“三重を日本で三番目に行ってみたいエリアにする”
ほぼ知られていないが、
コレ、OTONAMIEが発足当初から掲げているミッション。
最初は、ダジャレかい!と思ったけれど、
三重を知れば知るほどに、
あながち絵空事ではないかも…。
そう感じるようになった。
北海道や京都のように、
メジャーでもなければ、
過度にマニアックでもない。
絶妙なMie Prefecture。
今回、世界遺産や自然景観など、
魅力たっぷりの熊野・尾鷲へ1泊2日旅。
熊野に到着。お庭でスローランチ
最初にやってきたのは、
熱血ナポリ大食堂『と Cous Cous』
天気の良い日は、
庭のテラス席が気持ち良い。
地産地消にこだわった食材による前菜。
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石釜で焼いたナポリ風ピザがまた最高。
オーナーシェフは、
熊野の気候と素材に惚れ、
この地に店を開いたとのこと。
また日本に10人のみという、
ギリシア政府公認の調理師免許を持っており、
ここでしか味わえないかも?な、
ガ・ガストロという鍋で蒸す、
紀元前2000年前のギリシャの味も愉しめる。
想像以上のド迫力!!鬼ヶ城
世界遺産 鬼ヶ城。
ただの岩と侮ることなかれ。
実際見ると、その迫力に驚くはず。
岩のトンネルをくぐった先には、
ドドーン!!豪快にえぐれた岩肌。
これは熊野灘の荒波による浸食でできたのだそう。
圧倒される自然の造形。
海が穏やかな時は、
天然の岩にめぐらされた歩道を散策できる。
これが結構なスリル!!
鬼ヶ城センター
住所:三重県熊野市木本町1835-7
電話:0597 -89-1502
四季折々楽しめる丸山千枚田
日本一の棚田景観と言われる 丸山千枚田。
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山あいに暮らす人々の、
知恵によって生まれた棚田。
昼夜の温度差が大きく、
稲の根も深く生えることから、
棚田のお米は美味しいと知られているが、
大型機械を入れられず手作業が基本の為、
減少傾向にあるのが現状だそう。
今回訪れたのは3月上旬。
水田や稲穂の様子によって、
四季折々全く違う表情が楽しめる場所である。
丸山千枚田
住所:三重県熊野市紀和町丸山
電話:0597-89-4111
元鉱山トロッコで秘湯へGO
熊野市紀和町は、
かつて鉱山の町として有名で、
1200年以上前から銅が採掘されていたそう。
当時、実際に使われていたトロッコがこちら。
なんと今は、
観光用トロッコとして乗れるんです!
元鉱山トロッコ電車廃線跡を利用し、
真っ暗なトンネルを、
約10分間ガタンゴトンと走るんです。
渋い!!
同じルートを、
レールマウンテンバイクで走ることも。
ひと汗かいたら、
終着駅にある源泉掛流しの湯ノ口温泉で
ぬるりと癒されましょう。
トロッコ電車(坑内電車)
住所:熊野市紀和町湯ノ口10
湯元山荘 湯ノ口温泉
住所:熊野市紀和町湯ノ口10
電話: 0597-97-1126
日本最古の神社。世界遺産 花窟神社
カラフルな無人販売ボックスを通り過ぎ、
世界遺産 花窟神社へ。
日本書紀に記されている日本最古の神社で、
天照大神の母である、
弉冊尊(イザナミノミコト)が眠っている場所。
御神体は、約45ⅿある巨岩。
正面の縄旗は、
弉冊尊の子どもである、
天照・月読(ツキヨミ)・闇(スサノオ)の3貴神を
象徴しているそう。
岩窟の御神体には、
日本一長いともいわれる大繩がかけてあり、
境内の松の木まで渡してある。
因みに、
向かいにあるのは、
世界遺産・日本で一番長い砂礫海岸 七里御浜。
花窟神社
住所:三重県熊野市有馬町上地130
懐古心くすぐられる片岡シェーク店
ちょっと寄り道したくなるのは、
店を構えて約37年程という片岡シェーク店。
創業当時はプラモデル屋さんだったそうだが、
一緒に売っていたソフトクリームが好評で、
シェーク店になっていったそう。
お店を切り盛りしているお母さんに伺うと、
ここは学校帰りの学生さんたちの憩いの場。
お値段も学生プライス。
部活帰りで腹ペコな学生さんに人気の、
ポテトフライとバニラシェーク。
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片岡シェーク店
住所:三重県熊野市木本町120
尾鷲へ。一日一組限定の三木浦ゲストハウス
熊野から尾鷲に入り、三木浦町へ。
この日の宿は、
海辺に建つ古民家を改築した三木浦ゲストハウス。
![](http://otonamie.jp/wp-content/uploads/2018/04/DSC_0579-1024x683.jpg)
窓を開けると、目の前に広がる海。
オーナーさんは、ヨットのデザイナー。
なのでゲストハウス内は、
古き良き日本家屋の雰囲気を残しながら、
インテリアなどがとてもお洒落。
希望に応じて、
薪割りからカマド炊飯までの工程を、
体験できるのも楽しい。
![](http://otonamie.jp/wp-content/uploads/2018/04/DSC_0568-1024x683.jpg)
三木浦ならではの海の幸メニューに、
追加でお願いした舟盛りも超豪華だ。
またオーナーさんには、
知る人ぞ知る、
おススメ山歩きコースを教えて頂いた。
電気も無くランプ生活の住民は、
1928年に三木浦へ集団移住し、
廃村となったそう。
今では、残された家の基礎石や石垣が苔むして、
古代遺跡のようだと言われる事もあるとか。
次回は山歩き装備で来よう!!
