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【東京で見付けた三重】原宿にあるGOMAYA KUKI。創業132年の老舗ごまメーカーが手掛ける世界一濃厚なごまアイス専門店。追いごま油はぜひ試すべし!

世界一濃いごまアイス専門店!?

洗練されたショップやカフェが集まり、
お洒落な街並みで知られる東京の原宿・表参道エリア。

このオシャンティーゾーンで発見したのは、
「世界一濃い」と謳う
ごまアイス専門店GOMAYA KUKI

※2018.2移転済。写真は移転前の店舗。モデルは史奈

手掛けているのは、
三重県四日市市に本社を置く九鬼産業株式会社

数々のごま食品を提供し続けている“ごま”の総合メーカーである。

出典:九鬼産業株式会社

九鬼産業の創業は明治19年。

イギリスから搾油機(製油機)を手に入れ、
ごま油を搾りはじめたのが事業の始まりだそう。

こころ、ひと粒一粒

掲げたスローガンの通り、
老舗が誇るごまをたっぷりと使ったごまアイスを、
このGOMAYA KUKIにて食べられるのだ。

 

トッピングに追いごま・追いごま油かけ放題

GOMAYA KUKIのごまアイスは6種類。

黒ごまと白ごまそれぞれに、特濃と超特濃がある。

おすすめなのは、
丁寧な細挽きの黒練りごまを、
贅沢にたっぷりと使った”くろ超特濃”と、
白ごまの美味しさをそのまま味わえる”しろ超特濃”のダブル。

トッピングにはなんと、
追いごまと追いごま油かけ放題!!

黒白のアイスに、
黄金に輝く九鬼純正ごま油をツゥーっとたっぷり。

ごま油の香ばしさが鼻をくすぐる。

追いごまもお好みで。

自分好みでアレンジをしたごまアイスが完成。

くろ超特濃は、
生チョコのようなまったり濃厚でリッチな味わい。

しろ超特濃は、
ミルキーで優しく滑らか。

どちらも胡麻の風味を存分に楽しめ、
追いごま油がアイスの滑らかさと、
ごまの芳醇な香ばしさを増長させる。

これはぜひ試してみてほしい。

ごま、美味しい!!

1カップのアイスに、
約9000粒のごまが入っているとのこと。

風味の余韻がありつつも、不思議と後味すっきり。

(取材は2017.12末時点のもの)

 

日本人も外国人もびっくりなごまアイス

最近スイーツ界で起きている、
抹茶やミルクやチョコレートなどの濃厚ブーム。

そんな中、ありそうであまりなかったのがごまアイス。

なぜごまアイスなのか…

九鬼産業株式会社 東京支店長の三厨さんにお話をうかがった。

三厨さん:「ごまの美味しさをもっと知ってもらいたかったのです。日本人はごまに馴染みはあるものの、メインとして積極的に摂取するものではないので、ごまアイスを通してごまの風味を味わってもらえると嬉しいですね」

―—なぜアイスだったのですか?

三厨さん:「小さな子供から大人まで幅広く好きなものと考えた結果、アイスに行き着きました。商品開発には半年以上試行錯誤しました」

―—原宿を選んだ理由を教えてください。

三厨さん:「カフェが多く、スイーツのトレンドへの関心が高いエリアに出店したかったのです。ここ周辺は年齢層も国籍も幅広いですしね」

(そう言われてみると、外国ではごまをどうやって食べているんだろう)

アジア~中東あたりでは、
ごまやごま油を使う習慣があるらしい。

アメリカでもカリフォルニアロールの外側や、
ハンバーガーのバンズの上にはちょこっと乗っている。

それでもここまでごまの風味を味わえる料理って、
中々ないのではないかな。

―—外国人のお客さんはごまアイスにどんな反応されますか?

三厨さん:「はじめは黒い色に驚かれますが、食べると味にとても喜んでもらえます。チョコレートみたいだと言われることも多いですね」

 

2018年2月に移転した新店舗では魅惑のメニューが…

2018年2月10日。

GOMAYA KUKIは新店舗をオープンした。

従来のごまアイスに加え、
イートインできる新メニューが登場したという。

それがまた魅惑的なものばかり・・・

【超濃厚ごまアイス天ぷら】
~超濃厚ごまアイスに衣をつけ「九鬼金白純正胡麻油」で揚げたもの。
熱々の衣はふんわりサックリと、中はひんやりトロリ~

【ザクザク衣のごまアイス天ぷら】
~超濃厚アイス天ぷらの衣を、粒ごまたっぷりのザクザク食感にグレードアップ。
ごま屋によるごま好きのためのごまスイーツ~

【GOMAYA KUKIの和風パフェ】
~お好みのごまアイスとなめらか抹茶プリンや白玉、ふんわりホイップクリームで、和の香りただようパフェに。
仕上げのごま油がアクセント~

【しっとり厚焼きパンケーキ】
~オーブンでじっくりと丁寧に焼き上げた優しい口当たりのパンケーキ~

 

ごまの魅力を再発見!

ごまってなんて美味しいんだろう。

ごまの魅力を改めて感じ、
毎日の食事にもっと取り入れたくなった。

九鬼産業さんのおすすめは、
厳選した良質なごまを絞ったごま油

九鬼産業の原点でもある。

栄養価が高く、
揚げ物や炒め物、タレや香り付けなど万能なごま油。

最近は、オリーブオイルのように、
料理にそのままかける生かけがブームだそう。

冷奴や卵かけご飯、野菜の和え物やスムージーなど、
未加熱で使用することで、
ごま油の芳醇な香りや深いコクをより味わえる。

九鬼産業の公式サイトにも
生かけで楽しめるレシピが色々と紹介されているので参考にしたい。
九鬼産業 ごまレシピはこちら

ごまの美味しさに改めて気付かせてくれる、
世界一濃厚なごまアイス。

その芳醇な奥深さ、まさに極上…。

 

モデル:史奈


GOMAYA KUKI
住所:東京都渋谷区神宮前4−26−22 原宿Hビル1F
電話番号:080-7961-8516

九鬼産業株式会社
住所:三重県四日市市尾上町11番地

フォトがジェニックだった旅。伊勢の粋、漁村の美。

まだあまり知られていない、日本の地方。
美しいと思う。
そして、私が暮らしている三重県も、そう思う。

今回、三重の食結びというサイトで、伊勢と南伊勢を1泊2日で巡る旅を取材した。
テーマは、日本の美の原点を求めて。

数年前からよく耳にする、フォトジェニックという言葉。
取材を通じて感じた、フォトジェニックな伊勢、南伊勢を集めてみた。

モデル:IRENE
写真:y_imura

 


 

伊勢

ダンデライオン・チョコレート伊勢外宮前うみやまあひだミュゼ店

旅の始まりは、ホットチョコレートを飲みながら。

カメラマン:君はなんていう名前?
IRENE:イレーネです。

カメラマン:名前が長いなー。あだな付けるわー。そやなー、イレちゃん!
IRENE:イレちゃん(笑)
カメラマン:イレやん!
私:(笑)急に、近所のおじさんみたい。短くなってないし!

カメラマンが、程よい笑いを誘う。いい旅になりそうだ。

伊勢神宮外宮

外宮さんに到着。

伊勢神宮外宮

やわらかな日差しが差し込む、秋。
澄み切った空と、凜とした空気が心地よい。
ここにいるだけで、歩いているだけで、心が洗われていく気がする。

外宮参道

外宮参道を散策。

外宮参道菊一

刃物屋さんで出会った、おろし金。
一つひとつに職人の温もりを感じる。

河崎古本屋ぽらん

蔵が映える河崎の街へ。
古本屋のおじさんとの話しが弾む。

河崎モナリザ

サトナカのクッキー。
ササササササササササ中。
サが十個の中に中。

「Fine & Crazyがコンセプト。都会を真似することだけはしたくない」
取材中、サトナカクッキーのデザインを手がけたクリエイターは、そう言っていた。
伊勢に根付く、クリエイティブの魂。

 


 

南伊勢

南伊勢阿曽浦

漁師さんに会いに。
真っ黒に日焼けした顔に、大きな笑顔。

ぼー、とする時間。
海の上だと気持ちいい。

南伊勢相賀浦ゲストハウス海ぼうず

元小学校のゲストハウスが今日の宿。

南伊勢相賀浦ゲストハウス海ぼうず

漁師さんと塩釜をつくったり、

貝を焼いたり。
文字通り、海の幸。
おいしい食事に、非日常的な夜。
話しは尽きない。

漁師さん:おれの人生、リアス式。
名言に盛り上がったりしながら、笑顔とともに夜は更けていった。

南伊勢相賀浦

漁村の朝。

南伊勢相賀浦

カラフルな漁村のトタン小屋。
無駄な音のない、目に飛び込んでくる広告や看板もない漁村。
そんなシンプルな漁村は、フォトジェニックだと思う。

南伊勢相賀浦南海展望台

展望台から見た景色。
視界には、2隻の船と、海と空。
ただそれだけなのに、いやそれだけだから、いいなと思う。

 


 

天空のポスト(伊勢)

伊勢志摩スカイライン展望台

帰りに寄った天空のポスト。

体と心がスッキリとする。
ブレかけていた何かに気が付く。
シンプルだけど、記憶に残る旅。

 


 

その地に暮らす人には、何でもない場所や風景なのかも知れない。
しかし、人が暮らす場所には、きっと美しい何かがある。

Life is journey.
旅で食べる美味しい食事。あなたらしい旅。
そんな旅のご参考になればと思い、OTONAMIEはフォトジェニックをテーマに、三重の食結びは日本の美の原点をテーマに記事を綴りました。

三重の食結びは英語と中国語に翻訳されます。
国内そして海外の一部にも、SNSを使って記事が配信されます。
三重、そしてまだあまり知られていない日本の地方の魅力が、より多くの方に届けばと願います。

▼三重の食結び記事:日本の美の原点を求めて
http://www.shoku.pref.mie.lg.jp/jp/contents2018_02.html

優しさと哀愁を描く絵本作家生川真悟さんを追いかけた。

優しくもちょっぴり切ない時間

ほわほわでぷくぷく。

忘れることのない優しい温もり。

愛しくてたまらない気持ち。

何年経っても、
思い出すとクスッと笑ってしまうあの時間。

温かくも、
慈しむ”今”への、
切なさも感じる親子の甘い情緒。

あなたはこの絵を見て、
子どものぬくもりや柔らかさを思い出しますか。

それとも包み込んでくれた両親の愛情に想い馳せますか。

 

絵本作家 生川真悟さん

描いているのは、
三重県四日市市出身の絵本作家 生川真悟さん。

絵本作家/イラストレーターとして活動しつつ、
絵を通したワークショップや、
名古屋デザイナー学院にて、
絵本コースの講師も勤められていらっしゃる。

実は私自身、生川さんのファン。

今回、生川さんが、
第二のアトリエと呼ぶ喫茶店にて
創作をされているとのことでお邪魔してきた。

生川さんがこの日描かれていたのは、
東京都足立区のものづくり男子の写真集『あだち工場男子』の
編集長が個人的に制作した町工場同人誌の挿絵。

真剣なまなざしがカッコイイと話題の写真集である。

快く下書きも見せてくださった生川さん。

絵本作家になった経緯や、
絵本の魅力についてお話をうかがった。

 

仮想と現実をパラレルに生きる豊かさ

幼少期から絵を描くことが大好きだった生川さん。

しかしアートへの道は念頭になく、
商社マンとして社会人生活を送っていた。

が、がむしゃらに働く日々に
”このままでいいのだろうか”
と漠然とした不安は拭えなかったという。

ある日ふと、子どもの頃、
母親に絵本を読んでもらった想い出がフラッシュバックした。

何故かはわからないが、
よほど大切な時間だったんだなと絵本の深さを体感。

これをきっかけに、
絵本作家への道を歩むこととなった。

その時想起した絵本というのがこちら。

福音館書店公式サイトより

生川少年にとってこの物語は恐ろしく、
”怖い→母親に抱きつく”を繰り返していたが、
いつしか最後まで読めるようになっていて、
なんだか勇気を得た気分になったそう。

児童文学的に子どもは、
仮想世界と現実の境目がなく、
パラレル的に生きる豊かさを持っているという。

メルヘンで疑似体験することによって
現実でも出来ることが増えたり、
乗り越えられるということがあるのだそう。

『絵本を閉じた時、自分も少し強くなったような気持ちになれる本が好きですね』

そう生川さんは仰る。

またメルヘンの世界に、
子どもが逃げられる部屋を作るのも絵本の役割。

それは自己形成や自己許容できる
自分の場所を見付けるイメージだそう。

幼少期に確立したその場所は、
大人になってもいつでも戻れる、
言わば支えのようなもの。

きっと生川さんのフラッシュバックも
その場所があったからだろう。

絵本はよく”心の扉を開けて感受性を鍛える”
と言われている。

ただ難しいのが、
「絵本は感受性を鍛えるもの」と前提にしたり、
帯に「感受性を鍛える為の本」と謡うことには、
違和感を覚えるという。

生川さんが仰るのは、
読まなくてはいけない絵本なんてなくて、
読みたい絵本を読めばいいということ。

感受性が鍛えられるのも
知的好奇心が教育に繋がるのも、
あくまでも結果論

もちろん作家は意識しないといけないけれど、
それを”売る為”に使ってしまうと親が買う理由になる。

子どもの目線で選ぶ本と、
親が買い与える本はイコールではなく、
親を誘発する謳い文句で、
絵本を売るのはどうなんだろうという疑問が常にある。

しかし絵本を買うのは親。

矛盾している業界の課題。

明確な解決策はないが、
生川さんは、
まず一つに、作家が何年も何世代にも渡って、
読み継がれる本を作っていく必要性があると。

そして商いに効率を追求するのではなく、
店とお客さんとの信頼関係を
大切にしていくことではないだろうかとお話してくれた。

恐らくそのモデルとなるのは、
名古屋にあるメルヘンハウス

メルヘンハウスとは、
1973年に日本で初めてできた子どもの本専門店。

「子どもの優れた感性をきちんと考えた本屋」
としてコミュニケーションを大事にしている場所。

残念ながら、
今年2018年3月末で閉店が決まっている。

 

良い絵とは何ですか??

これはよく生川さんが学生に聞かれる質問。

答えは『よく見なさい』ということ。

何を見たら良いのかとも聞かれるけれども、
人それぞれ見て感じるものは違うし、
誰かと比較するものではない。

そもそもなぜうまくなりたいのか。
なにがうまい絵で、
なぜうまい絵じゃないといけないのか。

自分自身が描きたい絵を描けることが、
うまいということなのではないかと。

そう問う生川さん自身、自分の絵に満足しておらず、
だからこそ描き続けているという。

怒り・焦燥感・悲しみも抱えつつ、
描きたいのは、その暗闇を越えた先に視えたもの。

きっとそれは誰かの心に寄り添える絵になると信じ、
タッチを変えたり、画材を変えたり、
試行錯誤しながら描き続けているという。

生川さんの作品は、
優しくもどこか切なさを感じるものが多い。

刹那の感動を切り取っているような…
温もりと寂しさが一体になっているような…

だからなのかな。
なんだか心に沁みるのだ。

生川さん:『満足するまで描き続けるというのは、もう呪いともいえる程エンドレスです。しかも絵本作家は画家よりもニッチ。でも僕自身、”絵本がいる”と思っているからこの衝動はどうにもならないですね』

 

 思いっきり…描くっ!!!

創作活動とともに
生川さんが力を入れているのは、
子どもたちとのワークショップ

三重総合文化センターにて

服や壁や床を汚してもいいし、
どんな色を組み合わせてもいい。

クレヨンが折れたら2本で描けばいいし、
紙からはみ出るスケールで描いてもいい。

大人の都合で規制せず、
作品をつくるためではなく、
ただ絵を描くことを思いっきり楽しむ時間。

人間は7~9歳位から、
言葉の方が優位性が出てくる。

模写みたいに上手に描きたいと
思うようになるのもその時期。

学生たちとのやりとりにも通じるが、
生川さんが”良い絵”と思うのは、
テクニック的な部分ではなく、
純粋に感情が出ている絵

またワークショップでやりがいを感じるのは、
最初は大人しかった子供たちが、
途中から自分で考え、動き、描き出し、
講師である生川さんがいらなくなるタイミング。

もう託しても大丈夫。

そう思える瞬間がたまらなく好きなのだそう。

子どもが子どもの戻れる時間

生川さんは今、
児童虐待防止の活動にも取り組まれている。

1000名以上の子どもたちとのワークショップを通じ、
ネグレクト気味である子どもに多々遭遇したからだ。

深く関わると、
親自身の養育背景が影響しているケースが多く、
親になるタイミング、
つまりは母子手帳交付時に届けられるツールとしての
絵本制作にも携わっている。

あっぷっぷの中で、簡単な遊び方の提案もされている

また最近は予てから準備をしていた
Hospital Artmate Projectも進みだした。

Hospital Artmateとは、
遊ぶ機会が限られている患児に対して、
安全かつ自由な遊びとしてのアートの機会を
提供すること。

生川さんは5歳の時、
小児疾患で入院したことがあった。

同室は小児がんの患児で、
身体の自由がきかないため
1日中暇つぶし様にプラモデルを作っていたのを見て、
子供ながらに「楽しそうじゃない」と感じたのが
ずっと心に引っかかっていた。

もしあの時、今の自分が関われていたら
何が出来ただろうか。

そう考えていくなかで
医療関係者と繋がる機会が増えていった。

医療者は治療のプロであるが、
医療が行き詰まり治療がいかないその先のケアには
戸惑うことが多い。

病院には子どもたちが、
子どもらしく遊べる機会がない。

豊かに自由に遊ぶために必要なのは、
アート(非言語的な活動)。

大切なのは、
子どもが子どもに戻れる時間であると
生川さんは考える。

活動の中で、
エビデンスや科学的根拠を求められることも、
多々あるそうだけれども
生川さんのように
絵本の想い出が20年以上経って蘇ることもあるのだ。

これはデータでは計り知れない。

Hospital artmate Projectについて詳細はこちら

 

主人公たちが連れて行ってくれる世界

生川さんの描く絵本は言葉が少ない。

その分、今にも動き出しそうな主人公たちが
想像力を駆り立てる。

正解やルールなんてない、思うままでいい。

ちょっぴり哀愁をも感じる主人公たちの表情に、
否定も肯定もしない「ありのまま」の生川さんの姿勢が重なった。

 

心に刻まれている絵本の存在

今回お話を伺いながら、
自分の心にも刻まれている、
絵本の存在を改めて感じた。

私も幼少期、
母に毎日絵本を読んでもらっていた。

部屋の棚から絵本を選び、母に渡す。

Xmasの朝には必ず枕元に、
サンタクロースから絵本が届いた。

母に読んでもらう絵本から
いつしか自分に読む絵本へと変わり、
サンタクロースが母だとわかってからも
実家で暮らしている間ずっとその習慣は続いた。

まるで文通のようだったと、
振り返ってみると思う。

時に勇気となり、希望となり、
忘れがちな純粋さに気付かせてくれる絵本の存在に、
私は今も支えられている。

 


生川 真悟(なるかわしんご)
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大事なものはいつも自分のそばにある。鈴鹿のお寺で紡がれる若き住職夫妻と檀家さんとの絆。

幼いころは家族だけだった小さな世界。

友達、部活の仲間、先生、恋人、職場の人。

年齢と共に世界はどんどん広がっていき、

時代と共に顔も知らない誰かとも一瞬でつながれるように。

 

便利なこの世界で、無限に広がったつながりは

私たちを楽しませてくれることもあるけど、

手放しにいいことばかりだとは言い切れない。

 

常に新しい情報と隣り合わせで、

目に見えない誰かと自分をつい比べてしまう…。

そんな日々に疲れきっていた2017年の年末、

私は中学時代の友人に会いに行くことにした。

 

友人の名は中野由佳さん。

中学3年生の時のクラスメイトでかれこれ20年の付き合いになる。

由佳さんは私のパワースポットのような存在。

彼女と話すと思い悩み、混沌とした気持ちにすっと光がさすようにあたたかな気持ちになるのだ。

そんな彼女に会いたくて、鈴鹿の椿大社のほどちかくにある西岸寺というお寺に向かった。

 

 

夫婦で贈る檀家さんへのお便り「西岸寺通信」

 

西岸寺は室町中期に建立され、約550年の歴史がある真宗高田派の由緒あるお寺。

現在は由佳さんの夫である中野達照(たっしょう)さんが住職をつとめている。

 

10歳で得度(出家して僧侶となる儀式)し、24歳で祖父の跡を継ぎ西岸寺の住職になった達照さん。

「兄が継がなかったから僕が継いだ。小さい頃からなんとなくそうなるような気がしていました。」

お寺というと明かりが少なく暗いイメージだが西願寺のお堂はとても明るくて美しい!

平日は真宗高田派の総本山である専修寺にて勤務し、土日は西岸寺で法事や檀家さんへの応対など忙しい日々をおくる達照さん。

 

そんな夫を支える由佳さんが住職の妻として心がけていることは…。

「お寺の奥さんは『坊守(ぼうもり)さん』とよばれます。お坊さんをお守りするのが私のお役目。住職が毎日元気に過ごせるようにサポートすることです。」

 

住職と坊守として、また夫と妻として、なくてはならないパートナーシップを築いている達照さんと由佳さん。

そんな二人が発行している「西岸寺通信」。

お寺の行事や仏教にまつわるコラムを達照さんが、料理のレシピを紹介する「坊守さんのお菓子屋さん」を由佳さんが担当している。

 

元々は先代から引き継ぎ、達照さんが1人で製作していたが、結婚を機に「坊守さんのお菓子屋さん」のコーナーがスタート。

栄養士の資格をもち、以前はパティシエとして働いていた由佳さんが紹介するレシピはどれもおいしそう!

レシピの質問をうけたり、「いつも楽しみに見てるよー!」とたくさんの方から声を掛けられるそう。

二人が手掛ける西岸寺通信は檀家さんとの良いコミュニケーションツールになっているようだ。

 

 

訪れた時にいただいた花びらもち。由佳さんの作る手間ひまかかったお菓子や料理はどれも絶品!法要の時にもふるまわれる。

 

 

 

達照さんの仏教に関するコラム「お寺はなぜキラキラなのか」読むだけでとても勉強になる!

 

子供を想う気持ちから始まった「花まつり」

西岸寺では毎月お釈迦様の生涯や仏教にまつわる言葉などについて学ぶ勉強会や、報恩講(親鸞聖人の祥月命日の法要)の後、みんなで持ち寄ったおにぎりと由佳さんが作ったお味噌汁を食べる「おにぎり持って報恩講」など様々な行事を行っている。

私は親戚の法事でしかお寺と関わることがないため、法事や葬儀以外にもこんなに様々な行事があることに驚いた。

 

さらに昨年、西岸寺では新たに「花まつり」という行事をはじめた。

仏教での「花まつり」とは、“お釈迦さまのご生誕をお祝いする日”のことです。お釈迦さまの誕生日である毎年4 月8 日の前後には、宗派に関係なく全国の寺院や地域をあげてお祝いしています。甘茶(あまちゃ)のお接待、たくさんのお子さんたちと稚児行列など、さまざまな法要やイベントを行っています。(全日本仏教会

子供たちも仏様に甘茶をかけてお祝をします。お母さんと一緒に手をあわせてペコリ。

 

花まつりでは小さなお子さんに楽しんでもらえるようにと、県内の劇団が行う人形劇を観劇する時間も設けた。

お寺に初めて参った記念になるようにと、お子さんの手形の色紙を作成。そこに住職がお子さんの名前を一人一人書き記した。

 

花まつり当日、達弘さんは子供たちの名前を書くのに大忙し!

 

取り組みを始めたきっかけは、自分たちの子供が生まれたことだったと話す二人。

「自分の子供が生まれて気づいたことがあって。小さい子が昔より、お寺に来る機会が減ってしまったなと。そこで花まつりを子供むけにやってみたらいいんじゃないかなと思ったんです。」

 

この取り組みは大成功。

檀家さんのお子さんやお孫さんだけでなく、二人の知人も集まり、

たくさんの子供たちで大賑わいだったそう。

 

二人の宝物律希くん。お堂の太鼓をたたいて楽しそうに笑う笑顔に癒される。

 

「身近な人をいとおしく思い、大切にし続ける」

 

「こんな素敵なイベント、どうしてもっと宣伝しないの?」と私が尋ねると、

「西岸寺は檀家さんや地域の人たちのおかげで成り立っている。まずは檀家さんのお子さんやお孫さんが楽しんでいただけることが大切だから」と、二人は言う。

まずはお寺を支えてくれる人たちに感謝し、大切にするという考え方が夫婦の間にしっかりと根付いている。

 

二人と話していて、自分は身近な人への感謝が足りていないのではないかと気づいた。

身近にある大切な存在を忘れ、他人の活躍ばかりに目を奪われて、自分の「当たり前」をちっぽけに見てしまっていたのではないだろうか。

まず、身近な存在をいとおしく想い大切にする。

 

二人にもらった大切な気づきを胸に、私はあたたかな気持ちで新年を迎えることができた。

本当にありがとう。

 

除夜の鐘がなる大晦日。お寺への道筋をやさしく竹灯籠が照らす。

 


西岸寺

三重県鈴鹿市山本町1073-1

059-371-0651

 

今年の花まつりの開催は平成30年4月8日(日)に開催を予定しています。

今年は菰野のほがらかカンパニーを招いて絵本の読み聞かせを行う予定です。

 

 

 

OTONAMIE PUSH!! EVENT【2018.2.8 update】

広報担当のともーこです!
OTONAMIE編集部に寄せられた、OTONAMIEがPUSH!! しているイベント情報です。

※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

 

オーガニック食品販売イベント

ジャンル:オーガニック
日程:2018年2月10日(土)~12日(月・祝)
場所:三重県 津市東丸の内30-12 セレクトショップ『nice time』
メッセージ:イベントに並ぶ食品は、チョコレート、蜂蜜、パスタ、パスタソース、オリーブオイル、パルサミコ、ハーブティー、味噌、醤油、塩、スパイス、ドライフルーツ などです。
店頭にはオーガニックコットンのインナー等も多数取り揃えています。
オーガニックコットン自体が取り扱っている店舗は数少ないので、お肌の弱い方には是非着て見て欲しい商材です。
nice timeは、今年で20年を迎えるレディースウエア他雑貨小物のセレクトショップです。
なかなか入手できないようなバッグやシューズ等も取り扱っている津では貴重なシンプルで洗練されたセレクトショップです。
イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://www.facebook.com/pg/nicetime.tsu/about/

 

OTONAMIE 的ワークショップ「THE CREATIVE!!! 人は伝えたい生き物だ」

ジャンル:ワークショップ
日程:2018年2月12日(月・祝)
時間:14:00~16:00
場所:三重県総合博物館 MieMu レクチャールーム 三重県津市一身田上津部田 3060
費用:無料
主催者:OTONAMIE
お問い合わせ先:otonamie@gmail.com
メッセージ:第一部(14:00~14:40)は座談会「クリエーターの頭の中」
心動かすクリエイティブを創り出す、三重のデザイナーやライターをゲストに迎えて活動を紹介。
また、会場からの質問にも答えながらトークディスカッションを行います。

第二部(14:50~16:00)はワーク「私、干されたんです・・」
食の宝庫といわれる三重。干すことで旨味を増す食品があります。
今回はそんな食品にスポットを当てます。
そして、どのようなストーリーを作ったら魅力が伝わるのか、をグループワークしてもらいます。
例えば、干物の気持ちになって干物目線で擬人化して、
ストーリーを作ってみるなどを予定しています。
イベントに関する記事:
いよいよ開催OtonaMieMu展。ワークショップ「THE CREATIVE!!! 人は伝えたい生き物だ」の参加者も募集中!
Facebookイベントページ:Otonamieワークショップ「THE Creative!! 人は伝えたい生き物だ」

 

 

プラザフォークライブ2018

ジャンル:音楽
日程:2018年2月18日(日)
時間:開場 13:30   開演 14:00
場所:桑名市大山田コミュニティプラザ文化ホール 桑名市大山田1丁目7-4
費用:1000円  (小学生以下無料)
主催者:一般財団法人 桑名市文化・スポーツ振興公社  後援:桑名市
お問い合わせ先:0594-32-1820  桑名市大山田コミュニティプラザ
メッセージ:あの頃の思い出をご一緒に。
70年代にヒットしたフォークソングを中心に懐かしい名曲の数々をお届けします。
歌い継がれる名曲は、世代を超えてあなたの心に響く。是非ご一緒に歌いにお越しください。
イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:
http://www.kosya-kuwana.jp/event/2018/02/

 

明治の男子は、星の数ほど夢を見た

ジャンル:文化講座
日程:2018年3月17日(土)
時間:18時30分~20時(食事会20時30分~22時)
場所:津市中央5-5 中津軒
費用:講座2500円(食事会参加の場合+2500円)
主催者:中津軒、ひらのきかく舎
お問い合わせ先:059-228-2748(中津軒)hiranokikakusha@gmail.com(ひらのきかく舎)
メッセージ:「エルトゥールル号遭難事件」をご存知でしょうか?
明治23年9月、日本を表敬訪問していたトルコ船エルトゥールル号が、
紀伊半島の潮岬沖で座礁沈没し600名近い犠牲者を出した海難事件です。
(映画「海難1890」にもなっています)
その大事故がきっかけとなり、今のトルコと日本の交流の礎を築いた人物がいます。
茶人でもある山田寅次郎です。
彼の功績は今に伝えられ、90年後のイラン・イラク戦争勃発の際にも、
トルコ政府は邦人脱出の飛行機を特別に提供してくれました。
明治に生まれた寅次郎の一生は自由奔放でとてもユニークなものでした。
今回は山田寅次郎の一生を振り返って見ることで、
現代の私たちの生き方を考えてみたいと思います。
ご都合よろしければ、どうぞお越しください。
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皆様からもイベント情報を募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
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    えっ、志ぐれ煮は誰かのヘソだって!?そんなことあってたまるかい!で、現場検証に行ってきたよ。

    そ、そんなことないよね…そんなホラーなこと…

    はまぐりをたまりと生姜で炊いた
    志ぐれ蛤(しぐれはまぐり)」。

    瑞宝志ぐれ公式サイトより

    これ実はだれかのおヘソだったんだよ、内緒だよ

    そんなホラーな噂を聞いたある日。

    いやいやそんなことないよね。

    志ぐれ蛤は、
    木曽三川河口の汽水域があり、
    美味しいはまぐりが育つ三重県桑名市の特産品。

    460年前、同市の赤須賀漁港にて考えられたもので、
    東海道が整備されたことにより、
    伊勢参拝の旅人の土産や将軍への献上品として、
    全国に広まったとされている。

    当時は、志ぐれ煮=志ぐれ蛤であったが、
    蛤は高価なため、
    今はあさりやしじみ等で作られるものが多い。

    ほらほら、貝じゃん。ヘソなわけないじゃん。

    因みに、『佃煮(つくだに)と何が違うの?』

    とよく聞かれるけれど、
    佃煮は、江戸の佃島が発祥で醤油や水飴で煮たもの、
    志ぐれ煮は、三重県桑名が発祥で、たまり醤油で炊いたもの。

     

    ひそひそと囁かれるヘソ説…

    まことしやかに囁かれているヘソ説。

    なぜそんな話が流れているかというと、
    あるんです、記録が。

    それが…『生け捕られた雷さま』という民話。

    早速、読んでみよう(以下概略)

    昔から桑名の町に雷様の嫌っているところがある。そこは赤須賀という漁師町。
    ⇒うんうん、志ぐれ煮の発祥地ね

    ある日 お婆が飯を食べていると、ピカピカゴロゴロと雷様がやってきた。
    ⇒きたきた~

    雷雲に乗った雷さまは大暴れ。ところがあまり暴れまわったひょうしに、お婆の家の井戸の中に落っこちた。
    ⇒どんだけ~

    お婆は布団をかぶって震えていた。
    ⇒そりゃ恐ろしいよね

    すると、庭の方で叫び声がする「助けてくれ」。お婆はおそるおそる布団から出て、耳をそばだてると、井戸の中から声がする。
    ⇒お婆はやく逃げて~!!

    覗きこんでみると、雷様が頭に大きなコブを作って助けをもとめていた。
    ⇒情けなし(/ω\)

    お婆は井戸に蓋をして雷様を閉じ込めてしまった。
    ⇒え~(゚Д゚;)、お婆っ!

    「もう決してここには落ちやせんから助けてくれ」とあんまり必死で頼むので、お婆は「それなら蓋を開けてやるから何か残していけ」と言った。
    ⇒まさかの交換条件Σ(゚口゚;)//

    「今は何も大したものを持っていないが、今朝作ったばかりのヘソの佃煮ならおいていこう」雷様はヘソの佃煮をお婆に渡した。
    ⇒わわわわっ((((((((゚Д゚;)

    お婆がそれをつまんで口に入れると、今まで味わったことのないような美味しさ。
    ⇒食べるんか~いっΣ(~D~ノ)ノ

    「この佃煮はなかなかうまい。作り方を教えてくれ。そうすりゃ、すぐに井戸から出してやる」雷様は仕方なく佃煮の作り方をお婆に教えた。
    ⇒本当に布団かぶって怖がってた人(゚◇゚;)!!???

