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11.26 小さなフェス「あのり拍子-anorhythm-」開催記念!安乗の暮らしをカメラと旅する📷

唐突だが、漁村が好きだ。
仕事で三重の小さな漁村に出会ってからずっと。仕事の合間にカメラを持って散策することもある。友人に「何がそんなにいいの?」と聞かれることもある。地元の人に「こんなところの何がいいの?」とあきれられることもある。漁村は浦々によって違いがあり、ひとことで答えは返せない。そんな違いを愉しむ私(変人)の「安乗の暮らしを旅する」に、どうぞお付き合いください。

志摩市阿児町安乗は500世帯ほどが暮らす漁村。ブランドふぐ・あのりふぐの産地であり、リアス海岸の恵みの海では鮑や伊勢海老も獲れる。
2022年11月26日(土)に「あのり拍子-anorhythm-(企画/制作:infusiondesign・あのり有志会)」が開催される。

—あのり拍子とは
安乗の自然と伝統文化、人々の営みから生まれる安乗特有の自由なリズム。安乗の地の魅力にインスパイアされた音楽とコンテンポラリーダンスを通して「あのり拍子」を来場者に直接体感していただきます(HPより)。

安乗埼園地

会場は四角い灯台で有名な安乗埼園地。広がる芝公園と視界に収まらないほどの海と空が魅力的。

左:濱田さん 右:中川さん

今回、現地であのり拍子の共同運営を行うあのり有志会の会長・濱田さんとイベントを担当する中川さんにご案内いただいた。お二人とも安乗に生まれ育ち、現在も安乗に暮らしている。そんなお二人に「安乗の好きなところ」をナビゲートしてもらった。

緑のアーチの先には海を望む

安乗埼灯台公園をさらに奥へ。

右は海女小屋
独特な形をしたコンクリートの祠

中川さん:安乗はそこら中に祠があるんですよ。

道を進むと、海女さんが使っていた海女小屋の近くにも祠が。

濱田さん:海女さんはここから海に向かうんです。

いのちの危険を伴う海女や漁師の仕事。自然や神に祈ることは、今なお続く大切な習わし。

参道から見える海がとてもキレイ

以前にもOTONAMIEでご紹介した安乗神社へ。

あった!なんともオシャレな波乗守。安乗の方々は神事を大切にする。注連縄も地域の方々で綯う。そして正月には二本の大きな注連縄を日本刀で切る儀式もあるのだとか。

中川さん:刀を入れた回数で、今年の豊作豊漁を占うんです。

境内を進むとお二人はとても自然に神を詣った。祈りの後は太鼓を叩くのが習わし。
トン トン トトン
トン トン トトン
トン トン トトン

神社で太鼓を叩く習慣がない私も、参らせていただきバチを握らせてもらう。
トン トン トトン
トン トン トトン
トン トン トトン
叩き終わると禰宜さんが話しかけてくれた。

禰宜さん:これであなたも安乗の人間やね。

神社の細い道を進むと小さなお社。

うらの浜
おもての浜

視界には開かれた二つの海。安乗は岬にある。岬ってこういう地形だったんだ。

濱田さん:左手がおもての浜、右手がうらの浜です。覚えやすいでしょ。地元の人は岬の先端にある灯台や神社を「どんづまり」っていうんですよ。

ふたつの海に挟まれている岬。間には時代を感じる独特な町の景観。急な階段を下り、細い路地を散策してみた。海に挟まれているせいか、太陽が近い気がする。

燦々と降り注ぐ光に、反射する草花や木々。

濱田さん:道が細いでしょ。お寺に続く道なんですが、小さいときはこの道が怖くて。昔はちびまるこちゃんに出てきそうな駄菓子屋があったんです。

ガラスに貼られた懐かしい感じのシール

懐かしい感じの美容室などなど。ファインダーを覗くとひとつの絵になる。

丘の上に立つ立派なお寺。そこへ続く道沿いにはお墓が向かい合うように建っている。

供えられた花もカラフルで異国のような世界観だ。お寺を見学していると、ご住職の奥さんが帰ってこられた。手にはカツオの切り身が入ったビニール袋。今年は季節外れのカツオが豊漁らしい。

ご住職の奥さん:7kgのカツオやって。漁港の近くの魚屋からLINEがきたん。私がカツオ好きって知ってくれとるもんやから。

なんだか人と人の距離の近さに、暮らしの豊かさを感じる。

ここ安乗寺(あんじょうじ)は曹洞宗のお寺。ご本尊は釈迦如来。その横には薬師如来も祀られている。たまに薬壺という万病を治すツボを手に持っている薬師如来もいるが・・、

ご住職の奥さん:普通は左手だと思うんです。でも安乗寺の薬師如来さんは右手。珍しいと思うんです。

見学を終え、話題は安乗で獲れる食材について。安乗で獲れる鮑は貝殻に厚く、身も肉厚だそうだ。
理由は岩礁の海と早い潮の流れ。そして伊勢海老漁のときに網に掛かる、磯ガニの味噌汁も絶品だという。

中川さん:出汁がすごくでるので、味噌汁一杯にひとつ入っているだけで濃厚で美味しいです。

地元の人だけが知るグルメ。私は味を想像しながら「何とも羨ましい」と呻るしかなった。

理髪店だが昔から看板なく赤白青くるくるのみらしい

お寺を後にして漁港へ向かう道中。昔、中川さんが通っていた床屋や銭湯跡。

漁港には、最近できたという氷の自販機。

中川さん:4kg100円って安くないですか?

濱田さん:主婦としても重宝しています。安乗の最新トピックです。

濱田さんの知り合いの漁師さんが、明日の漁の準備をしていた。

濱田さん:この前ふぐ、大漁したんやって!?

漁師さん:大漁やったわ!明日も大漁してくるわ!

濱田さん:大漁してきて!がんばってなー。

グレイシー号

道を進めば船を修理する造船屋さん。なんだかんだと世間話に花が咲いていた。ねこもゴロゴロとしてのんびりした感じ。

私:知り合いに会ったら、ぜったい話し込みますよね?

濱田さん:そうしないと逆に気持ちが悪いんです。

中川さん:都会に行くと人が目を合わせてくれない。最初は無視されとるんちゃうかと思いました(笑)。

濱田さんが通った通学路
校舎にはあのりふぐの絵
倉庫には安乗埼灯台の絵

そんなお二人が通った小学校(今は廃校)を通り抜け、お二人が営む駄菓子屋兼バーへ。

なんとなく集える場所を自ら作る。子ども達が立ち寄れる場所がなくなったら作る。そんなバーには絶対にいつか行ってみたい。お酒を酌み交わしながら地元の人のお話も聞いてみたい。
あのり有志会のメンバーであり、男海女(海士)をしている仲間が海から戻ったという電話があり、海女小屋へ向かった。

薪ストーブやギターがある海女小屋!お初です

想像していた海女小屋とは少し趣きが違い、男の隠れ家のような佇まい。男海女の仲野さんは早速海女小屋に招き入れてくれた。

海士の道具を持つ仲野さん

仲野さん:僕の宝物を見てください!

志摩の海で集めた貝殻など
ムーミン
貝殻にドクロが!
顔!!!

浜で拾い集めた貝殻やシーグラス。こんなに大きなシーグラスを見たのは初めて。祖母が海女で祖父が漁師という家庭で育った仲野さん。一度は消防士の職に就いたが、脱サラをして男海女になった。

仲野さん:子どものころから海あそびが好きでした。海女漁もおばあちゃんに教えてもらっていたのですぐに始められた。海女はしがらみもないし、頑張り次第で稼げる仕事です。

そう語る仲野さんはイベントで海女トークにも参加する。目を輝かせながら、楽しそうに話す中野さんの暮らしぶりは楽しそうだと思った。

あのり有志会は、主に地元の行事だけでなく近隣のイベントのお手伝いなどもしている。中川さんにお話をうかがった。以前は水道屋として勤めに出ていた中川さん。

中川さん:とにかく忙しい会社でした。休みなしの生活に慣れてしまっていて、GWやお盆休みも呼び出しがあれば出勤。いろんな現場をはしごです。どこに行っても「はよせー」って(笑)。

お子さんも大きくなり一段落したので、安乗で起業。今は個人事業主として水道や建築の仕事を生業としている。

中川さん:今は有志会などのボランティアが2割であとは仕事。でも将来的にはボランティア活動を8割にしたいです。自分のやりたいことができるだけ稼げればいいと思うようになったんです。

なぜそこまで、地域の活動を頑張れるのか?

中川さん:単純に安乗が好きなんです。地域とかではないかも知れない。人も良い方ばかりです。だから困っていたら助けになりたい。そうやっているのが、単純に楽しく感じます。

中川さんや仲野さんは語り合うことも多く、浜で飲むこともあるという。楽しい夜は気が付けば夜中の3時になっていることも。

中川さん:安乗の人たちは、自分の子どもじゃなくてもとても可愛がります。私も知り合いの子どもに小銭をあげることもありますよ(笑)。都会だったら警戒されるかも知れません。

子育て中の濱田さんも、安乗の人たちと子どもたちの関係性が好きだという。

濱田さん:子どもが幸せであって欲しい。かわいいなと思えることが幸せです。安乗は「みんな自分の子」みたいな感覚が昔からあると思います。子どもが育っている、それが地元としてもみんな嬉しいんです。

そんな感覚のある安乗で育ったみなさんは、やはり安乗が好きだという。小さいころから多くの愛を受けて育った子どもが、家庭にたっぷりの愛情を注ぐ大人になるような感じだろうか。

濱田さん:かわいいなと思える子どもが沢山いて、その輪のなかに親世代やその親世代もいる。だから親世代も暮らしを楽しめるんだと思います。

そんなあたたかな空気が流れる安乗で開催される「あのり拍子-anorhythm」。以下のコンテンツが予定されている。

・Live
・安乗神社の宮司による祈祷
・安乗の海女トークショー
・安乗の海女 “スカリ” ワークショップ
・安乗の人形芝居
・のぼれる灯台
・ちいさな縁日
・Food & Drink
文化や芸術好きだけでなく、地元のグルメを楽しむこともできる。
そしてカメラ片手に安乗の路地を散策すれば、お気に入りの一枚を撮ることもできるかも知れない。

私のお気に入りの一枚「安乗寺の風景」。

安乗の暮らしのなかにある非日常はどこか新鮮で懐かしく、ノスタルジックな感覚を刺激してくれるのでした。安乗でちょっとひと休みしてみませんか?

 


 

あのり拍子-anorhythm-
hp https://anorhythm.jp/
in https://www.instagram.com/anorhythm/
tw https://twitter.com/_anorhythm_

 

OTONAMIE PUSH EVENT【2022.11.17update】

\こんにちは!広報担当のともーこです!/

イベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

老いのプレーパーク出張公演in名張市「あたらしい生活シアター」

 
イベントのジャンル:演劇
日程:2022/11/27
時間:14:00開演
イベントの問い合わせ先:
059-233-1122(三重県文化会館チケットカウンター tsutsumi@center-mie.or.jp
主催者からのメッセージ:朝日新聞「フロントランナー」の一面を飾るなど今注目の菅原直樹さん(俳優・介護福祉士)と三重県文化会館がタッグを組んだアートプロジェクトです。県内のシニア・介護関係者が劇団を結成し、老いることが楽しくなる演劇をお届けします。
イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
https://www.center-mie.or.jp/bunka/event/detail/42733

 

あのり拍子 -anorhythm-

 

イベントのジャンル:小さな野外フェス
日程:2022年11月26日(土)
時間:12:30 開場 13:30 開演 19:00 終演/閉場
主催: infusiondesign 共催:あのり拍子実行委員会 運営:あのり有志会 / infusiondesign
主催者からのメッセージ:三重県志摩市”安乗”にて地元の有志達と共に創るちいさな野外フェス2022年11月26日(土)「あのり拍子 -anorhythm-」開催!
「あのり拍子-anorhythm-」とは…
安乗の自然と伝統文化、人々の営みから生まれる安乗特有の自由なリズム…
重要無形民俗文化財の安乗人形芝居や海女文化が継承され、古くから自然と人との共生をしてきた
人口1,500人ほどの小さな漁村”安乗”。その突端に位置する安乗岬にて地元の有志達と共に
踊りと音楽を通して安乗を体感するちいさな野外フェスティバルです。安乗の民俗、芸能、食をテーマに、重要無形民俗文化財の安乗人形芝居による展示やワークショップ、
安乗の海女によるトークショーや海女道具のワークショップ、オープニングセレモニーでは安乗神社宮司による祈祷、
志摩/安乗の伝統食と海の幸・山の幸をふんだんに使ったフード出店、オフィシャルバーではあのり拍子限定カクテルをご用意。
また全国的にも珍しい四角いのぼれる灯台“安乗埼灯台”の特別夜間参観やライトアップも楽しめるスペシャルな一日となります。
お問い合わせ先:あのり拍子実行委員会 TEL:03-6427-3281(平日12:00~18:00) anorhythm.2022@gmail.com
イベントに関するHPやSNSなどのリンク先:

■公式WEBサイト:anorhythm.jp
■公式Instagram:https://www.instagram.com/anorhythm/
■公式Twitter:https://twitter.com/_anorhythm_
■公式Facebook:https://www.facebook.com/anorhythm.2022/

令和4年度事業所向けセミナー「人材不足時代に効く『新しい働き方』」

イベントのジャンル:ビジネス
日程:2022年11月29日(火)
時間:10:00~12:00
主催:玉城町、玉城町生涯現役促進協議会
イベントの問い合わせ先:
玉城町生涯現役促進協議会 Tel0596-58-8050
主催者からのメッセージ:講師は株式会社リクルート ジョブズリサーチセンター センター長の宇佐川邦子さんです。
親しみやすい話し方で、今の求人・求職の状況を説明したあと、実際に求人票を作成するワークショップを行います。
会場/鳥羽市役所西庁舎
内容/労働市場の現状を理解しよう…自社の課題を整理して、仕事を切り出しましょう。
実際に求人票を作成してみよう…求職者の目にとまるポイント等を学びましょう。

いきいき企業向けセミナー

イベントのジャンル:ビジネス
日程:2022年11月29日(火)
時間:14:00~16:00
主催:玉城町・玉城町生涯現役促進協議会
イベントの問い合わせ先:
玉城町総務政策課 Tel0596-58-8200
主催者からのメッセージ:講師は株式会社リクルート ジョブズリサーチセンター センター長の宇佐川邦子さんです。
親しみやすい話し方で、今の求人・求職の状況や問題へのアプローチをお話いただきます。
会場/玉城町商工会
内容/女性の潜在能力を活かすために必要なのは仕事とプライベートを両立させることのできる職場づくりです。

第七劇場「メデイア」

イベントのジャンル:演劇公演
日程:2022年12月10日(土)11日(日)
時間:各日14時開演
イベントの問い合わせ先:
三重県文化会館チケットカウンター 059-233-1122
kenbun@center-mie.or.jp
主催者からのメッセージ:泣くのは後でいい。
せめて今日だけは、この子が愛しい私の子であることを忘れよう。この冬、三重県文化会館がお届けするおススメの演劇公演。三重県津市に拠点をおき国内外の活動で高い評価を得ている劇団「第七劇場」がギリシア悲劇の傑作「メデイア」を上演します。今回は本公演では初の中ホールでの上演となり、舞台機構を巧みに活かした舞台美術や空間ドラマにも注目です!
女性であるがゆえの苦悩を抵抗を描くギリシア悲劇の傑作「メデイア」。メデイアが苦しみの末に選んだ行動が、女と男、親と子、公と私に刻まれた2500年前からの癒えない痛みとして響く。人間が人間であるがゆえの悲しく、強く、美しい物語。女になることは、妻になることは、母になることは、幸せかそれても不幸か。
■公演情報■
第七劇場「メデイア」
開催日:2022年12月10日(土)、11日(日)両日14時開演
会場:三重県文化会館 中ホール
全席指定 一般3,000円(当日3,500円)、22歳以下1,500円
イベントに関するHPやSNSなどのリンク先
三重県文化会館HPイベント詳細 https://www.center-mie.or.jp/bunka/event/detail/40147

佐野洋平展 にんげんのゆめ

イベントのジャンル:アート
日程:2022年12月25日(日)まで
時間:10:00-17:00 休業日:月曜日・火曜日・第3日曜日
主催:佐野洋平 カフェギャラリー コナラ
イベントの問い合わせ先:
佐野洋平 090 4325 3349 sano@r1059.net
主催者からのメッセージ:にんげんのゆめをテーマに、線による表現で制作した作品展示です。宇賀渓キャンプ場内のカフェ&ギャラリーコナラさんでの開催です。作品鑑賞をしたり、コーヒーを飲んだり、多様な生物が織りなす自然豊かな環境で時間を過ごすなどして、命の尊さや、私たちの生きるこの世界の尊さに思いを巡らせる機会にしていただければと思います。
イベントに関するHPやSNSなどのリンク先

皆様からもイベント情報を募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記フォームからイベント情報をお寄せください。

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イベントのジャンル:演劇
日程:2022/11/27
時間:14:00開演
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059-233-1122(三重県文化会館チケットカウンター tsutsumi@center-mie.or.jp
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イベントのジャンル:小さな野外フェス
日程:2022年11月26日(土)
時間:12:30 開場 13:30 開演 19:00 終演/閉場
主催: infusiondesign 共催:あのり拍子実行委員会 運営:あのり有志会 / infusiondesign
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安乗の自然と伝統文化、人々の営みから生まれる安乗特有の自由なリズム…
重要無形民俗文化財の安乗人形芝居や海女文化が継承され、古くから自然と人との共生をしてきた
人口1,500人ほどの小さな漁村”安乗”。その突端に位置する安乗岬にて地元の有志達と共に
踊りと音楽を通して安乗を体感するちいさな野外フェスティバルです。安乗の民俗、芸能、食をテーマに、重要無形民俗文化財の安乗人形芝居による展示やワークショップ、
安乗の海女によるトークショーや海女道具のワークショップ、オープニングセレモニーでは安乗神社宮司による祈祷、
志摩/安乗の伝統食と海の幸・山の幸をふんだんに使ったフード出店、オフィシャルバーではあのり拍子限定カクテルをご用意。
また全国的にも珍しい四角いのぼれる灯台“安乗埼灯台”の特別夜間参観やライトアップも楽しめるスペシャルな一日となります。
お問い合わせ先:あのり拍子実行委員会 TEL:03-6427-3281(平日12:00~18:00) anorhythm.2022@gmail.com
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時間:10:00~12:00
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親しみやすい話し方で、今の求人・求職の状況を説明したあと、実際に求人票を作成するワークショップを行います。
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時間:14:00~16:00
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主催者からのメッセージ:講師は株式会社リクルート ジョブズリサーチセンター センター長の宇佐川邦子さんです。
親しみやすい話し方で、今の求人・求職の状況や問題へのアプローチをお話いただきます。
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第七劇場「メデイア」

イベントのジャンル:演劇公演
日程:2022年12月10日(土)11日(日)
時間:各日14時開演
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kenbun@center-mie.or.jp
主催者からのメッセージ:泣くのは後でいい。
せめて今日だけは、この子が愛しい私の子であることを忘れよう。この冬、三重県文化会館がお届けするおススメの演劇公演。三重県津市に拠点をおき国内外の活動で高い評価を得ている劇団「第七劇場」がギリシア悲劇の傑作「メデイア」を上演します。今回は本公演では初の中ホールでの上演となり、舞台機構を巧みに活かした舞台美術や空間ドラマにも注目です!
女性であるがゆえの苦悩を抵抗を描くギリシア悲劇の傑作「メデイア」。メデイアが苦しみの末に選んだ行動が、女と男、親と子、公と私に刻まれた2500年前からの癒えない痛みとして響く。人間が人間であるがゆえの悲しく、強く、美しい物語。女になることは、妻になることは、母になることは、幸せかそれても不幸か。
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第七劇場「メデイア」
開催日:2022年12月10日(土)、11日(日)両日14時開演
会場:三重県文化会館 中ホール
全席指定 一般3,000円(当日3,500円)、22歳以下1,500円
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佐野洋平展 にんげんのゆめ

イベントのジャンル:アート
日程:2022年12月25日(日)まで
時間:10:00-17:00 休業日:月曜日・火曜日・第3日曜日
主催:佐野洋平 カフェギャラリー コナラ
イベントの問い合わせ先:
佐野洋平 090 4325 3349 sano@r1059.net
主催者からのメッセージ:にんげんのゆめをテーマに、線による表現で制作した作品展示です。宇賀渓キャンプ場内のカフェ&ギャラリーコナラさんでの開催です。作品鑑賞をしたり、コーヒーを飲んだり、多様な生物が織りなす自然豊かな環境で時間を過ごすなどして、命の尊さや、私たちの生きるこの世界の尊さに思いを巡らせる機会にしていただければと思います。
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香肌峡の恵み「とっとき餅」で迎える冬。

香肌峡に、秋が来ました。

松阪市西部に位置する香肌峡は、県立自然公園に指定されており、四季折々の風景を楽しむことができます。国道166号線を走るだけでも、道沿いや櫛田川沿いの紅葉にうっとり。

飯南高校のハナノキ。11月上旬撮影。

 

気象条件が合えば、車でサクッと雲海を見に行くことも。

感謝の丘に雲海が発生するのは、雨の翌日、冷え込んだ朝、風のない日。(orange調べ)
※路側崩落の為、R5年3月末まで通行止めの予定です。

 

木々の冬支度。

やがて訪れる香肌峡の静かな冬に備えて、このカラフルな光景を、たくさん目に焼き付けておきたいです。

天開山泰運寺。11月上旬撮影。

 

 

国道166号からの参道は、道幅が狭いのでご注意ください。

 

私の冬支度といえば「とっとき餅」という、松阪市飯高町名物のきり餅を買うこと。(道の駅飯高駅や多気町のマルシェグランマで購入できます。)

晩秋から年末にかけ、忙しなく活気のある売り場でお餅を買うのが、私の楽しみの一つです。

無着色。素材の色にホッとします。
滑らかで、よく伸びるのが特徴。

「とっとき餅」の「とっとき」とは、「とっておき」というこの地域の方言なのだとか。私のとっておきのお餅、とっときベスト3をご紹介したいと思います。

\第3位、黒砂糖!/

ねっとりと甘く、味付け不要!焼いた時の焦げ目が好き…スイーツ系きり餅!おやつにどうぞ。

 

\第2位、椎茸!/

椎茸の旨味、醤油の香ばしさ!これを食べたら、もう白餅には戻れない…売り切れると困るので、あまり人に教えたくないくらいです。

 

\第1位、ミックス!!/

悩んだらこれ!もはや、きり餅フェス!! しそ、茶、よもぎ、やじろ(たがね)、椎茸、黒砂糖が入った、嬉しすぎるラインナップ!!

 

平成3年10月、松阪市飯高町の町おこしとして、主婦グループが立ち上げた「とっとき工房餅部」は、無添加・無着色で安心、地元のもち米を100%使用し、この地域の素材にこだわり続けるお餅屋さん。

白餅以外は、焼くだけで何もつけずに素材の風味を楽しむことができます。そして作っているお母さんたちがとっても元気!そんなお母さんたちが作るお餅を食べると、元気がもらえる気がするのです。

 

ちなみにご飯系もあります。香肌の秋、これを持って紅葉を見に行くのが最強説!

山菜おこわ、栗入り赤飯。

冬に繁忙期を迎えるとっとき工房さん。お正月のお雑煮用にお餅をたくさん買っておきたい!お雑煮といえば、三重県の北勢地域は味噌ベースが主流、中勢地域は味噌仕立てが多いといわれているそうですが、お餅屋さんのお雑煮事情について、少し聞いてみました。

 

青木さん:私は味噌やな。大根と里芋入れて、花がつおかけて食べとる。

黒豆もちと青木さん。

 

柳瀬さん:私は醤油やよ。お餅は焼かんと、トロトロに煮るんさ。

椎茸餅と柳瀬さん。

 

高橋さん:うちも醤油。里芋とか揚げとか、蒲鉾入れたり。ここらへんは醤油や。

代表の高橋さん。

 

青木さん:そうそう、飯高や飯南は醤油やに!あんたとこ、どーなん?

私:それがうち、味噌なんですよ…

青木さん:はぁ?あんたとこ飯南やんかー!

津市出身の青木さんは味噌派。飯南町出身の私ですが、我が家も味噌派、飯高町の柳瀬さん、高橋さんは醤油派のドローという結果に。ちなみに、入れる餅は全員白餅でした。餅米にうるち米を混ぜた、やじろ(南勢地域の呼び方。北勢地域では、たがねと呼ぶらしい。)を入れる地域もあるとのこと。

 そんな時、工房に飯高駅の片浦店長が登場。

え、何しとんの?と、まずは身を潜める片浦店長。
ジャーン!姿を表す片浦店長!

私:片浦さん、どちらのご出身でしたっけ?

片浦店長:え、僕?横浜。

…横浜感を微塵も感じさせない、飯高生まれ飯高育ちの片浦店長も、醤油派とのことでした。地域や家庭によって具材や餅の形などにも違いがあり、なかなか奥が深そうなお雑煮事情。皆さんのお宅は、味噌派?醤油派?どんなお餅を入れますか?

 

香肌峡の恵み「とっとき餅」で冬支度。心温まる冬を迎えましょう。

 


 

とっとき工房有限事業責任組合

三重県松阪市飯高町宮前177番地

0598-46-1800

※電話で注文可能。飯高駅、マルシェグランマ(多気町)で購入できます。

日曜日のおたのしみは魚屋で #魚庄

無趣味の私だが、毎週ひとつだけたのしみにしていることがある。
日曜日の昼下がりに家でいただくお酒と、そのあて。ふだんは観ないゴルフや相撲の中継を観ながら。またはテレビを切ってこどもたちの声を聞きながら。ここちよい秋風が舞うこの時季は、食欲の秋でもある。今回、ゆずれない日曜昼下がりの酒のあてを求めてむかったのは魚屋さん。

ドライブがてらのどかな田園風景を眺めながらやってきたのは、津市一志町にある魚庄。ちなみに一志町は山側にあり海はない。

曾祖父が魚の行商ではじめた魚庄は、4代目の須賀谷信寿さんがご両親と家族経営をしている魚屋。仕出し、惣菜、弁当なども販売している。刺身の盛り合わせは、前浜の伊勢湾で獲れた魚があるときはそれを中心にバランス良く入れてくれる(当日は悪天候による不漁で地物はなかった)。

須賀谷さん:お子さんがいる場合はサーモン多めにしますか?とか、カツオを少なめにしますか?などお客さんに合わせるように心掛けています。

店で注文をしてから刺身に切ってくれるので、身の断面がきれいで鮮度が落ちない。仕入れは毎日、朝の4時から松阪にある三重県中央卸売市場で行っている。

祖父の代のときに使っていたおかもち。昔の仕出しは食器ごと運んでいた。

須賀谷さん:トンボシビを刺身で食べる文化があるのは、紀州や三重など生で水揚げされる地域の特色なんですよ。

鮮度の高い紀州のトンボシビや伊勢湾の地物など、三重県中央卸売市場には豊富に揃う。魚のプロである須賀谷さんが好きな魚はなんだろう。

須賀谷さん:難しい質問ですね(笑)。やっぱり伊勢湾のキスやアジが好きですかね。

須賀谷さんは大阪で料理人をしていた。Uターン後に魚庄を手伝うようになり今に至る。年に数回、地元の公民館で食育に関するイベントも行う、三重県水産課認定の魚食リーダーでもある。須賀谷さんが思う、仕事のやりがいとは。

須賀谷さん:家庭で魚を食べる回数が増えたとか、刺身嫌いの子どもが食べるようになったと聞くと、やっぱり嬉しいです。

魚庄ではInstagramで本日の魚などの情報を発信している。それを見て若い共働きの夫婦も仕事帰りに立ち寄るという。仕事が終わって帰宅して、すぐに食卓に刺身が出せる。鮮度のよい刺身は臭みもなく、子どもも食べられるし親は食事の準備に手間がかからない。

子どもと一緒に買い物にきたので、いただいたアメ。

須賀谷さん:ホタテおまけしときますね!

こういう昔ながらのお店とのやりとりも、なんだか嬉しく思う。家に帰っておたのしみの時間。銀色のレトロなフードトレイもいい感じ。

ワサビといっしょに、店で聞いたお話を添えていただく刺身は、いつもより美味しく感じた。

 


 

魚庄
津市一志町高野1318-7
tel 059-293-0077
hp http://uosho-sakanaya.info/
in https://www.instagram.com/uosho_nobusg/

おしゃれなポイントカード。ずべて貯まるとなにがもらえるのだろう?

冬のはじまりと餅焼き網とぜんざい。

夜のお散歩中に金木犀の香りがふわっと広がり、あ~秋がきた!

って思ったのはほんの1~2週間前のこと。

なのに今朝は、布団が私を離したくないのかって思う位に起きられない。

冬の足音がすぐそこまできてる感じ。

季節の最初に香った時の嬉しさったら! photo by kuncoさん

 

今回は「冬のはじまり・冬じたく」について。

冬×三重・・。

冬×伊勢・・・。

三重県の中でも比較的温暖で、1年に1回雪が数㎝積もればみんながパニックになる伊勢。

なかなか思いつかないので、秋の終わりに河崎で開催される「河崎商人市」にて、お話きいてみました!

 

小久保商店も出店させて頂きました。

 

冬のおとずれを実感するのはどんな時ですか?

・ホットコーヒーが美味しくなってきたら

・カキフライが並んだら

・おでんが出てきたら

・大根がおいしくなってきたら

やはり食べ物で季節を感じる方多いですね!

