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センベロにも届かぬくらいでほろ酔える。かつて塩問屋だった塩半商店の角打ち@桑名

ずっと気になっていた…が、入りづらい!

その店構えに、
躊躇していた店がある。

桑名駅からほど近い、
一号線沿いのマンションの1階。

ぎりぎり、酒屋だということはわかる。

恐らく角打ちもやっている。

角打ちとは、
酒を販売する酒屋の中で呑めるところ。

入りたい。

でもめちゃ入りにくい。

いや、今日こそは勇気を出して…

 

扉のむこう。

恐る恐る扉をあけ、聞いてみた。

―—こちらでお酒、飲めますか??

『おー!飲めるよ、座んな座んな』
そう、おじさま方が、一同に迎えてくれた。

店の真ん中にドーンとあるソファ。

そしてカウンター。

皆さんが丁寧に、勝手を教えてくれる。

ゆえに、店の人がどなたかわからない。

とりあえず缶チューハイを頼んでみたところ、
持ってきてくれたのが、
この店の”おかあさん”だった。

 

桑名藩御用達の塩の問屋だった酒屋

塩半商店

この店の名前だ。

かつては、桑名藩に塩を納めていた問屋で、
創業者の名前である半三郎から付いた屋号。

酒屋になったのは、
昭和15年とのことだから、
かれこれ78年。

40年来の常連客なんてざら。

自分は20年の常連。ヒヨッコさ

そう笑うおじさまもいた。

営業時間は11時~20時。
13時半頃から夕方までは中休み。

つまり昼から飲める。

最高やろ

今日も昼から飲んでいるというおじさまが、
コップ酒を飲み干し、ニヤっと笑った。

 

文化人、集う

ここにメニューはない。

お酒やつまみは基本セルフ。

清算は最後なので、
空き缶や袋は捨てずに、そのままに。

常連客はほぼキープボトル

つまみは乾き物以外にも、
冷奴や納豆などもお願いできる。

冷蔵庫の中身次第

聞くところによると、
塩半商店には教授や教師、地域活動家など、
文化人が多く集っているのだそう。

趣味の幅も広く、
情報交換だけではなく、
色んな事が通じ合えるのだという。

私もこの日、
桑名の文化についてあれこれ教えてもらい、
有意義な時間を過ごすことができた。

--お酒はやっぱり誰かと飲みたいですね。

客:そうやろ。ここには軽く飲みながら、話をしたい人が集まってくるよ

そう話してくれたお客さんの通い歴は、まだ3年。

ひよっこどころか、
卵レベルということになる。

そのお客さんも、
当時は私と同じく、
店先を行ったり来たりしながら、
入るのを躊躇していたところ、
たまたま店内に知り合いがいるのが見え、
勇気を出せたと教えてくれた。

そういうお客さん多いね』とおかあさん。

おかあさんは昭和40年に、
青森からこの桑名に嫁にきた。

桑名のガサガサしていない人間模様が心地よいという。

そんな話をしているうちに
時刻は19時半過ぎ。

早めのハッピーアワーを済ませたお客たちが、
続々と帰っていく。

ふと気付いたのが、
皆さんお会計時、
紙幣のやりとりがほぼないということ。

ありがたいやろ。センベロにも届かんくらいで楽しめる、最高や!

洒落たハットを頭に乗せ、
ほろ酔いで帰っていくおじさまを見送り、
私も缶チューハイを飲み干した。

 


塩半商店
住所:三重県桑名市寿町1-15
電話:0594-22-1095

中勢バイパスの先に、腕の良いバリスタさんの気配を察知です!(part1)

こんにちは。
連日猛暑のため、涼を求めて県内を東奔西走している筆者です。

さてさて今回私がお勧めしますのは、久居駐屯地近くにございます。
それはもう居心地の良~いカフェ、

「CAFE TORAPETO」さんです。

23号線中勢バイパスを降りたら、165号線を久居駅方面に進みます。
一度お店を通り越して次の信号でUターンすると、すぐ左手に見えますよ!

あぁ、見た目からしてすでに隠れ家カフェ感があって内緒にしておきたい…。
でも紹介しちゃいます。
だって素敵なんだもの!美味しいんだもの!教えたくなるじゃないっ⁉

初めてのお店に少し緊張しながら扉を開けると、
とっても朗らかな笑顔のバリスタさんが、すぐに席を案内してくれました。
私、結構な人見知りのはずなんですけど、
店内の雰囲気が柔らかくて椅子に座ってすぐリラックスできました。

そして内装もまたお洒落で見ていて楽しいんですよ!
オーナーさんの珈琲愛とお店へのこだわり具合がひしひしと伝わってくる、そんな内装♫

「なにあの時計めっちゃ可愛いですやんっ‼」と、
内心すごく興奮していたラテアートの時計↑

因みに余談ですが、実はトイレも撮影したいほど可愛かった!
本当に素敵なトイレだった!!是非見て欲しい!

我ながら、何故カフェの記事でこんなに熱くトイレについて語ってんだとは思いますが、
お手洗いの居心地がいいところで店内の雰囲気が良くなかったところは
いまだかつて無いのですよ。(筆者記録では…)

ふう、話がそれましたね。
ではそろそろメインの珈琲に参りましょう!

ドリンクメニューはこちら!

….と言いたいところですが写真撮るの忘れてました。
というわけで、今回頼んだのがこちらです。

カプチーノふわふわです♡
ミルクも適温で甘くて美味しいです。
カプチーノの前にエスプレッソも頼んでいたのですが、
砂糖をいっぱい入れてかき混ぜてもすぐ表面を覆うクレマ…
素晴らしいっ!

コクがあって個性もあるけど、クセが強いわけではなく飲みやすい。
後味も心地よく香りが残る程度で、私はとても好みでした♪

そして本日のパニーニ。

3種類あるうちの一つ、生ハムとカマンベールチーズのパニーニです。
あ、一緒に写真撮る前にカプチーノ混ぜちゃった。
まあ、美味しいことに変わりはないですし、しょうがない!

いただきます。

…さっくさくですよ!そこにカマンベールチーズが伸びて、
もぐもぐしていると生ハムとソースの塩気が程よく舌の上に広がります。
満足感はあるけれどパンが軽い食感なので、重くは感じずぺろっと食べられますよ。
大変気に入ったので母へのお土産にテイクアウトも頼んじゃいました。

最後はデザートに甘くて冷たいドリンクを。
キャラメルフレーバーのアイスカフェラテです。
わかれた層を混ぜ混ぜするのが至福の瞬間。
そして、甘くて冷たいものは正義だと思っています。
美味しいって幸せです。

今回は友人と旅行の計画をたてに来ていたので、
だいぶ話し込みこの時点でおそらく2時間ちょっとくらいでしょうか?
ゆったりと心地よく時間が流れる店内で、気が付くと夕方になっていました。

最後に少しバリスタの田中敏幸さんにお話を伺ったのですが、
CAFE TORAPETOをはじめられた経緯も、また素敵なものだったんですよ。
ちょっと聞いてくださいな!

現在はJBA公認バリスタの田中さん、以前は整備士をされていたそうです。
でも、モノを直すよりもご自身で作り出す仕事がしたかったそうな。
それで何故にバリスタ?と思いつつ聴いていたら、
田中さんは様々な人とのコミュニケーションとることが好きで、
ホスピタリティ関係にも興味があったそうです。
そこで、もともと珈琲もお好きだった田中さんは、
「だったら好きな珈琲をツールにコミュニケーションをとりたい!」
ということでお店を開かれたのだとか!

そんな田中さんの何が凄いって、カフェを開くにあたり
JBA 日本バリスタ協会公認のライセンスまで取得したことなんです。

私もちらっと聞いた話でしか知りませんが、それは決して簡単でない試験。
内容は珈琲に関することはもちろん、アルコールドリンクや、コミュニケーション能力など、バリスタに求められる幅広い能力が試されるそうで…聞いてるだけでも大変そうです。

それでも、
「お店を出すならしっかりとした確証の持てるクオリティーのサービスを提供したい!」
という思いからライセンス取得をされた、

その心意気や天晴れです!!

語ってくださる田中さんの表情、笑顔が眩しいとはこのことか…
「味よし、人良し、雰囲気良し」の三拍子なカフェ トラペトさん。

恥ずかしいとのことで、残念ながらご本人の写真はありません。
なので、直接久居に会いにいらしてください!
来てよかったと思わせてくれる人柄の、素敵なバリスタさんですよ。

そして美味しい珈琲と共に、魅惑の時間をお過ごしください♪
それではまた。

 

因みにこの記事はpart1ですよ?)

 

ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-

CAFE TORAPETO

TEL: 059-273-6606
〒514-1113 三重県津市久居野村町516-6 フラワー通り1号
HP: https://www.roastercafetorapeto.com/
公式アカウント:https://www.facebook.com/cafeTorapeto/

【日~木】
午前 9:00~11:00、午後 13:00~19:00
【土曜日】
午前 9:00~11:00、午後 13:00~22:00
【定休日】
金曜日、第2・3木曜日

 

今年は土用の丑の日が二回!絶品鰻丼を求めて@志摩

今年は二の丑といって、土用の丑の日が二回あるそうですね。
2回目の土用の丑の日8/1を前に、志摩市波切のしまやに行ってきました。

しまやとの出会いは、お仕事で出してもらったお弁当が、なんと!うなぎご飯。
その時の写真は無いのですが、しまやHPからお借りしてきました。
こちら↓


甘辛いタレの絡まったご飯に、うなぎを散らし、その上に錦糸卵。
「冷めていても美味しすぎ!」驚きました。
一体どこのうなぎ店??と、箸包を持ち帰りました。

家族に話すと、早速買いに走ったようで、今度は特上鰻丼がドーンっとうちのテーブルに。

仕事から帰ったのは深夜にもかかわらず、少しだけ食べるつもりが完食。
止まらなかったのです。
冷めていてもこの味ならば、お店で食べたらどんなに美味しいのだろうかと…

そして、8/1を前にお店に足を運びました。

海の町のこの昭和レトロな感じが、期待感が高まります。


持ち帰りでは付いてこない、この肝吸物も絶品。

そして、炭火で焼いた国産・鹿児島産の鰻に絡みつく継ぎ足しの秘伝のタレがなんとも言えず♡
食がどんどん進み、あっと言う間に完食!
コストパフォーマンスもかなり良い。

お会計の際に、女将さんが「どちらからお越し?」と、気さくに話しかけてくれて、
お店の歴史を語ってくれた。
「もともとは、名古屋で主人が寿司屋をやっていてね〜。ここでこうしてオープンしたのが昭和47年…」
地域で愛されている理由がとてもよくわかりました。

お土産も買って…



家族にも食べさせたい。
それはまさに …「しまや の鰻丼 」であります。

⭐うなぎ・寿司 しまや
三重県志摩市大王町波切234番地 TEL 0599-72-0331
営業時間 10:00~19:00
定休日 火曜日
HP:http://isesima.info/shimaya/

桑名のアイスまんじゅう、どれを愛す!?

近年、桑名市は全国でもトップクラスの暑い街
先日、7月23日には観測史上最高の39.7度を記録。

そんな暑い日に食べたくなるもの・・・

http://otonamie.jp/?p=37368
もそうですが、今年は桑名のソウルフード「アイスまんじゅう(饅頭)」を取り上げます。

「アイスまんじゅう(饅頭)」は昭和25年頃からある、小豆とミルクのアイスキャンディです。
お饅頭の餡の代わりに小豆、皮の代わりにミルクを使った、暑い日にピッタリなおやつ。
今回は“アイス”まんじゅうなので(?)「“あいう”えお順」でご紹介。

桑名アイスまんじゅう御三家

①新栄堂(しんえいどう)

桑名市役所南100mの、公園の隣にある夏限定のお店が新栄堂さんです。
ある意味「幻のお店」で、桑名市に住んでいてもご存知ない方も多いかもしれません。

うっかりしていると通り過ぎてしまうので要注意です

元々は鶏肉屋さんで、今のご主人のおじいさんが始めた
比較的新しいお店。

アイスまんじゅうと、アイスフルーツ・・・
どんなものでしょうか。

一番人気はノーマルのアイスまんじゅう。

数十個単位で買っていかれるお客さんが多いようです。

もう一つはアイスフルーツ。

アイスフルーツは、このような型に入れて作ります。

かつては二色透明の味気ないパッケージでした。
平成元年にこれでは売れないと、親戚の方にデザインをしてもらって今の可愛らしいパッケージになりました。


作り方は


サラリーマンを定年退職したご主人と奥様、二人で切り盛りしています。
「いつまで続けられるか分からないよ」と話すご主人。

他に卸売りをしていないので、お店に行かないと食べられません。

お母さんの愛情のこもったアイスまんじゅうを、まずはお召しあがりください。

店名:新栄堂
住所:〒511-0069 三重県桑名市新矢田2丁目41
電話番号:0594-22-0222
定休日:不定休(夏季のみ営業)

 

②寿恵広(すえひろ)

続いてはメディアでもよく取り上げられる老舗、寿恵広さんです。

和菓子屋さんなので、練りきりやどら焼きなども売られていますが・・・

ここでは5種類ものアイス饅頭が販売されています。

元々はミルク味だけでしたが、
1993年頃に『抹茶』が加わり、
1999年頃に『丹波大納言』を追加し、
2003年頃にお客様の要望から『黒糖』が生まれ、
そして昨年、丸ごといちごが1個入っている『いちご』が追加されました。

他にも「アイスドリアン」という名ですが、ドリアンは入っていないアイスキャンディも。


作り方は


昭和25年頃から作られている『アイス饅頭』。
当時の製法を守りながら、新作にも挑戦している寿恵広さん。

桑名市のふるさと納税にも参加されていたり、オンラインショッピングや高島屋のお中元にも購入することができます。

この新聞紙にくるんで持ち帰ると、「桑名の夏」って感じがしますね。

店名:寿恵広
住所:〒511-0057 三重県桑名市三ツ矢橋11
電話番号:0594–23-1466
HP:http://suehiro-hiros.com
定休日:毎週水曜日

 

③マルマン

3店舗目のマルマンさん。
桑名市博物館の東側、日本一やかましい祭「石取祭」の石取会館の向かいにあります。

寿恵広さんと人気を二分するマルマンさん。
それぞれの家庭で馴染みの味は異なりますが、みなさんはどちらでしょうか?

アイスまんじゅうは、薪で炊いた上質の大粒あずきを使っているそう。
手書きのイラストが、アットホームで素敵です。

店の中に入ると

年中営業していますが、夏は売り切れ次第終了とのこと

看板犬がお出迎えしてくれます。

アズキちゃんと、キャンディちゃん

人気コンテストはやはりアイスまんじゅうが一番人気。
20本以上で1本サービスしてくれます。


作り方は


六華苑向かいの駐車場がある「住吉浦休憩施設」でも頂くことができます。

今のご主人のおじいさんが、コーヒーを作ったら美味しいんじゃないかと言ってできた「コーヒー」。
今のご主人のお母さんが、ご主人がフルーツ嫌いだった子ども時代にアイスキャンディにしたらフルーツを食べてくれるんじゃないかと言ってできた「フルーツ」。

世代を越えた愛情が詰まった、甘いアイスです。

ちなみにポイントカードがあるのはこのお店です。

店名:マルマン
住所:〒511-0039 三重県桑名市京町33
電話番号:090-9943-3446
定休日:夏季は無休(9・10・4・5月は火、11〜3月は月火)

アイスまんじゅう鈴鹿にも!

④中野精餅店(なかのせいべいてん・鈴鹿)

実は「アイスまんじゅう」と名のつくものは全国各地に存在し、三重県内では桑名市だけでなく鈴鹿市にもあります。

創業明治元年のお餅屋さん、中野製餅店さん。

昭和11年に、三重県で初めて「アイスキャンデー」を製造販売したハイカラなお店。
3代目の先先代がいち早く機械を購入しました。

一本一銭と言うところに時代を感じます

その後、全国的に流行りつつあった「アイスまんじゅう」も製造しだして、今では全部で7種類
ここは練乳を一切使わず、すべて牛乳だそうです。

誕生した順は、あんこ→フルーツ→コーヒー→抹茶→マンゴー→ロイヤルミルクティ→いちご

どれから食べようか、迷ってしまいますね。

お値打ちなアイスキャンデーは全部で6種類。


中野印の「あたり」が出れば、1本サービス!!

アイスもいいですが、お餅屋さんなのでみたらし団子も美味でした。

あまりにも美味しそうだったので、写真を撮るの忘れてしまいました
店名:中野精餅店
住所:〒513-0809 三重県鈴鹿市西條4丁目22
電話番号:059−382−0162
定休日:毎週月曜日、火曜日不定休

 

どんな違いがあるのか?

見た目と断面を比較してみよう!!

まずは包装をチェック。

取ってみると・・・

※断面ですが、かじったものではなく包丁を入れたものですのでご安心ください。笑

①新栄堂(しんえいどう)

少し硬いなと思ったら、時間を置いてみてください。
外見は雪の積もった富士山のよう。
練乳の層が厚く、シャリシャリ食感の甘い小豆との相性は抜群。

②寿恵広(すえひろ)

桑名っ子なら一度は食べた事がある「ザ・アイス饅頭」。
最初硬いなと思われるかもしれませんが、こちらも少し置いて食べると柔らかくなり美味しくいただけます。

時代に合わせた控え目な甘さで、中までしっかりと凍っているので暑い日食べると最高!
購入するとついてくる「美味しい食べ方」によると、器に入れてトロッとさせたり、アイスコーヒーなどに浸してかじるなどの違った楽しみ方もあり、今度試してみたいです。

③マルマン

開封して割りばしの棒を持つと、①②と比べると固く凍っていないためすぐに食べ始められます。
食べ始めは小豆が多めで大粒の小豆を一つ一つ味わい、食べ進めていくと下の練乳の層に達します。
袋を開けたときに、練乳の端っこをかじり取れるのもマルマンの魅力かも。

④中野精餅店(なかのせいべいてん・鈴鹿)

柔らかい牛乳の皮に、甘い小豆の餡。
「饅頭」と言う名でいうと、一番お饅頭らしいかもしれません。


全部食べ比べてみて、どれも甲乙つけがたい良さがありました。

アイスの棒もそれぞれ違っていて面白いです

馴染みの味もいいですが、この暑い夏は“新しいアイスまんじゅう”を開拓してみませんか?
取材で購入したアイスまんじゅうが沢山残っています。
アイスまんじゅうを食べすぎて、お腹を壊さないように気を付けないと・・・

こんなにおいしい、カツ丼があったなんて・・・。三栄食堂

刑事:そろそろ、はいたらどうなんだ!!
容疑者:だからやってないって、何度も言ってんだろっ!!
刑事:お前も往生際が悪いな・・。まあ、とりあえずカツ丼でも食うか?

カツ丼を口にかけ込む容疑者。

刑事:なんだお前、腹が減ってたのか。
容疑者:刑事さん、オレ昨日から何も食ってなかったんだ。
刑事:そういえばお前のお袋さん、心配してたぜ・・。
容疑者:ど、どうしてお袋に会ったんだ。おい、何でだ!お袋は関係ねーだろ!
刑事:お前、小さいころからお袋さんが作ったカツ丼が、大好物だったみたいだな。お袋さんに言われたよ。お前にカツ丼を食べさせてやってくれとな・・。
容疑者:・・・。
刑事:どうだ。お袋さんのためにも・・。
容疑者:・・・。やったのは、オレだぁ・・。

肩を落とし、静かに連行される容疑者。

刑事:ちゃんと罪を償って、お袋さんに笑顔で会いにいけよ。

と、今回の記事と全く関係のない妄想的な前振りが長くなってしまいましたが、こんなテレビを観たことがあるような、ないような、とにかく刑事ドラマでお馴染みのカツ丼。

カツ丼って、一度イメージすると、どうしても食べたくなるときってありませんか?

そして私は、出会ってしまったのです。
今までのイメージになかった、美味しいカツ丼に・・。

 

気になるカツ丼の写真

仕事で津市から南伊勢町の五カ所へ。
ちょうどお昼時に仕事は終了。
お腹が空いた。
仕事先に置いてあった、地元の観光協会が発行しているグルメマップを眺めていた。

仕事先の南伊勢の人:お昼、どこに食べにいくの?
私:なに!このカツ丼!気になる・・。三栄食堂?
仕事先の南伊勢の人:あー、三栄さんね。

「さん」を付けるあたり、どうやら地元の人にも馴染みのあるお店みたいだ。
スマホでグルメ系サイトを検索するも、有力な情報は掴めず・・。
念の為、もう一度グルメマップを読み返してみる。

<和食>三栄食堂
地元漁師や釣り客がこぞって訪れるお店で、家族経営ならではのあたたかいおもてなしが魅力。どのメニューもやさしい味わいで、甘みそで食べるおでんも人気です。
かつ丼630円(税込)

地元漁師がこぞって訪れる・・。
これは有力情報!
それにしても、掲載されているカツ丼の写真が、やはり気になる。

五カ所から店のある慥柄浦(タシカラウラ)へ車でドライブ。

約20分、店の前の駐車場に到着。
そこから堤防に上り、見える景色がとてもきれい。

 

昔から続いている店には、何か秘訣がある。

お店は昔ながらの定食屋さんといった感じ。
毎度こういったお店に来ると、確信に迫ることがある。
それは、昔から続いている店には、何か秘訣があるのだと。

店内もいたって定食屋。
暑い日だったので、エアコンが心地良い。

元気な店主の方が出迎えてくれた。
のどが渇いていたので、そそくさと水を飲み干すと、店主の方がすぐに水を入れてくれた。

店主:あんた元気やなーって、よう言われます。
私:いや、私もそう思いました。失礼ですがおいくつですか?
店主:今年で85歳です。よそでは75歳、いうてますけど(笑)

田中角栄総理大臣の時代の話。
以前は店の前のビーチまで、ビールを運んでいた話。
30年振りに「なつかしくて」と名古屋から来てくれたお客さんの話。
こういった地元の人との話は楽しい。

私:カツ丼をください!

写真で見たカツ丼は、やはり人気メニューの一つとのこと。
仕事で一緒だった人は、中華そばを注文。
こちらも人気メニューだとか。

さっそく運ばれてきた中華そば。
昔ながらの感じで、おいしいとのこと。
変わらぬ味には、つい惹かれてしまう常連も多いのだろう。

さて、お待たせしました。
1時間前から、私を支配していた、あのカツ丼。

では・・

カツを入れ忘れたカツ丼ではありません。
ごはん ON カツ ON たまごなのです。
カツ丼なのに、カツが見えないという衝撃。

口へ運ぶと「ふわっふわ」のたまご。
中にはしっかりとカツが入っていました。

わかる!
これは人気メニューになるのがわかります。
しつこいですが、たまごが「ふわっふぁ」なんです。
もう「たまごふぁっふぁカツ丼」です。
「ふぁっふぁ!ふぁっふぁー!」を存分に愉しんだあと、またお店の人に話を聞いてみました。

このカツ丼は、店主の奥さんが考案し、今でもこの「ふぁっふぁ感」を求めて通う常連もいるとのこと。

今は娘さんもお店を切り盛り。
その娘さんのお婿さんが、厨房で腕を振るっているとのことでした。

昔から続いている店には、何か秘訣がある。
「ふぁっふぁ!」な、素敵な出会いがありました。

 

次回予告
「こんなにおいしい、海老フライがあったなんて・・。」
乞うご期待ください。

 

 


 

三栄食堂
三重県度会郡南伊勢町慥柄浦644
tel  0596-72-0532

 

色が変わる!?マロウブルーはインスタ映えしまくり!@津市

ラッシュカフェにGo!
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久しぶりに津市のカフェめぐりをしています。
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元ククサの跡地に出来たテイクアウトが基本の【rush cafe】さんです!
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イートインするなら、中にはカウンターで4席ほど。
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結構なお客さんがひっきりなしに来ていたわ。
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こちらのお店、ヘラジカがモチーフになっています!
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写真を撮るスペースあり!テント?
インディアン風だね。
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メニューはこんな感じ。
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普段は奥様一人で切り盛りされています。
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オーナーさんに会えるのはレアなんだとか。
めっちゃさわやかで優しい感じのイケメンでした。
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アイスキューブレモネードにしました。
今、流行りだよね!これ!色が変わるの!
ビーツドリンクのマロウブルー!
インスタ映えしまくりだよ!
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摩訶不思議でしょう?
マロウブルーとは、ハーブの一種でアントシアニンが含まれいるので、
シロップを入れてるそばから色が3色に魔法にかかったみたいに変化していくの!
これは紫からピンクに早変わり!綺麗ー!
☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
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チョコバナナキャラメルも
めっちゃ美味しい〜!❤❤❤❤❤
♪───O(≧∇≦)O────♪
今度は絶対にそれにしよーっと!(^-^)v
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お土産にチョコバナナキャラメリゼ
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家で食べてみたら、めっちゃ美味しかったー!

きゃお〜ん❤❤❤❤❤

ラッシュはめっちゃおしゃれでイケてるよ!

ここ、これからヤバいぐらいに流行りそう!

いや、絶対に流行る!

間違いない!(私のお墨付き)

マロウブルーをメニュー化している流行に敏感なカフェはこれからゲキ流行り出すから、
みんなも今のうち!

乗り遅れないように要チェックチェックだよ!

これぞインスタ映えしまくりぃ〜!

ラッシュカフェ
TEL: 070-1637-0141
住所: 三重県津市幸町30-18
営業時間: 11:00~15:30 日曜営業
定休日: 不定休

転載元:プリンセスシンデレラ ラッシュカフェ

OTONAMIE PUSH!! EVENT【2018.7.26 update】

広報担当のともーこです!
OTONAMIE編集部に寄せられた、OTONAMIEがPUSH!! しているイベント情報です。

※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください

 

三重県立美術館「サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法展」

ドップ 清潔な子どもの日1954年 パリ市フォルネー図書館蔵 Annie Charpentier 2018

ジャンル:展覧会
日程:2018年6月30日(土)〜9月2日(日)
時間:9時30分〜17時(入館は16時30分まで)
場所:三重県立美術館
費用:一般1,000(800)円、学生800(600)円、高校生以下無料 ( )内は前売りおよび20名以上の団体割引料金
主催者:三重県立美術館ほか
お問い合わせ先:三重県立美術館 059-227-2100
メッセージ:レイモン・サヴィニャックは、フランスを代表するポスター作家であり、主に企業広告を手掛け、鮮やかな色彩とユーモア溢れる表現で、製品の魅力をアピールするのが上手かった。エール・フランス、ルノー、ダンロップ、ミシュランのほか、サントリーや森永製菓など多くの企業が広告として採用。
お子さんが楽しんでいただけるよう、作品の顔出しパネルを設置したり、サヴィニャックになったつもりで商品をPRするミニポスターが創作できるコーナーを設置。お子さんと一緒に美術館に出かけ、夏休みのポスター制作の参考としてください。
イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/

 

第20回企画展「おもちゃ大好き!〜郷土玩具とおもちゃの歴史〜」

ジャンル:展示会
日程:2018年7月7日(土)〜9月2日(日)※毎週月曜日休館(祝日の場合はその翌日)
時間:午前9時〜午後5時(土日祝は午後7時)
場所:三重県津市一身田上津部田3060 三重県総合博物館(MieMu)
費用:一般900円・学生540円・高校生以下無料
主催者:三重県総合博物館(MieMu)
お問い合わせ先:三重県総合博物館(MieMu)059-228-2283 MieMu@pref.mie.jp
メッセージ:今も昔も子どもたちの身近な存在であるおもちゃ。ブリキやセルロイドからプラスチック素材への転換、電子・コンピュータの導入、戦争の世相を反映したものなど、おもちゃは時代とともに変化してきました。
今回は、日本玩具博物館の日本屈指の玩具コレクションを中心に、明治から現在までの各時代のおもちゃ、伊勢地域をはじめとする各地の郷土玩具が大集合します。
夏休みに子どもも大人も楽しんでいただける展覧会です。
イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/MieMu/000215000.htm

 

 

昼酒会@麻吉旅館

ジャンル:日本酒
日程:2018年7月29日(日)
時間:12:00~16:00
場所:三重県伊勢市中之町109-3
費用:3000円
主催者:有限会社麻吉
お問い合わせ先:麻吉旅館 tel:08051687836 iseasakichiryokan@gmail.com
メッセージ:麻吉旅館にて食事と日本酒を楽しむ会。
今回は西日本の日本酒、西日本の米を原料とした日本酒がテーマ。利益の一部が西日本豪雨災害の募金となります。
イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://www.facebook.com/events/1931640103560278/?ti=as

 

子どもたちのやりたい!やってみようを育てよう

   

ジャンル:夏休みイベント
日程:2018年7月31日(火)
時間:10:00~15:00
場所:鈴鹿市算所町1233-1 コンフェット鈴鹿平安閣
費用:入場無料
主催者:特定非営利活動法人shining
後援 鈴鹿市 鈴鹿市社会福祉協議会 鈴鹿市教育委員会
お問い合わせ先:岡田 tel 09066471011 nposhiningjapan@gmail.com
メッセージ:身近な職業を知って貰おう、地域の企業を知って貰おうそして子ども達が自分で考えて何かを作り夏休みの思い出にしてほしい!そんな想いから始まった夏休みイベントです。

昨年は、1300人を超える親子が遊びに来てくれ、大盛況でした。今年は、鈴鹿アンリミテッドサッカークラブの選手が来てくれたり、あまり見たことのない赤バイと呼ばれる消防署のバイクのお仕事紹介もあります。またモータスポーツの街鈴鹿らしく、モリワキエンジニア様からレーシングスーツに展示等もあります。子どもたちの夢が広がる一日となるようスタッフ一同お待ちしていますので、遊びに来て下さい。
イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://www.facebook.com/events/1099559226851983/?ti=ia

 

三重県野外体験保育指導者養成講座

  

【日程・場所・内容】
(1)6月21日(木)10:00-14:30 場所:津市合同ビル2階
「野外体験保育に取り組もう〜野外保育の特性〜」
(2)9月13日(木)9:30-15:00 場所:大台町新田「子ども王国」
「野外体験保育の実践1〜園児が山にやってくる!〜」
(3)10月9日(火)9:30-15:00 場所:鳥羽市安楽島「安楽島海岸」
「野外体験保育の実践2〜園児が海にやってくる!〜」
(4)11月18日(日)9:30-15:00 場所:大台町新田「子ども王国」
「野外体験保育の実践3〜親子で森遊び&野外クッキング〜」
(5)12月8日(土)9:30-16:00 場所:菰野町または津市
「冒険体験と野性性からリスク回避を学ぶ」
(6)12月20日(木)10:00-15:00 場所:大台町または津市
「野外体験保育の計画をつくろう!」
【講師】(1)森の風ようちえん代表 嘉成頼子氏
(2)(3)(4)(6)大杉谷自然学校職員(NEAL指導者)
(5)くりこま高原自然学校代表理事 佐々木豊志氏(NEAL指導者)
【対象】三重県内の野外体験が実施できる施設の職員の職員、または18歳以上の自然体験活動や野外体験保育に関心がある方
【定員】(1)〜(4)、(6)各20名 、(5)定員無し(公開講座)
※原則全講座受講(単回参加希望の方はお問合せください)
【参加費】(2)(3)(6)100円(保険代)、(4)500円(保険代、昼食材料費)(1)(5)無料
【申込方法】電話(受付は平日/10:00-17:00)・ FAX・メールにて受付。
※受付時必要情報:プログラム名(もしくは開催日程)名前・ふりがな・性別・年齢・〒・ご住所
【詳細】詳細はお申込み後に郵送いたします
主催:三重県 子ども・福祉部 少子化対策室
企画・実施・NPO法人大杉谷自然学校
【お申込み・問合せ】NPO法人大杉谷自然学校
TEL:0598-78-8888 FAX:0598-78-8889
E-mail: info@osugidani.jp URL: http://osugidani.jp/
〒519 -2633 三重県多気郡大台町久豆199
三重県子ども・福祉部少子化対策室HP>>
http://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/m0323600010.htm
イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:http://osugidani.jp/pdfs/201806yagaitaiken.pdf

奥伊勢サンデーナイトマーケット

ジャンル:マーケットとライブ
日程:2018年8月5日(日)
時間:16:00〜20:00
場所:三重県多気郡大台町薗993番地 奥伊勢フォレストピア芝生広場
費用:入場無料
主催者:主催:奥伊勢サンデーマーケット実行委員会 後援:奥伊勢フォレストピア
お問い合わせ先:https://www.facebook.com/events/196204011171950/
メッセージ:奥伊勢サンデーマーケットは、身体や心に優しいフードと温もりのあるクラフトや雑貨のお店の集まるマーケット。今回は、真夏の夜の奥伊勢サンデーマーケット開催です。

[出店リスト]
1.ぴきにき☆オーガニックドリンク
2.やまねこ亭☆オーガニックかき氷
3.マドゥーカ☆炭焼きビーフステーキ丼
4.カレーのてちや☆松阪牛すじカレー、かき氷
5.Odai Deli☆奥伊勢野菜と東紀州の魚の冷やしそうめん
6.ひまわりきっちん☆唐揚げ
7.Loungewood☆「ボトルスピーカー」等リユース雑貨と「こまづくり」WS
8.il vivo☆薪窯ピザ、イタリアン惣菜
9.be happyちきゅう食☆ヴィーガンカレー
10.ばっちゃんず☆熊内のばっちゃんの味
11.Himeshara☆畑のごはん
※まだ出店受付していますのでお問い合わせください

[出演リスト]
タイムスケジュール
17:00~17:30 TAICO TRIBE
17:30~18:00 Nekoya
18:00~18:30 カミシバラー☆ミキナカムラ
18:30~19:00 岡井けいこう
19:00~19:30 今更バンド
19:30~19:45 hoop tomoko☆LEDフープパフォーマンス
19:45~20:00 音錦(よさこい)

今回のオープニングアクトは伊勢の和太鼓チームTAICO TRIBE!!
とりは「よさこい」でお祭りムード満天です!夏祭り気分で今年も大いに盛り上がりましょう!
イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://www.facebook.com/events/196204011171950/

 

服部博之コンサート「一會-いちえ-2018」

  

ジャンル:和太鼓コンサート
日程:2018年8月10日(金)
時間:開場18:00 / 開演18:30
場所:津市西丸之内23-1 津リージョンプラザ お城ホール
費用:〔全席自由〕前売・一般 4,000円 学生 2,000円
主催者:一會-いちえ-2018実行委員会
お問い合わせ先:一會-いちえ-2018実行委員会(アレグリア内)0598-56-9669 info@alegrias.jp
メッセージ:地元津市出身の和太鼓奏者・服部博之(ひろし)が2008年より手掛けるコンサート「一會-いちえ-」。 今年で11回目。毎回、服部が出合った仲間をゲストに迎え、独自の太鼓の世界を展開します。今回は、ジャズを基盤に独創的な世界観を繰り広げる新谷卓也(ピアノ)と百本マイ(唄)との共演のほか、澤 岳司が束ねる花や植物が舞台を鮮やかに彩ります。ひとつの出会いから、すべてが始まる。この言葉をキーワードにご来場のお客様との出会いも大切にしています。
どうぞ、お楽しみに!
イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:http://www.hattorihiroshi.jp/

 

伊賀酒DE女子会2018〜赤井家住宅

   

ジャンル:日本酒女子会
日程:2018年9月8日(土)
時間:昼の部11:30〜14:30、夜の部17:30〜20:30
場所:赤井家住宅(三重県伊賀市上野忍町2491-1)
費用:5000円(料理+お酒+オリジナルお猪口)
主催者:伊賀酒DE女子会
お問い合わせ先:伊賀酒DE女子会事務局→igasake.de.jyoshikai@gmail.com
森喜酒造場(0595−23−3040 森喜るみ子)※不在が多いため基本的にメールでお問合せください。
メッセージ:蔵女将による、女性のための伊賀酒女子会!
今年もやります!地元開催復活です!
会場は登録有形文化財でもある歴史ある武家屋敷「赤井家住宅」
伊賀鉄道「上野市駅」から徒歩10分程度ですので、城下町の風景を楽しみながら、お越しください。
趣きのある武家屋敷で、女性だけで、伊賀酒をゆったり楽しみましょう♪

今回は昼の部と夜の部の2部制で各40名様限定です。
ご予約はネット申込みのみ(定員になり次第締め切り)
お早めにご予定ください(^^)/
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
チケット予約は7月28日(土)10時開始!
【専用予約サイトからお申込みください】
https://reserva.be/igasyudejyoshikai2018
【参加蔵元】
森喜酒造場 http://moriki.o.oo7.jp/
大田酒造 http://www.hanzo-sake.com/
若戎酒造 http://www.wakaebis.co.jp/
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://www.facebook.com/igasyudejyoshikai/

 

 

うたたねワンマンコンサート ほしぞらのとうげをこえて

   

ジャンル:音楽
日程:2018年9月16日(日)
時間:開場13:00/開演14:00
場所:松阪市飯南町横野848番地 松阪市飯南産業文化センター
費用:【全席自由】一般¥1,000円/高校生・中学生¥500/小学生以下無料
主催:松阪市、松阪市飯南産業文化センターA&Lスタッフ
後援:松阪市教育委員会、夕刊三重新聞社
協力:otonamie、三重テレビ、JAグループ三重、松阪ケーブルテレビ
チケット・お問い合わせ:
・飯南産業文化センター 三重県松阪市飯南町横野848 土日祝定休
Tel.0598(32)2004〈チケット取り扱い(受付時間:9:00_17:00)〉
・クラギ文化ホール 三重県松阪市川井町690 火曜定休
Tel.0598(23)2111
・嬉野ふるさと会館 三重県松阪市嬉野権現前町423-88 月曜定休
Tel.0598(42)7000
・飯高地域振興局地域振興課 三重県松阪市飯高町宮前180 土日祝定休
Tel.0598(46)7111
メッセージ:うたたねワンマンコンサート「ほしぞらのとうげをこえて」開催に寄せて
うたたね 歌と鍵盤 藤岡なつゆ
わたしは生まれてから高校卒業までの18年間を松阪市飯南町で過ごしました。
「何もなくてつまらない」そう思ったわたしは、若かりし好奇心にまかせ、県外の大学を選びました。神奈川に5年と東京に5年住んで”都会”の生活にはすっかり慣れてしまったけれど、そんな便利な暮らしが続けば続くほど、自分の真ん中にある大切なものがどんどん薄れていく気がしました。
そんなときに歌うということに出会い、なんとなく曲をつくってみたら、浮かんできたのは実家の景色と幼い頃の思い出ばかり。すっかり忘れてしまっていたけれど、これがわたしをつくってきたものなんだ、とようやく気がつきました。そんな歌を、たくさんの方に聴いていただける、このような機会をいただけたこと、本当に嬉しく思います。
素敵な1日になりますように、精一杯演奏したいと思います。今回、多大なお力添えをいただいた家族、知人、友人、会場の方々、地域のみなさま、そしてうたたねのメンバー、わたしを支えてくださっているみんなに感謝を込めて。7月14日(土)10:00よりチケット販売開始!
イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:http://uatatanejapan.tumblr.comwww.facebook.com/utatanejapan@utatane_japan@utatane.japan

 

皆様からもイベント情報を募集しています!

お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
お気軽に下記メールフォームからイベント情報をお寄せください。

    ▼添付画像(イメージ写真やフライヤーなど)を3点まで送信できます▼
    1つの画像の容量は2.5MBが上限です。
    画像データの形式はgif、png、jpg、jpeg、pdfに対応しています。

    猛暑は石取祭と桑名水郷花火で乗り切ろう!!

    初めまして、 ★ コドモミエ ★

    小学生ライターのたつきんです。

    電車がすきです★

     

    これから三重(主に北勢地区)について、どんどん紹介していきます!!

    早速ですが桑名市の紹介をします。
    桑名にはユネスコ無形文化財に登録された石取祭(8月4~5日)や桑名水郷花火大会(7月28日)などがあります。

    石取祭は太鼓や鉦が日本一激しく鳴るので、この季節が近づくといつもワクワクします。桑名水郷花火大会は、毎年家の二階から見るんですが、そこでもドーンという大きい音が響いてきて、家がビシビシします。

    どっちももうすぐなので、とーーーっても楽しみです!!

    去年の叩き出し。夜中だけど見に行きました!

    最近とっても暑暑暑すぎる夏ですが、コレがあるから乗り切れます★

    これからは 夏休み の話も書きます。

    これから、コドモミエ頑張ります。

    是非見てくださーい!