    それからというものお婆は、この佃煮を作って市場で売るようになり大繁盛した。
    ⇒お婆、アナタスゴイヨ(゚-゚;)

    しかし、お婆にはヘソは手に入るわけありません。仕方なくヘソによく似た蛤の身を佃煮にして売った。
    ⇒仕方なくって・・・・ヾ(-д-;)オイオイ

    これが、有名な桑名の”しぐれ”のはじまりだと言われています。
    ⇒マジかヽ(゚ロ゚;)

    おしまい

    ツッコミどころが多すぎてお腹いっぱい。
    お婆の素晴らしい豹変っぷりに拍手!!

    って、ヘソじゃん!!

     

    いざ、現場検証へ

    このいわく付きの井戸、
    本当にあるからビビる。

    場所は話の舞台にもなっている、
    三重県桑名市赤須賀町にある赤須賀神明社

    境内の一角に…

    ありました、
    こちらがお婆と雷様の折衝が行われた現場です。

    雷さんがたんこぶつくってはまってたというのが、この井戸です。

     

    驚愕の事実を知ってしまったから…

    志ぐれ煮のはじまりを説いた民話に驚愕し、
    いてもたってもいられずに、
    訪れたのは『瑞宝志ぐれ』工房。

    井戸のある赤須賀神明社に、
    馬の銅像を寄贈された企業でもある。

    対応してくださったのは、社長の水谷茂さん。

    まずは雷様の民話について聞いてみると、
    「面白いですよね!」と笑顔。

    漁師町は女性がしっかりしているから、
    主人公のお婆さんを通して、
    そういう像も表しているのかもしれませんねとのこと。

    なるほどー。

     

    へそ?へそなの??

    瑞宝志ぐれの初代は元々赤須賀の漁師で、
    43年前に志ぐれ屋さんに転身された。

    瑞宝という屋号も、
    漁師時代の船であった瑞宝丸からつけ、
    永遠に栄えて広がるという意味だそう。

    当時、志ぐれ煮は、
    辛い(濃い)や食べ方がわからないなどの理由から
    都市部での受けはあまりよろしくなかった。

    更に値段が高いのもあり初代は、
    毎日気軽に、美味しく食べてもらいたい!
    という想いを抱いていたという。

    そして創業時、志ぐれ煮の肝となるたまりを、
    たまり屋と共に開発を行い、
    そのたまり屋が事業を辞めることになった15年前には
    調合ノウハウを引継ぎ、現在は完全自社製造。

    因みに、
    醤油とたまりの違いは、
    原材料の配合比と熟成期間。

    どちらも大豆・小麦・塩を使うが、
    たまりは大豆の割合が多く熟成期間が長いのだそう。

    志ぐれ煮の主力商品はあさりで、
    4~5月の産卵期前の
    ぷっくりとしたあさりを使うとのこと。

    よかった、おヘソじゃなかったYO…。

    なんだったんだろう、あの全くメリットのないお話。

     

    志ぐれ煮を炊いてる様子を見せてもらった。

    工房へお邪魔すると、
    ふぁーーっといいにおいの湯気に包まれた。

    瑞宝志ぐれさんでは毎日、
    昔ながらの直火の浮き炊きで、
    約1時間半かけじっくりと炊き上げる。

    1度に出来る量は少ない製法であるが、
    たまりのなかを貝が回転するため、
    煮くずれせず均等にふっくら柔らかく仕上がるのだそう。

    三温糖を使っているので優しい甘さの志ぐれたまり

    炊きあがった後は
    異物(貝殻や小蟹など)がないか、
    人の目で確認。

    袋詰めし、1晩熟成させ、
    味を落ち着かせるという工程。

    昔ながらの伝統的な味付けの「昔味」と、
    若い人や女性陣の要望を叶えた「甘口」があるのがまた面白い。

    保存食のイメージがあったのだけど、
    たまりは発酵食品のため、
    真空になっていても味や香りは変化していく。

    だからこそ瑞宝志ぐれさんでは賞味期限は短めに設定し
    毎日炊き上げているのだそう。

    水谷社長のおすすめの食べ方は、
    ご飯に志ぐれ煮と海苔を乗せ、
    番茶を注ぐ志ぐれ茶漬け

    『桑名の殿様、時雨(しぐれ)で茶々漬』
    と民謡で歌われるほど愛されている食べ方。

    そしてこれは私のお気に入りであるが、
    瑞宝志ぐれさんのしぐれ肉巻きおにぎりはおすすめ。

    たまりで炊いたご飯が巻かれている。たまりから自社製造なので新商品開発が活発。

     

    今日も食卓に並ぶしぐれ煮

    桑名には数百年続く老舗の志ぐれ屋がたくさんある。

    お客さんそれぞれに、
    昔からのごひいき店があり、好みはさまざま。

    各企業、切磋琢磨しており、
    志ぐれ煮の味は昔よりもとても美味しくなっていると聞いたことがある。

    まだ新参となる創業43年の瑞宝志ぐれ 水谷社長は仰る。

    老舗・同業があるからこそ業界は栄える。業界全体が盛り上がることを考えていきたい

    歴史深い名産品の未来と、
    お婆の逞しさと強さを感じながら、
    今日も食卓に並んだ志ぐれ煮を噛みしめる。

    うん、ヘソじゃなーい。

     


    瑞宝志ぐれ
    【本  社】  三重県桑名市福岡町384-1
    【赤須賀本店】 三重県桑名市赤須賀港町526-1
    【外 堀 店】   三重県桑名市外堀145
    【ずいほう志ぐれ茶屋】 三重県桑名市桑栄町2番地桑栄メイト2階

    こんなこといいな、自分の顔に合ったメイク知れたらいいな!@禅 顔分析

    こんにちは!

    2018年もスタートし、新しいことを始めたい、なにかやってみたい!と気分も盛り上がる今日この頃!

    そんな年のはじめに、一番身近な自分の「顔」と「メイク」を見つめ直してみてはいかがでしょうか?

    毎日見ているようで、実は知らない顔のこと!

    自分自身の顔に合ったメイク、知っていますか?
    雑誌のモデルさんのメイクを真似しても、なんだか合わないな〜、なんて感じたことはありませんか?

    顔はひとりひとり違うもの。
    だからメイクも一通り同じではなく、その人に合ったものがあるのです!

    さて、自分の顔に合ったメイクって一体どうしたら見つかるの?!?!

    そんな疑問を解決し、綺麗を引き出してくれるのが、三重県で顔分析メイクアドバイザーとしてご活躍されている「禅」の薮さんです。美容学校を卒業し、化粧品ブランドの美容部員として勤めていた薮さんは、もっとメイクのことを学んでみたい!と鎌田メイクアップスクールに通いました。

    そこで出会ったのが「顔分析」!

    薮さん:ファッションメイクアップだと、流行の色があればみんなその色に染まる。
    それに対して顔分析は、ひとりひとりの顔の力を見て、内側から女性の“きれい”をつくる。
    その違いから顔分析メイクにどんどんはまっていきましたね。

    顔分析とは?

    「顔分析」・・・初めて聞く言葉ですね!

    顔分析とは、すなわち自分の顔をもう一度見つめ直すこと。

    それには2つの分析方法があります。

    ●1つめは「形態分析」目、鼻、口などのパーツの位置や大きさを診る分析で、人の顔は上の絵のように6つのタイプに分けることができます。

    このタイプによって、その人から受ける印象も変わってくるのだとか!

    芸能人の仲間由紀恵さんや吉永小百合さんは、顔のパーツのバランスが整っていて、誰が見ても美しいと感じる“ゴールデンバランス”の持ち主なのだそう!

    形態分析を通して、顔のパーツをゴールデンバランスの位置へと近づける方法を探っていきます。

    ●2つ目は「力分析」こちらの絵のように、顔には、額、目、鼻、口の4箇所に力がかかってきます。

    顔に余分な力が加わると、血液が巡りにくくなり、しわ、たるみ、くすみ、シミの原因となって老化が進むことも…!

    力分析によって顔の力の入りやすい箇所を知り、良くない力を解放することで、アンチエイジング、印象美人を目指します。


    さて、いよいよ実践!

    http://www.makeup-zen.com/


    この「顔分析」を用いて、ひとりひとりに合ったメイクアップレッスン、眉講座、オリジナルメイクブックの作成等を手掛ける薮さん。

    薮さん:どの年代からでも綺麗になれるってことを実感してもらえたら嬉しいです!

    今回は、伊勢市河崎にあるcafeわっくのイベントスペースにて、眉講座を受けて参りました!

    伊勢市河崎 cafeわっく

    まずは薮さんに顔をじっくりと観察していただき、顔分析と、その結果から、綺麗にする箇所を導いたカルテを作成してもらいます。

    顔を見つめていただくのはなんだか恥ずかしかったですが、薮さんが気さくにお話してくださったのでリラックスできました(笑)

    そして出来上がったのがこちら!薮さん:canyさんは“内心顔”です。小泉今日子さん顔ですよ!

    cany:!!そうなんですか!嬉しい(笑)

    例.小泉今日子さん

    わたしは顔のパーツが中心に集まり気味の、“内心顔”と分析していいだきました。

    このタイプは、テキパキ行動するイメージや、集中しやすい印象があるそう!

    力分析はというと、、、

    薮さん:額の内側に、ギュッと力が入りやすくなっていますね。あと顔が左に傾きがちです。

    cany:ぎくっ!

    薮さん:口にも力が入りやすく、口角を締める癖があるようですね。口元に力を入れる傾向がある方の特徴は、あごの部分に梅干しのような跡ができやすいです。

    cany:ぎくぎくっ!たしかに鏡を見てみると、あごにゴツゴツとした梅干しマークが出来やすいぞ…これは力を抜きたいところ。

    薮さん:考え事が多かったり、パソコンを見る目に力が入っていたりすると額にも力が入ります。あっ今も入ってます(笑)
    姿勢をまっすぐにすると空気の通り道ができ、お腹の底から息を吐くと、自然に力が抜けますよ。

    cany:日頃のあれこれが顔に出てくるんですね!深呼吸〜!!!

    薮さん:今回は額に入っている力を柔らかく見せるのと、パーツが内側に入っているのを外に広げるかんじで眉を仕上げていきますね〜

    cany:よろしくお願いします〜

    今回の眉講座はレッスン形式。

    右眉を薮さんに整えてもらったあとは、アドバイスをもらいながら自分で左眉を仕上げていきます。


    薮さん:まずは眉の周りの余分な毛を眉用のハサミで切ってあげます。

    力強い眉の角を取って、下向きに伸びている眉毛は下がった印象になるので透いていき、片眉と同じくらいの高さに揃えて…

    不器用な私は、途中皮膚まで一緒に切りそうになりましたが、「おお〜!!」「ああ〜〜!!!」と薮さんが止めに入ってくださったおかげで順調にハサミの感覚を掴むことができました(笑)

    薮さん:この毛があると下がって見えるので、切っていいですよ〜

    薮さんに教えてもらいながら眉の形、長さを調節。
    今までは自分で何となくで形を整えていたため、いざハサミを持ってみると、「この部分は切っていいのか!?」という戸惑いもありましたが、薮さんのお言葉に合わせて安心して手を進めることができました。

    形が整ったら、一本一本毛が生えているようにペンシルで眉山から眉尻にかけて色をのせていきます。


    薮さん:外側から色をのせていくと、いかにも「描きました!」というかんじに輪郭がしっかりしてしまうので、中心から外側へ〜

    自然な感じを残しつつ色を足し、眉頭に少しパウダーを付けて立体感をプラス…!

    額に力が入りがちなので、眉と眉のあいだはパウダーを付けないよう注意して、出来上がり!

    力強かった眉の角度がなだらかになり、額も柔らかく、優しい印象に仕上げていただきました。



    前髪をおろしても、フワッとした眉で柔らかな印象になり、大満足です。

    眉を綺麗にしてもらって、気分も高まりるんるん♪

    そして何より、今、顔が傾いている!額に力が入っている!という感覚が自分でもわかるようになりました。

    気づいた時には、首を立て直したり、深く息を吐いたり…毎日見ている自分の顔でも、教えてもらってはじめてわかるものですね…!

    顔を見つめ直す良い機会になりました!^ ^


    終活写真にも顔分析

    さらに薮さんは、顔分析メイクアップとプロカメラマンによる撮影を用いて、終活写真撮影もおこなっています。

    こちらが実際に薮さんが手掛けた終活写真

    〈Before〉かしこまった表情から・・・

    〈After〉人柄溢れる柔らかい表情に!自分がいなくなった後も、その先の家族までずっと残るものならば、薮さんの終活写真のように、自分らしさが伝わるものがいいなと思いました。

    2018年の、新たな展望*

    これまでお寺やカフェなどのイベント会場を中心に、三重県各地で顔分析メイクをおこなってきた薮さん。

    それに加えて今年の4月からは、伊勢市河崎のcafeわっく、WAC WORKSのスペースを本格的に借りて、マッサージなどを取り入れた顔分析メイクのパワーアップも計画中です!

    伊勢市河崎の街並み

     

    薮さん:河崎の雰囲気が好きです。
    和風で、昔ながらの温かさが感じられて…こういう場所で、開花させたい♡(*´-`)

    嬉しそうな薮さん!山と川に囲まれた穏やかな街並みと、薮さんの心の込もったメイク!心身ともに癒されますね〜

    2018年、三重の素敵な地で、顔分析を通した素敵な変化が沢山ありますように*

    〈禅〉

    HP:     http://www.makeup-zen.com/

    Mail:  mail@makeup- zen.com

    顔分析+眉講座 1,500円 (イベント限定価格)
    *イベントのお知らせ*
    2018年3月 、鈴鹿「和Cafe・古着物 笹の葉」にて眉講座イベント開催予定

    ゾウさんのパンティー???なカフェにGo!

    んまぁ〜❤
    何と言う、何と言う、ネーミングセンスでしょう?
    良く考えたわね❤ 絶対、忘れないわー!!!
    ♪───O(≧∇≦)O────♪
    こちらのお店の名前。
    エレファントパンティーですってーーー!

     

    パンティーよ!パンティー!
    (≧∇≦) きゃー❤❤❤❤❤
    パ、パ、パ、パンティー❤
    (((o(*゚▽゚*)o)))♡

     

    ゾウさんのパンティー。
    大きさ想像しちゃったり、はかせてみたところ、想像しちゃったり。
    パンティーか、パンティー、パンティー……パン…

     

    何回、言うの!
    ってさすがに、自分で自分にツッコミ入れたわ。
    この異常なまでの喜びようと言ったら、まるでスカートめくりした小学校の男子ね。
    あははははー!(≧∇≦)

     

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    11月15日に津市上浜町にオープンした雑貨&カフェです。

     

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    2Fはネイルサロンもしています。
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    駐車場はお店の前に3台分。
    夜はバーに変身するみたいです。
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    さっき和食のお店で少量のランチして来たばかり。
    でも、まだ食べられるから〜。
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    ホットドッグとスープにしてみました。
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    めちゃくちゃビッグなソーセージで食べ応えあり!
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    キノコのスープ!
    ヤバッッ!何これ!絶品です!
    ((((;゚Д゚)))))))

     

    本当に何よ!これ!
    こんな美味しいスープ出しちゃっていいの?
    こんな席数、少ないカフェで?

     

    ヤバい!ヤバ過ぎ!
    超絶Max!マジで美味しいっっ!
    ヒューン!
    (イナバウアーし過ぎて心がしばらく飛んで行った音)

     

    シンデレラ的【イナバウアー】とは…スケートのイナバウアーではなく。
    のけぞり返るほど美味しかった時に、最高で最上級の褒め言葉として良く【イナバウアー】した!
    とか使いますので、覚えてね。

     

    ゾウさんのパンティーなカフェでイナバウアーしてみてね!

    エレファント パンティー

    住所: 三重県津市上浜町2-226-1

    TEL: 059-253-3141


     

    ベリー!ベリー!ブルーベリー!!

    かなり気が早いのですが、人気のブルーベリー園のご紹介をしたいなと。

    みなさん、去年 フレッシュなブルーベリー食べましたか?
    ジャムや冷凍のモノは食べたけど…という方の方が多いのではないでしょうか?

    国産のフレッシュなブルーベリー。1度食べたら、他のが食べれなくなっちゃう美味しさなんです。

    四日市の桜町にある観光ブルーベリー園『さくらベリーズガーデン』さん。

    予約制で人気があるので日程によっては予約がすぐにいっぱいになってしまうのです。

    6月から8月まで60品種以上のブルーベリーを順番に味わうことができます。

    こちらのオーナーの山原さんは じゃがいもやカブなどを栽培されていて、
    県内外で農業技術の高さで有名な農家です。

    そんなオーナーの作ったブルーベリー、美味しいに決まってます。ブルーベリーが鈴なり!!

    こちらのブルーベリーは 土に直接ではなくポットに植えられています。オーナーの農業技術の真髄の特別製の肥料で栽培されているんよ!

    園内の地面はシートが貼ってあり、ベビーカーでも入園可能、とても歩きやすくなっています。

     

    ピンク色のブルーベリーや100円玉?500円玉?サイズのブルーベリーもあります。このピンクのブルーベリーがなんとも乙女心をくすぐります。写メで楽しめるグッズもあったり。

    この頃にはブルーベリーを食べまくりで口の中は すっかりブルーベリー色に染まってます(笑)

    ゴールデンウィークには ブルーベリーのお花見会が開催されます。

    フェイスブックページでは 園の四季折々や開園時以外の園のことなど沢山 紹介されています。

    https://m.facebook.com/sakura1155/

    かなーり気が早いご紹介でしたが、
    ぜひ、今年は三重県産のフレッシュブルーベリーを食べてみてください。

    所在地:三重県四日市市桜町7818

    電話:予約専用080-6929-7800

    園の規模

    広さ:5,000m2

    種類:約60品種(2015年3月現在)

    本数:約900本(2015年3月現在)

    開園期間

    6月中旬頃~8月下旬頃

    (天候や生育状況により多少変更有り)

    神話の街、伊勢の鬼才は、遊ぶように街をアートに変えていく。クリエーター、中谷武司さん。

    どう生きようが自由だ。
    しかし自由に生きるのは、難しい。
    お金だっているし、何かと時間も取られる。
    それが現実ってヤツか。

    しかし、突然自由を手に入れることができたら・・。
    私だったら、持て余してしまうだろう。
    まだ自由をコントロールして、楽しむ程のスキルを持ち合わせていないからだ。
    では、自分に何が足りないのか。
    勇気、才能、それとも努力?
    デザイナーやライターのハシクレとして、自身のそれが、どれも中途半端に感じるときがある。

    それは、圧倒的な才能を持ち、自由に生きる人に出会ったときだ。
    初対面で「負けた」って思うとき。
    しかしそんな人と話しをすると悲観的な感情は消え、ハッと何かに目覚めさせてくれる。
    そして、自分の内側に小さな火が着き、熱を感じる。

    話は変わるが「鬼才」という言葉が好きだ。
    今回は伊勢の河崎で出会った、そんな鬼才の話をしたいと思う。

    Photo / y_imura

    大げさに言うと、その才能に触れ、自分の中で何かが確実に変わった。
    そして、自分の青さに直面することは怖いことではなく、案外と爽快であった。

     

     

    —まず、遊びをつくること。

    1月の終わり。
    柔らかい冬の日差しは温かく、春を想いながら津新町駅の改札をくぐった。
    電車に揺られ約40分、宇治山田駅に到着。

    今回は特別に、ボランティアで同行してくれたカメラマン(y_imura記者)と、伊勢のソウルフード「からあげ丼」を頬張り、普段は滅多に人を入れないという、鬼才のアトリエへ向かう。
    不安と緊張、そして期待が入り交じった気持ちで、部屋に入れていただいた。

    アトリエは居住空間も兼ねていて、基本的に室内の撮影はNG。
    発表済の作品や、部屋の一部に限っては撮影OKをいただいた。

    Photo / y_imura

    私の緊張を察してか、柔らかな笑顔で迎え入れてくれたのは、画家でありデザイナーの中谷武司さん。
    いや、室内の作品を見渡すと、画家やデザイナーという肩書きだけでは収まらないと感じた。
    油絵、銅版画、木版画、水彩画、スケッチ、Macなどなど。
    実に様々である。
    そして、まず紹介いただいたのがこれだった。

    Photo / y_imura

    オリジナルの刺子半纏(さしこはんてん)。
    背中には中谷さんが考案した、不在の存在ベルナール・ギー。

    不在の存在ベルナール・ギー。魑魅魍魎(ちみもうりょう)をデザインし、町を徘徊させてみたかったのでございます。生活に紛れ込んでくる悪やちょっとした恐怖?妖怪や幻獣のレゾンデートル。人のうぬぼれを突き刺し揺さぶる、人を戒める側のもの。人間というのは正義だけでは埋め尽くせない側面がございます。我々は時として、美や善だけでなく醜悪や恐怖や毒に接することで、また自身のバランスを計らなければならないときもございます。神や仏、自然に畏怖を祓うことも同じくでありましょうか?ここでは前口上とし絵画を扱いましたが、メディアは限定せず、様々なカタチで生活に潜り込ませようという試みでございます。宜しければお付き合いのほどをお願いいたします。Takeshi Nakatani 2017(キャプションはリーフレットより)

    さらに室内にあった帽子。

    Photo / y_imura

    明日、刺繍屋に発注を出すため、最終の調整を行っていた。
    伊勢神宮の宮大工が被る帽子を、リメイクしたものだ。
    刺子半纏や帽子は、中谷さんが企画とデザインをして、仲間が有志で購入。

    中谷さん:これを着て、河崎の街を歩いたり、地元の居酒屋とか行ったら、「あれは何だ」と話題になるかも知れないでしょ。

    さらに中谷さんと仲間は、数年前に「セブンガールズ・風変わりな挑戦」という作品をつくった。
    それぞれが営む仕事などをテーマに女装をしている、モノクロのフォトグラフだ。
    7つの作品の中から少しだけご紹介したい。

    中谷武司(アーティスト、デザイナー)あこや貝を持ち、真珠玉を口中で舐め遊ぶ少女の肖像画「口中遊戯」という自身の絵画作品に扮しました。(キャプションは解説文より)
    駒田権利(こま田 主人)江戸前の名店こま田鮨にて、食通を唸らせる若き職人。鮨は魚、海ならハワイなんてことで「ハワイの若大将」の女装版。無理あるけれど、可愛いのでお許しを。(キャプションは解説文より)
    松田卓也(自営 鉄工業)伊勢の酒場で愛され、アウトフィットはボーダーシャツのみ。で、ニックネームはボーダーキング。演出は不要、ストレートに「パリのおばちゃま」に扮しました。(キャプションは解説文より)

    そう、中谷さんは溢れるアートの才能で遊んでいるように感じる。
    しかも、妥協なく、真面目に。
    この時点で私の思考回路は、パンク寸前。
    この感動を、なんと表現すればいいのだろう・・。
    粋。そう、粋だなと思った。

    Photo / y_imura

    中谷さん:まず遊びをつくること。おもしろいモノが創りたいから。そうしていたら、仕事の依頼に繋がったり、おもしろい人と繋がれたり。

    なるほど。
    クリエイティブの本質を垣間見た。
    マーケティングに裏付けられた手法とかではなく、もっと根源的なところ。
    そんな中谷さんは、東京を経てニューヨークで数年間の活動していた時期もあった。
    しかし戻った先は東京でなく、生まれ育った伊勢だった。

    中谷さん:満員電車みたいな感じが苦手なんです。自分でレールを敷いて、電車を走らせちゃえ、みたいな方が好き。

    いわゆるクリエーターにとっての整ったレールとか道がなく、未開拓な部分も多い「地方」で活躍するには、そのような発想が必要なのだと学んだ。

     

     

    —伊勢という地

    中谷さんの生まれ育った生家は、外宮のほど近く。
    外宮は小さいときの遊び場だったという。

    写真は左から火と風。Photo / y_imura

    「地水火風空」を、木版画で制作された作品。

    中谷さん:日本的な森羅万象を表現するには、銅版画でなく木版画がしっくりきます。

    そして、絵や版画、デザインワークなど、様々な技法で創られている作品の一つひとつは、個々の作品としてだけではなく、演目のなかの一つでもあると教えていただいた。
    そんな日本人の持つ、自然崇拝を感じさせる作品を創る中谷さんにとって、伊勢神宮、そして神様とはどういう存在なのか。

    中谷さん:神さんの実態って、自然そのもの。自然にチューニングするという行為を行う場所が、伊勢神宮やと思います。

    私たちは、食事を調整したり、運動やマッサージをして、肉体というハードを整える。
    しかし気持ちや心といった、ソフトを整えることにあまり意識がないように思える。
    伊勢神宮に参拝し、その凜とした空気を感じ、気持ちが落ち着くのは、自然にチューニングしていたのかと思うと、伊勢神宮という存在が自分の中にストンと落ちた。

     

     

    —冷たいヤツではなく、温かいヤツ。

    Photo / y_imura
    Photo / y_imura

    アトリエから程近くにある、モナリザ(現:中谷武司協会)に伺った。
    ここ河崎は、蔵や古民家が建ち並び洒落た雰囲気だ。

    Photo / y_imura

    店内には、中谷さんがデザインした商品が売られている。

    「安乗神社のお守り ※店では展示のみ。販売は安乗神社にて。」Photo / y_imura
    「サトナカクッキー」Photo / y_imura

    安乗神社のお守りや、サトナカクッキー(ササササササササササ)など、目にしたことがある人も多いと思う。中谷さんの代表的な作品だ。
    三つ入りサトナカクッキーの箱は、ポケットからスッと出して手渡せる。
    中谷さんは、開発時にその感覚を大切にしたいと思っていたという。

    Photo / y_imura

    中谷さん:ピンポンの箱って、何かいいなと。そして、何もピンポンだけ入れる箱じゃなくてもいいなと。

    この発想力。
    デザインで遊べるくらいの才能がないと、まず浮かばない発想だと思う。
    ちなみに「サトナカ」とは、伊勢に実在した地名で、今はない。
    サトナカクッキーをはじめ、店にあるほとんどの商品は手仕事で作られている。
    アトリエで見せていただいた、スタイリッシュな手のスケッチを思い出した。

    Photo / y_imura

    このスケッチで、商品の魅力を伝えたいと教えていただいた。
    そして、伝え方、伝わり方について、モナリザ(現:中谷武司協会)はとても大切にしているという。
    そうやって、丁寧に伊勢の魅力を伝える商品。
    私は一つひとつがアート作品のように感じ、時間を忘れて見入ってしまった。

    「牛頭天王 注連縄」Photo / y_imura
    「THE END Tシャツ」Photo / y_imura
    「斧琴菊 yoki koto kiku」
    「Penitenziagite(悔い改めよ) Tシャツ」
    サトナカクッキーのパッケージ。結び目は、伊勢神宮式。

    そんな中谷さんがおすすめする、お店ってどんなところだろう。

    中谷さん:一月家。あれぞ「伊勢」って感じです。

    一月家はOTONAMIEでも取材させていただいた、昼から営業している伊勢の老舗酒場だ。
    詳しくはこちら

    「温奴(おんやっこ)たれ」Photo / y_imura

    湯豆腐が有名で、エメロンでも地元めしシリーズとして展開している。
    伊勢といえば、伊勢うどん、もここで販売している。

    「ISE Udon」

    伊勢出身の友人に「病気のときにも伊勢うどん」と聞いたことがあった。
    そして、この伝え方。
    もしや・・。

    中谷さん:小さいときのボクやね。

    THE CREATIVE・・。

    Photo / y_imura

    お店にいるだけで、また中谷さんと話しているだけで、本当に楽しく一瞬で時間が過ぎ去っていった。

    私:ところで中谷さん。才能って何ですか。
    中谷さん:好奇心の強度です。

    Photo / y_imura

    オトナになると、忙しかったり、目の前のことで一杯になったりする。
    しかし、そんな日常であっても忘れてはいけないこと。
    好奇心。
    それは人生を愉しむための、特効薬なのかも知れない。

     

    追記
    モナリザから中谷武司協会に変更しました。

     


     

    2019.11.23
    ※中谷武司さんと他2名のゲストに迎え、OTONAMIE4thイベントを開催します。詳しくはこちら

    (終了しました)
    ※中谷武司さんをゲストに迎え、OTONAMIEワークショップVol.6を開催します。テーマは「伝えるチカラ」。詳しくはこちら

     


     

    EMELON/モナリザ
    三重県伊勢市河崎2-4-4
    tel 0596-22-7600
    モナリザ hp http://www.emelon.net/monnalisa/
    EMELON hp http://www.emelon-shop.net
    EMELON fb https://www.facebook.com/EMELON-399403266782892/

     

    おかみさん達の協力で町全体が絢爛豪華に飾られる『あげきのおひなさん』~後編~

    三重県の最北端、いなべ市の中心地である阿下喜で毎年恒例の『あげきのおひなさん』の催し、
    22段の雛壇、町の100ケ所以上に飾られるお雛様…

    手づくりのつるし雛について<前編>ではお知らせした。

    さらには、年代物のお雛様あり…

    折り紙雛ありと会場をさらに盛り上げている。

    どれも見ごたえのあるお雛様ばかりだ。

    また、開催期間中にはお雛様に関する手づくり体験コーナー、スタンプラリーなど、
    楽しみ盛り沢山である。

    さらには、着物カフェ(3月4日限定)と題する、
    無料でお着物を着付けして頂ける企画まで用意されている。
    阿下喜の町歩きを楽しむこともでき、阿下喜の町は着物を着る人々で華やぎが増す。

    ~着物姿の「はなもも会」の方々~

    軽やかなフルート四重奏や春にちなんだ曲の演奏や、
    手品なども着物カフェ当日には楽しめるという。

    ~平成28年の箏と尺八の演奏の様子~

    さらには、子ども達が可愛いお雛様に扮して能を披露する「こどもびな」も必見!

    と、ここまで目を潤す内容ばかりを言及してきたが、ちょっと気になるお食事…

    なんと!
    いなべ産 本格手打ち蕎麦「いなべの里の蕎麦」が『あげきのおひなさん』期間中の土日限定で味わえるのだ!

    昼夜の寒暖の差が大きいいなべ市は蕎麦の生産量 三重県一!
    日沖市長(四段)をはじめ、100名を越える「素人蕎麦打ち段位者」がいる。


    しかも、一杯500円!

    ぜひとも、堪能したい一品である!!!

    うどん派にも美味しい朗報が!
    『あげきのおひなさん』期間中の3月4日(日)、メイン会場の「ウッドヘッド三重」前にて、
    阿下喜祭好会によるうどん&みたらし団子&焼き芋の出店があるという。

    カレー派にも嬉しいお知らせ!
    旧 阿下喜小学校跡地であり、国登録有形文化財でもある「桐林館」内阿下喜美術室にて、
    「フレッシュハーブとさくらポークをふんだんに使用した本気のグリーンカレー」が
    お昼のメニューに加えられる。

    他にも、旧小学校跡地とあってメニューに揚げたての揚げパン(プレーン、シナモン、きなこ)が
    最高に美味しいという噂。

    さらには、お子様連れに!!
    三岐鉄道北勢線「阿下喜駅」に隣接した「軽便鉄道博物館」が『あげきの
    おひなさん』の期間中の2日間(2月18日・3月4日)、開催される。
    ミニ電車に乗れたり…

    ひたすら足でこぐ軌道自転車に乗れたり…

    と、親子で楽しめる乗り物がある。

    こうして今でこそ大きな盛り上がりをみせ、
    いなべ市の一大イベントとなった『あげきのおひなさん』だが…

    はじめはこんなに大きくなるとは思わなかったという。

    町おこしのため、北勢町商工会阿下喜支部(現 まちなか発展会)の役員の男性達が
    『第1回 あげきのおひなさん』を開催したのが平成17年、その流れで、翌年第2回も開催された。
    当時は数十店舗にお雛さんを飾るのみの催しであったという。

    そこで、商店街のおかみさん達が集まり、8名で「はなもも会」を結成!

