フランスから三重県・大台町への移住者、フランス人陶芸家、オリビエ・フックスさんが陶芸体験のできる薪窯工房「OLI’S工房」をオープンしました!
フランス人陶芸家、日本へ
フランス人の父、イギリス人の母を持つオリビエ・フックスさん。
学生時代にフランスの美術専門学校で陶芸を学び、日本の「詫び寂び」といった特有の美意識に惹かれ、1997年に焼き物のまち常滑へ渡ってきました。常滑市陶磁器会館すぐそばに「OLI’S SHOP」を構え自身の焼き物を販売していましたが、中部国際空港セントレアの完成から人口が増え、田舎で暮らしたいと思うように。
妻・美帆さんが三重県鈴鹿市出身であり、実家へも通いやすい田舎であったこと、またオリビエさんの趣味・SUPやカヌーができるフィールド、清流「宮川」の美しさに魅せられたことなどを理由に、2018年に家族で大台町へ移住しました。
JSPA(日本セーフティパドリング協会)認定ガイドでもあるオリビエさん。大雨が降った翌日など、激流の中をガイド仲間で川下り。アウトドアがすぐ間近である大台町での暮らしを楽しんでいるといいます。
日本の伝統技術「焼き締め」
一年ほどかけ、360°山々に囲まれた田園風景の広がる大台町長ケ(なが)という地区に薪窯工房「OLI’S工房」をDIYで構え、作品制作をスタート。
2023年、その工房で陶芸体験ができるようになりました。
焼き物は一般的に、粘土で形成し乾かした後、水の浸透を防ぎ強化するため、光沢の出る「釉薬」をかけて焼かれます。オリビエさんの作品は、釉薬を使わない日本の伝統技術「焼き締め」という作り方。3日間もの間、窯に薪をくべ続け、1200℃を越える高温でしっかり焼き上げます。
体験では体験では「電動ろくろ」か「手びねり」かを選択し、教わりながら粘土を造形していきます。作品は後日オリビエさんにより焼成され、1~3ヶ月で仕上がります。
日本の伝統技術「焼き締め」により現れる土の表情の力強さ。薪が灰になり、窯の火で含まれている成分が溶け出し、作品の表面に現れる美しさ。
ユネスコエコパークのまち大台町の自然の中、フランス人陶芸家、オリビエ・フックスさんの薪窯工房で特別な陶芸体験をお楽しみください。
日本語・英語・フランス語対応。
体験詳細
【料金】税込4,000円(2名様~)
仕上げ作品の追加2点目から+2,000円/1点 ※作品の送料はお客様負担となります。
【定員】2~5名(要相談)
※対象年齢おおむね8歳以上
【予約方法】大台町観光協会へ2日前までにお電話でご予約下さい。
・ご希望日時
・お名前
・人数
・お電話番号
をお伝えください。
TEL.0598-84-1050
【集合場所】奥伊勢テラス(三重県多気郡大台町佐原663-1)
大台町長ケにある「OLI‘S工房」へご案内します。
私も「OLI‘S工房」で陶芸を体験してきました。フランスの文化を教わったり、オリビエさんの持ち物だという裏にある山も案内してもらったり…文化交流しながら自然を満喫。
日常を忘れて心も体も解放される、そんなゆったりとした時間を過ごすことができました。自分で作った焼き物は一生の宝物です。
▼OLI’S工房での陶芸体験はこちらの動画でチェック!
キャスターマミ。OTONAMIE記者。松阪市出身。生まれ育った三重が大好きで、三重を盛り上げたくて地元タレントに。テレビ・ラジオ出演、祭りやイベント、ブライダルMCとして活躍中。この記者が登場する記事