    【三重県名張市桔梗が丘にある骨董店「古美術・閑日堂」に行って来た】ナバリbochibochiメグリ #2

    名張の素敵発見!nanowaライターのナカミツです。

    名張に移住して今年で10年目。

    つい2~3年前までは どっぷりと育児に専念していました。

    振り返れば、子供との生活空間より外に出ることは、殆どといっていいほど無かったように思います。
    そして気が付けば、名張の歴史もお店も、人もお酒も祭りも、依然知らないことだらけ。

    そんな私ですが、知らないという事に怖めず臆せず、知りたいがゆえの立場で、いま初めて出会う<人・物・場所>について、興味の赴くままにお話しを聞きに行き綴るインタビューコラムをお届けしていけたらと思います。

    ※コンセプトとしては、前回の「それぞれ好きなスタイルで【キモノ女子会 @nabari】」の記事が“第1回目”だったのです(^▽^;)

     

    桔梗が丘【閑日堂】

    今回私が伺ったお店は、桔梗が丘にある 古美術・閑日堂 さんです。

    看板は目にしていたし、お店の名前も知っていました。
    はて、骨董店とはどんなところなのでしょう?

    『希少価値の高い壺・皿を取り扱っていて、気軽に出入りできない店』

    正直そんなイメージです。

    何かどこかのタイミングで、と訪問するキッカケをうかがっていたところ、前回取材させてもらった【着物着付け教室つむじ】のうっちゃん先生のご紹介でインタビューの機会を得たという経緯です。

    周りの人が応援してくれた。あっという間の30年

     

    閑静な住宅地の一角にある閑日堂さんは、平成元年10月に開店。

    お店を構えてから、今年で30年になる老舗です。
    (東京商工リサーチでは創業30年以上を「老舗」と定義。)

    オーナーの中森光代さんは、閑日堂を始める前は洋服のテキスタイルデザイナーとして活躍していました。

     

    【どうして骨董店を?】

     

    料理好きな中森さん。
    お料理に使用する器として骨董は最良だったとのこと。

    「こんなええもんが、なんでこんなに安いんや・・・?!」

    ご自身のそんな思いと、旦那様も骨董好きだったことから夫婦で競い合うように収集が始まり、どんどんエスカレートしていったといいます。

    40歳の頃。お二人にお子さんがいなかったということもあり、
    “もし子供がいたら”という想定で、大学へ通わせる学費(のつもり)を起業の資金にしました。

    20年勤めていたデザイナー業を辞め、まったく好きから始めたお店。

    古美術店をするにあたって、かつての職業とは敢えて一線を画するつもりで、布はあまり扱わないようにしようと思っていました。

    ところが、開店と同時期に古布ブームの到来。

    店のお客さんからは「布は置いてないのですか?」とたびたび聞かれ、
    そんな要望に対して『では、これだけ置こ・・』『これだけ置いておこう・・』

    としていくうちに取り扱う幅が広がり・・・

    「日本の着物って、おもしろいな。」

    と、和のデザインにどんどん魅せられていったといいます。

    「デザイナー時代、“着物”は、仕事をする上で資料として参考にしていたけど、
    まさか今の仕事の役に立つとは。いつのまにか、あっという間の30年。

    前の仕事よりも今の仕事の方が長く続くとはゆめゆめ思わなかった。(笑)」

    思いもよらない形で過去が現在へと繋がり、
    今では数多くのアンティーク着物や小物、様々な布が揃うお店としても知られるようになりました。

     

     

    お店についてのあれやこれ

     

    閑日堂で取り扱うアンティーク着物の多くは明治・大正時代のもの。

    そんな当時の日本人女性の平均身長は148cmで細身の体型。

    昔の栄養事情が今ほど豊かではなかったため全体的にほっそりしていて小柄。
    それだけに現代人には短かったり狭かったり、お直しが必要なものが数多あります。

    アンティークの物が好き!着たい!という人には、
    帯の正面と後ろの柄が揃うように、見えないところに生地を継ぎ、
    丈が短い着物は調整をしたり、と お店のスタッフさんが専門で仕立て直してくれます。

    「着物ってその点ではすごく便利!今の若い人らは、洋服の延長上で楽しんでくれている。袖が短ければそこにレースを縫ったり、中にブラウスを着たりして。それがそれで可愛い。」

     

     

     

    骨董や着物の知識の他にも、風習や文化にも造詣が深い中森さん。

    知らなかった事や疑問に思った事にも丁寧にお答えしてくれました。

    「五節句って知ってる?」

    恥ずかしながら知りませんでした。
    節句と言えば、せいぜい桃の節句と端午の節句。

    五つもあったんですね。

    ・人日(じんじつ・1月7日)❀七草の節句

    ・上巳(じょうみ・3月3日)❀桃の節句

    ・端午(たんご・5月5日)❀菖蒲の節句

    ・七夕(しちせき・7月7日)❀笹竹の節句

    ・重陽(ちょうよう・9月9日)❀菊の節句

    なかでも、重陽の節句の習わしについて少し教えてもらいました。

     

    被せ綿(きせわた)って??

     

    「被せ綿」とは、菊の花に綿をかぶせておき、翌朝、朝露を含んだ綿で体を清めると無病長寿が叶うという、平安時代の貴族の上品で風雅な習わし。

    菊は晩秋の花というイメージですが、旧暦の9月9日は今の10月中旬ごろにあたるので、まさに菊の美しい時期だったようです。

    根掘り葉掘り、図々しくお話を伺った上に、かわいいお菓子までいただきました。

    この日は【ギャラリー閑】で、生け花教室が開かれていました。

    講師は厚見美幸さん。

    【游花の会】では、野に咲く花や身近な野草を使って“足元の花を大切に”という考えのもと、季節感を表現した生け花教室を、毎月第2火曜日に開催しています。

    「生活に生の花を一輪入れて、日常に潤いを。」

    ぱっと明るい花は勿論美しいのですが、淡い色やくすんだ色の草花も趣きがあって可憐ですねぇ

    この日生け花として使われた花や気の数々。

     

    お稽古の休憩中にお邪魔いたしました(^人^)♪

    最後に、中森さんが、古美術業界の時代の流れと物の真価について話してくれました。

    「掘り出し物って、早々見つかるものではないですよ。
    世の中変わってきているなぁ・・とつくづく感じる。
    高価なもの安価なもの、それぞれ、それなりの理由がある。
    何を選んで買うかで、結果的に自分の人生にすべて返ってくるんですよ。」

    骨董・着物の仕入れは、三重・大阪・奈良・京都・名古屋など各都市の専門市場で買い付け、定期的に開催している所謂“交換会”では、主に業者同士で出品と仕入れをするとのことです。
    (一部一般の持ち込みもあるよう。)

    長く携わってきた専門家の目から見て、現在の“モノ”の流通形態は大きく変化しているといいます。

    フリマアプリなどで個人売買が普及し、モニター上で直接物品のやりとりが行われる昨今。

    端的に、素早く、限りなく手数料のかからない方法で物が往来するのが合理的な現代の姿。

    兎角、人を介さないやりとりを選択すれば、もちろんコスパは良いでしょう。

    しかしその一方で、店に足を運び人と交流することで気づく楽しみや面白みの発見も、副産物としてあるように感じます。

    私も、ひょっとしたら“五節句”なんて一生知らないままだったかもしれません。

     

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ■INFORMATION

    桔梗が丘閑日堂
    〒518-0623
    三重県名張市桔梗が丘3番町4-41-96
    Tel→0595-65-1361
    Fax→0595-65-1578
    営業時間→11:00~18:00 定休日 木曜日
    http://kanjitudou.com
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

     

    大人はオトナ旅へ!!優しい潮騒に包まれる伊勢志摩時間が癒される。

    予定に追われる日常から、
    ちょっぴり離れてリフレッシュしたい。

    そんな時には、
    静かにゆったり楽しめる伊勢志摩へ。

    さぁ、オトナ旅に出かけよう!

     

    あじさい寺で座禅体験

    最初に向かったのは、
    あじさい寺として有名な大慈寺

    春には河津桜、
    初夏には約50種1500株のあじさいが咲き乱れる花極楽。

    日常の喧騒を忘れ、暫しの座禅。

    目を半分閉じ、
    静かに自分の在り方を見つめ直す時間。

    心が整った後には、
    茶釜の湯でお抹茶を点てる体験も。

    温かな住職夫妻に、
    仏教や日本の文化、
    精神の豊かさについて教えてもらう、
    清らかなひと時。

    海外からの訪問者も多いのだそう。

    大慈寺
    住所:三重県志摩市大王町波切409
    電話:0599-72-0089
    (座禅・抹茶体験は要予約)

     

    “絵かきの町”として知られる波切

    石段の坂や古い町並み、碧い海など、
    画家の創作意欲を掻き立るロケーション満載なエリア。

    志摩半島の大王崎の突端に建つ大王埼灯台は、
    日本の灯台50選にも選ばれている。

    海岸沿いで、
    漁から戻った海女さんと遭遇し、
    漁獲物を見せてもらうことが出来た。

    また道中、
    軒を連ねている土産屋や真珠店を覗くのも楽しい。

    試食したサメたれにはまり、
    お土産に購入。

    因みに波切は、
    鰹節の一大産地として栄えた町でもある。

    古式の鰹の燻しを体験できる小屋へ、
    足をのばしてみるのも良いかも♪

    大王崎灯台
    住所:三重県志摩市大王町波切54
    電話: 0599-72-1899

    かつおの天ぱく
    住所:三重県志摩市大王町波切393
    電話:0599-72-4633
    ※完全予約制

     

    昼食は鰹茶漬け?それともうなぎご飯?

    昼食は、地元の方おススメの田中料理店

    カウンターには、
    地元の海の幸がずらり。

    ウツボの唐揚げも美味しそう。

    人気メニューは、
    志摩の名物グルメ『鰹茶漬け』

    また田中料理店の近くにある、
    創業75年の食事処「しまや」さんも地元で有名。

    秘伝のタレのうなぎご飯は、
    地域の冠婚葬祭でも重宝されるご馳走。

    田中料理店
    住所:三重県志摩市大王町波切250−1
    電話: 0599-72-0564

    しまや
    住所:三重県志摩市大王町波切234
    電話: 0599-72-0331

     

    思わず裸足に!美しいビーチ

    白い砂浜と、
    透き通った青い海が広がるあづり浜

    県内随一の夕陽スポットとしても知られている。

    海風に誘われ、
    思わずサンダルを脱ぎ、波打ち際へ。

    極め細やかな砂浜を、
    素足で感じる心地よさ。

    子どもの頃に戻ったように、
    はしゃいで走り回る。

    忘れていた何かを思い出した気がした。

    あづり浜
    住所:三重県志摩市志摩町越賀2259

     

    風情ある木造の海女小屋で海の幸を堪能

    太陽が柔らかな光へと変わる頃、
    海女小屋 さとうみ庵へ。

    獲れたての、
    鮑に、サザエに、桧扇貝、イカに、干物等々…

    どれも海女さんが
    ベストな焼き加減で出してくれる。

    シメは、
    地場のひじきたっぷりの釜めし。

    海女さんの文化や生活など、
    貴重なお話を聞きながら頂く海の幸は、
    格別のお味。

    海女小屋体験施設 さとうみ庵
    住所:三重県志摩市志摩町越賀2279
    電話:0599-85-1212

     


    優しい潮騒に包まれ、
    ゆったり贅沢に過ごす時間は、
    五感と好奇心を満たしてくれる。

    大人な夏のショートトリップ。

    撮影:井村 義次

    志摩観光ホテルが叶えるオトナ旅
    取材:志摩観光ホテル季刊紙「志摩時間」にて
    URL:https://www.miyakohotels.ne.jp/shima/

     

    そこにあるのはシュールとノスタルジー / おもちゃ大好き!@MieMu

    うん??んん??

    ちょっと君どうしたん。
    めっちゃピンク。
    凛としてピンク。

     

    こちら昭和20年~30年ごろのおもちゃ。
    当時はどうやらピンクがトレンドだったようですね。
    にしてもピンク。とてもピンクな「水着人形」
    一周回ってなんかかわいい。

    待ってました~!「おもちゃ大好き!」

    先ほどのピンクを頭の片隅に置いて、いざ出発。

    どどん、四日市の大入道。
    他県出身なのでちょっと免疫がなくて。
    なんていうの、インパクトすごい。
    まずは三重県のおもちゃあれこれ。大入道押し。

    北は北海道から

    南は沖縄まで。
    凧だけ見てもその文化の違いを見ることができます。
    ふむふむ。

     

    そんな中、

    鯛車(たいぐるま)

    鯨車(くじらぐるま)

    虎!!かお!!

    極めつけは牛鬼(うしおに)
    (うし…おに…??!!)

     

    異彩を放つのは中国地方。
    濃い、濃いよ。すごく濃い。
    でも嫌いじゃない。むしろ好き。
    鯨車とか、いったい誰が遊んだのかと思う感じ、すごい好き。

     

    時代を映すおもちゃたち

    さてさてお次は、時代ごとで変わるおもちゃの姿をめぐります。
    まずは明治末~大正時代。
    「教育的女子」!!
    教育がトレンドだった明治。おもちゃにも教育の文字が。動物園のおもちゃにも「教育」の文字。
    ぐいぐい。

    こちらはまさかの、かつら替え遊び。
    その発想全くなかった。着せかえ人形みたいな感じでしょうか。
    ちょっと遊んでみたい。

    大正時代に入るとセルロイドのおもちゃが登場。
    我らがキューピーさん!だるまでさえもセルロイドに。
    シュールだ。

    戦争の色が濃くなる昭和10年頃。

    おもちゃも大砲や戦車が並びます。

    なんだか胸がぎゅっとなる心地。

    ガスマスクをつけている子どものイラスト、衝撃的…。
    そして、次第に金属不足が深刻になり、ブリキのおもちゃは姿を消し、木製のおもちゃが増えていきます。
    おもちゃは常に時代を映す鏡だったようです。

     

     

    終戦をむかえると、いっきに華やいだおもちゃたち。
    ピアノのカラーリングもおしゃれ!

     

    からのピンク!
    というわけですね。
    納得。
    アメリカの占領下にあったことから、おもちゃも全体的にアメリカナイズドな時代です。

    赤ちゃんもメリケン!

     

    ◇◇◇◇◇◇◇

     

    さてさて、ちょっと休憩。
    こんなコーナーみっけ。
    お父さん、腕の見せ所ですよ。
    お子さんとの触れ合いに一役買って出る MieMu できる子。
    だるま落としなんてできちゃったらちょっとしたヒーローです。

     

    体験コーナーの隣にまたいた。
    牛鬼。
    サブリミナル効果でもはや愛しささえ感じる。

     

    他にもかるたシリーズ。

    サザエさんかるた。いい!
    でんきかるた。
    はだか電球は不経済、だそうです。めもめも。

    余談ですが我が家の子供たちもかるた大好きです。
    かるたは永遠。

     

    ◇◇◇◇◇◇◇◇

     

    あ!また楽しそうなコーナー発見。
    すごろくだって。
    今度子どもたちとこれやろうっと。

     

     

    いつの時代もおままごと

    どどん!圧巻のおままごとたち。
    夢が、夢がつまっている…。ほしい。
    奥にそびえるこのお勝手道具たちは、大阪の由緒あるお宅のものだとか。
    時代から察するにすべて手仕事で作られたであろうお道具たち。
    その精巧さは息を飲むほどです。

    下駄と下駄箱。鼻緒の丁寧なこと!たまらない…。
    これ、大人の小指の先ほどの大きさ。

     

    そして、こちらはブリキのままごと道具。
    このちんまりしたカラフルな炊事道具たち、これもまた素敵。

     

     

    その隣にはこんな展示も。
    メンコ。
    今の子どもたちが見たら何をするものだと思うだろう。
    まさか投げつけて遊ぶものとは思うまい。

     

     

    あーおもしろかった!
    おもちゃって見てるだけでも楽しい。童心に帰った気分。

    まだ終わらないおもちゃの世界

    え!急になに。
    迫力がすごい。

    こちらはトリケラトプスの全身骨格を見ながら、ここで実際につくることができるブース。
    なんという贅沢。
    ぜったい子どもたちハマるやつ!!
    これも子どもたちと来たらやらなくては。

     

    そして、さらに進むと…

    木工おもちゃのコーナーも。
    三重県内の木工工房で作られたおもちゃたちがずらり。いやしのトコトコ人形。
    ほんとうにその名の通り”トコトコ”歩くのです。
    想像よりはるかにトコトコ感強め。癒し感も強め。
    歩く姿がほんとうにかわいいのでぜひ見てほしい。

     

     

    今度こそ楽しかったー!
    さて、帰ろうかな、のその前に。
    せっかくなので、一階もぜひ。
    こっちこっち。
    まだまだ遊べる~!
    もりぼーるプール。
    木製のボールがぎっしりつまっています。
    滑らかな木の感触がきもちいい。ごろごろ木がぶつかり合う音も心地いい。

    木のおもちゃコーナー。
    こちらのブースは靴を脱いで上がるので、ハイハイ期の赤ちゃんも楽しめます。
    赤ちゃんが好きそうなおもちゃもたくさん。

    そして、三重の森と緑についてお勉強もできちゃう。
    自由研究にどうでしょう。

    おもちゃノスタルジー

    まるで時代の合わせ鏡のようなおもちゃたち。
    おもちゃというフィルターを通して見る時代と風土。
    そこから見える景色はきっと古くて新しい。

    いつかどこかで遊んだ懐かしいおもちゃたち、
    そして、おもちゃで遊んだあの日の自分もきっとそこに。
    ノスタルジックな気分と童心を味わいに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょう。
    楽しいよ!

     

     


    三重県総合博物館 MieMu(ミエム)

    住所:三重県津市一身田上津部田3060
    TEL:059-228-2283

    詳細
    ホームページ:http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/MieMu/
    Facebook:https://www.facebook.com/mie.pref.museum
    Twitter:https://twitter.com/mie_pref_museum

    関連イベントも多数開催!
    詳しくはMieMuホームページで。

    知ってる?鳥羽水族館はラッコの聖地。

    ラッコが大好きなんです。

    みなさんはいかがですか?

     

    ラッコ。

     

    誰でも知っていますよね。おなかの上で貝を割る、ときにコミカルで、ときにチャーミングで、いつでもカワイイあの動物です。

    そんなラッコと深いつながりがあるのが、三重県の有名観光スポット 鳥羽水族館。今日は、鳥羽水族館が「ラッコの聖地」と呼ぶにふさわしい場所であることをご紹介しましょう。

     

     

    <少子高齢化が進むラッコたち。8分の1が鳥羽水族館に>

     

    日本の水族館にラッコが何頭いるかご存知ですか?

     

    実は、あと8頭しかいないんです。

     

    「あと」とわざわざ言うのは、現在進行形で数が減っているから。

    寂しいことに、ここ数年で、国内で会えるラッコも、ラッコに会える水族館や動物園の数も、徐々に少なくなっています。

    ここ鳥羽水族館のロイズも昨年亡くなりました。

    ラッコの世界も人間と同様に少子高齢化。繁殖がなかなかうまくいかず、高齢のラッコが増えています。

     

    この話をすると、多くの方が「え〜っ!」と驚きます。

    「もっとどこにでもいる気がしてました!」

    という言葉は、ラッコがいかに、みんなにとって身近に感じる動物であるかの証かもしれません。

    確かにちょっと前には、日本中どこでもラッコに会えたんです。

    一番多い時、国内の水族館にいたラッコの数は122頭。

    そりゃあどこにでもいるイメージがしますよね。

    でも、2019年3月現在、私たちがラッコと会える場所は6カ所。繰り返しますが、8頭しかいないんです・・・(泣)

    そんな8頭のうちの1頭、メイが鳥羽水族館で暮らしています。

    メイです。

    8頭中1頭がいる時点で、鳥羽水族館は日本のラッコ界にとって重要な場所ですが、ここを「ラッコの聖地」と呼びたい理由はこれだけではありません。

    なぜなら鳥羽水族館は、122頭ものラッコが水族館で暮らすに至ったラッコブームを、1980年代に日本で起こした場所。その歴史を知ると、ラッコと私たちがこれだけ近い距離でお付き合いするようになって、それほど長い年月が経っていないことを意外に思うのではないでしょうか。

     

     

    <鳥羽水族館から巻き起こったラッコブームとその名残>

     

    鳥羽水族館の記念写真用の壁画の前、カメラを抱えたラッコがいます。

    「Rakon(ラコン)」と銘打たれたカメラにクスリとせずにはいられず、鳥羽水族館のスタッフさんの遊び心にキュンとします。

    あ、これカメラ台なんです。いいスマイルが生まれそうですよね。

    この子だけでなく、鳥羽水族館のあちこちで、同じラッコのオブジェがいろいろなものを抱えています。知るかぎりでは、ソフトクリームや案内の看板など。このラッコたち、もともとは電話台でした。携帯電話に世代交代して、だっこするものが変わったんですね。このラッコの電話台も、ラッコブームの名残を感じさせてくれるもののひとつです。

    1983年、鳥羽水族館にアラスカから4頭のラッコがやってきました。

    鳥羽水族館は、日本で2番目にラッコを飼育した水族館。

    (初めて飼育したのは、1982年の静岡県三津シーパラダイスでした)

    今ではみんな知っていますが、当時は「ラッコ」といって分かる人はほとんどいなかったそうです。

    プカプカと水に浮かび、クルクル回り、せっせと毛づくろいする。初めて見るラッコの姿に心をわしづかみにされた人は多く、ラッコ目当てに大勢の人が鳥羽へ足を運びました。年間200万人近くの人がまちを訪れたといいます。「わくわく動物ランド」というTV番組では、毎週のようにラッコたちの様子が放送され。「ラッコ、ラッコ、ララ、ラッコ♪」の軽快なメロディーでおなじみのラッコの歌も作られ。ラッコたちは大きな波を起こしました。そして、その波は鳥羽から全国へ広がり、ラッコは誰でも当たり前に知っている動物になっていきます。しりとりでも定番ですもんね。「リンゴ、ゴリラ、ラッコ」って。

    40代、50代のオトナのみなさんと話すと、「あぁ、ラッコって鳥羽にいますよね」「昔、鳥羽に見に行ってすごい人でしたよ」と懐かしそうに話してくださる方も少なくありません。それほどのインパクトと思い出が、今も多くの人の心に残っているようです。

    でも、それからまだたったの35年。もし、ラッコが水族館からいなくなってしまって、みんながまたラッコのことを忘れてしまったら・・・と思うと寂しくなります。国内でまだ7カ所も会える場所があるうちに、たくさんの人にラッコの姿を目に焼き付けてもらいたいです。

    鳥羽がラッコの聖地である理由、お分かりいただけたでしょうか。カメラ台になった電話台のほか、鳥羽水族館の近くでは、ポストの上にラッコがいたり、歩きながらふと目を下に落とすと足元にラッコがいたり。鳥羽水族館の中でも外でもたくさんのラッコたちと出会えます。何頭見つかりますかね?鳥羽へ行ったら、ラッコ探しを楽しんでみていただくのもいいかもしれません。

    <かわいくて芸達者なメイ>

    今、鳥羽水族館で暮らすラッコはメイ。寂しいことに、20181031日に、パートナーのロイズが天国に旅立ちました。毛の色で見分けがつきやすく、銀色にも見える薄いグレーのラッコが雌のメイ。凛々しさ際立つ真っ黒なラッコが雄のロイズ。毛の色で見分けがつきやすい2頭でした。数年前、東京のサンシャイン水族館からロイズが鳥羽水族館へ戻ってきてから、同じ水槽の中で生活を共にしてきました。

    水族館に貼られたプロフィールでは、メイは「体が小さい、いつも元気いっぱい。いたずら大好きおてんば娘」、ロイズは「体が一番黒く大きい、いたずら大好きやんちゃ盛りのくいしんぼう」と紹介されていました。どっちにしても「いたずら大好き」なんですね(笑)

    泳いだり、毛づくろいしたり、時々、水から上がってスヤスヤ寝ていたり。多彩な表情を見せてくれますが、餌やりの時間になると、なんでもできる賢さに魅せられます。通称「イカミミジャンプ」と呼ばれる、水槽のガラスにくっついたイカをゲットする大ジャンプ。飼育員さんと「セッセセーのヨイヨイヨイ」と手遊びするような高速タッチ。なにより、「ちょーだい」と前足で餌をもらいにいく仕草がお行儀良くてカワイイんです。たくさんの方が魅了されるのでしょうね。SNSなどでもメイの姿はいっぱい見つけられます。ご興味を持たれたら、写真や動画だけでなく、メイの愛くるしい姿をその目で見にきてください。

    名張の銘酒で勝手に!!酒飲み女子会 in 番じゃ屋敷

     

    名張市に住む、名張大好きな主婦達で運営しているnanowa
    代表がお酒好きだからなのか、それとも名張にはお酒が好きな人が多いのか、
    なぜか、お酒好き女子(しかもめっちゃ飲む!)が集まるnanowaのスタッフ達。笑

    ある4月の某日のこと、nanowaライター達と話していたら、そろそろ新酒の季節じゃない??という話に。

    名張市って密かに銘酒ぞろいのまちなんだ

    2016年に開催された「伊勢志摩サミット」で振舞われた瀧自慢酒造株式会社の滝自慢「辛口純米 滝水流(はやせ)」や、木屋正酒造の「而今 純米吟醸 山田錦」ほか、以前nanowaでも取材させていただいた名張市箕曲・箕曲地域づくり委員会と地元の蔵元・澤佐酒造とコラボして作り出すお酒「みのわ(神の穂天日干純米大吟醸)」などの銘酒が揃う名張の日本酒。

    名張市には名張川や赤目四十八滝といった清らかな水源があり、四方を山に囲まれた地形は冬には盆地独特の寒さとなります。

    お酒造りには欠かせない条件を兼ね備えた名張。
    美味しい地酒はいろいろあるけれど、蔵元である名張ですら手に入らない話題の日本酒、木屋正酒造の「而今(じこん)」が飲んでみたい。

    而今(じこん)

    而今(じこん)

    而今(じこん)

    飲んでみたい!となれば、恋焦がれてひたすらネットで而今の情報を探してしまう。
    ネット検索しても、やっぱり名張の酒屋では買えないらしく、全国の特約店でしか買えないことを知る。

    某有名ネット通販サイトを検索するといっぱい出てくるけれど1本15000円ほどの値がついていて溜息。。。笑
    どうやら定価では入手困難な銘柄でプレミアム価格がついてる模様。
    1本まるごど買う勇気は出ないけれど、少しで良いから飲んでみたい。

    そうだ!!名張市内で而今(じこん)が飲めるお店を探してみよう!

    と、言うことで、お酒好きの友人達にリサーチ。
    真っ先にお思いついたのが、名張市内で而今(じこん)が飲めるお店「番じゃ屋敷」さん。

    「番じゃ屋敷」さんは、伊賀の食材、伊賀牛、地元の豆腐店など、とことん地元にこだわった料理を伊賀焼きの器で提供している隠れ家的居酒屋。
    伊賀・名張・三重の銘酒の品揃えも抜群で、幅広い年齢層のお客様に人気のお店です。

    そこで、名張の地酒を味わうための「勝手に酒飲み女子会」を開催することになりました!!
    ただ、飲んでみたいだけ??笑

    今回お邪魔した「番じゃ屋敷」さんのほかにも、「美魚」さん、「きはらし」さん、最近OPENした「にっぽん酒NABAR」さんなども名張の日本酒の他、三重の日本酒の品揃えが豊富だそうですよ!

    そんなこんなで名張の日本酒で勝手に乾杯!!

    番じゃ屋敷さんの地元の食材に拘ったお料理をいただきながら、滝自慢、みのわ、天下錦など。。。思い思い順番に名張の日本酒を愉しむ私達。

    そしてついに目の前に!!
    なんだかシャンパンの様な趣で「而今(無濾過生)」が登場。
    その高級感漂う佇まいに躊躇しつつも、恐る恐る口にしてみると、
    しゅわしゅわっとほのかにスパークリングしているような気がする舌触りに、芳醇でフルーティーな味わい。

    これが而今。名張の酒蔵が作る酒なのに、名張では手に入らない銘酒而今。。。

    もうほろ酔いでなんだかわからなかったけど、甘くて香り高くてサッパリ切れのある飲みやすい日本酒。
    これは飲みすぎちゃう危険なヤツ!!!

    個人的には以前はさ掛けに参加させていただいた「みのわ(神の穂天日干純米大吟醸)」も大好きなのですが、人気すぎる日本酒「而今」にも惚れてしまいました。
    そりゃ、美味しくなければここまでの人気は出ませんもんね。
    文句なしの美味しさ!!名張で買えないプレミアムな日本酒というのも納得の美味しさでした!!

    実は今回の女子会はnanowaの新メンバーになってくれた、香さん、奈緒子さんの歓迎会でもあり、美味しく楽しい時間を過ごさせていただきました。
    nanowaメンバーはまだまだ募集中ですので、気になった方は是非お問い合わせくださいね。

    ▼今回お邪魔したお店はこちら
    ———————————–
    Information
    【番じゃ屋敷】
    三重県名張市榊町1397
    0595-63-6437
    日曜定休
    OPEN 5:00PM~1:00AM(12:30 last order)
    ———————————–

    OTONAMIE PUSH!! EVENT【2018.7.19 update】

    広報担当のともーこです!
    OTONAMIE編集部に寄せられた、OTONAMIEがPUSH!! しているイベント情報です。

    ※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
    ※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください

     

    三重県立美術館「サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法展」

    ドップ 清潔な子どもの日1954年 パリ市フォルネー図書館蔵 Annie Charpentier 2018

    ジャンル:展覧会
    日程:2018年6月30日(土)〜9月2日(日)
    時間:9時30分〜17時(入館は16時30分まで)
    場所:三重県立美術館
    費用:一般1,000(800)円、学生800(600)円、高校生以下無料 ( )内は前売りおよび20名以上の団体割引料金
    主催者:三重県立美術館ほか
    お問い合わせ先:三重県立美術館 059-227-2100
    メッセージ:レイモン・サヴィニャックは、フランスを代表するポスター作家であり、主に企業広告を手掛け、鮮やかな色彩とユーモア溢れる表現で、製品の魅力をアピールするのが上手かった。エール・フランス、ルノー、ダンロップ、ミシュランのほか、サントリーや森永製菓など多くの企業が広告として採用。
    お子さんが楽しんでいただけるよう、作品の顔出しパネルを設置したり、サヴィニャックになったつもりで商品をPRするミニポスターが創作できるコーナーを設置。お子さんと一緒に美術館に出かけ、夏休みのポスター制作の参考としてください。
    イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/

     

    昼酒会@麻吉旅館

    ジャンル:日本酒
    日程:2018年7月29日(日)
    時間:12:00~16:00
    場所:三重県伊勢市中之町109-3
    費用:3000円
    主催者:有限会社麻吉
    お問い合わせ先:麻吉旅館 tel:08051687836 iseasakichiryokan@gmail.com
    メッセージ:麻吉旅館にて食事と日本酒を楽しむ会。
    今回は西日本の日本酒、西日本の米を原料とした日本酒がテーマ。利益の一部が西日本豪雨災害の募金となります。
    イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://www.facebook.com/events/1931640103560278/?ti=as

     

    子どもたちのやりたい!やってみようを育てよう

       

    ジャンル:夏休みイベント
    日程:2018年7月31日(火)
    時間:10:00~15:00
    場所:鈴鹿市算所町1233-1 コンフェット鈴鹿平安閣
    費用:入場無料
    主催者:特定非営利活動法人shining
    後援 鈴鹿市 鈴鹿市社会福祉協議会 鈴鹿市教育委員会
    お問い合わせ先:岡田 tel 09066471011 nposhiningjapan@gmail.com
    メッセージ:身近な職業を知って貰おう、地域の企業を知って貰おうそして子ども達が自分で考えて何かを作り夏休みの思い出にしてほしい!そんな想いから始まった夏休みイベントです。

    昨年は、1300人を超える親子が遊びに来てくれ、大盛況でした。今年は、鈴鹿アンリミテッドサッカークラブの選手が来てくれたり、あまり見たことのない赤バイと呼ばれる消防署のバイクのお仕事紹介もあります。またモータスポーツの街鈴鹿らしく、モリワキエンジニア様からレーシングスーツに展示等もあります。子どもたちの夢が広がる一日となるようスタッフ一同お待ちしていますので、遊びに来て下さい。
    イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://www.facebook.com/events/1099559226851983/?ti=ia

     

    三重県野外体験保育指導者養成講座

      

    【日程・場所・内容】
    (1)6月21日(木)10:00-14:30 場所:津市合同ビル2階
    「野外体験保育に取り組もう〜野外保育の特性〜」
    (2)9月13日(木)9:30-15:00 場所:大台町新田「子ども王国」
    「野外体験保育の実践1〜園児が山にやってくる!〜」
    (3)10月9日(火)9:30-15:00 場所:鳥羽市安楽島「安楽島海岸」
    「野外体験保育の実践2〜園児が海にやってくる!〜」
    (4)11月18日(日)9:30-15:00 場所:大台町新田「子ども王国」
    「野外体験保育の実践3〜親子で森遊び&野外クッキング〜」
    (5)12月8日(土)9:30-16:00 場所:菰野町または津市
    「冒険体験と野性性からリスク回避を学ぶ」
    (6)12月20日(木)10:00-15:00 場所:大台町または津市
    「野外体験保育の計画をつくろう!」
    【講師】(1)森の風ようちえん代表 嘉成頼子氏
    (2)(3)(4)(6)大杉谷自然学校職員(NEAL指導者)
    (5)くりこま高原自然学校代表理事 佐々木豊志氏(NEAL指導者)
    【対象】三重県内の野外体験が実施できる施設の職員の職員、または18歳以上の自然体験活動や野外体験保育に関心がある方
    【定員】(1)〜(4)、(6)各20名 、(5)定員無し(公開講座)
    ※原則全講座受講(単回参加希望の方はお問合せください)
    【参加費】(2)(3)(6)100円(保険代)、(4)500円(保険代、昼食材料費)(1)(5)無料
    【申込方法】電話(受付は平日/10:00-17:00)・ FAX・メールにて受付。
    ※受付時必要情報:プログラム名(もしくは開催日程)名前・ふりがな・性別・年齢・〒・ご住所
    【詳細】詳細はお申込み後に郵送いたします
    主催:三重県 子ども・福祉部 少子化対策室
    企画・実施・NPO法人大杉谷自然学校
    【お申込み・問合せ】NPO法人大杉谷自然学校
    TEL:0598-78-8888 FAX:0598-78-8889
    E-mail: info@osugidani.jp URL: http://osugidani.jp/
    〒519 -2633 三重県多気郡大台町久豆199
    三重県子ども・福祉部少子化対策室HP>>
    http://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/m0323600010.htm
    イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:http://osugidani.jp/pdfs/201806yagaitaiken.pdf

    自然な眉が描ける 眉ペンシル削り講座 (眉スタイリング込み)

    ジャンル:美容・メイク・アイブロウ・眉
    日程:2018年7月22日(日)
    時間:14:00〜15:00
    場所:〒516-0009 三重県伊勢市河崎2丁目6−8伊勢 河崎 Cafeわっく
    費用:2,000円(税込)
    主催者:藪 真奈美
    お問い合わせ先:藪 真奈美 080-9998−3036 mail@makeup-zen.com
    メッセージ:お持ちのアイブローペンシル丸まっていませんか?
    それとも、眉ペン削りで鉛筆みたいに削っていませんか?
    眉毛は顔の印象に大きく影響するパーツです。
    一本一本自然に描くのは、眉ペンは必要アイテム!
    自然な仕上がりになる眉ペンを作る『眉ペン講座』
    家にあるアイブローペンシルをご持参で参加下さいませ。
    お持ちでない方は、ご希望であればこちらで準備致します。お気軽にお問合せ下さいませ。
    イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:http://www.makeup-zen.com/

     

    奥伊勢サンデーナイトマーケット

    ジャンル:マーケットとライブ
    日程:2018年8月5日(日)
    時間:16:00〜20:00
    場所:三重県多気郡大台町薗993番地 奥伊勢フォレストピア芝生広場
    費用:入場無料
    主催者:主催:奥伊勢サンデーマーケット実行委員会 後援:奥伊勢フォレストピア
    お問い合わせ先:https://www.facebook.com/events/196204011171950/
    メッセージ:奥伊勢サンデーマーケットは、身体や心に優しいフードと温もりのあるクラフトや雑貨のお店の集まるマーケット。今回は、真夏の夜の奥伊勢サンデーマーケット開催です。

    [出店リスト]
    1.ぴきにき☆オーガニックドリンク
    2.やまねこ亭☆オーガニックかき氷
    3.マドゥーカ☆炭焼きビーフステーキ丼
    4.カレーのてちや☆松阪牛すじカレー、かき氷
    5.Odai Deli☆奥伊勢野菜と東紀州の魚の冷やしそうめん
    6.ひまわりきっちん☆唐揚げ
    7.Loungewood☆「ボトルスピーカー」等リユース雑貨と「こまづくり」WS
    8.il vivo☆薪窯ピザ、イタリアン惣菜
    9.be happyちきゅう食☆ヴィーガンカレー
    10.ばっちゃんず☆熊内のばっちゃんの味
    11.Himeshara☆畑のごはん
    ※まだ出店受付していますのでお問い合わせください

    [出演リスト]
    タイムスケジュール
    17:00~17:30 TAICO TRIBE
    17:30~18:00 Nekoya
    18:00~18:30 カミシバラー☆ミキナカムラ
    18:30~19:00 岡井けいこう
    19:00~19:30 今更バンド
    19:30~19:45 hoop tomoko☆LEDフープパフォーマンス
    19:45~20:00 音錦(よさこい)

    今回のオープニングアクトは伊勢の和太鼓チームTAICO TRIBE!!
    とりは「よさこい」でお祭りムード満天です!夏祭り気分で今年も大いに盛り上がりましょう!
    イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:https://www.facebook.com/events/196204011171950/

     

    服部博之コンサート「一會-いちえ-2018」

      

    ジャンル:和太鼓コンサート
    日程:2018年8月10日(金)
    時間:開場18:00 / 開演18:30
    場所:津市西丸之内23-1 津リージョンプラザ お城ホール
    費用:〔全席自由〕前売・一般 4,000円 学生 2,000円
    主催者:一會-いちえ-2018実行委員会
    お問い合わせ先:一會-いちえ-2018実行委員会(アレグリア内)0598-56-9669 info@alegrias.jp
    メッセージ:地元津市出身の和太鼓奏者・服部博之(ひろし)が2008年より手掛けるコンサート「一會-いちえ-」。 今年で11回目。毎回、服部が出合った仲間をゲストに迎え、独自の太鼓の世界を展開します。今回は、ジャズを基盤に独創的な世界観を繰り広げる新谷卓也(ピアノ)と百本マイ(唄)との共演のほか、澤 岳司が束ねる花や植物が舞台を鮮やかに彩ります。ひとつの出会いから、すべてが始まる。この言葉をキーワードにご来場のお客様との出会いも大切にしています。
    どうぞ、お楽しみに!
    イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:http://www.hattorihiroshi.jp/

     

    皆様からもイベント情報を募集しています!