    そのきっかけというのも…
    ウッドヘッド三重(現 メイン会場)の広い建物に飾られていたのが、折り紙のお雛様がたった2体のみ、これじゃぁあまりにも…

    早速、『第3回 あげきのおひなさん』からは「はなもも会」が一念奮起!
    ウッドヘッド三重の2階には7段飾りが5つも飾られ、女性達の手が加わったことで会場が華やかに変化し、大正時代のお雛様が入手でき、新聞に掲載されたことがさらなる話題に拍車をかけた。

    その後、年を追うごとに、ウッドヘッド三重の2階の壁一面に7段かざりのお雛様が飾られ、
    その数が15段と増え、今の22段となったのだそうだ。


    22段の雛壇になった頃より『あげきのおひなさん』が定着し、
    それと共に、阿下喜商店街の方々より励ましの声をいただけるようになってきた。

    阿下喜は商売の町で、昔から男性社会。
    一般的に男性社会の中で女性が何かをやろうとするのは、なかなか難しい、しかも十数年前…

    最初は批判の声も少なからずあり、苦労も多い中、「はなもも会」のメンバーで全国各地に視察に出掛け、研鑽を積み、アイデアを出し合い、地道な努力を続け、協力し合いながら勢いでここまで続けてこられた。

    『あげきのおひなさん』が反響を呼び、多くの方々がいらして下さり、男性の方々、地域の方々の理解と協力を頂けるまでになってきたということが何よりも嬉しいと語る。

    『あげきのおひなさん』の参考になるようにと、ご主人がお雛様にまつわるお土産を買って来てくれることもある。
    4月以外は一年中休みなしの「はなもも会」の皆さんだが、『あげきのおひなさん』の飾りつけとなると、ご主人がお店を守ってくれているからこそ、昼間も夜間も連日、家を空けることもでき、理解と協力をしてくれている家族に対する感謝の思いが大きいという。

    一方で、年々数が多くなるつるし飾りについても、
    近所の年配の方々が作って持ってきてくれるまでになった。

    そんな『あげきのおひなさん』にも大きな課題が3つある。

    ひとつめは後継者づくり。

    十数年前に50代で始めた「はなもも会」のメンバーは今では12名に増えたが、全員が60代となった。
    これからは、子育てに手が離れた世代の方を呼び込み、今度は自分達がお手伝いに回る立場になり、次の世代を育てていく必要性を感じているそうだ。

    ふたつ目は受け入れ体制。

    例年、30台程の大型バスで観光客の方々がいらっしゃっていたが、昨年は一気に100台!
    しかも、阿下喜の町全体を楽しんでもらうのが目的だが、ツアーのスケジュールによってはメイン会場のみで帰られる団体様もお見えになるという。

    三つ目は阿下喜の現状。

    『あげきにおひなさん』にはいなべ市内だけでなく、三重県内や県外からなど、多くの方々に足を運んでもらえ、その人気は右肩上がりに上昇を続けてきているのとは反対に、右肩下がりに衰退する阿下喜の町の問題も浮き彫りになってきている。

    もともとは町おこしが目的で、阿下喜商店街が潤うようにと始められたもののはずが…
    多くのお客様に町歩きをしてもらっても、当の阿下喜商店街は高齢化により閉店してしまい、開店している店舗が数える程しかなくなってしまったのだ。

    以上、3つの課題を挙げて頂いた。
    笑顔の裏には色んな悩みがありそうだ。

    阿下喜では『あげきのおひなさん』以外にも、あじさいまつりや、いなべ市の無形文化財にも指定されている「八幡祭」、阿下喜の町でマルシェが開催される「秋ノ市」など、様々な催しが開催される。

    そういった集客が功を奏してか、ここ数年…
    廃業した旅館をリノベーションして開業した自然農法の野菜を使った料理が食べられる「上木食堂

    老舗呉服店の軒先で開業したギャラリー&ワークショップ「暮らしのシューレ

    廃校となった小学校跡地にてオープンさせたカフェ「桐林館 阿下喜 美術室

    空き店舗をリノベーションして、作家の作品を展示・販売する「岩田商店 gallery

    などが相次いで阿下喜に若い人達が集える場を作り出している。

    無縁の地にもかかわらず、若者たちがこの地に魅力を感じ、
    自分達の拠点づくりをスタートさせている。

    また…
    子ども達に小さな頃から、阿下喜の祭りやイベントに連れて行き、自分達の育った所の良さを肌をもって感じるよう育ててきた。
    そうして育った子ども達が、学生時代は名古屋に行っていても、ちゃんと戻ってきて阿下喜の町に住んで、町を盛り上げてくれている。
    そう「はなもも会」の会長は語る。

    住み続けている人だからこそ見えるもの、他の地から来たからこそ見つかるもの、一旦よその社会を経験したからこそわかること…
    地域を超え、世代を超えた人々が集うことにより、開ける可能性を秘めている。

    かつては様々な地域から多くの人々が集まって来た阿下喜。
    異文化が融合し、老若男女が交流し…
    これから、あらたなものが産み出されはじめるのかもしれない…

    何はともあれ、今年の『あげきのおひなさん』はますます見逃せない!


    写真協力 水元暁美さん、南野哲志さん

    『あげきのおひなさん』

    開催期間 平成30年2月17日(土)~3月4日(日) 9時~15時半
    開催場所 三重県いなべ市北勢町阿下喜地内

    メイン会場 ウッドヘッド三重
    住所 三重県いなべ市北勢町阿下喜1991

    『いなべ産蕎麦』
    日時 平成30年2月24日(土)・25日(日)・3月3日(土)・4日(日)
    10時~14時半
    場所 林商店(稲垣眼科の西隣)

    『うどん・みたらし』
    日時 平成30年3月4日(日) 10時~15時
    場所 ウッドヘッド三重 前
    うどん300円 みたらし80円 焼き芋300円

    『カレーなど』
    イベント開催期間中は毎日営業(11時~18時)
    場所 桐林館 阿下喜美術室
    住所 三重県いなべ市北勢町阿下喜1980
    ~~メニュー~~
    ●あげたてあげぱん
    ●いなべプリン店のカリカリのプリン
    ●ラム酒薫る大人のカタラーナ
    ●洋食屋SAKURAの林檎のガトーショコラ
    ●フレッシュハーブとさくらポークをふんだんに使った本気のグリーンカレー
    ●多湖農園の減農薬ミルキークイーンのおにぎり
    〇コーヒー 2018ブレンド
    〇大人の珈琲牛乳
    〇柚子茶
    〇ほうじ茶イ

    軽便鉄道博物館
    日時 平成30年2月18日(日)・3月5日(日) 10時~16時
    住所 三重県いなべ市北勢町阿下喜 三岐鉄道北勢線「阿下喜駅」隣接

    ※3月5日(日)は『貨物鉄道博物館』への無料臨時バス運行予定。

    『こどもびな』
    出演 たのしい能
    日時 平成30年3月3日(土)13時半~14時15分
    入場無料
    場所 桐林館
    住所 三重県いなべ市北勢町阿下喜1980
    【演目】
    一口謡
    小鼓

    大学卒業したてのサーファーが20年後、しっかりと気遣いの出来るステキな呉服店新社長に。

    津市久居烏木町 国道165号線沿い、数体の和装のボディが敷地内とは言え、屋外に並んでる呉服店を知ってますか??

    一見とても奇妙…。

    でも、165号線の丁度カーブの所に突然現れるので、相当なインパクト!!

    看板の代わりに、古い着物を屋外にディスプレイしたらおもしろいかなと!

    こんなありえない展示方法を考えたのは、
    今年で創業39年目に突入した「きものひろば」社長 奥田浩明さん。

     

    1の質問が100で返って来る。そこにも優しさが。

    昨年、新社長に就任された奥田さんは、私と同じ50年生まれの卯年、42歳。

    なのに同級生とは思えないほど、色んな知識の引き出しの多さに驚かされます!

    着物も事はもちろん、その他に関しても話題が豊富。そして、とにかく話がおもしろい(笑)

    お客様の質問には、着物の事以外でもその場ですぐに応えたいから。

    ご来店頂いた方を楽しませたい、喜んでいただきたいという想いが伝わる。

    でも、この笑顔を見ると↑↑ご本人が一番楽しそう!

    この日も引っ切り無しにお客様がご来店され、色々な話題で盛り上がってました。

    お着物のクリーニングの相談やリフォーム、お客様の引越しのお手伝いを引き受けたり、

    地元出身の和太鼓奏者の話、近所の畜産農家の話、大門にある同級生のお店の話…もう何でもあり!

    その上、OTONAMIEや私の事までお客様に紹介していただきました。笑

    ありがとうございます!

     

    私の取材に応じていただきながらも、耳は奥で接客中のお客様と奥様の会話もしっかり聞き逃さず、

    また新たにご来店されたお客様にも配慮をしながら…と、とにかく器用で、回転が早く、店内をクルクル動き回る。

    そんな、奥田さんの仕事スタイルは、いつ培われたものなのでしょうか。

     

    「仕事」とは何かを教えてくれた師匠の存在

    大学卒業後、呉服の勉強の為に修行先を静岡県に選んだのは「大好きなサーフィンがしたいから」との理由。

    しかし、修行に行った先の呉服店は、業界では名の知れた超繁盛店。そして、社長は厳しい事で有名。

    一つ一つ仕事を教えてくれる様な事は無く、とにかく「見て覚えろ!」のスパルタ式!

    大学卒業したての若いサーファーボーイは、毎日毎日師匠に叱られ怒鳴られ、

    連日大勢のお客様の接客にヘトヘトになりながらもその中で仕事の楽しさも見出し、

    実に11年間もお世話になる事になります。

     

    今も師匠は「大嫌い!」(←言い方は愛情を感じる「大嫌い」でした!)だけど、

    あの怒涛の11年間で、全部教えてもらった。叩き込まれた。

     

    仕事で壁にぶち当たった時、思い出すのはあの頃の修行の日々。

     

    厳しいけど愛があり、そこにはしっかりと芯が通っていた師匠のように。

     

    全てお客様第一。

     

     

     

    ずっと販売したかった自社ブランド 「sasatte」

    呉服店というと、敷居が高く、気軽には立ち寄れないイメージ。

    「きものひろば」さんは呉服店なのに、もんぺや貫頭衣、バッグ、アクセサリー、靴下、ハンカチ、布小物をたくさん販売していて、ちょっとした買い物にも入りやすい。

    そのほとんどがオリジナルブランド「sasatte」。

    sasatte?  「ささって」て、なに??

    奥田社長曰く、三重県の方言「あした、あさって、ささって、しあさって」の「ささって」。

    でも、私の地元では「明日、明後日、明々後日」であって、「ささって」なんてなかったからビックリ‼️

    奥田さんは大学時代にお友達との会話の中で、ご自身は当たり前に使っている「ささって」が通じない事に非常にビックリしたという思い出が忘れられず、

    ブランド名を「sasatte」と命名。

    三重県でも一部でしか使われていない!この言葉がとってもお気に入りみたいです。

    一部の地域では「明日、明後日、ささって、明々後日」なので3日後は「ささって」と言うらしいですね。

    皆さんの地域では使われてますか??

     

    藍染の絞り柄がとっても爽やかな印象のカードケース。

    手触りの良さや、素材、使い勝手の良さも研究。

    ブランドネームタグにもこだわり、付ける場所や織りネームタグに変更するなど様々な工夫が施されています。

    「じゃあ、ささってね!」

    さて、伝わるでしょうか??

    地元の作家さんに発注しているアクセサリーなども可愛くディスプレイされています

    オリジナルの鼻緒を使用した、和装には欠かせない下駄。

    そして、奥田社長が自ら制作されている本革のストラップ!!

    こんな風にポーチに取り付けてポシェットにしたり、キーホルダーにするなど使い方は様々!

    奥田社長自ら制作↑手際の良さと仕上がりは、もはや職人のよう。

    この時も目線は下を向いてますが、意識は奥にいらっしゃるお客様へ向いていました。

     

    今回、改めて奥田さんとお話しをさせて頂いて感じた事は、

    お客様はもちろん、地元の皆さんやお友達、関わった全ての方々、一人一人ときちんと誠意を持って接しようとする人なんだと思いました。

    そして、こんな楽しそうなイベントも企画されてます!

    今の時代、着物を着る機会がない!それなら機会を作りましょうと、奥田さんらしい発想!

    毎月「着物の日」に着物を着て、カフェや、博物館などにみんなで出かけるというイベント。

    初めての方も大丈夫です!興味のある方は是非、お問い合わせください!

     

    ☆基本情報☆

    「きものひろば 」

    住所:津市久居烏木町488-1

    電話:059-255-6006

    営業時間:10:00~18:00

    定休日:水曜日

    いよいよ開催OtonaMieMu展。ワークショップ「THE CREATIVE!!! 人は伝えたい生き物だ」の参加者も募集中!

    うずうずしていませんか?

    知りたい…伝えたい…届けたい…残したい…

    36℃くらいの熱を、常に発しながら生きる人間。

    日常の小さなことから大きなことまで、
    何気なく触れた時に揺さぶられる心。

    驚いたり、笑ったり、感動したり。

    そんな体験は、大切な人や友だちに伝えたくなる。

    そして人は、いろんな想いを持ち続けて生きている。

    ときに、その想いを伝えたくなる・・・。

    うずうずうずうず・・・・

    そう!そこでやります。

    OTONAMIE的ワークショップ vol.6

    THE CREATIVE!!! 人は伝えたい生き物だ

     

    知の空間である博物館でのOTONAMieMu展

    今回のワークショップは、
    三重県総合博物館(MieMu)との
    タイアップ企画となるOTONAMieMu展の一環。

    OTONAMieMu展
    〇日 平成30年2月3日(土)~12日(月・祝)
    〇時間 9時~19時まで
    〇場所 三重県総合博物館3階 学習交流スペース
    〇参加 どなたでも無料でご覧いただけます

    伝説になった、あの記事。

    え、それを取材したの、と驚かせたあの記事。

    地方のファーストフード店で働くシニア夫婦の様子を
    両手で丁寧にすくいあげるように書かれた、あの記事。

    地方創生棒って、なに・・・。

    そんな、OTONAMIE で殿堂入りした記事や、
    じゎじゎとくる独自性の高い記事の大パネル展示を行います。

    会場には、スーパーイリュージョンを含む映像も。

    さらに、今回の展示の特典として
    「謎のボックス」を各記事の前に設置。

    そして最終日には、
    OTONAMIE 的ワークショップ
    「THE CREATIVE!!! 人は伝えたい生き物だ」を開催します。

     

    OTONAMIE 的ワークショップ「THE CREATIVE!!! 人は伝えたい生き物だ」

    第一部(14:00~14:40)は
    座談会「クリエーターの頭の中

    見れば見るほど好きになっていく、あのデザイン。

    何度も読み返してしまう、あの文章。

    いいね!を押したくなる、あの記事。

    じゎじゎと心に染み入り、いつしかすっかりファンに。

    そんな心動かすクリエイティブを創り出す、
    三重のデザイナーやライターをゲストに迎えて活動を紹介。

    また、会場からの質問にも答えながらトークディスカッションを行います。

    【トーク内容】
    イケてるデザインとその発想。
    どうしたら、そのような発想は生まれるのか。
    シュールかつ愛を感じる文章。
    取材はどのように行い、どんな視点で、どんな切り口で書いているのか。
    4,000いいね!を超える記事。
    想いを記事にするには、どのようなポイントがあるのか、などを予定。

    第二部(14:50~16:00)は
    ワーク「私、干されたんです・・

    食の宝庫といわれる三重。

    伊勢海老、鮑、松阪牛などの
    有名な食材がフューチャーされがちです。

    しかし他にも、
    三重には地元の暮らしを支える食品もあります。

    そんななか干物、しらす干し、干しいもなど、
    干すことで旨味を増す食品があります。

    今回はそんな食品にスポットを当てます。

    そして、
    どのようなストーリーを作ったら魅力が伝わるのか、
    をグループワークしてもらいます。

    例えば、干物の気持ちになって干物目線で擬人化して、
    ストーリーを作ってみるなどを予定。

    【ファシリテーター】
    ●村山 祐介
    OTONAMIE 代表 

    【講師】
    ●中谷武司さん
    デザインユニットエメロンのクリエイター

    中谷武司さんがデザインした人気のサトナカクッキー

    ●福田ミキさん
    OTONAMIE副代表/フリーライター/フリーテレワーカー
    人気記事『青春のドムドムハンバーガー。東海地区唯一の店舗は三重県にある

    ●井村義次さん
    (OTONAMIE記者/プロカメラマン/サーファー/ミュージシャン)
    人気記事『伊勢志摩には伝説を作るサーファー達の話がある!@志摩市

    ※ワークショップ参加の方にはOTONAMIEステッカープレゼント
    ※ワークショップ終了後に、希望者だけで懇親会(普通の飲み会)を行います
    ※予約優先ですが、当日受付もあります

    ※写真は前回のワークショップの様子です。

    OTONAMIE 的ワークショップ
    「THE CREATIVE!!! 人は伝えたい生き物だ」
    ○日時 2018.2.12(月・祝)14:00~16:00
    ○参加費 無料
    ○対象 高校生以上
    ○定員 80 名
    ○会場 三重県総合博物館 MieMu レクチャールーム
    ○住所 三重県津市一身田上津部田 3060
    (駐車場有り、津駅から徒歩20分)
    ○お問い合わせ otonamie@gmail.com

    参加のお申し込みは、
    Facebookイベントページに参加表明、
    もしくは下記の参加メールフォームに入力をお願いいたします。

     

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    WS終了後の懇親会(必須)

    警告
    警告

    警告。

    ※懇親会は会費制です。(飲み放題4,000円〜5,000円を想定)

     

     

     

    【三重を世界へ、世界の三重へ!】アジア地域において日本最大級のSNSファン数を要する「FUN! JAPAN」とコンテンツ提携したよ♥

    アジアNO.1規模メディア「FUN! JAPAN」

    アジア地域において日本最大級のSNSファン数を要する
    FUN! JAPAN」をご存知だろうか。

    インドネシア・タイ・マレーシア・台湾の4ヵ国を中心に、WEB会員数が51万人、Facebookファン数が約427万人を超える、アジア地域No.1規模のWEBメディアである。

    「FUN! JAPAN」を運営するのは、
    株式会社Fun Japan Communications
    (東京都港区、以下Fun Japan Communications)。

    Fun Japan Communicationsは、
    株式会社ジェイティービー、日本通運株式会社、株式会社三越伊勢丹ホールディングス、日本航空株式会社が共同出資して設立されたジョイントベンチャー。

    インバウンドビジネス・海外事業展開・自治体の地方創生の成長・創造を目的としており、アジアの現地消費者へ日本の素晴らしさを紹介するWEBメディア「FUN! JAPAN」や Facebookページを運営し、「FUN! JAPAN」を活用した親日アジア圏向けデジタルマーケティングサービスを行っているのだ。

    カテゴリーは、
    旅行・フード・ライフスタイル・娯楽・技術等。

    伝統工芸から日本人が当たり前のように使っているグッズ、お菓子の紹介、新年の過ごし方、日本語講座では「イケメン」の使い方などなど…

    インバウンド向けといっても、
    日本人が読んでも楽しめる内容であるかつ、
    マーケティングメディアであるため、
    記事別に興味持ったフォロワーの性別や年齢がわかるようになっているのもまた興味深い。
    (下記はインドネシア語ページ)。

    左上の▼で各国のページが展開される

    各国のFacebookページもあり、
    コミュニケーションをとても大切にしているというのも素敵なのだ。
    (例:インドネシア用Facebookページ

     

    いざ、FUN! JAPANを運営する本社へ!

    そんな「FUN! JAPAN」を運営する
    Fun Japan Communications本社へ
    お邪魔したOTONAMIE。

    港区にあるオサレなオフィス。

    あちらこちらから異国の言葉が聞こえてくる
    ミーティングルームにてお話したのは、

    コンテンツ提携について。

    そう、忘れられているかもしれないが、
    OTONAMIEは発足当初から、
    「三重を世界へ、世界の三重へ」
    日本で行ってみたい三番目の観光地三重県というのを
    目標に掲げていたのである。

    そして今回、正式に…

    FUN! JAPANとコンテンツ提携が決まりました!!

    OTONAMIEのコンテンツを
    「FUN! JAPAN」に掲載することで、
    三重県ならびに日本のローカルの魅力や資源を
    海外へ積極的に発信し、
    インバウンドプロモーションおよび
    訪日旅行者の誘客強化に貢献できるよう、
    これから一層の努力をしてまいります!!

     

    見守ってくれたきりんパイセン。

    コンテンツ提携に向けた話し合いを
    そっと見守ってくれていたのは、
    きりんパイセン

    パイセンありがとう!

    ところでなぜきりん??

    編集の方にうかがうと、
    以前からFun Japan Communicationsのオフィスを
    最終施錠をする担当者はきりんと呼ばれていたのだそう。

    というのも、
    働き方改革を目標に掲げている同社では、
    フリーアドレスやクラウドソーシングなどを活用することによって、
    コア業務に注力した就業時間内での効率的な業務を推進。

    でも、どうしても残業せざるを得ない時には、
    上長がそのメンバーの帰りを首を長ーくして待つことから、
    “きりん”の人形を置くことになったのだそう。

    オフィスを覗いてみると・・・

    いたいた、きりん。

     

    第一弾は酒くりーむ大福の記事。

    ということで、
    これからOTONAMIEは世界をもっと意識しつつ、
    定期的に「FUN! JAPAN」さんへ記事を掲載していきます。

    まずは第一弾はこちら。

    Kanzaki記者の『新酒の季節、酒粕とアレを御餅で包んだ「酒くりーむ大福」を頬張る大人が続出@伊賀』

    マレーシア語バージョンでどうぞご覧ください。
    (インドネシア・タイ・台湾語版もあり)

    It’s the season of new sake. “Sake Cream Daifuku”, a daifuku with sake lees wrapped in rice cake, is what’s trending now @ Iga

    そしてインドネシア語バージョンのFacebookでの
    リアクションもご覧ください。
    [Gourmet] Musim Sake telah tiba, saatnya menikmati Sake Cream Daifuku cemilan khusus dewasa di Iga

     


    株式会社Fun Japan Communications
    ■代表者:代表取締役社長 藤井大輔
    ■所在地:東京都港区芝公園1-6-7ランドマークプラザ7F
    ■設立 :2016年8月31日
    ■事業内容:インバウンド・アウトバウンド問わずASEANをメインとするアジアへのデジタルマーケティング施策の戦略立案から実行までを一貫して提供
    ■株主 :株式会社ジェイティービー、日本通運株式会社、株式会社三越伊勢丹ホールディングス、日本航空株式会社

    【東京で見付けた三重】東京タワーはもう目の前。美味しい珈琲と伊勢うどんのおもてなし。

    長年、東京のシンボルとしてあり続けていた東京タワー

    正式名称は日本電波塔。竣工は1958年、高さは333メートル

    2012年には、634(ムサシ)メートルの東京スカイツリーが完成したが、東京タワーはいまも根強い人気を誇っている。

    夜になると輝く東京タワー。

    ソラマチより撮影

    ライトアップにかかる電気代は、
    公式サイトによると1日平均で21,000円程度らしい。

    さて、そんな東京タワーの最寄り駅のひとつである、
    都営大江戸線/浅草線大門駅を降り、
    芝公園方面へ向かって歩くと、
    ビルの合間にちょうど東京タワーが見える場所がある。

    実はこの場所に、
    美味しい珈琲と伊勢うどんをいただけるカフェがあるのだ。

    道路挟んでお向かいはスターバックス

    三重県伊勢市出身のご主人が、
    3年前に始めた『久緒羅珈琲 (クオラコーヒー)』である。

    シンプルモダンな店内に、
    ゆったりと流れるBGMと珈琲の香り。

    この素敵空間のランチタイムに登場するのが、
    伊勢のソウルフード”伊勢うどん”

    時々無性に食べたくなるやつ

    ふわふわもっちりとした麺とタレがよく絡んでいる。
    伊勢市の製麺所から仕入れているのだそう。

    東京の、しかもこの素敵空間で伊勢うどん?!

    と思うのだけど、意外にもしっくりくるのだ。
    伊勢うどんの柔軟性にリスペクト!!

    そもそも伊勢うどんは、
    江戸時代以前から伊勢で食べられ、
    伊勢神宮の参拝客をもてなす名物として浸透したもの。

    コシがないのは、
    参拝客への提供のしやすさ説や、
    長旅で疲れが溜まっている人々の胃腸を気遣かった説など諸説ある。

    そう考えると、
    東京タワーへの観光客や、ビジネスマンが多い久緒羅珈琲の立地的に、この優しい伊勢うどんは最適かもしれない。

    食後、ご主人がサイフォンで珈琲を淹れる光景をジッと眺める。

    サイフォンの温かい光。

    湧き上がる湯と珈琲が混ざり合う瞬間は、
    何度見ても楽しい。

    目の前で眺められるカウンターは特等席。

    はぁ、美味しい…。

    珈琲豆は三重県桑名市にある「Cafe de UN Daniels」吉良剛氏の焙煎豆を使用しているとのこと。

    仕事の合間に一息つきたい人、街歩きに疲れた人に、
    美味しい珈琲と伊勢うどんというおもてなしは、
    きっと優しく沁みる。

     


    久緒羅珈琲
    住所:東京都港区芝公園1-7-14
    電話:03-6459-0739

     

    【お寺で婚活】自分もやってる私がおすすめする3つの理由

    皆さんこんにちは!自分も時々婚活しているTOSHIです今回は愛知県の江南市まで行きました。ちゃんと三重ともつながっていますよーー。

    「寺コン」という言葉もあるくらいお寺で婚活するのが流行ってるって、知ってました?

    普通の婚活と、どう違うんでしょう?

    婚活経験のある私が、お寺で婚活するのは他とどう違うかレポート。そしてなぜおすすめするのか、3つの理由をお知らせします。婚活中のあなたも、そうでない人も、必見です!!

    その1 主催者の心構えが違う

    お寺で婚活をする場合、主催者はお坊さんかお寺の関係者でしょう。私には僧籍の友人、知りあいがいますが、私に言わせれば、結局、お寺の人にはいい人が多いです。

    「いや、普通の世界と何も変わらないよ」

    と本人達は皆さんおっしゃって、そうなのかもしれませんが、少なくとも利害関係のない人間から見ていると、それは比較の問題であって、他の世界より優しい人が多いんじゃないかなと思っています。

    今回、取材に協力して下さった、愛知県江南市の永正寺でもそう思いました。

    こちらでは「良縁・寺カフェ」を開催しています。「お寺での安心な出会い」がモットー。会場もアットホームな感じでした。

    なんだか、いい感じだと思いませんか?家庭的というか。ほっとします。

    清潔で明るい室内には白いランが飾られて、なぜか、小さな鐘がありました。

    ここで、永正寺の副住職の中村建岳さんにインタビューしました。

    ――今日の参加者は何人くらいですか。

    中村さん:「男性20人、女性20人です。倍以上の人数になって、2つの会場に分けてやることもありますよ

    ――人気なんですね。理由はなんでしょうね。

    中村さん:「口コミでいらっしゃる方、リピーターの方が多いですね。できる限りですが、以前に会った人達がバッティングしないようにしています」

    ――そんな心配りもしてくださるんですか。なかなかないと思います。

    中村さん:「たくさんの方に会っていただきたいですから。それに、勇気を出して参加された方の気持ちを、大切にしたいです

    ーーすごい!さすがお坊さんですね・・・。婚活って結構、勇気いりますもんね。

    それと、私は、お寺の後継者、関係者が多いかと思っていたんですが、それはほぼ関係ないそうです。この日、お寺からの参加者は1人だけでした。

    この日の会費は男性2500円、女性1500円でした。成婚料もいらないそうです。

    ここで結婚された方が何組もいるそう。「報告されていない方もいらっしゃるかもしれません」と中村さん。

    なんというか、ほぼボランティアですね。頭が下がります。

    その2 参加者が優しそう

    それと、これは当日の私の感想ですが、参加者も優しそうな人が多かったです。

    中村さんと永正寺の関係者が見守る中、1対1で向かい合って話をし、一定時間で男性が席替え、フリータイムがあります。

    時間前にほぼ全員が到着。向かい合って座っているのに無言な人が多いので、大丈夫かなと実は思っていました。

    ところが、挨拶と説明のあと、中村さんが開始の鐘をゴーンと鳴らすと、クスクスという笑い声が聞こえて、会場には、いっきに楽しそうな話し声が広まりました。

    この鐘で和んだのかもしれませんね。

    その3 おだやかさと「あたりまえ」があった

    婚活したことがある人だったら分かると思うんですが、普通のこういう婚活の会って、こんな、いわば「あたりまえ」のことが案外少ないと思いませんか。

    普通の婚活パーティーや何かの会って、気にいる人が会場にいないと、壁に向かって座って、最後まで誰とも話をしなかったり、他の参加者に突然、暴言吐く人とか、結構いるんですよ。どうしてなんでしょうね。

    今回の参加者の皆さんは、ちょっとおとなしめかもしれなかったですけれど、全然そういうことがなく、終始和やかな、いい雰囲気だったのが非常に印象的でした。お寺パワーでしょうか。

    こちらの「良縁・寺カフェ」は、三重県津市の潮音寺の住職でいらっしゃる、村上英俊さんからご紹介いただきました。当日は、ともに以前も取材にご協力いただいた村上さん、松阪市の「ZEN」の顔分析メイクアドバイザーの藪真奈美さんと3人で取材、見学、お手伝いをかねてうかがったのです。

    とちゅう、恥ずかしがっている感じの参加者を見て、村上さんが、

    「私、まぜてきます」

    と言って、参加者同士をお話しさせようとしていたこと、「お飲み物は何がよろしいですか?」と手伝いもなんなくこなす姿が印象的でした。お寺パワー。

    あまったお茶菓子は袋に入れて、最後に参加者に配られました。お寺パワー(普段はこんなに余らないので、いつもではないそうです)。

    取材後は、皆さんでお茶をごちそうになりました。

    「お釈迦様の誕生日(4月8日)をもっともっとメジャーにするのが私達の夢の1つです」

    とも、中村さんからうかがいました。

    「現代におけるお寺の役割、お寺のあり方を考えていきます」

    という永正寺では、

    「あくまで主役はその人自身。『伴奏者』のように主旋律を引き立たせる、さり気ないけれど確かな存在となること」

    を目指しているそうです。

    婚活の他にコンサートや朝市、映画上映などのイベントをなさっています。「永正八方釈迦如来」という、日本で初めてだという不思議な仏さまもいらっしゃいますし、日によっては開眼特別参拝もあります(※2017年12月現在、下記参照)。

    お寺で婚活、いかがですか?「良縁・寺カフェ」おすすめです!

    ※記事内の情報はすべて2017年12月現在のものになります。

    「江南 永正寺」 http://t-eishoji.com/

    OTONAMIE PUSH!! EVENT【2018.1.25 update】

    広報担当のともーこです!
    OTONAMIE編集部に寄せられた、OTONAMIEがPUSH!! しているイベント情報です。

    ※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
    ※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

     

    森の恵み 山の香り(自然茶と三重県大台町の「自然」)

    ジャンル:アロマ、お茶
    日程:2018年1月17日(水)~2018年1月31日(水)
    時間:東京ミッドタウンの開店・閉店時間にしたがう。
    場所:WISE・WISE tools(東京ミッドタウン ガレリア3階)東京都港区赤坂9-7-1
    費用:ワークショップのみ有料
    主催者:WISE・WISE tools(東京ミッドタウン)、宮川森林組合(三重県大台町)
    お問い合わせ先:0598-76-0135 info@miyashin.or.jp  宮川森林組合 中須真史
    メッセージ:深い森と日本一の清流にはぐぐまれた三重県大台町の「自然」をかたちにした“Odai products” 。
    大台ケ原・大峰山・大杉谷ユネスコエコパークの森の恵みをOdai productsを通して体感していただけたら、と思います。
    イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://www.facebook.com/events/1399897590122604/

     

    四角友里(よすみゆり)トークショー 『はじめよう、一歩ずつの山歩き』

    ジャンル:トークショー
    日程:2018年2月3日(土)
    時間:開演14:00 (開場:13:30)
    場所:四日市市文化会館 第3ホール 三重県四日市市安島2-5-3(駐車場有)
    費用:無料
    主催:自然観察体験推進委員会
    後援:中日新聞社 三重テレビ放送 株式会社シー・ティー・ワイ 三重県山岳連盟 四日市市教育委員会 四日市市立病院 四日市観光協会 てらだ接骨院 ランナーズ・ハイ
    お問い合わせ先:西村隆宏 et358@m7.cty-net.ne.jp
    メッセージ:そこの「運動オンチ」「体力ゼロ」のインドア派のあなた!
    「山ガール」ってどうもブームみたいだけど私には無理無理っていう方に是非一度四角友里さんのトークショーを聞きに来て下さい。
    三重は丁度鈴鹿山脈という程々の高さで、ロープウエイもある御在所もあり初心者にも安心なコースがあります。自然と出会い、山歩きに魅了され、「山ガール」ブームの火付け役ともなりました四角友里(よすみゆり)のトークショーを是非聞きに来て下さい。
    ネットからのお申し込みはこちらからどうぞ。
    http://run-h.net/2017/12/01/event20180203/

     

    プラザフォークライブ2018

    ジャンル:音楽
    日程:2018年2月18日(日)
    時間:開場 13:30   開演 14:00
    場所:桑名市大山田コミュニティプラザ文化ホール 桑名市大山田1丁目7-4
    費用:1000円  (小学生以下無料)
    主催者:一般財団法人 桑名市文化・スポーツ振興公社  後援:桑名市
    お問い合わせ先:0594-32-1820  桑名市大山田コミュニティプラザ
    メッセージ:あの頃の思い出をご一緒に。
    70年代にヒットしたフォークソングを中心に懐かしい名曲の数々をお届けします。
    歌い継がれる名曲は、世代を超えてあなたの心に響く。是非ご一緒に歌いにお越しください。
    イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:
    http://www.kosya-kuwana.jp/event/2018/02/

     

    皆様からもイベント情報を募集しています!

