四日市の喫茶店といえば
湯の山街道沿いのマクドナルドとガストの間にある、
ギオンシグマ。
三重県四日市市では、
言わずと知れた老舗カフェ&レストランである。
営業時間は、
朝8:00から深夜24:00と懐が深い。
一見ファミレス風の店内。
でも席のメインは、
たっぷりと埋もれられる大きなソファ。
しかもなんかすごいよ、庭!?
ピアノもある。
メニュー多っ!!
昭和を感じるメニューを開くと、
多っ!!
スイーツメニューもめいっぱい。
更にあるよ。
おすすめメニューは麺類かな。
いや、まだあったわ。
もはやおすすめし過ぎて、
おすすめがわからないレベル。
裏面には、
何故に夏に利用できないのか、
逆に気になるラインナップが素敵。
混乱してきたので、
”シグマ名物”を背負った「わらじみそかつ定食」と、
「オムライスエビフライカニコロッケ付」にすることにした。
オムライスエビフライカニコロッケ付の”付”は、
何にかかっているんだろう。
店員さんに聞くと、
「つまりはオムライスとエビフライとカニコロッケです」
とのこと。
だよね。ではそれで。
ボリュームっ!!
お待たせしました~と出てきたのが、
ボリュームっ!!
すごいから、ボリューム。
海老フライとカニコロッケを、
下から担いでいるのはポテサラ。
これにお味噌汁がつく。
ボリュームだけじゃなく美味しい。
後の席にいた若い男子グループから
「やきぴちょうま」という言葉が聞こえてきた。
やきぴちょうま…
暗号のような言葉。
気になって、再度メニューを開く。
・・・・・
「焼肉ピラフが超うまい」だな、多分。
だからボリュームっ!!
ゆったりとしたソファー。
充実した読み物。
フルーツバスケットのように盛られた雑誌。
とても居心地が良い。
つい長居しちゃって、
つい気になってきちゃったスイーツメニュー。
いや、もう深夜だし、
今そんな罪深いものを食べたら絶対にダメ…
わかってるんだけど、
止められないこの気持ち。
何度かメニューを開いては閉じを繰り返し、
今宵は自分の心に素直になることにした。
「すみません、ケーキロイヤルお願いします」
そして、出てきたケーキの衆。
いやいや、さすがに…と思ったら、
この中から好きなケーキを選ぶらしい。
チョコレートとマスカルポーネのケーキを指名すると、
一度厨房へ帰っていくケーキの衆。
そして戻ってきた、
チョコレートとマスカルポーネのケーキは
確実なレベルアップを遂げていた。
チョコレートとマスカルポーネのケーキを、
ソフトクリームと生クリームが、
下から思い切り担ぎ上げているのだ。
騎馬戦のような気合を感じる。
このビジュアル、
どっかで見たことあるなー…。
わかった、
三重県熊野市にある世界遺産鬼ヶ城だ。
どうでもいいことを考えながら、
深夜帯に絶対アウトなスイーツを攻略していく。
それにしても見本写真よりもすごい。
店員さん曰く「作る人によって結構変わるんです、うふふ」とのこと。
うん、こう甘美な罪悪感に浸る時間も悪くない。
老若男女に愛されている噂のギオンシグマは、
まったりと寛げるとても心地よいお店だった。
(店内喫煙可なのでご注意を)
おまけに寄り道するならば…
せっかく夜の四日市。
幻想的なコンビナートの夜景を観に、
寄り道するのもたまにはいい。
三脚と一眼レフがあれば、
こんなにもかっこいい写真も撮れるんだって。
参考:え、一眼レフ持ってて、三重に住んでて、行った事ないの!?工場夜景!
参考:祝!伊勢志摩サミット!〜 四日市コンビナートの夜景の巻〜!
ギオン シグマ
住所:三重県四日市市久保田1-201-1
電話:059-352-4511
福田ミキ。OTONAMIEアドバイザー/みえDXアドバイザーズ。東京都出身桑名市在住。仕事は社会との関係性づくりを大切にしたPR(パブリックリレーションズ)。
2014年に元夫の都合で東京から三重に移住。涙したのも束の間、新境地に疼く好奇心。外から来たからこそ感じるその土地の魅力にはまる。
都内の企業のPR業務を請け負いながら、地域こそPRの重要性を感じてローカル特化PRへとシフト。多種多様なプロジェクトを加速させている。
組織にPR視点を増やすローカルPRカレッジや、仕事好きが集まる場「ニカイ」も展開中。
桑名で部室ニカイという拠点も運営している。この記者が登場する記事