ホーム 00春 田丸城跡と田丸神社で考えた、何度も行きたくなる観光スポットの共通点@度会郡

田丸城跡と田丸神社で考えた、何度も行きたくなる観光スポットの共通点@度会郡

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観光スポットで何度も行きたくなるような場所はあまり思い浮かばないけれど、ここはボクにとってそう思える数少ない場所の一つです。

度会郡玉城町にある「田丸城跡」

それから、その近くにある「田丸神社」

なぜそう思うんだろうと考えてみたのですが、とりあえず「観光地化されていない観光スポットで、人の割合とか密度とかが丁度いいからかなんだろうなあ」と結論づけました。
人の割合とは、地元の人と観光の人の割合です。
ボクが昨年初めて訪れた時は、地元の人5割、観光の人5割くらいかなといった感じでした。
これが、地元の人9割、観光の人1割だと居心地が悪そうだし、逆に地元の人1割、観光の人9割だとちょっとやかましい。
次に密度。
これは、ひっきりなしに人は訪れるんだけど、ぞろぞろとした行列にはならない程度で、たまに景色が貸切状態になるくらいの感じが理想です。

ここがこうしたバランスを保っているのは、きっと近くにお店が少ない、いや、無いと言ってもいいくらいだからなんでしょうね。
主に文化だけで成り立っている場所といった印象です。

それからもう一つ。
すれ違う人が、みんな「こんにちは」と声をかけてくること。
作業している現場のおっちゃんまでですよ。
こうしたことを面倒だと感じる人は、二度とここには来ないでしょう。
これは一種の選別だと感じました。

城内には玉城中学校があり、この時期は、春休みの部活を終えた生徒さん達とすれ違います。みんな、「こんにちは」と気持ちの良い挨拶をしてくれます。それにしても、500本の桜に歓迎され見送られるって、なんて素敵な学校なんでしょうか。

そんな雰囲気がとても印象的だったので、今年も用事のついでに立ち寄ってみました。

田丸城は、南北朝時代に南朝方が築城し、戦国時代を経て明治時代に廃城となるまで、伊勢に近い要所として扱われていたお城です。お城自体はもう残っていませんが、立派な石垣は当時のまま残っています。

散策ルートは富士見門を起点に大きく二つ。

江戸時代中期に建てられたと伝えられている富士見門
富士見門に向かって左側から行くと舗装された道。右側から行くと、途中から舗装されていない道に。自然を感じながら気持ちよく散策できます。

沢山の桜や、眼下に広がる田園風景を眺めながら、のんびり歴史に思いを馳せていると、とてもリラックスできます。

城内には、稲の精霊、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)が祀られているお稲荷さんも。諸産業繁盛の神様として有名ですね。

天守跡やその附近から見る景色がまた気持ちいい。

田丸城跡を散策した後に訪れたのは、すぐ横にある田丸神社。

もともとは大木をご祭神として祀っていた神社ですが、現在の田丸神社は、明治時代の神社合祀令で様々な神社が集められてできたお社です。
そのため、沢山の神様が祀られています。

「近くに天神様をお祀りしている神社が少ないので、遠方から参拝にみえる方も結構いらっしゃるんですよ」と郡司さん。
やっぱり一番人気は天神様のようです。

おそらく「頭が良くなりますように」と頭を集中的に撫でられたんでしょうね。禿げています

ちなみに、ボクのお目当ては、八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)様。
知らない方が多いかもしれませんね。
この神様は、知恵の神様で、天岩戸に隠れた天照大御神を誘い出す手立てを考えたのがこの神様です。
そんな神様のお知恵を拝借できればと思い、お参りしました。

こちらの神社、小ぢんまりとしていますがよく手入れが行き届いていて、とてもすがすがしい気持ちになります。

階段を上りきった左手が社務所。

郡司さんはやさしい方で、昨年、御朱印をいただいた際は、気さくにいろいろ話していただきました。

こうして小一時間ほど気持ちいい時間をすごしていたのですが、ここで、改めて冒頭で考えていたことが頭をよぎりました。
「なぜ、何度も行きたいと思うんだろう」
ということが。

実は、ボクがこうして史跡や神社をよく訪れるようになったのは2年ほど前からで、それまではハッキリ言って見向きもしませんでした。
静かな場所とは真逆の賑やかな場所を訪れることの方が多かったのですが、それでも何度か行きたくなるスポットはありました。
静かな場所と賑やかな場所、まったく違う場所でも何度も行きたくなる共通の理由が他にもあるのではないだろうか。
そうしたことを踏まえて改めて考えてみると、また違った結論が見えてきました。

大きくは次の二つ。
「受け入れ可能なキャパを越えて人が溢れていないこと」
「わざとらしさは感じない、しかし、とことん気遣いしてるなと感じること」
つまり、
自分達のことをわかってて背伸びしすぎていない、自分達が好きなことで好きな相手を喜ばすことにとことん集中しているということ。

勝手な結論を出してすっきりしたところで、今日は帰るとしますか。

ところで、田丸城跡では、3月26日から、毎晩夜10時まで桜の木のライトアップが始まったようです。
期間は、桜の花が散るまでだそうです。
田丸城跡は高低差があって、ボクが訪れた頃の桜は、下が五分咲き、上が三分咲きといったところでした。
気温がぐんぐん上昇してますから、今週末か来週あたりが満開で見頃になりそうです。
満開の桜はあなた自身の目で堪能してください。

夜は一変、OTONAの時間。
夜桜も綺麗なんだろうなあ。
大きな月が出てたりしたら最高ですね。
カップルは、夜桜の写真をペアでスマホの待受画面にしたりするのかな。
是非、楽しんで来てくださいね。

それではまた。

田丸城跡
所在地: 〒519-0415 度会郡玉城町田丸字城郭114-1
0596-58-8204(玉城町産業振興課)


田丸神社
所在地:〒519-0416 三重県度会郡玉城町町下田辺1041
電話: 0596-58-4007

M.Terada

名古屋生まれ、名古屋育ち。今は三重県民です。名前は寺ですが、神社検定に挑戦中。パワースポット、史跡、お店、ひとり旅なんかを主要テーマにしたいと考えています。

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