出汁がしみしみになったおでんの大根もいいですが、もっと寒くなってから、大根が畑にずらーっと干してある姿も冬を感じます。

伊勢たくあんを作る景色。見覚えある人も多いのでは?

 

料理を仕事にしてる方は、やはり食材で冬を感じてました。

 

・マフラーが欲しいと感じた時

・自宅の服がずらっと冬物になった時

・車が冷えてハンドルが冷たい時

・お弁当をスープジャーにする時

このあたりは日々の生活の中で、わかる~!と思う方も多いかも。

 

・伊勢の銭湯に入る時

私は伊勢に住むようになって、銭湯の楽しさ知りました。

気軽に行って、いつでもあつあつの湯船につかる事ができる贅沢!身体ほかほかにして、歩いて家に帰るあの道すがらも好き。

 

・雨が少なくなった時

・田んぼに霜がおりてきたら

・朝起きて外の空気が鼻にツンときた時

・金木犀の花が散って道がオレンジになる

みなさんの季節の切り取り方、とっても素敵・・!

伊勢志摩スカイラインからの景色

 

続いて冬の風物詩といえる景色も聞いてみました。

地元の冬の風物詩、教えてください!

・干しいも@茨城県

茨城県は干し芋の生産量日本一!干しいもは県民のソウルフードともいうべき食べ物だそう。

生産量は遠く及びませんが、三重にもきんこ芋という冬の風物詩、ありますね。おばあちゃん家にいったら、きんこ芋あったな〜。

地元が茨城だという、チーム道行竈のお姉さん。

 

・伊勢海老漁や真珠の浜揚げ@志摩市

真珠の浜揚げって、あこや貝から真珠を取り出す作業を言うのだそう。初めて聞いた言葉で、実際の現場を見てみたくなりました!

伊勢海老漁は10月ごろから始まり、最盛期は11月〜12月。

正に今、冬のはじまりの時期に伊勢海老の漁が始まるんですね。

海からも冬の足音が聞こえる!

志摩から来ていた富来富来さん。大人気で、どこよりも早く完売!

 

・道の駅マンボウにてみかんを買う!@紀北町

三重県の南の方はみかんの美味しい産地でもありますね。

箱買いしたみかんの底で、ちょっと傷んだみかんを見つけた・・

あの瞬間のなんとも悲しい気持ちに、共感してくれる人も多いはず。

 

「OTONAMIE毎日見てるよ〜」と嬉しいお声頂きました!

 

ここからは、冬の風物詩@伊勢編

・冬のはじまりに町内のお祭りで餅まき、おしるこを食べる(コロナの前はお餅つきしていたのに~)

・うどん屋さんで食べる鍋焼きうどん

このお話を聞いた翌日、配達に行ったうどん屋の壁に「鍋焼うどんはじめました」の文字。なるほど!

 

・注連縄を新しく交換

これはもう年末の風景ですね。伊勢の街には欠かせない注連縄。

玄関だけじゃなく、水周りに少し小さめの三本足の注連縄を飾ったり、

勝手口は倉庫に五本足の注連縄を飾ったり、車に飾る方もいますね。

 

photo by kuncoさん

 

・大晦日、外宮さんのどんど火でお餅を焼く

そうそう、そうなのよね。

餅焼き網に餅を乗せ、大きなどんど火(たき火)に向かってくべるの。

どんど火まで距離があるから、みなさん色々工夫して餅焼き網の柄を長くしたりして。毎年の光景で神宮の方も何も言わなくて、なんともシュールなあの感じ。

このどんど火で焼いたお餅を食べると、次の年は無病息災なんだとか。

一体いつから始まったんだろう?

でも、今年もきっと焼きにいきます。

お父さんの本気度が、餅焼き網によってわかります。

 

私の冬のおとずれを感じる時は、ぜんざい食べたいな〜。と思ったら。

小学生のころ、めちゃくちゃ寒い中歩いて帰ってきたら、おやつにほかほかのぜんざい。我が家は年末にお餅つきをしてたので、冬のはじめ、まだお餅がない時は小麦粉で作ったお団子のぜんざいでした。

母の気まぐれ程度に作ってくれた味ですが、寒さも相まって強烈に美味しかった記憶が。

 

思い出したら食べたくなって、自分でも作ってみました。

本格的に寒くなったら、もう1回作ろう。

その頃にはきっとお餅もあるから、焼いたお餅入れてね。

 

さ、それぞれの冬じたく始めましょ。

美しさはその瞬間から始まる。〜ビジョカツで出会った本当の自分〜

私の目の前に現れた素敵な女性は、キラキラしていた。

カメラを向けると恥ずかしそうに口元を当てた手には、丁寧にネイルされた綺麗な指先、オシャレなまとめ髪からのぞく揺れるピアス、美しい顔立ちに、印象的な力強い目元。

そんな彼女から出て来たのは意外な言葉だった。

「一人でカフェに行ったこともなかったんです。」

ママは家の中で子どもや旦那さん、家族のために尽くすのが当たり前。ママが自分のためにお金や時間を費やすことはあかん事。

誰に強要された訳でもなく、ただそう思い込んでいたと話してくれたのは、今回Beauty  Japan 中部NEO グランプリに輝いた瀧沢 美佐江さん

 

3人のかわいい子どもに恵まれ、大好きな旦那さんと過ごす毎日は幸せだった。

でも・・・女性としての自分に自信を失っていた。

妊娠出産を繰り返し、体重はどんどん増え67キロ。きちんとメイクしない日も多く、家族写真は自分は写さず子どもばかりだった。今の姿からは想像できないが、その頃の美佐江さんは、自分の体型や外見に全く自信を持てずにいた。

そんな美佐江さんを変えるきっかけになったのが、オンラインコミュニティ「ビジョカツ」だった。

「ビジョカツ」とは2016年に代表の竹口舞子さんが立ち上げた、女性のためのオンラインコミュニティで、現在会員は累計2300人にのぼっている。

美女になるための活動「ビジョカツ」は、外見を磨くのはもちろん、自分自身を知り、日々の生活を楽しむためのサードプレイスとなっている。具体的には、1ヶ月毎に色々なテーマのグループが作られ、会員はその中から気になるテーマを自由に選んで参加するという活動。

ママ友がこのビジョカツに入っていたことで、美佐江さんも「入ってキレイになりたい」と心は動いていたものの、家族のためではなく、自分のためとなるとなかなか踏み出せないでいた。

そして、悩むこと2年半・・・

旦那さんに勇気を出してビジョカツに参加することを相談。

日頃からラブラブな旦那さんからの後押しも受け、初めてのビジョカツに参加。美佐江さんがまず取り組んだのが、ダイエットだった。

誰しも挑戦するも敗れた経験があるであろう難攻不落のダイエット。

美佐江さんもそうだった。

しかし、ビジョカツで毎日自撮りをして、仲間に発表し合い、みんなで認め合い褒め合う中で、確実に結果が見え始め、1ヶ月でなんと4キロの減量に成功したのだ。

「私にもできた」

自分の事が好きになれずにいた、美佐江さんの人生が大きく動いた瞬間だった。

一人で頑張るのではなく、みんなに報告する場所を持つ事で、モチベーションを持ち続けられたのだ。

それから4年。

2年半も参加に迷って悩んでいた過去が嘘のように、今彼女はグループのリーダーとなり、多くの同じ思いを持つ女性たちと様々なテーマで自分磨き「ビジョカツ」を盛り上げている。

自分に自信が持てずにいた彼女が、「理想の自分」に近付いていく中で、「私のように自信の持てない人が他にもいるのかも?」とグループを作っている。

しかし、何か教えたい、伝えたい、というよりは、自分の「楽しい」にみんなを巻き込みつつ、幸せを広げていきたい、という気持ちで活動しているという。

そして、更に彼女の挑戦は飛躍を魅せる。

Beauty Japan コンテストへ出場。見事中部NEO初代ファイナリストに選ばれたのだ。

このコンテストは外見だけではなく、「美しい生き方」「美しい使命」「背景や目標」「これまでのキャリア」「これからのストーリー」「今、実践中の事柄(社会的役割、実力、スキル)」、といった内面も重視した「美しさ」で審査される。

この大会では、「ビジョカツの魅力を広く伝えたい」という自分の思いを伝えることを目標に、スピーチやプレゼンを必死に磨き、次はいよいよ日本大会。

そんな彼女を支えているもの、それは愛するご主人の存在。

「いつパートナーに愛を伝えましたか?」

結婚してママになっても、いつまでも「愛され」そして「愛する」妻でいること。それが彼女の原動力になっているのではないだろうか。

結婚して10年も経つと、お互いへの興味も薄れ、お母さん、お父さん、と呼び合う夫婦が普通だと思っていたのに、衝撃的でとても羨ましいと感じた。

メイクや髪型の変化にすぐに気づいてくれ、いつも美佐江さんを応援してくれるご主人との関係を大切にし、それを仲間に伝えることで、周りの人たちも幸せになって欲しい、と話してくれた。

実際に、離婚寸前までになっていたが、美佐江さんの話を聞いて、すっかり仲良くなったという夫婦もいるそうだ。

いつまでも女性が自分にも手をかけて、自分を大切にすることで、家族も幸せになる。女性に限らずだが、一人一人が自分に優しくすることの大切さを、改めて気付かされるお話だった。

目前に迫った日本大会は2022年11月25日に愛知県蒲郡市にて行なわれる。

このコンテストに挑む美佐江さんの姿を見て、「勇気をもらった」と言ってくれる仲間や友達のためにも。

「美佐江なら出来るんじゃない?」と背中を押してくれたご主人のためにも。

彼女はきっと素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるに違いない。

 

「身近なこの地域で社会貢献をしたい」

更に、美佐江さんの目はもう先の未来へも輝いている。

夢を持つ女性、そしてまずは自分を大切にしてくれるきっかけ作りになるように、地元名張で「場所作りをしたい」と話してくれた。

美佐江さんとお会いして、女性はいつからでも「美しさ」を手にすることが出来ると感じた。自分らしくあれば、今この瞬間から、美女への道は目の前に開かれるのだ。

ビジョカツパワーで、彼女はますます素敵な活躍をしてくれるはずなので、乞うご期待!

 

美佐江さんInstagramhttps://instagram.com/misae1127?igshid=YmMyMTA2M2Y=

ビジョカツInstagramhttps://instagram.com/bijokatsu.official?igshid=YmMyMTA2M2Y=

ビジョカツLPhttps://peraichi.com/landing_pages/view/bijokatsu

 

 

フードショップヒライと、久居の町と、ふがまるちゃん。

ドアは自動です

正午を過ぎた12時30分頃。「よかったー!残ってて」。津市久居東鷹跡町にある小さな惣菜屋の店内では、そんな客の声がする。

昔ながらの町の惣菜屋という佇まいのフードショップヒライは、最近Instagramでも独特の世界観で人気だ。

12:30、早くも売り切れ寸前。
この世界観!
期間限定で販売(売り切れ)していた、デラックス茶色セット。やきそば、焼おにぎり、ゆでたまごと茶色づくりという遊び心が面白い。

営業時間は11時から16時だが売り切れ次第終了することもあり、14時頃には閉店することもあるという人気ぶり。仕込みは朝4時から始まり、営業日には10種類以上の惣菜や弁当などが店に並び、200〜300パックがすぐに売り切れる。どこか懐かしい、しっかりとしたおふくろの味が人気の秘訣だ。

本日は、厚めです!
確かに、厚めです!

ヒライは60〜70年前に鶏肉屋「ヒライ食肉店」として開業。その後、魚のお造りがメインのスーパーとなり今の惣菜屋になった。「10年くらい前の、ばあちゃんのレシピで今も惣菜を作っているんです」。

オリジナルの尾鷲市九鬼町Tシャツ
黄色いポップは、次回の営業日のメニュー。エビトマトクリームのオムライスが美味らしい。フルーツサンドはとても人気。

インスタライブを終え、そう教えてくれたのは多田良平さん。ご存知の方も多いかと思うが、彼は三重を撮る写真家「ふがまるちゃん」だ。

Twitterでは1.3万人のフォロワーを持つ人気者でもある。

店を切り盛りするのは調理担当の叔母、販売や調理補助担当の母、パック詰めやSNS担当のふがまるちゃん。

スイーツ担当はふがまるちゃんの妹、他にもパートさん。店内は家族経営ならではの温かな雰囲気。

うれしい。

ふがまるちゃんにカメラを始めたきっかけを聞くと、意外なキャリアの持ち主だった。久居で生まれ育ち、名古屋のITベンチャー企業でプログラマーとして勤める。後に東京のIT企業で働いていたときに、江ノ島の美しさに惚れてカメラをはじめ藤沢市に移住。7年前に帰省し、今はヒライ、カメラマン、プログラマーとして仕事をしながら写真集も発行している。

ふがまるちゃん:海や川が好きでカメラを持って休みの日は過ごしていました。三重に帰ってきて、鳥羽展望台から眺める海がめっちゃきれいで。それから三重の自然を撮るようになりました。

店内には所狭しと飾られている、ふがまるちゃんが撮影した写真。

ふがまるちゃん:最初はレジ横に少しだけ撮った写真を飾っていたんです。そしたらお客さんから「あの場所も撮って欲しい」とリクエストが増えてきて。鬼ヶ城の写真を飾れば熊野出身のお客さんから「懐かしい。子どものころによく行った」と喜んでくれたんです。熊野の青の洞窟の写真を観たお客さんが、この写真がきっかけで実際に行ったそうです。感想を聞いたら「イタリアの青の洞窟と同じやったわ」と。「もう結城神社の梅が咲いている時季かー」など、そんな感じでお客さんとの会話の種にもなるので楽しいです。

趣味で始めた写真は観光三重のフォトコンテストなどでグランプリを獲得するなど評判になり、地元の文化芸術の創造拠点アルスプラザやイオンショッピングモールで個展も開催。

店内の写真を眺めているとひとりのお客さんが入ってきた。「最後のフルーツサンドありますか?」聞けばさっきのインスタライブを観て、慌てて来店されたという。

ふがまるちゃんとお母さん

ふがまるちゃん:毎日「インスタを観た」というお客さんがきてくれたり、時々、母も登場して高評価だったり。ありがたいです。

そんなふがまるちゃんに聞いてみた。久居ってどんな町ですか?

ふがまるちゃん:町があって少し行けば榊原温泉もあります。なんというか、令和なのに平成な感じがします。何年も変わっていない、背伸びしていない感じで、のんびりしていて居心地がいいです。

ピンボケ、、すみません

パックからオカズがはみ出し、愛情を感じるお弁当を手に久居の町を少しだけ歩いてみた。

商店街には八百屋や靴屋など昔ながらの専門店や古民家も残っている。

小路には小さなスナック街。

観光地でもオフィス街でもないこの町には暮らしの温度が醸す、少しレトロな日常が強調され、輝いて目に映った。

 


 

フードショップヒライ
津市久居東鷹跡町9
Instagram https://www.instagram.com/foodshop.hirai/
Twitter https://twitter.com/hirai_super

三重を撮る写真家ふがまるちゃん
Instagram https://www.instagram.com/mie_eetoko/
Twitter https://twitter.com/fugaemon
三重のええとこ巡り https://mie-eetoko.com/
三重フォトギャラリー https://photo.mie-eetoko.com/

三重から世界へ!おもろいを発信!Spotify独占配信Podcast番組「三重おもろい食堂」

「三重にゆかりのある人が旅の途中に立ち寄る食堂」をコンセプトに今年5月から配信しているPodcast番組三重おもろい食堂が、じわじわキテいるとの噂を聞きつけ、番組の収録現場にお邪魔しました。

津市のよろこば食堂での収録の様子(提供写真)

左から津市で「よろこば食堂」を経営する「大地」こと小柴大地さん(株式会社喜場代表)、伊賀市でアスパラやシイタケの栽培をする「ナオミ」こと中井奈緒美さん(瑞雲ファーム代表)、そして、四日市でブルームきゅうりを栽培する「しなやん」こと阿部俊樹さん(しなやかファーム代表)。

「三重」と「食」というキーワードでつながったこの3人がパーソナリティー。こちらの写真は集まって収録をしたときのものですが、普段はそれぞれの場所からZOOMでつながっての収録が基本だそう。

伊賀市の中井さんの事務所。普段はここからZOOM収録。

 

三重弁で繰り広げられる、それぞれの視点からの肩の力が抜けた軽妙なトークが心地よいこの番組。なんと世界最大手の音楽配信サービスSpotifyと独占配信契約を結んでいるというから驚きです。

番組アイコンは、伊賀市在住のイラストレーター田槙奈緒さんに3人のイラストを描いてもらいました。

 

配信は毎週月曜日の朝3時。Spotifyに登録すれば誰でもいつでも無料で聴くことができます。2022年5月7日の初回を皮切りに、10月12日現在で22回配信しており、1回あたりの配信で約300名もの視聴がコンスタントにあるそうです。

言い出しっぺは、阿部さん。もともと音声配信に興味があり、クラブハウスやPodcastなどで番組を運営していました。

四日市「しなやかファーム」でブルームきゅうりを栽培する阿部さん(提供写真)

 

「声だけってウソをつけないというか、人となりがより出ると思うので、僕は昔から好きな媒体。世界にポッドキャスターはたくさんいて、これから日本でも市場が広がるアツイ分野。世界に向けた発信力のあるメディアを使って、地方である三重から何か仕掛けていきたいって思って・・・

僕が出会った三重の人の中断トツにおもろいふたりを誘いました

東京で開催された「ポッドキャストウィークエンド」に参加したときの1枚(提供写真)

 

Spotifyとの契約から、マイクなどの機器の手配、番組の構成や編集は阿部さんの担当。いわばプロデューサー的な存在です。「大地と私は収録のときにしゃべるだけやんな!」と楽しそうな中井さん。取材中もまるで1本の番組を録っているかのような、3人の軽妙なやりとりが心地よく続きます。

 

このメンバーを見て「三重人」大好きなOTONAMIE読者はピンと来るかもしれませんが、

小柴さんの経営する「よろこば食堂」はホエイパスタを中心とした人気店でOTONAMIEでも何度かご紹介しています(➡岡田聖子記者の過去記事参照)。最近ではテイクアウトや物販にも力を入れ、常に挑戦を続け、話題をふりまく存在です。

津市にある「よろこば食堂」外観(提供写真)

 

そしてカッコイイ農家をコンセプトに個性的なファッションで農業を楽しむ中井さんは、Instagramのフォロワー3千人を超えるインフルエンサー。彼女が栽培したアスパラやシイタケは販売するとすぐ売り切れ状態になる人気ぶり。

伊賀市で「瑞雲ファーム」を経営する中井さん。春夏はアスパラ、秋から冬にかけてはシイタケを栽培(提供写真)

 

四日市で唯一のきゅうり専門農家「しなやかファーム」を経営し、さまざまなきゅうり品種の中でも3パーセントしか市場に出回らないという「ブルームきゅうり」を育てる阿部さんもメディアを賑わす注目農家さん。Twitterのフォロワーは6千人越え、食と健康や美について発信を続ける仕掛人です。

つまり、情報発信力のある三重人3人がチームを組んだというわけです。

仕事などを通じて以前からそれなりに交流があったとは言え、小柴さんも中井さんも忙しい立場ですが、阿部さんの提案にふたつ返事でOKしました。理由は「しなやん(阿部さん)の提案にハズレなし」「面白そうだから」。

本業とは別に3人で情報発信をする理由を小柴さんはこう語ります。

 

「これからは人が観光地になる時代。発信を続けることでファンができる。三重県に興味のなかった人も、あの人のいる三重に行ってみたい!と興味を持つきっかけになると思うんです。そのついでに、三重の観光をしてもらえるような効果を狙っています。僕ら3人だけでなく、番組ゲストとして三重にゆかりのある様々な分野の人に登場してもらいたい」

阿部さんは「地方にはラジオ文化はありますが、Podcastはまだまだ弱い。都会ではそれなりに成功している番組もありますが、地方発はまだ少ない。三重県で最も聞かれる音声コンテンツになって、三重を盛り上げたい。三重にゆかりのある人、これから何かに挑戦したいと思っている人とつながれたら嬉しい」とも。

中井さんは「私らの番組を聞いて、三重おもろいな、おもろい人いるんやな、仕事頑張ろうかなとか、なんかちょっとでも明るい気持ちになってもらえたら…。無料で誰でも聞けますので1回聞いてみてください。あ、OTONAMIEさんともぜひコラボしたいです!!」

三重を世界に、世界の三重へ。

をコンセプトに掲げるOTONAMIEと、世界への発信力を持つ「三重おもろい食堂」によるコラボが実現したら何か少し三重が動くかも!?

今後の動きにご期待ください!


■三重おもろい食堂|Podcast

番組へのお便りはこちら→(bit.ly/3QJ0Df0

Spotifyから【無料】で聴けます→spotify.link/OMOROI

「目玉とパーラーとアロエ」連載エッセイ【ハロー三重県】第30回

3年ほど前。家族で京都へ行った。
三条通で食事をして、周辺を散策して、翌日は嵐山で川下りをした。
順当な感じのとても京都らしい観光コースを辿った1泊2日だった。

 

長女がやたらと「商店街に行きたい」と言うようになったのは京都旅行から帰ってからだと思う。少し持て余した休日や、お出かけの最中に「商店街に行きたいんだけど」と言うのだ。彼女は三重県で生まれ育って、車社会を生きている。なにか買い物をするときは車に乗って出かけて、駐車場にお行儀よく車を停めて、お店に入る。本屋さんへ出かければ本を買うし、スーパーへ行けば食品を買う。
たまに変化があるとすれば大型のショッピングモールへ行くときくらいだ。やはり車で行って、ドアをくぐってお店に入る。それが彼女の知るお買い物だった。
ところが、三条通りを歩いたら、うろうろ歩きながらいろんなお店が目に入る。気に入れば中に入って、何かを買うことができる。飽きたらまた店を出て、うろうろする。そのことがとても刺激的だったらしい。

 

「ねえ、三重には商店街はないの?」
ある日長女が訊いた。
「ないわけじゃないよ。あるし、車でよく通ってるところにもあるよ」「じゃあ行きたい」
「でも京都みたいなのをイメージしないでね。ちょっと、なんていうか趣が違う」
それでもいいから、行きたいと言うのでどおれ、と連れて行ったのが津市の「新町通り商店街」だった。それが今年の春ごろのこと。

近鉄津新町駅のそばのコインパーキングに車を停めて、いざ出発。

普段車で通る見慣れた道が、歩いてみると違う。いつもは景色に飲み込まれているあれそれが、急に立体感を持っているように目の前に立ち上がるよう。車窓から焦点が合っているのなんてコンビニくらいなのだと思い知る。店と店と店がようやくちゃんと見えて、手招きをしているみたいだった。

*

*歩き始めて少しして、古道具屋さんが現れた。
小さな小さなお店で、一家5人が入るなんて到底無理なほどの小さいお店だ。
まず私がお店に入って、子どもたちを順ぐりにひとりずつ招き入れる。待っている子どもたちはお店の前にずらりと並んだ商品を夫と一緒に見ていた。
ブリキのお弁当箱や古い民芸品を眺めたあと、古い児童書を3冊買った。長男が欲しがったものを1冊と、私が子どものころにテレビアニメで観たお話を1冊。そしてもう1冊、小学校の図書館で読んで、大好きだった吸血鬼のシリーズの本を1冊。
小学校中学年くらいの頃、そのシリーズに夢中になった時期があった。
海外の児童書で、確か人生で初めてラザニアという食べ物を知ったのもその本だった。
大人になってからもう一度その本が読みたくて探したことがあるのだけど、絶版になってしまったことにより中古本がインターネット上で定価の何倍もの値段で取引されていて諦めてしまった。
その本が、100円ほどで売られていた。
裏表紙に「公文式」と油性マジックで大きく書かれていたけれど、ちっとも構わない。こんなところで出会えて、そんなのまるでなにかの物語みたいでただ嬉しかった。

*

跳ねたり走ったりしながら子どもたちが歩く。「靴屋さんだ」、「これはカレー屋だ」、と言いながらただ歩く。
そうか長女はこれがしたかったのかとようやく気が付いた。
町が流れていろんな商店が見えて、ただそれだけなのだけど、思いのほかに刺激的で楽しい。

てくてく歩いているうちに、小さな手芸屋さんが見えた。
少し前のこと、長女が買ったヘアブラシについていた飾りが取れてしまった。ヘアブラシの背面にはお顔があしらわれていて、そのお顔についていた立体的な動く目玉がポロンと外れてしまったのだ。手作りのぬいぐるみなんかによくついているクルクル動く目玉なので、「手芸屋さんに行けば売っているよ」と落ち込む長女に話して慰めていた。
そうだ、目玉を買おう。ほんの200円ほどだったと思う。長女のヘアブラシについているのとまったく同じ目玉が売っていた。目玉と、店主のおじさんの手作りだという革小物のストラップを長女と末っ子が欲しがったので一緒に買った。
「おじさんの手作りだから世界にひとつだよ」と言われて、ロマンチストの長女は目を輝かせて早速肩から下げている鞄に括り付けていた。

*

誰も飽きる様子もないので、23号線のほうまでまだまだ歩いた。
どんどん歩いて松菱百貨店が見えたころ、小腹が減ったと子どもたち。その日はあいにく周辺のお店がなぜかもう店じまいをしていたので、松菱百貨店へ入って、お茶をすることにした。最上階にあるパーラーで大きなプリンアラモードとパフェをみんなで食べた。
「毎日これがいい」と長男と長女がにこにこしていて、大きすぎるパフェを末っ子が背伸びをして食べていて、おやつにしてはいささか痛い出費だと思いつつ、「かわいいので相殺」と思うなど。

催事場で北海道の物産展をやっていたので、昆布を削る実演販売に歓声を上げた後、夕飯に小籠包をいくつか買って松菱百貨店を後にした。
いろいろ見分して、おいしいものを食べて、片手にずっしりと小籠包を持って、なんだか旅行帰りのような不思議な気持ち。

*

帰路は1本北側の住宅の中をぶらぶらと歩いて帰った。大きく育ちすぎたアロエがぎゅんと道にせり出していて、子たちがしげしげと見ていた。

帰宅して、小籠包を焼いて夕飯を食べて、長男は買ってきた本を読んで、長女は目玉をヘアブラシに張り付けて、ああ、商店街へ行ったなぁ、という余韻とともに一日が終わった。

見慣れた町の見慣れた商店街をただまっすぐ歩いただけだったけれど、うんと遠くへ行ったような、懐かしい場所へ行ったような、不思議な後味だった。

次はあのお店でたこ焼きを食べて、あそこの雑貨屋さんにも入ってみたい。オープン前の看板が出ていたカフェがオープンしたら今度こそみんなでお茶をよう。まだまだいつかの楽しみを残して商店街散歩は終わった。

気候も良くなったことだしそろそろまた新町通り商店街へ散歩に行きたい。子どもたちにお小遣いを握らせて好きに買い物をさせるのも楽しいかもしれない。

五感を刺激する休日。チャリで多気町まで行ってみた。

夫が、ギア付きの自転車を買ってくれた。

正しくは、「寝ている間に、1万円で落札してしまった」らしい。正直、ママチャリの方が乗り心地は良いけれど、これならもっと遠くに行けるはず。

ということで、ギア付きのチャリで、おとなりの多気町へ行ってみることにした。

※前回はママチャリで、冷やし中華を食べに行きました。

記事はこちら。

普段、車で通らない道。どこか遠くに来たみたいで、ちょっとワクワクする。

ツルだらけの工場を発見。

第一給水ポイント。ここの自販機でスポーツドリンクを買ったり飲んだり。

「高級ミンティアあるで。」と息子が指差す。なかなか強気の価格設定、そしてタバコの自販機にミンティアって普通なのか。

上り坂、現る。

運動不足な私にとって難関の、上り坂に差し掛かった。ペダルは重いし息は苦しいし、早々に心が折れそう。しっとりと湿気を含んだ、生ぬるい空気のせいか、酸素がちっとも肺に入ってこない感じ。

あ、そうそう。ギアを軽くしないと!どのレバーを動かすと軽くなるんやっけ?人差し指側でレバーをカチっとしてみる。ぐはっ、重い。親指側が軽くなる方やんー。涙

(何度もギアのレバーを間違えるので、親指レバーは軽くなるからグー!(サムズアップ)と覚えることにした。)

そんなことをしながら、なんとか坂道を登りきった。ありがとう、ギア付き自転車!

隣町の多気町に入り、しばらく軽快に走っていると、大きなビニールハウスが見えてきた。

「なにあれ。中にジュラシックパークみたいな木、いっぱい生えてない?」ハウスの外で休憩している方に、勇気を出して話しかけてみることにした。

 

田んぼの真ん中にポツンとハウス、YOUは何しに多気町へ?

「是非見ていってください!」こっちこっちと手招きしてくれたのは、カンユスフザイ・アマヌーラさん。

バナナの花とアマヌーラさん

バングラデシュから17年前に来日し、岐阜大学で農業博士号を取得。静岡や鈴鹿市で仕事をしたのち、多気町にある「ともいきファーム多気株式会社」に入社。このビニールハウスで、皮ごと食べることができる国産バナナを栽培しているのだという。

田んぼの真ん中で、国産バナナ?

しかも、皮ごと食べることができるバナナ?

しかも、バングラデシュの方が多気町で栽培するバナナ?

