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アウトドアデビューしたい人必見!キャンプスタイルの宿やまがらがオススメの理由@大台町

新緑がきれいで、外で過ごすのが気持ちいい季節ですね。
お弁当持って出かけたり、
バーベキューしたくなったりしませんか?
そして今や空前のキャンプブーム!
今更始められない?でも、今だから始めたい人も多いのでは?

キャンプは虫が苦手だから無理・・とか、小さな子がいるから無理・・と思ったりしてませんか?

今回はそんなモヤモヤを抱える方にピッタリの宿を紹介します!

 

伊勢から車で約1時間半。

あと少し早かったら、ピンク色の桜並木をたくさん見れたのに!と思いながら、山の方に山の方に車を進ませ大台町の道の駅に寄り道し、最後の買い出しを済ませます。
対向車来たらやだな・・というくらいの細い道を経て、たどりついたのは、古民家を改装した、キャンプスタイルの宿やまがら。

ここは一棟貸しの宿。

築100年近い古民家をリノベーションし、地元の木材を使用した木の温かみが感じられるキッチン兼リビングと、清潔感ある寝室。
庭にはウッドデッキと焚き火スペースがあり、キャンプ気分でテントを張りたい人と室内で眠りたい人が一緒に楽しめるスタイルの宿です。


昨年、姉に子供が産まれました。
私にとっては初めての姪っ子。
その小さくて今にも壊れそうだった赤ちゃんも、今や一人でてってと歩き回り、連れて出かけるのは一苦労。・・でも、一緒にでかけたいよね。
ということで、この宿を予約しました。

 

到着後、荷物を下ろすのもそこそこにまずは探検。笑

エアコン付のキッチン兼リビングには大きな机と、ハンモックのようにゆらゆら楽しめるアウトドアチェアー。薪ストーブもありました。
キッチンには冷蔵庫・IHクッキングヒーター・電子レンジ・ケトル・炊飯器・トースター・箸・食器類・スプーン・フォークなど。

基本的には6名分の準備ですので、それより大人数で行く場合は持ち込みとなります。

 

寝室にはベッド4台とコールマンのエアベット2台。
こちらにもエアコンあります。
布団の用意も6名分までなので7人以上の宿泊の場合、寝具等は持ち込みとなります。

今回は大人8人+幼児1人だったのですが、本気のキャンパーがいたので不足分寝具などの準備はお任せ。

こちらは持ち込んだエアベット。今のキャンプ道具は種類が豊富!

お風呂は懐かしいタイル張り、トイレは洋式です。

 

と、ここでそろそろ「ご飯だよー」の声が。
お昼は簡単にカップラーメンです。
お腹を満たして準備して、早めにお肉を焼き始める作戦。

普段あまり食べないけど、たまにみんなで食べると美味しいんだな。

 

縁側のピアノの鍵盤のような塗装が可愛い。
ここからウッドデッキへの出入りが簡単にできます。
この大きなウッドデッキが、最高でした!

バーベキューを楽しむ事ができるのはもちろんですが、公園で遊ぶような簡単なおもちゃを使い大人も身体を使って楽しめます。
例えば雨あがりの地面がまだ湿っている時でも、このウッドデッキで外遊びが可能です。

 

そんな感じで私が宿内を探検中(ただのサボり?)母は持ってきた食材を片付けお肉を準備し、姉夫婦は子どもから目を離す事なく、父や妹達は机や椅子、BBQの道具の準備をしてくれてました(ありがとう!)

