ニュープリンセス、ここにあり。
三重県熊野にしかない
希少な柑橘「新姫(にいひめ)」をご存知??
熊野市新鹿(あたしか)にて偶然発見された新種で、
タチバナと在来マンダリンが自然交配したもの。
小さく可愛らしいビジュアルと、
発見された地名 新鹿とをかけてその名は付けられた。
新姫ちゃんを収穫してみた。
収穫ピークは10月~11月上旬くらい。
先端が湾曲したハサミでチョキン。
他の実を傷つけぬよう、
出っ張ったヘタは改めてチョキン。
立派な棘がある幼木期。
鹿や猪も新姫ちゃんが大好きだそうで、
さらわれぬよう圃場の周りには厳重な柵。
直径3cm程の新姫ちゃん。
ラブリーサイズ過ぎて、中々カゴがいっぱいにならず、
収穫途中に発狂したくなるという話も・・・。
とにかく無心になれる上、
フレッシュな香りに包まれるので、
気分はまるでアロマ瞑想。
因みに今回収穫させて頂いたのは、
熊野市議会議員の久保さんの圃場。
新姫ちゃんの収益で、
集落の電気代を賄っているのだそう。
意外と大人の顔を持つ新姫ちゃん。
可愛い名前からは、ちょっと意外な酸味と苦み。
でもこの苦みが、なんともいえないオトナ味。
サワーはもちろん、ビールに絞るとコクが出る。
ちょっと塩を舐めながら・・・なんて最高です。
醤油と合わせてポン酢にするのもよし、
フライやお刺身に絞るのもよし。
お鍋やシメのお茶漬けにも相性抜群。
なんてオールマイティ。
一見、自己主張が強そうな名前だけれども、
意外にも大人な顔を持つ名脇役。
苦旨な新姫ちゃんとのシナジーが愉しめる時期も
もう残りわずか。
福田ミキ。OTONAMIEアドバイザー/みえDXアドバイザーズ。東京都出身桑名市在住。仕事は社会との関係性づくりを大切にしたPR(パブリックリレーションズ)。
2014年に元夫の都合で東京から三重に移住。涙したのも束の間、新境地に疼く好奇心。外から来たからこそ感じるその土地の魅力にはまる。
都内の企業のPR業務を請け負いながら、地域こそPRの重要性を感じてローカル特化PRへとシフト。多種多様なプロジェクトを加速させている。
組織にPR視点を増やすローカルPRカレッジや、仕事好きが集まる場「ニカイ」も展開中。
桑名で部室ニカイという拠点も運営している。この記者が登場する記事