三木浦ゲストハウス
住所:三重県尾鷲市三木浦町509-44
電話:080-9119-3765
2日目。景観を楽しみながらお土産選び
翌朝、ゲストハウスをチェックアウト後、
三木浦周辺をぐるりとドライブ。
お時間あれば、
夢古道おわせにある、
海洋深層水を使ったお風呂に浸かり、
とぅるとぅるになるのもいいかも。
雄大な自然と温暖な気候に恵まれている東紀州には、
美味しい特産品も沢山ある。
おわせお魚いちば おととに寄れば、
鮮魚から野菜、名産品まで、
豊富な品揃えから選ぶことができる。
またカフェ・スケールに併設された、
テイクアウトの焼き菓子も人気。
夢古道おわせ
住所:三重県尾鷲市向井12-4
電話:0597-22-1124
おわせお魚いちば おとと
住所:三重県尾鷲市古戸野町2-10
電話:0597-23-2100
カフェ・スケール
住所:三重県尾鷲市宮ノ上5-11
電話: 0597-22-5258
旅のシメ。葉っぱがシェフ
旅の最後に、
葉っぱがシェフという、
一風変わったスローフードレストランへ。
その名の通り、
シェフは葉っぱ。
店の裏山に自生している葉っぱを使い、
季節の野草の香りと薬効を、
食材に吸収させた料理なのだ。
調理に使う縄文鍋はオリジナル。
石の熱で葉っぱを温め、
香りや成分を食材に吸収させるのだそう。
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お塩も自家製で、
イカ墨や甘夏みかんの塩など、
キャンパスに描くように、
添える塩の彩りも考慮されたお料理。
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葉っぱは食べるのではなく、
あくまでも香り付け。
緑いっぱいの空間で味わう、
ちょっと変わったランチに、
自然の奥深さを感じた。
葉っぱがシェフ
住所:三重県尾鷲市中村町4-51
電話: 0597-23-0016
熊野・尾鷲1泊2日の週末旅行。
全国的に見たら、
観光地としてのイメージはないかもしれないけれど、
世界遺産や四季折々の美景観に出会える、
充実度が半端ないエリア。
三重県に来たら伊勢神宮だけではもったいない。
ぜひ南部の方にも足をのばしてみて♪
![福田ミキ](https://otonamie.jp/wp-content/uploads/2015/10/0c6abe6ba47f91287c049ca7f0a65986_2-150x150.jpg)
福田ミキ。OTONAMIEアドバイザー/みえDXアドバイザーズ。東京都出身桑名市在住。仕事は社会との関係性づくりを大切にしたPR(パブリックリレーションズ)。
2014年に元夫の都合で東京から三重に移住。涙したのも束の間、新境地に疼く好奇心。外から来たからこそ感じるその土地の魅力にはまる。
都内の企業のPR業務を請け負いながら、地域こそPRの重要性を感じてローカル特化PRへとシフト。多種多様なプロジェクトを加速させている。
組織にPR視点を増やすローカルPRカレッジや、仕事好きが集まる場「ニカイ」も展開中。
桑名で部室ニカイという拠点も運営している。この記者が登場する記事