こんにちは!OTONAMIE運営代表の村山です。
なぜか知事や市長のような偉い方々にインタビューに行くときは「ジャーごと」という流れが定着しつつあるOTONAMIE。
炊飯ジャーを片手に役所をウロウロするとか、あやしいのです!そのうち偉い方々に怒られます・・・。いや怒られるまでやるしかないのです!そう、世界の三重になるために。
今回は何かと最近盛り上がりまくっている桑名市にやってきました。その秘訣を探るべく桑名市長にインタビューです。もちろんジャーごと。
お話しを伺った中で、印象的だったのがハマグリの料亭。県内外からお客さんが訪れるそうです。私も存在は知っていたのですが高級店なのでなかなか手がでません。いつか気合いを入れまくって行ってみたいと思います。
他にも、桑名には現役の芸妓さんがいるらしく、県内でも珍しいとのこと。しかも10名くらいいらっしゃるらしく、賀詞交換会や宴席に芸妓さんを呼ぶというのは桑名では一般的みたいです。昔から桑名の殿様という芸妓さんの歌があり、それは藩主などのお殿様ではなく、ジモト財界の旦那衆のことを示す歌としてできたそうです。
私は津市に産まれ育ちました。津市といえば・・・。
え?何も思い浮かばないって!?
実はうなぎが有名なのです。これ、津市以外の方は知らない方も多い事実です。こちら(津市長インタビュー記事 http://otonamie.jp/?p=18601)に詳しく書いてありますので、うなぎ好きの方はぜひ。
津市の老舗、新玉亭さんに無理を言って朝早くうなぎを焼いていただき、お土産にしました。
私の娘のお茶碗または息子のお茶碗のどちらで食べたいか、市長に選んでいただきました。
市長は私の娘のうさぎさんのお茶碗を選びました。うなぎは2切れの並・・・。市長、貧乏メディアOTONAMIEなのでご容赦ください。
さてOTONAMIE恒例となった「ジャーごと」。
今回のジャーの中身はなんでしょう・・・。
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津市長や知事にもプレゼントした幻のアレです!
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そう!ヴィンテージ版つちのこ!(つちのこ関連記事はこちらhttp://otonamie.jp/?s=つちのこ)
このとき、はっとしました。
ジャーごとで怒られるのではなく、市長に
「つちのこ!?何ですかこれ!わたしをバカにしているのですか!!」
みたいに怒られたらどうしよう・・・。冗談が通じなかったときの、あの感じ・・・。
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やばい・・・。まさかのウラ面を読み込むパターン。お忙しい市長にわざわざ時間をもらっているので、これは怒られるかも・・・。
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よかった!笑っていただけた!ほっと一安心。
市長「パッケージにメッチャおもしろいって書いてあるじゃないですか(笑)。」
コメントまでいただき恐縮です。
あれ!?なんか紙切れが。そう、今回はもう一つサプライズが。
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きっと映画KUHANAを何回も観たいであろう市長に、映画チケット予約票を用意させていただきました。
OTONAMIEでも勝手に押しまくっている、地方創生ムービーKUHANA。
この映画は予算0円からスタートしてyahoo何とかランキング1位になったというスゴイ映画。桑名に暮らす方々がめちゃくちゃがんばって創ったと聞いています。(関連記事はこちらhttp://otonamie.jp/?p=16341)
プライベートでお買い上げいただきました。
しかも5枚も!さすが市長!
怒られても仕方がない、こんな無茶ぶりにも笑顔で対応していただいた市長の経歴を聞いてビックリしました。
市長はフジテレビで働いていた経歴をお持ちです。
フジテレビCSのプロデューサーとしてのキャリアもお持ちで「みんなの鉄道」のプロデュースを手がけた方でした。
そして何より驚いたのが市長は、あの!人気番組「ゲームセンターCX」http://otn.fujitv.co.jp/gamecenter/index.html の元プロデューサーであることがわかりました!
(以下Wikipediaより引用)
昔懐かしいコンピュータゲーム(レトロゲーム)に焦点を当て、毎回異なるゲームソフトにお笑い芸人のよゐこの有野晋哉が挑戦し、12時間前後の収録時間内に完全クリアしてエンディング画面を目指す「有野の挑戦」をメイン企画にした、バラエティー番組である。その他、ゲームクリエイターにインタビューしてゲーム製作の裏側に迫る、「クリエイターインタビュー」やゲームセンターや駄菓子屋に行って遊ぶ、「たまに行くならこんなゲームセンター」などの小企画などもある。
放送開始した第1シーズンでは、ゲームクリエイターのインタビューをメインに、「有野の挑戦」は後半枠であった。第2シーズン以降からは「有野の挑戦」をメインとしてリニューアルされる。
なるほど!何かこのあたりにも、最近桑名が盛り上がりまくっている秘訣があるような気がします。気になったので探ってみました。
———街をプロデュースするといった発想
市長はテレビ局で働いていたとき、ジモトに帰ってくる度に、ジモトがだんだん元気がなくなっていくのを感じ、寂しさを覚えたそうです。以前駅前にあったパルが営業できなくなり、でも建物はそのまま残っていて「何かゴーストタウンみたいだな。」と感じていたそうです。
そんなとき、ある区議会議員の方に「ジモトの元気がなくなっていくのが寂しい。」と話したところ、「寂しいって、そんな無責任な。本気でそう思うのなら、ジモトに帰って元気な街を創ればいいじゃないか!それは番組のプロデュースと一緒で、街のプロデューサーだぞ。」と言われスイッチが入ったそうです。
なるほど!実際にプロデューサーという職業をしていた市長が、街をプロデュースするといった発想で市政に取り組んでいる、そういった要素も桑名が最近盛り上がりまくっている理由のひとつかもしれません。
———少しインタビューから離れます。
おかげさまでOTONAMIEの記者・投稿者登録が100名を突破しました!ありがとうございます。
そして最近気がついたのですが、OTONAMIEの桑名の記者は、なぜか女性の方が多いのです。
そこで「桑名には行動派の女性が多い、何か理由があるのではないか!?そしてそのような女性のチカラが、最近盛り上がりまくっている桑名と関係があるのでは!?」という仮説に至りました。
インタビューにもどります。市長にもこの仮説をお話ししたところ、名古屋のベッドタウンである桑名には、転勤で引っ越してくる方の奥様が多く、都市部からいろいろなスキルを持ってこられるので、そのようなスキルを発揮されている場合が多いのではないか、とのご意見をいただきました。
うーん、なるほど!スッキリしました。いろんなスキルを移住者の方が持ち込むことにより、いろいろな発展に繋がるわけです。
———インタビューも終盤。あっ!忘れてた!