(バナナバナナと書きすぎて、ゲシュタルト崩壊寸前。)

思いがけない出会いだった。アマヌーラさん、アポ無しですみませんでした。またゆっくり来たい。驚きとワクワクの自転車旅は、まだまだ続く。

 

立梅用水土地改良区、大師の里へ。

 

私のお気に入りスポット、大師の里にある休耕田を活用したメダカ池に到着。

この池には、水質の維持やメダカの産卵場所としてホテイアオイが植えられている。池一面に、紫色の花が開花する様子や、休憩所にずらりと並んだ手作りの風車は、まさしく非日常の世界。

自転車で、自分の足で、この景色を見に来ることができたのだから、幸福度はマシマシです。

ホテイアオイは10月下旬まで見られる
マリオの土管もあります。
手作りの風車が並ぶ休憩所。

『立梅用水』とは

国の登録記念物、世界のかんがい施設遺産にも登録されている立梅用水。令和5年に通水200周年を迎える農業用水路であり、生態系保全用水として、又、観光・地域活性化用水としても現在注目されている。平成5年から、立梅用水沿いにあじさいが植えられてきた。この植栽活動は、「水と土」の保全を目的としたものだったが、用水全線や周辺の田んぼの周りなど約 3 万本にも及ぶあじさいが植えられ、多くの観光客で賑わう。

 

クールダウンにぴったりの、甘味を求めて。

 

運動したら、猛烈にカロリーを摂取したくなるこのボディ。美味しいものを探して、ふれあいの館へ。こんな時だけ、足取りは軽い。

川原製茶直営のショップ。地元の特産品が豊富にそろう。

日本茶などを楽しめる茶房もあります。

 

がっつりクールダウンしたい、そんな私は伊勢茶パフェを注文。

伊勢茶パフェ

大内山牛乳を使ったソフトクリームに玉露パウダーがかかっている。つぶつぶの玄米も香ばしく楽しい食感。季節によってトッピングが変わるらしく、今日は水まんじゅうがのっている。嬉しい!

器の底までアイスがぎゅうぎゅうに詰まっていてボリュームがあるけれど、玉露パウダーでさっぱりと食べられる。この組み合わせ、無限にいけるやつです!

お土産買って、おうちに帰ろう。

 

 

息子チョイス、紅白饅頭。 私のオススメは椎茸せんべい!
曲がったせんべいを見つけたら、みつめて愛でたくなる。 そんなお菓子。
お惣菜は近所のおばちゃんからのお裾分けみたいな温かさ。

 

結論:チャリ×多気町は、とっても刺激的!

 

普段通らない道を自転車で走るだけで、景色の移ろい、風を切る音、稲刈りシーズンの稲の匂いなど、五感を刺激する非日常を味わうことができた。

人との関わりや「いつもと違う」刺激を受けることで、脳の前頭前野が活性化し、脳疲労の解消にも繋がるのだという。ルーティンワークから抜け出して、いつもと違う道を走ってみた結果…

 

◎「なんか楽しいこと、転がってないかな?」そんなワクワクした思考になった。

◎「ちょっと話しかけてみよう!」そんな勇気が湧いてきた。

 

寝ている間に1万円で落札してしまったチャリは、多くの刺激をもたらしてくれたのでした。

 


 

ともいきファーム多気株式会社

三重県多気郡多気町津留501

 

大師の里

三重県多気郡多気町丹生

http://www.tachibai.jp/

 

ふれあいの館

三重県多気郡多気町丹生4894

https://www.facebook.com/fureainoyakata

商店街に佇む、人と人とを繋ぐイケオジ兄弟の店

津市の繁華街「大門」。
今年は3年ぶりに津まつりも開催されて、少しづつ活気が戻ってきています。


そんな大門で、今回はおすすめのスナックをご紹介します。
日本三観音の一つ「津観音」の横、大門商店街飲食店街にその店はあります。

お店の名前は「時空」。

観音様の真横で店を構えさせてもらうのが恐れ多く、この地の邪魔にならないようにとの思いを込めて名付けたのだとか。


▲(右)マスター、(左)マスターのお兄さん

このお店を経営されているのがマスターの世古博さん(64歳)。とマスターの兄、世古英雄さん(66歳)。二人とも渋すぎる。

7年前にこのお店を構えて、今年の12月で8周年を迎える。

マスターはそれまで東京・名古屋・大阪で美容室を経営されてた凄腕経営者。還暦になったらいつか地元で人と触れ合い、話ができるお店を持ちたいとの思いでこの「時空」を開いたそうです。


お兄さんも、地元企業の代表理事を数年勤め、数社の会社経営をされていて、今は「NPO法人三重の海・山・川を守る連絡協議会」を立ち上げ環境保護活動に取り組まれている。

そんなパワフルで魅力的な兄弟がやってるお店には連日いろんなお客さんが訪れます。
私がお邪魔した日も早い時間にもかかわらず、すでに常連さんで賑わっていました。


「とにかく、人と人との繋がりを大切にして、自分も一緒に楽しむことが大事。自分に元気がなかったらお客さんも楽しいわけがない。うちのお店では、お客さん同士が仲良くなって、次は一緒になって遊びに来てくれる。コロナ自粛が明け営業再開した時も常連さんたちが「ただいまー!」ってドアを開けて入ってきた」と嬉しそうに話すマスター。

「人と人が繋がり、仲良くなってそれぞれのお店に一緒に足を運ぶことで店と店が繋がる。それが大門の活性化にも繋がるんじゃない?この店もそんなお客さん達に支えてもらってる」と最後に話してくれました。

お酒やカラオケを楽しむのはもちろん、人生経験豊富な兄弟といろんな話をするだけでも楽しいお店。一度覗いてみてはいかがでしょう?


 

時空(じくう)
三重県津市大門450-33
営業時間:20:00〜25:00
定休日:元旦のみ

【三重の円空展】生涯で12万体の仏像を彫った僧侶が、三重に遺した「こころ」とは

目次

  1. 円空とは
  2. 三重と円空
  3. 円空が三重に遺した絵画
  4. 円空が三重に遺した仏像
  5. 円空が伝える「こころ」とは

コロナ禍、ロシアによるウクライナ侵攻、物価高、気候変動、災害、そして個人の仕事や人間関係の悩みなど。

現代社会は、複雑かつ多様な課題が山積し、人々はこれまで経験したことのないような事態に何度もに直面している。そんな時代は、VUCA時代(*1)とも呼ばれている。

(*1)VUCAとは、未来を予測するのが困難な状態を示す言葉で、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字を取った造語。VUCA時代とは、想定外のことが次々と起こる時代といわれる。

混沌とした世の中で、人は何に救いを求めるのか。

私達がまだこの世に存在していないような昔から、そして現代でも変わらず、人々は平和な世の中であれと、神や仏に祈りを捧げてきた。

そして400年ほど前の江戸時代には、仏像を掘ることで人々を苦しみから救った僧侶がいた。僧侶といえば御念仏を唱えることで人々を救ってくれるだと思っていたし、仏師という仏像を作る職人は今でも存在する。仏像を彫る僧侶。とても気になった。

善財童子立像(自刻像)
岐阜県 神明神社

延宝2年(1632年)に円空は美濃国(現在の岐阜県)に生まれた。

円空は民衆を苦しみから救うため、全国を行脚して仏像を彫り続けた。その数は12万体にも及ぶともいわれている。そのうち5千体を超える仏像が確認されているといわれる。

そのほとんどは、愛知県と岐阜県に集中しているが、三重県内には現在37体の仏像がある。そんな仏像たちと円空が三重県を訪れた際に描いたとされる絵画が一堂に集められた企画展が、今月より三重県総合博物館(MieMu)にて開催されている。

三重県総合博物館(MieMu)第32回企画展『三重の円空』

本稿では、その企画展『三重の円空』の魅力を少しでもお伝えできればと思う。

1. 円空とは

寛永9(1632)年に美濃国に生まれた円空。7歳の時に長良川の洪水で母を亡くすという悲劇に見舞われ、母の魂はどこに行っているのかと、大人たちに聞いて回ったとも伝わる。母子家庭だった円空。このことがきっかけかどうかは不明であるが、仏門に入り、出家したとされている。

残念なことに、円空が若い頃の記録は全く残されておらず、分かっていないことが多い。想像するに母を亡くした深い悲しみを少しでも癒すため、厳しい修行に耐え、そして母の優しい眼差しを観音像に彫り続けたのではないかと想像する。

2. 三重と円空

延宝2年(1674)、円空が43歳の年に志摩地方を訪れている。円空はその地に中世から伝わる大般若経(*2)の写本の修復に関わり、その一部に見返し絵を描いている。

(*2)大般若経とは「大般若波羅蜜多経」の略称。インドヘ渡って仏典を学んだ唐の僧侶、玄奘三蔵が帰国後の633年に漢訳した教典のこと。日本へ伝来した大般若経は「鎮国の典、人天の大宝」といわれ、「国家安穏、除災招福」「現世安穏、追善菩提」を目的に、写経、版本、転読、真読が盛んに行われていた。

開催されている三重県総合博物館の企画展『三重の円空』では、この貴重な円空の絵画作品を前期後期の二回で全点観ることができる。(前期:10/8〜11/6、後期:11/8〜12/4)

3. 円空が三重に遺した絵画

志摩市片田と志摩市立神で絵を描いた円空

延宝2(1674)年の6月から8月にかけて円空は志摩市阿児町立神を訪れ、伝来した大般若経を修復した。その際、円空は経文が書かれていない見返しの部分に「釈迦説法図」130点を描いている。「釈迦説法図」とは本尊釈迦如来を中心に、菩薩や十六善神が取り囲んでいる様子を描いたもので、これだけの数が残っている事例は他にないそうだ。

立神で描かれた絵画はシンプルな線で表現されているが、実に伸びやかで生き生きとした筆づかいが感じられる。

また、志摩市志摩町片田の大般若経にも同様に「釈迦説法図」58点が描かれている。これは立神より先に描かれたと考えられており、立神とは大きな違いが見られる。片田の大般若経では、立神とは異なり詳細に仏の姿を描いているのである。それは素人の私の目にも明らかである。
片田、立神と順に見ることで、円空の作風の変化を大いに感じることができるのだ。

唯一朱印が捺されている作画

企画展に展示されている作画の中で一点だけ、朱印の円空印が捺印されているものがあった。これは写経も円空の自筆の可能性があるのだそうだ。ぜひ、展示を見て探してみてほしい。(「円空印」もとても可愛らしい絵で癒された。)

4. 円空が三重に遺した仏像

最初期に彫られた2体の仏像

近年は仏像ブームでもあり、歴女ならぬ「仏女」という仏像を愛好する人を表す言葉も生まれているほど。そんな中、円空の仏像は「円空仏」と呼ばれ、高い人気を誇る。

三重県内には、現在30体を超える円空仏が伝わっているが、今回の企画展ではその多くを鑑賞することができる。

聖観音菩薩立像
志摩市 少林寺

私が今回展示されている円空仏の中で最も魅了されたのが、『聖観音菩薩立像』と呼ばれる作品である。これは円空が仏像を作り始めた最初期の頃に彫られたといわれる2体のうちの1体でもある。

ぜひ企画展にて本物を観ていただきたのだが、仏像を掘るのには不向きだとしか思えない、朽ちた薄い木片に彫られているのだ。また木片の割れた部分を最大限活かし、最小限の彫刻で造られている。素材の持ち味を活かした、とても小さな仏像が微笑んでいる様子に誰もが自然と心が癒されると思う。

円空が仏像を作り始めた最初期の頃に彫られたといわれる2体のうちのもう1体はこちら。

護法神像
志摩市 少林寺

「護法神像」と呼ばれる像である。こちらも木の表面が荒々しく節も多いため仏像を彫刻するのに適しているようには見えない。そこに眼や口など最低限の彫刻を施してあるのだ。その自然な姿が山などの自然界に大昔から住んでいる精霊のようにも見える。

多様な円空仏

企画展では『第二章 三重の円空仏』で三重県に残る円空仏をそして、『第三章 円空仏のひろがり』で三重県外に伝わる円空仏の両方を観ることができる。

同じ不動明王立像でも全く異なる仏像の姿に、円空の作品の多様性とひろがりと感じられると思う。一つ一つの仏像の表情の違いや、質感の違いなど存分に楽しむことができた。

5. 円空が伝える「こころ」とは

「仏女」でもない私が企画展『三重と円空』を訪れて、想像以上に感銘を受けた。正直人が仏像に興味を持つのは人生も終わりにに差し掛かり、何かを悟り始めた頃なのではないか、など思っていたが。

そして、やはりインターネットサイトや書籍で見るのとは全く違う感動があった。木の質感が手にとるように分かり、その木が持っている特徴を最大限に活かして、表情と手を合わせる所作を表現している。その世界観を否応なく感じることができたのだ。

善財童子立像(自刻像)
岐阜県 神明神社

『善財童子立像』はその木目が皺に見えることから自刻像ではないかと言われている。分かっていないことが多い円空ではあるが、こんなお姿だったのかと想像するだけで嬉しくなる。

大般若経の見返しの部分に描かれた「釈迦説法図」、そして円空仏の数々。三重県各地に今も遺るそれらの作品を鑑賞し、円空が伝えたかったことを自分なりに考えてみた。

円空が伝える「こころ」は次の3点ではないかと思う。

慈悲のこころ

聖観音菩薩立像
聖観音菩薩立像
岐阜県 生櫛自治会

一つは、慈悲のこころ。これは他の仏像にも共通していると思うが、特に優しい表情をした仏像にはまるで手を大きく広げて待っていてくれているかのような無限の包容力を感じることができた。また仏画も同じく、さまざまな仏や神の話し声まで聞こえてくるような様子にこころが自然と柔らかくなった。

自分らしさこそ尊い

大般若経
志摩市片田区 金剛院

そして二つ目は、自分らしさこそ尊いということ。円空の描いた「釈迦説法図」には実に多くの人物が描かれているが、各人がそれぞれの役割を果たし、それぞれの表情を見せている。

また円空仏も同様に一体一体異なる表情と木の質感、大きさも人の背丈よりはるかに高いものもあれば手のひらに乗るくらいの小さなものもある。物言わぬ仏像のそれぞれの姿が、様々な形で心に訴えてくるのだ。熱心な信者でなくても、企画展を出る頃には誰もが自然と手を合わせたくもなるだろう。

アイディアの拡張

大般若経
志摩市 立神自治会

そして三つ目は、目の前にあるものから自由に発想を広げ、アイディアを拡張させることである。

円空の描いた「釈迦説法図」の作品の変化は上述した通り。それが企画展でずらり並んでいるのを一つ一つ見ていくと、強く実感できる。最初の詳細で丁寧に描かれた「釈迦説法図」からはどんどん自由に描かれていく様子を一点一点眺めるうちに、「こんなのもありなのか」、「これもいいな」と表情の違う作品に魅了されていくのだ。

TBSの人気番組『プレバト』で7月からスタートしている「ストーンアート」の先生も仰っていたことを思い出した。描きたいものを決めてからそれに見合った石を選ぶのではなく、手に取った石の形をを見てそこから作品のイメージを創っていくのが良いと。石が持つ特徴から発想を広げて新たな可能性を見出すのである。

円空仏も同じく。自然界に存在する木だから形は様々であるし、中には腐っているものもあろう。それらが持つ可能性を作品を通して広げていくのである。

円空の没後、その存在も作品も長らく埋もれてしまっていたという。そんな中、円空の価値を見出し高い評価を与えた人物は三重県出身の彫刻家である「橋本平八」だったのだそうだ。

三重県立美術館「橋本平八の生涯」

三重に多くの作品を遺してくれた円空を私たちが知ることができるのは三重県出身の平八の存在であると考えれば、円空と三重県の縁にも感謝せずにはいられない。

最後に、俳句好きな筆者が今回企画展を訪れ、円空について一句詠んだものを残しておく。

地蔵菩薩立像
個人

龍天に登る円空仏の黙 佐久良花

皆さんもぜひ、『三重の円空』に足を運んで円空が今に伝える「こころ」について、それぞれで感じていただきたい。

【参考文献】

三重県立美術館

観光三重

円空連合

正信寺「住職のこぼれ話」

WARAKUWEB「仏像を生涯に12万体も彫ったといわれる円空とは。いかにしてその数を成し遂げたのかに迫る!」

『熊野古道一箱古本市』 〜人と人を繋ぐ、本の道〜

全国的にも開催されている古本のイベント『一箱古本市』。

『一箱古本市』は、ひとことで言ってしまえば「本に特化したマルシェイベント」のようなものです。

誰でも出店できて、『一箱分の古本屋さん』の店主になれます。

この一箱古本市、東紀州でも定期的に開催しております。

その名も『熊野古道一箱古本市』。

『熊野古道一箱古本市』は、毎年5月と11月の年2回のペースで開催しており、これまで5回開催しております。

第1回を除いて、2回目以降は、尾鷲市の名建築『土井見世邸』の庭で開催しております。

出店内容は基本的には『本』です。

来場者の目的も『本』です。

普通のマルシェやフリーマーケットは、出品内容も来場者の目的も様々なので、来場者も多種多様で、終始ごった返していますが、『一箱古本市』は、『本』を媒介にしたマルシェで、会場のロケーションの雰囲気もあいまって終始のんびりした雰囲気が流れています。

実際、マルシェイベントなどで飲食で出店したりすると、お店の人は自分のブースを離れられないくらい忙しく、他のお店の人やお客さんとも交流をする暇もないくらいですが、『一箱古本市』は、お店の人が他のお店の人やお客さんとも交流する余裕があるので、とても楽しいのが特徴です。(本を放出しに来たはずが、また別のお店で本を買ってしまうという『内々での物々交換』のループが発生するのもこのイベントの特徴です)

 

思い思いの場所にお店を広げます。
絵本の出店もあります。
時々、レコードやCD、雑貨などもあります。
タイトルこそ『一箱古本市』ですが、ブース内ならどんなディプレイにしてもOK。 ディスプレイや値付けもまた楽しみの一つです。

基本的に、出店者は、『持っている本の放出』なので、格安で本が出されます。

故に利益などはあまりありませんが、出店者が出店するモチベーションはそこではありません。

出店者同士、来場者と本を介したのコミュニケーションが、このイベントの最大のモチベーションになっています。

何よりも出店者が楽しんでいるイベントとも言えます。

キッチンカーやカフェの出店もあり、会場でゆっくりコーヒーなどを飲みながらゆっくりと過ごすこともできますし、名建築『土井見世』の内見ツアーもあり、普段見ることのない『土井見世』の中に入れるということもあって来場者に好評を博しております。

『土井見世』外観

 

『熊野古道一箱古本市』の出店には出店料がかかります。

また、会場には募金箱を設置しております。

 

『熊野古道一箱古本市』の事務局は、集まったお金(出店料と寄付金)から必要経費(場所代やフライヤーの印刷代)を差し引いた金額で、新たに本を購入し、その本を尾鷲市の図書館に寄贈しています。

市立図書館は、現金で直接の支援ができないので、本の寄贈という形で支援をしていします。

『古本市』と『本の寄贈』をセットにして、地域の読書文化向上に繋がれば、と思い、実行委員会で選書した書籍を寄贈しています。

 

特に近年、東紀州では書籍を手にとって見れる書店(実店舗)が減ってきており、『熊野古道一箱古本市』開催の需要も高まり、開催するごとに各店舗の売り上げや寄付金が増えていってます。(来場者も増えていってます)

そういう『本の需要』に応えるためにも、定期的な開催は必要だと考えています。

企画の最初から最後まで、本に関わり、そして最初から最後まで楽しいのが『熊野古道一箱古本市』です。

イベント名に『熊野古道』と付けているのは、同じフォーマットでの取り組みで、尾鷲市のみならず近隣の市町村でも実施してみたい、という想いからです。

狭い範囲で地域を限定するようなタイトルを付けず、広域で行えるように、そして、人と人が本で『繋がる』ことが、熊野古道で繋がれた他の地域でも同時発生していけばいい、という願いを込めました。

ぜひ、出店者としても来場者としても、ご参加下さい。

開催情報はコチラから

『熊野古道一箱古本市』HP
https://kumanokodo1hako.jimdofree.com

誰もがきっと幸せになれる、それがみんなのベルタウン。

松阪市駅前通り商店街、ベルタウン。松阪駅前にある本居宣長が好んだ驛鈴(えきれい)のモニュメントにちなんで、そう名付けられた商店街は、創業42年の昭和レトロな雰囲気が残っています。

松阪市観光協会HPより

 

ベルタウンの記事を書くにあたり、インスタグラムで「私とベルタウン」について、エピソードを募ってみました。

ベルタウンは青春の宝庫!

初めてのデートはベルタウンだった!

私たちのベルタウンは、甘酸っぱい青春のスポット。そんなメッセージを多く頂きました。私も、プリクラを撮ったり(冴えない女子高生でしたが…)映画館で「もののけ姫」を観たり(デートではなく姉と…)さほどキラキラはしていなかったけれど、それなりの青春時代をベルタウンで過ごしてきました。

cyacotaro

そんなエピソードの一部を、cyacotaroさんと、Jun Watanabeさんのファインダーを通して見る、現在のベルタウンの写真と共にご紹介。それにしても、思い出話をする時ってすごく盛り上がるし、どうしてこんなにも、思い出に浸りたい気持ちになるのだろう。

 

現在の「アニメ&アイドルショップK U R A」と「ミンデン」。「ミンデン」は今見てもお洒落な佇まい。(こちらのベルタウンの店舗は閉店しています。)

Jun Watanabe

私が高校時代に、謎のレゲエC Dを購入した「村林楽器店」のエピソードも。

地元バンドのカセットテープも売っていたような。当時のパンクスのお兄さんたち、お元気でしょうか。

cyacotaro

高校時代、ベルタウンのゲームセンターで一緒にプリクラを撮ったはずの友人に、連絡してみたところ…

残念ながら「プリクラあたんやたか?」と言われてしまいました。(そして彼女はなぜか、ちっちゃい「つ」が苦手らしい。そうゆうところが好き。)

cyacotaro

今は立ち入り禁止になっているゲームセンター。

cyacotaro

キュンキュンするエピソードも頂きました。私もこうゆう思い出が欲しかったなあ…。

何年経っても変わらない、いつもそこにある幸福感が伝わってきます。

人の思い出話を聞くのって、なんだか楽しい。思い出話はいつだって盛り上がるし、思い出に浸りたくなるのは何故なのか、少し調べてみました。

人はノスタルジー(懐かしさ)を感じることでドーパミン神経の活性化・ドーパミンの脳内分泌が起き、快感や幸福感をもたらす効果、運動機能向上の効果が得られるのだそうです。

Jun Watanabe

オールドレンズでスナップ写真を撮っているJunさんの写真は、私の心を掴んで離さないし、chacotaroさんのレトロに仕上げた写真もクセになる。その理由がわかった気がします。ご提供頂き、ありがとうございました。

そんな Junさんのエピソード。写真の格好良さと、プリンセスプリンセスのギャップ!笑

ノスタルジーを共有できて、とても幸せでした。ご協力頂いた皆様、ありがとうございました。

cyacotaro
cyacotaro
cyacotaro
cyacotaro
cyacotaro

思い出に浸ってしまいましたが、ベルタウンはただ懐かしいだけではありません!

そこにはちゃんと、新しい風が吹いています。

若者に人気のカフェやセレクトショップがオープンしています。

 

お祭りでの写真を提供してくださった、suzu_30.3nさん。

suzu_30.3n

この場所で、過去と現在、未来が繋がっていく、そんな感じがします。

cyacotaro
cyacotaro

レトロな雰囲気が「新しい」と感じる世代も、「懐かしい」と感じる世代も。誰もがきっと幸せになれる、それがみんなのベルタウン。


 

松阪市駅前通り商店街振興組合

三重県松阪市日野町10

https://www.ekimae-belltown.com

※毎月第3土曜は、「松阪えきまえ楽市」開催中!

OTONAMIE PUSH EVENT【2022.10.8update】

\こんにちは!広報担当のともーこです!/

イベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

鈴木幸永 展

 
イベントのジャンル:展示
日程:開催中〜令和4年11月13日(日)
時間:10時〜16時30分
主催者からのメッセージ:ただいま伊勢現代美術館では、本館・別館にて【鈴木幸永 展「遥かな動物 Ⅳ」と「想像表象としての人体の不思議」】を開催中です。​また、10月9日(日) 14:00からは関連イベントとして【殿岡ひとみ・庭園LIVE】を開催。
鈴木の描くアフリカ動物の絵画と、それにインスピレーションを得て演奏される殿岡のアフリカンミュージック、特別なライブも併せて体験してください。
お問い合わせ先:伊勢現代美術館

殿岡ひとみ・庭園ライブ『アフリカの真昼』

  
イベントのジャンル:ライブ
日程:令和4年10月9日(日)
時間:14時
主催者からのメッセージ://////////////////////////////////////////////////////////////
殿岡ひとみ・庭園ライブ『アフリカの真昼』
​//////////////////////////////////////////////////////////////【日時】 2022年10月9日(日) 14:00〜
【会場】 伊勢現代美術館 / 彫刻庭園(別館)
【料金】 ¥500+入館料
(一般 ¥700 / ¥学生 500 / 小学生以下無料 ●開催中の展覧会をご覧頂けます)

​■ 予約不要(当日、本館にて受付)
■ ご来館時には [マスク着用・検温・手指消毒] のご協力をお願い致します。
■ 雨天決行(雨天の場合は別館展示室にて演奏 / 大雨の場合など中止させて頂く場合がございます)
《お問合せ先》​伊勢現代美術館

【電 話】0599-66-1138
【E-mail】info@ise-muse.com
10月9日(日)、​『鈴木幸永 展』の関連イベントとして【殿岡ひとみ・庭園ライブ『アフリカの真昼』】を開催します。

会場は、森を背にして作品が並ぶ、伊勢現代美術館の彫刻庭園。

ライブは殿岡が得意とするアフリカ楽器によるもので、「鈴木幸永 展」で展示中のアフリカ動物の絵画からインスピレーションを得たインプロヴィゼーション(即興演奏)と、アフリカンミュージックが披露されます。

自然とアートの融合する空間で奏られる、「アフリカの真昼」。
特別なLIVEを、ぜひ体感してください。

鳥羽なかまちマーケット 秋の竹灯りストリート
イベントのジャンル:地域の催し
日程:令和4年10月22日
時間:16:00〜20:00
主催:鳥羽なかまち会
主催者からのメッセージ:10月は鳥羽の月!鳥羽なかまちでは、毎年恒例となりました竹あかりイベント。2022年は鳥羽なかまちメンバーで制作した「竹あかり」をメイン会場「西念寺」をはじめ、各エリアに温かな灯りが町を包みます。また、マーケットでは過去最多の総勢33 店舗・団体が出店!おなじみの鳥羽なかまちのお店や御浜町コラボブース、キッチンカーにハンドメイド店などが勢揃い。たくさんの方のご来場をお待ちしております。
お問い合わせ先:鳥羽なかまち会 090-9924-6008  tobanakamachi@gmail.com
イベントに関するHPやSNSなどのリンク先:     https://tobanakamachi.com/2022/09/1959
Instagram:https://www.instagram.com/toba_nakamachi/

 

あのり拍子 -anorhythm-

 

イベントのジャンル:小さな野外フェス
日程:2022年11月26日(土)
時間:12:30 開場 13:30 開演 19:00 終演/閉場
主催: infusiondesign 共催:あのり拍子実行委員会 運営:あのり有志会 / infusiondesign
主催者からのメッセージ:三重県志摩市”安乗”にて地元の有志達と共に創るちいさな野外フェス2022年11月26日(土)「あのり拍子 -anorhythm-」開催!
「あのり拍子-anorhythm-」とは…
安乗の自然と伝統文化、人々の営みから生まれる安乗特有の自由なリズム…
重要無形民俗文化財の安乗人形芝居や海女文化が継承され、古くから自然と人との共生をしてきた
人口1,500人ほどの小さな漁村”安乗”。その突端に位置する安乗岬にて地元の有志達と共に
踊りと音楽を通して安乗を体感するちいさな野外フェスティバルです。安乗の民俗、芸能、食をテーマに、重要無形民俗文化財の安乗人形芝居による展示やワークショップ、
安乗の海女によるトークショーや海女道具のワークショップ、オープニングセレモニーでは安乗神社宮司による祈祷、
志摩/安乗の伝統食と海の幸・山の幸をふんだんに使ったフード出店、オフィシャルバーではあのり拍子限定カクテルをご用意。
また全国的にも珍しい四角いのぼれる灯台“安乗埼灯台”の特別夜間参観やライトアップも楽しめるスペシャルな一日となります。
お問い合わせ先:あのり拍子実行委員会 TEL:03-6427-3281(平日12:00~18:00) anorhythm.2022@gmail.com
イベントに関するHPやSNSなどのリンク先:

■公式WEBサイト:anorhythm.jp
■公式Instagram:https://www.instagram.com/anorhythm/
■公式Twitter:https://twitter.com/_anorhythm_
■公式Facebook:https://www.facebook.com/anorhythm.2022/

皆様からもイベント情報を募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記フォームからイベント情報をお寄せください。

掲載申込みフォーム

奥伊勢の新キャンプ場で豪華海鮮カンカン焼きBBQ

みなさん、こんにちは!キャスターマミです!

この夏、三重県・大台町にある森の中のホテル奥伊勢フォレストピアのキャンプ場で豪華海鮮BBQを楽しんできました。

リバーサイドヴィレッジ パークエリア

奥伊勢フォレストピアの中にあるキャンプ場「リバーサイドヴィレッジ」(2020年4月にオープン)が、川に面した公園、ちびっこが思いっきり遊べる遊具が揃う「わんぱく広場」を新エリアとし、2022年7月にエリア拡大!