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      ”軽トラの助手席で聞いた話が忘れられない”伝説のマスターの物語@南伊勢

      用があるわけでもないのに、
      どうしようもなく人と話したくなることがある。

      そんなときはふらりと家を出て、
      最寄り駅前の商店街を彷徨ったりする。

       

      それでお気に入りの場所を発見したら、
      二回目は好きなあの子を飲みに誘う。

      もはや行きつけの店で、
      あなたはこんなセリフを言うかもしれない。

       

       

      「マスター、いつもの」

       

       

      人は、自分の居場所を求める。

      電信柱にとまる小鳥たちのように。

       

      なぜ彼は、マスターと呼ばれるのか。

      早朝、一台の軽トラックがやってきた。
      目の前に海が広がる漁師町には、船の音が響いている。

       

      ここは南伊勢町・阿曽浦。
      一時は真珠養殖で隆盛を極めた土地だ。

       

      阿曽浦にも、マスターがいる。

      配達の仕事に同行するため、筆者は助手席に座る。

       

      地元の魚屋で配達の仕事をしつつ、カニ網漁を営む。
      こよなく酒を愛し、休みの日は旧友と飲んだくれる普通のおっちゃん。

      なぜ、彼はみんなからマスターと呼ばれるのか。
      このことには深いわけがある。

       

      そう。

       

      これは激動の時代を生き抜いた、
      ひとりの男の人生物語。

      この話を聞いたら、
      あなたもきっと彼を「マスター」と呼ぶに違いない。

       

      物語の始まりは、今から五十五年前に遡る。

       

      〜阿曽浦編〜

      阿曽浦で「幻の」卒業生。

      阿曽浦で唯一の中学校が消えた。
      マスターが中学三年生の時だった。

      度会郡南島町立中島中学校。

      旧中島中学校舎。

      ここに中学校があったんやけど。
      もう住宅地になっとるでさ

      そう語るマスターは、
      中島中学で勉強した最後の生徒である。

      マスターが卒業する年、
      すでに南島中学校として他校との統合が済んでいた。

      しかし、南島中学は校舎どころかグラウンド整備もまだだったため、
      南島中の生徒ではあったが、中島中学の校舎で勉強した。

       

      南島中学校中島分校。

       

      そう書かれた卒業証書は、「幻の卒業証書」と言われている。

      廃校になった中学校。
      昔あって、今はないもの。

      阿曽浦はそんなもので、溢れてる。

      昔校舎があった場所に当時の面影はないが、今でもそのあたりは「旧中学校地区」と呼ばれている。

      地元に仕事がなかった。

      マスターの家は、真珠養殖を営んでいた。
      真珠の玉を入れる母貝(ぼがい)を育てる仕事だ。

      家業の手伝いをしていた小中学時代は、決して良い思い出だけではなかった。

      配達の最中。わたかの島に到着した。

      母貝養殖っていうのはきつい仕事やったよ

       

      学校から帰ってきても、仕事が終わるまで遊びに行くことができなかった。
      弟と一緒に、貝掃除や網直しの準備をこなした。

      冬場の海老網漁こそ辛かった。
      学校が休みの日は朝から起こされて、寒さで指がちぎれる思いをした。

      小さい頃から親の働く姿をみていたからこそ、
      子どもながらに感じることがあった。

      貝掃除は船で屋形を引っ張ってって、海の上で作業しとった。
      船が通るたびに揺れて、風に吹かれて、船酔いするんやって。

      正直な話、僕に漁業は無理やって

       

      阿曽浦の真珠養殖風景。

       

      違う仕事をするには、外に出るしかなかった。
      当時の中学生に与えられた選択肢は、今とは比べものにならないくらい少なかったのだ。

      本当は高校に行きたかったんやけどさ。
      親の苦労もわかっとったもんで

       

      中学卒業というタイミングで、生まれ故郷である阿曽浦の地を旅立つことに決めた。

       

      〜上京編〜

      想像すらできない、よその暮らし。

      マスターが目指した場所は、大阪。
      正確には目指したわけではなく、そうせざるを得なかったと言うべきかもしれない。

      親戚のおばの嫁ぎ先がたまたま大阪の洋服屋で、
      そのつてを頼りに大阪へ転がりこんだ。

      都会への憧れなど微塵もなかった。
      テレビもない時代、自分の住む土地以外を知るよしがなかった。

      とにもかくにも、不安だらけ。

       

      どういう仕事かもさっぱりわからんわけでさ。
      いっぺん夏休みでも何でもいいで来てくださいって向こうが言ってきて。

      親父に連れられて、大阪のおばさんのとこへ行ったんさ。

      そこまでの道順を書いた紙を握りしめて、
      この列車に乗って、このバスに乗ってって。

      そしたら建物はすんごいし、信号はいっぱいあるし

       

      電車のない阿曽浦では、バスが唯一の玄関。

       

      大阪の道頓堀で、アワビやサザエが高級料理として売られていることに驚いた。

       

      僕らは子どもの頃から、サザエやアワビなんか自分らで食べたいだけだべてさ、
      あとは蹴飛ばして遊んでたりしてたわけやでさ」

       

      住む場所がどんな場所で、自分はこれからどんなことをするのか。
      そんなことさえもわからず、ただこれから行く場所を記す紙を握りしめて。

      彼が感じていた不安は、ネット社会で生まれ育った僕には想像もできないだろう。

      配達が終わり、帰路に着く。

       

      職人の道を生き抜く覚悟。

      大阪で洋服屋の仕事が始まった。
      紳士服のあつらえという、職人の道を進むことになった。

      自分が希望して就いた職ではない。
      裁縫なんてやったこともないから、一から習いはじめた。

      自分のために仕立てた紳士服を見せてもらった。

       

      マスターを待ち受けていたのは、
      職人の世界の強烈な縦社会だった。

      その当時は夕飯があったかいご飯やったん。
      次の日の朝に残りのご飯をお茶漬けで食べる。

      でも、職人の先輩らがほとんど食べてしまうで、
      僕らは全然食べれんくて昼までお腹空かせてることが多かった。

      昼飯は自分で用意せなあかんで、
      お金がないときは恥ずかしい話、デパートの試食品コーナーでしのいでたんや

       

      当時の職人たちは、
      五年もの月日を「見習い」として過ごさなければならなかった。

      しかもその五年でズボン・上着のシングル・ダブルと一通りができるようにならなければ、
      一人前として認められることはない。

      安い給料で生活しながら、仕事以外の時間もあつらえの練習に充てた。

      自分で仕事が終わった後、古い洋服を貰ってきてそれを一からバラくんですよ。

      どっから縫ったら服の形になるんか。
      どういう風に縫ってあって、中にどういうもんが入っとるんか。

      一つずつばらいてくと、今度は縫うときがその逆になるわけやでさ

       

       

      職人の道の厳しさに耐えられず、辞めていく仲間たちもいた。

      「一年目でやめてく人らもようけおったで。
      初めのうちは仕事を習うっていうよりも下働きが多かった。

      朝起きて、トイレ掃除して、親方の車を洗うだとか、店を雑巾掛けしたり。
      しもやけだらけやったで。

      そういうのが厳しいっていうので、辛抱せん子らはもう辞めてったな

       

      しかし、マスターは絶対に辞めないと心に決めていた。

      親戚の紹介で行ったもんで、何があってもやめられん。
      迷惑かけたらいかんもんで

       

      五年間、見習いとしての修行を終え、その後一年間は礼奉公(れいぼうこう)。
      礼奉公とは、お世話になったお店への恩返しとして、六年目を見習いの給料で働く文化だ。

      中卒で大阪へやってきてから七年、二十二の歳。
      マスターはようやく一人前の職人となった。

      裏地がオシャレなマスターの紳士服。

       

      自分の人生の可能性を探す。

      自分が作った紳士服を、一着いくらという値段で買ってもらう。
      お金ができたから、アパートも自分で借りた。

      仕事に余裕ができてきた頃から、
      マスターは自分の人生について考えはじめた。

      このまま大阪で頑張っとっても、職人で終わりやな

       

      一人前になるということは、
      無限に広がる自分の可能性に区切りをつけることでもある。

      大阪に来て十年目の年。
      もったいないという周りの声を押しのけ、マスターは故郷へ帰る決断をする。

      マスターの名前がローマ字で刻まれている。

       

      〜望郷編〜

      帰り道の出会いは突然。

      伊勢まで帰ってきた。
      地元・阿曽浦までのバスが来るまで、幾分かの時間があった。

      暇を潰すためにパチンコ屋に寄ってみると、
      そこにいたのはなんと、中島中学時代の同級生だった。

      地元に帰りたいが、なにか仕事はないだろうか。

      マスターの話を聞いた彼が紹介してくれたのは、
      伊勢市内のお好み焼き屋だった。

       

      お好み焼きか、いいなって。
      野菜嫌いやったんやけど、キャベツは食べれたもんで

       

      大阪時代の思い出でもあったお好み焼きに、なぜかとても惹かれた。
      マスターは伊勢で働きはじめることになった。

       

      再び始まる見習いの日々。

      お好み焼き屋で働きはじめると、
      今度は一からその作り方を学ぶ日々が続いた。

      一番最初の練習は、
      雑巾をぎゅうっと絞ってからお好み焼きの出来上がりの大きさに切って、
      それをコテで返す練習。

      それを店が終わってからあくる日もあくる日もやったで

       

      カニ網漁にも連れていってもらうことができた。

       

      お好み焼きを作る以外にも、マスターには仕事があった。

      マスターが働く店は松阪に支店があり、
      伊勢から車でお好み焼きの材料を運んでいた。

      その配達の仕事の最中、マスターに惨事が降りかかった。

      当たり屋に狙われたのだ。

      大雨の時にバンっと。
      ハンドル切って対向車に当たらんように思いっきりハンドル切ったらさ。
      端っこの岩盤に激突して、車がパー。

      目撃してくれとった人がおって、
      その人が当たり屋を追ってくれとったんやけど、

      人混みでわからんようになって

      渡りガニが大漁だった。

       

      車は大破した。
      目撃者が連絡をとってくれたおかげで、すぐに社長が駆けつけてくれた。

      しかしその第一声は、マスターが想像しないものだった。

      車は大丈夫やったかって。
      こっちの身体は心配せんと。

      車の状態はみたらわかるやろって

       

      社長への信頼が、揺らいだ。

       

      社長との関係、そして決別。

      次の日からも、配達の仕事は続く。
      電車と徒歩で配達の仕事をやりくりする日々。

      材料や器具を包んだ風呂敷を抱えて歩いた。
      マスターの体力はもたなかった。

      自分の給料から天引きしてもいい。
      新しい車を買ってくれ。

      マスターの直談判は社長に受け入れられなかった。

      あんた自分で車壊したくせに何言うとんやって。
      そう言われて、もうカチンときてしもうて

       

      その時はちょうど正月前。
      ボーナスをもらった直後だった。

      お金をとって辞めてくんかって。
      何をこんな端た金って、全部投げ捨てて出てきてしもうた

       

       

      社長との喧嘩別れ。
      まっすぐに生きてきたマスターだからこそ、許せないことがあった。

      職を失ったマスターは、
      当時足繁く通っていたスナックのマスターの店へ転がりこんだ。

       

      料理の道のはじまり。

      スナックという夜の商売へ足を踏み入れたものの、
      そこは客にお酒を振る舞うだけでなく、料理の味にこだわりのある料理屋でもあった。

      ピラフ・スパゲティ・手羽先。
      メニューにある料理をひとつずつ覚えた。

      お店の味の基本は、手作りのデミグラスソース。

       

      野菜と肉を入れた後、火をかけて煮詰める。

      夜に人がいない間は、なんかあるといかんで換気扇つけて弱火にして、
      人がある間は強火にして。

      デミグラスソースの素になるものを作るんに一週間かけた

       

      味の評判も良かった。
      このスナックでの経験が、マスターを飲食の道へ導くことになる。

       

      突然訪れた親の死。

      料理の仕事にのめりこむマスターに、またもや悲劇が襲った。
      地元・阿曽浦に住むおじから、突然アパートへ電話がかかってくる。

      マスターの父親が働いていた工場で事故があった。
      工場にいた何人かが、あかん。

      電話口でおじは、彼にそう告げた。
      マスターはすぐに父親の職場へと向かった。

      滅多に連絡してこんおじさんから、伊勢のアパートに電話がかかってきたもんで。
      これはひょっとしたら、親父はひょっとしたらって

       

      マスターの予感は的中した。
      病院にいた父親の姿を見た時、出てくる言葉はなかった。

      病院のベッドの上で、
      膝抱えた状態ででがんじがらめ。

      当時はまだ土葬やで、身体が硬直してくるといかんで棺に入る形で縛られとった

       

      マスターは当時二十七歳。
      葬式の準備をするために、阿曽浦へ帰ることになった。

      取材中に振る舞われた梅酒。

       

      〜帰郷編〜

      ついに地元へ帰ってきた。

      阿曽浦に到着したはいいものの、母親がいない。

      いや、いないわけではなかった。
      見つけられなかったのだ。

      最初はどこにいるかわからんもんで。
      親戚の人らに聞いたら、そこにいるやないかって。

      見たらもう、どこのクソババアかいねって

       

      母親の姿は、変わり果てていた。
      精神的なショックで、髪は真っ白になっていた。

      前日に家から送り出した父親が、
      あくる日に死んで帰ってきた。

      その悲劇が、母親を老婆に変えてしまった。

      これはほっとかれんわって。
      伊勢も阿曽も変わらんで、もうこっちで仕事しようと思った

       

      父の死と、残された母。
      今まで自分を育ててくれた親の存在が、マスターを地元・阿曽浦へ引き戻した。

      地元・阿曽浦の守り神、弁天島。

       

      マスターがマスターになるまで。

      地元で働くとなると、就職先はごくわずかしかない。
      しかも、大半は海の上の仕事だ。

      阿曽浦で何をすれば、食っていくことができるか。
      マスターの覚悟は決まっていた。

      自分の店をひらくという、夢。

       

      しかしそんな若者の夢の前に、時代立ち塞がった。

      すぐにでも店建ててやろうかいねって思ったんやけど。
      当時は住宅金融公庫っていうのが申し込んでもなかなか当たらんもんで

       

      今では考えられないが、
      真珠養殖が盛んな頃の阿曽浦の地価は、とんでもなく高かった。

      住宅ローンの金利も跳ね上がっていた当時、
      阿曽浦にお店を建てるには相当なお金が必要だった。

      とりあえず、神前浦(かみざきうら)という隣町のバーに勤めることにして、
      お金の算段がつくのを待った。

      昭和五十二年八月。
      満を持して、マスターは自分の店を始めた。

       

      地元の人たちの憩いの場を作る。

      店の名前は、とまり木。

      店の前にある電信柱に、スズメやツバメがようとまっとっるのを見てな。

      お客さんがようとまってってくれる店になってほしいって思ってな

       

      デザインもマスターが自分で考案。

       

      マスターの願いは通じ、
      店は繁盛した。

      天気の悪い日は仕事休みの漁師たちが朝から店に集い、
      手拍子で歌謡曲を一番から三番まで歌った。

      真珠養殖で帰りが遅くなる両親から電話がかかってきて、
      家で待つ子どもたちのところまで料理を配達した。

      盆正月は町から帰省してきた人たちが、
      コーヒーを飲みにやってきた。

      とまり木は阿曽浦の人たちの憩いの場となり、
      マスターはいつしか、地元の住民たちから「マスター」と呼ばれるようになった。

      今なお残る、とまり木の玄関。左にあるのは名前の由来となった電信柱。

       

      自分の味、とうふステーキ。

      伊勢のスナックで培った料理の腕は、
      とまり木のメニューに引き継がれた。

       

      ラーメン・チャーハン・カツ丼・スパゲティ。
      マスターが作る料理は、おいしいと評判が立った。

      一番の人気メニューは、とうふステーキ。

      マスターの自宅で発見。

       

      伊勢におった時、スナックのマスターに居酒屋連れてってもらって、
      どういうもんが売れとんのかってな。

      その時名古屋でとうふステーキが流行っとったもんで、
      どんなもんか片っ端から食べとった。

      無類の豆腐好きやったもんで

       

      とうふステーキといっても、いろいろな味があった。
      試行錯誤の上、最終的には和風だしで自分好みの味に仕上げた。

      店で出すやいなや、人気が出た。
      もともとは冬限定メニューだったものが、お客さんの要望で通年メニューになった。

      店主お勧めの「特製豆腐ステーキ」。

       

      〜最終章〜

      時代の変化と、とまり木の最後。

      とまり木は、三十五年間続いた。
      過去形で語らなければならぬのも、実はとまり木は六年前になくなってしまっている。

      マスターを襲ったのは、またもや時代だった。

      減り続ける阿曽浦の人口。
      それに追い打ちをかけるかのようなバブルの崩壊。

      決定打となったのは、飲酒運転の摘発の激化だった。
      客足はめっきり減った。

      ちょっとでも店の足しにって、
      知り合いが社長をやってる土建屋に入れてもらった。

      それから三年くらいは、
      土建屋の仕事から帰ってきたらすぐにシャワーを浴びて、
      お客さんがおる時は裏から入って
      店出とった

       

      とまり木を守るために二足のわらじを履いたマスター。
      しかし、決断の時は迫っていた。

      もう借金もなくなっとったでさ。
      また借金作るよりは、さっと廃業した方が賢いなと

       

      とまり木、営業最後の日。

      お客さんを大勢呼んで盛大にやろうかとも思ったが、
      誰に惜しまれることもなく、ひっそりとやめることにした。

      おれは声かけられんかったとか、
      あの人は呼ばれなかったとか、
      そういうのがあるといかんと思ってな

       

      とまり木の最後は、
      マスターが静かに看取った。

       

      マスターは、何を思う

      当時のことを淡々と語るマスターの言葉から、
      その心中を察することは難しかった。

      しかし、きっとそれは苦渋の決断だった。

       

      わけもわからず故郷を出て、大阪という大都会で自分の可能性に挑み、
      一人前として認められた自信を抱えて料理の世界へのめりこんだ。

      そして親の死をきっかけに阿曽浦に戻り、開いた店。

       

      それがとまり木。
      マスターの人生そのもの。

      その店を閉めるという決断を、自分自身で下した。
      そのことの意味を、僕はまだ理解できない。

      ただその重みを、嚙みしめる。

       

      とまり木のレジは、無言でマスターの苦労を語る。

       

      とまり木とマスター。

      いま、マスターは阿曽浦の魚屋で配達とカニ網漁を営んでいる。
      魚屋のほうは、中島中学時代からの朋輩・橋本剛匠の会社だ。

       

      取材の最後、とまり木の店の名残を撮影している時、
      マスターが声をかけてきた。

      国破れて山河あり、やろ

       

      その言葉を聞いた時、
      なんともいえない想いがこみあげてきた。

       

      とまり木があった時代を、僕は知らない。

      しかしそこに残るものは決して「山河」だけではなく、
      とまり木という店があったことは、変わりようのない歴史の一部。

       

      自分の知らないところで、
      でも自分が生きているこの世界で、
      自分の知らない物語がいくつも生まれ、
      そして消えていく。

       

      もはや語られることなく人間の胸の奥にしまわれた物語が、
      あとどれくらいあるのだろう。

      誰にも知られることのない物語は、
      誰かを勇気づけたり、感動させたりすることだってできるかもしれない。

      それなのに……。

       

       

      これは激動の時代を生き抜いた、
      ひとりの男の人生物語。

      こよなく酒を愛し、休みの日は旧友と飲んだくれる普通のおっちゃん。
      でも、近所の人からは「マスター」と呼ばれている。

       

       

       

       

       

      そうだ。

       

       

       

      今度はあの人の話、聞いてみようかな。

       

       

      湯の山温泉は今年開湯1300年で御在所ロープウエイがリニューアルオープンと湯の山かもしか大橋と菰野ICの完成間近で注目の菰野

      先日から運休していた御在所ロープウエイが7月11日にリニューアルオープンというので早速ひとっ走り。湯の山温泉は今年開湯1300年と記念の年。なんだか賑やかな菰野町がすごく気になる。

      御在所

      せっかくなので自宅からミニベロ(小径自転車)をこいで向かう事に。
      はるか遠くに見える御在所が綺麗です。

      橋

       

      ロープウエイ乗り場手前の所を以前から工事していた橋がいつの間にか繋がっていてビックリ。これで鈴鹿スカイライン側から橋を渡ってロープウエイ乗り場の所のお店に寄り道して休憩が出来るね〜!

      名前は「湯の山かもしか大橋」だそうで、完成予定は今年の8月中旬〜9月中旬というので秋の紅葉シーズンには間に合いそうですね。

      御在所ロープウエイ乗り場

      ミニベロをえっこらやっこら汗だくになってこいでやっと御在所ロープウエイ乗り場に到着。ここでしばし休憩。

      モンベル

      今回ロープウエイのリニューアルと合わせて、モンベルがこの乗り場横に出店したというので気になって行ってみた。小さな店舗ですが、山登りをしようと思って忘れ物に気が付いたときや、急に天候が変わって雨具がいるようになったなど、ここで調達できるのはありがたいです。

      記念Tシャツ

      オープン記念の御在所Tシャツも手に入れて満足。女性用のはもっと可愛いデザインでしたよ。

      ロープウエイカード

      やっぱりここに来たらもらわないといけないロープウエイカード

      顔出し看板

      お約束の顔出し看板も。セルフで取れるように自撮り棒が設置してくれててありがたい。

      中道 中登山口

       

      県道577号線が鈴鹿スカイラインと交差するまでの激坂を登るとやっと中登山道口に到着。既にここまで来るのに暑さと体力を使い果たしてしまい頂上まで登り切れるのか不安になる。

      ロープウエイ ロープウエイ

      今回興味あったところが、中道とロープウエイが交差する所。新しいロープウエイの床がガラス張りになってるから覗けるそうで、なら向こうから覗けるなら下からも覗けるのでは?と。
      暑い中新ゴンドラがたまにしか通り過ぎないので待つのも大変でした。

       

      かえる

       

      変わった色のかえるくんがいました。

      アカトンボ 御在所

      山の上は涼しいからアカトンボがもう元気に舞ってますね。涼しくなるまで避暑地で生活して羨ましいです。

      御在所 御在所 御在所 御在所 御在所 御在所

      大変な思いをして登ってもこの素晴らしい景色を見たいので頑張れます。
      新名神高速道路の工事も進み菰野ICは平成30年度に完成予定なので益々御在所に遠方からのアクセスが良くなりますね。

      山頂到着

      やっとの事で山頂到着〜♪

      展望レストラン ナチュール 展望レストラン ナチュール

      そしてロープウエイ乗り場に隣接した展望レストラン ナチュールもオープンしたので入ってみた。以前のアゼリアとは全く違うこじゃれた感じに。そして展望が素晴らしいので窓際の席がオススメです。

      ノンアルコール

      私はノンアルコールビールでカンパーイ!

      アゼリア

      そして以前お世話になったアゼリアは壊されて無残な姿になっております。

      新型ロープウエイ 新型ロープウエイ

      山頂は下界と比べ気温も低く過ごしやすいです。

      新型ロープウエイ 新型ロープウエイ

      左が旧型、右が新型。ぱっと見の変化はあまりないですが、中に入るとよく分かります。

      下の窓から

       

      新型ゴンドラのルミエールはこんなのぞき窓が2カ所。芝ーチをはいて御在所登ったのですが、森の緑と同化して浮いてるように見える。左足は足をくじいた関係でテーピングで保護中。

      ロープウエイの車窓からの景色もバッチリ

      ロープウエイの車窓からの景色もバッチリ

      下山後菰野で行ってみたいカフェにも寄ってみる。雑誌で紹介されてた森の中のオシャレなお店。
      nest (ネスト)nest (ネスト)

      分かりにくい道をくねくね行くと見つけた!高床式になっててこれは豪雪対策なのかな?

      店名 nest (ネスト)
      ジャンル カフェ、パン・サンドイッチ(その他)、パンケーキ
      予約・
      お問い合わせ

      059-396-1525

      ふんわりパンケーキ ¥800- 生クリーム+メープルシロップ

       

      今回食べたのはふんわりパンケーキ(生クリーム+メープルシロップ) でうまうまでした。

      伊勢居人〜伊勢で暮らすディープな人たち〜NO.07 上田史弥

      伊勢(いせいじん)≒異星人」。それは伊勢で暮らす特徴あるディープな人たち。

      そんな伊勢居人の方々の伊勢の暮らしや仕事に迫ろう!というコンセプトの基、お送りしています。NO.07は、生まれてから高校まで伊勢で育ち、兵庫県で「修行」をして戻ってきた方を「伊勢」として、お送りさせて頂きます。

      伊勢居人NO.07は、上田史弥さんです!
      上田さんは、 伊勢市駅または宇治山田駅より浦田町行の市バスで「中之町」というバス停で下車後、徒歩1分の場所にある200年以上の歴史を持つ有名老舗旅館「麻吉」の若旦那かつ板前さんです。

      麻吉旅館は、伊勢でも特に有名な観光地ですよね。五大遊郭の一つである伊勢古市に唯一残る登録有形文化財の旅館で、様々なメディアにたくさん取り上げられています。この時代に、老舗旅館を経営する若旦那上田さんについて、迫っていきたいと思います。麻吉旅館の玄関での上田さん

      実は上田さん、私と歳が一つしか違わないんです。風格があってとても同年代とは思えません。この落ち着きはきっと高校時代から続けている弓道が深く影響している気がします。一度伊勢を出て戻ってきて、あの麻吉旅館の料理を始め運営をも担う上田さんは、伊勢居人≒異星人としての魅力がたくさん詰まっている気がします。そんな上田さんに、迫っていきます!

      「美味しさの先にある物語を届けたい」

      伊勢人NO.07上田 史弥(うえだ ふみや)

      Q01_上田さんのご出身はどちらですか?
       伊勢市のこの麻吉旅館の長男として生まれました。小学校、中学校と地元の学校を卒業して、高校は皇學館高校に進学しました。その後、兵庫県の大学に進学しました。一応、文学部日本語日本文学科という科に通っていたのですが、実は弓道のスポーツ推薦で進学しています。
      高校から弓道を始めて、努力の結果、弓道で大学に進学できたのですが、弓道をやるために大学に通っていたので、勉強の単位は必要最低限しか履修していませんでした笑 とにかく学生時代はずっと弓道をしていました。

      大学卒業後、料理の専門学校に1年間通いました。調理師免許を取得後、板前の修行を始めたのですが、実家に戻る時期を、前回の式年遷宮の1年前、平成24年と決めていました。式年遷宮の1年前から麻吉の厨房に経ち、1年間麻吉をしっかり経験してから、遷宮の年を迎えたかった。ですから、修行の時間が2年間しかありませんでした。

      Q02_調理師の修行時代はどのようなことをされたんですか?
       専門学校卒業後、フリーターの立場で、とにかくすぐに仕事をさせてもらえる職場で、料理の経験が積める店を探し、色んな厨房に入りました。和食がメインです。2年のうちの後半一年は、一人で調理をしている料理屋で働かせて頂きました。割烹のお店でメニューや金額が書いてないようなお店です。たまたまそのお店がアルバイトの募集をしていて、なけなしのお金を持って食べにいったらとても美味しかったので、アルバイトのお願いをしました。1年間同じ場所で仕事をすると、食材も見えてくるんです。

      千島:食材が見えてくるとはどういう意味ですか?

      食材が見えてくるというのは、春夏秋冬に使用する食材は、どんなものか知ることができる、ということです。

      Q03_調理師を目指すきっかけは何だったんですか?
       やはりこういうところに生まれて育ったからには、何となく麻吉を継ぐ意志がありました。大学時代は本当に好きなことをやらせてもらっていましたが、料理の専門学校に行こうと決めてからは、明確に調理師になると決めました。

      Q04_旅館麻吉をどのように運営されているんですか?
       私が26歳で戻ってきたときの麻吉は、母親が女将、祖父母が厨房に立っていました。私はその補佐を努めることから始めました。今は、私と妻で厨房に立っています。その他はアルバイトの方にも協力してもらっています。
      旅館については、建物や歴史が素晴らしいと言われていますが、私達が発信していることは少なくて、周りの人達に言って頂いています。また、私が伊勢に戻ってきて6年目になりますが、徐々に「お酒の出し方」や「料理の出し方」についてのご感想を頂くことが増えてきました。私は、調理師として、麻吉の良さは食事の内容にもあることを、とても伝えていきたいと思っています。

      旅館麻吉 客室風景
      旅館という場所は、「夜お食事をして」、「寝泊まりして」、「朝お食事をして」、「また旅に出る」という流れを楽しめることが魅力だと思います。ホテルとはまた違った空間と時間の流れです。建物の良さと洗練された料理を味わって頂き、「旅館で過ごす価値」を提供していきたいです。
      そのために、時代に合わせた料理を常に研究しています。例えば、祖父母が受け継いできた伝統の料理へ尊敬しつつも疑問を持つことから始め、今では仕入れ先も刷新しました。
            
      煮付け料理                   壺煮料理
      そのため、今では食材の勉強も始めています。海や山や酒蔵の生産者に会いに行ったりしています。生産者と会い「生産者の思い、背景、物語」と「食材」をセットにしてお客様に届けることで、料理に深みが出てくると思います。自分の知識も増えていくので、実はプライベートの時間を、このような研究に使っています、これがとても楽しいんです笑

      大台町のわさび園にて生産者との交流
      料理に力を入れているため、18時から19時の時間で夕食のみのご提供も始めています。お食事のコースは、6品から7品とご飯と汁物で4,000円程度が基本です。料理は必ず1品ずつご提供しています。空間は完全個室なので、他のお客様を気にせずにゆったり料理やお酒を楽しめる空間になっています。ぜひ、地元の方、県内の方にも、お食事のみでご利用頂きたいと思っています。
       
      旅館麻吉で料理を楽しめる個室空間

      Q05_麻吉にはBar麻吉がありますが、どのようなBarですか?
       Bar麻吉は、私が個人でやっている日本酒Barです。始めてから1年半が経ちますが、お客様がいらっしゃったときに開けるという感じです。
      私がいた兵庫県は日本酒が有名な地域で、兵庫の地酒を多く扱う居酒屋さんで勤務させてもらった事から興味を持ちました。伊勢に戻った頃は、まだそんなに日本酒が飲めなかったのですが、三重県には数多くの酒蔵があることを知り、料理に日本酒を使っていこうと思いました。酒蔵を巡るようになり、最近では顔を覚えてもらうようになってきて、日本酒を料理に上手く使っていくことができていると実感しています。
      また、日本酒のイベントも開きました。古市街道酒詣と題して2016年の春、秋、2017年の春、秋と現在4回実施しました。

      蔵元を楽しむ上田さん               2017年秋に実施した古市街道酒詣

      上田さんこだわりの日本酒

      Q06_Bar麻吉へは、お客様はどのようにしていらしているんですか?
       来られる方は、古市辺りで飲んでいて最後の締めにいらしたり、麻吉に宿泊の方が多いです。でも、麻吉から徒歩1分のところに「中之町」というバス停があるんです。ぜひ、皆さんにはこのバス停を知ってもらい、利用して頂きたいです。「伊勢赤十字病院」と「浦田町」を繋ぐ「伊勢市内線」というルートなので、宿泊のお客様は外宮にも内宮にもいけて便利な立地なんです。中之町から伊勢市駅方面の最終は20時後半なので、もっと気楽にバスを利用して頂きたいと思います。
       
      Bar麻吉の風景
       
      200年続く旅館「麻吉」の風景

      Q07_
      お休みはありますか?プライベートではどんなことをされていますか?
       先代までは、明確な休日がなかったため、プライベートの時間がほとんど取れませんでした。現在は休日を設定し、しっかりプライベートの時間を作るように運営改善を行いました。そうすることで、先程述べたように、料理の研究をしたり、伊勢市駅前辺りで主に日本酒の飲み歩きができるようになりました。
      後は、たまにですが弓を引きに行ったりします。神宮弓道場というのが神宮にあり、弓道の聖地です。そこに行ったりしています。


      伊勢市の有名老舗旅館は、上田さんによって伝統を継承しつつも、常に進化をし続ける努力をされている方でした。麻吉は「旅館」だけでなく「料亭」でもあるんですね。ぜひ、みなさん予約をしてみて下さい。

      プライベートの時間に、料理と素材の研究をする上田さんからは、

      「美味しさの先にある物語を届けたい」

      という思いを感じました。
      伊勢の市街地に住んでいるため、自転車とスクーターで過ごしている私ですが、バスを利用してみようと思った取材でした。

      ディープな人は、こだわりに終わりが無い。

      第8号も、ご期待ください!

      チシマタカヒロ

      登山初心者女子、天狗倉山に登るの巻!

      以前otonamie代表村山さんも登った天狗倉山。(過去記事はこちら。http://otonamie.jp/?p=46997)

      登山初心者女子を引き連れて、生まれ故郷の尾鷲に帰省してきました!もちろん熊野古道から天狗山に登るために。今回の私の役目は、ガイド。熊野古道を遊び場として幼少時代過ごした私も天狗倉山に登るのは、十数年ぶり。

      何故登山初心者が天狗倉山に登る事になったのか

      そもそも何故登るということになったかと言うと…

      3月某所

      友人A「ダイヤモンドヘッド登りたい!」

      友人B「遠いよー。」

      友人A「近くでいいところないの?」

      私「尾鷲に天狗倉山という不思議な岩が山のてっぺんにあるよ!5歳の時には犬と散歩に行ってたからAとBでも登れるよ。」写真をみせる…

      友人AとB「行くー!」

      とダイヤモンドヘッドが天狗倉山になったわけです。

      いざ出発

      「おはよー。」と来た友人達はジーパン。忘れてた!登山初心者だった…まぁジーパンでも天狗倉山なら登れるか。

      友人達を考慮して、馬越公園に車を停め、天狗倉山を目指す。

      新緑が眩しい。

      そして、空気が澄んでいるためか涼しい。

      ところどころジプリの世界のような神秘的な場所。

      時々階段。女子達にはかなりキツイらしい…

      時々休憩。間違えた!時々でなくしょっちゅう休憩。風と日差しが心地良い。

      川のせせらぎを聞きながらひたすら歩く。

      「着いた!」

      えっ?!着いてないし…

      ただのおっきな岩だしね。

      そしてここまで来たらもう少し!

      馬越峠から天狗倉山への分岐点。ちなみにこの方は毎日登っている地元の名物おじさん…らしい。(掲載許可ちゃんと頂きました。)

      本人曰く何度も取材されている、有名人とのこと。

      ここまで1時間。分岐点からさらに40分。

      「着いた!」

      今度こそ本当に着きました。

      この危なげなはしごを登れば天狗倉山の頂上。

      疲れたのも忘れ、モデルポーズの友人。

      こんなインスタ映えスポットも。

      片道1時間40分。標高522mの頂上で食べるチョコレートは最高♡

      ひいおばあちゃんに聞いた天狗倉山の名前の由来はこの岩の上で天狗が休んいたことから、天狗倉山になった。(←嘘かホントかわかりません。)

      帰り道は周りを見る余裕もでき、綺麗なお花達も見つけることが出来ましたよ。

      馬越公園のすぐそばには馬越不動の滝も。

      往復2時間半の道なりは、登山初心者女子でも挫折せずに無事頂上まで行って帰ってこれたので、安心して行ってみて下さい。

      でもジーパンはあまりオススメしませんけど。

      もちろん登山の後は美味しい尾鷲飯。

      尾鷲市内にある’おとと’に寄って、お魚ご飯やお魚のお味噌汁。私がオススメする尾鷲飯はなんと言ってもお魚ご飯。味ご飯のかしわを魚に変えたものという感じです。

      尾鷲は遊ぶとこないよね?と言われますが、そんな事ありません。釣り天国ですし、自然も豊か。外遊びにはもってこいなので、一度訪れてみて下さい。

      「作×半蔵×義左衛門」が東京で楽しめちゃう三重美酒フェア@日本橋三重テラス

      さる七夕の夜。東京日本橋には、彦星ならぬ三重の美酒に酔いしれる織り姫たちが集っていました。

      場所は三重県のアンテナショップ「日本橋三重テラス」。

      この日、レストランでは三重の食材と三重酒のペアリングディナーを楽しむ「三重美酒女子会」が開催され、総勢30名の女性が参加。鈴鹿市から清水清三郎商店・清水雅恵さん、伊賀市からは大田酒造・大田智洋さん、同じく若戎酒造の重藤邦子さん、3蔵の女将がホストとしてかけつけました。

      左から重藤邦子さん(若戎酒造)、清水雅恵さん(清水清三郎商店)、大田智洋さん(大田酒造)

      サービスする側もお客様も女性限定の日本酒の会をイタリアンレストランで開催する試みで、会場はそれはもう華やかな雰囲気。日本酒カクテルIGANICでウェルカム。

      「MOTOZAKE WAKA-EBIS 」と炭酸水「SAKENIC」を1対1でグラスに注ぎ、オレンジピールを落として爽やかな香りをまとわせた日本酒カクテル/若戎酒造

       

      食前酒には半蔵の梅酒を・・・

      和歌山県みなべ町の上質な南高梅を「半蔵」の原酒に手作業で漬け込んだ日本酒ベースの梅酒/大田酒造

       

      食欲が増したところで・・・この日発売の限定酒「純米大吟醸 若戎-SOUBI-」で乾杯♪

      「女性が贈られたい日本酒」をコンセプトに若戎酒造の女性スタッフが中心となって企画開発した純米大吟醸 若戎-SOUBI-。「そうび」とはバラの別名。花束に見えるデザイン、バッグのようなパッケージにも女性ならではのこだわりが。

      食事のスタートまでにすでに3種類のお酒が…。なんとも贅沢。この後は料理に合わせて蔵元が選んだお酒とのペアリングディナーです。1杯1杯、蔵元が解説しながらサービスしました。

      三重テラス・陣内博將シェフが料理の説明を。

      ▼メニューはコチラ▼

       

      お酒写真もダイジェストでどうぞ!!

      3蔵で全10種類のラインナップ
      清水清三郎商店 ★作 恵乃智 純米吟醸 ★イセノハナブーケ 純米大吟醸 ★作 concentration 凝縮 H
      大田酒造 ★日本酒仕込み 半蔵の梅酒 ★純米大吟醸 半蔵 中汲み生原酒 ★純米酒 木桶仕込み 半蔵☆純米大吟醸 半蔵 神の穂(サプライズ)
      若戎酒造 ★日本酒カクテル IGANIC 純米酒 ★純米大吟醸 若戎-SOUBI- ★純米吟醸 若戎 神の穂滓がらみ☆おり姫の夕べ☆彡

       

      この日いちばんの超レア酒は、食後酒の「作 consentration 凝縮 H」!!三菱ケミカルとのコラボで生まれたアルコール度30%の凝縮酒をグラッパ感覚で!!30度ですが、アルコールがキツイという感じではなく、でもなんだか後をひく、はじめての感覚がインパクトのある1杯でした!

      三菱ケミカル株式会社が開発した、ゼオライト膜を使い水分のみを抜き取り、旨味と香りとアルコール分を凝縮した今までにないお酒。今年、世界的に権威のあるデザインアウォード、iF DESIGN AWARD 2018パッケージ部門で入賞/清水清三郎商店

       

      三重美酒女子会限定の特別酒、入手困難酒、サプライズのお酒など最終的には全10種類が登場。「美味し国 三重」の食材と日本酒を都会の女性たちがたっぷり満喫した一夜となりました♪

      3酒蔵の女将と三重テラススタッフのみなさんと私。

       

      いいな~参加したかったなぁ・・・と思ったあなた!!報告レポートだけでは終わりませんよ!

      むしろここからが本題です!

      引き続き、清水清三郎商店、大田酒造、若戎酒造3蔵のお酒と、三重食材を使った料理が楽しめる「三重美酒フェア」の開催決定しました!男性もOK!です。


      【三重美酒フェア】期間:7月8日~31日

      ・清水清三郎商店「作 奏乃智」

      ・大田酒造「特別純米 辛口貯蔵酒 半蔵 金魚ラベル」

      ・若戎酒造「純米吟醸 義左衛門 BLACK」

      こちらの3種類のお酒の特別販売&メニュー入りが決定!期間中は三重テラスショップで購入できるほか、レストランで飲むことができます。また、お酒に合わせた特別コースも登場!

      いずれも東京では入手困難なお酒たちです。ぜひこの機会に「三重テラス」で三重の日本酒をゲットしてくださいネ!


       

      さらに!!

