ホーム 01【食べに行く】 Wish you happy Valentine’s Day~今、ここから紡がれるストーリー 

Wish you happy Valentine’s Day~今、ここから紡がれるストーリー 

楽しくおしゃべりしたり、相談したり、ぐちったり、励ましあったり。

語らいの場を円滑にしてくれるアイテム。

それは美味しいスイーツ

人と人の間に、スイーツはある。mainPh01

 

―――絆を深めるケーキを作りたい

いなべ市にあるPatisserie Cafe んま亭
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地元の素材にこだわり、
お客様の嬉しそうな笑顔と喜びという
『プチハッピー=小さな幸せ』を大切にしているパティスリー。

看板商品は、
シュークリーム「いなべのキャベツDSC_0362

みんなで仲良く、
フォークでつつきながら食べてほしいという想いから、ど~んとビックサイズ。

そう、スイーツって甘くておいしいだけでなく、
コミュニケーションツールでもあると思う。

そんな話で盛り上がる、
接客販売のみなみちゃんと、パティシエールのゆかちゃん。

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▲接客のみなみちゃん(左) パティシエールのゆかちゃん(右)

実は今、
OTONAMIE的商品タイアップの作戦会議中。

若手二人には、
新商品開発の全権限が与えられている。

「やってみなはれ」と温かく見守る駒田オーナー。

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▲ねー♪

20~30代の女性が、
おしゃべりしながらケーキをつつき、
会話も絆も深まる時間を演出できたらいいな
という想いでスタート。

 

―――シェアするケーキ。女子の胸キュンまるまる満たしたい。

今回のケーキのコンセプトは、
紅白饅頭のような、
2個で一つ(ニコイチ)感

ファーストインパクトはときめき。

美味しくて、クスッと笑える愛嬌があるといいな。

女子あるあるの「ちょっとちょうだい」心も満たしたい。

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▲イメージを語りながらキラめくみなみちゃん。

 

―――乙女心を刺激するワードを挙げてみよう。おっさんらもノってきた。

思わず「可愛い!!」と
ときめくワードを列挙してみた。

薔薇・エレガント・ジュエリー・りぼん・キャンディ・チャーム・きらきら・・・etc..

女性陣:「あ、ポーセラーツ!!」

男性陣:「え、なにそれ美味しいの!?」

※ポーセラーツとは
ポーセリン(磁器)とアート(芸術)を組み合わせた造語。
転写紙や絵の具、金彩などを使い、白磁器に絵付けを楽しむもの。IMG_0123

 

―――具現化。試作品の出来はいかに!

ビジュアルのイメージは、
ポーセラーツ”と”ジュエリーボックス”。

ここから具現化への素材えらび。

美味しいと喜んでもらえるケーキへの道は、なかなか難儀。

イメージでだいぶハードル上げちゃったもの。。

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▲「オーナー手伝ってね」と握手を求めるゆかちゃん。それを拒否するオーナー。

 

作り手のゆかちゃんと、接客販売のみなみちゃんは、店の表と裏で持ち場が違う。

なので普段、然程コミュニケーションをとる環境ではない。

つまり、今回が初めての共同作業なのである。



そんな二人が奮闘すること数週間。



完成した試作品は・・・DSC_0244 (3)




じゃじゃ~ん!!←(あれ?古い?)
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”2個で一つ”のケーキ。

底にはブラックココアビスケット。

中央のハートを
山くずし(棒倒し)のように、落とさないようつつく仕様。

可愛いケーキに思わず笑顔

因みに、男同士でつつくとこうなる。DSC_0270 (2)

異質なムードは漂うけれど、やっぱり笑顔

そう、この方向だ。

 

―――試食後、率直な意見でブラッシュアップ。

「食感はもう少し滑らかに・・・」
「艶感をプラスできるか・・・」
「底のダックワーズの風味を変えたらどうか・・・」
「もっと”でてこいやっ”て感じがほしい」←えっ。。

ここに至るまで、
ゆかちゃんみなみちゃんは
営業時間後や休日返上で試作を重ねていた。
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OTONAMIEサイドとしては、
どこまで求めていいのか躊躇するなか、
駒田オーナーが仰った。

ふんづまってからが勝負だぞ

「作り手はどうしても自分の作れる範囲で考えてしまう。こういう時こそ第三者の無茶ぶりが大事で、そこから作り手は更なる美味しいを追及するんだ。」

※ここでいう第三者とはOTONAMIEのこと



―――数日後の試作Ver.2。急激なレベルアップに驚いた!

まず目がいったのが、
にこいちを演出する底のココアビスケット
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お洒落だ・・・。
どことなく萬古焼を彷彿させる。DSC_0684

白ケーキの中は、
まったりとしたチョコレートムース。
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黒ケーキの中は、チーズのムース。

どちらも絶妙な味のバランスで、
前作からの美味しさのレベルアップがすごい!!

わ、何か出てきたよーΣ(゚д゚;) DSC_0713

も、もしやこれは・・・
ででこいやっщ(゚Д゚щ),』じゃん!?

 

ココアビスケットでムースをディップして食べるのもいい。

ちょっとちょうだい”を越えた、チョコ→チーズ→チョコ→チーズの往来。

「これ、両味ディップするのもイケるよ。」
「ホントだ。」

オリジナルの食べ方をシェアするうち、
距離もグッと縮まっていく。

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▲突如、強風によるエリア停電。しかし二人は動じず、意見を交わし続けた。

 

―――完成に向け、最終調整に入る。

洋菓子店の超繁忙期である12月も、二人は時間を縫って開発に努めた。

想い出のシーンに残るケーキになって欲しい・・・。

周りのスタッフも関心を持ちだし、
今まで接点がなかった人とも、
コミュニケーションを図るきっかけとなったそう。

販売開始予定のバレンタインシーズンに向け、
最終調整へと入る。


―――ついに完成。ケーキに込めた想いが素敵すぎる。

ついに完成した渾身のケーキ。


その名も『Story』

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▲イニシャルは注文後に入る

イメージがジュエリーボックスということで、
中央には指輪が捧げられており、
誕生石に見立てたと宝石菓子を乗せて完成となる。

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▲宝石菓子は購入時に選べる

Storyに込められた想い。

それは、このケーキがきっかけとなり何かがはじまり、各々の物語が紡がれること。

そう、ケーキはツール。

大切な人とのかけがえのない時間に添えられる。

いつか振り返った時、
「そういえばあの日、変わったケーキ食べたよね」と、想い出の一役になることを願って。

 

―――商品開発を終え、二人に感想を聞いてみた。

とにかく楽しかった。

普段、持ち場がちがう二人は、
共同作業を通し、
互いの業務を理解できるようになったという。

仕事への想いを知り、
サポートがしやすくなったのだそう。

スタッフ同士のコミュニケーションの機会にもなったのも大きかった。DSC_0322

まさに二人にとってもStory。

二人が紡ぐ物語が今後も楽しみである。

 

―――最後に

見るだけでもいい。
ぜひこのケーキを直接見てほしい。

細部にまで渡るこだわりや工夫、想いは、きっと写真以上のインパクトだから。

Storyは本日1/22より販売開始(2/14まで)

Wish you happy Valentine’s Day.

 

Patisserie Cafe こんま亭
住所:三重県いなべ市大安町石槫東1217-1
電話:0594-78-1649
定休:年中無休
時間:10:00~19:00

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