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桑名のアイスまんじゅう、どれを愛す!?

近年、桑名市は全国でもトップクラスの暑い街
先日、7月23日には観測史上最高の39.7度を記録。

そんな暑い日に食べたくなるもの・・・

http://otonamie.jp/?p=37368
もそうですが、今年は桑名のソウルフード「アイスまんじゅう(饅頭)」を取り上げます。

「アイスまんじゅう(饅頭)」は昭和25年頃からある、小豆とミルクのアイスキャンディです。
お饅頭の餡の代わりに小豆、皮の代わりにミルクを使った、暑い日にピッタリなおやつ。
今回は“アイス”まんじゅうなので(?)「“あいう”えお順」でご紹介。

桑名アイスまんじゅう御三家

①新栄堂(しんえいどう)

桑名市役所南100mの、公園の隣にある夏限定のお店が新栄堂さんです。
ある意味「幻のお店」で、桑名市に住んでいてもご存知ない方も多いかもしれません。

うっかりしていると通り過ぎてしまうので要注意です

元々は鶏肉屋さんで、今のご主人のおじいさんが始めた
比較的新しいお店。

アイスまんじゅうと、アイスフルーツ・・・
どんなものでしょうか。

一番人気はノーマルのアイスまんじゅう。

数十個単位で買っていかれるお客さんが多いようです。

もう一つはアイスフルーツ。

アイスフルーツは、このような型に入れて作ります。

かつては二色透明の味気ないパッケージでした。
平成元年にこれでは売れないと、親戚の方にデザインをしてもらって今の可愛らしいパッケージになりました。


作り方は


サラリーマンを定年退職したご主人と奥様、二人で切り盛りしています。
「いつまで続けられるか分からないよ」と話すご主人。

他に卸売りをしていないので、お店に行かないと食べられません。

お母さんの愛情のこもったアイスまんじゅうを、まずはお召しあがりください。

店名:新栄堂
住所:〒511-0069 三重県桑名市新矢田2丁目41
電話番号:0594-22-0222
定休日:不定休(夏季のみ営業)

 

②寿恵広(すえひろ)

続いてはメディアでもよく取り上げられる老舗、寿恵広さんです。

和菓子屋さんなので、練りきりやどら焼きなども売られていますが・・・

ここでは5種類ものアイス饅頭が販売されています。

元々はミルク味だけでしたが、
1993年頃に『抹茶』が加わり、
1999年頃に『丹波大納言』を追加し、
2003年頃にお客様の要望から『黒糖』が生まれ、
そして昨年、丸ごといちごが1個入っている『いちご』が追加されました。

他にも「アイスドリアン」という名ですが、ドリアンは入っていないアイスキャンディも。


作り方は


昭和25年頃から作られている『アイス饅頭』。
当時の製法を守りながら、新作にも挑戦している寿恵広さん。

桑名市のふるさと納税にも参加されていたり、オンラインショッピングや高島屋のお中元にも購入することができます。

この新聞紙にくるんで持ち帰ると、「桑名の夏」って感じがしますね。

店名:寿恵広
住所:〒511-0057 三重県桑名市三ツ矢橋11
電話番号:0594–23-1466
HP:http://suehiro-hiros.com
定休日:毎週水曜日

 

③マルマン

3店舗目のマルマンさん。
桑名市博物館の東側、日本一やかましい祭「石取祭」の石取会館の向かいにあります。

寿恵広さんと人気を二分するマルマンさん。
それぞれの家庭で馴染みの味は異なりますが、みなさんはどちらでしょうか?