      三重美酒女子会ディナーの最後に登場した伊賀・桔梗屋織居の吟醸ブラウニー(半蔵酒粕、義左衛門酒粕使用2種類)の三重テラス限定販売が決定!酒粕のコクとチョコレートの深みがマッチした大人のデザートも要チェックですよ。

      ◆三重テラス http://www.mieterrace.jp/

      ◆清水清三郎商店 http://seizaburo.jp/

      ◆大田酒造 http://www.hanzo-sake.com/

      ◆若戎酒造 http://www.wakaebis.co.jp/

      OTONAMIE PUSH!! EVENT【2018.7.12 update】

      広報担当のともーこです!
      OTONAMIE編集部に寄せられた、OTONAMIEがPUSH!! しているイベント情報です。

      ※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
      ※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください

       

      三重県野外体験保育指導者養成講座

        

      【日程・場所・内容】
      (1)6月21日(木)10:00-14:30 場所:津市合同ビル2階
      「野外体験保育に取り組もう〜野外保育の特性〜」
      (2)9月13日(木)9:30-15:00 場所:大台町新田「子ども王国」
      「野外体験保育の実践1〜園児が山にやってくる!〜」
      (3)10月9日(火)9:30-15:00 場所:鳥羽市安楽島「安楽島海岸」
      「野外体験保育の実践2〜園児が海にやってくる!〜」
      (4)11月18日(日)9:30-15:00 場所:大台町新田「子ども王国」
      「野外体験保育の実践3〜親子で森遊び&野外クッキング〜」
      (5)12月8日(土)9:30-16:00 場所:菰野町または津市
      「冒険体験と野性性からリスク回避を学ぶ」
      (6)12月20日(木)10:00-15:00 場所:大台町または津市
      「野外体験保育の計画をつくろう!」
      【講師】(1)森の風ようちえん代表 嘉成頼子氏
      (2)(3)(4)(6)大杉谷自然学校職員(NEAL指導者)
      (5)くりこま高原自然学校代表理事 佐々木豊志氏(NEAL指導者)
      【対象】三重県内の野外体験が実施できる施設の職員の職員、または18歳以上の自然体験活動や野外体験保育に関心がある方
      【定員】(1)〜(4)、(6)各20名 、(5)定員無し(公開講座)
      ※原則全講座受講(単回参加希望の方はお問合せください)
      【参加費】(2)(3)(6)100円(保険代)、(4)500円(保険代、昼食材料費)(1)(5)無料
      【申込方法】電話(受付は平日/10:00-17:00)・ FAX・メールにて受付。
      ※受付時必要情報:プログラム名(もしくは開催日程)名前・ふりがな・性別・年齢・〒・ご住所
      【詳細】詳細はお申込み後に郵送いたします
      主催:三重県 子ども・福祉部 少子化対策室
      企画・実施・NPO法人大杉谷自然学校
      【お申込み・問合せ】NPO法人大杉谷自然学校
      TEL:0598-78-8888 FAX:0598-78-8889
      E-mail: info@osugidani.jp URL: http://osugidani.jp/
      〒519 -2633 三重県多気郡大台町久豆199
      三重県子ども・福祉部少子化対策室HP>>
      http://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/m0323600010.htm
      イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:http://osugidani.jp/pdfs/201806yagaitaiken.pdf

      HANABI*きれいボランティア2018

          

      ジャンル:ボランティア活動
      日程:2018年7月14日(土)
      時間:15時30分〜22時(予定)
      場所:伊勢市・宮川河畔(度会橋上流)
      費用:ボランティア保険350円(今年度すでに加入されている方は不要です)
      主催者:ハローボランティア・ネットワークみえ、伊勢神宮奉納全国花火大会委員会
      お問い合わせ先:TEL 0596-21-5542 hanabi@city.ise.mie.jp
      (伊勢市観光振興課 伊勢神宮奉納全国花火大会委員会事務局)
      メッセージ:日本で一番きれいな花火会場をめざして、会場のエコステーションでごみの分別案内(ごみナビ)を行います。経験がなくても楽しく活動できるように、ハローボランティア・ネットワークみえがコーディネートします。休憩中には全国各地で活躍されている花火師の花火をたっぷり観ることができます。全国から参加する約100名のボランティアさんと一緒に、環境に配慮した楽しいボランティア活動に参加してみませんか?
      イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:www.hello-v.net/hanabi/

       

      自然な眉が描ける 眉ペンシル削り講座 (眉スタイリング込み)

      ジャンル:美容・メイク・アイブロウ・眉
      日程:2018年7月22日(日)
      時間:14:00〜15:00
      場所:〒516-0009 三重県伊勢市河崎2丁目6−8伊勢 河崎 Cafeわっく
      費用:2,000円(税込)
      主催者:藪 真奈美
      お問い合わせ先:藪 真奈美 080-9998−3036 mail@makeup-zen.com
      メッセージ:お持ちのアイブローペンシル丸まっていませんか?
      それとも、眉ペン削りで鉛筆みたいに削っていませんか?
      眉毛は顔の印象に大きく影響するパーツです。
      一本一本自然に描くのは、眉ペンは必要アイテム!
      自然な仕上がりになる眉ペンを作る『眉ペン講座』
      家にあるアイブローペンシルをご持参で参加下さいませ。
      お持ちでない方は、ご希望であればこちらで準備致します。お気軽にお問合せ下さいませ。
      イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:http://www.makeup-zen.com/

       

      服部博之コンサート「一會-いちえ-2018」

        

      ジャンル:和太鼓コンサート
      日程:2018年8月10日(金)
      時間:開場18:00 / 開演18:30
      場所:津市西丸之内23-1 津リージョンプラザ お城ホール
      費用:〔全席自由〕前売・一般 4,000円 学生 2,000円
      主催者:一會-いちえ-2018実行委員会
      お問い合わせ先:一會-いちえ-2018実行委員会(アレグリア内)0598-56-9669 info@alegrias.jp
      メッセージ:地元津市出身の和太鼓奏者・服部博之(ひろし)が2008年より手掛けるコンサート「一會-いちえ-」。 今年で11回目。毎回、服部が出合った仲間をゲストに迎え、独自の太鼓の世界を展開します。今回は、ジャズを基盤に独創的な世界観を繰り広げる新谷卓也(ピアノ)と百本マイ(唄)との共演のほか、澤 岳司が束ねる花や植物が舞台を鮮やかに彩ります。ひとつの出会いから、すべてが始まる。この言葉をキーワードにご来場のお客様との出会いも大切にしています。
      どうぞ、お楽しみに!
      イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:http://www.hattorihiroshi.jp/

       

      皆様からもイベント情報を募集しています!

      お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
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        島の女性の「おかえり」が聞こえたような、答志島へのデイトリップ【鳥羽市】

        「答志島に住む女性の取材に行ってみませんか?」

        そう言われたのはそろそろ夏本番の空気が漂い始めた頃

        ジメジメとした天気が続き、そろそろエアコンをフル稼働させないといけないかしらと思っていた頃。

        どうやら島の女性に暮らしを聞ける機会をいただけるらしい。

        私自身は山育ち、言うなれば山の女性。それ故、小さな頃から海の近くの暮らしというものは未知の世界だった。

        山の青い匂いからはかけ離れたしっとりとして重く潮の濃い匂いがまとわりつく。

        そんな自分にとっては非日常な体験をする場所、しかも離島。

        未知の場所、そして島の女性。心惹かれる自分が顔を出す。

        行ってみよう、答志島に。そう決意した6月の終わり。

         

        そういえば県内の離島には行ったことがない。初めて鳥羽マリンターミナルを利用する。

        郵便局のバイクが詰め込まれていたとき初めて出会う光景にその事実を改めて気づかされた。

         

        島の暮らしはどうやら定期船の時間によって刻まれることが多いらしい。

        例えば通勤時間や帰りの時間、取材日当日だって時刻表に合わせて待ち合わせを設定した。

        鳥羽と島を結ぶロープのような存在、それがこの市営定期船なのである。

         

        ***

         

        波に揺られて約15分、答志島の和具地区にある定期船乗降場に降り立つと、出迎えてくださったのは鳥羽市の地域おこし協力隊、五十嵐ちひろさん

        彼女は今回出会った1人目の島の女性。

        しかし実は海の無い埼玉県出身で今年答志島に来て2年目になる。

        以前は東京で伝統工芸品の販売に携わっていたが、海が側にある暮らしに憧れ、距離も気候も丁度良い紀伊半島あたりで暮らせないかと考えていた。

        そして東京であった鳥羽市の地域おこし協力隊の説明会に参加、「一度来てみれば?」という担当者との出会いが、今につながっている。

        「ちょっと今日は風が強くて海女漁が中止になっちゃったんですよ」

        鳥羽といえば海女漁が有名なのは言わずもがな。

        答志島にももちろん海女さんがおり、その数は100人ほどといわれている。

        今日のメインは海女をされている方とのお話だっただけに少し残念な気持ち。

        ただ天気は神様からの示しもの、きっと何か意味があるのではないかと空気に身を委ね答志島めぐりに向かう。

         

        ***

        最初はおびただしい数のボートが目に留まり五十嵐さんに尋ねてみると

        「これはワカメの養殖に使う船ですね」

        と教えてくれた。

        「和具はワカメとサワラが特産品なんです」

        聞くところによると、今(6月下旬)は丁度5月に蒔いたワカメの種を養殖小屋で育てている時期らしい。

        10月にワカメの苗を海中に戻し、2月中旬から4月末にかけて刈り取りの時期を迎える、それが1年のローテーションだという。

         

        こういうところは山の農作物を収穫するのと似ている。

        私の実家で祖母が世話を焼いていた畑は、種蒔きや苗植えからお天道様の恵みを受け、時期になるとおいしい実を授けてくれた。海の中でも同じように自然が恵みを与えてくれることに山と海の共通点を見いだす。

         

         

        「ではそろそろこの島最東端に行きましょうか」

        という五十嵐さんの声に促され車で5分もかからないそこに到着すると、島が浮かぶ鈍色の景色。

        少し青空がちらつくものの、もっと晴天ならばどんなに気持ちがいいだろう。

        「ここは伊勢湾と太平洋の海流が混じる場所、右側が太平洋、左側が伊勢湾なんです。だから栄養が豊富でたくさんの海の幸が取れるんですよ」

        ―――向こうの島には人は住んでいないですよね?

        「今は無人島ですね。でも実は人が住んでいた形跡があって、貝塚なども見つかっています。食べるものには困らなかったというのもあると思いますが、海の交通の要所であったんじゃないかといわれています。古くから答志島全域に人が住んでいて、栄えている場所だったみたいですね」

        確かに海を渡れば愛知県は目と鼻の先で、伊勢湾から外海に出る分岐点ともなればそのような場所だったという説明にも難くない。

         

        足元のフナムシは私たちの気配を受け逃げろ逃げろと身を隠す。

        周辺は相変わらずの強い潮風。

        曇天の浜辺の景色はどうやら驚くほどに長い年月から成り立っているらしい。

         

        ***

         

        そろそろお昼時。

        「ロンク食堂へ行ってみましょう」

        という五十嵐さんの案内で細い入り組んだ海の家並みをくねくねと進んでいくと、、、

         

        まず気になったのは墨で書かれたマル八の文字。

        「これは島内の八幡神社で毎年行われるお祭りで使われる墨で書かれているんですよ。この辺りの魔除けみたいなものですね」

        なるほど、だからどの家もこの印があるのか。

        「この手押車は『じんじろ車』といって、主にお母さんたちが海の幸を運ぶためのものです。結構しっかりしていて、実はオーダーメイドだったり。中には市販のものを使っている人もいますが、何かしら工夫を施して自分仕様にされていますね」

        確かに一台一台、よく見れば違う。

        大きなものや、荷台が深いもの、海女さんが海に潜る時に使う重りをつけたものもある。

        五十嵐さんと一緒じゃなければ完全に気にしていなかったな。

         

        次に少し香ばしさが混じる匂いが鼻を通り抜けた

        見ていると豆腐屋さんが。小さな看板に控えめに『とうふや』と書かれていて可愛らしい。

        中に入ってみると豆腐屋のご主人と奥さんが作業中。

        厚揚げやがんもどきは普段よく食べるけど、こうやって作られているのか。

        揚げたてのがんもどき、買いたてて食べてみると外はサクサク中はふんわりホクホクで、ほのかに甘みがあって何もつけずとも口の中に旨味が広がる。

         

         

        「ここですね、これがロンク食堂です。島外からのお客さんが来たらいつも紹介させてもらってます」

        昔懐かしいというか昭和感が漂うというか、、、とにかくなんだか落ち着く雰囲気を醸し出すこちらの食堂。

        オーダーしたのは日替わり定食。

        島の特産品のサワラはシンプルに焼き魚に調理されている。そしてエビが入ったかき揚げはボリューム満点。

        味噌汁の中には歯ごたえ抜群のワカメが入っていて、さっきの五十嵐さんのワカメ養殖の話を思い出す。

        「地元の人には中華そばとかが人気やけどね」

        とは厨房にいたお母さん。

        じゃあ次来る時はそれにしようかな。

         

        何気なく通り過ぎそうな島の日常や、一度来ただけでは見つけられないであろう場所。そこに住む誰かの案内で気づきが得られる。これはどこを旅してもそうだと思う。

        元々島に住んでいたのかと思える程の知識を持つ五十嵐さんの言葉は、私の目に映る答志島の景色を活き活きとさせる。

        海や浜辺の近くの暮らしを愛し、その土地の人々を好きになれば住んでいる年数は関係無いと実感させられる。

        五十嵐さんはもう立派な島の女性だ。

         

         

        ***

         

        さていよいよ海女をなりわいとする方のいる場所へ。

        こちらにいらっしゃるらしい。

        道端にあるけれど少し小高い場所にあるそのお店『海女の店 いりど』

        昼間だから人の気配はなく、海の音だけが周りを囲んでいる。

        『いりど』は答志島の言葉で『海女』の意味。ローカル感や磯を思わせる名前に期待も大きくなる。

         

        「佳代子ねぇ~」と呼ぶ五十嵐さんに「はーい」と中から声が聞こえる。

        お店に入り、いらっしゃったのはこちらの主、中村佳代子さん

        今回の旅2人目の島の女性だ。

        昨年5月からお店を始められ、同時に海女業も営む。

        「今日は天気が悪いから海女漁が見られなくて残念やね」

        私は初めての来店にもかからわらず五十嵐さんと同様に受け入れてくれている雰囲気は、安心感が漂うとともにどこか懐かしさも感じる。

         

        お店の2階に案内していただき、お話を伺う。

        こちらの座敷では中村さんと近しい人たちが集まって夜な夜な飲み、語り明かす場所なんだそう。

        早速、現役の海女で居酒屋店主の中村さんに質問してみる。

        ―――どうして海女になったんですか?

        「潜るのが好きなんよね、子供の時から。アワビとか見つけたらもう、胸がときめいて!それがたまらなく夢中になれるんよ。イケメンを見た時みたいって言ったらわかるかな?笑」

        ―――大阪にいた時もあったとか?

        「そうそう、高校卒業してすぐね。百貨店のデパートガールを3年やってたんよ。島の女の人は高校卒業したら名古屋や大阪に出て行く人が多いからね」

        ―――どうしてこちらに帰ってきたんですか?

        「ちょっといろいろあってね、帰ってこないといけない風になっちゃって。最初は伊勢や鳥羽とか、本土の方におったけど、結婚してこっちに完全に戻って来たね」

        ―――戻って来てどうですか?

        「戻って良かったと思ってるよ。落ち着くというか。大阪の時は色々と刺激があって楽しかったけど、やっぱりこの島が好きなんやなって思う。」

         

        場所を問わず、自らのときめきを探し出す。どのような状況でも柔軟に受け入れてくださる中村さんの普段の姿が思い起こせる。

        「実は最近いろいろ作ってて。そこの壁に飾ってある海女さんのプレートや置物もオーブン粘土で作ったやつなんやよ。浜辺でビーチグラスを拾ってアクセサリーを作ったりもしてるよ」

        私自身、創作の近くに身を置くためビーチグラスはなじみのある素材。浜辺で拾えることも知っていた。でも実際にそんなにたくさん落ちている場所は知らなくて、その言葉に心が弾む。

         

        「あとこのTシャツ、オリジナルキャラで『あまちゃん』っていうの考えて自分で作ったやつなんさ。ほんといろいろやってみたくって!」

         

        話している中村さんは常に目がキラキラしている。『やってみたいこと』『やって楽しいこと』が島に溢れているというのが話していてよくわかる。自分のときめきを知る人は強い。私の周りの人生を楽しんでいる人はそういう人ばかりで、特に女性が多いように感じる。

         

        ちなみにこの店もご家族の方とこんな場所があったらいいねと言い合っていたのが始まり。

        「普段はお店の回転灯が点いていたら開いてるって感じ。まあでもみんな中の明かりが点いてたら入ってくるけどね。笑」

        自分たちのペースは守りつつ、でも新しい風も受け入れつつ。良いバランスを持っている中村さんだからこそ、来店客の心地よさにつながっているんだなぁと思う。居心地の良い場所を提供できる女性、そんな中村さんは素敵だ。

         

        他にも漁業権のことや答志島特有の文化で男の子が一定の年齢になると毎日集団で近所の家に泊まりに行く『寝屋子制度』のこと、お店の人気メニュー・オードブルのことなど、話し込んで時間が経つのを忘れるほど。

        「みんなそう、気づいたら日付が変わりそうとか。いつもそんな感じ」

        と笑う中村さん。

        居心地は自分の家に帰ってきたみたい。だからいつまでも居座ってしまう、定期船の時間も忘れて。

         

        ***

         

        「また来る時は連絡してね。そしたらお店開けるから」

        と、帰り際に声を掛けてくださった中村さん。

        自分たちの都合でお店を開けられるなんて、本当に昔からよく知っている近所のお姉さんに言われているような。

        「おかえりー!」

        今度訪れた時は中村さんや五十嵐さんになんだかそう言われそうな気がする答志島。

        ゆるくて、気取らなくて、暖かい。

         

        日々に疲れてしまったら島の女性に「おかえりなさい」と言われに行く、そんな旅があってもいいかもしれない。

        それだけで荒れた心は少しずつなめらかにならされる気がする。

        まるで波が砂浜を洗うかのように。

         

         

        ***

         

        答志島や、県内の海の近くの地域の暮らしが垣間見える女性向けのイベント「みえ女子トークカフェ」が7月22日(日)、大阪であります。取材にご協力いただいた五十嵐さんもスピーカーとして島の暮らしのリアルを語られます。海の近くの田舎へ移住を考えている方から三重の海辺に旅をしたい方、何となく海の暮らしにときめきを感じる方まで、関西地区の女性の方は必見です!

        【みえ女子トークカフェ】
        https://www.city.toba.mie.jp/iju-teiju/miejyoshi-oosaka.html

         

        侮ることなかれMie Prefecture。熊野・尾鷲1泊2日旅行がこんなにも充実している!

        “三重を日本で三番目に行ってみたいエリアにする”

        ほぼ知られていないが、
        コレ、OTONAMIEが発足当初から掲げているミッション。

        最初は、ダジャレかい!と思ったけれど、
        三重を知れば知るほどに、
        あながち絵空事ではないかも…。

        そう感じるようになった。

        北海道や京都のように、
        メジャーでもなければ、
        過度にマニアックでもない。

        絶妙なMie Prefecture

        今回、世界遺産や自然景観など、
        魅力たっぷりの熊野・尾鷲へ1泊2日旅。

         

        熊野に到着。お庭でスローランチ

        最初にやってきたのは、
        熱血ナポリ大食堂『と Cous Cous

        天気の良い日は、
        庭のテラス席が気持ち良い。

        地産地消にこだわった食材による前菜。

        野菜にかかっているのは、ふきのとうのソース

        石釜で焼いたナポリ風ピザがまた最高。

        オーナーシェフは、
        熊野の気候と素材に惚れ、
        この地に店を開いたとのこと。

        また日本に10人のみという、
        ギリシア政府公認の調理師免許を持っており、
        ここでしか味わえないかも?な、
        ガ・ガストロという鍋で蒸す、
        紀元前2000年前のギリシャの味も愉しめる。

        と Cous Cous
        住所:三重県熊野市有馬町5821-116
        電話:0597-85-4369

         

        想像以上のド迫力!!鬼ヶ城

        世界遺産 鬼ヶ城

        ただの岩と侮ることなかれ。

        実際見ると、その迫力に驚くはず。

        岩のトンネルをくぐった先には、

        ドドーン!!豪快にえぐれた岩肌。

        これは熊野灘の荒波による浸食でできたのだそう。

        圧倒される自然の造形。

        海が穏やかな時は、
        天然の岩にめぐらされた歩道を散策できる。

        これが結構なスリル!!

        鬼ヶ城センター
        住所:三重県熊野市木本町1835-7
        電話:0597 -89-1502

         

        四季折々楽しめる丸山千枚田

        日本一の棚田景観と言われる 丸山千枚田

        約1,340枚の棚田がある

        山あいに暮らす人々の、
        知恵によって生まれた棚田。

        昼夜の温度差が大きく、
        稲の根も深く生えることから、
        棚田のお米は美味しいと知られているが、
        大型機械を入れられず手作業が基本の為、
        減少傾向にあるのが現状だそう。

        今回訪れたのは3月上旬。

        水田や稲穂の様子によって、
        四季折々全く違う表情が楽しめる場所である。

        丸山千枚田
        住所:三重県熊野市紀和町丸山
        電話:0597-89-4111

         

        元鉱山トロッコで秘湯へGO

        熊野市紀和町は、
        かつて鉱山の町として有名で、
        1200年以上前から銅が採掘されていたそう。

        当時、実際に使われていたトロッコがこちら。

        なんと今は、
        観光用トロッコとして乗れるんです!

        元鉱山トロッコ電車廃線跡を利用し、
        真っ暗なトンネルを、
        約10分間ガタンゴトンと走るんです。

        渋い!!

        同じルートを、
        レールマウンテンバイクで走ることも。

        ひと汗かいたら、
        終着駅にある源泉掛流しの湯ノ口温泉
        ぬるりと癒されましょう。

        トロッコ電車(坑内電車
        住所:熊野市紀和町湯ノ口10

        湯元山荘 湯ノ口温泉
        住所:熊野市紀和町湯ノ口10
        電話: 0597-97-1126

         

        日本最古の神社。世界遺産 花窟神社

        カラフルな無人販売ボックスを通り過ぎ、

        世界遺産 花窟神社へ。

        日本書紀に記されている日本最古の神社で、
        天照大神の母である、
        弉冊尊(イザナミノミコト)が眠っている場所。

        御神体は、約45ⅿある巨岩。

        正面の縄旗は、
        弉冊尊の子どもである、
        天照・月読(ツキヨミ)・闇(スサノオ)の3貴神を
        象徴しているそう。

        岩窟の御神体には、
        日本一長いともいわれる大繩がかけてあり、
        境内の松の木まで渡してある。

        因みに、
        向かいにあるのは、
        世界遺産・日本で一番長い砂礫海岸 七里御浜

        花窟神社
        住所:三重県熊野市有馬町上地130

         

        懐古心くすぐられる片岡シェーク店

        ちょっと寄り道したくなるのは、
        店を構えて約37年程という片岡シェーク店

        創業当時はプラモデル屋さんだったそうだが、
        一緒に売っていたソフトクリームが好評で、
        シェーク店になっていったそう。

        お店を切り盛りしているお母さんに伺うと、
        ここは学校帰りの学生さんたちの憩いの場。

        お値段も学生プライス。   

        部活帰りで腹ペコな学生さんに人気の、
        ポテトフライとバニラシェーク。

        美味しくて懐かしい味

        片岡シェーク店
        住所:三重県熊野市木本町120

         

        尾鷲へ。一日一組限定の三木浦ゲストハウス

        熊野から尾鷲に入り、三木浦町へ。

        この日の宿は、
        海辺に建つ古民家を改築した三木浦ゲストハウス

        宿泊は一日一組限定の貸し切り。

        窓を開けると、目の前に広がる海。

        オーナーさんは、ヨットのデザイナー。

        なのでゲストハウス内は、
        古き良き日本家屋の雰囲気を残しながら、
        インテリアなどがとてもお洒落。

        希望に応じて、
        薪割りからカマド炊飯までの工程を、
        体験できるのも楽しい。

        カマドで炊いた、ふっくらご飯

        三木浦ならではの海の幸メニューに、
        追加でお願いした舟盛りも超豪華だ。

        またオーナーさんには、
        知る人ぞ知る、
        おススメ山歩きコースを教えて頂いた。

        それが、
        頼母元盛松という近くの三木埼にある集落跡。

        電気も無くランプ生活の住民は、
        1928年に三木浦へ集団移住し、
        廃村となったそう。

        今では、残された家の基礎石や石垣が苔むして、
        古代遺跡のようだと言われる事もあるとか。

        次回は山歩き装備で来よう!!

        三木浦ゲストハウス
        住所:三重県尾鷲市三木浦町509-44
        電話:080-9119-3765

         

        2日目。景観を楽しみながらお土産選び

        翌朝、ゲストハウスをチェックアウト後、
        三木浦周辺をぐるりとドライブ。

        お時間あれば、
        夢古道おわせにある、
        海洋深層水を使ったお風呂に浸かり、
        とぅるとぅるになるのもいいかも。

        雄大な自然と温暖な気候に恵まれている東紀州には、
        美味しい特産品も沢山ある。

        おわせお魚いちば おととに寄れば、
        鮮魚から野菜、名産品まで、
        豊富な品揃えから選ぶことができる。

        またカフェ・スケールに併設された、
        テイクアウトの焼き菓子も人気。

        夢古道おわせ
        住所:三重県尾鷲市向井12-4
        電話:0597-22-1124

        おわせお魚いちば おとと
        住所:三重県尾鷲市古戸野町2-10
        電話:0597-23-2100

        カフェ・スケール
        住所:三重県尾鷲市宮ノ上5-11
        電話: 0597-22-5258

         

        旅のシメ。葉っぱがシェフ

        旅の最後に、
        葉っぱがシェフという、
        一風変わったスローフードレストランへ。

        その名の通り、
        シェフは葉っぱ。

        店の裏山に自生している葉っぱを使い、
        季節の野草の香りと薬効を、
        食材に吸収させた料理なのだ。

        調理に使う縄文鍋はオリジナル。

        石の熱で葉っぱを温め、
        香りや成分を食材に吸収させるのだそう。

        尾鷲の新鮮な魚介類と裏山で収穫した野草

        お塩も自家製で、
        イカ墨や甘夏みかんの塩など、
        キャンパスに描くように、
        添える塩の彩りも考慮されたお料理。

        紀州特産岩清水豚と裏山で収穫した野草

        葉っぱは食べるのではなく、
        あくまでも香り付け。

        緑いっぱいの空間で味わう、
        ちょっと変わったランチに、
        自然の奥深さを感じた。

        葉っぱがシェフ
        住所:三重県尾鷲市中村町4-51
        電話: 0597-23-0016


        熊野・尾鷲1泊2日の週末旅行。

        全国的に見たら、
        観光地としてのイメージはないかもしれないけれど、
        世界遺産や四季折々の美景観に出会える、
        充実度が半端ないエリア。

        三重県に来たら伊勢神宮だけではもったいない。

        ぜひ南部の方にも足をのばしてみて♪

        美味しいかき氷を求めて、自然の中をひた走る!@松阪

        こんにちは。
        「毎日暑くて大変だ~」というそんな季節にこそ、より一層美味しいもの。

        そう…それはかき氷!

        初投稿でどきどきしながら私が最初にご紹介させていただくお店は、深蒸し茶の専門店。
        そのお茶屋さんのお茶氷がうまうまなんです。
        お店は、松阪市飯高町にございます。

        櫛田川沿いにまっすぐまっすぐ上流へ、「本当にこのまままっすぐ?」「まだ行くの?」と思いながら166号線をひた走ると見えてくるそこは

        「茶工房・かはだ」さんです。

        車からだとこんな感じに看板が見えてきます。
        手前の砂利の所が駐車スペースになっています。

        正面から見るとこんな感じ。木製の看板が味があって素敵♡
        氷の文字も風に揺られて気持ちよさそうです。

        ドアを開けると、朗らかな笑顔の店員さんがあたたかく出迎えてくださいます。
        それも嬉しくて私は毎年来ちゃうんです。

        店内は木のぬくもりが感じられる柔らかな雰囲気で、
        ほんのり漂うお茶の香りに、なんだか心が安らぎます。

        さて、席についたらメニューも見ずに元気に注文♪
        「紅茶のと抹茶のかき氷ください!」

        この日は母と二人だったので2種類しか頼めませんでしたが、
        他にほうじ茶のかき氷もあって、これもまた美味しいんです。
        ぜひ、3人以上で来て欲しいっ!

        他のお客さんとのちょっとした会話も楽しみつつ、写真を撮ったらいただきます!

        まずは抹茶のほうからぱくっと、「ん~これこれ♡」

        お茶シロップも美味しいですが、私は何よりかはださんの餡子が好きなんです。
        お店で炊かれたあんこは、小豆が大粒で甘さは少し控えめ。
        だからこそ甘くて濃ゆい抹茶とよく合うんですよ。
        横にちょこんとのっている白玉も、もちもち食感がたまりません!

        お次は和紅茶のかき氷
        こちらはレモンをかけてさっぱりといただきます。

        食べる前から紅茶の良い香りがするほど味も濃いのに、後味はとてもさっぱりです。
        一緒に乗っている紅茶アイスはこれまた濃厚でバタースカッチのようなあじわい。
        紅茶の風味とベストマッチで、さくさくスプーンが進みます♪
        氷が溶けだす前に、あっという間になくなってしまいました。

        あ~今年も美味しかった。
        次は何食べようかな?去年食べた冷やしぜんざいもまた食べたいなぁ。

        因みに、「茶工房・かはだ」さんでかき氷を始めたのは、10年くらい前からだそうです。

        かき氷は夏季限定のメニューで、7月~9月中旬辺りまでやっているそうですよ。
        そして秋に入って肌寒くなり始めるとかき氷は終わってしまいます。
        そのため、かき氷を求めて9月にいらっしゃるかたは、先に電話で確認するのがお勧めです!

        お茶しに行くには少し遠い…。
        でもっ!23号線側からくると、
        途中には道の駅や小さな神社など寄り道しがいのある場所もたくさんあって、
        道中もそれはそれは楽しいんですよ。

        どうです?
        暑い日を楽しいドライブと美味しいかき氷で、素敵に過ごしてみませんか?

         

        「深蒸し茶」専門店
        茶工房・かはだ
        TEL:0120-326-810
        〒515-1504 三重県松阪市飯高町作滝239-1

        海へ出よう!南伊勢町でみた家族のかたち/サニーコーストカヤックス

        サニーロードの終点から志摩方面へ5分ほど走ると、五ヶ所浦という小さな町がある。
        海の近くのこの町へ、シーカヤックをするために移住してきた夫婦がいると聞いた。
        埼玉県出身のご主人と、大阪府出身の奥さん。
        この町で働くこと、子どもを産み、育てること、暮らすこと、この町が彼らにもたらしたものは何だったのか。
        少し話を聞かせてもらうことにした。
        車を降りると少し湿った風が吹き、潮の香りが漂ってくる。

         

        シーカヤックに魅せられて

        サニーコーストカヤックスの代表を務める本橋洋一さん。
        出身は海なし県の埼玉だそうだ。
        最初は川でのカヤックから始めたらしいのだが、ひょんなきっかけから海でカヤックを経験し、シーカヤックの魅力に目覚めたそうだ。
        伊勢で弟子入りをした後、この南伊勢町の五ケ所浦に流れ着いた。

        シーカヤックってご存知ですか?

        恥ずかしながら、シーカヤックというものを今回の取材で初めて知ったのだ。
        カヌーと何が違うのかさえ分からない。
        初歩的な質問だが尋ねてみた。

        「カヌーの多くは片っぽで漕ぐやつです、カヤックは両側で漕ぐんです。カヌーのほうが難しいと思いますよ」

        それにしてもカヤックも簡単なようには見えない。
        マリンスポーツはどうも敷居が高く感じるのだ。
        けれど、聞けば、感覚で言うとウォーキングくらいなのだという。

        「ウォーキングぐらいじゃないかな、と思います。ハイキングじゃないです。水泳なんか比べ物にならない。自転車よりも楽。大人になってから、さぁ自転車乗りましょうって乗れないですからね。カヤックは基本的に乗れば安定してますし、漕いだら前に進むし」

        そういわれると、急にカヤックが身近に感じられる。

        「ライフジャケットを正しく着られる方ならだれでも。過去、3歳の子にも参加してもらったことありますよ。ちなみに最高齢は89歳のおばあちゃんです(笑)」

        年齢不問のスポーツらしい。どうやら本当に「ウォーキング」のようだ。

        技術と楽しみ

        「このカヤックは、磯部でつくられたものなんですよ」
        なかなか知られていないが、志摩市磯部町では世界レベルのカヤックがつくられている。
        ヨットやボートの技術を取り入れているそうだ。

        「最近はカヤックフィッシングが人気ですね」

        カヤックに乗って磯へ釣りに出ることを指す、カヤックフィッシング。
        フィッシングカヤックにはクーラーボックスと釣竿を収納するスペースもある。

        また、フィッシング以外にも、離島まで漕ぎ出て離島でランチ、なんてプランもあるのだとか。「ウォーキング」とは言え、楽しみの幅は想像した以上に広い。

        海抜1メートルの世界で

        シーカヤックの魅力を訪ねてみた。

        「簡単に非日常に踏み込めますよね。水の上に出たらもうそこは陸地とは違う世界なので。景色が新鮮になりますし、役場の人を乗せて通勤路に使うすぐそこの橋をカヤックでくぐったことがあるんです。面白いって笑ってましたよ」

        橋の上は住民が毎日使うメインロード。
        メインロードを横切る川を海からカヤックで漕ぎ出ることができる。
        町のすぐそばを湾が走る五ヶ所浦ならではの楽しみ方といえるかもしれない。
        日常と非日常のパラレルワールドだ。

        かと思えば、海に出るとリアス式海岸よろしく山と海が融合した大絶景が広がる。
        すぐそこに町があるとは思えない、幻想的な世界を体験することもできる。
        まばゆいグリーンとブルーのコントラストにきっと目を奪われることだろう。

        「水の上にちょうど座るくらいの目線なので、それこそこの子とおんなじ目線」
        そう言って話す目線の先にはまだ幼い子どもがいた。
        聡一郎君(1歳7ヶ月)だ。
        よちよちと本橋さんの周りをよちよち歩いたり転んだり、目が離せない。

        「放っておくとここ(店舗)をぐるぐる周回してるんですよ」
        本橋さんの目尻が思わず下がっていた。愛しい者を見る父親の目だった。

         

        自分らしくいられるということ

        妻ののぞみさんは物静かだが凛とした佇まいが美しい人だ。
        本橋さん夫婦は共に他府県の出身だが、身内のサポートが得られない子育て環境に不安はなかったのだろうか。

        行政の見守り

        「子どもが少ないんで、子育て世代のサービスってあるのかな、ちゃんとしてんのかなっていうのはありました。支援センターがちゃんとあって、保健師さんが来てくれて色々説明してくれたのを聞くとちゃんとしてるんだなぁって安心しました」

        地域の子育てセンターにはよく顔を出すらしい。
        子どもが少ない地域故に、支援センターの職員はどこの子どもがどこに住んでいるか、この頃顔を出さないとか、すべて把握しているそうだ。

        「その月のしおりがあるんですよ。先月の活動内容なんかを紹介してる。それが郵送じゃないんですよ」
        つまり、ポスティングされているということ。
        ポスティングのタイミングで在宅していれば、ちょっと声をかけていってくれるのだとか。
        急な訪問に抵抗がある人もいるかもしれないが、他県から移住してきた夫妻にとってそれは純粋に地域のぬくもりを感じられるあたたかいサポートのようだ。

        「見てくれてるんやなって安心感になります」

         

        「よそもん」

        「ご近所さんのほうが僕らのことよく知ってますよ、よそもん(よそもの)だからでしょうね」

        本橋さんは嬉しそうに言う。
        田舎で暮らすということは、そこに住んでいる人のほとんどが昔からの住民である、ということでもある。
        けれど、夫妻にはよそ者扱いされるということにネガティブな感情はないようだった。
        それどころか周囲が気にかけてくれることをうれしいと話す。

        「町あるいてておばあちゃんとお話ししたり、かわいいねぇなんて声かけてもらったり」

        のぞみさんは以前、都市部で電車に乗った際に、お子さんが泣いたことに対して冷たい言葉を浴びせられたことがあるらしい。それも一度ではなかった。

        「子どもが子どもらしくいてるだけやのに」

        穏やかだったのぞみさんの語気が強くなる。
        子どもが子どもらしくいるだけで、攻撃されることは少なくない。

        「黙らせろ」「泣き止ませろ」鋭い言葉、時には目線でさえ、母親の首を確実に締めていく。

        「ここは子どもがギャー!言うててもだれも怒らないし、泣いときって言えますから」

        本橋さん「(それが子どもの)仕事ですからね」

        まったくもってその通りだ。
        自分の意思に反して子どもを制することも、叱ることもしなくていい、そんな環境は親をも自分らしくしてくれるのかもしれない。

        「母親が子どもに攻撃的にならなくてすむんです」

        のぞみさんはまた穏やかな表情に戻っていた。

        これからのこと。

        のぞみさんは仕事復帰のことを考えると憂鬱になるという。
        やはり、頼れる親族が周りにいないというのは不安要素として大きいようだ。
        特に仕事をするとなると。

        「近くに親がいる人に比べると、簡単にはいかないかなって思います」

        他にも、小児科が近くになく、伊勢市まで車で行くことも少なくないのだとか。
        地方、特に田舎への移住は課題がないわけではもちろんないのだ。

        不安はもちろんある。課題もある。
        けれど、この町で好きなことをしながら、自分たちらしく歩んでいく。
        彼らにとってそれがもっとも自然なライフスタイルなのだろう。
        徒歩1分で海が、町を歩けば人の笑顔が、大切なものは目の前にある。
        カヤックで沖へ漕ぎ出すように、この町で彼らは自由に生きていく。
        扉を開けたらそこはもう、海だ。

         

        サニーコーストカヤックス
        516-0101
        三重県度会郡南伊勢町五ヶ所浦1007-17
        TEL&FAX 0599-66-1919
        HP

        三重県南部の魅力をより知るための移住セミナーがモンベル名古屋店で開催されます。
        興味のある方はぜひ!↓↓

        【7月14日〔土〕/名古屋】南伊勢町×大紀町 合同移住セミナー「アウトドアな暮らし」

        [三重暮らしを応援します] ええとこやんか三重

        伊勢居人〜伊勢にやってきたディープな人たち〜NO.06 田形 祐樹

        伊勢(いせいじん)≒異星人」。それは伊勢で暮らす特徴あるディープな人たち。
        そんな伊勢人の方々の伊勢の暮らしや仕事に迫ろう!というコンセプトの基、お送りしています。NO.06は、伊勢に移住してきた方「伊勢」として、お送りさせて頂きます。

        伊勢人NO.06は、田形 祐樹さんです!
        田形さんは、伊勢市駅前から徒歩5分ほどの場所に「伊勢法律事務所」という事務所を構えており、伊勢市を中心に、鳥羽市、志摩市、度会郡、多気郡、松阪市等のエリアでご活躍されている
        弁護士の方です。


        事務所の自慢のコーヒーメーカーでコーヒーを淹れる田形さん

        しかし、この方、色々とお話をしてみると、かなり個性的なか方でした。
        田形さんが、伊勢に来た理由も個性的。その前に経験されていることも個性的。
        まさに伊勢人≒異星人にぴったりの方です。

        そんな田形さんに、迫っていきます!

        「伊勢を朝から元気にしたい」

        伊勢人NO.06田形 祐樹(たがた ゆうき)


        Q00 今回、伊勢人の取材にご協力頂きましてありがとうございます。
         私も取材して頂いて嬉しいです。自分でも思う程変わり者だとは思っているので、
        今回私は、「伊勢人」でありながら普通の人とは変わっている
        「伊勢人」として取材して頂くと思っていました笑
        千島:それは面白いですね。これまでに無い新しい発想です。
        でも、すでにタイトルを異星人にかけているので、異星人の伊勢人だと、
        普通の人に戻ってしまうので、ぜひ伊勢人でお願いします笑

        Q01_田形さんのご出身はどちらですか?
         生まれは神奈川県の鎌倉なのですが、親の転勤で四国や九州に行ったりして、
        中学生からずっと横浜です。だから実家が横浜になります。

        Q02 田形さんが弁護士になるきっかけは何だったんですか。
         大学生の頃は、全く弁護士になろうなんて考えていませんでした。
        大学時代に、スポーツ観戦が好きだったので、スポーツに関する経営やビジネスに興味があった。
        実は、最初の大学に入ってから仮面浪人していたんです笑
        スポーツマネジメントに強い大学はどこかと考えて、
        国立で商学や経営に強い大学は一橋大学だと思い、一橋大学の商学部に入学しました。
        それから、1年間留学もしました。
        プロ野球チーム等の経営を学びたくて、アメリカに行ってました。
        大学卒業後は、半官半民の研究所に5年程勤務していました。
        サラリーマンです。でも5年間のうちの後半になるに連れて、
        もうサラリーマンいいかな、って思うようになりました。
        そんなときに新しいきっかけを与えてくれたのが、弁護士をやっている大学の同級生で、
        とてもやりがいを持って仕事をしている姿に刺激を受けて、弁護士になろうと思いました。
        一橋大学を出ていることもあって、一生懸命勉強すれば司法試験うかるのでは?と思っていたところもありましたが、今考えるとかなり危ない選択をしているなと自分でも思います笑
        旧司法試験は難しくて受からない人も結構いましたからね。
        10回くらい受けている人もいましたし。

        Q03 司法試験は難しくて有名ですが、どのように勉強されたんですか。
         最初はサラリーマンをやりながら1年間勉強していたんですが、
        これはちゃんとやらないと無理だな、と思って会社をスパッとやめました。
        それから3年くらいで合格できるかなと思っていたのですが、実は6回もかかってしまいました笑

        千島;でも当時の司法試験の合格できる年数は5、6年はかかると言われていましたよね。

        そうですね。今の試験は新司法試験といって合格倍率が3倍ですが、
        私達の時代は旧司法試験で、合格倍率が30倍と言われていました。
        競争率が10倍も違っていました。

        資格試験って、合格しないと意味がないものなんですよね。
        合格しなくても教養にはなるかもしれないけど。資格試験はダラダラやっても仕方がない。
        短期間で集中してやらないといけないですね。覚えたものもどんどん忘れていってしまうので。
        「1年間で死に物狂いでやる!!」っていう勢いが大事だと思います。
        私も、合格する2,3年前は、本当に勉強一色でしたね。
        時間が全てではないですが、「今日は10時間勉強したぞ」とか、
        1日何時間勉強したかを測ってしっかり管理してやっていましたね。

        Q04 司法試験合格後はどんなことをされていたんですか?