今回は明日(2016.9.24)から開催される桑名ほんぱく(桑名本物力博覧会)の取材も行うために、ほんぱくスタッフの伊藤さんも同行していたのでした・・・。
———桑名ほんぱく(桑名本物力博覧会)とは!?
桑名の地域資源を、小さな体験型プログラムにして集め、体験するとさらに桑名の魅力を感じることができるイベントです。2016.9.24から11.26まで開催されています。
食・伝統文化、アート、自然、歴史、アウトドア、エクササイズ、音楽などジャンルは幅広く楽しそう!
記事冒頭で市長がおすすめしていた、はまぐりや芸妓文化も体験できるみたいです。
また、桑名ほんぱくには、先ほど検証した「女性のチカラ」も大きな原動力になっているみたいです。
———検証!なぜ桑名市は、最近盛り上がりまくっているのか?考えられる3つの理由
津市の人間なので桑名に詳しい訳ではありませんが、そこをあえて割とマジメに検証したいと思います。
①桑名に暮らす方々が二つの視点を持っている
おおー!我ながらそれっぽいタイトル!歴史のある街として、元々桑名に生まれ育った方の「桑名のここええで!」っていうジモト視点と、名古屋のベッドタウンであり都市部などからの移住者の「桑名のここいいね!」的な新たな都会的視点が融合することにより、新しい魅力が開発されやすい。
②比較的若い世代ががんばっている
市長も40歳とお若いです。また、行動力のあるママさん世代が比較的がんばっている印象が強いです(もちろんそうでない世代の方々もがんばっているのはわかっています)。若い世代にはSNSという情報発信力があります。例えば桑名ほんぱくでも、ママさん世代を中心とした視点での企画ができるので、発信力のある世代に受けて「桑名ほんぱく=オシャレでたのしそう」というSNSでのブランドイメージを構築できます。
③そんなに都会でもなく、ほどよく田舎の良いところが残っている。
「おい!津市のお前が言うな!津市より都会っぽいぞ!桑名は!」というツッコミたい気持ちはわかります。そこはOTONAということでちょっと我慢してください。何が言いたいのかというと、ギャップです。以前に記事(http://otonamie.jp/?p=21244)にも書きましたが、移住と言うと望んで引っ越してきたイメージが強いです。しかし旦那さんの転勤で望んで引っ越してきていない方々もいます。つまり、都市部に暮らしていたかったのに引っ越してきてしまったという喪失感。あれ!?でも暮らしてみると、なんか色々おもしろい。人もあたたかいし、オシャレなカフェとかもある。野菜がもらえたり、伝統的なまつりがあったり、自然ってこんなに楽しかったの!あれ!?おかしい、都市部より楽しい!となっているようです。初対面の桑名とのギャップがいいのではないでしょうか。
OTONAMIE津担当として「お前!最近、尾鷲とか桑名とかの記事ばっかりやないか!津は?ジモト津の魅力を発信せんかい!」という気持ちはわかります。しかし、何なのでしょうか・・・。生まれ育った場所の魅力って意外と自分だけでは発見しにくいものです。他の場所に育った方の視点でみた「津市の魅力」も取り込みながら、新しい津市の魅力を情報発信していけたらと、今回の取材を通じて思いました。
伊藤市長をはじめ、今回の取材にご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。桑名ほんぱくの成功を「うなぎの街、津」からお祈りしています。
桑名ほんぱく公式ホームページ
http://kuwanahonpaku.net
映画KUHANA公式ホームページ
http://kuhana.jp
多分、世界にヴィンテージ版つちのこは、残り3体!
近所の駄菓子屋(http://otonamie.jp/?p=18120)で偶然見つけた「つちのこ」。おそらく何年、いや何十年前からの日焼け具合や、へこみ具合からヴィンテージ版と呼んでいます。近所の駄菓子屋で、すべての「つちのこ」を買い占めました。運営本部に残った3体。この3体が、今計画している新たなOTONAMIEの展開に大きく関わってきます。詳細は乞うご期待ください!
村山祐介。OTONAMIE代表。
ソンサンと呼ばれていますが、実は外国人ではありません。仕事はグラフィックデザインやライター。趣味は散歩と自転車。昔South★Hillという全く売れないバンドをしていた。この記者が登場する記事