アイスまんじゅうは、薪で炊いた上質の大粒あずきを使っているそう。
手書きのイラストが、アットホームで素敵です。

店の中に入ると

年中営業していますが、夏は売り切れ次第終了とのこと

看板犬がお出迎えしてくれます。

アズキちゃんと、キャンディちゃん

人気コンテストはやはりアイスまんじゅうが一番人気。
20本以上で1本サービスしてくれます。


作り方は


六華苑向かいの駐車場がある「住吉浦休憩施設」でも頂くことができます。

今のご主人のおじいさんが、コーヒーを作ったら美味しいんじゃないかと言ってできた「コーヒー」。
今のご主人のお母さんが、ご主人がフルーツ嫌いだった子ども時代にアイスキャンディにしたらフルーツを食べてくれるんじゃないかと言ってできた「フルーツ」。

世代を越えた愛情が詰まった、甘いアイスです。

ちなみにポイントカードがあるのはこのお店です。

店名:マルマン
住所:〒511-0039 三重県桑名市京町33
電話番号:090-9943-3446
定休日:夏季は無休(9・10・4・5月は火、11〜3月は月火)

アイスまんじゅう鈴鹿にも!

④中野精餅店(なかのせいべいてん・鈴鹿)

実は「アイスまんじゅう」と名のつくものは全国各地に存在し、三重県内では桑名市だけでなく鈴鹿市にもあります。

創業明治元年のお餅屋さん、中野製餅店さん。

昭和11年に、三重県で初めて「アイスキャンデー」を製造販売したハイカラなお店。
3代目の先先代がいち早く機械を購入しました。

一本一銭と言うところに時代を感じます

その後、全国的に流行りつつあった「アイスまんじゅう」も製造しだして、今では全部で7種類
ここは練乳を一切使わず、すべて牛乳だそうです。

誕生した順は、あんこ→フルーツ→コーヒー→抹茶→マンゴー→ロイヤルミルクティ→いちご

どれから食べようか、迷ってしまいますね。

お値打ちなアイスキャンデーは全部で6種類。


中野印の「あたり」が出れば、1本サービス!!

アイスもいいですが、お餅屋さんなのでみたらし団子も美味でした。

あまりにも美味しそうだったので、写真を撮るの忘れてしまいました
店名:中野精餅店
住所:〒513-0809 三重県鈴鹿市西條4丁目22
電話番号:059−382−0162
定休日:毎週月曜日、火曜日不定休

 

どんな違いがあるのか?

見た目と断面を比較してみよう!!

まずは包装をチェック。

取ってみると・・・

※断面ですが、かじったものではなく包丁を入れたものですのでご安心ください。笑

①新栄堂(しんえいどう)

少し硬いなと思ったら、時間を置いてみてください。
外見は雪の積もった富士山のよう。
練乳の層が厚く、シャリシャリ食感の甘い小豆との相性は抜群。

②寿恵広(すえひろ)

桑名っ子なら一度は食べた事がある「ザ・アイス饅頭」。
最初硬いなと思われるかもしれませんが、こちらも少し置いて食べると柔らかくなり美味しくいただけます。

時代に合わせた控え目な甘さで、中までしっかりと凍っているので暑い日食べると最高!
購入するとついてくる「美味しい食べ方」によると、器に入れてトロッとさせたり、アイスコーヒーなどに浸してかじるなどの違った楽しみ方もあり、今度試してみたいです。

③マルマン

開封して割りばしの棒を持つと、①②と比べると固く凍っていないためすぐに食べ始められます。
食べ始めは小豆が多めで大粒の小豆を一つ一つ味わい、食べ進めていくと下の練乳の層に達します。
袋を開けたときに、練乳の端っこをかじり取れるのもマルマンの魅力かも。

④中野精餅店(なかのせいべいてん・鈴鹿)

柔らかい牛乳の皮に、甘い小豆の餡。
「饅頭」と言う名でいうと、一番お饅頭らしいかもしれません。


全部食べ比べてみて、どれも甲乙つけがたい良さがありました。

アイスの棒もそれぞれ違っていて面白いです

馴染みの味もいいですが、この暑い夏は“新しいアイスまんじゅう”を開拓してみませんか?
取材で購入したアイスまんじゅうが沢山残っています。
アイスまんじゅうを食べすぎて、お腹を壊さないように気を付けないと・・・

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