まだあまり知られていない、日本の地方。
美しいと思う。
そして、私が暮らしている三重県も、そう思う。
今回、三重の食結びというサイトで、伊勢と南伊勢を1泊2日で巡る旅を取材した。
テーマは、日本の美の原点を求めて。
数年前からよく耳にする、フォトジェニックという言葉。
取材を通じて感じた、フォトジェニックな伊勢、南伊勢を集めてみた。
モデル:IRENE
写真:y_imura
伊勢
旅の始まりは、ホットチョコレートを飲みながら。
カメラマン:君はなんていう名前?
IRENE:イレーネです。
カメラマン:名前が長いなー。あだな付けるわー。そやなー、イレちゃん!
IRENE:イレちゃん(笑)
カメラマン:イレやん!
私:(笑)急に、近所のおじさんみたい。短くなってないし!
カメラマンが、程よい笑いを誘う。いい旅になりそうだ。
外宮さんに到着。
やわらかな日差しが差し込む、秋。
澄み切った空と、凜とした空気が心地よい。
ここにいるだけで、歩いているだけで、心が洗われていく気がする。
外宮参道を散策。
刃物屋さんで出会った、おろし金。
一つひとつに職人の温もりを感じる。
蔵が映える河崎の街へ。
古本屋のおじさんとの話しが弾む。
サトナカのクッキー。
ササササササササササ中。
サが十個の中に中。
「Fine & Crazyがコンセプト。都会を真似することだけはしたくない」
取材中、サトナカクッキーのデザインを手がけたクリエイターは、そう言っていた。
伊勢に根付く、クリエイティブの魂。
南伊勢
漁師さんに会いに。
真っ黒に日焼けした顔に、大きな笑顔。
ぼー、とする時間。
海の上だと気持ちいい。
元小学校のゲストハウスが今日の宿。
漁師さんと塩釜をつくったり、
貝を焼いたり。
文字通り、海の幸。
おいしい食事に、非日常的な夜。
話しは尽きない。
漁師さん:おれの人生、リアス式。
名言に盛り上がったりしながら、笑顔とともに夜は更けていった。
漁村の朝。
カラフルな漁村のトタン小屋。
無駄な音のない、目に飛び込んでくる広告や看板もない漁村。
そんなシンプルな漁村は、フォトジェニックだと思う。
展望台から見た景色。
視界には、2隻の船と、海と空。
ただそれだけなのに、いやそれだけだから、いいなと思う。
天空のポスト(伊勢)
帰りに寄った天空のポスト。
体と心がスッキリとする。
ブレかけていた何かに気が付く。
シンプルだけど、記憶に残る旅。
その地に暮らす人には、何でもない場所や風景なのかも知れない。
しかし、人が暮らす場所には、きっと美しい何かがある。
Life is journey.
旅で食べる美味しい食事。あなたらしい旅。
そんな旅のご参考になればと思い、OTONAMIEはフォトジェニックをテーマに、三重の食結びは日本の美の原点をテーマに記事を綴りました。
三重の食結びは英語と中国語に翻訳されます。
国内そして海外の一部にも、SNSを使って記事が配信されます。
三重、そしてまだあまり知られていない日本の地方の魅力が、より多くの方に届けばと願います。
▼三重の食結び記事:日本の美の原点を求めて
http://www.shoku.pref.mie.lg.jp/jp/contents2018_02.html
村山祐介。OTONAMIE代表。
ソンサンと呼ばれていますが、実は外国人ではありません。仕事はグラフィックデザインやライター。趣味は散歩と自転車。昔South★Hillという全く売れないバンドをしていた。この記者が登場する記事