禁断の炭水化物 in 炭水化物
焼きそばパン、お好み焼き定食、ラーメン炒飯セットなど、
日本には魅惑的な炭水化物ペアが存在する。
今回、発見したのは、三重ならではの禁断ペア。
伊勢うどん×パン=伊勢うどんgaパン
その名の通り、
伊勢うどんを、パンで包んだ、パンである。
ここにしかない限定パン
販売しているのは、
福岡で4店舗を展開する人気のベーカリー「BREAD JUNCTION」
伊勢うどんgaパンは、
安濃SA下り(伊勢・尾鷲方面)の限定メニュー。
2012年に発売されて以来、
口コミで広がる超人気商品。
割ってみよう!食べてみよう!
車中のため、
ナイフなんて便利なものはない。
なのでリアルに割ります。
しかも片手で。
おお!キタキタ。
みょ~ん。
伊勢うどんの重みで勝手に開いていきます。
にょろ~ん。
タレしみしみの極太伊勢うどんが、飛び出してきました。
かぶりつくと、
うどんにもパンにも浸み込んだたまり醤油のタレの風味が
口いっぱいに広がる。
パン生地とうどんのもちもち感もナイス!!
タレを纏った天かすも、ほどよい甘みを出してくる。
これ美味しい~!!
開発者にお話を聞いてみた
開発者はBREAD JUNCTIONの井阪 祐介さん。
伊勢育ちという井阪さんに、
早速お話をうかがってみた。
井阪さん:『実は私、パンが好きというわけではないんです』
ぅおっと!いきなり爆弾発言か!?
―—つ、つまりパン派ではなく、米派・麺派ということですね。
井阪さん:『そうです。なので自分が食べられるパンを作ってみたいと思ったのがきっかけです』
幼少期からうどんといえば伊勢うどんで、
店に食べに行くよりも、
出前を頼んで家で食べることが多かったのだそう。
つまり食べる時には、
うどんにタレがかなり浸透した状態になっていた。
それを思い出し、
伊勢うどんがパンの餡になるのではないか!と思ったという。
―—苦労した点はどこですか??
井阪さん:『タレがうどんに染みても、パン生地に包むと薄くなるので、パン生地に対してタレの分量はとても考えました』
またタレやうどんの湯で時間も改良を重ねたのだそう。
―—試作が出来た時、周りはどんな反応でしたか?
井阪さん:『社員に伊勢うどん餡を提案したら、”それはないですよー”と言われました。BREAD JUNCTIONは九州の会社なので、尚更ですよね。でもそんなこと言わずに食べてみて下さいと勧めたところ、”え!これうまいじゃない!!”ってなってました(笑)』
確かに「えっ」という感じを抱くのだけど、
食べてみると意外な美味しさに驚くのが、
この伊勢うどんgaパンなのです。
伊勢うどんgaパンFacebookによると、
毎月1日には、
朔日餅ならぬ朔日パンの販売もしているようです。
ご当地メニュー満載の安濃SA
伊勢うどんgaパンの他にも、
安濃SAにはご当地メニューが色々ある。
津ぎょうざや伊勢の醤油唐揚げ、
松阪牛コロッケや伊勢醤油ソフトなど。
コクと粘りは日本一とも言われる、
伊勢いもを練り込んだ求肥で、
味噌餡をくるんだ伊勢いも大福もありました。
旅の途中の休憩処 サービスエリア。
お気に入りスポットがあると、
より充実したドライブになりますよね♪
★BREAD JUNCTION 安濃サービスエリア店
時間:6:00~24:00
電話:059-267-0121
福田ミキ。OTONAMIEアドバイザー/みえDXアドバイザーズ。東京都出身桑名市在住。仕事は社会との関係性づくりを大切にしたPR(パブリックリレーションズ)。
2014年に元夫の都合で東京から三重に移住。涙したのも束の間、新境地に疼く好奇心。外から来たからこそ感じるその土地の魅力にはまる。
都内の企業のPR業務を請け負いながら、地域こそPRの重要性を感じてローカル特化PRへとシフト。多種多様なプロジェクトを加速させている。
組織にPR視点を増やすローカルPRカレッジや、仕事好きが集まる場「ニカイ」も展開中。
桑名で部室ニカイという拠点も運営している。この記者が登場する記事