ー「南伊勢で春のイベントをつくりたかった。」
そう話すのは、「スパイス食堂マルコ」店主の丸尾航平さん(以下、丸尾さん)。春にイベントが少ない南伊勢で何かできないかという想いから、2025年4月27日(日)に穂原スケートパークにて「南伊勢カレーフェスティバル2025」が初開催されることになりました。
当日は伊勢志摩を中心に8店舗のカレーが集結。スイーツやイチゴ農家なども参加し、カレーをきっかけに人と地域がつながる1日になりそうです。今回は、イベントに込めた想いや狙い、そして地域との関係性について、丸尾さんにお話を伺いました。
春にイベントがないなら、自分たちでつくるしかない

ー今回、カレーフェスを立ち上げたきっかけは?
丸尾さん:春の南伊勢って、イベントが本当に少ないんです。秋には穂原スケートパークでイベントがありますが、春はぽっかり空いていて。それなら「自分たちでつくるしかない」と思ったんです。自分はスパイスカレー屋をやっているので、「じゃあ、カレーのイベントをやったら面白いんじゃないか」と考えたのが始まりでした。
若い世代に届けたい、南伊勢の魅力とカレーの奥深さ
ー来場者には、どんなことを感じてほしいですか?
丸尾さん:スパイスカレーって、田舎ではなかなか食べる機会がないんですよね。家庭のカレーとは違う、現地っぽい本格的なカレーのバリエーションを知ってもらいたいです。それと、もっと20〜30代の若い人たちに南伊勢を知ってもらいたい。南伊勢でドライブするのって気持ちいいですし、海を見に来るだけでも価値があると思います。カレーフェスをきっかけにして、南伊勢に来てもらえたら嬉しいです。
ただのカレーフェスじゃない。世代を超えて楽しめるイベントに
ー出店者さんの特色や、カレー以外にも楽しみはありますか?
丸尾さん:出店するカレー屋さんは、現地系、中華風、無国籍、フレンチ系などバリエーション豊かです。それだけでなく、ジェラートやいちご、クレープ、ワークショップのブース、子ども向けのゲームコーナーもあります。親子連れでも楽しんでもらえる内容になっています。
ー会場の雰囲気は?
丸尾さん:スケートパークなので、当日はスケーターが自由に滑っている姿も見られます。さらに、カレーに合う音楽を流してもらう予定なので、のんびりとしたカレーフェスならではの空間になると思います。
「1回限り」で終わらせない。続けることで地域の風景になる

ー南伊勢カレーフェスティバルの今後については?
丸尾さん:「毎年この時期、南伊勢ではカレーフェスがある」と言われるような定着を目指しています。1回で終わってしまうイベントって意外と多いと思うんですが、2回目、3回目と続けていくことで、春の南伊勢に新しい風景ができてくるんじゃないかと考えています。
4月27日(日)は南伊勢ドライブ&カレーフェスティバルを楽しもう
ー「カレーを通して、南伊勢に足を運んでもらいたい。」
大人が楽しむ姿を子どもたちが見て、次の世代に「面白さ」が伝わっていく。そんな地域の未来を描きながら、丸尾さんはこのフェスに挑戦しています。そして、その想いに共感した仲間たちが南伊勢カレーフェスティバルを一緒に盛り上げています。
まるで、さまざまなスパイスが混ざり合って一皿の美味しいカレーになるように。GW初日は南伊勢で香り豊かなスパイスを五感で味わってみませんか?
南伊勢カレーフェスティバル2025 開催情報
イベント名 | 南伊勢カレーフェスティバル2025 |
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開催日 | 2025年4月27日(日) |
開催時間 | 10:30〜15:00 |
開催場所 | 穂原スケートパーク(旧穂原小学校) 〒516-0112 三重県度会郡南伊勢町伊勢路1005 |
アクセス | 車での来場推奨(駐車場に限りがあるため、できるだけ乗り合わせでご来場ください) |
雨天時 | 雨天中止(開催可否は公式Instagramにて発信) |
公式サイト | イベント紹介ページはこちら |
@minamiise.curry.festival2025 | |
主催/後援 | 南伊勢カレーフェスティバル実行委員会/南伊勢スケート連盟 |
お願い | 公共施設利用のためマナーを守ってご参加ください |

濱地雄一朗。南伊勢生まれの伊勢育ち。三重県といっても東西南北、文化や自然・食と魅力で溢れていることに気づき、仕事もプライベートも探求する日々を過ごす。探求を続けると生まれた疑問、それが「何で◯◯が知られていないんだ」ということ。それなら、自分でも伝えていくことだと記者活動を開始。専門は物産と観光、アクティビティ体験系も好物。自身で三重県お土産観光ナビも運営中。