———空を飛んでみたい。
誰しもが一度は抱く願望。
その夢、三重県でも叶えられるのです!
場所は、
養老山脈の最南端に位置する多度山(@三重県桑名市)。
ハンググライダーは、
エンジンを使うことなく、
上昇気流などを利用して飛ぶスカイスポーツ。
”最も鳥に近い翼”とのこと。
多度山山頂から飛び立つハンググライダーは
木曽三川(揖斐川・長良川・木曽川)も見渡せて、最高なのだ!!
実は、三重県を舞台にした映画「クハナ!」でも、
小学生の女の子が、ハンググライダーで飛ぶシーンが出てくる。
このシーンを監修したのが、
ハンググライダーの体験やスクールを行う会社
『Bird’s Eye View (バーズアイビュー)』さん。
かっこいい名前。
Bird’s Eye View=鳥瞰。
高いところから俯瞰してみるということ。
空を飛ぶって、
一体どんな感覚なんだろう・・・。
うずうず。
うずうず。
うずうず。
うずうず。
我慢できずに、
キチャッタヨ――(゚∀゚)――!!
タンデム体験しちゃおうよ!
ちょうどその日は、
多度山でのフライトはなかったため、
多度山から車で約1時間ほどの、岐阜県にある池田山へ。
フライトエリアはこちら。
多度山と違い、フライト用の台はない。
この斜面をそのまま駆け降りるのだ。
パラグライダーも、鳥と一緒にふわんふわん。
聞けば、
国内のパラグライダー人口は、約10,000人。
一方、ハンググライダー人口は、約800人なのだそう。
圧倒的に、ハンググライダー人口が少ないね。
かっこいいのになぁ。
でもまだ私、
エンジンなく飛ぶ感覚が想像できない・・・。
この日一緒に飛んでくださるのは、
ハンググライダーの日本選手権にて3度も優勝し、
世界大会の常連でもある鈴木博司さん。
鈴木さんは三重県いなべ市のご出身。
空に魅了されてから29年。
風をつかまえる大プロです。
はじめに、
ハンググライダーの機体と搭乗態勢について
レクチャーを受ける。
続いて、離陸時の走り方。
あとは、フライトに向けて、
心を落ち着かせて・・・。
ひっひふー。。
ひっひふー。。。
ひっひふー。。。
さぁ、いざ、大空へ!!!
ダーイブッ!!飛んだー!!!
ここからは、
友人のグライダー後部に設置された小型カメラの映像。
うひゃぁ~。
この感覚、言葉では表現できない不思議な感じ。
ジェットコースターのように、
ゾワッとする恐怖はなく、
ただただ風に乗っているという浮遊感。
飛びながら、
上昇気流を見付けて乗る。
旋回する。
するとまた高度が上がり、
より遠くまで行く事が出来る。
インストラクターの鈴木さんは、
なんと、多度山から岐阜県中津川まで(約100㎞)や、
池田山から長野県伊那市(約145㎞)まで飛んで行っちゃうのだとか。
並走してくるトンビも
翼を羽ばたかせるわけでもなく、
優雅に風に乗っている。
なるほど、鳥はこうして飛んでいるのかと、
三十数年間の疑問が一瞬で解決した。
鳥が上昇気流をつかまえるのは、
同じく気流に乗って上がってきた虫をキャッチするため。
鳥瞰(バーズアイビュー)した方が、効率が良いからなんだって。
空の上は、
普通に会話が出来るほど、静かで穏やかな時間。
体を起こし、
地面に足がついたら、また走る。
着地はスキルは必要なようで、
私は無様に転がった。
ドロドロです。
着地場にて、
なぜかこみ上げてきた奇妙な笑い。
ひひひひひ。
自分でも謎の笑いが出るほど、
ものすごい体験だったのだ。
その後、興奮を落ち着かせ、
バーズアイビューさんに、
どんなお客さんがくるのかを聞いてみた。
ほとんどが、空を飛びたいという人。
ただ、失恋等で、
気持ちをリセットしたいという人も訪れるのだそう。
なるほど。
リセットできるかはわからないけれど、
大空へダイブすることで、
新しい世界観を味わえることは間違いないと思う。
その1歩が、
その行動力が、
また勇気になるのじゃないかなぁ。
「空を飛びたい」という夢、ぜひ今、叶えてみてください。
冒頭でご紹介した映画「クハナ!」
三重県桑名市にて再上映が決まりました。
期間は、
1月1日(日)~1月13日(金)までの13日間。
イオンシネマ桑名にて上映いたします。
この機会に、劇場へお出掛けくださいませ♪
福田ミキ。OTONAMIEアドバイザー/みえDXアドバイザーズ。東京都出身桑名市在住。仕事は社会との関係性づくりを大切にしたPR(パブリックリレーションズ)。
2014年に元夫の都合で東京から三重に移住。涙したのも束の間、新境地に疼く好奇心。外から来たからこそ感じるその土地の魅力にはまる。
都内の企業のPR業務を請け負いながら、地域こそPRの重要性を感じてローカル特化PRへとシフト。多種多様なプロジェクトを加速させている。
組織にPR視点を増やすローカルPRカレッジや、仕事好きが集まる場「ニカイ」も展開中。
桑名で部室ニカイという拠点も運営している。この記者が登場する記事