        司法試験に合格すると、私達のときは研修が1年半ありました。
        その時も、自分は変わっているなーと思うのですが、
        自分が行ったことがない土地で研修をしたかったので、実務修習を1年間鳥取県でやりました。

        実務修習が終わって、最終資格試験に合格すると、
        一般的には、裁判官や検察官、弁護士になったりするんですが、
        私は1年2ヶ月かけてアジア放浪の旅に出ました

        日本から、チベット、中国、モンゴル、東南アジア、南アジア、インド、パキスタン、イラン、
        そしてトルコのイスタンブールまでいって、また陸路で折り返しました。
        だから、アジア横断ではなくアジア往復ですね笑

        トルコの後、ジョージア、アゼルバイジャン、アルメニア、イラン、中央アジアのウズベキスタン、トルクメニスタン、カザフスタンから中国に入りました。
        全て陸路でしたけど、ビルマ、今のミャンマーだけは飛行機でしか入れなかったので
        飛行機を使いましたけど、それ以外は全部陸路ですね。

        千島:言葉は資金はどうされたんですか。

        基本的に英語で話していましたが、もちろん英語を話せないところもたくさんあるので、
        地球の歩き方の会話のページを使ったりしてました。
        資金は、サラリーマンを5年間やっていて、実家から通っていたこともあって貯金はありました。
        それと、アジアって物価が安いので、1ヶ月で移動費も含めて10万円位で足りていたんじゃないかな。大金を持ち歩くわけにもいかないので、もちろんトラベラーズチェックとか使っていました。
        クレジットカードでキャッシングもできる国もありますしね。
        日本に帰ってきたときは、38歳ですね。
        それから、今度は佐賀県の伊万里市で「イソ弁」(居候弁護士の略)を2年間位やらせてもらっていました。佐賀県を選んだ理由も、これまで一度も行ったことがなかった場所という理由です。

        千島:「イソ弁」する場所ってどうやって探すんですか?

        求人募集のページがあって、色々見て連絡しましたね。

        Q05 そして伊勢に事務所を開くことになるわけですが、なぜ伊勢に事務所を開こうと思われたんですか?
         これらを経て、2010年9月に伊勢に来て、10月に伊勢弁護士事務所を開きました。
        伊勢も、これまでと同じ理由で、三重県には住んだことがなかったので伊勢に来ました。
        結婚した奥さんの実家が大阪という関係もあり、大阪に帰ることができる範囲内がまず条件でした。あと自然があって食べ物が美味しくて。それと弁護士が少ない地域ということも考えました。
        実は、伊勢神宮も人生38年間で一度も行ったことがありませんでした。
        弁護士って、どこでも同じような事件が起きます。
        犯罪は起きるし、お金を借りている人はいるし、交通事故も起きるので。
        また、大学時代は山岳部で自然が好きというのもあって、
        あまり人がごちゃごちゃしたところが好きではないというのもありますね。
        これらを総合的に考えて、他に2つの地域を考えていましたが、
        伊勢がいいかな、って思った感じです。

        Q06 これまで色々なところで生活をされていますが、伊勢に特別感じることはありますか。
         両親が転勤族だったので、小さい頃から、色んな場所に住むことに抵抗はないんです。
        逆に色んな所に住めて楽しいですね。
        これまでに1年以上住んだ場所が10箇所くらいあるんですが、
        実は、その中で伊勢が8年目になるので2番目に長いんですよね。
        伊勢では、仕事以外にも色んなことに全力で取り組んで、楽しんで暮らしていますよ。

        Q07 田形さんが行っている伊勢の楽しみ方を教えてください。

        私は自称朝活コーディネーターと称していて笑
        「宇宙一朝早いシリーズ」を開催しています。
        ・食事会(モーニング)
        ・読書会
        ・お試し ゴミ拾い
        ・神宮関係のトイレ掃除

        ・山登り
        ・クロスフィット無料体験 交流会

        ・ボードゲーム
        ・健全マージャン
        ・ボクササイズ無料体験
        ・テニス
        ・ゴルフ
        ・ミニセミナー などなど
        朝の時間って大切で、効率的に動けるんですよね。
        まず次の予定が決まっている人ばかりなので、ダラダラしないんです。
        例えば、次の日の朝、早く活動するとなると前日早く寝ようとしますよね。
        そうすると暴飲暴食もしなくなって、いいサイクルができてくる。

        千島:宇宙一朝早いシリーズは、伊勢に来る以前から行っていたんですか?

        仕事をしながら家庭を持つようになってからですね。家庭を持つと、
        活動できる時間が朝しかなくなってくるんですよね。
        夕方から夜って、子どもが小さいと、特に家庭に時間を使いたくなりますよね。
        他にも、急に仕事が入ったりしたする場合もあるので、何も予定が入らないのって、
        実は朝だけなんですよね。
        宇宙一朝早いシリーズに来る人は、非常に前向きな方が多いです。
        だから、継続的に来てくれる人がいる。
        夜グループを立ち上げても、継続して来てくれる人ってなかなかいないことが多いと思います。
        そう考えると「朝」ってそれだけいい意味でハードルなんですよね。
        朝頑張って早く起きて来るっていうだけで。だから集まる人も非常に前向きでいい方が多いですね。

        だから、私は「伊勢を朝から元気にしたい」をコンセプトに活動しています笑

        色々呼びかけてはいるんですけど、まだまだ集まりは少ないです。
        今考えているのは、観光客の方も巻き込んでの伊勢神宮のゴミ拾いとか。
        ただ伊勢神宮を参拝しても面白くないと思うので、
        地元の人と一緒にゴミ拾いをして地元の方と触れ合ってから参拝に行って頂くとかできないかな?と考えています。

        Q08 田形さんの場合は特に朝運動をされているイメージがありますが、運動を大切にしている理由はなんですか?
         学生の頃は、スポーツを見ることに関心があったのですが、
        今は受け身な印象を持っていて離れています。
        一方、運動することにはこだわっていて、とある本で
        「運動することは、体のためだけでなく脳のため」と書いてあったことがきっかけです。
        脳を鍛えるには運動しかない、って書いてある本で面白いです。
        睡眠にもいい、うつ病にもいい。
        運動すると気分が晴れるのも科学的に立証されていますし、いい生活リズムが作れます。
        ぜひ、運動は毎日の生活に入れてみて下さい。

        Q09 最後に、田形さんが掲げている弁護士としての思い、信念を教えて下さい。
         私は、最近よく人に「なぜその仕事をしているんですか?」って聞くんです。
        楽しいとか、自分のためにとか、儲かるからとか、これ以外なかったんですとか、
        親の跡を継ぎましたとか。そういう理由だけでもいいのですが、
        やっぱり社会に訴える意義が必要だと思っています。
        私は、自身のブログでも綴っていますが、特に交通事故は、被害者本人だけでなく、
        ご家族にも大変つらく厳しい事件です。
        しかし、一度示談してしまうと、追加の賠償など受けられなくなってしまう。
        知っていれば色々な対応ができたのにと思います。
        だから被害者だけでなく、ご家族のために、経済的な復帰に少しでもお役に立ちたいと、
        この分野に注力しています。

        伊勢の弁護士田形祐樹
        http://bengoshiyukitagata.sagafan.jp/e872820.html


        伊勢法律事務所の田形さんでしたが、
        弁護士の話よりも、プライベートの内容がかなり充実してしまいましたね笑
        しかし、弁護士田形祐樹を作り上げているものは、この生活サイクルなのだと実感しました。

        「伊勢を朝から元気にする」

        とてもいいですね。
        私は完全に夜型なので、まず朝早く起きてみることから始めてみようよ思います。

        ディープな人は、生活の基本に信念がある。

        第7号も、ご期待ください!

        チシマタカヒロ

        たまいさんのとり天が最高すぎて、店出て2分で踵を返した。もう知らなかったあの頃には戻れない。

        やばい、衝撃的なサクサク!

        あの味を知ってから、車にウェットティッシュが必須になったんだ”

        そう友人に勧められ向かったのは、
        お惣菜・お弁当の店「たまい」のとり天

        @三重県桑名市

        早速、揚げたてを手に店を出た。

        じんわりと感じる温度と、
        鼻くすぐる香ばしい匂い。

        信号を待つ間、
        堪らずにひとつ口に入れた。

        サクっ!!サク、サク、サク、サク…

        何これ、何これ。
        こんなサクサクってある!?

        思わず踵を返し、再来店。

        『すみません、さっきのとり天、もう1回頼んでもよいですか』

         

        看板女将&娘に思わず笑顔

        今年4月。

        フランチャイズから独立し、
        とりぶん大福店から生まれ変わった「たまい

        変わらないのは、
        女将さんの癒しスマイル。

        『この笑顔に会いに来ていますから』
        と公言する常連さんも多い。

        更に、看板娘さんの透明感にはズキュン。

        思わず、目尻、下がる。

         

        もうこの味を知らなかった頃には戻れない

        女将さん・娘さんの笑顔と共に、
        やみつきになるのが…名物とり天

        この厚みが成す、外サク&中ふわ。

        唐揚げも超ジューシー。

        サクサクの極みを噛みしめたければ、
        とりかわもおすすめ。

        部位を試行錯誤して行き着いた食感

        軟骨まで美味しいひらきにも、
        是非かぶりついて頂きたい。

        とにかく鶏肉の旨みを、
        存分に楽しめるラインナップは、
        もはや鳥肌レベル。

        どれも揚げたてで出してくれるので、
        家に帰るまで待ってなんていられないっ!!

        車にウェットティッシュ…激しく同意。

         

        1日の唯一の楽しみかもしれないお弁当

        とり天も唐揚げも最高!!

        な、たまいさんなのだけど、
        お弁当が豊富なのも忘れてはいけない。

        ご主人は、
        30年程、料亭や式場等にて
        腕を磨いてきた和食の板前さん。

        業務用真空調理なども手掛け、
        長らく、施設への料理提供も行っている。

        キッシュ風玉子焼き

        その腕を活かした、
        こだわりの弁当で、
        近隣のビジネスマン達を支えているのだ。

        新潟県から仕入れた豚肉のポークソテー弁当。脂身が甘い!

        飲食店での食事は、
        料理以外にも、
        雰囲気や友人との会話、サービス含め、
        その空間と時間を味わうものだと思うが、
        お弁当というのは、
        日常の中で向き合うことが多く、
        1日通して唯一の楽しみという人もいるだろう。

        人気の炙りチャーシュー丼

        便利なコンビニではなく、
        このたまいのホカホカな弁当を食べたいという
        お客さんたちの想いは強い。

         

        ハートフルなチームたまい

        たまいに通っていると気付くのが、
        行くたびにメニューが増えていること。

        メニュー開発について、
        ご主人にお話をうかがった。

        ご主人、ひょっこり

        ご主人:『これからどんどん増やす予定です。鶏に関して言えば、旨みを引き出すバランスを常に考え、スパイスの配合もかなり試行錯誤しましたね』

        ―—新メニューを出す時の基準はあるのですか??

        ご主人:『妻と娘に試食してもらい、家族3人で美味しいと一致しないと出さないと決めています。特に娘の味覚は信頼しています』

        ―—なるほど、家族が一丸となって、まるでチームたまいですね!!

        因みにたまいさんは、
        ご家族でももいろクローバーZの大ファン。

        定期的に3人でライブへ行き、
        ハッスルするというエピソードも聞かせてくださった。

        やだ、恥ずかしい!と仰いながら、盛り上がるももクロ談義

        お弁当のイイ匂いに包まれながらうかがう、
        家族経営ならではの温もりあるお話。

        通いたくなるスパイスはまさにこれかもしれない。

        またあの衝撃サクサクを味わいたい衝動をグッと堪え、
        帰路につく。

        なんだかじんわりと、
        心も満たされているのに気付いた。


        お弁当・惣菜の店 たまい
        住所:三重県桑名市大福字宮東340
        電話:0594-24-7722
        定休:毎週火曜日、第1第3水曜日
        時間:[3月〜10月]10時30〜19時
        [11月〜2月]10時30〜18時30

        日本の末端にある未来。地域を創る突破者たちを追った@キリンビール三重トレセンFW

        私たちは今、時代の分岐点にいる。
        明治維新のときのように、と書くと大げさだろうか。
        時が経てば、きっと歴史がそれを証明してくれるだろう。

        ICT・IoT技術の発達、シェアリングエコノミーという概念、国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)、そして地方創生時代。
        何かが変わる。いや、変化はすでに起きていた。

        今、地域がつながり、盛り上がりを見せている。
        今回紹介する人の中から、未来の教科書に載る人が出るのかも知れない。
        そんな熱い地域の人、また全国から熱い人が集った。
        彼ら彼女らの燃えるような熱量はどこからきているのか。
        今回はそこに迫りたいと思う。

        話は変わるが、最近あなたは何かに「惚れて」いますか?

         

        通称トレセン

        キリンビールの特別協賛プログラム「地域創生トレーニングセンタープロジェクト」、通称トレセンが三重で開催された。

        県外から延べ40名以上、県内から延べ50名以上が参加し、2泊3日で県内の一次産業などの先進的事例をフィールドワーク。
        また連日にわたりPechaKucha(プレゼン)を行い、知識を共有。
        講義なども行われる学びの場でもある。
        県内外の地域プロデューサー、県内のプレイヤーなどは先進的一次産業者や業界にイノベーションを起こしている若手経営者、また大学教授など様々。
        行政関係者もサポートメンバーに加わるなど、まさに産学官が一帯となった取り組みだ。

         

        史上最年少、農林水産省天皇杯受賞者は鳥羽の養殖漁師さん。

        始まりは鳥羽市浦村から。

        皆さんは、テレビや雑誌で牡蠣小屋(牡蠣の食べ放題)をみたことはあるだろうか。
        また最近、メディアでも注目されている海藻、アカモクをご存知だろうか。

        漁船で颯爽と登場した男。

        若干39歳の彼が、その開発者であり仕掛け人である。

        関係者から「大輔節」ともいわれる話術で、参加者から笑いを取る。
        そんな軽快なトークを繰り出す浅尾大輔氏。
        大阪からの移住者で、養殖漁業界に様々なイノベーションを起こし続けている。
        先に書いた牡蠣小屋、アカモクを始め、牡蠣養殖やアサリ養殖などを行っている。

        アサリと聞くと砂浜を想像するが、浅尾氏は浜ではない海で牡蠣殻を粉砕したケアシェル使った養殖に成功した。
        その功績は史上最年少で農林水産省天皇杯を受賞することとなった。

        浅尾氏:最初はポンコツ。牡蠣小屋も利益が出たら屋根を作る感じだった。海に惚れたから養殖漁業をやっています。あ、あさりは勝手に取れるんです(笑)。

        と、参加者の笑いを誘う。
        大輔節が浦村の海に明るく響く。

        浅尾氏:米も作ってます。なんでも作っちゃう(笑)

        なんでも作る浅尾氏は、新しい時代をも創っている。

        その後、志摩市のともやま展望台に移動し、リアス式海岸を視察してから創業明治40年の久政へ。

         

        2019年に映画(稲垣吾郎主演)にもなる、志摩地方の備長炭。

        リアス式海岸では、鰹節を作る際に使用する、ウバメガシ(備長炭となる)が自生。
        カツオ漁が盛んな志摩地方では、鰹節屋が多く存在していた。
        しかし昭和30年までに200軒あった鰹節屋は、今や4軒に。

        その内の1軒である久政では、昔ながらの幻の製法、手火山式乾燥方式を復活させた。

        「鰹節作りは日本からなくなってはいけない」
        そう語るのは5代目の橋爪政吉氏。
        手作業で手間も時間も掛かる手火山式乾燥方式をあえて行うのは、日本の旨味を守るためだという。
        今、海外でブレイクしている和食。

        そういった観点からも、和の味の基礎となる鰹節は大切だと思う。

        変わることの勇気とフットワーク、守ることの大切さ。
        相容れぬことのように感じていたがどちらも大切で、そこには共通した何かがある。
        久政を後にして、志摩市のあづり浜で浅尾氏などがプロデュースするCloud 1 Dining 縁 〜えにし〜へ向かった。

         

        俺の人生、リアス式。

        地元三重の食をいただきながら、三重の先進的一次産業者や大学教授などのPechaKucha(プレゼン)。

        沖縄の地域プロデューサー。シンガポールやアジアへ鮮魚を輸出。
        京都の地域プロデューサーとその仲間。老舗のお酢屋5代目で飲食業も手がける。
        群馬の地域プロデューサー。仲間と合資会社を立ち上げ、昼はシェアオフィスやシェアスーペース、夜は手ぶらでBBQが楽しめる飲食施設を展開。

        また、全国から集まった地域プロデューサーの紹介など「つながる」交流が行われた。
        今回のコンセプトは「つながり」。

        それぞれの地域で想いを持って行動している者同士、つながるのに長い時間は必要ないと感じた。

        「俺の人生、リアス式!」
        南伊勢の漁師さんがプレゼンでそう語ると

        会場は沸いた。
        くねくねと曲がりくねった人生という道を歩き、海外を旅して、生まれた場所に帰ってきた漁師さん。
        そんな道のりは、直線にすると長いという。

        「小さいころあまり学校にいかない子で、学校にいかないなら仕事をしろと何万匹もの魚をさばき、魚を見るのが嫌になって都市部そして海外へ留学した」
        と語る漁師の息子さんは今、生まれ育った漁師町(紀北町)でWEB制作会社を経営している。

        また、地元の魚をつかった離乳食も手がけるなど、活動のフィールドも多彩だ。

        きっと、くよくよと悩んでいるより、やってしまった方がいい。
        今日という時間を一緒に過ごした人達は、そうやって一歩を踏み出し、何かを突破してきた突破者達だ。

        あづり浜に、私たち以外に人影はなかった。
        そんな夜、私は何かから開放された気がした。

         

        来客予測AIで売上2倍の食堂へ

        翌日は朝から伊勢神宮内宮を正式参拝。

        その後、内宮参道である、おはらい町にある食堂兼土産物屋ゑびやを視察。
        店の売上を2倍に延ばしたという若旦那を訪ねた。

        ゑびやの若旦那、小田島春樹氏。
        IT技術を駆使して、来客予測AIを開発し、予測的中率90%超というイノベーションを起こした。
        廃棄となる食材も減り、生産者さんから高く食材を買うことができるという。

        小田島氏:主人公は現場で働く人。AIだけじゃ何もできません。

        できるだけここで働く人に高い給料を払いたい、と語る小田島氏。
        見た目は、いまどきの若者。
        33歳という若さでの偉業に驚かされる。
        老舗ベンチャーの最前線を走る一人として、全国からの注目が高まっている。

        小田島氏:私たちのような小さな商売に、テクノロジー系の会社は相手をしてくれません。

        自分達で開発した独自のシステムを商品に、次のベンチャーを手がけている。
        丁寧にデータを集め、それを独自のシステムで活用し、結果を残す。

        私たちが想像するより、今という時代には、すでに未来がやってきている。

        悲観的になることはない。
        きっと世界は良い方向に進んで行く、とさえ思えてきた。
        続いてもう一人、伊勢のイノベーターを訪ねた。

         

        世界が認めたクラフトビールが伊勢に。

        二軒茶屋餅角屋本店、21代目当主、鈴木成宗氏。
        伊勢角屋麦酒の社長も行っていて、同社のクラフトビールは世界最高峰のビール品評会であるIBAで金賞も受賞している。

        鈴木氏:伊勢から世界へ。伊勢の名前を付けた以上、伊勢を汚したくない。

        老舗、そして地域を背負うということ。
        5年で世界一を目指し、6年目で世界一を実現した鈴木氏。

        建設中の新工場を視察。

        ビール全体の市場のわずか1%しかないクラフトビール業界の底上げ活動も行うという。
        それは、確実な努力で成果を積み上げるという、老舗の成せる技のひとつだと感じた。

        昨日からの取材で、すでにメモ帳と私の頭はパンク寸前。
        そんなふらつく思考回路をビシっと正してくれたのは、次に伺った未来の農園。
        今回、三重の地域プロデューサーとして取り仕切り役、そして世界を相手にする農業者、浅井雄一郎氏の話を聞きに行った。

         

        俺の人生、垂下式。

        農業は儲からない。
        農業の担い手はいない。

        そんな農業に「待った」をかける浅井氏。

        このミニトマト、見たいことがある人も多いのではないでしょうか。

        浅井氏:農業で日本の未来を変えられると信じています。

        ・辻製油、浅井農園、三井物産、イノチオアグリとジョイントベンチャー(うれし野アグリ株式会社)で、工場の余熱などを再利用するハイブリッドファームを展開。
        ・化石燃料0%を実現。
        ・ITによる生産管理。
        ・北海道から沖縄まで、小売店で販売。
        ・200名以上を雇用。
        などなど、そんな枕詞がいくつもつく、浅井農園の5代目である浅井氏。
        創業明治40年の老舗は公共施設やゴルフ場などで使われる、サツキツツジの生産を行っていた。
        しかし時代は変わる。
        丁度創業100周年を迎えた年に、家業に入った浅井氏。

        浅井氏:家業が傾きかけていて、背水の陣とでもいいましょうか・・。

        なんとかしなければいけない状況で、前職で出会ったトマトが思い浮かんだ。

        浅井氏:実は私、そのトマトを食べるまで、トマトが苦手で食べれなかったんです(笑)。

        トマト生産に乗り出し、三重大の大学院でトマトの品種改良を研究。
        博士号を取得。

        浅井氏:当時、何の信用もなかったトマト農家でした。

        イノベーションを起こせるビジョンはあったが、資金的に厳しい。
        大学や行政に相談。
        そして、辻製油などとのジョイントベンチャーが始まった。

        浅井氏:常に現場を科学する、ということを意識しています。

        スタッフには「農家ではない、科学者なんだ」と教えるという。
        世界中からの視察やインターンの受け入れ、また浅井氏も海外での先進的一次産業者の研修にも参加するなど、世界を飛び回る。

        浅井氏:俺の人生、垂下式(笑)。

        垂下式にたわわに実ったミニトマトは、世界を変えるかも知れない。
        続いて今夜の宿である、津市美杉町に向かった。

         

        秘境をまるっと観光地化

        山間にある美杉町。

        過疎化が進むこの町に、県内でのインバウド観光客数No1の美杉リゾートというホテルがある。
        忍者で有名な、おとなり伊賀市と組むなど、インバウンド効果を上げている。

        4代目の中川雄貴氏はクラフトビールの製造販売や、ビール風呂などユニークな展開もしている。

        中川氏:ここのホテルが美杉全体のフロントのイメージです。

        秘境美杉というものを、まるっと観光地化してしまおうというプロジェクトも始まっている。
        それがINAKA TOURISMだ。

        中山間地域のありままの暮らしをツーリズムとつなぐ、をテーマに美杉の自然、歴史、人など観光資源化している。
        ホテル経営者だが、農家民泊も案内していると聞き、取り組みへの本気度が垣間見える。
        最近、海外から日本の田舎やそこにある文化への関心が高まっていると聞いたことがある。
        地域の若手リーダーである中川氏は、ごろっと田舎の価値を変換し続けている。
        三重大学副学長、西村訓弘先生を講師に迎え、ここからは講義の時間。

         

        自信を持つべきなんです。

        三重大学地域戦略センター長、三重大学社会連携研究室長の西村先生。
        私の足りてない脳みそで、先生の話が理解できるの不安であったが、とてもわかりやすい内容だった。

        西村先生:大阪万博なんです。

        意外な言葉に驚いた。
        経済のお話し。
        実は企業などがお金をため込んでしまっていること。
        それを打破する何かが足りないこと。
        それが、1970年の大阪万博の存在にヒントがあるという。
        1964年の東京オリンピックで、インフラ整備。
        その後の大阪万博。
        岡本太郎の太陽の塔、そして「芸術は爆発だ」の勢いづいた時代の空気。

        西村先生:大阪万博はそういった意識付けだったとすると・・

        そう、2020年の東京オリンピックの話とリンクする。

        西村先生:自信を持つべきなんです。そして日本の末端からやるんです。

        地域創生の本質。
        それはまず空気を変えることなのかも知れない。
        一人だと精神的にキツかったり、力不足だったりする。
        しかし、つながることで、できることがある。
        そのつながりが楽しければ、きっと明るい空気に変わる。

        講義は途中、プロジェクターがご機嫌斜めで止まったりもしたが、誰一人文句をいう人はいなかった。

        講義終了後、山の幸やクラフトビールを頂いた。
        その後は前日同様、PechaKucha(プレゼン)。
        楽しい夜はFIFAワールドカップ「日本×ポーランド戦」にて終了。
        サッカーにうとい私は、その勝敗より2日間の刺激に興奮していた。

         

        世界を救うのは一次産業だと思う。

        最終日はTVドラマ高校生レストランにもなった、相可高校まごの店へ。
        まごの店の仕掛け人でもある、岸川政之さんを講師に迎えた講義。

        多気町の職員であった岸川先生が、まごの店を実現するまでのお話し。
        ここで書いていいのか悪いのか、そんな秘密のお話しまで聞かせていただたいた。

        岸川先生:世界を救うのは一次産業だと思う。

        元々、一次産業が大好きだった岸川先生。
        ことの始まりは、農家と高校生を繋ぐことだった。
        どにかく奔走。仕事外でもなんでもやったという岸川先生。
        そんななか、高校生がまちの人に一生懸命にプレゼンをする姿を見た。

        岸川先生:生徒を見ていたら、泣きそうになりました。

        その後、行政が高校でレストランを開くという前代未聞の取り組みである、まごの店実現に向け、厳しい道を駆け抜ける。

        岸川先生:いろんな困難がありました。でも、こけるごとに上手くいきました。

        そしてまごの店がオープン。
        いつしか行列ができる店に。
        そして卒業生は、次々と食に関する仕事に就いた。

        岸川先生:嬉しいです。卒業生の店をまわれるようになって。

        今、岸川先生が取り組みを強化しているのが、SBP(ソーシャルビジネスプロジェクト)。
        SBPの詳細についてはこちらをご参照いただきたい。

         

        惚れてる系が日本を救う

        講義が終わり、いよいよ参加者全員による会議。
        三重プレイヤーが前に座り、参加者とディスカッション。

        テーマは「つながりの次」。
        県外から参加した方の、三重フィールドワークの感想が印象的だった。

        県外から参加者:三重のみんな見てて、なんか仕事に「惚れてる」なと。地域に「惚れてる」なと。

        確かにみんな何かに惚れている。
        というか、惚れていないとそこまでできない、熱量というものがある。

        冒頭に書いた、今回参加した彼ら彼女らの燃えるような熱量は「惚れている」ことからきている。
        仕事や地域に惚れて、何かに惚れている人が繋がって、誰かに惚れられる空気をつくる。

        そして、そんな「惚れてる系」の和が、空気が、全国の地域と繋がっていけば、日本は変わるのかも知れない。

         

        惚れる。
        そんな人間臭い感情が、現代に求められているのかも知れない。

         

        そして何かに惚れる人がいる、日本の末端とされてきた地方は今、じわじわと熱を帯び始め、「つながる」の次のステップに踏み出そうとしている。

         

        デザインの現場に触れられる場所/PROMOTION THE BASEMENT

        松阪駅近くの湊町商店街。
        そこで出会った秘密基地にはできたてのパニーニとおいしいお菓子、
        そして、スキを追求する一人のクリエイターが待っていた。

        おいしいお菓子がおでむかえ

        ぴーざびー、けーえすぶいあーる。
        まるで暗号みたいな、でもスタイリッシュな看板が出ている。

        アオゾラ食堂さんの二階へ続く階段を昇ると、
        おや、お洒落なカフェ。

         

        に見せかけた仕事場。

         

        に見せかけたやっぱりカフェ。どういうこと???


        事務所の中とは思えない!

        ここ、実は、
        DESIGN AND WIT KSVR(デザイン&ウィット キサブロー)
        というデザインオフィス。

        新しく事務所を構えたタイミングで、
        ワークスペースにカフェも併設してしまった、とのこと。
        斬新!

        イートインの椅子もどこか事務所風。カッコイイ。


        では、遠慮なくオーダーさせていただきます。

        濃厚なレアチーズケーキ。
        底じきのビスケットが粗目で好み。

        食感が楽しいバナナとオートミールのケーキ。
        バナナケーキには目がないので迷わず。

        そして、具だくさんのパニーニ。
        玉ねぎがシャキシャキしておいしい!

        事務所の一角とはいえ、充実のカフェメニューにびっくり。
        それもそのはず、カフェメニューは茶与町にあるモンドカフェさんがサポートされてるとのこと。
        どうりで、どれも大満足のクオリティ。


        デザインの現場が伝えたいこと

        オーナーのナカセさんはホームページなどのデザインを手掛けるデザイナー。
        最近では、165号線沿いに移転した津市久居にあるパン屋さん、
        KUKSAさんでのデザインワークを担当した、
        というとピンと来る人も多いかもしれない。

        もっとデザインを身近に感じてほしい、とナカセさん。

        「都会にはいいデザインがそこら中にあるけど、田舎には少ないんですよ。
        だからすこしでもデザインに身近に触れてほしくて。
        若い世代にこういうところでデザインを知ってもらえたら」

        ナカセさん自身が、三重県生まれの三重県育ち。
        都会を知らずにここまでやってきたそう。

        都会に出向くたび、ハンデのようなものを感じてきたことが
        こんな特異な事務所スタイルをとるきっかけになっている。

        「みんなインスタグラムとかで写真上げるでしょ。
        僕の私の作品ですよって。でも、そこにデザインの基礎が少しあるだけでもっといいものになるんですよね」

        確かに。デザインっていう単語が漠然としていて、
        そもそも何なのかさえ分かっていない気がする。
        それはきっと「触れる」という経験が少なかったせいかもしれない。

        「お茶を飲みながら話聞くか聞かんか、の距離感がいいかなって」

        うんうん。いい。すごくいい。
        私が20代のころにこんな場所ほしかった!

        「ここで何かつかんでいってもらえたら」

        ナカセさん曰く、ここを基地のようにしていきたいのだとか。
        つまりBASEに。
        おや、ここは、BASEMENT 、ということは地下だけど。

        「本当はBASEなんですけど、ゴロと字面でBASEMENT にしたんですよ(笑)そこはゆるめで」

        美意識のために単語の意味を捨てたらしい。素敵だ。

         今後は物販の予定もされているとか。

        お客さんには仕事中で驚かせるかもしれない、と笑っていたナカセさん。

        「お客さんには優しくないお店ですよ(笑)」

        無邪気に笑うナカセさんの横顔はスキを仕事にしている人のそれだった。

        「今後が楽しみなカフェです。自分でもどうなっていくかわからないんで」

        ここはみんなで作り上げていく基地なのかもしれない。
        生きた現場に触れられる、デザイン基地。
        現場に人が循環することで、きっと三重にも新しいデザインがどんどん産まれていくはず。

        びしっと決まったロゴ。いいデザイン。

         

        PROMOTION THE BASEMENT
        パニーニとベニエのお店
        OPEN 10:00-17:00
        (L.O 16:00)
        CLOSE FRIDAY THURSDAY
        三重県松阪市平生町10-2 2F

        HP

        日日是好日。羊飼いのご夫婦に日常の平和を感じる@御浜町


        三重県南牟婁郡御浜町。
        車を走らせれば、程なくお隣の和歌山県に到着する
        人口約8,700人のこの小さな町のキャッチコピーは「年中みかんのとれるまち」。
        町の特産品の柑橘畑が広がる、長閑で温暖な土地だ。

        その御浜町に、昨年、誕生したのが、ひつじみかん牧場。

        遠くに海を眺められる丘の上の小さな牧場の噂は、口コミで広がり、
        週末は羊を見にきた若い親子で賑わっている。

        何故、御浜町にひつじの牧場かと、疑問に思う読者も多いと思う。筆者も然り。

        なので、梅雨の晴れ間のとある日、御浜町にあるひつじみかん牧場を訪ねてみた。

         

         

        『羊飼いになりたかったんです。』

        ひつじみかん牧場の北見桂吾さん、悠加さんご夫婦

        大学を卒業後、一旦は企業に就職したものの、学生時代にTVで見た羊飼いの職業に惹かれ、
        羊飼いになることを決意したという。
        仕事を辞め、人口よりも羊の数の方が多いというニュージーランドに渡り、
        羊飼いになる為の修行をしたと語る北見桂吾さんは、
        とても穏やかな雰囲気の若い牧場主さんだ。

        日本に戻ってきてからも、岩手県の農場で羊を飼う為の修行を重ね、
        その中で悠加さんと出会い、6年働いたのち、
        5年前に17頭の羊をトラックに乗せて御浜町にやってきた。

        ―オープンまで4年は準備にかかっていますね。大変だったのでは。

        『はい、みかん畑を開拓して牧草地づくりからの、全てゼロからのスタートなので失敗もしました。御浜町の土地は、みかんには良いのですが、牧草はなかなか育たなくて…。』

        と、苦労話にも、笑顔で淡々と語る桂吾さん。

        ―ところで、何故、御浜町だったのでしょうか。

        『この畑は、母方の祖父の土地なのです。高齢で手が回らなくなってきて放置されるみかん畑も多くなってきて、牧場の話が出たので…それで。』

        今も牧場の仕事の傍ら、祖父母のみかん畑を手伝っていると言い、
        牧場では、その畑で採れたみかんで作られたアイスやジュースも販売している。

        ―みかん畑と牧場の両方ですか。それは大変ですね。

        『でも、自分は羊飼いなので。(みかんは、)本職のスゴイ人たちが周りに大勢いらっしゃるので。まだ勉強中ですよ。』と、桂吾さんはここでも控えめに語る。

         

        『ニュージーランドの暮らし方が好きで。

        向こうでは何でも自分たちで作るでしょ。』

        牧場では、訪れたお客さんがくつろげる様に、
        みかんアイスやみかんジュース、コーヒー等のカフェメニューを用意している。
        可愛らしいワゴンの中で調理するのは、悠加さん。

        ワゴン横の看板には、他にも、悠加さん手作りのシェパーズパイや、
        パンやスープのひつじみかん牧場らしい、飲食メニューも並ぶ。

        見渡せば、この小さな牧場のそこかしこに、
        ご夫婦がこれまで時間をかけて、丁寧に作ってきたであろう痕跡があった。

        青々とした牧草地が丘の下の方まで続き、
        敷地の周りに置かれた鉢植えにはハーブや花が植えられている。
        案内の看板も、牧場の柵も、注意書きの表示でさえ、その一つ一つが手の込んだ手作りのものだ。
        牧場主お二人の、ほのぼのとした優しい雰囲気が、そのまま牧場の雰囲気となっている。

        ―以前に来た時よりも、牧場がさらに良い感じになっていますね。

        『ありがとうございます。ニュージーランドの時の暮らしを参考に。彼らの様に何でも自分たちで作る社会が良いですね。』

         

        『羊の居る生活が好きなんです。』

         

        ひと通りのお話を伺ったあと、最後に、ひつじみかん牧場のこれからを尋ねてみた。

        ―今後、牧場がこうなって欲しい等の、将来の夢や目標はありますか。

        それまでも、筆者が投げかける質問に丁寧に話をしてくれた桂吾さん。
        じっと考えた後に答えてくれた言葉は、筆者にはとても新鮮に聞こえた。

        『集客とかとかでなく…、ただ、毎日羊たちが快適に暮らせる環境をつくっていきたいですね』と。

        夢とか目標とかを考えた時、
        例えば「もっと数字を上げたい」とか「もっと記録を伸ばしたい」とか、
        今と比較して“もっと”何かを得ようとすることが、一般的に多い気がする。
        学校教育の影響からか、人と競争し、より良い進学、より良い就職、より良い暮らし等、
        今よりも“もっと”を、向上心として目標だと捉えがちだ。

        ですが、桂吾さんからの言葉には、微塵も、その貪欲さが感じられなかった。

         

        『羊の居る生活が好きなのです。この頃は牧場を応援してくれる人たちも居て、感謝です。』

        逆に、「もっと牧場をこうしたい」と言った一般的な回答を期待していた筆者は、
        自分が恥ずかしくなった。“もっと”を考える時は、今を満足に捉えていないことなのかもしれない。

        淡々と、粛々と、日々の生活を繰り返し丁寧に暮らすことで、
        自ずと生まれる日常の平和。

        それが、羊飼いとして目指す生き方なのかもしれない。

        桂吾さんの言葉には、筆者が期待していた陳腐な夢や目標よりも、
        ずっと深い生き方の本質がある様な気がした。「日日是好日」という禅の言葉が、思い浮かんだ。

         

        ずっと牧草を食む羊を見なから、『幸せそうだな…。』と思わず呟いた筆者に、

        『ええ、うちの牧場の羊たちは、幸せだと思いますよ。』と、桂吾さんが答え、

        『そうだね。』と側で悠加さんも微笑む。

         

        『のんびりしていってくださいね。』

         

        インタビューを終了し、牧場を見おろすベンチに座る。

        隣の親子の女の子が、お母さんに話しかけている。

        「あのね、さっき、自分で手を洗ったの。ウサギさんが付いていたよ。○○ちゃんでも開けやすかったの。」羊にエサをやった後に手洗いをする場所があり、蛇口の取っ手がウサギになっていた。小さな子どもが洗いやすい高さに配慮した洗面所。

        あんな小さな子でも、ご夫妻の愛情に気づくことが出来るのだ。

        この日のひつじみかん牧場は、海からの風が心地良く吹き抜けていた。

        もし、羊に生まれかわるとしたら、ここの羊に生まれたいと筆者は思った。

         

        ≫幸せな羊をみたくなったら、ぜひ、御浜町へ

        ひつじみかん牧場

        住所:〒519-5202三重県南牟婁郡御浜町大字志原889

        入場料:無料、 定休日:水曜日、 雨の日、 駐車場:有

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        gyoson. 漁師が営むゲストハウスが楽しい@南伊勢 まるきんまる

        私はよく漁村に行く。
        単純に漁村の雰囲気や、そこに暮らす人が好きだ。

        漁村に宿はあるの?
        そんな質問を受けることもある。

        宿はある。
        しかもかなり楽しい宿。
        ゲストハウスがけっこうある。
        今回は、英語が話せる漁師さんが最近オープンしたゲストハウスを紹介したい。

         

        フォトジェニックな阿曽浦

        別件で立ち寄った伊勢神宮のほど近くから、車で1時間とちょっと。

        リアス式の美しい海岸を眺めながら、くねくねとした道を抜け突如現れる漁村。

        到着したのは、南伊勢町阿曽浦。
        人口は1,000人に満たない小さな漁村だ。

        漁村の狭い路地を散策していると、気がつくことがある。

        古民家が多く、絶妙にカラフル。

        そして志摩から南伊勢あたりの漁村は、コンクリートの使い方が印象的。
        異国のような感じもするし、懐かしい感じもする不思議な空間。

        大きな堤防にのぼると、視界に開かれる海。

        思わずシャッターを切る。

         

        人が人らしくなれる場所

        散策を終え、ゲストハウスまるきんまるにやってきた。

        ハンモックでくつろいだり、BBQをしたり。

        Macで仕事をしたり。
        ちなみに漁村ライフをEnjoyしている彼は、神奈川県で育ち早稲田大学を卒業。
        就職先に選んだのは南伊勢で漁師になること。
        学生時代にふと疑問をもったという。
        「スーパーで売られている魚は、どんな人の手で生産されているのか」
        もともと漁業や農業に興味があり、南伊勢にインターン。
        「私たちは生き物を食べている」
        インターン時に彼が残した言葉だ。
        それを理解して生きるのと、そうでないのは大きな違いがある気がする。

        ゲストハウスは古民家をリノベーションした家屋。
        シャワーやトイレなどは最新式に改装。
        オーナーの漁師さんの家に隣接している。
        なので知らない漁村にいても安心感がある。

        ゲストハウスでは鯛の塩釜焼き体験もできる。

        さて、お味は?

        どうでしょう!?

        とっても美味しそう!