    お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
    お気軽に下記メールフォームからイベント情報をお寄せください。

      ▼添付画像(イメージ写真やフライヤーなど)を3点まで送信できます▼
      1つの画像の容量は2.5MBが上限です。
      画像データの形式はgif、png、jpg、jpeg、pdfに対応しています。

      津を彩る☆美人図鑑。part3

       

      OTONAMIE公式記者の「津ぶやき」です

      おかげさまでご好評につき『美人図鑑』第三弾をやっちゃいました。

      津を彩る☆美人図鑑。

      津を彩る☆美人図鑑@2016津クイーン

      史奈

      Fumina

      アーティストボックス所属 女優

      1994年3月15日生まれ (23歳) B型

      三重大学 教育学部音楽科卒業

      趣味:ピアノ、歌、旅行

      特技:ピアノで即興、ハモり、マッサージ

      Twitter https://mobile.twitter.com/fumina0315
      Instagram https://www.instagram.com/fumina_0315/
      シンガーソングライターカノンに師事

      潜入捜査官 洗脳の監獄 (出演作品より)

       

      津市の好きなところは何ですか?
      私は津市の白山というところで生まれ育ちましたが、白山は津市の中でも自然が多く、ゆっくりとした時間が流れています。
      私が家でピアノを弾いていると、「これ食べて〜」と近所の方が野菜を持っててきてくれたりするのですが、東京にいるとそんな津市の方々の温かみがより一層感じられます。
      また、食べる事が大好きな私は、鰻や海の物など美味しいものが沢山ある津が大好きです。

      坂口百

      Momo Sakaguchi

      2016年 津クイーン

      1994年9月17日(22歳) O型

      趣味:映画鑑賞

      津市の好きなところは何ですか?

      生まれも育ちも津市で、美味しい食べ物もいっぱいあるし自然が豊かなところです。あと、津クイーンの活動の中で、お子さんから年配の方々との関わりを通して、あたたかい方たちばかりだと感じたところです。

      ※坂口百さんは3月に看護大学を卒業して、県内の医療機関で看護師として働くとのこと。大変な仕事ですが頑張って立派な看護師になってほしいですね!


      川井奈央子

      Naoko Kawai

      2018年 ミス・ユニバース愛知大会 ファイナリスト

      1993年6月29日(24歳)

      趣味:旅行、キムチ作り、美容

      Instagram 7070_naoochan

       

      津市の好きなところは何ですか?

      ありのままの自分に戻れる場所。多くの方へ津市に招待状を出したくなる場所です。東京、大阪、愛知に住んでいる友達が白山に遊びにきてくれ四季の里という公園に行ったことがあります。残念ながら、その日の天気は雨でした。しかし何時間でもいれる!雨が降っているから幻想的!鹿も姿を現してくれなんて素敵な場所!と雨が降ってもこのように喜びの言葉を頂けた事が私にとって凄く嬉しく、より一層、白山が大好きになりました。このように綺麗な空気と共に、ありのままの自分を感じれる津市、白山が大好きです。三重弁も好きです。津市には美味しい食べ物が沢山ありますが、中でも蜂蜜まんじゅうが大好物です。ぜひ1度、津市へ遊びにいらしてください。


      辻出美耶子

      Miyako Tsujide

      1998年11月12日生まれ (19歳) B型

      三重大学 教育学部 音楽科 1年

      趣味:歌を歌うこと。

      津市の好きなところは何ですか?

      四季を感じられる自然と、人々のあたたかさです。津市は自然豊かで、春夏秋冬それぞれの魅力を感じられます。春には満開の桜が色づく偕楽公園で春風を感じ、夏には御殿場海岸で潮風を受けます。秋には鮮やかな色に染める紅葉、冬には雪化粧で津市の山々を彩ります。
      また、津市は人々がとてもあたたかい場所です。私は生まれも育ちも津市ですが、ゆったりと、穏やかな空気が流れている津市のことが大好きです。
      津市のことをあまり知らない方にも、もっと津市を知ってほしいと思います!ぜひ、津市にいらして、津市のことを好きになってください!

      福永樹里

      Jyuri Fukunaga

      1993年8月4日生まれ (24歳) A型

      社会人

      三重短期大学卒業

      趣味:音楽鑑賞、旅行

      津市の好きなところは何ですか?

      カフェなど美味しい店がたくさんあり、その中でも高虎ドックは人気です。また近くの、なぎさまちからは中部国際空港までのフェリーが出ていて、短時間で移動ができるので海外旅行などに行くときは便利です。


      萩野聖菜

      Seina Hagino

      1995年7月13日生まれ (22歳) AB型

      三重大学 教育学部 音楽科 4年

      趣味:セルフジェルネイル

      津市の好きなところは何ですか?

      大学のうち三年間、津で一人暮らしをしましたが、自転車で行動できる範囲に素晴らしいところがたくさんありました。大学のすぐ裏にある海、美味しくてお得なランチが食べられる津駅周辺。わたしが特にお気に入りなのは、津駅から徒歩1分にある焼肉「食道園」の塩タンです。ほんとうに美味しくて、津に来てよかったと思わせてくれる一品です。


      日比野汐梨

      Shiori Hibino

      1995年10月19日生まれ (22歳) O型

      三重大学 教育学部 4年

      趣味:友達とご飯を食べに行くこと。

      津市の好きなところは何ですか?

      大学生活を過ごしてみて、住みやすく落ち着く街だと感じています!三重大学周辺や津駅周辺の自転車で行ける範囲に、食べ物屋さんがたくさんあるので、気軽にランチに行けるのがとても楽しいです。


      撮影場所 焼肉料理・食道園 三重県立美術館 県立美術館内ミュゼボンヴィヴァン 津駅、歩道橋


       

      飲んで残そう鉄道の旅(養老線・北勢線)

      寒いこの季節、熱燗を「クイッ」と一杯飲みたくなる。

      無料写真素材「花ざかりの森」より引用

      でも、飲んだら気になるのが体重の増加・・・
      運動をすればいいけど、寒いからとか言い訳をして
      なかなか運動が出来ない「飲ん兵衛」の方必見!!

      日本酒の試飲が出来て、しかもウォーキングが出来る
      イベントが、近鉄さんで毎年行われています。

      酒蔵みてある記 ~酒蔵と史跡を訪ねるハイキング~
      http://www.kintetsu.co.jp/event-hiking/sakagura/

      酒蔵みてある記」というイベントで、冬限定で
      近鉄沿線の酒蔵見学と史跡を回るハイキングです。

      普段は見学が出来ない酒蔵を見るのはもちろん、試飲や
      甘酒のふるまい、抽選会や物産品の即売会などが行われます。
      ※一部に見学・試飲ができない酒蔵があります

      全部で27コース。
      参加無料、予約不要と気軽に参加出来る近鉄ハイキング。
      今回は桑名市内で行われる2コースをご紹介。

      ①細川酒造「上げ馬」

      まずは養老鉄道養老線の沿線の多度の細川酒造で
      1月28日(日)に、地酒の試飲、甘酒のふるまい、
      物産販売、抽選会などが行われます。

      多度大社・追儺祭と酒蔵 細川酒造「上げ馬」
      http://www.kintetsu.co.jp/event-hiking/hiking_info/hiking0024807.html

      名古屋線・桑名駅—–養老鉄道・多度駅(スタート)…多度川河畔…肱江川(渓谷の眺め)…細川酒造(酒蔵見学)…ふれあい広場・岩や姫(バス乗り場)=====(三重交通バス)=====多度大社(追儺祭)…養老鉄道・多度駅(ゴール)—–名古屋線・桑名駅

      全行程:約6km(バスを使わない場合は約11km)
      ※別途、養老鉄道の運賃・三重交通バス運賃(大人340円、小人170円)必要。

      細川酒造は創業嘉永3年(1850年)で、
      養老山系の多度山のふもとで清酒と地ビールを作る酒蔵です。

      「地酒 上げ馬」

      地元三重県産の山田錦・神の穂・三重の夢などの酒米と
      養老山系の自家井戸水だけを使用した無添加で、
      日本酒本来の「寒づくり」を忠実に守って作られる
      全量純米酒です。

      鑑評会などのコンテストへの出品や
      CMを行っていないため、
      地元多度町を除いては、三重県内でも
      あまり知られていないかもしれません。

      伝統製法を基本とし、
      昔からある酒造りの道具も大切に使いながら、
      より良質な原材料を確保して無添加・手造りに
      こだわり抜いた地酒。
      これが「上げ馬」です。

      「三重路・上馬ビール」

      ビールの本場といえばドイツですが、
      「上馬ビール」はドイツ直輸入の有機無農薬麦芽と
      有機ホップを100%使用し、養老名水で仕込んだ
      オーガニック原料のクラフトビールです。

      伝統的なラガービールのスタイルに忠実に、
      室温0℃の冷蔵庫で60日間かけて熟成させてつくる
      「上馬ビール」。
      地酒と同様に、厳格なドイツのBCS OKO-GARANTIEの有機認証を受けた有機無農薬麦芽。
      同じくドイツのABCertの有機認証を受けた有機ホップを
      それぞれ100%使用するというこだわり。

      参加者のほとんどが・・・
      みなさん、試飲だけにとどまらず、自前のおつまみを持ってきて、そこかしこで宴会が行われます。

      その結果・・・

      試飲したらお酒がおいしい!

      お酒が美味しいから4合瓶を!!

      いやいや、いっそのこと一升瓶を!!!

      と、ついつい飲み過ぎてしまいます。笑
      くれぐれも帰りがあるということを忘れずに楽しみたいですね。

      この日多度大社では、「追儺祭」が行われています。
      おにやらいとも言い、鬼をやらう即ち疫鬼を追い払うお祭りで
      午前11時と午後2時の2回、節分の日が平日で参拝できない方に、
      特別に豆撒きが行われます。

      【イベントについて】
      集 合:養老鉄道・多度駅前 9:30〜11:00
      参加費:無料
      定 員:予約不要
      その他:雨天決行(荒天中止)
      お問合せ:近鉄名古屋イベント係 059-354-7007
      ※営業時間 9:10~18:00(土・日・祝日は休み)
      ※イベント開催可否のご案内は、当日朝6:30以降。
      【酒蔵について】
      名称:細川酒造株式会社
      住所:〒511-0122 三重県桑名市多度町古野1474
      電話番号:0594-48-4390
      HP:http://www.ji-beer.co.jp

       

      ②後藤酒造場「青雲」

      2週間後の2月10日(土)、今度は三岐鉄道北勢線の
      桑名の後藤酒造場で、地酒の試飲、甘酒のふるまい、
      物産販売、抽選会が行われます。


      地酒で北勢線を応援する後藤酒造場をたずねて
      http://www.kintetsu.co.jp/event-hiking/hiking_info/hiking0024815.html

      名古屋線・桑名駅…三岐鉄道・北勢線・西桑名駅—–三岐鉄道・北勢線・蓮花寺駅(スタート)…長谷神社…後藤酒造場(酒蔵見学)…三岐鉄道・北勢線・星川駅(ゴール)—–三岐鉄道・北勢線・西桑名駅…名古屋線・桑名駅

      全行程:約7km
      ※別途、三岐鉄道の運賃必要。

      後藤酒造場は大正6年(1917年)創業で、
      町屋川(員弁川)の伏流水で清酒を作る酒蔵。
      平成28年に「三重県新酒鑑評会」知事賞(吟醸の部)
      などを受賞しています。

      後藤酒造場も、手造りにこだわっている酒蔵です。

      いくら世の中が機械化されても、人間の感覚とか
      経験などからひらめく直感のようなものまでは、
      機械ではわからない。

      だから後藤酒造場は、手造りにこだわっている。

      青雲(せいうん)

      酒蔵を代表するお酒で、豊潤な香りと、
      爽やかな空を思わせる爽快な喉ごしが特徴。
      いろいろな種類があるので、自分にあった物を探すのも楽しみの一つ。

      久波奈(くわな)

      厳選した「山田錦」と「神の穂」を低温長期もろみで仕上げる。
      穏やかに香るベリー系果実を想わせる香りを持った柔らかな味わい。

      フルーティーなコクのある味わいの「山田錦」と、
      優しい味わいの「神の穂」のお酒の特徴を併せ持ったお酒。

      かれがわ

      特別栽培された桑名市嘉例川地区酒米「五百万石」で醸した純米酒。

      そしてここでも・・・

      各自おつまみを持ち寄って、
      ビールケース(瓶ケース?)をひっくり返しての酒盛りが行われます。

      ゴールの星川駅までは、車通りの多い県道があります。
      酔いすぎて田んぼに落ちたりしないよう、十分気をつけてお楽しみください!!

      【イベントについて】
      集 合:三岐鉄道・北勢線・蓮花寺駅前 10:00〜11:15
      参加費:無料
      定 員:予約不要
      その他:雨天決行(荒天中止)
      お問合せ:近鉄名古屋イベント係 059-354-7007
      ※営業時間 9:10~18:00(土・日・祝日は休み)
      ※イベント開催可否のご案内は、当日朝6:30以降。
      【酒蔵について】
      名称:合資会社 後藤酒造場(店舗名:青雲)
      住所:〒511-0934 三重県桑名市大字赤尾1019
      電話番号:0594-31-3878
      HP:http://www.sake-seiun.jp

       

      ③乗って残そう・飲んで残そう

      養老鉄道も北勢線も、乗車人員の減少等により存続が危ぶまれています。
      普段車ばかりであまり電車に乗らない方も、
      たまの休みや飲み会のとき、子どもとの小旅行などで
      地元の電車に乗ってみるのはいかがでしょうか?

      養老鉄道は一部区間で自転車で乗れるサイクルトレイン
      薬膳列車、いろんなグッズ販売が行われています。

      養老線ポータル – 大垣地域ポータルサイト西美濃
      http://www.nisimino.com/yorosenportal/yororailway/index.html

       

      北勢線は全国で3事業者4路線しかないナローゲージ
      (762mmの線路幅)ですが、
      年金相談列車、夏休み親子ツアーズやハロウィン・
      クリスマスの特別列車などのイベントがたくさん。

      北勢線事業運営協議会|ナローゲージ
      http://www.hokuseisen.com/narrow/index.html

       

      地元の鉄道は、自らの移動手段を持たない学生や高齢者の貴重な交通手段です。
      お酒が飲めない方も「マイレール」の意識で、ぜひ地元の鉄道に関わってみてください!

      おかみさん達の協力で町全体が絢爛豪華に飾られる『あげきのおひなさん』~前編~

      新春の幕開けに続き立春が過ぎ、寒さも和らいだ季節になると、
      三重県の最北の地、いなべ市の中でも昔ながらの町並みが今まだ残る阿下喜のあちらこちらで
      お雛様が飾られる。




      いなべ市の中心に位置する阿下喜は、
      員弁川の支流が集まる場所だったことからかつては船着き場があり、河川交通の要所であった。

      ~郷土資料・史学庵蔵より~

      各地から特産品である竹や材木、米、炭などが筏や高瀬舟で運ばれ、木の積み降ろし場という「木を上げる」ことから「上木」と地名が付いたと言われる阿下喜は、様々な地域、世代を超えた人々が集まり、数百件もの商店が軒を連ねるような繁栄を極めた時代もあったものの、昭和後期頃から一軒、また一軒と閉店する空き店舗が増え、今では昼間でもあまり人影も見られなくなってしまった…

      ~昔の郵便局の木造洋館造りの建物 1939年(昭和14年)~

      そんな阿下喜商店街が賑わうのは、年に1度、
      『あげきのおひなさん』が開催される2月中旬から3月上旬。


      町の店舗や個人宅など約100カ所に華やかなお雛様が飾られ、
      町歩きをする観光客の姿で阿下喜の町も賑わいを取り戻す。

      年代物であったり、その家族にとって思い出深い物であったりと様々なお雛様が出揃う中、
      一番の見どころは「ウッドヘッド三重」の2階に飾られる22段のお雛様だ。
      その数なんと約800体!

      例年は2月初旬から約2週間かかるという22段の飾りつけだが、
      今年は1月21日に雛出し(倉庫からお雛様を出す)をして、1月22日からこの800体のお雛様の飾りつけをしていくという。
      飾りつけをするのは『あげきのおひなさん』を主宰する「はなもも会」のメンバー12名。

      商店街のおかみさんが大多数の「はなもも会」のメンバーは、昼間は自営業があるため、
      お雛様の飾りつけを行なうのは毎晩19時半から21時半まで。
      雛壇は人間の重さには耐えられないので、梯子から手を伸ばして手が届く範囲で、
      上段から順番に飾りつけを行うのだが…
      途中まで飾ってきて、全体を眺めてみると、少々の手直しが必要となり、
      体をよじって奥の方に何とか手を伸ばすなど、本当に大変な作業の連続だという。
      お雛様一体一体に真剣に向き合い、それでいて和気藹々と飾りつけに励む夜が続く。

      さらには昼間のお店の営業時間内でも、空き店舗や郵便局などにお雛様を飾り付けに行くなど、
      『あげきのおひなさん』までの約1ヶ月間は休む間もなく「お雛様飾り」一色…

      ~お揃いのジャンバーやハッピでPR活動に励む「はなもも会」~

      ところで、三重県内ではこの時季、7ヶ所程で「お雛様」のイベントがあるが、
      『あげきのおひなさん』には他にはない、ここならではの魅力があるという。

      それは今から10年前に来場された方のこんな一言がきっかけになった。
      「ここは吊るし飾りがないわね」

      そう言われ、東伊豆町の稲取、山形県の坂田、福岡県の柳川といった全国三大「つるし雛発祥の地」まで視察に出かけ、メンバー皆で知恵を出し合い、試行錯誤をしながらつるし雛を作り、その翌年には早速『あげきのおひなさん』にもつるし雛が加えられた。
      それから10年、毎年、様々なつるし雛が披露され、県内一多く、手づくりの立派なつるし雛が飾られるまでになってきた。



      さらには、30段飾りで有名な長野県 須坂、また、福井県など全国の様々なお雛様を視察に訪れ、
      アイデアを出し合い、研鑽を積み、その年ごとに異なる趣向が凝らされた22段飾りは、
      光輝く作品とまでに成長を遂げてきている。

      昨年2017年には、白と黒とのコントラストが特徴の22段飾り。
      さらには、12か月の月日の移り変わりを表現した作品が会場にさらなる華やかさを添えた。


      一昨年2016年には、鈴木知事が来訪、
      伊勢志摩サミット用に7か国の国旗を掲げたお雛様も披露された。


      ~伊勢志摩サミット用の雛人形~

      だが、毎年「はなもも会」のメンバーがお雛様のために費やす日々はお雛様飾りや片付けが終わっても続いている。
      一年のうちで休めるのは4月のみ、5月からは翌年のアイデアを出し合い、
      せっせとつるし雛作りに精を出すのだそうだ。

      また、毎年8月には地元阿下喜の女性達に募集をかけ、
      「つるし雛講習会」を開催しており、地元にも多くの協力者ができてきたという。

      そして、今春14回目を迎える『あげきのおひなさま』には、手づくりのつるし雛飾りの集大成!

      「はなもも会」のメンバー全員が、ひとり1200個の小さな飾りを作り、合計約1万個の集大成がウッドヘッド三重に飾られる。
      お楽しみに。

      今年の『あげきのおひなさん』は特に見逃せないイベントとなりそうだ。

      大正・明治・昭和の時代を見て来たお雛様はどんなお姿を披露されるのか。

      各家で大事にされてきたお雛様はどんな思い出話を語りかけるのか。

      今年の『あげきのおひなさま』はどのような感動に出会えるのか。

      「来ていただいた方全てに感動を与え、
      親から子、子から孫に繋いでいく」と「はなもも会」初代会長は語る。

      ※お忙しい中、阿下喜の町を少しでも明るくし、昔の賑わいを感じていただきたいという思いの
      「はなもも会」のメンバー3名の方にお話を伺いました。

      左側 和菓子屋を営む田中さん
      創業70年以上の老舗和菓子屋であり、「はなもも会」の初代会長。アイデア豊富で、22段飾りの構想などを手掛ける。

      右側 玩具屋を営む近藤さん
      お風呂屋、自動車屋、木炭屋、ミシン屋、八百屋を経て、昭和25年頃から玩具屋を営む。手先が器用で、アイデア豊富、さらには材料調達役も引き受ける。

      中央 昭和35年創業の家具屋を営む水元さん
      「はなもも会」現会長。リコーダーのグループ「かあちゃんズ」代表。人と人との橋渡し&調整役を務める。

      ご協力いただきまして、ありがとうございました。
      写真協力 水元暁美さん 藤井樹巳さん

      お話は<後編>へと続く…

      『あげきのおひなさん』

      開催期間 平成30年2月17日(土)~3月4日(日) 9時~15時半
      開催場所 三重県いなべ市北勢町阿下喜地内

      メイン会場 ウッドヘッド三重
      住所 三重県いなべ市北勢町阿下喜1991

      ~~~~~~着物カフェ~~~~~~
      日時 平成30年3月4日(日)
      会場 ウッドヘッド三重

      お着物を無料で着付け・貸し出しをしてくれます。
      大人・お子様のお着物もご用意されておりますよ。

      ぜひ、お着物を着て阿下喜の町歩きをしてみてください。

      フルート四重奏/11時~/13時~
      マジック/13時40分
      ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

      ◇折り紙教室 期間中随時(10時~15時)
      メイン会場の「ウッドヘッド三重」には折り紙のお雛様が展示

      【体験コーナー 申込みの必要なものもあります】
      ●「木工教室」 2月18日(日)10時~
      ●「リングひな作り」 2月20日(火)13時~
      ●「子ども向けタペストリー(流しびな)作り」 2月25日(日)13時~
      ●「ちぎり絵」 2月26日(月)10時~
      「小物作り」 2月23日(金)&3月1日(木)10時~/12時~
      (みかん・鳩・お手玉雛からお選びください)

      ◆土日限定スタンプラリー
      2月17日(土)・18日(日)・24日(土)・25日(日)
      3月3日(土)・4日(日)

      ◆バルーンアート
      2月24日(土) ウッドヘッド三重

      ◆お子さんの作品展示
      ●阿下喜小学校1年
      ●ほくせい幼稚園

      県民が知らないのはもったいない!@大内山動物園

      三重県度会郡大紀町に全国を見渡しても、とても珍しい私設の動物園があるのを皆さんは、
      ご存知でしょうか?

      個人経営の動物園と聞くと、猛獣なんていないのかなというイメージですが、
      トラや熊そしてカラカルなんていう珍しい動物までいるんです!

       

      大内山動物園とは

      大内山動物園は、前園長の脇さんが動物好きが高じて1973年に飼育を始めたのが、
      動物園の始まりです。
      現在は志し半ばで亡くなった、脇さんの想いを継ぎ、脇さんの友人が私財を投じて経営されています。

      他の動物園と大きく違うのは、保護動物がとても多いこと!

      保護動物について大内山動物園の中村さんに伺ったところ、
      「保護された動物はケガをして予後不良の仔や、親を害獣駆除等で殺されてしまい赤ちゃんで来くる仔など様々です。赤ちゃんで来た仔は育てますが、大きくなっても人の手で育てられた仔は野生では生きていけなくなるので、そのまま保護しています。
      保護動物は最初は近隣の方や知り合いの方から引き取りのお話があったりして受け入れていまして、それがどんどんと広まっていったようで、今では遠方の方からも来ていまして、"ここの動物園で保護をしているという話をきいて"という風に広まっていっているようです。」
      とおっしゃっていました。

      そして大内山動物園の楽しみ方も聞いて来ました。

      「大内山動物園では動物との距離が近い、エサやりできる動物が多いことがお客様に好評です。
      子連れの方たちも多く、ヤギやウマなどにエサをあげれて大変喜んでいます。
      動物たちもみな人懐っこく、自分たちからエサをもらいに寄ってきます。

      土日祝はふれあいイベントを開催しておりまして、
      そこではフクロウやモルモット、ウサギなどと触れ合うことができます。

      また、お弁当を持参していただければ中庭の休憩所でピクニックも同時に楽しめます。」
      と教えてくれました。

      前園長脇さんの想い

      大内山動物園の中村さんに伺いましたが、
      「脇さんはすでに亡くなられてしまっているので、思いはわかりかねますが、現園長としては動物たちが幸せに快適に過ごせるようスタッフと一緒に一生懸命働いています。」
      と脇さんの想いまでは、わかりませんでした。

      実は私は、幼い頃近くに住んでいたという事もあり、
      何度か脇さんとお会いし、脇さんとお話した事があるんです。

      ここからは昔話になるので、嘘か誠かわかりませんし、
      なんせ小さいころの記憶なのでちょっとした物語として読んで頂きたいと思います。

      今から30年以上前になるかも知れませんが、その頃3本脚の狼が居たんです。
      その狼は、人間が仕掛けた罠にかかってしまい、脚を1本無くしてしまったそうです。
      脇さんは、「人間がしてしまったことの責任は人間が取らないといけない。動物を助けるのも人間の役目なんだよ。」と幼かった私に教えてくれました。

      脇さんは、会いにいくといつも手相を見てくれる変わったおじさんという感じでしたが、
      この時は幼心にもとても大切な事を教えられたような気がして今でも、記憶に残っています。

      大内山動物園は、近くに頭の神様で有名な頭之宮四方神社や大内山牛乳、温泉に熊野古道、
      そして紀州に行く42号線からすぐですので、一度立ち寄ってみて下さい。
      大切な何かを感じる事ができる動物園です。

       


      大内山動物園
      住所:三重県度会郡大紀町大内山間弓530-4
      TEL : 0598-72-2447
      FAX : 0598-72-2527

      http://www.oouchiyama-zoo.com/greeting/

       

      【東京で見付けた三重人】You only live once!!透明感がハンパない史奈さんを追いかけた。

      綺麗なおねえさんは好きですか。

      東京 表参道にて、ある女性を追いかけた。

      三重県津市出身の史奈さんである。

      三重大学を卒業後に上京し、
      現在はお芝居やモデルなどの芸能活動を行っている史奈さん。

      ピアノを始めとし吹奏楽や声楽など、
      幼少期から音楽に触れていた彼女は、
      歌手として活動することも多いようだ。

      また東京銀座にあるジュースバーや、
      美容サロンの経営にも携わっているというバリキャリウーマン。

      BYジュースバーvivi

      透明感ハンパない魅力的な女性である。

       

      突然ですが、座右の銘を教えてください。

      唐突に聞いてみた。

      ―—座右の銘はなんですか??

      史奈さんの答えは『yolo (you only live once)

      ”あなたの一度きりの人生”という意味で、
      留学先だったフィリピンの友人に教えてもらった言葉。

      あらゆるものは時間が形を変えたもの。

      一度きりの人生で時間を何に使うかを考え、
      目の前のことを全力で!を念頭に日々過ごしているという。

      ふらっと入った表参道のカフェにて

      その言葉通り、史奈さんの毎日はもりだくさん。

      芸能活動、歌やお芝居のレッスン、英会話、
      ファッションや美容の勉強、サロンの経営。

      常にチャレンジし続けたいと、
      前向きな想いを聞かせてくれた。

       

      幼い頃から音楽は溢れてくるものだった。

      幼少期から音楽が大好きで、
      よくオリジナルの歌を即興で作っていた子供だった。
      音楽が溢れてしまう感覚を今でも覚えているそう。

      4歳からピアノを習い、
      高校時代からは声楽を始めた。

      大学時代には声楽を教えてくれていた教育学部の弓場徹教授に、
      音楽の楽しさを一層感じさせてもらったという。

      地元である三重県津市白山町の豊かな自然も、
      彼女の感性に影響を及ぼしたようだ。

      『昔から感性にタッチするものがたまらなく好き』

      そう話してくれた。

       

      食べるのも眠るのも歌うのも好き。

      お忙しい史奈さんだが、
      思わず触れたくなる陶器のような肌の持ち主。

      美しさの秘訣を聞いてみると、
      やはり基本はよく食べてよく眠ること。

      自然に三重県で好きな食べ物の話題となり、
      お気に入りを聞くと、
      祖母宅のある松阪市のとんかつ野崎一升びんだそう。

      そんな史奈さんの特技は、
      即興で何でもハモれること。

      『人や文化を知ることも好きなので、旅先の民族音楽に即興セッションとかしたいですね(笑)』

      歩きながら、笑顔で話す史奈さん。

      横顔を見つめながら、
      努力家でいて自然体な史奈さんを応援したくなる人は多いだろうなと感じた。

      多才な彼女の1年後は一体どうなっているのだろう。

      今後の活躍がとても楽しみな女性である。

       

      OTONAMIE PUSH!! EVENT【2018.1.18 update】

      広報担当のともーこです!
      OTONAMIE編集部に寄せられた、OTONAMIEがPUSH!! しているイベント情報です。

      ※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
      ※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

      気軽に楽しむ落語会

      ジャンル:落語
      日程:2018年1月20日(土)
      時間:18:00~
      場所:五大茶屋 桑名市南寺町45
      費用:2,000円
      主催者:諸戸慶子
      お問い合わせ先:080-4118-8393
      メッセージ:「落語って良く知らないからわからない」
      「専門用語しらないとダメなんでしょ?」
      「そばすするの上手なんでしょ?」
      みたいな落語初心者の皆さん! チャンスです!
      落語を気軽に楽しめるようにお席作りました。
      主催の私が落語をはじめてきいたのがこの方、笑福亭喬若(しょうふくていきょうじゃく)さんです。
      物腰柔らかく、笑顔が可愛い落語家さん。
      キリッとしたお噺も、おちゃらけたお噺もなぜかスイスイと入ってくるんです。
      今回は初心者さんでもしっかりと楽しめるお話をご用意してくださってます。
      形から入りたい方も大歓迎。
      着物を着てお席に行きたいわと言う方も着付けをしておりますのでお気軽にお声がけくださいね(男女可!)
      着物の貸し出し(女性のみ)もしておりますよ。
      イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://www.facebook.com/events/100162080793702??ti=ia

       

      森の恵み 山の香り(自然茶と三重県大台町の「自然」)

      ジャンル:アロマ、お茶
      日程:2018年1月17日(水)~2018年1月31日(水)
      時間:東京ミッドタウンの開店・閉店時間にしたがう。
      場所:WISE・WISE tools(東京ミッドタウン ガレリア3階)東京都港区赤坂9-7-1
      費用:ワークショップのみ有料
      主催者:WISE・WISE tools(東京ミッドタウン)、宮川森林組合(三重県大台町)
      お問い合わせ先:0598-76-0135 info@miyashin.or.jp  宮川森林組合 中須真史
      メッセージ:深い森と日本一の清流にはぐぐまれた三重県大台町の「自然」をかたちにした“Odai products” 。
      大台ケ原・大峰山・大杉谷ユネスコエコパークの森の恵みをOdai productsを通して体感していただけたら、と思います。
      イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://www.facebook.com/events/1399897590122604/

       

      四角友里(よすみゆり)トークショー 『はじめよう、一歩ずつの山歩き』

      ジャンル:トークショー
      日程:2018年2月3日(土)
      時間:開演14:00 (開場:13:30)
      場所:四日市市文化会館 第3ホール 三重県四日市市安島2-5-3(駐車場有)
      費用:無料
      主催:自然観察体験推進委員会
      後援:中日新聞社 三重テレビ放送 株式会社シー・ティー・ワイ 三重県山岳連盟 四日市市教育委員会 四日市市立病院 四日市観光協会 てらだ接骨院 ランナーズ・ハイ
      お問い合わせ先:西村隆宏 et358@m7.cty-net.ne.jp
      メッセージ:そこの「運動オンチ」「体力ゼロ」のインドア派のあなた!
      「山ガール」ってどうもブームみたいだけど私には無理無理っていう方に是非一度四角友里さんのトークショーを聞きに来て下さい。
      三重は丁度鈴鹿山脈という程々の高さで、ロープウエイもある御在所もあり初心者にも安心なコースがあります。自然と出会い、山歩きに魅了され、「山ガール」ブームの火付け役ともなりました四角友里(よすみゆり)のトークショーを是非聞きに来て下さい。
      ネットからのお申し込みはこちらからどうぞ。
      http://run-h.net/2017/12/01/event20180203/

       

      皆様からもイベント情報を募集しています!

