しました。
まるでロールパンのようなその布の塊が、スッ!と切れたのです!感動!

幸せのハート(笑)と東さん。

台所で眠っている、もう使えないな〜と思っている包丁があったら、一度とぎやさんの扉を叩いてみてください。
丁寧に研がれピカピカ、きっと抜群の切れ味になって返ってくると思います。

その包丁のトントンという音を聞けば、
あなたの中に、懐かしい光景が思い出されるかもしれませんよ。

しゃべりすぎた。夜遅くまで、ありがとうございました!


伊勢河崎 とぎや
〒516-0009 三重県伊勢市河崎3丁目5−5

営業時間 / 9:00〜 18:30
電話 /
0596-24-2112
HP→こちら

『あのお酒はある?』の声に応えて、現地までお酒を買い付けに行く居酒屋店主に話を聞いてみた!

酒菜 マサイチ(サカナ マサイチ)店長 堀江正剛/松阪市

松阪駅表口 新町通りを南に徒歩約5分。ウインドウアートが映える居酒屋『酒菜 マサイチ(さかなまさいち)』さんがあります。

オーナーは堀江 正剛(ほりえ まさたけ)さん。多くは語らない大人な男性というイメージですが、今回取材に伺うと大変お話が上手で、才気煥発(さいきかんぱつ)な方という印象を受けました。

いつから飲食業界に?という質問をさせて頂いた所、中学卒業からとの事で、この業界は28年の大ベテラン。長年接客に携わり、お話が上手なのも納得です!

『酒菜 マサイチ』さんは、最近スタイリッシュなお店が増えてきた松阪駅前商店街の中にある、ウインドウアートが目印のハイセンスなお店。

その洗練されたデザインは、東京 青山通りにあっても全く違和感のないようなお洒落な外観で、店内は西海岸をイメージされて作られています。

一階はカウンタースタイル、2階はテーブル席になっています。

ウインドウアートをデザインされた方は、某エナジードリンクのドリンク缶の商業デザインを手掛けられた、東京でクリエイティブディレクター、グラフィックデザイナーとして活躍しているJINさん。JINさんは、マサイチさんのウインドウアートの他にもロゴや名刺、コースター等もデザインされています。

(酒菜 マサイチさんのブランディングページ:https://plums-celery-gzw3.squarespace.com/pjsakanamasaichi

(JINさんのポートフォリオサイトはこちら:jinshiitomi.com

初めてお店に入った時から印象に残り、心を惹かれたデザインだったので合点がいきました。

取材に伺った際に、静かな店内からそのグラフィックデザインを見ていると、私は居酒屋にいるというより、外国のカフェにいるような気分になりました。

お酒のツマミからお腹を満たす料理まで、和食、洋食、中華と色んな創作料理が揃う『酒菜 マサイチ』さんですが、デザインコンセプトはアメリカン居酒屋です。

店の外にはFree-WiFiの看板。

最近はFree-WiFiのお店も増えてきましたが、既に4年前からインバウンド需要を狙って外国からのお客様も気軽に入って頂きたいとの想いから、この看板を作られたそうで、松阪駅前のアーケード街にクールな看板が目立ちます。

海外のお客様にも目を向けて、広い視野をお持ちの『酒菜 マサイチ』店長 堀江さんは、外食チェーンで店舗造りにも携わっていた経歴をお持ちで、そこで培ったたくさんのアイデアと経験が今の経営に活かされています。

そんな素敵な『酒菜 マサイチ』さんは、お酒の種類がとても豊富!なんと、種類は100種類以上。

お客様の「あのお酒はある?」という声に応えるうちにどんどんお酒の種類が増えて、今や希望にお応え出来ないお酒はないくらいだとか。もし、ご希望に沿えなかったら現地まで直接お酒を買い付けに行かれるそうです。

なんてお客様思い!『酒菜 マサイチ』さんにお客様が絶えない人気の理由がわかります。

今回は、そんな沢山のお酒の中から4種類を厳選して『酒菜 マサイチ』さんのメニューのなかからそのお酒に合う料理をご紹介します。

①コノスル(赤ワイン)&合鴨ステーキ

醤油とバルサミコ酢が効いたソースと食べ応えのある厚みにスライスされた合鴨ステーキ。肉汁と赤ワインの渋みの相性が良く、ワインの渋みとバルサミコ酢の効いたソースの甘さの調和が肉の旨みを引き立てます。後味はサッパリしていて、いただいた後にはワインのフルーティーな香りが残ります。

②黄水仙(日本酒)&刺身盛り合わせ

「黄水仙(きすいせん)」は無濾過生原酒。アルコール度数は13%と低く、純米大吟醸で清涼感のある香りと甘みがありますが、メリハリのあるサッパリとした味が特徴です。やはり、日本酒にはお刺身!アルコール度数が低くて軽い、サッパリとした味が特徴の黄水仙を一献傾けながらお刺身をいただくと、互いの風味や旨み、甘み等を補い合って調和し、お刺身の味がさらに際立って旨みが舌いっぱいに広がり、「美味しい!」と心の中で自然と声が出る幸せな気分になります。

③佐藤黒(焼酎)&山賊焼き

焼酎は私も居酒屋でよく頂きますが、佐藤黒は鹿児島県の佐藤酒造が製造する芋焼酎。なかなか手に入らないプレミアム焼酎として知られています。コクがありスパイシーで辛口なキレのある味わい、塩と胡椒とニンニクのシンプルな味付けの山賊焼きには、辛口の芋焼酎が鶏肉の味を邪魔をせず引き立て、お酒もお肉も両方をより楽しめる組み合わせ。

『酒菜 マサイチ』さんには、他にもたくさんのメニューがありますが、やはり店主こだわりのカレーを食べずには帰れません!