ウッドデッキから少し離れた場所に焚き火スペースが。

 

お肉を焼くにはまだ早いと思っていたら、ポツポツーー。

山の天気は変わりやすいというが、その通り。
(ちなみにお邪魔したのは4月上旬。
天気がイマイチだったせいもあるけど、予想より寒くてダウン必須でした。)

 

ならば!と、ここに来て体験したかったアクティビティのひとつ「珈琲焙煎体験」をやることに。

冷蔵庫内に真空状態で保存された生豆を購入し、焙煎機をカセットコンロにセットし、緑色の草っぽい香りの、まだずっしりと重い生豆を焙煎機に入れ中火にかけます。

15分〜20分ほどかかるそうで、ちょっと長いかな?と思いつつも、急いでいるわけでもないので姉と久々のおしゃべりをしながらくるくる回し続けます。

段々と香りが変化してパチパチと小さな音が聞こえ出すと、ほんのり野菜を炒めた時のようないい香りがしてきます。
その内に、コーヒーの周りの薄い皮(チャフといいます)がカセットコンロの周りに羽ばたくように飛び散るのでご注意を。

最初より回し心地もカラカラ軽くなってきます。

そうして、見た目にも分かるくらい色と香りが変化したところで火を止め、一箇所に熱が入りすぎるのを防ぐためにもうしばらく回し続けます。

焙煎終了後の色の変化は一目瞭然。
一つ一つのお豆のサイズも少し大きくなってます。

横では妹がランタンにガスを入れてくれてます。

 

その間に抽出の為にケトルでお湯を沸かしながら、サーバーとドリッパーを準備。

ミルは手動と電動どちらも用意されてたので電動の方を使い、コーヒーを淹れていきます。
焙煎が終わったばかりのお豆にお湯を注ぐともこもこっ!と膨らみ、良い香りが漂います。(本当はもう少し冷やしてからと教えてもらったけど、待てなかった。笑)

ここで抽出の湯量を計測する計りや、電気ケトル以外にコーヒーを抽出する用の口の細いケトルまで用意してくれてあったのが、私的にポイント高い◎!
コーヒー焙煎体験を、最後まで楽しめる心遣いがいっぱいでした。
味は少しあっさりしていて、苦味がなく、ちょっと薄い感じもしましたが飲みやすく美味しかったです!

コーヒー好きなので、レポートに熱が入ってしまいましたが、初めての焙煎体験はとっても楽しかったです。

 

 

日が傾き気温も下がってきたので、焚き火とBBQのスタートです。

今回は事前に下味のつけたお肉をそれぞれジップロックに入れ、スープに使う野菜は刻んで、現場での調理を楽にする為に準備万端にしてやってきました。
が、包丁やまな板の調理器具類も充実しているのでここにきてから調理することも十分可能です。

 

それにしても大人8人分(メンズ4人含)のお肉の量って、想像するのが難しい。
焚き火の方では、さつま芋とじゃが芋を焼き始めました。

そしてここで、もう1つ楽しみにしていたのが「燻製体験」。
地元の木を使った燻製機とチップがあり、チップを購入すれば燻製体験が始められます。

今回はゆで卵とチーズ、あとナッツの燻製を作ろうと燻製機の中の網に並べ、一番下の段に火をつけた炭を置き、その上に燻製チップをかけて煙で燻していきます。

レクチャーしてもらったけど、これがなかなか難しい!

燻製チップをかけることで酸素に触れなくなるのか、火が何度も消えてしまい、なかなかうまくいかず。

気になって何度も見に行く私。

何度も燻製機を見に行っては火を付け直し、やーっとチーズや卵の見た目に変化が。口に入れた瞬間にほんのり燻製の香りが広がり、燻製になってなくもない・・けど、もっと上手にできそう。
またリベンジしたいです。

そうそう、かつお節屋なのでこんなこともやってみました。
野点ならぬ・・野削り?

焼き上がったほくほくのじゃがいもに、削り立てのかつお節とバターと醤油をかけていただきます!これは間違いなく、反則級の美味しさ!

お肉を食べて、焚き火にあたって、お酒もすすんで、会話も弾む。
周囲には人が住んでいないそうなので、子どもが泣いても、気持ちよくなって歌いだしても、遅い時間まで遠慮無く楽しむことができました。

わが家のキャンプの定番メニュー鮭のホイル焼き。

夜の星がすごくきれい!唯一撮れた1枚!

