ホーム 00夏 日本茶を未来へつなぐ人たちの、日本茶愛溢れるスイーツの世界

日本茶を未来へつなぐ人たちの、日本茶愛溢れるスイーツの世界

本日の最高気温、34.5度。暑くなってきました。そして、冷茶がとっても美味しい季節になりました。

この時期、私の住む松阪市の中山間部では、スーパーや道の駅などで特産品の新茶がずらりと並びます。兼業茶農家である我が家も一番茶の収穫を終え、日本茶愛が重めなお茶屋さんたちのお茶を、あれこれ飲み比べるのが楽しみだったりします。

先日、息子が学校の調理実習で、お茶を使った「茶ぷりん」の作り方を教わってきました。講師は日本茶インストラクターである深緑茶房の堀川さん。

深緑茶房の堀川さん。(ちなみに私は堀川さんファン!)

早速、子供たちとおうちで作ってみた結果。ほろ苦いお茶感とコク!驚くほど簡単なのに、濃厚でうまうまだったのです。

私の住む地域のこども園や学校では、特産品であるお茶の教育「お茶育」が行われています。園児の頃から、お茶会を経験したり、おいしいお茶の淹れ方を教わったり…全校生徒にけっこうな量の茶葉が配布されることも。おかげで我が家の子供たちも当たり前のように「緑茶好き」に育っています。

 

お茶屋さんで人気のお茶スイーツ、そのアレンジレシピを公開!

堀川さんが家庭でも手軽に作れるよう、試作を繰り返して生まれた「いいなんの茶ぷりん」。これは深緑茶房さんで販売されている「お濃いちゃっぷりん」のレシピをもとに考案されたそうです。堀川さんより快く許可を頂いたので、茶ぷりんのレシピを惜しみなく公開させて頂きます!

 

いいなんの茶ぷりん

材料

1.粉ゼラチン 6g
2.水(氷水) 60g
3.砂糖(グラニュー糖)40g
4.粉末緑茶 20g
5.牛乳 250g
6.生クリーム 150g

シロップ)
水 40 g
グラニュー糖 40g
粉末緑茶 2g

『準備』

1.道具を確認する。材料の分量を量る。
2.大きなボウルに氷水を用意する。
3.60gの氷水に粉ゼラチンを振り入れしばらく置いておく。
4.片手鍋に砂糖と粉末緑茶を入れよく混ぜておく。

(作り方)

1.準備の④に少しずつ牛乳を入れ泡立て器で混ぜる。
混ざったら中火にかける。

2.ふつふつしてきたら③のふやけたゼラチンを入れ沸騰しないように中火で温める。

3.ゼラチンが溶けたら火からおろして、生クリームを入れる。

4.ボウルに入れ替え氷水の上で冷やし少しとろんとしてきたら
雪平鍋に入れ瓶に詰め蓋をして冷凍庫で40分冷やす。

5.シロップ用の粉末緑茶とグラニュー糖を鍋に入れよく混ぜる。分量の水を入れ、火にかけ沸騰したら1分くらいそのままで火を止める。

上記の材料で5〜6人分くらいのぷりんが作れました。緑茶シロップはおこのみでどうぞ、他のスイーツにかけても良さげです。砂糖はグラニュー糖にすると雑味のない味になるのだとか。是非、お試しください!

 

飯南町で作られたお茶パウダーが、韓国スイーツに?!韓国カフェ セモさんに行ってみた!


松阪市岡本町にある韓国カフェ セモさん。以前、
別の記事でもご紹介させて頂いたヤマキ高橋製茶園さんのお茶パウダーが使われた「ホットク」というスイーツが爆誕したらしいのです!ヤマキファンとして、これは行かねばなるまい。

お初にお目にかかります、ホットク。

おお!鮮やかなお茶の色がまぶしい…そして、そそるビジュアル!

個人的には「追い茶パウダー」したいくらい、もちもちしたホットクに緑茶が良く合う!「緑茶のホットクが少しでもお茶の活性化に繋がれば嬉しいです」と店長の石橋さん。日本茶は「飲む」から「食べる」時代へ…私のお茶の概念がアップデートされた気がします。

店長の石橋さん。推しのK -POPグループは「&TEAM」

石橋さんこだわりのほうじ茶ラテは、お茶の風味が生きるようにオーツミルクを使用。こちらもヤマキさんのお茶が使われています。

ほうじ茶はカフェイン少なめでリラックス効果があるとのこと。おうちのフライパンなどでお気に入りの茶葉を煎り、ほうじ茶を自分好みに手作りするのも楽しいかも知れません。なんだか、お茶の世界観が広がりそうな予感、しませんか?

茶文化をリスペクトしながらも、時代に合わせて変化していく。日本茶を未来へつなぐ人たちのしなやかさは「お茶の未来って楽しそう!」そんな希望を与えてくれます

お茶の生産者の中には、現状を維持することすら難しい兼業茶農家も存在しています。後継者不足等で耕作放棄地となった茶畑や、伐採された茶の木の代わりに建つソーラーパネルを見かけるようになりました。そんな中、新たに生まれるお茶スイーツは、茶農家の光のように思えたりします。

夏はひんやりコールドブリュー。これから迎える暑い夏、冷茶ですっきり健やかに。未来に残したい日本の原風景を思い浮かべながら、ゆっくり日本茶を飲んでみませんか。

 



(有)深緑茶房 飯南本店
松阪市飯南町粥見4209-2
Instagramはこちら

韓国カフェ セモ
松阪市岡本町331-3
Instagramはこちら

 

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