「大衆演劇って面白いらしい」というウワサを聞き、
やってきたのは、四日市市にある天然温泉 ユラックス。
現在ユラックスでは、「剣戟はる駒座」が絶賛上映中です。
「剣戟はる駒座」 座長の「不動 倭」さんに
上演前というお忙しい時間を頂き、お話を伺いました。
私:「あの〜、失礼ながら、私、大衆演劇を見たことがなくて。。。
不動さんが思う、大衆演劇の魅力ってどういうところでしょうか?」
不動さん:「舞台との距離が近いので、演者とのやり取りが楽しめると思います。
演目も、毎日変わるので、毎日お越し頂いても楽しんで頂けます」
私:「この世界に入られたきっかけは?」
不動さん:「祖父・父もこの世界の人間で、小さな頃から楽屋で育ち、
子役として舞台に立ってました。
その頃から日本全国まわり、ほぼ年中無休です」
現在 ユラックスでは1日昼・夜2回公演。
昼と夜の間と夜の公演の後には、リハーサルや練習を行なっているそうです。
えー、休みなし!?
それが”日常”。 それが”生活”だと不動さんは言います。
ユラックス演劇担当の柿市さんにもお話を伺いました。
お仕事とはいえ、なんだか、ただならぬ大衆演劇パッション。
ぶわーっと溢れだすハンパない大衆演劇エナジー。
私:「やはりもともと大衆演劇が好きで、このお仕事を選ばれたのですか?」
柿市さん:「いえいえー、私ここで働くまで大衆演劇見たことなかったんですよ。
ユラックスで大衆演劇を知って、それからハマりましたね。
仕事がお休みの時には、遠征してます」
私:「遠征とは???」
柿市さん:「大衆演劇を見に少し遠くに出かけることです。関西などへ見に行っています」
私:「なんと!お休みの日も大衆演劇を見に出かけられていると!」
柿市さん:「あ、もちろんユラックスにも見に来ますよ。
夜の部ですが、お客さんとして、ちゃんと券買って見に来ています」
なんとなんと!!!
柿市さん:「ユラックスへ来ていただくお客様と遠征先でお会いしたこともあります」
おぉー、大衆演劇ネットワークすごい。
柿市さんをこんなにも魅了してしまう大衆演劇、
めっちゃ気になりだしてきた。
・・・とはいえ、初めての大衆演劇鑑賞。
少々雰囲気に戸惑い、少し遠目からお芝居を見る。
お芝居と舞踊・歌謡ショーの間に休憩。
その休憩時間に原稿をまとめていると、
「取材しとんの?何の取材?」
と声をかけて下さる一人の男性が。
「はい、OTONAMIEというWEBサイトの取材です」
「WEB?何それ?」
「インターネットのやつです」
「あぁー、わしの見れやんやつやな」
その後、このジェントルマンな男性が
こんな離れた距離では取材しにくいやろー。と心配し、
場内を見渡し、どこか見やすい場所がないかパトロール。
結果、舞台から4列目という砂かぶり席的なお席を譲って下さいました!
休憩が終わり、舞踊・歌謡ショーの始まり。
わわわ!舞台の近くで見るって、すごい!
近くで感じる目力と圧倒的なオーラに悶絶。
ゾクゾクするほどの色気に魅了される。
こっちを見て欲しいけれど、
見つめられると痺れるようなフェロモンで息ができない。
ちなみに、こちらすべて座長の不動倭さん。
見終わった後は、高揚感で身体がふわふわ。
っと、これだけで終わらないのが大衆演劇。
大衆演劇ファンのお待ちかねの、
”送り出し”で締めくくりです。
このように、役者さんがずらーっと並んで
お客さんをお見送りしてくれます。
ハイタッチしたり、ツーショット撮ったり、
ハグしたり。
こうしたファンとの交流があるところも、
大衆演劇の魅力のひとつ。
百聞は一見に如かず。
まさに!です。
天然温泉 ユラックス
住所:〒512-0911 三重県四日市市生桑町311
電話番号:059-332-2611
「剣戟はる駒座」 12/1(木)~12/25(日)
時間: 第1部 12時30分~お芝居
第2部 14時00分~舞踊・歌謡ショー
第3部 19時00分~舞踊歌謡ショー
※ 12/25(日)の第二部にて終了
「紅劇団」1/1(日)~1/30(月)
時間: 第一部 12時30分~お芝居
第二部 14時00分~舞踊・歌謡ショー
第三部 19時00分~舞踊歌謡ショー
※1/18(水)は休館日
※1/30(月)の第二部にて終了
1月の休館日 1/16(月)~1/18(水) 《メンテナンスの為》
ともーこ。OTONAMIE広報担当。福井県で生まれのんびりおっとり育ち、社会人となり大阪へ。「オチのない話、したらあかんで」というなにわの洗礼を受け、“面白くてなんぼ”という関西のしきたりを学ぶ。
“面白そうだからやってみる!”というノリを大切に突き進んでいます。
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