ホーム 01【食べに行く】 野菜や薬味がなしでも美味しい!郷土料理を簡単に作る!東紀州の「さかなごはん」。

野菜や薬味がなしでも美味しい!郷土料理を簡単に作る!東紀州の「さかなごはん」。

出身地の尾鷲近辺の郷土料理に「魚ごはん」と呼ばれているものがある。
OTONAMIEでも紹介されていた味ごはんの一種(詳しくはこちら)で、鰹を一度だけ薫製させた、半生の柔らかい生節を使った炊き込みご飯だ。生節と、ニンジンやゴボウなどの野菜をしょうゆ・みりん・酒で煮たものを米と一緒に炊く。茶色い味ごはん。

古い写真なので判りづらいが、生節に人参・ネギと餅米も入っている。
しかしこの生節、私が今住んでいる東京都ではなかなか手に入らない。房総半島の方でも生節を作っているそうで、千葉産のものに年に数回出会うぐらいだ。そして高い。
こんな時に役立つのが、私の母から聞いた郷土料理をダイナミックに作る力技レシピ。

材料……
・米 三合
・ツナ缶 一つ
・しょうゆ

大変シンプルで潔い。

ツナ缶の油を切る。

米を洗ってツナ缶を投入。
次に調味料を加える。
母にしょうゆの加減を尋ねたら「ツナ缶に八割ぐらい」。

調味料の量もダイナミック。

 

投入。油が輝いている。

材料全部を炊飯器に入れたら、炊き込みご飯モードにて炊く。

完成!茶色い!

かき混ぜて見たところ、ちゃんとお焦げもできていた。
久しぶりに作ったせいか、茶色いご飯の魅力を再発見した気持ちになった。
野菜を入れたり、薬味を用意しなくて正解だったかもしれない。

味は見た目から想像した通り。
おいしいし安上がりだし、何より簡単なので作ってみてください。

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