広々とした緑あふれる森のサイト、リバーサイドヴィレッジの新しいパークエリアには炊事場が新設され、水道は6つあり、お湯も出ます。ゴミステーションも完備。

目の前には、日本一の清流・宮川の支流「薗川」が流れます。浅く流れが穏やかな場所もあるので、川遊びも安心して楽しめます。

敷地内には小さなお子様が夢中になれる公園が。川遊びにアスレチックにと、家族で大興奮間違いなし!

奥伊勢フォレストピアの釣り堀でゲットしたニジマスをBBQで。

釣り堀は3月下旬から11月下旬の日曜・祝日に営業していますが、営業日以外でも3日前までの予約で釣りができます。

しかもキャンプ利用客は、奥伊勢フォレストピアの温泉に入り放題!

そんな素敵な新キャンプ場リバーサイドヴィレッジで私たちが楽しんだBBQの内容がこちら!

豪華海鮮カンカン焼きセット「海宝焼」

缶の中に海産物を詰め込んでそのまま直火で蒸し焼きにして食べる浜料理、カンカン焼き。

ネット通販伊勢鳥羽志摩特産横丁で好評販売中の「海宝焼(かいほうやき)」は、旬の時期に水揚げした海の幸を、新鮮さ・美味しさをそのまま瞬間凍結させ、カンカンに詰め込んで冷凍便で届けられます!

今回は、伊勢鳥羽志摩特産横丁の大人気「海宝焼」から、5種類の豪華海鮮、伊勢エビ・牡蠣・さざえ・ホンビノス(大あさり)・ほたての入ったセットを、伊勢鳥羽志摩特産横丁を運営する株式会社オフィス・ワンツーテン会長の向原千草さんと私西口茉実が紹介します。

カンカンの中には、片方の軍手とカキナイフが。袋に入った海鮮を出し、身を上にして並べていきます。解凍してから蒸すよりも、凍ったままの方がより美味しいそうです♪

カンカンの中に水かお酒を入れて(今回は水にしました)蓋をしたらセット完了!なんと簡単な!火にかけること15分…

冷凍のまま蒸し焼きにした贅沢な海産物に舌鼓。どれも驚くほどサイズが大きい!あまりの美味しさに、旬の時期に産地でいただいているような錯覚を起こしてしまうほど。

お味噌たっぷりの伊勢エビに感動!みんなでお味噌をディップして身をいただくという食べ方を編み出しちゃいました♪

キャンプ初心者の私達、リバーサイドヴィレッジにキャンプ場管理人として2022年2月に大台町地域おこし協力隊に着任した、入口寛也さんにキャンプ&BBQを教わりながらお話を伺いました。


 

Q.ご出身、前職は?

入口さん「大阪です。半導体の営業マンでした。」

Q.大台町に来たきっかけは?

「キャンプが趣味で、キャンプに関わる仕事がしたかったのと、家族で田舎暮らしがしたくて妻と色々調べていました。大台町で地域おこし協力隊を募集していて、その業務内容が『キャンプ場の管理人』という情報を妻が見つけて、まさに求めていたものだったので、それまで一度も来たことがなかった大台町に足を運んでみました。」

Q.大台町に来てみての印象は?

「自然豊かで、心が落ち着きます。住み始めてみて、都会にいた時とは違った生活リズムが作れて、健康面にも良いように思います。」

Q.ご家族の反応は?

「都会ではベランダ菜園をしていた妻は、農地の付いた家に住み始めてノリノリで畑仕事を楽しんでいます。」

 

Q.お家はどうやって見つけましたか?

「大台町の空き家バンク制度を利用しました。大家さんも良い人で、住み心地も大満足です。」

 

Q.地域おこし協力隊卒業後の夢は?

「奥伊勢フォレストピア リバーサイドヴィレッジの管理人を続けながら、キャンプの魅力を多くの方に伝えていきたいです。」

YouTubeでもリバーサイドヴィレッジの紹介、入口さんの大台町移住ストーリー、豪華海鮮カンカン焼きセット 海宝焼を紹介しています。

ぜひご覧ください♪

 

【海宝焼】伊勢鳥羽志摩特産横丁
yahoo!shopping
楽天市場

ようこそお伊勢さんへ!宇治山田駅前、明倫商店街。

近鉄宇治山田駅を降りてすぐ向かいにある、明倫商店街。

ぱんじゅうの香りをかぎながら、アーケードの中に入ると

そこには忘れ物を取りにいくような、懐かしい時間がありました。

正面の入り口は2箇所、どちらから入ってもだいじょうぶ。

中でこんな風に繋がってます。

 

お伊勢さんの情報は随時更新中。

「おしらせ板」のフォントが時代を感じます。

何やら映え写真が撮れそうなシャッターも。

入り口にも大きく書いてあるように、ここ伊勢市はプロ野球選手 沢村栄治さん生誕の地。(生家がこの商店街のすぐ近くだったそうです。)

写真や新聞記事の多さから、地元の方の愛を感じます。

野球ファンのメッセージ、野球少年の決意も。

こちらにも地元愛を感じるポスターが。

演歌歌手・中西りえさんも、伊勢出身。

アーケードから差し込む光もほどよくいい感じ。

こんな昔ながらのアーケードの残る商店街は、伊勢でもうここだけかもなあ。

と話してくれたのは、レトロな雑貨を売るなんでも屋の店主さん。

店内には昔の家電、タンス、古道具、昭和のおもちゃ、食器・・・宝さがしみたいにわくわく。

たんすの中も、またこれわくわくするモノ達が。

小腹が空いたので、喫茶店に立ち寄る。

どきどき。

タマゴサンドとバナナジュースをオーダー。

ふわふわパンとふわとろ卵にシャキッときゅうりが絶妙バランス。

そしてお腹もいっぱいになるボリューム!

宇治山田駅を降りてすぐ向かいにある、明倫商店街。

初めてでも、きっとどこか懐かしい商店街。

あなたの街にもそんな商店街、ありますか?

竹ザル、グラス、あおさ。私のお買い上げ品。

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・明倫商店街

・三重県伊勢市岩渕1丁目13−19

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OTONAMIE PUSH EVENT【2022.9.28update】

\こんにちは!広報担当のともーこです!/

イベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

『「三重県」×「デジタルの日」2022』~ふれよう!#デジタルのチカラ~

イベントのジャンル:セミナー・イベント
日程:令和4年10月2日(日)
時間:10時〜16時
主催:みえDXセンター事務局(デジタル戦略企画課内)
主催者からのメッセージ:デジタルの日である10月2日(日)に、県民の皆さんがデジタルについて親しみ、楽しく学んでいただけるよう、『「三重県」×「デジタルの日」2022』~ふれよう!#デジタルのチカラ~を開催します。
本イベントでは、みえDXアドバイザーによるパネルセッションを実施するとともに、みえDXパートナーによる最新デジタルツールの紹介・体験のほか、ドローンプログラミング体験教室やeスポーツ体験などのイベントを開催します。

お問い合わせ先:みえDXセンター事務局(デジタル戦略企画課内)dxcenter@pref.mie.lg.jp
イベントに関するHPやSNSなどのリンク先:
https://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/m0345000016.htm

 

Waibeeeeマルシェ in Blanca

イベントのジャンル:マルシェ
日程:令和4年10月2日(日)
時間:10時〜16時
主催:Waibeeeeマルシェ
主催者からのメッセージ:“おいしておもしゃい”をカタチに!をテーマに三重県、愛知県とマルシェを開催しています!
今回念願だった伊勢市での開催に更においしておもしゃいを増量してお届けします‼️ハンドメイド雑貨、飲食物販、キッチンカーグルメ等!
ブランカさんでは特別に焼き立てのシェルレーヌの販売もあります!お楽しみ企画としてスタンプラリーやInstagramキャンペーンもあります
ぜひ、お越しくださいませ! Let’s Waibeeee!!!!!!!!

お問い合わせ先:WaibeeeeマルシェInstagram https://instagram.com/waibeeee

鈴木幸永 展

 
イベントのジャンル:展示
日程:開催中〜令和4年11月13日(日)
時間:10時〜16時30分
主催者からのメッセージ:ただいま伊勢現代美術館では、本館・別館にて【鈴木幸永 展「遥かな動物 Ⅳ」と「想像表象としての人体の不思議」】を開催中です。​また、10月9日(日) 14:00からは関連イベントとして【殿岡ひとみ・庭園LIVE】を開催。
鈴木の描くアフリカ動物の絵画と、それにインスピレーションを得て演奏される殿岡のアフリカンミュージック、特別なライブも併せて体験してください。
お問い合わせ先:伊勢現代美術館

殿岡ひとみ・庭園ライブ『アフリカの真昼』

  
イベントのジャンル:ライブ
日程:令和4年10月9日(日)
時間:14時
主催者からのメッセージ://////////////////////////////////////////////////////////////
殿岡ひとみ・庭園ライブ『アフリカの真昼』
​//////////////////////////////////////////////////////////////【日時】 2022年10月9日(日) 14:00〜
【会場】 伊勢現代美術館 / 彫刻庭園(別館)
【料金】 ¥500+入館料
(一般 ¥700 / ¥学生 500 / 小学生以下無料 ●開催中の展覧会をご覧頂けます)

​■ 予約不要(当日、本館にて受付)
■ ご来館時には [マスク着用・検温・手指消毒] のご協力をお願い致します。
■ 雨天決行(雨天の場合は別館展示室にて演奏 / 大雨の場合など中止させて頂く場合がございます)
《お問合せ先》​伊勢現代美術館

【電 話】0599-66-1138
【E-mail】info@ise-muse.com
………………………………………………………………..10月9日(日)、​『鈴木幸永 展』の関連イベントとして【殿岡ひとみ・庭園ライブ『アフリカの真昼』】を開催します。

会場は、森を背にして作品が並ぶ、伊勢現代美術館の彫刻庭園。

ライブは殿岡が得意とするアフリカ楽器によるもので、「鈴木幸永 展」で展示中のアフリカ動物の絵画からインスピレーションを得たインプロヴィゼーション(即興演奏)と、アフリカンミュージックが披露されます。

自然とアートの融合する空間で奏られる、「アフリカの真昼」。
特別なLIVEを、ぜひ体感してください。

 

あのり拍子 -anorhythm-

 

イベントのジャンル:小さな野外フェス
日程:2022年11月26日(土)
時間:12:30 開場 13:30 開演 19:00 終演/閉場
主催: infusiondesign 共催:あのり拍子実行委員会 運営:あのり有志会 / infusiondesign
主催者からのメッセージ:三重県志摩市”安乗”にて地元の有志達と共に創るちいさな野外フェス2022年11月26日(土)「あのり拍子 -anorhythm-」開催!
「あのり拍子-anorhythm-」とは…
安乗の自然と伝統文化、人々の営みから生まれる安乗特有の自由なリズム…
重要無形民俗文化財の安乗人形芝居や海女文化が継承され、古くから自然と人との共生をしてきた
人口1,500人ほどの小さな漁村”安乗”。その突端に位置する安乗岬にて地元の有志達と共に
踊りと音楽を通して安乗を体感するちいさな野外フェスティバルです。安乗の民俗、芸能、食をテーマに、重要無形民俗文化財の安乗人形芝居による展示やワークショップ、
安乗の海女によるトークショーや海女道具のワークショップ、オープニングセレモニーでは安乗神社宮司による祈祷、
志摩/安乗の伝統食と海の幸・山の幸をふんだんに使ったフード出店、オフィシャルバーではあのり拍子限定カクテルをご用意。
また全国的にも珍しい四角いのぼれる灯台“安乗埼灯台”の特別夜間参観やライトアップも楽しめるスペシャルな一日となります。
お問い合わせ先:あのり拍子実行委員会 TEL:03-6427-3281(平日12:00~18:00) anorhythm.2022@gmail.com
イベントに関するHPやSNSなどのリンク先:

■公式WEBサイト:anorhythm.jp
■公式Instagram:https://www.instagram.com/anorhythm/
■公式Twitter:https://twitter.com/_anorhythm_
■公式Facebook:https://www.facebook.com/anorhythm.2022/

皆様からもイベント情報を募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記フォームからイベント情報をお寄せください。

掲載申込みフォーム

『菰山亭』復活プロジェクト@湯の山温泉

2019年2月から続く新型コロナウイルスの影響により湯の山温泉街も大きな打撃を受けています。感染が広がる度にキャンセルは増加し温泉街は閑散となってしまっていました。

今は、社会の状況もあり少しずつですが、賑わいが戻りつつあります。その波にのり湯の山温泉に以前のような賑わいが戻って欲しいと『菰山亭』の復活プロジェクトが始まりました。

菰山亭とは

希望荘創業50周年記念にオープンした『菰山亭』ですが、コロナ禍により閉店してしまいました。中に足を踏み入れると新しい中にも、どこか懐かしさを感じられる空間となっています。

「このコロナ禍において、人々は疲弊し心身共に不安や孤独、子ども達の貴重な経験するという時間が無くなっていると感じている方も少なくはないと感じています。『菰山亭』 では昔ながらの日本人に合った食事、旬の食材を通して身体に良いものを提供していきます。同時に『菰山亭』 のランチで使用される酵素玄米や湯の山うどんを広め、湯の山という地域の活性化に繋げていきたいと考えています。」(プロジェクト発起人 生川さん談)

湯の山温泉

三重県民ならほとんどの人が名前を知っている、聞いた事があると思いますが、地元の人しか知らない隠れた名所や新しく出来た観光スポットもあります。

若い人達におすすめしたいのが”折り鶴伝説”が今も語り継がれいる山獄寺。地元の人達には今も恋愛成就のパワースポットになっています。願いを込めて、折り鶴を奉納すると願いが叶うと言われています。(私も若かりし頃は、折り鶴を折って、奉納に行きましたよ!)

折り鶴伝説も読む事が出来るので、温泉巡りの途中で立ち寄ってみて下さいね。

子ども達が喜ぶロープウェイや女性に嬉しいお買い物が出来るスポット、アウトドアが楽しめるスポット、宿泊なしで入れる立ち寄り湯など日帰りでも気軽に楽しめますので、近くまで行った時にふらっと湯の山温泉に立ち寄ってみるのもいいかも知れませんね!


菰山亭復活プロジェクト
https://camp-fire.jp/projects/view/549097

9月23日~25日は伊賀へ行こう!伊賀焼×伊賀酒が楽しめるイベント開催

たくさんの日本酒イベントが復活して賑やかな秋。

「女性が考える女性のための日本酒女子会」をテーマに2011年から活動を続ける伊賀酒DE女子会も、9月23日、24日、25日に3年ぶりの対面開催が決定しました!

コロナ前のような「集っての日本酒女子会」ではなく、2022年は新しい形での実地ということで…直前情報をまとめてご紹介します!


【伊賀酒DE女子会2022topics】

①2022年は9月23日(祝)~25日(日)に伊賀市である「伊賀焼陶器まつり」とのコラボ開催!伊賀酒DE女子会ブースを出店。※無料シャトルバスあり

②誰でも参加できる有料試飲(伊賀酒DE女子会お猪口付き)

③会場限定販売・陶芸作家コラボラベル酒(数量限定)

④その場で当たる福くじ付き女子会福袋販売(30セット限定)

⑤酒蔵女将×陶芸作家トークライブ(各日13:30~)

⑥伊賀土産に最適、酒蔵スイーツ販売


 

①9月23日(祝)~25日(日)開催「伊賀焼陶器まつり」とのコラボ!

三重県伊賀市は、古琵琶湖地層と呼ばれる良質の粘土、薪に最適な赤松が豊富だったこともあり、鎌倉時代より伊賀焼の産地として発展してきた歴史があります。伊賀の窯元が大集合する「伊賀焼陶器まつり」は、県外からもたくさんの陶芸ファンが伊賀に集う人気のイベント。今年は32の窯元が大小3万点近くの作品を出品します。

ここに「伊賀酒DE女子会」ブースが登場!森喜酒造場の森喜るみ子さん、大田酒造の大田智洋さん、若戎酒造の重藤邦子さんの3人の酒蔵女将がブースに立ち、有料試飲、会場限定酒の販売、女将さんと陶芸家によるトークショーなど様々な企画を実地します。

半戸外のスペースなので、男女問わず、伊賀酒ファンも伊賀焼ファンも気軽に立ち寄れるのがいいですね。

左から森喜酒造場・森喜るみ子さん、大田酒造・大田智洋さん、若戎酒造・重藤邦子さん。

 

②誰でも参加できる有料試飲(伊賀酒DE女子会お猪口付き)

ブースでは物販だけでなく有料試飲も実施。1000円で3蔵のお酒が1杯ずつ飲めます(伊賀酒女子会オリジナルお猪口付き/もも色)。各蔵、この日のための特別なお酒を用意しているそうです!

ただし、まつり会場内での飲食は『休憩スペース』『他人との距離を広くとれる場所』限定です。女子会ブースや陶器販売ブース内での飲酒はNGです(会場図参照)のでご注意ください。

【有料試飲のやり方】

▼受付でチケット(1000円)を購入し、女子会お猪口を受け取る

▼各蔵のブースでチケットを提示して、女子会お猪口にお酒を注いでもらう。

▼休憩スペース、他人との距離が十分に保てる場所で味わう

1蔵1杯ずつ(計3杯)です。※感染対策として、チケット購入時にお名前ご連絡先の記入が必要です。

③伊賀焼陶器まつり会場限定!陶芸作家コラボラベル酒発売

物販では、今回のイベントのための特別な商品も並びます。中でも目玉は陶芸作家さんからラベルアート素材提供のコラボラベル酒。会場限定販売で、各2,000円。数量限定売切れ御免。(各蔵20本までは取り置き予約可能。詳細はコチラから)

左から…■谷本貴さん@takashi.mitagama/大田酒造

ラベルの模様は谷本さんの作品の酒器の高台に墨を塗り印のように押したもの。大田酒造のロゴの朱色を取り入れ、シンプルでシックなラベルになっています。お酒は「純米大吟醸 神の穂 半蔵 三重酵母MKー7」

■吉村尚子さん@naomitupottery_n/森喜酒造場

絵付けの作品を多く手掛けている吉村さんは「三柑の実」の絵を描き下ろし。桃は厄除けや魔よけ、橘は金運・財運、ザクロは子宝・財運を象徴する実で、縁起の良い絵と言われているそうです。お酒は純米吟醸 伊賀産山田錦 るみ子の酒」

■宮本晋さん@feel_509/若戎酒造

宮本さんは「大きな和紙に筆と絵具で書いた複数の文字列のようなアート」を提供。複数の作品をすべて取り込み1枚のアートのようにしてラベルに加工しました。お酒は「純米吟醸 三重山田錦 原酒 若戎」

今回のイベントのための会場に来た人しか入手できない特別なお酒は陶芸ファン、伊賀酒ファン必見の3本です。ぜひゲットしてください。

④その場で当選が分かる福くじ付き!伊賀焼陶器まつり限定女子会福袋販売

従来の伊賀酒DE女子会では、会の〆に「じゃんけん」や「くじ引き」をしてお客様へプレゼントをするのが恒例行事でした。今回、お買い物だけでなく、そんなワクワク感を楽しんで欲しいと「福くじ付き福袋」を販売。なんと「はずれくじ」無しで、その場で結果が分かります。会場でこれは!と思った福袋を選びましょう。

3蔵のお酒(300ml)3本+酒蔵お猪口付き+福くじ(はずれ無し)で2,000円。飲み比べやお土産にも最適です。

■お酒/純米吟醸 義左衛門(若戎酒造)、純米酒 るみ子の酒(森喜酒造場)、特別純米酒 半蔵 うこん錦(大田酒造)

■福くじ(下記のいずれかが当たります)

1等 お酒1本(720ml瓶)

2等 酒蔵グッズ

3等 伊賀酒DE女子会お猪口(もも色)

⑤酒蔵女将×陶芸作家トークライブ(各日13:30~)

酒器の使い方、お酒のタイプに合う酒器選び、陶器とお酒の関係など、ゆったりトークが繰り広げられます。酒蔵女将と陶芸家さんによる化学反応が楽しみですね!スケジュールは以下の通り。

23日(祝)若戎酒造・重藤邦子さん×京野桂さん
24日(土)大田酒造・大田智洋さん×杉森与平さん
25日(日)森喜酒造場・森喜るみ子さん×宮本晋さん

⑥伊賀土産に最適、酒蔵スイーツ販売

各蔵の伊賀酒を使ったコラボスイーツも販売。お酒が飲めない人も伊賀酒にふれられる商品です。陶器まつりで買った器と伊賀酒菓子のコーディネートも楽しそう。

若戎酒造は「くらさか風月堂」のさかみかさ(提供写真)
大田酒造はMon imageの「半蔵フィナンシェ」
森喜酒造場は「菓匠 桔梗屋織居」の伊賀酒カステラ~蔵めぐり(提供写真)

「伊賀焼の窯元」と「伊賀酒の酒蔵」という伊賀の大きな魅力がふたつも楽しめる今回のイベント。伊賀焼ファンも伊賀酒ファンも、そうじゃない人も9月23日~25日の3日間は伊賀を満喫しましょう!!


■伊賀酒DE女子会 https://ameblo.jp/igasake-de-jyoshikai/

■伊賀焼陶器まつり
Instagram公式アカウント@igayakitoukimatsuri
公式ホームページ
https://igayakimatsuri.com/

■開催日/9月23日(祝)~25日(日)9:00~17:00(最終日は16:00)

■会場:あやまふれあい公園内「すぱーく阿山」(伊賀市川合)
■アクセス:JR新堂駅と陶器まつり会場間を無料シャトルバスが運行します。
※無料大駐車場あり
https://igayakimatsuri.com/contact.html#map

秋の夜長を城にあるカフェバーで。松坂城月見やぐら&aが大人に嬉しいリニューアルオープン!

急な坂道を登り、息を切らせてやってきた隠れ家的なカフェバー&ギャラリー。

数席だけの小さなお店には、アフリカンチェリーの大きな一枚板のカウンター。

店内には木製の酒器や箸置きなどの食器、雑貨やアクセサリーなど。
地元の食材やお酒を中心にした和洋折衷の家庭料理がひと品ずつでてくる。
料理は少ないながら定番メニューと季節に合わせた小鉢やおつまみ。
日本酒をメインとしたこだわりのお酒を楽しめる店で、少人数の貸切、女子会、デート、お一人さまにもおすすめ。

松阪市の町の中心にあるこのお店はとても静か。

なぜなら松坂城址内にあるからだ。

左の木のオブジェは、松阪の町の礎を作った蒲生氏郷の奇抜な兜を表現
テラス席もいい雰囲気

お城の敷地内にあるので近くに店などはない。
松阪の町並みや城壁を眺めなら地元の食や酒を、地元の木を使った作家物の器で。
秋の夜長を愉しむ大人におすすめのお店だ。

お店を切り盛りするのは、三重県産の素材を使ったオリジナルブランド「Amyat`s」を手掛ける前川あつ子さん。
料理好きが高じてリニューアル(2022.9.11)に合わせてお店を任されたという、あつ子さん。

にんじんしりしり
あっさりながらアサリの出汁が効いているアヒージョ
三重のお酒もたくさん

気取らない家庭料理は、どれもお酒によく合う。
素材本来の美味しさが伝わってくる優しい味わい。

一志SPポークのステーキ。塩だけで美味しい

松阪のみならず三重の食材も気に入ったものは出しているという。
まるで三重の食のセレクトショップのよう。

鳥羽の離島・神島の塩
フルーティーな味わいが人気のkamosu mori純米大吟醸(新潟産)
奇跡の稲とも呼ばれる米、イセヒカリ(伊勢)純米大吟醸、昇龍のいぶき(岐阜産)。日本酒らしいコクと米のふくよかな味わい。

ときに塩の話でもりあがったり、お酒の味の違いを愉しんだり。
デザートにはとね菓子館(津市)の和菓子をトッピング。

あつ子さん:刀根菓子館の菓子職人・刀根武士(たけし)さんにちなみ武士パフェです。武士さんだけに。

とね菓子館で人気の塩バターどら焼きと抹茶、そして塩味が効いた味わいはお酒のあとにぴったり。

松坂城と松阪の町を築いたは武士の蒲生氏郷。
信長が一目で認めた猛将だ。
松坂城の敷地内には本居宣長の博物館や旧家もある。
城を下って町を歩けば、松阪木綿や長谷川治郎兵衛などの豪商の家を訪ねることもできる。
映画好きには言わずもがな、小津安二郎の出身地でありお城の敷地内の記念館ではその世界観に触れることもできる。

木製の刀も展示。武士だけに?

そんな旅のシメにでも、また明日からの旅にこころ躍らせるひと時にもお城の敷地内で呑めるのは気分が上がる。

 


 

月見やぐら アンド エー
松阪市殿町1538-1 松坂城址内
tel 080-7499-2556
in https://www.instagram.com/tsukimi.a/
hp https://tsukimiyagura.com/
※2022.9.11リニューアルオープン

 

河崎まちあるきその2。雨の日も、上をむいて歩こう。

こんにちは!毎日暑いですね~。

こんにちは=暑いですね。と、まるで同義語にしてしまえそうなほど今年はよくこの言葉を使います。この記事が公開される頃には、少し涼しくなっているといいな!

前回、伊勢河崎商人館で西山清美さんにお話を聞かせていただき河崎商人館の中を色々と紹介しました→河崎まちあるき、その1。まずは伊勢河崎商人館へ。

今回は商人館から一歩外に出て、蔵や瓦の意匠のことを。

百聞は一見にしかず。たくさんの写真とともに、お送りします!

まずは蔵の色にご注目。

蔵の壁って白いイメージないですか?

河崎の蔵は黒。重厚感があって、凛々しくてかっこいい。

蔵をより長持ちさせる為に外壁を木でカバーする、これを「刻み囲い」という。

このあたりは太平洋側で雨も少なくない。土壁を守る為、木を横にはり壁に雨がつたいにくくなっている。

そして普通だと白木のままだが、河崎の蔵は煤(すす)と魚のあぶらをまぜた塗料を塗っている。煤で防虫、あぶらで水を弾くから、より長持ちするのだそう!なんとも合理的。

河崎の人はこれを「ぬれがらす」と言うのだそう。(河崎初心者の私は初めて知りましたよ・・)

もちろん、黒く塗るのはコストがかかる・・からこそ、この辺りの商家の豊かさが垣間見れる。

そしてこの刻み囲いのすごいところは、木を取り外すことができる所!

傷んだ場所のみ新しくしたり、火事になった時は、くさびを抜き木を外し、火が燃えうつらないようにもする役目も。

火事の時は、刻み囲いを取り外す人、蔵の扉を閉める人など役割が決まってたんだとか。蔵の扉はとても重い。それをぴっちりと締め、その隙間になんと味噌(!)や泥をぬって、火の侵入を塞いだそう。おもしろい~!

 

そのまま目線を上に、次は瓦にご注目。

正面に見えるのは鬼瓦。鬼瓦は、文字通り鬼の顔の瓦もあれば家紋を入れたりする場合も。

この蔵の家紋は違い鷹の羽という家紋。

それをこの蔵を建てる明治の時代にここまでシンプルに、今でいうとロゴマークのようにデザイン化してしまったそう!

これを教えてもらってから、近くのお寺や蔵を見るたび私の目線は瓦にご注目。今まで何気なく見ていたお寺の屋根に、大きな鬼の顔の瓦がついているのを見つけた時は、思わずニヤリ。としてしまいました。

 

そのまま目線を横にずらすと、瓦の隅には河崎のまち独特の「隅蓋」と呼ばれる飾り瓦。

 

河崎商人館の門の近くにある隅蓋は船のモチーフ。

これは、数年前に地元小学生に隅蓋のデザインを募集して、新たに作ったそうです。実際に勢田川を船でのぼる体験が楽しかったから、このデザインなんだとか。

川の近くだったからか、波や鯉、カエルなど水にまつわるモチーフが多く、他にも桃や丸籠など、縁起の良いモチーフが多い。

河崎商人館の蔵の中にはたくさんの隅蓋の写真と実物の展示も。

 

河崎商人館の敷地内には、他の蔵を取り壊した時の瓦がいくつも残っていました。

近くで見るととても大きい!でも造りがとても細かくて繊細。職人さんの技術が光っています。

こちらは、隅蓋の型なのか・・とても古いものなのか・・なんかほっこりするお顔。

 

 

さて、次は目線を玄関扉より少し高くして。

皆様の家には注連縄(しめなわ)ってかかってますか?

伊勢は昔から多くの家の玄関先に、1年中しめ縄がかかっています。

河崎商人館の入り口にもごらんの通り。

そのしめ縄にかかれている木札には、「笑門」とか「蘇民将来子孫家門」など。商売をしている家だったら「千客万来」などと書かれたものも。

ですが・・!私はここでみたことないしめ縄に出会ったのです。

 

 

(ムズカシクテヨメナイヨ・・・。)

 

私の心の声に気づいたかのように、西山さんが解説してくれました。

「久那戸之神」とは久那戸(くなと)、「来な門」来るな、せきとめる。という意味があるそう。

集落の境で邪霊や疫神などの侵入を遮る神と言われている。

その横に書いてあるのも神様の名前で、八衢比古命(ヤチマタヒコノミコト)八衢比売命(ヤチマタヒメノミコト)と読むそうです。

八衢とはいろんな方向に分岐した道のある街のこと。こちらの神様も、街に外部から侵入しようとする邪神や魔物を防御する神だそう。

三神とも近くにある神社、河邊七種神社のご祭神なんだそうです。

 

こちらは1702年の河崎の地図。街の周りに川より細い水掘りがあるのがわかる。
こちらは河崎商人館ができる際に復元した惣門。

江戸時代の河崎は街を囲むように掘りがあり、その四方に門があったそうです。

夜になるとその門を閉め、悪さをするような人が入ってこないようにし、自分たちで街を守っていたのだとか。

しめ縄の木札の違いは、この街をみんなで守りたいという思いが反映されたものだったんですね!