        私も一口。
        鯛ってこんなにもジューシーだったのかー!と驚く。

        ちなみに彼女は、三重県にある和歌山県の飛び地「北山村」から遊びにきていた。
        彼女も関東からの移住者。

        北山村の特産じゃばらのジュースがおすすめとのこと。
        彼女的にこれは「北山村のアクエリアス」らしい。

        南伊勢の美味しい魚貝を、漁師さんが運営する魚屋で購入。

        そしてセルフでお刺身やBBQ。

        笑い声とともに、夜は更けていく。

        唄う人。

        語る人。

        みんな笑っていた。

        ここは、人が人らしくなれる場所。

         

        漁村の楽しい!は、海外にも響く。

        オーナーは、阿曽浦に生まれ育った漁師の橋本純さん。
        若いときは、世界を旅した。
        そして実家に帰った橋本さんは、過疎化する阿曽浦の現実を受け止めた。

        写真:まるきんまるFBより

        そこで、子どもから大人まで楽しめる、漁業体験プログラムを開始。
        漁師体験、魚さばき体験、干物づくり体験、鯛の塩釜焼き体験、磯遊び体験など、どれも楽しそう。

        写真:まるきんまるFBより

        口コミで噂は広がり、今では海外からのお客さんも少なくないという。

        橋本さん:まずは知ってもらい楽しんでもらうこと。興味が湧けばまた来てくれる。そうやって阿曽浦と関係する人が増えればと思います。

        所謂、地域創生における「関係人口の作り方」のお手本のようだと感じた。
        でも、そんな難しいことは「どっこいしょ」と隣りに置いといて・・。
        単純に楽しいし、また来たいと思った。

        ここにしかない、楽しさ。

        写真:まるきんまるFBより

        橋本さん:養殖している鯛を、海中から見るのも楽しいですよ。

        大人だって、無邪気に遊びたいときもある。
        そして大人が本気で遊んでいたら、子どもはもっと笑顔になる気がした。

         


         

        漁師のいるゲストハウス
        まるきんまる

        三重県南伊勢町阿曽浦345
        tel 090-7850-4064(8:00〜21:00)
        hp http://marukinmaru.boo.jp
        fb https://www.facebook.com/yuuei.fish/

         

         

         

        社会人1年目の挑戦~1人の100歩より、100人の1歩~

        1.目標を持つことの大切さ

        こんにちは!
        こにちゃんです。

        伊勢市在住の
        黄山昇(おうやまのぼる)さん(20)にインタビューさせていただきました。

        彼は、今年の3月に高専を卒業し、4月から社会人として働いています。
        学生時代はNPO法人ドットジェイピー三重支部の代表を務め、

         

        JapanProducerの創出や、若年投票率の向上を目指し、積極的に活動していました。

        勉強と課外活動の両立に忙しい学生時代を過ごし、目標を持つことの大切さを感じていました。

         

        2.「起業したい」

        「いつか起業したいんだよね。自己実現の追求のためにさ。」
        彼は学生時代から、起業を志し、人脈を拡げる活動を続けています。

        この考えに至ったのも、学生時代の活動で政治と関わる機会が多かったためか、
        「忖度しない人生を送りたい。」と話しています。
        忖度は、物事が失敗する原因である「コミュニケーション不足」を誘発してしまうことから、
        そう話します。

        「自分にストレスがかかる環境に身を置き、成長を実感したい。」
        このストイックさが、彼自身の行動力の源なのかもしれません。

        3.挑戦

        自己実現の追求、成長の実感、彼が求めている環境を得るために、新たな挑戦を始めます。

        「クラウドファンディングを成功させる。」
        クラウドファンディング:不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを指す、群衆と資金調達を組み合わせた造語である。
        <ウィキペディアより引用>

        企画は現在計画中で、まだオープンに出来ないが、多くの方々に資金を援助していただき、
        企画を成功させたいと想いを語っていただきました。

         

        なぜクラウドファンディングなんでしょうか?

        「クラウドファンディングの本質は人を巻き込むこと、 プロジェクトの応援者を作ること、
        どうやってこのプロジェクトに参加してもらえる応援者を増やせるかを考えることが大事。」

        「クラウドファンディングは単なる寄付ではなく、 金額に応じた魅力的なリターンが必要であり、ネット上の不特定多数の支援者にとってはオンリーワンのリターンを提供しなければならない。

         

        「そこが、クラウドファンディングの難しさであり、面白さ。楽しみながらチャレンジしたい。」

        4.「大きな金額支援より支援してくれる人数を増やしたい。」

        クラウドファンディングは、少額からでも資金を集められます。

        彼は「1人の10万より、10人の1万」と言います。

        「自分が「こうしたい」という意志を伝え、
        1人でも多くの人から協力・共感・賛同を得られるために、出来る限りのことを行いたい。」

        彼の大きな挑戦に、僕も協力させていただきます。

        インタビュー動画も撮影しました。

         

         

         

        詳しくは、このURLをクリックして下さい。
        https://twitter.com/Restart1192/status/1005436353251663874

        彼がいう、オンリーワンのリターンとはなんでしょうか?
        次回、詳しく聞いてみたいと思います。

        地元のひとと旅するひとが出会える場所 【LODGER Hostel&Restaurant】

        こんにちは、cannyです!

        “いい旅だったなぁ”

        そんなふうに思い返したくなるのは、どんな旅だろう

        美味しいご飯を食べて

        きれいな景色を見て

        心地よいベッドでぐっすり眠る

        そして、普段の生活では巡り合えないような、その土地の人と出会うことも

        旅の醍醐味のひとつではないでしょうか。

        そんな、地元の人と旅する人が交わる場所が、三重県松阪市にある

        LODGER Hostel & Restaurant」です。

        松阪駅から商店街通りを歩いて約5分。

        2017年5月にオープンしたLODGER(ロジャー)は、1階がレストラン、2階、3階がゲストハウス。

        地元では誰もが知る定食屋「松崎屋」の建物を改装してできた、松阪初のゲストハウスです。

         

        【ゲストハウスとは】

        ゲストハウスのイメージ

        ゲストハウスは宿泊施設。しかし、旅館やホテルとはひと味ちがいます。

        *ポイント*

        ・宿泊費が安い!(2000円〜4000円ほど)

        ・基本的には素泊まりで、トイレ、お風呂等は他の宿泊者と共用

        ・共有のキッチンやフリースペースがあり、旅の情報交換などスタッフや宿泊者同士の会話が生まれやすい

        ・寝泊まりする部屋は相部屋(個室のあるお宿も有り)

        ・海外からの旅行者も数多く利用(海外ではゲストハウスが主流)

        ちなみにLODGER の施設のイメージはこんなかんじです!

        さらにLODGERでは、宿泊なしでもレストランでのモーニング、ランチ、カフェ、ディナーを楽しむことができます。

        ディナー営業中のLODGER。宿泊者さんやご近所さんでにぎわう 。

        こちらはスタッフの松本さん(写真:右)と玉井さん(写真:左)

        松本さん:ここLODGERのある商店街には、昔ながらの製法で作る駄菓子屋さんの「あいや」さんがあったり、紙屋さんがあったり。近くに松坂城跡もあってすごくいい場所。

        食が元気なのも松阪のいいところです!

        松阪城跡へと続く道

        昔ながらの風情ある街並みと旅人が交差するLODGER。

        早速チェックインを済まし、1泊2日の旅を楽しんで参りました。

        まずはレストランで晩ご飯!

        宿泊者にはお得なサラダとドリンクのセットメニューが!

        “カジキマグロとアンチョビのパスタ”を注文しました。

        - サラダ -

        新鮮なほうれん草、ラディッシュ、水菜、トマト。上にはカリカリのフランスパン!

        野菜をじっくり味わえて、付け合わせというよりも、まるで主役のようなサラダです。

         

        - カジキマグロとアンチョビのパスタ -

        一口目、玉ねぎを口に運んで「!」

        野菜の味がしっかりしていて甘い!パスタに辿り着く前に思わず手が固まってしまいました。

        さらにメインのまぐろを一口食べて「!!」

        まぐろ、噛みしめました。

        ふっくら柔らかくて、遠い海を渡ってここまで来てくれたまぐろに想いを馳せるほど!

        松本さん:お野菜は近所の地元の八百屋さんのもの。新鮮で、すぐに売り切れてしまうんです。パンは三重県度会町にあるBABA bakeryさんのもので、こちらも三重県ですごく人気のパン屋さんですね。

        地元の食材が随所に活かされてるんですね…!

        さらにこちらはランチにいただいた、LODGER名物の

        “松阪牛と松阪豚のキーマカレー”むらさきキャベツに

        本格スパイスの効いたお肉

        そこにナッツの香ばしさが加わって

        福神漬け、ごま、温泉たまごのトッピング

        目にも美味しい鮮やかなキーマカレー!

        たまごを割るタイミングに迷うが、

        いつ割っても美味しかっただろう

        大満足でからだもポカポカです!!!

        三重県の食材を使った美味しいお料理をリーズナブルに味わえるLODGER。

        宿泊者さんだけでなく、地元の方にも人気なのが納得!

         

        【地元の人と旅行者が出会う場所】

        canny:ゲストハウスとレストランを一緒にやるということは、初めから決まっていたんですか?

        松本さん:お店を作る時点で、レストランを一緒にすることは決めてましたね。

        ゲストハウスだけだと宿泊者さん以外は建物に入りづらいですが、レストランがあることで、地元の人にも入ってもらえる場所になる。そうすると、宿泊者さんと地元の方とで交流もしてもらえる。

        canny:なるほど!レストランなら地元の人も入りやすい!

        松本さん:宿泊者さんがここのレストランで食事しながら『明日あそこに行きたい』なんて話をしてたら、このお店の広さだと、ほかのお客さんの耳にも自然と会話が入って来るんですね。

        そうすると、『そこにはこうやって行ったらいいんやに~』と地元の人と宿泊者さんとのやりとりが始まって。

        canny:面白い!松阪には案内人がいっぱいいるんですね(笑)そして皆さん優しい!

        松本さん:そうなんです(笑)

        たまにここのシャワーを使わず、近くの銭湯に行くお客さんもいて。

        シャンプーが置いてなかったりするんですけど、そうすると銭湯の常連さんが『ゲストハウスの子やなぁ、おれ毎日ここ来とるで、それ使ったらまたそこに置いといてくれたらええから~』ってシャンプー貸してくれたりもあるみたいで。

        canny:フレンドリー!日常と旅が入り混じってますね。

        ゲストハウスの階段にある本棚には、イベントパンフレットや食べ歩きマップなど地元と旅行者をつなぐ情報がたくさん!

        松本さん:松阪は古くから伊勢参りの途中にお侍さんや旅人が立ち寄る宿場町として栄えていて。外からの人を受け入れて、もてなす気質があるみたいです。まさにこの場所も、「美濃屋」という旅宿が建っていた場所なんですよ!

        canny:すごい!昔からここはお宿だった!

        松本さん:そうなんです、本当にたまたまそうで!!

        松阪の歴史なんかは、地元の人の力を借りないと分からないことなので、ここに来てくれた方に松阪のことを知ってもらうには、地元の方なしには成り立たないですね。

         

        そんな地元の方が教えてくれたというお話のひとつが、本居宣長にまつわる「松阪の一夜」今も歴史に残る「古事記伝」は、松阪での運命的な出会いから生まれたのです。

        学問が大好きだった松阪出身の「本居宣長」は、当時の国学の大御所、「賀茂真淵」に会いたい!とずっと願っていました。

        そんなある日、「伊勢神宮へのお参りの途中で、賀茂真淵が松阪に来ている」と聞きつけた本居宣長。

        賀茂真淵が泊まる旅宿「新上屋」を訪ね、ついに一晩だけ会うことが出来た!

        本居宣長は、その一晩の教えをもとに、なんと35年間もの努力を重ね、「古事記伝」を完成させることができたのです!

        賀茂真淵が松阪に寄らなかったら、今の古事記伝はなかったということだ…!

        松本さん:そういうお話も地元の人から聞いたりして、自分たちの知らないことがいっぱいで!地元の方がいるからこそ松阪のことをお伝えできますね!

         

        【松阪で世界と出会う

        ゲストハウスに宿泊される方の層も様々。

        松本さん:ご夫婦、恋人、18.19の学生さんもいれば60代の方まで、幅広いです。

        旅してる人はパワーありますね!交流が好きな方も多くて、宿泊者が少ないと残念がる人も(笑)

        LODGER での宿泊と、旅を楽しむ宿泊者さんたち

        canny:本当に色んな方が訪れるんですね。

        松本さん:1番びっくりしたのはスイスからカップルで来られたお客さん。

        スイスナンバーのバイク2台。スイスを出て、ロシアを横断して、カナダに行って、島根に渡って、島根から太平洋側を通って泊まってくれたお二人は、松阪に来た時にはスイスを出て既に7ヶ月。

        canny:!!壮大な旅!

        松本さん:旅も勿論すごいんですけど、そんなすごい旅を共にするパートナーがいることがすごいな!って!

        玉井さん:スタッフ皆でそこがすごい!って盛り上がっていて!

        松本さん:一緒に旅してたら、『僕は先に進みたい』『私はここでもう一泊のんびりしたい』とか食い違いも色々出てくると思うんですよ。でも、そのカップルは、その長い旅を2人で楽しんでいて!

        出逢うべくして出逢ったパートナーなんだなと。

        canny:うらやましい!(笑)松阪でこんなに素敵な世界のエピソードに出会えるとは!

        三重にいながらにしてちょっとした海外旅行気分です!

        さらにLODGER では世界のビールも味わえます!

         

        【はじめてのゲストハウスも安心、快適!

        そんな松本さんや玉井さんは、もちろん旅行が大好き!

        松本さん:国内外の旅を通して、地元の方と旅行者が出会えるようなゲストハウスが沢山あって。そういう場所を作りたいなぁと憧れていました。

        さらには、ゲストハウスに泊まることで、日本の若い人達にも、もっと身近に海外との交流を楽しんでほしい。

        そうした想いから、LODGERは「ゲストハウスが初めての人でも泊まりやすい」ことを大事にして作られています。

        松本さん:会社の母体が建築業ということもあり、ベッドや洗面台、テーブルも全て大工さんの手で作っています。

        canny:すごい!大工さんのオリジナルなんですね!
        大工さん手作りの洗面台

        3階の共有スペースにはギターも!

        とくに私が気に入ったのが、この二段ベッドの棚!とっても使いやすくて感激しました。

        パイプタイプの二段ベッドだと、ベッドの隙間から持ち物を落っことしそうになることもしばしばなのですが

        LODGERさんのベッド棚はケータイや飲み物を置くのにもぴったり!安心!松本さん:自分たちが旅した経験から、「こうだったらいいな〜」をたくさん形にしました。

        【テンションが上がったまま布団にダイブ!

        ベッドメイキングにもひと手間。

        ゲストハウスは宿泊費が安いこともあって、ベッドメイキングはセルフで行うお宿も多いのですが

        松本さん:観光して、お酒飲んで、いい気分で宿にチェックインして…

        ここで自分でシーツ敷かなきゃってなると、ちょっとテンション下がりませんか!?

        早いとこ休みたい!ベッドに倒れ込みたい!

        だからLODGERでは、シーツはこちらで最初から敷かせてもらってるんです!

        大工さんお手製の木の温もり伝わるベッド。寝心地抜群。

        松本さん:去年の夏の繁忙期は、お客さんが来てくれてはシーツを敷き、剥がしては敷き…

        これが本当に大変だったんですよ。もうシーツはセルフにしてもらおうかと本気で考えました。

        でもお客さんから「ベッドが気持ち良かったー!」と声をかけていただくと嬉しくて。

        それがあって「うちはシーツは敷かせてもらおう!」と続けてこれましたね。

         

        【あの人もこの人も案内人

        そんな心地よいベッドでぐっすり眠った次の日。

        わたしにも、「松阪の一夜」ならぬ、朝一番の愉快な出会いがあった。

        少し早起きして、松坂城跡まで散歩しようと地図を広げていると、「どこへ行きたいの?」と犬の散歩中のお父さんが声をかけてくれたのだ。「松阪城やったらいつもの散歩道やから着いてったらええよ~」

        お父さんのお言葉に甘えて、朝の散歩コースをご一緒させて頂くことに。

        お父さん:ここは殿町で、昔からのお屋敷の長屋が今も残っとる。

        canny:今も住んでるんですか?

        お父さん:今も住んどるよ。この端っこのお屋敷は見学できるんとちゃうかな、ほら。

        お屋敷に咲き誇る桜

        案内してもらいながら、松坂城跡に到着。

        お父さん:あっちの石垣も綺麗やでな。

        (さらに犬の散歩仲間のお母さんに遭遇)

        お父さん:おはようございますー

        canny:おはようございますー

        お母さん:あんたはええな~いつもあったかそうな服着せてもうて!

        松坂城跡の立派な石垣

        お父さん:そしたら散歩の連れが待っとるでおっちゃんはこっち行くわ~

        canny:ありがとうございます!あの、お写真、記事に載せてもいいですか?

        お父さん:え?住所?載せる?

        canny:あ、住所じゃないです…写真…!

        お父さん:ああ、ええよええよ使ったって~

         

        あっさりと優しい朝

        そうしてお二人はいつもの道を歩いていった。

        【OTOMONI COFFEE

        沢山歩いてお腹も空いたところで朝ごはん!

        LODGERの店内にお店を構えるのが、
        コーヒー専門店のOTOMONI COFFEE(オトモニコーヒー)」さんです。

        松本さん: OTOMONI COFFEEさんとは、イベントで顔を合わせるくらいだったんですけど、私、OTOMONI COFFEEさんすごく好きで!

        店舗を持ってらっしゃらなくて、「ぜひ一緒にお店を出してほしい」とお願いしたら、
        OKをもらいました。

        一緒にお店出せたのは奇跡だなぁ!って思ってます。

         

        モーニングに、 OTOMONI COFFEEさんのコーヒーとホットサンドを頂いた。

        ハムとブロッコリーのホットサンド。 シンプルでパンのサクッとした食感が引き立つ。

        コーヒーを頂いて「!」

        フルーツのような後味!

        こんなコーヒーは飲んだことないぞ…!!

        朝食後、ゲストハウスのロッカーの鍵の開け方が分からなくなり、 OTOMONI COFFEEさんに助けを求めることになったのですが(笑)

        その際思わず感動を伝えてしまいました。

        canny:私、これはどこどこの豆だな!とか全然わからないコーヒー初心者なのですが、頂いたコーヒー、後味がフルーツみたいでした!!

         OTOMONI COFFEEさん:そうなんです!

        「浅煎りコーヒー」っていって、そこが特徴で!!

        今日のコーヒーはニカラグアの豆です!

         

        楽しそうな説明に、こちらも嬉しくなる。

        コーヒー初心者にもフルーツの風味がわかるように美味しさを引き出されている OTOMONI COFFEEさんは、純粋にすごいなぁと思った。

         

        【街と共に、LODGERのこれから】

        地元の方々や OTOMONI COFFEEさん、旅する人たち、色んなつながりと共にあるLODGERさん。

        そんなLODGERのこれからは

        松本さん:はじめはここにゲストハウスを作ることに対し、不安を抱く声も周囲からありました。

        そんな時、応援してくれたのは、ここの商店街の方々でしたね!

        その後押しがなかったら、どうなっていたかわからない。

        今後は、LODGERを拠点にツアーを作ったり、商店街の他のお店と一緒にイベントをしたり。

        地元のお祭りなんかも活かしながら、県外からももっと松阪に来てもらえるような試みを実現できるといいですね!

        5月より始まったMonday Marketの様子。毎月第一月曜日に定期開催しています。

         

        帰りに、LODGERさんおすすめの和菓子屋「あいや」さんで飴を買った。

        昔ながらの製法を守って作られた色と形とやさしい味。

        そこに光が差し込めば、きらりと輝く。

        それはまるで、松阪の歴史ある街並みに溶け込みながら、その地に新しいひかりを灯し、輝くLODGERさんのようだと思った。

         

        LODGER Hostel and Restaurant

        matsusaka

        〒515-0083 三重県松阪市中町1857-4

        TEL:0598-30-8120

        HP:https://roostjapan.com/lodger/

        Facebook:https://www.facebook.com/lodger.matsusaka/

        レストラン

        ・モーニング 8:00 ~ 10:00

        ・カフェ 11:30 ~ 14:00

        ・ディナー  18:00 ~ 23:00

        定休日 月曜日※モーニングは不定休

        OTOMONI COFFEE

        〒515-0083 松阪市中町1857-4

        TEL:070-5674-5844

        HP:http://www.otomoni.com/#0

        open 9:00〜18:00close(不定休

        県外から三重に来た若者の挑戦!

        ​「TEDxMieU」を7月22日(日)に三重県で初開催‼
        初開催と聞くだけでワクワクします。みなさん、TEDxってご存知ですか?
        なんだか難しそうですが、三重県初開催という噂を聞きつけたのと同時に運営代表が現役三重大医学生となんとも興味深い情報をゲットしたので、TEDxMieU運営代表の岡田大輝さんを訪ねてお話しを聞いてきました。

        向かって右から2人目が岡田大輝君

        ■​TEDxとは?

        “Ideas Worth Spreading”という精神のもと世界中にアイデアを提供するアメリカ発の非営利団体TED。
        TEDのその精神のもと世界各地でアイデアをプレゼン等によって発信、
        共有するイベントがTEDxです。
        過去のTED登壇者にはあのビルゲイツやビル・クリントンなどの著名人が多数いるとのことでした。

        お〜なんだかスケールがでかそう‼

        と言うことで次の質問!

        TEDxMieU のコンセプトと目指すものは?
        TEDxMieU では、多様な人やアイデアが集まる持続的な”プラットフォーム”の形成をコンセプトにしています。
        今回は、四日市高校の学生や、三重県出身で会社を独立された方、
        三重大学の教授の方や三重大生のOBなど三重にゆかりがある、
        活動する方々6名にご登壇して頂き、価値あるアイデアをお伝えして頂きます。
        これまで大学や地域企業や行政、そこにいる社会人や学生間の関わりが薄く、
        たとえ学生と何かをやりたい、地域を盛り上げたいという思いを持った地域住民・地域企業の方々がいらっしゃるにも関わらず、そこに学生が入り、交わることはほとんどありませんでした。
        その現状を打開するべく、世界中に影響力のあるブランドであるTEDxを用い、
        本年度の TEDxMieU のテー マである「Make a Circle」のもと、
        大学・地域企業や大学のOB・OG、行政、現役学生が繋がる基盤を構築します。
        そして、学生の「やりたい」という想いを後押しし、
        三重を牽引するリーダーが学生から輩出されるこ とで、周囲からロールモデルとして認識される学生を多く生み出”プラットフォーム”を三重大学に形成します。

        パズルのピースが組み合わさるようなイメージですね!と思ったらTEDxMieUのカバー写真が…

        登壇者の顔触れは?

        【川口淳先生 】三重大学工学部建築学科の教授でありながら、三重県内外で防災についての 講演者やイベントのコーディネーター も精力的に務める。災害から生き残る 人を一人でも増やすため、” 地震が来たら机にもぐる” ではない、本当に命を守る術を伝えている。

        【日高千咲さん】三重高校三年生。ダンス部で活動しながら毎日をなんとなく過ごしていたが、あるきっかけで主体性をもって生きることの素晴らしさに気付く。現在は医者になるという夢に向かって受験勉強をしながら、環境について考える活動をしている。

        【梶浦明日香さん】NHK アナウンサーだが、取材を通じて出会った中川忠峰氏に弟子入りし、 根付職人となる。また次世代の若手 職人の活動の幅を広げるべく、様々な伝統工芸を担う若手職人のグルー プ『常若』を結成。各地で展示会やワークショップを開くなど、新たな担い手の育成にも力を注ぐ。

        【杉山恭子さん】四日市高校 1 年生。9 歳からサック スによる路上ライブを四日市を拠点に開始。中 2 でライブ 回数は 1000 回を越えるも、その間に独、豪、香 港、台湾でも street 敢行。人気を博 す一方、六本木のライブハウスでリーダーライブにも注力。顧客志向の 演奏のジャンルはポップスから演歌 まで多岐にわたる。

        【岡部大地さん】三重大学医学部卒業。 総合診療医。臨床で医療を肌で感じ、 実践しながら、健康を広める活動を 行う。具合が悪くなってから受診す る患者さんたちを多く診療する中で、 根本治療は若いうちから身体をケア することだと感じ、2015 年 11 月「 ジャパンヘルスケア」を設立。ビジ ネスパーソンの健康環境作りを行う。

        【菊池恵理子さん】 四日市市出身。大学在学中は中国留学 インターン、バックパッカーを経験し、 世界中の人々のモットーを集める。新 卒で人材ベンチャーへ入社後、2 年目 で海外事業を始動。約 600 名の海外送 り出し実績を経て、タイガーモブ株式 会社として独立。現在は世界 35 カ国約 230 件の海外インターンを提供。日 本から世界、世界から日本の動きを活 性化する為、海外バックパッカー営業 等で世界中を飛び周っている。

        なんとも興味深い登壇者の顔触れ!三重県も狭いようで広い。若者達は夢を、社会人の皆様は挑戦する勇気と元気を貰いに行ってみてはどうですか?いつもと違う扉が開かれると思いますよ。


        ■開催概要
        日時: 2018年7月22日(日)13:00~20:00
        会場:三重大学三翠ホール
        参加費: 大人6000円 大学生3000円 高校生2000円
        定員100名 (いずれも懇親会費込み)
        申込フォーム:https://goo.gl/forms/q1qosPn3CZKWhsbw2
        イベントフェイスブックページ:https://www.facebook.com/tedxmieu/
        後援 三重大学

        ■運営概要
        運営団体:TEDxMieU運営
        活動場所:三重大学
        アクセス:三重県津市栗真町屋町1577
        代表者: 三重大学医学部医学科5年 岡田大輝
        お問い合わせ:t​edxmieu@gmail.com
        080-8470-2230(担当:石丸雄一)

        【東京で見付けた三重】銀座のビジネスマンが初伊勢うどん。この優しさ伝わる??

        ”ビジネスマーン ビジネスマーン
        ジャパニーズ ビジネスマーン”

        懐かしい栄養ドリンクのCMソングを、
        口ずさみたくなるビジネス街 東京・銀座。

        鳥居がありました。

        伊勢うどんがありました。

        三重が色々ありました。

         

        伊勢うどんってどんなもの??

        そんな質問をしてきた友人は、
        ネイビーのスーツをビシッと纏った、
        THE 銀座のビジネスマン

        柔らかくて平和なおうどんだよ
        という私の答えに、
        全く腑に落ちていない様子。

        それ以上ムダな質問をすることもなく、
        小伊勢うどんを注文する友人。

        出てきた伊勢うどんを見て、
        まず汁気がないこととに驚いたようだ。

        かまぼこは伊勢の中西蒲鉾店

        尾鷲ヒノキの升に入った天かすをパラパラし、

        友人:『いただきます』

        さて、初伊勢うどんの感想は・・・。

        友人:『おー、ふーん、うんうん、新しい食べ物って感じだね』

        ―—優しさ、感じる?

        友人:『優しさ?いや、それはよくわからないけど素朴だね。思ったよりもタレにコクがあって味噌かと思ったよ』

        ―—どんな時に食べたい??

        友人:『基本元気で、ちょっと弱ってる時かな』

        三重県伊勢で400年以上前から愛されてきた伊勢うどん。

        この柔らかさは、
        お伊勢参りの旅人のを気遣ったという説を話したら、
        とても納得していた。

         

        三重の食材に魅了されたオーナーみっしぇるさん

        ここは銀座六丁目にある
        ISE-UDON BAR 伊勢物語

        三重県の食材を多数扱っているが、
        オーナーさんが三重出身というわけではない。

        『ある店で伊勢うどんを初めて食べた時、その美味しさにすっかりはまってしまったの』

        みなみ製麺を手に話してくれたのは、
        オーナーのみっしぇるさん。

        関東では中々出会えない伊勢うどんだが、
        みっしぇるさんは、
        三重出身のママがいる東京・浅草の食堂でたまたま食し、
        その美味しさに衝撃を受けたという。

        うどんといえばコシ!!
        というのが世の主流となっている中、
        ふわっと柔らかな伊勢うどんは、
        幼少期の想い出を蘇らせたそう。

        みっしぇるさん:『風邪引いた時とかに作ってもらうおうどんて、柔らかくて優しいでしょ』

        すぐに有楽町で23年やっている、
        まんぷく食堂という居酒屋で提供するため、
        みなみ製麺さんから取り寄せをした。

        はじめ、店のスタッフたちは、
        柔らかいうどんに対して後ろ向きだったが、
        たまたまコラムニストであり伊勢うどん大使の、
        石原壮一郎さんの記事を見付けスタッフに紹介。

        ふわっと優しく、
        平和的な伊勢うどんは、
        やわらかさを通じて大人の何たるかを教えてくれている!
        と解く石原氏の伊勢うどんへの愛に触れ、
        スタッフ皆の感覚が変わったという。

        また記事の切り抜きを店に張り出した直後に、
        石原氏本人が来店したという驚きの展開もあったそう。

        伊勢物語オープン後に出来た三重県出身のお客様つどいのノート。1ページ目に石原さんのサイン!

        その後、まんぷく食堂では、
        伊勢うどん始めとする、
        三重食材の取り扱いを増やしていったが、
        なぜ三重??と聞かれることも多かった。

        そこでわかりやすく、
        伊勢を出した名前で新たに銀座にオープンしたのが、
        こちらのISE-UDON BAR 伊勢物語とのこと。

        伊勢金魚をイメージした襖

        ―—銀座の方々に伊勢うどんの評判はいかがですか?

        みっしぇるさん:『賛否あるものの、ランチや飲んだ後に食べたいなど、ビジネスマンのファンは多いですよ』

         

        尾鷲ヒノキの升に入った松阪牛すき焼めし

        伊勢うどんも好評だが、
        ランチの人気メニューは、
        松阪牛のすき焼きめし

        柔らかな松阪牛に、
        卵を絡めていただきます。

        卵は別注

        友人:『尾鷲ヒノキのほんのりとした香りがまたイイね』

        土地柄、外国人客も多いため、
        このヒノキの升はとても喜ばれるのだそう。

        他にも期間限定で登場する
        松阪牛の100%ミンチのハンバーガーも人気。

        時季によっては、伊勢まぐろやサメタレなども登場

        昼間からお酒が飲めるので、
        ビール片手にビジネスランチをされている方々もちらほら。

        熊野のみかんを使ったカクテルも

        あの栄養ドリンクのキャッチフレーズ、
        ”ジャパニーズビジネスマン、24時間戦えますか?”
        は今の時代にはそぐわないが、
        伊勢うどんから優しさを、
        松阪牛から英気を養って、
        午後からの仕事にも気合が入る…はず!!

         


        ISE-UDON BAR 伊勢物語
        住所:東京都中央区銀座6-3-7 AOKI TOWER 1F
        電話:03-6264-5721

         

        “TOKYOを目指す中学2年プロサーファー”放課後の海 @ 国府の浜

        早朝も放課後もトレーニングはかかさない。目の前に2020年のTOKYOがまっているから。

        Jpsaプロ 川瀬ここな ホームブレイク:国府の浜 契約:FORCE Surfboard :BILLABONG :シンジケート

         

        Ise local location

        静かな海はいい。人影の少ない寂しい冬の海の方がもっといい。なぜなら、磨かれた目的意識を持つ人の熱量を見つけやすいからだ。

        長男にコーチングをする川瀬文也さん。彼に出会ったのは2018年2月の冬の海だ。
        彼らのサーフィン対する姿勢には、夏も冬もない。

         

        国府の浜で出会ったサーファー家族は、まだ春が遠い寒い海で、際立って目を引く。

        この日出会った川瀬文広(カワセ フミヤ)さんは、娘の心那(ココナ)さんにサーフィンの指導をしている。彼女は中学生で、またプロサーファーだ。

        川瀬家6人全員がサーファーだと知った。そしてサーフィンをするため三重県津市から志摩市に移り住み、サーフショップと駐車場を営み、またそこを住居とし、家族全員でサーフィン中心の生活をしている。

        ローカルサーファーの中でも注目される女子の若手。東京オリンピックの強化指定選手である。当然、地域や地元からの注目も高い。

         

        子ども達は、住まいでもあるサーフショップ「アディクト[ADDICT]」から通学している。家族6人だと少し不便さを感じそうだが、この場所から、サーフィンの頂点を目指していた。

        左から父 川瀬文也(フミヤ)長男 斗嵐(トラン)次女 心那(ココナ)長女 新波(ニーナ)三女 煌渚(キラナ)母 幸美(ヨシミ)さんだ。

        私は彼らとサーフシーンの撮影の約束をし、春の波が来るのを待つ事にした。

         

         

        新学期になる

        そして春が来た。少し波が上がったので、連絡を取り約束を履行する。この日、次女の心那(ココナ)がいない。インドネシアのバリ島に行っていると言う。 昨年もこの時期、バリ島で大会があり、ちょうど中学の入学式と重なり欠席したという話だ。

        地元の高校に通い早朝も放課後もサーフィントレーニングを欠かさない。長女ニーナ。

        今回の撮影では長女の新波(ニーナ)さん、高校2年生の写真を撮る事ができた。すこし話を聞く。すると「妹と大会でよく同じヒートで、兄弟対決をしたんです。」と話してくれる。

        サーフィンが好きだと自覚したのは、まだ数年前なんです。と正直に話してくれた。

        妹がプロの大会に出るようになり、今は兄弟対決はなくなっている。でも将来の話を聞くと、彼女もプロ志願を持っていた。「実力を試したいので、今シーズンのプロテストを受けてみたい。」と話す。

        ニーナ記事→ "プロサーファーとセーラー服"

        いずれプロの舞台で、また兄弟対決が実現する事だろう。それにしてもこの兄弟の名前は、見事なキラキラネームだ。すべて、奥様の幸美(ヨシミ)さんが名付けたと聞いた。

         

        台風のうねりを待つ。

         

        6月の雨、梅雨前線を刺激する5号台風が現れた。この日の天気は予報とは違った空になってきた。私は川瀬さんに、「子どもたちが学校から帰宅したら、波に乗る姿を撮影をしよう。」と声をかけた。

        台風5号は、予想に反し日本列島を東に進む。国府の浜は、東ウネリでクローズしていたが、すこし落ち着いた夕方の海になってきた。

        どんよりとした夕方、雲の切れ目から虹の筋が見え出した。波の高さは人の身長よりはるかに高い。サーファー達はヘッドオーバーの波だと言う。そして波が白く崩れる事をサーフィン用語で「スープ」と呼ぶ。今日の波はその「スープ」が力強く、人をねじ伏せようと迫ってくる。

        西世古プロの長男アツヤ君中学1年生。親譲りのダイナミックなサーフィンで器の大きさをみせた。
        R2サーフショップオーナーの次男リク君。レールの入ったボトムターンがすばらしい。

        こうした波に対応できるのが上級サーファーだ。そんな波を前に、子ども達は生き生きとサーフィンをしている。そして、この場にいる子ども達の技術レベルが高い。

        ボディーボードのナミカちゃんはNSAで連覇していると聞いた。「確かに」とうなずけるサーフィンをする。

        2018年8月に、国府の浜で開催されるサーフィンの全国大会がある。その「NSA全日本サーフィン選手権大会」に出場が決まったメンバーだとわかった。つまり、三重を代表する選手達ばかりだ。

        その中に女子中学生の心那(ココナ)がまじる。彼女はプロになったので、アマチュア大会へのエントリーは認められない。そんな心那が小学生頃、このNSAの大会成績が良かった。その頃東京オリンピック強化選手の話があり、その中に入った。

        ココナのサーフィンは、大人のように大きく見える。海の上で自分をどうみせるか。そこがプロの技だ。試合に勝つ事は、見る人に感動を与える事とつながる。

        本格的にJPSAと呼ばれるプロの大会に参戦しだした2018年。シーズン終了時、上位8位以内に入っていなければ、オリンピック強化指定選手から除外される。取材をした6月現在、一試合が済み、今のところ7位となっている。今後の活躍から目が離せない。

         

         

         

        学校生活

        志摩市には、県外から移り住むサーファーは少なく無い。波の他に、仕事や教育、地域の特性、住民の理解など、様々な問題を考え抜いてこの地に決める。

        さて、心那(ココナ)のサーフィンをみていると、本当に中学生なのだろうかと疑問になってくる。それを確かめたいと、彼女が通う志摩市立東海中学に行ってみる事にした。

        出迎えてくれたのは向井教頭先生だ。「たしかに心那は2年生の生徒です。」「全校生徒191名の内、3人だけ部活しない生徒がいるんですが、その一人でもあります。」と話す。

        撮影だからといって、学校の規則である「通学時ノーヘルで自転車に乗らない。」という約束は破らない。

        「それはつまり帰宅部という事ですか。」と質問する。「はい、そうです。そのすべてが、実はサーファーなんですよ。」と返ってきた。

        どうやら10年ほど前から、この地区の中学では、必修クラブの制度は無くなっていた。教頭先生の説明によれば、「生徒と家の人、また学校との連携がふさわしく取れていれば、生徒の活動を応援している。」との事だ。彼女のプロサーファー活動は、こうした理解ある人々や、地域が支えている事がわかった。また先輩サーファー達の影響も大きい。

        たっちゃん駐車場は松林付近にある、ここが彼女の自宅だ。

        それを向井教頭先生は加えて、「全体としてサーファーの子ども達は、学校の提出物や、決まりに対して真面目です。それは自分の行動で、サーファーの評価を下げないように頑張っているようにも見えます。」そして、「昔とかわりましたよね。」「今日ではサーファーが海のゴミを拾い、海岸をきれいにしている。」

        サーフィンを目的に、この志摩市に移り住む事は大歓迎です。地域として、とても喜ばしいことですよ。」と話してくれた。

         

         

         

        「好き」を継続する

        サーフショップ、駐車場と奥様と二人で切り盛りする。こども4人を世話する妻(ヨシミさん)は、毎日サーフィンどころじゃないですよ。と苦笑いする。

        サーフィンを続け家族を養う。また子ども達をアスリートとして育てていくには、時間や費用がより必要になってくる。そこで、好きな事を生業にし続ける事の難しさや、試練などはないのかと川瀬さんに質問した。

        すると「正直考えてる暇がありません。」とすぐ返事が返ってくる。

        「生活がどれほど苦しくても、私には些細な事です」と話し、「それよりもサーフィンを続けられる幸せ、それも家族全員で。」「自分の苦労は苦労じゃないです。」と話す。例えば病気や災害とかで、苦労している人からみれば、自分なんてほんとに幸せ者だと思いますよ。」と言う。

        何事よりもサーフィンを第一にする父親。オリンピック出場が決まったら泣きますかと聞くと、「泣きますね」と静かに答えてくれた。

        彼に様々な質問をするが、すべて熱量で返ってくる。「好きだから!好きだからできるんです。好きだから耐える事が、容易いんです。」

        彼は上も向いても、また下を向いても必ず。「好き。」と言う気持ちが基礎にある。写真を見ていると、私には彼の足音が「全てが好きだから」。と聴こえて来る。

         

         

         

        「好き」を仕事にする

         

        人生を有意義なものにする最大級の秘訣、だれでもこのテーマに悩む。

        4時に起床そして朝練、放課後から日没まで。 いざ競技サーフィンとなると、「どこにそんな闘争心が隠れていたんだ。」と言うくらい人が変わるという。

        ほとんどの若者は、壁を乗り越える術を学校や部活、また先輩や両親から学ぶ。大人は当然のように、自分が教わった事を子どもに教える。でも多くの若者は、なにかしらのコンプレックスを少なからずもった個性の塊だ。

         

        川瀬家はグフィーフッターが3人。唯一トランがレギラースタンスだ。妻のヨシミさんはボディーボードをする。

        人間は自分のアイデンティティーを見つけるのが普通に難しい。多くの人は「好き」だといえる事を探し続ける。またそれを生業としていく環境に、どうたどり着くかが課題になる。こうした課題の解決方法はあるだろうか。

         

        何度も打ち寄よせる波に、

        サーファーは繰り返し石ころの様に

        もみくちゃにされるのがいい。

         

         

        サーファーにとって人生の答えは海にある。サーファーの教科書はつまり自然の力だ。例えば、角のある石ころが、繰り返し波にもまれるなら、やがて角は丸くなっていく。同じように人の性格も、波にもまれる事に影響を受け、それは生き方にも及ぶのだ。

        7番テトラ横のレギュラーがいい。カメラを意識した角度でインサイドまで乗り継いでもらう。サーフィン写真の秘訣は事前打ち合わせと、自分の手でピントを操作する事を繰り返す事だ。
        多くの失敗がある。でもそれが秘訣だ。波乗りも、写真も、全てが共通する世界だ。

        サーフィンを本当に愛する人は、失敗してもまたチャレンジする。そして体で学習する。それは同じ事を何度も繰り返していく事で、今まで出来なかった技が、突然出来たりするからだ。

         

         

        5号台風が少し遠ざかる。国府の浜には、青空とオフショアの波がやってくる。この日の波は形がとてもよく、撮影日和となった。

        「自分の好きな物を見つけるにはどうしたらいい」と心那に聞く。「うーん」とよく考えた後「わかりません。」と謙虚に返してきた。言葉にしないのは、自分の若さをみた謙遜さに感じた。きっと教える立場に立てば、サーフィンで得た感覚を言葉に変換できる大人になるだろう。その日が楽しみだ。そして教頭先生にも同じ質問した。すると「とにかくいろんな事にチャレンジしてほしい。」そして、人の生きる術とは金銭ではなく。本来の教育とは・・などの言葉を頂いた。さすがに大人の答えを持っている。つまり。

         

        波を求め続ける事。

        そのドアを叩き続ける事。

        そうすれば、

        答えが必ず返ってくる。

        私には、そう聞こえた。

         

         

         

         

        放課後のサーフィン部

        志摩の中学校にサーフィン部というものは無い。だが国府の浜に、放課後集まる学生達は、まるで部活の仲間のように仲がいい。

        姉二人と一緒に朝のトレーニングから参加し、夕方も。小学5年生で将来自分もプロを目指していると話す。トラン君は、一人トランクスで海入る。
        次から次へ波に乗る子どもたち。波の数だけ波の表情があるが、大会となると、波に対する適応能力やセンスが求められる。次代のサーファーたちは、サーフィンをスポーツとして捉える。完全なアスリートの活動場として海は変わってきている。

        彼らが波に乗る姿にも個性がある。特に長男の斗嵐(トラン)くんは、どんな波に乗っても、その都度大きなガッツポーズをする。その訳を聞いた。すると、大人からみると単純に見える技1つ、その1つができた事に毎回感動している姿だった。