 

 

夜が明けてからは各自、思い思いの時間をすごします。

焚き火をたく人・・自然の音を録りに行く人・・
のんびり朝ご飯を食べる人・・ひたすら眠る人・・

フィールドレコーディング。こんな事するのはogurock しかいません。

 

そんな時間に過ごしてる間に、やまがらの良かった所を聞いてみました!

・古民家を上手に改装しており清潔感があり、おしゃれな空間になっている。

・人の目を気にせずに思いっきり楽しめる。

・自然の中で非日常を味わえる。

・BBQや焚き火などキャンプの楽しみを満喫しつつ、家の中で過ごせるリラックス感も味わえるのが良い。暑い季節や寒い季節もキャンプ気分を楽しめる。

・焙煎体験や燻製体験など雨の日でも楽しめるアクティビティが準備されてるのが嬉しかった!

・紙皿や割り箸じゃなくて、スノーピークのマグや食器が使えるのでこれからキャンプを始めたい人が体験できるのがよい!

このマグ、温かさが本当に長持ちしてびっくり!

小さな子どもを連れて行き感じた点は、絶対に目を離してはダメということでした。
(ここに限ったことではないですが。)

古民家なので土間と床に高低差があったり、ウッドデッキの角や焚き火。
庭に大きめの枝があったり、自然豊かな場所だからこそ、当たり前に危険な箇所もあることを、大人がしっかり理解しておく事が重要だと感じました。

(ちなみに今回は火も使用するので幼児用ハーネスというのを使いました。光るペンライトを背中につけて、暗闇でもどこにいるかすぐわかるように。)

初めてのキャンプデビューでした。

 

このキャンプスタイルの宿やまがらを運営するのは株式会社ロカ。

代表の野呂直宏さんは大台町(旧宮川村)に生まれ、大台町の職員として町の観光事業や過疎化対策の移住政策などの業務を担当されていたそうです。
その後、就職して25年の節目に退職し、一念発起して2020年㈱ロカを設立。
大台町の自然の中で遊ぶことで、日頃の疲れやストレスを「ろ過」できるアクティビティの提供を目指し、会社名にも用いたそう。

今回は体験できませんでしたが、水上のアクティビティも豊富でバイクSUPやステップSUPなどが体験できます。

また、今年になってからボルダリングジムとキャンプを掛け合わせた宿「かわせみ」もオープンされたそうで、今はこの近くで3件目の宿をリフォーム中。
宿泊のお客さんがいる時は、宿から5分ほどの場所で寝泊まりされているそうで、近くにいてくださると聞いて安心しました。

3件目の宿について、野呂さんはこう話してくれました。

「ダムに沈んでしまった村の方が、営んでいた旅館を復活させようとしています。
旅館を改修中、ダムの下に眠る集落の写真も見つかりました。

この場所が、いまはダムとなっている。

沈んだ村の上でサップをして遊び、残してくれた旅館で眠る。
口を揃えて『ダムが無ければ』と過疎になった集落を眺めながら語る老人達もいますが、ダムを活用したビジネスや観光事業で、大台町に関係する人口が増え、若者が都会からここに移り住んでくれたら、私の役目は終わりかな。って思ってます。」

ダムが出来上がるまでに、きっと色んなストーリーがあったんだろうと、胸がきゅっとなる思いでした。
次の宿ができあがったら、またゆっくりお話を聞かせていただきたいです。


今まで知らなかった場所も、楽しい時間を過ごしたり、その土地にまつわるストーリーを聞くと急に親近感が湧いてきませんか?

「ここにくる理由」となる宿や体験は、確実に、この土地と関わりたい!という人を増やすキッカケになると感じました。

 


キャンプスタイルの宿 やまがら
三重県多気郡大台町久豆477-3
 TEL:070ー1849ー9842(8:00-17:00)
https://www.rocaroca.jp
LINE : rocaroca.odai



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