『さて、プリンスカレーでも食べに行きますか』
とのお誘いで、
県庁打ち合わせ後にやってきた
三重県議会議事堂喫茶室『マンドルーラ』
マンドルーラとはイタリア語で、
最後の審判の時にキリストの体の周囲を取り巻いた大きな後輪のことだそう。
聖なるものの象徴として、
彫刻や絵画にも表されているらしい。
議会棟1階にあるため、
県庁職員が多いようだが、
一般客も利用可能な喫茶室である。
そんなことよりも気になるのは、
麗しく気高い名のカレー。
『麗しき美味、その名はプリンスカレー』拍手したくなるキャッチフレーズ。
名の由来は、遡ること昭和59年。
皇太子両殿下(現天皇皇后両陛下)が来県される際、
1年間の試行錯誤の後に完成させた特製カレーライスを献上し、
お褒めの言葉をいただいたとのこと。
20数年の時を経て復活したのがこのプリンスカレー。
松阪肉・地鶏・県産コシヒカリ・地元産野菜など
三重県産食材をふんだんに使っているそう。
麗しき”る~”をかけませう。
本格的な欧風カレーの香りが漂います。
それでは・・・いただきます。
って時に、
向かいに座っていた県職員さんが
「なるほど、カレーにらっきょってとこが斬新ですねー」
という驚きの発言。
え、そこ?!
それは定番な気がするけど・・・。
肝心なプリンスカレーのお味は、
野菜の甘みと深いコク、後味にはピリッとスパイス。
お肉がゴロンゴロン入っていて美味しかった。
並んで気になったのが、
「みえジビエ」鹿肉ハンバーグ定食(限定5食)
メニュー開発に三重県が関わっているよう。
鹿肉は牛肉と比較して、
カロリー1/3、脂肪率1/80、鉄分は2倍以上なんだって。
それでは・・・いただきます。
って時に、
隣に座っていた同僚が
「なるほど、ししとうを鹿の角に見立てた盛り付けなんだねー」
との発言。
えっ、そうなの!?そういうイメージなの??
もぅ、みんな横から色々言うんだから!
鹿肉ハンバーグは、
癖もなく食感と旨味をしっかり感じられるお味でした。
マンドルーラのメニューには、
他にも三重っぽいものがいろいろ。
松阪牛のハヤシライス、三重県産の黒毛和牛カルビ重、しぐれおにぎり等々。
ぱらぱら眺めていると、
斜め向かいに座っていた県職員さんが、
『そういえば、みえジビエ味の飴も存在するんですよ』
とまたまた驚きの情報。
えっ!ジビエ味!?
調べると、
三重県が全国で初めて開発した、
鹿肉からアミノ酸を抽出して作った「鹿醤」を使用したしょうゆ飴らしい。
ほっ、獣的な香りの飴ではないのね。
残念ながら、
ジビエ味はもう生産されていないようだが
伊勢茶・オレンジジュース・日本酒味のミックスキャンディならぬ『みえックスキャンディ』には出会えました。
伊勢志摩サミット開催記念で作られ、
三重県に来てくれた人へのウェルカムドリンク的なイメージだそう。
しかも全部、”招き猫”型。
三重県、ヨイトコイチドハオイデ。
三重県議会議事堂 喫茶室マンドルーラ
住所:三重県津市広明町13(三重県議会議事堂1階)
電話:059-228-2234
福田ミキ。OTONAMIEアドバイザー/みえDXアドバイザーズ。東京都出身桑名市在住。仕事は社会との関係性づくりを大切にしたPR(パブリックリレーションズ)。
2014年に元夫の都合で東京から三重に移住。涙したのも束の間、新境地に疼く好奇心。外から来たからこそ感じるその土地の魅力にはまる。
都内の企業のPR業務を請け負いながら、地域こそPRの重要性を感じてローカル特化PRへとシフト。多種多様なプロジェクトを加速させている。
組織にPR視点を増やすローカルPRカレッジや、仕事好きが集まる場「ニカイ」も展開中。
桑名で部室ニカイという拠点も運営している。この記者が登場する記事