        海パン一つでこのポーズ。大人が考えるより、答えはもっとシンプルだった。余分なものを身につけ、人は大切な事ほど忘れてしまう生き物かもしれない。

         

        三女の煌渚(キラナちゃん5歳)にサーフィンを教える父親。この川瀬さんの姿は、子どもと時間を共有する事の幸せ。この幼子がやがて、自然の力と家族の絆を感じ取り、ある日の一コマが記憶に焼き付いたら、一人前のサーファーに育つだろう。

        5歳で台風のうねりでサーフィンを教えられる。というより逆に波乗りを教えろという立場らしい。川瀬家4人目のアスリートだ。

         

         

        NSA全日本アマチュアサーフィン選手権大会

        オリンピック種目になったサーフィンへの注目度は高い。そんな中で2018年の夏、「NSA全日本アマチュアサーフィン選手権全国大会」が国府の浜で開催される。ここで三重の代表選手メンバーが戦い、また世界の舞台で活躍していくのだ。

        「今回の撮影で特に気に入った一枚。」ここで育つ友達は、やがて特別な存在になる。左から リク、カイト、コウスケ、トラン、アツヤ、ココナ、ナミカ、ニイナ。伊勢ポイントも二代目サーファー達の時代が来た。

         

        気づくと伊勢のサーフポイントは、次代サーファー達の姿に変わってきた。大人になった私たちも、二代目サーファー達の海に戻り、またいい波に乗りたいものだ。

         

        夢、希望は、意志を静かに貫く者の手に。彼らの「好き」は、金銭ではない夢の舞台、またその努力だった。そんな熱い人を、私たちは応援したくなる。

         

        そして特に、人影が少ない静かな海は良い。そこは、大人が持つべき、磨かれた目的意識という課題に取り組むには、いい場所だからだ。

         

         


        Special Thanks

         

         

        ADDICT Surf Garage

        https://www.facebook.com/addictsurfgarage/

        サーフボードのレンタルなどもある。

        三重県志摩市阿児町国府2887-22

        営業時間 7:00~18:00

         

        川瀬ファミリー

        取材最終日に皆さんと一緒にサーフィンをする事で、また深く知る事ができました。また子ども達、一緒に波乗りをしましょう。
        「シャワーしか無いので2月のお風呂が大変なんです。」と笑いとばす川瀬さんが印象的でした。そして三女が5歳でこれです。はたしてどんなサーファー女子になるでしょう。10年後が楽しみですね。

         

        たっちゃん駐車所

        駐車場はサーフショップと併設している

        休憩所、この駐車場の常連の子ども会のおやつタイム。平均年齢10代前半の駐車場って他にないでしょう。いい意味で若さに圧倒されて楽しいです。

         


        おまけの動画

        中学2年女子プロサーファー編

         

        OTONAMIE PUSH!! EVENT【2018.6.21 update】

        広報担当のともーこです!
        OTONAMIE編集部に寄せられた、OTONAMIEがPUSH!! しているイベント情報です。

        ※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
        ※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください

         

        来て見て楽しんでin大樹の里

        ジャンル:フィットネスジムとヨガの体験、ステージと出店
        日程:2018年6月24日(日)
        時間:10:00~14:00
        場所:三重県多気郡大台町新田812番地 大樹の里
        費用:無料
        主催者:大樹の里
        お問い合わせ先:電話:0598-85-0260 daiju@ohmatsu.jp
        メッセージ:6月24日(日)大台町新田にある「大樹の里フィットネス」でイベントが開催されます。ジムとヨガの無料体験の他、ライブ、ダンス、飲食や雑貨の販売、ワークショップなど盛りだくさん!近隣の皆さん、ぜひ遊びにお越しください。
        大樹の里フィットネスのすべてを身近に体験できるイベント
        来て見て楽しんでin大樹の里
        10:00 開会
        10:15 ヨガパフォーマンス(インストラクターAi)
        10:30 ヨガ体験(インストラクターShiori)
        11:15 しいたけダンス〜子供たちも一緒に踊りましょう♪
        12:00 親子バンド ラモ
        〜随時開催〜
        ●ライブペイント新平
        ●CAFE BUSS ギター教室
        〜体験&ワークショップ〜
        ●ボタニカルペン作り(あしたば事業部)
        ●雑貨クラフト販売
        ●雑貨販売(しまうまとことり+)
        ●カイロプラクティック(気晴レ)
        ●ジェルネイル1本サービス(フルール)
        ●願いが叶う星折り紙ワークショップ
        〜飲食コーナー〜
        ●オーガニックかき氷(鼻笛レストランやまねこ亭)
        ●奥伊勢野菜のカレー弁当(Odai Deli)
        ●海鮮焼き
        ●大樹の里キッチンカー
        ※ジム体験の方は室内シューズをご持参ください。
        ※10:30からのヨガ体験は、大樹の里デッキにて青空ヨガ(無料)を予定しています。参加ご希望の方はヨガマットまたはバタオルをご持参ください。
        イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:http://web-odai.info/calendar/calendar-2138.html

         

        三重県野外体験保育指導者養成講座

          

        【日程・場所・内容】
        (1)6月21日(木)10:00-14:30 場所:津市合同ビル2階
        「野外体験保育に取り組もう〜野外保育の特性〜」
        (2)9月13日(木)9:30-15:00 場所:大台町新田「子ども王国」
        「野外体験保育の実践1〜園児が山にやってくる!〜」
        (3)10月9日(火)9:30-15:00 場所:鳥羽市安楽島「安楽島海岸」
        「野外体験保育の実践2〜園児が海にやってくる!〜」
        (4)11月18日(日)9:30-15:00 場所:大台町新田「子ども王国」
        「野外体験保育の実践3〜親子で森遊び&野外クッキング〜」
        (5)12月8日(土)9:30-16:00 場所:菰野町または津市
        「冒険体験と野性性からリスク回避を学ぶ」
        (6)12月20日(木)10:00-15:00 場所:大台町または津市
        「野外体験保育の計画をつくろう!」
        【講師】(1)森の風ようちえん代表 嘉成頼子氏
        (2)(3)(4)(6)大杉谷自然学校職員(NEAL指導者)
        (5)くりこま高原自然学校代表理事 佐々木豊志氏(NEAL指導者)
        【対象】三重県内の野外体験が実施できる施設の職員の職員、または18歳以上の自然体験活動や野外体験保育に関心がある方
        【定員】(1)〜(4)、(6)各20名 、(5)定員無し(公開講座)
        ※原則全講座受講(単回参加希望の方はお問合せください)
        【参加費】(2)(3)(6)100円(保険代)、(4)500円(保険代、昼食材料費)(1)(5)無料
        【申込方法】電話(受付は平日/10:00-17:00)・ FAX・メールにて受付。
        ※受付時必要情報:プログラム名(もしくは開催日程)名前・ふりがな・性別・年齢・〒・ご住所
        【詳細】詳細はお申込み後に郵送いたします
        主催:三重県 子ども・福祉部 少子化対策室
        企画・実施・NPO法人大杉谷自然学校
        【お申込み・問合せ】NPO法人大杉谷自然学校
        TEL:0598-78-8888 FAX:0598-78-8889
        E-mail: info@osugidani.jp URL: http://osugidani.jp/
        〒519 -2633 三重県多気郡大台町久豆199
        三重県子ども・福祉部少子化対策室HP>>
        http://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/m0323600010.htm
        イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:http://osugidani.jp/pdfs/201806yagaitaiken.pdf

         

        第1回『ようこそ先輩!教えて僕たちに』 〜RENEWを通じてこもガクを学ぶ〜

          

        ジャンル:トークイベント
        日程:2018年6月29日(金)
        時間:第1部 18:00〜19:00 「新山氏講演会」
        第2部 19:05〜19:45 「新山氏を囲んで質問&交流会」
        第3部 20:00〜21:30 「懇親会」
        場所:希望荘 (三重県三重郡菰野町千種7094)
        費用:参加費無料 ※第3部懇親会のみ3500円別途徴収致します (予約制・当日精算)
        主催者:こもガク祭実行委員会 中川政七商店
        お問い合わせ先:菰野町商工会 059ー393ー1050 komono.syoko@gmail.com
        【申し込み】https://goo.gl/forms/hlMtQqSA5Eg6T3Et1
        メッセージ:\TSUGI新山直広氏を迎えたトークイベントの開催が決定!/
        2018年10月に三重県菰野町で開催する「こもガク×大日本市菰野博覧会」に向けた
        トークイベントが決定しました。

        福井県鯖江市河和田地区にて開催される、オープンファクトリーイベント「RENEW」は、
        2017年の「大日本市鯖江博覧会」との共催では4万2千人の来場者を集めました。

        今回はRENEWの発起人である、TSUGI新山直広氏を菰野町にお迎えし、
        RENEWの起ち上げに至る経緯や、未来に向けた町づくりについてお話頂き、
        「こもガク×大日本市菰野博覧会」に向けての、学びと盛り上がりを作ります。
        【申込み方法】下記のお申込みフォームよりお申込みください。
        https://goo.gl/forms/hlMtQqSA5Eg6T3Et1

        〔新山氏プロフィール〕
        新山直広/TSUGI代表。デザインディレクター
        1985年大阪府生まれ。京都精華大学デザイン学科建築分野卒業。2009年福井県鯖江市に移住。鯖江市役所在職中に移住者たちとTSUGIを結成し、2015年に法人化。グラフィックデザインをベースに、地域のブランディングを手掛ける。“支える・作る・売る” を軸に、アクセサリーブランド「Sur」の企画製造、福井の物産ショップ「SAVA!STORE」、体験型マーケット「RENEW」の運営など、領域を横断しながら創造的な産地づくりを行っている。
        イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:【HP】komogaku.jp
        【FB】https://www.facebook.com/こもガク祭-134378270460097/

         

        作×半蔵×義左衛門×三重テラスのコラボレーション☆三重美酒女子会☆

        ジャンル:日本酒の会、女子会
        日程:2018年7月7日(土)
        時間:18:00~21:00
        場所:三重テラス(東京都中央区日本橋室町2-4-1 浮世小路千疋屋ビル「YUITO ANNEX」1F)
        費用:参加費¥10,000(税込)
        主催者:三重テラス
        お問い合わせ先:三重テラス・レストラン ℡:050-5872-3770
        【予約】https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130202/13160479/
        メッセージ:★5月18日予約受付スタート!★
        7月7日七夕に、三重を代表する銘酒3蔵
        作・半蔵・義左衛門×三重テラスのコラボレーション、「三重美酒女子会」を開催いたします!
        三重県の旬の食材と三重美酒の特別ペアリングディナーを蔵元女将とともに楽しむ女子会です。
        この日だけの特別酒、普段は飲めないレアな日本酒をご用意しております。
        シェフ特製ディナーコース全6皿、日本酒全9種のマリアージュをお楽しみいただけます。
        夢のようなひとときを三重テラスレストランにてお過ごしください!
        <参加蔵元>
        ・清水清三郎商店 株式会社(鈴鹿市)
        ・株式会社 大田酒造(伊賀市)
        ・若戎酒造 株式会社(伊賀市)
        <予約>
        5月18日(金) 11:00~
        【ご予約・詳細はこちら】
        https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130202/13160479/
        ※事前予約制、定員は先着30名様となっております。
        ※参加費は銀行振込(前払い)となっており、入金後のキャンセルはいたしかねます。
        あらかじめご了承ください。
        イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:http://mieterrace.jp/info/20180514/

         

        尺八ワークショップin三瀬谷

        ジャンル:体験教室とライブ
        日程:2018年7月8日(日)
        時間:14:00〜15:30 ワークショップ(尺八体験)15:30〜16:00 ライブ
        場所:三重県多気郡大台町佐原596-2 鍼灸整骨院ツナグ
        費用:尺八体験のみ 500円  ライブのみ 1000円  尺八体験&ライブ 1500円
        主催者:竹内洋司
        お問い合わせ先:090-5631-1483(竹内洋司)
        メッセージ:最近は和楽器ブーム!
        なかなか本物を聞いたり見たりすることは少ないですが、全国でも珍しいプラスチックや塩ビ管ではない本物の尺八を使っての体験教室です。
        尺八は熟練するとクラシックやJ-POPを吹くことも出来ますが、今回は初めての方向けに、尺八を楽しむこと・音が出せることを目標に尺八体験を行います。
        講師は、2017年三瀬谷神社の秋のお祭りで奉納演奏とライブを行った尺八奏者竹内洋司氏。
        ライブだけ、尺八体験のみの参加も可能ですので、お気軽にご参加ください。
        [お申し込み]090-5631-1483(竹内)※鍼灸整骨院ツナグ、奥伊勢テラスでもお申し込みいただけます。
        イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:http://web-odai.info/calendar/calendar-2103.html

         

        HANABI*きれいボランティア2018

            

        ジャンル:ボランティア活動
        日程:2018年7月14日(土)
        時間:15時30分〜22時(予定)
        場所:伊勢市・宮川河畔(度会橋上流)
        費用:ボランティア保険350円(今年度すでに加入されている方は不要です)
        主催者:ハローボランティア・ネットワークみえ、伊勢神宮奉納全国花火大会委員会
        お問い合わせ先:TEL 0596-21-5542 hanabi@city.ise.mie.jp
        (伊勢市観光振興課 伊勢神宮奉納全国花火大会委員会事務局)
        メッセージ:日本で一番きれいな花火会場をめざして、会場のエコステーションでごみの分別案内(ごみナビ)を行います。経験がなくても楽しく活動できるように、ハローボランティア・ネットワークみえがコーディネートします。休憩中には全国各地で活躍されている花火師の花火をたっぷり観ることができます。全国から参加する約100名のボランティアさんと一緒に、環境に配慮した楽しいボランティア活動に参加してみませんか?
        イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:www.hello-v.net/hanabi/

         

        自然な眉が描ける 眉ペンシル削り講座 (眉スタイリング込み)

        ジャンル:美容・メイク・アイブロウ・眉
        日程:2018年7月22日(日)
        時間:14:00〜15:00
        場所:〒516-0009 三重県伊勢市河崎2丁目6−8伊勢 河崎 Cafeわっく
        費用:2,000円(税込)
        主催者:藪 真奈美
        お問い合わせ先:藪 真奈美 080-9998−3036 mail@makeup-zen.com
        メッセージ:お持ちのアイブローペンシル丸まっていませんか?
        それとも、眉ペン削りで鉛筆みたいに削っていませんか?
        眉毛は顔の印象に大きく影響するパーツです。
        一本一本自然に描くのは、眉ペンは必要アイテム!
        自然な仕上がりになる眉ペンを作る『眉ペン講座』
        家にあるアイブローペンシルをご持参で参加下さいませ。
        お持ちでない方は、ご希望であればこちらで準備致します。お気軽にお問合せ下さいませ。
        イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:http://www.makeup-zen.com/

         

         

        皆様からもイベント情報を募集しています!

        お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
        お気軽に下記メールフォームからイベント情報をお寄せください。

          ▼添付画像(イメージ写真やフライヤーなど)を3点まで送信できます▼
          1つの画像の容量は2.5MBが上限です。
          画像データの形式はgif、png、jpg、jpeg、pdfに対応しています。

          最先端エンジニアから農業へ転身。笑顔が素敵な農家さん。

          みなさんこんにちは。
          最近激太りに悩む私を横目に
          「俺、炭水化物抜いとるんさー!」みたいなことを涼しい顔で口にする友達に日々苛立ちを覚える今日この頃。

          皆さんおいしいお米食べてますか?

          稲作を中心に独自の文化を育んできた私たち日本人にとって「米を抜く」ってのは心身ともに辛いですよね。
          そんな日本人とは切っても切れない米作りを伝統と最先端を融合させた農法で取り組み、今注目を集めている農家さんをご紹介したいと思います。

           


          津市の北西部に位置する大里睦合町。
          津駅からも車で10分圏内でありながら、長閑な田園が広がっています。

          この集落で新たな農業を試みているのが、「つじ農園」園長の辻武史さんです。


          実に優しいそうな笑顔です。メガネが可愛いー…

          辻さんが農業を始めたのは、今から2年前。
          津市の高校を卒業後、愛知県の大学に進学。卒業後は航空機のエンジン部品のエンジニアとして世界中を飛び回ていたそうです。英語も堪能で、失礼ながらも見た目のキャラクターからは想像できません。

          ーなぜ、最先端技術の世界から農業へ?
          辻さん:もともと、モノづくりが好きで何かを作って人を驚かせたり、人に喜んでもらうのが好きだったんです。
          そして何より幼い頃から「食べること」が大好きで(笑)。

          モノづくり+食べること=農家しかないっしょ!!実家がもともと農家だったので、田んぼはあるし。とりあえずやってみよー!って感じではじめました。

          ー実際の農家に転身してみてどうでしたか?
          辻さん:まずは、自分が作るお米をどうやって人に知ってもらおうか?美味しい米って伝えるにも、まずは知ってもらってナンボやから。そればっかり考えてました。
          ある日ネットサーフィンをしていたら、「千年村プロジェクト」という活動を知りました。詳しく調べてみると僕の住む集落には千年以上の歴史があることを知ったんですよね。
          速攻でプロジェクトを行なっている早稲田大学の研究チームで電話しましたよ。そしたら、快く話を聞いてくれてこの集落のことを一緒に調べてくれたんですよ。

          「千年以上続く村のお米」ってだけで旨そうじゃないですか?

           

          千年以上の歴史をもつ農村

          「千年村」とは、その名の通り1000年以上に渡り、災害や社会環境などの変化にも対応しながら、維持・発展してきた地域を指します。「千年村プロジェクト」は長期存続してきた集落の特性を改めて再認識し研究し、その情報を様々な地域同士が共有し、地域づくりに役立てていくプロジェクト。

          「つじ農園」のある集落一帯は古くは山田井郷と呼ばれ、その研究結果から日本で2番目に「千年村認証」を受けられました。

          私たちが当たり前に見ている田舎の集落には、長い歴史があり優れた地域経営によって存続されているんですね。

          存続の危機にある地域を救うための一助となればとこのプロジェクトに「つじ農園」も参加しています。

          長年培われた水田で一体どのような農業が行われているのでしょうか?

           

          空を飛ぶ農機具

          辻さんが米づくりに取り入れているのでが、コレ!
          みなさんご存知のドローンです。

          コイツが田んぼの上空を飛び回るそうです。

          農機具倉庫の片隅にドローンとパソコン。

          ードローンで何するんですか?まさか農薬大量散布?

          辻さん:いやいや、違いますよ!
          上空から写真を撮って、圃場管理をするんです。

          近赤外光カメラで上空から田んぼを定期的に撮影し、稲の生育状況を分析するんです。
          (他にも色々と詳しく説明いただいましたが、理系用語が乱列し理解不能でしたので省略…)
          このデータを数値化することで、より安定的で効率的な作物を作ることができのではないかと考えています。
          また、集落全体の土壌を分析することで、そのエリアに合わせた栽培方法を用いることもできます。
          Iot技術は日々すごいスピードで進化しています。僕たちが暮らす集落には限られた資源しかありません。限られた資源の中で効率的に且つ高品質な作物を作るためにIot技術は必要なものになっていると思います。


          農家に限らず、一次産業は担い手不足に嘆いています。
          Iotをはじめ、今まで農業とは縁のなかった分野とも連携して時代に合わせた農家のあり方を生み出せれば、これからの若い人たちにも関心を持ってもらえるんじゃないかと思ってます。

          旨い米をたらふく食べてもらいたい。

          「とにかく安心安全で、旨いお米をみんなに食べてもらいたい」
          そう語る辻さん。

          お腹いっぱい食べてもらいたいと言う思いを込めて「たらふく米」と名付けられた辻さんのお米。収穫時期にはみんなに新米を振舞うイベントを開催したり、とにかく農業を楽しんじゃってます。

          自身が育てたお米をたくさんの人に食べてもらうため、様々なイベントも開催しています。
          また、お米のもつ栄養はもちろん、お米ならではのモチっとした食感や風味と言った魅力も楽しんでもらいたいとの思いから、お菓子やさんやパン屋さんとコラボした商品開発も積極的に行っている辻さん。
          近日発売予定のお米を使ったスイーツもあるそうです。

           

          お米を使ったロールケーキ。

          「たらふく米」の米粉を使ったロールケーキが近日発売されます。
          津市の刀根菓子館さんと試作を重ね完成させたロールケーキ。卵は美杉エッグファームの「森林卵」を使い、米の風味を活かしながらも極限のフワフワ感を追求した自信作とのこと。
          つじ農園・刀根菓子館・美杉エッグファームの作り手3人の思いが重なったロールケーキその名も「三重ロール」。

          6月22日(金)から、津市本町の刀根菓子館で販売されます。
          また当日は無料試食会も開催されるそうなので、この機会にたらふく米を堪能してみてはいかがでしょうか?
          (無料試食会は先着50名様までとのことですのでご注意ください)

           

          自分も楽しみながら周りも楽しめる農業を目指すつじ農園の辻さん。優しい笑顔のその奥には地域・集落が抱える課題をしっかりと理解し、農業のこれからを創造しようと試みるエネルギーを感じました。
          辻さんたちの取り組みが、この千年村をこの先も発展させてゆくのだと思います。

           

          おまけ


          つじ農園
          三重県津市大里睦合町1211
          TEL:059-202-2205
          http://www.tarafuku.org/

          千年村プロジェクト
          http://mille-vill.org/

          刀根菓子館
          TEL: 059-226-4343
          http://www.tonekashikan.co.jp/


           

          【三重テラスと湯の山温泉】

          東京の日本橋に在ります「三重テラス」へ行って来ました〜!

          私が伺った日(6/1)から『来場者300万人達成記念キャンペーン』が、
          開催されていて、福袋で有る乾物の詰め合わせを購入しました☆

          その福袋の中身は、、、

          「伊勢湾で採れたミネラル豊富な海藻類」が、ギッシリと入っておりました。

          例えば「アオサや長ひじき」これらを料理にすれば、
          お味噌汁や煮物にバッチリですね~!

          買った直後から、磯の良い香りがしてました。

          その後、2Fで開催されていた
          「菰野町・湯の山温泉開湯1,300年記念パネル展」も、見学して来ました。

          湯の山温泉が在る綺麗な山々の写真等がパネル展示として、
          展示されていましたよー。

          あっ!この催しは今月末(6/30)までなので、気をつけて下さいね!

          それまでに東京まで行って、「湯の山温泉開湯1,300年記念パネル展」へ行けない方は、
          実際に観てみるのはいかがでしょうか~!?

          こちらの『湯の山温泉開湯1,300年記念温泉チケット』は、7/7までなので、
          期間まで少し余裕が有りますね。

          開湯1,300年にちなんで、1,300円で販売されています。

          温泉に浸かりながら、湯の山の景観を間近で観るのも良いですよ~。

          実際に私も温泉チケットを利用して、山の景色をボーっと観ながら、
          とてもリラックスできましたー。

          気になる方は、近鉄湯の山線の湯の山駅前に在る「おみやげ屋」さんを
          訪ねてみて下さい。
          気さくな御老人が湯の山温泉の歴史についても、語って頂けるかもしれませんよ。

          そんな人との触れ合いも感じられる湯の山温泉は、いかがでしょうか。

          何もないけど何かある!そんな海がいい。暮らしの中にある美しさ@町屋海岸

          目に見える「何か」がある訳じゃない。

          そんなところに行きたくなった。

          以前、三重に移住してきた友人と話していた。
          そして、二人で田舎の定義について考えていた。
          結論、田舎とは無駄なものが少ないところ。

          「なにもない」のではない。
          目には見えない潮の香り、穏やかな波音。

          そんな「何か」を感じる。
          しばらくそうしていた。

          昔から、日本人には余白に美を感じる文化があるという。

          それにしても、びっしりと何かを詰め込まれがちな暮らし。

          すみません。
          もうこれ以上、何も入りません。
          心の中にパンパンに詰まった瓶が、割れんとばかり踏ん張っている。

          海にきて、心の瓶を逆さにしてみる。
          無駄なモノが瓶からドロドロと流れ落ちた。
          何でこんな無駄なモノ、こぼれないように必死に持ち歩いていたのだろう。

          そんな疑問すら、ひと波ごとにどうでもよくなってくる。

          そして忘れていたことを思い出した。
          それは考えるのではなく、感じること。

          考えてばかりだと疲れる。
          そんな当たり前のことも、瓶がいっぱいだと忘れてしまう。

          街中から少し走れば海がある。

          「こんな何もない田舎なんて・・」
          若いときはそう思っていた。
          でも、ここで生まれ育ってよかったと思う。

          写真に撮ると、南国の離島みたい。

          あなたが暮らすそこには、なにもない?

           


           

          町屋海岸
          三重県津市栗真町屋町

           

          SNSで話題の『造形作家ボンゲ式』は三重県在住だった

          キモ可愛いがSNSで話題の造形作家ボンゲ式さんが三重県在住ということを知り、
          早速訪ねてみました。

          キモ可愛いが人気の作品

          なんとも言えないインパクトある作品の数々。
          可愛いかと聞かれたら微妙ですが、一度見たら忘れられなくなります。

          作品は主に粘土で作られており、「グロいけどどこか情けなくて可愛い」をコンセプトに
          自分なりの解釈を詰め込みながら制作しています。
          とボンゲ式さんはおっしゃっていました。

          作品が生まれたきっかけは?

          ペットのようにお散歩やお出かけに連れていけるような、
          オリジナルキャラクターの造形物がほしいと考え作りました。
          以前から物作りが好きなこともあり、好んで蛙を制作していたので、
          題材はオタマジャクシを思いつきました。
          一緒にお出かけする為ににバケツの車、バケツの二足歩行ロボットを制作、
          【蛙の軍隊の兵力不足を補うため、まだ手足の生えぬ学生が戦地に召集された、しかしなんの役にも立たないので補助機械が配備された】というキャラクター設定のもと
          シリーズ化して制作しています。

          はい⁉よくわかりませんが熱い気持ちは伝わってきました。

          よくわからないまま作品のこだわりについても聞いてみました!

          こだわりは、「設定」を大事にしています。例えば可愛いウサギの耳を付ける場合、
          ただ付けるのではなく【音を聞き分けるためのソナー機械】という設定を持たせます。
          そうすることにより、あくまでキャラクター本人は真剣に、
          予期のない妙が可愛さにつながると考えています。
          わかりやすく言うと、自分のことを可愛いとわかってるぶりっ子よりも
          自分のことを可愛いとわかっていない可愛い子がふと見せる可愛い笑顔のほうが好きってことです。
          余計わからないないかもしれませんがそういう事です。

          よくわからないかもしれませんがと言われながら、
          お話を伺いましたが、やっぱりよくわかりません(笑)

          簡単に言うと”キモ可愛い”を大事にしているということだと勝手に解釈しておきます。

          ボンゲ式さんにはクリエイターが集まるイベントなんかで会うことが出来ますので、
          探してみて下さいね!


          造形作家 ボンゲ式
          【Online shop】
          https://bongeshiki.thebase.in/
          【Mail】
          bongeshikitoys@gmail.com
          【Twitter】
          @bongeshiki1

          OTONAMIE PUSH!! EVENT【2018.6.14 update】

          広報担当のともーこです!
          OTONAMIE編集部に寄せられた、OTONAMIEがPUSH!! しているイベント情報です。

          ※各イベントへのお問い合わせは、各イベントのお問い合わせ先にお願いします。
          ※イベントの詳細はフライヤーまたは、各HP、主催者にご確認ください

           

          三重県総合博物館(MieMu)
          第19回企画展「知ってる貝!見てみる貝!貝のヒミツ」

          ジャンル:展覧会
          日程:2018年4月14日(土)~2018年6月17日(日)
          ※休館日:毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)
          時間:9:00から17:00まで(土日祝は19:00まで)
          場所:三重県総合博物館(MieMu)
          費用:一般:800円・学生:480円・高校生以下無料
          主催者:主催:三重県総合博物館/後援:三重県博物館協会/協力:船の科学館「海の学び ミュージアムサポート」
          お問い合わせ先:三重県総合博物館(MieMu)059-228-2283 MieMu@pref.mie.jp
          メッセージ: 三重県総合博物館(MieMu)では、平成30年4月14日(土)から、第19回企画展「知ってる貝!見てみる貝!貝のヒミツ」を開催しています。今回の展示では、くらしの中にある貝にスポットをあて、貝の多様性、利用する人々の知恵、貝のすがたや生態などに関わる展示を行い、思わずだれかに話したくなる貝の世界を紹介します。
          また、期間中は貝を使った工作体験やワークショップなどを実施します。ぜひご家族やお友達とお越しください。
          イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/MieMu/m0062500127.htm

           

          三重県野外体験保育指導者養成講座

            

          【日程・場所・内容】
          (1)6月21日(木)10:00-14:30 場所:津市合同ビル2階
          「野外体験保育に取り組もう〜野外保育の特性〜」
          (2)9月13日(木)9:30-15:00 場所:大台町新田「子ども王国」
          「野外体験保育の実践1〜園児が山にやってくる!〜」
          (3)10月9日(火)9:30-15:00 場所:鳥羽市安楽島「安楽島海岸」
          「野外体験保育の実践2〜園児が海にやってくる!〜」
          (4)11月18日(日)9:30-15:00 場所:大台町新田「子ども王国」
          「野外体験保育の実践3〜親子で森遊び&野外クッキング〜」
          (5)12月8日(土)9:30-16:00 場所:菰野町または津市
          「冒険体験と野性性からリスク回避を学ぶ」
          (6)12月20日(木)10:00-15:00 場所:大台町または津市
          「野外体験保育の計画をつくろう!」
          【講師】(1)森の風ようちえん代表 嘉成頼子氏
          (2)(3)(4)(6)大杉谷自然学校職員(NEAL指導者)
          (5)くりこま高原自然学校代表理事 佐々木豊志氏(NEAL指導者)
          【対象】三重県内の野外体験が実施できる施設の職員の職員、または18歳以上の自然体験活動や野外体験保育に関心がある方
          【定員】(1)〜(4)、(6)各20名 、(5)定員無し(公開講座)
          ※原則全講座受講(単回参加希望の方はお問合せください)
          【参加費】(2)(3)(6)100円(保険代)、(4)500円(保険代、昼食材料費)(1)(5)無料
          【申込方法】電話(受付は平日/10:00-17:00)・ FAX・メールにて受付。
          ※受付時必要情報:プログラム名(もしくは開催日程)名前・ふりがな・性別・年齢・〒・ご住所
          【詳細】詳細はお申込み後に郵送いたします
          主催:三重県 子ども・福祉部 少子化対策室
          企画・実施・NPO法人大杉谷自然学校
          【お申込み・問合せ】NPO法人大杉谷自然学校
          TEL:0598-78-8888 FAX:0598-78-8889
          E-mail: info@osugidani.jp URL: http://osugidani.jp/
          〒519 -2633 三重県多気郡大台町久豆199
          三重県子ども・福祉部少子化対策室HP>>
          http://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/m0323600010.htm
          イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:http://osugidani.jp/pdfs/201806yagaitaiken.pdf

           

          第1回『ようこそ先輩!教えて僕たちに』 〜RENEWを通じてこもガクを学ぶ〜

            

          ジャンル:トークイベント
          日程:2018年6月29日(金)
          時間:第1部 18:00〜19:00 「新山氏講演会」
          第2部 19:05〜19:45 「新山氏を囲んで質問&交流会」
          第3部 20:00〜21:30 「懇親会」
          場所:希望荘 (三重県三重郡菰野町千種7094)
          費用:参加費無料 ※第3部懇親会のみ3500円別途徴収致します (予約制・当日精算)
          主催者:こもガク祭実行委員会 中川政七商店
          お問い合わせ先:菰野町商工会 059ー393ー1050 komono.syoko@gmail.com
          【申し込み】https://goo.gl/forms/hlMtQqSA5Eg6T3Et1
          メッセージ:\TSUGI新山直広氏を迎えたトークイベントの開催が決定!/
          2018年10月に三重県菰野町で開催する「こもガク×大日本市菰野博覧会」に向けた
          トークイベントが決定しました。

          福井県鯖江市河和田地区にて開催される、オープンファクトリーイベント「RENEW」は、
          2017年の「大日本市鯖江博覧会」との共催では4万2千人の来場者を集めました。

          今回はRENEWの発起人である、TSUGI新山直広氏を菰野町にお迎えし、
          RENEWの起ち上げに至る経緯や、未来に向けた町づくりについてお話頂き、
          「こもガク×大日本市菰野博覧会」に向けての、学びと盛り上がりを作ります。
          【申込み方法】下記のお申込みフォームよりお申込みください。
          https://goo.gl/forms/hlMtQqSA5Eg6T3Et1

          〔新山氏プロフィール〕
          新山直広/TSUGI代表。デザインディレクター
          1985年大阪府生まれ。京都精華大学デザイン学科建築分野卒業。2009年福井県鯖江市に移住。鯖江市役所在職中に移住者たちとTSUGIを結成し、2015年に法人化。グラフィックデザインをベースに、地域のブランディングを手掛ける。“支える・作る・売る” を軸に、アクセサリーブランド「Sur」の企画製造、福井の物産ショップ「SAVA!STORE」、体験型マーケット「RENEW」の運営など、領域を横断しながら創造的な産地づくりを行っている。
          イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:【HP】komogaku.jp
          【FB】https://www.facebook.com/こもガク祭-134378270460097/

           

          作×半蔵×義左衛門×三重テラスのコラボレーション☆三重美酒女子会☆

          ジャンル:日本酒の会、女子会
          日程:2018年7月7日(土)
          時間:18:00~21:00
          場所:三重テラス(東京都中央区日本橋室町2-4-1 浮世小路千疋屋ビル「YUITO ANNEX」1F)
          費用:参加費¥10,000(税込)
          主催者:三重テラス
          お問い合わせ先:三重テラス・レストラン ℡:050-5872-3770
          【予約】https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130202/13160479/
          メッセージ:★5月18日予約受付スタート!★
          7月7日七夕に、三重を代表する銘酒3蔵
          作・半蔵・義左衛門×三重テラスのコラボレーション、「三重美酒女子会」を開催いたします!
          三重県の旬の食材と三重美酒の特別ペアリングディナーを蔵元女将とともに楽しむ女子会です。
          この日だけの特別酒、普段は飲めないレアな日本酒をご用意しております。
          シェフ特製ディナーコース全6皿、日本酒全9種のマリアージュをお楽しみいただけます。
          夢のようなひとときを三重テラスレストランにてお過ごしください!
          <参加蔵元>
          ・清水清三郎商店 株式会社(鈴鹿市)
          ・株式会社 大田酒造(伊賀市)
          ・若戎酒造 株式会社(伊賀市)
          <予約>
          5月18日(金) 11:00~
          【ご予約・詳細はこちら】
          https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130202/13160479/
          ※事前予約制、定員は先着30名様となっております。
          ※参加費は銀行振込(前払い)となっており、入金後のキャンセルはいたしかねます。
          あらかじめご了承ください。
          イベントに関するHPやFacebookなどのリンク先:http://mieterrace.jp/info/20180514/

          皆様からもイベント情報を募集しています!

          お寄せいただいたすべてのイベントを掲載できる訳ではありませんが、OTONAMIEの読者の皆様が楽しめそうなイベント情報を、編集部がピックアップして掲載いたします。
          お気軽に下記メールフォームからイベント情報をお寄せください。

            ▼添付画像(イメージ写真やフライヤーなど)を3点まで送信できます▼
            1つの画像の容量は2.5MBが上限です。
            画像データの形式はgif、png、jpg、jpeg、pdfに対応しています。

            志摩地中海村に新エリアが追加〜アルハンブラゾーン〜

            大人気宿泊施設となっている志摩市のリゾート宿泊施設
            志摩地中海村」が3月16日から新エリアとともに地中海村がリニューアルオープン!
            ということでリニューアルへ向けての内覧会に行ってきたので
            その様子をレポート!

            今回は前回のミコノルカゾーンに続きアルハンブラゾーンをご紹介します!

            志摩地中海村がリニューアル!内覧会に行ってきたよ!〜レストラン、結婚式場編〜
            http://ookinna.net/shimazine/?p=3104

            前回のおさらい!新設されるエリアは東側のアルハンブラゾーンと西側のミコノルカゾーンです。

            今回はそのひとつのアルハンブラゾーンを紹介します。

            アルハンブラゾーン
            アルハンブラ宮殿のハマムをイメージしたアラビックスタイルのスパでは、
            地下1430mからの湧き出る天然温泉が楽しめる。
            約70㎡のラグジュアリースイートではお部屋から英虞湾の絶景が望めます。

            志摩地中海村の一番奥にある漁師の酒場の先にできたのが、
            こちらのアルハンブラゾーン!この場所も宿泊者だけが入れる特別なエリア!

            歩いていくと中庭の様なスペースがあります。

            そしてその先にあるこちらが天然温泉!

            BANOS DE LA ALHAMBRA(スペイン語でアルハンブラのお風呂場という意味)という
            プレートのところが入り口!

            中に入ると待合スペースになっています。スペインのアルハンブラをイメージしてあるだけあって
            装飾品や雰囲気に圧巻されます!

            それでは実際にお風呂場の方に入って行きます。
            まずはみなさんが気になっている女湯から!

            こちらが脱衣所洗面台!
            蛇口や照明まで装飾品がかなり凝った作りになっています。

            脱衣所のロッカーがこちら!

            そしてそしてお待ちかね!こちらが天然温泉。
            阿部寛が出て来そうな雰囲気が漂う洋風スパ!こんな温泉見たことありません!
            是非とも実際に泊まりに来てゆっくり入りたいですね。

            もちろん英虞湾見渡せる露天風呂も完備!

            内覧会の日はあいにくの天気でしたが、天気が良いと最高のロケーションに間違いなし!

            次に男湯のご紹介!

            基本的な作りは女湯と一緒ですが・・・ 

            男湯にはサウナが付いています!

            もちろん露天風呂も完備!

            次に向かったのがアルハンブラゾーンにある客室!今回見学したお部屋はA4というお部屋!

            お部屋の中は前回紹介したミコノルカゾーンより広めの構成になっています。
            こちらがリビングスペース!

            そしてベッドルーム!テレビもベッドルームとリビングスペースの2箇所に付いています。

            洗面台もミコノルカゾーンのお部屋よりも広い作りになっています。

            そしてこちらのお部屋はバスルームではなくてシャワールーム・・・ですが・・・

            なんと露天風呂が完備されています!さらに蛇口からは天然温泉が出てくるそうです。

            これでリニューアルされた志摩地中海村のご紹介は以上です。
            まだまだ紹介しきれないお部屋や場所がいっぱいあります!
            ぜひ実際に泊まりに来てこの特別な雰囲気を味わってほしいですね!
            県外や市外のお知り合いに勧めてもきっと喜ばれること間違いなしです!
            もちろん地元志摩市の方が宿泊してもいつも違った志摩市が楽しめるかと思います。

            施設情報

            店名:志摩地中海村
            住所:〒517-0403 三重県志摩市浜島町迫子2619−1
            電話番号:0599-52-1336
            駐車場:あり
            Webページ:http://www.puebloamigo.jp/

            SHIMAZINE-志摩地中海村に天然温泉!?リニューアルの内覧会に行ってきたよ!〜洋風スパ(天然温泉)編〜

            「ここの味だけは続けたくて」港町の温かいラーメン@西口屋

            津市から志摩市へ、納品仕事の帰り道。

            志摩市浜島へ立ち寄った。

            雨に濡れる、絶妙にカラフルな漁村の風景を眺めていた。

            カツオを持って歩いている、おじさんに出会った。
            港町であるここ浜島に、ご当地ラーメンがあると聞いた。

            時間は、お昼の1時過ぎ。
            昼食はコンビニでおにぎりでも買って、帰りの車中で食べようと思っていたのだが・・。
            グーと鳴った胃袋は「まぁ雨やし、ちょっとゆっくりしませんか?」と、急ぐ私にブレーキをかけた。

             

            自然で心地良い、お店の人との会話。

            車で数分、お店に到着。

            カウンターと座敷が数席。
            遅めの昼食だったので、店には私一人だった。

            店のお母ちゃん:いらっしゃい!お茶にします?水にします?

