まさかの外国!?
こんにちは!OTONAMIE代表の村山です。
そんなことはさておき皆様、ここはどこでしょうか?
会社で仕事をしていた昼下がり、とあるOTONAMIEの女性記者から電話が。
女性記者「おいしいおいしいイタリアンのコースを食べにきませんか?」
私みたいなおっさんは、漁村のとれたてピチピチの刺身と芋焼酎があれば、それでいいのです。
女性記者「ちょっとお願いがありまして・・・。わたし、困ってるんです・・・。」
電話越しでしたが、困っている感が伝わるトーン・・・。
私「じゃ、とりあえず行きますね。」
ところで何のお願いなのでしょうか?
暗い・・・。寒い・・・。
約束した場所へ時間通りに到着。
まばらに人がいます。あっちかな!?行ってみよう。
いきなり、オシャレーレーレー!
そう、今回お誘いいただいたのは、OTONAMIEの記者であり、タレントでもあり、大台町地域おこし協力隊でもある、キャスターマミさん(西口茉実さん)。とても忙しそうですね。
マミさん「そうなんですぅー。とても忙しくさせていただいていまして、もう倒れるんじゃないか!?って思っていたら本当に倒れてしまいました(笑)。数日前まで高熱でダウンしてたんですぅ。」
そんな働きまくっているマミさん。いったい、私みたいなおっさんに何のお願いがあるのか聞いてみました。
マミさん「今度、大台町で “Odai Italian Week” を開催します。私がその責任者で、プレス向けに今日イタリアンのコースの試食会をします。で、厚かましいのですが、村山さんに記事を書いて欲しくて・・・。」
おっと!
私は自分の好きなことか、お金になることしか記事は書きません。
マミさん「実は、ほぼ自腹なんです・・・。今回のOdai Italian Week・・・。」
マジですか!?
自腹を切ってまで地域おこしをする。しかも倒れるほど大変な労力も費やして。地域おこし協力隊の鏡みたいな方ですね。
マミさん「お願いできますか、記事・・・。」
困っている、そしてがんばっている美しい女性からのこのお願いを断れるおっさんは、なかなかいないと思う。
はりきって記事を書かせていただくことにしました。
えっ!あの世界のフェラガモ!?
今回のイタリアンのコース。
見事なまでに三重県産食材。あれ?そんな中に気になるメニューが。
フェラガモおばあちゃん、お気に入りのフルーツタルト?
名前の由来は、世界的ファッションブランドであるフェラガモの創始者、Salvatore Ferragamoのおばあちゃんが愛したタルトだそうです。今回のイタリアンを作ったシェフが東京のイタリアンの店で働いていたときのメニュー。イタリアで修行をしたシェフから継承されたレシピ。
次から次へと美味しすぎるお料理。OTONAMIEプリンセスシンデレラさん風に表現すると、まさに美味しすぎて悶絶イナバウアー!!
しかしなぜ、大台町でイタリアンを使った町おこしなの?
食事中、お隣に座っていた大松自動車の代表大松さんにお伺いしました。
大松さんは自動車の他、いろいろと経営をされていて、そのなかにイタリア野菜の生産と販売も。主な出荷先は県内外のイタリアンのお店(有名店もあるらしい)とのこと。
お茶の生産が盛んな大台町。しかし、大台町でも高齢化が進んでいて、大台の今後を考えたときに、これからもお茶で勝負できるのか、新しい一次産業が町には必要なのではないかとなった。そこで茶畑を土壌改良し、付加価値の高いイタリア野菜の生産と販売を始めたそうです。素晴らしい発想ですね!でも、当初は大変だったのでは・・・。
大松さん「大変でした。いや、大変だったみたいですね。」
なにやら他人事みたいな回答。詳しくお伺いすると、生産は専属のスタッフに任せたらしく、見事に就任したのは当時自動車関係の担当だった19歳の西村さんという社員。イタリア野菜はもちろん、農業経験がまったくない素人。なんとか3年で成功にこぎ着けたみたいです。
西村さん「就任当初は、本当に自分にそんなことができるのか、不安でした。」
そりゃそうだ・・・。成功のコツを伺うと。
西村さん「大台で農業をしている周りの方々に、いろいろと教えていただき、なんとかできました。成功と言えるかわかりません。今でも気候との戦いです。」
どうでもよい情報ですが、西村さんはキリッとしたイケメンでした。
ちなみに今回の会場は、以前マミさんがOTONAMIEの記事( http://otonamie.jp/?p=27279 )で書いていただいた、おしゃれ過ぎる老人ホームです。そこを経営されているのも大松さん。
そしておさんぽカフェとしてカフェ化しているバスは米軍が使っていたもの。おしゃれですね!