居酒屋にカレー??と思われるかもしれませんね。

私も数々の居酒屋には出向いてきましたが、カレーがメニューにある店舗に出会ったのは初めてです。

メニューの名前は『8代目 カレー番長』。

7種類のスパイスを厳選し、独自の配合でじっくり煮込み、松阪豚を隠し味に使った本格的なスパイスカレーです。しかも、仕込みには10時間以上かけて作られていて、じっくり煮込んで作られたカレーはコクがあり、お酒の〆には最高です!

お茶漬けなど、お酒の〆は数々ありますが、『8代目 カレー番長』も是非ご賞味あれ!

今のお店は、お酒を置くスペースが足りなくなって1度改装されているそうですが、『まだ満足していないんですよね。今はまたこんな風にしたいというアイデアがあって改装したいんです』と、より良い店舗を目指して堀江さんの夢はまだまだ膨らんでいます。オーナー堀江さんが描く『酒菜 マサイチ』の今後の展開が楽しみですね!

 

◇酒菜(サカナ)マサイチ

住所:三重県松阪市日野町617
電話番号:0598-30-5123
ウェブサイト:https://sakanamasaichi.com/
『酒菜 マサイチ』ブランディングページ:Gallery 3 — JIN (squarespace.com)

◇デザイナー「JIN」

『デザイナーJIN』ポートフォリオサイト:JIN (jinshiitomi.com)

三重県・大台町ご当地アイス新登場!その名も「奥伊勢ゆずのアイスケーキバー」

みなさんこんにちは!キャスターマミです♪

今年の夏は暑かったですね~。厳しい残暑がまだまだ続くようです。

暑さを乗り切るために、アイスをたくさん食べているという方も多いと思います。

コンビニやスーパーには数々のアイスが並んでいますが、そこに行かないと食べられないという「ご当地アイス」も魅力的ですよね。

食が旅の目的になることは往々にしてあります。暑い季節は涼を求めて!

ということで、今回私が紹介するのは、この夏「大台町宮川特産品加工施設・宮川物産」から新発売されたご当地アイス、大台町の特産「奥伊勢ゆず」を「奥伊勢ゆずのアイスケーキ・バー」です!

地元「道の駅 奥伊勢おおだい」でも、アイスキャンディー風のスティックを持って食べ歩きしながら涼をとる方の姿がちらほら。

もったいぶって、まずは「奥伊勢ゆず」について紹介していきます♪

 

奥伊勢ゆずとは

「奥伊勢ゆず」は、三重県・大台町の比較的新しい特産物です。

山間部に位置する大台町では、家庭菜園や農業を始めたくても、シカやイノシシ、サルなどの被害を避けられません。

獣害対策は手間暇もお金もかかるし簡単ではない。

そこで、町を挙げて生産され始めたのが、獣害に強い「柚子」だったというわけです。

もともと大台町には柚子栽培農家さんがいて、彼が先生になってくれたことも大きなきっかけ。

紀伊半島のなかでも、特に雨の多い大台町。柚子は夏に乾燥を嫌うため、この地は育てるのに適していたようです。

年々栽培農家さんも増え、収量を上げてきています。

 

奥伊勢ゆずの特産品

そんな「奥伊勢ゆず」を美味しく加工するのが、大台町宮川特産品加工施設「宮川物産」です。

爽やかな酸味と優しい甘味は、「ゆずかすていら」「ゆず花(ようかん)」などのスイーツや、「柚子ドレッシング」などの調味品に加工されています。

ドレッシング3本がセットの「柚子の三姉妹」やドリンク「ゆずっこ」は、可愛いパッケージでお土産にも最適です。

宮川物産「奥伊勢ゆず」の商品はどれも柚子感が強くて好きですが、ダイエットのためサラダをたくさん食べる私は、この柚子の調味料3種類を冷蔵庫に常備。

 

新商品「奥伊勢ゆずのアイスケーキバー」

そして、お待たせしました!

こちらが、宮川物産からこの夏登場した「奥伊勢ゆず」を使った期待の新商品、その名も「奥伊勢ゆずのアイスケーキ・バー」です。

新鮮でジューシーな柚子の風味が特徴の冷たいスイーツ!

ヨーグルト感が強く、食感を残した柚子の大きめなつぶつぶが癖になります♪

甘くて贅沢な感じが、まさに「ケーキ」

YouTubeで食レポ動画をアップしているので、ぜひご覧ください。

現在の販売店は、

道の駅 奥伊勢おおだい

道の駅 木つつ木館

奥伊勢パーキングエリア

です。奥伊勢エリアに遊びに来ないと食べられないんです!