            明るい声で店のおばちゃんが聞いてくれた。
            お茶で、と告げると・・。

            店のおばちゃん:あったかいお茶にします?雨降ってきましたね。

            あえて書くが、この店はお初だった。
            しかしそんな感じがしない。
            店の人の会話が、とても自然で心地よかった。

            私:めひびラーメンが人気ですか?
            店のおばちゃん:そやなぁ、元祖ラーメンも出ますよー。

            決められない私。
            迷っていると・・。

            店のおばちゃん:めひびラーメンにチャーシューとかトッピングしましょか?
            私:それ!それで。

             

            ここの味だけは、続けたくて。

            カウンターで見覚えのあるキャラクターに見つめられながら、店のおばちゃんとのお話しは続いていた。

            私:ここはいつからやってるんですか?
            店のおばちゃん:私が小学生のときに母が始めたんです。母は一年前に88歳で亡くなったんですが、凝ってる人でね。メンマも手造りにこだわってて。ネギやニンニクもとなりの畑で育てとるんです。

            店のおばちゃんは、よりこさんという名前だった。
            よりこさんは、小さい時から母の背中を見て育った。

            私:お客さんは地元の人が多いんですか?
            よりこさん:そやなぁ。でも懐かしいって言って来てくれるお客さんもいます。さっき来てくれたお客さんは「おかあちゃんおるー?」って、数十年ぶりに尋ねてきてくれました。

            よりこさんのお母さんはヨネコさん。
            ヨネコさんは朝起きたときから寝るまで鉢巻きを巻いている、そんな人だったという。

            よりこさん:ヨネコさんは一回もお店を継いで欲しいとは言わなかったんです。でもなんか、ほっておけなくて。

            よりこさんは名古屋の大学に進学。
            在学中も店のことが気になり、週末には手伝いに帰ってきていた。
            そしてお子さんを育てながら、母と一緒に店を切り盛りしてきた。

            よりこさん:ここの味だけは続けたくて。そう私に思わせたヨネコさんは、私を上手に育てたんやと思います。

            めひびの食感と細麺が、澄んだ鶏ガラスープに絡む。
            懐かしくも新しい。
            気がつくと私は、美味しいと何度も口に出していた。

            よりこさん:ニンニク擦って、入れましょか?

            よりこさんはとなりの畑でニンニクを摘み、その場で擦って出してくれた。
            採れたて、擦りたてのニンニクをラーメンに投入。
            味に深みが出て、やみつきになった。

            そして、ついついスープを飲み干した。

            私:ごちそうさまでした。美味しかったです!また来ます。
            よりこさん:また寄ってなぁ。

            店を出ると小雨は降り続けていた。

            よりこさん:傘、お貸ししますけど。
            私:大丈夫です。ありがとう。

            よりこさん:雨やで運転、気をつけてなぁ。

            店を出たらすぐに海がある。
            少し歩こう。

            海沿いは、ビン玉ロード。
            夜にはライトアップも。
            また、夕涼みに立ち寄ろうと思った。

            ねこは雨宿りをしていた。

            雨を眺める。
            そんな時間も悪くない。

             


             

            西口屋
            三重県志摩市浜島町浜島2872-1
            tel 0599-53-0574

             

             

             

             

             

            【東京で見付けた三重人】食トレンドを生み出す「おうちごはん」編集長に聞いた、日常に彩りを添えるインスタグラム。

            ”いつもの「いただきます」を楽しく”

            をコンセプトとして、
            インスタグラムを中心に食卓アレンジを
            発信しているメディア「おうちごはん

            URL:https://www.instagram.com/ouchigohan.jp/

            2018年6月6日現在

            2015年9月にスタートし、
            発信されるハッシュタグや食アイディアから、
            うまれたトレンドも数多く、
            今やフォロワーは25万超。

            そんなおうちごはんの発足人かつ編集長が、
            三重県出身って知ってた??

             

            楽天を経て現在のトレンダーズへ

            おうちごはんを運営するトレンダーズ株式会社。

            早速、東京・恵比寿にあるオフィスにお邪魔し、
            おうちごはんの編集長 南出千賀さんにお話を伺った。

            三重県津市出身の南出さん。

            昨年11月に開催したOTONAMIE×TOKYO(※)に
            参加いただいたのをきっかけに知り合った。

            OTONAMIE×TOKYOとは、
            三重県出身で東京に暮らす方のコミュニティのこと

            余談だが、
            以前からおうちごはんの熱烈ファンだった
            OTONAMIE広報のともーこ氏は、
            南出さんとの出会いに思わず小躍りしていたほど。

            南出さんの本業は、システムエンジニア。

            前職は楽天で、
            データベースエンジニアとして
            楽天市場などのサーバーの構築・運用に携わり、
            その後、現在のトレンダーズへと移り、
            エンジニア業務やWEB制作のディレクション業務を経て
            おうちごはんをスタートさせた。

            南出さん:昔から新しいツールやアプリが大好きで、インスタグラムは割と早くからいじっていました。
            最初は今のおうちごはんの前身となるインスタグラムの運用をエンジニア業務と兼任してやっていたのですが、インスタグラムならではの食トレンドをより多くの人に伝える食に特化したウェブメディアを立ち上げることが決まったタイミングで社内異動して、おうちごはんのWEBサイトを2年ほど前に立ち上げました。

             

            おうちごはんの運営は??

            いつもの「いただきます」を楽しく
            というコンセプトの通り、
            暮らしのワクワクが詰まったおうちごはん。

            公式サイトでは、
            カテゴリーを朝ごはんやおやつ、よみもののように分け、おすすめレシピやインスタグラマーさんのインタビュー記事などを掲載している。

            インスタグラムは、
            編集部が「おうちごはんLover」タグが付いた写真の中からセレクトの上、紹介している。
            (#おうちごはんラバー、#ouchigohanloverも対象)

            セレクトの担当は順番制にしていて、
            コンテンツや感性に、
            広がりを持たせているとのこと。

            またなぜその写真に惹かれたのか等、
            編集部がコメントを添えているところに、
            温かみを感じる。

             

            おうちごはんで紹介されるインスタグラマーさん

            おうちごはんで紹介される写真の作者(インスタグラマー)はどういう人なのだろうか。

            南出さん:主に日常的にごはんを作っている方々ですね。
            インスタグラマーさんに対し、インスタグラムを始めた理由や、世界観の原点などをインタビューすることもあるのですが、毎日作っているごはんをインスタグラムにあげてみたら思った以上の反応があって、インスタグラマーになったという人も多いです。

            ―—そっか、インスタグラムにあげたいから料理するのではないということですね。

            南出さん:もちろんインスタグラムにあげるために、料理をするというのモチベーションは全然ありです。
            実際インスタグラマーさんの中には、食の仕事をされているプロの方もいますし、料理が趣味という会社員の方、料理が得意な方も、料理が不得意という方もいらっしゃいます。
            みなさん共通しているのは、インスタグラムに投稿して“おいしそう!”と言ってもらえることが嬉しいと仰いますね。
            その反応が日々の料理に対するモチベーションになるという方が多いです。
            例えばこちらのインスタグラマーさんは、”水玉ちらし寿司”を考案した方で、いつもお弁当がとても素敵なのです。
            きっかけは娘さんが「学校に行っても昼食の時間しか楽しみがない」と言ったことからで、「お弁当のふたを開けた時、気持ちが晴れたらいいな」という想いを込め、見た目から華やかなお弁当を作るようになったそうです。

            参考:いざ、水玉の世界へ!「水玉ちらし寿司」の人気が急上昇中なんです!

            南出さん:おうちごはんを通して、”料理は見た目から入っても楽しいんだ”と気付くきっかけになったらと思っています。
            料理をする素敵な盛り付けをマネしたいから、憧れの器や鍋を使いたいから、でもいいんです。
            また日本のおうちごはんは文化なので、世界の人にも知ってもらいたいですね。

            ―—因みに、編集部でレシピを考案される際、見た目は華やかだけど、味が微妙という事もありますか?

            南出さん:あります。そういう時は却下になりますね(笑)

            ―—インスタグラマーさんとの交流で印象的なことありますか?

            南出さん:実は、OTONAMIEさんが愛用しているおにぎりせんべいの付いた指示棒をイイなーと思っていて、あるインスタグラマーさんに話したら、なんと本物のパン素材を使用して、ポインターを作ってくださったんです!とっても嬉しかったです!

            おうちごはん公式サイトより

            編集部がMTGにて使用している様子はこちら↓
            パン好きなら欲しくなる!かわいすぎる見た目の「レブパンシリーズ」が気になる

             

            インスタグラムのコツは?

            南出さん:インスタグラムは世界観が大事です。
            タイムラインで気になる写真を見付けて、プロフィールに飛んだ時、トップの並び6~9枚の写真の世界観が統一されているかで、フォローするかが決まると思っています。
            なので投稿するコンテンツは混ぜないことをおすすめします。
            もしコンテンツが様々な場合は、例えば、衣食住でアカウントを分けるなどして、トーンの統一を図るのが良いですね。

            ―—次に流行りそうなアプリはありますか?

            南出さん:既に浸透しつつありますが、世界観でいえば、Pinterestは面白いと思います。
            好きな写真や画像を自分のボードにピン止めして、それをシェアできるサービスです。
            ボードをカテゴライズできるので、雰囲気がとてもいいです。

            ―—なるほど、おうちごはんを通して、日常に彩りを添えるヒントと、情報発信のコツを教えて頂きました。ありがとうございました!!

            そんなおうちごはんが、
            2018年4月より、
            会員制度『おうちごはんLover』の募集をスタート。

            会員限定の情報が届いたり、
            ワークショップの先行予約などの優待があったり、
            編集部と一緒に新トレンドを仕掛ける企画に参加することも出来ちゃうとのこと。

            これは気になる!!

            こちらのサイトをチェックチェック!!

            おうちごはんLoverについて


            おうちごはん
            公式サイト
            インスタグラム
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            城下町神戸の街で、チーズ職人が作るピザ屋を発見!@鈴鹿

            鈴鹿市の神戸といえば、織田信長の3男のお城があった街として有名で、
            現在は石垣だけが当時の面影として残っていますが、
            神戸城跡は神戸公園として地域の人の散歩コースとして、
            憩いの場所として地域の人々が集う場所となっています。

            現在はこのように石垣のみが当時の面影を残していますが、
            季節に合わせてお花が咲くので子供からシニアの方々まで、
            スケッチブックを片手に訪れて楽しんでいます。

            そんな神戸の街に昨年本格ピザのお店
            『Motive Pizzaeria E Caseificio 』がオープンしました。

            チーズ職人が作る本格ピザと話題になり、ランチタイムにはグルメな女性たちで、
            夜はカップルから家族まで多くの人で賑わっています。

            チーズ職人が作るこだわりのピッツァ

            なんと言っても気になるのがチーズ職人がこだわり抜いたピッツァの数々!
            フランスで修行してきたチーズ職人が作る鈴鹿産ナチュラルチーズと、
            三重県産小麦を使用した48時間の低温発酵させた生地で作る
            こだわりのピッツァをナポリから取り寄せたピザ釜がお店の1番のこだわり。

            そもそもフランスで修行までしたのに何故地元鈴鹿市に戻って来たのか?
            気になったのでオーナーでもあるピザ職人の久保田さんに聞いてみました。

            「ナチュラルチーズは種類が多く、味わいも香りも様々で、
            熟成期間によっても更に違ってくるのが面白くて、この道に入りました。
            そして厳しい環境にある地方の酪農を、
            チーズを作ることで元気にしたいから地元鈴鹿に帰ってきました。
            鈴鹿にも身近にナチュラルチーズが食べれるようにしたい。」という想いを聞かせてくれました。

            そして「白カビチーズやハードタイプのラクレットチーズなどを作りたい、
            子供向けにチーズ&ピザ教室もやってみたい。」という素敵な夢まで聞くことが出来ました。

            ところでお店の名前の由来や意味は、
            英語でいうモチベーション、motiveはフランス語です。
            いつも意欲的に進んでいこうという意味でつけたらしいです。

            そんな久保田さんのオススメは、こだわりのマルゲリータ、
            又は自家製ブラータチーズのピッツァ。
            夜は4名様以上で生パスタやお肉料理もついたパーティーメニュー。
            (リコメンドプラン お一人様2800円税込み)

            私的には友達と色々なピッツァをシェアするのもおススメです♪


            神戸公園(神戸城跡)
            鈴鹿市神戸5-10

            Motive Pizzaeria E Caseificio
            〒 513-0801
            三重県鈴鹿市神戸9丁目5-20
            [ TEL ] 059-318-4831
            OPEN 火曜日〜土曜日
            Lunch 11:00〜15:00 (L.O 14:00)
            Dinner 17:30〜21:30 (L.O 21:00)
            CLOSE 日曜日&月曜日

            http://mo-ti-ve.com/

            「その日、誰もが主人公になる。映画祭という名のステージの上で!」 四日市☆映画祭 新里総監督

            「映画って、本当にいいものですね~」
            と、水野晴郎さんはおっしゃってました。

            昔は、今じゃ考えられないくらい放送局の取り決めがゆる~い感じだったのかしらね。
            月曜日から日曜日まで、映画の放送しない日がないくらい毎日やってたわ~。
            名作から迷作までの豊富なラインナップ!
            しかも、21時から23時までのゴールデンタイムあたり!

            「え、ちょ、これどこの映画館で上映してたの?」みたいなやつもバンバン放映! 主に木曜日の25chだった覚えがあるんだけど、違ったかしら?

            でもね。
            今ではまったく放送されてないのよね・・・。

            たま~にテレビでやる時は、映画館の上映を控えた作品の前作をおさらい放映みたいな感じで、ガッカリな気持ちになっちゃう。

            本当に寂しいわ~・・・。
            映画好きなあたしとしては、当時毎日テレビにかじりついてたのに・・・。

            あ、水野晴郎さんてご存知?
            世代的に知らない人もいるんじゃないかしら?
            グー○ル先生に教えてもらっちゃだめよ。
            真っ先に軍服姿が出てくるし。
            警察マニアとか某ロシア鉄道のサスペンス映画の人ってイメージが強いけど、映画評論家だったのよ、覚えておいてね。
            アタクシとの約束よ!

            そんな訳で映画大好きなアタクシは、最近の映画が本当に身近になってきたなーと、感じちゃってる訳で。

            技術の革新的な進歩のお陰で、ケータイだけででも充分作れちゃうんだから驚きよね~。

            そんでもって、作れるようになると今度はそれを見せたくなる訳でして。

            「えーでも、発表する場所なんてあるの?」

            あるんです!
            それもすっごい近くに!

            四日市市で映画祭があるのよ~。
            前回、お邪魔させてもらったけど、面白かったわ~。

            今年も、第二回目が開催予定ってことのなので、四日市☆映画祭 新里 剛総監督にインタビューしてみました~。


            <A1>
            四日市で映画祭を開催しようと思ったのはなぜですか?

            <Q1>
            四年ほど前から各地の映画祭に参加するようになり、そこで知り合った監督たちの作品を四日市で上映したいと思ったのがきっかけです。
            四日市で育ち、15才の頃から映画制作を始め、映画監督を目指し上京しました。あれから35年、映画への思いは一向に冷めません。
            その後、四日市や周辺の方たちが集まり、映画祭をやろうとミーティングをしているうちに、四日市や周辺の地域を盛り上げたいと思うようになりました。

             

            <A2>
            映画祭を開催して、何が変わったと思いますか?

            <Q2>
            まずは、四日市の人たちに自主制作映画を観てもらえたことが大きな変化だと思います。
            映画と言えば映画館で上映しているハリウッド大作や日本映画を思い浮かべますが、実は映画館で見るチャンスの少ない自主制作映画にも素晴らしい作品がたくさんあります。
            そんな作品を招待作品として上映し、新しい発見をしてもらうことも映画祭を開催した理由のひとつです。
            コンペに参加した監督たちや四日市☆映画祭をきっかけに知り合った人たちと映画制作を始めたのも自分の中での大きな変化です。

            <A3>
            映画祭の中で、この瞬間が一番最高だったと感じた時はいつですか?

            <Q3>
            四日市や周辺の地域に映画を作っている人が思っていたよりもたくさんいたのも驚いたのですが、四日市☆映画祭の存在を知って、はじめて映画を作って実際にコンペに出品してくれた監督がたくさんいたことに感動しました。
            映画制作は非常にハードルの高いものですが、それを乗り越えてたくさんの監督たちがコンペに参加してくれたことが一番の喜びです。

            <A4>
            第1回は短編募集でしたが、第2回はどんな作品を募集してますか?

            <Q4>
            第1回と同じく15分以内の短編映画の募集をしています。
            ジャンルはストーリーのある映画ドラマ部門と、ドキュメンタリー映画部門、18才以下の監督たちのジュニア部門があります。
            三つの部門を用意しているのは、より多くの方にコンペに参加して頂きたいからです。
            今年は各部門5作品をノミネート作品として上映し、その中から各部門からグランプリを観客投票にて決定します。

            <A5>
            応募条件を教えてください。

            <Q5>
            15分以内であることと、四日市及び三重県北勢地区をイメージするストーリー、セリフ、小道具、実景などが表現されていること。
            去年参加してくれた監督たちからは「四日市しばり」と呼ばれていますが、四日市を「しばり」ではなく四日市を「楽しむ」ことが最大の目的です。
            詳しくはHPの「コンペに関するQ&A」をご覧下さい。
            https://yokkaichi-eigasai.jimdo.com/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8Bq-a/

            <A6>
            月一で会議があるそうですが、どんなことを話し合ってますか?

            <Q6>
            基本的には月1回、第三金曜日の19時からミーティングをしています。
            映画祭に参加してくれた監督や観客のみなさんにどうやったら楽しんでもらえるかを日々考えています。
            今現在は開催まで半年を切ったので、具体的に何をすればいいのかを役割分担して準備しています。
            会場は四日市市内の会議室などをお借りしています。
            ホームページなどで告知しますのでチェックして下さい。

            <ミーティング風景>

            <A7>
            第0回、第1回と続いておりますが、第2回はどんな雰囲気の映画祭になりそうですか?

            <Q7>
            第2回はこれまでと違い会場を四日市新正にあるエンタメハウス「新笑宴」にしました。
            このとこによって上映作品も自由度が増し、映画館のように飲食しながら映画を観ること可能になりました。
            一日目には招待作品上映後の会場でそのままスペシャルライブや親睦パーティーもあり、参加監督や出演者と観客の方たちがより身近に映画について語り合えるようにしました。
            二日目のコンペ上映では参加監督たちによる作品の紹介やアピールタイムを充実し、観客の方たちの投票のみでグランプリ作品を決めることにしました。
            監督たちと観客の距離が近くなることでお互いに刺激し合い、新しい作品が生まれるきっかけになればいいですね。

            <A8>
            四日市と映画祭の間に「☆」が入ってますけど、これってどんな意味が隠れてます?

            <Q8>
            ☆はロゴデザインをする中で見栄えを良くするために入れたので意味を考えたことなかったです(笑)
            そこで意味を考えました。明日のスターが四日市☆映画祭をきっかけに誕生することを期待して☆が入っています。
            招待作品、コンペ作品の参加監督や出演者が映画祭をきっかけにして、スターとして輝くことを期待します。
            「その日、誰もが主人公になる。映画祭という名のステージの上で!」
            これは30年以上前、自分が高校生の時に描いた「青春という名のステージ」というマンガのセリフです。
            監督や出演者はもちろん、映画祭を支えるスタッフたち、みんな人生という映画の主人公なんです。

            <A9>
            最後に、映画祭の紹介をお願いしまーす!

            <Q9>
            2018年11月3日、4日に四日市新正のエンタメハウス「新笑宴」にて開催します。
            15分以内の短編映画(3部門)を募集します。観客投票でグランプリを決定。グランプリ作品には賞金あり。
            招待作品やコンペ作品の上映は無料です。3日の親睦パーティーはどなたでも参加できます。
            親睦パーティーの参加料は当日4000円、予約3000円、招待監督とコンペ関係者は50%オフの2000円です。
            四日市☆映画祭では協賛して頂ける企業、団体、個人様を探しています。
            四日市及び北勢地区を中心に10,000部のパンフレットを配布します。
            協賛者様の広告スペースを用意していますので、何卒ご協力お願いいたします。
            四日市☆映画祭ではスタッフを募集しています。
            まずは第三金曜日の月イチミーティングに気軽にご参加下さい。

            四日市☆映画祭ホームページ
            https://yokkaichi-eigasai.jimdo.com/
            2018年11月3日、4日
            第2回四日市☆映画祭
            会場 三重県四日市市新正4丁目13-8 エンタメハウス新笑宴

            新里総監督、ありがとうございました。
            映画ってことなので、この言葉で締めたいと思います!

            「さよなら、さよなら、さよなら!」

            取材・みーとザぱら子みーとザぱら子みーとザぱら子みーとザぱら子

            【OTONA MINAMIISE】糀屋が受け継ぐ味噌汁の物語。

            僕はワカメの味噌汁が好きだ。
            ワカメが好きなわけではない。

            でも、それを食べると浮かび上がる光景というものがある。

            母さんが作ってくれた。
            それが僕にとっての家庭の味だった。

            味噌汁には思い出を呼び起こす力がある。
            そうは思わないか。

            味噌汁の味噌。
            そしてその素材となる糀(こうじ)をつくる男の話。

             

            鬼の伝説が伝わる村へ行く。

            鬼が立っていた。
            鬼なら鬼らしくトラ柄のパンツを履けばいいものを。
            彼が着ていたのは白のブリーフだった。

            ここは南伊勢町・押渕(おしぶち)。
            鬼の住む洞窟があるという。

            日本の農村。
            田園風景が広がる。

            狭い道を車で進んでいくと、大きな倉庫がみえてくる。

            ここに、米糀をつくる男がいる。
            鬼の居ぬ間に、話をきこう。

             

             

            庄下糀屋五代目・庄下真史(しょうか ただし)。

            二児の父であり、この糀屋の主人。
            家業を継いで、今年で十年目になる。

             

            和の味の代名詞・糀(こうじ)。

            糀とは、味噌や醤油・みりん・清酒などを作るために必要な原料だ。
            言わずもがな、糀がないと和の味は表現できない。

            庄下糀屋では米糀を育て、それを原料にして味噌をつくっている。

            蒸した米を冷ましたものに、種糀を混ぜ込む。
            種糀とは糀の赤ちゃんのようなもの。

            それらを室(むろ)で保管すると、だんだんと糀が育ってくる。

            種糀をみせてもらった。

            糀が育つとは、発酵するということ。
            微生物がお米を分解することで、糀は増えていく。

            糀づくりは、生き物の世界だ。

            庄下糀屋は、手作業と自然発酵にこだわり続ける。

            機械で一律に管理するのではなく、あくまで自然発酵で温度を調節していく。

            寒そうなときは毛布をかける。
            必要ならストーブをおいて、室を温める。
            暑そうだったら、ドアを開けて風を入れる。

            ヨーイ・ドンで同じことやっても、温度によって育ち方が違う。
            だから、糀の声に耳を傾け、育ちやすい環境を整えてあげないといけない。

            「生き物なんで、こいつらも
            (小さくて)みえないだけで」

            そう語る真史さんは、糀と言葉を使わない会話をしている。
            糀を育てる姿勢は、我が子を見守る親そのものだ。

            ただし、手をかけすぎることが良くないのは人間と同じ。

            「常に触るのはあんまりよくないですよ。
            今からさあ育とうと思っとったところに、また手をいれられると嫌じゃないですか」

            なるほど。
            庄下家の糀はのびのびと育っている。

             

            仕事は子どもの頃に「遊び」で覚えた。

            真史さんは大学入学と同時に東京へ行った。
            東京農業大学短期大学部醸造学科。

            遠く離れた土地にいても、頭の片隅には家族の仕事があった。
            醸造という学問を選んだのも、故郷・押渕の記憶が絡む。

            「家業なので、ちっちゃい頃から母さんの後ついて配達に行ったり、田んぼで遊んだりしとった。
            それこそ自分とこの米を食べて育ってきた。

            仕事としてではなく、
            遊びとして仕事を覚えていたので、

            こんなことしとった、あんなことしとったなというのを思い出しながら今も仕事をしとる」

            意識せずとも、記憶のなかに刻まれるもの。
            実家で「遊びながら」得た原体験が、真史さんの道しるべとなっていた。

            「東京でご飯を食べに行って定食を食べた時に、味噌汁が合わんもんで。
            汁と思って飲んどったらええわって、飲んではいたんですけど。
            でも、今まで食っとった味噌が当たり前だと思っとって」

            東京で、実家の味に気づいた。

            「人手が足りないから、手伝ってくれないか?」
            母さんの頼みに背中を押され、押渕に帰ってきた。

             

            誰かがやらなきゃ。だから、自分がやる。

            庄下糀屋で使っている米はすべて、庄下家の田んぼで収穫したもの。
            そしてそのお米は、途絶えることなく受け継いできた種だ。

            「うちには代々受け継いできた種がある。
            収穫した稲を使い切らずに種を残し、その分をまた次の年に植える。

            品種としてはコシヒカリだけど、うちは自分の米を作り続けてる」

            一度途絶えたら全部、なくなる。
            それを受け継いでいくことこそ、いま生きている人間たちの責任なのだ。

            南伊勢でたったひとつの糀屋。
            廃れていく糀の世界。

            「誰かが継いでかんとなくなってく。
            醸造っていうのは日本の伝統的なものなんで、なくしたくなかった」

            その危機感は、人が減り続ける地元・押渕の姿とも重なった。
            田んぼを耕すのは、地域で庄下糀屋ただひとつなのだ。

            「人がいなくなった田んぼは引き取って、自分らで耕す。
            耕す田んぼはどんどん増えてったけど、田んぼがなくなると蛍もカエルもいなくなる。
            昔の風景も自分らが守っとんのかな」

            守りたいものがある。

            それは、人間が土地に根ざして暮らす理由なのか。
            真史さんが最後に言った言葉が耳に残った。

            「でもなにより、うちの仕事をなくしたくなかった」

            その声に迷いはなかった。
            真史さんの背中が、とてつもなく大きくみえた。

            庄家糀屋のロゴは、八十年以上前から変わらず受け継がれるシンボル。

             

            守らなければならない味を、再現する。

            味噌づくりは、女性の仕事としてのルーツがある。

            昔は、家庭で味噌を作るのが当たり前だった。
            家の外で働く男たちの代わりに、家の中で女の人がする仕事。
            それが味噌づくりであり、糀づくりだった。

            庄下糀屋も、初代から四代目までは女性。
            真史さんが初めて、男の人として後を継いだ。

            先代。真史さんのお母さん。味噌をつくっている。

            味噌をつくるレシピは、初代から変わらない。
            完成した糀に水と塩・大豆を加え、一年間寝かせれば味噌になる。

            混ぜ込む糀の量を増やすと甘くなり、水の量が違えば食感が変わる。

            「うちの味噌をずっと使ってきとる人は、味が変わると気づく。
            先代と一緒のようにはしてるけど、前から食べとった人には変わったと言われる。
            変わるといかんから、そこらへんはええようにしとるけど」

            今までつくっていた人が死ぬと、味噌がまずくなる。
            そんな言い伝えがあるほど、味噌の味は繊細だ。

            以前、庄下家の味噌の完成を待つお客さんに急かされ、焦って出したことがあった。
            できた味噌は、味が違った。
            お客さんに言われて、もう一度混ぜ直した。

            「地元でうちの味噌使ってもらってる人たちがいるもんで。
            毎日使ってた味噌が食べれんかったらあかん」

            庄下糀屋の加減がつくりだす味噌の味は、簡単に変えてはならない。
            毎日食べるものだからこそ、食卓の味の基本になる。
            味噌って、そういうものだ。

             

            受け継いだものを、さらに次へ。

            庄下家では一日一杯、必ず味噌汁を食べる。
            それは規則と呼ぶものではなく、庄下家の日常であり、習慣だった。

            「味噌汁なんか飲まんでパン買ってくる時代やで。
            うちの子らも朝、「パン!」って言って起きてくるでさ。
            パンはパンでいいんさ。
            でもそれやったら、夜に味噌汁飲ます。

            食っていうのはやっぱり大事やから」

            食文化は、時代とともに変わる。
            変わり続けるもののなかで変わらないものをつくる糀屋には、子どもに伝えたいことがある。

            真史さん・子ども・じいさん。受け継がれる糀屋の看板。

            四世代が一緒に生活を営む庄下家。
            真史さんが仕事をする姿を、子どももまた眺めていた。

            「みせとくってだけでもこういう仕事に繋がってくる。
            自分の子どもがこれをするかって言ったらわからんすけど、
            言うてもらったら嬉しいかなと思います」

            時代は変わる。人も変わる。地域も変わる。
            変わり続ける時代だからこそ、昔から受け継がれているものに価値がある。

            「糀づくりは周りで誰もやっていないことなので、やりがいはありますけどね」

            いつかきっと、子どもが味噌汁の味を思い出す日がくる。

            味噌汁の物語が受け継がれるその日まで、真史さんは庄下家の味を守り続ける。

            志摩地中海村に新エリアが追加!〜ミコノルカゾーン〜

            近年のInstagramなどのSNSの影響もあり、大人気宿泊施設となっている志摩市のリゾート宿泊施設「志摩地中海村」。3月16日から新エリアとともに地中海村がリニューアルオープンしました。
            内覧会の様子をレポート!

            志摩地中海村
            三重県の伊勢志摩半島の豊かな自然の中に突然現れるスペインの雰囲気漂うリゾート宿泊施設。ヴィラスタイルの客室、レストラン、カフェ、ショップやクルージング、フィッシング、クラフト工房体験,モザイクタイルアートなどさまざまな体験施設があり、リゾートを自由気ままに満喫できます。

            志摩地中海村Webページ
            http://www.puebloamigo.jp/

            新設されるエリアは東側のアルハンブラゾーンと西側のミコノルカゾーンです。

            説明を受けた各エリアの特徴は
            ミコノルカゾーン
            地中海に浮かぶミコノス島やメノルカ島といった明るく楽しい志摩リゾートをイメージしたエリア。
            35㎡〜50㎡までのワンルームタイプの客室19室とショップ、創作料理を主体とするカジュアルレストランや結婚式場があります。

            アルハンブラゾーン
            アルハンブラ宮殿のハマムをイメージしたアラビックスタイルのスパでは、地下1430mからの湧き出る天然温泉が楽しめる。
            約70㎡のラグジュアリースイートではお部屋から英虞湾の絶景が望めます。

            今回はそのひとつのミコノルカゾーンを紹介します。

            客室に行くまでの通路も素敵で、歩きながらも写真を何枚も撮りたくなります😉ここからは宿泊者のみ立ち入りができます。

            花も季節によって違います✿

            そしてこちらがミコルカゾーンの客室入り口。今回は広めのツインのM7というお部屋をご紹介!

            ミコノス島やメノルカ島をイメージしたとだけあって、客室の中もターコイズブルーで統一されていて可愛い!

            机や棚までもターコイズブルー!

            そしてハンガーラックまでもターコイズブルー!徹底されています!

            そしてこちらが洗面台!壁のタイルもワインレッドとグレーのツートンでオシャレ!もちろん椅子はターコイズブルー!

            そしてこちらがバスタブ!今まで地中海村のツインのお部屋はユニットバスでしたが新エリアはバスタブとトイレは別室になっています。

            お部屋から出ると地中海村と英虞湾が一望できます。

            この春からブライダルも変わります!こちらは・・・

            結婚式の挙式でも使えるチャペル風のお部屋です❤

            以前は外でしか挙式ができなかったけど、ここが出来たので、もし雨でも濡れずに式が挙げられるようになります。

            ここの部屋からは直接外にも出れます。私の勝手な予想ですが、バルーンリリースなど出来ると思います🎈

            地中海村ウエディング、細部までこっているなぁ~と思ったのがココ。トイレの標識がプロポーズを申し込んでいるカップルの様です❤

            こちらもターコイズブルーを基調とした披露宴会場にも使えるアスールというレストラン。

            椅子にもハートが!!!細部にも凝ってます!

            これでミコノルカゾーンの内覧は終了!一つ一つに拘りがあって何回泊まって飽きない作りになっていると思います。是非とも仲のいい友達や恋人と泊まりに来たいですね!

            次回はいよいよ注目の洋風スパがあるアルハンブラゾーンのご紹介です!

            施設情報

            店名:志摩地中海村
            住所:〒517-0403 三重県志摩市浜島町迫子2619−1
            電話番号:0599-52-1336
            駐車場:あり
            Webページ:http://www.puebloamigo.jp/

            SHIMAIZNE-志摩地中海村がリニューアル!内覧会に行ってきたよ!〜レストラン、結婚式場編〜

            ナイスショット!美しい水景色とゴルフ@四日市の里ゴルフクラブ

            ナイスショット!シリーズ 第二弾。今回ご紹介するのは東名阪自動車道 四日市ICから約3kmのところにある「四日市の里ゴルフクラブ(旧 Jゴルフ四日市クラブ)」です。

            気候の良い春と秋のゴルフシーズンはもちろん、暑い日だってゴルフをしたい。池やクリークが絶妙に配置されている四日市の里GCは、攻略する楽しみとともに、涼感あふれる水景色の美しいゴルフ場です。

            5月15日撮影。日に日に木々の緑は濃くなり、芝生は勢いを増し続ける。

            5月半ばのOUT8番ホール レギュラーティーからの景色です。初夏のような気温30度の中、キラキラした水面に対岸の木々が映り込んでいて本当にキレイ~!
            8番H、12番Hは池越えの美しいショート・ホールです。

            こんな景色を眺めながら、池を越えて右前方のグリーンに向けて打つティーショットは緊張するけど気持ちよさそう。女性は池の右に位置するレディースティ―から打つので、私はちょっと気楽でした。

            去年、初めて四日市の里GCに行くことになった時、よく行く練習場の先輩ゴルファーに「きれいなコースだよ。ボール多めに持って楽しんできてね!」と教わりました。
            このゴルフ場が戦略性の高いコースと言われる理由は、ラウンドしてみるとよくわかります。池、クリーク(creek:小川) といったウォーター エリアと、バンカーが うまい具合に配置されていて 「どう攻めるか」を考えてから打たないとはまってしまいます。(私はあちこちはまってボール3個なくしました。アドバイス通り、予備ボールをたくさんもっていてよかったです(笑))

            写真中央の橋の下にはクリーク(creek:小川)。前回は斜面を転がってクリークに落ちてしまったけれど、今回は手前にボールが止まってて一安心。

            上級者は 自分の技量を駆使して、各ホールをいかに攻略するか頭も身体も使ってラウンドする楽しみがあるそうです。飛距離が出るゴルファーでも、場所によっては力をおさえてバンカーやウォーターエリアを避けて進むそうです。
            私のようなビギナーは、水遊び(池ぽちゃ)・砂遊び(バンカー)もゴルフの楽しみ(笑)。

            (動画は同伴者です。こんな景色の中でのショットは眺めている方も気分爽快)

            気温の高いときは、水景色を見ているだけでも爽やかで涼しく感じます。

            水面を渡ってくる風は涼しくて、とっても気持ちいい

            水(池やクリーク)、砂(バンカー)に風も加わってくるとさらに難しくなります。
            私のレベルでは、思ったようにいかないことのほうが多いけれど、行き当たりばったりゴルフも それはそれで、やっぱり楽しい。
            初心者からベテランまでレベルの違う人同士でも、それぞれに満喫できるゴルフは素敵なスポーツだと思います。

            (池の向こうを走る可愛いカートも写ってました)

            さて、ゴルフでのもう一つのお楽しみ、ランチタイム。
            暑い日だったので、私はカレーにしました。美味しかったです!

            ビーフカレー

            他にも美味しそうなメニューがたくさん。
            今回の写真にはないけれど、四日市名物 大とんてき も食べてみたい。

            石焼ビビンバ、次回はこれにしようかな
            天ぷらそば
            ラーメン&ミニいくら丼

            そして、もう一つの楽しみがゴルフの後のお風呂です。
            四日市の里ゴルフクラブのお風呂は、正真正銘の温泉!! 
            和気藹々の楽しいゴルフして、美味しいランチを食べて、温泉に入って、素敵な一日を過ごさせてもらいました。

            お風呂は温泉です。
            極楽ゴクラク 癒されました。

            最後になりましたが、実は、四日市の里ゴルフクラブは春の桜もキレイ。
            今年の春に撮った写真を載せて、今回のゴルフ場レポはおしまいです。

            4月6日撮影。四日市の里 OUT 1番H。美しく立派な枝垂桜の前で。
            「ナイスショット!シリーズ」 第三弾はどこを取材しようかな!!

            ※ アコーディア グループのゴルフ場なので、アコーディア メンバーズカード(カード作成登録料は無料)があるとチェックイン・精算が自動でできて、ポイントもたまります。受付ですぐにカードを作ってもらえます。

            ※ 四日市の里ゴルフ倶楽部
            【HP】https://reserve.accordiagolf.com/golfLinkCourseDetail/?gid=138
            【住所】 〒512-1101 三重県四日市市内山町8279
            (東名阪自動車道/四日市ICより3km)
            【電話】 059-322-3456

             

            あの住よしの天ぷら揚げたては何番線ホームか?!JR名古屋駅ホームにある立ち食いきしめん

            ビジネスマーンの味方!!

            仕事の合間や電車を待つ僅かな時間で、
            手軽にお腹を満たせる場所…立ち食い屋

            それは日々を慌ただしく過ごす人達の味方。

            ところで、この風景に見覚えありますか。

            そう、ここはJR名古屋駅の各ホームにある、
            立ち食いきしめん「住よし」。

            え、名古屋じゃん…なのですが、
            住よしファンの三重県民は多く、
            また東京など県外から三重県に来る人達からの支持も厚い。

            東京から三重県に来るルートは、
            新幹線で名古屋へ行き、
            乗り換えをして三重県まで行くのが一般的。

            なので、
            三重県に行く前、もしくは帰りに、
            住よしに立ち寄ったという話をよ―く聞くわけです。

            メディアでもよく取り上げられているから、
            大阪⇔東京間では途中下車してでも食べたい!
            入場券を買ってでも来店する!!
            という人もいるそうな。

            昭和36年から愛され続けている

            因みに、住よしの運営元にも確認したが、
            食材等、三重県に関する物はゼロとのこと。

            残念。

             

            何番線ホームが美味しいか問題

            新幹線上り下りホームや在来線のホームなど、
            JR名古屋駅構内に9店舗ほどある『住よし』

            よく口コミサイトなどでは、
            何番線ホームの住よしが美味いか
            検証も盛り上がっている。

            一体、何が違うかというと、
            新幹線ホーム店と在来線ホームのスタイル。

            まずメニューの数においては、
            新幹線ホーム店は、
            スピード追求型の為、メニューが限られている。

            在来線ホーム店は、
            比較的時間の余裕があるからか、種類が豊富で、
            お酒やちょっとしたおつまみも置いてある。

            また、在来線ホーム店では、
            天ぷら類が揚げたてであるということも特徴的。

            新幹線ホーム店の分は、在来線ホーム店で揚げて配達している

            なぜかネット上で、
            「揚げたてはJR名古屋駅3・4番線ホーム店のみ」
            との情報が流れているが、
            実際は、在来線ホーム店は全店揚げたて
            (運営元に確認済)

             

            I was at  3・4番線ホーム店

            せっかくなら揚げたてを!

            ということで、
            在来線の3・4番線ホーム店へGO。

            stand-up eating style デスネー。

            女学生も立ち食いしているというのがなんだか嬉しい。

            出汁の匂いと共に、漂う独特の哀愁。

            券売機にお金を入れたところで、
            店員のおばちゃまが走ってみえ、
            牛肉入りメニューが売り切れたと教えてくれた。

            無問題。

            私が食べたいのは、
            かき揚げ(玉子入り)きしめん」だ。

            一番人気のメニュー

            AMラジオが流れる店内に、
            かき揚げを揚げる音が加わる。

            ホームからは電車の発着音。

            麺をすする音。

            店員のおばちゃまは、
            住よしに勤めてもう10年以上だと言う。

            毎日色んなお客さんが来て、
            小説書けそうなドラマで溢れ、
            とても楽しい職場だと教えてくれた。

            「はい、おまたせ!!」

            かき揚げきしめん玉子入り。

            かつお節が湯気で踊っている。

            「おねえちゃんはこれいるかな」と
            店員のおばちゃまがレンゲを出してくれた。

            一方、隣にいた男性には、
            「おにいさんは男らしくレンゲはいらんね」と。

            なるほど。

            男女のレンゲ観(?)に、
            なんとなく、なるほどと思った。

            さくさくのかき揚げに、
            卵をほどよく混ぜ、きしめんをすする。

            ふむふむ、シンプルにうまし。

            ふと気になったのが、立ち食いの場合、
            は持ち上げるのか否か。

            店員のおばちゃまに聞いてみると、
            正解はないけれど、
            丼を持ち上げずに食べる人が多いのだそう。

            そうこうしているうちに、
            カウンターに並んでいたビジネスマン達は、
            みんな食べ終えて、いなくなっていた。

            JR名古屋駅にある立ち食いきしめん住よし。

            同じ住よしでも、
            ホームごとに電車の発着数や混雑具合に差がある為、
            店の雰囲気、居心地、時間の流れ方も若干ちがう。

            今度、住よしファンに会ったら、
            「何番線ホームの住よしが好き??」
            と聞いてみようと思った。

             


            ジャパン・トラベル・サーヴィス
            住よし
            JR名古屋駅 新幹線上りホーム
            JR名古屋駅 新幹線下りホーム
            JR名古屋駅 1・2番線ホーム
            JR名古屋駅 3・4番線ホーム
            JR名古屋駅 5・6番線ホーム
            JR名古屋駅 7・8番線ホーム
            JR名古屋駅 10・11番線ホーム
            グル麺
            JR名古屋駅 新幹線上りホーム

            JR名古屋駅 5・6番線ホーム