      お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
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        ≪三重軸の彼女≫ 少年ジャンプ+ 連載中の漫画家・みつちよ丸さん

        思いがけず「この人、三重県出身なんだ」と思った事がある人は意外と多い気がする。

        例えば人気の女性歌手や、あのオリンピックメダリスト。プロフィールを見て思いがけず視線が止まる事もある。

         

        でも「こんな人、三重にいるんだ」という驚きは滅多に無いように思える。

         

        30代も間も無く半ばを迎え、今までふらりふらりと県内外を移動してきた筆者。

        出会った人の数も徐々に増え、その中で前途の感情が湧き上がる回数も何度か経験してきた。

        そしてそれは共通して女性に対して湧き上がる事が多い、ということにも気づく。

        彼女らの「バイタリティ」「場所にとらわれない身軽さ」「前向きな気持ち」「愛嬌ある空気」が私の心を惹きつけるのであろう。

         

        そんな三重に住んでいる、即ち三重県に軸を持ちつつ年齢や住所、立場を取り払って活動する女性を紹介したい。

         


         

        少年ジャンプ+連載中の漫画家・みつちよ丸さん

         

        今現在隔週で金曜日に更新中の漫画「生者の行進」を連載している四日市市在住(取材日現在)のみつちよ丸さん。

        猫をこよなく愛する1歳児と3歳児の母でもある。

        筆者も少しお手伝いをさせていただいており、間近で彼女に接する日々はペンを走らせる音の中に時折笑い声が混じるのを聞く時間が流れる。

         

        彼女が三重に来た理由は就職のため。同市内の化学系企業の研究者だった経歴を持つ。

        しかし元来漫画が好き、子どもの頃から数多の漫画を読みふけっては、いつか描く側に回りたいという小さな火が心の中で燃えていた。

        しかし、両親の勧めもあって大学に進学する。理系専攻で研究に明け暮れる中でも「漫画を描きたい」という想いは消えなかった。

        そしてそれは就職し、結婚、出産を経てもー

         

        * * *

         

        漫画を本格的に描き始めたのは2013年に会社を辞めた時。立て続けにご主人のアメリカ勤務が決まり、長男の妊娠も発覚する。アメリカ生活ではどうせ時間があるのだからと、これまで描き溜めていた漫画を「少年ジャンプルーキー」という漫画投稿サイトに投稿してみたのだった。

         

        すると、編集部から反応があり担当編集者が付くことに。

        その編集者からの「連載グランプリに応募してみませんか?」という提案に出品をしてみたところ、見事その作品「生者の行進」がグランプリを受賞し、連載決定、今に至っている。

         

        * * *

         

        漫画家・妻・母親を掛け持つ彼女。慌ただしく過ぎる日々の中で「心に留めている5つのこと」を書き出してもらった。

         

        ドMで良かったなと思う(精神的に)

        「苦しい状況や、追い込まれているのが嫌いでは無いんですよね」と笑うみつちよ丸さん。痛い、苦しい、自らの不完全さは特にマンガを描くようになってから全て「作品に活かせるかも」と前向きに捉えられるようになったという。

        「いつか子育ての辛かった部分も作品にできるかもしれませんね」と、どこまでもポジティブな姿勢を見せる。

         

        泥臭い努力が性に合う

        「コツコツとやる派なんです。要領よくはできなくて」と控えめに話す彼女。意味がある、無いに関わらず目の前の事を少しづつでも取り掛かる姿勢を常に保っている。

        「例えば子どもが寝ている30分の間だけでも描いていたら半年に1つは作品ができていたんですよね。忙しい中だし、とそのせいにせず、10分でも5分でも時間があったら地道にやる、って決めています」

         

        石橋は鉄骨で補強してから渡る

        30歳を越えてからデビューした彼女。「体力的には若くしてデビューした漫画家の方には負けます。でも豊富な経験値のもとで作品を創作していくのは若い人にはできない事。それは説得力に繋がり、ストーリーの深さになり得ます」

        また「貯金は大事。軍資金を貯めるための社会人時代でもありました」とも。いつの世においても先立つものはあって間違いなく、それが石橋を頑丈にさせるのは目に見えている。

        いずれにせよ、一時期は会社員として勤務し、その時に働いて得られる喜びや辛さを経験した彼女だから語れるもの。実体験からの言葉は、力強く響いてくる。

         

        自分と他人の感情を生物学的に分析する

        一方で「最近では気持ちが沈んでいる時の方が努力できたり、アイデアが浮かんだりするから楽しめるようになってきたけど、未だに他人と比べるのは克服したい事ですね」とも語る。

        誰かと比較してしまう事感情に苛まれつつも「これの気持ちも作品作りの原動力になっているし、生物としても自然なことだ、と落ち着いて分析するようにしています」とする冷静さを見せる。

        泣いたり、自分に対してイラついたり。一般的には負の感情と呼ばれるものに対しても一歩引いた視点を持ち、客観視する事を忘れない。それが継続的に創作し続けられる姿となって表れている。

         

        「自分は恵まれている」ことを自覚する

        「作品作りの中で壁にぶつかっている時は人のせいにしたくなりがちだけど、初心に立ち返って、日本のこの時代に生まれてよかったと思い直すようにしています。もし別の場所や違う時代に生まれていたら、このような仕事はできていないと思いますから」

        普段の暮らしの中では忘れがちな事だかその通りだとハッとさせられる。

        子どもを授かるにあたって辛い場面も乗り越えた彼女。

        「子どもたちがいて、旦那さんがいて。加えて好きな仕事をさせてもらえるだけでもありがたいと感じますね」と穏やか語る姿からは、充実感が窺い知れる。

         


         

        作品に対して着実で誠実な創作をし、前向きな姿勢でいること。筆者が知る作り人はそこがベースになっている人ばかりで、そのような部分が惹かれる大きな要因となっている。

        みつちよ丸さんももちろんその中の1人であり、今後の同行に注目していきたい人物。

        今日も仕事風景の中に居る彼女は、真摯に画面に向かいつつも柔らかく、少しユーモラスな雰囲気を醸し出しているに違いない。

         

         

         

        みつちよ丸さんの連載漫画「生者の行進」はこちらのリンクから⬇

        【少年ジャンプ+】

        https://shonenjumpplus.com

         

        gyoson. 漁村の食堂で、味の記憶を知る@志摩市和具

        【 like a dog 】

        先日も犬のようによく働き、昼食はコンビニでオニギリを買った。
        大きめの魚の具入り、“贅沢” なオニギリだ。
        会社に戻り、コンビニでもらった1回分のオシボリで手を拭く。
        いただきます。
        オニギリをペットボトルのお茶で流し込む。

        私は、そんなコンビニエンスな世の中に暮らす住人の一人だ。
        便利なことは、とてもいいこと。
        便利は価値だ。便利は差別化だ。差別化して儲けるんだ。競合に勝つんだ。
        そんなセオリーがまかり通る、やや忙しい時代に生きている。
        そして、差別化された贅沢なオニギリを食べ終えた。
        オニギリの包装材やペットボトルをゴミ箱に捨て、1回分の食事は1分強で終了。

        あれ・・、
        先々日の昼食は “なに” を食べたんだったかな・・。

         

        【 無意識の意識 】

        しかし、そんなコンビニエンスな暮らしをしていると、五感が淀んでいく気がする。
        よし。出かけよう。
        カメラを片手にクルマに乗った。
        津から1時間半のドライブ。

        やってきたのは、三重県志摩市和具の漁村。

        すぐ近くに海がある暮らし。

        古民家や、せまい路地。
        コンクリート張った壁面。

        さらに志摩から南伊勢の漁村部にかけての、この独特な配色の小屋。
        この配色について、以前南伊勢の友人である漁師さんに聞いたことがある。
        むかし遠洋漁業で海外に行った漁師さんが、カラフルな海外の沿岸部に感化され、海外の塗料を買ってきて塗ったとのことだった。(詳しくはこちら

        漁村の独特な空間。
        その空間自体が、無意識の意識を表現している現代アートのようだと感じる。
        そしてその空間にいると、自分の中にある無意識の意識が反応しているようでならない。

         

        【 あなご、あなご、あなご 】

        漁村のレトロ感のある食堂へ入った。

        メニューをみると、

        あなご、あなご、あなご・・。

        なんでも、店のご主人が捕ってきたものらしい。

        ちなみにご主人、たこが捕れればたこ焼きもつくるとのこと。
        地のものを食べるという贅沢。

        大きなあなごにアオサを振りかけて

        いただきます。
        あっさり目のタレ、弾力のあるあなご。
        アオサの風味もよく、とても美味しい。
        名古屋や遠方からも、ここのあなごを求めて通う人もいるという。

        食事をしながら、店の女将さんや常連さん(2名)とお話。
        みなさん結構ご高齢なのだが、背筋もピンとしていてビックリするくらいお元気。

        常連さん:家で話すと近所に聞こえるて、怒られるわ(笑)。

        声も大きくとてもお元気。
        常連さんのお一人は、お葬式の帰りだった。
        98歳のお知り合いが亡くなられたという。

        私:ご長寿だったんですね。
        常連さん:ここらは長寿の人が多いでな。

         

        【 ただ、守りたい味 】

        長寿の秘訣を聞いてみた。

        常連さん:食事がものすごく大事。ここらでは、私ら70代や80代前半は若手やわ(笑)。

        お応えいただいた常連さんは、志摩いそぶえ会(以下いそぶえ会)の会長を務める石原さん。
        いそぶえ会は志摩の郷土料理を守り伝え、地元の活性化につなぐ活動をしている。
        約15年前から活動を開始して、今は17名のメンバー。
        昨年キロ単価が伊勢海老より高くなり、今でこそ人気となったアオサ。
        こんなエピソードも。

        石原さん:発足当初は「そんなアオサみたいなもんで」と、誰も振り向いてくれませんでした。

        しかし今ではNHKをはじめ、様々なメディアにも取り上げられている。

        私:好きな魚ってありますか?
        石原さん:とれたてのもの、旬のものが美味しいですね。

        なるほど。
        ご長寿の秘訣は、新鮮な魚介類の郷土料理にあるのかも知れない。
        旬の食べ物は、滋養が高いと聞いたことがある。

        いそぶえ会は、味の記憶を繋ごうと、冊子やホームページでも郷土料理のレシピを公開している。

        石原さん:味の記憶は、まず食べさせておくことです。

        味の記憶とは不思議なもので、とてもしっかり記憶している場合が多い。
        その味を食べたときの感情や、風景、一緒にいた人さえも思い出すこともある。
        海外旅行にいくと、たまごかけごはんが食べたくなるのも不思議だ。
        距離が離れるほど、味の記憶は鋭敏になるのかも知れない。

        話は変わるが、志摩いそぶえ会はボランティアで活動している。
        結構な労力も費やしていると聞いた。
        なぜ、そこまでして郷土の味にこだわるのか?

        石原さん:ただ、守りたいんです。

        地のものを食べる。
        その地に伝わる、先人の知恵が詰まった郷土料理。
        それには、大切な人の健康を想う気持ちや愛郷の念など、大切な意味がある気がした。

        郷土の料理をいただき、何杯もお茶を淹れていただきながら地元の方とお話をした。
        そんなひとときは “贅沢” な時間だった。

        石原さん:今は成人病になる人が多いでしょ。食べるものやと思うんです。

        おっと・・。
        最近ファストフードが多かった、私の食事情。
        大きめの魚の具入り “贅沢” なオニギリもそうだ。
        贅沢ってなんだろう?
        便利なコト?
        それとも時間の過ごし方?
        その答えは、自分自身の “味の記憶” に聞いてみることにして・・、
        少しくらい便利じゃなくても、ちゃんと食べようと思った。

         


         

        和具浦荘
        三重県志摩市志摩町和具2237-1
        tel 0599-85-0003

        志摩いそぶえ会
        hp http://www.izumi-soft.co.jp/~scoal/isobue_koushiki

         

         

        国宝の寺で「蓮」会席、贅沢とはまた違う時間【高田本山専修寺・夢告】

        皆さんこんにちは、歴女まっしぐら、かつ食レポ出身のライタ・TOSHIです!以前、取材させていただいたお寺が国宝になって、びっくりしました。

        三重県津市の高田本山専修寺は、「御影堂」と「如来堂」の2棟が国宝に指定されました。三重県内で、建築物での国宝は、こちらが初めて!!すごいですね――。

        そんな高田本山専修寺が、特別拝観、なんと、一般には公開されていない建物の中で、「蓮」会席料理で参拝者をもてなして下さるというのが「夢告」です。

        「夢告」をTOSHIがルポします!よろしくお願いいたします。

        国宝の寺で会席。「夢告」とは?ちょっと緊張の前夜

        ちなみに「夢告(むこく)」とは、親鸞が悩んだ末、六角堂(京都)に籠もられた折、観音様からいただいた夢のお告げです。

        このお告げにより親鸞は迷いを捨て、「お浄土の教え」に出会うことができたといわれています。

        蓮は高田本山専修寺のテーマだとか。蓮のオーナーも募集しているそうです。

        それにしても国宝の寺で会席なんて、ちょっと緊張しちゃいますね。会席料理は時々、いただきますが、こういう機会は初めてです。

        当日。遠くから見る専修寺、近くの町並みもおすすめ

        それにしても、また専修寺に行けるんですね――。うれしいです

        私はいつも、津駅の方から車で行くんですが、ちょっと遠くから見える専修寺もおすすめ。広々とした緑豊かな、ゆったりしたところに、突然、距離感が狂うぐらい、大きな屋根のお堂があるのを見るのが好きです。

        今回、専修寺で国宝に指定されたうちの1つ、御影堂は、全国の現存木造建築の中でも5番目の大きさだってご存じでしたか。

        近くの町並みも、すらっと通ってとてもきれいです。

        国宝の寺で会席。いきなり・・・!

        さあ、ここは専修寺の「御対面所(おたいめんしょ)」です。こちらは国指定重要文化財なんですよ。大正元年まで、法主が門信徒に対面する場所だったため、こう呼ばれています。

        ほどよく年月に磨かれた、金を基調にした空間に、丹頂鶴がたたずんでいます。

        まあ、美しい献立書・・・。

        白地に蓮のもようと「Senjuji」の文字が浮き出た紙に、鴇色(ときいろ。鴇の尾羽とつばさの色)で書かれた「夢告」の文字巻紙は藤色に染め上げられています。

        横に見えるのは格調のある屏風に琴・・・。素敵なことが起こりそうな予感がします。

        妙なる音楽が流れ、香のかおりが漂います。季節は秋でした。

        緑を見ながら涼しいそよ風に吹かれているのは、率直にいうと、まず最初は、本物のお姫様になれたような気分でした。照れますが。

        本物、本当に素晴らしいものにだけ囲まれた、この上なく豊かなひととき。いや、それだけじゃない。なんだろう?この時はまだ分かりませんでした。

        とにかく、こういう所ではまだ若い私。もっと入りにくい感じかと思ったんですが、そんなことはありませんでした。さすが三重。

        資料の写真を撮っていたら、優しそうなご夫婦に話しかけられました。記事を書く予定だとお話すると、

        「まあ、じゃあ、あなたこれからルンルンね」

        と笑顔で言われ、思わずほっこり。

        三重県人って優しいと思います「これがあたりまえ」だと思っていると、そうではないことに時々気がつかされます。

        高田本山専修寺「夢告」、「蓮」会席のお味は!?

        食前酒が運ばれてきましたよーー。「自家製果実酒」です。グラスがまた素敵繊細で品がある感じ。

        この段階で、もう帰りたくないと思った私です。

        前菜です。「蓮根胡麻和え、蓮根のし焼、博多蓮根、射込み蓮根、サーモン昆布〆蓮巻、蓮根もろ味噌和え」。

        あっ、おいしい!おいしいですよ!!

        蓮根胡麻和え・・・私、胡麻和え(ごまあえ)で、こんなにうっとりさせられたのって初めてかもしれません。

        恍惚もののクリーミーな和え衣に、しゃっきりした食感の蓮根がベストマッチ。今、思いだしてもまた食べたい一品です。

        ほかも皆おいしい。私、昆布〆(こぶじめ)大好きなんですよね。博多蓮根も久しぶりに食べました。

        吸物は「蓮根すり流し、蓮根餅」。こんなに美しいのに、ほっとする味。

        焼物です。「鰆蓮味噌焼、蓮根たまり煮」。「鰆(さわら)蓮味噌焼」とは・・・これも凄くおいしいです。蓮根たまり煮は、しんまでムラなく真っ黒!

        煮物の「蓮根飛龍頭、生姜、法蓮草、粟麩」。器も美しいです。

        揚物は「蓮根替り揚」。留の「炊き込みご飯、留椀、香の物」。水菓子は「季節の果物」でした。

        ごまかしが利かない、といわれる日本料理。素材を大切にした上品な味つけで「蓮」をメインにするという制約があるにもかかわらず、この高いクオリティの味とバリエーション、至福のひと時でした。

        食後には、合掌して、食後のことばを言いました。

        「われ今 このうるわしき食を終わりて 心ゆたかに ちから身に満つ ごちそうさま」

        本山は廊下も広い、天井が高い!

        そして、今回国宝に指定された「御影堂(みえいどう)」、「如来堂」へ。一般公開されていない場所にも入れました。

        とにかく、廊下が広い、天井も高い!

        あったかい時期でここにお布団ひいたら、いくらでも人が住めちゃうなっていうくらい、なんか笑っちゃうくらい廊下が広くてずっと続くんですよ。この廊下だけでも見る価値ありです。

        とてもこの世とは思えない御影堂

        「御影堂」は宗祖親鸞の木像を安置、歴代上人の御影を敬置しているお堂です。畳が739枚(!)敷かれたこのお堂は極彩色と金の華麗な装飾がきわだつとてもこの世にあるとは思えないくらい本当に美しい、ありがたいところです。専修寺のお坊様からお話を聞きながら、中陣から、内陣の拝観もできました。

        実は、この取材に私の母が同行していたのですけれど、母もこの世界に魅了されたようで、お浄土を表現しているというところを見ている時、「お母さん、お浄土からは戻ってこなあかんよ」と、考えればまずいことを言ってしまいました。

        「贅沢」とはまた違う、ひたすらに心ゆたかな時間

        御対面所に戻りました。法話、箏曲、呈茶の時間です。

        仏法に関するお話を、初心者でも分かりやすいようにお話して下さり、とても心が安らぎました。そして琴の演奏、お抹茶、「蓮の風」という名前のお菓子をいただきました。

        琴の音色が、専修寺の鐘の音とあわさって聞こえた時、今日はなんて豊かな一日なんだろうと、涙が出そうでした。

        この日に「贅沢」という言葉はふさわしくない気がします。贅沢をした日は、人間はもっと、おごった気分になるものです。

        私が専修寺の「夢告」で今、いただいているのは、現実をのりきるヒントが与えられる、ひたすらに心ゆたかな時間でした。

        そして「賜春館(ししゅんかん)」へ。貴賓接待のための書院で、ここが完成したころ、明治天皇行幸の「行在所(あんざいしょ)」とされることが通知され、それを祝って賜春館と命名されました。明治天皇の行幸は明治13年(1880)年に実現されました。重要文化財です。

        安楽庵を見た後、山門に登らせていただくことができました。

        皆さん、そして母の感動と興奮は最高潮に・・・。ここでも普段見られないところを見せていただいたのですが、真っ先に行った母の後ろ姿を忘れません。

        山門の上から専修寺の境内を見て、「まるでお城だね!」と大興奮の母。非常に立派だという意味だったのでしょう。

        「どこ行くよりよかったわあーー」

        と言ってくれました。実は地中海クルーズも最近一緒に行ったんですけれどね。

        でも本当に、こんなにありがたい、豊かな一日。母も喜んでくれてよかったです。

        真宗高田派 本山 専修寺「夢告」
        http://www.senjuji.or.jp/thismonth/2017/kaisekiryouri_mukoku.php

        真宗高田派 本山 専修寺 「高田山・蓮の会」
        http://www.senjuji.or.jp/scenery/lotus/owner/index.php

        【東京で見付けた三重】日本の循環を包んだOYAKIに都会の真ん中でかぶりつく。目指すは世界一健康なファーストフード!!

        日本の”美味しい”をOYAKIに包む

        東京・新宿三丁目のビルの一角に、
        好奇心をくすぐられる素敵な店、
        OYAKI Company(おやきカンパニー)』がある。

        選び抜いた日本の食材をOYAKI(おやき)に包み込み、
        世界一健康なファーストフード店を目指しているお店だ。

        おやきとは、
        信州でよく食べられる郷土料理で、
        小麦粉・蕎麦粉などを練った生地に、
        野菜などの具材を包んで焼いたもの。

        OYAKI Companyのおやきは、
        100%日本産の食材で作られたハンバーガーサイズ。

        無農薬のほうじ茶と一緒に

        小麦粉・漬けもの・雑穀・伝統野菜・味噌・醤油etc…
        伝えたいもの、守りたいもの、残していきたいものを、
        まるっと包み込んでおり、食べるとふわ~っと物語が溢れ出す。

        食との出会いがギュッと詰まったおやきなのだ。

        手掛けているのは、
        10年目の食ユニットとなるノムさんトモさん

        元々このエリアでダイニングバーを営んでいたお二人。

        もっともっと”本当においしいもの”を追求し、
        大都会の中で気軽に片手で食べられるものを!と
        2016年12月にOYAKI Companyをオープン。

         

        肝となったのは三重県産の小麦粉だった

        餡のラインナップは旬によってどんどん変わる。

        今回はノムさんおすすめのたまご焼きおやきを注文。

        炭火でじっくり焼かれるおやきを
        目の前のカウンターで眺めていると、
        ほわっと小麦粉の香ばしさが漂ってくる。

        炭は遠赤外線効果でうまみ成分を閉じ込め、
        中までふっくら焼き上がると聞いたことがある。

        両面こんがりと焼かれたおやき…

        たまらず焼きたてにかぶりつくと、まさにその通り。

        表面パリッと中むっちり♡

        噛めば噛むほど、
        生地の旨みと甘みを感じることができる。

        実はこの生地に配合されている小麦粉は、
        三重県桑名市で栽培されている『桑名もち小麦

        小麦のでんぷん質がもち性なので、
        モチっとした食感が得られるのが特徴。

        今、めきめき人気の小麦粉である。

        料理担当のトモさんに伺うと、
        信州のおやきにヒントを得てから、
        程よい食感と冷めても美味しい生地を作り出すために、
        タピオカ粉等も含め、7~8種類の粉で試作を重ねていたのだそう。

        そんな時に、料理研究家の先生に
        桑名もち小麦の存在を教えてもらったという。

        この桑名もち小麦があってこそ初めて完成する、
        OYAKI Companyおやきだと教えてくれた。

         

        イキイキな生麹の信州味噌と…

        たまご焼きおやきの中身もすごい。

        ほのかに甘い卵焼きに、
        長野県で創業110年の俵屋麹店の信州味噌が絡んでいる。

        北アルプス山麓の湧水と澄んだ空気の中、日本古来の伝統製法で、麹や味噌作りの技術を磨き上げてきたという麹屋さんだそうで、味噌の風味が全然違う。

        この味噌も桑名もち小麦同様、
        OYAKI Companyの肝なのだ。

        生きたままの酵素にイキイキ。

        こちらの無添加生麹で作られた甘酒ラテも人気。

        そしてジューシーな卵焼きの中で、
        コリっとアクセントになっているのは、
        幻の豆とも言われる、はところし豆

        一見物騒な名前なのだけど、
        飛騨高山で100年以上の歴史ある伝統品種。

        大きくて鳩が慌てて食べてのどにつめる程美味しいというのが、名前の由来とか。

        それと…「お気に入りはこれ♡」

        と見せてくださったのは、なんと、
        三重県桑名市で創業1798年の油清の桑名こめ油

        食材追及するなかで偶然行き着いたのだそう

         

        世界一健康的なファーストフードを目指して

        ノムさんトモさんのお話は、
        食材の説明の枠を超え、もう物語

        野菜とおやきを口いっぱいに頬張ると、
        なんだか新しいけど懐かしくて、
        スマホは置き、食材とじっくり向き合いたくなる感じ。

        飲み物に味噌スープも選べる

        イートインは基本午前中のみで、
        主にデリバリーやイベント出店など、
        気軽に片手で、でも、じっくり味わってほしい日本を、
        おやきに詰めて「届ける」ことに注力されている。

        そのためのお二人の手間暇は半端ない。

        まず大事にされているのは、
        真摯に美味しいものを作っている生産者を見つけること。

        そして、なるべく直接会いに行き、
        沢山の方に食べて頂きたいと相談をする。

        素材の味を活かす餡を煮たり炒めたりして作る。

        桑名もち小麦はじめとする小麦粉と天然酵母をこね、
        生地を発酵させる。

        生地に具をたっぷり包む。

        鉄板で両面を焼き、丸い形を固める。

        せいろで蒸す。

        最後に炭火でカリッと焼きあげる。

        ふわぁ、すごい。。

        国産や無農薬にこだわるのは安心安全というよりも、
        その素材が育つ風景や環境、伝統や文化を守りたいというお二人なりの挑戦なのだそう。

        そう、OYAKI Companyが目指すものは…

        片手であじわう日本の

        〇の中には、太陽・風土・知恵・作る人たち、いい循環が入るとのこと。

         

        そしてノムさんトモさんの溢れる愛がすごい

        カウンターのみの小さなお店で、
        広大な大地を感じるOYAKI Company。

        この心地良さは、食材はもちろんなのだけど、
        二人のお人柄が醸し出す空気が大きいと思う。

        食材や人への愛が溢れるノムさんトモさんユニットに、
        魅了されるファンは数知れず。

        飲食店として何を提供するかを常に考え、
        進化し続けているノムさんトモさん。

        『食を通して、想いに共感したり、応援したり、一緒に活動したり、一緒に盛り上がったり、そんな仲間がどんどん増えていったらいいな』

        そう聞かせてくれた。

        因みにOYAKI CompanyのブログのURLは、
        nomusantomosan.com」というお茶目さ♪

        愛と夢がたっぷり包まれたOYAKI。

        ”東京で見付けた三重”を探すなかで出会えたのは、
        「食べる」幸せを感じ、心身ともに満たされる場所であった。

         


        OYAKI Company(おやきカンパニー)
        住所:東京都新宿区新宿3-1-32 2階
        電話:03-3356-2570

         

        “SURF MASTERと言う証明書がある” 波は風に帰った。 @南張海岸

        2017年8月6日 志摩MASTERS
        伊勢志摩には40歳以上のショートボーダーオンリーの大会がある。

        強い日差しに照らされたビーチでは、ほんの一時で赤く日焼けする。志摩の南張海岸では、第9回志摩MASTERSショートボードチャンピオンシップが開催されている。

        そんな海の中に、チャージサーフボードの奥村さんが大会に出ている。彼は、地元サーファー達の活動を古くから支援してきた人だ。その彼が寡黙に競技サーフィンをしているのだ。

        奥村義久、チャージサーフボードのオーナーだ。南張のレギラーに大きなボトムターンをする。 近年では県外からの参加者も増えているこの大会で、海は活発なサーファー達でにぎあう。

         

        普段、大会運営等の舞台裏で目にする事はあるが、

        彼の選手姿はとても珍しい光景に見えた。

        その理由を12月に知ることになる。

         

        全国のサーファにとって、伊勢志摩のサーフスポット全体を「伊勢」と呼ぶ。有名なのは東うねりが届く「国府の浜」、そして南うねりを受ける南張ポイントが知られている。このポイントは過去、世界大会が開催された事もある。

         

        オフショアと言う風

         

        これまでにいい波がなく延期が続いたいたが、2017年8月初旬、台風が理想的な進路をとり連日うねりがヒットする。

        サーファーは波の事を毎日考えている。その関係はまるで恋人のようだ。それはかけがえの無い存在になっている。その波に乗るために何度も沖に苦しいパドリングをしていくが、波に乗ると全て忘れる。

         

        志摩LS実行委員は波が来る事を信じ、8月6日の開催を決めた。この決定には理由があった。

        近年大会が開催されていなかったが、20年ぶりに開催される事となり、注目となった。

         

         

         

         

         

        それは、

        「中途半端な波で開催をするな」と言う

        先代サーファーからの精神が、

        今の世代に

        受け継がれているからだ。

        彼らの積極性や行動力は地域の財産である

         

        そのポリシーはまるで遺言のように、彼ら若手のローカルサーファー達をオフショアの風のように整える。

         

        頭ほどの高さのがある波。時折、掘れたチューブと言う空洞になった波も姿をみせる。とても良い日だ。

        その風は白く崩ていく波の表面を綺麗にするのだ。そして旅の終わりを見届けるかのように、サーファー達が波との時間を共有する。

         

        波は沖に吹いた風から生まれる。サーファー達は、風に運ばれて来た波しぶきと一緒に、この海にやってきた。

        被写体としての究極は、人が自然と関わる形の磨かれた像なのかもしれない。太陽、波、サーファーと熱意。撮影素材として申し分ない日だ。

         

        だが、

        ある異質感を感じていた

        それは

        彼がいないのだ。

         

         

         

        Local Surfer   森本健二

         

         

        彼は末期ガンだった。冒頭のチャージサーフの奥村さんは、闘病を続ける彼の代わりに、大会での優勝を目指しエントリーしていたのだ。

        森本健二、あと一回優勝をすると「殿堂入のサーフマスター」と呼ばれるはずだった。もし今回彼が何事もなくエントリーしていたら、もっと有意義なキャリアが積まれ、この地域にさらに大きく貢献しただろう。

        死期が近づいた12月「けんちゃんの写真を探しているんや!」と奥村さんから連絡が来た時、夏の寡黙な姿の理由を知った。

        そして二人で過去写真を探し、いい写真が出て来るたびに、立ち止まるように眺めた。撮影したサーファーの中でも特にカット数が多いのは、彼と共有した時間が多かったからだ。

         

         

         

        写真は記憶を蘇させる。

         

        国府の浜のテトラが砂浜の半分まで埋まってきた頃、6番と呼ばれるポイントでよく海に入った。

        姿がなくなったBIS、この場所は多くのサーファーがお世話になっている。車を見ると、また当時の事をよく思い出した。

        波のいい朝一に海に出かけると、車で寝ている私を彼はゆりうごかす。「井村くん!海にはいろや!」と。

         

        波に乗りまたパドルアウトする。すると沖には彼がいた。若い頃それが永遠だと思っていた。

        この日も「俺を撮れ」と。

        30代の頃、私にブランクのある時も彼は優しい。「また海でまってるよ!」と声をかける。そして「波あるよ!」の電話がかかってくると、私はカメラを持って海にでかける。「俺を撮ってな!」と笑って言う彼は、私の被写体となり、サーフィン撮影の練習相手となった。

        ただ純粋に海を眺める。

         

         

        亡くなる少し前、彼と話ができたのが救いだった。密かに彼を記事に残しておきたかったので、志摩マスターズの話題を持ち出した。

        「波乗りをしていなかったら、何をしていたか」と質問したが愚問だった。彼は亡くなる時も海に一途な人だった。

        そして何より「波乗りをしていてよかった。」と言う。この当たり前のように言う言葉に深さを感じる。そこには彼の、またサーフマスター達の生き方や価値観が見えて来るからだ。

         

         

        SURF MASTERとは

         

        サーファー達が尊敬するサーファー姿とは、ただ波に乗るのが上手いだけではない。ずっと海とかかわり、サーフィンの未来を考え、周りの人々にいい影響を与えつづける存在。それは自分さえよければいいと言う人ではない。

        独特なサーフボードを乗りこなすが、簡単ではない。

         

        また、地元で生まれたローカルサーファーと言う事で、自動的にその存在になれるわけでもない。尊敬を受けるサーファーは、自分をさしだせる人、何よりも海への真の愛がある人だ。

        サーフィンは単純なスポーツ、故にセンスが求められる。

        例えば、仮に他のポイントでサーフする時、全てをわきまえて行動でき、様々なトラブルが起こっても、円満に解決できる人だ。

        伊勢ローカルには欠かせない存在が集まる大会で目標とされる福田義明プロ

         

        若い世代の話にもなった。オリンピック競技にもなったサーフィンは、若いエネルギーと技術の勝負になっている。そうした大会にのぞむ後輩世代を、全力で応援していきたい心を持ち続けていた。

        マスターの取り組む姿勢が次代に伝わる。

         

        彼との会話は、過去4回優勝をしてきた事や、今大会での出来事。時々笑いも出た。そして奥村さんが、彼の想いを受け継いで大会にエントリーした事。でもファイナルに届かなった事が話題になった。

        一番の友、小堀陽一と奥村義久の貴重なツーショットだ。

         

        マスター達はサーフィンで競う事で、コミニケーションが生まれる事を知っている。だが勝ち負け以上に、波に乗るプロセスを見ている。彼らは年齢に応じた観点で他者を見るのだ。

        志摩マスターズは最初、「みんなが集まれる大会!」をテーマに、顔見知りが海で楽しく1日を過ごす祭りと言うコンセプトからはじまった。

        それはただ横を見渡すだけではない、今まで経験した価値観が土台となり、高さや深さを見ようとする。

        例えばそれは、人としての体幹が養われているのか、また波を捕まえる感覚や、俯瞰で己を見れるようなセンスを感じ取っている。

         

         

         

        マスターズは例えファイナルに届かなかったとしても、海に向かう姿勢が人の心に伝わる事がある。それは正しいジャッジで勝利したとしても、そのプロセスに本質がないなら、サーフスタイルの伝わり方も違ったものになってしまうのだ。

        一部のローカルの大会が、やがて伊勢全体のローカル達の垣根を超える繋がりを作り出したのだ。そして今日県外からのエントリーも増え、SURF MASTERの精神が広がりをみせている。

         

         

        サーフスタイルとは

        波の個性と乗る人の個性のマッチング。サーフィンは波を見つける段階から始まり、準備ができているサーファーが当然いい波を見つける。

        「セミファイナルまで進むと、コンペティションとしてただ純粋に勝ちたい!」この勝負へのこだわり、ローカルイズムを超え真剣に戦うから楽しいと言う。

         

         

         

         

         

        ただ波に乗るなら、板の浮力を利用して、楽に波を乗りこなせればそれでいい。

        亡くなる数日前日本サーフィン連盟三重支部長に電話がきた。「けんちゃん君は!残された時間が少ないのに『浜掃除がいつ!』とか、海の事ばかり話すんだ!」と浜村昭夫さんは海で叫んだ。

        でも「ローカルなら!」森本健二は言う。「ホームポイントで大きな波が来れば、その波に乗らんといかん!」

        巨大な波が来るポイントでは、波底から吹き上げてくるうねりの風がサーフボードをバタつかせる。「浮力と揚力の関係が問われる。」そんな話をする。

        人を感動させる波がある。それは波に対するサーファーの姿勢が見える時、乗り手の姿が言葉のように迫る時がある。

        そして彼が、「浮力が邪魔をして、命を奪うような波から逃げる事ができない時も知っている」と言う。それは「生きるために必要だと思っていた事が、実は余分となっていた」。と言い換える事ができる。

        「大きな波をどう乗りこなすか、だから今でもいろんな経験がしたい。その時失敗してもそれでいい。サーファーは誰よりもいいサーフィンがしたいんだ。ハワイを乗りこなすサーファには勝てないが、自分から逃げたらだめだ」と。

        チューブ波は適応能力を試されているかのように突然現れる時がある。

         

        失敗を真摯に取り組み、純粋な姿勢を続けるなら、いずれ成功へ導く経験となる。もし今、何かで苦しく、折れそうで、涙が滲むようなら。ローカルサーファー的生き方を思い出してほしい。私にはそう聞こえた。

         

        誰でもパドリングは必須で、波が大きければ苦しい。でも心が学んだなら、澄み切った目で目標を恋人のようにみる。たとえそれでどんなサーフィンをしたとしても。自分が目指したもの、場所、仕事、人間関係。いずれそれが磨かれたあなたの、サーフスタイルになるのだ。

         

         

        波は風に帰る

        当然波にはフロントとバックサイドがあるが、自分の得意分野がバックサイドであってもいい。最終的な到達点に違いはない。

        2017の志摩マスターズは、サーフィンに対して一途な自分のスタイルを生きてきた男達が同じ時間を共有した。優勝者には勝利者だけが抜くことができる刀が与えられる。

         

        志摩MASTERSは、この誉を手にしようとするサーファーが、己の波乗り人生を他者に感じてもらう場であった。

        優勝賞金も用意されているが、それは準優勝以下の者に渡される。森本健司、彼が最後に優勝した大会も、賞金はなかった。マスターは純粋に勝利を目指し、名誉の刀を抜くのだ。

         

         

        SURF MASTERとは誇りある生き方を伝え

        SURF MASTERとは金銭に代えられない熱さを持つ。

        SURF MASTERとは大きな波に静かに立ち向かい、

        SURF MASTERとは純粋な目で見つめるサーファーだ。

         

        浜辺に打ち寄せる波が彼らの存在を知れせ。崩れた波は風になり意心を継ぐ者にまた波を届ける。その波が証明書となり、その上に立つ者がまた次の生きた証しをするのだ。

        砂つぶから生まれたものは砂つぶに、風から生まれたものは風に帰った、故に・・・

        ISE LOCAL LOCATION

         

         


         

        Special Thanks

         

         

        志摩MASTERS

         

         

        Mr MASTERS

        森本健二氏。

         

         

        最高で最強の仲間達に見送られ、

        50代では無敗で旅立ちました。

        健ちゃん…

         

         

        貴方が作り上げた歴史を後輩達は、

        語り受け継いでいく事でしょう。

        もっと一緒にバカをしていたかった…

         

         

        志摩LS実行委員委員長

        岩本和樹

         

         

         

        @南張2017.8.6 

         


         

        おまけの動画

        MASTERの定義とはなんだろう。

         

         

        胸ズッキュン!!Kurimaroのとびきり可愛いクッキーにもう心躍らないわけがない!!@桑名

        胸ズキュー―ン(๑♡ロ♡๑)!!!