ちなみに、河崎商人館は違いをわかりやすく見られるように、前のギャラリーとカフェにそれぞれ違う木札のしめ縄が飾れれていました。

 

河崎の歴史や河崎商人館のこと、たくさんのお話をしてくださった西山さんに、西山さん自身が感じる河崎の魅力を伺うと・・「うーん、雨の日かなあ」と。え、意外!

雨の日に、この黒壁の蔵が湿気をおびて、しっとりとした雰囲気になるのがとても良い。雨の日も悪くないなー。と思うよ。と、教えてくださいました。たしかに、さんさんと太陽の日差しを浴びているよりも、しっくりくる。

あとは満月に近い日の夜、見上げた空に蔵の白壁のラインとお月様が勢田川に映る様子も素敵だそう。

いろんな季節や時間帯、長くこの場所に居るからこそ、気づく良さかもしれません。

 

ぬれがらすの黒壁、職人の息吹を感じる鬼瓦に隅蓋、街を大切に想う気持ちのしめ縄。

河崎をあるく時は、いつもより目線を上げておくと楽しそう。

くれぐれも、つまづかないようご注意を。

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伊勢河崎商人館(NPO法人伊勢河崎まちづくり衆)

HPはこちら→http://www.isekawasaki.jp

住 所/ 〒516-0009 三重県伊勢市河崎2丁目25番32号

電話番号/ 0596-22-4810

OTONAMIE PUSH EVENT【2022.9.7update】

\こんにちは!広報担当のともーこです!/

イベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

おかげさまマルシェ

イベントのジャンル:マルシェ
日程:2022年9月19日(月・祝)
時間:10:00~15:00
主催:おかげさまダイニング 後援:伊勢市
主催者からのメッセージ:9月19日(月・祝)、ザ・オランジェガーデン五十鈴川にて、「おかげさまマルシェ」を開催します。伊勢出身の伊勢創作ビストロmirepoix(ミルポワ)オーナーシェフ岡田新太朗氏と、地元の名店による地域食材を使用した逸品の提供、地域の生産者による直売を行います。環境と体にやさしい食と、ワークショップでの体験など、子どもから大人までお楽しみいただけます!
お問い合わせ先:ザ・オランジェガーデン五十鈴川 0596-23-7733
イベントに関するHPやSNSなどのリンク先:https://www.orangerisuzu.com/2022/08/26/okagesamamarche/

第40回伊賀焼陶器まつり

イベントのジャンル:販売
日程:2022年9月23(金祝)24(土)25(日)
時間:9時~17時 25日最終日 16時まで
主催:伊賀焼陶器まつり実行委員
主催者からのメッセージ:3年ぶりの開催となる「伊賀焼陶器まつり」伊賀焼の窯元や作家が一同に集まる大陶器市です。
伊賀焼の土鍋や器など新製品から限定品まで
約3万点の陶器が所狭しと並びます!対面販売する形式で直接作り手と話せ和気あいあいとした雰囲気が会場内に流れております。伊賀の窯元の酒器を集めたブースや
伊賀の銘酒「森喜酒造場」「大田酒造」「若戎酒造」の
三女将が各蔵のお酒のほか、限定ラベルボトルや福袋などの販売も行ってくれます。
会場へは近くに新名神高速道路や名阪国道の出入りインターがあり
大阪、京都、滋賀、愛知方面からのアクセスもスムーズです。
会場には隣接する無料駐車場もご用意しております。
お問い合わせ先:伊賀焼伝統産業会館 0595ー44ー1701igayakiyoukimatsuri@yahoo.co.jp
イベントに関するHPやSNSなどのリンク先:

・HP https://igayakimatsuri.com/
・Instagram @igayakitoukimatsuri

 

『「三重県」×「デジタルの日」2022』~ふれよう!#デジタルのチカラ~

イベントのジャンル:セミナー・イベント
日程:令和4年10月2日(日)
時間:10時〜16時
主催:みえDXセンター事務局(デジタル戦略企画課内)
主催者からのメッセージ:デジタルの日である10月2日(日)に、県民の皆さんがデジタルについて親しみ、楽しく学んでいただけるよう、『「三重県」×「デジタルの日」2022』~ふれよう!#デジタルのチカラ~を開催します。
本イベントでは、みえDXアドバイザーによるパネルセッションを実施するとともに、みえDXパートナーによる最新デジタルツールの紹介・体験のほか、ドローンプログラミング体験教室やeスポーツ体験などのイベントを開催します。

お問い合わせ先:みえDXセンター事務局(デジタル戦略企画課内)dxcenter@pref.mie.lg.jp
イベントに関するHPやSNSなどのリンク先:
https://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/m0345000016.htm

あのり拍子 -anorhythm-

 

イベントのジャンル:小さな野外フェス
日程:2022年11月26日(土)
時間:12:30 開場 13:30 開演 19:00 終演/閉場
主催: infusiondesign 共催:あのり拍子実行委員会 運営:あのり有志会 / infusiondesign
主催者からのメッセージ:三重県志摩市”安乗”にて地元の有志達と共に創るちいさな野外フェス2022年11月26日(土)「あのり拍子 -anorhythm-」開催!
「あのり拍子-anorhythm-」とは…
安乗の自然と伝統文化、人々の営みから生まれる安乗特有の自由なリズム…
重要無形民俗文化財の安乗人形芝居や海女文化が継承され、古くから自然と人との共生をしてきた
人口1,500人ほどの小さな漁村”安乗”。その突端に位置する安乗岬にて地元の有志達と共に
踊りと音楽を通して安乗を体感するちいさな野外フェスティバルです。安乗の民俗、芸能、食をテーマに、重要無形民俗文化財の安乗人形芝居による展示やワークショップ、
安乗の海女によるトークショーや海女道具のワークショップ、オープニングセレモニーでは安乗神社宮司による祈祷、
志摩/安乗の伝統食と海の幸・山の幸をふんだんに使ったフード出店、オフィシャルバーではあのり拍子限定カクテルをご用意。
また全国的にも珍しい四角いのぼれる灯台“安乗埼灯台”の特別夜間参観やライトアップも楽しめるスペシャルな一日となります。
お問い合わせ先:あのり拍子実行委員会 TEL:03-6427-3281(平日12:00~18:00) anorhythm.2022@gmail.com
イベントに関するHPやSNSなどのリンク先:

■公式WEBサイト:anorhythm.jp
■公式Instagram:https://www.instagram.com/anorhythm/
■公式Twitter:https://twitter.com/_anorhythm_
■公式Facebook:https://www.facebook.com/anorhythm.2022/

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特集:人に会いにいく旅「まるで林業ベンチャー黎明期」若手が稼ぐ仕組みを作る林業家。

“林業では食べていけないというのは、大きな間違い”

こちらの目をみながら、林業家はハッキリとした口調で話を続ける。

“だって現状、いちから木を育てなくていい。切ればいい”

他の一次産業との違いを尋ねると、そんな答えが返ってきた。
いま放置されている山林は多く、人の手が入らないことで様々な問題が生まれている。

森の雇用指導員でもある林業家

“林業をしたての人を増やすこと。僕はその方がええと思う”

ここ津市美杉町の現場にいる林業家は若い。20代が2人、30代と50代が1人ずつ。みんな移住者でもある。

“3年勉強して5年勤める。彼なんか来年独立予定です”

運搬機で作業中の荻野さんは、18歳で林業の道に入り25歳で独立予定。企業に就職してそんなに早く独立できることはまれだ。ベンチャー起業家のような若き林業家たち。

“僕が作りたいのは、儲かる林業の仕組みなんです”

木村 寿志さん(39歳)。
名古屋、大阪、福岡、東京で建材の営業マンとして働いた後、生まれ育った美杉に帰ってきた。

木村さん:僕もみんなも、林業の家系に生まれたんじゃないんです。

木村さんは美杉の青木製材所の林業班に在籍しながら、自身で木村森業株式会社も営んでいる。本格的に林業の道に入ったのは9年前で、青木製材所の林業班の立ち上げでメンバーに加わったのが5年前、昨年からは林業班長を務めている。

木村さん:チェーンソーだけ持って山に入る。当時は重機もなく伐採した木は人力で運んでました。いま思えばそんなこと、よくやってたなと(笑)。

 

儲かる林業

木村さん:昔の林業は畑と同じ仕組みで木を植え、育てて伐採。今は林業家が激減したので山の管理自体も仕事になります。

そう語る木村さんが地元林業の現状を教えてくれた。津市は人口が約27万人。その内、林業従事者はたったの100名前後。また津市には4万ヘクタールもの人工林がある。1人の林業家が一年で間伐できるのはマックスで6ヘクタール。100人しか林業家がいないとなると、年間600ヘクタールしか管理ができない。本来、山は15年に一度は間伐が必要とされているが全く人材が足りていない。木村さんは少なくとも4倍の林業従事者が必要だという。

木村さん:つまり林業に携わる人は少ないけど、木を伐採するというニーズはあるんです。

さらにここ15〜20年で林業家が激減したことにより、山では過去に植樹された杉や檜が育っている。間伐をしないと山は荒れ、土砂崩れ、倒木、動植物の多様性も失われてしまう。間伐や伐採を行うことで山の健康状態を維持しなければならない。

木村さん:育った木をすぐに切り出せる状態です。仕事はあるし木材のニーズもある。美杉ではないですが、年間120日の稼働で、手取り1000万円近く稼ぐ知り合いの林業家もいるくらいです。

林業で儲けるためには大きく2つの方法があるという。

木村さん:ひとつは重機などをバンバン投入して林業を機械化することです。でもこれは資本がないとできない。もうひとつは特殊伐採。1本の木の伐採で10万円になることもあります。

特殊伐採とは、切ってそのまま倒木させることができない狭い敷地などに生えた木や、寺院など重要な建造物に影響の出ないように伐採する方法で、高度な技術が必要になる。林業家100人のうち2〜3名程度しかそのような技術は持ち合わせていないという。

急激な斜面もスイスイと登っていく若手林業者たち

木村さん:技術さえあれば、チェーンソーひとつで年間1000万円。夢があると思いませんか。

 

 

地域のつくりかた

美杉に帰ってきてしばらく、木村さんはキャンプ場管理の仕事をしていた。生計を立てるには十分の収入があった。ひとしきり運営できる仕組みをつくった木村さんは、その仕事をまるごと移住希望の若者に譲った。

木村さん:周りの人からはもったいない、本気か?ともいわれました。でも移住者や若者は地域にどんな仕事があって、どんな稼ぎ方があるのか知らない。移住者や若者のためにそういった仕組みをつくって渡す。それが人口減少が進む地域で人を受け入れるのに一番早いと思いました。そういった仕組みを作れる人間は放っておいても仕事ができる。でもそういう人ばかりじゃない。こちらから背中を押すからには、ちゃんとステップが踏めるようにしないと。

そしていま、木村さんは林業で同じような仕組みづくりを進めている。

 

川上から考える、海と山の自然の循環。

昼ごはんは丸太の上が、みなさんのスタイル。自然のなかで食べるカップラーメンは格別らしい。(過去に漁師にも同じことを聞いた)。林業で機械化が進むとなれば女性の林業家も増える可能性はあるのだろうか?

木村さん:美杉ではないですが、他の地域ではそういった例も出てきています。林業と屋号を名乗る場合、実は木の苗を育てていることが条件です。女性の場合、苗の方の林業の仕事もあります。

苗屋も林業従事者の激減で減った。しかし苗のニーズも高まっているそうだ。

木村さん:この辺りは温帯地域。人工林になる前、この辺りに生えている杉や檜の割合は2%程度(本数ベース)だったそうです。僕の将来的な計画のなかに、本来この地域で育つ木の種を採取して、植林することも考えています。

戦後、政府の拡大造林政策により、日本の山に多くの杉や檜が植林された。そのおかげで国は復興し平安を得た。しかし針葉樹林がほとんどの割合をしめる森では、本来日本建築で使われていたケヤキなどの広葉樹(雑木)が減り、植物や動物の多様性が失われた。

木村さん:子どものころ、山はもっと入りにくかったです。雑木や下草が生えていたので。小さいころから釣りが好きでした。でも年々川の水量が減っている。杉や檜は水分を吸収してしまうので、川の水が減るんです。だから魚も減って釣れない。

このような流れをもっと広い視点で、川上で仕事をする自分達・林業家が考えるべきだと木村さんはいう。近年、伊勢湾でとれる魚介類は減り志摩地方の海では海藻が枯れ、名産のアワビの漁獲量も減っている。温暖化など様々な要因があるとされているが、山から海に流れつく森の養分が減少したこともひとつの原因ではないかといわれている。

木村さん:例えば車のエンジンが掛からない場合、原因をいろいろと探らなくてはわからない。海で異常が起きているなら、そこに関係する要因を辿らなくては。山の森から川を流れ、田畑にいき、最後に海に流れ着く。その川上にいる僕たちのような人間が理解をしないと。

そして山奥のさらに奥の人工林は、すでに手入れをすることが困難な状態。

木村さん:ならばそういったエリアは自然林にもどし、杉や檜の生産はより近いエリアにした方が良いのではと思うんです。

 

 

未来をつくるのは一次産業だと思う

今回の取材を通じ、林業の可能性を感じるとともに、なぜそのような情報が届いていないのかとも思った。

木村さん:今の社会に林業は身近ではないし、山仕事なので現場も見えない。存在を知られていないです。体力は要りますが特に若者が活躍できる仕事です。あと製材会社が林業班を持っていることも珍しいです。木材市場からも仕入れて製材をして出荷もしますが、林業班があれば直接木を仕入れることができます。その分コストも減る。担い手が減っている林業において、新しいかたちのひとつだと思います。

急斜面で泥沼にはまった運搬機。そんな状況もあえて笑いに変えながら仕事をする姿が印象的。

改革とは仕組みを変えることだと思う。
農耕民族であり木の国として長い歴史を持つ日本において、いま私たちは歴史上経験したことがない人口減少社会・少子高齢化に突入している。そういう時代に求められるのは、私たちの命や暮らしを守る源流側にいる、若手一次産業者が儲かる仕組みではないだろうか。

丸太の上で休憩中の林業者あるある。ライターやタバコを丸太のすき間に落とすとなかなか取れないらしい。

一次産業の世界から日本の未来をつくるスターやヒーローが続出する日も、遠くはないのかも知れません。

OTONAMIE PUSH EVENT【2022.8.31update】

\こんにちは!広報担当のともーこです!/

イベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

おかげさまマルシェ

イベントのジャンル:マルシェ
日程:2022年9月19日(月・祝)
時間:10:00~15:00
主催:おかげさまダイニング 後援:伊勢市
主催者からのメッセージ:9月19日(月・祝)、ザ・オランジェガーデン五十鈴川にて、「おかげさまマルシェ」を開催します。伊勢出身の伊勢創作ビストロmirepoix(ミルポワ)オーナーシェフ岡田新太朗氏と、地元の名店による地域食材を使用した逸品の提供、地域の生産者による直売を行います。環境と体にやさしい食と、ワークショップでの体験など、子どもから大人までお楽しみいただけます!
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第40回伊賀焼陶器まつり

イベントのジャンル:販売
日程:2022年9月23(金祝)24(土)25(日)
時間:9時~17時 25日最終日 16時まで
主催:伊賀焼陶器まつり実行委員
主催者からのメッセージ:3年ぶりの開催となる「伊賀焼陶器まつり」伊賀焼の窯元や作家が一同に集まる大陶器市です。
伊賀焼の土鍋や器など新製品から限定品まで
約3万点の陶器が所狭しと並びます!対面販売する形式で直接作り手と話せ和気あいあいとした雰囲気が会場内に流れております。伊賀の窯元の酒器を集めたブースや
伊賀の銘酒「森喜酒造場」「大田酒造」「若戎酒造」の
三女将が各蔵のお酒のほか、限定ラベルボトルや福袋などの販売も行ってくれます。
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大阪、京都、滋賀、愛知方面からのアクセスもスムーズです。
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あのり拍子 -anorhythm-

 

イベントのジャンル:小さな野外フェス
日程:2022年11月26日(土)
時間:12:30 開場 13:30 開演 19:00 終演/閉場
主催: infusiondesign 共催:あのり拍子実行委員会 運営:あのり有志会 / infusiondesign
主催者からのメッセージ:三重県志摩市”安乗”にて地元の有志達と共に創るちいさな野外フェス2022年11月26日(土)「あのり拍子 -anorhythm-」開催!
「あのり拍子-anorhythm-」とは…
安乗の自然と伝統文化、人々の営みから生まれる安乗特有の自由なリズム…
重要無形民俗文化財の安乗人形芝居や海女文化が継承され、古くから自然と人との共生をしてきた
人口1,500人ほどの小さな漁村”安乗”。その突端に位置する安乗岬にて地元の有志達と共に
踊りと音楽を通して安乗を体感するちいさな野外フェスティバルです。安乗の民俗、芸能、食をテーマに、重要無形民俗文化財の安乗人形芝居による展示やワークショップ、
安乗の海女によるトークショーや海女道具のワークショップ、オープニングセレモニーでは安乗神社宮司による祈祷、
志摩/安乗の伝統食と海の幸・山の幸をふんだんに使ったフード出店、オフィシャルバーではあのり拍子限定カクテルをご用意。
また全国的にも珍しい四角いのぼれる灯台“安乗埼灯台”の特別夜間参観やライトアップも楽しめるスペシャルな一日となります。

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山や海が枯れている…当たり前の幸せを未来につなぐために。「おかげさまダイニングプロジェクト」

前日の天気予報で、雨を心配していたのが嘘のような気持ちの良い夏晴れの日。

2022年8月7日(日)、地元の名店シェフや生産者が集う「食」のイベント「おかげさまマルシェ」が行われていました。

ザ・オランジェガーデン五十鈴川

会場は伊勢市の「ザ・オランジェガーデン五十鈴川(以下、オランジェ)」。五十鈴川駅の改札口を出てスグ、結婚式や祝い事をはじめ、人が集う場所です。

地元の名店による地域食材を使用した逸品メニュー
江川さんの一志SPポークのパテドカンパーニュ、谷口さんのメロンとスペイン産生ハム、土実樹さん青ミカンのスカッシュ
オランジェカフェウッド マルシェ限定 『南伊勢の青みかんのかき氷』
建物内の会場の様子
生産者の商品直売コーナー
南伊勢アサヒ農園のハウスみかん
自然派住宅「バウハウス」さんの廃材木材無料配布・ステンシルアート体験コーナー
みえの木箱に三重の自然で取れた植物で装飾する「森の標本箱」作り

イベントを覗いてみると、ご家族連れをはじめ、たくさんの人たちがお食事を楽しんだり、木と触れ合うワークショップに参加したり。また、駆けつけた地元の生産者たちと交流をしています。

直売所で購入した食材や商品をエコバックに詰め込む来場者の姿を横目に、今晩の食卓に並ぶ献立は何かな?と想像を膨らませてしまいます。

おかげさまダイニングプロジェクト始動

おかげさまマルシェは、2022年に立ち上がった「おかげさまダイニングプロジェクト」の第1弾としての取り組みです。

おかげさまマルシェでは、伊勢出身の「伊勢創作ビストロ mirepoix(以下、ミルポワ)」オーナーシェフ岡田新太朗さんと、地元の名店による地域食材を使用した逸品の提供。環境と体にやさしい食をはじめ、ワークショップ体験など、子どもから大人まで楽しめるイベントとなり、おかげさまプロジェクトとして良いスタートダッシュを切りました。

「おかげさまダイニング」プロジェクトとは

私たちが美味しい食事ができるのはなぜでしょうか?それは、料理をつくる料理人のおかげ。

料理人が良い料理をつくることができるのはなぜか?それは、良い食材のおかげ。

良い食材を仕入れることができるのはなぜか?それは、食材をつくる生産者のおかげ。

生産者が良い食材をつくることができるのはなぜか?それは、山・海・川…豊かな自然環境のおかげ。

シェフは、自分が料理できるのは生産者のおかげだと語り、生産者は、食材を作ることができるのはこの自然のおかげだと語りました。

生産者が語った、“今”。

「山が枯れている。このままではこの食材はここで作れなくなる・・・。」

そのような言葉をきっかけに、私たちがおいしい食事をいただける当たり前の幸せを、これから先の未来まで守り続けていきたいという想いから発足したのが「おかげさまダイニング」プロジェクトです。

参照:The ORANGER GARDEN ISUZUGAWA 公式WEBページ 一部抜粋

生産者の元へ訪れ、未来へ「食」をつなげるための行動へ。

左 オランジェ株式会社 久保社長/右 伊勢創作ビストロ mirepoix 岡田シェフ

ー山が枯れている。養分が足らず海や川も枯れてきている。

海や川や畑など、遠く離れた様々なフィールドの生産者さんから、共通した言葉を受け取っていた岡田シェフ。

ー岡田シェフ「料理人として、生産者がいないとどんなに腕を磨いたとしても美味しい料理は作れません。官で自然を戻す前に、まずは民間で戻すことができないだろうか?という想いがプロジェクトのきっかけなんです。」

コロナの影響で結婚式の開催がストップ。オランジェとして、アフターコロナを見据えて施設をどのように伝えていくのか?という課題に直面した久保社長。オランジェには会場と運営サポートを任せられるスタッフたちがいる。そこで久保社長は地域を巡り、レストランの方たちとお会いして「一緒に何かイベントをしませんか?」と話を伺ったそうです。

すると、地域の名店シェフたちは「俺たちはいいから、生産者たちをクローズアップしてほしい。」と口を揃えて言いました。実は岡田シェフと久保社長は高校時代の先輩後輩の関係というご縁が重なり、実際に生産者の元へと久保社長はオランジェスタッフと共に足を運びました。

ー久保社長「山が枯れているから、良い養分が川に流れないから、海まで枯れている。誰も知らない。僕たちも知らなかった。料理人、生産者、自然を守らないと僕たちは美味しい料理を食べ続けることができない。それなら、岡田シェフと何かイベントやろうって。食を未来に残す、それを全面的に打ち出すイベントをまずしようと。」

共通の想いを持つ者が集えば、一歩ずつ育む未来。「当たり前を作っていくこと。」

ー岡田シェフ「おかげさまマルシェの後、コンセプトを共にする生産者さんや企業さんなど、ヒト同士が交流できる場を作っています。色んな方と交流する中で、新たに前へ進む考え方が生まれたら嬉しいかなって。」

「 豚捨の伊勢牛と一志SPポーク丼」はマルシェ限定で特別販売されました。

岡田シェフとのご縁で、会場に駆けつけていた「まるとも荒木田商店」の元ソフトバンクホークス江川智晃さん。一志SPポークをはじめ、畜産の現場ではコロナや戦争の影響でエサ代が高騰。事業をたたんでいく生産者も目の当たりにし、もっとSDGsの観点から自分たちにできることがないかと試行錯誤していると話します。

ー江川さん「さっき米農家の宇野さんと余った堆肥を使えないかって話をしていました。この後の交流会で、またそういう話もできたらと思ってます。」

江川さんの一志SPポークのパテドカンパーニュ

ー岡田シェフ「プロの集団じゃないですか。チームワークがすごくて、堆肥の話であったり生産者同士が暇な時期に手伝いあったり。そういう話がどんどん広がっていて、人としての循環も生まれていったらと思っています。」

自然に対する関心や共通した考えを持っているからこそ、連携の話も生まれやすい。おかげさまダイニングプロジェクトだからこそ踏み出す一歩があります。

ー岡田シェフ「当たり前を作っていくっていうのが、世の中で大切なのかな。」

例えば、伊勢の旬といえば伊勢海老は、頭をつけて一匹まるまる料理で提供するのが三重県の主流です。しかし、伊勢海老の頭は食べられず、結果としてフードロスになってしまいます。皿に乗るのは伊勢海老の身のみにして頭の部分はソースにするということを、当たり前にしていけたらと岡田シェフは話します。

ー岡田シェフ「そのためには発信して見せなきゃいけないし、活動していかなきゃいけないかな。僕はそれを意識しながらやってますね。」

マルシェのテイクアウトドリンク資材で使われたTHEEARTHCREWの「トウモロコシ由来のPLAカップ」と「コーヒー豆から作られた生分解ストロー」。99%土に還る、環境に優しい製品。

「おかげさまダイニングのロゴ」に込められた想い

ザ・オランジェガーデン五十鈴川の企画・デザイン 奥野さん

おかげさまダイニングのロゴはオランジェの奥野さんがデザインされました。

ー奥野さん「人と人や体験。何でもいいんですけど、異なる出会いが新しい気持ちの種が埋められて、それがより近づいていくことで葉っぱになって。いつか実になって。このプロジェクトが進んでいた時に何か結果が残せるように、という思いを込めました。」

もともと、岡田シェフやおかげさまプロジェクトの立役者 株式会社伊勢萬の浮田さんとの出会いがなければ、環境に意識を向けて物事を見ることはなかったと話す奥野さん。

岡田シェフと生産者の元を訪れて感じた、このままでは食材が食べられなくなってしまうところまで来ているという実感が、ひとつの「種」に。「おかげさまマルシェ」の開催で、ひとつ、またひとつ「種」が生まれたことで、これから幾重にも重なる「葉」、そして大きな「果実」が育まれていく可能性を秘めています。

おかげさまダイニングプロジェクトでは今後、地域食材を使用したディナーイベントや、生産地巡りツアーなどを企画して、森づくりにも寄与する活動を行う予定をされています。

次回は9月19日(月・祝)にマルシェを開催予定です。最新情報はおかげさまダイニング公式SNSをフォロー、チェックください。

港町・尾鷲の町中華と深夜のお好み焼き

いつも元気なわんわんです、とはなれない8月後半の夏バテ気味な日々。
娘が毎朝観ているいないいないばあっ!を眺め終え、汽車で南に向かった。
仕事で訪れた港町・尾鷲は蒸し暑く、なんとなく食欲もない。

シェアスペース土井見世で行われるイベントのリハーサルを終えてからの昼食。
地元の人に近くで美味しい料理のお店はないかと尋ねると、歩いてすぐのところにある来々軒がよいと言う。
そしてその方は、子どものころから来々軒のカタヤキソバが好きでよく通ったそうだ。

尾鷲の町はどこか独特。
漁業だけでなく林業の町でもあり、建材が立派な古民家が残っている。

ここ土井見世もそうだ。

そして古民家だけでなく、どことなく懐かしいノスタルジックな町並みが残る。
来々軒という、いかにもマンガやドラマに出てきそうな屋号のお店もそのひとつ。

「いらっしゃいませ。お好きな席へどうぞ」。

少しくすんだ赤いテーブル。
カレンダーには豪快に表現された休業日。

店員さんが冷えたおしぼりと麦茶を持ってきてくれた。
迷わずカタヤキソバを頼む。
暑さを和らげるためノンアルコールビールも、一人前の餃子でスタミナも・・と。
町中華の豊富なメニューを見ると、欲張ってしまいたくなる。

よく冷えた店内。
湯気をもくもくと出しながらカタヤキソバがやってきた。
焦り気味で急いでひとくち。
熱っ!
私はひとくち目のカタヤキソバを、スマートに食べる方法をまだ知らない。

運ばれてきた餃子も具がむぎゅっと詰まっていて美味しい。
いつまでも冷めないカタヤキソバの5口目くらいで思った。
量多め、攻略しきれるのだろうか?
カタヤキソバ、餃子、ノンアルビール。
最初は完食できるか不安だったカタヤキソバも、気が付けばあと少し。

ボリュームもあるのだが、野菜の優しい味わいと旨味、ほどよい塩加減とエビやイカなどシーフードの食感がアクセントになったスタンダードな味わいはもうひとくち、もうひとくちと食べ進みたくなる。
箸を運ぶペースが上がってくると、腹の底からチカラが湧いてくるのを感じる。

完食後、数十分前まで夏バテ気味だったことなど忘れるほどに流れる汗と満腹感。
人は栄養をカラダに入れると元気になる。
そんな当たり前のことを、久しぶりに思い出した真夏の午後。



夕方にはイベントも無事に終了し、久々にあった尾鷲の仲間とあーだこーだと楽しい会話。
夕飯に向かうも話は尽きない。
最後にむかったのはお好み焼きの奈々。
お好み焼きとあるが、惣菜も豊富な店だ。
店を切り盛りする女将さんは、和歌山の山間部の出身。

女将さん:和歌山からでてきて、こんな大都会でよう住むかいなと思った。地元は信号はないし、警察が走りよることはまあないし。

このお店は夜遅くまで営業していることでも有名。

女将さん:最初は午前11時に店を開けていたけど、だれもこんかった。時間まちごうとるんかなと。次は午後の3時に開けて8時・9時までしていた。それでもちょろちょろとしか客が来ない。

知り合いに話すと、ハシゴ酒文化のある港町だからと教えてくれた。それからは徐々に開店と閉店の時間を遅くしていった。

女将さん:午後8時に開けて午前3時に閉店。お客さんがいたら朝5時まで開けるときもある。夏はもう明るい時間。やっと自分の商売ができるようになった。ごはんがあると人が来る。お母ちゃん、刺身も置かなあかんで。そうやってお客さんに育ててもらった。

港町の暮らしに馴染んでいったお好み焼き屋・奈々。女将さんは80歳近くになる。尾鷲の好きなところは?

