ここ数日のニュースでご存知の方も多いかもしれませんが、三重県を代表する企業・おやつカンパニー(津市/手島文雄社長)と、今年創業170年を迎えた酒蔵・若戎酒造(伊賀市/重藤邦子社長)の2社による三重県コラボ商品が実現しました!
おやつカンパニーの看板商品「ベビースターラーメン」と一緒に楽しむことをテーマに醸された日本酒が4月18日「三重県民の日」に発売になったということで、伊賀市阿保にある若戎酒造へ伺いました。
若戎酒造は、近鉄大阪線「青山町駅」から徒歩約5分。こちらは事務所で、敷地内に酒蔵、直営ショップがあります。
事務所に入ると正面には、今回のコラボ商品のディスプレイがドーン!!!
子どもの頃から慣れ親しんだ「ベビースターラーメン」と、大人になって慣れ親しんだ「若戎」のお酒が一緒に並んでいるパラダイス感。ワクワクがとまりません。
さっそく若戎酒造の重藤邦子社長に今回のコラボの経緯をお伺いしました。
きっかけはなんとTwitter。
かねてから「ベビースターラーメン」が好きで食べていた重藤社長が、#麺文字(ベビースターの麺を並べてつくる文字)に挑戦して投稿したところ、おやつカンパニーからの反応があったそうです。
おやつカンパニーは「おやつの常識にとらわれず挑戦し続けるベビースターラーメン」ならではのコラボ商品をこれまでも、さまざまな業種と繰り広げてきた歴史があり、お酒で言えばすでに「ベビール」や麦焼酎「ベビースター酎」などがあり、今回のコラボは第22弾になるそう。
すでに多くの酒飲みの方はお気づきだと思いますが、ベビースターラーメンは子供の「おやつ」であり、大人の「おつまみ」なのです。
昨年8月のTwitter投稿をうけて、両社はすぐさま「ベビースターラーメンに合う日本酒」づくりに取り組みます。ベビースターラーメンとペアリングすることに重点をおいて、何度も試飲をしながら、味わいをイチから設計。最終的に三重県産「みえのえみ」を原料米とし、酸に特徴がある三重県酵母MK-5を使用し、伊賀青山高原の湧き水で、オール三重にこだわったベビースターのための1本を仕込みました。
寒い伊賀の冬を越え、2023年春、ベビースター専用日本酒「純米吟醸 若エビスタ~」が完成。
三重県の2社によるコラボということで、4月18日の「三重県民の日」にあわせてリリース。500ml1,430円(ベビースターラーメンミニ一袋、お楽しみカード付き)。
全国5900本のみの限定販売です。
ベビースターラーメンに合う日本酒の味わい。非常に気になりますよね!?ということで、試飲させていただきました。
!!!!!!!!!!
合う!!!「純米吟醸 若エビスタ~」を口に含み、ベビースターラーメンをパクリ。お酒の酸味がベビースターラーメン(チキン味)の香ばしさと旨味と調和して、お互いの旨さ増し増し!そしてキレがいいので、口のなかがサッと流され、またベビースターラーメンを口へ・・・そしてもう一杯・・・。なんともちょうどよく、どちらかが空になるまで口に運んでしまう・・・なるほど、これがペアリングか!と思わずにはいられない。想像以上に相性がよくてびっくりしました。
味の感じ方は人それぞれなので、これは私の感想ですが、ぜひ実際に体感して欲しいです。
購入は東海エリアのスーパーや全国の日本名門酒会加盟店など。さらに地酒専門店などでも飲めるそうです。
「創業170年の節目に、ワクワクするお酒が出来上がりました。思いのほか反響があり、蔵の在庫はもうございません。全国の販売店で見かけたらぜひ手にとってみてください。三重県を代表する企業・おやつカンパニーさんとのコラボで、今まで若戎酒造のことを知らなかった方がお酒を飲んでくださるきっかけになれば嬉しいです」と重藤社長。
ベビースターラーメンファンも伊賀酒ファンも見逃せない、今回のコラボ。三重県民であることが誇らしく感じるニュースでした。
■おやつカンパニー/https://www.oyatsu.co.jp/
■若戎酒造/https://www.wakaebis.co.jp/
kanzaki chiharu。OTONAMIE公式記者。伊賀市在住のフリーライター。出身地、広島のタウン誌→東京の編集プロダクション→フリーランスとして独立して早20年。現在は伊賀に拠点を持ち、伊賀の情報誌の執筆をはじめ、企業広告コピー、イベント企画提案などを手掛ける。日本酒好きが高じて、「伊賀酒DE女子会」の企画運営をはじめ、日本酒関連の執筆、コーディネート、イベント運営も行う酔っぱライター。得意ジャンルは日本酒、伊賀情報。2016年「日本酒女子普及委員会」会長に就任。https://ameblo.jp/iganonihonsyudaisuki/