        もらった瞬間、心をグヮシっと鷲掴みされるクッキー。

        もう胸がキュンキュンしないわけないじゃない!!

        大切な人のために選ぶ時にも、
        どれもこれも可愛すぎて脳内葛藤で悶えることまちがいなし。

        今にも会話が聞こえてきそうな可愛いクッキーは、

        もはや自分だけのものにしたくなるレベル・・・。

        Photo by y_imura

         

        可愛いだけじゃない。優しいそ・ざ・い。

        このラブリーなクッキーを作っているのは、
        「プレゼントクッキーのkurimaro」栗田こずえさん。

        全て型から手作りで、
        材料は、三重県産の小麦粉・バター・砂糖・豆乳・ひよこ豆・塩。

        なんと卵不使用

        着色料や保存料は使わずに、
        野菜や果物のパウダー・胡麻やココアなど13種で色と香りを演出。

        焼き目を出さぬようじっくり焼き上げたクッキーは、
        サクッとホロっとソフトな口どけで
        シンプルに素材の美味しさを味わえる。

        あれ??しかもアイシングも甘さ控えめで優しい…。

        実は私、アイシングクッキーの甘さと独特なレモン風味が苦手だった…。

        なのに、kurimaroのアイシング美味しい!!

        栗田さんに伺ったところ、
        アイシングに卵白ではなく、
        アクアファバといわれるひよこ豆の煮汁を使用しているとのこと。

        アクアファバでメレンゲを作る技術は、
        2年程前にアメリカで発見され、
        日本では認知度は低いものの、
        卵アレルギーや肉も魚も卵も食べない「ヴィーガン」でも食べられると、海外で話題になっているのだそう。

        Photo by y_imura

         

        kurimaroさんの夢はクッキー屋さんだった。

        いつもにこにこなkurimaroの栗田こずえさん。

        幼い頃の将来の夢はクッキー屋さんで、
        絵を描くことやモノを作るのが大好きな
        ひたすら図鑑を模写する女の子だったとか。

        大人になってからは、
        イベントの企画運営や司会業などに従事しつつも、
        大切な表現の一つとして続けていた趣味のクッキー作りが実を結び、
        2016年7月に三重県桑名市の寺町通り商店街内に、
        クッキー専門店「kurimaro」をオープン。

        想いを伝えるクッキー”をコンセプトに、
        日々研究を重ね、可愛さと美味しさをパワーアップさせている。

        ―—月何枚程クッキー焼くのですか??

        栗田さん:『様々ですが、多い時は2000枚/月程です』

        ―—お一人で製作から販売まで大変そう。睡眠時間とれていますか?

        栗田さん:『そうですね。忙しい時には子供を寝かしつけた後にまた店に戻って明け方までクッキー焼くということもありますね。大変ですが、好きなことを仕事にしているので楽しさが勝ります♪』

        ―—動物以外のクッキーも作るのですか?

        栗田さん:『はい。乗り物なども作るのですが、やっぱり表情がある方が作っていてテンション上がりますね』

        ―—一つ一つに表情があって、めちゃ可愛いですよね♡

        栗田さん:『そうなんです。自分でも”きゅんきゅん”しながら作っています♪』

         

        カミングアウト。実は一番好きなのは…

        森の動物シリーズから始まったkurimaroのクッキー。

        オーダークッキーにも対応しつつ、
        シリーズは猫や犬へと続々展開。

        しかしポツンと栗田さんからカミングアウト。

        『実は私…一番好きなのは…なんです』

        猫や犬と比較すると少々マニアックかなと躊躇されていたそうだが、実は超のつく鳥好きで、うずらを飼っていたこともあるそう。

        そこで念願の鳥シリーズ展開に向け視察に訪れたのが、
        以前に本サイトで取材させていただいた鳥30羽と暮らす方のご自宅。

        【参考:自宅に鳥部屋(•ө•)??トロピカルな鳥30羽との暮らし

        Photo by y_imura

         

        いざ、あの鳥部屋へお邪魔すると…

        いたーーー!!!

        はい、ようこそ。

        鳥部屋に入って早々、
        目が離せなくなったのは珍しいというクロインコ。

        なんだかプテラノドンを彷彿させる不思議な挙動。

        プテラノドン見たことないけどね!

        発情期には頭部の羽が抜け落ちる習性があるそうで、
        ハゲた脳天もラブリ~。

        カゴの中ではバタバタしていたのに、
        飼い主さんが毛布に包むと、
        大人しくすっぽりおさまる姿がまた堪らない。

        ハゲを撫でながら、ザビエルに例える飼い主さん

        栗田さんも大好きな鳥たちに囲まれ大興奮。

        モモイロインコとたわむれたり、

        1m以上あるインコとの意思疎通を試みたり。

        どうやら鳥好きには鳥の声が聞こえるよう…。

        因みに、大型インコは知能が高い。
        アメリカのペッパーバーグ博士が研究していたヨウム「アレックス」は、2歳児の感情と5歳児の知性を持ち、世界一賢いと言われていたのだそう。

        この鳥たちとの触れ合いにより、
        kurimaro新シリーズに一体どんな刺激を及ぼすのだろう。

        後日の情報によると、
        鳥たちにインスパイアされ、
        年明けから新商品の開発が始まったとのこと。

        お正月も過ぎれば、
        バレンタイン・ホワイトデーはもうすぐそこ。

        胸きゅんクッキーで
        大切なあの人も笑顔になっちゃうこと間違いなし♪

         


        Kurimaro
        住所:三重県桑名市北寺町49くわなまちの駅
        電話:0594-84-6811(くわなまちの駅)

         

        OTONAMIE PUSH!! EVENT【2018.1.11 update】

        広報担当のともーこです!
        OTONAMIE編集部に寄せられた、OTONAMIEがPUSH!! しているイベント情報です。

        ※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
        ※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください。

        四日市地域まちかど博物館「新春 まちかど新酒まつり」

          

        ジャンル:グルメ
        日程:2018年1月13日(土)
        時間:11:00~15:00
        場所:神楽酒造(株) 四日市市室山町326
        費用:600円(新酒5杯相当)
        主催者:四日市地域まちかど博物館推進委員会
        お問い合わせ先:059-359-6678(久安)
        メッセージ:四日市地域まちかど博物館では、登録されている5つの酒蔵が「神楽の酒蔵」に集合して、各酒蔵の新酒を楽しんでいただく「新春 まちかど新酒まつり」を開催します。
        当日はつきたてお餅の振る舞いや、新酒販売も行います。みなさまのご参加をお待ちしています。
        ※先着100名に前売り券も販売します。
        特典として、四日市地域まちかど博物館登録の陶芸作家制作のお猪口をプレゼントします。
        好評につき、前売り券は完売いたしました。
        イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://www.facebook.com/events/1945154459142565/

         

        気軽に楽しむ落語会

        ジャンル:落語
        日程:2018年1月20日(土)
        時間:18:00~
        場所:五大茶屋 桑名市南寺町45
        費用:2,000円
        主催者:諸戸慶子
        お問い合わせ先:080-4118-8393
        メッセージ:「落語って良く知らないからわからない」
        「専門用語しらないとダメなんでしょ?」
        「そばすするの上手なんでしょ?」
        みたいな落語初心者の皆さん! チャンスです!
        落語を気軽に楽しめるようにお席作りました。
        主催の私が落語をはじめてきいたのがこの方、笑福亭喬若(しょうふくていきょうじゃく)さんです。
        物腰柔らかく、笑顔が可愛い落語家さん。
        キリッとしたお噺も、おちゃらけたお噺もなぜかスイスイと入ってくるんです。

        今回は初心者さんでもしっかりと楽しめるお話をご用意してくださってます。
        形から入りたい方も大歓迎。
        着物を着てお席に行きたいわと言う方も着付けをしておりますのでお気軽にお声がけくださいね(男女可!)
        着物の貸し出し(女性のみ)もしておりますよ。
        イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://www.facebook.com/events/100162080793702??ti=ia

         

        四角友里(よすみゆり)トークショー 『はじめよう、一歩ずつの山歩き』

        ジャンル:トークショー
        日程:2018年2月3日(土)
        時間:開演14:00 (開場:13:30)
        場所:四日市市文化会館 第3ホール 三重県四日市市安島2-5-3(駐車場有)
        費用:無料
        主催:自然観察体験推進委員会
        後援:中日新聞社 三重テレビ放送 株式会社シー・ティー・ワイ 三重県山岳連盟 四日市市教育委員会 四日市市立病院 四日市観光協会 てらだ接骨院 ランナーズ・ハイ
        お問い合わせ先:西村隆宏 et358@m7.cty-net.ne.jp
        メッセージ:そこの「運動オンチ」「体力ゼロ」のインドア派のあなた!
        「山ガール」ってどうもブームみたいだけど私には無理無理っていう方に是非一度四角友里さんのトークショーを聞きに来て下さい。
        三重は丁度鈴鹿山脈という程々の高さで、ロープウエイもある御在所もあり初心者にも安心なコースがあります。自然と出会い、山歩きに魅了され、「山ガール」ブームの火付け役ともなりました四角友里(よすみゆり)のトークショーを是非聞きに来て下さい。
        ネットからのお申し込みはこちらからどうぞ。
        http://run-h.net/2017/12/01/event20180203/

         

        皆様からもイベント情報を募集しています!

        お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
        お気軽に下記メールフォームからイベント情報をお寄せください。

          ▼添付画像(イメージ写真やフライヤーなど)を3点まで送信できます▼
          1つの画像の容量は2.5MBが上限です。
          画像データの形式はgif、png、jpg、jpeg、pdfに対応しています。

          立ちきゅうって何!?へー、立ちながらキュッね!きゃんちゃ@伊勢宇治山田

          凍てつく真冬の夜。
          何となく真っ直ぐは、帰りたくない・・。

          いや、家族がどうとか、仕事がどうとかではなく、ただ何となく・・。

          伊勢での仕事の帰り。
          宇治山田駅前の明倫商店街にある、赤提灯。
          でも、ひとりでガッツリ飲んで帰る気もない。

          座れる立ちきゅ!?

          400円にぎって遊びにきてNE・・。
          行かない理由が見つからない。

          凍てつく夜に、仕事帰りの酒をキュッと。
          いや〜、たまりませんな。

          店に入るとオーソドックスな立ち飲み屋、ですが・・、

          座ることもできます。

          とのこと。

          安っい!
          とりあえず、三重県人ってことで・・、

          キンミヤを、立ちキュッと。

          駄菓子がつまみだったり、

          三重県産の牡蠣や、おでんもありました。

          とりあえずナッツで、立ちキュッと。

          立ち飲みといえば、お隣さんとの会話も楽しい。

          ムートンブーツを紳士的に履きこなす、おじさんとお話。
          息子の育て方アドバイスから、家庭からの脱走法までウィットに富んだお話を聞かせていただきました。

          立ちきゅう「きゃんちゃ」を営む辻村さん。
          何でも、最近までクルマで移動式の居酒屋をやっていたとのこと。
          でも、なぜそんな珍しい行商をしていたのでしょう。

          辻村さん:お客さんとの出会いが楽しかった。人生楽しまな。

          四日市以外は条例的にOKだったので、三重県各地で移動居酒屋をされていて、特に伊勢という土地は、県外や外国人などの参拝者も多く、その出会いが楽しかったとのこと。
          ではなぜ、今はお店を構えているのでしょう。

          辻村さん:だって外って、寒いやん!

          ちょっとよさげな焼酎をロックで。
          ほんの一杯のつもりが、立ちキューとやり過ぎました。

          心も温まると、そろそろ家へ。
          まるでおっさんのオアシスみたいな、立ちキューでした。

           


           

          きゃんちゃ
          場所:宇治山田駅前 明倫商店街

          ※まだネット上に詳細のないお店でした。宇治山田駅から明倫商店街入ってすぐです。

          韓茶&cafe SOO〜繍(スゥ)〜美しいという名のcafe。

          鈴鹿市中江島町の、車通りの多い道から一本中に入った場所に、手入れの行き届いた広いお庭と、ひと際目を惹く大きなお屋敷。

          何度行っても、ここだけ別世界の様な雰囲気に包まれていて、

          美しい新緑の芝生の中に敷かれたレンガの石畳みを歩いて行くと、気持ち良く店内へ引き込まれていく。

          ここが、オープンして3年。

          今、鈴鹿で大人気の「韓茶&cafe SOO」。

           

           

          韓服の店員さん、またしても別世界の店内!

          店内に入ると、先ずは綺麗な韓国の衣装 韓服(ハンボク)に身を包んだ店員さんに迎えられ、席に案内される。

          韓国なのかと錯覚する。

          ここがcafeをオープンする前は、個人宅のリビングルームだったなんて信じられないくらい広くて、上品。

          お客様の8割が女性。

          このなんとも非日常的なインテリアと空間、これでまた一気に女性のお客様のテンションが上がるでしょう!

          御来店下さったお客様が仕事や子育てなど忙しい日常を忘れ、ひと時でもこういう落ち着いた場所で、ゆったりとコーヒータイムを楽しんで頂きたい。

          自分がそうだった様に、お客様にもここで心から癒されてもらいたいと、オーナーさん。

          その為には器にもこだわり、韓国の高級食器を使用。

          食事の前に器や、インテリア、店内に飾られた調度品にも目を向けて頂きたい。

          どれも、溜め息が出るほど美しい。

           

          体に優しい韓国家庭料理

          そして提供されるのは全て、韓国人オーナーの手作りランチとデザート。

          すべてに優しい配慮がされていて、食材は米とお肉を三重県産にこだわり、素材を活かした調理方法とメニューを日々研究。

          盛り付けの美しさや分量にも気をつけ、新鮮な野菜をたっぷり食べて頂けるヘルシーメニューが中心。

          食事の前にお出しするカボチャと米粉の「韓国がゆ」は、韓国ではポピュラーで、その後に食べた物の消化を助けると言われているそう。

           

          食材にこだわる訳は

          最愛のご主人を病気で亡くされた経験から、特に食材やお水には気をつけている。

          ショックで塞ぎ込んでいた頃、立ち直るきっかけになったのが、cafeをオープンしたいという長年の夢。

          諦めかけてた想いだけど、やっぱり ご主人が残してくれたこのお家で、2人の可愛い娘達とカフェがしたい!

          そして、健康的で美味しい物をたくさんの方々に提供したい。

          もともとお料理が得意だった事と、お母さんの第2の人生を応援する!と言ってくれた娘さん達の力強い協力のもと、

          2014年12月、ご主人との思い出がいっぱい詰まったこの場所で、ずっと夢見てきたcafeをオープン。

          最初はどうなる事か不安もあったけど、現在は最愛の娘さん二人と、娘の様に大事な従業員の方々と共に、カフェを切り盛りされてます。

          ↑写真は、12月から新しくメニューに加わったワンプレートランチ。¥1080

          豚肉とたっぷり野菜、ご飯とスープ。

          バランス良く、食べ応えのあるイチオシのオススメメニュー。

          デザートも豊富。

          韓茶セットは韓国餅とアイスクリームと韓国茶のセットで¥680。

          今月から、韓国餅のトッピング(あずき、ゆず、ベリー)を選べる様になりました。

          そして、この人気の韓国餅もオーナーの手作り。

          モッチモチで、ふっくらと蒸してあるので、ほんのり甘くとってもヘルシー。

          その他にも、ビタミンたっぷりのドリンクや、女性が大好きなサツマイモのスイーツも。

          ↑こちらは韓国伝統茶のメニュー。

          韓国の伝統茶がこんなにあるとは、同じく韓国人の私も知らなかったほど!

          すべてに効能がわかりやすく記されていますし、注文の際お店の方に相談されても良いかも。

          メニューは、季節や、お客様のニーズに合わせて変更になる事があるそうです。

          最新情報は 韓茶&cafe SOO facebookページにてご確認下さい

           

          SOO…名前の意味

          そして、ずっと気になっていた「SOO」の名前の意味を伺いました。

          漢字では「繍」と書くそうで、この字は韓国では「美しい」という意味があるそうです。

          オーナーさんの名前には「淑」という字が入っている。

          調べると、意味は「しとやか。上品。美しい。優しい。」

          娘さんお二人共の名前には「絹」という字。

          意味は「絹糸の様に上品。美しい。」

           

           

          私はここでの「美しい」とは、見た目だけの美しさではなく「人の為に、美しく生きる」という意味も含まれていると思ってます。

           

          なるほど。

          名前というのは、この世に誕生し、命名されて初めてそう呼ばれた日から、込められた想いの通りになっていくよう、その命を全うするまで、そうなる様に努力し続けること。

           

          改めて、私の名前にもある「美」という字を付けてくれた人を思い出す。

           

          今なら、「明るく美しい人になるように」と、初めての孫である私の名前に込めた、本当の意味がわかる気がする。

           

          なんて。

           

          そんなことを気付かせてくれる様な、温かくて優しい、そして美しい「韓茶&cafe SOO」。

          [韓茶&cafe SOO (スゥ)]

          住所:三重県鈴鹿市中江島町21-11

          電話:059-380-6077   FAX:059-380-6109

          定休日:日、月  ※臨時休業あり

          営業時間:11:00〜17:30

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

          ぶらり西日野

          みなさんこんにちは。

          去年の春に静岡県から三重県に引っ越してきました。
          お散歩するのが好きで、いろいろなところをお散歩しています。
          家の周り(四日市市西日野町)もよくお散歩するのですが、レトロな住宅街でなかなかおもしろいものです。

          (↑レトロなトイレ、改札がない駅)

          Let’s find out!

           

          駅の北の方へ歩いていくと狭い路地がたくさんある住宅街に入ります。

          古いお家が結構あります。

          自治会の建物↓

          古い豆腐屋さん↓

          蔵↓

          お酒の館↓

           

          紅葉が見えました。

          日野神社の方向へ坂を上っていくと、町を見渡せるポイントがあります。

          そしてこのポイントの付近に、”春の丘”というふるさとの道があります。

          これがのぼり口、上ってゆきます。

          するとキャンプができるような公園にたどり着きます。

          ちなみに春は桜でいっぱいで心躍る場所でした。

          春の丘を楽しんだ後、更に北へ進んでみました。

          小学校がある向かいに、かわいらしい川辺の散歩道があります。

          水と緑に癒されます。

          横には田んぼが広がっており、遠くには山が見えます。なんてレフレッシュできるところなんだ

          緑が生い茂った、自然の景色に癒される散歩道です

          End

          Coming to Japan and willing to have a special ninja experience?

          インドネシアから来ましたセパです。
          三重県の大学で日本の森林コミュニティと環境教育を研究しています。

          突然ですが、日本でスペシャルな忍者の経験をしたいと思いませんか??

          私は夏にレトロな日本のテーマパークの一つである「伊勢・安土桃山城下町」へ行ってきました。

          こちらでは日本の文化、特に忍者について学ぶことができます。
          また浴衣や他の伝統的な日本の服を着て、公園の周りを歩くことができるのが素晴らしいです。

          公園には写真を撮るだけでなく、いくつかのショーやアトラクション、レストラン、お店、そして典型的な日本の温泉もあります。

          日本の文化を知りながら遊ぶことができ、浴衣や伝統的な日本の服を着て歩くことができ、忍者村から日本の温泉まで、全てを楽しむことが出来るのです!

          <英語>
          Coming to Japan and willing to have a special ninja experience?
          Come to Ise Azuchi Momoyama Bunkamura Theme Park, one old theme park in Japan, located in Ise City, Mie Prefecture.

          In this theme park, we can play and learn about Japanese culture, especially Ninja. It will be awesome that we can take a walk around the park using Yukata or other traditional Japanese clothes which we can choose on the spot. Besides being a good place taking pictures, the park is also equipped by some shows and attractions, restaurants, shops, and also onsen, a typical Japanese hot spring. We can enjoy all of them in one park.

          <インドネシア語>
          Ke Jepang? Mampir ke Ise Azuchi Momoyama atau theme park bernuasan Jepang zaman dulu. Di sini, bisa bermain sambil mengenal budaya Jepang lho.

          Serunya, kamu bisa jalan-jalan sambil pakai Yukata atau baju tradisional Jepang, biar makin kece gitu jalan-jalannya. Dari kampung ninja hingga pemandian air panas khas Jepang bisa kamu nikmati di sini.

           


          伊勢・安土桃山城下町
          住所:三重県伊勢市二見町三津1201-1
          電話:0596-43-2300

          【三重のカフェ、おしゃれ】プロとは何か?ぬくもりのNanairo珈琲

          皆さんこんにちは!TOSHIです。ほぼ食レポ出身のライターです。

          突然ですが、プロって、なんでしょう?「プロフェッショナル」の定義ってなんでしょうか?プロとアマの違いは?

          その答えを教えてくれたのは、三重県のおしゃれかつ、どこかあたたかいカフェです。

          今回ご紹介する桑名市の「Nanairo珈琲」は、おしゃれでおいしい、でもぬくもりのある、とってもすてきなカフェ、「街のすてきな珈琲屋さん」です。

          知らなきゃ損!肩ひじ張らずに読んでくださいね!!

          三重のカフェ、おしゃれ。「Nanairo珈琲」

          歴史ある街、三重県桑名市。桑名駅から、雨にも濡れずに行ける場所に、「Nanairo珈琲」はあります。

          そこには、ぱっと見にはちょっとクールそうなマスターと、可愛らしい奥様がいます。

          お店は広くて開放感があり、いつも清潔です。おしゃれだけれど入りにくくない店。ここに来ると、いつもほっとします。本当にすてきなカフェ。

          今日は、「7種の野菜が入った焼きカレー(単品1100円、セット1300円)」、「サラダプレート(1100円)」、「nanairoブレンド(470円)」をいただきました。

          サラダプレートは、ヘルシーでいながら、はっきりとしたおしゃれな味。こんなお料理をつくれたらモテそう。サラダもポテトサラダもウインナーもみんなおいしいです。ワインのおともにもいいかも。

          7種の野菜が入った焼きカレー。うーっ、おいしいっ!!あっつあつのチーズとカレーと焼き野菜のハーモニー。落とし卵のコクもたまりません。焼き野菜はトロトロ、しゃっきり、ホクホクと、違った味と食感が楽しめて、絶品!

          この前、全然違う場所で、ここの焼きカレーは桑名名物だって言っている人に会いましたよ。とにかく、くらっとくるくらい、おいしいです。

          そしてnanairoブレンド・・・この奥深さ、なんといえばいいのか。海の色を、どうたとえればいいのか、本当は誰にも分からないですよね?それと同じくらい、奥深いおいしさです。

          「今日もとってもおいしいです。いつもおいしい

          私がNanairo珈琲を取材させていただこうと思ったきっかけは、

          「個人がやっていらっしゃるお店のようなのに、どうしてこんなに『いつもおいしい』のだろう?こんなに安定感のある、いい味が出せるのだろう?」

          と不思議に思ったからでした。

          Nanairo珈琲の営業時間は長いです。基本的に、平日は木曜日をのぞく午前10時から午後9時まで、日曜日と祭日は午前10時から午後7時までです(※2017年12月現在)。

          それなのにいつもおいしい。味に安定感がある。これは基本のようでいて、実は難しいことであるのは、飲食業に関係している人にはお分かりではないでしょうか。

          このカレー、ひょっとしたら、どこかよそでつくってもらっているのだろうか、とまで私は考えていました。

          ここのカレーの味がいつもと少しだけ違っていたことは、私の知る限り一度しかありません。

          このお店にはファンがたくさんいます。それもあって、夏のお祭りの日は凄い人でした。とても暑い時期でした。その数日後だったでしょうか。いつも冷静そうなマスターの機嫌が珍しく悪くて、「・・・のアイスはどうなったんだよ!」と奥様におっしゃっていました。

          その日だけ、おいしいのですけれど、いつもとちょっと違った味がしたので、ああ、これはきっと手づくりのカレーなんだと思ったのです。

          「どうして?」Nanairo珈琲のマスターにインタビュー

          そこでNanairo珈琲のマスター、松島潤さんにインタビューさせていただきました。よろしくお願いいたします!

          ーーどうも、いつもおいしいこちらのカレーは自家製なのですか?

          松島さん:「完全に自家製です。タマネギを炒めるところから私が調理しています」

          ーーそうなんですか!お店をやろうと思ったきっかけは?

          松島さん:「僕の兄は、つくば市でアイリッシュパブを経営しています。『Brasserie&Bar  finlaggan(ブラッセリ―&バー フィンラガン)』です。僕はそこで3年修業しました

          ――なるほど、私はこの店のお料理は、丁寧につくられた、はっきりしたおしゃれな味だと思っているんですが、それはお兄様の影響もあるのでしょうか。

          松島さん:「その時とはまた違って、料理は自分でアレンジしています」

          ――そうですか、じゃあもうこのカレーは松島さんの味なんですね。このお店をやろうと思ったきっかけは?

          松島さん:「修業時代に通っていたお店に、とても美味しいカフェがあったんですよ。そこで自家焙煎のコーヒーの魅力にはまって焙煎機を買っちゃったんです」

          ――買っちゃったんですか!!(「怒られませんでしたか?」と聞きたいのをぐっとこらえる)

          松島さん:「はい。それで、その自家焙煎のコーヒーをまわりに飲ませるようにしたら、夜な夜なひとが集まるようになっちゃって・・・

          ーー夜な夜なひとが集まるようになっちゃったんですか。コーヒーのおいしさはもちろん、松島さんと皆さんのご人徳もあるでしょうねえ。

          松島さん:「そのうち自分も店をやりたいなという気持ちがあったんですが、それで自家焙煎のコーヒーの店を開くことにしたんです」

          『感性と、地道な努力の賜物(たまもの)』Nanairo珈琲のコーヒー

          皆さん、自家焙煎のコーヒーとそうでないコーヒーの違いってご存じですか?

          「焙煎(ばいせん)」とは、コーヒー豆などを焙(ほお)じて煎(い)ることです。

          そして生のコーヒー豆というのは、焙煎のしかた、焼き方で同じ豆でも味が違ってくるんですね。

          下記は「暮らしと珈琲 みちみち種や」の公式ウェブサイトからの引用です。

          『大量に焙煎するということは大量に販売することを目的としています。それは、何千人・何万人・・・の人々が安くておいしい珈琲を楽しむことができるというメリットがあります。

          ただし、この場合の「おいしさ」というのは多くの人が「おいしい」と感じる「おいしさ」「一般的なおいしさ」と言えると思います。

          それに対して自家焙煎の珈琲は大量生産では引き出すことのできない珈琲豆本来の個性豊かな香りとコクをしむことができるというメリットがあります

          出典「暮らしと珈琲 みちみち種や」公式ウェブサイトhttp://www.taneyaka.com/?mode=f3

          松島さんも、生のコーヒー豆を仕入れて、豆のカラなどが入っていないかどうか、もしあれば、自分の手で取り除くという作業をするところから始めます。「ハンドピック」という作業です。もし入っていると、あとで味に雑味が出るからです。いわばご自身による最終チェックでしょうか。

          松島さん:「もっとも、うちはハンドピックもされている、風味もいい、グレードの高い豆を東京から買っているので、それはあまり必要ないですけれどね」

          ーー焙煎はどこでやっていらっしゃるんですか?

          松島さん:「自宅です。この店には焙煎機が入らなかったんですよ」

          ーーええっ、自宅でやってらっしゃるんですか?突っ込むつもりはないですが、まさに『自家焙煎』じゃないですか!!

          松島さん:「それぞれの豆の、その時の状態と、今日の気温と湿度も考慮に入れて焼いていきます。豆の水分量、大きさ、酸味を生かしたい豆なのか、それとも苦みなのか、甘みなのか。その豆の、一番いいなというところで焙煎をとめるんです。同じ豆であっても、その人の感性によって、味は変わるのです

          ちなみにNanairo珈琲では、コーヒーは一杯一杯、「ハンドドリップ」で、人の手で淹れられます。

          それにしても、なんて地道な作業でしょうか。そして、私を含むお客様は自分の好きな時にやってきて、基本的に一杯しか飲みません。でも松島さん達やNanairo珈琲の皆さんは、長い営業時間の間に、ずっとそれを続けるのです。

          個人経営のお店だからこそできる、きめ細かな味とサービスです。

          これはインタビューのあとで考えた、私の完全な私見で、松島さんにも訊かなかったことなのですが、人間ですからそれが楽しい時もあれば、体調によってはそうでない時だってあると思うのです。

          けれどどんな時も、調子のいい時もそうでない時も、自分と闘って、安定した、クオリティの高い味をお客様に出し続ける。それができる人がプロフェッショナルなのだと私は思います。

          ーー感性と努力ですね。地道で丁寧な努力のつみ重ね、ここのコーヒーは、その賜物(たまもの)だったんだ・・・。

          夏に、松島さんご夫婦のお2人に絶妙によく似た、まだ幼いお嬢さんが、たまたまお店に遊びに来ていたことがあったのですが、もの凄く遠くからお父さんである松島さんをウチワであおいで、「パパ、涼しい?」と言っているのを見て、私まで涙が出そうでした。

          このお店のおかげで私は、コーヒーの奥深さに目覚めました。今ではいろいろなコーヒーを楽しんでいます。

          前述しましたが、Nanairo珈琲は桑名駅のすぐそば、駅ビルから雨に濡れずに行けます。桑名観光にもいいんじゃないでしょうか?絶対おすすめの、おいしくてすてきなお店です!!

          Nanairo珈琲 http://nanairo-coffee.net/

          Nanairo珈琲 Facebook https://www.facebook.com/NanairoCoffee/

          ※記事内の情報はすべて2017年12月のもので、価格を含むすべてのサービスは予告なく変更になる場合があります。

          このままでは日本でお魚が食べられなくなるかもしれない。で、東京の企業が三重県にて漁業を始めるって<前編>

          挑戦は二人の出会いによって始まった。

          東京都墨田区に本社を置く企業(株式会社ゲイト)が
          三重県尾鷲市須賀利町にて漁業参入する。

          参入のきっかけは、
          同社代表の五月女圭一氏と、
          山梨県に生まれ、海への憧れを抱きながら育った戸田聡氏との出会い。

           

          生まれも育ちも山梨県。海に憧れ続けた戸田聡氏。

          戸田聡氏は、
          38歳まで生まれ育った山梨県にて、
          家業の設備工事業を継ぎ、経営に従事していた。

          転機となったのは、商工会青年部の旅行。

          行き先は那智勝浦であったが、
          戸田氏は自由時間にふらっと三重県熊野市二木島を訪れた。

          その美しい景色に心揺さぶられ、
          海への憧れとかねてから抱いていた「山梨県に新鮮な魚を届ける仕事をしたい」という想いが蘇り、
          熊野市二木島へ移住を決意。

          そして小型定置網漁船の漁師へと転身した。

          が、憧れていた漁業の現場は過酷だった。

          味や安全性に問題ない魚が、
          見た目など規格外という理由で値が付かない。

          海の上は常に命の危険を伴うのに、薄利多売で経済面での生活は不安定。

          疲弊する漁業従事者の実情と構造に、大きな疑問を感じた。

          現に三重県では、
          平成15年で12,261人であった漁業従事者数は、
          平成20年には9,947人、平成25年時点では7,791人。

          年間約450人の漁師が減っているということになる。
          (※三重県水産業・漁村振興指針より)

          改善への模索を続ける中、
          地元山梨の仲間を通して縁が繋がったのが
          株式会社ゲイトの代表 五月女圭一氏だった。

           

          生まれも育ちも東京都。出来ないことは何もないと公言する五月女圭一氏。

          五月女圭一氏は、
          学生だった18歳で起業し、24歳で父親の不動産業を受け継いだ。

          現在は株式会社ゲイトの代表として、
          ITサービスやストアビジネスを展開するほか、
          大学の非常勤講師を務めるなど教育活動にも力を入れている。

          このゲイトという企業は、業態がよくわからないところが非常に面白い。

          自らをアメーバに例えるほど柔軟で、
          遭遇する社会課題に取り組みながら、
          ビジネス構造を整えていくのがスタンス。

          五月女氏がかねてから問題視していたのは、
          東京に出回る食材について。

          同社は居酒屋とカフェを都内で13店舗展開しているが、
          仕入れ値は年間約1億円。

          更に毎年10~15%上がる一方で、
          工業製品化が進み、品質は下がっているという悪循環。

          この現状を何とかしたい!!

