大阪に行ったら、
やっぱりたこ焼き食べたくなるよね。
そしてせっかくなら、
大阪でしか食べられないお店に行きたい。
でもたこ焼きってさ、
どこで食べてもある程度美味しいから、
なんだこりゃぁ!!
みたいな驚きの美味しさは、逆になかったりするよね。
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逆にありました。
この塩チーズたこやきに、
なんだこりゃぁ!!って驚きました。
![](http://otonamie.jp/wp-content/uploads/2018/04/DSC_0803-1024x683.jpg)
淡くとろけるチーズのコクと、
お出汁の効いた生地、
柔らかくぷりぷりの蛸。
なんていうか、
洗練されていて、お上品。
ちょっと変わったたこ焼き屋さん
ここは大阪中央区。
古い町並みが残っている空堀商店街の
路地裏あたりで見付けたのは、
たこ焼き屋『たこりき』
クルクルと美しいたこやきが焼かれている店先。
中は、バル調のお洒落な空間。
![](http://otonamie.jp/wp-content/uploads/2018/04/DSC_0752-1024x703.jpg)
ワインとたこ焼きのマリアージュ
早速、たこやきの素焼きとソースマヨをお願いした。
たこりきのたこ焼きは無化調。
良質な昆布と鰹節で丁寧にとった出汁が
じゅわりと効いた優しいお味だ。
大阪島之内フジマル醸造所のワイン等も扱っており、
ワインとたこ焼きのマリアージュを、
存分に楽しめるのがたこりきスタイル。
小ぶりで真ん丸なたこ焼きを口に入れ、
スパークリングワインをキュッとひとくち。
香り高い出汁とタコの風味を、
スパークリングの酸味が絶妙に惹き立ててくれる。
たこ焼きは冷めると、
出汁の旨みを一層感じられる味に変化し、
また違うワインを合わせたくなる。
ぽいぽい止まらない美味しさに、
”唐揚げ&ビール”を越えたんじゃないか説が浮上したほど。
こだわりの素材。そして伊勢海老を食べるタコ
美味しさの秘訣は、
素材への強いこだわり。
まずカリっとトロっとな生地は、
厳選した個性の違う国産小麦粉をブレンドしたもの。
かつお節は、
いつも削りたてを、
かつお節屋に配達してもらっている。
昆布は、
天然真昆布のみを使用。
昆布屋は地元空堀商店街にあって
漫画「美味しんぼ」にも登場する老舗なのだそう。
天かすも地元の天ぷら屋のもので、
地域との関係も大切にされている。
味付けに使う調味料は、
シンプルに塩と味醂だけ。
塩は仏ブルターニュ地方「ゲランド」産のあら塩、
味醂は岐阜の本味醂。
葱や卵や紅生姜も、
信頼ある専門店から仕入れているとのこと。
そしてタコは、
三重県鳥羽市の離島・答志島の生タコを、
お店で茹でて使っている。
ご主人に伺うと、
今まで色々なタコを試した末、
臭みがなく、
ぷりぷり食感と旨みたっぷりな答志島のタコに出会い、
これだ!!と思われたのだそう。
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答志島の海域は、
森の栄養を豊富に含む、
木曽三川や宮川の淡水が交わる汽水域。
水が良い為プランクトンや海藻が多く、
それを求めて魚が集まるという食物連鎖が活発。
この環境を活かし、
答志島桃取地区で生産されている
ブランド牡蠣 “桃こまち”は
熱を入れても縮まらないと有名だが、
タコにも同じことが言えるそう。
また伊勢海老やアワビも生息しており、
なんとタコらでも
伊勢海老やアワビを食べているものもあるとか。
タコのくせに…!!
タコのくせに…!!
栄養じゅるじゅるのタコ。
悔しいけど、
どうりで美味しいはずだ!!
イイ味出してるたこりき君
たこりきのご主人は、
22年前にワインとお好み焼きの店を始め、
8年前にワインとたこ焼きの店を始めた。
”出汁を味わってほしい”という想いがあったのだそう。
故 長友啓典氏(アートディレクター)も常連客で、
たこりきのロゴデザインは長友氏が手掛けたものである。
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またお出汁同様にイイ味を出しているのが、
名物キャラクターのたこりき君。
ちょっとシャイな文学青年で、
趣味は映画観賞とのこと。
![](http://otonamie.jp/wp-content/uploads/2018/04/DSC_0875-1024x683.jpg)
たこ焼き以外にも
昼間からビストロのように
お酒に合う料理やおつまみを提供しているたこりき。
ご主人お手製のスイーツも絶品で、
特に数量限定の大人のからほりぷりんなんて
ラム酒が効いていてオトナがとろけます。
う~ん、もう今日はホリディにしよう!!
昼からご機嫌になること間違いなし!!
おもしろさ底なし!というからほりらへん
たこりきに来たら、
空堀商店街周辺もぶらぶらしよう。
空堀商店街は、
かつて大阪城の三の丸外堀だった場所にあり、
大阪市中央区・松屋町筋から上町筋をつなぐ、
東西約800mにわたる商店街。
築100年以上の建物も多く、
老舗の専門店や飲食店など、
歴史のある街並みが残っていながらも、
コワーキングスペースや、
お洒落な雑貨屋やカフェなどもあり、
ご年配の方から若者まで楽しめるランナップ。
今や「はいからほり」という、
ユニークなキャッチフレーズまであるのだそう。
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どんな土地でも、
地域に根ざしたお店を巡るのは刺激的だ。
たこりき
住所:大阪府大阪市中央区瓦屋町1-6-1
電話:06-6191-8501
空堀商店街
住所:大阪府大阪市中央区谷町中手上本町
![福田ミキ](https://otonamie.jp/wp-content/uploads/2015/10/0c6abe6ba47f91287c049ca7f0a65986_2-150x150.jpg)
福田ミキ。OTONAMIEアドバイザー/みえDXアドバイザーズ。東京都出身桑名市在住。仕事は社会との関係性づくりを大切にしたPR(パブリックリレーションズ)。
2014年に元夫の都合で東京から三重に移住。涙したのも束の間、新境地に疼く好奇心。外から来たからこそ感じるその土地の魅力にはまる。
都内の企業のPR業務を請け負いながら、地域こそPRの重要性を感じてローカル特化PRへとシフト。多種多様なプロジェクトを加速させている。
組織にPR視点を増やすローカルPRカレッジや、仕事好きが集まる場「ニカイ」も展開中。
桑名で部室ニカイという拠点も運営している。この記者が登場する記事