女将さん:魚は釣れるし。それがいちばんええ。はよ起きて釣りに行って、味噌汁の出汁をして。

美味しいものをたらふく食す。カロリーオフな現代に少し疲れを感じていたカラダとココロに、港町は元気を与えてくれるのでした。

 


 

来々軒
尾鷲市中村町1−6
0597-22-1272

お好み焼き奈々
尾鷲市野地町12−46
0597-22-9538

 

河崎まちあるき、その1。まずは伊勢河崎商人館へ。

「お伊勢参り」や「おかげまいり」という言葉はよく聞くけれど、子どもの頃からこんなに伊勢に観光客来てたっけな。

コロナ禍になって、市内に県外ナンバーを見る事がほぼなくなって、少し感染の拡大が落ち着くと県外ナンバーがまた増え・・と、ここ最近の伊勢市内はそんな状況。

上:緊急事態宣言中のおはらい街 下:今年6月ごろのおはらい街

じゃあ、もっと昔のお伊勢参りはというと・・

今から約400年前の江戸時代、当時の日本の人口は約3000万人と言われている。そして当時の江戸の人口は約100万人。(これは当時のロンドンやパリより多かったという。)

戦乱の世が落ち着いた江戸時代は、庶民の生活も少しづつ豊かになり『一生に一度はお伊勢さんへ』と、約60年に一度のペースで「おかげ参り」が大流行!

宝永時代には2ヶ月の間に約350万人。文政時代には半年で約500万人の人が伊勢に訪れたそう。(江戸の人口の約5倍・・一時的に江戸より多いなんてことがあったんでしょうか)

そんな人たちのおもてなしをする為、食をはじめ多くの物資が荷揚げされていた場所、河崎。「伊勢の台所」と呼ばれていました。

当時の江戸の人口よりも多い観光客・・その人たちが飲んで食べて、お土産として持ち帰るモノの量はすごかったでしょうね。入れても入れてもはけていくのが想像できます。笑

当時の物流は海が主流だったから、関西や三河のほうから船で来て、そのまま荷揚げできた河崎という場所はとても便利で栄えていったそう。

伊勢神宮にお参りする人たちもたくさん通った場所かと思いきや、そのたくさんの人をもてなす伊勢の人の街というほうが近いそう。

ネットやテレビ、印刷技術もまだ普及してない時代、人がたくさん集まることで、新しい情報や文化も多く集う場所。というのがここ伊勢河崎だったそうーー。

冒頭にこの話を聞かせていただき、わくわくが止まらなくなった私。自分の住んでいる場所の歴史を知るって楽しい!

 

そもそも、河崎ってまちあるきを推してるのは知ってる。でも何がすごいんやろ。

伊勢河崎商人館も、どこにあるのかも知ってる。けど、何する場所なんやろ。

そんな風に思っていたら何度かお邪魔する機会があり、もっと河崎のこと、商人館のこと知りたいな~と思い、今回は伊勢河崎商人館で西山清美さんにお話を聞かせていただきました。

 

 

伊勢河崎商人館の建物は2001年に国の登録有形文化財に登録され、2002年に伊勢市が土地を買収し、修復修繕を行い伊勢河崎商人館として開館。

今年、ちょうど20周年にあたるそうです。

もともとは江戸時代から続く酒問屋、小川酒店が営まれていた場所。蔵7棟、町家2棟などのべ600坪もあるとても立派なお屋敷。道を挟んである蔵3棟は酒類の商品蔵だった場所。

今はカフェコーナーと、雑貨や食品を中心とした販売と展示を行っています。

 

商人館の中に足を踏み入れると、おばあちゃん家の雰囲気(イメージです。)のような、なんかほっとする懐かしい感じ。

入館料を支払い、いただいたチケットがカッコよかった!

 

順路にそって最初に洋室を見学、次になかなか急な箱階段を上がって二階に進むと、畳の和室が3部屋ありました。

中でも一際目を引いたのが、通りに面した窓についている出格子。

上の方は本数が少なくなっているので光を取り入れやすくなっており、下の方は外から見上げられても室内の様子がわからないようにと、工夫されています。

ここからだと、蔵にのっている鬼瓦や、隅蓋と言われる飾り瓦がよく見え、向かいの蔵の奥の勢田川も少し見えます。昔は、船が入ってくる様子もここから確認されてたのかな〜。と、想像が膨らみます。

そしてこの2階の和室に初めて見る床の間が。

柱がないの、わかりますか?

よく見学にこられる方に「柱を切ったんですか?」と聞かれるそうですが、元々このような作りになっているんだそう。

床の間として使う時は柱があると見立て、掛け軸をかけて長板を置いてお花をしつらえるそう。その時と場合に応じて部屋の役割を変えることができるようになってたんですね。

 

下に降り、奥に進むとそこには八畳もあるお茶室が。

ここの茶室は京都裏千家今日庵の咄々斎(とつとつさい)を写して、明治後半〜大正の頃に建てられた。

欄間や天井、襖の引手も同じように作ってあるそうです。それを作れる財力だけでなく、この小川家に信用もあったからできたと教えていただきました。さすが江戸時代から続く商家なので、その時々の当主さんの趣味や好きなものが反映されています。

ここの茶室から見える中庭の景色も良いんです!

縁側に座ってほっこりしながら、季節の移ろいを感じられそう。

この縁側でのんびりお茶とかいいな〜。

 

もう1つ、面白いな~!と思った仕掛けがこちら。 

台所と居間の間の通り土間に平均台のような仕掛けが。

昼間は人の往来も多い土間だけど、夜になって家族だけになると渡り廊下を出して出来上がったご飯を運ぶ時にわざわざ草履を履かなくていいようにだそう。なるほど!

その時、ここで暮らしていた人たちの風景が、タイムスリップしたように見えてきます。

 

そして土間を抜け、そのまま奥の方にでていくと・・

蔵に囲まれた圧巻の景色!

黒と白のコントラストがハッキリとしてカッコいい!

奥の蔵は、昔はアワビの粕漬けなど商品の製造場所だったそうで、今は日本最古の紙幣の展示や、イベントスペースとして使えるようになっています。

先ほどお茶を嗜んだ当主さんの話を書きましたが、明治時代の当主さんはここで、サイダーを作り始めたそう。

明治42年~昭和50年初期まで作っていたそうで、その時のサイダーの濾過施設後や検査室の後も見られます。

実はこのサイダー、今も復刻版として河崎商人館で楽しむことができます。

当時と同じような原材料を使い、爽やかな酸味とすっきりとした甘みを再現。ラベルや瓶も発売当時のデザインにこだわって作っているそう!

名前を「エスサイダー」というのですが、その呼び名の由来は・・ぜひ商人館に足を運んで、答えをみつけてくださいね。

きっと最先端の流行のものに敏感だったんでしょう、大正13年におしゃれな応接室をと作ったのが、事務所のすぐ横にある応接間。

暖炉もあり、大正時代の和洋折衷のスタイルを垣間見ることができます。(順路的には最初にここを見ます)

その当時に使われていた看板。

他にもたくさん、蔵のことや、瓦の意匠のことも教えていただきましたので、長くなるのでこの続きはまた今度お伝えしたいと思います。

少しの知識をもってからまちあるきに行くと、視点が変わり、感度が上がり、楽しさが倍増すること間違いなし!

河崎まちあるきの前は、「伊勢河崎商人館」へ。

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伊勢河崎商人館(NPO法人伊勢河崎まちづくり衆)

HPはこちら→http://www.isekawasaki.jp

住 所/ 〒516-0009 三重県伊勢市河崎2丁目25番32号

電話番号/ 0596-22-4810

開館時間/ 午前9時30分

閉館時間/ 午後5時00分

休館日/  毎週火曜日(祝祭日の場合は翌日休館)

入館料/  大人350円 大学生・高校生200円  中学生・小学生100円

三重松阪から世界に発信!和太鼓グループ「響座いなせ組」の若きリーダーは、世界に響くいなせな超人気和太鼓インフルエンサー。

三重県松阪市を中心に活動している和太鼓グループ「響座いなせ組」。

「響座」という大人だけのチームを前身に、地域の青少年育成の一環として2003年に結成した小学生~高校生が中心の和太鼓グループで、練習の成果をイベントやお祭りなどで演奏の披露されています。

現在15名のメンバーが、打ち手としての技術だけでなくの演奏や前の挨拶・マナーなどの礼儀作法も含めて学び、練習に励んでいるとのこです。

 

この「響座いなせ組」、松本智子さんを代表とし、日本太鼓ジュニアコンクール全国大会へ三重県代表として出場経験もある本格派の凄腕のチームで、私も何度か演奏を拝見していますが、「大人が演奏しているの?」と思うくらい技術の高い素晴らしい演奏を披露されています。

出演されているイベントを少し挙げてみました。

鈴の音市(松阪市)

※松阪市中心街で自治会や市民団体などが運営する夏の一夜を飾るおまつり

 

氏郷まつり(松阪市)

※商都まつさかの礎を築いた蒲生氏郷公を偲んで開催する松阪三大祭りの一つ

 

おかげ横丁 神恩感謝日本太鼓祭(伊勢市)

※全国の太鼓打ちが伊勢に集結して演奏を繰り広げるおまつり

 

松阪祇園祭(松阪市)

※松阪市内の3神社からみこしが繰り出し、勇壮に練り歩く松阪三大祭りの一つ

(2020年以降、新型コロナウイルス蔓延後はイベント開催の中止や縮小が続いているため、松阪祇園祭以外は2018~2019年の写真です。)

 

多くのイベント等で活躍されている「響座いなせ組」ですが、子どもチーム結成の2003年を起点に、来年の2023年には結成20周年の節目の年を迎えます!

そんな「響座いなせ組」に、いま、注目すべき方がいらっしゃいます。

その方は、松本仁美さん。

代表の松本智子さんの娘さんで、6歳から太鼓演奏を始めた「響座いなせ組」の第一期生。

太鼓漬けで育った彼女は、現在、代表とともに「響座いなせ組」を率いるようになり、和太鼓の魅力を多くの人に知ってもらおうと、和太鼓インフルエンサーとして広く活動されるようになりました。

 

その活動の一つは、SNS(ソーシャルネットワークサービス)を利用した活動で、中でも動画配信で世界中の多くの人々に利用されているスマートフォンアプリ『TikTok(ティックトック)』がスゴイ!!
和太鼓の魅力を広めようと2021年8月に配信開始後、2022年3月にフォロワー数8万人、5月にフォロワー数40万人、そして1年足らずの2022年7月には50万人を超えて7月末で55万人に迫る勢い!!まさに、今、超人気で急上昇中!!

 

昨年2021年にはTikTok公式運営側に認められ、『東京渋谷街頭ビジョンTikTok CM』、『TikTok Japan公式LIVE』に出演され、TikTok厳選クリエイターとしても活動されています。

(「Japanese drum player HITOMI OFFICIAL」より)

※Tiktok厳選クリエイター:公式運営側が選抜したクオリティの高い動画を投稿しているユーザーのこと。

 

そんな松本仁美さんにお話を聞く頂ける機会を頂きましたので、インタビューさせていただきました!!

和太鼓インフルエンサーとなったきっかけは?

 

「大学を卒業して就職したのですが、会社員として毎日過ごすのは自分には合わないかな。」

「もっと違ったことをしたいな。」

「ずっと太鼓に携わってて、太鼓の魅力をもっと多くの人に知ってもらいたいな。」

という気持ちが相まって、ご自身のお母さまが代表をされている「響座いなせ組」を引き継ぐことを決心し、2021年5月から活動を本格的に活動を開始されたとのことです。

 

Tiktokはずっと前からされてた?

「いいえ、2021年の8月頃からなんです!!」

「SNSで広めるなら絶対にTikTokがいいって!!」

と響座いなせ組の第5期生でもあるご自身の弟さんから、助言を頂いたそうです!

 

そして、始められたTikTok。

仁美さんのTikTokはこちら↓↓、

hitomi|和太鼓(@hitomi_ins)|TikTok|hitomi

すごいフォローワー数ですね!

「和太鼓の魅力を多くの人に知っていただきたいんです!」

和太鼓がすごく好きな人だけでなく、和太鼓を聞いたことがあるなという方、それ以外の人にも分かりやすく、楽しく伝えられれば!!と笑顔で話してくださいました。

 

仁美さんのTikTokを拝見すると・・・

(hitomi|和太鼓(@hitomi_ins)|TikTok|hitomiより)

 

ただ単に曲を演奏したりLIVE情報などの告知だけではなく、

「自製和太鼓の作り方」

「和太鼓って楽譜があるの?」

「太鼓を打つ速さを変えてスピードチャレンジ!」

「(太鼓を打つ時)これ、信頼度100%でないと無理!」

「和太鼓は○○がめっちゃ大事!」など、

 

他にも

「どのリズムが好き?」

「太鼓が映える場所を募集中」など

フォロワーの方とのコミュニケーションや

「着物を着た時の所作」

「篠笛の音の鳴らし方」など

和太鼓以外の日本文化の紹介なども!!

 

和太鼓好きの方だけでなく、それ以外の方も、和太鼓を知らなくても、

誰もが興味をそそるような配信が多くて楽しそうですね。

 

「撮影はこんな風にしてます!」と見せて下さいました。

和太鼓って楽しい!!
そんな雰囲気が伝わってきますね!!

現在、仁美さんのファンが増えて、公式ファンクラブも設立されているといいます!!

詳しくは、オフィシャルサイト↓↓をご覧ください!!

オフィシャルサイト;「Japanese drum player HITOMI OFFICIAL」

 

そして、もう一つの活動は、和太鼓講師。

2021年5月に現在の場所にオープンした練習スタジオ「HIBIKIZA Studio」で、和太鼓教室を開講されています。

 

現在は以下の4コースが開講で、幅広い年齢層の方が太鼓を楽しまれている

とのことです。

・幼児コース(3歳頃~)

・小学生コース

・大人コース(高校生~大人)

・シニアコース(65歳以上)

和太鼓が初めての方や、太鼓を楽しみたいな、趣味で始めたいなと思われる方は「和太鼓教室」、もっと本格的に和太鼓の演奏や技術を身に付けたいなと思われる方は「響座いなせ組」の扉を叩いてみるもいいかもしれませんね。

「響座いなせ組」「和太鼓教室」の詳細はこちら↓↓

「響座いなせ組」ホームページ;https://inasegumi.com

 

仁美さんに今後の夢を聞いてみました!

 

「太鼓と笑顔で世界中にエールを届けること」

「地元三重に太鼓スタジオを設立すること」

 

いまの練習スタジオは、ご近所に迷惑がかからないように、練習(演奏)をする時間には制限を設けているとのことです。

また、太鼓教室ではお子様やシニアクラスまで幅広い年齢の方が太鼓を楽しまれていますが、特に20代~40代の方の中は、お仕事やご家庭の都合と重なってしまい、太鼓を叩ける時間には来れないいう方がもいらっしゃるそうです。

「世界中の多くの方にTikTokをご覧下さってますが、日本とは時差があるので、外国では深夜ということもあります。いつでも太鼓を叩けるスタジオがあると、外国でも観てもらい易い時間にLIVE配信もできるので、和太鼓の魅力をより多くの方々にお届け出来ると思うのです!」

 

「お仕事やご家庭がお忙しい方にも、大好きな太鼓を両立しながらいつでも誰でも好きな時間に思う存分触れていただきたいです!」

 

「練習場所だけでなく、太鼓や道具のレンタルも出来れば(ご自身の和太鼓チームだけでなく)三重県全体の和太鼓がもっと活性化して盛り上がると思います!」

 

と熱く夢を語って下さいました!!

三重から世界へ、和太鼓を通して三重を盛り上げようと邁進されている、いなせな若き女性太鼓打ちの思いが響き渡り、夢が実現する日は遠くないのではないかと強く感じました!

 

 

「響座いなせ組」公式サイト;https://inasegumi.com

和太鼓インフルエンサーひとみ公式サイト;「Japanese drum player HITOMI OFFICIAL」

和太鼓(@hitomi_ins)|TikTok;hitomi|和太鼓(@hitomi_ins)|TikTok|hitomi

ママチャリで冷やし中華を食べに行く、私の夏休み。

夏本番。私には、毎年食べている冷やし中華がある。これを食べねば、私の夏は始まらない。

ということで、お気に入りの冷し中華を食べに、松阪市飯南町にある「つる一」さんへ。1人で行くのもなぁと思っていたところ…夏休みを楽しむプロ集団(息子と友達)が自転車に乗ってわちゃわちゃしている。「なんか知らんけど毎日笑けるわー」と夏休みを謳歌している。彼らを誘って自転車でつる一さんへ行ってみることにした。さあ、冷やし中華の旅に出よう。

乙女カラーのこのママチャリが本日の相棒。

風がとても心地いい。櫛田川沿いの道を軽快に漕いでいく。

しばらくすると、緩いけれど長すぎる上り坂に差しかかる。普段運動をしない私の心拍数は爆上がり。こんな炎天下に、自転車で冷やし中華食べに行こって言ったの、誰?!今さら後悔したって、引き返すのも情けない。

夏休みを楽しむプロ集団は、自転車大好き集団でもある為、超絶立ち漕ぎでぶっちぎっていく。置いてけぼりの私を可哀想に思ったのか、1人の少年がスピードを緩めて一緒に走ってくれた。

途中、水分補給がしたくて自販機でスポーツドリンクを購入。少年は、私が何口か飲み終えると「僕もったろ」とペットボトルを彼のバックパックに入れてくれたのだった。これぞモテる男よ!あーもう、私を置いていった息子に見せてあげたかったなあ!

モテる男は植物にも好かれる。絡まれている。
上り坂を登り切リった後の風景。いつもより綺麗にみえる。

そして、なんとか「つる一」に到着!!

夏を楽しむプロ集団により、なわとびでスケボーがくくりつけられたママチャリ。されたい放題である。

扉を開ければ…涼しくて生きかえるー!勝手に扇風機もO N!「私、冷やし中華で!」高校野球を見ていたご主人の茂さんに、フラつきながらも注文完了。少年たちはというと…。あれ?え?オムライス食べるの? 冷やし中華の旅なんじゃないのー?!

オムライスができるまで、店の前で遊ぶ子供達。
元気有りあまってんなあ。
私を置いてけぼりにした少年たちの後頭部と茂さん。
子供達にカブトムシをくれたことも。

 

来ました!冷やし中華!今日はスイカがのっている!邦子さん、今年もありがとうございます!

店主の邦子さん。

お値打ちな日替わり定食が人気で、軽食のテイクアウトメニューが豊富なつる一さん。小学校が目の前にあるので、たこ焼きやポテトを買いに来る小学生の姿も。夏季限定の冷やし中華は、トッピングたっぷり。その日に応じて、スイカやメロンまでのっていて、とてもボリューミーな一品。

こちらは昨年の冷やし中華の写真。
昨年はテイクアウトで。

店内にはなぜかマッサージチェアもあります。

 

歳を重ねるほど、夏の暑さが身体にこたえるようになった私。炎天下の自転車旅と、つる一の冷やし中華で、すごく整った気がする。ようやく身体が夏モードに整いました。そんな感じ。

 

まだまだ続くよ、僕らの夏休み。

ところで君たち、宿題すすんでる?

 


 

つる一

松阪市飯南町粥見3698-1

0598-32-7480

リアルスタグラム。ラストラン!

コロナ禍が全国に蔓延しはじめて1年半ほど経った2021年、夏まっ盛りの7月半ば。
色んな行事が中止になったり延期になったりする一方で、

「予定していた催物が中止になっちゃって
展示スペースを空けておくのも寂しいから代わりに何かできないか?」

とのご相談が町内会経由で僕に届きました。
向かった先は家から歩いて5分程の百五銀行河崎支店。
1,8ⅿ×3m程のパネルスペースには、これまた代打で
1か月間展示していた河崎天王祭の歴代ポスターが。

天王祭のポスターは御町内の時計屋のご主人さんが長年手書きで書いてくれているんです

イチ河崎町民の僕としても、月末にこの展示が終わった後は確かにちょっと寂しい。

お世話になってる御町内の銀行さんだし、一応口座も持ってるし(笑)
何を展示しようかなあ…ぜ~んぜん思いつかない。
というか何故ミュージシャンの僕に振られたんだこの話。うーん。
…そうだ。ここは最近起業した元蕎麦屋のカメラマンに何かさせよう!
自分自身の宣伝にもなるし丁度良いのでは…ぐふふ
(というか企画を丸投げできたら僕何もしなくていいし楽だし~!ぐふふ。)
と、ぐふぐふしながら幼馴染の元蕎麦屋、
現プロのカメラマンへと転向した古市くんに電話を入れたら

「一緒にやってくれたら、やる。」

とりあえず丸投げ大作戦は秒で失敗☆(‘ω’)ノ
OK、僕も一緒にやるよ!と乾いた笑顔と言葉は伝えたものの、
僕自身はカメラマンでもなんでもないし、
展示スペースに飾るようなアイテムを持ってるわけでもない。
何したらいいんだろう?と思ってたら古市くんの追撃。

「君へのハードルを下げるのと展示を身近に感じてもらう意味で、
スマホ縛りの写真展とかどう?」

「(なんか確かに僕の負担が減りそうな響きだな。ぐふふ。)
それいいね、やってみようか」

で、ここでふと思ったんです。

・コロナ禍で生活に制限がある中で、
何かしらのストレスを抱えている人は多いのではないか?

・緊急事態宣言などの影響で、旅をしたり遠出をしたりできず
日常の景色に飽きている人が多いのではないか?

・今の世の中、老若男女問わずスマホの普及率はかなり高い。
伴ってアウトカメラを使っている人も多い…はず。

つまり、単なるスマホ縛りの写真展ではなく、
スマホで撮った写メが「イイ感じの紙」に印刷されていたら、
なんかいい感じのアートっぽくなるんじゃね?
誰でもアーティストになれたら、
ちょっと飽き飽きしてた日常が、ちょっと楽しくなるんじゃね?

じゃあ何が必要か。「イイ感じの紙」だ!
という訳で伊勢和紙で有名な大豐和紙の中北さんに相談だ!
そしたら中北さんご自身も面白そうだからやってみたいって話になって、
でもこんなおっさんばかりじゃ花が無いから、
SNSでいい感じの写真上げてる
ガールズたちにも声かけてみようぜって話になってからの

↓↓↓

遠くに行けないからこそ、日常を残そう。スマホで撮った写真展@伊勢


↑↑↑
が、去年までの紆余曲折を交えたお話。
僕たちの様子を見ていた嫁様が記事に書いてくれてました。

嫁様の記事に出てくる「ひょんなことから」の
ひょん部分を今この記事でご説明してみたのですが、
このお話、実はこれから続きがあって、
河崎店さんでの展示が終了した8月末の時点で予想以上の反響をいただき
結果的に、伊勢を飛び出して東紀州の百五銀行尾鷲支店、
そして熊野支店と、まさかの百五銀行巡回展へて発展してしまい
新聞やテレビの取材なんかも受けたり、しれっとおかげ横丁内や
大豊和紙さん内のギャラリーで展示もしていただいたり

尾鷲店は地元の木材を使ったパネルが印象的でした

河崎の展示から1年経った今、再び伊勢に戻ってきて、
一応最後の展示として、今月いっぱい百五銀行伊勢支店(市役所のすぐ近く)
で開催させていただく事になりました。
まさかこんなに引きずってしまうとは‥!


今回の展示では、これまたまさかの伊勢市長、スズケンさんも協力してくださったり、

当初は河崎支店の片隅でキャンセルになった展示の代替案件を頼まれただけの話だったのが、
結果的にたくさんの人たちの協力を得て楽しくここまで走る事が出来て、とっても楽しかったです。

ミュージシャンやってる時や、イベントの裏方やってる時も同じ様に
こんな事をしてる時、仲間たちとチームで何かを創っている時、
まるで大学生の頃に戻ったような、
純粋に創作活動と向き合えてるような感覚になって
ずっとわくわくしてられるのが好きなんだと我ながら思います。

伊勢和紙館の奥で和紙のエトセトラを中北さんに教えてもらいながら、
質感を手に取って色合いをチェックしたり皆で文章考えたりしてるのも楽しくて。
アンケートボックスに「楽しい気分になれました」とか
「私もやってみます」ってメッセージが入ってるのを見たら尚更です。

東紀州へ行くとよくセッションしてくれる熊野のミュージシャン早苗ちゃん、
僕の高校時代の超できる後輩(僕は超ダメ先輩)河井ちゃん、
静かに楽しい大豊和紙の中北さん、そしてカメラ小僧古市くん。
いいメンバーでこの1年間リアルスタグラムを続けてこれて
よかったなーと思う。

熊野支店での仕込後、夜のJR熊野駅前のベンチで何故かケーキ食べながらお茶会したのは最高に意味わかんなかったけどいい思い出です

今月いっぱい、百五銀行伊勢支店にて、
最後のリアルスタグラム。是非みにきてください。
百五銀行さんで口座開設してない方は、
この際ぜひぜひどうぞ!(笑)

リアルスタグラム
~スマホから、アートへ~

企画:ogurock(ストリートミュージシャン)
構成:古市真崇(フォトグラファー)
協力:中北喜亮(大豊和紙工業株式会社)
写真提供
河井怜愛華
新谷早苗
友情出展 伊勢市長 鈴木健一

百五銀行伊勢支店
三重県伊勢市岡本1丁目3−3
営業時間:9:00~15:00(土日祝はお休みです)

絵本に囲まれたこどもの居場所を作る@鈴鹿

絵本に囲まれたこどもの居場所を作ろうとしている人が鈴鹿市にいる!と言う情報をキャッチ。まだ自分が子どもだった頃、絵本の中に入り込んでワクワクした事、ドキドキした事を思い出しました。

魔法使いになったような気がしたり、遠い遠い知らない国を旅した気分になったり…たくさんの方が自分が小さかった頃、そんな気持ちを経験した事があるのではないでしょうか?

絵本に囲まれたこどもの居場所を作る!と奮闘しているTsukuRu ~つくる~の方の現在の様子を伺いに行ってみると自分達でDIYをしている。いやDIYの域は超えている。

こどもも大人も真剣そのもの!

お忙しいところスミマセ〜ン!

なぜ絵本をメインとしたこどもの居場所を作ろうと考えたんですか?
小さい頃、母が夕飯をつくっている間、絵本を読んで過ごすのが習慣になっていました。大きくなるにつれ、絵本を読む機会は減りましたが、大人になってふと立ち寄ったお店で昔読んだ絵本を見たとき、とても懐かしい気持ちになりました。そして、小さい頃読んでいた絵本をまた読んでみると、違う視点で絵本を楽しむことができました。
自分自身、幼少期から集団行動が苦手で、学校ではみんなと同じことをしなければいけない、周りから「みんなが〇〇だからあなたもそうあるべき」と、同じレールに乗せようとされることに疑問を抱いていました。
大人になっても、苦手意識は拭えず、今のこどもたちもそのような生きづらさを抱えている子が少なからず居て、その子たちのびのびと過ごせる場所を作りたい!と思うようになりました。
小さな頃のワクワク体験があればgood!小さな頃にしたワクワク体験はずっと心のどこかに残ると思います!
間違いないですね!絵本に囲まれたこどもの居場所が出来ると聞いて私もワクワクしてここに来ました!
居場所ではこどもが主役!こどもたちが自由に過ごせる空間。危険なことをしない限り、大人から注意されることはありません。好きなだけ絵本を読んでもいいし、宿題やお絵描きをしてもいいです。居場所では、こどもが思った通りに、好きなことをして過ごしてほしいなと思います。また、月に1回絵本の読み聞かせを行なったり、季節の絵本テーマコーナーもつくる予定なので、こどもたちの想像力が豊かになったり、季節を知るきっかけとなればいいなと思っています。
こどもが主役‼︎←これです!これ!
地域にこどもたちの元気な声が響くといいなと思います。家に帰ったらひとりぼっちのこどもも、居場所に来れば誰かいる、悩みを抱えるこどもも、居場所に来れば話を聞いてくれる大人がいる。居場所では、安心して、自分の好きなように過ごせる場所にしたい。家でも学校でもない、第三の居場所として、こどもたちが安心して来ることができ、自由に出入りできる居場所になってほしいと考えています。
こどもたちが集まる居場所としての機能だけでなく、保護者の方もこどもを連れて遊びに来てほしいなと思います。子育てに悩むお母さん同士、話すことができたり、情報共有の場となれば嬉しいです。
まだまだ始まったばかりの絵本に囲まれたこどもの居場所づくり。これからも活動を追いかけながら、応援していきます!
気になった方はInstagramでオススメの絵本を紹介していますので、覗いてみて下さいね!