あ、炊飯ジャーもってこればよかった・・・。
今回のプレス向け試食会に、大台町の尾上町長もご参加。
OTONAMIE恒例の偉い方にお会いするときは、炊飯ジャー持参という不可思議なルール(通称:ジャーごと)があります。こんなことなら炊飯ジャー持ってこればよかった・・・。今度からジャーをバッグとして持ち歩くことにしよう。
そんなことはさておき、イタリア野菜での地域活性について町長にお伺いしました。
町長「最初聞いたときは、斬新だな、と思いました。今では都市部のレストランからも引き合いもあると聞いています。大松さんのように民間の方が底上げしてくれて、地域おこし協力隊が一緒になって大台を盛り上げてくれることで、雇用に繋がることを期待しています。」
地域おこし協力隊という移住者の視点も、町おこしには必要なんですね。また地域おこし協力隊の任期は3年。3年後、彼らがしっかりと食べていけるように、町としても協力していきたいと、町長に熱く語っていただいた。
大台で出会った、魅力的な移住者たち。
「このハイボールに使っているウィスキー、明石のものなんですよ。」
ワタクシゴトですが、個人的にハイボールが好きで、結構いろんなウィスキーでトライするのですが、明石、お初でした。
明石を教えていただいた方も、元大台町地域おこし協力隊。兵庫県出身の移住者。どうでもよい情報ですが、少し小栗旬似のイケメンでした。
そして、もう一組の移住者。そう、今回の美味しすぎるイタリアンを作っていただいた、山の新釜Pizza屋さんil vivo(イルヴィーヴォ)のシェフと奥様。おしゃれオーラが溢れる細川夫妻。東京からのIターン移住者です。なぜ大台に移住したのか訪ねると、
シェフ「昔から田舎暮らしに憧れていて、大紀町に知り合いがいて大台をすすめられ、私は3人のこどもがいるのですが、奥さんが宮川小学校を見てとても気に入ったから。」とのこと。
東京でイタリアンの店に勤め、今は大台でピザのキッチンカーをされています。
三重は食材の宝庫だというシェフ。キッチンカーのピザでの、三重の食材を中心につかっているとのこと。そのピザ食べたい!
奥様に、大台の良いところをお伺いしたところ、“町中がセコム” との回答。つまり、町の方々がこどもを見守ってくれていて「○○ちゃん、自転車にのって、あっちいったでー。」など、教えていただけるので安心して子育てができる、とのことでした。
もしかしたらイケメンや美女に出会えるかも!?
ひょんなことからはじまった今回の取材。
私は三重県の漁村や離島には取材でよくお伺いするのですが、山の方はあまり行ったことがありませんでした。
山の方へ取材に行った感想。
“とにかく美味しいイタリアンが食べられて、なぜかイケメンや美女がいて、魅力的な移住者に出会い、お洒落な時間を体験した。”
さあ、皆様もぜひ “Odai Italian Week” に行って大台の、また三重の山の方の魅力を味わってみては、いかがでしょうか!
ユネスコエコパークとして指定された自然豊かな大台は、きっとあなたをリフレッシュさせてくれます。
美味しいイタリアンを食べられて、それが地域おこしにも繋がって、自然も満喫できて、もしかしたらイケメンや美女に出会えるかも、ですよね!?マミさん。
おおだいイタリアンウィーク
日時
2017.2.11sat〜2.19sun
会場
レストラン味処 萬栄
住所:三重県多気郡大台町佐原648-4
電話:0598-82-1107
懐石・会席料理 大黒屋本店 大台本店
住所:三重県多気郡大台町佐原646-2
電話:0598-82-1014
居酒屋 赤提灯
住所:三重県多気郡大台町佐原597-2
電話:0598-82-1895
おさんぽカフェ
住所:三重県多気郡大台町新田812
電話:0598-85-0260(大樹の里)
レストラン 花・・・咲くところ
住所:三重県多気郡大台町桧原547-2
電話:0598-78-3088
移動レストラン 山の新窯Pizza屋さん il vivo
住所:三重県多気郡大台町江馬148-1
※開催日時や限定イタリアンメニューなど、会場により異なります。ご予約が必要なレストランもありますので、以下フライヤーにて詳細をご確認ください。
村山祐介。OTONAMIE代表。
ソンサンと呼ばれていますが、実は外国人ではありません。仕事はグラフィックデザインやライター。趣味は散歩と自転車。昔South★Hillという全く売れないバンドをしていた。この記者が登場する記事