          と、あてなく全国飛び回っていた2015年に、
          平日は東京、週末はバイクで地方、ネット環境があればどこでも仕事ができると話す友人に、地域の面白さを教えてもらった。

          五月女氏は既に社内にテレワークを導入しており、
          距離へのハードルは全くなかった。

          仕入れ目的ではなく、
          まずは一次産業の現場と地域を理解しようと、
          山梨県に家を借り、畑を借り、ホームセンターで買った長靴とクワだけでガシガシ畑を耕した。

          よそ者への風当たりは強かったが、とにかく畑を耕した。

          東京で行われる会議に、
          山梨で土をいじりながらリモート参加することも少なくなかった。

          そんな生活を1年ほど続け、
          耕作放棄地でじゃがいもを収穫出来たころ、地域の風向きが変わった。

          一緒に何かしようという仲間も増えていた。

          その仲間の一人が、戸田氏の後輩であり、戸田氏と五月女氏を繋ぐ存在であった。

           

          2016年夏に二人は出会った。

          漁業の現場が大変なことになっている

          戸田氏が地元山梨の後輩に電話で事態を報告したところ、五月女氏へと話が回った。

          すぐに三重県熊野市二木島に視察に訪れた五月女氏は
          漁業の現状を目の当たりにし、多大な危機感を覚えた。

          このままでは日本で魚は食べられなくなる。

          五月女氏は聞いた。
          『何かやれることはありますか?』

          戸田氏は答えた。
          『定置網やりましょう』

          定置網漁というのは、
          仕掛けた網に入った魚の2~3割を獲るという水産資源に優しい漁法。

          日本の産業である漁業を支える仕組みを整えることを目標に、タッグを組んだ。

          それは2016年夏のこと。

           

          紆余曲折ありながらもとにかく前進。

          さて、始めましょう。
          と言ったものの何から着手していいのかわからない漁業。

          船1億、網1億etc…そんな世界。

          お金の話は置いといて、
          定置網漁を始めるにはどうしたらいいのか、
          まずは1歩ずつ手探りで謎を解いていく感覚だったという。

          ただ五月女氏が感じていたのは、
          農作物は人間が作ったもので、魚は海が作っているもの。
          つまりは、努力の矛先が海の保全や豊かにすることだと考えると、
          それこそ企業の取り組む活動だということ。

          現段階でも年間1億円の仕入れをしているから、
          船+網が例え2億円だとしても、仕入れ2年分くらいかという計算だったという。

          また都内で展開する居酒屋での魚の仕入れは、約1300万円と少ない。

          魚は他食材と比較して高い。
          安定的に仕入れられるものは安いが美味しくない。

          そこで以前から行っていた食材の見直しと品質の向上を加速させた。

          問屋から仕入れる輸入物(調味料以外)をなくすのにトータル3年を要したそう。

          そして同年の秋。

          三重県熊野市にて、後継者不在で廃業予定だった水産加工場の事業継承を受け、本格的に水産加工を開始。

          三重県で水揚げされた魚の干物などをメニュー化し、
          東京都内で展開する飲食店舗にて提供すべく、
          自社物流のテストを重ねた。

          三重在住メンバーと東京在住メンバーが連携し、
          紆余曲折ありながらも、試行錯誤しながらも、
          「とにかく1㎜でも前進する」という熱意に触れて、
          理解と協力をしてくれる仲間が増えていった。

          五月女氏と戸田氏の出会いから、
          約1年半が経った2017年11月。

          三重県尾鷲市須賀利町にて、
          定置網漁の操業が決まった。

          須賀利町は、
          隣接する紀北町に囲まれた尾鷲市の飛び地で
          日本の原風景が残る趣深い漁村。

          たった1年半??と思うけれど、
          知らないからこその無邪気さで対応できた
          超絶濃厚な月日だったと二人は話す。

           

          後編へ続く

           

          このままでは日本でお魚が食べられなくなるかもしれない。で、東京の企業が三重県にて漁業を始めるって<後編>

          そんなこんなで、
          三重県尾鷲市須賀利町にて定置網漁を始めることになった東京都墨田区に本社を置く株式会社ゲイト

          そんなこんなについては前編を参照

          漁船の名は、
          神の遣いと云われる八咫烏に因んで『八咫丸』と付けられた。

          船のデビューに向け、安全祈願神事と出航式があるとのことで、今回、準備段階から密着してみた。

           

          【神事2ヶ月前】大漁旗を大量に!!

          漁船の出航式…ということで、
          欠かせないのは大漁旗!!

          関係者にそんな話をしたところ、
          大漁旗協賛がこの取り組みを応援する法人や個人から、
          計47本の集まったそう。

          製作を依頼したのは、
          三重県桑名市の『上田染工(うえだせんこう)

          旗や幕・のぼり・のれん・トロフィー・祭礼用品等の専門店。

          100年以上続く老舗で、
          創業時は、兵士の生還を願う出征旗の製作、
          戦後は、節句の鯉のぼりやお祭り用品、
          今は店舗ののぼりや企業のイベントグッズ等々、
          時代と共に製作物は変わってきたという。

          現在のご主人は4代目。

          大漁旗はオーダーメイドで、
          顧客の要望をヒヤリングの上、
          素材・色・バランスなどアドバイスをしつつ
          デザイン案をおこすという流れ。

          オーソドックスなのは船名と企業名に、
          お好みの言葉(大漁/祝など)と、
          お好みの絵柄(波/朝日/縁起良い鶴亀など)を合わせるデザイン。

          生地に下絵を入れた後、
          各地の職人さんの手により染められるのだそう。

          こういう専門店があることを初めて知った…。

           

          【神事前日】餅まきは流血するほど盛り上がる?!

          地域の人にも喜んでもらいたいという事で、
          神事と共に餅まきも行うこととなった。

          餅まきとは、
          結婚や上棟式などの祝い事に集まった人々へ餅をまく行事。

          地域によって餅投げや餅ほりとも言うそう。

          私は餅まきを見たことがないけれど経験者に聞くと、

          ―あんなエキサイトするイベントは中々ない。
          ―隣町からも人が押し寄せる。
          ―腰の曲がったおばあちゃんも俊敏になる。
          ―流血騒動も起きるほど盛り上がる。

          などなど、かなり白熱する模様。

          前日には町内放送にて開催のアナウンスを行い、
          餅まき用に準備したお餅はなんと5俵!!

          尾鷲市で人気の朝日饅頭本舗のお餅

          投げ手のコツは、
          下から上にほわっと撒くこと。

          予行練習もバッチリ

          お餅と共に撒くお菓子もたっぷり。

          どら焼きやインスタントラーメンまで!?

           

          【神事当日の早朝】準備の様子は??

          穏やかな須賀利の朝。
          澄んだ空気が気持ちが良い。

          関係者は明け方から、
          会場設置、動線確認、マスコミや招待客対応etc…
          準備に追われていた。

          大漁旗の設置も着々と進む。

          振舞い用の漁師汁は、
          たっぷりの伊勢海老と鯛で出汁ぐつぐつ。

          地元のお母さんたちも手伝いに訪れていた。

          あー、いい香り!!
          全身に浴びたいくらいだ。

           

          【神事の1時間前】会場はもう賑やか。

          餅まきに参加する方々が続々と集まり、
          賑やかになってきた。

          餅キャッチ用の箱たち。

          『あー興奮でドキドキしてきたわ!!』
          と話すおばちゃま二人組に聞いてみた。

          ―—餅まきは楽しいものですか??

          『楽しいわよ~!久しぶりだから嬉しいわ!』

          ―—人は結構集まりますかね。

          『平日は若い人がいない分少ないかもね。取ったお餅は家で食べたり近所に配ったりするのよ。冷凍してお正月の雑煮にしたりね』

          コツはエプロンの裾を結び、
          袋状にして、拾った餅を入れていくのだそう。

          ギュギュっと。

          実演まで見せて下さったおばちゃま、
          ありがとうございます!

          『ほら、こうして、こうするのよ』と実演

           

          【神事開始】定刻通り…スタート!!

          厳かな雰囲気の中、神事は無事に執り行われた。

          ゲイト代表の五月女氏から語られたのは、
          自分たちを受け入れてくれた地域の方々への感謝と、
          今後の抱負。

          鏡開き、よいしょー!

          餅まきも想像以上の盛り上がりで、
          『餅―!!』『餅こっちこっちー!!』
          と歓声があがり、会場は熱気むんむん!!

          数か所にて同時に撒かれ、
          神事会場向かいの建物から撒かれた様子がこちらの動画。

          そして港には、
          大漁旗を堂々と掲げた定置網漁船 八咫丸が到着。

          舵をとるのは、
          生粋の漁師である漁労長の山下訓右氏。

          八咫丸の晴れ姿を目にして、
          戸田氏始めとする関係者が、
          感極まってする場面も見られた。

          威風堂々と須賀利の海を航行する八咫丸は、
          本当に格好良かった。

          『…といってもまだお魚獲ってないからね!』
          と笑って話す五月女氏。

          定置網漁の操業は、
          現場の状況に合わせ2018年2月を予定し、
          まずは漁の安定操業を目指す。

          この取り組みのキーワードは『生産地ファースト

          資源保護と経済性を両立させたサステイナブルな漁業構造改革。

          一連の取り組みを成功させることが出来れば、
          他社でも同様に進められる可能性がみえ、
          三重県の企業誘致、事業や産業の発達にも繋がる。

          三重県の、強いては日本の水産業発展にも繋がるであろう多くの人の想いを乗せた熱い挑戦は、まだまだ始まったばかり。

           

          otona女子に人気急上昇ふんパンとは?

          今オシャレな女性の間ど人気急上昇のふんパン。
          みなさんおなじみの情報サイトグ◯シーにも掲載された、ふんパン作家さんがなんと!
          三重県在住なんです。
          ところでふんパンってみなさん何かわかりますか?

          ふんパンって何?

          ふんパンとはふんどし✖️パンツの略語で、女性用のパンツなんです。
          (コネチライン)を開放し、 リンパや血流の流れを良くすると言われるふんどしパンツ。
          むくみとり、冷え改善、ヒップアップ、良質な睡眠などが期待できるパンツなんです。

          ふんパン作家谷脇節子さんの想い

          以前、10年以上婦人服販売員として立ち仕事をしていたので足のむくみや痛みが酷く、
          足や身体について勉強しインプットしたことを悩んでいる女性に伝えていきたいと
          自宅サロンをオープンしました。
          女性のむくみの原因となる血流やリンパの流れがとても大切だと考えたんです。

          その後妊娠出産を経て、リラックスして心地良く見た目も可愛い服作りにはまり、
          ひと月に10着程作っていました。
          そんな折そけい部にゴムが無く血流やリンパの流れを邪魔しない
          「ふんどしパンツ」の存在を知ることになりました。

          販売されている「ふんどしパンツ」の中に自分が履きたいと思えるデザインが無く、
          既存の型紙を取り寄せて好きな生地でデザインし作ったのが
          ふんパン作家としてのスタートになりました。
          「ふんどしパンツ」のなんともいえない開放感とリラックス感、
          自然とお腹周りがポカポカとする感じ。
          そして何とも言えなかったのが自分が思った通りのデザイン・可愛さが作り出せた喜び!

          FBにも投稿したら「欲しい!」「こんなの探してた!」とたくさんコメントをいただきました。
          嬉しくて何枚か作るうちにはき心地もより心地良い物にしたくなり、
          型紙も作り始めたんです。

          売っているふんどしパンツを取り寄せて研究したり、
          普通のショーツをカットして研究したり。
          作っては履いて確かめるを何度も試行錯誤し、
          フロント部分を優しく包むカーブやヒップのカーブ、
          お洗濯に強い生地選びや縫製方法等気になる細かい点全て、
          できるだけ多くのお客様に満足していただける様工夫していきました。

          そんな想いがつまったふんパンですが、
          COSture〈コスチュール〉のお客様に1番喜んでいただいているのは、
          大人可愛い色・柄・デザインの豊富さ♡
          「リバティ柄も可愛いし、レースやリボンの合わせ方がめっちゃ好き。履くと幸せ感じるよ♡」
          と言っていただきます。

          これからもお客様の声を大切に、もっと喜んでいただける、
          リラックスできたり心地良かったり幸せだったりする、そんな商品作りをしていきたいです!

          またまた頑張っている女性を取材できて、なんだか嬉しく思います♩


          大人かわいいふんどしパンツ・COSture<コスチュール>

          https://costure.shop-pro.jp/

          女性の願いをひとつだけ叶えてくれる石神さんと天の岩戸〜焼き牡蠣・蒸し牡蠣食べ放題オイスターファームで三重の南勢満喫

          寒くなると毎年行かないといけないのが鳥羽市浦村の牡蠣食べ放題。
          子供の頃は牡蠣がキライで、特に牡蠣フライが出てくると残してました。

          それが大人になると段々このおいしさが分かってきて
          腹いっぱい牡蠣づくしのメニューを寒くなるこの時期食べたくなる。

          牡蠣は「海のミルク」と言われるほど栄養豊富。
          亜鉛やアミノ酸もたっぷり。
          特に亜鉛には新陳代謝やエネルギー代謝、免疫反応など、体内のさまざまな働きをサポートして正常に保つ役目を持っているので風邪をひきやすいこの時期ありがたいです。
          亜鉛の効用はこちらで詳しく説明してありますのでご一読いただければと。

          事前予約して予定時間に到着。桑名から高速道路を使って2時間弱のドライブ。

          山善水産
          今回はお友達のオススメの山善水産さんに初挑戦。

          大漁旗

          エントランスには大漁旗が。

          受付で前金で代金を支払う。お一人2,700円なり。
          あとは自動販売機で飲み物を買うなりして入場。
          オプションの生牡蠣

          座ってからまずはオプションの生牡蠣を注文。1人前で300円。
          奥に見えるのが牡蠣の佃煮と牡蠣フライ。

          牡蠣の炊き込みご飯

          牡蠣の炊き込みご飯は食べ頃でだされてます。
          牡蠣入りの味噌汁
          そして牡蠣入りの味噌汁。どの料理にも牡蠣・カキ・かき!
          蒸しと焼きの牡蠣

          そしてメインである蒸しと焼きの牡蠣を好きなだけおかわり自由。
          調味料を自前で持ってきていろんな味で食べて楽しむ。
          でも結局蒸したまま、焼いたままの味が一番うまいかも。

          運動をしていると牡蠣に含まれるタウリンを補充したくなるのか、
          どうも寒くなるとここに来て腹いっぱい牡蠣が食べたくなる。焼きと蒸しを交互に頂き満腹〜!

          51コ

          食べて食べて満腹〜♥ 今回は51コで終了〜。

          前回より小食に。

          リアス式海岸

          お店の窓から見えるリアス式海岸と次に食べ時になる牡蠣の養殖場が綺麗に見える。
          同じ三重なのに北勢と南勢では全然風景が違います。観光地に来たなーって気分になります。

          今回せっかく南勢まで来たので今まで行ったことないところに足を伸ばす。

          ”女性・海女さんじゃないけど石神さんと天照大御神のひきこもり部屋?の天の岩戸”

          まずは女性の願いをひとつだけ叶えてくれる
          神明神社 石神さん

          石神さん 石神さん

          まずは入り口はこの様な感じ こじんまりとしてます。

          本殿

          本殿。まだ新しく綺麗でした。

          木

          ここの木が存在感ある雰囲気で素敵でした。

          御朱印

          もちろん御朱印も頂いてきました!イメージカラーが紫のようなので御朱印も紫。

          石神さん 石神さん 石神さん

          参拝者がほとんど女性。女性の願い事を一つ叶えてくれる神様だけあってすごいです。
          男性は一つと言わずいっぱいかなえてくれるかも知れないのでいっぱいお願いしてきました。

          そしてもう1カ所!お初の訪問先。

          天の岩戸

          天の岩戸
          伊勢神宮の近くにあるなーぐらいにしか思ってなかったのですが、
          御朱印集めたりしていると神話にも興味が出てきて行きたくなった。

          天の岩戸

          天の岩戸は観光地化されていないひっそりした場所。
          細い道を通ってたどり着くとひんやりと寒い静かなところでした。
          参道

          土産物屋も自動販売機もない参道を静かに歩くと誰もいない小さな滝に到着。
          どうもこの滝でみそぎをするみたい。更衣室がありました。

          天の岩戸

          天の岩戸

          天の岩戸はこんな小さな洞穴。こんな小さな穴に天照大御神は身を隠してたんだ。
          寒いのでみそぎは勘弁ですが、手と口を清めてきました。

          ご神木

          風穴

          せっかくここまで来たので奥にある風穴もみてきました。
          ここまでの道がいつも山を走ってるようなトレランのコースのような道。
          段々熱くなってきたので上着を脱ぐ。

          ご神木

          そしてご神木もあるそうなのでせっかくなのでそこまで足を延ばすことに。
          ご神木までのルートが更に険しい。赤いテープを頼りに山を上がる。もうここまで来ると登山です。更に着ていた服を脱いでシャツ1枚になっても汗ダーダー。

          ご神木 ご神木

          そしてやっとの事で到着してご神木を拝められた。遠くからでも存在感がある木でスグ分かりました。ご神木に触らせて頂きパワーを頂く。

          今年は日本の年号も変わることで、新たな時代の幕開けです。

          伊勢神宮のある三重で、神話の時代の天の岩戸の痕跡が見れるのはうれしいです。
          ※天の岩戸は他にもあったと言われる場所があるので違うかも知れませんが
          三重県人としてはここだと信じたいです。

          牡蠣を腹いっぱい食べてタウリンたっぷり。
          そして石神さんと天の岩戸で神様のパワーもいっぱい頂けて元気いっぱいになってきました〜!

          初めての般若心経の写経に参加してきました。

          インドネシアから来ましたセパです。
          三重県の大学で日本の森林コミュニティと環境教育を研究しています。

          先週末、三重県伊賀市北山にある上津山 宝珠院に行って、写経をしてきました。

          写経とは経文を書き写すことで、私は初めての経験でした。
          私の国では、インドネシア語を書くために通常のローマ字を使用します。
          ですから、漢字や特殊文字は共通していません。

          以前、三重大学にて書道に参加しました。
          その時、漢字を書くのが楽しいと感じました。
          だから、私は写経をすることを楽しみにしていました。

          漢字を書くことは私にとって挑戦的なことでした。

          書き写すだけでなく、手順にも注意を払っています。
          文字は、上から下へ、そして左から右へ始める必要があると言われました。
          それまでに、私たちは文字を書く際の滑らかさと強調力がどこにあるのかを判断することができます。

          写経は、かなり多くの漢字を書かなければなりません。

          その写本は、「心の経の経典」または「般若心経の写経」と呼ばれていました。

          私は正直なところ、その言葉の意味を理解していません。
          私は仏教徒の祈りだと言われました。
          私はそれが美しい祈りだと信じています。

          すべての文字を終わらせるためには忍耐が必要だったので、それも挑戦的でした。
          ついに、写経、私の名前、日付、そして私の願いを書きました。

          まだ日本語で私の願いを書くことができなかったので、インドネシア語で書きました。

          私は書いたのは“Damailah negeriku” です。
          “私の国に平和がありますように”という意味です。

          私が日本にいる間、私の国では多くのことが起こっています。
          私はすべてがうまくいくことを望んでいます。

          私にとって写経は、日本の文化と仏教の文化を学ぶ良い機会となり、貴重な経験でした。

          最近は日本ではかなり寒いです。
          私は写経に参加した何人かのおばあちゃんを見て嬉しさを感じました。
          とても寒かい中でしたが、皆さんとても熱心でした。

          この寺院の写経は毎月第三土曜日に開催されています。

           

           

          <英語>
          Last weekend, I went to Ue Tsuyama Hōshuin, a temple located in Kitayama, Iga City Mie Prefecture Iga City to try writing Sutras or写経 in Japanese.

          That was my first experience writing Sutras by copying the letters. In my country we use the usual romanji for writing Indonesian language. So we don’t use Kanji or any special characters in common.

          In Mie University, I have joined a small calligraphy class. That time I felt fun writing Kanji characters. That’s why I was looking forward to do Sutras.

          Writing Kanji characters has always been challenging for me. It is not only about writing by copying the letters, but we have to pay attention to the steps of writing.
          I was told that for one character, it must be started from top to bottom and from left to right. By then, we then can determine where the smooth and emphasis in writing a character.

          While writing Sutras, there were quite lot of kanji characters I had to write. The manuscript was called Sutras of the Heart Sutra or 般若心経の写経 in Japanese.
          I honestly don’t understand the meaning of the words. I was told that prayers in Buddhist were written there. I believe it is a beautiful prayer. It was challenging too, because it needed patience to finish all the characters in one paper.

          At last I wrote the date of Sutras, my name, and my wish. Because I was still not able to write my wishes in Japanese, so I wrote it in Indonesian language. I wrote, “Damailah negeriku” means “Peace be with my country”. Recently a lot of things have been happened in my country while I am in Japan. I hope all be well.

          For me, writing Sutras was another good thing to learn Japanese culture and Buddhist culture. It was a precious experience for me.
          It is quite cold recently in Japan. I felt glad looking at some grandmothers participated in writing Sutras. It was so cold, but they looked so enthusiastic.
          Writing Sutras activity in this temple is being held in every third Saturday.


          Music: https://www.bensound.com

           


          上津山 宝珠院
          住所:三重県伊賀市北山1424

          離島にあるロンク食堂。素材がよければシンプルでいい@答志島

          昔からある島民オススメの食堂

          美しい夕日が眺められる、三重県の離島答志島。

          答志島桃取港からの眺め

          「素材がよければ、シンプルでいい」
          一緒に取材していたカメラマンは夕焼けを撮影しながらそう言った。
          1泊2日の、とある取材。

          夜の答志島答志漁港

          夕焼けの撮影が終わり、夕飯は島民オススメの店で食べよう、ということになり、道で出会ったおばさんに聞いた。
          すると「ロンクさん」と即答いただいた。

          わたしは以前にロンク食堂へ行ったことはあったが、その時はただ食事をしただけだった。

          暖簾を潜る。

          カメラマン:おっちゃん、元気しとった?

          なんでも、カメラマンとお店のお父さんとお母さんは、古くからの知り合いとのことだ。

          カメラマン:おっちゃんも一緒に飲もうよ。

          楽しい夜のはじまりだ。

          店内は大きなテーブルがひとつだけ。
          ひとつのテーブルを囲んで食べるって、なんかいいなと思う。
          忙しい毎日から、タイムスリップしたみたいなゆっくりとした時間。

          私:強制的相席。いいですね〜。
          カメラマン:強制的相席(笑)それ、ええね(笑)

          ちなみに、ロンク茶屋というはなれもあり、そちらは25名程入れるという。

           

          オカネデ カエナイ カチガアル

          酒の肴は、答志島でとれた魚ばかり。

          タチウオの漬け
          イワシとアジの酢の物

          やはり、その地の味をいただくというのは、本当に贅沢だと思う。
          オカネデ カエナイ カチガアル。

          客層を店のお父さんに聞いたところ、土日は観光客が多く、最近は東京などからもやってくるという。
          そして平日は漁師さんや地元の人が中心だ。

          お父さん:ホウバイで集まったりして決めごとしたり。

          ホウバイとは日本で唯一のこる、答志島の寝屋子制度の仲間のことだ。
          寝屋子とは、中学校を卒業した男子が、夕食などを各家庭ですませ、寝屋親といわれる家に集まり集団で寝泊まりをする風習だ。
          漁を覚えたりするために、昔から続く制度らしい。

          お母さん:営業前でシャッターが閉まっていても、知り合いの漁師がきて「しーちゃん(おかあさん)、なんか食べるもんない?」ってきますよ

          地元に愛されているお店には、たくさんのボトルキープがあった。

           

          素材がよければ、シンプルでいい。

          しかもキープされているお酒は、伊勢萬の「熟成焼酎光年」がほとんど。
          そしてチューハイはほぼ、昔ながらの「缶チューハイ」。
          どちらも、シンプルでスッキリとした味わいだ。

          店主の濱口武次郎さんと、奥さんの静代さん。

          お父さん:鈴鹿の山に雪が積もると、答志の魚が旨くなる。

          お父さんとあれこれ話をしていたときに聞いた名言だ。
          答志島は伊勢湾の謂わば入口付近に位置する。
          木曽三川や鈴鹿山脈の超軟水、また清流日本一の宮川など、山々に磨かれて栄養を豊富に含んだ水が海流に乗って答志島に辿り着く。
          栄養を豊富に含んだ水はプランクトンを育てる。そこに小魚が育ち、そして大きな魚もとれる。
          要約すると答志島は最良の漁場をもっている。

          答志島で水揚げされたサワラ

          そして答志島といえばサワラが有名だ。
          最良の漁場でたっぷりと豊富なエサを食べたサワラは、やはりひと味違うと聞く。
          サワラ(鰆)は魚に春と書くが、答志島の鰆は秋(11月くらい)が旬。
          まさに鈴鹿の山に雪が積もるころだ。

          なるほど。
          つまり、最良の漁場でとれた最高に旨い魚という素材。
          そして、昔からそのような漁場をもつ答志島の方々は、それらの魚をどうやって食べれば旨いのかを知っているのだ。

          カメラマン:素材がよければ、シンプルでいい(笑)。

          そういって、笑いながらシンプルな缶チューハイの撮影を始めるカメラマン。
          ひとつのテーブルをお父さんやお母さんと囲みながら、ギョギョっと驚く楽しい魚々談議はもりあがる。

           

          医者ごろしのスープ

          光年をボトルキープ

          魚々話を聞きながら、シンプルな缶チューハイからシンプルな光年にお酒を変えたころ、お母さんがトコブシを持ってきてくれた。

          トコブシ

          お母さん:今では1年に15日くらいしか潜らんけど、わたしも海女です。

          ギョギョっ!
          わたしは今、現地で海女さんに会っていて、海女さんにトコブシをもらったのかぁ、と感動も一緒にトコブシを噛みしめた。

          アジの塩焼き

          お父さん:今日ワシが釣ってきたアジ。

          こちらも塩のみでシンプルだが、やはり旨い。

          お母さん:医者ごろしのスープつくったるわ。

          食べ終わったアジでスープをつくってくれた。

          お父さん:医者も青なるくらい、これ飲んどったら病気にならへん(笑)

          アジのダシが効きまくっていて、今でも思い出すとお腹が鳴るほど旨かった。

           

          答志島バージョンの伊勢うどん

          先ほど、答志島の魚について書いたが、海苔やワカメなどの海藻も豊富にとれる。

          お母さん:めーぶ。答志の人はそういうなー。めかぶのこと。

          実は今日のシメ、めかぶ伊勢うどんにしようとお店に来たときから決めていた。以前、ここで食べたときの味が忘れられなかったのだ。

          やわらかい伊勢うどんに、粘りのあるメカブ。
          ズルズルと音をたて食すと、鼻に抜ける海藻のいい香り。
          うどん界のたまごかけごはん、といったところだろうか。
          そんなことを考えていたら

          お母さん:これにごはん入れたら美味しい。

          と、残ったたれとごはんを混ぜて食べる、このお店で人気の食べ方を教えてくれた。
          これがもう、絶品だった。

          おなかもこころも一杯に満たし、お母さんと雑談。
          なぜ東京からわざわざ答志島に遊びにくる人がいるのか、という話題に。

          お母さん:時代がかわっていくなかで、なくなっていくもの。ここ答志島にはそれが残ってる。上っ面だけじゃなくて、本物が残っていると思う。

          帰り際、カメラマンが宿でおなかが空いたら食べたいと、おにぎりをお願いした。

          お母さん:梅干しはさー、つぶしてさー。こうした方が、おいしいんよ。

          うまいものを食べたければ、現地の人に聞くといい。
          写真、食、人も。
          そして旅もそうだろうか・・・、

          素材がよければ、シンプルでいい。

           


           

          ロンク食堂
          tel 0599-37-2167
          三重県鳥羽市答志町288

          答志島に関する過去記事
          voice. 離島、答志島。
          食べる離島答志島 Vol.1 島の食堂は、なつかしいお母ちゃんの味。
          食べる離島答志島 Vol.2 六地蔵というシュールな名前にじゎる。桃こまちというブランド牡蠣に唸る。
          voice. 廃校問題に答志島から革命を。立ち上がった島民。途絶してはならない循環の源は島の子どもたち。

          いつもお世話になってます!三重県の大動脈、国道23号線を疾走した全日本大学駅伝。

           

          まだ記憶に新しい・・・( 記事にするには、ちょと古いかしら!? )
          先月11月5日に行われた、第49回全日本大学駅伝。

          箱根駅伝、出雲駅伝と並び、日本の大学駅伝チームの日本一を決める大会の一つだ。

          初めに言うが、私は「駅伝」や「マラソン」という響きには、あまりに鈍感だ。
          お正月、必ずと言ってもいいほど、毎年実家では箱根駅伝の映像がテレビから映し出されていた。
          日本人であれば、多くのお正月がそうではないだろうか。
          選手の懸命な走りを見て、手に汗握るレースをじっと見守るのだ。

          なのに、だ。
          私は毎年ずっと、横目で見ていただけだった。
          というか、ほとんど見ていなかった・・・

           

          見慣れた景色を、選手が走っているではないか!!

           

          コースは、愛知県名古屋市熱田区の熱田神宮西門前から、
          三重県伊勢市の伊勢神宮内宮宇治橋前までの間の8区間106.8kmで争われる。

          日常で、私は車でも自転車でもよく使う、国道23号線。
          三重県に住む方なら、大半の人がお世話になっているはずだ。
          ここを選手が走るのは、知っていた。


                大会のロゴも、シンプルで好きだ。


          新聞には、中継点と先頭通過予想時刻まで記されていた。

          テレビを点けると、見たことのある景色。
          四日市から鈴鹿に入ったあたりだ。

          出掛ける準備をしながら、テレビで、駅伝をちらちらと見ていた。
          この日は、第1日曜日だけに行われる、松阪のマーケットに行くつもりにしていた・・・


          、なんだかそわそわしてくるのだ。

          しばらく選手の走りを見ているうちに、選手を見に行きたくなったのだ。
          「あ、もう松菱(みなさまご存知、津の中心地にある百貨店)じゃん !! 」
          先頭の選手が、もう近くまで来ているのだ!!

           

           

          直前にタナカは行き先変更。間に合うのか!?

           

          月1回のマーケットより、年1回の駅伝だ!
          急きょ予定を変更して、私は自転車で、国道23号線へ向かうことにした。

          13分だ。
          少なくとも、自転車で飛ばして、家から最短で23号線まで出るには13分はかかる。
          雲出本郷町の交差点までが、勝負だ。

          スタートを切った。出だしから飛ばすタナカ。すぐに国道165号線に躍り出た。ここからは一直線だ。今年購入したチェックのロングコートを翻しながら、ぐんぐんと速度を上げる。この区間にある、多少の上り下りの坂やデコボコした段差の多い道のりは、タナカには何の問題もない。先頭に立つ選手を見たい・・その一心で、一気に駆け抜けた。

           

          間に合った・・

          沿道には、ずらりと多くの人が、選手を今か今かと待ち構えていた。

           

           

          目の前で繰り広げられる接戦!!

           

          しばらくすると、「統括」と書かれた大会関係の車が。

          間も無く来るのでは・・!? 思わず乗り出してしまう私。

          それにしても、すごい。
          さっきまで、先頭の選手は松菱前を走っていたのだ。松菱からここ雲出まで、かなりの道のりがある。その距離感は、住んでいる地元だからこそ、分かるのだ。普段の日常生活に置き換えてみて、初めて選手の走りの速さを実感した。体感できたのだ。

           

          来た・・!!

          さっきテレビで見た時は、松菱周辺では、東海大が先頭を切っていた。
          だが今、神奈川大が東海大と並び、かなりの接戦になっているではないか!