TsukuRu ~つくる~Instagram
https://instagram.com/tsukuru_ehon?igshid=YzAyZWRlMzg=

特集:人に会いにいく旅「人口減少時代に街の機能を再構築」建築士と元教員の物語。

あ!なんかいいな。

理由はわからないが、知らない街が醸す雰囲気にそう感じることがある。ここは名張の旧市街地。商店街から少し歩けば、趣きのある古民家がギュッと寄り添うように残っている。

“観てもらいたい景色があるんです”

リノベーションされた古民家の2階に案内された。

瓦屋根が重なり合い、やや複雑なことになっている。そんな光景が印象的だった今回の取材。

FLATBASE FBより

対応してくれたのはコワーキングスペースFLATBASEを運営する野山直人さんと北森仁美さん。

FLATBASEは立呑み屋乱歩という居酒屋と、今は空き家になっている旅館の間にある。乱歩とは壁一枚で繋がっているという不思議な構造。

野山さん:旅館は昔、旅籠(はたご)で伊勢神宮への参拝者などをもてなしていたそうです。

近くには京・大和と伊勢を結ぶ初瀬街道がある。街道を行けば松阪の六軒で伊勢街道に繋がる。以前別件で取材(こちら)をしたが、なんとなく六軒から伊勢に続く街道沿いの古民家に似ている。

野山さん:ここは仁美さんの義母の実家でした。今も人通りがあり、小学生の通学路です。FLATBASEのなかが見えるように改築してあります。七夕かざりや育てているトマトも、ふと目をとめてもらえたらと置いてあります。

コワーキングで仕事をするお二人
机は仁美さんの義母が子どもの頃に使っていたもの

裏の水路で掃除をするお二人。FLATBASE FBより

続いてなかを見せていただいた。土間はそのままに、気軽に入れる雰囲気。シンプルでスタイリッシュな空間に、この地域で使われていた樽などがインテリアとして映える。

側部の棒を動かすとしたの穴から空気が勢い良く吹き出す

野山さん:これ、近所の家で見つかったんです。鍛冶をするときに炎に風をおくる鞴(ふいご)です。

鞴には慶応元年と書かれており、時代を感じる。旧市街地の歴史について教えてもらった。

野山さん:藤堂高虎が伊賀に城を築く際、江戸時代にできた古い街です。この建物は築140年以上だと言われています。この辺りは空襲もなく地震も少ないので、立派な古民家が結構残ってるんですよ。あと、景観に関する条例がないのですが、街としてなんとなく整っている。歴史あるところに暮らしているという意識の住民が多く、街を大切にしてきたんだと思います。

10歳までこの辺りで暮らした野山さん。子どもの頃は八百屋や和菓子屋のような個人商店がたくさんあったという。

野山さん:子どもも多かったです。どこもそうですが、ここでも人口減少は進んでいます。

野山さんは祖父が復業的に大工をしていて、子どものころにその姿にあこがれ、高校を卒業すると大阪の建築専門学校に入学。卒業後はそのまま大阪の建築会社に入社し、奈良の建築会社に転職後、名張にUターン。

野山さん:人がいない、お店がない。約23年振りに旧市街地に戻ってきて、あれ?ってなったんです。しかも空き家も増えている。ここで自分にできること、あるんじゃないかという思いが芽生えました。

2階は地元の人が主催する教室などを開催できるレンタルスペース。FLATBASE FBより

Uターンした野山さんは地元の建築会社に3年ほど勤めた後、独立。主にリノベーションなどを手掛ける「イエノキ」を創業した。地域に建築という部分で関わると、街の人の声を聞くようになった。
空き家をどうしたらいいのか。子どもが減っている。自宅で教室をしているけど、みんなが集える場所が欲しい。地元の人の声を聞くごとに、Uターンをしたときに芽生えた野山さんの想いは強くなっていった。そんなとき、仁美さんから義母の古民家を地域の場にしたいと相談があり意気投合。

FLATBASE FBより

仁美さん:もともと小学校の教員をしていました。モットーは「子どもを幸せにしたい」。そのためには大人が幸せに暮らせていれば、子どもは背中を見て学ぶと思い至りました。最近12歳になる娘が「早く大人になりたい。ママ楽しそう」と言ってくれたんです。とても嬉しかった。私たちはここを「ちょっと大人の秘密基地」って呼んでるんですよ。夜に集まってお酒を飲みながら映画を観たり。コワーキングスペースですが「こうでなければいけない」というのがない場にしていきたいです。

FLATBASE FBより
FLATBASE FBより

野山さん:地域内の人が集い、そこに外から人がやってくる。そうやって自然に地域へ人が馴染んでいくのが理想です。

そう話す野山さんは最近、旅人の地域案内をしたという。

仁美さん:バジル!こっちでバジルを育てながら東京と二地域居住をしている知り合いがよく来ます。大量のバジルを持ってね。だからバルジでパスタを作って振る舞うこともあります。それを食べた人が、あとで知人と出会い「あ!バジルの人ね」ってなることも。人と人の距離が一気に縮まりますよ。

野山さん:そのバジルの人の知り合いを、案内したんです。おじさん二人で、あれもええね!これもええね!でしょでしょ!って盛り上がりました。

仁美さん:そうやって盛り上がっているおじさん二人の姿を見ていて、嬉しくなります。

学生の活動の様子 一般社団法人つなぐ FBより

息もぴったりのお二人はFLATBASEのプロジェクトを機に、一般社団法人つなぐを発足。大学生3名もメンバーに加わっている。

野山さん:私たちの次の時代にこの地域で暮らす人がいます。街と何の接点もなければ、街に若者が残らない。いろんなプロジェクトや暮らしを通じて街との繋がりを作っています。

30年もすれば、街も仕事もその役割や機能も変わると言われている。小さな商店が集まっていた旧市街地の機能は、大型ショッピングモールに取って変わった。

野山さん:それが悪いことではないと思うんです。暮らす人の生活は便利になりました。僕もその恩恵を受けてます。

しかし野山さんには事業を立ち上げ、続けて行くための想いがあるという。

野山さん:リノベーションの仕事をしているからではなく、人と街を繋いでいきたい。そんな想いで「つなぐ」をスタートしました。歴史ある街に対しては、そこにいろんな人の想いもあります。空き家は増えていますが、空き家バンクにみんなが登録する訳ではない。それぞれ事情があって簡単にそうはいきません。でも何とかしたいって相談もあるんです。そういったところをコーディネートやマネジメントできたらいいなと思うんです。自分が育った街ですし。

FLATBASE FBより

今はまだ、やっとスタートに立てたとお二人は語る。

仁美さん:旧市街地の空き家が街に必要な機能を持った場所に変わって行く。ここを拠点に、そんな点と点をつないでいきたいです。そこかしこで声がする、わいわいたのしめる場所がある。幸せに暮らせる街がある、そんな緩やかなイメージを思い描いています。

FLATBASEでのウェディングフォトの記念撮影。写真右から仁美さんと野山さん。FLATBASE FBより

人口減少が課題となることが多い昨今。でも本当の課題は、人口減少社会でも幸せに暮らす方法に向き合うことなのかも知れません。地域への想いを持って街の機能を再確認すれば、何かが見えてくる。そんなわくわくする時代がやってきています。

2階の一部は吹き抜けで1階と空間の繋がりを持たせている
2階の畳もある和みのスペース
2階の一画には超個室。集中したいときや、瞑想?WEB会議でもお役立ち。

超個室なんて作る遊び心に、なんかいいなと改めて想うのでした。

 


 

FLATBASE
名張市元町433-8
tel 080-7844-5175
in https://www.instagram.com/flatbase_/
fb https://www.facebook.com/FLAT-BASE-100584405893311
hp https://flatbase00.com/

OTONAMIE PUSH EVENT【2022.7.27update】

\こんにちは!広報担当のともーこです!/

イベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

令和4年度事業所向けセミナー  人材不足時代に効く「新しい働き方」

イベントのジャンル:ビジネス
日程:7月26日(火)8月9日(火)
時間:14:00~16:00
主催:玉城町、玉城町生涯現役促進協議会 協力:玉城町商工会
主催者からのメッセージ:株式会社リクルート ジョブズリサーチセンター センター長の宇佐川邦子さんを講師にお招きし、「人材不足時代に効く『新しい働き方』」についてレクチャーいただきます。フルタイム、アルバイト、パート、契約社員など。働き方が多様化するなか、質的、量的人材不足を解決するためには、どのような働き方を採用するのが有効なのか。
また、社員が離職することなく、イキイキと勤務するために必要なサポートは何か。
これらを第1回の座学で学んでいただいたあと、第2回では「働きがいのある」事業所だと求職者に向けてアピールできる求人票を作るワークショップを行います。求人に悩まれている事業主の皆様、ぜひ、ご参加ください。
お問い合わせ先:0596-58-8050 玉城町生涯現役促進協議会

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先: https://lin.ee/EPlIxDk

 

「みえDXセンター」第2回セミナー

イベントのジャンル:セミナー
日程:令和4年8月3日
時間:13時30分から15時00分
主催:三重県デジタル社会推進局デジタル戦略企画課
主催者からのメッセージ:「デジタルメディアを活用した受け手に伝わる情報発信」をテーマに、効果的な広報・PR・デジタルメディアの活用方法などの観点から専門家をお招きし、セミナーを開催します。
お問い合わせ先:059-224-3086 みえDXセンター事務局(デジタル戦略企画課内) dxcenter@pref.mie.lg.jp
イベントに関するHPやSNSなどのリンク先:

https://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/m0345000014.htm

おかげさまマルシェ

イベントのジャンル:マルシェ
日程:2022年8月7日(日)
時間:10時~15時
主催:おかげさまダイニング(オランジェ株式会社、伊勢創作ビストロmirepoix(ミルポワ)) ※伊勢市に後援申請中
主催者からのメッセージ:8月7日(日)10時~15時、ザ・オランジェガーデン五十鈴川にて、「おかげさまマルシェ」を開催します。伊勢出身の伊勢創作ビストロmirepoix(ミルポワ)オーナーシェフ岡田新太朗氏と、地元の名店による地域食材を使用した逸品の提供、地域の生産者による直売を行います。環境と体にやさしい食と、ワークショップでの体験など、子どもから大人までお楽しみいただけます!
お問い合わせ先:オランジェ株式会社 0596-23-7733
イベントに関するHPやSNSなどのリンク先:

 

第40回伊賀焼陶器まつり

イベントのジャンル:販売
日程:2022年9月23(金祝)24(土)25(日)
時間:9時~17時 25日最終日 16時まで
主催:伊賀焼陶器まつり実行委員
主催者からのメッセージ:3年ぶりの開催となる「伊賀焼陶器まつり」伊賀焼の窯元や作家が一同に集まる大陶器市です。
伊賀焼の土鍋や器など新製品から限定品まで
約3万点の陶器が所狭しと並びます!対面販売する形式で直接作り手と話せ和気あいあいとした雰囲気が会場内に流れております。伊賀の窯元の酒器を集めたブースや
伊賀の銘酒「森喜酒造場」「大田酒造」「若戎酒造」の
三女将が各蔵のお酒のほか、限定ラベルボトルや福袋などの販売も行ってくれます。
会場へは近くに新名神高速道路や名阪国道の出入りインターがあり
大阪、京都、滋賀、愛知方面からのアクセスもスムーズです。
会場には隣接する無料駐車場もご用意しております。
お問い合わせ先:伊賀焼伝統産業会館 0595ー44ー1701igayakiyoukimatsuri@yahoo.co.jp
イベントに関するHPやSNSなどのリンク先:

・HP https://igayakimatsuri.com/
・Instagram @igayakitoukimatsuri

皆様からもイベント情報を募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記フォームからイベント情報をお寄せください。

掲載申込みフォーム

大人だって遊んでいい。大人だから叶えられる夢にまっすぐ。プレシャスコネクションは真面目に遊ぶ。

毎日、職場と家の往復・・・

休日は家で居場所もなくぼんやりしてる。特にこれといった趣味は無い。ああ、そういえば独身の頃はバイクをよくいじってたっけ?

今はそんな場所も無いけど、昔のように夢中になれる場所が欲しい。

はい!そんな大人たちの夢を叶えてくれる会社があるんです!

 

今回突撃したのは、大人のわくわくを具現化してしまう「合同会社プレシャスコネクション」の佐村英之さんです。

⬆️上の写真をご覧ください。

ここはガレージです。

右には3輪の電動バイク。

四日市の街中で、これに乗って颯爽と走っている佐村さんの姿を見られた方は、その日幸運が訪れる事でしょう!(ツチカド調べ)

めちゃくちゃ気持ちよさそうに風を切る動画が見られるのは→公式Instagram:pc.evopro

 

左にはオシャレなアウトドアグッズ。「大人の秘密基地」は大人がやりたい事を叶えてくれる場所なのです。

そして、このガレージだけかと思いきや…

ガレージの奥へ案内する佐村さん、何やらニヤニヤしています。

左奥にある扉を開けると、そこには壁に大きな鏡がついている素敵な部屋がありました。

優しい色合いのインテリアと心地良さそうなハンモックチェア。

そして、一際目を引くのは壁にかかる大きなライトの光る鏡。

その鏡に佐村さんが魔法をかけると、突然鏡から軽快な音楽が流れてきました。なんとこの鏡、ネットと繋がったスピーカーでもあるんです。

こんなの作ったら面白いんじゃない?と佐村さんが形にした鏡なんです。

まだまだ佐村さんのニヤニヤは止まりません。何故って佐村さんは人を楽しませる事が大好きな人なんです。

そして、この部屋の奥にはまだ扉があり、そこを開けると今度は全く趣きの違う部屋が現れました。

一番に目に飛び込んできたのは「」。

正面の赤い壁は、立体感のあるベロアのようにも見える起毛の壁紙で、プレシャスコネクションのスタッフが自ら貼ったとの事。この壁紙、簡単に貼れて、剥がせる優れもの!うちのリビングに貼ってみようかな?

まだまだ終わりません。その奥にはまた扉が。

扉の向こうにはまたガレージのような空間が現れました。

もうそこはこだわりにこだわり抜いた男のロマン。かっこいいバイクに、カスタマイズされた工具。レーシングスーツにマウンテンバイク。

全部お見せしたいところですが、ここはチラ見せでご勘弁下さい。でももっと見たい!という方はこちら→公式YouTube:エボプロベース〜大人の秘密基地チャンネル〜

さて、続いて案内いただいたのは、IoTコンテナハウス。この部屋にも佐村さん達の仕掛けがいっぱい。佐村さんが指を鳴らすと、壁がパッと透明になり、隣の部屋が見えるようになったり、声をかけると鏡が突然スマホのように動き出したり…

その思わぬ所から流れる映像や音を操る姿はもう魔法使いのよう。

実は、このいくつもの趣きの違う部屋は、プレシャスコネクションの社員の方々がそれぞれ考えて工夫を凝らし、自らで作り上げた部屋だったのです。

印象的だったのは、私にその一つ一つを説明してくれる佐村さんや社員の方々の、子どものように輝いていたキラキラした目。

 

究極の世話焼き」なる佐村さんはなぜこんないくつも仕掛けるのか?

それは、サウジアラビアで学生時代を過ごし、英語しか話せない中、日本に帰国した時に感じた「日本の不自由感」が根底にあるからです。

人生の選択肢を多く持ってもらいたい。

みんながやりたいことをやる事が出来、やった事ないことをなくしたい、そんな思いが佐村さんを突き動かしているように見えました。そのために自分だけが目立つのではなく、社員みんなが主役になり、会社は「夢を叶える手段」となる、と佐村さんは語ってくれました。

それは言わばブロックチェーンの仕組み。社員が自分のイメージを爆発させた、前出の写真の数々を見たらお分かりいただけると思いますが、社員それぞれが会社を手段にして、自らのこだわりを余す事なく表現しています。

そんなプレシャスコネクションは、傍目には勢いよく大きく舵を切ってきているように見えるかもしれません。でも実は、計画段階では石橋を叩いて叩いて確認して、スモールテストは必ず行い、いざスタートを切ったら大胆に動くようにしているのだそうです。

「わくわく業」

子供の頃は毎日が楽しかった。いつから忘れてしまったのだろう?

小さい頃の思い出。「大人になってもわくわくしていたい」というのはおかしい事じゃない!佐村さんのお話を聞き、強くそう思いました。

人生が80年で終わるとして、あなたがわくわく出来ていたのは、そのうちの何年になるでしょう?これからの人生もわくわくして生きていきたい。そんな当たり前の事に気付きました。

全てのことはできると思っている。ただ叶える手段を考えていけばいい

そう話す佐村さん本人がとても楽しそうです。会社や社員の方々の事を話してくれる姿はまるで少年のように輝いていて、つられて私も笑顔になっていました。

こんな「わくわく業」の会社だからこそ、お客さんの要望に対して真剣に応え、お客さんの夢を叶えるお手伝いが出来ているのだと思います。

さぁ〜てと、私はどんな夢を叶えようかな?

コンテナハウスで爆音ロックカフェ。

庭にかわいいテントで別荘にしちゃおうか。

みなさんもわくわくすること見つけにいきましょう♪

HP:https://pc-kakurega.jp/

Instagram:https://www.instagram.com/pc.evopro/

 

四日市スタジオ 合同会社プレシャスコネクション
住所 三重県四日市市久保田2丁目5-2 ATビル 2F
電話番号

059-356-8680

携帯番号 090-7855-6373
FAX番号 059-356-8681
営業時間 9:00~19:00
定休日 土曜日
※その他の曜日は打合せ等で外に出ている事が多いので、ご来店希望の方はご連絡下さい。

 

 

鈴鹿山脈竜ヶ岳・龍の道再生プロジェクトin三重

鈴鹿セブンマウンテンの中で竜ヶ岳は景色が素晴らしいので過去にも投稿していました。

スクリーンショット 2022-07-04 20.53.46 スクリーンショット 2022-07-04 20.53.29

 

そして普段から登らせてもらってるこの登山道を整備している団体の活動を知り少しでもお手伝いさせてもらおうと志願。

荷上げ

竜ヶ岳に避難小屋を作るための資材の荷上げをこの日は行う。避難小屋の基礎で使う丸太1.2mを背負子でボッカ体験。

これやってみたかったんだよね〜♪

30kg

私は丸太1本でしたが2本の方は30kgを背負ってのボッカ。結構な重さにちょっとしたふらつきで転倒しそうになります。体幹がしっかりしていないと結構難しいです。

 

登山 登山 登山

最初のうちは雨も大した事なく雲の上を快適に登る。

登山 登山 登山 登山 登山

 

山頂になると段々雲の中に。

到着

そして無事山頂到着。

ここに避難小屋を作るのではなく、ここからしばらく下がった場所まで移動。

上棟式

 

この場所に避難小屋を作るので資材を置く。そしてブルーシートで臨時の上棟式会場を作成。これがあったおかげで大雨の中、雨をしのげてよかった〜。

ちゃんと和尚さんも同行していただきお経を読み上げ安全祈願をしていただく。そしてみんなでご焼香をさせてもらう。

普段何気に使わせてもらっている登山道の階段1段1段はこういったボランティアの方々のご苦労の賜物でできているんだなーと実感できて本当によかった。

今回の作業はスタートしたばかりで、毎週土日と平日も作業を行うそうです。
大好きな竜ヶ岳を登るたびに避難小屋を見るとこれを作るの手伝ったんだよなーー!って思えるようにみなさんもお手伝い体験いかがでしょう?

詳しくは竜ヶ岳 登山道整備の会のホームページより問い合わせいただければと思います。

またこのプロジェクトはYAMAPの認定プロジェクトになっております。みなさんのお持ちのDOMOを寄付していただくと支援になるのでご協力をお待ちしております。荷上げはちょっとーって方もいろいろ作業のご協力いただけます。

ちなみに石榑峠からの歩荷と小屋建設は、山と渓谷社の日本山岳遺産基金から支援を受けています。
YAMAPは遠足尾根通行止め区間のみ支援を頂いています。

鈴鹿山脈竜ヶ岳・龍の道再生プロジェクト in 三重

美しい竜ヶ岳が更に安全に登れる山になるといいなー。

 

サンダル

そして私はいつものようにサンダルで登山♪

OTONAMIE PUSH EVENT【2022.7.17update】

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令和4年度事業所向けセミナー  人材不足時代に効く「新しい働き方」

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日程:7月26日(火)8月9日(火)
時間:14:00~16:00
主催:玉城町、玉城町生涯現役促進協議会 協力:玉城町商工会
主催者からのメッセージ:株式会社リクルート ジョブズリサーチセンター センター長の宇佐川邦子さんを講師にお招きし、「人材不足時代に効く『新しい働き方』」についてレクチャーいただきます。フルタイム、アルバイト、パート、契約社員など。働き方が多様化するなか、質的、量的人材不足を解決するためには、どのような働き方を採用するのが有効なのか。
また、社員が離職することなく、イキイキと勤務するために必要なサポートは何か。
これらを第1回の座学で学んでいただいたあと、第2回では「働きがいのある」事業所だと求職者に向けてアピールできる求人票を作るワークショップを行います。求人に悩まれている事業主の皆様、ぜひ、ご参加ください。
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「みえDXセンター」第2回セミナー

イベントのジャンル:セミナー
日程:令和4年8月3日
時間:13時30分から15時00分
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頂きもので「#梅しごと」自家製梅干し作ってみました。

「近所のタナカさん(仮名)が梅いっぱいくれたでなー。

あんたも梅干しつけるやろ!はよ取りにおいなー。」

この1文だけで「わかる!」と共感してもらえる人はどのくらいいるだろう。

 

春だと「梅」の部分が「たけのこ」になったり、「キャベツ」になったり、これからの季節だと「きゅうり」だの、「トマト」だの。

「近所のタナカさん」は時として「職場のサトウさん」になったり、「親戚のオオタさん」になる。(全部仮名。読みながら当てはまる名前に変換してください。笑)

 

この春いただいた大きな筍。

だいたいどの方もおおよそ1回では食べきれぬ程の、旬の野菜や果物をくれるのだ。

そして母はありがたい(たまに迷惑な)ことに、そのたびに私の分ももらっておいてくれる。

まあ、私も頂きものを消費する時に1番頼りにするのは母なのだが。

というわけで、まだ梅雨空の6月はじめ、

冒頭の母の一言によりたくさんの梅が我が家に届き、梅干しつくりがはじまりました。

 

まず梅を洗って、ヘタの部分をつまようじでぽちぽち取ります。

わが家はこれをする時、水分も一緒に取れるように机の上にタオルを引いて梅をそこにずらーっと並べます。

小さい頃から、手を動かしながら母とあれこれ喋りながら作業した記憶が。

その時に、桃のような甘い香りに包まれていつも味見しそうになる。

強烈に酸っぱいことは十分わかっているのに。

甘い香りに包まれて、そんな事を思いだしながら、梅と塩の分量を計測しジップロックにつめていきます。

この時少量の砂糖も入れる。

そうすることで、ふっくらとしまろやかなコクも出ておいしくなるそう。

そうそう、ジップロック?!と思う方もいるかもしれません。梅干しといいえばおおきな瓶にたっぷりとつくる・・・イメージですが、場所もとるし私はこのジップロックで漬ける方法がお気に入り。

 

1~2日経つと、梅から水分がでて梅酢があがってきはじめ、1週間ほどでひたひたに浸かるくらいの梅酢が。そうすると次のステップ、赤じそ漬けのタイミングです。

すっぱくてしょっぱいのに、あまい香り。

赤じそを買いに行かなきゃな~と思いながら、実家に立ち寄ると、やはりありました。

さすがです、お母さん。

赤じそは塩でよく揉みアクをとるのですが、ちょっと余分かな?と思うくらい揉むといいよ!と聞いたので、揉み揉み。もみもみ。

そうすると、鮮やかな色がでて梅干しにもきれいに色がつくみたい。

塩もみした赤じそをジップロックの中に投入。

1週間ほどでいい頃合いの色になってきます。

最初はこんな感じ。
1週間から10日後。綺麗な色になりました。

そして梅雨が明けたくらいに「土用干し」。

梅干しをザルなどにのせ、風通しの良いところで天日干しにします。

水分が少し抜けてくると小さくなり、表面がしわしわになった頃が干し上がりの目安だそう。

今年はこれから土用干しなので、昨年の梅干しです。

この季節【#梅しごと】がSNSにたくさん上がってくるけど、3割くらいの人はこんな感じで頂き物だったりするんじゃなかろうか。。

なんて思って少し調べて見ると、三重県は意外にも梅の産地でした!

梅といえば和歌山県なイメージですが、熊野市や御浜町、紀宝町を中心とるす紀南地域は梅の栽培が盛んで、2021年は10aあたりの梅の収穫量は全国2位だったそう。(全体的な収穫量では、和歌山県、群馬県についで3番目みたいです。)

頂きものが多いのも、頷ける。

三重の温暖な気候が、柑橘系の果物と同じように梅にも好まれているのかもしれませんね。

実家の梅干しはさすがのボリュームでした!

梅干し以外にも、梅酒や梅シロップなど、手間と時間がかかるけれど出来上がりが楽しみな#梅しごと。

今年も無事完了です。

夏です!サーファーのメッカ「国府の浜」で愉しむ!おすすめショートトリップ

最近の私の投稿が、醸している系のバス停だったり、レトロなゲームセンターなど、ややマニアックな方向へ偏っていました。今回は初夏や夏に出かけたくなる場所をご紹介。ゆったりとした時間の流れにリラックスしながら、気持ちをリセットしたいときにおすすめの志摩市阿児町国府です。

Maki’s Bakery

伊勢志摩など地元の人を中心に多くのファンを持つパン屋、Maki’s Bakery。開店前にすでにお客さんが並ぶことも多い人気店です。店主のマキさんはフランスやイタリアのパン屋で腕を磨いた実力派。

店に入ると小麦の香り。

あんバターのパンが人気だそうです。

店内にはロゴにも使われている画家さんの絵やお皿も販売されています。

南伊勢の柑橘や三重県産のキウイなど地元の果実を使ったジャムもあります。

おしゃれすぎて、気が付けばしばらく眺めていました。

 

サーフショップADDICT

砂浜が広がる国府の浜は、関西のサーフィンのメッカ。車には大阪、京都、名古屋などのナンバーも多いです。

こんな感じでカメラマンさんといつも撮影しています。今日はモデルさんもいるので華やか。

実は今回、私は別件の取材仕事でこちらを訪れていました。
サーフィン・・いいな・・。実は私、若い時に少しだけサーフィンをかじっていました。しかし2年間やってもボードの上に立てず・・。やがて「海は眺める派」になりました。

しかし、あきらめることなかれ。以前OTONAMIEにも掲載させていただいたプロのサーファーが、なんとサーフィンを教えてくれます。津から家族ごと志摩に移住し、サーフショップADDICTを営む川瀬家の皆さん。家族6人、みんながサーファーです。

この日は長女の新波(ニイナ)さんが対応してくれました。

「実は2年間やってもボードの上に立てずで・・」と話すと、「2時間で立てるようになります!」と教えてくれました。もっと早く知りたかった・・。今回は取材ということで、次回うかがうことにしました。ちなみにサーフボードやウェットスーツもレンタル可能。初心者の人でも丁寧に教えてくれます。

 

cafe PaAni

お昼はロコモコ。(カメラマンと私のおじさんだけのコンビだと、まず食べることはない)。海沿いのまちというロケーションに溶け込む「cafe PaAni」。

お店は開放的な雰囲気、そしてサーファーの方を運営していることもあり、ハワイを彷彿とさせるBGMや雑貨も販売しています。カップルだけでなくお子さんも喜ぶお店だと思います。

おいしいロコモコをいただき少し時間があったので、また海へ。

なにをするでもなく、なんとなく気になったものを撮影しながら、のんびりと海でも眺めようと階段に向かうと・・。

指定席のようなイスがありました。「海を眺める派」は私だけじゃなった。備え付けのイスに腰を掛ければ、座面がビニール素材でチョットだけ「熱っ」ってなったのですが、よい眺めです。

 

SHEVRON CAFE

最後にやってきたのは、こちらも人気の「SHEVRON CAFE」。Maki’s Bakeryのとなりにあります。

アンティークな装飾や小物がすてきです。

ラテアートやおしゃれなパンケーキ、地元きんこ芋のかき氷もありました。(カメラマンと私のおじさんだけのコンビだとまず食べることはない)。キャッキャと写真を撮影していると、お店の猫や席にやってきて、気が付けば眠っていました。

ここには気持ちが落ち着く、いい時間が流れています。

 


 

Maki’s Bakery
志摩市阿児町国府3519−56
tel 0599-47-3002
Instagram https://www.instagram.com/makis_bakery

サーフショップADDICT
志摩市阿児町国府2887−22
tel 0599-47-0033
hp https://surfc.com/mie.html

cafe PaAni
志摩市阿児町国府1716−1
tel 0599-47-5233
hp https://www.cafepaani.com/

SHEVRON CAFE
志摩市阿児町国府3517−16
tel 0599-47-4747
hp http://shevronmart.com/ise/index.html

 

クジラとイルカを知れば知るほど、三重を好きになる。Mie Mu企画展「集まれ!三重のクジラとイルカたち」開催中!

鳥羽水族館にて。

鳥羽市の鳥羽水族館で出会ったスナメリ。最近、スナメリの赤ちゃんが生まれというニュースに「会いに行かなきゃ!」と思っているそこのあなた!

イルカ島にて。

これまた鳥羽市のイルカ島で見学した華麗なイルカショー。「あの見事なジャンプを決め込むイルカたちに会いたいなぁ」と思っているそこのあなた!

四日市本町商店街にて。鯨船「勢州丸」の様子。※.2015年ごろ

四日市市や鈴鹿市の山車「鯨船」ってかっこいい。「また、あの演技を見たいなぁ」と思っているそこのあなた!