行きたいけど行けない!という方には、裏ワザとして⁈

宮川物産のホームページから10本セットが購入できます。アイス好きな方への贈り物にもおすすめですね♪

でもやっぱり、現地で自然を満喫してたっぷり遊んだ後のアイスが最高です!

大台町でのSUPやカヤック、魚つかみ取りイベントなど、残暑も存分に楽しんじゃってください♪


【お問い合わせ・ご購入】

株式会社 宮川物産

〒519-2405 三重県多気郡大台町弥起井267-3

TEL 0598-89-4302
FAX 0598-89-4353


▼奥伊勢ゆずのアイスケーキ・バーを動画でチェック!

OTONAMIE PUSH EVENT【2023.8.31update】

お寄せいただいたイベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

 


地域公共劇場連携事業「りすん」クリエイションツアー

主催者より
芥川賞作家・諏訪哲史の同名小説を演劇界の奇才・天野天街が舞台化した「りすん」。
骨髄癌で入院中の少女と、彼女と兄妹同然に育った青年。2人の他愛ない会話が同じ病室の女性患者によって書かれた物語であったなら……という入れ子構造の実験作です。言葉遊びやカラクリ舞台を多用し、レトロで妖しい世界を作り上げる天野。閉じられた病室での2人の密やかなやり取りを覗き見るスリルを、ぜひ客席でご体感ください。

開催日時
9月17日(日)13:00/18:00
9月18日(月祝)14:00

場所
三重県津市一身田上津部田1234三重県文化会館小ホール

費用
(整理番号付き自由席)一般3,000円、22歳以下2,500円

問い合わせ先
三重県文化会館チケットカウンター059-233-1122
tsutsumi@center-mie.or.jp

イベントに関するリンク先
https://www.center-mie.or.jp/bunka/event/detail/44212

主催者
三重県文化会館

 


津市中心市街地「まちづくりフィールドワーク」

主催者より
今年で5年目の開催になる津市中心市街地「まちづくりフィールドワーク」では、大学生や高校生を中心とする学生の皆様とともに、商店街をフィールドワークを実施し、若者視点で新たな魅了発見し、記事などで情報発信を行ってきました。 フィールドワークに参加された学生さんから最も多かった感想が、お店の看板やロゴが「レトロでかわいい」でした。今年はそのような看板やロゴのデザインを、そのままキーホルダーにしてガチャガチャに入れます。また学生目線で感じた魅力を詰め込んだマップも制作します。キーホルダーやマップは秋に行われる商店街のイベントで配布します。

日時(フィールドワーク)
2023年9月2日(土)と9月9日(土)
※いずれかの日にご参加、または両日の参加も可能です。
10:30〜16:00

イベントの問い合わせ先
09081864024
otonamie@gmail.com

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
https://otonamie.jp/?p=88845

主催者
株式会社まちづくり津夢時風・OTONAMIE


手話マルシェ

主催者より
「手話マルシェ」とは手話が公用語のマルシェです! 美味しい食べ物、素敵なハンドメイド作品、ワークショップに参加するなど、その場で出会った「人・モノ・コト」について会話することによって、 手話のある日常生活を体験するマルシェです。 手話ができなくたって大丈夫。 筆談やジェスチャーでも意外と通じるし、通じた時はお互い嬉しくなります! 海外旅行へ行って現地の人と話す時のように、 手話マルシェでもいろんな方法を試してみてくださいね。

開催日:2023/10/1(日)
開催時間:10:00〜16:00

イベントの問い合わせ先
sense_of_wonder-info@yahoo.co.jp

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
HP https://syuwa-marche.jimdofree.com/
Instagram https://www.instagram.com/syuwa_marche/
クラウドファンディング https://rescuex.jp/project/67522

主催者
森本友里子

 


第29回 来る福招き猫まつり

主催者より
全国各地から伊勢に一万点の招き猫が集います。
招き猫に因んだ限定料理やスイーツ、体験教室などもご用意しております。
今年は29(ふく)回目の開催となり、来る福招き猫まつりにとっては例年以上に福が重なる節目の年となります。福がいっぱいの来る福招き猫まつりにぜひお越しください。

開催日:2023年9月16日(土)~29日(金)
開催時間:9:29~17:29

イベントの問い合わせ先
igasake.de.jyoshikai@gmail.com

主催者
来る福招き猫まつり実行委員会


伊賀酒DE女子会

主催者より
久々に「集う女子会」だから、ちょっと贅沢に優雅に伊賀酒を満喫してください♥

開催日:2023年10月29日
開催時間:
昼の部:11:30~14:30/受付11:00~
夜の部:17:30~20:30/受付17:00~

イベントの問い合わせ先
igasake.de.jyoshikai@gmail.com

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
伊賀酒DE女子会2023専用アカウントhttps://www.instagram.com/igasake.de.jyoshikai/

主催者
伊賀酒DE女子会(大田酒造、森喜酒造場、若戎酒造)

 


 

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