           

          すごい。
          目の前を、一瞬で走り去った。
          こんなスピードで走っているのか・・
          思わず、力強く拍手を送った。
           

           

          スタート地点の熱田神宮からのタイムが表示されている。

           

          程なくして、青山学院大と東洋大が続く。
          青山学院!ちょっと苦しそうだ・・

          こんなに近くで見られるなんて・・
          選手の息づかいが聞こえる。
          拍手を送らずにはいられない。

           

          今年、伊勢の皇學館大が初出場というではないか。
          すごいことだ。心からエールを送りたい。

          その後、出場する全ての大学25校の選手を、この場所で見届けた。
          近くにいた威勢のいいおじさんは、最初から最後まで、懸命に走る選手の大学名を、通過する度に叫び応援していた。

           

           

          勝負の行方が気になる、今までにない私。

           

          家に帰って来た。

          さっきまで、目の前で見ていた選手の勝負の行方が気になるが、
          そうだ。
          不思議な感じだが、テレビで続きを見られるのだ。
          ここまできたら、ゴールまで見届けないわけにはいかない・・

          こんなにかじり付いて駅伝を見たことが、私の過去にあっただろうか。

          最終区、神奈川大のアンカー鈴木健吾が東海大を引き離し、1分18秒の差をつけて優勝!!

          「どんな展開でも、トップを狙っていくつもり」
          と言い切っていた、鈴木健吾選手。

          「勝たなくてもいいから、負けるな。」
          と言っていた、神奈川大を率いる大後栄治監督。

          私の中で、心に残っている言葉だ。

           

          私が書きたかったのは・・・

           

          私がここで書きたかったのは、この駅伝の勝敗ではない。
          「全日本大学駅伝」自体でも実はないのだ・・

          この地に住んでいるからこそ、体感することのできた、私なりの駅伝。
          鈍感な私が、ここまで夢中になったのだ。
          国道なんて、日本中のどこに行っても、同じ景色でつまらないと今も思っているけれど、
          伊勢路とも称されるこの道。この日だけは、心が掴まれた。

          そう。いい場所に私は住んだもんだ!

           


           

           

          新聞に書いてあった。
          そうなんだ・・

          初出場の皇学館大は、「駅伝」命名者ゆかりの大学らしい。
          前身の神宮皇學館の6代目館長・武田千代三郎氏が1917年に、長距離走のリレーを「駅伝」と名付けたみたい。
          日比勝俊監督は「100年目の節目に出場権を得られたのは何かに導かれたのかなと感じている」と・・・

           

          元旦こそは早起きして桑名で初日の出を!

          もういくつ寝るとお正月〜♪
          と、クリスマスも終わると平成29年もあと少し。。。

          山が近くにあり木曽三川という大きな川がある桑名は「初日の出」を楽しめる場所がたくさんあります。
          平成30年を迎える元旦に、みなさんの参考になればと
          桑名の初日の出スポットをご紹介します!!

          ①住吉神社

          鳥居の真ん中からの日の出は桑名にも!!

          まずは桑名の初日の出といったらここ「住吉神社」。

          毎年たくさんの人が集まり、神社内で甘酒(ノンアルコール)の振る舞いがあります。

          鳥居の真ん中から初日の出を見ることができます。

          冬至の時期の内宮宇治橋からの日の出には負けますが
          近年人気が高まっているスポットです。

          江戸時代の建立当初から元旦に鳥居の中央から日の出が昇る住吉神社。
          当時は水面に面していた神社も、現在は水面から約6mの高い位置にあります。

          なぜ神社が高い位置にあるの?

          桑名市は「伊勢湾台風」で甚大な被害を被りました。
          昭和34年9月26日に929.5hpaの超大型台風として紀伊半島に上陸した伊勢湾台風。
          この台風で海抜ゼロメートル地帯の桑名市は堤防が数多く決壊し、桑名市は長島町の全域や旧市街地の国道1号線までが水没。
          長島町だけでも当時約8,700人の人口のうち383人の方が亡くなりました。
          調べてみよう[伊勢湾台風] 輪中の郷
          http://www.waju.jp/6_shirabete_isewan05.html

          その後高潮対策を行ってきた揖斐川ですが、平成15年に揖斐川防潮堤を高潮対策として改修した際に、住吉神社の社殿が新しく建て替えられました。
          その際、以前と同じく元旦には初日の出が鳥居の真ん中から昇るように設計されました。

          本殿の祭壇にある「神鏡」という大きな鏡に日の出が映るのも必見です。

          日の出を独り占めしたい!

          元旦は無理ですが、元旦を避けた大晦日や三が日は人が少なくておすすめです。

          名称:住吉神社
          住所:桑名市揖斐川鍋屋堤地先
          TEL:090-1741-9360(桑名住吉神社保存会(佐藤方))

          合わせて初詣に春日神社へ

          桑名の総鎮守の春日神社は、住吉神社を兼務社として所管しています。

          大晦日の午前0時になる前から多くの人で賑わう春日神社です。

          名称:春日神社(正式名:桑名宗社)
          住所:〒511-0023 三重県桑名市本町46番地
          電話番号:0594-22-1913
          HP:http://www.kuwanasousha.org

           

          ②多度山

          の次は難易度が高くなってをご紹介。

          9つのハイキングコースがある多度山のうち、昨年1月2日の日の出前の午前5時30分から健脚コースで登山。

          獣害防止用の鉄柵をくぐる

          写真は昼のですが、もちろん夜明け前なのでまっ暗。
          孤独との戦い・・・

          写真には何も写らず・・・・・・
          ちょっとした風の音にも驚きながら、山頂に到着。

          だんだんと空が明るくなり

          初日の出・・・ではなく、これは2日の日の出。

          ここ多度山は、電話がない時代に桑名の米相場を名古屋や大阪などに伝えるための「相場振り」の山でした。

          と、ふむふむと解説版を読んでいたら、なぜかエンジン音が!!?
          そうなんです、実は多度山は車やバイクでも登れるのです。
          ただ道が狭くてカーブも連続するため、ライトと登山靴と防寒対策をして登山するのが安全です!!

          合わせて初詣に多度大社へ

          「北伊勢大神宮」とも称される「多度大社」。

          5月4・5日は多度祭(上げ馬神事)
          8月11・12日はちょうちん祭り
          11月23日は流鏑馬祭が行われます。

          名称:多度大社(別名:北伊勢大神宮)
          住所:511-0106 三重県桑名市多度町多度1681番地
          電話番号:0120-37-5381
          HP:http://www.tadotaisya.or.jp

           

          ③川沿いのいろいろ

          人ごみも苦手だし、山を登るのはちょっと・・・
          という方、揖斐川右岸(桑名側)だといろいろ画になるスポットがあります。

          ただ水面に映るのも素敵ですが、ナガシマスパーランドや伊勢湾岸道の橋脚を入れてみるのもいいかもしれません。

          初日の出は一年で初めての計画を実行に移す機会

          山も川もある桑名市。
          どこで見るか、誰と見るかも大事ですが、

          一年の最初の日に、
          「朝、早起きしよう」「初日の出を見よう」
          と計画を立てて、それを実行する。

          これが出来たら、来年一年間は、きっといい一年になるはずです。
          初日の出は、ぜひ桑名市へお越し下さい!!

          珈琲とクレープ専門店のRICCA RICCAへ行ってきた!

          雑貨&ベジタリアンカフェ『ブーゲンビリア』は9月30日にクレープと珈琲のテイクアウトの出来るお店『 Ricca Ricca』(リッカリッカ)に生まれ変わりました。
          クレープ好きSHIMAZINEライターのサオリがご紹介します!

          到着しました!こちらが Ricca Riccaです!

          こちらが入り口。

          店内に入って左は手作り雑貨の販売。種類も豊富で見るもの楽しいです。

          店内入って右手がカフェスペースです。

          この日は店内で食べました。

          こちらの優しいお姉さんがひとつひとつ丁寧に作ってくれます。

          そしてそして、テイクアウトも出来ます!待つ時間がもったいないな~という人やお家で食べたい人は事前に電話注文が便利だと思います!

          テイクアウトは容器代として商品の代金にプラス50円が必要です。

          50円必要ですがカタチも崩れず手土産にもバッチリです!

          こちらがクレープのメニューです。

          何回か通って一通り食べたのでそれぞれをご紹介!

          バナナチョコ(400円)

          バナナキャラメル(400円)

          ブルーベリー(400円)

          ティラミス(500円)

          クッキー&カスタード(500円)

          どのクレープもクリームや具材がたっぷり詰まっていてボリューム満点!クレープ好きならどれも満足できるとおもいます。
          この記事を読んでクレープが食べたくなったあなた!是非Ricca Riccaまで!

          店舗情報

          店  名:Ricca Ricca
          住  所:三重県志摩市阿児町鵜方2975−66
          営業時間:11:00 ~ 17:00
          休業日 :火曜日、土曜日、年末年始
          電話番号:0599-43-2711
          駐車場 :あり

          SHIMAZINE-志摩市で初!?珈琲とクレープ専門店のRICCA RICCAへ行ってきた!

          キッチンカーから固定店舗へ。小さなお店で大きな夢を実現した珈琲豆販売店女主人の話。

          松阪市五主町の閑静な住宅街にある、小さな小さな自家焙煎珈琲豆販売店 ON Y Va珈琲。

          白い木の階段を上ると、鮮やかなブルーの扉。

          店内は清潔感溢れる真っ白な壁に、木の温もりが感じられます。

          オープンして今年の10月に2周年を迎えたばかり。

          自分のお店を持つ事が夢という人が多い中、小さいながらも夢を実現させたON Y Va珈琲の店主

          川口美和子さんに、固定店舗オープンまでの道のりを伺って来ました。

           

          趣味は『珈琲!』喫茶店勤務時代

          生まれ育った岐阜から、ご結婚を機に三重へ。

          とある企業にお勤めされ、仕事にやりがいを感じていたが、心にゆとりを無くす程の激務、家庭との両立、自身の体調を考慮し離職の後、大好きなコーヒーに関わりたいとの想いで始めた喫茶店勤務。

          接客が苦手な自分の、修行の一環でもあったそうです!

          今の親切で丁寧な接客は、この時代に培われたようですね。

          それよりも以前からすでに豆の焙煎は始めていて、コーヒーが好きで好きでたまらないコーヒーオタクに。

          コーヒーの味が分からなくなるとの理由で、特に辛い物や甘い物は食べないよう気をつけ、少しずつ道具を揃えては、様々な豆で色々な抽出方法を試す日々。

          特に焙煎にこだわり、いつか小さなお店で自家焙煎珈琲豆を販売したいと思うようになりました。

          そんな中、2011年3月11日に発生した東日本大震災。

          勤め先の喫茶店のテレビに映し出された、津波によって破壊された町。

          恐ろしさと同時に見た、被災地へ支援に向かうキッチンカーの存在に胸を打たれたそうです。

          車が飲食店になり、必要とされる所へ出向く!これなら私にも出来る!

          その2年後には、自分のキッチンカーでの活動を開始。なんという行動力!!

           

          On y va!cafeキッチンカー時代

          この可愛いキッチンカーが、今のON Y Va珈琲の原点。

          色はイメージカラーのブルーにして、内装や動線にもこだわり、知り合いも誰もいない未知の世界へ

          自身で焙煎したコーヒーと夢を乗せて、三重県内、また、声がかかれば県外へも積極的に出店する日々が始まりました。

          もともと じーっとしているのが嫌な性格。

          自分から出向き、自分が焙煎したコーヒーを飲んで頂く事の喜びと、そこで出会ったお客さんや同じようにキッチンカーで活動している仲間との出会いは今も宝物。

          キッチンカーでのコーヒー販売は川口さんの人生で、なくてはならない貴重な経験になった様ですね!

          私も川口さんの存在を、このブルーの可愛いキッチンカーで知りました!

          夏は暑くて、冬は寒い過酷なキッチンカー。

          どんなに忙しない中でも、注文を受けてからゆっくりハンドドリップで淹れるコーヒーが大人気で、いつも行列のキッチンカーOn y va!cafe。

           

          やっぱり自家焙煎豆を販売をしたい!ON Y Va珈琲へ進化

          山あり谷あり(!)、イベントに引っ張りだこの2年間のキッチンカー時代。

          イベント出店後帰宅して家事を済ませて、深夜まで次の日のコーヒー豆の焙煎をする。

          目の回る程の忙しいイベント出店の帰り道、運転しながら何となく将来の事を考えた時、果たして

          いつまでこうしてキッチンカーで飛び回れるのか?と体力、精神的にも不安が募り…

          飲食店として、実店舗を持つ事の強みを痛い程目の当たりにして悔しい想いもした。

          キッチンカーは大好きだけど、やっぱり小さくても自分のお店を持ちたい!

          想いが募る日々。

          今、そしてこれから!

          2015年8月。大事に大事にしてきた、思い出がいっぱい詰まったブルーのキッチンカーを降り、

          大工さんと一緒になって、釘を打ち、ペンキを塗り、カウンターを取り付け…出来上がった夢の実店舗。

          気持ちが決まれば、もう振り返る事はしない潔さ!

          そして、マイナスとも思えそうなこのお店の小ささが、川口さんとお客さんの距離を縮め、心を開かせて、とっても居心地の良いお店になってます。

          いつも変わらずにそこにいてくれる川口さんに会いたくて、お店に足を運ばれるお客さんばかり。

          私もその1人です

          「この先、おばあちゃんになってもここで焙煎するから。」と川口さん。

          そして、1人1人の好みに合ったコーヒーをキチンと提供してくれる安心感。

          また、儚げで優しいイメージの中に、強いこだわりと妥協を許さない強さを秘めている、そんな川口さんの美味しい珈琲を飲んでみて頂きたい。

          基本は自家焙煎珈琲豆の販売ですが、テイクアウト珈琲(¥350)の販売もされてます。

          ぜひ、あなたも美味しい珈琲と店主の笑顔に癒されてみては。

           

          [基本情報]

          ON Y Va珈琲

          住所:〒515-2102松阪市五主町1234-25

          TEL:090-1410-3725

          営業時間:10:00~16:00

          定休日:日曜、火曜

          三重の名山をカレーで

          はじめまして、【OTONAMIE×TOKYO】に参加して記者となりました
          三重県尾鷲市出身のヒガシマサユキです。

          尾鷲の市街地からは大きな山が見えています。天狗倉山(てんぐらさん)という名前で、尾鷲市と紀北町をまたがる高さ500メートル強の山です。

          天狗倉山 遠景
          天狗倉山 遠景

          山頂に巨大な岩「便石山」の乗った不思議な山です。

          天狗倉山頂ズーム
          天狗倉山の頂 デジタルズーム

          岩、見えますか?

          子供の頃遠足や休日でたまに登っていました。岩の上にも上がる事ができて、今思うと不思議な体験だったと思います。

           

          そんな天狗倉山と便石山をカレーで再現してみました。

          カレーで天狗倉山を再現 横から
          カレーで天狗倉山を再現 横から

          カツの岩、キャベツの木々、カレーの海

          カレーで天狗倉山を再現2
          カレーで天狗倉山を再現
          上部より

          見えてきましたか?

          尾鷲出身と言うと雨だ雨だと言われますが、てっぺん巨大な岩のある不思議な山があることも心に残しておいてくださいね。

          写真は尾鷲在住の母撮影、カレーはゴーゴーカレー北千住店にて撮影をしました。

          レンタサイクルでまち並み散策してきたよ!

          冬支度を始めようかという11月下旬のこと。

          日を追うごとに朝は冷え込んでいき、晩秋の寒さが身に染みる季節となってきました。

          肩をすくめて出勤する人や、白い吐息を面白がりながら登校する児童もちらほら。

          秋色の名張を楽しむ第2弾!

          9月、10月の行楽時期に開催予定だったイベントをことごとく雨と台風によって中止に追い込まれ、泣かされ続けたのはきっと私だけではないはずです( ;∀;)

          しかし、やまない雨はないとばかりに11月後半の晴れ続き。

          nanowaスタッフもご機嫌よろしく活動再開です!

          前回は香落渓の景勝を拝みに行ってきましたが、まだまだ美しい紅葉が続いている名張市内。
          街中からでも美しい景色をお届けできたらという事で、今回はレンタサイクルで旧町を周ってきました!

          自転車を貸し出しているのは、サンロード商店街にあるcafé 松風。

          予約なしでも当日お店を訪れて名簿に記名し、500円というお手頃価格で自転車レンタルができます。なんとリーズナブルで素早い対応!

          コチラが今からお世話になるGIANTのクロスバイク。

          一般的なママチャリと比べとても軽量で、タイヤも細い自転車です。

          nanowaスタッフ3人ともが身長約160cm。自転車のサイズはXSかSでちょうど足がつくくらいでした。

          乗り慣れていないクロスバイクですが、はじめは車の交通量の少ないサンロード内をゆっくり慣らし運転で。変速ギアの調整でペダルの軽重を確かめます。

          バランス感覚もつかめてきたところで、いざサイクリングへ!

          平面が続く旧町はありがたいことに走りやすい♪

           

          名張川に沿うエコロードをゆったり走るコース。民家の庭先に咲く菊の香りを感じながら通りぬけるのも自転車の醍醐味です。

          なだらかな傾斜でも少しペダルを踏み込んだだけで・・・息切れ。

          運動不足の身体にのしかかる負荷。大腿筋に乳酸がたまるのがわかります。

          中にはレンタサイクルで曽爾高原まで走った猛者もいるとか!
          スゴイ。。

          朝の寒さを忘れてしまうくらいのぽかぽか陽気になってきました。空も風も澄んでいて清々しい~~

          短いコースでしたが、山の色づきを楽しめてゆったり風を抜ける爽快感。

          普段は机に向かい背中を丸めてちまちま作業をしている私ですが、心身ともにリフレッシュヽ(´・∀・`)ノ充電完了です!

          昼食は、名張川沿いの【やなせ宿】にて。

          やなせ宿では、名張市内の飲食店や食育サークルが毎日入れ替わり調理をしてくれる“ワンデイシェフランチ”が楽しめます。

          本日の日替わりランチは「乱歩ランチ」700円

          <お品書き>二十面相ミステリー押し寿司・ミニ支那そば・穴子の鰻ざく風・宝石サラダ・手作りデザート(この日は出来たてなばり饅頭でした!)

          築150年の町屋を改装したカフェ×宿泊施設

          そして、自転車をお借りした松風さんでおもしろい発見が。

          オーナーである森本さんが宿泊スペースを案内してくれました。

          店内入り口となるサンロードのアーケード側からカフェスペースを抜けると、中庭を挟んで宿泊施設へと続きます。

          宿泊利用料も格安とあって、外国人旅行客が1週間ほど滞在し、近鉄電車で京都・奈良・大阪へ観光に訪れることも珍しくないようです。

          襖絵や屏風、掛け軸、神棚など、外国の方でなくとも息を呑む圧巻の風情。
          宿泊利用が2人以上で3部屋貸し切りできるそうです。

          蔵も宿泊スペースになっています。

          蔵1階に収納されている長持や古民具の数々。
          人が多く出入りしていたのでしょうか、たくさんの七輪・おひつ・膳があります。

          森本さんの祖父の戦時中スクラップブック。レイアウトや説明書きから、お祖父さんの几帳面さが伝わってきます。
          山西省昔陽県の街並みや、当時の子供たちが縄跳びをして遊ぶ様子の写真もあり、思わず見入ってしまいました。

          2階にはシングルベッドがずらりと並び、和風モダンな雰囲気。

          ここが町屋として建てられたのは大政奉還~明治維新の頃。その時代前後の建物が旧町には数多く現存しており、今なお住居として活用されています。

          かつては、西国から伊勢参宮まで渡る初瀬街道の宿場町として、旅客人をもてなした名張。

          全国的に見れば観光地としてまだまだ穴場な存在ではあるかと思いますが、

          江戸後期から残る町並みや、名張川沿いから見渡せる山並みは、時代を経ても変わらぬ
          日本の情景が静かに感じられます。

          日ごと移り変わる季節と、歴史ロマン探索に、
          旧町へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

          ▼やなせ宿
          http://www.yanase-shuku.com/

          ▼松風
          http://www.cafematsukaze.com/

          ▼松風宿泊予約サイト Aiebnb(エアービーアンドビー)
          https://www.airbnb.jp/

          ※自転車を運転の際は、交通ルールを守って、事故や怪我のないように安全に気を付けて走行してください。
          ※こちらの記事は名張の素敵発見WEBマガジン「nanowa(なのわ)」から転載しています。

          一度入ると時間を忘れてしまう・・・夢中になってしまう雑貨屋。その名は「 マギーB 」

           

          津駅の西口のローターリー。
          たまに車で通ることがあると、いつも目に止まるお店があった。

          何のお店だろう。
          ビルの1階に連なるいくつかのお店の中で、車を運転しながらも、
          遠くからつい2度見してしまう、どこか暖かい雰囲気のするお店・・・
          ある日、家からはかなりの距離があるのだが、自転車で三重県文化会館に行く機会があり、そうだ!と思い出して、途中このお店に行ってみることにしたのだ。

           

           

          そこは、雑貨屋さんだった。
          窓からのぞき込むと、クリスマスの飾り物やカレンダーやら、ニット素材のバッグやら・・・!

          「 わぉ!」
          迷わず、お店のドアを開けた。

          寒い夜空、仕事帰りや学校帰りの多くの人が、急ぎ足で帰路に向かう中、一歩店の中に入ると、そこはなんだか、時間の流れが急にゆっくりになったように感じた。包み込む空気が一瞬にしてあたたかい・・・室温が暖かいと言いたいのでは、もちろんない。

          ふと、なぜか、スタジオジブリの「魔女の宅急便」や「耳をすませば」の街に迷い込んでしまったかのような錯覚に。

          クリスマスソングだったのだろうか。店内に流れるのは、聞き馴染みのあるクリスマスソングではなく、でも、そんなような心があたたまる音楽・・・

           

          ワクワクする!

          洒落たクリスマスカード、トナカイやサンタの小さなオーナメント、普段あまり見ることのないイラストの可愛い文具。視線を左に移すと、暖かい色合いのニット帽や手袋・・・いろんな雑貨がひしめくように並んでる。思わず手に取りたいものが、たくさん・・・

          たくさんあり過ぎて、全然進まない!

          ようやく後ろを振り向けば、手びねりのガラスの器であったり、アンティークな小物、モロッコ製のバブーシュ、スペイン製のラグ・・・海外のものもたくさん。そして、イギリスの縫いぐるみ達の可愛いこと!手触りが良くて、子どものようにむぎゅーって抱きしめたくなる。その縫いぐるみも、うさぎのような可愛らしい動物だけではないのだ。梟に、アリクイに、コウモリ・・・!こんなチョイスに、日本ではない海外らしさを感じる。

           

           

          大きく店内を見渡せば、センス良くコーディネートされたナチュラルなお洋服に、バッグに、温かそうな厚みのあるふっくらした靴下・・・

          まだまだあった!奥の一角には、たくさんの個性のある器に、リネン素材のクロスなどのキッチン用品・・・

          私はキッチンクロスを買おうかと、2種類のタイプで悩みながら、店主のいるカウンターまで持って行くと、色々教えてもらえるのだ。素材の特徴の他にも、こんな使い方もできるよ、って。クロス一つにとっても、店主ならではの考えが聞けるのだ。ついつい自分の話も聞いて欲しくなって、関係のない話まで弾む弾む・・・!

           

           

          ここはご夫婦で営む、33年間続く津の雑貨屋さん。

           

          聞けば、こちらのお店は、33年前からここ津で始まったそう!
          奥様が仕入れを担当され、旦那様が主にお店にいらっしゃいます。旦那様からは、今と違って、昔は海外での買付けや仕入れは大変だった・・・なんて興味深いお話も。

           

          ジャンルを飛び越えて、いろんなモノが混ざり合うようにあるのだけれど、その空間に違和感は全くない。見ていて気持ちが高揚してしまうのは、それは全て、店主のお目に適ったしあわせなモノで溢れているからなのだと思う。

          都市部にある、いわゆる「ライフスタイルショップ」も好きだけれど、自分の町で見つけるお気に入りの「雑貨屋さん」。これが、いいのだ。

          季節が変わると、扱うものもまたきっとガラリと変わるだろう。年が明けて、春が近づいてきたら、今度はどんなものがお目見えするのだろう!
          またのぞきに来ないとね。

           


           

          MAGGIE.B(マギー.ビー)

          514-0007 三重県津市大谷町240(津駅西口)
          TEL        :059-228-8148
          OPEN     :10:00〜19:00
          CLOSED :月曜日

           

          紀伊半島-Kii-が世界5位!?志摩半島から天照大神の母を祀る日本最古の神社を巡る、神秘の旅。

          みどりの絨毯が美しい英虞湾。

          眺めているだけで気持ちがいい。

          志摩の賢島からリアス式海岸を南下。

          一面に広がるあおさ養殖。
          南伊勢で、あおさ漁師さんに出会った。

          豪快に、ザブーンとあおさの苗を投入。

          漁師さんにいろいろ聞いてみた。

          漁師さん:あんた、どっから来たん?
          私:津です。いつからあおさ漁師をしているのですか?

          漁師さんは中学校を卒業後、大工をしていたが、父親の仕事の継ぐため漁師になったらしい。伊勢海老の漁も行っている。

          私:なんであおさって、干した方がおいしくなるのですか?
          漁師さん:乾燥させると風味が増すんさ。最近では人口的に機械で乾燥させるところもあるけど、やっぱ昔ながらの天日干しが一番うまい。昔の人は頭がよかったんやな。

          太陽の光が降り注ぐ海を眺めていると、素直にうなずいてしまう。

          漁師さん:いくら偉いさんでも、自然には勝てん。
          私:なるほど。ありがとうございました。次、行きますね。
          漁師さん:おーう!最近取材ばっかり受けとるわ(笑)。気をつけてな。

          漁師さんと別れ、次にむかった。

          道中、南伊勢で少し気になる感じのサンタ。

          おーい!

          おーい!
          と、橋のむかいにもサンタ。
          誰かが衣裳をつくって、毎年着せているのだろうと想像すると、ジワりとあたたまる。

          さらに道中・・・、あれ?

          サンタになっていた江戸時代の豪商、河村瑞賢とも別れて次へ。

          まるで山の中に突っ込んでいく感じ。

          山々があって、急に海。
          平地が少ないリアス式の自然は、ダイナミックそのもの。

          大紀町錦の海。

          草花にいやされながら、

          山を抜け、トンネルをくぐれば、

          紀北。
          深くなっていく山々。
          木の国、紀伊半島。
          神秘的な自然。

          紀伊長島の道の駅マンボウへ。

          店名のとおり、マンボウや

          トコブシ、

          亀の手という名の貝や、

          郷土料理、かつを生ぶし。
          以前、生ぶしを薄く切って、あつあつご飯に刻んだショウガやネギ、キュウリとのせて、醤油を垂らして食べると聞いた。
          想像しただけでも、美味しそうだ。

          手際よく魚をさばいているのは、魚屋魚匠海人の橋倉さん。

          いっしょに昼ごはんをよばれることになった。

          シマアジ、マハタ、ブダイなど新鮮なお刺身をのせた贅沢な海鮮丼。

          海人さんこと橋倉太一さん。

          橋倉さん:盛り付けにセンスが問われるでな(笑)

          と、さすが魚屋さん。盛り付けがすばらしい。

          一方・・・、

          わたし:うぅ・・。なんか、すみません・・。

          わたしは、残念な盛り付けをしてしまった恥ずかしさをこらえながら、橋倉さんにお話をうかがった。

          みなさまのなかにも、橋倉さんをご存知の方は多いと思う。
          テレビやSNSなどでよく見かける。

          橋倉さん:いろんな人がSNSにアップしてくれてるみたいやな。テレビも紀伊長島に魚の取材依頼がくると、なぜか自分のところに声がかかるんさ。

          そういう橋倉さんは、個人でFacebookをしていない。あまり興味がないという。そして自ら表に出たいタイプではないと聞き、意外だった。

          橋倉さん:でも自分が前にでて、地元の宣伝になるんやったらいいかなと。

          国道沿いの道の駅マンボウで魚などを販売しているのも、半分ボランティアだという。紀伊長島からさらに南へ高速道路が開通して便利になった反面、国道を使う観光客は減る中で、道の駅マンボウで地元の魅力を発信し続けている。

          橋倉さん:道の駅に地元の美味しい魚を持ってきて、こういう素晴らしいものがあることを知ってもらい、少しでも地元に人がきてくれたらそれでいいと思う。

          そんな橋倉さんや、地元を想う若者なども多く出店する、年末大港市が今年も開催される。
          三重県最大級の食材市として今年で12回目、12月22日(金)〜30日(土)の長期間の祭りだ。
          詳細はこちら(紀北町観光協会)

          橋倉さんと別れ、次に向かう。

          いつも通るたびに、なんかかっこいいなと思う造船所を通過して、

          OTONAMIEでも話題になった、無化調らーめんケンぞ〜を通過。
          時間の都合上、尾鷲からは高速で熊野にむかった。

          日本最古の神社といわれている世界遺産、花の窟神社(はなのいわや)に到着。
          伊勢神宮の天照大神の母であるイザナミが祀られていると、日本書紀にある。また、出産と同時に母イザナミを焼き殺してしまった火の神カグツチの御陵もイザナミを眺めるかのように鎮座している。
          社はなく、巨岩がご神体。
          ここは黄泉の国(死者の国)へ通じるという。
          いよいよ自然崇拝の地、熊野に入った。

          いつも思うが、熊野にくると太陽の光がやわらかくも力強いと感じる。

          花の窟の前にある階段を上がれば、

          スーと視界が開ける。
          日本一長い砂礫海岸、七里御浜。

          流木が、生まれ育った遙か彼方を眺めているよう。
          まるで偶然にできた、アートのようだ。

          熊野で太陽の光をやわらかくも力強く感じるのは長い海岸や、やわらかい岩肌のせいかも知れない。
          やわらかく強い母のような光。
          それは天照大神の母イザナミのイメージと重なる気がした。

          古代より自然に神々が宿ると信じていた、日本に根付く自然崇拝。
          太陽、食、風、雨などの神が祀られている伊勢神宮がある三重県。
          科学的、また学術的根拠なんてないが、今日巡った志摩半島から紀伊半島の東紀州で感じた自然には、力強い何かを感じた。

          日々、目の前のことばかり見ている私は、雄大で神秘的な自然を目にすることで頭の奥深くが刺激され、スッキリとそしてクッキリと物事をとらえる視野を取り戻していく感覚を覚えた。

          “自然には勝てん”
          あおさ漁師さんの言葉を、思い出していた。

          話は変わるが、世界最大のシェアを誇る世界的ガイドブック「ロンリープラネット」が先月、世界の旬の観光地ランキングを発表し、紀伊半島が世界第5位に格付けされた。
          主に和歌山側の紀伊半島だが・・・。

          では一部だが、今回巡った東側の紀伊半島はどうだろうか。

          山々が迫り、急に海というリアス式の厳しい自然環境に、古代より暮らす人々。
          自然に祈り、自然の恵みも怒りも、ありのままに受け止める。

          自然崇拝という日本人のルーツがここにはある。
          そんな気がしてならない。

          そしてそれは、きらびやかな建物やアクティビティを巡る観光でなく、日本人の精神性に触れることができる、深く貴重な資源だと思う。

           


           

          追記(2017.12.22)

          後日、世界のVOGUEに、三重押しの記事を発見!

          9 Reasons Why You Should Go to Japan’s Mie Prefecture

           


           

          年末紀伊長島大港市
          hp http://kihoku-kanko.com/feature/4927/

          道の駅マンボウ
          三重県北牟婁郡紀北町紀伊長島区東長島2410-73
          tel 0597-47-5444
          hp http://www.za.ztv.ne.jp/manbou/

          花の窟神社
          三重県熊野市有馬町上地130
          hp http://hananoiwaya.com/index.html

           

           

           

           

          幸せな気分にさせてくれる☆クリスマスムードたっぷりのtea room

          クリスマスムードたっぷりのtea roomへGo!
          \(^o^)/
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          津はカフェも多いけどカフェばっかりじゃないのよ。
          津には、すっごいtea roomがあるんだから!
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          毎月テーマに合わせて店内のインテリア全てと食器、お料理の内容まで変えてあるので、
          ここより素晴らしいtea roomは日本中どこを探したってないでしょう。
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          私が毎月必ず、どんな事があっても何年もかかさず通い詰めている、それが【tea cozy】さんです!
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          先月はまるっと1ヶ月お休みされていたから、2ヶ月ぶりのtea cozyです。

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          お部屋の中はクリスマスカラー一色!

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          今年のクリスマスのテーマは、ハンガリー!

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          まずはノンアルコールワインで乾杯!

          ♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪

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          ことことストーブで煮込んだスープであったまります。
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          パプリカが入っているので、体が食べてるそばからポカポカして来ます。
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          温泉セット、炭酸水とアイスクリームでクールダウン
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          ハンガリアンパイとクリスマスティー
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          クリスマスティーはおかわり自由
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          クッキーのお土産付き
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          このコースで今日は2900円でした。
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          これぞ幸せのひととき❤️❤️❤️❤️❤️
          だからtea roomが大好き❤
          何て癒されて美味しくて楽しくて幸せな気分にさせてくれるんでしょう。
          シンデレラのブログの中でカテゴリーを作ってあるほど大好きなのはtea cozyだけ。
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          来月もまた楽しみ❤️
          このクリスマス月間は、夜のライトアップをしているtea cozyがおすすめみたいよ!
          ぜひ、ぜひ、行ってみてね!
          Tea Cozy (ティー コージィー)
          住所:三重県津市広明町87-3
          TEL:059-226-3016