必見です。三重県総合博物館(以下、みえむさん)で企画展「集まれ!三重のクジラとイルカたち」(実施期間:2022年7月2日(土)〜9月11日(日)まで)が開催されていますよ。

まぁ実はあなた=全て僕自身のことなんです。これまで三重県で過ごしてきた思い出が蘇ってくるような企画展に、心躍りました。

実際に企画展を見学してみると、クジラとイルカの「圧巻」と「なるほどな知識」が盛りだくさん。創意工夫されたわかりやすい展示で、子どもも大人も楽しめる内容になっていました。また、三重県で出会える生き物や祭事を取り上げていることから、三重県民だからこそ観賞して損はなしです。

それでは、企画展の一部様子をチラッと覗いてみましょう。

等身大写真と骨格標本のセット展示がわかりやすい。

開放的な展示空間。

船の上からイルカやクジラを見つけた!その時に見えているのは・・・そう、ほぼ背中ですよね。

「海洋生物の横からの全体像」の写真は貴重。当たり前のようで、そうかと気付かされました。企画展では等身大の写真だけでなく、骨格標本がセットで展示されています。写真と標本を交互にじっくりと見比べながら、イルカとクジラのことを深く理解できます。

こちらはバンドウイルカの骨格標本
QRコードで鳴き声が聞ける展示場所も。携帯電話がマナーモード状態だと、音が鳴らないことがあるのでご注意。

伊勢湾で出会える小型のクジラ類「スナメリ」の展示も充実。水産が浅い、砂地の海域を好むそうです。なので、伊勢湾にも生息しているんですね。

スナメリの仔どもは、身体がシワシワしているのが特徴です。

最近、鳥羽水族館で生まれたスナメリの赤ちゃんのニュース記事を読んだ際、確かに肌がシワシワしていました。なるほどと頷きつつ、実際にこの目で確認しに行きたい衝動に駆られます。

スナメリの仔どもは、上顎にひげが生えているそう。気になる!
企画展監修のクジラ博士コレクションも展示されています。

間近でクジラの巨大さを実感できる。

上を見上げると、最大11mにもなるミンククジラに目が釘付け。

三重県近海には、ミンククジラやスナメリのようなハクジラ類が18種、イワシクジラのようなヒゲクジラ類7種の計25種生息しています。

僕らは普段三重県で過ごしていて、クジラに出会う機会はありません。もしかしたら、熊野灘の漁師さんは海でよくクジラを見かけているのかもしれませんね。海でミンククジラやナガスクジラに出会ったら…僕だとドキドキかつハラハラしてしまいそうです。

最大18mにもなるイワシクジラも圧巻!
一番大きなナガスクジラは最大27m。でかすぎる。

なぜ、北勢地域で鯨船行事が伝承されているのだろう?という疑問を学芸員さんに聞いてみた。

鯨船行事は現在、四日市市5ヶ所・鈴鹿市1ヶ所で受け継がれています。豪華な装飾の鯨船の上で少年が鯨との一進一退の攻防を繰り返し、最後はモリで鯨を仕留める演技は見事。四日市市や鈴鹿市のお祭りで鯨船行事を一度でも観た方も多いのではないしょうか?

さて、ここで以前から気になっていた疑問を学芸員さんにお聞きする機会を得ました。その疑問とは、「なぜ、鯨船行事が北勢地域で受け継がれているのか?」という点です。展示内では、「江戸時代に伊勢湾で捕鯨が行われた記録はありません。」という記述がありました。

鯨が生息している湾内ではなく、熊野灘。県内では海の上で鯨船行事を行う地域として、尾鷲市の「ハラソ祭り」や紀北町の「大白祭(※.鯨船行事は中止中)」などがあります。

大白祭の紹介パネルの一部。豪華な関船神事の記録写真。

学芸さんからは、記録がなく正確にはわからないという前置きをいただいた上で、

  1. 江戸時代に南は紀州藩・北は尾張藩と分かれていた際、紀州から尾張に豪華な御座船「関船」が海岸沿いを北上していたとされる。その船上で歌舞伎を踊っていたとされる。
  2. 江戸時代において鯨は富の象徴であった。

この2点が関係していると推測されるそうです。捕鯨発祥の地 知多半島の師崎との関係性など、知れば知るほど奥が深いです。

ちなみに、日本で鯨船行事は三重県のみ。個人的には戦国武将 九鬼家が何か関係していないかなと想像してみたり…これだ!という答えがないからこそ、色々考えを巡らせるのも楽しいですね。

みえむさん入り口には龍神丸の鯨山車が展示されていました。
MieMuショップには、「集まれ!三重のクジラとイルカたち」の特別冊子や専用グッズコーナーあり。
冊子には企画展の内容がギュッと詰まっていて、自宅でもクジラとイルカのことを深く学べます。

企画展を訪れた翌日にさっそく…

鳥羽水族館で生まれて約1ヶ月のスナメリの仔どもに会ってきました。親のスナメリ「チョボ」に寄り添いながら元気に泳ぐ姿に癒やされます。既に肌はシワシワっとしていなくて、遠くから見たので上顎のひげはわからず。もう生えてないのかな?と泳ぐスナメリの親子を目で追いつつ、まぁ可愛いからいいかと頬を緩ませました。

企画展「集まれ!三重のクジラとイルカたち」で学んで、実際の生き物を見にお出かけする。見てから企画展を訪れるのも良し。三重県民だからこその特権です。

今夏はぜひお子さんと一緒に、みえむさんに足を運んでみてください。

三重県総合博物館 企画展「集まれ!三重のクジラとイルカたち」について

期間 2022年7月2日(土)〜9月11日日まで
休館日 毎週月曜日(7月18日は開館、翌19日休館
開催時間 9時〜17時まで(最終入場は16時30分まで)
会場 三重県総合博物館(みえむ)3階 企画展示室
観覧料 【企画展のみ】一般800円、学生480円、高校生以下無料 【基本提示室とのセット券】一般1,050円、学生630円、高校生以下無料
主催 三重県総合博物館
特別協力 三重大学大学院生物資源学研究科
協力 太地町くじらの博物館、鳥羽水族館、名古屋港水族館、三重大学大学院工学研究科
後援 三重県博物館境界、歴史街道推進協議会

三重県総合博物館公式WEB 企画展「集まれ!三重のクジラとイルカたち ページへ

メニューはぶたやきのみ‼︎@鈴屋

 

メニューはぶたやきのみ‼︎

ぶたやき1品で勝負するお店”鈴屋”が鈴鹿市に5月25日にオープンしました。ぶたやき1品のみで勝負する!と事に興味を惹かれてお話しを伺ってきました。

お店のこだわりは⁇

・ぶたやき一品のみのメニューです。
ぶたやきのみというのは、本当だったんですね…
・国産豚肉のはらみを使用(1頭から300グラムしか取れない希少部位です。)
・三重県産のキャベツと米を使用(県内産キャベツの生産時期以外は他県産を使用しています。)
・一日限定100食!
・看板のロゴは、三重県の書家である、榮田清峰さんに依頼しました!
全然関係ありませんが、私も榮田清峰さんの書が大好きです。

これだけぶたやき1品にこだわっているとオープンまでに長い道のりがありそうですね。こだわりのお店を作るにあたり苦労した点も聞いて見ました。

苦労したところも教えて下さい!

・使用する肉の部位の選定
・肉とキャベツの量のバランス
・ほどよい触感を残すための炒める時間
・ぶたやきのたれの配合
・辛みその調味料の配合

個人的にはタレ大事!タレが美味しいとついついライスを頼みたくなっちゃいます。

ぶたやきのみで勝負するお店鈴屋の今後が気になります。ぶたやきのみで勝負するのかはたまた違う展開を考えているのか…そこも聞いてみました。

将来、観光ビジネスに携わる夢を持っています。
「何かを通じて、人と人が気軽に集まれる場所を作りたい。オンラインではなく、リアルに会って、たわいもない会話が出来たり、世間話をし
たり、夢を語れたりする場所。その中で、働くスタッフが輝けて、周りから「おもしろい人たちがいる」と関心を持ってもらい、そこからまた輪が広がります。人の心を動かすのは、やっぱり人ですから。」コロナでマインドが下がり、コミュニケーションも取りづらい。そんな今だからこそ、「リアル」は必要だと考えています。
まずは、人を元気にできる飲食店を目指し、オープンさせることを決めました。

店の数を増やすことを一番の目的にするのではなく、その地域の活性に繋がる取り組みもしながら、地域の皆さんに必要とされるお店にしてい
きたい。

『ぶたやき鈴屋』のモットーは、「笑顔・元気・感謝」です。食で元気を、人と人との繋がりで自分の居場所を。そんなお店として、皆さんのコミュニティのハブになることを目指します。

また鈴鹿市に一つステキな場所が増えました。こんな場所が鈴鹿市にたくさん増えると嬉しいですね!


店舗情報
住所:〒510-0253 鈴鹿市南江島12-13
tel/fax:059-388-2389 30席 駐車場あり

営業時間
昼11:00-14:00 夜17:00-20:00 定休日/日・祝日

「時間は止められる」志摩の海賊物語。水産加工で繋げる地域づくり。

海賊と聞くと野蛮で危ない。しかし、自由に生き何事も楽しそうにしているイメージもある。そんな海賊と呼ばれる人が三重県の志摩市にいる。その海賊の正体は石川隆将さん。有限会社伊勢志摩冷凍及び株式会社T&Tの代表取締役をされている。

石川さんは6年前から水産加工を始められ、今では三重県では数少ないHACCP対応の加工場を持つほどにまでに大きくされた。石川さんが水産加工を始められたきっかけは、生産者の苦悩を聞いた事。自然や生き物を相手にする生産者には様々な課題がある。例えば、手塩にかけて育てたものも形や大きさなどの見た目の悪いものはB品として安く取引されることや、売値の関係や市場の動きに合わせることで生産者が本当に美味しいと思う時期をずらしての出荷。漁で獲った魚の中でも、サイズの不揃いやその地域に馴染みがないなどの理由で廃棄や低い価格でしか取引されない未利用魚問題などがある。

楽しく解決!何事もポジティブに

そんな課題も、石川さんはなんでもポジティブに考え、面白おかしく解決に向かって行動し続けている。

市場に出回りにくいB品として扱われるものも加工すれば、見た目も関係なく美味しく消費者の元へ届けることが出来る。

捌いた鯛を加工している様子
綺麗な切り身に加工された鯛。

消費者の食べたい需要と生産者の本当に食べてもらいたい時期が違うことから、出荷する時期の問題。
例えば、牡蠣は冬が旬のイメージがあり、市場にもよく出回り、消費者の方も食べたくなる。そのため売値も冬が高くなる。なので地元の牡蠣漁師も冬に1番出荷する。しかし、牡蠣養殖漁師に一番美味しい時期はいつなのかと聞くと、3〜4月の春先だと言う。その時期になると冬に比べシーズン終わりなので、販売価格が落ちてしまう。生産者が本当に美味しく食べてもらいたい時期に消費者に食べてもらえないのが現状がある。そこで漁師さんがこの時期この瞬間が一番美味しい!みんなに食べてもらいたい!と言う状態の時に、加工し冷凍すればいつでも本当に美味しいものが消費者の元に届けられて、1番美味しいものを食べてもらえる。本当に美味しい時に急速冷凍をし加工したら、時を止め1番美味しいものを消費者の元へ届けることができるのだ。生産者にとっても消費者にとってもいいことしかない。

低価格での取引や廃棄などが問題の未利用魚は美味しく食べられるように加工して、みんなに美味しいと知ってもらう。美味しいと知ってもらえれば自然と需要ができ、捨てられることもなくなる。丘漁師組合などとの取り組みは見ているだけでも本当に楽しそう。

普段は海には関係ない仕事をしている人達が、海の課題に一緒に取り組む丘漁師組合。

モノではなく人で繋がる確かな絆

石川さん:「何事においても大事にしているのは人との繋がり。」

全国には加工業者でも、加工するための食材を作っている生産者のことを全く知らないことがほとんどのこと。石川さんのように実際に現地に出向いたり、自分が漁師として食材を取ってくるなんてことは、他にはなかなかないことだ。自分の強みは冷凍と加工技術だから、いろんな人と手を組みそれぞれの強みを生かして行けば、自分だけじゃできなかったことでも色んなことが出来るようになる。魚を育てるのが得意な養殖業者、加工したものや素材を調理して売ることが得意な飲食店など、たくさんの人と手を組めば組むだけ可能性は広がり、面白いことが自然と湧き出てくる。

 

加工が巻き起こす地域の活性化

石川さんは、もっと地域を盛り上げたい思いから加工を中心とした地域デザインを考える。加工は色んな産業の中立になる立場。そこからいろんな産業や人が手を組み合い地域が活性化していけばいい。伊勢志摩、鳥羽、南伊勢町の周辺は本当に美味しいものがいっぱいある。だからこそ、その強みで地域が活性化すればもっとよくなるはず。かといって、発展ばかりを目指す大量消費のための大量生産ではなく、海の限りある資源を守りつつ環境にも気を使っていく。石川さんのベースにある考え方の「自然と調和する」というのを常に大切にされている。
今石川さんが目指すのは生産者1人1人の加工品を作ること。
例えば、カレーでも牡蠣漁師の牡蠣カレーや鯛漁師の鯛カレー、ワカメ漁師のワカメカレーなど生産者1人1人の思いや物語や感動を消費者に伝えて、買い手はその人に惹かれて商品を購入する。こんなのが、お土産売り場に売っていたら買いたくなる。しかも、その人がどんな人なのかもっと知りたくなる。そして、色々な生産者の食材を集め、アクアパッツァなどの1つの料理にするなど面白そうな企みも。ここに地域の美味しいものが集まり、それを美味しく加工して消費者に届けていければ。この加工場がこの地域のセントラルキッチン的な立場になっていけばいいなと。

僕も生産者であり、加工業も営む親を見て育ってきたから分かるが、生産者の並ならぬ苦悩と加工から始まる可能性の広がり。石川さんがやっていることは、生産者や地域の可能性をどんどん広げていっていると感じる。何にも囚われることなく、どんなことも面白おかしく楽しむ姿はまるで海賊。

巨大なニベ!

これからも志摩の海賊物語が楽しみです。

人生詰んだら、とりあえず「ひさご」へ

目に見えない何かと戦い疲れた時、友人と「傷を舐め合う会」を不定期開催している。久しぶりだったので、近況報告も含め、今夜の議題は多くなりそう。とりあえず、近くの小料理屋「ひさご」へ。

店主:ノンアル?あっちから好きなの出してきてー。

店に入ると、某グルメ系口コミサイトで「いらっしゃませ」も無し、あまり愛想も良くない、と書かれている店主が、ニコニコしながら冷蔵庫を指さす。

松阪市飯高町にある小料理屋「ひさご」の店主は、常連さんたちから「まーちゃん」と呼ばれ親しまれている。ちなみに発音はまー(↓)ちゃん(↑)、一音目が下がって後半に上がる田舎特有?の抑揚が採用されたニックネームである。今夜もカウンターには3人の常連さん。

店主のまーちゃん

席に着いたらすぐに、綺麗に炊いたかぼちゃなどの煮物、お刺身がテーブルの上に置かれた。

店主:L I NEで送ったバイク、かっこよかったやろ?

店主の手でアメリカン仕様にカスタムされたバイク。そんな写真が数日前に送られてきた。店主はバイク乗りで、お店はライダー達がよく集まる「道の駅飯高駅」のすぐ近くにある。ちなみにツーリング客が集客できそうな日曜日、ひさごは開いていない。だって、俺も乗りたいやん?それが理由らしい。

バイク好きっぽい店内

次に揚げ出し豆腐、それからチーズと長芋の揚げたやつ?次々とテーブルに運ばれる。揚げ物はサクサク、どれもうまい!!

仕事で失敗し、泣きながらこのラーメンを食べた日も。

店主:なんか他に食べたいものある?

友人:だし巻き卵!

店主:よっしゃ、スーパーでこうてきたろ!笑

そうい言いながらも、よく喋る店主は厨房へと消えていった。しつこいようだが、某グルメ系口コミサイトで「いらっしゃませ」も無し、あまり愛想も良くない、と書かれているこの店。

けれど、料理をテーブルへ届けに来てくれるたびに、映画「トップガン」の字幕の楽しみ方だの、新しく赴任してきた駐在さんがどーのこーの、たくさん話をしてくれる。

私たちも今夜は議題が多いので、トム・クルーズの話はそこそこに。といっても傷を舐め合う会なので、問題が解決するわけでもなく。そこで、居合わせた常連さんに人生相談をしてみた。「そーんなこと、私らぐらいの年になれば笑い話になるってー!」

妙に納得のいくその答えと、店主の話を聞いていたら、なんかもう、なんでもいいや!友人も私も、最後にはそんな顔をしていたんじゃないかと思う。

人生詰んだら、とりあえずひさごへ。そしてトップガンを見よう。

ひさご
松阪市飯高町宮前709-4
0598-46-0022

大清流宮川「ミヤグチ氷店」に響く兄弟の明るい声!

大台宮川インターから車で約20分。
三重と奈良の県境、大杉谷に向かう道中。

予約も受け付けている、人気のかき氷店。

店はなく、徐々に民家もまばらになってきたところに、人気のかき氷店がある。

「らっしゃいませー!!」
車を駐車場に止めるやいなや、元気な声をかけてくれる。
ミヤグチ氷店。

5年程まえに家族で宮川へ川遊びにいく途中に見つけたお店。
実家だった古民家を改装し、ご兄弟でかき氷店を営んでいる。

人口減少が進む旧宮川村。
ご兄弟は生まれ育った故郷への想いが募り、かき氷店を開業。
いまや町内外から人が集まる人気のかき氷店になった。

営業日

「こんにちは、お久しぶりです。」
そう挨拶をすると、突然の訪問にも関わらず私のことを名前まで覚えていてくれた。
5年前も突然うかがって取材をさせていただいた。
「で、かき氷、でかくなってないですか?」

ご主人:年々でかくなっていくんですよ!来年はきっとバケツサイズです(笑)。

フィギアはご主人の趣味とのこと

注文したのはイチゴミルク。
「すみません、お二人が〝どうぞ” てお出しする写真撮らせてください。」

ご主人:あはは!でも、ちょっと暑苦しくないですか!?

笑いながら、無茶なオーダーにも答えてくれるミヤグチ兄弟。

濃厚な苺のソースと大内山のミルクが美味しい。
食べきれるのかな?と思うサイズ感ですが、気が付けば完食。

ご主人:倉庫にゲームコーナーつくったんですよ。よかったら遊んでいってくださいね!大人の夏休みみたいな感じです。

旧宮川村に遊びにいくと「夏休み」を思い出す。
大台ヶ原を源流とする宮川を眺めながら、奥伊勢宮川峡県立自然公園の切り立つ美しい山々の間を縫うように車で駆け抜ける爽快感。
宮川のヒンヤリとした澄んだ水に足を浸した時。
岩から川にダイブして全身が水中に落ちる瞬間。
そんな一瞬一瞬が「夏休み」な感じだ。

完売することも。お早めにご来店がおすすめです。

「おいしかったです!」
と告げると「また寄ってくださいね!」

駐車場から車を出すと
「ありがとうございましたー!お気を付けて!」
お客さんみんなに声をかけている。

旧宮川村に涼しげな風と、元気な声が響いています。
もう夏だ。

 


 

ミヤグチ氷店
Twitter https://twitter.com/YELLOW04JPJPJP

 

 

小さなピザ屋さん ぴざ屋 WESTGATE

三重大学付近にある小さなピザ屋さんにGo!
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ウワサには聞いていたのよ、
三重大学の中にカフェが出来ているって。
でもそれは、三重大学の中ではなくって・・・厳密に言うと・・・三重大学の医学部と生物資源学部の間って言うか、民家がその辺りちょっとだけあるんだけど(まあナビで行けるので車で行ってみてね)こんな場所に〜???ってところにあります。
駐車場がちょっと離れた場所にあって(目の前にもあるけど多分小さい車しか無理みたい)そこからテクテク歩いてやって来ました。
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お店の入口までのアプローチが素敵〜!
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古民家をめちゃめちゃ雰囲気良く、うまくリノベーションしてあります。
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昔の教会にあったような長椅子↓
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靴のまま上がってもOK!
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2つだけカウンター席もあり。
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こちらにどうぞと窓側の席に案内されました。
日差しが暖かで気持ちいい。
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メニューはこんな感じ。
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お水は白湯を持ってきて頂きました。
いいわ〜こう言うの好き。
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黒板メニューの中から自家製さつまいものスイートポテトピザ1100円にしました。
デザートピザって感じの仕上がりでした。
(チーズは乗ってなかった)
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ドリンクはミルクココアにしました。
ピザとセットなら150円引きなので300円。
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今度は違う種類のピザも試してみたいな。
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元船乗りだったオーナーシェフ。
ここではゆったりまったり時間に余裕のある時に行くのが良さそうです。
船乗りだった時の話も聞きたかったな〜。
雰囲気最高!
ここはこれから流行りそうで〜す!
住所: 三重県津市栗真町屋町1556-5
営業時間: 11:00~21:00
定休日: 不定休

OTONAMIE PUSH EVENT【2022.6.15update】

\こんにちは!広報担当のともーこです!/

イベント情報をご紹介していきます。
※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

第1回「みえDXセンター」セミナー

イベントのジャンル:セミナー
日程:令和4年6月24日(金)
時間:13時30分から15時15分
主催者:みえDXセンター事務局(デジタル戦略企画課内)
主催者からのメッセージ:「デジタル社会形成の前提条件」として、ジェンダー平等、ダイバーシティの観点から、専門家をお招きし、セミナーを開催します。
お問い合わせ先:dxcenter@pref.mie.lg.jp

イベントに関するHPやSNSなどのリンク先:https://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/m0345000013.htm

皆様からもイベント情報を募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記フォームからイベント情報をお寄せください。

掲載申込みフォーム

現役っぷりがアツい!鳥羽一番街ゲームセンターの懐かしいレトロゲーム機たち!

コインを入れると・・

ブルちゃん♪ おやつよ〜♪

ワンワン!ワンワン!ワンワン!ワンワン!
もっともっと!もっともっと!もっともっと!

ワンワン!ワンワン!ワンワン!ワンワン!

もっと食べたかったワン・・。

–ブルちゃんのもっと食べたいワン
お腹を空かせた犬(ブルドッグ)のブルちゃんにおやつを食べさせるゲーム。
(BANDAI NAMCO)

 


 

鳥羽水族館のスナドリネコに赤ちゃんが生まれたと聞き、子どもを連れて家族で鳥羽へ。

お昼時、何か食べてからじっくり水族館を堪能しようと鳥羽駅の前にある鳥羽一番街へ。

お土産物や海鮮が美味しいレストランもあり、家族でも楽しめる雰囲気です。
食事を済まして歩いていました。
いつもは何も思わないのですが、ゲーセン好きの子どもたちと居たからでしょうか?

ゲーム機の懐かしさが気になったのです。

–ミスターバットマン
吹き上げられた卓球のボールのようなものを打ち、穴にいれるゲーム。
(テクモ)

–VIRTUA COP2(バーチャコップ2)
ガンシューティングゲーム。バーチャシティーの警官になり悪党を倒していく。
シリーズが3まであるらしく、家庭用ゲームにもなった。
(セガ)

–EXHAUST NOTE(エキゾーストノート)
2シートのF1レースのゲーム。
いまもここで、F1に憧れる少年達に夢を与えて続けている。
(セガ)

–ドリームチャンス
これぞ!レトロゲームという佇まい。
アタリのところでルーレットが止まると景品がもらえるというドリーム設定。
(SHOKEN)

–モンスターマンション
当時は最新のグラフィックだった。
(竹屋)

 

無邪気にゲーセンで遊んでいた子どものころの自分。
そんな日々を思い出す、ノスタルジーなレトロゲーセンなのでした。

 


 

おまけ動画

 


 

鳥羽一番街
鳥羽市鳥羽1丁目2383−13
hp https://www.toba1ban.co.jp/
fb https://www.facebook.com/toba1bangai/

花火と君と、僕たちと。

日が長くなりましたねー!夏の足音が聞こえてきそうな最近です。

今日は一足早く!今年初めての花火を見たのでその話題を。

今年のGWは爽やかな天気でどこかでかけたくなるような日が多かったですね。

行動の規制もなく、久しぶりに伊勢市内も観光に来ている人たちの姿をたくさん見かけました。

そんな今年のGWの最終日の5月8日。

「花火駅伝プロジェクト2022  花火と君」という打ち上げ花火とライブを掛け合わせたイベントが行われました。

花火駅伝2022は『花火のチカラで日本中を元気に』をコンセプトに、GWに全国で花火をあげるイベントでした。

詳しくはこちらhttps://hanabiekiden.tv をご覧くださいね。

ひょんな事から、このイベントの主催・全運営をすることになった私たち夫婦。

一緒に花火を上げてくれたのは伊勢にある辻傳煙火店。

辻傳煙火店さんは、伊勢で毎年開催されていた「河崎天王祭」というお祭りで

川を下りながらあげる「金魚花火」を上げてくれてたんです。

(コロナ禍になり、河崎天王祭もここ2年開催されてないのですが。涙)

辻傳煙火店の花火師、辻篤さん。

久しぶりにサプライズでなく、告知しての花火イベントとあって集客数は未知数。

本当は、OTONAMIEで告知とかもしたかったんですけど、最初の告知の反響がすごすぎてその後の告知を少し控えてました。

 

日が傾きはじめたころには、会場横に用意した約120台ほどの駐車場は満車に。

その後も、もくもくと雲が大きくなるように近隣の歩きや自転車で来られた方が増えていき、きっと4桁に近い人数になっていたと思います。

会場の期待値も、もくもくと膨らみピークに達した頃に

伊勢の路上ミュージシャン集団 Ustreet登場です。

 

1曲終わると、ついに・・・!

ひゅ~~どんっ!!

大きな3号玉が空に舞い上がりました。

花火動画はこちら→ IMG_7162

 

会場からは「おお~」「わー!」など歓声が。

待ちに待った!という表現がぴったりな熱量の会場です!

 

OTONAMIE記者でおなじみ、井村のよっちゃんこと、井村義次さんも久しぶりに参加!
今回のイベントの主催者ogurockも、もちろん歌います!

 

そのまま曲終わりに花火が1発づつ上がり、子供達からのアンコールに応える形でUstreetが全6曲を歌い終わります。

 

そして今回のイベントタイトルにもなった「花火と君」という曲を作った平岡孝紀さんの登場!

1曲目は「カラフル」という曲を。

2曲目、このイベントのタイトルにもなった「花火と君」は、曲の間じゅう花火が上がります。

曲が盛り上がるにつれて、花火の方も徐々にヒートアップ!

サビの部分では仕掛け花火もあがり、ミュージックと花火が融合した素敵な舞台でした!

 

当日の準備や案内などバタバタしていた私も、最後の曲だけはやっと落ち着いて花火を見ることができました!この音楽と花火のコラボレーションは本当に素敵で、今までの疲れを吹き飛ばしてくれるほど見応えがありました。

やっぱり花火っていいな。花火ってすごいな。

少し離れた場所から、花火を楽しまれていた方もたくさんいらっしゃったみたいです。

素敵なお写真いただきました〜。

@abuabu.photo.gr さん、ありがとうございます!
@0722syuka1 さん、ありがとうございます!
@mom.photom さん、ありがとうございます!

大きな花火は約80発。仕掛け花火なども含めると、250発程打ち上がりました。

花火のチカラだけじゃなく、音楽のチカラも使って、来てくれた人に元気を届けたい!というコンセプトのもと、花火だけじゃないし、音楽ライブだけでもない。

「地元のミュージシャンのライブ×打ち上げ花火」

という新しいカタチのイベントを身体全部で楽しんでもらえていたら嬉しいですね!

 

余談ですが・・・

花火大会っていつもお金払わず見ていたけど、よく考えてみれば花火師さんはお仕事として花火を上げているわけですし、

三重県内を含めいろんな場所で行われていた花火大会は

たくさんの企業の協賛や、その町や市の税金が使われていたからできていたこと。ですよね。

花火大会に限らず、その使われ方にも目を向けることはとても大切だし、

何も考えずに受け取るだけの人になりたくないな。と感じたのでした。

 

今回この場所で開催することにご理解いただいた近隣の方々、

マナーを守って、会場で楽しんで頂いた方々ありがとうございました。

そして何より、今回は出演したアーティストも、駐車場を整備してくれてたスタッフも、みんなこのイベントのコンセプトに共感しボランティアとして参加してくれていました。

ほんとうにたくさんの人の温かな気持ちと、行動力で開催できたことに感謝です。

この夏、花火のチカラをみんなで楽しめるといいですね!

最後はスタッフみんなで全員集合!

 

6月12日(日)は鳥羽へお出かけしませんか?鳥羽なかまちGOSENZAマーケット開催!

鳥羽市で唯一の伊勢神宮 外宮さんの末社「赤崎神社」さんが20年に1度の御遷座を迎えます。

その記念として、6月12日(日)11時〜15時 鳥羽なかまち 赤崎神社GOSENZAマーケットが開催されます。

マーケットでは総勢27店舗・団体が集結し、町が賑わいます。また、新しくなった赤崎神社さんまでを巡る「鳥羽なかまち全域でのスタンプラリー」も実施され、スタンプを集めるとプレゼントもありますよ。

鳥羽なかまち 赤崎神社GOSENZAマーケットの内容

開催場所は、鳥羽水族館近く、近鉄中之郷駅から徒歩2分「鳥羽3〜4丁目各店舗と空きスペース」。スタンプリーの用紙は当日配布もされます。

出店者はキッチンカーをはじめとしてグルメ、ハンドメイドの雑貨販売、各種体験と目白押しです。

気になる出店者の情報は

こちらから

駐車場に関して

中之郷駅や鳥羽水族館に有料駐車場もありますので、状況に応じて活用しましょう。

6月12日(日)の鳥羽が熱い。鳥羽のイベントを巡るのもアリ。

実は6月12日(日)は鳥羽でイベント盛りだくさんなんです。

  • 安楽島朝市 8時〜
  • Waibeeeeマルシェ 10時〜

「すべてのイベントを巡りたい!」という欲張りさんに提案する順序としては、

安楽島朝市→ワイべーマルシェ→鳥羽なかまち GOSENZAマーケット

がベストだと思います。安楽島朝市からの移動で少し時間(30分〜1時間)が余ったら、

  • 鳥羽マルシェやマリンターミナル付近で海を眺めながら散策
  • 鳥羽市民の森公園でガリバー滑り台を滑っておく
  • 鳥羽市民の森公園で孔雀やヤギに挨拶しておく

などがオススメです。

各イベント 詳しくはこちらから

鳥羽なかまち公式WEB 赤崎神社GOSENZAマーケット紹介ページ

安楽島朝市(あらしま新選組)公式Instagram

Waibeeeeマルシェ公式Instagram