オカマのヤスコ・・・誰??
週末の朝。
「オカマのヤスコに勧められたラーメン屋へ行こう」
と夫に起こされた。
オカマのヤスコ・・・誰??
話を聞くと、
飲みに行ったスナックのママが「オカマのヤスコ」で、
湯の山温泉(三重県菰野町)にあるラーメン屋が美味しいと勧められたそう。
ヤスコが出してくれたお通しが美味しく、
彼女が勧める店は確かかも!
と思ったとか。
ほぅ。
オカマのヤスコは知らないが、
ヤスコがすすめる店とやらへ行ってみようか。
以前、熊牧場があった『北の幸 熊』
三重県菰野町の湯の山温泉にある「北の幸 熊」
噂のお店である。
店内は清潔感があり、
窓から見える緑と、
川のせせらぎが気持ち良い。
でも熊推し。
いくつもある木彫りの熊。
どさくさに紛れたプーさん。
![](http://otonamie.jp/wp-content/uploads/2017/06/IMG_3731-1024x768.jpg)
賛否あったようだが、
昔は本物の熊が十数頭いる”熊牧場”が併設されており、
賑わっていたのだそう。
溢れんばかりのラーメンは溢れていた
北海道推しだったため、
鮭ルイベ定食(1200円)を注文。
![](http://otonamie.jp/wp-content/uploads/2017/06/IMG_3723-1024x768.jpg)
もちろんおススメの味噌ラーメン大盛も(900円)
ドでかい丼に受皿。
溢れんばかりの具。
![](http://otonamie.jp/wp-content/uploads/2017/06/IMG_3721-1024x768.jpg)
あ、ラーメン美味しい。
分厚いチャーシューに帆立の貝柱、
コーンに野菜に
いろいろもりもり乗っている。
イカ焼きも追加。
ボリューム満点!!
ところでなぜ北海道??
創業48年の「北の幸 熊」
なぜ北海道料理かというと、
「この店を作った先代が北海道出身だったから」。
熊も北海道の牧場から連れてきていた。
現在のご主人は東京都出身。
40年前、
品川駅前にある某有名ホテルで板前をしていたところ、
先代に声を掛けられやってきたのだそう。
当時ご主人は、
三重県おろか東海に来るのは初。
ノー情報の三重県。
「鈴鹿サーキットのある三重県だから」
そう口説かれやってきたら、
鈴鹿サーキット全然遠いじゃん!
と驚いたのだとか。
![](http://otonamie.jp/wp-content/uploads/2017/06/IMG_3713-1024x768.jpg)
3年経ったら東京に帰るつもりが、
熊に魅了されたのに加え、
湯の山温泉の賑わいで、
毎日ラーメンは
400~500杯売れるという繁盛っぷり。
このまま御殿建てるまで頑張ろうと
腹を据えたところに
見事バブルが弾け、今に至るという。
![](http://otonamie.jp/wp-content/uploads/2017/06/IMG_3711-1024x768.jpg)
現在、息子さんも湯の山温泉で料理人をされており
いずれこの店を譲る予定と教えてくださった。
因みに、
オカマのヤスコとは長い付き合いで、
この店の常連さん。
ご主人もヤスコのショーを
観に行ったことがあるのだそう。
なるほど、ここに熊がいたのだね
「着いておいで」
ご主人が特別に熊牧場だった場所を案内してくれた。
明るくパワフルで楽しいご主人。
![](http://otonamie.jp/wp-content/uploads/2017/06/IMG_3739-1024x768.jpg)
当時、熊が数十頭いたという檻。
今は趣味でアマゴを育てているのだそう。
話しながら
大きな声で「あはははは!!」と笑う
とにかく明るいご主人。
つられて私も笑ってしまう。
そして「これすごくてね・・・」と見せてくれたのがこちら。
その後も「あははは!」と高笑いしながら、
「お客さん来てるから!」
と奥さんに叱られて店に戻っていった。
![](http://otonamie.jp/wp-content/uploads/2017/06/IMG_3761-1024x768.jpg)
なんだろう。
よくわからないけど、
美味しかったし楽しかった。
まだ見ぬ”オカマのヤスコ”さん、ありがとう。
午後はゆったり日帰り温泉を満喫。
湯の山温泉では、
来年30年3月、
国道477号線(鈴鹿スカイライン)と
県道・湯の山温泉線を接続する
湯の山大橋(仮称)の完成が予定されている。
賑わいが戻ることに期待!!
お食事処 北の幸 熊
住所:三重県三重郡 菰野町千草7093
電話: 059-392-2671
![福田ミキ](https://otonamie.jp/wp-content/uploads/2015/10/0c6abe6ba47f91287c049ca7f0a65986_2-150x150.jpg)
福田ミキ。OTONAMIEアドバイザー/みえDXアドバイザーズ。東京都出身桑名市在住。仕事は社会との関係性づくりを大切にしたPR(パブリックリレーションズ)。
2014年に元夫の都合で東京から三重に移住。涙したのも束の間、新境地に疼く好奇心。外から来たからこそ感じるその土地の魅力にはまる。
都内の企業のPR業務を請け負いながら、地域こそPRの重要性を感じてローカル特化PRへとシフト。多種多様なプロジェクトを加速させている。
組織にPR視点を増やすローカルPRカレッジや、仕事好きが集まる場「ニカイ」も展開中。
桑名で部室ニカイという拠点も運営している。この記者が登場する記事